(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023172538
(43)【公開日】2023-12-06
(54)【発明の名称】管理サーバ
(51)【国際特許分類】
H04L 69/18 20220101AFI20231129BHJP
G06F 21/60 20130101ALI20231129BHJP
H04L 67/02 20220101ALI20231129BHJP
H04L 69/24 20220101ALI20231129BHJP
H04L 69/14 20220101ALI20231129BHJP
【FI】
H04L69/18
G06F21/60 360
H04L67/02
H04L69/24
H04L69/14
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022084429
(22)【出願日】2022-05-24
(71)【出願人】
【識別番号】392026693
【氏名又は名称】株式会社NTTドコモ
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100121980
【弁理士】
【氏名又は名称】沖山 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100128107
【弁理士】
【氏名又は名称】深石 賢治
(72)【発明者】
【氏名】岡村 健司
(72)【発明者】
【氏名】藤井 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】山門 彩
(57)【要約】
【課題】端末にプログラム等をダウンロードする適切な通信プロトコルを選択することができる管理サーバを提供することを目的とする。
【解決手段】設定管理サーバ100において、プロトコル決定部102は、端末400が使用可能な通信プロトコルおよびファームウェア(プログラム)のダウンロードサーバ200(通信相手え)と端末400との間の通信経路の種別に応じて、ダウンロードサーバ200から端末400へのファームウェアを送信するためのDLプロトコルを決定する。ダウンロードサーバ200は、端末400からの要求に応じて指定されたDLプロトコルでファームウェアのダウンロードを行う。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末を管理する管理サーバにおいて、
前記端末が使用可能な通信プロトコルおよび前記端末と当該端末の通信相手との間の通信経路の種別に応じて、端末の通信プロトコルを決定する決定部と、
を備える管理サーバ。
【請求項2】
前記通信プロトコルは、セキュアな通信接続を可能にするセキュア通信プロトコルの機能を含み、
前記通信経路は、セキュアな通信接続を可能にする専用通信経路を含み、
前記決定部は、前記通信プロトコルまたは前記通信経路のいずれかで、前記端末がセキュアな状態で通信するよう、前記通信プロトコルを決定する、
請求項1に記載の管理サーバ。
【請求項3】
前記セキュア通信プロトコルは、セキュアな通信接続をしない状態で通信する非セキュア通信プロトコルを含み、
前記決定部は、前記端末と前記通信相手との間において前記専用通信経路が形成されている場合には、前記通信プロトコルとして、前記非セキュア通信プロトコルを決定する、
請求項2に記載の管理サーバ。
【請求項4】
前記決定部は、前記通信相手と前記端末との間において前記専用通信経路が形成されていない場合には、前記通信プロトコルとして、前記セキュア通信プロトコルを決定する、
請求項2に記載の管理サーバ。
【請求項5】
前記端末が、前記通信プロトコルとして、セキュア通信プロトコルを含んでおらず、セキュアな通信接続をしない状態で通信する非セキュア通信プロトコルを含んでいる場合には、
前記決定部は、前記通信相手と前記端末との間において前記専用通信経路の有無にかかわらず、前記通信プロトコルとして、前記非セキュア通信プロトコルを決定する、
請求項4に記載の管理サーバ。
【請求項6】
前記端末ごとに、当該端末が使用可能な通信プロトコルおよび前記通信経路の種別に応じた通信プロトコルを対応付けて記憶する管理テーブルをさらに備え、
前記決定部は、前記管理テーブルを参照して、使用する通信プロトコルを決定する、
請求項1に記載の管理サーバ。
【請求項7】
前記通信プロトコルは、HTTP(Hyper Text TransferProtocol)およびHTTPS(Hyper Text Transfer Protocol Secure)を含み、
前記通信経路は、VPN(Virtual Private Network)を含む、
請求項1に記載の管理サーバ。
【請求項8】
前記端末は、前記通信相手から、前記決定された通信プロトコルを用いてプログラムのダウンロードを行う、
請求項1に記載の管理サーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラムをダウンロードするための管理サーバに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、更新ファイルに付加された機器識別子に対応するIoT機器へ更新ファイルを送信して、このIoT機器のファームウェアを更新する技術についての記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
IoT機器などの端末は、様々な種類があり、ファームウェアをダウンロードするための通信プロトコルに対応しているか否かの状況も、そのIοT機器によって違う。そのため、IoT機器にあった通信プロコルによる通信を行う必要があるが、オペレータなどが通信プロトコルを指定する場合がある。その場合、IoT機器の通信に関する状況に応じた通信プロトコルであることが好ましい。すなわち、単にIoT機器の機能に応じた通信プロトコルを指定すればよいというわけではない。
