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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023174189
(43)【公開日】2023-12-07
(54)【発明の名称】起立集積供給装置
(51)【国際特許分類】
   B65G 47/88 20060101AFI20231130BHJP
   B65G 47/24 20060101ALI20231130BHJP
   B65G 47/82 20060101ALI20231130BHJP
【FI】
B65G47/88 A
B65G47/24 J
B65G47/82 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022086900
(22)【出願日】2022-05-27
(71)【出願人】
【識別番号】000206093
【氏名又は名称】大森機械工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092598
【弁理士】
【氏名又は名称】松井 伸一
(72)【発明者】
【氏名】奥田 真司
【テーマコード(参考)】
3F017
3F081
【Fターム(参考)】
3F017AA03
3F017BA12
3F017CA03
3F017CD03
3F017DA02
3F017EA01
3F017FA05
3F017FB01
3F017FG01
3F081AA04
3F081BA02
3F081CC08
3F081CC15
(57)【要約】
【課題】 移し替え対象の複数の製品の製品長変更や個数変更などがあってもプッシャー部材の部品交換を不要にすること
【構成】 起立した製品1を前後に接触させた状態で搬送する第1搬送装置11と、第1搬送装置に併走する第2搬送装置12と、第1搬送装置と第2搬送装置の間を往復移動する門型のプッシャー部材51と、第1搬送装置の搬送路に沿って前後進移動し、第1搬送装置で搬送される先頭の製品の前面に接触するストッパー部材43を備える。製品はプッシャー部材の内部空間を前進し、ストッパー部材は、製品の前進に合わせて下流側に移動する(a)。所定個数の製品がプッシャー部材内に収容したら製品の前進移動を停止しストッパー部材を下流側に移動してプッシャー部材の外側に位置させ(b)、その状態でプッシャー部材を横方向に移動して、内部の製品を第2搬送装置へ移し替える(c)。
【選択図】 図12
【特許請求の範囲】
【請求項1】
起立した製品を前後に接触させた状態で搬送する第1搬送装置と、
前記第1搬送装置の搬送路と平行な搬送路を有し少なくとも一部が併走する第2搬送装置と、
前記第1搬送装置の搬送路の上方を覆うように待機し、その第1搬送装置の搬送方向と直交する横方向に移動し前記第2搬送装置の搬送路上に至るプッシャー部材と、
前記第1搬送装置の搬送路に沿って前後進移動し、前記第1搬送装置で搬送される先頭の前記製品の前面に接触するストッパー部材と、
を備え、
前記プッシャー部材は、天面部とその天面部の下方であって前記搬送方向の左右両側に設けられる側壁部を有し、
前記第1搬送装置の搬送路を移動する前記製品は、前記プッシャー部材の前記天面部と前記側壁部で囲まれる空間内に位置し、前記プッシャー部材が前記横方向に移動する際に、前記側壁部に押送されてそのプッシャー部材と共に移動し前記第2搬送装置の搬送路に移し替えられるように構成し、
前記ストッパー部材は、前記製品の前進移動に合わせて下流側に移動し、
所定個数の前記製品が前記プッシャー部材内に収容したら、前記製品の前進移動を停止した状態で前記ストッパー部材を下流側に移動して前記プッシャー部材の外側に位置させ、その状態で前記プッシャー部材が前記横方向に移動するように構成する起立集積供給装置。
【請求項2】
前記プッシャー部材内に収納される複数の前記製品の全長が異なるものに対応可能とし、
前記プッシャー部材の前記搬送方向の全長が、移し替え対象の前記所定個数の前記製品の全長の最大の長さに対応した長さに構成される請求項1に記載の起立集積供給装置。
【請求項3】
