(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023172511
(43)【公開日】2023-12-06
(54)【発明の名称】給湯システム
(51)【国際特許分類】
H04Q 9/00 20060101AFI20231129BHJP
F24H 15/196 20220101ALI20231129BHJP
F24H 15/176 20220101ALI20231129BHJP
F24H 15/45 20220101ALI20231129BHJP
F24H 15/493 20220101ALN20231129BHJP
【FI】
H04Q9/00 301D
F24H15/196 301V
F24H15/176
F24H15/45 101
F24H15/493
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022084365
(22)【出願日】2022-05-24
(71)【出願人】
【識別番号】000115854
【氏名又は名称】リンナイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001117
【氏名又は名称】弁理士法人ぱてな
(72)【発明者】
【氏名】横井 康徳
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 幸弘
【テーマコード(参考)】
3L024
5K048
【Fターム(参考)】
3L024DD31
3L024EE02
5K048AA04
5K048BA14
5K048EB02
5K048FB05
5K048FB15
(57)【要約】
【課題】ユーザの利便性の向上を実現できる給湯システムを提供する。
【解決手段】給湯システム1において、リモコン装置10、20は、表示部13、23と、表示部13、23の外周縁13E、23Eに沿ってそれぞれ配置された複数のファンクションスイッチF1~F10と、制御部11、21と、を有する。制御部11、21は、接続されたオプション装置70、80を判別する判別処理と、判別処理の結果に基づいて、給湯装置90及び接続されたオプション装置70、80を操作するための複数の操作機能のそれぞれを複数のファンクションスイッチF1~F10に対して割り付ける割り付け処理と、表示部13、23における複数のファンクションスイッチF1~F10のそれぞれに隣接する位置に、割り付け処理によって割り付けた操作機能を表現する操作名称を表示する操作名称表示処理と、を実行するように構成される。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
加熱手段を有し、供給された水を前記加熱手段によって加熱して出湯する給湯装置と、
前記給湯装置を遠隔操作するリモコン装置と、を備え、
前記給湯装置に対して複数のオプション装置が接続可能な給湯システムであって、
前記リモコン装置は、ドットマトリクス型の表示部と、
前記表示部の外周縁に沿ってそれぞれ配置され、前記給湯装置及び前記オプション装置を操作するための複数の操作機能を割り付け可能な複数のファンクションスイッチと、
前記表示部を制御するとともに、前記複数のファンクションスイッチから操作入力が伝達される制御部と、を有し、
前記制御部は、接続された前記オプション装置を判別する判別処理と、
前記判別処理の結果に基づいて、前記給湯装置及び接続された前記オプション装置を操作するための前記複数の操作機能のそれぞれを前記複数のファンクションスイッチに対して割り付ける割り付け処理と、
前記表示部における前記複数のファンクションスイッチのそれぞれに隣接する位置に、前記割り付け処理によって割り付けた前記操作機能を表現する操作名称を表示する操作名称表示処理と、を実行するように構成されていることを特徴とする給湯システム。
【請求項2】
前記複数の操作機能のそれぞれについて優先度を定めたデータテーブルを記憶する記憶部をさらに備え、
前記複数のファンクションスイッチは、操作頻度の高低に応じた順位が定められており、
前記制御部は、前記割り付け処理において、前記データテーブルを参照して前記優先度の高い前記操作機能ほど前記順位が上の前記ファンクションスイッチに割り付ける請求項1記載の給湯システム。
【請求項3】
前記リモコン装置は、浴室に設置された浴室リモコンを有し、
前記浴室で発揮する機能を備える前記オプション装置が前記給湯装置に対して接続された場合、前記制御部は、前記割り付け処理において、前記浴室で発揮する機能に対応する前記操作機能を前記浴室リモコンの前記複数のファンクションスイッチの少なくとも1つに割り付ける請求項2記載の給湯システム。
【請求項4】
前記リモコン装置は、浴室に設置された浴室リモコンと、台所に設置された台所リモコンと、を有し、
前記浴室で発揮する機能を備える前記オプション装置が前記給湯装置に対して接続された場合、前記制御部は、前記割り付け処理において、前記浴室で発揮する機能に対応する前記操作機能を前記浴室リモコンの前記複数のファンクションスイッチの少なくとも1つに割り付け、
さらに、前記制御部は、前記浴室で発揮する機能を備える前記オプション装置に対応する前記操作機能のうちの前記台所から遠隔制御する必要がある前記操作機能に限って、前記台所リモコンの前記複数のファンクションスイッチの少なくとも1つに割り付ける請求項2記載の給湯システム。
【請求項5】
前記制御部は、前記判別処理において、接続された前記オプション装置と直接、又は前記給湯装置を経由して通信することにより、接続された前記オプション装置を判別し、
前記制御部は、前記判別処理、前記割り付け処理及び前記操作名称表示処理を前記給湯装置の起動直後から繰り返し実行する請求項1乃至4のいずれか1項記載の給湯システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は給湯システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来の給湯システムの一例が開示されている。この給湯システムは、給湯装置及びリモコン装置を備えている。給湯装置は、加熱手段を有し、供給された水を加熱手段によって加熱して出湯する。リモコン装置は、給湯装置を遠隔操作する。給湯システムは、給湯装置に対して複数のオプション装置が接続可能である。
【0003】
リモコン装置は、表示部と、複数の操作スイッチと、コントローラと、を有している。表示部は、任意に文字や図形を表示できる任意情報表示部を有している。
【0004】
リモコン装置において、コントローラは、接続されたオプション装置から送信される固有の識別コードに基づき、接続されたオプション装置を判別する。そして、コントローラは、その判別結果に基づき、表示部及び複数の操作スイッチを用いて、接続されたオプション装置を操作するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記従来の給湯システムでは、給湯装置に対して実際に後付けで接続されたオプション装置をリモコン装置によって操作するとき、ユーザが複数の操作スイッチに操作入力を複数回行って、任意情報表示部に表示されたメインメニューから階層メニューに移行し、その接続されたオプション装置の操作メニューに到達してから、その接続されたオプション装置に対する操作を行うことが考えられる。この場合、ユーザの操作入力の回数が多く、ユーザが面倒であると感じ易い。その結果、この給湯システムは、ユーザの利便性の向上を実現することが難しい。
【0007】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、ユーザの利便性の向上を実現できる給湯システムを提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の給湯システムは、加熱手段を有し、供給された水を前記加熱手段によって加熱して出湯する給湯装置と、
前記給湯装置を遠隔操作するリモコン装置と、を備え、
前記給湯装置に対して複数のオプション装置が接続可能な給湯システムであって、
前記リモコン装置は、ドットマトリクス型の表示部と、
前記表示部の外周縁に沿ってそれぞれ配置され、前記給湯装置及び前記オプション装置を操作するための複数の操作機能を割り付け可能な複数のファンクションスイッチと、
前記表示部を制御するとともに、前記複数のファンクションスイッチから操作入力が伝達される制御部と、を有し、
前記制御部は、接続された前記オプション装置を判別する判別処理と、
前記判別処理の結果に基づいて、前記給湯装置及び接続された前記オプション装置を操作するための前記複数の操作機能のそれぞれを前記複数のファンクションスイッチに対して割り付ける割り付け処理と、
前記表示部における前記複数のファンクションスイッチのそれぞれに隣接する位置に、前記割り付け処理によって割り付けた前記操作機能を表現する操作名称を表示する操作名称表示処理と、を実行するように構成されていることを特徴とする。
【0009】
本発明の給湯システムにおいて、給湯装置を遠隔操作するリモコン装置の制御部は、判別処理、割り付け処理及び操作名称表示処理を実行する。これにより、ユーザは、リモコン装置によって、後付けで接続されたオプション装置に所望の動作を実行させようとするとき、その動作に対応する操作機能を表現する機能名称が表示されたファンクションスイッチを押すことにより、接続されたオプション装置にその動作を実行させることができる。その結果、この給湯システムは、上記従来の給湯システムと比較して、ユーザの操作入力の回数を大幅に削減でき、ユーザが面倒であると感じることを抑制できる。
【0010】
したがって、本発明の給湯システムは、ユーザの利便性の向上を実現できる。また、この給湯システムは、通常の操作スイッチに加えてオプション装置専用の操作スイッチを有するリモコン装置に交換したり、オプション装置専用のリモコン装置を別途設置したりする必要がなくなるので、オプション装置の設置コストの低廉化を実現できる。
【0011】
本発明の給湯システムは、複数の操作機能のそれぞれについて優先度を定めたデータテーブルを記憶する記憶部をさらに備えていることが望ましい。複数のファンクションスイッチは、操作頻度の高低に応じた順位が定められていることが望ましい。そして、制御部は、割り付け処理において、データテーブルを参照して優先度の高い操作機能ほど順位が上のファンクションスイッチに割り付けることが望ましい。
