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特開2023-172229サーバ、情報処理方法、およびネットワークシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023172229
(43)【公開日】2023-12-06
(54)【発明の名称】サーバ、情報処理方法、およびネットワークシステム
(51)【国際特許分類】
   H02J 13/00 20060101AFI20231129BHJP
   H02J 3/14 20060101ALI20231129BHJP
【FI】
H02J13/00 311T
H02J3/14 130
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022083886
(22)【出願日】2022-05-23
(71)【出願人】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100148275
【弁理士】
【氏名又は名称】山内 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100142745
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 世子
(72)【発明者】
【氏名】森内 貴洋
(72)【発明者】
【氏名】福森 淳正
【テーマコード(参考)】
5G064
5G066
【Fターム(参考)】
5G064AA01
5G064AA04
5G064AB05
5G064AC05
5G064AC09
5G064AC11
5G064BA02
5G064BA04
5G064BA05
5G064BA07
5G064CB06
5G064CB10
5G064CB21
5G064DA05
5G066AA03
5G066AA05
5G066AA09
5G066AE03
5G066AE07
5G066AE09
5G066AE12
5G066HA13
5G066HA17
5G066KB06
5G066KB07
5G066KD01
5G066KD04
5G066LA02
(57)【要約】
【課題】調理機器の動作に合わせて他の電気機器を効率的に制御するための技術を提供する。
【解決手段】調理機器200とその他の電気機器300と通信するための通信インターフェイス160と、通信インターフェイス160を利用することによって、調理機器200が第1の状態に達するタイミングに基づいて、当該調理機器200に対応するその他の電気機器300を制御するためのプロセッサ110と、を備えたサーバ100が提供される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
調理機器とその他の電気機器と通信するための通信インターフェイスと、
前記通信インターフェイスを利用することによって、前記調理機器が第1の状態に達するタイミングに基づいて、当該調理機器に対応する前記その他の電気機器を制御するためのプロセッサと、を備えたサーバ。
【請求項2】
前記プロセッサは、前記通信インターフェイスを利用することによって、前記調理機器のユーザの帰宅時間を取得して、当該帰宅時間に合わせて前記調理機器を制御する、請求項1に記載のサーバ。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記ユーザの帰宅時間が前記タイミングよりも遅くなる場合に、前記調理機器を制御することによって前記タイミングを遅くし、
前記ユーザの帰宅時間が前記タイミングよりも早くなる場合には、前記タイミングを変更しない、請求項2に記載のサーバ。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記ユーザの帰宅時間が前記タイミングよりも遅くなる場合に、前記調理機器を制御することによって前記タイミングを遅くし、
前記ユーザの帰宅時間が前記タイミングよりも早くなる場合には、前記ユーザの通信端末を介して前記タイミングを早めるか否かを問い合わせる、請求項2に記載のサーバ。
【請求項5】
前記プロセッサは、前記通信インターフェイスを利用することによって、前記調理機器が第1の状態に達するタイミングと同時に、または当該タイミングから所定の時間後に、当該調理機器に対応する前記その他の電気機器を第2の状態に達するように制御する、請求項1に記載のサーバ。
【請求項6】
前記プロセッサは、前記調理機器に対応する複数のその他の電気機器の各々に関して、前記第1の状態に達するタイミングに対する前記第2の状態に達するタイミングを設定する、請求項5に記載のサーバ。
【請求項7】
前記プロセッサは、時間帯毎に、前記調理機器に連携すべき前記その他の電気機器の設定を受け付ける、請求項5または6に記載のサーバ。
【請求項8】
調理機器を制御するステップと、
前記調理機器が第1の状態に達するタイミングに基づいて、当該調理機器に対応する前記その他の電気機器を制御するステップと、を備えるサーバの情報処理方法。
【請求項9】
調理機器と、
その他の電気機器と、
サーバと、を備えるネットワークシステムであって、
前記調理機器は、ユーザからの指示に従って所定の調理を実行し、
前記サーバは、当該調理機器に対応する前記その他の電気機器に、前記調理機器が前記所定の調理を行うことによって第1の状態に達するタイミングに基づいた制御命令を送信し、
