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特開2023-172902半導体装置及びそれを含むデータ記憶システム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023172902
(43)【公開日】2023-12-06
(54)【発明の名称】半導体装置及びそれを含むデータ記憶システム
(51)【国際特許分類】
   H10B 43/27 20230101AFI20231129BHJP
   H10B 41/27 20230101ALI20231129BHJP
   H01L 21/336 20060101ALI20231129BHJP
   H01L 21/768 20060101ALI20231129BHJP
   H01L 21/3205 20060101ALI20231129BHJP
   H01L 21/822 20060101ALI20231129BHJP
   H01L 21/8234 20060101ALI20231129BHJP
【FI】
H10B43/27
H10B41/27
H01L29/78 371
H01L21/90 B
H01L21/88 T
H01L27/04 E
H01L27/088 H
H01L27/088 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023071590
(22)【出願日】2023-04-25
(31)【優先権主張番号】10-2022-0062681
(32)【優先日】2022-05-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】朴 慶訓
(72)【発明者】
【氏名】白 寅煥
(72)【発明者】
【氏名】白 在馥
(72)【発明者】
【氏名】韓 智勳
(72)【発明者】
【氏名】金 承允
(72)【発明者】
【氏名】金 希錫
(72)【発明者】
【氏名】朴 炳在
(72)【発明者】
【氏名】安 鍾善
(72)【発明者】
【氏名】尹 柱美
【テーマコード(参考)】
5F033
5F038
5F048
5F083
5F101
【Fターム(参考)】
5F033GG01
5F033GG02
5F033HH04
5F033HH08
5F033HH11
5F033HH19
5F033HH20
5F033HH25
5F033HH32
5F033HH33
5F033HH34
5F033JJ04
5F033JJ08
5F033JJ11
5F033JJ19
5F033JJ20
5F033JJ25
5F033JJ32
5F033JJ33
5F033JJ34
5F033KK04
5F033KK08
5F033KK11
5F033KK19
5F033KK20
5F033KK25
5F033KK32
5F033KK33
5F033KK34
5F033MM05
5F033MM13
5F033NN06
5F033NN07
5F033NN30
5F033NN33
5F033QQ18
5F033QQ33
5F033QQ48
5F033RR01
5F033RR04
5F033RR06
5F033RR08
5F033TT07
5F033VV01
5F033VV06
5F033VV16
5F038CA16
5F038CD10
5F038DF04
5F038DF05
5F038EZ02
5F038EZ15
5F048AB01
5F048AC01
5F048BA01
5F048BA14
5F048BA15
5F048BA19
5F048BF02
5F048BF06
5F048BF07
5F048BF12
5F048BF15
5F048BG13
5F048CB01
5F048CB02
5F048CB03
5F048CB04
5F083EP02
5F083EP18
5F083EP23
5F083EP33
5F083EP34
5F083EP76
5F083ER03
5F083ER09
5F083ER14
5F083ER19
5F083GA10
5F083JA04
5F083JA05
5F083JA19
5F083JA35
5F083JA36
5F083JA37
5F083JA39
5F083JA40
5F083JA53
5F083KA01
5F083LA21
5F083MA06
5F083MA16
5F083MA19
5F083NA01
5F083PR21
5F083PR25
5F083PR40
5F083ZA01
5F083ZA23
5F101BA01
5F101BA45
5F101BB05
5F101BC02
5F101BD16
5F101BD22
5F101BD30
5F101BD34
5F101BD35
5F101BH02
5F101BH11
5F101BH21
(57)【要約】      (修正有)
【課題】半導体装置及びそれを含むデータ記憶システムを提供する。
【解決手段】半導体装置100は、第1基板上の回路素子及び回路素子と連結される下部配線構造物を270含む第1半導体構造物と、その上に配置される第2半導体構造物と、を含む。第2半導体構造物は、第2基板101と、第2基板を貫通する基板絶縁層121と、基板絶縁層を貫通するランディングパッド125と、第1領域上で第1方向に互いに離隔して積層され、第2領域上で第2方向に沿って互いに異なる長さで延び、第2領域で上面が上部に露出するゲートパッド領域を夫々含むゲート電極と130、ゲート電極の夫々のゲートパッド領域を貫通し、第1方向に沿ってランディングパッド内に延びるゲートコンタクトプラグ170と、を含む。ランディングパッドは、基板絶縁層の内側面により取り囲まれるパッド部分及びパッド部分から下部配線構造物に延びるビア部分125ivを含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1基板、前記第1基板上の回路素子、及び前記回路素子と連結される下部配線構造物を含む第1半導体構造物と、
前記第1半導体構造物上に配置される第2半導体構造物と、を含み、
前記第2半導体構造物は、
第1領域及び第2領域を有する第2基板と、
前記第2基板を貫通する基板絶縁層と、
前記基板絶縁層を貫通するランディングパッドと、
前記第1領域上で第1方向に互いに離隔して積層され、前記第2領域上で第2方向に沿って互いに異なる長さで延び、前記第2領域で上面が上部に露出するゲートパッド領域をそれぞれ含むゲート電極と、
前記ゲート電極のそれぞれの前記ゲートパッド領域を貫通し、前記第1方向に沿って前記ランディングパッド内に延びるゲートコンタクトプラグと、を含み、
前記ランディングパッドは、前記基板絶縁層の内側面により取り囲まれるパッド部分、及び前記パッド部分から前記下部配線構造物に延びるビア部分を含む、半導体装置。
【請求項2】
前記パッド部分は、前記第2基板の下面のレベルと同一またはそれより高いレベルに位置し、
前記第2領域で、前記基板絶縁層の内側面は前記ランディングパッドの前記パッド部分と接触し、前記基板絶縁層の外側面は前記第2基板と接触する、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第2領域で、前記基板絶縁層は環状を有する、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記基板絶縁層は、前記ランディングパッドと前記第2基板を離隔させる、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記基板絶縁層の下面は、前記第2基板の下面より低いレベルに位置する、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記ランディングパッドの前記パッド部分は前記第2基板と並んで配置され、
前記ランディングパッドの前記ビア部分は、前記第2基板の下面より低いレベルに配置される、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記ランディングパッドは、タングステン(W)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、またはこれらの合金を含む、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1領域上で、前記ゲート電極を貫通して前記第1方向に沿って延び、チャンネル層を含むチャンネル構造物をさらに含み、
前記チャンネル構造物の上面は、前記ゲートコンタクトプラグのそれぞれの上面と同一のレベルに位置する、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記チャンネル構造物の下面は、前記ゲートコンタクトプラグの下面と同一のレベルに位置する、請求項8に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第2半導体構造物は、
前記第2基板の一部上で前記ゲート電極の下部に水平に配置される水平絶縁層と、
前記水平絶縁層上に配置される水平導電層と、をさらに含み、
前記ランディングパッドの前記パッド部分は、前記第2基板と並んで配置される第1パッド部分、前記水平絶縁層と並んで配置される第2パッド部分、及び前記水平導電層と並んで配置される第3パッド部分を含み、
前記第2及び第3パッド部分はダミーパッド領域である、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項11】
前記第2パッド部分は前記水平絶縁層と同一の物質を含み、
前記第2パッド部分は、前記水平絶縁層から離隔し、且つ前記ゲートコンタクトプラグを取り囲む、請求項10に記載の半導体装置。
【請求項12】
前記基板絶縁層は、前記第2領域で前記第2基板を貫通する内側基板絶縁層、及び第2基板の外側に配置される外側基板絶縁層を含み、
前記外側基板絶縁層を貫通する外側ランディングパッドと、
前記ゲート電極から離隔し、前記第1方向に沿って前記外側ランディングパッド内に延びる貫通コンタクトプラグと、をさらに含む、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項13】
前記外側ランディングパッドは、前記外側基板絶縁層により取り囲まれるパッド部分、及び前記パッド部分から前記下部配線構造物に延びるビア部分を含み、
前記貫通コンタクトプラグの下端は、前記外側ランディングパッドの前記パッド部分と接触し、前記ビア部分より高いレベルに位置する、請求項12に記載の半導体装置。
【請求項14】
第1基板、前記第1基板上の回路素子、及び前記回路素子と連結される下部配線構造物を含む第1半導体構造物と、
前記第1半導体構造物上に配置される第2半導体構造物と、を含み、
前記第2半導体構造物は、
第1領域及び第2領域を有する第2基板と、
平面で、リング状を有して前記第2基板を貫通する内側基板絶縁層と、
前記第1領域上で第1方向に互いに離隔して積層され、前記第2領域上で第2方向に沿って互いに異なる長さで延び、前記第2領域で上面が上部に露出するゲートパッド領域をそれぞれ含むゲート電極と、
前記ゲート電極のそれぞれの前記ゲートパッド領域を貫通し、前記内側基板絶縁層の前記リング状の内面の間を通って前記第1方向に沿って延びるゲートコンタクトプラグと、を含む、半導体装置。
【請求項15】
平面で、前記内側基板絶縁層の幅は、前記リング状に沿って均一である、請求項14に記載の半導体装置。
【請求項16】
前記内側基板絶縁層の前記リング状は、円形リング、多角形リング、または角が丸みを帯びた多角形リングである、請求項14に記載の半導体装置。
【請求項17】
前記内側基板絶縁層の外側面は前記第2基板と接触し、
前記内側基板絶縁層の内側面は、前記第2基板と並んで配置されるランディングパッドと接触し、
前記ゲートコンタクトプラグのそれぞれは前記ランディングパッドと接触し、
前記内側基板絶縁層は、前記第2基板と前記ランディングパッドを離隔させる、請求項14に記載の半導体装置。
【請求項18】
前記第2領域で、前記ゲート電極を貫通して前記第1方向に沿って延び、前記ゲートコンタクトプラグのそれぞれに隣接して配置される複数の支持構造物をさらに含み、
前記内側基板絶縁層は、前記複数の支持構造物と前記ゲートコンタクトプラグとの間で前記ゲートコンタクトプラグを取り囲む、請求項14に記載の半導体装置。
【請求項19】
第1基板、前記第1基板上の回路素子、及び前記回路素子と連結される下部配線構造物を含む第1半導体構造物、前記第1半導体構造物上に配置される第2半導体構造物、及び前記回路素子と電気的に連結される入出力パッドを含む半導体記憶装置と、
前記入出力パッドを介して前記半導体記憶装置と電気的に連結され、前記半導体記憶装置を制御するコントローラーと、を含み、
前記第2半導体構造物は、
第1領域及び第2領域を有する第2基板と、
平面で、リング状を有して前記第2基板を貫通する内側基板絶縁層と、
前記第1領域上で第1方向に互いに離隔して積層され、前記第2領域上で第2方向に沿って互いに異なる長さで延び、前記第2領域で上面が上部に露出するゲートパッド領域をそれぞれ含むゲート電極と、
前記ゲート電極のそれぞれの前記ゲートパッド領域を貫通し、前記内側基板絶縁層の前記リング状の内面の間を通って前記第1方向に沿って延びるゲートコンタクトプラグと、を含む、データ記憶システム。
【請求項20】
前記内側基板絶縁層の内側面により取り囲まれるパッド部分、及び前記パッド部分から前記下部配線構造物に延びるビア部分を含むランディングパッドをさらに含み、
前記ゲートコンタクトプラグのそれぞれは前記パッド部分と接触し、