【0005】
そこで、上述の課題を解決するために、本発明は、端末が通信するのに適切な通信プロトコルを選択することができる管理サーバを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の管理サーバは、端末を管理する管理サーバにおいて、前記端末が使用可能な通信プロトコルおよび前記端末と当該端末の通信相手との間の通信経路の種別に応じて、端末の通信プロトコルを決定する決定部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、端末の通信プロトコルを適切に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本開示の設定管理サーバ100を含む管理システムのシステム構成を示す図である。
【
図2】設定管理サーバ100の機能構成を示すブロック図である。
【
図3】管理テーブル103の具体例を示す図である。
【
図4】ダウンロードサーバ200の機能構成を示すブロック図である。
【
図5】管理テーブル203の具体例を示す図である。
【
図6】設定管理サーバ100およびダウンロードサーバ200がダウンロード処理をするときの処理シーケンスを示す図である。
【
図7】本開示の一実施の形態に係る設定管理サーバ100のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
添付図面を参照しながら本開示の実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0010】
図1は、本開示の設定管理サーバ100を含む管理システムのシステム構成を示す図である。
図1に示されるとおり、この管理システムは、設定管理サーバ100、ダウンロードサーバ200、管理端末300および端末400を含む。
【0011】
設定管理サーバ100は、管理端末300から端末400のファームウェアの配信指示を受け、それに基づいてダウンロードサーバ200が使用する通信プロトコルを決定するサーバである。
【0012】
ダウンロードサーバ200は、設定管理サーバ100により設定された通信プロトコルを使用して、端末400にファームウェアを送信する。端末400は、例えばIoT(Internet of Things)である。IoTは簡易な構成であり、その機能は簡易なものである。ダウンロードサーバ200は、端末400とはLwM2Mプロトコルを用いて制御指示を無線により行う。その上で、ダウンロードサーバ200は、セキュアな状態での通信を可能にするプロトコル(HTTPまたはHTTPS)を用いたファームウェアの送信を行う。
【0013】
図2は、設定管理サーバ100の機能構成を示すブロック図である。図に示されるとおり、この設定管理サーバ100は、通信部101、プロトコル決定部102、および管理テーブル103を含んで構成されている。この設定管理サーバ100は、端末400を管理・運用している管理者の管理端末300からファームウェアの配信指示等を受け付けるサーバである。
【0014】
通信部101は、管理端末300からファームウェア配信指示を受け付け、それに応じて、ファームウェア配信指示をダウンロードサーバ200に送信する部分である。管理端末300から送信されたファームウェア配信指示は、配信先となる端末400を特定するためのデバイスIDを含む。また、ダウンロードサーバ200に送信されたるファームウェア配信指示は、デバイスID、テナント名、機種名、ファームウェアVer.、およびDL(ダウンロード)プロトコルを含む。
【0015】
プロトコル決定部102は、管理テーブル103を参照して、管理端末300から送信されたファームウェア配信指示に含まれるデバイスIDに基づいて、DL(ダウンロード)プロトコルを決定する部分である。通信部101は、この決定したDLプロトコルを含むファームウェア配信指示を端末400に送信する。
【0016】
管理テーブル103は、端末400(デバイスID)ごとに加入者ID、VPN利用の有無、およびHTTPSの対応の有無を対応付けて記憶する部分である。
【0017】
図3は、管理テーブル103の具体例を示す図である。図に示されているとおり、この管理テーブル103は、端末400を管理・運営するユーザの加入者情報に基づいて設定されており、VPN利用の有無、HTTPSの対応の可否を示す情報が設定される。
【0018】
加入者IDで示されるユーザは、複数の端末400を有しており、この管理テーブル103では、同じ加入者IDが複数登録されている。そして、それに応じてデバイスID等が設定されている。
【0019】
ユーザは、端末400の特性または配置する場所等に応じて、VPNを利用したり、その端末400が対応する通信プロトコルを簡易なものを利用しており、端末400ごとにその特性(例えばセキュアな手段)が異なっている。
【0020】
これら管理テーブル103に設定されている情報は、ユーザが手入力等により設定されてもよいし、そのほか自動的にデータが送信等されることにより設定されてもよい。また、管理テーブル103の情報は、いわゆる通信事業者との契約者情報に基づく。端末400は、一般的には移動通信網を利用しており、端末400を利用するユーザは通信事業者と通信契約を結ぶ必要がある。その通信契約の情報(契約情報)には、加入者ID、端末400の基本機能(HTTPSのサポートの有無など)、またVPNの利用の有無などの情報を含む。本開示においては、これら情報を利用することで、簡易に端末400との通信プロトコルを適切に選択することができる。また、これら契約内容が変更された場合に、そのDLプロトコルを容易に反映することができる。
