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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023172483
(43)【公開日】2023-12-06
(54)【発明の名称】混雑度生成装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20231129BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022084322
(22)【出願日】2022-05-24
(71)【出願人】
【識別番号】392026693
【氏名又は名称】株式会社NTTドコモ
(74)【代理人】
【識別番号】110003177
【氏名又は名称】弁理士法人旺知国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】倉地 亮介
(72)【発明者】
【氏名】横尾 雅之
(72)【発明者】
【氏名】金内 正臣
(72)【発明者】
【氏名】新清 文紀
(72)【発明者】
【氏名】石黒 けい
(72)【発明者】
【氏名】吉田 直孝
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】従来技術に比較して、混雑度の生成結果が安定した混雑度生成装置を提供する。
【解決手段】混雑度生成装置10は、建物A内に設置され、第1の時間間隔で人間の有無を検知する人感センサ25から、検知結果を取得する取得部111と、検知結果を用いて、建物Aが有する第1の領域における混雑の程度を示す評価値を算出する算出部112と、評価値と閾値との比較結果に応じて、評価値を分類した混雑度を生成する生成部113とを備え、算出部111は、第1変数及び第2変数を有する関数を用いて第1の時間間隔ごとに評価値を算出し、前回算出された評価値を第1変数に設定し、人感センサ25によって人間が検知された場合、第1数を第2変数に設定し、人感センサ25によって人間が検知されなかった場合、第2数を第2変数に設定する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物内に設置され、第1の時間間隔で人間の有無を検知する人感センサから、検知結果を取得する取得部と、
前記検知結果を用いて、前記建物が有する第1の領域における混雑の程度を示す評価値を算出する算出部と、
前記評価値と閾値との比較結果に応じて、前記評価値を分類した混雑度を生成する生成部とを備え、
前記算出部は、
第1変数及び第2変数を有する関数を用いて前記第1の時間間隔ごとに前記評価値を算出し、
前回算出された評価値を前記第1変数に設定し、
前記人感センサによって人間が検知された場合、第1数を前記第2変数に設定し、
前記人感センサによって人間が検知されなかった場合、第2数を前記第2変数に設定する、
混雑度生成装置。
【請求項2】
前記人感センサによって人間が検知された場合と、前記人感センサによって人間が検知されなかった場合とで、前記算出部は、前記第1変数に対して、異なる係数を乗じることによって前記評価値を算出する、
請求項1に記載の混雑度生成装置。
【請求項3】
前記建物の入り口に前記人感センサが設置され、
前記第1の領域は前記建物全体の領域であり、
前記生成部は、前記建物全体の混雑度を生成する、請求項1に記載の混雑度生成装置。
【請求項4】
前記人感センサを含む複数の人感センサが、前記第1の領域に設置され、
前記取得部は、前記複数の人感センサから、当該複数の人感センサと1対1に対応する複数の検知結果を取得し、
前記算出部は、前記複数の検知結果に基づいて、前記第1の領域に関する前記評価値を算出する、請求項1に記載の混雑度生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、混雑度生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、例えばコロナウイルスの蔓延を原因として、人間が店舗に入店する前に、当該店舗の混雑度を知りたい状況が発生することがある。
【0003】
例えば特許文献1は、イベント会場等の人間が集まる場所において注目度の高いブースを検知し、更に比較的空いているブースを提示する情報提示装置を開示している。当該情報提示装置は、混雑度算出部と、混雑度評価部とを備える。混雑度算出部は、各ブースに設置された複数のセンサから受信したデータを閾値と比較することで、混雑度を算出し、生成する。混雑度評価部は、現在の混雑度が過去の混雑度に比較して上昇したか下降したかを評価する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2017-062704号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来の情報提示装置は、人感センサの出力結果を閾値と比較することによって混雑度を算出するので、人間の検知の有無に応じて、算出される混雑度の値が頻繁に変わる。即ち、従来の情報提示装置は、混雑度の生成結果が安定しないといった問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、従来技術に比較して、混雑度の生成結果が安定した混雑度生成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の好適な態様に係る混雑度生成装置は、建物内に設置され、第1の時間間隔で人間の有無を検知する人感センサから、検知結果を取得する取得部と、前記検知結果を用いて、前記建物が有する第1の領域における混雑の程度を示す評価値を算出する算出部と、前記評価値と閾値との比較結果に応じて、前記評価値を分類した混雑度を生成する生成部とを備え、前記算出部は、第1変数及び第2変数を有する関数を用いて前記第1の時間間隔ごとに前記評価値を算出し、前回算出された評価値を前記第1変数に設定し、前記人感センサによって人間が検知された場合、第1数を前記第2変数に設定し、前記人感センサによって人間が検知されなかった場合、第2数を前記第2変数に設定する、混雑度生成装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、従来技術に比較して、混雑度の生成結果が安定した混雑度生成装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】混雑度生成システム1の全体構成を示す図。
図2】サーバ10の構成例を示すブロック図。
図3】ユーザ装置30の構成例を示すブロック図。
図4】サーバ10の動作を示すフローチャート。
図5】混雑度生成システム1Aの全体構成を示す図。
図6】端末装置40の構成例を示すブロック図。
図7】サーバ10Aの構成例を示すブロック図。
図8】混雑度生成システム1Bの全体構成を示す図。
図9】建物Aにおける複数の人感センサ25-1~25-nの設置例を示す図。