前記ゲートコンタクトプラグのそれぞれの下端は、前記ビア部分より高いレベルに位置する、請求項19に記載のデータ記憶システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置及びそれを含むデータ記憶システムに関する。
【背景技術】
【0002】
データの記憶を必要とするデータ記憶システムにおいて、高容量のデータを記憶可能な半導体装置が求められている。これに伴い、半導体装置のデータ記憶容量を増加させることができる方法が研究されている。例えば、半導体装置のデータ記憶容量を増加させるための方法の1つとして、2次元に配列されるメモリセルの代わりに、3次元に配列されるメモリセルを含む半導体装置が提案されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の技術的思想が達成しようとする技術的課題の1つは、生産性及び電気的特性が向上した半導体装置及びデータ記憶システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
例示的な実施形態による半導体装置は、第1基板、上記第1基板上の回路素子、及び上記回路素子と連結される下部配線構造物を含む第1半導体構造物と、上記第1半導体構造物上に配置される第2半導体構造物と、を含み、上記第2半導体構造物は、第1領域及び第2領域を有する第2基板と、上記第2基板を貫通する基板絶縁層と、上記基板絶縁層を貫通するランディングパッドと、上記第1領域上で第1方向に互いに離隔して積層され、上記第2領域上で第2方向に沿って互いに異なる長さで延び、上記第2領域で上面が上部に露出するゲートパッド領域をそれぞれ含むゲート電極と、上記ゲート電極のそれぞれの上記ゲートパッド領域を貫通し、上記第1方向に沿って上記ランディングパッド内に延びるゲートコンタクトプラグと、を含み、上記ランディングパッドは、上記基板絶縁層の内側面により取り囲まれるパッド部分、及び上記パッド部分から上記下部配線構造物に延びるビア部分を含むことができる。
【0005】
例示的な実施形態による半導体装置は、第1基板、上記第1基板上の回路素子、及び上記回路素子と連結される下部配線構造物を含む第1半導体構造物と、上記第1半導体構造物上に配置される第2半導体構造物と、を含み、上記第2半導体構造物は、第1領域及び第2領域を有する第2基板と、平面で、リング状を有して上記第2基板を貫通する内側基板絶縁層と、上記第1領域上で第1方向に互いに離隔して積層され、上記第2領域上で第2方向に沿って互いに異なる長さで延び、上記第2領域で上面が上部に露出するゲートパッド領域をそれぞれ含むゲート電極と、上記ゲート電極のそれぞれの上記ゲートパッド領域を貫通し、上記内側基板絶縁層の上記リング状の内面の間を通って上記第1方向に沿って延びるゲートコンタクトプラグと、を含むことができる。
【0006】
例示的な実施形態による半導体装置は、第1基板、上記第1基板上の回路素子、及び上記回路素子と連結される下部配線構造物を含む第1半導体構造物と、上記第1半導体構造物上に配置される第2半導体構造物と、を含み、上記第2半導体構造物は、第1領域及び第2領域を有する第2基板と、上記第1領域上で第1方向に互いに離隔して積層され、上記第2領域上で第2方向に沿って互いに異なる長さで延び、上記第2領域で上面が上部に露出するゲートパッド領域をそれぞれ含むゲート電極と、上記第1領域上で、上記ゲート電極を貫通して上記第1方向に沿って延び、チャンネル層を含むチャンネル構造物と、上記ゲート電極のそれぞれの上記ゲートパッド領域を貫通し、上記第1方向に沿って延びるゲートコンタクトプラグと、上記第2領域上で、上記ゲート電極を貫通して上記第1方向に沿って延び、上記ゲートコンタクトプラグのそれぞれに隣接して配置される複数の支持構造物と、を含み、上記チャンネル構造物、上記ゲートコンタクトプラグ、及び上記複数の支持構造物のそれぞれの上面は実質的に同一のレベルに位置することができる。
【0007】
例示的な実施形態によるデータ記憶システムは、第1基板、上記第1基板上の回路素子、及び上記回路素子と連結される下部配線構造物を含む第1半導体構造物、上記第1半導体構造物上に配置される第2半導体構造物、及び上記回路素子と電気的に連結される入出力パッドを含む半導体記憶装置と、上記入出力パッドを介して上記半導体記憶装置と電気的に連結され、上記半導体記憶装置を制御するコントローラーと、を含み、上記第2半導体構造物は、第1領域及び第2領域を有する第2基板と、平面で、リング状を有して上記第2基板を貫通する内側基板絶縁層と、上記第1領域上で第1方向に互いに離隔して積層され、上記第2領域上で第2方向に沿って互いに異なる長さで延び、上記第2領域で上面が上部に露出するゲートパッド領域をそれぞれ含むゲート電極と、上記ゲート電極のそれぞれの上記ゲートパッド領域を貫通し、上記内側基板絶縁層の上記リング状の内面の間を通って上記第1方向に沿って延びるゲートコンタクトプラグと、を含むことができる。
【発明の効果】
【0008】
第2基板と並ぶレベルのパッド部分を有するランディングパッド、及び上記パッド部分を取り囲むリング状の内側基板絶縁層の構造を含むことで、複数の支持構造物及びゲートコンタクトプラグを形成するためのホールを同一のエッチング工程により形成することで、生産性が向上した半導体装置、及びそれを含むデータ記憶システムが提供されることができる。
【0009】
また、パッド部分に上記ゲートコンタクトプラグの下端を形成することで、バリアー膜との接触を防止し、電気的特性が向上した半導体装置、及びそれを含むデータ記憶システムが提供されることができる。
【0010】
本発明の多様で且つ有益な利点と効果は上述の内容に限定されず、本発明の具体的な実施形態を説明する過程でより容易に理解されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1a】例示的な実施形態による半導体装置の概略的な平面図である。
図1b】例示的な実施形態による半導体装置の一部領域を拡大して示す部分拡大図である。
図2a】例示的な実施形態による半導体装置の概略的な断面図である。
図2b】例示的な実施形態による半導体装置の概略的な断面図である。
図3a】例示的な実施形態による半導体装置の一部領域を拡大して示す部分拡大図である。
図3b】例示的な実施形態による半導体装置の一部領域を拡大して示す部分拡大図である。
図4a】例示的な実施形態による半導体装置の一部領域を拡大して示す部分拡大図である。
図4b】例示的な実施形態による半導体装置の一部領域を拡大して示す部分拡大図である。
図4c】例示的な実施形態による半導体装置の一部領域を拡大して示す部分拡大図である。
図4d】例示的な実施形態による半導体装置の一部領域を拡大して示す部分拡大図である。
図5a】例示的な実施形態による半導体装置の部分拡大図である。
図5b】例示的な実施形態による半導体装置の部分拡大図である。
図6a】例示的な実施形態による半導体装置の部分拡大図である。
図6b】例示的な実施形態による半導体装置の部分拡大図である。
図7】例示的な実施形態による半導体装置の部分拡大図である。
図8】例示的な実施形態による半導体装置の部分拡大図である。
図9】例示的な実施形態による半導体装置の部分拡大図である。
図10a】例示的な実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための概略的な断面図である。
図10b】例示的な実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための概略的な部分拡大図である。
図10c】例示的な実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための概略的な平面図である。
図11a】例示的な実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための概略的な断面図である。
図11b】例示的な実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための概略的な部分拡大図である。
図11c】例示的な実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための概略的な平面図である。
図12】例示的な実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための概略的な断面図である。
図13】例示的な実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための概略的な断面図である。
図14】例示的な実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための概略的な断面図である。
図15】例示的な実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための概略的な断面図である。
図16】例示的な実施形態による半導体装置を含むデータ記憶システムを概略的に示した図である。
図17】例示的な実施形態による半導体装置を含むデータ記憶システムを概略的に示した斜視図である。
図18】例示的な実施形態による半導体パッケージを概略的に示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を次のように説明する。
【0013】
図1aは例示的な実施形態による半導体装置100の概略的な平面図である。
【0014】
図1bは例示的な実施形態による半導体装置100の一部領域を拡大して示す部分拡大図である。図1bは、図1aの「A」領域のうち基板絶縁層121及びゲートコンタクトプラグ170が配置されるレベルで、主要構成要素を概略的に示す部分拡大図である。
【0015】
図2a及び図2bは例示的な実施形態による半導体装置100の概略的な断面図である。図2aでは図1aの切断線I-I’に沿った断面を示し、図2bでは図1aの切断線II-II’に沿った断面を示す。
【0016】
図3a及び図3bは例示的な実施形態による半導体装置の一部領域を拡大して示す部分拡大図である。図3aでは図2aの「B」領域を拡大して示し、図3bでは図2aの「C」領域を拡大して示す。
【0017】
図1から図3bを参照すると、半導体装置100は、第1基板201を含む周辺回路構造物PERIと、第2基板101を含むメモリセル構造物CELLと、を含むことができる。メモリセル構造物CELLは、周辺回路構造物PERIの上部に配置されることができる。本明細書において、「周辺回路構造物」は「第1半導体構造物」と指称され、「メモリセル構造物」は「第2半導体構造物」と指称されることができる。
【0018】
周辺回路構造物PERIは、第1基板201、第1基板201内のソース/ドレイン領域205及び素子分離層210、第1基板201上に配置された回路素子220、下部配線構造物270、280、及び周辺領域絶縁層290を含むことができる。
【0019】
第1基板201は、x方向とy方向に延びる上面を有することができる。第1基板201には、素子分離層210により活性領域が定義されることができる。上記活性領域の一部には、不純物を含むソース/ドレイン領域205が配置されることができる。第1基板201は、半導体物質、例えば、IV族半導体、III-V族化合物半導体、またはII-VI族化合物半導体を含むことができる。第1基板201はバルクウエハーまたはエピタキシャル層として提供されてもよい。
【0020】
回路素子220はプレーナトランジスターを含むことができる。それぞれの回路素子220は、回路ゲート誘電層222、スペーサー層224、及び回路ゲート電極225を含むことができる。回路ゲート電極225の両側で第1基板201内にソース/ドレイン領域205が配置されることができる。
【0021】
周辺領域絶縁層290は、第1基板201上で回路素子220を覆うように配置されることができる。下部配線構造物270、280は、回路コンタクトプラグ270及び回路配線ライン280を含むことができる。回路コンタクトプラグ270は、周辺領域絶縁層290を貫通してソース/ドレイン領域205に連結されることができる。回路コンタクトプラグ270により、回路素子220に電気信号が印加されることができる。示されていない領域で、回路ゲート電極225にも回路コンタクトプラグ270が連結されることができる。回路配線ライン280は、回路コンタクトプラグ270と連結されることができ、複数の層で配置されることができる。
【0022】
メモリセル構造物CELLは、第1領域R1及び第2領域R2を有する第2基板101、第2基板101を貫通する基板絶縁層121、基板絶縁層121により少なくとも一部が取り囲まれるランディングパッド125、第2基板101上に積層されたゲート電極130、ゲート電極130と交互に積層される層間絶縁層120、ゲート電極130及び層間絶縁層120の積層構造物を貫通し、チャンネル層140を含むチャンネル構造物CH、上記積層構造物を貫通して延びる第1及び第2分離領域MS1、MS2、第2領域R2上で上記積層構造物を貫通するゲートコンタクトプラグ170、及び上記積層構造物を貫通し、ゲートコンタクトプラグ170と隣接して配置される複数の支持構造物171を含むことができる。
【0023】
メモリセル構造物CELLは、上記積層構造物から離隔し、第2基板101と接触する基板コンタクトプラグ173、及び上記積層構造物及び第2基板101から離隔し、下部配線構造物270、280と電気的に連結される貫通コンタクトプラグ175をさらに含むことができる。
【0024】
