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特開2023-173722情報処理装置、自動見積もり方法及び自動見積もりシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023173722
(43)【公開日】2023-12-07
(54)【発明の名称】情報処理装置、自動見積もり方法及び自動見積もりシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20231130BHJP
   G06Q 10/08 20230101ALI20231130BHJP
【FI】
G06Q30/06 310
G06Q10/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022086169
(22)【出願日】2022-05-26
(71)【出願人】
【識別番号】520289279
【氏名又は名称】エーイーシー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】中村 康宏
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA16
5L049BB55
(57)【要約】
【課題】マシンの組立て費用を考慮して、より正確に見積もり費用を算出可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、制御装置と、データベースとを有し、ネットワークを介して、入力部及び表示部を有する通信装置と通信可能である。制御装置は、入力部に入力された各情報を取得する取得処理(S11)と、マシンの商品費用、マシンの運送費用、及びマシンの組立て費用を合計することにより、見積もり費用を算出する算出する見積もり費用算出処理(S16)と、見積もり費用を通信装置の表示部に一覧表示する表示処理と、を実行する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御装置と、データベースとを有し、ネットワークを介して、入力部及び表示部を有する通信装置と通信可能な情報処理装置であって、
前記入力部には、ユーザが見積もり依頼を行うマシンに関するマシン情報と、前記ユーザに関するユーザ情報、及び前記マシンの納品先情報が入力され、
前記制御装置は、
前記入力部に入力された入力情報を取得する取得処理と、
前記取得処理にて取得された前記入力情報と、前記データベースに保存された見積もりに関する見積もり情報とに基づいて、前記マシンの商品費用、前記マシンの運送費用、及び前記マシンの組立て費用を合計することにより、見積もり費用を算出する算出する見積もり費用算出処理と、
前記取得処理及び前記見積もり費用算出処理を、少なくとも1回以上実行することにより算出された前記見積もり費用を、前記通信装置の表示部に一覧表示する表示処理と、
を実行することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記制御装置は、
前記データベースに、複数のユーザによる複数の前記見積もり依頼に関する見積もり履歴を保存する保存処理と、
前記保存処理にて前記データベースに保存された前記見積もり履歴を、所定のアルゴリズムを用いて解析することにより、前記ユーザへ推奨する推奨マシンを特定する特定処理と、
前記特定処理にて特定された前記推奨マシンを、前記通信装置を介して前記ユーザに提案する提案処理と、
を更に実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御装置は、
前記見積もり費用算出処理において、
前記マシン毎に定められた組立て時間を合計することにより合計組立て時間を算出する合計組立て時間算出処理と、
前記合計組立て時間を、前記マシンの納品先の階数を考慮して補正する補正処理と、
前記補正処理にて補正した前記合計組立て時間と、前記マシンの組立てを行う作業員の人数及び能力とを考慮して人件費を算出する人件費算出処理と、
前記人件費に、養生費用、廃材処分費、及び諸経費を加算することにより、前記組立て費用を算出する組立て費用算出処理と、
を実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御装置は、
前記特定処理にて、前記入力部に入力された前記ユーザの予算金額、及び前記ユーザが前記マシンを配置する店舗に関する店舗情報に基づいて、推奨する推奨マシンを特定し、
前記提案処理にて、前記特定処理にて特定された前記推奨マシンを、前記通信装置を介して前記ユーザに提案することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
ユーザが見積もり依頼する少なくとも1つ以上のマシンに関するマシン情報、前記ユーザに関するユーザ情報、及び前記マシンの納品先情報を、通信装置を介して情報処理装置へ送信するする送信ステップと、
