(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023172542
(43)【公開日】2023-12-06
(54)【発明の名称】髪留め具
(51)【国際特許分類】
A45D 8/00 20060101AFI20231129BHJP
【FI】
A45D8/00 503E
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022084434
(22)【出願日】2022-05-24
(71)【出願人】
【識別番号】522205574
【氏名又は名称】出口 博美
(74)【代理人】
【識別番号】110000198
【氏名又は名称】弁理士法人湘洋特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】出口 博美
(57)【要約】
【課題】簡単に頭髪が根元から立ち上がるように挟むことができる髪留め具を提供する。
【解決手段】髪留め具は、長手方向に延びる第1挟持部および端部に設けられた第1把持部を有する第1棒状体と、長手方向に延びる第2挟持部および端部に設けられた第2把持部を有する第2棒状体と、第1挟持部および第2挟持部が開閉可能に、第1棒状体および第2棒状体を長手方向の第1把持部および第2把持部側で軸支する軸部と、を備え、第1挟持部および第2挟持部は、長手方向および開閉方向と垂直な方向に湾曲している。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
長手方向に延びる第1挟持部および端部に設けられた第1把持部を有する第1棒状体と、
長手方向に延びる第2挟持部および端部に設けられた第2把持部を有する第2棒状体と、
前記第1挟持部および前記第2挟持部が開閉可能に、前記第1棒状体および前記第2棒状体を前記長手方向の前記第1把持部および前記第2把持部側で軸支する軸部と、を備え、
前記第1挟持部および前記第2挟持部は、前記長手方向および開閉方向と垂直な方向に湾曲している
髪留め具。
【請求項2】
請求項1に記載の髪留め具であって、
前記第1挟持部および前記第2挟持部は、中央部分で開閉方向と垂直な方向の一方に緩やかに湾曲して長手方向に延びている
髪留め具。
【請求項3】
請求項1または2に記載の髪留め具であって、
前記第1挟持部および前記第2挟持部は、頭部の曲がりに沿う湾曲を有している
髪留め具。
【請求項4】
請求項1または2に記載の髪留め具であって、
前記第1挟持部および前記第2挟持部は、頭髪を根元から頭部の曲がりに沿って横方向から挟持する
髪留め具。
【請求項5】
長手方向に延びる第1挟持部および端部に設けられた第1把持部を有する第1棒状体と、
長手方向に延びる第2挟持部および端部に設けられた第2把持部を有する第2棒状体と、
前記第1挟持部および前記第2挟持部が開閉可能に、前記第1棒状体および前記第2棒状体を前記長手方向の前記第1把持部および前記第2把持部側で軸支する軸部と、を備え、
前記第1挟持部および前記第2挟持部は、開閉方向と垂直に前記長手方向に沿って直線状に延びる
髪留め具。
【請求項6】
請求項1または5に記載の髪留め具であって、
前記第1挟持部および前記第2挟持部は、互いに向き合う面に滑り止めを備えている
髪留め具。
【請求項7】
請求項1または5に記載の髪留め具であって、
前記軸部は、前記第1挟持部および前記第2挟持部を閉じる状態にバネ付勢を行うバネを備えている
髪留め具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、髪留め具に関する。
【背景技術】
【0002】
髪をセットする際など、頭髪を任意の箇所で固定するために髪留め具が用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
頭髪を任意の箇所で固定するのに用いられる髪留め具は、上記特許文献1のように、髪止め具の内側ヘアーリテイナーにて頭髪をかき分けて、外側および内側ヘアーリテイナーにて髪束を挟持するものが多い。これらの髪止め具は、頭部の横の一方側から髪留め具の内側ヘアーリテイナーを頭髪に差し込むようにしてかき分け、外側ヘアーリテイナーを被せるようにして頭髪を挟持する。したがって、内側ヘアーリテイナーは頭髪の下に位置し、外側ヘアーリテイナーが頭髪の上に位置するように構成されており、頭髪は、内側ヘアーリテイナー側に倒れるように固定される。頭部の縦の一方側から髪留め具の内側ヘアーリテイナーを頭髪に差し込み、外側ヘアーリテイナーと共に頭髪を挟持した場合も、頭髪は、内側ヘアーリテイナー側に倒れるように固定される。そのため、上記特許文献1のような髪止め具では、頭髪を根元から立ち上がるようにして挟むことができない。
【0005】
