(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023172015
(43)【公開日】2023-12-06
(54)【発明の名称】気化器及びこれを備えたイオン源
(51)【国際特許分類】
H01J 27/20 20060101AFI20231129BHJP
H01J 37/08 20060101ALI20231129BHJP
H01J 37/317 20060101ALI20231129BHJP
【FI】
H01J27/20
H01J37/08
H01J37/317 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022083557
(22)【出願日】2022-05-23
(71)【出願人】
【識別番号】302054866
【氏名又は名称】日新イオン機器株式会社
(72)【発明者】
【氏名】平井 裕也
(72)【発明者】
【氏名】趙 維江
(72)【発明者】
【氏名】糸井 駿
(72)【発明者】
【氏名】岩波 悠太
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 穂香
【テーマコード(参考)】
5C101
【Fターム(参考)】
5C101AA25
5C101BB03
5C101DD03
5C101DD18
5C101DD20
5C101DD25
(57)【要約】
【課題】従来に比べて、イオン種切り替え時の待ち時間の短縮可能な気化器を提供する。
【解決手段】気化器1は、アルミニウムを含有する固体材料16と、フッ素含有ガスが導入されるガス導入口2bと、アルミニウムを含有する蒸気を放出する蒸気放出口2aを有する坩堝2と、坩堝2を加熱する加熱器5を備えている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アルミニウムを含有する固体材料が内部に配置され、フッ素含有ガスが導入されるガス導入口とアルミニウム含有の蒸気を放出する蒸気放出口とを有する坩堝と、
前記坩堝を加熱する加熱器を備えた気化器。
【請求項2】
前記固体材料が純アルミニウムである請求項1記載の気化器。
【請求項3】
請求項1または2に記載の気化器を具備するイオン源で、
内部でプラズマを生成するプラズマ生成室を備え、
前記プラズマ生成室には、アルミニウム含有の蒸気を放出する前記蒸気放出口が接続されている、イオン源。
【請求項4】
前記プラズマ生成室の内部で生成されたプラズマからイオンビームを引き出すための複数枚の電極を有し、
前記複数枚の電極のうち、最も前記プラズマ生成室側に配置される電極が、電極加熱用の加熱器を備えている、請求項3記載のイオン源。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
気化器と当該気化器を備えたイオン源に関する。
【背景技術】
【0002】
炭化ケイ素(SiC)デバイスは、電気自動車、鉄道、発電所等の高電圧、高温用途での利用が期待されている。イオン注入プロセスを使用する点では、SiCデバイスの製造プロセスは従来のシリコンデバイスの製造プロセスと類似している。
【0003】
SiCデバイスのイオン注入プロセスでは、PN接合の製作にあたり、窒素イオンやリンイオンをN型ドーパントとして注入し、アルミニウムイオンやホウ素イオンをP型ドーパントとして注入している。
【0004】
窒素イオンやリンイオン、ホウ素イオンの生成時には、ガスを原料としてプラズマの生成が行われている。一方、アルミニウムイオンの生成時には、原料となる最適なガスがないことから、アルミニウム含有の固体材料(粉体や粉末状のものを含む)を原料にして、プラズマの生成が行われている。
【0005】
例えば、特許文献1には、気化器(蒸気発生炉)内のフッ化アルミニウム(AlF3)の粉体(固体材料)を加熱することで、プラズマ生成室にアルミニウム含有の蒸気を供給して、プラズマを生成する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
アルミニウムイオンの注入後、イオン源の運転を停止して、他のイオン種での注入を行うべく、使用するガス種を切り替える場合、プラズマ生成室へのアルミニウム含有蒸気の供給を停止することになる。しかしながら、一旦高温化された気化器の温度を瞬時に下げることは難しく、気化器の温度が十分に下がるまでの間は、プラズマ生成室へアルミニウム含有蒸気が供給され続ける。
【0008】
このことから、特許文献1の構成では、イオン種切り替え時に、長い待ち時間が発生していた。そこで、本発明では、イオン種切り替え時の待ち時間の短縮可能な気化器を提供することを主たる課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