メモリセル構造物CELLは、第1領域R1上の第1水平導電層102、第2基板101の第2領域R2上で第1水平導電層102と並んで配置される水平絶縁層110、第1水平導電層102及び水平絶縁層110上の第2水平導電層104、ゲート電極130の上記積層構造物の一部を貫通する上部分離領域SS、ゲートコンタクトプラグ170を取り囲む絶縁構造物160、セル領域絶縁層190、及びセル配線ライン195をさらに含むことができる。
【0025】
第2基板101の第1領域R1は、ゲート電極130が垂直方向に積層され、チャンネル構造物CHが配置される領域であって、メモリセルが配置される領域であることができる。第2領域R2は、ゲート電極130が互いに異なる長さで延びる領域であって、上記メモリセルを周辺回路構造物PERIと電気的に連結するための領域に該当することができる。第2領域R2は少なくとも一方向、例えば、x方向において、第1領域R1の少なくとも一端に配置されることができる。
【0026】
第2基板101は、x方向とy方向に延びる上面を有することができる。第2基板101は、半導体物質、例えば、IV族半導体、III-V族化合物半導体、またはII-VI族化合物半導体を含むことができる。例えば、IV族半導体は、シリコン、ゲルマニウム、またはシリコン-ゲルマニウムを含むことができる。第2基板101は不純物をさらに含むことができる。第2基板101は、多結晶シリコン層のような多結晶半導体層またはエピタキシャル層として提供されることができる。
【0027】
例示的な実施形態において、半導体装置100は、第2基板ビア101v及びバリアー層107をさらに含むことができる。第2基板ビア101vは、第2基板101から周辺回路構造物PERIに延び、下部配線構造物270、280と連結されることができる。第2基板ビア101vと連結される下部配線構造物270、280は、半導体装置100の製造工程中に、第2基板101を接地させる接地配線構造物であることができる。第2基板ビア101vは、第2基板101と一体化された形態を有することができる。図2aに示されたように、第2基板ビア101vは、第2基板101が第1基板201に向かってビアホール内に延びた形態を有することができる。バリアー層107は、第2基板101と周辺回路構造物PERIとの間で第2基板101の下面を覆うことができる。バリアー層107は、第2基板ビア101vの側面及び底面を覆うことができる。バリアー層107は金属窒化物を含むことができ、例えば、チタン窒化物(TiN)、チタンシリコン窒化物(TiSiN)、タングステン窒化物(WN)、タンタル窒化物(TaN)、またはこれらの組み合わせを含むことができる。
【0028】
第1及び第2水平導電層102、104は、第2基板101の第1領域R1の上面上に順に積層されて配置されることができる。第1水平導電層102は第2基板101の第2領域R2に延びず、第2水平導電層104は第2領域R2に延びることができる。
【0029】
第1水平導電層102は、半導体装置100の共通ソースラインの一部として働くことができ、例えば、第2基板101とともに共通ソースラインとして働くことができる。図2bの拡大図に示されたように、第1水平導電層102は、チャンネル層140の周りで、チャンネル層140と直接連結されることができる。
【0030】
第2水平導電層104は、第1水平導電層102及び水平絶縁層110が配置されていない一部領域で第2基板101と接触することができる。第2水平導電層104は、上記一部領域で、第1水平導電層102または水平絶縁層110の端部を覆って折り曲げられ、第2基板101上に延びることができる。
【0031】
第1及び第2水平導電層102、104は半導体物質を含むことができ、例えば、第1及び第2水平導電層102、104は両方とも多結晶シリコンを含むことができる。この場合、少なくとも第1水平導電層102はドープされた層であることができ、第2水平導電層104は、ドープされた層であるか、第1水平導電層102から拡散された不純物を含む層であることができる。但し、例示的な実施形態において、第2水平導電層104は絶縁層で代替されてもよい。
【0032】
水平絶縁層110は、第2領域R2の少なくとも一部で、第1水平導電層102と並んで第2基板101上に配置されることができる。水平絶縁層110は、第2基板101の第2領域R2上に交互に積層された第1及び第2水平絶縁層を含むことができる。例示的な実施形態において、第1水平絶縁層は、第2水平絶縁層の上、下面を覆う複数の層であることができる。水平絶縁層110は、半導体装置100の製造工程で一部が第1水平導電層102に置換(replancement)された後に残存する層であることができる。
【0033】
水平絶縁層110は、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン炭化物、またはシリコン酸窒化物を含むことができる。第1水平絶縁層と第2水平絶縁層は互いに異なる絶縁物質を含むことができる。例えば、第1水平絶縁層は層間絶縁層120と同一の物質からなり、第2水平絶縁層は層間絶縁層120と異なる物質からなることができる。
【0034】
基板絶縁層121は、第2水平導電層104、水平絶縁層110、及び第2基板101を順に貫通することができる。例示的な実施形態において、基板絶縁層121の上面は、第2水平導電層104の上面と実質的に同一のレベルに位置することができる。本明細書において、「実質的に同一」であることは、同一の工程によりともに形成されたにもかかわらず、実際には工程上の誤差などによって微細に差が生じる場合を含む概念である。但し、「実質的に」という用語が省略され、「同一」と説明された場合にも、これと同様に理解することができる。例示的な実施形態において、基板絶縁層121の下面は、第2基板101の下面より低いレベルに位置することができる。基板絶縁層121は、例えば、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン炭化物、またはシリコン酸窒化物を含むことができる。基板絶縁層121は、内側基板絶縁層121i及び外側基板絶縁層121oを含むことができる。
【0035】
内側基板絶縁層121iは、第2領域R2で、ランディングパッド125と第2基板101との間、ランディングパッド125と水平絶縁層110との間、及びランディングパッド125と第2水平導電層104との間に配置されることができる。内側基板絶縁層121iは、ランディングパッド125を取り囲むように配置されることができる。内側基板絶縁層121iは、ランディングパッド125と第2基板101、水平絶縁層110、及び第2水平導電層104を離隔させることができる。これにより、互いに異なるゲート電極130と連結されるゲートコンタクトプラグ170が互いに電気的に分離されることができる。
【0036】
例示的な実施形態において、内側基板絶縁層121iは環状を有することができる。平面で、内側基板絶縁層121iはリング状を有することができる。例示的な実施形態において、内側基板絶縁層121iの幅は、上記リング状に沿って実質的に均一であることができる。内側基板絶縁層121iは、閉空間を有する内側面及び外側面を有し、且つ第2基板101を貫通することができる。内側基板絶縁層121iの上記外側面は第2基板101と接触し、内側基板絶縁層121iの上記内側面はランディングパッド125と接触することができる。内側基板絶縁層121iは、第2基板101とランディングパッド125を離隔させることができる。内側基板絶縁層121iは、第1基板201に向かう方向に減少する幅を有することができる。
【0037】
外側基板絶縁層121oは、第2基板101の外側である第3領域R3に配置されることができる。外側基板絶縁層121oはランディングパッド125を取り囲むように配置されることができる。外側基板絶縁層121oは、ランディングパッド125と第2基板101、水平絶縁層110、及び第2水平導電層104を離隔させることができる。これにより、互いに異なる貫通コンタクトプラグ175が互いに電気的に分離されることができる。
【0038】
例示的な実施形態において、外側基板絶縁層121oは、一部領域でランディングパッド125が貫通して配置されるパターン形態もしくはプレート形態であることができる。
【0039】
図3aを参照すると、内側基板絶縁層121iを含む基板絶縁層121はバリアー層107を貫通することができる。すなわち、基板絶縁層121の下端は、第2基板101の下面より低いレベルに位置することができる。バリアー層107は、基板絶縁層121により基板バリアーパターン107s及びランディングパッドバリアーパターン107pに分離されることができる。基板バリアーパターン107sは第2基板101の下面を覆い、ランディングパッドバリアーパターン107pはランディングパッド125のビア部分125iv、125ovの側面及び底面を覆うことができる。
【0040】
ランディングパッド125は基板絶縁層121を貫通することができる。例示的な実施形態において、ランディングパッド125の上面は、基板絶縁層121の上面と実質的に同一のレベルに位置することができる。ランディングパッド125は、ゲートコンタクトプラグ170または貫通コンタクトプラグ175と接触し、ゲートコンタクトプラグ170または貫通コンタクトプラグ175と下部配線構造物270、280を電気的に連結することができる。ランディングパッド125は、タングステン(W)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、またはこれらの合金を含むことができる。ランディングパッド125は、内側ランディングパッド125i及び外側ランディングパッド125oを含むことができる。
【0041】
内側ランディングパッド125iは、第2領域R2で内側基板絶縁層121iにより取り囲まれることができる。内側ランディングパッド125iは、それぞれのゲートコンタクトプラグ170と下部配線構造物270、280を電気的に連結することができる。
【0042】
内側ランディングパッド125iは、内側基板絶縁層121iの内側面により取り囲まれるパッド部分125ip、及びパッド部分125ipから下部配線構造物270、280に延びるビア部分125ivを含むことができる。パッド部分125ipは、第2基板101の下面のレベルと同一またはそれより高いレベルに位置することができる。例示的な実施形態において、内側ランディングパッド125iのパッド部分125ipは、第2基板101と並んで配置される第1パッド部分125ip_1、水平絶縁層110と並んで配置される第2パッド部分125ip_2、及び水平導電層104と並んで配置される第3パッド部分125ip_3を含むことができる。第1~第3パッド部分125ip_1、125ip_2、125ip_3は、内側基板絶縁層121iにより、それぞれ第2基板101、水平絶縁層110、及び第2水平導電層104から離隔することができる。第2及び第3パッド部分125ip_2、125ip_3はダミーパッド領域であることができる。第2パッド部分125ip_2は、水平絶縁層110と同一の物質を含むことができる。第1及び第3パッド部分125ip_1、125_ip3は、金属物質、例えば、タングステン(W)を含むことができる。内側ランディングパッド125iのビア部分125ivは第2基板101の下面より低いレベルに位置し、内側ランディングパッド125iのパッド部分125ipは第2基板101の下面より高いレベルに位置することができる。内側ランディングパッド125iのビア部分125ivは、パッド部分125ipと一体に連結され、第2基板101の下面より低いレベルに延びることができる。
【0043】
内側ランディングパッド125iのパッド部分125ipは、第1基板201に向かう方向に増加する幅を有することができる。これは、内側ランディングパッド125iのパッド部分125ipは、内側基板絶縁層121iと接触し、且つ内側基板絶縁層121iの内側面により取り囲まれる領域であるためである。内側ランディングパッド125iのビア部分125ivは、第1基板201に向かう方向に減少する幅を有することができる。これは、内側ランディングパッド125iのビア部分125ivは、周辺領域絶縁層290を貫通するビアホール内に形成されるためである。これにより、内側ランディングパッド125iは、第1傾斜の側面を有するパッド部分125ipと、上記第1傾斜と異なる第2傾斜を有するビア部分125ivと、を含むことができる。
【0044】
第1水平方向(例えば、x方向)において、内側ランディングパッド125iのビア部分125ivの第1幅w1は、パッド部分125ipの第2幅w2より小さいことができる。
【0045】
内側ランディングパッド125iのビア部分125ivは、半導体装置100の製造工程で、第2基板ビア101vを形成するためのビアホールと同時に形成されたビアホール内に導電性物質が充填された構造であることができる。
【0046】
外側ランディングパッド125oは、第3領域R3で外側基板絶縁層121oにより取り囲まれることができる。外側ランディングパッド125oは、貫通コンタクトプラグ175と下部配線構造物270、280を電気的に連結することができる。
【0047】