前記その他の電気機器は、前記サーバからの制御命令に従って、所定の動作を実行する、ネットワークシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、調理機器やその他の電気機器を制御するための技術に関する
【背景技術】
【0002】
従来から、エアコンや炊飯器などの電気機器を自動運転させるための技術が知られている。たとえば、特開2013-072608号公報(特許文献1)には、空調機の制御装置および空調機を制御するためのプログラムが開示されている。特許文献1によると、エアコンに接続されるコントローラは、IH調理器または電力計および電気ストーブ又は電力計からのIDおよび消費電力を受信するための入力インターフェイスと、プロセッサと、メモリとを備える。プロセッサが実行する処理は、入力インターフェイスを介して電気機器(IH調理器または電力計および電気ストーブまたは電力計)から、それぞれ信号(IDおよび消費電力を示すデータ)を受信し、当該消費電力に対応する設定温度変更量を取得し、エアコンの設定温度を、取得した設定温度変更量だけ変更する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013-072608号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、調理機器の動作に合わせて他の電気機器を効率的に制御するための技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のある態様に従うと、調理機器とその他の電気機器と通信するための通信インターフェイスと、通信インターフェイスを利用することによって、調理機器が第1の状態に達するタイミングに基づいて、当該調理機器に対応するその他の電気機器を制御するためのプロセッサと、を備えたサーバが提供される。
【発明の効果】
【0006】
以上のように、本発明によれば、調理機器の動作に合わせて他の電気機器を効率的に制御するための技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】第1の実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成を示すイメージ図である。
図2】第1の実施の形態にかかる調理機器200の構成を示すブロック図である。
図3】第1の実施の形態にかかる調理機器200の煮込み調理の加熱シーケンスを表わすイメージ図である。
図4】第1の実施の形態にかかる調理機器200の炊飯調理の加熱シーケンスを表わすイメージ図である。
図5】第1の実施の形態にかかる調理機器200の調理命令の入力画面の推移を示すイメージ図である。
図6】第1の実施の形態にかかる調理機器200の予約調理命令の入力画面の推移を示すイメージ図である。
図7】第1の実施の形態にかかる電気機器300の構成を示すブロック図である。
図8】第1の実施の形態にかかる通信端末400の構成を表わすブロック図である。
図9】第1の実施の形態にかかる通信端末400における、連携機器を指定するための画面を示すイメージ図である。
図10】第1の実施の形態にかかる通信端末400における、調理機器に連携するエアコンの運転内容や目標タイミングの入力画面を示すイメージ図である。
図11】第1の実施の形態にかかる通信端末400における、調理機器に連携する風呂(給湯器)の運転内容や目標タイミングの入力画面を示すイメージ図である。
図12】第1の実施の形態にかかる通信端末400における、調理機器に連携する洗濯機の運転内容や目標タイミングの入力画面を示すイメージ図である。
図13】第1の実施の形態にかかるサーバ100の構成を表わすブロック図である。
図14】第1の実施の形態にかかるユーザ情報データ121を示すイメージ図である。
図15】第1の実施の形態にかかる調理機器情報データ122を示すイメージ図である。
図16】第1の実施の形態にかかる電気機器情報データ123を示すイメージ図である。
図17】第1の実施の形態にかかるサーバ100の情報処理を示すフローチャートである。
図18】第2の実施の形態にかかるサーバ100の情報処理を示すフローチャートである。
図19】第2の実施の形態にかかるサーバ100の情報処理を示すフローチャートである。
図20】第3の実施の形態にかかるサーバ100の情報処理を示すフローチャートである。
図21】第4の実施の形態にかかる通信端末400における、連携機器を指定するための画面を示すイメージ図である。
図22】第4の実施の形態にかかるサーバ100の情報処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
<ネットワークシステムの全体構成>
【0009】
まず図1を参照して、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成について説明する。ネットワークシステム1は、主たる装置として、本実施の形態にかかる家電制御サービスを提供するためのサーバ100と、ルータやインターネットなどを介してサーバ100とデータをやり取りする各家庭に配置される調理機器200や他の電気機器300と、調理機器200や電気機器300のユーザのスマートフォンやタブレットなどの通信端末400などを含む。
【0010】