図10】混雑度生成システム1Cの全体構成を示す図。
図11】ユーザ装置30Cの構成例を示すブロック図。
図12】ユーザ装置30Cの動作を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1:第1実施形態
以下、図1図4を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る混雑度生成装置としてのサーバ10を含む混雑度生成システム1の構成について説明する。
【0011】
1-1:第1実施形態の構成
1-1-1:全体構成
図1は、第1実施形態に係る混雑度生成システム1の全体構成を示す。図1に示されるように、混雑度生成システム1は、サーバ10、通信装置20、人感センサ25、及びユーザ装置30を備える。混雑度生成システム1において、サーバ10と、通信装置20と、ユーザ装置30とは、通信網NETを介して互いに通信可能に接続される。なお、図1において、ユーザUは、ユーザ装置30を利用するものとする。また、サーバ10は、「混雑度生成装置」の一例である。
【0012】
通信装置20と人感センサ25とは建物A内に、互いに通信可能な形式で設置される。建物Aは、一例として店舗である。人感センサ25は、一例として建物Aの入り口に設置される。人感センサ25は、建物Aの入り口における人間の有無を、第1の時間間隔で検知する。例えば、建物Aに出入りする人間が建物Aの入り口を通ると、人感センサ25は、建物Aの入り口に人間が位置することを検知する。
【0013】
通信装置20は、人感センサ25による検知結果を、通信網NETを介してサーバ10に送信する。通信装置20は、一例としてゲートウェイ装置である。
【0014】
サーバ10は、通信装置20から受信した検知結果を用いて、建物Aが有する第1の領域における混雑の程度を示す評価値を算出する。なお、本実施形態において、当該「建物Aが有する第1の領域」とは、建物A全体の領域のことである。また、サーバ10は、算出した評価値と閾値との比較結果に応じて、評価値を分類した混雑度を生成する。更に、サーバ10は、生成した混雑度を、通信網NETを介して、ユーザ装置30に送信する。なお、サーバ10の機能の詳細については、図2を参照することにより後述する。
【0015】
ユーザ装置30は、サーバ10から受信した混雑度を表示する。ユーザUは、ユーザ装置30に表示される混雑度を視認することで、建物Aの混雑度を認識できる。とりわけ、ユーザ装置30がAR(Augmented Reality)機能、又はMR(Mixed Reality)機能を備える場合、ユーザUは、例えばユーザ装置30で建物Aを撮像することで、ユーザ装置30に表示される仮想空間において、建物Aの混雑度を示す仮想オブジェクトが表示される。なお、ユーザ装置30の機能の詳細については、図3を参照することにより後述する。ユーザ装置30は、例として、スマートフォン又はタブレットであってよい。あるいは、ユーザ装置30は、例として、AR機能又はMR機能を含むXR機能を備えるXRグラスであってもよい。
【0016】
図1において、混雑度生成システム1は、1台のサーバ10、1台の通信装置20、1台の人感センサ25、及び1台のユーザ装置30を備え、1棟の建物Aに1台の通信装置20と1台の人感センサ25が設置される。しかし、サーバ10、通信装置20、人感センサ25、及びユーザ装置30の台数は1台に制限されず、任意の複数台であってよい。また、建物Aの棟数は1棟に制限されず、複数の棟数であってよい。また、一例として、複数の棟数の建物Aの各々に、1台の通信装置20と1台の人感センサ25とが設置されてもよい。ユーザUが、AR機能を備えるユーザ装置30を用いて複数の棟数の建物Aを同時に撮影する場合、ユーザ装置30は、仮想空間において、複数の建物Aと1対1に対応する、複数の混雑度を示す仮想オブジェクトを表示する。
【0017】
1-1-2:サーバの構成
図2は、サーバ10の構成例を示すブロック図である。サーバ10は、処理装置11、記憶装置12、通信装置13、ディスプレイ14、及び入力装置15を備える。サーバ10が有する各要素は、情報を通信するための単体又は複数のバスを用いて相互に接続される。
【0018】
処理装置11は、サーバ10の全体を制御するプロセッサである。また、処理装置11は、例えば、単数又は複数のチップを用いて構成される。処理装置11は、例えば、周辺装置とのインタフェース、演算装置及びレジスタ等を含む中央処理装置(CPU)を用いて構成される。なお、処理装置11が有する機能の一部又は全部を、DSP、ASIC、PLD、FPGA等のハードウェアを用いて実現してもよい。処理装置11は、各種の処理を並列的又は逐次的に実行する。
【0019】
記憶装置12は、処理装置11による読取及び書込が可能な記録媒体である。また、記憶装置12は、処理装置11が実行する制御プログラムPR1を含む複数のプログラムを記憶する。
【0020】
通信装置13は、他の装置と通信を行うための、送受信デバイスとしてのハードウェアである。通信装置13は、例えば、ネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュール等とも呼ばれる。通信装置13は、有線接続用のコネクターを備え、上記コネクターに対応するインタフェース回路を備えていてもよい。また、通信装置13は、無線通信インタフェースを備えていてもよい。有線接続用のコネクター及びインタフェース回路としては有線LAN、IEEE1394、USBに準拠した製品が挙げられる。また、無線通信インタフェースとしては無線LAN及びBluetooth(登録商標)等に準拠した製品が挙げられる。
【0021】
ディスプレイ14は、画像及び文字情報を表示するデバイスである。ディスプレイ14は、処理装置11による制御のもとで各種の画像を表示する。例えば、液晶表示パネル及び有機EL(Electro Luminescence)表示パネル等の各種の表示パネルがディスプレイ14として好適に利用される。
【0022】
入力装置15は、サーバ10の管理者からの操作を受け付ける。例えば、入力装置15は、キーボード、タッチパッド、タッチパネル又はマウス等のポインティングデバイスを含んで構成される。ここで、入力装置15は、タッチパネルを含んで構成される場合、ディスプレイ14を兼ねてもよい。
【0023】
処理装置11は、記憶装置12から制御プログラムPR1を読み出して実行する。その結果、処理装置11は、取得部111、算出部112、生成部113、及び出力部114として機能する。
【0024】
取得部111は、通信装置13を介して、人感センサ25から人間の有無の検知結果を取得する。
【0025】
算出部112は、取得部111が取得した検知結果を用いて、建物Aが有する第1の領域における混雑度を示す評価値を算出する。より詳細には、算出部112は、第1変数及び第2変数を有する関数を用いて、人感センサ25が人間を検知する第1の時間間隔ごとに評価値を算出する。ここで、算出部112は、前回算出された評価値を第1変数に設定する。