前記情報処理装置にて、前記通信装置から送信された前記マシンの商品費用、前記マシンの運送費用、及び前記マシンの組立て費用を合計することにより、見積もり費用を算出する算出ステップと、
前記送信ステップ及び前記算出ステップを、少なくとも1回以上実行することにより算出された前記見積もり費用を、前記通信装置の表示部に一覧表示する表示ステップと、
を含むことを特徴とする自動見積もり方法。
【請求項6】
前記情報処理装置のデータベースに、複数のユーザによる複数の前記見積もり依頼に関する見積もり履歴を保存する保存ステップと、
前記保存ステップにて前記データベースに保存された前記見積もり履歴を、前記情報処理装置にて所定のアルゴリズムを用いて解析することにより、前記ユーザへ推奨する推奨マシンを特定する特定ステップと、
前記特定ステップにて前記情報処理装置にて特定された前記推奨マシンを、前記通信装置を介して前記ユーザに提案する提案ステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項5に記載の自動見積もり方法。
【請求項7】
請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
前記情報処理装置とネットワークを介して通信可能な通信装置と、
を備えたことを特徴とする自動見積もりシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、トレーニング施設で使用するマシンを購入する際に掛かる費用の見積もりを行う情報処理装置、自動見積もり方法、及び自動見積もりシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、引越し費用等の見積もりを自動で行う自動見積もりシステムがある。例えば、特許文献1には、引越し費用の見積もりをサーバで行い、サーバからクライアント端末へ見積もり金額を送信することで、クライアント端末で見積もり金額を確認できるようにした引越自動見積システムについて開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002-117278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ユーザがトレーニング施設で使用するマシンを購入する場合、購入するマシンの費用及びマシンの運送費用に加えて、マシンの組立て費用等を考慮する必要がある。特許文献1の引越自動見積システムでは、引越し先まで荷物を運ぶための費用を算出するだけであるので、荷物の組立て費用に関しては考慮されていない。
【0005】
本開示の一態様は、マシンの組立て費用を考慮して、より正確に見積もり費用を算出可能な情報処理装置、自動見積もり方法、及び自動見積もりシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る情報処理装置は、制御装置と、データベースとを有し、ネットワークを介して、入力部及び表示部を有する通信装置と通信可能な情報処理装置であって、前記入力部には、ユーザが見積もり依頼を行うマシンに関するマシン情報と、前記ユーザに関するユーザ情報、及び前記マシンの納品先情報が入力される。
【0007】
前記制御装置は、前記入力部に入力された入力情報を取得する取得処理と、前記取得処理にて取得された前記入力情報と、前記データベースに保存された見積もりに関する見積もり情報とに基づいて、前記マシンの商品費用、前記マシンの運送費用、及び前記マシンの組立て費用を合計することにより、見積もり費用を算出する算出する見積もり費用算出処理と、前記取得処理及び前記見積もり費用算出処理を、少なくとも1回以上実行することにより算出された前記見積もり費用を、前記通信装置の表示部に一覧表示する表示処理と、を実行する。
【0008】
本開示の一態様に係る自動見積もり方法は、ユーザが見積もり依頼する少なくとも1つ以上のマシンに関するマシン情報、前記ユーザに関するユーザ情報、及び前記マシンの納品先情報を、通信装置を介して情報処理装置へ送信するする送信ステップと、前記情報処理装置にて、前記通信装置から送信された前記マシンの商品費用、前記マシンの運送費用、及び前記マシンの組立て費用を合計することにより、見積もり費用を算出する算出ステップと、前記送信ステップ及び前記算出ステップを、少なくとも1回以上実行することにより算出された前記見積もり費用を、前記通信装置の表示部に一覧表示する表示ステップと、を含む。
【0009】
本開示の一態様に係る自動見積もりシステムは、前記情報処理装置と、前記情報通信装置とネットワークを介して通信可能な通信装置と、を備えている。
【発明の効果】
【0010】
本開示の一態様によれば、マシンの商品費用及び運送費用に加えて、マシンの組立て費用を算出することで、より正確に見積もり費用を算出できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本開示の実施形態1に係る自動見積もりシステムの全体構成を示す図である。