なお、電気機器300に関しては、エアコンや洗濯機や掃除機や空気清浄機などに限らず、冷蔵庫などの家電、テレビなどのAV(オーディオ・ビジュアル)機器、給湯器などの住宅設備、などであってもよい。本実施の形態においては、電気機器300は、主にルータ500を介してインターネットに接続される。
<ネットワークシステムの動作概要>
【0011】
次に図1を参照して、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の動作概要について説明する。
【0012】
ユーザが、調理機器200や通信端末400を介して、調理の予約命令を入力する。たとえば、ユーザは、メニューを選択したり、調理が完了する時刻を設定したりする。調理機器200は、メニューや調理完了時刻をサーバ100に送信する。本実施の形態においては、サーバ100は、調理機器200の調理完了時刻に合わせて、調理機器200のユーザが有する他の電気機器300を制御するものである。たとえば、サーバ100は、調理が完了する時刻にダイニングルームの温度が26度になるようにエアコンを遠隔制御したり、調理が完了する時刻の30分後にリビングルームの温度が27度になるようにエアコンを遠隔制御したり、調理が完了した時刻の1時間後に風呂が沸くように給湯器を遠隔制御したり、調理が完了した時刻の2時間後に洗濯・すすぎ・脱水までが終了するように洗濯機を遠隔制御したり、調理が完了した時刻の4時間後にリビングルームの照明を消灯したりする。
【0013】
このように、本実施の形態にかかるネットワークシステム1は、調理が完了するタイミングに合わせて、自動的に他の電気機器が好適なタイミングで好適な状態に達するように各種の動作を実行させるため、ユーザ操作の手間を省いたり、ユーザが操作し忘れることによる弊害を抑えたりすることができる。以下、このような機能を実現するためのネットワークシステムの各装置の構成について詳述する。
<調理機器200の構成>
【0014】
まず、図2を参照して、ネットワークシステム1を構成する調理機器200の構成の一態様について説明する。調理機器200は、主たる構成要素として、CPU(Central Processing Unit)210と、メモリ220と、ディスプレイ230と、操作部240と、通信インターフェイス260と、スピーカ270と、センサ280と、タイマ285と、機器駆動部290とを含む。
【0015】
CPU210は、メモリ220あるいは外部の記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することによって、調理機器200の各部を制御する。たとえば、CPU210は、調理メニュー用の制御命令に基づいて機器駆動部290を制御して加熱調理のための各種の処理を実行する。
【0016】
メモリ220は、各種のRAMや、各種のROMなどによって実現される。メモリ220は、CPU210によって実行される調理制御プログラムやその他のプログラムや、サーバ100や他のサーバから受信した音声データやその他のデータ、操作部240を介して入力されたデータや、各種のセンサ280によって測定されたセンシング結果などを記憶する。
【0017】
ディスプレイ230は、CPU210からの信号に基づいて、文字や画像などを出力する。操作部240は、ボタン、タッチパネルなどによって実現され、ユーザからの各種命令を受け付けて、当該命令をCPU210に入力する。なお、ディスプレイ230と操作部240とは、タッチパネル250を構成してもよい。
【0018】
通信インターフェイス260は、無線LAN通信あるいは有線LANなどの通信モジュールによって実現され、有線通信あるいは無線通信によってサーバ100などの他の装置との間でデータをやり取りする。たとえば、CPU210は、操作部240を介して受け付けた命令や各種のセンシングデータなどを通信インターフェイス260を介してサーバ100に送信したり、サーバ100からの制御命令やその他のデータなどを受け付けてCPU210に入力したりする。
【0019】
スピーカ270は、CPU210からの信号に基づいて、音声を出力する。たとえば、CPU210は、メモリ220に予め登録された音声データやサーバ100から受信した音声データをスピーカ270から出力する。
【0020】
センサ280は、庫内温度や、調理対象物の温度や、庫内の圧力や、扉の開閉状態などを測定するものであって、測定結果をCPU210に入力する。
【0021】
タイマ285は、現在時刻をCPU210に入力したり、調理開始からの経過時間や、調理ステップ毎の経過時間などを計測してCPU210に入力したりする。
【0022】
機器駆動部290は、ヒータやモータなど、調理機器200の主要な機能を実現する。CPU210は、予め準備されている調理プログラムに基づいてヒータやモータを制御して調理を実行する。たとえば、CPU210は、煮込み調理の命令を受け付けて、図3に示すように、ヒータの強度を制御する。あるいは、CPU210は、炊飯調理の命令を受け付けて、図4に示すように、ヒータの強度を制御する。
【0023】
本実施の形態においては、たとえば、図5に示すように、ユーザは、調理メニューを選択する。より詳細には、CPU210は、ディスプレイ230に選択肢を表示させながら、操作部240を介してユーザからメニューの選択命令を受け付ける。
【0024】