本発明は、上記の問題に鑑み、簡単に頭髪が根元から立ち上がるように挟むことができる髪留め具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題の少なくとも1つを解決するものであるが、その例を挙げるならば、次の通りである。すなわち、本発明の一態様に係る髪留め具は、長手方向に延びる第1挟持部および端部に設けられた第1把持部を有する第1棒状体と、長手方向に延びる第2挟持部および端部に設けられた第2把持部を有する第2棒状体と、前記第1挟持部および前記第2挟持部が開閉可能に、前記第1棒状体および前記第2棒状体を前記長手方向の前記第1把持部および前記第2把持部側で軸支する軸部と、を備え、前記第1挟持部および前記第2挟持部は、前記長手方向および開閉方向と垂直な方向に湾曲している。
【0007】
前記第1挟持部および前記第2挟持部は、中央部分で開閉方向と垂直な方向の一方に緩やかに湾曲して長手方向に延びていてもよい。
【0008】
前記第1挟持部および前記第2挟持部は、頭部の曲がりに沿う湾曲を有していてもよい。
【0009】
前記第1挟持部および前記第2挟持部は、頭髪を根元から頭部の曲がりに沿って横方向から挟持するものであってもよい。
【0010】
または、髪留め具は、長手方向に延びる第1挟持部および端部に設けられた第1把持部を有する第1棒状体と、長手方向に延びる第2挟持部および端部に設けられた第2把持部を有する第2棒状体と、前記第1挟持部および前記第2挟持部が開閉可能に、前記第1棒状体および前記第2棒状体を前記長手方向の前記第1把持部および前記第2把持部側で軸支する軸部と、を備え、前記第1挟持部および前記第2挟持部は、開閉方向と垂直に前記長手方向に沿って直線状に延びるものであってもよい。
【0011】
前記第1挟持部および前記第2挟持部は、互いに向き合う面に滑り止めを備えていてもよい。
【0012】
前記軸部は、前記第1挟持部および前記第2挟持部を閉じる状態にバネ付勢を行うバネを備えていてもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、簡単に頭髪を根元から立ち上がるように挟むことができる髪留め具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】第1実施形態に係る髪留め具の概略構成例を示す図である。
【
図2】第1実施形態に係る髪留め具の湾曲形状および湾曲方向を説明する図である。
【
図3】第1実施形態に係る髪留め具の使用方法の一例を示す図である。
【
図4】第1実施形態に係る髪留め具の使用方法の一例を示す図である。
【
図5】第1実施形態の変形例に係る髪留め具の概略構成例を示す図である。
【
図6】第2実施形態に係る髪留め具の概略構成例を示す図である。
【
図7】従来の一般的な髪留め具の概略構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施形態の例について、図面を参照して説明する。なお、下記実施形態および変形例において共通する構成要素については、前出の符号と同様な符号を付し説明を省略することがある。また、本願において、構成要素等の形状、位置関係等に言及する場合は、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。なお、本明細書中において、頭部の縦は、頭頂部と顎をつなぐ方向を指し、頭部の横は、左右の耳をつなぐ方向を指しているものとする。
【0016】
<第1実施形態>
図7は、従来の一般的な髪留め具Cの概略構成例を示している。
図7(a)は、髪留め具Cの平面図、
図7(b)は、髪留め具Cの右側面図、
図7(c)は、髪留め具Cの挟持部Pが開いた状態の右側面図を示している。髪留め具Cは、一対の挟持部Pが一端の開閉操作を行う把持部Kにおいてお互いにバネを介して接続され、挟持部Pの他端が合わさるように付勢されているものが一般的である。
【0017】
髪留め具Cは、把持部Kを押圧すると、挟持部Pが開く構造をしている。ここで、挟持部Pは、開閉方向の一方に湾曲している。また、一対の挟持部Pは、外側の挟持部P1の湾曲に内側の挟持部P2の湾曲が重なる形状をしている。
【0018】
したがって、髪留め具Cは、頭髪を挟むと挟持部P1が頭髪の外側に、挟持部P2が頭髪の内側に位置する。頭髪は、挟持部P2側に倒れるようにして固定される。髪留め具Cでは、頭髪を根元から立ち上げるように挟むことができない。
【0019】
そこで、本実施形態の髪留め具は、頭髪を根元から立ち上げるように挟むことができる構造を有している。
【0020】
図1は、本発明の第1実施形態に係る髪留め具1の概略構成例を示している。
図1(a)は、髪留め具1の平面図、
図1(b)は、髪留め具1の右側面図、