【0026】
また、算出部112は、人感センサ25によって人間が検知された場合、第1数を第2変数に設定する。一方で、算出部112は、人感センサ25によって人間が検知されなかった場合、第2数を第2変数に設定する。
【0027】
算出部112が評価値を算出するために用いる関数であって、上記の第1変数、及び第2変数を含む関数の具体例を以下に説明する。
【0028】
第1の具体例として、人感センサ25が、1000msの時間間隔で人間が検知されたか否かを示す検知結果を発信することを前提とする。また、第1の具体例において、算出部112は、人感センサ25によって人間が検知された場合と、人間が検知されなかった場合との各々において、以下の「式1」に示される関数を用いて、評価値kを算出するものとする。
【数1】
なお、k=0.0である。
【0029】
一例として、n=1において、人間が検知された場合には、k=(k+1)×0.7=0.7となる。次にn=2において、人間が検知されなかった場合には、k=k×0.7=0.49となる。
【0030】
ここで、kは、上記の「第1変数」の一例である。また、式1において、k×0.7に加算される項は、上記の「第2変数」の一例である。第2変数が0.7である場合、当該「0.7」が、上記の「第1数」の一例である。一方で、第2変数が0.0である場合、当該「0.0」が、上記の「第2数」の一例である。
【0031】
初回の検知結果を含め、人間が検知されたことを示す検知結果が常に継続することを仮定した場合、kの一般項は、以下の「式2」で示される。
【数2】
【0032】
n→∞の場合、kは、7/3≒2.33に収束する。
【0033】
この結果、サーバ10は、従来技術に比較して、安定した混雑度の生成結果を提供することが可能となる。とりわけ、本実施形態に係るサーバ10は、混雑度の生成に用いる評価値を算出する数式として、人感センサ25によって人が検知された場合と、人が検知されなかった場合とで、異なる数式を用いる。また、サーバ10は、数式自体の中では、人間の検出の有無自体を変数として用いることがない。更に、評価値を算出する数式は、前回算出した評価値をパラメータとして含むと共に、何らかの値に対して徐々に収束する漸化式である。この結果、生成される混雑度が頻繁かつ大幅に変わることがなく、混雑度の生成結果が安定する。
【0034】
第2の具体例として、人感センサ25が、800msの間隔で人間が検知されたか否かを示す検知結果を発信することを前提とする。また、第2の具体例において、算出部112は、人感センサ25によって人間が検知された場合と、人間が検知されなかった場合との各々において、以下の「式3」に示される関数を用いて、評価値kを算出するものとする。
【数3】
なお、k=0.0である。
【0035】
式3についても式1と同様に、初回の検知結果を含め、人間が検知されたことを示す検知結果が常に継続することを仮定した場合、kの一般項は、上記の「式2」で示される。また、n→∞の場合、kは、7/3≒2.33に収束する。
【0036】
また、第2の具体例の場合を例にとると、式3中に含まれる係数は、一例として、人感センサ25による検知を開始してから1分間における、人間が検知された回数とkの値との関係に基づいて調整される。具体的には、式3中に含まれる「0.7」及び「0.998」の値は、人間が検知された回数が10回を超えた場合に、kの値が0.2以上になると共に、人間が検知された回数が5回を超えた場合に、kの値が0.1以上になることを目的に調整された数値である。第2の具体例においては、第1の具体例と異なり、人間が検知された場合と検知されなかった場合とで、「第1変数」であるkに乗ぜられる係数が異なる。
【0037】
この結果、サーバ10は、人間が検知された場合と検知されなかった場合とで、よりきめ細かく評価値の算出方法を切り分けることが可能となる。
【0038】
生成部113は、算出部112が算出した評価値と、閾値との比較結果に応じて、当該評価値を分類した混雑度を生成する。
【0039】
例えば、上記の第1の具体例において、kの値が0.2以上の場合に、生成部113は、「利用中」という混雑度を生成する。一方で、kの値が0.2未満の場合に、生成部113は、「空き」という混雑度を生成する。
【0040】
また、上記の第2の具体例において、kの値が0.2以上の場合に、生成部113は、「混雑」という混雑度を生成する。kの値が0.1以上0.2未満の場合に、生成部113は、「やや混雑」という混雑度を生成する。kの値が0.1未満の場合に、生成部113は、「空き」という混雑度を生成する。
【0041】
出力部114は、生成部113が生成した混雑度を、通信装置13を介してユーザ装置30に出力する。
【0042】
1-1-3:ユーザ装置の構成
図3は、ユーザ装置30の構成例を示すブロック図である。ユーザ装置30は、処理装置31、記憶装置32、通信装置33、ディスプレイ34、及び入力装置35を備える。ユーザ装置30が有する各要素は、情報を通信するための単体又は複数のバスを用いて相互に接続される。
【0043】
処理装置31は、ユーザ装置30の全体を制御するプロセッサである。また、処理装置31は、例えば、単数又は複数のチップを用いて構成される。処理装置31は、例えば、周辺装置とのインタフェース、演算装置及びレジスタ等を含む中央処理装置(CPU)を用いて構成される。なお、処理装置31が有する機能の一部又は全部を、DSP、ASIC、PLD、FPGA等のハードウェアを用いて実現してもよい。処理装置31は、各種の処理を並列的又は逐次的に実行する。
【0044】
記憶装置32は、処理装置31による読取及び書込が可能な記録媒体である。また、記憶装置32は、処理装置31が実行する制御プログラムPR3を含む複数のプログラムを記憶する。
【0045】
通信装置33は、他の装置と通信を行うための、送受信デバイスとしてのハードウェアである。通信装置33は、例えば、ネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュール等とも呼ばれる。通信装置33は、有線接続用のコネクターを備え、上記コネクターに対応するインタフェース回路を備えていてもよい。また、通信装置33は、無線通信インタフェースを備えていてもよい。有線接続用のコネクター及びインタフェース回路としては有線LAN、IEEE1394、USBに準拠した製品が挙げられる。また、無線通信インタフェースとしては無線LAN及びBluetooth(登録商標)等に準拠した製品が挙げられる。
【0046】
ディスプレイ34は、画像及び文字情報を表示するデバイスである。ディスプレイ34は、処理装置31による制御のもとで各種の画像を表示する。例えば、液晶表示パネル及び有機EL(Electro Luminescence)表示パネル等の各種の表示パネルがディスプレイ34として好適に利用される。
【0047】