前記ストッパー部材は、前記第1搬送装置の搬送路の下流側に配置されたシリンダーのシンダーロッドに連係され、
前記シリンダーの動作に応じて前記ストッパー部材が前記製品に接触した状態で下降移動するように制御する請求項1または2に記載の起立集積供給装置。
【請求項4】
前記シリンダーの動作は、前記製品が前進移動しようとする際の前方の付勢力よりも小さい力で押し戻す力が働くように制御する請求項3に記載の起立集積供給装置。
【請求項5】
前記プッシャー部材内に収納される前記製品の外周面と、前記天面部及び前記側壁部との間隔は、前記製品の転倒と回転の少なくとも一方を抑制するように構成する請求項1に記載の起立集積供給装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、起立集積供給装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
製品を起立した状態で前後に接触させた状態で搬送し、先頭側の所定エリアに位置する複数の製品をプッシャー部材で横方向に押し出し、次段の搬送装置等に供給するものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実公昭52-29417号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、この種の装置において、一括して横方向に押し出す複数の製品の全長が異なるものに対して兼用して適用する場合、プッシャー部材を交換する必要がある。よって、交換作業が繁雑であるばかりでなく、交換用のプッシャー部材を用意し保管する作業も繁雑で、コスト高の一因ともなる。
【0005】
また、一括して横方向に押し出す複数の製品の全長に対して、プッシャー部材の同一方向の長さが長いと、プッシャー部材が押し出す際に他の機器と干渉を生じるおそれがある。
【0006】
上述した課題はそれぞれ独立したものとして記載しているものであり、本発明は、必ずしも記載した課題の全てを解決できる必要はなく、少なくとも一つの課題が解決できればよい。またこの課題を解決するための構成についても単独で分割出願・補正等により権利取得する意思を有する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明の起立集積供給装置は、(1)起立した製品を前後に接触させた状態で搬送する第1搬送装置と、前記第1搬送装置の搬送路と平行な搬送路を有し少なくとも一部が併走する第2搬送装置と、前記第1搬送装置の搬送路の上方を覆うように待機し、その第1搬送装置の搬送方向と直交する横方向に移動し前記第2搬送装置の搬送路上に至るプッシャー部材と、前記第1搬送装置の搬送路に沿って前後進移動し、前記第1搬送装置で搬送される先頭の前記製品の前面に接触するストッパー部材と、を備え、前記プッシャー部材は、天面部とその天面部の下方であって前記搬送方向の左右両側に設けられる側壁部を有し、前記第1搬送装置の搬送路を移動する前記製品は、前記プッシャー部材の前記天面部と前記側壁部で囲まれる空間内に位置し、前記プッシャー部材が前記横方向に移動する際に、前記側壁部に押送されてそのプッシャー部材と共に移動し前記第2搬送装置の搬送路に移し替えられるように構成し、前記ストッパー部材は、前記製品の前進移動に合わせて下流側に移動し、所定個数の前記製品が前記プッシャー部材内に収容したら、前記製品の前進移動を停止した状態で前記ストッパー部材を下流側に移動して前記プッシャー部材の外側に位置させ、その状態で前記プッシャー部材が前記横方向に移動するように構成した。
【0008】
第1搬送装置の搬送路上の製品は、プッシャー部材の天面部と側壁部で囲まれる空間内を移動し、そのときの先頭の製品の前面側はストッパー部材に接触しているため、前方へ倒れるのが抑止される。また、各製品は、前後に接触された状態となっているため、後方への倒れ込みは製品相互で抑止される。さらに、製品の左右にはプッシャー部材の側壁部が存在するため、横方向へずれていくのも抑制される。よって、個々の製品は、プッシャー部材の内部空間内を起立姿勢のまま安定して移動する。
【0009】