図2】実施形態1に係るサーバの制御装置の機能的構成を示すブロック図である。
図3】実施形態1に係る自動見積もりシステムによるマシンの見積もり依頼の流れの一例を示すフローチャートである。
図4図3の見積もり費用算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図5図4の組立て費用算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図6】マシンの合計組立て時間と組立てペア数との関係を示す表である。
図7】実施形態1に係る自動見積もりシステムにより作成された見積書の一例を示す図である。
図8】実施形態2に係る自動見積もりシステムによる推奨マシンの提案の流れの一例を示すフローチャートである。
図9】実施形態3に係る自動見積もりシステムによるマシンの見積もり依頼の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
〔実施形態1〕
以下、本開示の実施形態1の自動見積もりシステム1について、図1図7を参照して説明する。
【0013】
[自動見積もりシステムの構成]
図1は、自動見積もりシステム1の全体構成を示す図である。図1に示すように、自動見積もりシステム1は、サーバ2と、通信装置31と、通信装置32と、通信装置33とを備えている。サーバ2は、情報処理装置の一例である。自動見積もりシステム1は、ユーザがトレーニングマシン(以下、「マシン」と称する。)を購入する際、マシンの購入に掛かる費用の見積もり依頼を行うためのシステムである。
【0014】
サーバ2は、制御装置10と、データベース20とを有している。制御装置10は、データベース20に接続されている。データベース20には、ユーザに関するユーザ情報、見積もりに関する見積もり情報、ユーザに推奨するマシンを特定するための所定のアルゴリズム等が保存される。
【0015】
「ユーザ情報」には、ユーザの氏名、住所、電話番号、及びメールアドレス等が含まれる。ユーザ情報は、ユーザのメールアドレスに対応付けられて保存されている。ただし、本開示は、ユーザ情報がメールアドレスに対応付けられる構成に限るものではない。「見積もり情報」には、各マシンの商品費用に関する情報、各マシンの組立て時間に関する情報、組立てを行う作業員に関する情報、マシンの運送費用に関する情報等が含まれている。
【0016】
制御装置10は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御装置10は、データベース20に保存されたユーザ情報及び見積もり情報等を用いることによって、ユーザが希望するマシンの購入に掛かる費用の見積もりを行う。
【0017】
図1には、3人のユーザが、それぞれ通信装置31、通信装置32、及び通信装置33を所持している例を示している。通信装置31及び通信装置32は、各ユーザが所持しているスマートフォン、携帯電話機等であり、Webブラウザがインストールされている。通信装置31は、表示部31Aと、入力部31Bとを有している。通信装置32は、表示部32Aと、入力部32Bとを有している。
【0018】
通信装置33は、ユーザが所有しているPC(Personal Computer)、ノートPC等であり、Webブラウザがインストールされている。通信装置33は、表示部33Aと、入力部33Bとを有している。なお、通信装置3の台数及び種類は、任意である。
【0019】
なお、以下では、通信装置31、通信装置32、及び通信装置33を総称する場合には、通信装置3と称す。表示部31A、表示部32A、及び表示部33Aを総称する場合には、表示部3Aと称す。入力部31B、入力部32B、及び入力部33Bを総称する場合には、入力部3Bと称す。
【0020】
通信装置3は、ネットワーク4を介して、サーバ2と接続されている。ネットワーク4は、例えば、インターネットやLAN(Local Area Network)により構築される。ユーザは、通信装置3のWebブラウザを介して、サーバ2にあるマシンを注文するためのWebサイトを閲覧することができる。なお、上記Webサイトは、マシンを販売する販売会社が運営するものとする。
【0021】
ユーザは、上記Webサイトにおいて、通信装置3の入力部3Bにより、各種情報を入力することで、見積もり依頼をサーバ2へ送信する。通信装置3は、サーバ2により算出された見積もり費用等を受信する。ユーザは、通信装置3の表示部3Aにおいて、Webサイトに表示された見積もり費用等を確認することができる。
【0022】
[サーバの制御装置の構成]
図2は、サーバ2の制御装置10の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、制御装置10は、処理部11と、取得部12と、提案情報出力部13と、メモリ14と、通信部15とを有している。
【0023】
