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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023173901
(43)【公開日】2023-12-07
(54)【発明の名称】医療用手袋
(51)【国際特許分類】
   A41D 19/015 20060101AFI20231130BHJP
【FI】
A41D19/015 210A
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022086445
(22)【出願日】2022-05-26
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-03-31
(71)【出願人】
【識別番号】522210682
【氏名又は名称】医療法人長岡会
(74)【代理人】
【識別番号】100171837
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 健太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100140693
【弁理士】
【氏名又は名称】木宮 直樹
(72)【発明者】
【氏名】長岡 博司
【テーマコード(参考)】
3B033
【Fターム(参考)】
3B033AA05
3B033AB02
3B033AC03
(57)【要約】
【課題】歯科治療に代表される、治療者の手元が濡れた状態で行われる医療行為の場面において、水膜現象による摩擦力低下で把持器材などが滑るのを防止する効果のある医療用手袋を提供する。
【解決手段】ゴム系の手袋において、治療時の状態で把持器材と接する部分の手袋素材に厚みを持たせ、その肉厚部分1~3の表面に水分を逃がすための線状の凹部である溝4aを設け、その溝は、治療時に略重力方向を向く把持器材の先端方向に沿って、かつ、当該先端方向に行くに従いその幅及び深さの寸法が大きくなるように施す。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者が医療用器材を把持する際に利用され、前記使用者の指を被覆する医療用手袋であって、
少なくとも一本の指を被覆する筒体部を備え、
前記筒体部は、素材の一部の厚さが厚い肉厚部を有し、
前記肉厚部は、線状に延在する凹状溝を有し、
前記凹状溝の幅及び深さは、一方向に行くに従い大きくなることを特徴とする
医療用手袋。
【請求項2】
前記肉厚部は、前記使用者により把持される前記医療用器材に接触できる接触面を有し、
前記凹状溝は、前記使用者により把持された状態の前記医療用器材の重力側方向又は先端方向に沿って線状に延在し、
前記凹状溝の幅及び深さは、前記使用者により把持された前記医療用器材の重力側方向又は先端方向に行くに従い大きくなることを特徴とする
請求項1に記載の医療用手袋。
【請求項3】
前記肉厚部は、前記凹状溝と交わる凹状溝を有することを特徴とする、
請求項1又は2に記載の医療用手袋。
【請求項4】
前記筒体部が被覆する指の末節部を被覆する部分が、該指基節部を被覆する部分より細く寸法付けされていることを特徴とする
請求項1から3のいずれか1項に記載の医療用手袋。
【請求項5】
使用者が治療行為の際に被治療者の体の一部に添える指を被覆する筒体部を備え、
前記筒体部は、前記指を添えた際の前記被治療者の体との接触部を肉厚とする指先当て部を有することを特徴とする、
請求項1から4のいずれか1項に記載の医療用手袋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯科治療に代表される、治療者の手元が濡れる場面において手袋を装着しながら行われる医療行為における、当該装着された手袋と把持された器材等との間に生じる水膜現象による前記器材等の滑りを防止するための構造を施した医療用手袋に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の医療用手袋として、適所にエンボス加工が施された、ニトリルやラテックスにより製造される手袋が公知である(非特許文献1参照)。
【0003】
また、一般の作業向け手袋として、該手袋の示指等被覆部腹側にシリコン製の細長い凸条を複数設け、滑り防止効果を謳う製品などがある(非特許文献2参照)。
【0004】
さらには、手袋表面に被膜するコーティング被膜層に略半球状の凹部及びその連結状の凹部を設けることにより滑り止め効果を主張する発明等がある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2021-155877