そして例えばプッシャー部材の搬送方向の全長が、一括して移動する複数の製品の全体の前後長より長い場合、第1搬送装置の搬送路に沿って前後進移動し、先頭の製品の前面に接触するストッパー部材は、プッシャー部材の天面部と側壁部で囲まれる空間内に存在するため、一旦ストッパー部材を下流側に移動してプッシャー部材の外に退避させる。これにより、プッシャー部材を横方向に移動してもプッシャー部材とストッパー部材は干渉せず、プッシャー部材を第2搬送装置の搬送路上まで移動することで、プッシャー部材の天面部と側壁部で囲まれる空間内にある製品は、第2搬送装置の搬送路に移し替えることができる。
【0010】
プッシャー部材の天面部は、実施形態では、L字プレート52の第1面部521に対応し、側壁部は実施形態ではブロック体53に対応する。このように実施形態では複数の部材から構成するか、一体形成してもよい。
【0011】
また、第2搬送装置へ一括して移し替える複数の製品の個数が変わったり、製品の厚さが変わったりしても、その複数の製品の全体の前後長がプッシャー部材の搬送方向の全長以下の場合或いは先頭或いは最後に位置する製品がプッシャー部材の前後から突出していても一部がプッシャー部材内に存在し、プッシャー部材による横方向の移動が可能であれば、同じプッシャー部材を用いて移し替えが行える。
【0012】
(2)前記プッシャー部材内に収納される複数の前記製品の全長が異なるものに対応可能とし、前記プッシャー部材の前記搬送方向の全長が、移し替え対象の前記所定個数の前記製品の全長の最大の長さに対応した長さに構成されるとよい。このようにすると、移し替え対象の複数の製品の全長が最大の場合、移し替え対象の所定数の製品がプッシャー部材内に位置すると、ストッパー部材はプッシャー部材の外側に位置するため、特段のストッパー部材をプッシャー部材の外側に退避処理することなくそのままプッシャー部材を横方向移動することができる。またプッシャー部材が長くなって装置全体が大型化するのを抑制できる。
【0013】
(3)前記ストッパー部材は、前記第1搬送装置の搬送路の下流側に配置されたシリンダーのシンダーロッドに連係され、前記シリンダーの動作に応じて前記ストッパー部材が前記製品に接触した状態で下降移動するように制御するように構成するとよい。このようにすると、簡単な制御でストッパー部材を移動させることができる。
【0014】
(4)前記シリンダーの動作は、前記製品が前進移動しようとする際の前方の付勢力よりも小さい力で押し戻す力が働くように制御するとよい。このようにすると、簡単な制御でプッシャー部材を先頭の製品の前面に接触させた状態を維持しながら下流側に移動することができる。
【0015】
(5)前記プッシャー部材内に収納される前記製品の外周面と、前記天面部及び前記側壁部との間隔は、前記製品の転倒と回転の少なくとも一方を抑制するように構成するとよい。例えば間隔を短くすると、前方を向いた状態で起立している製品が、上端側が前方に倒れようとしたり、左右いずれかが前方(反対側が後方)に移動するように垂直軸を中心に回転しようとしたりしても、製品の側面が天面部或いは側壁部に接触し、それ以上の移動が抑止される。よって、プッシャー部材内での製品の回転、転倒を防止でき、製品は、前方を向いた起立姿勢を維持することができる。
【0016】
また、上記の(1)から(5)に記載の構成要素は、夫々任意の組み合わせにより発明を構成することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、例えば移し替え対象の複数の製品の製品長変更や個数変更などがあってもプッシャー部材の交換が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明に係る起立集積供給装置の好適な一実施形態を示す斜視図である。
図2】その一部を示す斜視図(その1)である。
図3】その一部を示す斜視図(その2)である。
図4】その一部を示す斜視図(その3)である。
図5】その一部を示す斜視図(その4)である。
図6】その一部を示す斜視図(その5)である。
図7】その一部を示す斜視図(その6)である。
図8】その一部を示す下流側から見たフィンガー以外の第2搬送装置の図示を省略した側面図である。