【0021】
ここで、プロトコル決定部102のプロトコル決定処理について説明する。プロトコル決定部102は、管理テーブル103を参照して、指定されたデバイスIDに対応する、VPN利用の有無と、HTTPSの対応の可否についてチェックする。
【0022】
プロトコル決定部102は、指定されたデバイスIDの端末400がHTTPS対応可であり、VPN利用無しである場合には、HTTPSをDLプロトコルとして決定する。また、プロトコル決定部102は、HTTPS対応可であり、VPN利用有の場合には、HTTPをDLプロトコルとして決定する。また、プロトコル決定部102は、HTTPS対応無しである場合には、VPNの利用の有無にかかわらず、HTTPとする。
【0023】
本開示においては、HTTPSは、セキュアな通信接続を可能にするセキュア通信プロトコルを意味する。また、HTTPは、セキュアな通信接続をしない状態で通信する非セキュア通信プロトコルを意味する。HTTPSは、HTTPの上位プロトコルであり、その機能を包含する。また、VPN利用有りは、ダウンロードサーバ200と端末400との間において、専用通信経路を形成していることを示す。VPN利用無しは、ダウンロードサーバ200と端末400との間において、専用通信経路を形成しておらず、通常の通信経路を形成していることを示す。
【0024】
図4は、ダウンロードサーバ200の機能構成を示すブロック図である。図に示されるとおり、ダウンロード部201、プログラム記憶部202、および管理テーブル203を含んで構成されている。
【0025】
ダウンロード部201は、設定管理サーバ100からファームエア配信指示を受けると、端末400に対してファームウェアDL指示を送信し、端末400からダウンロード要求を受けるとプログラム記憶部202に記憶されているファームウェアの送信を行う部分である。
【0026】
プログラム記憶部202は、端末400が記憶するファームウェアを記憶する部分である。プログラム記憶部202は、事前に、端末400が使用するファームウェアを端末400の管理者から提供を受けて記憶する。
【0027】
管理テーブル203は、設定管理サーバ100から送信されたファームウェア配信指示に含まれているDLプロトコルを指定されたデバイスIDに対応付けて記憶する部分である。
【0028】
図5は、管理テーブル203の具体例を示す図である。図に示されるとおり、管理テーブル203には、デバイスIDごとにダウンロードプロトコルが対応付けて記憶されている。
【0029】
そのほか、管理テーブル203には、DLプロトコル以外にも、デバイスIDごとに、テナント名、機種名、ファームウェアVer.を記憶してもよい。テナント名とは、グルーバルな識別子である。機種名とは、端末400の機種を示す。ファームウェアVer.は、ファームウェアのバージョンを示す。
【0030】
つぎに、これら設定管理サーバ100およびダウンロードサーバ200の動作について説明する。
図6は、設定管理サーバ100がDLプロトコルを決定して、ダウンロードサーバ200がダウンロード処理をするときの処理シーケンスを示す図である。
【0031】
管理端末300は、端末400を管理運営するユーザの操作によってファームウェア配信指示(デバイスIDを含む)を設定管理サーバ100に送信する(S101)。なお、デバイスIDでファームウェアの更新対象を指定しているが、これ以外にも、ファームウェアバージョンおよび機種名単位で複数の端末400を指定してもよい。
【0032】
設定管理サーバ100において、通信部101がファームウェア配信指示を受信すると、プロトコル決定部102が、端末400におけるDLプロトコルを決定する(S102)。上述したとおりプロトコル決定部102は、管理テーブル103を参照して、端末400のVPN利用の有無と、HTTPSの対応の可否に基づいて、DLプロトコルを決定する。そして、通信部101は、ファームウェア配信指示(デバイスID、DLプロトコルなどを含む)をダウンロードサーバ200に送信する(S103)。
【0033】
ダウンロードサーバ200において、ダウンロード部201がファームウェア配信指示を設定管理サーバ100から受信すると、ファームウェアDL指示を端末400に対して送信する(S104)。
【0034】
端末400において、ファームウェアDL指示を受信すると、指定されたDLプロトコルを判断して(S105)、ファームウェアのダウンロードを行う(S106)。本開示においては、端末400は、HTTPSが指定されると、“https://…”のURLで示されるサイトにアクセスする。また、HTTPが指定されると、“http://…”のURLで示されるサイトにアクセスする。
【0035】
なお、Package URIがダウンロードサーバ200から端末400に対して送信され、端末400においてDNS解決することにより、ダウンロード元であるダウンロードサーバ200のURLが取得される。Package URIとは、端末400がファームウェアをダウンロードする際にアクセスするダウンロードサーバ200のURIである。
【0036】
本開示において、プロトコル決定部102は、VPNの利用の有無と、HTTPSの対応の可否に基づいたDLプロトコルを決定することで、端末400に応じた適切なDLプロトコルを決定することができる。
【0037】