気化器は、
アルミニウムを含有する固体材料が内部に配置され、フッ素含有ガスが導入されるガス導入口とアルミニウム含有の蒸気を放出する蒸気放出口とを有する坩堝と、
前記坩堝を加熱する加熱器を備えた気化器。
【0010】
上記構成では、坩堝内でフッ素とアルミニウムが反応し、固体材料の表面に反応生成物が生成される。生成された反応生成物を高温に加熱し、反応生成物を蒸発させることで、坩堝からアルミニウム含有蒸気が放出される。
イオン種切り替えにあたっては、フッ素含有ガスの供給を停止すれば、坩堝内での反応生成物の生成が停止できる。これより、気化器の温度低下を待たずとも、イオン種を早期に切り替えることが可能となる。
【0011】
アルミニウムの含有割合を増加するという点では、
前記固体材料が純アルミニウムであることが望ましい。
【0012】
上記気化器を具備するイオン源は、
内部でプラズマを生成するプラズマ生成室を備え、
前記プラズマ生成室には、アルミニウム含有の蒸気を放出する前記蒸気放出口が接続されていることが望ましい。
【0013】
イオン源の長期安定稼働を実現するためには、
前記イオン源は、前記プラズマ生成室の内部で生成されたプラズマからイオンビームを引き出すための複数枚の電極を有し、
前記複数枚の電極のうち、最もプラズマ生成室側に配置される電極が、電極加熱用の加熱器を備えている、ことが望ましい。
【0014】
プラズマ生成室で、アルミニウム含有蒸気がプラズマ化されると、蒸気に含まれているフッ素由来の絶縁物がイオン化される。イオン化されたフッ素由来の絶縁物の一部は、プラズマ生成室よりも電位の低い引出電極側へ引き寄せられて、引出電極上に堆積する。
引出電極上の堆積物の増加に伴って、イオン源運転時の異常放電やイオンビームの引き出し不良等の不具合が発生する。
プラズマからイオンビームを引き出すための複数枚の電極のうち、最もプラズマ生成室側の電極が、電極加熱用の加熱器を備えていれば、電極を高温化して、電極上の堆積物を蒸発させることで、絶縁物の堆積量を低減することができる。
【発明の効果】
【0015】
フッ素含有ガスの供給を停止することにより、アルミニウム含有蒸気の元となる反応生成物が生成されなくなるため、アルミニウム含有蒸気の坩堝からの放出をすみやかに停止することが可能となる。これにより、従来の構成に比べて、イオン種切り替え時の待ち時間を各段に短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図5】第1ノズル先端部分が変更されたイオン源の模式的断面図
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1には、イオン源ISの模式的断面図が描かれている。図のイオン源ISは、傍熱型イオン源である。
フィラメント9は陰極8を加熱し、陰極8はプラズマ生成室7の内部に後述する蒸気を電離するための電子を放出する。
反射電極10は、陰極8に対向して配置されている。プラズマ生成室7の外部には、陰極8と反射電極10の対向方向に沿った磁場を生成する不図示の電磁石が設けられている。陰極8から放出された電子は、陰極8と反射電極10の対向方向に沿った磁場に捕捉されて、負電圧が印加されている反射電極10に向けて進行し、反射電極10の近傍で陰極8側に反射される。
【0018】
プラズマ生成室7は、外形が直方体の部材で、一面に開口11が形成されている。プラズマ生成室7の内部では、後述する蒸気を元にプラズマPが生成されており、開口11を介して、プラズマPよりイオンビームIBの引出しが行われる。
イオンビームIBの引出しは、プラズマ生成室7とプラズマ生成室7の開口11に隣接配置されている引出電極Eとの電位差により行われる。イオンビームIBが正の電荷を有する場合、プラズマ生成室7の電位は、引出電極Eの電位よりも高い電位に設定されている。
【0019】
引出電極Eは、複数枚の電極から構成されている。この実施形態において、プラズマ生成室7側から順に、抑制電極E1と接地電極E2から構成されている。抑制電極E1は、プラズマ生成室7への下流側(図示Z方向側)からの電子の流入を抑制する電極である。接地電極E2は、接地電位を固定するための電極である。
抑制電極E1と接地電極E2は、例えば、XY平面視で、外形が円盤状の部材で、中央にイオンビームIBが通過するための開口が形成されている。
イオン源ISの構成に応じて、これら電極の形状や枚数は適宜変更してもよい。
【0020】
プラズマ生成室7の一面を介して、気化器1からプラズマ生成室7へアルミニウム含有蒸気が供給される。供給されたアルミニウム含有蒸気は、プラズマ生成室7でプラズマ化されて、アルミニウムイオンを含有するイオンビームIBとして引き出される。
【0021】