図9】その一部を示す平面図である。
図10】その一部を示す斜視図(その7)である。
図11】作用を説明する図(その1)である。
図12】作用を説明する図(その2)である。
図13】第2シリンダーに対する圧力制御を説明する図(その1)である。
図14】第2シリンダーに対する圧力制御を説明する図(その2)である。
図15】第2シリンダーに対する圧力制御を説明する図(その3)である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の好適な実施形態について図面に基づき、詳細に説明する。なお、本発明は、これに限定されて解釈されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良を加え得るものである。
【0020】
各図は、本発明に係る起立集積供給装置の好適な一実施形態を示している。本実施形態の起立集積供給装置10は、製品1を前後に接触させた状態で搬送する第1搬送装置11と、第1搬送装置11の搬出側に平行に配置された第2搬送装置12と、その第1搬送装置11の搬出端側に至った先頭から所定数の製品1を一括して横移動させて第2搬送装置12に移し替えて供給する移し替え装置13等を備える。また、本実施形態では、第1搬送装置11は、所定の距離を置いて2つを平行に配置し、その2つの第1搬送装置11の間に第2搬送装置12を配置する。そして、その2つの第1搬送装置11から交互に第2搬送装置12に対して所定数の製品1を供給するようにしている。本実施形態では、製品1は、概略扁平な円柱状の外形状からなり、例えば、塩素の錠剤等の消毒剤等としているが、これに限るものではない。
【0021】
さらに起立集積供給装置10は、第1搬送装置11の上流側に、偏平な製品1を倒した状態で搬送する第3搬送装置14と、その第3搬送装置14の下流側に配置され、倒された状態の製品1の姿勢を起立させると共に、起立させた姿勢のまま1つずつ第1搬送装置11に向けて製品1を搬出する姿勢変換部15を備える。
【0022】
図1等に示すように、第3搬送装置14は、ベルトコンベア21と、そのベルトコンベア21の搬送面の上方近傍に、搬送方向に沿って延びるように配置される一対のサイドガイド部材22を備えて構成される。一対のサイドガイド部材22の間隔は、製品1の直径と等しいかやや長くしている。これにより、複数の製品1は、ベルトコンベア21の搬送面上の一対のサイドガイド部材22間に置かれると、製品1はベルトコンベア21から搬送力を受けて搬送され、このとき左右のサイドガイド部材22で横方向の移動を抑止され、前方すなわち下流側に配置される姿勢変換部15の搬入口に向かって1列に並んで前進移動する。
【0023】
また、本実施形態では、左右一対のサイドガイド部材22を、2組用意し、個々の一対のサイドガイド部材22をベルトコンベア21の搬送面の左右両側近傍に夫々配置する。これにより、2つの第3搬送装置14が、ベルトコンベア21を兼用して構成され、ベルトコンベア21の搬送面上を、前後に1列に並んだ製品1の列が、左右方向に所定の間隔を置いて2列形成され、夫々が前進移動し、先頭の製品1から順に対応する姿勢変換部15に供給される。
【0024】
姿勢変換部15は、搬入側水平方向に延びる搬送路を有し、下方に向けて延び搬出側は垂直方向に延びる円弧状の搬送路を有するガイドレール部材23と、そのガイドレール部材23の搬送路の上方開放側を覆う抑え部材24を備える。なお、図1等において、搬送方向の左側に配置する姿勢変換部15は、抑え部材24の図示を省略し、ガイドレール部材23の搬送路が凹状に形成されていることが示されている。また、その他の各図においても、適宜一部の部品の図示を省略することがある。さらに姿勢変換部15は、ガイドレール部材23の搬出側に、垂直平面内で製品1が迂回しながら移動する搬送路251を有するシュートベース板部材25と、そのシュートベース板部材25の前面を覆う蓋板部材26を備える。なお、図1等において、搬送方向の左側に配置する蓋板部材26の図示を省略し、シュートベース板部材25の搬送路が示されている。
【0025】