入力装置35は、ユーザUからの操作を受け付ける。例えば、入力装置35は、キーボード、タッチパッド、タッチパネル又はマウス等のポインティングデバイスを含んで構成される。ここで、入力装置35は、タッチパネルを含んで構成される場合、ディスプレイ34を兼ねてもよい。
【0048】
処理装置31は、記憶装置32から制御プログラムPR3を読み出して実行する。その結果、処理装置31は、取得部311、及び表示制御部312として機能する。
【0049】
取得部311は、通信装置33を介して、サーバ10から、当該サーバ10が生成した混雑度を取得する。
【0050】
表示制御部312は、取得部311が取得した混雑度を、ディスプレイ34に表示させる。とりわけ、ユーザ装置30がAR機能を備える場合、表示制御部312は、当該混雑度を示す仮想オブジェクトを含む仮想空間を、ディスプレイ34に表示させる。
【0051】
1-2:第1実施形態の動作
図4は、第1実施形態に係る混雑度生成装置としてのサーバ10の動作を示すフローチャートである。
【0052】
ステップS1において、処理装置11は、取得部111として機能する。処理装置11は、通信装置13を介して、人感センサ25から人間の有無の検知結果を取得する。
【0053】
ステップS2において、処理装置11は、算出部112として機能する。処理装置11は、ステップS1において取得した検知結果を用いて、建物Aが有する第1の領域における混雑度を示す評価値を算出する。より詳細には、処理装置11は、第1変数及び第2変数を有する関数を用いて、人感センサ25が人間を検知する第1の時間間隔ごとに評価値を算出する。
【0054】
ここで、処理装置11は、前回算出された評価値を第1変数に設定する。また、処理装置11は、ステップS1において取得した検知結果が人間を検知したことを示す場合、第2変数を第1数に設定する。一方で、処理装置11は、ステップS1において取得した検知結果が人間を検知しなかったことを示す場合、第2変数を第2数に設定する。
【0055】
ステップS3において、処理装置11は、生成部113として機能する。処理装置11は、ステップS2において算出した評価値と、閾値との比較結果に応じて、当該評価値を分類した混雑度を生成する。
【0056】
ステップS4において、処理装置11は、出力部114として機能する。処理装置11は、ステップS3において生成した混雑度を、通信装置13を介してユーザ装置30に出力する。
【0057】
1-3:第1実施形態が奏する効果
以上の説明によれば、混雑度生成装置としてのサーバ10は、取得部111と、算出部112と、生成部113とを備える。取得部111は、建物A内に設置され、第1の時間間隔で人間の有無を検知する人感センサ25から、検知結果を取得する。算出部112は、検知結果を用いて、建物Aが有する第1の領域における混雑の程度を示す評価値を算出する。生成部113は、評価値と閾値との比較結果に応じて、評価値を分類した混雑度を生成する。算出部112は、第1変数及び第2変数を有する関数を用いて第1の時間間隔ごとに評価値を算出する。また、算出部112は、前回算出された評価値を第1変数に設定する。また、算出部112は、人感センサ25によって人間が検知された場合、第2変数を第1数に設定し、人感センサ25によって人間が検知されなかった場合、前記第2変数を第2数に設定する。
【0058】
サーバ10は、以上の構成を有するので、従来技術に比較して、混雑度の生成結果が安定した混雑度生成装置を提供することが可能となる。とりわけ、本実施形態に係るサーバ10は、混雑度の生成に用いる評価値を算出する数式として、人感センサ25によって人が検知された場合と、人が検知されなかった場合とで、異なる数式を用いる。また、サーバ10は、数式自体の中では、人間の検出の有無自体を、ゼロイチで表される変数として用いることがない。更に、評価値を算出する数式は、前回算出した評価値をパラメータとして含むと共に、何らかの値に徐々に収束する漸化式である。この結果、生成される混雑度が頻繁かつ大幅に変わることがなく、混雑度の生成結果が安定する。
【0059】
また以上の説明によれば、人感センサ25によって人間が検知された場合と、人感センサ25によって人間が検知されなかった場合とで、算出部112は、第1変数に対して異なる係数を乗じることで、評価値を算出する。
【0060】
サーバ10は、以上の構成を有するので、人間が検知された場合と検知されなかった場合とで、よりきめ細かく評価値の算出方法を切り分けることが可能となる。
【0061】
また以上の説明によれば、建物Aの入り口に人感センサ25が設置される。上記の第1の領域は、建物A全体の領域である。生成部113は、建物A全体の混雑度を生成する。
【0062】
サーバ10は、以上の構成を有するので、建物Aの入り口に人感センサ25を設置するだけで、建物A全体の混雑度を生成できる。
【0063】
2:第2実施形態
以下、図5図7を参照しつつ、本発明の第2実施形態に係る混雑度生成装置としての端末装置40を含む混雑度生成システム1Aの構成について説明する。なお、以下では、説明の簡略化のため、本実施形態に係る混雑度生成システム1Aに備わる構成要素のうち、第1実施形態に係る混雑度生成システム1と同一の構成要素に対しては同一の符号を用いると共に、その機能の詳細な説明を省略する。また、以下では主として、本実施形態に係る混雑度生成システム1Aと、第1実施形態に係る混雑度生成システム1との相違点について説明する。
【0064】
2-1:第2実施形態の構成
2-1-1:全体構成
図5は、第2実施形態に係る混雑度生成システム1Aの全体構成を示す。図5に示されるように、混雑度生成システム1Aは、第1実施形態に係る混雑度生成システム1と異なり、サーバ10の代わりにサーバ10Aを、通信装置20の代わりに端末装置40を備える。また、端末装置40は、「混雑度生成装置」の一例である。
【0065】
第1実施形態に係る混雑度生成システム1においては、通信装置20が、人感センサ25による検知結果をサーバ10に送信し、サーバ10が当該検知結果を用いて、建物Aが有する第1の領域における混雑の程度を示す評価値を算出していた。更に、サーバ10は、算出した評価値と閾値との比較結果に応じて、評価値を分類した混雑度を生成していた。
【0066】
一方、本実施形態においては、建物Aに設置された端末装置40が、人感センサ25による検知結果を用いて、上記の第1の領域における混雑の程度を示す評価値を算出する。また、端末装置40が、算出した評価値と閾値との比較結果に応じて、評価値を分類した混雑度を生成する。
【0067】
その後、端末装置40が、生成した混雑度をサーバ10に送信し、サーバ10が当該混雑度を、ユーザ装置30に送信する。
【0068】
2-1-2:端末装置の構成
図6は、端末装置40の構成例を示すブロック図である。端末装置40は、処理装置41、記憶装置42、通信装置43、ディスプレイ44、及び入力装置45を備える。端末装置40が有する各要素は、情報を通信するための単体又は複数のバスを用いて相互に接続される。
【0069】