気化器1は、坩堝2と坩堝2を加熱する加熱器5とを備えている。
加熱器5は、コイルヒーターが想定されているが、板状のヒーターやセラミックヒーター等、種々の構成を採用してもよい。
【0022】
坩堝2は、一方向に長い円筒状の部材である。坩堝2の内部には、アルミニウム含有の固体材料16が配置されている。この固体材料16は、窒化アルミニウム(AlN)、酸化アルミニウム(Al2O3)または純アルミニウム(純度99%以上のアルミニウム)等のアルミニウムを含有する固体材料である。アルミニウム含有蒸気中のアルミニウム含有量を増やすという点では、純Alを使用することが望ましい。
固体材料16は、粉体や粉末、または、これらの塊であり、粒径、形状等は様々なものが使用される。
【0023】
坩堝2は、長手方向の一端にプラズマ生成室7にアルミニウム含有蒸気を供給する蒸気放出口2aを有し、長手方向の他端に坩堝2内にフッ素含有ガスを導入するガス導入口2bを有している。フッ素含有ガスは、例えば、F2とArやHe等の希ガスとの混合ガスやXeF2、BF3、PF3またはPF5等の単体ガスが挙げられる。
フッ素含有ガスが封入される第1ガス供給源33から、バルブ34の開閉に応じて、坩堝2へのフッ素含有ガスの供給、停止が切り換えられる。
【0024】
第1ノズル3は、坩堝2の蒸気放出口2aを延長する部材である。第2ノズル4は、坩堝2のガス導入口2bを延長する部材である。各ノズルは、概略円筒状の部材であり、篏合やねじ込み等により、坩堝2の端部に着脱可能に取り付けられている。
なお、ノズルの構成は、図示される構成に限らず、坩堝2と一体化されていてもよい。
【0025】
坩堝2内では、アルミニウム含有の固体材料16とフッ素含有ガスとが反応して、反応生成物としてフッ化アルミニウム(AlF3)が生成される。この反応生成物は、大気圧下であれば750℃程度に加熱器5で加熱されることで蒸気化し、アルミニウム含有蒸気として、坩堝2からプラズマ生成室7へ放出される。なお、坩堝2の使用状況によっては、内部が真空下にあるため、蒸気化される温度は、750℃よりも低い温度となる。
また、加熱器5の周囲には遮熱板6が配置されており、加熱器5からの放熱を遮断する。
【0026】
図1の実施形態において、プラズマ生成室7には、アルミニウム含有の蒸気を放出する坩堝2の蒸気放出口2aが接続されている。ここで言う接続とは、物理的な接続の他、流体的な接続も含まれている。つまり、蒸気放出口2aからプラズマ生成室7へのアルミニウム含有蒸気が供給可能な構成であれば、どのような接続構造であってもよい。
具体的には、第1ノズル3の端部3aが、プラズマ生成室7の内部に突出することで、坩堝2の蒸気放出口2aとプラズマ生成室7との接続が行われている。ここで、第1ノズル3の端部3aには、アルミニウム含有蒸気を多方向に拡散供給するために、直交する4方向に蒸気排出用の孔が設けられている。
【0027】
図2は、第1ノズル3の拡大図である。図において、破線はアルミニウム含有蒸気の流路31であり、この流路31に続いて、蒸気排出用の孔Bが、紙面の左右方向、表裏方向に形成されている。
この実施形態では、4つの蒸気排出用の孔Bについて説明しているが、蒸気排出用の孔Bの数や配置は、適宜変更されてもよい。また、図の紙面上方向に向けてアルミニウム含有蒸気を放出できるように、アルミニウム含有蒸気の流路31と蒸気排出用の孔Bを形成してもよい。
【0028】
再び
図1に戻り、気化器1とプラズマ生成室7との間を気密に保つための構成について説明する。
気化器1は、フランジ14を介して、イオン源フランジ12にボルト等により取り付けられる。
イオン源フランジ12は、
図1には不図示の支持部によって間接的にプラズマ生成室7やプラズマ生成室7周辺の他の構成要素、例えば、フィラメント9や陰極8を支持している。
【0029】
第2ノズル4は、大径部4aを有している。フランジ14と大径部4aとの間に配置されたコイルバネ13により、大径部4aがZ方向へ付勢される。これにより、第1ノズル3の端部3aがプラズマ生成室7の壁面へ弾性的に付勢され、部材間の気密性が確保される。
また、第1ノズル3とプラズマ生成室7との間の気密性を確保するために、1つ以上のガスケットを設けてもよい。また、コイルバネ13による過剰な圧力がかかることを避けるために、第1ノズル3の端部3aにダンパやスプリングクリップを取り付けてもよい。
【0030】
図3は、
図1のA-A線における断面図である。
図1及び
図3から理解できるように、
図3と反対方向の図、すなわち、蒸気放出口2aの方を見据えた図は、
図3でガス導入口2bが蒸気放出口2aに置き換えられたものとなる。
アルミニウム含有の固体材料16の上縁は、ガス導入口2bと蒸気放出口2aの下縁と一致している。このことから、ガス導入口2bから導入されるフッ素含有ガスが固体材料16の表面に効率よく供給されて、フッ素とアルミニウムとの反応が促進される。