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】株式会社歯愛メディカル(Ci Medical Co.,Ltd.),カタログNo.134 ,p3 バリアローブNo.2060ニトリルグローブ
【非特許文献2】鈴木産業株式会社,RELIABLEエアロハンズPU-06
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来製品の場合、指先部分にエンボス加工や半球状凹部等が施されていたとしても、随時治療者の指先が治療水や冷却水にさらされる歯科治療などの現場においては、その水捌け効果は十分とはいえず、また、エンボス溝等の凹部に溜まった水分の行き先が不確定なため、場合によっては、再度滑りの原因となることも多くある。
【0008】
一方、アウトドアや建設現場での作業用手袋に見られる、示指等末節部被覆部腹側に施されたシリコン製凸部の滑り止めなどの場合(非特許文献2参照)、該滑り止め素材より硬質の把持物については引っ掛かりによる食い付き効果は望めず、よって、該シリコン製の凸部を把持物に絡ませる形で滑り防止効果を発揮するものと考えられるが、実際には把持物と手袋外面との接触面が減少するため、その滑り防止効果は十分なものとはいえず、また、かかる構造を医療用手袋に施すならば、医療用手袋の場合に重要視される指先の触覚が十分得られないという問題も生じる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の態様による医療用手袋は、治療時の持ち手における把持器材との接触面を含む範囲の素材を肉厚にし、該肉厚部に水捌け用の凹状溝を設けることを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様に係る医療用手袋であって、前記凹状溝は、把持する医療用器材の治療時の握りにおける水平より下向きの方向(以下「重力側方向」とする。)又は該医療用器材の先端方向に沿って直線又は曲線状に設けられ、各凹状溝は、重力側方向又は器材先端方向に行くに従いその幅及び深さが大きくなるように施し、反対方向に行くに従い、その幅及び深さが小さくなるように施す。
なお、歯科治療等に用いられる医療用器材の多くは、治療時の状態においてその先端が把持する手より下方向に向けられて使用されることが多く、よって、かかる医療用器材に合わせて上記凹状溝を施す場合、重力側方向と器材先端方向が一致することとなるが、使用時把持状態において器材先端方向と重力側方向との関係が逆、あるいは一致しない時間が多くなるような器材に合わせて上記凹状溝を施す場合は、該溝の向きは、適宜、器材先端方向あるいは重力側方向のいずれかとする。
前記凹状溝は、同一肉厚部に複数設けるのがより効果的であり、長手寸法が略同一の凹状溝を器材先端方向に向けて並ぶように設けるのが原則的な態様であり、各凹状溝は、最浅部等において互いに交わってもよく、各凹状溝に枝状に合流する前記凹状溝より長手寸法が短い凹状溝(以下「短凹状溝」とする。)を設けてもよい。
本発明の凹状溝は、多くの医療用器材の特性上、各指末節部被履部に施す場合が最も効果的となるケースが殆どであるが、把持する器材の使用時の持ち手の特徴に沿うよう、必要に応じ全ての指の被履部のあらゆる箇所がそれを施す対象となる。
【0010】
一方、本件手袋の水捌け構造により該手袋外面と把持する医療用器材との間の摩擦力が増した分、それに応じ該手袋内面と被覆される指の上記肉厚部におけるスリップが生じ易くなるが、上記肉厚部を末節部被履部に設けた場合の該スリップを防ぐための方策として、該手袋の前記凹状溝を設けた筒体部の末節部被覆部を該筒体部基節部被覆部より細くする。
【0011】
さらに、前記医療機器を把持した手を安定させるために被治療者に添え置く指(いわゆるレストする指)を被覆する筒体部を設け、指を添えた状態における被治療者の体の一部との接触面を含む範囲を肉厚とする指先当て部(以下、「レスト用肉厚部」とする。)を設ける。該レスト用肉厚部にも、前記凹状溝を設けてもよいし、歯科治療において被治療者の歯に添える指のレスト用肉厚部などの場合には、引っ掛かり効果のある線状凸部やイボ状突起物を設けてもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明の第1の態様に係る構造によれば、手袋外面と把持器材との間に生じる水膜の水分は、複数の線状の前記凹状溝に流れ込み、該手袋外面と把持器材との間の摩擦力が増し、手袋と器材の滑りを防ぐことができる。
一方、治療において把持される器材の多くは、治療中の殆どの間、その先端が重力側方向に向けられて把持されるため、前記器材先端方向に沿って設けられた凹状溝も重力側方向を向くこととなる。