あるいは、図6に示すように、ユーザは、予約調理命令として、調理メニューを選択してから、調理の完了時刻を設定する。より詳細には、CPU210は、ディスプレイ230に選択肢や予約時刻を表示しながら、操作部240を介して、ユーザからメニューの選択命令や予約時刻の入力を受け付ける。本実施の形態においては、CPU210は、調理完了の予約時刻に合わせて、図3の適温キープの時間を調整したり、図4の調理開始のタイミングを調整したりする。
<電気機器300の構成>
【0025】
次に、図7を参照して、ネットワークシステム1を構成する電気機器300の構成の一態様について説明する。本実施の形態にかかる電気機器300は、主たる構成要素として、CPU310と、メモリ320と、ディスプレイ330、操作部340と、通信モジュール360と、スピーカ370と、センサ380と、タイマ385と、機器駆動部390とを含む。
【0026】
CPU310は、メモリ320あるいは外部の記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することによって、電気機器300の各部を制御する。
【0027】
メモリ320は、各種のRAM、各種のROMなどによって実現され、CPU310によって実行されるプログラムや、CPU310によるプログラムの実行により生成されたデータ、操作部340を介して入力されたデータ、操作履歴、MACアドレスなどの識別情報、無線ルータ500やインターネットを介してサーバ100から受信したデータ、電気機器300に対応する管理サーバのアドレスなど、本実施の形態にかかる家電制御サービスを利用するために必要な情報などを記憶する。
【0028】
ディスプレイ330は、CPU310からの信号に基づいて、文字や画像などを出力する。なお、ディスプレイ330は、単にLEDライトなどであってもよい。
【0029】
操作部340は、ボタン、タッチパネルなどによって実現され、ユーザからの命令を受け付けて、当該命令をCPU310に入力する。なお、ディスプレイ330と操作部340とは、タッチパネル350を構成してもよい。
【0030】
通信モジュール360は、無線通信を行うためのアンテナや、有線通信を行うためのコネクタなどによって実現される。たとえば、CPU310は、通信モジュール360を介して、動作内容や環境情報をサーバ100に送信したり、各種の遠隔操作命令をサーバ100から受信したりする。
【0031】
スピーカ370は、CPU310からの音声データに基づいて音声メッセージなどを出力する。たとえば、CPU310は、メモリ320に予め登録された音声データやサーバ100から受信した音声データをスピーカ370から出力する。
【0032】
センサ380は、測定温度や、扉の開閉状態などを測定するものであって、測定結果をCPU310に入力する。
【0033】
タイマ385は、現在時刻をCPU310に入力したり、各種動作の開始からの経過時間や、動作ステップ毎の経過時間などを計測してCPU310に入力したりする。
【0034】
機器駆動部390は、CPU310からの信号に基づいて、電気機器300の各部(モータやヒータやセンサやアンテナなど)を制御する。機器駆動部390は、たとえば、エアコンや給湯器などに関しては圧縮機やモータであったり、冷蔵庫に関してはモータであったり、テレビに関しては受信アンテナやチューナやバックライトであったり、照明に関してはライトであったりする。
<通信端末400の構成>
【0035】
次に、調理機器200を利用するユーザが利用する通信端末400の構成の一態様について説明する。通信端末400は、スマートフォンや、ウェアラブル端末や、タブレットや、パーソナルコンピュータなどのような、サーバ100とデータ通信可能な装置である。図8を参照して、通信端末400は、主たる構成要素として、CPU410と、メモリ420と、ディスプレイ430と、操作部440と、通信インターフェイス460と、スピーカ470と、マイク480と、現在位置取得部490などを含む。
【0036】
CPU410は、メモリ420あるいは外部の記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することによって、通信端末400の各部を制御する。
【0037】
メモリ420は、各種のRAM、各種のROMなどによって実現される。メモリ420は、CPU410によって実行される各種のアプリケーションプログラムや、CPU410によるプログラムの実行により生成されたデータ、サーバ100から受信したテキストデータや画像データや音声データや、操作部440を介して入力されたデータなどを記憶する。
【0038】
ディスプレイ430は、CPU410からの信号に基づいて、文字や画像などを出力する。操作部440は、ユーザからの命令を受け付けて、当該命令をCPU410に入力する。ディスプレイ430と操作部440は、タッチパネル450によって実現されてもよい。
【0039】
通信インターフェイス460は、無線LAN通信あるいは有線LANなどの通信モジュールによって実現される。通信インターフェイス460は、有線通信あるいは無線通信によってサーバ100などの他の装置との間でデータを送受信する。
【0040】
スピーカ470は、CPU410からの信号に基づいて、音声を出力する。マイク480は、外部からの音声に基づいて音声信号を作成し、CPU410に入力する。
【0041】