処理部11は、マシンの見積もり費用の算出等を行う。また、処理部11は、メモリ14に記憶されたプログラム及び設定データを用いることにより、制御装置10の各部を制御する。取得部12は、データベース20に保存されているユーザ情報及び見積もり情報等を取得する。
【0024】
提案情報出力部13は、所定のアルゴリズムに基づき、ユーザに推奨するマシン、又はマシンのセットを特定する。提案情報出力部13は、通信部15を介して、推奨マシン、又はマシンのセットに関する情報を通信装置3へ送信する。
【0025】
メモリ14には、制御装置10を制御するための各種プログラム、及び各種設定データが記憶されている。また、メモリ14には、提案情報出力部13により特定された推奨マシンに関する情報が一時的に記憶される。通信部15は、データベース20及び通信装置3と、ネットワーク4を介して通信する。
【0026】
[マシンの見積もり依頼の流れ]
次に、自動見積もりシステム1によるマシンの見積もり依頼の流れについて、図3図7を参照して説明する。図3は、自動見積もりシステム1によるマシンの見積もり依頼の流れの一例を示すフローチャートである。
【0027】
以下、1人のユーザが通信装置31を介してマシンの見積もり依頼を行う場合について説明する。図3に示すフローチャートにおいて、まず、ユーザは、サーバ2にあるWebサイトにおいて、通信装置31の入力部31Bにより、ユーザ情報及び納品先情報を入力する(S1)。
【0028】
S1において、ユーザは、ユーザ情報として、ユーザの氏名、住所、電話番号、メールアドレス、支払方法、マシン購入の目的等を入力する。また、ユーザは、納品先情報として、納品先の住所を入力する。なお、納品先の住所がユーザの住所と同じである場合、納品先の住所の入力を省略してもよい。
【0029】
続いて、ユーザは、通信装置31を介して、見積もり依頼するマシンに関するマシン情報を入力する(S2)。S2において、ユーザは、通信装置31を介して、Webサイトに表示された複数のマシンの中から、ユーザが見積もり依頼するマシン、即ち購入希望のマシンを選択する。
【0030】
マシンの種類には、マルチラック、チェストプレス、ショルダープレス、レッグプレス、ヒップスラスト、アブドミナルマシン等がある。マシンセットの種類には、ジムスターターセット、オールインワンプロセット、ホームジムプロセット等がある。各マシン及びマシンセットは、使用目的、サイズ、重量及び体積等が異なるものが、例えば数百種類あるものとする。これらのマシン及びマシンセットに関するマシン情報は、データベース20に保存されている。
【0031】
S2の後、ユーザは、通信装置31のWebブラウザを介してWebサイトにアクセスし、入力部31BによりWebサイトにオプション情報を入力する(S3)。「オプション情報」には、マシンの搬入及び組立ての要否の選択、納品先の建物の階数、エレベータの有無等の情報が含まれる。なお、ユーザは、マシンの搬入及び組立てを依頼しない場合、納品先まで運搬されたマシンの搬入及び組立てを自ら行うものとする。
【0032】
そして、ユーザは、通信装置31を介して、入力した各種情報をサーバ2へ送信し、見積もりを依頼する(S4:送信ステップ)。S4の後、サーバ2は、通信装置31からの見積もり依頼の要求を受信すると、図4に示す見積もり費用算出処理を実行する(S5:算出ステップ)。なお、実施形態1では、ユーザは、通信装置31を介して、S4及びS5を1回実行するものとしたが、これに限らず、S4及びS5を複数回実行することが可能である。
【0033】
<見積もり費用算出処理>
ここで、図3の見積もり費用算出処理S5について、図4及び図5を参照して説明する。図4は、見積もり費用算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートにおいて、まず、制御装置10の取得部12は、図3のS1~S3にて、通信装置3の入力部3Bに入力された入力情報を取得する取得処理を行う(S11)。
【0034】
続いて、制御装置10の処理部11は、商品費用を算出する(S12)。S12において、処理部11は、ユーザが選択した全てのマシンの費用の合計金額を算出する。
【0035】
S12の後、処理部11は、マシンの組立て費用を算出する(S13:組立て費用算出処理)。なお、ユーザが自らマシンの組立てを行う選択をした場合には、処理部11は、S13を省略し、S14へ進む。
【0036】
図5は、組立て費用算出の処理の流れの一例を示すフローチャートである。S13において、処理部11は、図5に示すようにして組立て費用を算出する。図5に示すフローチャートにおいて、処理部11は、マシン毎に定められた組立て時間を合計した合計組立て時間を算出する(S21:合計組立て時間算出処理)。
【0037】
S21において、処理部11は、データベース20に保存されたマシン毎の組立て時間を参照することにより、合計組立て時間を算出する。なお、各マシンの組立て時間は、各マシンの部品数やサイズに応じて異なる時間に設定されている。
【0038】