なお、処理装置41、記憶装置42、通信装置43、ディスプレイ44、及び入力装置45の機能は、第1実施形態に係るサーバ10に備わる処理装置11、記憶装置12、通信装置13、ディスプレイ14、及び入力装置15の機能と概ね同一であるため、その詳細な機能の説明は省略する。
【0070】
処理装置41は、記憶装置42から制御プログラムPR4を読み出して実行する。その結果、処理装置41は、取得部411、算出部412、生成部413、及び出力部414として機能する。
【0071】
取得部411、算出部412、及び生成部413の機能は、第1実施形態に係るサーバ10に備わる取得部111、算出部112、及び生成部113の機能と概ね同一であるため、その詳細な機能の説明は省略する。
【0072】
出力部414は、生成部413が生成した混雑度を、通信装置43を介してサーバ10Aに出力する。
【0073】
2-1-3:サーバの構成
図7は、サーバ10Aの構成例を示すブロック図である。サーバ10Aは、処理装置11A、記憶装置12A、通信装置13、ディスプレイ14、及び入力装置15を備える。サーバ10Aが有する各要素は、情報を通信するための単体又は複数のバスを用いて相互に接続される。
【0074】
処理装置11Aは、サーバ10Aの全体を制御するプロセッサである。また、処理装置11Aは、例えば、単数又は複数のチップを用いて構成される。処理装置11Aは、例えば、周辺装置とのインタフェース、演算装置及びレジスタ等を含む中央処理装置(CPU)を用いて構成される。なお、処理装置11Aが有する機能の一部又は全部を、DSP、ASIC、PLD、FPGA等のハードウェアを用いて実現してもよい。処理装置11Aは、各種の処理を並列的又は逐次的に実行する。
【0075】
記憶装置12Aは、処理装置11Aによる読取及び書込が可能な記録媒体である。また、記憶装置12Aは、処理装置11Aが実行する制御プログラムPR1Aを含む複数のプログラムを記憶する。
【0076】
なお、サーバ10Aに備わる通信装置13、ディスプレイ14、及び入力装置15は、第1実施形態に係るサーバ10に備わる通信装置13、ディスプレイ14、及び入力装置15と同一であるため、その機能の説明を省略する。
【0077】
処理装置11Aは、記憶装置12Aから制御プログラムPR1Aを読み出して実行する。その結果、処理装置11Aは、取得部111A、及び出力部114Aとして機能する。
【0078】
取得部111Aは、通信装置13を介して、端末装置40から混雑度を取得する。
【0079】
出力部114Aは、取得部111Aが取得した混雑度を、通信装置13を介してユーザ装置30に出力する。
【0080】
2-2:第2実施形態の動作
本実施形態に係る混雑度生成装置としての端末装置40の動作は、図4を参照して説明した、第1実施形態に係る混雑度生成装置としてのサーバ10の動作と概ね同一であるため、その図示と詳細な説明は省略する。
【0081】
本実施形態に係る端末装置40の動作としては、図4のステップS4において、処理装置41が出力部414として機能し、ステップS3で生成した混雑度をサーバ10Aに出力する点で、第1実施形態に係るサーバ10の動作と異なる。
【0082】
2-3:第2実施形態が奏する効果
本実施形態に係る混雑度生成装置としての端末装置40が奏する効果は、第1実施形態に係る混雑度生成装置としてのサーバ10が奏する効果と概ね同一であるため、その説明を省略する。
【0083】
3:第3実施形態
以下、図8図9を参照しつつ、本発明の第3実施形態に係る混雑度生成装置としてのサーバ10Bを含む混雑度生成システム1Bの構成について説明する。なお、以下では、説明の簡略化のため、本実施形態に係る混雑度生成システム1Bに備わる構成要素のうち、第1実施形態に係る混雑度生成システム1と同一の構成要素に対しては同一の符号を用いると共に、その機能の詳細な説明を省略する。また、以下では主として、本実施形態に係る混雑度生成システム1Bと、第1実施形態に係る混雑度生成システム1との相違点について説明する。
【0084】
3-1:第3実施形態の構成
3-1-1:全体構成
図8は、第3実施形態に係る混雑度生成システム1Bの全体構成を示す。図8に示されるように、混雑度生成システム1Bは、第1実施形態に係る混雑度生成システム1と異なり、建物A内に複数の人感センサ25-1~25-nが設置される。なお、nは2以上の整数である。通信装置20は、複数の人感センサ25-1~25-nによる検知結果を、通信網NETを介してサーバ10Bに送信する。
【0085】
なお、人感センサ25-1~25-nの各々から、通信装置20への検知結果の送信間隔は、例えば1000ms等の固定値である。一方で、通信装置20に接続される人感センサ25-1~25-nの台数が多いほど、通信装置20からサーバ10Bへの検知結果の送信間隔は長くなることが好適である。
【0086】
サーバ10Bは、通信装置20から受信した複数の検知結果を用いて、建物Aが有する第1の領域における混雑の程度を示す評価値を算出する。また、サーバ10Bは、算出した評価値と閾値との比較結果に応じて、評価値を分類した混雑度を生成する。更に、サーバ10は、生成した混雑度を、通信網NETを介して、ユーザ装置30に送信する。
【0087】
図9は、建物Aにおける複数の人感センサ25-1~25-nの設置例である。なお、図9に示される設置例において、n=16である。
【0088】
図9に示される設置例において、建物A内には、4つのテーブルT1~T4が設置される。また、4つのテーブルT1~T4の各々には、4つの椅子Cが設置される。具体的には、テーブルT1の周囲には、4つの椅子C1-1~C1-4が設置される。同様に、テーブルT2の周囲には、4つの椅子C2-1~C2-4が設置される。テーブルT3の周囲には、4つの椅子C3-1~C3-4が設置される。テーブルT4の周囲には、4つの椅子C4-1~C4-4が設置される。
【0089】
また、各々の椅子Cには人感センサ25が設置される。具体的には、4つの椅子C1-1~C1-4には、1対1に対応する状態で、4つの人感センサ25-1~25-4が設置される。同様に、4つの椅子C2-1~C2-4には、1対1に対応する状態で、4つの人感センサ25-5~25-8が設置される。4つの椅子C3-1~C3-4には、1対1に対応する状態で、4つの人感センサ25-9~25-12が設置される。4つの椅子C4-1~C4-4には、1対1に対応する状態で、4つの人感センサ25-13~25-16が設置される。
【0090】
3-1-2:サーバの構成
サーバ10Bは、処理装置11B、記憶装置12B、通信装置13、ディスプレイ14、及び入力装置15を備える。サーバ10Bが有する各要素は、情報を通信するための単体又は複数のバスを用いて相互に接続される。なお、サーバ10Bの構成は、図2に示される、第1実施形態に係るサーバ10の構成と概ね同一であるため、その図示を省略する。
【0091】