現在位置取得部490は、衛星などから取得する電波に基づいて、現在位置を計算してCPU410に入力する。
【0042】
本実施の形態においては、CPU410は、メモリ420のプログラムに従って、操作部440を介して、ユーザから、調理機器200に連動して制御されるべき電気機器300の指定命令を受け付けたり、連動制御の内容を受け付けたり、調理機器200の調理の完成のタイミングに対する電気機器300が所定の状態に達するべき目標のタイミングの指定を受け付けたり、これらの入力命令をサーバ100に送信したりする。
【0043】
たとえば、CPU410は、図9に示す画面をディスプレイ430に表示させることによって、ユーザからの、調理機器200に連動すべき電気機器300の指定を受け付ける。
【0044】
そして、CPU410は、図10に示す画面をディスプレイ430に表示させることによって、操作部440を介して、電気機器300としてのエアコンに関して、調理完了に対する運転の内容と、調理完了のタイミングに対する当該運転によって目標の状態に達するべきタイミングと、を受け付ける。
【0045】
あるいは、CPU410は、図11に示す画面をディスプレイ430に表示させることによって、操作部440を介して、電気機器300としての給湯器に関して、調理完了に対する運転の内容と、調理完了のタイミングに対する当該運転によって目標の状態に達するべきタイミングと、を受け付ける。
【0046】
あるいは、CPU410は、図12に示す画面をディスプレイ430に表示させることによって、操作部440を介して、電気機器300としての洗濯機に関して、調理完了に対する運転の内容と、調理完了のタイミングに対する当該運転によって目標の状態に達するべきタイミングと、を受け付ける。
<サーバ100の構成>
【0047】
次に、本実施の形態にかかるサーバ100の構成の一態様について説明する。本実施の形態にかかるサーバ100は、主たる構成要素として、CPU110と、メモリ120と、操作部140と、通信インターフェイス160とを含む。
【0048】
CPU110は、メモリ120に記憶されているプログラムを実行することによって、サーバ100の各部を制御する。たとえば、CPU110は、メモリ120に格納されているプログラムを実行し、各種のデータを参照することによって、後述する各種の処理を実行する。
【0049】
メモリ120は、各種のRAM、各種のROMなどによって実現され、サーバ100に内包されているものであってもよいし、サーバ100の各種インターフェイスに着脱可能なものであってもよいし、サーバ100からアクセス可能な他の装置の記録媒体であってもよい。メモリ120は、CPU110によって実行されるプログラムや、CPU110によるプログラムの実行により生成されたデータ、ユーザ情報データ121、調理機器情報データ122、電気機器情報データ123や、その他の家電制御サービスに利用される各種のデータなどを記憶する。
【0050】
図14を参照して、ユーザ情報データ121は、本サービスに登録されているユーザ毎に、ユーザの識別情報と、ユーザ名と、ユーザの通信端末400の識別情報と、ユーザの住所と、年齢や性別などのユーザ属性などの対応関係を格納する。
【0051】
図15を参照して、調理機器情報データ122は、本サービスに登録されている調理機器200毎に、調理機器200の識別情報と、調理機器200のユーザと、動作履歴と、予約情報などの対応関係を格納する。なお、予約情報には、調理メニューや、調理完了時刻などが含まれる。
【0052】
図16を参照して、電気機器情報データ123は、本サービスに登録されている電気機器300毎に、電気機器300の識別情報と、電気機器300のユーザと、動作履歴と、連携することを示すフラグと、連携先の調理機器200の識別情報と、調理完了に対する運転内容と、所定の状態に達するべきタイミングなどの対応関係を格納する。
【0053】
図13に戻って、操作部140は、サービスの管理者などからの操作を受け付けて、各種の命令をCPU110に入力する。
【0054】
通信インターフェイス160は、音声データや制御命令などの各種データを、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して調理機器200や電気機器300や通信端末400などの他の装置に送信する。逆に、通信インターフェイス160は、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して他の装置からのデータを受信して、CPU110に受け渡す。
<サーバ100の情報処理>
【0055】
次に、図17を参照して、本実施の形態にかかるサーバ100の情報処理について説明する。本実施の形態においては、サーバ100のCPU110は、メモリ120のプログラムに従って以下のような処理を実行する。
【0056】
まず、サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、通信端末400から、連携命令を受け付ける(ステップS102)。たとえば、サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、通信端末400から、調理機器200に連携すべき電気機器300の指定を受け付ける。CPU110は、メモリ120の電気機器情報データ123の連携フラグをONして、連携先である調理機器200の識別情報をセットする。また、CPU110は、通信インターフェイス160を介して、通信端末400から、調理機器200の調理に合わせて実行すべき電気機器300の動作の内容と、当該調理完了のタイミングに対する電気機器300の所定の状態に達するタイミングとを、メモリ120の電気機器情報データ123に登録する。