S21の後、処理部11は、納品先の建物の階数を考慮して、S21にて算出した合計組立て時間を補正する(S22:補正処理)。S22において、処理部11は、納品先の建物の階数が2階以上又は地下である場合、合計組立て時間に所定値、例えば1.3を乗じた値を合計組立て時間とする。
【0039】
S22の後、処理部11は、人件費を算出する(S23:人件費算出処理)。S23において、処理部11は、まず、S22にて算出した合計組立て時間と、図6に示される合計組立て時間と組立てペア数との関係を示すデータとに基づいて、組立ペア数を算出する。本実施形態では、2人1組で組立て作業を行うことを想定しており、組立ペア数とは2人1組のペアの数を表している。
【0040】
ここで、図6に示す合計組立て時間は、5時間単位で定められており、合計組立て時間が5時間以上となる場合には、5時間未満の時間数を繰り上げるものとする。例えば、合計組立て時間が8時間である場合、図6において、組立て合計時間が10時間である項目を参照するものとする。
【0041】
作業者の種類には、技術員、組立補助、派遣、責任者がある。また、各作業者は、人力が異なっている。人力とは、マシンを組立てる際の作業者の作業能力を示す値である。例えば、組立て合計時間が30時間である場合、技術員4人、組立補助4人、派遣2人、責任者1人が必要となる。この場合、人力は、技術員4人、組立補助4人、派遣0.5人、責任者0.25人となる。即ち、各作業者の作業能力を考慮した人力の合計は、8.75人となる。
【0042】
人力の合計が8.75人である場合、組立てペア数は、4.375ペアとなる。なお、図6に示されるデータは、データベース20に保存されているものとする。また、図6の表の数値は、一例であり、適宜変更可能である。
【0043】
次に、処理部11は、S22にて算出した合計組立て時間を6で割った後、上記組立てペア数で割ることによって、実日数を算出する。ただし、実日数は、0.5日単位で繰り上げた日数とする。例えば、組立て合計時間が30時間である場合、実日数は、30÷6÷4.375≒1.14となることから、1.5日となる。
【0044】
そして、処理部11は、作業人数に実日数を掛けた後、1人当たりの1日の単価を掛けることにより人件費を算出する。例えば、組立て合計時間が30時間で、1人当たりの1日の単価が1万円である場合、人件費は、8.75×1.5×1=13万1250円となる。
【0045】
このように、納品先の階数を考慮してマシンの合計組立て時間を算出して、作業者の種類及び作業能力等を考慮して人件費を算出することで、より正確に組立て費用を算出することが可能となる。
【0046】
次に、処理部11は、養生費用を算出する(S24)。S24において、処理部11は、S22にて算出した合計組立て時間に、500円を掛けた後、実日数を掛けることにより、養生費用を算出する。ただし、養生費用の上限値は3万円、下限値は3千円とする。例えば、組立て合計時間が30時間である場合、養生費用は、30×500×1.5=2万2500円となる。
【0047】
S24の後、処理部11は、廃材処分費を算出する(S25)。S25において、処理部11は、データベース20に保存されたマシン毎の体積を参照して、マシンの総体積〔m〕を算出し、算出した総体積に7000円を掛けることにより、廃材処分費を算出する。ただし、廃材処分費の上限値は25万円、下限値は3千円とする。例えば、マシンの総体積が5mである場合、廃材処分費は、5×7000円=3万5千円となる。
【0048】
S25の後、処理部11は、諸経費を算出する(S26)。S26において、処理部11は、S22にて算出した合計組立て時間に、200円を掛けることにより、諸経費を算出する。ただし、諸経費の上限値は5万円、下限値は3千円とする。例えば、組立て合計時間が30時間ある場合、諸経費は、30×200円=6千円となる。
【0049】
そして、処理部11は、人件費と、養生費用と、廃材処分費と、諸経費とを足し合わせることにより、組立て費用を算出し(S27:組立て費用算出処理)、図5に示す組立て費用算出処理S13を終了する。なお、上述した例では、組立て費用は、19万4750円となる。
【0050】
図4に戻り、処理部11は、運送費用を算出する(S14)。本実施形態では、各マシンの出荷元から納品先まで、船舶による海運、及びトラック等による陸送を用いることを想定している。S14において、処理部11は、まず、データベース20に保存された各マシンの重量及び体積を参照して、ユーザが選択したマシンの総重量及び総体積を算出する。
【0051】
続いて、処理部11は、例えば、マシンの総重量が1200kg未満で、マシンの総体積が3.2m未満であるか否かを判定することにより、パレット又はチャーターのいずれの方法で運送するかを決定する。処理部11は、マシンの総重量が1200kg以下で、マシンの総体積が3.2m以下である場合、パレットによる運送を行うことを決定する。
【0052】