外側ランディングパッド125oは、外側基板絶縁層121oにより取り囲まれるパッド部分125op、及び上記パッド部分から下部配線構造物270、280に延びるビア部分125ovを含むことができる。外側ランディングパッド125oは、内側ランディングパッド125iで説明したように、第2基板101と並んで配置される第1パッド部分、水平絶縁層110と並んで配置される第2パッド部分、及び第2水平導電層104と並んで配置される第3パッド部分を含むことができる。上記第1~第3パッド部分は、外側基板絶縁層121oにより、それぞれ第2基板101、水平絶縁層110、及び第2水平導電層104から離隔することができる。上記第2及び第3パッド部分はダミーパッド領域であることができる。上記第2パッド部分は、水平絶縁層110と同一の物質を含むことができる。上記第1及び第3パッド部分は、金属物質、例えば、タングステン(W)を含むことができる。外側ランディングパッド125oのビア部分125ovは、第2基板101の下面より低いレベルに配置されることができる。外側ランディングパッド125oのビア部分125ovは、パッド部分125opと一体に連結され、第2基板101の下面より低いレベルに延びることができる。
【0048】
外側ランディングパッド125oは、内側ランディングパッド125iで説明したことと類似して、第1傾斜の側面を有するパッド部分125opと、上記第1傾斜と異なる第2傾斜を有するビア部分125ovと、を含むことができる。
【0049】
外側ランディングパッド125oのビア部分125ovは、半導体装置100の製造工程で、第2基板ビア101vを形成するためのビアホールと同時に形成されたビアホール内に導電性物質が充填された構造であることができる。
【0050】
ゲート電極130は、第2基板101上に垂直方向に離隔し積層されて積層構造物を成すことができる。ゲート電極130は、接地選択トランジスターのゲートを成す下部ゲート電極130L、複数のメモリセルを成すメモリゲート電極130M、及びストリング選択トランジスターのゲートを成す上部ゲート電極130Uを含むことができる。半導体装置100の容量に応じて、メモリセルを成すメモリゲート電極130Mの個数が決定されることができる。実施形態によって、上部及び下部ゲート電極130U、130Lはそれぞれ1個~4個またはそれ以上であることができ、メモリゲート電極130Mと同一または異なる構造を有することができる。例示的な実施形態において、ゲート電極130は、上部ゲート電極130Uの上部及び/または下部ゲート電極130Lの下部に配置され、ゲート誘導ドレインリーク(Gate Induced Drain Leakage、GIDL)現象を利用した消去動作に用いられる消去トランジスターを成すゲート電極130をさらに含むことができる。また、一部のゲート電極130、例えば、上部または下部ゲート電極130U、130Lに隣接したメモリゲート電極130Mはダミーゲート電極であることができる。
【0051】
ゲート電極130は、第1領域R1上に垂直方向に互いに離隔して積層され、第1領域R1から第2領域R2に互いに異なる長さで延びて階段状の段差構造を成すことができる。ゲート電極130は、図2aに示されたように、x方向に沿ってゲート電極130の間に段差構造を形成することができ、y方向にも互いに段差構造を有するように配置されることができる。
【0052】
上記段差構造により、ゲート電極130は、下部のゲート電極130が上部のゲート電極130より長く延び、層間絶縁層120から上部に露出する領域をそれぞれ有することができ、上記領域はゲートパッド領域130Pと指称されることができる。それぞれのゲート電極130で、ゲートパッド領域130Pはx方向に沿った端部を含む領域であることができる。ゲートパッド領域130Pは、第2基板101の第2領域R2で上記積層構造物を成すゲート電極130のうち、各領域で最上部に位置するゲート電極130の一部分に該当することができる。ゲート電極130は、ゲートパッド領域130Pでゲートコンタクトプラグ170と連結されることができる。それぞれのゲート電極130において、ゲートパッド領域130Pを除いた残りの領域はゲート積層領域130Gと指称されることができる。ゲート積層領域130Gは、層間絶縁層120から上部に露出していない部分であることができる。
【0053】
ゲート電極130は、ゲートパッド領域130Pで増加した厚さを有することができる。ゲート電極130はそれぞれ下面のレベルが一定であり、且つ上面のレベルが高くなる形態で厚さが増加することができる。図3bに示されたように、ゲート電極130のうちゲート積層領域130Gは、第1領域R1から第2領域R2に向かって第1ゲート厚さGT1で延び、ゲートパッド領域130Pの少なくとも一部で、第1ゲート厚さGT1より大きい第2ゲート厚さGT2を有することができる。第2ゲート厚さGT2は、第1ゲート厚さGT1の約150%~約210%の範囲であることができる。
【0054】
ゲート電極130は、x方向に延びる第1分離領域MS1により、y方向に互いに分離されて配置されることができる。一対の第1分離領域MS1の間のゲート電極130は1つのメモリブロックを成すことができるが、メモリブロックの範囲はこれに限定されない。ゲート電極130は、金属物質、例えば、タングステン(W)を含むことができる。実施形態によって、ゲート電極130は、多結晶シリコンまたは金属シリサイド物質を含むことができる。
【0055】
層間絶縁層120はゲート電極130の間に配置されることができる。層間絶縁層120もゲート電極130と同様に、第2基板101の上面に垂直な方向に互いに離隔し、x方向に延びるように配置されることができる。層間絶縁層120は、シリコン酸化物またはシリコン窒化物のような絶縁性物質を含むことができる。
【0056】
ゲート電極130と層間絶縁層120は積層構造物を成すことができる。例示的な実施形態において、上記積層構造物は、図2aに示したように2段構造を有してもよいが、これに限定されず、実施形態によって、3段構造以上の多段構造を有してもよく、1段構造を有してもよい。
【0057】
第1及び第2分離領域MS1、MS2は、ゲート電極130を貫通し、x方向に沿って延びるように配置されることができる。第1及び第2分離領域MS1、MS2は互いに平行に配置されることができる。第1及び第2分離領域MS1、MS2は、第2基板101上に積層されたゲート電極130の全体を貫通して第2基板101と接触することができる。第1分離領域MS1は、x方向に沿って1つに延び、第2分離領域MS2は、一対の第1分離領域MS1の間で断続的に延びるか、一部領域にのみ配置されることができる。但し、実施形態において、第1及び第2分離領域MS1、MS2の配置順序、個数などは図1aに示されたものに限定されない。図2bに示されたように、第1及び第2分離領域MS1、MS2には分離絶縁層105が配置されることができる。
【0058】
上部分離領域SSは、図1aに示されたように、第1領域R1上で、第1分離領域MS1と第2分離領域MS2との間でx方向に延びることができる。上部分離領域SSは、図2bに示されたように、例えば、上部ゲート電極130Uを含んで総3つのゲート電極130をy方向に互いに分離させることができる。但し、上部分離領域SSにより分離されるゲート電極130の個数は、実施形態で多様に変更可能である。上部分離領域SSにより分離された上部ゲート電極130Uは、互いに異なるストリング選択ラインを成すことができる。上部分離領域SSには上部分離絶縁層103が配置されることができる。上部分離絶縁層103は、絶縁物質を含むことができ、例えば、シリコン酸化物、シリコン窒化物、またはシリコン酸窒化物を含むことができる。
【0059】
チャンネル構造物CHは、図1aに示されたように、それぞれ1つのメモリセルストリングを成し、第1領域R1上に行と列を成して、互いに離隔して配置されることができる。チャンネル構造物CHは格子状を形成するように配置されるか、一方向で千鳥状に配置されることができる。チャンネル構造物CHは柱状を有し、アスペクト比によって、第2基板101に近くなるに従って細くなる傾斜した側面を有することができる。
【0060】
チャンネル構造物CHの上面は、ゲートコンタクトプラグ170のそれぞれの上面または貫通コンタクトプラグ175の上面と実質的に同一のレベルに位置することができる。これは、チャンネル構造物CHを形成するためのホールを形成するエッチング工程で、ゲートコンタクトプラグ170及び貫通コンタクトプラグ175を形成するためのホールをともに形成するためである。チャンネル構造物CHに対応するホールと、ゲートコンタクトプラグ170に対応するホールを同時に形成することで、生産性が向上した半導体装置が提供されることができる。
【0061】
例示的な実施形態において、チャンネル構造物CHのそれぞれは、図2aに示されたように、垂直方向に積層された第1及び第2チャンネル構造物CH1、CH2を含むことができる。この場合、それぞれのチャンネル構造物CHは、第1チャンネル構造物CH1と第2チャンネル構造物CH2が連結された形態を有することができ、連結領域で、幅の差による折り曲げ部を有することができる。但し、積層構造物の段数によって、z方向に沿って積層されるチャンネル構造物の個数は多様に変更可能である。
【0062】
図2bの拡大図に示されたように、チャンネル構造物CH内にはチャンネル層140が配置されることができる。チャンネル構造物CH内で、チャンネル層140は内部のチャンネル埋め込み絶縁層147を取り囲む環状(annular)で形成されることができる。チャンネル層140は、下部で第1水平導電層102と連結されることができる。チャンネル層140は、多結晶シリコンまたは単結晶シリコンのような半導体物質を含むことができる。
【0063】
ゲート誘電層145は、ゲート電極130とチャンネル層140との間に配置されることができる。具体的に図示していないが、ゲート誘電層145は、チャンネル層140から順に積層されたトンネリング層、電荷貯蔵層、及びブロッキング層を含むことができる。上記トンネリング層は、電荷を上記電荷貯蔵層にトンネリングさせることができ、例えば、シリコン酸化物(SiO)、シリコン窒化物(Si)、シリコン酸窒化物(SiON)、またはこれらの組み合わせを含むことができる。上記電荷貯蔵層は、電荷トラップ層またはフローティングゲート導電層であることができる。上記ブロッキング層は、シリコン酸化物(SiO)、シリコン窒化物(Si)、シリコン酸窒化物(SiON)、高誘電率(high-k)の誘電物質、またはこれらの組み合わせを含むことができる。例示的な実施形態において、ゲート誘電層145の少なくとも一部は、ゲート電極130に沿って水平方向に延びることができる。チャンネルパッド149は、上部の第2チャンネル構造物CH2の上端にのみ配置されることができるが、これに限定されない。チャンネルパッド149は、例えば、ドープされた多結晶シリコンを含むことができる。
【0064】
ゲートコンタクトプラグ170は、第2領域R2上で最上部のゲート電極130及びその下部の絶縁構造物160を貫通し、ゲート電極130のゲートパッド領域130Pと連結されることができる。ゲートコンタクトプラグ170は、セル領域絶縁層190の少なくとも一部を貫通し、上部に露出したゲート電極130のゲートパッド領域130Pのそれぞれと連結されるように配置されることができる。
【0065】
図3bに示されたように、ゲートコンタクトプラグ170のそれぞれは、z方向に沿って延びる垂直延長部170V、及び垂直延長部170Vから水平に延びてパッド領域130Pと接触する水平延長部170Hを含むことができる。垂直延長部170Vは、アスペクト比によって、第2基板101に向かって幅が減少する円筒状を有することができる。水平延長部170Hは、垂直延長部170Vの周りに沿って配置され、垂直延長部170Vの側面から他端部まで第1長さL1で延びることができる。第1長さL1は、下部の絶縁構造物160の第2長さL2より短いことができる。
【0066】
絶縁構造物160は、層間絶縁層120と交互に配置され、且つゲートコンタクトプラグ170を取り囲むことができる。絶縁構造物160は、パッド領域130Pの下でゲートコンタクトプラグ170の側面を取り囲むように配置されることができる。絶縁構造物160の内側面はゲートコンタクトプラグ170を取り囲み、絶縁構造物160の外側面はゲート電極130により取り囲まれることができる。絶縁構造物160により、ゲートコンタクトプラグ170は1つのゲート電極130と物理的及び電気的に連結され、その下部のゲート電極130とは電気的に分離されることができる。絶縁構造物160は、絶縁性物質、例えば、シリコン酸化物、シリコン窒化物、またはシリコン酸窒化物の少なくとも1つを含むことができる。
【0067】
ゲートコンタクトプラグ170のそれぞれは、ゲートパッド領域130Pを貫通してz方向に沿って延び、ランディングパッド125と接触することができる。例示的な実施形態において、ゲートコンタクトプラグ170のそれぞれは、内側ランディングパッド125i内に延びて内側ランディングパッド125iと接触することができる。ゲートコンタクトプラグ170は、内側ランディングパッド125iを介して下部配線構造物270、280と電気的に連結されることができる。ゲートコンタクトプラグ170は、内側基板絶縁層121iのリング状の内面の間を通ってz方向に沿って延びることができる。ゲートコンタクトプラグ170は、内側ランディングパッド125iを取り囲む内側基板絶縁層121iにより、第2基板101及び第2水平導電層104と電気的に分離されることができる。例示的な実施形態において、ゲートコンタクトプラグ170は、内側ランディングパッド125iの少なくとも一部、例えば、ビア部分125iv、第1パッド部分125ip_1、及び第3パッド部分125ip_3と一体に連結されることができる。この場合、ゲートコンタクトプラグ170と上記ランディングパッド部分との界面が不明確であることができるが、これに限定されない。
【0068】