【0057】
次に、サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、調理機器200や通信端末400から調理命令を受け付ける(ステップS104)。
【0058】
CPU110は、通常の調理命令に基づいて調理が完了する時間を計算したり、予約調理命令に基づいて調理が完了する時間に基づいて調理を開始する時間を計算したりする(ステップS106)。
【0059】
CPU110は、メモリ120の電気機器情報データ123を参照して、調理機器200に連携して動作すべき電気機器300を特定する(ステップS108)。
【0060】
CPU110は、電気機器情報データ123を参照して、電気機器300の動作命令や動作開始時刻や目標の状態に達するべき時刻などを特定する(ステップS110)。
【0061】
CPU110は、通信インターフェイス160を介して、電気機器300の動作命令や動作開始時刻や目標の状態に達するべき時刻などを送信する(ステップS112)。CPU110は、通信インターフェイス160を利用することによって、電気機器300に目標の時刻を送信してもよいし、目標の時刻に目標の状態に達するように、逐次、電気機器300から測定データなどを取得しながら、細かい動作命令を電気機器300に送信しても良い。
<第2の実施の形態>
【0062】
上記の実施の形態においては、調理機器200の調理完了のタイミングに合わせて、電気機器300の動作のタイミングが調整されるものであった。これに加えて、ユーザの帰宅時間に合わせて、調理完了のタイミングを変更したり、それに合わせて電気機器300の目標タイミングが調整できたりしても良い。
【0063】
たとえば、図18を参照して、サーバ100のCPU110は、定期的に、あるいはユーザの自宅の最寄り駅に到着した際などに、通信端末400の現在位置などに基づいて、ユーザの帰宅時間を計算する(ステップS122)。
【0064】
CPU110は、ユーザの帰宅時間が調理機器200の調理完了時刻よりも遅いか否かを判断する(ステップS124)。
【0065】
ユーザの帰宅時間が調理機器の調理完了時刻よりも遅い場合(ステップS124にてYESである場合)、CPU110は、調理完了時刻をユーザの帰宅時刻に合わせて遅い時間に変更する(ステップS126)。すなわち、CPU110は、通信インターフェイス160を介して、調理機器200に変更後の調理完了時刻を伝える。調理機器200のCPU210、あるいはサーバ100のCPU110は、図3図4に示す、調整時間を長くすることによって、ユーザの帰宅時刻に調理が完了するように調理パラメータを変更する。これによって、ユーザが、予定の時刻(19時)よりも遅い時刻(21時)帰宅した場合であっても、出来立ての夕食を食べることができる。
【0066】
その後、CPU110は、変更後の調理完了時刻に合わせて、ステップS108からステップS112の処理を実行する。
【0067】
一方、ユーザの帰宅時間が調理機器200の調理完了時刻よりも早い場合(ステップS124にてNOである場合)、CPU110は、調理完了時刻を変更しない。ユーザが、予定の時刻(19時)よりも早い時刻(17時)帰宅したからと言って、夕食の時間を早めるとは限らないからである。
【0068】
あるいは、図19に示すように、ユーザの帰宅時間が調理機器の調理完了時刻よりも早い場合(ステップS124にてNOである場合)、CPU110は、通信インターフェイス160を利用することによって、通信端末400を介してユーザに、帰宅時間に合わせて調理完了時刻を早めるか否かを問い合わせてもよい(ステップS132)。そして、ユーザの許可を得てから(ステップS134にてYESである場合)、CPU110は、調理完了時刻をユーザの帰宅時刻に合わせて早い時間に変更する(ステップS136)。すなわち、CPU110は、通信インターフェイス160を介して、調理機器200に変更後の調理完了時刻を伝える。調理機器200のCPU210、あるいはサーバ100のCPU110は、図3図4に示す、調整時間を短くすることによって、ユーザの帰宅時刻に調理が完了するように調理パラメータを変更する。
<第3の実施の形態>
【0069】
サーバ100のCPU110は、ユーザの帰宅時間と調理機器200の調理完了とを同じタイミングに合わせてもよいし、ユーザの帰宅時間に対する調理機器200の調理完了のタイミングを設定できてもよい。たとえば、ユーザは、通信端末400を介して、ユーザの帰宅時間に対する調理機器200の調理完了タイミングを設定できてもよい。具体的には、ユーザは、通信端末400を介して、予約調理命令を入力する際に、帰宅時間の30分後に調理が完了するように指定することができる。これによって、サーバ100のCPU110は、電気機器情報データ123に、ユーザの帰宅時間に対する調理機器200の調理完了の相対的なタイミングを登録する。帰宅してから夕食までの時間は、ユーザによって異なる場合があるからである。
【0070】