パレットによる運送では、マシンの総体積に応じて、運送に用いるパレット数が1~4つのいずれかに設定されている。また、マシンの総重量、出荷元の住所及び納品先の住所に応じて、1パレット当たりの運賃が決定される。処理部11は、1パレット当たりの運賃に、パレット数を掛けることによって、運送費用を算出する。
【0053】
一方、処理部11は、総重量が1200kg以上である場合、又は、総重量が1200kg未満で総体積が3.2m以上である場合、チャーターによる運送を行うことを決定する。チャーターによる運送では、出荷元から納品先の住所までの運送距離に応じて、チャーター1台当たりの単価が設定されている。また、マシンの総重量に基づいて、チャーターの台数が決定される。
【0054】
処理部11は、チャーター1台当たりの単価に、運送距離を掛けた後、チャーターの台数を掛けることによって、運送費用を算出する。なお、処理部11は、Web API(Application Programming Interface)等を介して、運送会社が提供するサービスを利用して運賃及び運送ルート等に関する情報を取得することにより、運送費用を算出してもよい。
【0055】
S14の後、処理部11は、オプション費用を算出する(S15)。オプション費用には、割引中のマシンの割引費用、モニター店舗になった場合の割引費用等が含まれる。なお、ユーザは、モニター店舗になるか否かを任意に選択可能である。
【0056】
そして、処理部11は、見積もり費用を算出する見積もり費用算出処理を行う(S16:算出ステップ)。S16において、処理部11は、S12にて算出した商品費用と、S13にて算出した組立て費用と、S14にて算出した運送費用とを合計した金額に、S15にて算出したオプション費用を加味することにより、見積もり費用を算出する。以上により、図4に示す見積もり費用算出処理S5を終了する。
【0057】
次に、図3に戻り、処理部11は、通信装置31の表示部31Aに、S5にて算出した見積もり費用を一覧表示させる表示処理を行う(S6:表示ステップ)。処理部11は、S6において、過去に見積もり依頼した見積もり費用の履歴と併せて、S5にて算出した見積もり費用を、表示部3Aに一覧表示させる。
【0058】
S6の後、通信装置31は、ユーザが選択したマシンのセットで確定か否かの判定を行う(S7)。S7において、通信装置31は、ユーザが入力部31Bの図示しない確定ボタンを選択したか否かを判定する。
【0059】
通信装置31は、ユーザが選択したマシンのセットで確定しない場合(S7:NO)、S2に戻る。ユーザは、選択したマシンのセットで確定しない場合、入力部31Bによる入力情報の入力をやり直す。
【0060】
一方、通信装置31は、ユーザが選択したマシンのセットで確定した場合(S7:YES)、サーバ2へ見積もり書の作成依頼を行う(S8)。S8の後、サーバ2は、見積もり書を作成し(S9)、作成した見積もり書のデータを通信装置3へ送信する。見積もり書のデータは、例えばPDF(Portable Document Format)ファイルである。
【0061】
ここで、図7に見積もり書の一例を示す。図7に示すように、見積もり書には、ユーザが選択したマシンの商品名、商品の金額、商品の数量及び小計と、運送費用、組立て費用、オプション費用、及び合計金額が一覧表示されている。
【0062】
S9の後、ユーザは、通信装置31の表示部31Aに表示された見積もり書を確認することで、選択したマシンの購入に掛かる費用の内訳を把握することができる。そして、ユーザは、通信装置31を介して、選択したマシンの注文を確定する(S10)。このようにして、自動見積もりシステム1によるマシンの見積もり依頼が完了する。
【0063】
以上説明した実施形態1の自動見積もりシステム1によれば、ユーザは、通信装置31の表示部31Aに一覧表示された見積もり費用を確認することで、ユーザの予算金額に適した見積もり費用であるマシンの組合せを容易に選択することができる。また、サーバ2の制御装置10により、マシンの商品費用及び運送費用に加えて、マシンの組立て費用も算出することで、より正確な見積もり費用を算出できる。
【0064】
特に、制御装置10により、マシンの納品先の階数を考慮して、ユーザが選択したマシンの合計組立て時間を算出した後、マシンの組立てを行う作業員の人数及び能力を考慮して人件費を算出するので、組立て費用をより適切に算出することができる。
【0065】
〔実施形態2〕
次に、本開示の実施形態2の自動見積もりシステム1について、図8を参照して説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。図8は、実施形態2の自動見積もりシステム1による推奨マシンの提案の流れの一例を示すフローチャートである。
【0066】
以下、3人のユーザがそれぞれ通信装置31、通信装置32、及び通信装置33を介して、マシンの見積もり依頼を行う場合について説明する。図8に示すフローチャートにおいて、まず、複数(3人)のユーザは、それぞれ通信装置31、通信装置32、及び通信装置33を介して、購入希望するマシンの見積もりをサーバ2へ依頼する(S31)。サーバ2は、データベース20に、複数(3人)のユーザによる見積もり依頼に関する見積もり履歴を保存する保存処理を行う(S32:保存ステップ)。