図1(c)は、髪留め具1の挟持部20が開いた状態の右側面図を示している。なお、本実施形態では、平面図の紙面上側を左、紙面下側を右、とする。本実施形態に係る髪留め具1は、頭部の曲がりに沿う形状をした第1挟持部21及び第2挟持部22を備え、該第1挟持部21及び第2挟持部22が頭部の曲がりに沿って頭髪を根元から挟むことができるものである。
【0021】
髪留め具1は、第1棒状体11と、第2棒状体12と、軸部40と、を備えている。髪留め具1は、第1棒状体11と第2棒状体12が軸部40によって軸支され、一端が開閉可能に連結されている。第1棒状体11と第2棒状体12は、ほぼ同一形状に形成されている。本明細書では、第1棒状体11と第2棒状体12を区別しない場合は、これらを棒状体10と呼ぶ。
【0022】
棒状体10は、合成樹脂材、金属等からなり、後述する挟持部20が毛髪を挟むことができればどのような形状をしていてもよい。例えば、本実施形態では、平板状をしている。平板の広い面が挟持部20として頭髪を挟み、把持部30として指で押す部分となる。棒状体10は、挟持部20が端部に向かって先細りする形状をしていてもよいし、両端までの幅が同じであってもよい。
【0023】
棒状体10は、挟持部20と、把持部30とを有している。本明細書では、挟持部20と把持部30を、第1棒状体11と第2棒状体12に関して区別する場合は、それぞれ第1挟持部21および第1把持部31、第2挟持部22および第2把持部32と呼ぶ。
【0024】
棒状体10は、長手方向に延び、挟持部20と、端部に設けられた把持部30とを有している。挟持部20および把持部30は、それぞれ軸部40から反対方向に延びている。挟持部20および把持部30は、一体に形成されている。また、挟持部20は、長手方向の長さが把持部30の長手方向の長さより長くなるように形成されている。棒状体10の大きさは限定されないが、例えば、棒状体10は、長手方向に8cm以上15cm以下の長さを有している。
【0025】
挟持部20は、中央部分で長手方向および開閉方向と垂直な方向の一方に緩やかに湾曲し、長手方向に延びる形状をしている。本実施形態のように、挟持部20が平板状の場合、
図1(a)のように平板の広い面と平行な方向、すなわち紙面の縦方向に湾曲している。
【0026】
図2は、本実施形態に係る髪留め具の形状を説明する図である。挟持部20は、
図2に破線で示している頭部の曲がりに沿う湾曲を有している。したがって、挟持部20を頭部の縦横いずれの方向からでも頭部の曲がりに沿って差し込むだけで頭髪を根元から挟むことができる。
【0027】
図1の説明に戻る。把持部30は、棒状体10の一端側に設けられている。把持部30は、端部の縁が円弧状をした扇形状をしている。把持部30は、押圧の際に指が滑らないように突起や溝を形成したり、シリコーンゴムなどが接着されたりしていてもよい。把持部30の大きさは限定されないが、例えば、把持部30は、棒状体10の長手方向と垂直な方向に0.8cm以上2.0cm以下の幅を有している。
【0028】
軸部40は、挟持部20が開閉可能に、棒状体10を長手方向の把持部30側で軸支する。軸部40は、第1棒状体11および第2棒状体12を第1挟持部21および第2挟持部22が開閉可能に連結することができれば、どのような構造をしていてもよい。例えば、本実施形態において軸部40は、鍔形状をしており、軸41と、捻じりバネ(不図示)と、を備えている。捻じりバネを通した軸41は、第1棒状体11と第2棒状体12とを連結するように鍔形状の軸部40に設けられた軸孔(不図示)に挿通され、捻じりバネは、第1挟持部21および第2挟持部22が開閉可能に、第1挟持部21および第2挟持部22を閉じる状態にバネ付勢を行う。捻じりバネの両端部が、それぞれ第1把持部31および第2把持部32の向かい合う面に付勢される。第1把持部31および第2把持部32をそれぞれが近づく方向に指で押すと、第1挟持部21および第2挟持部22が離れる方向に動き、挟持部20が開く。
【0029】
図3および
図4は、本実施形態に係る髪留め具1の使用例を示している。
図3は、旋毛周りの頭髪を根元から挟む例、
図4は、前頭の分け目付近の頭髪を根元から挟む例を示している。
【0030】
旋毛周りは、加齢等により毛量が減ったり、頭髪が細くなったり、あるいは、生え癖により頭皮が目立つ場合がある(
図3(a))。まず、旋毛周りより少し広めの範囲の頭髪を掬い取る。髪留め具1の第1把持部31および第2把持部32を指で摘まんで押し、第1挟持部21および第2挟持部22を開き、
図2の矢印で示すように髪留め具1を掬い取った頭髪の下側から上側に向かって頭皮に沿って挿し、指を離す。掬い取った頭髪は、頭部の曲がりに沿って頭部の横方向から第1挟持部21及び第2挟持部22によって挟まれる。挟持部20は頭部の形状に沿う形をしているため、頭髪の根元を挟むことができる(