本実施の形態においては、図20に示すように、サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、通信端末400から、連携命令を受け付ける(ステップS302)。
【0071】
サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、調理機器200から調理命令を受け付ける(ステップS304)。本実施の形態においては、このときに、サーバ100は、ユーザから、帰宅時間に対する相対的な調理完了タイミングの指定を受け付ける。
【0072】
CPU110は、ユーザの過去の帰宅時間の履歴から、本日のユーザの帰宅時間を計算し(ステップS305)、上記の相対的なタイミングに基づいて調理が完了する時間を計算し、調理を開始する時刻を計算する(ステップS306)。
【0073】
CPU110は、メモリ120の電気機器情報データ123を参照して、調理機器200に連携すべき電気機器300を特定する(ステップS308)。
【0074】
CPU110は、電気機器情報データ123を参照して、電気機器300の動作命令や動作開始時刻や目標時刻を特定する(ステップS310)。
【0075】
CPU110は、通信インターフェイス160を介して、電気機器300に動作命令や動作開始時刻や目標時刻などを送信する(ステップS312)。
【0076】
その後、定期的に、あるいはユーザの自宅の最寄り駅に到着した際などに、サーバ100のCPU110は、通信端末400の現在位置などに基づいて、ユーザの帰宅時間を計算する(ステップS322)。
【0077】
CPU110は、ユーザの帰宅時間が調理機器の調理完了時刻よりも遅いか否かを判断する(ステップS324)。
【0078】
ユーザの帰宅時間が調理機器の調理完了時刻よりも遅い場合(ステップS324にてYESである場合)、CPU110は、調理完了時刻をユーザの帰宅時刻に合わせて遅い時間に変更する(ステップS326)。すなわち、CPU110は、通信インターフェイス160を介して、調理機器200に変更後の調理完了時刻を伝える。調理機器200のCPU210は、図3図4に示す、調整時間を長くすることによって、ユーザの帰宅時刻から指定の相対時間経過後に調理が完了するように調理パラメータを変更する。
【0079】
その後、CPU110は、変更後の調理完了時刻に合わせて、ステップS308からステップS312の処理を実行する。
【0080】
一方、ユーザの帰宅時間が調理機器の調理完了時刻よりも早い場合(ステップS324にてNOである場合)、CPU110は、調理完了時刻を変更しない。
【0081】
ただし、図19に示すように、ユーザの帰宅時間が調理機器の調理完了時刻よりも早い場合(ステップS124にてNOである場合)、CPU110は、通信インターフェイス160を利用することによって、通信端末400を介してユーザに、帰宅時間に合わせて調理完了時刻を早めるか否かを問い合わせてもよい(ステップS132)。そして、ユーザの許可を得てから(ステップS134にてYESである場合)、CPU110は、調理完了時刻をユーザの帰宅時刻に合わせて早い時間に変更する(ステップS136)。すなわち、CPU110は、通信インターフェイス160を介して、調理機器200に変更後の調理完了時刻を伝える。調理機器200のCPU210は、図3図4に示す、調整時間を短くすることによって、ユーザの帰宅時刻に調理が完了するように調理パラメータを変更する。
<第4の実施の形態>
【0082】
さらに、時間帯ごとに、調理機器200に連携する電気機器300を指定できたり、電気機器300の動作の内容を設定できたりすることが好ましい。たとえば、図21に示すように、ユーザは、通信端末400を介して、時間帯毎に、調理機器200に連携する電気機器300を指定することができる。また、ユーザは、通信端末400を介して、時間帯毎に、調理機器200に連携する電気機器300の動作や目標となるタイミングを指定することができることが好ましい。これに応じて、サーバ100のCPU110は、電気機器情報データ123に、時間帯毎の、調理機器200に連携する電気機器300の対応関係や動作内容を登録する。朝、昼、夕方、夜などの時間帯に応じて、調理機器200に連動して動作して欲しい電気機器300が異なるからである。
【0083】
より詳細には、図22に示すように、まず、サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、通信端末400から、時間帯毎の連携命令を受け付ける(ステップS402)。たとえば、サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、通信端末400から、時間帯毎の、調理機器200に連携すべき電気機器300の指定を受け付けると、メモリ120の電気機器情報データ123の連携フラグをONして、時間帯を特定する情報とともに、連携先の調理機器200の識別情報をセットする。また、CPU110は、通信インターフェイス160を介して、通信端末400から、時間帯毎の、調理機器200の調理完了に合わせて実行すべき電気機器300の動作の内容と、当該調理完了のタイミングに対する電気機器300の動作の目標のタイミングとを受信して、時間帯と、動作内容と、動作の目標のタイミングと、を対応付けてメモリ120の電気機器情報データ123に登録する。
【0084】
サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、調理機器200から調理命令を受け付ける(ステップS404)。