【0012】
この場合、ユーザが操作頻度の高いファンクションスイッチを操作して優先度の高い操作機能を実行できるので、ユーザの利便性の向上を一層実現できる。
【0013】
リモコン装置は、浴室に設置された浴室リモコンを有していることが望ましい。そして、浴室で発揮する機能を備えるオプション装置が給湯装置に対して接続された場合、制御部は、割り付け処理において、浴室で発揮する機能に対応する操作機能を浴室リモコンの複数のファンクションスイッチの少なくとも1つに割り付けることが望ましい。
【0014】
この場合、ユーザが浴室にいるときに、浴室で発揮する機能を備えるオプション装置を浴室リモコンによって容易に操作できる。
【0015】
リモコン装置は、浴室に設置された浴室リモコンと、台所に設置された台所リモコンと、を有していることが望ましい。そして、浴室で発揮する機能を備えるオプション装置が給湯装置に対して接続された場合、制御部は、割り付け処理において、浴室で発揮する機能に対応する操作機能を浴室リモコンの複数のファンクションスイッチの少なくとも1つに割り付けることが望ましい。さらに、制御部は、浴室で発揮する機能を備えるオプション装置に対応する操作機能のうちの台所から遠隔制御する必要がある操作機能に限って、台所リモコンの複数のファンクションスイッチの少なくとも1つに割り付けることが望ましい。
【0016】
この場合、ユーザが浴室にいるときに、浴室で発揮する機能を備えるオプション装置を浴室リモコンによって容易に操作できる。また、ユーザが台所にいるときに、浴室で発揮する機能を備えるオプション装置に対応する操作機能のうちの台所から遠隔制御する必要がある操作機能を台所リモコンによって実行させることができ、必要がない操作機能については台所リモコンの複数のファンクションスイッチに割り付けられないので、ユーザの利便性の向上を一層実現できる。
【0017】
制御部は、判別処理において、接続されたオプション装置と直接、又は給湯装置を経由して通信することにより、接続されたオプション装置を判別することが望ましい。そして、制御部は、判別処理、割り付け処理及び操作名称表示処理を給湯装置の起動直後から繰り返し実行することが望ましい。
【0018】
この場合、制御部は、給湯装置が起動直後に判別したオプション装置について、その後に故障等の不具合が発生した場合に、繰り返し実行する判別処理、割り付け処理及び操作名称表示処理によって、その不具合が発生したオプション装置を除外できる。その結果、この給湯システムは、ユーザがその不具合が発生したオプション装置を操作できると誤認することを抑制できるので、ユーザの利便性の向上を一層実現できる。
【発明の効果】
【0019】
本発明の給湯システムによれば、ユーザの利便性の向上を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】
図1は、実施例の給湯システムの模式図である。
【
図2】
図2は、実施例の給湯システムのブロック図である。
【
図5】
図5は、給湯装置が浴室暖房乾燥機の設置情報を取得するために実行するプログラムのフローチャートである。
【
図6】
図6は、給湯装置がマイクロバブルバス装置の設置情報を取得するために実行するプログラムのフローチャートである。
【
図7】
図7は、台所リモコン及び浴室リモコンがそれぞれ実行するプログラムのフローチャートである。
【
図8】
図8は、台所リモコン及び浴室リモコンがそれぞれ実行するプログラムのフローチャートである。
【
図9】
図9は、台所リモコンに係るデータテーブルを示す図である。
【
図10】
図10は、浴室リモコンに係るデータテーブルを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0022】
(実施例)
図1に示すように、実施例の給湯システム1は、本発明の給湯システムの具体的態様の一例であり、住宅H1に適用されている。
【0023】
住宅H1には、台所R1、浴室R2及び脱衣室R3が設けられている。台所R1の流し台には、混合水栓5が設置されている。浴室R2には、浴槽3と、図示しない混合水栓及びシャワーとが設置されている。
【0024】
給湯システム1は、住宅H1に設置された給湯装置90と、台所R1に設置された台所リモコン10と、浴室R2に設置された浴室リモコン20と、を備えている。
【0025】
台所リモコン10及び浴室リモコン20は、本発明の「リモコン装置」の一例である。後で詳しく説明するように、台所リモコン10及び浴室リモコン20は、給湯装置90を遠隔操作する。
【0026】
<給湯装置>
給湯装置90は、周知の構成であるので説明を簡略するが、加熱手段99と、図示しない熱交換器及び循環ポンプ等とを有している。加熱手段99は、都市ガス等の燃料ガスを燃焼させて、高温の燃焼ガスを生成するガスバーナである。給湯装置90は、水道等から供給される水を図示しない熱交換器内で流通させ、加熱手段99が生成する燃焼ガスとの間で熱交換を行わせることでその水を加熱し、出湯する。
【0027】
給湯装置90は、台所往き配管P1Aによって混合水栓5に接続されている。また、給湯装置90は、浴槽往き配管P3A及び浴槽戻り配管P3Bによって浴槽3に接続されている。給湯装置90は、図示しない循環ポンプによって浴槽3と図示しない熱交換器との間で湯を循環させながら加熱手段99によって加熱する循環加熱を行う。
【0028】
給湯装置90は、水道等から供給された水を加熱手段99によって加熱し、台所R1及び浴室R2において出湯する。
【0029】
より詳しくは、給湯装置90は、台所R1の混合水栓5や浴室R2の図示しない混合水栓及びシャワーに湯を供給する給湯運転を実行可能である。また、給湯装置90は、浴室R2の浴槽3内に自動で湯はりを行う自動湯はり運転、浴槽3内の湯を加熱する追い焚き運転、浴槽3内に足し湯を行う足し湯運転、浴槽3内に足し水を行う足し水運転を実行可能である。
【0030】
図2に示すように、給湯装置90は、給湯制御部91及び給湯通信部95を有している。
【0031】
給湯制御部91は、図示しないCPUと、ROM及びRAM等の記憶素子によって構成された記憶部91Mと、インターフェース回路等とを含んで構成された電子回路ユニットである。給湯制御部91は、給湯装置90の動作に関する制御処理を実行する。
【0032】
記憶部91Mは、給湯装置90等を動作させるための各種プログラム及び設定情報等を記憶している。また、記憶部91Mは、給湯装置90等の動作中において給湯制御部91が取得する各種情報を適宜記憶する。記憶部91Mが記憶するプログラムには、
図5及び
図6に示すプログラムが含まれる。
【0033】
図2に示すように、給湯通信部95は、台所リモコン10及び浴室リモコン20と有線によって接続されており、それらとの間で通信を行う。
【0034】
<複数のオプション装置>
図1に示すように、給湯システム1は、給湯装置90に対して複数のオプション装置が後付けで接続可能である。複数のオプション装置としては、浴室暖房乾燥機、マイクロバブルバス装置、即湯ユニット、温水式床暖房装置、浴室内音響機器、浴室内映像機器等が挙げられる。
【0035】
本実施例では、説明を簡略化するため、複数のオプション装置が浴室暖房乾燥機70及びマイクロバブルバス装置80である場合について説明する。
【0036】
給湯システム1は、給湯装置90に対して実際に後付けで接続されたオプション装置が無しである場合があり得る。また、給湯システム1は、給湯装置90に対して実際に後付けで接続されたオプション装置が1つ以上である場合があり得る。
【0037】
すなわち、給湯システム1は、住宅H1に居住するユーザの様々なニーズに応じて、接続されたオプション装置が無しである「ケース1」、接続されたオプション装置がマイクロバブルバス装置80である「ケース2」、接続されたオプション装置が浴室暖房乾燥機70である「ケース3」、接続されたオプション装置が浴室暖房乾燥機70及びマイクロバブルバス装置80である「ケース4」、のうちのいずれか1つのケースに該当することになる。
【0038】
図1及び
図2は、「ケース4」の場合、すなわち、浴室暖房乾燥機70及びマイクロバブルバス装置80が給湯装置90に対して実際に後付けで接続された状態を示している。
【0039】
図示は省略するが、「ケース1」の場合、すなわち、接続されたオプション装置が無しである場合、
図1及び
図2から浴室暖房乾燥機70及びマイクロバブルバス装置80が削除された状態となる。また、「ケース2」の場合、すなわち、接続されたオプション装置がマイクロバブルバス装置80である場合、
図1及び
図2から浴室暖房乾燥機70が削除された状態となる。さらに、「ケース3」の場合、すなわち、接続されたオプション装置が浴室暖房乾燥機70である場合、
図1及び
図2からマイクロバブルバス装置80が削除された状態となる。
【0040】
<浴室暖房乾燥機>
図1に示すように、浴室暖房乾燥機70は、浴室R2の天井に設置されている。浴室暖房乾燥機70は、周知の構成であるので説明を簡略するが、図示しない循環ファン、放熱器及び熱動弁等と、換気ユニット79とを有している。浴室暖房乾燥機70は、暖房往き配管P7A及び暖房戻り配管P7Bによって、給湯装置90に接続されている。
【0041】
浴室暖房乾燥機70は、図示しない循環ファンによって浴室R2の空気を循環させながら、その空気を給湯装置90から供給されて図示しない放熱器内を流れる温水によって加熱することで、浴室R2を暖める暖房運転を実行可能である。
【0042】
また、浴室暖房乾燥機70は、換気ユニット79が有する図示しない換気ファン及び可変ダンパによって浴室R2の空気を住宅H1の外部に排出する換気運転を実行可能である。
【0043】
さらに、浴室暖房乾燥機70は、暖房運転による浴室R2の昇温と、換気運転による浴室R2の除湿とを協調的に行って、浴室R2を乾燥させる乾燥運転を実行可能である。
【0044】
暖房運転、換気運転及び乾燥運転は、浴室暖房乾燥機70が浴室R2で発揮する機能である。
【0045】
浴室暖房乾燥機70は、付属品として浴室暖房乾燥機リモコン73を有している。浴室暖房乾燥機リモコン73は、浴室R2にも設置可能であるが、一般的に脱衣室R3に設置されている。