例えば、端末400がHTTPS対応可であり、VPN利用なしの場合には、HTTPSを利用することで、セキュアな状態でのファームウェアのダウンロードを可能にする。また、端末400がHTTPS対応可であり、VPN利用有りの場合には、HTTPを利用することで、やはり、セキュアな状態でのファームウェアのダウンロードを可能にする。さらに、この場合においては、HTTPを利用することで、端末400における処理負荷を軽減することができる。一般的に、HTTPSよりHTTPのほうが、処理負荷は軽いとされており、適切に使い分けることで、処理の高速化および省電力化を可能にする。
【0038】
一方で、HTTPS対応否である場合には、VPN利用の有無にかかわらず、DLプロトコルとして、HTTPが決定される。
【0039】
なお、ダウンロードサーバ200は、同時にダウンロードする実行数をチェックしており、その実行数が閾値を超えないように制御している。上記したとおり、HTTPは、HTTPSよりその処理負荷がかるため、HTTPの実行数の閾値は、HTTPSの実行数の閾値より大きく設定されている。
【0040】
つぎに、本開示における設定管理サーバ100の作用効果について説明する。この設定管理サーバ100は、端末400のプログラムを管理する管理サーバである。この設定管理サーバ100において、プロトコル決定部102は、端末400が使用可能な通信プロトコルおよびファームウェア(プログラム)のダウンロードサーバ200(通信相手)と端末400との間の通信経路の種別に応じて、ダウンロードサーバ200から端末400へのファームウェアを送信するためのDLプロトコルを決定する。
【0041】
この構成によれば、通信経路と端末400がサポートしているDLプロトコルとに応じて、適切なDLプロトコルを決定することができ、端末400にとって安全または処理不可の低いファームウェアの更新を可能にする。IoT機器などの端末400は省電力運用が好ましく、軽量な通信プロトコルが好ましい。
【0042】
本開示においては、端末400がプログラムのダウンロードをするための通信プロトコルを決定しているが、プログラムのダウンロードに限るものではなく、そのほか、一般的な通信、その他情報の取得などにも適用できる。
【0043】
また、本開示において、通信プロトコルは、セキュアな通信接続を可能にするHTTPS(セキュア通信プロトコル)を含み、通信経路は、セキュアな通信接続を可能にするVPN(専用通信経路)を含む。そして、プロトコル決定部102は、通信プロトコルまたは通信経路のいずれかで、ファームウェアをセキュアな状態で送信するよう、通信プロトコルを決定する。
【0044】
この構成によれば、端末400のファームウェアを安全に更新することができる。
【0045】
また、本開示において、HTTPS(セキュア通信プロトコル)は、セキュアな通信接続をしない状態で通信するHTTP(非セキュア通信プロトコル)の機能を含む。
【0046】
そして、プロトコル決定部102は、ダウンロードサーバ200(通信相手)と端末400との間においてVPN(専用通信経路)が形成されている場合には、DLプロトコルとして、HTTPを決定する。
【0047】
この構成によれば、VPNなどのセキュアな通信接続を可能にする場合には、その通信プロトコルをHTTPとすることで、端末400の処理負荷を軽減する。
【0048】
また、本開示において、プロトコル決定部102は、ダウンロードサーバ200と端末400との間においてVPN(専用通信経路)が形成されていない場合には、通信プロトコルとして、HTTPS(セキュア通信プロトコル)を決定する。
【0049】
端末400が、通信プロトコルとして、HTTPSに対応しておらず、HTTPをサポートしている場合には、プロトコル決定部102は、ダウンロードサーバ200と端末400との間においてVPNの有無にかかわらず、通信プロトコルとして、HTTPを決定する。
【0050】
また、本開示において、設定管理サーバ100は、端末400ごとに、当該端末が使用可能な通信プロトコルおよび通信経路の種別に応じた通信プロトコルを対応付けて記憶する管理テーブル103をさらに備える。プロトコル決定部102は、管理テーブル103を参照して、使用する通信プロトコルを決定する。
【0051】
本開示の設定管理サーバ100である管理サーバは、以下の構成を有する。
【0052】
[1]
端末を管理する管理サーバにおいて、
前記端末が使用可能な通信プロトコルおよび前記端末と当該端末の通信相手との間の通信経路の種別に応じて、前記端末の通信するための通信プロトコルを決定する決定部と、
を備える管理サーバ。
【0053】
[2]
前記通信プロトコルは、セキュアな通信接続を可能にするセキュア通信プロトコルの機能を含み、
前記通信経路は、セキュアな通信接続を可能にする専用通信経路を含み、
前記決定部は、前記通信プロトコルまたは前記通信経路のいずれかで、前記端末がセキュアな状態で送信するよう、前記通信プロトコルを決定する、
[1]に記載の管理サーバ。
【0054】
[3]
前記セキュア通信プロトコルは、セキュアな通信接続をしない状態で通信する非セキュア通信プロトコルを含み、
前記決定部は、前記端末と前記通信相手との間において前記専用通信経路が形成されている場合には、前記通信プロトコルとして、前記非セキュア通信プロトコルを決定する、
[2]に記載の管理サーバ。
【0055】
[4]
前記セキュア通信プロトコルは、セキュアな通信接続をしない状態で通信する非セキュア通信プロトコルを含み、
前記決定部は、前記通信相手と前記端末との間において前記専用通信経路が形成されていない場合には、前記通信プロトコルとして、前記セキュア通信プロトコルを決定する、
[2]に記載の管理サーバ。
【0056】
[5]
前記端末が、前記通信プロトコルとして、セキュア通信プロトコルを含んでおらず、セキュアな通信接続をしない状態で通信する非セキュア通信プロトコルを含んでいる場合には、