ゲートコンタクトプラグ170のそれぞれの下端は、第2基板101の下面より高いレベルに位置することができる。ゲートコンタクトプラグ170のそれぞれの上記下端は、内側ランディングパッド125iのパッド部分125ipと接触し、且つ内側ランディングパッド125iのビア部分125ivより高いレベルに位置することができる。例示的な実施形態において、ゲートコンタクトプラグ170のそれぞれの下面は、複数の支持構造物171のそれぞれの下面、チャンネル構造物CHのそれぞれの下面、または貫通コンタクトプラグ175の下面と実質的に同一のレベルに位置することができる。すなわち、チャンネル構造物CH、ゲートコンタクトプラグ170、複数の支持構造物171、貫通コンタクトプラグ175のそれぞれの下端は、第2基板101の下面より高いレベルに位置することができる。例示的な実施形態において、ゲートコンタクトプラグ170のそれぞれの上面は、複数の支持構造物171のそれぞれの上面、チャンネル構造物CHのそれぞれの上面、または貫通コンタクトプラグ175の上面と実質的に同一のレベルに位置することができる。
【0069】
複数の支持構造物171またはチャンネル構造物CHに対応する開口部を形成するエッチング工程で、ゲートコンタクトプラグ170を形成するための開口部をともに形成することができる。第2基板101と並ぶレベルのパッド部分125ipを有する内側ランディングパッド125iを含むことで、ゲートコンタクトプラグ170に対応する開口部の下面は、第2基板101の下面またはパッド部分125ipの下面より高いレベルに位置するように調節されることができる。したがって、複数の支持構造物171及びゲートコンタクトプラグ170に対応する開口部の下端の高さを第2基板101のレベルに一致させることができる。これにより、上記開口部を同時に形成することができるため、工程難易度が減少するなど、生産性が向上した半導体装置が提供されることができる。
【0070】
また、ゲートコンタクトプラグ170のそれぞれの下面は、第2基板101の下面より高いレベルに位置するようにエッチング工程を行うことで、上記エッチング工程でのミスアラインメントまたはエッチング深さの問題などが改善されることができる。すなわち、ゲートコンタクトプラグ170に対応する開口部がビア部分125ivの側面または底面を覆うバリアー層107を貫通して発生する工程不良の問題が改善されることができる。
【0071】
ゲートコンタクトプラグ170及び内側ランディングパッド125iは、内側基板絶縁層121iにより第2基板101またはバリアー層107から離隔するため、第2基板101またはバリアー層107と電気的に分離されることができる。これにより、生産性とともに電気的特性が向上した半導体装置が提供されることができる。
【0072】
ゲートコンタクトプラグ170は、例えば、タングステン(W)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、及びこれらの合金の少なくとも1つを含むことができる。
【0073】
複数の支持構造物171は、第2領域R2上で行と列を成して、互いに離隔して配置されることができる。複数の支持構造物171は、第2領域R2と隣接した第1領域R1の一部上にもさらに配置されることができる。複数の支持構造物171は、上部の配線構造物と電気的に連結されないことができる。複数の支持構造物171は、酸化物のような絶縁物質で充填されることができるが、これと異なって、チャンネル構造物CHと同一の構造及び物質を含んでもよい。
【0074】
複数の支持構造物171は、ゲート電極130を貫通してz方向に沿って延び、それぞれのゲートコンタクトプラグ170に隣接して配置されることができる。図1a及び図1bを参照すると、複数の支持構造物171の配置関係は、1つのゲートコンタクトプラグ170を六角形構造で取り囲む6個の支持構造物171であることが示されたが、これと異なって、1つのゲートコンタクトプラグ170を四角形構造で取り囲む4個の支持構造物の配置など、複数の支持構造物171の配置関係は多様に変更可能である。
【0075】
複数の支持構造物171は柱状を有し、アスペクト比によって、第2基板101に近くなるに従って細くなる傾斜した側面を有することができる。実施形態によって、複数の支持構造物171は、ゲート電極130と並ぶレベルで水平延長部をさらに有してもよい。複数の支持構造物171は、第2水平導電層104、水平絶縁層110を順に貫通して第2基板101内に延びることができる。例示的な実施形態において、複数の支持構造物171のそれぞれの上面は、チャンネル構造物CHのそれぞれの上面またはゲートコンタクトプラグ170のそれぞれの上面と実質的に同一のレベルに位置することができる。
【0076】
例示的な実施形態において、複数の支持構造物171のそれぞれの下面は、ゲートコンタクトプラグ170のそれぞれの下面と実質的に同一のレベルに位置することができる。図1b及び図2aを参照すると、内側基板絶縁層121iは、複数の支持構造物171とそれぞれのゲートコンタクトプラグ170との間でそれぞれのゲートコンタクトプラグ170の少なくとも一部を取り囲むことができる。図1bに示されたように、ゲートコンタクトプラグ170のそれぞれから内側基板絶縁層121iまでの第1距離d1は、ゲートコンタクトプラグ170のそれぞれと隣接した複数の支持構造物171のそれぞれから内側基板絶縁層121iまでの第2距離d2と実質的に同一であることができる。但し、実施形態によって、第1距離及び第2距離は互いに異なる大きさを有してもよい。
【0077】
貫通コンタクトプラグ175は、第2基板101の外側領域である第3領域R3に配置され、セル領域絶縁層190を貫通して周辺回路構造物PERIに延びることができる。貫通コンタクトプラグ175は、メモリセル構造物CELLのセル配線ライン195と周辺回路構造物PERIの回路配線ライン280を連結するように配置されることができる。貫通コンタクトプラグ175は、ゲート電極130から離隔し、z方向に沿って外側ランディングパッド125o内に延びることができる。これにより、貫通コンタクトプラグ175は、外側ランディングパッド125oを介して下部配線構造物270、280と電気的に連結されることができる。貫通コンタクトプラグ175は、導電性物質を含むことができ、例えば、タングステン(W)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)などの金属物質を含むことができる。貫通コンタクトプラグ175はゲートコンタクトプラグ170と同一の工程段階で形成され、同一の物質を含むことができる。
【0078】
貫通コンタクトプラグ175の下端は、第2基板101の下面より高いレベルに位置することができる。貫通コンタクトプラグ175の上記下端は、外側ランディングパッド125oのパッド部分125opと接触し、且つ外側ランディングパッド125oのビア部分125ovより高いレベルに位置することができる。例示的な実施形態において、貫通コンタクトプラグ175の下面は、複数の支持構造物171のそれぞれの下面またはチャンネル構造物CHのそれぞれの下面と実質的に同一のレベルに位置することができる。
【0079】
基板コンタクトプラグ173は、第2領域R2上でゲート電極130から離隔し、セル領域絶縁層190を貫通してz方向に延び、第2基板101内に延びることができる。基板コンタクトプラグ173は、第2基板101と接触して第2基板101と電気的に連結されることができる。基板コンタクトプラグ173の下端は、ゲートコンタクトプラグ170のそれぞれの下端と実質的に同一のレベルに位置することができる。基板コンタクトプラグ173は、導電性物質、例えば、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、または銅(Cu)を含むことができる。
【0080】
セル領域絶縁層190は、第2基板101及び第2基板101上のゲート電極130を覆うように配置されることができる。セル領域絶縁層190は、絶縁性物質からなることができ、複数の絶縁層からなってもよい。
【0081】
セル配線ライン195は、メモリセル構造物CELL内のメモリセルと電気的に連結される上部配線構造物を構成することができる。セル配線ライン195は、チャンネル構造物CH、ゲートコンタクトプラグ170、及び貫通コンタクトプラグ175と連結されることができる。例示的な実施形態において、上記上部配線構造物を構成するコンタクトプラグ及び配線ラインの個数は多様に変更可能である。実施形態によって、チャンネル構造物CHとゲートコンタクトプラグ170は、互いに異なるレベルのセル配線ライン195と連結されることができる。セル配線ライン195は、金属を含むことができ、例えば、タングステン(W)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)などを含むことができる。
【0082】
図4aから図4dは例示的な実施形態による半導体装置の一部領域を拡大して示す部分拡大図である。図4aから図4dは図1aの「A」領域に対応し、主要構成要素を概略的に示す部分拡大図である。
【0083】
図4aを参照すると、半導体装置100aは、図1bと異なる内側基板絶縁層121iの構造を有することができる。内側基板絶縁層121iは、内側ランディングパッド125iを取り囲むように配置されることができ、内側ランディングパッド125iと第2基板101または内側ランディングパッド125iと第2水平導電層104を離隔させることができる。
【0084】
内側基板絶縁層121iは、それぞれのゲートコンタクトプラグ170とそれぞれのゲートコンタクトプラグ170と隣接した複数の支持構造物171の間で、それぞれのゲートコンタクトプラグ170を取り囲むように配置されることができる。
【0085】
例示的な実施形態において、内側基板絶縁層121iは環状を有することができる。平面で、内側基板絶縁層121iはリング状を有することができる。上記リング状は、多角形リング、例えば、六角リングの構造を有することができる。上記六角リングからそれぞれのゲートコンタクトプラグ170までの距離は、上記六角リングからそれぞれの支持構造物171までの距離と実質的に同一であることができる。例えば、上記六角リングの角は、それぞれのゲートコンタクトプラグ170と隣接した支持構造物171を結んだ仮想の線から一定角度だけ回転して配置されることができる。これにより、ゲートコンタクトプラグ170及び複数の支持構造物171の工程マージンを確保するとともに、生産性が確保された半導体装置が提供されることができる。
【0086】
例示的な実施形態において、内側ランディングパッド125iは、内側基板絶縁層121iの内側面に沿って配置され、六角形の構造を有することができる。
【0087】
図4bを参照すると、例示的な実施形態による半導体装置100bにおいて、内側基板絶縁層121iは角が丸みを帯びた多角形、例えば、六角リングの構造を有することができる。これは、内側基板絶縁層121iを形成するためのエッチング工程の工程条件によって変形される構造であることができる。上記六角リングは、内側面及び外側面の角が何れも丸みを帯びたものが示されたが、これに限定されない。
【0088】
図4cを参照すると、例示的な実施形態による半導体装置100cにおいて、内側基板絶縁層121iは、多角形リング、例えば、六角リングの構造を有するが、図4aと異なる六角リングの構造を有することができる。上記六角リングの角は、それぞれのゲートコンタクトプラグ170と隣接した支持構造物171との仮想の線上に配置されることができる。
【0089】
図4dを参照すると、例示的な実施形態による半導体装置100dにおいて、内側基板絶縁層121iは、多角形リング、例えば、四角リングの構造を有することができる。上記四角リングからそれぞれのゲートコンタクトプラグ170までの距離は、上記四角リングからそれぞれの支持構造物171までの距離と実質的に同一であることができる。例えば、上記四角リングの角は、それぞれのゲートコンタクトプラグ170と隣接した支持構造物171を結んだ仮想の線から一定角度だけ回転して配置されることができる。但し、実施形態によって、上記四角リングの角は上記仮想の線上に配置されてもよい。
【0090】
例示的な実施形態において、内側ランディングパッド125iは、内側基板絶縁層121iの内側面に沿って配置され、四角形の構造を有することができる。
【0091】
図4dに示されたように、1つのゲートコンタクトプラグ170と隣接した複数の支持構造物171が4個の四角形の構造で配置される場合、ゲートコンタクトプラグ170と複数の支持構造物171との間でゲートコンタクトプラグ170を取り囲む内側基板絶縁層121iは四角リングの構造を有することができる。但し、実施形態によって、内側基板絶縁層121iは、複数の支持構造物171の配置関係にかかわらず、多様な形状のリング状を有してもよい。
【0092】
図5a及び図5bは例示的な実施形態による半導体装置の部分拡大図である。図5a及び図5bは、図2aの「B」領域に対応する領域を拡大して示す部分拡大図である。
【0093】
図5aを参照すると、例示的な実施形態による半導体装置100eは、図3aと異なるゲートコンタクトプラグ170の構造を有することができる。
【0094】
ゲートコンタクトプラグ170のそれぞれの下面は、隣接した複数の支持構造物171のそれぞれの下面と互いに異なるレベルに配置されることができる。
【0095】