【0046】
浴室暖房乾燥機リモコン73は、浴室暖房乾燥機70を遠隔操作する。ユーザは、脱衣室R3において浴室暖房乾燥機リモコン73を操作することにより、浴室暖房乾燥機70に暖房運転、換気運転又は乾燥運転を実行させたり、それらの運転の設定値の変更を行ったりすることができる。
【0047】
図2に示すように、浴室暖房乾燥機リモコン73は、浴室暖房乾燥機70と有線によって接続されており、浴室暖房乾燥機70との間で通信を行う。浴室暖房乾燥機70は、浴室暖房乾燥機リモコン73から暖房運転、換気運転又は乾燥運転の実行指令を受信したときに、暖房運転、換気運転又は乾燥運転を実行する。
【0048】
浴室暖房乾燥機70は、給湯装置90の給湯通信部95と有線によって接続されており、給湯通信部95との間で通信を行う。後述するように、浴室暖房乾燥機70は、台所リモコン10又は浴室リモコン20から給湯装置90の給湯通信部95を経由して暖房運転の実行指令を受信したときに、暖房運転を実行する。
【0049】
<マイクロバブルバス装置>
図1に示すように、マイクロバブルバス装置80は、浴槽往き配管P3A及び浴槽戻り配管P3Bの途中に設置されている。マイクロバブルの発生方法としては様々な方法が知られているが、本実施例では、マイクロバブルバス装置80は、以下のようにしてマイクロバブル運転を実行可能である。
【0050】
すなわち、マイクロバブルバス装置80は、マイクロバブル運転を実行していないときは、浴槽往き配管P3Aの上流から下流にそのまま湯を流通させるとともに、浴槽戻り配管P3Bの上流から下流にそのまま湯を流通させる。
【0051】
マイクロバブルバス装置80は、マイクロバブル運転を実行すると、浴槽3から吸い上げた湯をポンプで加圧してタンク内に取り込み、タンク内に取り込んだ加圧湯に旋回流を発生させて空気と接触させることで、その湯に空気を溶け込ませる。そして、その湯が浴槽3の循環金具から噴出する際に圧力が一気に下がることで、溶けた空気が微細な気泡、すなわちマイクロバブルに変わって、その湯が白濁する。
【0052】
図2に示すように、マイクロバブルバス装置80は、給湯装置90の給湯通信部95と有線によって接続されており、給湯通信部95との間で通信を行う。後述するように、マイクロバブルバス装置80は、浴室リモコン20から給湯装置90の給湯通信部95を経由してマイクロバブル運転の実行指令を受信したときに、マイクロバブル運転を実行する。
【0053】
マイクロバブル運転は、マイクロバブルバス装置80が浴室R2で発揮する機能である。
【0054】
<台所リモコン>
台所リモコン10は、第1制御部11、第1表示部13、第1操作部12及び第1通信部15を有している。第1制御部11は、本発明の「制御部」の一例である。第1表示部13は、本発明の「表示部」の一例である。
【0055】
第1制御部11は、図示しないCPUと、ROM及びRAM等の記憶素子によって構成された記憶部11Mと、インターフェース回路等とを含んで構成された電子回路ユニットである。第1制御部11は、台所リモコン10の動作に関する制御処理を実行する。
【0056】
記憶部11Mは、給湯装置90等を遠隔制御するための各種プログラム及び設定情報等を記憶している。また、記憶部11Mは、給湯装置90等の遠隔制御中において第1制御部11が取得する各種情報を適宜記憶する。
【0057】
記憶部11Mが記憶するプログラムには、
図7及び
図8に示すプログラムが含まれる。また、記憶部11Mは、
図9に示すデータテーブルDT1を記憶している。
【0058】
図3に示すように、第1表示部13は、台所リモコン10の前面における上部分に位置している。第1表示部13は、点灯及び消灯を切替可能な画素が縦方向及び横方向に二次元的に配列されてなるドットマトリクス型の表示パネルであり、具体的には、液晶パネルや有機ELパネル等である。
【0059】
第1表示部13は、第1制御部11に制御されることにより、文字や画像等の各種情報を表示する。例えば、第1表示部13は、32×32ドットを1文字単位として、漢字、カタカナ、アルファベット、数字、マーク等を表示できる。
【0060】
第1操作部12は、複数の操作スイッチにより構成されており、給湯装置90等の操作に関する入力を受ける。
【0061】
より詳しくは、第1操作部12は、「運転」スイッチS11、「MENU」スイッチS12、「▲」スイッチS13、「▼」スイッチS14及び「決定」スイッチS15を有している。
【0062】
「運転」スイッチS11、「MENU」スイッチS12、「▲」スイッチS13、「▼」スイッチS14及び「決定」スイッチS15は、台所リモコン10の前面における下部分に位置している。
【0063】
「運転」スイッチS11は、給湯装置90を休止状態から運転状態に切り替えるためのスイッチである。給湯装置90は、運転状態に切り替わることにより、給湯運転、自動湯はり運転、追い焚き運転、足し湯運転又は足し水運転を実行可能となる。また、給湯装置90が運転状態にあるときに「運転」スイッチS11を押すことにより、給湯装置90を運転状態から休止状態に切り替えることができる。
【0064】
また、給湯装置90は、運転状態に切り替わることにより、電力供給源から、接続されたオプション装置(無し、又は、浴室暖房乾燥機70及びマイクロバブルバス装置80の少なくとも一方)の制御部への電力供給を開始する。
【0065】
「MENU」スイッチS12は、ユーザが選択可能な複数のメニューを第1表示部13に表示させるためのスイッチである。ユーザが「MENU」スイッチS12を押すことにより、第1表示部13の画面を
図3に示す画面から、図示しない「メインメニュー」、「設定メニュー」、「メンテナンスメニュー」等に切り替えることができる。
【0066】
「▲」スイッチS13及び「▼」スイッチS14は、第1表示部13に表示された各種メニューのメニュー項目の中から所望のメニュー項目を選択したり、数値を設定するときに数値を増減させたりするためのスイッチである。「決定」スイッチS15は、選択されたメニューや増減された数値に決定するためのスイッチである。
【0067】
第1操作部12は、さらに、複数の操作機能のそれぞれを割り付け可能な複数のファンクションスイッチF1、F2、F3、F4、F5を有している。各ファンクションスイッチF1~F5は、第1表示部13の外周縁13Eのうちの下端縁に沿ってそれぞれ配置されている。
【0068】
各ファンクションスイッチF1~F5は、操作頻度の高低に応じた順位、すなわち、F1>F2>F3>F4>F5、が定められている。各ファンクションスイッチF1~F5は、この順位通りに左から右に向かって並んでいる。
【0069】
各ファンクションスイッチF1~F5に対する複数の操作機能の割り付けについては、後で詳しく説明する。
【0070】
第1制御部11には、第1操作部12の「運転」スイッチS11、「MENU」スイッチS12、「▲」スイッチS13、「▼」スイッチS14、「決定」スイッチS15及び各ファンクションスイッチF1~F5から操作入力が伝達される。
【0071】
図2に示すように、第1通信部15は、給湯装置90の給湯通信部95と有線によって接続されており、給湯通信部95との間で通信を行う。
【0072】
また、第1通信部15は、Wi-Fi(登録商標)による通信を行う電子回路を内蔵している。第1通信部15は、住宅H1内に設置された図示しない無線ルータ等を経由して、インターネット等のネットワークNW1や、ネットワークNW1に接続された外部サーバ9とネットワーク通信を実施可能である。外部サーバ9は、給湯システム1が利用するクラウドサーバである。
【0073】
第1制御部11は、第1操作部12に対する入力に基づいて、給湯装置90等との間で第1通信部15を経由する情報の送受信を行ったり、第1表示部13によって給湯装置90等の運転状況等の各種情報を表示したりする。また、第1制御部11は、第1通信部15等を経由して、ネットワークNW1や外部サーバ9と通信可能となっている。
【0074】
例えば、第1制御部11は、外部サーバ9が
図9に示すデータテーブルDT1の最新情報を保有している場合、その最新情報をネットワークNW1経由で取得して、記憶部11Mが記憶するデータテーブルDT1を更新できる。
【0075】
図3に示すように、台所リモコン10は、マイク17M及びスピーカ17Sをさらに有している。マイク17M及びスピーカ17Sは、台所リモコン10と浴室リモコン20との間で通話を行うインターホン通話を実行するときに使用される。
【0076】
<浴室リモコン>
図2に示すように、浴室リモコン20は、第2制御部21、第2表示部23、第2操作部22及び第2通信部25を有している。第2制御部21は、本発明の「制御部」の一例である。第2表示部23は、本発明の「表示部」の一例である。
【0077】
第2制御部21は、台所リモコン10の第1制御部11と同様の電子回路ユニットであり、図示しないCPU、記憶部21M及びインターフェース回路等とを含んで構成されている。第2制御部21は、浴室リモコン20の動作に関する制御処理を実行する。
【0078】
記憶部21Mは、給湯装置90等を遠隔制御するための各種プログラム及び設定情報等を記憶している。また、記憶部21Mは、給湯装置90等の遠隔制御中において第2制御部21が取得する各種情報を適宜記憶する。
【0079】
記憶部21Mが記憶するプログラムには、
図7及び
図8に示すプログラムが含まれる。また、記憶部21Mは、
図10に示すデータテーブルDT2を記憶している。
【0080】
図4に示すように、第2表示部23は、浴室リモコン20の前面における中央部分に位置している。第2表示部23は、台所リモコン10の第1表示部13と同様に、ドットマトリクス型の表示パネルである。第2表示部23は、第2制御部21に制御されることにより、漢字を含む文字や画像等の各種情報を表示する。
【0081】
第2操作部22は、複数の操作スイッチにより構成されており、給湯装置90等の操作に関する入力を受ける。
【0082】
より詳しくは、第2操作部22は、「運転」スイッチS21、「MENU」スイッチS22、「▲」スイッチS23、「▼」スイッチS24、「決定」スイッチS25及び「CALL」スイッチS26を有している。
【0083】