図3(b)、
図2)。髪留め具1で頭髪を挟んだ状態でしばらく置いておくことで、頭髪の根元が立ち上がった状態で頭髪に癖をつける。頭髪は、挟む前に水などで湿らせておくと、より癖をつけやすくなる。時間がない時は、ドライヤーで癖をつけてもよい。頭髪の根元が立ち上がった状態で癖をつけ、髪留め具1を外すと、旋毛周りの頭髪が根元から立ち上がり、手ぐしなどで周囲の髪となじませると旋毛周りの頭皮を目立たなくすることができる(
図3(c))。また、後頭部にボリュームを持たせることができ、髪形を立体的に見せることができる。髪留め具1は、習慣的に使用することで頭髪の生え癖を矯正することが可能であり、頭髪が立ち上がるように癖をつけることができる。
【0031】
また、前頭の分け目も、加齢等により毛量が減ったり、頭髪が細くなったり、あるいは、生え癖により頭皮が目立つ場合がある(
図4(a))。髪留め具1を開き、第1挟持部21および第2挟持部22の先端をおでこから頭頂に向かって分け目より少し外側から頭皮に沿わせて差し込む(
図4(b))。挟持部20を閉じると、分け目付近の頭髪が根元から挟まれ立ちあがった状態となる(
図4(c))。頭髪は、挟む前に水などで湿らせておくと、より癖をつけやすくなる。時間がない時は、ドライヤーで癖をつけてもよい。頭髪の根元が立ち上がった状態で癖をつけ、髪留め具1を外すと、分け目付近の頭髪が根元から立ち上がり、手ぐしなどで周囲の髪となじませると分け目部分の頭皮を目立ちにくくすることができる。髪留め具1は、習慣的に使用することで頭髪の生え癖を矯正することが可能であり、頭髪が立ち上がるように癖をつけることができる。
【0032】
以上、本実施形態について説明した。本実施形態によれば、簡単に頭髪を根元から立ち上がるように挟むことができる。髪留め具1は、挟持部20が頭部の曲がりに沿う湾曲を有しているため、頭皮に沿って差し込むと、簡易に頭髪を挟むことができる。また、頭髪の根元をしっかりと挟んで立ちあげることができる。髪留め具は、頭髪の根元を立ち上げた状態で癖をつけることができるため、頭皮が目立たなくなり、毛量が増えたように見せることができる。
【0033】
挟持部20は、頭髪を挟持する互いに向き合う面に、滑り止めを備えていてもよい。滑り止めは、頭髪の一部が挟持部20から滑り落ちるのを防ぐことができれば、どのようなものであってもよい。例えば、シリコーンゴムを挟持部20の挟持面全面に接着したり、挟持部20の縁に沿って接着したりしてもよい。あるいは、挟持部20の挟持面に湾曲方向と平行あるいは垂直に突起や溝を形成してもよい。
【0034】
挟持部20は、面のように頭髪を根元から挟むことができれば、平板状でなくてもよい。例えば、
図5に示すように、平板の内側部分を抜いた外周部分からなる枠形状をしていてもよい。このような形状でも、頭髪を根元から挟んで立ちあげることができる。
【0035】
<第2実施形態>
図6は、本発明の第2実施形態に係る髪留め具1aの概略構成例を示している。
図6(a)は、髪留め具1aの平面図、
図6(b)は、髪留め具1aの右側面図、
図6(c)は、髪留め具1aの挟持部20aが開いた状態の右側面図を示している。本実施形態では、棒状体10aの長さが短くなり、挟持部20aは、直線形状をしている点が第1実施形態と異なる。把持部30、および軸部40の構造は、第1実施形態と同じである。
【0036】
棒状体10aは、棒状体10より長手方向の長さが短く形成されている。棒状体10aの長さは、例えば、3cm以上9cm以下の長さを有している。
【0037】
挟持部20aは、長手方向に略直線状に延びる形状をしている。本実施形態では、棒状体10aは、短めに形成されており、頭部の曲がりに沿う湾曲を備えていなくても、挟持部20aが頭髪を根元から立ち上げるように挟むことができるからである。
【0038】
髪留め具1aは、挟持部20aを短めの直線形状に形成することで、狭い範囲の頭髪を根元から立ち上げて癖をつけることができる。例えば、前頭付近の頭髪だけを根元から挟んで立ちあげて前髪にボリュームを付けることができる。
【0039】
以上、本発明に係る髪留め具の実施形態について説明したが、これらは本発明の一例に過ぎず、本発明はこれらに限定されない。本発明には、以上の実施形態やその変形例を組み合わせた形態や、さらに様々な変形例が含まれる。特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
【符号の説明】
【0040】
1、1a:髪留め具、10、10a:棒状体、11:第1棒状体、12:第2棒状体、20、20a:挟持部、21:第1挟持部、22:第2挟持部、30:把持部、31:第1把持部、32:第2把持部、40:軸部、41:軸、C:髪留め具、K:把持部、P:挟持部