例示的な実施形態において、ゲートコンタクトプラグ170のそれぞれの上記下面は、複数の支持構造物171のそれぞれの上記下面より低いレベルに配置されることができるが、これと異なって、複数の支持構造物171のそれぞれの上記下面より高いレベルに配置されてもよい。実施形態によって、ゲートコンタクトプラグ170の上記下面はパッド部分125ipより低いレベルに配置され、ゲートコンタクトプラグ170の下端がビア部分125ivと接触してもよい。これは、複数の支持構造物171に対応する開口部と、ゲートコンタクトプラグ170に対応する開口部とを同一のエッチング工程により形成しても、エッチング対象になる上部構造物のエッチング速度差や工程条件などによって変わるためである。
【0096】
図5bを参照すると、例示的な実施形態による半導体装置100fにおいて、ゲートコンタクトプラグ170のそれぞれは、内側ランディングパッド125iの少なくとも一部と一体に連結されることができる。
【0097】
ゲートコンタクトプラグ170のそれぞれは、内側ランディングパッド125iのビア部分125iv、第1パッド部分125ip_1、及び第3パッド部分125ip_3と一体に連結されることができる。これにより、ゲートコンタクトプラグ170の部分と、ビア部分125iv、第1パッド部分125ip_1、及び第3パッド部分125ip_3との界面が不明確であることができる。
【0098】
ゲートコンタクトプラグ170は、プラグ層170cと、プラグ層170cの側面及び底面を覆うバリアー層170bと、を含むことができる。
【0099】
図5b以外の他の実施形態でも、ゲートコンタクトプラグ170は、プラグ層及びバリアー層を含むなど、多重層の構造を有することができる。
【0100】
図6a及び図6bは例示的な実施形態による半導体装置の部分拡大図である。図6a及び図6bは、図2aの「B」領域に対応する領域を拡大して示す部分拡大図である。
【0101】
図6aを参照すると、例示的な実施形態による半導体装置100gは、図3aと異なるランディングパッド125の構造を有することができる。
【0102】
内側ランディングパッド125iは、ビア部分125iv及びパッド部分125ipを含むことができる。パッド部分125ipは、図3aと異なって、絶縁物質を含む第2パッド部分125ip_2(図3a参照)を含まないことができる。第1~第3パッド部分125ip_1、125ip_2、125ip_3(図3a参照)に対応する部分が、導電性物質からなる1つのパッド部分125ipであることができる。これは、絶縁物質の第2パッド部分125ip_2を除去する別途の工程を行うか、水平絶縁層110を形成する工程で、内側ランディングパッド125iが形成されるべき領域上に水平絶縁層110を形成しないためである。これにより、ゲートコンタクトプラグ170とランディングパッド125との接触面積が増加するなど、電気的特性が向上した半導体装置が提供されることができる。
【0103】
図6bを参照すると、例示的な実施形態による半導体装置100hは、図3aと異なるランディングパッド125の構造及びゲートコンタクトプラグ170の構造を含むことができる。
【0104】
ゲートコンタクトプラグ170のそれぞれは、図3aと比較して相対的に大きい幅を有することができる。これにより、ゲートコンタクトプラグ170の側面の一部は、内側基板絶縁層121iの内側面と接触することができる。これにより、ランディングパッド125は絶縁物質の第2パッド部分125ip_2(図3a参照)を含まないことができる。これは、後続工程によりゲートコンタクトプラグ170の幅を増加させることにより残存する第2パッド部分125ip_2及び第3パッド部分125ip_3を除去するためである。これにより、第2パッド部分125ip_2による工程不良の問題を改善し、電気的特性が向上した半導体装置が提供されることができる。
【0105】
図7は例示的な実施形態による半導体装置100iの部分拡大図である。図7は、図2aの「B」領域に対応する領域を拡大して示す部分拡大図である。
【0106】
図7を参照すると、第1水平方向(例えば、x方向)において、内側ランディングパッド125iのビア部分125ivの第1幅w1’は、パッド部分125ipの第2幅w2’と実質的に同一であることができる。これは、内側基板絶縁層121iの幅が相対的に厚くなるように形成されるか、内側基板絶縁層121iの内側面の半径が相対的に減少するためである。
【0107】
図8は例示的な実施形態による半導体装置100jの部分拡大図である。図8は、図2aの「B」領域に対応する領域を拡大して示す部分拡大図である。
【0108】
図8を参照すると、半導体装置100jにおいて、内側基板絶縁層121iの下端は、バリアー層107のうち基板バリアーパターン107sの下面より低いレベルに延びることができる。
【0109】
内側基板絶縁層121iは、バリアー層107を貫通し、バリアー層107を基板バリアーパターン107s及びランディングパッドバリアーパターン107pに分離することができる。例示的な実施形態において、ランディングパッドバリアーパターン107pの最上端は、基板バリアーパターン107sの下面より低いレベルに位置することができる。ランディングパッドバリアーパターン107pの上記最上端は内側基板絶縁層121iと接触することができる。
【0110】
図9は例示的な実施形態による半導体装置100kの部分拡大図である。図9は、図2bの「D」領域に対応する領域を拡大して示す部分拡大図である。
【0111】
図9を参照すると、半導体装置100kにおいて、メモリセル構造物CELLは、図2a及び図2bの実施形態と異なって、第2基板101上の第1及び第2水平導電層102、104及び水平絶縁層110を含まないことができる。また、チャンネル構造物CHbはエピタキシャル層108をさらに含むことができる。
【0112】
エピタキシャル層108は、チャンネル構造物CHbの下端で第2基板101上に配置され、少なくとも1つのゲート電極130の側面に配置されることができる。エピタキシャル層108は第2基板101のリセスされた領域に配置されることができる。エピタキシャル層108の下面の高さは、最下部の下部ゲート電極130Lの上面より高く、その上部の下部ゲート電極130Lの下面より低いことができるが、図示されたものに限定されない。エピタキシャル層108は上面を介してチャンネル層140と連結されることができる。エピタキシャル層108と接する下部ゲート電極130Lの間には、ゲート絶縁層141がさらに配置されることができる。
【0113】
図10aから図15は例示的な実施形態による半導体装置100の製造方法を説明するための概略的な断面図及び部分拡大図である。図10a、図11a、図12図13図14、及び図15図2aに対応する部分を示す断面図であり、図10bは図10aの「E」領域を示す部分拡大図であり、図10cは図10bの部分拡大図に対応する平面図であり、図11bは図11aの「F」領域を示す部分拡大図であり、図11cは図11bの部分拡大図に対応する平面図である。
【0114】
図10aから図10cを参照すると、第1基板201上に、回路素子220及び下部配線構造物を含む周辺回路構造物PERIを形成し、周辺回路構造物PERIの上部に、メモリセル構造物CELLが提供される第2基板101、水平絶縁層110、及び第2水平導電層104を形成することができる。
【0115】
先ず、第1基板201内に素子分離層210を形成し、第1基板201上に回路ゲート誘電層222及び回路ゲート電極225を順に形成することができる。素子分離層210は、例えば、シャロートレンチアイソレーション(shallow trench isolation、STI)工程により形成することができる。回路ゲート誘電層222と回路ゲート電極225は、原子層蒸着(Atomic Layer Deposition、ALD)または化学気相蒸着(Chemical Vapor Deposition、CVD)により形成することができる。回路ゲート誘電層222はシリコン酸化物で形成し、回路ゲート電極225は、多結晶シリコンまたは金属シリサイド層の少なくとも1つで形成することができるが、これに限定されない。次に、回路ゲート誘電層222と回路ゲート電極225の両側壁にスペーサー層224及びソース/ドレイン領域205を形成することができる。実施形態によって、スペーサー層224は複数の層からなってもよい。次に、イオン注入工程を行ってソース/ドレイン領域205を形成することができる。
【0116】
上記下部配線構造物のうち回路コンタクトプラグ270は、周辺領域絶縁層290を一部形成した後、一部をエッチングして除去し、導電性物質を埋め込むことで形成することができる。回路配線ライン280は、例えば、導電性物質を蒸着した後、それをパターニングすることで形成することができる。
【0117】
周辺領域絶縁層290は複数の絶縁層からなることができる。周辺領域絶縁層290は、上記下部配線構造物を形成する各段階で一部が形成され、最上部の回路配線ライン280の上部に一部を形成することで、最終的に回路素子220及び上記下部配線構造物を覆うように形成されることができる。これにより、回路素子220及び下部配線構造物270、280を含む周辺回路構造物PERIが形成されることができる。
【0118】
周辺領域絶縁層290の一部を異方性エッチング工程により除去してビアホールを形成し、最上部の下部配線ライン280が露出するようにすることができる。周辺領域絶縁層290の上面、上記ビアホールの側壁、及び露出した下部配線ライン280をコンフォーマルに覆うバリアー層107を形成し、上記ビアホールを充填することで第2基板101を形成することができる。第2基板101は、例えば、多結晶シリコンからなることができ、CVD工程により形成することができる。第2基板101を成す多結晶シリコンは不純物を含むことができる。例示的な実施形態において、上記ビアホール内に充填された多結晶シリコン部分が第2基板ビア101vと指称されることができる。第2基板ビア101vの少なくとも一部は、後続工程により、ランディングパッド125(図2a参照)のビア部分125iv、125ov(図2a参照)で置換されることができる。
【0119】
図11aから図11cを参照すると、第2基板101上に水平絶縁層110及び第2水平導電層104を順に形成し、基板絶縁層121を形成することができる。
【0120】
水平絶縁層110を成す第1及び第2水平絶縁層は交互に第2基板101上に積層することができる。水平絶縁層110は、後続工程により、一部が図2aの第1水平導電層102に置換される層であることができる。第1水平絶縁層は第2水平絶縁層と異なる物質を含むことができる。例えば、第1水平絶縁層は層間絶縁層120と同一の物質からなり、第2水平絶縁層は後続の犠牲絶縁層118と同一の物質からなることができる。水平絶縁層110は、一部領域、例えば、第2基板101の第2領域R2で一部がパターニング工程により除去されることができる。
【0121】
第2水平導電層104は水平絶縁層110上に形成され、水平絶縁層110が除去された領域で第2基板101と接触されることができる。これにより、第2水平導電層104は、水平絶縁層110の端部に沿って折り曲げられ、上記端部を覆って第2基板101上に延びることができる。
【0122】
基板絶縁層121は、第2基板101、水平絶縁層110、及び第2水平導電層104の一部をエッチング工程により除去した後、絶縁物質を埋め込むことで形成することができる。例示的な実施形態において、基板絶縁層121はバリアー層107を貫通し、基板絶縁層121の下面はバリアー層107の下面と実質的に同一のレベルに位置することができるが、上記エッチング工程の工程条件によって、さらに低いレベルの下面を有してもよい。基板絶縁層121は、バリアー層107を基板バリアーパターン107s及びランディングパッドバリアーパターン107pに分離することができる。上記絶縁物質は、例えば、シリコン酸化物、シリコン窒化物、またはシリコン酸窒化物を含むことができる。上記絶縁物質を埋め込んだ後、化学的機械的研磨(Chemical Mechanical Polishing、CMP)工程を用いて平坦化工程をさらに行うことができる。これにより、基板絶縁層121の上面は、第2水平導電層104の上面と実質的に共面を成すことができる。
【0123】
基板絶縁層121は、ゲートコンタクトプラグ170(図2a参照)が配置される第2領域R2の内側基板絶縁層121i、及び貫通コンタクトプラグ175(図2a参照)が配置される第3領域R3の外側基板絶縁層121oを含むことができる。
【0124】
内側基板絶縁層121iは、上記エッチング工程で、環状を有し、且つ平面でリング状を有する形態の内側開口部を形成し、上記内側開口部内に上記絶縁物質を充填することで形成することができる。上記内側開口部により取り囲まれる第2基板101、第2基板ビア101v、水平絶縁層110、及び第2水平導電層104は予備内側ランディングパッド125i’と指称されることができる。予備内側ランディングパッド125i’は、第2基板ビア101vに対応する部分である予備ビア部分125iv’、第2基板101に対応する部分である第1予備パッド部分125ip_1’、水平絶縁層110に対応する部分である第2予備パッド部分125ip_2’、及び第2水平導電層104に対応する部分である第3予備パッド部分125ip_3’を含むことができる。上記内側開口部が上記第2基板ビア101vより大きい平面積を有するように形成されることで、上記内側開口部により取り囲まれる予備パッド部分125ip’の平面積は、予備ビア部分125iv’の平面積より大きいことができる。
【0125】