「運転」スイッチS21び「CALL」スイッチS26は、浴室リモコン20の前面における左部分に位置している。「MENU」スイッチS22、「▲」スイッチS23、「▼」スイッチS24及び「決定」スイッチS25は、浴室リモコン20の前面における右部分に位置している。
【0084】
「運転」スイッチS21、「MENU」スイッチS22、「▲」スイッチS23、「▼」スイッチS24及び「決定」スイッチS25のそれぞれの操作機能は、台所リモコン10の「運転」スイッチS11、「MENU」スイッチS12、「▲」スイッチS13、「▼」スイッチS14及び「決定」スイッチS15と同様であるので、説明は省略する。
【0085】
「CALL」スイッチS26は、台所リモコン10と浴室リモコン20との間で通話を行うインターホン通話を実行するためのスイッチである。
【0086】
第2操作部22は、さらに、操作機能をそれぞれ割り付け可能な複数のファンクションスイッチF6、F7、F8、F9、F10を有している。各ファンクションスイッチF6~F10は、第2表示部23の外周縁23Eのうちの下端縁に沿ってそれぞれ配置されている。
【0087】
各ファンクションスイッチF6~F10は、操作頻度の高低に応じた順位、すなわち、F6>F7>F8>F9>F10、が定められている。各ファンクションスイッチF6~F10は、この順位通りに左から右に向かって並んでいる。
【0088】
各ファンクションスイッチF6~F10に対する複数の操作機能の割り付けについては、後で詳しく説明する。
【0089】
第2制御部21には、第2操作部22の「運転」スイッチS21、「MENU」スイッチS22、「▲」スイッチS23、「▼」スイッチS24、「決定」スイッチS25、「CALL」スイッチS26及び各ファンクションスイッチF6~F10から操作入力が伝達される。
【0090】
図2に示すように、第2通信部25は、給湯装置90の給湯通信部95と有線によって接続されており、給湯通信部95との間で通信を行う。また、第2通信部25は、台所リモコン10の第1通信部15と有線によって接続されており、第1通信部15との間で通信を行う。
【0091】
第2制御部21は、第2操作部22に対する入力に基づいて、給湯装置90等との間で第2通信部25を経由する情報の送受信を行ったり、第2表示部23によって給湯装置90等の運転状況等の各種情報を表示したりする。また、第2制御部21は、第2通信部25、及び台所リモコン10の第1通信部15等を経由して、ネットワークNW1や外部サーバ9と通信可能となっている。
【0092】
例えば、第2制御部21は、外部サーバ9が
図10に示すデータテーブルDT2の最新情報を保有している場合、その最新情報をネットワークNW1経由で取得して、記憶部21Mが記憶するデータテーブルDT2を更新できる。
【0093】
図4に示すように、浴室リモコン20は、マイク27M及びスピーカ27Sをさらに有している。マイク27M及びスピーカ27Sは、台所リモコン10と浴室リモコン20との間で通話を行うインターホン通話を実行するときに使用される。
【0094】
<給湯装置におけるオプション装置設置情報の取得>
台所リモコン10の「運転」スイッチS11、又は浴室リモコン20の「運転」スイッチS21が押されて給湯装置90が休止状態から運転状態に切り替わると、給湯装置90の給湯制御部91は、後付けで接続されたオプション装置(無し、又は、浴室暖房乾燥機70及びマイクロバブルバス装置80の少なくとも一方)の情報、すなわちオプション装置設置情報を取得するため、
図5に示すプログラムと、
図6に示すプログラムとを同時並行的に実行する。
【0095】
給湯制御部91は、給湯装置90が運転状態から休止状態に切り替わるまで、
図5に示すプログラムと、
図6に示すプログラムとをそれぞれ継続的に実行する。
【0096】
給湯制御部91は、
図5に示すプログラムを開始すると、初めにステップS101において、オプション装置設置情報を「浴室暖房乾燥機の設置なし」とする。
【0097】
次に、給湯制御部91はステップS102に移行し、台所リモコン10及び浴室リモコン20に「浴室暖房乾燥機の設置なし」というオプション装置設置情報を送信する。
【0098】
次に、給湯制御部91はステップS103に移行し、給湯通信部95によって浴室暖房乾燥機70とのデータ通信を試行する。そして、給湯制御部91は、ステップS103において浴室暖房乾燥機70とのデータ通信が成功して「Yes」となるまでステップS103を繰り返し、「Yes」になるとステップS104に移行する。
【0099】
給湯制御部91はステップS104に移行すると、オプション装置設置情報を「浴室暖房乾燥機の設置あり」とする。
【0100】
次に、給湯制御部91はステップS105に移行し、台所リモコン10及び浴室リモコン20に「浴室暖房乾燥機の設置あり」というオプション装置設置情報を送信する。
【0101】
次に、給湯制御部91はステップS106に移行し、給湯通信部95と浴室暖房乾燥機70との間で一定時間、データ通信不能か否かを判断する。一定時間は、浴室暖房乾燥機70が正常であるにもかかわらず故障等の不具合が発生したと誤判断しないように、例えば十数秒~数分程度の長さに設定される。
【0102】
給湯制御部91は、ステップS106において「Yes」となるまでステップS106を繰り返し、「Yes」になるとステップS101に戻って、ステップS101~S106を繰り返す。
【0103】
こうして、給湯制御部91は、浴室暖房乾燥機70の設置の有無に係るオプション装置設置情報をリアルタイムで台所リモコン10及び浴室リモコン20に送信する。
【0104】
また、給湯制御部91は、
図6に示すプログラムを開始すると、初めにステップS201において、オプション装置設置情報を「マイクロバブルバス装置の設置なし」とする。
【0105】
次に、給湯制御部91はステップS202に移行し、台所リモコン10及び浴室リモコン20に「マイクロバブルバス装置の設置なし」というオプション装置設置情報を送信する。
【0106】
次に、給湯制御部91はステップS203に移行し、給湯通信部95によってマイクロバブルバス装置80とのデータ通信を試行する。そして、給湯制御部91は、ステップS203においてマイクロバブルバス装置80とのデータ通信が成功して「Yes」となるまでステップS203を繰り返し、「Yes」になるとステップS204に移行する。
【0107】
給湯制御部91はステップS204に移行すると、オプション装置設置情報を「マイクロバブルバス装置の設置あり」とする。
【0108】
次に、給湯制御部91はステップS205に移行し、台所リモコン10及び浴室リモコン20に「マイクロバブルバス装置の設置あり」というオプション装置設置情報を送信する。
【0109】
次に、給湯制御部91はステップS206に移行し、給湯通信部95とマイクロバブルバス装置80との間で一定時間、データ通信不能か否かを判断する。一定時間は、マイクロバブルバス装置80が正常であるにもかかわらず故障等の不具合が発生したと誤判断しないように、例えば十数秒~数分程度の長さに設定される。
【0110】
給湯制御部91は、ステップS206において「Yes」となるまでステップS206を繰り返し、「Yes」になるとステップS201に戻って、ステップS201~S206を繰り返す。
【0111】
こうして、給湯制御部91は、マイクロバブルバス装置80の設置の有無に係るオプション装置設置情報をリアルタイムで台所リモコン10及び浴室リモコン20に送信する。
【0112】
<台所リモコンにおける判別処理、割り付け処理及び操作名称表示処理>
台所リモコン10の第1制御部11は、台所リモコン10の「運転」スイッチS11、又は浴室リモコン20の「運転」スイッチS21が押されて給湯装置90が運転状態から休止状態に切り替わると、複数の操作機能のそれぞれを複数のファンクションスイッチF1~F5に対して割り付けるため、
図7及び
図8に示すプログラムを開始する。
【0113】
第1制御部11は、給湯装置90が運転状態から休止状態に切り替わるまで、
図7及び
図8に示すプログラムを継続的に実行する。
【0114】
このプログラムにおいて、第1制御部11は、
図9に示すデータテーブルDT1を参照する。データテーブルDT1は、給湯装置90及び接続されたオプション装置(無し、又は、浴室暖房乾燥機70及びマイクロバブルバス装置80の少なくとも一方)を操作するための複数の操作機能のそれぞれについて優先度を定めたものである。
【0115】
データテーブルDT1には、給湯装置90及び接続されたオプション装置を操作するための各操作機能として、
・インターホン通話を実行するための「CALL」スイッチ、
・自動湯はり運転を実行するための「自動」スイッチ、
・追い焚き運転を実行するための「追い焚き」スイッチ、
・自動湯はり運転を実行する時刻を予約するための「風呂予約」スイッチ、
・浴室暖房乾燥機70による暖房運転を実行するための「浴室暖房」スイッチ、
・スイッチ割り付けのページを切り替えるための「切替」スイッチ、
が登録されている。
【0116】
そして、データテーブルDT1は、上記の各操作機能のそれぞれについて、「ケース1」~「ケース4」のそれぞれにおける優先度を定めたものである。データテーブルDT1の左に位置する操作機能ほど優先度が高い。
【0117】
例えば、「ケース1」における各操作機能の優先度は、「CALL」スイッチ>「自動」スイッチ>「追い焚き」スイッチ>「風呂予約」スイッチである。「ケース4」における各操作機能の優先度は、「CALL」スイッチ>「自動」スイッチ>「追い焚き」スイッチ>「浴室暖房」スイッチ>「切替」スイッチ>「風呂予約」スイッチである。つまり、優先度はケースによって異なる。
【0118】
データテーブルDT1において、ハッチング入りの四角内に名称が記載された操作機能である「浴室暖房」スイッチは、接続されたオプション装置である浴室暖房乾燥機70に対応して有効になるスイッチである。
【0119】
つまり、データテーブルDT1は、台所R1から遠隔制御する必要がある操作機能、すなわち浴室暖房乾燥機70の「浴室暖房」スイッチを登録しているが、マイクロバブルバス装置80の「マイクロバブル」スイッチは台所R1から遠隔制御する必要がないので、登録していない。
【0120】
初めに第1制御部11は、ステップS301において、仮設定として「接続されたオプション装置が無しである:ケース1」とする。