よってこの場合、前記凹状溝の構造によれば、その凹状溝が水分で満たされると、流れ込んだ水分は、溝の幅が狭く深さが浅い方から、幅が広く深さの深い方に移動するようになり、各指手袋表面から把持する医療用器材を伝って水分が手から離れるように、適切な方向、すなわち水を当てながら行う治療において水分が付着することの弊害が最も少ないと考えられる器材先端方向に流れ出る効果を有することとなる。そして、本発明が最も効果を発揮するケースが、かかるケース、すなわち把持対象器材について重力側方向と器材先端方向が一致するケースであるといえる。
なお、使用時の器材先端方向と重力側方向との関係が逆であったり、一定しないような器材について本件凹状溝を施す場合には、器材の使用状況と水流の方向を考慮した上で、器材先端方向と重力側方向のいずれか有利な方に該溝の方向を合わせることで、一定の上記効果は得られることとなる。
上記手段により、把持器材と手袋のグリップが安定し、濡れ手による治療中の医療器材の滑り落下などのトラブルを格段に防ぐことが可能となる。
【0013】
また、上記凹状溝構造による手袋外面と器材との摩擦力増加により、逆に手袋内面と指との間のスリップが増加することが予測されるが、上記凹状溝を末節部被履部に施した場合でいうと、該筒体部が被覆する指の末節部被覆部内周を、該指末節部を十分圧着することができる寸法とすることで、その問題も解決する。本発明の一つの重要な効果として、上記凹状溝構造による表面摩擦と該圧着を合わせることにより、全体としての滑り現象を減らすことにある。
【0014】
また、本発明の場合、前記肉厚部を介して各指が把持器材と接触する面積が、上記エアロハンズPU-06(非特許文献2)に見られるような凸線状の滑り止めによる場合より格段に広がるため、指先の触覚も得られやすい。
【0015】
さらに、上記レスト用肉厚部を適宜設けることで持ち手の安定を図ることが可能となり、上記凹状溝及び上記圧着による効果と相俟って、治療行為全体の安定及び質の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、実施例における右手用の本件医療用手袋を、被覆する手の腹側から示した説明図である。
図2図2は、図1の示指末節部分を拡大した図である。
図3図3は、図1の母子末節部分を拡大した図である。
図4図4は、図1の中指末節部分を示指側から見て拡大した図である。
図5図5は右手により医療用器材を動的三指握りにより把持した様子を示した説明図である。(実施例)
図6図6は、歯科治療において、医療用器材を把持しつつ、右手を固定するために環指を被治療者の下顎大臼歯に添えている様子の説明図である。(実施例)
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の医療用手袋は、歯科治療に代表されるような治療者の手が濡れた状態で器具を扱う場面での使用を主に想定しているので、手袋全体の素材は、防水効果があり触感が損なわれにくいニトリル(合成ゴム)あるいはラテックス(天然ゴム)によるのが好ましい。また、上記肉厚部の素材も、同様の理由及び凝固法による製造方法を考えた場合、ニトリル又はラテックスによるのが好ましいが、ポリウレタンなども適用できる。ただし、該肉厚部が、把持する医療用器材により押しつぶされて前記凹状溝が塞がれる状況を極力抑えられるよう、その厚さ及び硬さを考慮することが求められる。
【実施例0018】
図1は、医療用器材の代表的な持ち手である動的三指握り(正しい鉛筆の持ち方とされる持ち手)により医療用器材を把持する場合を想定した本医療用手袋の実施例の図であり、被覆する手の腹側から見た正面図である。1~3は、各指前記肉厚部を指し、4aは前記凹状溝である。図2は、図1の示指末節被覆部の拡大図であり、6aは凹状溝4aに枝状に合流する短凹状溝である。また、矢印7aは、動的三指握りにより医療用器材を把持した場合の該器材の先端方向を示したものである。同様に図3は母子の末節被覆部の拡大図である。図4は、図1の中指末節部を示指側から見た拡大図である。図5は動的三指握りにより医療用器材を把持した様子を示したものであり、かかる図面から分かるとおり、該持ち手による場合の器材と各指末節部の接触面は、図1から図4に示す示指、母子及び中指に施された肉厚部と略一致する。
【0019】
さらに、図5の動的三指握りによる場合の医療用器材の先端部8は、略重力方向9に向いており、該握り状態においては、図1~4に示すように各凹状溝を設けることで、7a~7cが示す器材先端方向に行くに従いその幅及び深さが大きくなるような向きになることとなる。そうすることにより、該握りにより器材を把持する示指、母子及び中指に付着した水分の多くは、前記凹状溝に流れ込み、該溝の幅及び深さの大きい方へ移動し、さらに把持する器材を伝って器材先端方向に流れることとなる。
【0020】
一方、図1に示す通り、示指、母子及び中指を被覆する筒体部の各指末節被覆部11の内周を、該指末節部を十分圧着することができるよう該指基節被履部12の内周より小さい寸法とすることで、前記動的三指握りにより器材を把持する場合の、前記医療用手袋と前記三指との手袋内側で起こり得るスリップを大きく防ぐことが可能となる。