【0067】
次に、複数(3人)のユーザは、それぞれ通信装置31、通信装置32、及び通信装置33を介して、購入するマシンの注文を確定する(S33)。続いて、サーバ2の制御装置10は、所定のアルゴリズムに基づき、データベース20に保存された見積もり履歴を解析することにより、3人のユーザへ推奨する推奨マシンを特定する特定処理を行い(S34:特定ステップ)、在庫数を更新する。
【0068】
具体的には、S34において、提案情報出力部13は、見積もり依頼から注文の確定に至った割合(以下、注文度と称する。)が高いマシン及びマシンセットを特定することで、推奨するマシン及びマシンセットを特定する。また、処理部11は、データベース20に保存されたマシンの在庫数に関する情報を更新する。
【0069】
S34の後、提案情報出力部13は、S34にて特定した推奨マシン及びマシンセットに関する情報を、通信部15を介して、通信装置31、通信装置32、及び通信装置33へ送信することで、3人のユーザに推奨マシン及びマシンセットを提案する提案処理を行う(S35:提案ステップ)。
【0070】
S35の後、通信装置31の表示部31A、通信装置32の表示部32A、及び通信装置33の表示部33Aには、推奨マシン及びマシンセットが表示される(S36)。各ユーザは、表示部31A、表示部32A、及び表示部33Aに表示された推奨マシン及びマシンセットを確認することで、注文度の高い人気のマシン及びマシンセットを把握できる。なお、S36において、通信装置31の表示部31A、通信装置32の表示部32A、及び通信装置33の表示部33Aに、人気のマシン及びマシンセットの画像と併せて、それぞれの注文度を表示してもよい。
【0071】
以上説明した実施形態2の自動見積もりシステム1によれば、複数のユーザの見積もり履歴をサーバ2のデータベース20に保存し(S32)、提案情報出力部13により当該見積もり履歴を解析することで、推奨マシン及びマシンセットを特定し(S34)、推奨マシン及びマシンセットをユーザに提案できる(S35)。これにより、マシンの販売を促進させることができる。
【0072】
また、通信装置3を介してマシンの注文が確定すると(S33)、処理部11により、データベース20に保存された各マシンの在庫数が更新されるので、マシンの在庫管理を的確且つ迅速に行うことができる。具体的には、注文度の高い人気のマシンの在庫数を増やすことで、人気マシンの在庫切れを防ぐことができる。また、注文の少ないマシンの在庫数を減らすことで、マシンの在庫が不要に多くなることを防ぐことができる。
【0073】
〔実施形態3〕
次に、本発明の実施形態3の自動見積もりシステム1について、図9を参照して説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
【0074】
図9は、実施形態3に係る自動見積もりシステム1によるマシンの見積もり依頼の流れの一例を示すフローチャートである。以下、1人のユーザが通信装置31を介してマシンの見積もり依頼を行う場合について説明する。図9に示すフローチャートにおいて、まず、ユーザは、通信装置31を介して、ユーザの予算金額及び店舗情報をサーバ2へ送信する(S41)。
【0075】
ここで、「店舗情報」とは、ユーザが購入予定の複数のマシンを配置する店舗に関する情報をいう。具体的には、店舗情報には、当該店舗の総床面積〔m〕等が含まれる。なお、店舗情報には、当該店舗において実施予定のトレーニングの種類を含んでいてもよい。
【0076】
S41の後、サーバ2は、ユーザの入力した条件を満たす推奨マシンのセットを提案する提案処理を行う(S42:提案ステップ)。S42において、制御装置10の提案情報出力部13は、データベース20に保存された見積もり履歴を所定のアルゴリズムを用いて解析することにより、ユーザの予算金額及び店舗情報により定められる条件を満たす推奨マシンのセットを特定する。そして、処理部11は、通信部15を介して、通信装置31の表示部31Aに、提案情報出力部13が特定した推奨マシンのセットを表示させる。
【0077】
S42の後、ユーザは、表示部31Aに表示された推奨マシンのセットを確認して、当該推奨マシンのセットを注文するか否かを判断する。ユーザは、推奨マシンのセットを注文する場合には、通信装置31の入力部31Bの図示しない確定ボタンを選択する。
【0078】
通信装置31は、入力部31Bの確定ボタンが選択されたか否かを判定することにより、推奨マシンのセットで確定したか否かを判定する(S43)。ユーザが推奨マシンのセットを注文しない場合、即ち推奨マシンのセットで確定しない場合(S43:NO)、ユーザは通信装置31を介して入力条件を変更する。
【0079】
通信装置3は、入力部31Bに再入力された条件をサーバへ送信する(S44)。S44の後、サーバ2は、ユーザが再入力した条件を満たす推奨マシンのセットを再提案する提案処理を行う(S45:提案ステップ)。