【0121】
次に、第1制御部11はステップS302に移行する。そして、第1制御部11は、仮設定された「ケース1」に基づいて割り付け処理を実行し、給湯装置90を操作するための各操作機能のそれぞれを各ファンクションスイッチF1~F5に対して割り付ける。
【0122】
具体的には、第1制御部11は、ステップS302において、データテーブルDT1の「ケース1」を参照して、優先度の高い操作機能ほど順位が上のファンクションスイッチF1~F5に割り付ける。
【0123】
その結果、ファンクションスイッチF1には、「CALL」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF2には、「自動」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF3には、「追い焚き」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF4には、「風呂予約」スイッチが割り付けられる。
【0124】
なお、ファンクションスイッチF5は、スイッチ割り付けなしである。また、「ケース1」では、ページ2のスイッチ割り付けが存在しない。
【0125】
次に、第1制御部11はステップS303に移行する。そして、第1制御部11は、仮設定された「ケース1」に基づいて操作名称表示処理を実行し、第1表示部13における各ファンクションスイッチF1~F5のそれぞれに隣接する位置に、割り付け処理によって割り付けた操作機能を表現する操作名称を表示する。
【0126】
具体的には、
図3に示すように、第1表示部13は、「名称1」、「名称2」、「名称3」、「名称4」及び「名称5」で示す複数の領域を有している。「名称1」~「名称5」で示す各領域は、第1表示部13における各ファンクションスイッチF1~F5のそれぞれに上から隣接する位置にある。
【0127】
第1制御部11は、「名称1」の領域に操作名称「CALL」を表示し、「名称2」の領域に操作名称「自動」を表示し、「名称3」の領域に操作名称「追い焚き」を表示し、「名称4」の領域に操作名称「風呂予約」を表示する。「名称5」の領域には何も表示しない。
【0128】
次に、第1制御部11は
図7に示すステップS304に移行し、給湯装置90の給湯通信部95からオプション装置設置情報を受信して「Yes」となるまでステップS304を繰り返し、「Yes」となるとステップS305に移行する。
【0129】
第1制御部11はステップS305に移行すると、「浴室暖房乾燥機の設置なし」及び「マイクロバブルバス装置の設置なし」というオプション装置設置情報を受信したか否かを判断する。
【0130】
ステップS305において「Yes」の場合、第1制御部11はステップS306に移行する。その一方、ステップS305において「No」の場合、第1制御部11はステップS311に移行する。
【0131】
第1制御部11はステップS305からステップS306に移行すると、「接続されたオプション装置が無しである:ケース1」と判別する。
【0132】
次に、第1制御部11はステップS307に移行する。そして、第1制御部11は、ステップS306における判別結果「ケース1」に基づいて割り付け処理を実行し、給湯装置90を操作するための各操作機能のそれぞれを各ファンクションスイッチF1~F5に対して割り付ける。割り付け内容は、ステップS302と同一であるので説明は省略する。
【0133】
次に、第1制御部11はステップS308に移行する。そして、第1制御部11は、ステップS306における判別結果「ケース1」に基づいて操作名称表示処理を実行し、第1表示部13における各ファンクションスイッチF1~F5のそれぞれに隣接する位置に、割り付け処理によって割り付けた操作機能を表現する操作名称を表示する。操作名称の表示内容は、ステップS303と同一であるので説明は省略する。その後、第1制御部11はステップS304に戻る。
【0134】
第1制御部11は、ステップS305からステップS311に移行すると、「浴室暖房乾燥機の設置なし」及び「マイクロバブルバス装置の設置あり」というオプション装置設置情報を受信したか否かを判断する。
【0135】
ステップS311において「Yes」の場合、第1制御部11はステップS312に移行する。その一方、ステップS311において「No」の場合、第1制御部11は
図8に示すステップS315に移行する。
【0136】
第1制御部11は
図7に示すステップS311からステップS312に移行すると、「接続されたオプション装置がマイクロバブルガス装置である:ケース2」と判別する。
【0137】
次に、第1制御部11はステップS313に移行する。そして、第1制御部11は、ステップS312における判別結果「ケース2」に基づいて割り付け処理を実行し、給湯装置90を操作するための各操作機能のそれぞれを各ファンクションスイッチF1~F5に対して割り付ける。
【0138】
具体的には、第1制御部11は、ステップS313において、データテーブルDT1の「ケース2」を参照して、優先度の高い操作機能ほど順位が上のファンクションスイッチF1~F5に割り付ける。
【0139】
その結果、ファンクションスイッチF1には、「CALL」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF2には、「自動」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF3には、「追い焚き」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF4には、「風呂予約」スイッチが割り付けられる。
【0140】
なお、ファンクションスイッチF5は、スイッチ割り付けなしである。また、「ケース2」では、ページ2のスイッチ割り付けが存在しない。
【0141】
次に、第1制御部11はステップS314に移行する。そして、第1制御部11は、ステップS312における判別結果「ケース2」に基づいて操作名称表示処理を実行し、第1表示部13における各ファンクションスイッチF1~F5のそれぞれに隣接する位置に、割り付け処理によって割り付けた操作機能を表現する操作名称を表示する。
【0142】
具体的には、第1制御部11は、「名称1」の領域に操作名称「CALL」を表示し、「名称2」の領域に操作名称「自動」を表示し、「名称3」の領域に操作名称「追い焚き」を表示し、「名称4」の領域に操作名称「風呂予約」を表示する。なお、「名称5」の領域には何も表示しない。その後、第1制御部11はステップS304に戻る。
【0143】
第1制御部11は、
図7に示すステップS311から
図8に示すステップS315に移行すると、「浴室暖房乾燥機の設置あり」及び「マイクロバブルバス装置の設置なし」というオプション装置設置情報を受信したか否かを判断する。
【0144】
ステップS315において「Yes」の場合、第1制御部11はステップS316に移行する。その一方、ステップS315において「No」の場合、第1制御部11はステップS321に移行する。
【0145】
第1制御部11はステップS315からステップS316に移行すると、「接続されたオプション装置が浴室暖房乾燥機である:ケース3」と判別する。
【0146】
次に、第1制御部11はステップS317に移行する。そして、第1制御部11は、ステップS316における判別結果「ケース3」に基づいて割り付け処理を実行し、給湯装置90及び浴室暖房乾燥機70を操作するための各操作機能のそれぞれを各ファンクションスイッチF1~F5に対して割り付ける。
【0147】
具体的には、第1制御部11は、ステップS317において、データテーブルDT1の「ケース3」を参照して、優先度の高い操作機能ほど順位が上のファンクションスイッチF1~F5に割り付ける。
【0148】
その結果、ページ1において、ファンクションスイッチF1には、「CALL」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF2には、「自動」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF3には、「追い焚き」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF4には、「浴室暖房」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF5には、「切替」スイッチが割り付けられる。
【0149】
また、ページ2において、ファンクションスイッチF1には、「風呂予約」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF5には、「切替」スイッチが割り付けられる。なお、ページ2において、ファンクションスイッチF2~F4は、スイッチ割り付けなしである。
【0150】
次に、第1制御部11はステップS318に移行する。そして、第1制御部11は、ステップS316における判別結果「ケース3」に基づいて操作名称表示処理を実行し、第1表示部13における各ファンクションスイッチF1~F5のそれぞれに隣接する位置に、割り付け処理によって割り付けた操作機能を表現する操作名称を表示する。
【0151】
具体的には、第1制御部11は、ページ1において、「名称1」の領域に操作名称「CALL」を表示し、「名称2」の領域に操作名称「自動」を表示し、「名称3」の領域に操作名称「追い焚き」を表示し、「名称4」の領域に操作名称「浴室暖房」を表示し、「名称5」の領域に操作名称「切替」を表示する。
【0152】
また、第1制御部11は、ページ2において、「名称1」の領域に操作名称「風呂予約」を表示し、「名称5」の領域に操作名称「切替」を表示する。なお、ページ2において、「名称2」~「名称4」の領域には何も表示しない。その後、第1制御部11は
図7に示すステップS304に戻る。
【0153】
第1制御部11は、ステップS315からステップS321に移行すると、「浴室暖房乾燥機の設置あり」及び「マイクロバブルバス装置の設置あり」というオプション装置設置情報を受信したと判断する。
【0154】
そして、第1制御部11はステップS322に移行し、「接続されたオプション装置が浴室暖房乾燥機及びマイクロバブルバス装置である:ケース4」と判別する。