外側基板絶縁層121oは、上記エッチング工程で、貫通コンタクトプラグ175が形成されるべき部分を除いた領域に外側開口部を形成し、上記外側開口部内に上記絶縁物質を充填することで形成することができる。上記外側開口部により取り囲まれる第2基板101、第2基板ビア101v、水平絶縁層110、及び第2水平導電層104は、予備外側ランディングパッド125o’と指称されることができる。予備外側ランディングパッド125o’は、第2基板ビア101vに対応する部分である予備ビア部分125ov’、第2基板101に対応する部分である第1予備パッド部分125io_1’、水平絶縁層110に対応する部分である第2予備パッド部分125io_2’、及び第2水平導電層104に対応する部分である第3予備パッド部分125io_3’を含むことができる。
【0126】
内側基板絶縁層121iが環状を有することで、第2水平導電層104と実質的に同一のレベルの上面を有する予備内側ランディングパッド125i’が形成されることができる。外側基板絶縁層121oが、予備外側ランディングパッド125o’が形成されるべき領域を除いた領域にエッチング工程を行って形成されることで、第2水平導電層104と実質的に同一のレベルの上面を有する予備外側ランディングパッド125o’が形成されることができる。
【0127】
図12を参照すると、第2水平導電層104上に、積層構造物を成す犠牲絶縁層118及び層間絶縁層120を交互に積層して段差構造を形成した後、開口部CH_H、170_H、171_H、173_H、175_Hを形成し、開口部CH_H、170_H、171_H、173_H、175_H内に第1垂直犠牲層128を形成することができる。
【0128】
先ず、第2水平導電層104上に、犠牲絶縁層118及び層間絶縁層120を互いに交互に積層させることができる。犠牲絶縁層118は、後続工程によりゲート電極130(図2a参照)に置換される層であることができる。犠牲絶縁層118は層間絶縁層120と異なる物質からなることができ、層間絶縁層120に対して特定のエッチング条件でエッチング選択性を有してエッチング可能な物質で形成することができる。例えば、層間絶縁層120は、シリコン酸化物及びシリコン窒化物の少なくとも1つからなることができ、犠牲絶縁層118は、シリコン、シリコン酸化物、シリコンカーバイド、及びシリコン窒化物から選択される層間絶縁層120と異なる物質からなることができる。実施形態において、層間絶縁層120の厚さは全て同一ではないことができる。また、層間絶縁層120及び犠牲絶縁層118の厚さ及び構成する膜の個数は、図示されたものから多様に変更されることができる。
【0129】
次に、第2領域R2で、上部の犠牲絶縁層118が下部の犠牲絶縁層118より短く延びるように、マスク層を用いて、犠牲絶縁層118に対するフォトリソグラフィ工程及びエッチング工程を繰り返し行うことができる。これにより、犠牲絶縁層118は所定単位で階段状の段差構造を成すことができ、犠牲絶縁層118の最上部に位置する犠牲ゲートパッド領域118Pが上部に露出することができる。犠牲ゲートパッド領域118Pは、シリコン窒化物などの絶縁層を追加形成することで、隣接した犠牲絶縁層118の残りの領域より厚い厚さを有することができる。犠牲ゲートパッド領域118Pは、後続工程により導電性物質で置換され、それぞれのゲート電極130のゲートパッド領域130Pを成すことができる。
【0130】
次に、上記積層構造物を覆うセル領域絶縁層190を形成し、セル領域絶縁層190を貫通する開口部CH_H、170_H、171_H、173_H、175_Hを同一のエッチング工程により形成することができる。開口部CH_H、170_H、171_H、173_H、175_Hは、第1領域R1上のチャンネルホールCH_H、第2領域R2上のゲートコンタクトホール170_H、支持ホール171_H、基板コンタクトホール173_H、及び第3領域R3上の貫通コンタクトホール175_Hを含むことができる。チャンネルホールCH_Hは、上記積層構造物を貫通して第2基板101を露出させ、後続工程によりチャンネル構造物CH(図2a参照)が形成される開口部であることができる。ゲートコンタクトホール170_Hは、上記積層構造物を貫通して予備内側ランディングパッド125i’を露出させ、後続工程によりゲートコンタクトプラグ170(図2a参照)が形成される開口部であることができる。支持ホール171_Hは、上記積層構造物を貫通して第2基板101を露出させ、後続工程により複数の支持構造物171(図2a参照)が形成される開口部であることができる。基板コンタクトホール173_Hは、上記積層構造物から離隔して第2基板101を露出させ、後続工程により基板コンタクトプラグ173(図2a参照)が形成される開口部であることができる。貫通コンタクトホール175_Hは、上記積層構造物から離隔して予備外側ランディングパッド125o’を露出させ、後続工程により貫通コンタクトプラグ175(図2a参照)が形成される開口部であることができる。
【0131】
開口部CH_H、170_H、171_H、173_H、175_Hのそれぞれの下面は、第2基板101の下面より高いレベルに位置することができる。開口部CH_H、170_H、171_H、173_H、175_Hは、同一のエッチング工程により形成されることで、実質的に同一のレベルの下面及び上面を有することができる。ゲートコンタクトホール170_H及び貫通コンタクトホール175_Hは、予備内、外側ランディングパッド125i’、125o’が第2基板101の下面より高いレベルに配置される部分を含むことで、チャンネルホールCH_Hまたは支持ホール171_Hと同一のエッチング工程により形成することができる。これにより、工程段階を相対的に減少させるなど、生産性が向上した半導体装置が提供されることができる。また、ゲートコンタクトホール170_H及び貫通コンタクトホール175_Hが第2基板101の下面より低いレベルに延びないことにより、ランディングパッドバリアーパターン107pを貫通するなどの不良などが防止されることができ、工程難易度が改善されることができる。
【0132】
次に、開口部CH_H、170_H、171_H、173_H、175_H内に犠牲物質を蒸着し、平坦化工程を行うことで、第1垂直犠牲層128が開口部CH_H、170_H、171_H、173_H、175_H内に充填されることができる。上記犠牲物質は、例えば、多結晶シリコンを含むことができる。
【0133】
図13を参照すると、チャンネル構造物CHを形成することができる。
【0134】
チャンネルホールCH_H内の第1垂直犠牲層128を除去し、チャンネルホールCH_H内にゲート誘電層145、チャンネル層140、チャンネル埋め込み絶縁層147、及びチャンネルパッド149を順に形成することでチャンネル構造物CHを形成することができる。チャンネル層140は導電性物質からなることができ、例えば、多結晶シリコンからなることができる。
【0135】
図14を参照すると、絶縁構造物160を形成し、複数の支持構造物171を形成し、第1水平導電層102及びゲート電極130を形成することができる。
【0136】
先ず、ゲートコンタクトホール170_H内の第1垂直犠牲層128をエッチング工程により選択的に除去し、ゲートコンタクトホール170_Hを介して露出した犠牲絶縁層118の一部を除去してトンネル部を形成することができる。上記トンネル部内に、絶縁物質、例えば、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸窒化物、またはこれらの組み合わせを充填して絶縁構造物160を形成することができる。上記絶縁構造物160は、それぞれのゲートコンタクトホール170_Hが犠牲ゲートパッド領域118Pを貫通する部分には形成されないことができる。次に、ゲートコンタクトホール170_H内に第2垂直犠牲層129を形成することができる。
【0137】
次に、支持ホール171_H内の第1垂直犠牲層128を除去し、絶縁物質、例えば、シリコン酸化物、シリコン窒化物、またはシリコン酸窒化物を充填することで、複数の支持構造物171を形成することができる。
【0138】
但し、実施形態によって、ゲートコンタクトホール170_H内の第1垂直犠牲層128とともに、支持ホール171_H内の第1垂直犠牲層128を除去し、支持ホール171_Hにより露出した犠牲絶縁層118の一部を除去してトンネル部を形成した後、第2垂直犠牲層129を形成し、後続工程で別に支持ホール171_H内の第2垂直犠牲層129を除去して絶縁物質を充填することで、水平延長部を有する支持構造物を形成してもよい。
【0139】
次に、第1及び第2分離領域MS1、MS2(図1a参照)の位置に、犠牲絶縁層118及び層間絶縁層120を貫通して第2基板101に延びる開口部を形成することができる。上記開口部内に別の犠牲スペーサー層を形成するとともにエッチバック工程を行うことで、第1領域R1で、水平絶縁層110を選択的に除去し、露出したゲート誘電層145の一部もともに除去することができる。水平絶縁層110が除去された領域に導電性物質を蒸着して第1水平導電層102を形成した後、上記開口部内で上記犠牲スペーサー層を除去することができる。本工程により、第1領域R1上に第1水平導電層102を形成することができる。
【0140】
次に、犠牲絶縁層118を、例えば、湿式エッチングにより層間絶縁層120、第2水平導電層104、及び基板絶縁層121に対して選択的に除去してトンネル部を形成し、上記トンネル部に導電性物質を埋め込んでゲート電極130を形成することができる。上記導電性物質は上記トンネル部を充填することができる。上記導電性物質は、金属、多結晶シリコン、または金属シリサイド物質を含むことができる。ゲート電極130を形成した後、第1及び第2分離領域MS1、MS2の領域に形成された上記開口部内に分離絶縁層105(図2b参照)を形成することができる。
【0141】
図15を参照すると、ランディングパッド125i、125oを形成し、ゲートコンタクトプラグ170及び貫通コンタクトプラグ175を形成することができる。
【0142】
ゲートコンタクトホール170_H内の第2垂直犠牲層129及び貫通コンタクトホール175_H内の第1垂直犠牲層128を除去し、予備内側ランディングパッド125i’及び予備外側ランディングパッド125o’の少なくとも一部を除去することができる。予備内側ランディングパッド125i’のうち第2予備パッド部分125ip_2’を除いた残りの部分を全て除去し、予備外側ランディングパッド125o’のうち第2予備パッド部分125io_2’を除いた残りの部分を全て除去することができる。
【0143】
次に、上記除去された部分に導電性物質を蒸着してランディングパッド125i、125oを形成することができる。上記導電性物質は、タングステン(W)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)などを含むことができる。
【0144】
ゲートコンタクトホール170_H内に導電性物質を蒸着してゲートコンタクトプラグ170を形成し、貫通コンタクトホール175_H内に導電性物質を蒸着して貫通コンタクトプラグ175を形成することができる。これにより、ゲートコンタクトプラグ170は、ゲートパッド領域130Pで水平延長部170H(図3b参照)を有するように形成されることができ、ゲート電極130と電気的に連結されることができる。
【0145】
次に、図2aをともに参照すると、セル配線ライン195などの上部配線構造物を形成して半導体装置100が提供されることができる。
【0146】
図16は例示的な実施形態による半導体装置を含むデータ記憶システムを概略的に示した図である。
【0147】
図16を参照すると、データ記憶システム1000は、半導体装置1100と、半導体装置1100と電気的に連結されるコントローラー1200と、を含むことができる。データ記憶システム1000は、1つまたは複数の半導体装置1100を含む記憶装置(storage device)、または記憶装置を含む電子装置(electronic device)であることができる。例えば、データ記憶システム1000は、1つまたは複数の半導体装置1100を含むSSD装置(solid state drive device)、USB(Universal Serial Bus)、コンピューティングシステム、医療装置、または通信装置であることができる。
【0148】
半導体装置1100は不揮発性メモリ装置であることができ、例えば、図1から図9を参照して上述したNANDフラッシュメモリ装置であることができる。半導体装置1100は、第1半導体構造物1100Fと、第1半導体構造物1100F上の第2半導体構造物1100Sと、を含むことができる。例示的な実施形態において、第1半導体構造物1100Fは第2半導体構造物1100Sの横に配置されてもよい。第1半導体構造物1100Fは、デコーダー回路1110、ページバッファー1120、及びロジック回路1130を含む周辺回路構造物であることができる。第2半導体構造物1100Sは、ビットラインBL、共通ソースラインCSL、ワードラインWL、第1及び第2ゲート上部ラインUL1、UL2、第1及び第2ゲート下部ラインLL1、LL2、及びビットラインBLと共通ソースラインCSLとの間のメモリセルストリングCSTRを含むメモリセル構造物であることができる。
【0149】
第2半導体構造物1100Sにおいて、それぞれのメモリセルストリングCSTRは、共通ソースラインCSLに隣接する下部トランジスターLT1、LT2、ビットラインBLに隣接する上部トランジスターUT1、UT2、及び下部トランジスターLT1、LT2と上部トランジスターUT1、UT2との間に配置される複数のメモリセルトランジスターMCTを含むことができる。下部トランジスターLT1、LT2の個数と上部トランジスターUT1、UT2の個数は、実施形態によって多様に変形可能である。