【0085】
CPU110は、予約調理命令に基づいて調理が完了する時間から調理を開始する時間を計算したり、通常の調理命令に基づいて調理が完了する時間を計算したりする(ステップS406)。
【0086】
CPU110は、メモリ120の電気機器情報データ123を参照して、調理が完了するときの時間帯あるいは現在の時間帯に応じた、調理機器200に連携すべき電気機器300を特定する(ステップS408)。
【0087】
CPU110は、電気機器情報データ123を参照して、電気機器300の動作命令や動作開始時刻や所定の状態に達すべき目標時刻を特定する(ステップS410)。
【0088】
CPU110は、通信インターフェイス160を介して、電気機器300に動作命令や動作開始時刻や所定の状態に達すべき目標時刻などを送信する(ステップS412)。
<第5の実施の形態>
【0089】
上記の実施の形態のネットワークシステム1のサーバ100や調理機器200や電気機器300や通信端末400などの各装置の役割の一部または全部を他の装置が実行してもよい。たとえば、サーバ100の処理の一部を調理機器200や電気機器300や通信端末400が担ったり、調理機器200や電気機器300の機能の一部をサーバ100や通信端末400が担ったり、通信端末400の機能の一部を調理機器200やサーバ100が担ったりしてもよい。また、サーバ100の役割を、クラウド上の多数のサーバによって分担して実現してもよい。
<まとめ>
【0090】
上記の実施の形態においては、調理機器とその他の電気機器と通信するための通信インターフェイスと、通信インターフェイスを利用することによって、調理機器が第1の状態に達するタイミングに基づいて、当該調理機器に対応するその他の電気機器を制御するためのプロセッサと、を備えたサーバが提供される。
【0091】
好ましくは、プロセッサは、通信インターフェイスを利用することによって、調理機器のユーザの帰宅時間を取得して、当該帰宅時間に合わせて調理機器を制御する。
【0092】
好ましくは、プロセッサは、ユーザの帰宅時間がタイミングよりも遅くなる場合に、調理機器を制御することによってタイミングを遅くし、ユーザの帰宅時間がタイミングよりも早くなる場合には、タイミングを変更しない。
【0093】
好ましくは、プロセッサは、ユーザの帰宅時間がタイミングよりも遅くなる場合に、調理機器を制御することによってタイミングを遅くし、ユーザの帰宅時間がタイミングよりも早くなる場合には、ユーザの通信端末を介してタイミングを早めるか否かを問い合わせる。
【0094】
好ましくは、プロセッサは、通信インターフェイスを利用することによって、調理機器が第1の状態に達するタイミングと同時に、または当該タイミングから所定の時間後に、当該調理機器に対応するその他の電気機器を第2の状態に達するように制御する。
【0095】
プロセッサは、調理機器に対応する複数のその他の電気機器の各々に関して、第1の状態に達するタイミングに対する第2の状態に達するタイミングを設定する。
【0096】
プロセッサは、時間帯毎に、調理機器に連携すべきその他の電気機器の設定を受け付ける。
【0097】
上記の実施の形態においては、調理機器を制御するステップと、調理機器が第1の状態に達するタイミングに基づいて、当該調理機器に対応するその他の電気機器を制御するステップと、を備えるサーバの情報処理方法が提供される。
【0098】
上記の実施の形態においては、調理機器と、その他の電気機器と、サーバと、を備えるネットワークシステムが提供される。調理機器は、ユーザからの指示に従って所定の調理を実行する。サーバは、当該調理機器に対応するその他の電気機器に、調理機器が所定の調理を行うことによって第1の状態に達するタイミングに基づいた制御命令を送信する。その他の電気機器は、サーバからの制御命令に従って、所定の動作を実行する。
【0099】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0100】
1 :ネットワークシステム
100 :サーバ
110 :CPU
120 :メモリ
121 :ユーザ情報データ
122 :調理機器情報データ
123 :電気機器情報データ
140 :操作部
160 :通信インターフェイス
200 :調理機器
210 :CPU
220 :メモリ
230 :ディスプレイ
240 :操作部
250 :タッチパネル
260 :通信インターフェイス
270 :スピーカ
280 :センサ
285 :タイマ
290 :機器駆動部
300 :電気機器
310 :CPU
320 :メモリ
330 :ディスプレイ
340 :操作部
350 :タッチパネル
360 :通信モジュール
370 :スピーカ
380 :センサ
385 :タイマ
390 :機器駆動部
400 :通信端末
410 :CPU
420 :メモリ
430 :ディスプレイ
440 :操作部
450 :タッチパネル
460 :通信インターフェイス
470 :スピーカ
480 :マイク
490 :現在位置取得部
500 :無線ルータ
図1
図2
図3
図4
図5
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図7
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