これにより、ベルトコンベア21が連続して稼働すると、一対のサイドガイド部材22間で前進移動する先頭の製品1は、順次ガイドレール部材23の搬入側の水平な搬送路に至り、後続の製品1により押されて水平な搬送路を進み、円弧状の搬送路に至ると、搬送路に案内されて落下移動しながら徐々に起きていき、最終的に垂直平面内で起立した立った姿勢となり、シュートベース板部材25の搬送路251の下端の排出口から、第1搬送装置11の搬送路の搬入部上に落下供給される。さらに、シュートベース板部材25の下端と、第1搬送装置11の搬送路との間は、製品1の直径よりも所定長さだけ大きくし、シュートベース板部材25に設けた搬送路251から離脱して外部に排出可能とするとともに、先頭の1個の製品1が搬出され搬入部に位置している状態では、次の製品は例えば先頭の製品1に接触し、それ以上の下降移動を抑止されるように構成する。そして、第1搬送装置11の搬入部で待機する製品1が、前方に付勢され製品1個分の長さだけ移動すると、シュートベース板部材25の搬送路251で待機する次の製品1が落下供給される。以後上記の処理を繰り返し行い、起立した姿勢の製品1が、前後に接触した状態で、第1搬送装置11上を搬送される。
【0026】
[第1搬送装置]
第1搬送装置11の搬送路27は、左右一対の平板状の第1ガイド板28と第2ガイド板29を搬送方向に対して左右に並べて配置し、第1ガイド板28と第2ガイド板29の間に形成される前後に延びる帯状の空間により形成される。そして、上述したように本実施形態では、第1搬送装置11は、左右それぞれで製品を搬送するように2組配置するため、第1ガイド板28と第2ガイド板29も2組用意し、4枚のガイド板を左右に配置する。そして、本実施形態では、装置全体の中央側に位置するガイド板を第1ガイド板28とし、外側に位置するガイド板を第2ガイド板29と称する。これにより、左右の搬送経路で第1ガイド板28と第2ガイド板29の左右の位置は反転しており、それぞれの第1ガイド板28同士が近接する。
【0027】
そして、組を構成する一対の第1ガイド板28と第2ガイド板29の対向する側面間の距離は、製品1の直径に比べて充分狭くする。これにより、第1搬送装置11で搬送される製品1は、起立姿勢で平面が前後に向いた姿勢で搬送されるため、製品1の側周面の下端部位が、第1ガイド板28と第2ガイド板29間の空間内に進入し、その第1ガイド板28と第2ガイド板29の対向する側面の上端エッジ部分で製品1の側周面が支持される。よって、起立姿勢で平面が前後に向いた姿勢で搬送される円盤状の製品1が、搬送方向に対して交差する左右方向に転がり移動するのを抑止する。
【0028】
また、搬送路27の上流側は、上述したシュートベース板部材25の搬出口に対向しており、その搬出口から落下した製品1は、そのまま搬送路27上に位置し、落下供給される。そして、その落下供給される位置よりもさらに上流側には、製品切り出し装置30を備え、起立した物品を1つずつ切り出して前方の搬送路に押し出し供給する。製品切り出し装置30は、水平平面内で回転する風車状の切り出し部材31と、その切り出し部材31の下面中央に連結された回転軸32を所定角度ずつ回転させる駆動モータ等を備える。
【0029】
本実施形態では、切り出し部材31は、略半円で一端が径方向外側に突出する部位を有す部材を組み合わせて構成し、その突出する部位で製品1を切り出し、前方の搬送路27に押し出す。そして、駆動モータ等の制御により、切り出し部材31は、180度単位で回転と一時停止を繰り返す。これにより、切り出し部材31が180度回転すると、シュートベース板部材25の搬出口から落下供給されて搬送路27上で待機する製品1が、前方に押し出され、これに伴い形成されたスペースに次の製品1を落下供給する。すなわち、シュートベース板部材25の搬送路251の先頭に位置する製品1から搬出口から第1搬送装置11の搬送路27上に落下供給され、待機する。かかる処理を繰り返し行うことで、起立した円盤状の製品1は、1つずつ搬送路27上に押し出され、搬送路27上に位置している製品1を前方に付勢し、搬送路27上で前後に接触した状態で待機する複数の製品1を、製品1の厚み分ずつ搬送する。つまり、第1搬送装置11は、特段の搬送用の駆動源はなく、この製品切り出し装置30の切り出しを利用して製品1を搬送する。