【0150】
例示的な実施形態において、上部トランジスターUT1、UT2はストリング選択トランジスターを含むことができ、下部トランジスターLT1、LT2は接地選択トランジスターを含むことができる。ゲート下部ラインLL1、LL2はそれぞれ、下部トランジスターLT1、LT2のゲート電極であることができる。ワードラインWLは、メモリセルトランジスターMCTのゲート電極であることができ、ゲート上部ラインUL1、UL2はそれぞれ、上部トランジスターUT1、UT2のゲート電極であることができる。
【0151】
例示的な実施形態において、下部トランジスターLT1、LT2は、直列連結された下部消去制御トランジスターLT1及び接地選択トランジスターLT2を含むことができる。上部トランジスターUT1、UT2は、直列連結されたストリング選択トランジスターUT1及び上部消去制御トランジスターUT2を含むことができる。下部消去制御トランジスターLT1及び上部消去制御トランジスターUT2の少なくとも1つは、GIDL現象を用いて、メモリセルトランジスターMCTに記憶されたデータを削除する消去動作に利用されることができる。
【0152】
共通ソースラインCSL、第1及び第2ゲート下部ラインLL1、LL2、ワードラインWL、及び第1及び第2ゲート上部ラインUL1、UL2は、第1半導体構造物1100F内から第2半導体構造物1100Sまで延びる第1連結配線1115を介してデコーダー回路1110と電気的に連結されることができる。ビットラインBLは、第1半導体構造物1100F内から第2半導体構造物1100Sまで延びる第2連結配線1125を介してページバッファー1120と電気的に連結されることができる。
【0153】
第1半導体構造物1100Fにおいて、デコーダー回路1110及びページバッファー1120は、複数のメモリセルトランジスターMCTの少なくとも1つの選択メモリセルトランジスターに対する制御動作を実行することができる。デコーダー回路1110及びページバッファー1120はロジック回路1130により制御されることができる。半導体装置1100は、ロジック回路1130と電気的に連結される入出力パッド1101を介して、コントローラー1200と通信することができる。入出力パッド1101は、第1半導体構造物1100F内から第2半導体構造物1100Sまで延びる入出力連結配線1135を介してロジック回路1130と電気的に連結されることができる。
【0154】
コントローラー1200は、プロセッサ1210、NANDコントローラー1220、及びホストインタフェース1230を含むことができる。実施形態によって、データ記憶システム1000は複数の半導体装置1100を含むことができ、この場合、コントローラー1200は複数の半導体装置1100を制御することができる。
【0155】
プロセッサ1210は、コントローラー1200を含むデータ記憶システム1000の全般的な動作を制御することができる。プロセッサ1210は、所定のファームウエアに従って動作することができ、NANDコントローラー1220を制御して半導体装置1100にアクセスすることができる。NANDコントローラー1220は、半導体装置1100との通信を処理するコントローラーインタフェース1221を含むことができる。コントローラーインタフェース1221を介して、半導体装置1100を制御するための制御命令、半導体装置1100のメモリセルトランジスターMCTに記録しようとするデータ、半導体装置1100のメモリセルトランジスターMCTから読み出そうとするデータなどが伝送されることができる。ホストインタフェース1230は、データ記憶システム1000と外部ホストとの通信機能を提供することができる。ホストインタフェース1230を介して外部ホストから制御命令を受信すると、プロセッサ1210は、制御命令に応答して半導体装置1100を制御することができる。
【0156】
図17は例示的な実施形態による半導体装置を含むデータ記憶システムを概略的に示した斜視図である。
【0157】
図17を参照すると、本発明の例示的な実施形態によるデータ記憶システム2000は、メイン基板2001と、メイン基板2001に実装されるコントローラー2002と、1つ以上の半導体パッケージ2003と、DRAM2004と、を含むことができる。半導体パッケージ2003及びDRAM2004は、メイン基板2001に形成される配線パターン2005によりコントローラー2002と互いに連結されることができる。
【0158】
メイン基板2001は、外部ホストと結合される複数のピンを含むコネクター2006を含むことができる。コネクター2006における上記複数のピンの個数と配置は、データ記憶システム2000と上記外部ホストとの通信インタフェースによって変わり得る。例示的な実施形態において、データ記憶システム2000は、USB(Universal Serial Bus)、PCI-Express(Peripheral Component Interconnect Express)、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)、UFS(Universal Flash Storage)用M-Phyなどのインタフェースのうち何れか1つによって、外部ホストと通信することができる。例示的な実施形態において、データ記憶システム2000は、コネクター2006を介して外部ホストから供給される電源により動作することができる。データ記憶システム2000は、上記外部ホストから供給される電源をコントローラー2002及び半導体パッケージ2003に分配するPMIC(Power Management Integrated Circuit)をさらに含んでもよい。
【0159】
コントローラー2002は、半導体パッケージ2003にデータを記録したり、半導体パッケージ2003からデータを読み出すことができ、データ記憶システム2000の動作速度を改善することができる。
【0160】
DRAM2004は、データ記憶空間である半導体パッケージ2003と外部ホストとの速度差を緩和するためのバッファーメモリであることができる。データ記憶システム2000に含まれるDRAM2004は、一種のキャッシュメモリとしても動作することができ、半導体パッケージ2003に対する制御動作において一時的にデータを記憶するための空間を提供することもできる。データ記憶システム2000にDRAM2004が含まれる場合、コントローラー2002は、半導体パッケージ2003を制御するためのNANDコントローラーの他に、DRAM2004を制御するためのDRAMコントローラーをさらに含むことができる。
【0161】
半導体パッケージ2003は、互いに離隔した第1及び第2半導体パッケージ2003a、2003bを含むことができる。第1及び第2半導体パッケージ2003a、2003bはそれぞれ、複数の半導体チップ2200を含む半導体パッケージであることができる。第1及び第2半導体パッケージ2003a、2003bのそれぞれは、パッケージ基板2100と、パッケージ基板2100上の半導体チップ2200と、半導体チップ2200のそれぞれの下部面に配置される接着層2300と、半導体チップ2200とパッケージ基板2100を電気的に連結する連結構造物2400と、パッケージ基板2100上で半導体チップ2200及び連結構造物2400を覆うモールディング層2500と、を含むことができる。
【0162】
パッケージ基板2100はパッケージ上部パッド2130を含むプリント回路基板であることができる。それぞれの半導体チップ2200は入出力パッド2210を含むことができる。入出力パッド2210は、図12の入出力パッド1101に該当することができる。半導体チップ2200のそれぞれは、ゲート積層構造物3210及びチャンネル構造物3220を含むことができる。半導体チップ2200のそれぞれは、図1から図9を参照して上述した半導体装置を含むことができる。
【0163】
例示的な実施形態において、連結構造物2400は、入出力パッド2210とパッケージ上部パッド2130を電気的に連結するボンディングワイヤであることができる。したがって、それぞれの第1及び第2半導体パッケージ2003a、2003bにおいて、半導体チップ2200はボンディングワイヤ方式により互いに電気的に連結されることができ、パッケージ基板2100のパッケージ上部パッド2130と電気的に連結されることができる。実施形態によって、それぞれの第1及び第2半導体パッケージ2003a、2003bにおいて、半導体チップ2200はボンディングワイヤ方式の連結構造物2400の代りに、貫通電極(Through Silicon Via、TSV)を含む連結構造物により互いに電気的に連結されてもよい。
【0164】
例示的な実施形態において、コントローラー2002と半導体チップ2200は1つのパッケージに含まれてもよい。例示的な実施形態において、メイン基板2001と異なる別のインターポーザ基板にコントローラー2002と半導体チップ2200が実装され、上記インターポーザ基板に形成される配線により、コントローラー2002と半導体チップ2200が互いに連結されてもよい。
【0165】
図18は例示的な実施形態による半導体パッケージを概略的に示した断面図である。図18は、図17の半導体パッケージ2003の例示的な実施形態を説明するものであって、図17の半導体パッケージ2003を切断線III-III’に沿って切断した領域を概念的に示す。
【0166】
図18を参照すると、半導体パッケージ2003において、パッケージ基板2100はプリント回路基板であることができる。パッケージ基板2100は、パッケージ基板本体部2120と、パッケージ基板本体部2120の上面に配置されるパッケージ上部パッド2130(図12参照)と、パッケージ基板本体部2120の下面に配置されるか、下面を介して露出するパッケージ下部パッド2125と、パッケージ基板本体部2120の内部でパッケージ上部パッド2130とパッケージ下部パッド2125を電気的に連結する内部配線2135と、を含むことができる。パッケージ上部パッド2130は連結構造物2400と電気的に連結されることができる。パッケージ下部パッド2125は、導電性連結部2800を介して、図17のようにデータ記憶システム2000のメイン基板2001の配線パターン2005に連結されることができる。
【0167】
半導体チップ2200のそれぞれは、半導体基板3010と、半導体基板3010上に順に積層される第1半導体構造物3100及び第2半導体構造物3200と、を含むことができる。第1半導体構造物3100は、周辺配線3110を含む周辺回路領域を含むことができる。第2半導体構造物3200は、共通ソースライン3205、共通ソースライン3205上のゲート積層構造物3210、ゲート積層構造物3210を貫通するチャンネル構造物3220と分離領域3230、メモリチャンネル構造物3220と電気的に連結されるビットライン3240、及びゲート積層構造物3210のワードラインWL(図11参照)と電気的に連結されるコンタクトプラグ3235を含むことができる。図1から図9を参照して上述したように、半導体チップ2200のそれぞれにおいて、基板絶縁層121は環状の内側基板絶縁層121i及びプレート状の外側基板絶縁層121oを含み、ランディングパッド125は、内側基板絶縁層121iにより取り囲まれる内側ランディングパッド125i、及び外側基板絶縁層121oにより取り囲まれる外側ランディングパッド125oを含むことができる。
【0168】
半導体チップ2200のそれぞれは、第1半導体構造物3100の周辺配線3110と電気的に連結され、第2半導体構造物3200内に延びる貫通配線3245を含むことができる。貫通配線3245は、ゲート積層構造物3210の外側に配置されることができ、ゲート積層構造物3210を貫通するようにさらに配置されることができる。半導体チップ2200のそれぞれは、第1半導体構造物3100の周辺配線3110と電気的に連結される入出力パッド2210(図12参照)をさらに含むことができる。
【0169】
本発明は、上述の実施形態及び添付図面により限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲により限定しようとする。したがって、特許請求の範囲に記載の本発明の技術的思想から外れない範囲内で、当技術分野の通常の知識を有する者により多様な形態の置換、変形、及び変更と、実施形態の組み合わせが可能であり、これも本発明の範囲に属するといえる。
【符号の説明】
【0170】
101 第2基板
102、104 水平導電層
103 上部分離絶縁層
105 分離絶縁層
110 水平絶縁層
118 犠牲絶縁層
120 層間絶縁層
121 基板絶縁層
125 上部層間絶縁層
130 ゲート電極
130P ゲートパッド領域
140 チャンネル層
145 ゲート誘電層
147 チャンネル埋め込み絶縁層
149 チャンネルパッド
160 絶縁構造物
170 ゲートコンタクトプラグ
171 複数の支持構造物
173 基板コンタクトプラグ
175 貫通コンタクトプラグ
190 セル領域絶縁層
195 セル配線ライン
図1a
図1b
図2a
図2b
図3a
図3b
図4a
図4b
図4c
図4d
図5a
図5b
図6a
図6b
図7
図8
図9
図10a
図10b
図10c
図11a
図11b
図11c
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18