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▶ 堤 敏勝の特許一覧

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  • 特開-食用具材最中 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023172828
(43)【公開日】2023-12-06
(54)【発明の名称】食用具材最中
(51)【国際特許分類】
   A21D 13/33 20170101AFI20231129BHJP
   A23G 3/34 20060101ALI20231129BHJP
   A23G 3/56 20060101ALI20231129BHJP
   A23G 3/54 20060101ALI20231129BHJP
   B65D 85/50 20060101ALI20231129BHJP
【FI】
A21D13/33
A23G3/34 106
A23G3/56
A23G3/54
B65D85/50 100
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022141758
(22)【出願日】2022-08-19
【基礎とした実用新案登録】
【原出願日】2022-05-23
(71)【出願人】
【識別番号】504055421
【氏名又は名称】堤 敏勝
(72)【発明者】
【氏名】堤 敏勝
【テーマコード(参考)】
3E035
4B014
4B032
【Fターム(参考)】
3E035AA04
3E035AA16
3E035AA20
3E035BA08
3E035BB01
3E035BC02
3E035BD02
3E035BD04
4B014GE07
4B014GE13
4B014GG17
4B014GK12
4B014GP18
4B014GP23
4B014GP25
4B014GQ17
4B032DB27
4B032DB40
4B032DE06
4B032DE10
4B032DK67
4B032DK70
4B032DL06
4B032DL20
4B032DP66
4B032DP71
4B032DP80
(57)【要約】
【課題】長時間パリパリ食感を損なうことが無い、可食容器の最中の皮、ソフトクリームコーンに、各種食用具材を入れた食用具材最中を提供する。
【解決手段】水分を含む各種食用具材を収納可能なカップ型可食容器上部1、 カップ型可食容器下部2を形成し、その可食容器下部2の上に防湿用フイルム 片5を配置し、その上に食用具材3を配置し、その上に防湿用フイルム片4を 配置し、その上に可食容器上部1を配置して可食容器上部1と可食容器下部2 のリム部を密接させれば、リム1aとリム2aでフイルム片4とフイルム片5 を上下から押さえ、食用具材を可食容器から分離密閉した。可食容器が水分を 吸収出来なくなり、可食容器上部1と可食容器下部2のリムが密接させた状態 を維持出来る寸法で、袋状包装体に収納し、開口部を閉じれば、フイルム片4 とフイルム片5の隙間が押さえられ長時間密接されるので、その隙間からの湿 気が可食容器に吸湿するのを2段階で防ぐことが出来る。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カップ型可食容器上下の中に、防湿フイルムを上下に配置した間に食用具材を入れて、カップ型可食容器から食材を分離し、カップ型可食容器上下リムを密接させた状態を維持出来る寸法で、袋状包装体を作成収納し開口部を閉じれば、フイルム上下の隙間が長時間密接されるので、その隙間からの湿気が可食容器に吸湿するのを2段階で防ぐことが出来る食用具材最中。
【請求項2】
カップ型は上下リムを密接させることにより、防湿フイルム上下を押さえ、隙間なく密閉する事が出来る、請求項1に記載の食用具材最中。
【請求項3】
袋状包装体は、カップ型可食容器上下が密接された状態を、維持出来る寸法で袋状包装体を作成収納し開口部を閉じれば、袋状包装体によってカップ型可食容器上下が押さえられ、密接状態を長時間維持できる請求項1に記載の食用具材最中。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、長時間保存していても、収納されている水分を含む用具材によって可食容器が湿ることがないようにした食用具材最中に関するものである。
【背景技術】
【0002】
可食容器としての機能をもつ最中の皮、ソフトクリームのコーン容器等は、餡、ジャム、アイスクリーム等の水分を含む一部の食用具材と共に食するものであるが、ここで記述するのは最中の皮に関する。
この最中の皮は、水分を含む食用具材を直接収納した場合、時間の経過と共に食用具材の水分が最中の皮に移行し、湿っぽくなり変形してしまい、さらに食感も悪くなる。
【0003】
餡と最中の皮とが別個に包装された最中において、食する際に餡の包装を剥し最中の皮で包んで食するという方法があった。
[特許文献1]
この方法では食用外皮と餡とが別個に収納されているため、餡の水分が食用外皮に移行する恐れは全くないが、食する度に容器から餡を必要量だけ掬い出さねばならず手軽に食することができないという問題があった。
又、最中の皮と水分を含む一部の食用具材との間に防湿用フイルムを配設し、食する直前にその防湿用フイルムを取り除き、食するという方法もあった。
この方法では、防湿用フイルムを引き抜く際、中の食材の粘度が上がった場合、最中の皮の破損があった。[特許文献2]
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許登録番号第2614592号公報