【0155】
次に、第1制御部11はステップS323に移行する。そして、第1制御部11は、ステップS322における判別結果「ケース4」に基づいて割り付け処理を実行し、給湯装置90及び浴室暖房乾燥機70を操作するための各操作機能のそれぞれを各ファンクションスイッチF1~F5に対して割り付ける。
【0156】
具体的には、第1制御部11は、ステップS323において、データテーブルDT1の「ケース4」を参照して、優先度の高い操作機能ほど順位が上のファンクションスイッチF1~F5に割り付ける。
【0157】
その結果、ページ1において、ファンクションスイッチF1には、「CALL」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF2には、「自動」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF3には、「追い焚き」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF4には、「浴室暖房」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF5には、「切替」スイッチが割り付けられる。
【0158】
また、ページ2において、ファンクションスイッチF1には、「風呂予約」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF5には、「切替」スイッチが割り付けられる。なお、ページ2において、ファンクションスイッチF2~F4は、スイッチ割り付けなしである。
【0159】
次に、第1制御部11はステップS324に移行する。そして、第1制御部11は、ステップS322における判別結果「ケース4」に基づいて操作名称表示処理を実行し、第1表示部13における各ファンクションスイッチF1~F5のそれぞれに隣接する位置に、割り付け処理によって割り付けた操作機能を表現する操作名称を表示する。
【0160】
具体的には、第1制御部11は、ページ1において、「名称1」の領域に操作名称「CALL」を表示し、「名称2」の領域に操作名称「自動」を表示し、「名称3」の領域に操作名称「追い焚き」を表示し、「名称4」の領域に操作名称「浴室暖房」を表示し、「名称5」の領域に操作名称「切替」を表示する。
【0161】
また、第1制御部11は、ページ2において、「名称1」の領域に操作名称「風呂予約」を表示し、「名称5」の領域に操作名称「切替」を表示する。なお、ページ2において、「名称2」~「名称4」の領域には何も表示しない。その後、第1制御部11は
図7に示すステップS304に戻る。
【0162】
S304~S306、S311、S312、S315、S316、S321、S322は、本発明の「判別処理」の一例である。
【0163】
第1制御部11は、判別処理、割り付け処理及び操作名称表示処理を給湯装置90の起動直後から繰り返し実行する。第1制御部11は、判別処理において、接続されたオプション装置(無し、又は、浴室暖房乾燥機70及びマイクロバブルバス装置80の少なくとも一方)と給湯装置90を経由して通信することにより、接続されたオプション装置を判別する。
【0164】
第1制御部11は、ケース3又はケース4の場合、台所R1から遠隔制御する必要がある操作機能、すなわち「浴室暖房」スイッチに限って、ページ1においてファンクションスイッチF4に割り付ける。
【0165】
第1制御部11は、ケース2又はケース4の場合、台所R1から遠隔制御する必要がない操作機能、すなわち「マイクロバブル」スイッチを各ファンクションスイッチF1~F5に割り付けない。
【0166】
<浴室リモコンにおける判別処理、割り付け処理及び操作名称表示処理>
浴室リモコン20の第2制御部21は、台所リモコン10の「運転」スイッチS11、又は浴室リモコン20の「運転」スイッチS21が押されて給湯装置90が運転状態から休止状態に切り替わると、複数の操作機能のそれぞれを複数のファンクションスイッチF6~F10に対して割り付けるため、
図7及び
図8に示すプログラムを開始する。
【0167】
第2制御部21は、給湯装置90が運転状態から休止状態に切り替わるまで、
図7及び
図8に示すプログラムを継続的に実行する。
【0168】
このプログラムにおいて、第2制御部21は、
図10に示すデータテーブルDT2を参照する。データテーブルDT2は、給湯装置90及び接続されたオプション装置(無し、又は、浴室暖房乾燥機70及びマイクロバブルバス装置80の少なくとも一方)を操作するための複数の操作機能のそれぞれについて優先度を定めたものである。
【0169】
データテーブルDT2には、給湯装置90及び接続されたオプション装置を操作するための各操作機能として、
・給湯温度の設定について浴室リモコン20を優先させるための「優先」スイッチ、
・追い焚き運転を実行するための「追い焚き」スイッチ、
・自動湯はり運転を実行するための「自動」スイッチ、
・足し湯運転を実行するための「足し湯」スイッチ、
・足し水運転を実行するための「足し水」スイッチ、
・マイクロバブルバス装置80によるマイクロバブル運転を実行するための「マイクロバブル」スイッチ、
・浴室暖房乾燥機70による暖房運転を実行するための「浴室暖房」スイッチ、
・スイッチ割り付けのページを切り替えるための「切替」スイッチ、
が登録されている。
【0170】
そして、データテーブルDT2は、上記の各操作機能のそれぞれについて、「ケース1」~「ケース4」のそれぞれにおける優先度を定めたものである。データテーブルDT2の左に位置する操作機能ほど優先度が高い。
【0171】
例えば、「ケース1」における各操作機能の優先度は、「優先」スイッチ>「追い焚き」スイッチ>「自動」スイッチ>「足し湯」スイッチ>「足し水」スイッチである。「ケース4」における各操作機能の優先度は、「優先」スイッチ>「追い焚き」スイッチ>「自動」スイッチ>「マイクロバブル」スイッチ>「切替」スイッチ>「足し湯」スイッチ>「足し水」スイッチ>「浴室暖房」スイッチである。つまり、優先度はケースによって異なる。また、データテーブルDT2の優先度は、データテーブルDT1の優先度とは異なる。
【0172】
データテーブルDT2において、ハッチング入りの四角内に名称が記載された操作機能として、「マイクロバブル」スイッチ及び「浴室暖房」スイッチがある。「マイクロバブル」スイッチは、接続されたオプション装置であるマイクロバブルバス装置80に対応して有効になるスイッチである。「浴室暖房」スイッチは、接続されたオプション装置である浴室暖房乾燥機70に対応して有効になるスイッチである。
【0173】
初めに第2制御部21は、ステップS301において、仮設定として「接続されたオプション装置が無しである:ケース1」とする。
【0174】
次に、第2制御部21はステップS302に移行する。そして、第2制御部21は、仮設定された「ケース1」に基づいて割り付け処理を実行し、給湯装置90を操作するための各操作機能のそれぞれを各ファンクションスイッチF6~F10に対して割り付ける。
【0175】
具体的には、第2制御部21は、ステップS302において、データテーブルDT2の「ケース1」を参照して、優先度の高い操作機能ほど順位が上のファンクションスイッチF6~F10に割り付ける。
【0176】
その結果、ファンクションスイッチF6には、「優先」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF7には、「追い焚き」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF8には、「自動」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF9には、「足し湯」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF10には、「足し水」スイッチが割り付けられる。
【0177】
なお、「ケース1」では、ページ2のスイッチ割り付けが存在しない。
【0178】
次に、第2制御部21はステップS303に移行する。そして、第2制御部21は、仮設定された「ケース1」に基づいて操作名称表示処理を実行し、第2表示部23における各ファンクションスイッチF6~F10のそれぞれに隣接する位置に、割り付け処理によって割り付けた操作機能を表現する操作名称を表示する。
【0179】
具体的には、
図4に示すように、第2表示部23は、「名称6」、「名称7」、「名称8」、「名称9」及び「名称10」で示す複数の領域を有している。「名称6」~「名称10」で示す各領域は、第2表示部23における各ファンクションスイッチF6~F10のそれぞれに上から隣接する位置にある。
【0180】
第2制御部21は、「名称6」の領域に操作名称「優先」を表示し、「名称7」の領域に操作名称「追い焚き」を表示し、「名称8」の領域に操作名称「自動」を表示し、「名称9」の領域に操作名称「足し湯」を表示し、「名称10」の領域に操作名称「足し水」を表示する。
【0181】
第2制御部21が
図7及び
図8に示すステップS304~ステップS324において行う処理のうち、判別処理S304~S306、S311、S312、S315、S316、S321、S322は、上述した第1制御部11の処理内容と同じである。
【0182】
その一方、それらの処理のうち、割り付け処理S307、S313、S317、S323と、操作名称表示処理S308、S314、S318、S324とは、上述した第1制御部11の処理内容と相違する。それらの相違点について以下に説明し、同じ部分の説明は適宜省略する。
【0183】
図7に示すように、第2制御部21は、ステップS304~S306を経由してステップS307に移行すると、ステップS306における判別結果「ケース1」に基づいて割り付け処理を実行し、給湯装置90を操作するための各操作機能のそれぞれを各ファンクションスイッチF6~F10に対して割り付ける。割り付け内容は、ステップS302と同一であるので説明は省略する。
【0184】