【0031】
図3に示すアルミニウム含有の固体材料16の形状は、半円形断面を有するものであったが、この構成は一例に過ぎず、坩堝2の断面形状に応じてアルミニウム含有の固体材料16の断面形状を適宜変更してもよい。
【0032】
アルミニウムイオン以外のイオン種もPN接合を作製するために使用される。他のガス種(PH3、PF3、BF3及びN2等)をプラズマ生成室7へ供給する際に、気化器1内のフッ素含有ガスの流路を他のガス種の供給路として兼用してもよい。
ただし、坩堝2内のアルミニウム含有の固体材料16と他のガス種とが反応し、アルミニウム含有の固体材料16が消耗することや注入対象でないイオン種の混入が生じる恐れから、フッ素含有ガスの流路と他のガス種の流路とを分離することが望ましい。
【0033】
図4は、
図1のイオン源ISを別平面から視たときの図である。プラズマ生成室7は、フッ素含有ガス以外のガスが導入されるガス導入口21を有している。
このガス導入口21には、L字状のガス配管17の一端が接続されている。イオン源フランジ12の外側では、L字状のガス配管17の他端が他のガス種を供給するための第2ガス供給源32とバルブ36に接続されている。
【0034】
上記実施形態では、プラズマ生成室7へのガス供給に関し、第2ガス供給源32からのガス供給と気化器1からのアルミニウム含有蒸気の供給とを別々に行うことが想定されている。
しかしながら、第2ガス供給源32から供給されるガスの種類によっては、両者を同時に行うようにしてもよい。例えば、第2ガス供給源32から水素を供給することで、プラズマ生成室7で生成されるプラズマ中のフッ素成分と水素とを反応させて、不要なフッ素成分の除去を行ってもよい。
【0035】
これまでの実施形態では、イオン源ISの構成として、傍熱型イオン源を例に挙げて説明したが、バーナス型、フリーマン型もしくは高周波型のイオン源といった他のイオン源を採用してもよい。
【0036】
図1、
図2では、第1ノズル3の端部3aがプラズマ生成室7の内部に突出していたが、プラズマ生成室7の壁面に第1ノズル3の端部3aが留まるものであってもよい。具体的には、第1ノズル3の端部3aは、
図5に描かれるように、第1ノズル3の端部3aの先端と、プラズマ生成室7の内壁面とが面一になっている。この構成において、第1ノズル3の端部3aに形成される孔Bの数は、Z方向に1つである。
【0037】
図1、
図5では、第1ノズル3と第2ノズル4の本数は、各々1本であった。しかしながら、坩堝2のフッ素含有ガスのガス導入口2bを構成するノズルの数や坩堝2の蒸気放出口2aを構成するノズルの数は1つに限定されるものではなく、各々のノズルの数を複数本にしてもよい。また、一方のノズルのみを複数本にしてもよい。
【0038】
プラズマ生成室7で、アルミニウム含有蒸気がプラズマ化されると、蒸気に含まれているフッ素由来の絶縁物がイオン化される。イオン化されたフッ素由来の絶縁物の一部は、プラズマ生成室7よりも電位の低い引出電極E側へ引き寄せられて、引出電極E上に堆積する。
この種の絶縁物の堆積は、
図1、
図5に描かれる引出電極Eのうち、プラズマ生成室7に近い抑制電極E1で発生する。特に、抑制電極E1のプラズマ生成室7と対向する側で、絶縁物の堆積が顕著に発生する。
【0039】
抑制電極E1上の堆積物が増加すると、イオン源運転時の異常放電やイオンビームIBの引き出し不良等の不具合が発生する。
この対策として、
図6に示すように、抑制電極E1に、電極加熱用の加熱器Hを設けている。電極加熱用の加熱器Hは、抑制電極E1の裏面(プラズマ生成室7と対向している面の裏側)に配置されている。
イオンビームIBへの影響を考慮すると、抑制電極E1の内部に加熱器Hを埋設する等して、抑制電極E1の開口35を通過するイオンビームIBから見えない場所に加熱器Hを配置してもよい。
【0040】
イオン源ISの運転中、電極加熱用の加熱器Hを使用して抑制電極E1の温度を高温化する。アルミニウム含有蒸気に含まれるフッ化アルミニウム(AlF3)が、抑制電極E1上に堆積する場合、抑制電極E1の温度をフッ化アルミニウム(AlF3)の蒸発温度以上にすることで、抑制電極E1から堆積物を蒸発させることができる。蒸発した堆積物については、真空排気用のポンプを介して装置外に排出する。
【0041】
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0042】
1 :気化器
1A :イオン源
2 :坩堝
2a :蒸気放出口
2b :ガス導入口
5 :加熱器
7 :プラズマ生成室
16 :固体材料
E1 :抑制電極
IS :イオン源
H :電極加熱用の加熱器