処理装置11Bは、サーバ10Bの全体を制御するプロセッサである。また、処理装置11Bは、例えば、単数又は複数のチップを用いて構成される。処理装置11Bは、例えば、周辺装置とのインタフェース、演算装置及びレジスタ等を含む中央処理装置(CPU)を用いて構成される。なお、処理装置11Bが有する機能の一部又は全部を、DSP、ASIC、PLD、FPGA等のハードウェアを用いて実現してもよい。処理装置11Bは、各種の処理を並列的又は逐次的に実行する。
【0092】
記憶装置12Bは、処理装置11Bによる読取及び書込が可能な記録媒体である。また、記憶装置12Bは、処理装置11Bが実行する制御プログラムPR1Bを含む複数のプログラムを記憶する。
【0093】
なお、サーバ10Bに備わる通信装置13、ディスプレイ14、及び入力装置15は、第1実施形態に係るサーバ10に備わる通信装置13、ディスプレイ14、及び入力装置15と同一であるため、その機能の説明を省略する。
【0094】
処理装置11Bは、記憶装置12Bから制御プログラムPR1Bを読み出して実行する。その結果、処理装置11Bは、取得部111B、算出部112B、生成部113、及び出力部114として機能する。なお、生成部113、及び出力部114は、第1実施形態に係るサーバ10に備わる生成部113、及び出力部114と同一であるため、その機能の説明を省略する。
【0095】
取得部111Bは、複数の人感センサ25-1~25-nから、当該複数の人感センサ25-1~25-nと1対1に対応する複数の検知結果を取得する。
【0096】
算出部112Bは、取得部111Bが取得した複数の検知結果に基づいて、第1の領域に関する評価値を算出する。
【0097】
例えば、第1の時間間隔の間に、n台の人感センサ25-1~25-nのうち、p台以上の人感センサ25が人間を検知した場合に、算出部112Bは、式1における「人間が検知された場合」の数式を用いてkを算出する。一方で、第1の時間間隔の間に、n台の人感センサ25-1~25-nのうち、p台未満の人感センサ25しか人間を検知しなかった場合に、算出部112Bは、式1における「人間が検知されなかった場合」の数式を用いてkを算出する。ここで、pは1以上n以下の整数である。
【0098】
あるいは、第1の時間間隔の間に、n台の人感センサ25-1~25-nのうち、p台以上の人感センサ25が人間を検知した場合に、算出部112Bは、式3における「人間が検知された場合」の数式を用いてkを算出してもよい。一方で、第1の時間間隔の間に、n台の人感センサ25-1~25-nのうち、p台未満の人感センサ25しか人間を検知しなかった場合に、算出部112Bは、式3における「人間が検知されなかった場合」の数式を用いてkを算出してもよい。
【0099】
この結果、サーバ10Bは、複数の人感センサ25-1~25-nからの複数の検知結果を用いることで、より正確に、第1の領域の混雑度を生成できる。
【0100】
3-2:第3実施形態の動作
本実施形態に係る混雑度生成装置としてのサーバ10Bの動作は、図4を参照して説明した、第1実施形態に係る混雑度生成装置としてのサーバ10の動作と概ね同一であるため、その図示と詳細な説明は省略する。
【0101】
本実施形態に係るサーバ10Bの動作としては、図4のステップS1において、処理装置11Bは取得部111Bとして機能し、複数の人感センサ25-1~25-nから、当該複数の人感センサ25-1~25-nと1対1に対応する複数の検知結果を取得する点で、第1実施形態に係るサーバ10の動作と異なる。
【0102】
また、図4のステップS2において、処理装置11Bは算出部112Bとして機能し、ステップS1で取得した複数の検知結果に基づいて、第1の領域に関する評価値を算出する点で、第1実施形態に係るサーバ10の動作と異なる。
【0103】
3-3:第3実施形態が奏する効果
以上の説明によれば、上記の人感センサ25を含む複数の人感センサ25-1~25-nが第1の領域に設置される。取得部111Bは、複数の人感センサ25-1~25-nから、当該複数の人感センサ25-1~25-nと1対1に対応する複数の検知結果を取得する。算出部112Bは、複数の検知結果に基づいて、第1の領域に関する評価値を算出する。
【0104】
サーバ10Bは以上の構成を備えるので、複数の人感センサ25-1~25-nからの複数の検知結果を用いることで、より正確に第1の領域の混雑度を生成できる。
【0105】
4:第4実施形態
以下、図10図11を参照しつつ、本発明の第4実施形態に係る混雑度生成装置としてのユーザ装置30Cを含む混雑度生成システム1Cの構成について説明する。なお、以下では、説明の簡略化のため、本実施形態に係る混雑度生成システム1Cに備わる構成要素のうち、第1実施形態に係る混雑度生成システム1と同一の構成要素に対しては同一の符号を用いると共に、その機能の詳細な説明を省略する。また、以下では主として、本実施形態に係る混雑度生成システム1Cと、第1実施形態に係る混雑度生成システム1との相違点について説明する。
【0106】
4-1:第4実施形態の構成
4-1-1:全体構成
図10は、第4実施形態に係る混雑度生成システム1Cの全体構成を示す。図10に示されるように、混雑度生成システム1Cは、第1実施形態に係る混雑度生成システム1と異なり、サーバ10を備えないと共に、ユーザ装置30の代わりにユーザ装置30Cを備える。ユーザ装置30Cは、ユーザ装置30と同様に、例として、スマートフォン又はタブレットであってよい。あるいは、ユーザ装置30Cは、例として、AR機能又はMR機能を含むXR機能を備えるXRグラスであってもよい。また、ユーザ装置30Cは、「混雑度生成装置」の一例である。
【0107】
第1実施形態に係る混雑度生成システム1においては、通信装置20が、人感センサ25による検知結果をサーバ10に送信し、サーバ10が当該検知結果を用いて、建物Aが有する第1の領域における混雑の程度を示す評価値を算出していた。更に、サーバ10は、算出した評価値と閾値との比較結果に応じて、評価値を分類した混雑度を生成していた。
【0108】
一方、本実施形態においては、通信装置20が、人感センサ25による検知結果をユーザ装置30Cに送信し、ユーザ装置30Cが当該検知結果を用いて、建物Aが有する第1の領域における混雑の程度を示す評価値を算出する。また、ユーザ装置30Cが、算出した評価値と閾値との比較結果に応じて、評価値を分類した混雑度を生成する。
【0109】
4-1-2:ユーザ装置の構成
図11は、ユーザ装置30Cの構成例を示すブロック図である。ユーザ装置30Cは、処理装置31C、記憶装置32C、通信装置33、ディスプレイ34、及び入力装置35を備える。ユーザ装置30Cが有する各要素は、情報を通信するための単体又は複数のバスを用いて相互に接続される。
【0110】
処理装置31Cは、ユーザ装置30Cの全体を制御するプロセッサである。また、処理装置31Cは、例えば、単数又は複数のチップを用いて構成される。処理装置31Cは、例えば、周辺装置とのインタフェース、演算装置及びレジスタ等を含む中央処理装置(CPU)を用いて構成される。なお、処理装置31Cが有する機能の一部又は全部を、DSP、ASIC、PLD、FPGA等のハードウェアを用いて実現してもよい。処理装置11Aは、各種の処理を並列的又は逐次的に実行する。