次に、第2制御部21はステップS308に移行する。そして、第2制御部21は、ステップS306における判別結果「ケース1」に基づいて操作名称表示処理を実行し、第2表示部23における各ファンクションスイッチF6~F10のそれぞれに隣接する位置に、割り付け処理によって割り付けた操作機能を表現する操作名称を表示する。操作名称の表示内容は、ステップS303と同一であるので説明は省略する。その後、第2制御部21はステップS304に戻る。
【0185】
第2制御部21は、ステップS304、S305、S311、S312を経由してステップS313に移行すると、ステップS312における判別結果「ケース2」に基づいて割り付け処理を実行し、給湯装置90及びマイクロバブルバス装置80を操作するための各操作機能のそれぞれを各ファンクションスイッチF6~F10に対して割り付ける。
【0186】
具体的には、第2制御部21は、ステップS313において、データテーブルDT2の「ケース2」を参照して、優先度の高い操作機能ほど順位が上のファンクションスイッチF6~F10に割り付ける。
【0187】
その結果、ページ1において、ファンクションスイッチF6には、「優先」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF7には、「追い焚き」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF8には、「自動」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF9には、「マイクロバブル」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF10には、「切替」スイッチが割り付けられる。
【0188】
また、ページ2において、ファンクションスイッチF6には、「足し湯」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF7には、「足し水」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF10には、「切替」スイッチが割り付けられる。なお、ページ2において、ファンクションスイッチF8、F9は、スイッチ割り付けなしである。
【0189】
次に、第2制御部21はステップS314に移行する。そして、第2制御部21は、ステップS312における判別結果「ケース2」に基づいて操作名称表示処理を実行し、第2表示部23における各ファンクションスイッチF6~F10のそれぞれに隣接する位置に、割り付け処理によって割り付けた操作機能を表現する操作名称を表示する。
【0190】
具体的には、第2制御部21は、ページ1において、「名称6」の領域に操作名称「優先」を表示し、「名称7」の領域に操作名称「追い焚き」を表示し、「名称8」の領域に操作名称「自動」を表示し、「名称9」の領域に操作名称「マイクロバブル」を表示し、「名称10」の領域に操作名称「切替」を表示する。
【0191】
また、第2制御部21は、ページ2において、「名称6」の領域に操作名称「足し湯」を表示し、「名称7」の領域に操作名称「足し水」を表示し、「名称10」の領域に操作名称「切替」を表示する。なお、ページ2において、「名称8」、「名称9」の領域には何も表示しない。その後、第2制御部21はステップS304に戻る。
【0192】
第2制御部21は、
図7に示すステップS304、S305、S311と、
図8に示すS315、S316とを経由してステップS317に移行すると、ステップS316における判別結果「ケース3」に基づいて割り付け処理を実行し、給湯装置90及び浴室暖房乾燥機70を操作するための各操作機能のそれぞれを各ファンクションスイッチF6~F10に対して割り付ける。
【0193】
具体的には、第2制御部21は、ステップS317において、データテーブルDT2の「ケース3」を参照して、優先度の高い操作機能ほど順位が上のファンクションスイッチF6~F10に割り付ける。
【0194】
その結果、ページ1において、ファンクションスイッチF6には、「優先」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF7には、「追い焚き」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF8には、「自動」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF9には、「足し湯」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF10には、「切替」スイッチが割り付けられる。
【0195】
また、ページ2において、ファンクションスイッチF6には、「足し水」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF7には、「浴室暖房」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF10には、「切替」スイッチが割り付けられる。なお、ページ2において、ファンクションスイッチF8、F9は、スイッチ割り付けなしである。
【0196】
次に、第2制御部21はステップS318に移行する。そして、第2制御部21は、ステップS316における判別結果「ケース3」に基づいて操作名称表示処理を実行し、第2表示部23における各ファンクションスイッチF6~F10のそれぞれに隣接する位置に、割り付け処理によって割り付けた操作機能を表現する操作名称を表示する。
【0197】
具体的には、第2制御部21は、ページ1において、「名称6」の領域に操作名称「優先」を表示し、「名称7」の領域に操作名称「追い焚き」を表示し、「名称8」の領域に操作名称「自動」を表示し、「名称9」の領域に操作名称「足し湯」を表示し、「名称5」の領域に操作名称「切替」を表示する。
【0198】
また、第2制御部21は、ページ2において、「名称6」の領域に操作名称「足し水」を表示し、「名称7」の領域に操作名称「浴室暖房」を表示し、「名称10」の領域に操作名称「切替」を表示する。なお、ページ2において、「名称8」、「名称9」の領域には何も表示しない。その後、第2制御部21は
図7に示すステップS304に戻る。
【0199】
第2制御部21は、
図7に示すステップS304、S305、S311と、
図8に示すS315、S321、S322とを経由してステップS323に移行すると、ステップS322における判別結果「ケース4」に基づいて割り付け処理を実行し、給湯装置90、浴室暖房乾燥機70及びマイクロバブルバス装置80を操作するための各操作機能のそれぞれを各ファンクションスイッチF6~F10に対して割り付ける。
【0200】
具体的には、第2制御部21は、ステップS323において、データテーブルDT2の「ケース4」を参照して、優先度の高い操作機能ほど順位が上のファンクションスイッチF6~F10に割り付ける。
【0201】
その結果、ページ1において、ファンクションスイッチF6には、「優先」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF7には、「追い焚き」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF8には、「自動」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF9には、「マイクロバブル」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF10には、「切替」スイッチが割り付けられる。
【0202】
また、ページ2において、ファンクションスイッチF6には、「足し湯」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF7には、「足し水」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF8には、「浴室暖房」スイッチが割り付けられる。ファンクションスイッチF10には、「切替」スイッチが割り付けられる。なお、ページ2において、ファンクションスイッチF9は、スイッチ割り付けなしである。
【0203】
次に、第2制御部21はステップS324に移行する。そして、第2制御部21は、ステップS322における判別結果「ケース4」に基づいて操作名称表示処理を実行し、第2表示部23における各ファンクションスイッチF6~F10のそれぞれに隣接する位置に、割り付け処理によって割り付けた操作機能を表現する操作名称を表示する。
【0204】
具体的には、第2制御部21は、ページ1において、「名称6」の領域に操作名称「優先」を表示し、「名称7」の領域に操作名称「追い焚き」を表示し、「名称8」の領域に操作名称「自動」を表示し、「名称9」の領域に操作名称「マイクロバブル」を表示し、「名称10」の領域に操作名称「切替」を表示する。
【0205】
また、第2制御部21は、ページ2において、「名称6」の領域に操作名称「足し湯」を表示し、「名称7」の領域に操作名称「足し水」を表示し、「名称8」の領域に操作名称「浴室暖房」を表示し、「名称10」の領域に操作名称「切替」を表示する。なお、ページ2において、「名称9」の領域には何も表示しない。その後、第2制御部21は
図7に示すステップS304に戻る。
【0206】
第2制御部21は、判別処理、割り付け処理及び操作名称表示処理を給湯装置90の起動直後から繰り返し実行する。第2制御部21は、判別処理において、接続されたオプション装置(無し、又は、浴室暖房乾燥機70及びマイクロバブルバス装置80の少なくとも一方)と給湯装置90を経由して通信することにより、接続されたオプション装置を判別する。
【0207】
<作用効果>
実施例の給湯システム1において、給湯装置90を遠隔操作する台所リモコン10の第1制御部11、及び浴室リモコン20の第2制御部21はそれぞれ、
図7及び
図8に示すプログラムの判別処理(ステップS304~S306、S311、S312、S315、S316、S321、S322)、割り付け処理(ステップS307、S313、S317、S323)及び操作名称表示処理(ステップS308、S314、S318、S324)を実行する。
【0208】
これにより、ユーザは、