【特許文献2】特許登録番号第3483204号公報
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】特開2011-45348(P2011-45348A)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
簡単な構造で可食容器最中の皮と、餡やジャム等のような水分を含む食用具材を分離保存しておき、特長であるパリパリ食感を長時間維持しておことができ、食する時は簡単に分離を解除することができるような食用具材最中を開発することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の食用具材最中は、カップ型可食容器上下の中に、防湿用フイルムを上下に配置した間に食用具材を入れて、カップ型可食容器から食材を分離し、カップ型可食容器上下を密接させた状態で可食容器の吸湿を無くすことが出来る。
【0008】
請求項2記載の食用具材最中は、平面最中の皮にリムを形成することによりカップ型可食容器になる。
【0009】
請求項3記載の食用具材最中は、カップ型可食容器上下を密接させた状態を維持できる、寸法の袋状包装体を作成収納し開口部を閉じれば、袋状包装体によってカップ型可食容器上下が押さえられ、防湿用フイルム上下の隙間が長時間密接されるので、その隙間からの湿気が可食容器に吸湿するのを2段階で防ぎ、最中の皮の特徴であるパリパリ食感も長時間維持できる。
【0010】
可食する時は、カップ型可食容器上部を外し、防湿用フイルムを外してカップ型可食容器を食材に直に嵌め、全体を反転させ、カップ型可食容器上部を外し、防水フイルムを外してカップ型可食容器を食材に直に嵌めてと、簡単に防湿用フイルムを外すことが出来完成する。
【発明の効果】
【0011】
この発明は、可食容器内の食用具材が防湿用フイルムで包まれており、水分を含む各種具材を収納しても、長期に渡って可食容器が湿っぽくならず、かつ、変形せず乾燥状態を保持出来る。
そして、食する直前に、[0008]の様に可食容器から防湿用フイルムを取り除けば容易に食することが出来る。
又、防湿用フイルム片を除去する時引き抜かないことで、可食容器の破損防止が可能になった。
さらに、各種具材を収納することで、従来一部の具材に限定されていた最中の皮の用途が広がり、消費者に提供できた。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】は、本発明のカップ型可食容器斜視図
図2】は、図4の断面図
図3】は、上下防湿用フイルム片平面図
図4】は、カップ型可食容器に防湿用フイルム片を配置した斜視図
図5】は、カップ型可食容器上部を外した斜視図
図6】は、カップ型可食容器上部を外して上部防湿用フイルム片を撤去した斜視図
図7】は、カップ型可食容器上部を嵌めて反転させて、カップ型可食容器下部を外した斜視図
図8】は、下部防湿用フイルム片を撤去した斜視図
図9】は、袋状包装体に図4を入れた斜視図
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
先ず、図1図4に示したように、カップ型可食容器上部、カップ型可食容器下部で形成する。
このカップ型可食容器の食材は、もち米粉、小麦粉等、で最中の皮を形成する以外に、アイスモナカ、又はソフトクリームのコーン容器等で使用されるトウモロコシ粉等の食材を使用して形成するものもあるが、収納される具材に合わせて可食容器を焼成可能な他の食材を混ぜて形成しても構わない。
本体はカップ型になっており、同じものを上下リムに密接させればカップ型可食容器が形成される。
形状は円形に限定した訳ではなく、カップ型なら、長方形、その他の形状等、任意形状で構わない。
【0014】
食用具材に防湿フイルムを上下に配置し、カップ型可食容器で挟み込んで図4が形成されるので、食する時には図9の袋から取り出し、図5の1カップ型可食容器を外し、図5の4防湿用フイルムを外して、図6の1カップ型可食容器を食材に直に嵌め、全体を反転させ、図7の2カップ型可食容器上部を外し、図7の5防水フイルムを外してカップ型可食容器を食材に直に嵌めてと、簡単に防湿用フイルムを外すことが出来、可食出来るようになる。
【0015】
次に、図3に示したように、フイルム片4、及びフイルム片5を形成する。
この防湿用フイルム片4、防湿用フイルム片5は、図2の内側面に隙間が無いように覆い、さらにカップ型可食容器の深さが10mmの場合その周縁外側に、36mm~40mm位出る面積を有する。
又、図3の防湿用フイルム片4、及び防湿用フイルム片5の材質は、厚み30μで耐熱温度120℃以上の、ポリエチレン、ポリプロピレン等で作られるのが適当である。
【0016】
図9の袋状包装体を開封した状態のまま、食用具材図2の3を電子レンジで温める場合上記の耐熱温度が必要である。
【実施例0017】
収納される具材3は、従来の和菓子としての餡、ジャム等は勿論のこと、さらに、種類を広げ、例えば、サラダ、焼きそば、スパゲッテイ、チャーハン、ドライカレー、各種の丼物、ハンバーグ、酢豚、焼肉、佃煮、俗に言う”おかず”と呼ばれる物等、ここで挙げた具材3はほんの一部で、収納可能な具材3で、食した時一緒にパリパリ食感も味わうことが出来る。
【符号の説明】
【0018】
1 カップ型可食容器上部
2 カップ型可食容器下部
3 食用具材
4 上部防湿用フイルム片
5 下部防湿用フイルム片
6 袋状包装体
8 具材収納カップ型可食容器
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9