【0030】
また、上記の製品1の落下供給位置の下流側近傍には、ストッパー機構33を設け、製品1が搬送路27を移動するのを阻止するようにしている。このストッパー機構33は、第1ガイド板28の上方に固定する固定ストッパー部材34と、第2ガイド板29の上方を搬送方向に対して交差する方向、すなわち固定ストッパー部材34に向けて前後進移動する移動ストッパー部材35を備え、移動ストッパー部材35は、第1シリンダー36の駆動を受けて前後移動する。
【0031】
そして、第1シリンダー36の往動作によりシリンダーロッドが突出して移動ストッパー部材35が前進した状態では、その移動ストッパー部材35と固定ストッパー部材34との間で製品1を保持し、製品1の前進移動を阻止する。また、このように製品1が固定ストッパー部材34と移動ストッパー部材35との間で保持されていることから、転倒も抑止され、例えば前方に製品1がない状態でも起立した姿勢を維持する。一方、第1シリンダー36の復動作により移動ストッパー部材35が後退して固定ストッパー部材34から離れた状態では、その移動ストッパー部材35と固定ストッパー部材34との間で製品1の保持が解除され、製品1の前進移動が可能となる。
【0032】
第1搬送装置11は、搬送路27の下流側に第2シリンダー40を配置し、その第2シリンダー40のシリンダーロッド41が、搬送路27の下方空間内を、搬送路27に沿って往復動作するように構成する。そして、シリンダーロッド41の先端には、ストッパー部材43を取り付ける。このストッパー部材43は、その上端側が第1ガイド板28と第2ガイド板29の上面よりも上方に突出し、製品1の前面に接触可能に構成する。さらに本実施形態では、ストッパー部材43の上端位置は、製品1の中央よりも上方、より好ましくは上端付近に位置し、起立した製品1の高さ方向の半分以上の位置まで接触可能としている。
【0033】
さらに、製品切り出し装置30の動作と、第2シリンダー40の動作を制御し、ストッパー部材43が、第1搬送装置11の搬送路27上を移動する複数の製品1のうちの先頭の製品1に接触し、製品切り出し装置30による製品1の押し出しに併せてストッパー部材43も下流側に製品1の1つ分だけ移動させる。このように製品1の移動に伴いストッパー部材43を下流側に移動し、前後の製品1が接触した状態を保つとともに、製品1が前方に倒れないようにする。
【0034】
そして、ストッパー部材43を下流側に移動させる制御は、例えば第2シリンダー40側で圧力を調整してシリンダーロッド41を能動的に動作させてもよいが、後述するように本実施形態では製品1の前方へ移動しようとする付勢力を受けて受動的にストッパー部材43ひいてはシリンダーロッド41が移動するようにした。このようにすることで、製品1に対する荷重を押さえつつ、ストッパー部材43が製品1から離反するのを抑制する。
【0035】
また、第2シリンダー40及びストッパー部材43を備えたため、例えば処理対象の製品1の厚さが変わったり、第2搬送装置12に一度に移し替える製品1の個数が変わったりするなどした場合、第2搬送装置12に移し替える直前の搬送路27上に位置する先頭の製品1の位置は異なるが、第2シリンダー40の動作によりストッパー部材43の位置をそれぞれの適切な箇所に位置させることができる。
【0036】
[第2搬送装置12]
第2搬送装置12は、フィンガーコンベア装置から構成する。隣接する第1ガイド板28と第1ガイド板28の間に形成する空間が、第2搬送装置12の搬送路45の上流側を構成する。そして、第1ガイド板28は、平面視が略長方形であり、搬送方向に沿った長辺が平行となる。よって、第1搬送装置11の搬送路27と、第2搬送装置12の搬送路45は、平行となり、第1ガイド板28の設置区間で併走する。フィンガーコンベア装置のフィンガー47は、その上端側が第1ガイド板28の上面よりも上方に突出し、製品1の前面あるいは後面に接触可能に構成する。
【0037】