図9に示すデータテーブルDT1の「ケース3」又は「ケース4」において、台所リモコン10によって、後付けで接続されたオプション装置としての浴室暖房乾燥機70に「暖房運転」を実行させようとするとき、機能名称「浴室暖房」が表示されたファンクションスイッチF4を押すことにより、そのファンクションスイッチF4に割り付けられた「浴室暖房」スイッチを機能させ、浴室暖房乾燥機70に「暖房運転」を実行させることができる。
【0209】
また、ユーザは、
図10に示すデータテーブルDT2の「ケース2」において、浴室リモコン20によって、後付けで接続されたオプション装置としてのマイクロバブルバス装置80に「マイクロバブル運転」を実行させようとするとき、機能名称「マイクロバブル」が表示されたページ1のファンクションスイッチF9を押すことにより、そのファンクションスイッチF9に割り付けられた「マイクロバブル」スイッチを機能させ、マイクロバブルバス装置80に「マイクロバブル運転」を実行させることができる。
【0210】
さらに、ユーザは、
図10に示すデータテーブルDT2の「ケース3」において、浴室リモコン20によって、後付けで接続されたオプション装置としての浴室暖房乾燥機70に「暖房運転」を実行させようとするとき、機能名称「浴室暖房」が表示されたページ2のファンクションスイッチF7を押すことにより、そのファンクションスイッチF7に割り付けられた「浴室暖房」スイッチを機能させ、浴室暖房乾燥機70に「暖房運転」を実行させることができる。
【0211】
また、ユーザは、
図10に示すデータテーブルDT2の「ケース4」において、浴室リモコン20によって、後付けで接続されたオプション装置としてのマイクロバブルバス装置80に「マイクロバブル運転」を実行させようとするとき、機能名称「マイクロバブル」が表示されたページ1のファンクションスイッチF9を押すことにより、そのファンクションスイッチF9に割り付けられた「マイクロバブル」スイッチを機能させ、マイクロバブルバス装置80に「マイクロバブル運転」を実行させることができる。
【0212】
さらに、ユーザは、
図10に示すデータテーブルDT2の「ケース4」において、浴室リモコン20によって、後付けで接続されたオプション装置としての浴室暖房乾燥機70に「暖房運転」を実行させようとするとき、機能名称「浴室暖房」が表示されたページ2のファンクションスイッチF8を押すことにより、そのファンクションスイッチF8に割り付けられた「浴室暖房」スイッチを機能させ、浴室暖房乾燥機70に「暖房運転」を実行させることができる。
【0213】
その結果、この給湯システム1は、上記従来の給湯システムと比較して、ユーザの操作入力の回数を大幅に削減でき、ユーザが面倒であると感じることを抑制できる。
【0214】
したがって、実施例の給湯システム1は、ユーザの利便性の向上を実現できる。
【0215】
また、この給湯システム1は、台所リモコン10の通常の操作スイッチに加えてオプション装置(浴室暖房乾燥機70又はマイクロバブルバス装置80)専用の操作スイッチを有する台所リモコンに交換する必要がなく、また、浴室リモコン20の通常の操作スイッチに加えてオプション装置(浴室暖房乾燥機70又はマイクロバブルバス装置80)専用の操作スイッチを有する浴室リモコンに交換する必要もない。さらに、この給湯システム1は、オプション装置(浴室暖房乾燥機70又はマイクロバブルバス装置80)専用のリモコン装置を別途設置したりする必要性が低くなる。例えば、実施例で脱衣室R3に設置されている浴室暖房乾燥機リモコン73の複数の操作機能を全て台所リモコン10又は浴室リモコン20の各ファンクションスイッチF1~F10に割り付けることにより、浴室暖房乾燥機リモコン73を無くすことも可能である。その結果、この給湯システム1は、オプション装置(浴室暖房乾燥機70又はマイクロバブルバス装置80)の設置コストの低廉化を実現できる。
【0216】
また、この給湯システム1において、台所リモコン10の各ファンクションスイッチF1~F5は、操作頻度の高低に応じた順位が定められている。そして、台所リモコン10において、第1制御部11は、割り付け処理において、データテーブルDT1を参照して優先度の高い操作機能ほど順位が上のファンクションスイッチF1~F5に割り付ける。また、浴室リモコン20の各ファンクションスイッチF6~F10は、操作頻度の高低に応じた順位が定められている。そして、浴室リモコン20において、第2制御部21は、割り付け処理において、データテーブルDT2を参照して優先度の高い操作機能ほど順位が上のファンクションスイッチF6~F10に割り付ける。これにより、ユーザは、各ファンクションスイッチF1~F10のうちの操作頻度の高いファンクションスイッチを操作して優先度の高い操作機能を実行できる。その結果、この給湯システム1は、ユーザの利便性の向上を一層実現できる。
【0217】
さらに、この給湯システム1において、浴室リモコン20の第2制御部21は、割り付け処理において、接続されたオプション装置(浴室暖房乾燥機70及びマイクロバブルバス装置80)が浴室R2で発揮する機能に対応する操作機能を浴室リモコン20の各ファンクションスイッチF6~F10の少なくとも1つに割り付ける。これにより、ユーザは、浴室R2にいるときに、浴室暖房乾燥機70の「暖房運転」及びマイクロバブルバス装置80の「マイクロバブル運転」を浴室リモコン20によって容易に実行させることができる。
【0218】
また、この給湯システム1において、台所リモコン10の第1制御部11は、接続されたオプション装置(浴室暖房乾燥機70及びマイクロバブルバス装置80)が浴室R2で発揮する機能に対応する操作機能のうちの台所R1から遠隔制御する必要がある操作機能、すなわち浴室暖房乾燥機70の「浴室暖房」スイッチに限って、台所リモコン10の各ファンクションスイッチF1~F5の1つに割り付ける。これにより、ユーザは、台所R1にいるときに、「浴室暖房」スイッチを機能させて、台所リモコン10に「暖房運転」を実行させることができ、必要がない「マイクロバブル」スイッチについては台所リモコン10の各ファンクションスイッチF1~F5に割り付けられないので、ユーザの利便性の向上を一層実現できる。
【0219】
さらに、この給湯システム1において、台所リモコン10の第1制御部11、及び浴室リモコン20の第2制御部21はそれぞれ、判別処理において、接続されたオプション装置と給湯装置90を経由して通信することにより、接続されたオプション装置(無し、又は、浴室暖房乾燥機70及びマイクロバブルバス装置80の少なくとも一方)を判別する。そして、第1制御部11及び第2制御部21はそれぞれ、判別処理、割り付け処理及び操作名称表示処理を給湯装置90の起動直後から繰り返し実行する。これにより、第1制御部11及び第2制御部21はそれぞれ、給湯装置90が起動直後に判別したオプション装置について、その後に故障等の不具合が発生した場合に、繰り返し実行する判別処理、割り付け処理及び操作名称表示処理によって、その不具合が発生したオプション装置を除外できる。その結果、この給湯システム1は、ユーザがその不具合が発生したオプション装置を操作できると誤認することを抑制できるので、ユーザの利便性の向上を一層実現できる。
【0220】
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
【0221】
実施例では、台所リモコン10の第1制御部11、及び浴室リモコン20の第2制御部21はそれぞれ、判別処理において、接続されたオプション装置と給湯装置90を経由して通信することにより、接続されたオプション装置を判別するが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、第1制御部11及び第2制御部21がそれぞれ、
図5及び
図6に示すプログラムを給湯制御部91の代わりに実行し、接続されたオプション装置と直接通信することにより、接続されたオプション装置を判別してもよい。
【0222】
実施例では、第1制御部11及び第2制御部21はそれぞれ、判別処理、割り付け処理及び操作名称表示処理を給湯装置90の起動直後から繰り返し実行するが、本発明はこの構成に限定されず、例えば、給湯装置90の起動直後に1回だけ実施してもよい。
【0223】
実施例では、加熱手段99がガス燃焼式であるが、本発明はこの構成に限定されず、例えば、電気ヒータ式又はヒートポンプ式であってもよい。
【0224】
実施例では、浴室暖房乾燥機70の「暖房運転」に係る操作機能「浴室暖房」スイッチのみを各ファンクションスイッチF1~F10の1つに割り付けたが、本発明はこの構成には限定されない。例えば、浴室暖房乾燥機70の「換気運転」に係る操作機能「浴室換気」スイッチや、「乾燥運転」に係る操作機能「浴室乾燥」スイッチについても、各ファンクションスイッチF1~F10の少なくとも1つに割り付けるようにしてもよい。
【0225】
実施例では、記憶部11MがデータテーブルDT1を記憶し、記憶部21MがデータテーブルDT2を記憶しているが、本発明はこの構成には限定されない。例えば、給湯装置90の記憶部91MがデータテーブルDT1、DT2を記憶しており、第1制御部11及び第2制御部21が通信によって、データテーブルDT1、DT2を参照してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0226】
本発明は例えば、住宅や施設等に設置される給湯システムに利用可能である。
【符号の説明】
【0227】
1…給湯システム
99…加熱手段
90…給湯装置
10、20…リモコン装置(10…台所リモコン、20…浴室リモコン)
70、80…複数のオプション装置(70…浴室暖房乾燥機、80…マイクロバブルバス装置)
13、23…表示部(13…第1表示部、23…第2表示部)
13E、23E…表示部の外周縁
F1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10…複数のファンクションスイッチ
11、21…制御部(11…第1制御部、21…第2制御部)
S304~S306、S311、S312、S315、S316、S321、S322…判別処理
S307、S313、S317、S323…割り付け処理
S308、S314、S318、S324…操作名称表示処理
DT1、DT2…データテーブル
11M、21M…記憶部
R1…台所
R2…浴室