前記決定部は、前記通信相手と前記端末との間において前記専用通信経路の有無にかかわらず、前記通信プロトコルとして、前記非セキュア通信プロトコルを決定する、
[3]または[4]に記載の管理サーバ。
【0057】
[6]
前記端末ごとに、当該端末が使用可能な通信プロトコルおよび前記通信経路の種別に応じた通信プロトコルを対応付けて記憶する管理テーブルをさらに備え、
前記決定部は、前記管理テーブルを参照して、使用する通信プロトコルを決定する、
[1]から[5]のいずれか一つに記載の管理サーバ。
【0058】
[7]
前記通信プロトコルは、http(HyperText Transfer Protocol)およびhttps(Hyper Text Transfer Protocol Secure)を含み、
前記通信経路は、VPN(VirtualPrivate Network)を含む、
[1]から[6]のいずれか一つに記載の管理サーバ。
【0059】
[8]
前記端末は、前記通信相手から、前記決定された通信プロトコルを用いてプログラムのダウンロードを行う、
[1]から[7]のいずれか一つに記載の管理サーバ。
【0060】
上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェアおよびソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的または論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的または論理的に分離した2つ以上の装置を直接的または間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置または上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
【0061】
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
【0062】
例えば、本開示の一実施の形態における設定管理サーバ100は、本開示の設定管理方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。
図7は、本開示の一実施の形態に係る設定管理サーバ100のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の設定管理サーバ100は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
【0063】
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。設定管理サーバ100のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つまたは複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
【0064】
設定管理サーバ100における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002およびストレージ1003におけるデータの読み出しおよび書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
【0065】
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。例えば、上述のプロトコル決定部102などは、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
【0066】
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003および通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、プロトコル決定部102は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時または逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
【0067】
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施の形態に係る設定管理方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
【0068】
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002およびストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
【0069】
通信装置1004は、有線ネットワークおよび無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)および時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、上述の通信部101は、通信装置1004によって実現されてもよい。通信部101は、送信部と受信部とで、物理的に、または論理的に分離された実装がなされてもよい。
【0070】
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005および出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
【0071】
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
【0072】
また、設定管理サーバ100は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部または全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
【0073】
情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号またはこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
【0074】
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
【0075】
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
【0076】
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
【0077】
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
【0078】
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨および範囲を逸脱することなく修正および変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
【0079】
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
【0080】
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)および無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術および無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
【0081】
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、またはこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
【0082】
なお、本開示において説明した用語および本開示の理解に必要な用語については、同一のまたは類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネルおよびシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
【0083】
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
【0084】
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)および情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネルおよび情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
【0085】
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
【0086】
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
【0087】
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
【0088】
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、またはこれらのあらゆる変形は、2またはそれ以上の要素間の直接的または間接的なあらゆる接続または結合を意味し、互いに「接続」または「結合」された2つの要素間に1またはそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合または接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1またはそれ以上の電線、ケーブルおよびプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域および光(可視および不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」または「結合」されると考えることができる。
【0089】
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
【0090】
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1および第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
【0091】
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」およびそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
【0092】
本開示において、例えば、英語でのa, anおよびtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
【0093】
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
【符号の説明】
【0094】
101…通信部、102…プロトコル決定部、103…管理テーブル、200…ダウンロードサーバ、201…ダウンロード部、202…プログラム記憶部、203…管理テーブル、300…管理端末、400…端末。