【0111】
記憶装置32Cは、処理装置31Cによる読取及び書込が可能な記録媒体である。また、記憶装置32Cは、処理装置31Cが実行する制御プログラムPR3Cを含む複数のプログラムを記憶する。
【0112】
なお、ユーザ装置30Cに備わる通信装置33、ディスプレイ34、及び入力装置35は、第1実施形態に係るユーザ装置30に備わる通信装置33、ディスプレイ34、及び入力装置35と同一であるため、その機能の説明を省略する。
【0113】
処理装置31Cは、記憶装置32Cから制御プログラムPR3Cを読み出して実行する。その結果、処理装置31Cは、取得部311C、表示制御部312C、算出部313、及び生成部314として機能する。
【0114】
取得部311Cは、通信装置13を介して、人感センサ25から人間の有無の検知結果を取得する。
【0115】
算出部313及び生成部314の機能は、第1実施形態に係るサーバ10に備わる算出部112及び生成部113の機能と概ね同一であるため、その詳細な機能の説明は省略する。
【0116】
表示制御部312Cは、生成部314が生成した混雑度を、ディスプレイ34に表示させる。とりわけ、ユーザ装置30CがAR機能を備える場合、表示制御部312Cは、当該混雑度を示す仮想オブジェクトを含む仮想空間を、ディスプレイ34に表示させる。
【0117】
4-2:第4実施形態の動作
図12は、第4実施形態に係る混雑度生成装置としてのユーザ装置30Cの動作を示すフローチャートである。
【0118】
ステップS11において、処理装置31Cは、取得部311Cとして機能する。処理装置31Cは、通信装置33を介して、人感センサ25から人間の有無の検知結果を取得する。
【0119】
ステップS12において、処理装置31Cは、算出部313として機能する。処理装置31Cは、ステップS11において取得した検知結果を用いて、建物Aが有する第1の領域における混雑度を示す評価値を算出する。より詳細には、処理装置31Cは、第1変数及び第2変数を有する関数を用いて、人感センサ25が人間を検知する第1の時間間隔ごとに評価値を算出する。
【0120】
ここで、処理装置31Cは、前回算出された評価値を第1変数に設定する。また、処理装置31Cは、ステップS11において取得した検知結果が人間を検知したことを示す場合、第2変数を第1数に設定する。一方で、処理装置31Cは、ステップS11において取得した検知結果が人間を検知しなかったことを示す場合、第2変数を第2数に設定する。
【0121】
ステップS13において、処理装置31Cは、生成部314として機能する。処理装置31Cは、ステップS12において算出した評価値と、閾値との比較結果に応じて、当該評価値を分類した混雑度を生成する。
【0122】
ステップS14において、処理装置31Cは、表示制御部312Cとして機能する。処理装置31Cは、ステップS13において生成した混雑度を、ディスプレイ34に表示させる。とりわけ、ユーザ装置30CがAR機能又はMR機能を備える場合、処理装置31Cは、当該混雑度を示す仮想オブジェクトを含む仮想空間を、ディスプレイ34に表示させる。
【0123】
4-3:第4実施形態が奏する効果
本実施形態に係る混雑度生成装置としてのユーザ装置30Cが奏する効果は、第1実施形態に係る混雑度生成装置としてのサーバ10が奏する効果と概ね同一であるため、その説明を省略する。
【0124】
5:変形例
本開示は、以上に例示した実施形態に限定されない。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様を併合してもよい。
【0125】
5-1:変形例1
第1実施形態に係る混雑度生成システム1~第4実施形態に係る混雑度生成システム1Cにおいて、上記の「第1の領域」は、建物A全体の領域であった。しかし、「第1の領域」は、建物A全体の領域に限定されない。
【0126】
例えば、第3実施形態に係る混雑度生成システム1Bにおいて、「第1の領域」は、図9に示されるテーブルT1を中心とする領域であってよい。より詳細には、「第1の領域」は、テーブルT1、及び椅子C1-1~C1-4を含む一方で、テーブルT2~T4、椅子C2-1~C2-4、椅子C3-1~C3-4、及び椅子C4-1~C4-4は含まない領域であって良い。
【0127】
この場合、取得部111Bは、4つの人感センサ25-1~25-4から、当該4つの人感センサ25-1~25-4と1対1に対応する4つの検知結果を取得する。算出部112Bは、取得部111Bが取得した4つの検知結果に基づいて、第1の領域であるテーブルT1を中心とする領域に関する評価値を算出する。生成部113は、評価値と閾値との比較結果に応じて、第1の領域であるテーブルT1を中心とする領域の混雑度を生成する。
【0128】
一例として、人感センサ25-1~25-4のうち、1台でも人間を感知した場合に、算出部112Bは、式1における「人間が検知された場合」の数式を用いてkを算出する。一方で、人感センサ25-1~25-4のうち、1台も人間を感知しなかった場合に、算出部112Bは、式1における「人間が検知されなかった場合」の数式を用いてkを算出する。
【0129】
また、算出部112Bは、テーブルT1を中心とする領域の評価値だけではなく、テーブルT2を中心とする領域の評価値、テーブルT3を中心とする領域の評価値、及びテーブルT4を中心とする領域の評価値の各々を算出してもよい。生成部113は、テーブルT1を中心とする領域の混雑度だけではなく、テーブルT2を中心とする領域の混雑度、テーブルT3を中心とする領域の混雑度、及びテーブルT4を中心とする領域の混雑度の各々を生成してもよい。
【0130】
5-2:変形例2
第2実施形態に係る混雑度生成システム1Aにおいては、端末装置40が混雑度を生成してサーバ10に送信し、サーバ10が当該混雑度をユーザ装置30に送信していた。しかし、混雑度の送信ルートは、これには限定されない。
【0131】
例えば、端末装置40が、生成した混雑度をユーザ装置30に直接送信してもよい。
【0132】
5-3:変形例3
第1実施形態に係る混雑度生成システム1~第3実施形態に係る混雑度生成システム1Bにおいて、ユーザ装置30は、サーバ10~10Bから受信した混雑度を表示する。また、第4実施形態に係る混雑度生成システム1Cにおいて、ユーザ装置30Cは、自身が生成した混雑度を表示する。混雑度の表示において、ユーザ装置30は、一定の期間、表示した混雑度を変更せずに維持してもよい。具体的には、ユーザ装置30は、第1の時点において第1の混雑度を受信し、第1の混雑度の表示を開始した後、第2の時点において、第1の混雑度とは異なる第2の混雑度を受信した場合、第1の時点から第2の時点まで一定の時間が経過していなければ、第1の混雑度の表示を継続してもよい。