【0021】
さらに、図6に示す環指を被治療者の歯に指を添える際のレスト用肉厚部5を、該指小指寄りの先端部に設け、かかる肉厚部に適宜、被治療者の歯に引っ掛かるような効果のある線状凸部やイボ状突起物を設けることで、該環指によるレストがより安定的に行い得るものとなる。
【産業上の利用可能性】
【0022】
本発明は、医療現場における濡れ手による把持器材の滑り落下等の事故防止や治療行為の精度の向上に寄与するものであり、医療分野における貢献度は大きいものといえる。
【符号の説明】
【0023】
1 示指肉厚部
2 母子肉厚部
3 中指肉厚部
4a 凹状溝
4b 凹状溝
4c 凹状溝
5 レスト用肉厚部
6a 短凹状溝
6b 短凹状溝
7a 把持器材先端方向矢印
7b 把持器材先端方向矢印
7c 把持器材先端方向矢印
8 把持器材先端部
9 重力方向矢印
10 被治療者下顎大臼歯
11 末節部被履部
12 基節部被履部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2022-10-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者が医療用器材を把持する際に利用され、前記使用者の指を被覆する医療用手袋であって、
少なくとも一本の指を被覆する筒体部を備え、
前記筒体部は、素材の一部の厚さが厚い肉厚部を有し、
前記肉厚部は、線状に延在する凹状溝と、前記凹状溝に交差する方向に延在する短凹状溝と、を有し、
前記凹状溝及び前記短凹状溝の幅及び深さは、前記凹状溝及び前記短凹状溝が前記筒体部の先端に近づくに従い大きくなり、
前記凹状溝の長手寸法は、前記短凹状溝の長手寸法より長く寸法付けられ、
前記短凹状溝の始端が前記凹状溝から離間し、前記短凹状溝の終端が前記凹状溝に合流し、前記終端は、前記始端より前記先端の近くに位置付けられていることを特徴とする医療用手袋。
【請求項2】
前記使用者の中指を被覆するための第1の筒体部を備え、
前記第1の筒体部は、素材の一部の厚さが厚い中指肉厚部を有し、
前記中指肉厚部は、線状に延在する第1の凹状溝を有し、
前記医療用手袋を装着した前記使用者が動的三指握りにより前記医療用器材を把持する状態において、前記第1の凹状溝が前記医療用器材に接触できるように、前記第1の凹状溝が配置されていることを特徴とする
請求項1に記載の医療用手袋。
【請求項3】
前記筒体部が被覆する指の末節部を被覆する部分が、該指基節部を被覆する部分より細く寸法付けされていることを特徴とする
請求項1又は2に記載の医療用手袋。
【請求項4】
使用者が治療行為の際に被治療者の体の一部に添える指を被覆する筒体部を備え、
前記筒体部は、前記指を添えた際の前記被治療者の体との接触部を肉厚とする指先当て部を有することを特徴とする、
請求項1又は2に記載の医療用手袋。
【手続補正書】
【提出日】2023-01-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者が医療用器材を把持する際に利用され、前記使用者の指を被覆する医療用手袋であって、
少なくとも一本の指を被覆する筒体部を備え、
前記筒体部は、素材の一部の厚さが厚い肉厚部を有し、
前記肉厚部は、線状に延在する凹状溝と、前記凹状溝に交差する方向に延在する短凹状溝と、を有し、
前記凹状溝及び前記短凹状溝の幅及び深さは、前記凹状溝及び前記短凹状溝が前記筒体部の先端に近づくに従い大きくなり、
前記凹状溝の長手寸法は、前記短凹状溝の長手寸法より長く寸法付けられ、
前記短凹状溝の始端が前記凹状溝から離間し、前記短凹状溝の終端が前記凹状溝に合流し、前記終端は、前記始端より前記先端の近くに位置付けられていることを特徴とする医療用手袋。
【請求項2】
前記使用者の中指を被覆するための第1の筒体部を備え、
前記第1の筒体部は、素材の一部の厚さが厚い中指肉厚部を有し、
前記中指肉厚部は、線状に延在する第1の凹状溝を有し、
前記医療用手袋を装着した前記使用者が動的三指握りにより前記医療用器材を把持する状態において、前記第1の凹状溝が前記医療用器材に接触できるように、前記第1の凹状溝が配置されていることを特徴とする
請求項1に記載の医療用手袋。
【請求項3】
前記指の末節部を被覆する前記筒体部の末節部被覆部が、前記基節部を被覆する前記筒体部の基節部被覆部より細く寸法付けされていることを特徴とする
請求項1又は2に記載の医療用手袋。
【請求項4】
前記使用者の環指を被覆するための第2の筒体部を備え、
前記第2の筒体部の先端であって小指寄りにレスト用肉厚部が設けられ前記レスト用肉厚部は、前記第2の筒体部の他の部分より肉厚であることを特徴とする、
請求項1又は2に記載の医療用手袋。