【0080】
S45において、制御装置10の提案情報出力部13は、データベース20に保存された見積もり履歴を所定のアルゴリズムを用いて解析することにより、ユーザが再入力した条件を満たす推奨マシンのセットを特定する。そして、処理部11は、通信部15を介して、通信装置31の表示部31Aに、提案情報出力部13が特定した推奨マシンのセットを表示させる。
【0081】
ユーザは、通信装置31を介して、再提案された推奨マシンのセットで確定するか否かを選択する。再提案された推奨マシンのセットで確定しない場合(S46:NO)、S44へ戻り、ユーザは、再度入力条件を変更し、通信装置31を介して、再入力した条件をサーバ2へ送信する。
【0082】
一方、S43にて推奨マシンのセットで確定である場合(S43:YES)、又は、S46にて再提案された推奨マシンのセットで確定である場合(S46:YES)、ユーザは、通信装置31を介して、見積もり書の作成依頼を行う(S47)。
【0083】
S47の後、サーバ2は、見積もり書を作成し(S48)、作成した見積もり書のデータを通信装置3へ送信する。ユーザは、通信装置3を介して、サーバ2から見積もり書を受領し、マシンのセットの注文を確定する(S49)。このようにして、図9に示す自動見積もりシステム1によるマシンの見積もり依頼が完了する。
【0084】
以上説明した実施形態3の自動見積もりシステム1によれば、提案情報出力部13により、ユーザが通信装置31の入力部31Bに入力した予算金額及び店舗情報に関する条件を満たすように、推奨マシンのセットをユーザに提案することができる。これにより、ユーザは、条件に合ったマシンのセットを自ら選択する手間を省くことができ、人気のマシンのセットを効率良く注文できる。
【0085】
〔その他の実施形態〕
上記した実施形態1の自動見積もりシステム1では、サーバ2により作成された見積もり書が通信装置31の表示部31Aに表示されるものとしたが、これに限らず、サーバ2からメール等により見積もり書を通信装置31へ送信してもよい。
【0086】
上記した実施形態2,3の自動見積もりシステム1では、サーバ2は、データベース20に保存された見積もり履歴を、所定のアルゴリズムに基づき解析することにより、推奨マシンを提案するものとしたが、これに限定されない。
【0087】
例えば、サーバ2は、学習済モデルを用いることにより推奨マシンを提案してもよい。この場合、制御装置10の提案情報出力部13は、不特定多数のユーザに関する過去のある時点の見積もり情報と、前記過去のある時点よりも未来の見積もり情報との関係を、学習データとして学習することによって学習済モデルを作成し、作成した学習済モデルを用いて人気の高い推奨マシンを提案する。
【0088】
[ソフトウェアによる実現例]
サーバ2の制御装置10(以下、「装置」と呼ぶ)の機能は、当該装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、当該装置の各制御ブロックとしてコンピュータを機能させるためのプログラムにより実現することができる。
【0089】
この場合、上記装置は、上記プログラムを実行するためのハードウェアとして、少なくとも1つのプロセッサと少なくとも1つのメモリを有するコンピュータを備えている。このプロセッサとメモリにより上記プログラムを実行することにより、上記各実施形態で説明した各機能が実現される。上記プログラムは、一時的ではなく、コンピュータ読み取り可能な、1または複数の記録媒体に記録されていてもよい。この記録媒体は、上記装置が備えていてもよいし、備えていなくてもよい。後者の場合、上記プログラムは、有線または無線の任意の伝送媒体を介して上記装置に供給されてもよい。
【0090】
また、上記各制御ブロックの機能の一部または全部は、論理回路により実現することも可能である。例えば、上記各制御ブロックとして機能する論理回路が形成された集積回路も本開示の範疇に含まれる。この他にも、例えば量子コンピュータにより上記各制御ブロックの機能を実現することも可能である。
【0091】
また、上記各実施形態で説明した各処理は、AI(Artificial Intelligence:人工知能)に実行させてもよい。この場合、AIは上記制御装置で動作するものであってもよいし、他の装置(例えばエッジコンピュータまたはクラウドサーバなど)で動作するものであってもよい。
【0092】
本開示は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0093】
1 自動見積もりシステム
2 サーバ(情報処理装置)
3、31、32、33 通信装置
3A、31A、32A、33A 表示部
3B、31B、32B、33B 入力部
4 ネットワーク
10 制御装置
20 データベース
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9