【0133】
建物Aに設置された人感センサ25が人間を検知したものの、検知した人間が、建物Aから外に出るのではなく、例えばトイレに立った場合、一定の時間が経過すれば、当該人間は、人感センサ25によって存在を検知される場所に戻るのが通常である。このような場合に、当該人間がトイレに行っている間、実際には、建物Aが「空き」を示す状態になっていないにも拘らず、ユーザ装置30は「空き」を示す表示をすることとなる。このような状況の発生を抑制するため、上記のように、ユーザ装置30は一定の期間、表示した混雑度を維持してもよい。
【0134】
6:その他
(1)上述した実施形態では、記憶装置12~12B、記憶装置32並びに32C、及び記憶装置42は、ROM及びRAMなどを例示したが、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、CD-ROM(Compact Disc-ROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ、データベース、サーバその他の適切な記憶媒体である。また、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。また、プログラムは、電気通信回線を介して通信網NETから送信されてもよい。
【0135】
(2)上述した実施形態において、説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
【0136】
(3)上述した実施形態において、入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
【0137】
(4)上述した実施形態において、判定は、1ビットを用いて表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
【0138】
(5)上述した実施形態において例示した処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
【0139】
(6)図1図12に例示された各機能は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
【0140】
(7)上述した実施形態において例示したプログラムは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称を用いて呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
【0141】
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
【0142】
(8)前述の各形態において、「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
【0143】
(9)本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。
【0144】
(10)上述した実施形態において、サーバ10~10B、通信装置20、ユーザ装置30並びに30C、及び端末装置40は、移動局(MS:Mobile Station)である場合が含まれる。移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語によって呼ばれる場合もある。また、本開示においては、「移動局」、「ユーザ装置(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」等の用語は、互換的に使用され得る。
【0145】
(11)上述した実施形態において、「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含められる。要素間の結合又は接続は、物理的な結合又は接続であっても、論理的な結合又は接続であっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」を用いて読み替えられてもよい。本開示において使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えられる。
【0146】
(12)上述した実施形態において、「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
【0147】
(13)本開示において使用される「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などによって読み替えられてもよい。
【0148】
(14)上述した実施形態において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。更に、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
【0149】
(15)本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
【0150】
(16)本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」等の用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
【0151】
(17)本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行う通知に限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
【0152】
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施できる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とし、本開示に対して何ら制限的な意味を有さない。
【符号の説明】
【0153】
1,1A,1B,1C…混雑度生成システム、10~10B…サーバ、11~11B…処理装置、12~12B…記憶装置、13…通信装置、14…ディスプレイ、15…入力装置、20…通信装置、25…人感センサ、30,30C…ユーザ装置、31…処理装置、32…記憶装置、33…通信装置、34…ディスプレイ、35…入力装置、40…端末装置、41…処理装置、42…記憶装置、43…通信装置、44…ディスプレイ、45…入力装置、111,111B…取得部、112,112B…算出部、113…生成部、114,114A…出力部、311,311C…取得部、312,312C…表示制御部、313…算出部、314…生成部、411…取得部、412…算出部、413…生成部、414…出力部、C…椅子、PR1,PR1A,PR1B,PR3,PR4…制御プログラム、T1~T4…テーブル
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