さらに本実施形態では、左右に隣接する第1ガイド板28の下流側にも継続して搬送路45を設け、フィンガー47は、第1ガイド板28の設置領域を過ぎてもさらに下流側に移動し、複数の製品1を安定して搬送する。
【0038】
[移し替え装置13]
移し替え装置13は、第3シリンダー50と、その第3シリンダー50で第1搬送装置11の搬送方向に対して直交する方向に往復移動するプッシャー部材51と、第3シリンダー50を昇降移動させる第4シリンダー55等を備える。プッシャー部材51は、第1搬送装置11上の複数の製品1を一括して第2搬送装置12に移し替えるものである。
【0039】
プッシャー部材51は、下方開口する略門型で下向きの略コ字状の部分を有し、起立姿勢の製品1の上方及び第1搬送装置11の搬送方向左右両側を覆う形状としている。本実施形態では、第3シリンダー50に連結されるL字プレート52と、L字プレート52の水平方向に延びる第1面部521の下面に、細長な直方体状のブロック体53を2本平行に取り付けて構成する。より具体的にはL字プレート52の垂直方向に延びる第2面部522の外面に、第3シリンダー50のシリンダーロッドを連結する。また2つのブロック体53の対向する面同士の間隔は、製品1の直径と等しいかやや大きくし、ブロック体53の高さは製品1の半径以上とし、プッシャー部材51を製品1の上方から被せた場合、製品1の上半分以上がプッシャー部材51の内部に収まるとともに、起立した姿勢の製品1の左右両端が、それぞれ対向するブロック体53に近接するように構成する。これにより製品1の左右はプッシャー部材51の左右の側壁部(ここでは、ブロック体53)に近接或いは接触して横ずれ及び製品1の水平面内の回転が抑制される。また、製品1の上端とプッシャー部材51の天面部(ここではL字プレート52の第1面部521)との距離は短く、前方への倒れを抑制する。
【0040】
そして、2本のブロック体53は、第1搬送装置11及び第2搬送装置12の搬送方向と平行な方向に延びるように配置され、その中心線が、第3シリンダー50の往復動作に伴い、第1搬送装置11の搬送路27の中心線の上方と、第2搬送装置12の搬送路45の中心線の上方との間を往復移動する。そして、移し替え装置13は、待機状態ではプッシャー部材51が第1搬送装置11の搬送路27の上方を覆うように位置する。これにより、製品切り出し装置30により1つずつ押し出された製品1は、順次前方で待機する製品1を前方に付勢し、待機位置にあるプッシャー部材51内を移動する。そして、この移動時において、製品1の左右の側面はプッシャー部材51のブロック体53に近接した状態となり、仮に製品1が横に移動しようとしてもいずれかのブロック体53により阻止される。よって、待機位置にあるプッシャー部材51は、第1搬送装置11におけるサイドガイドの機能も備え、個々の製品1が安定した姿勢で前進移動する。
【0041】
そして、所定数、例えば20個の製品1がプッシャー部材51内に位置すると、製品切り出し装置30による切り出しが一時停止するとともに移動ストッパー部材35が前進移動し、第3シリンダー50が動作してプッシャー部材51が横方向に移動し、第2搬送装置12の搬送路45上に至る。このプッシャー部材51の移動に伴い、プッシャー部材51内に位置している所定数の製品1は、プッシャー部材51のブロック体53に案内されて搬送方向に対して直交する横方向に移動する。よって、所定数の製品1は、前後に接触した状態のまま第1ガイド板28の上を横移動し、第2搬送装置12の搬送路45内に位置する。これにより、製品1の移し替えが行われ、以後、第2搬送装置12のフィンガー47からの搬送力を受けて第2搬送装置12の搬送路45に沿って前進移動する。
【0042】
そして、少なくとも製品郡がフィンガー47によって搬送されたら、例えば第4シリンダー55を動作させて第3シリンダー50ごとプッシャー部材51を上昇させてから第3シリンダー50の複動作によりプッシャー部材51を第1搬送装置11の上方に位置させた後、第4シリンダー55を複動作させて第3シリンダー50ごとプッシャー部材51を下降移動させて搬送路上に位置させるというように、プッシャー部材51をボックスモーション動作で復帰するとよい。また、本実施形態では、第4シリンダー55を設け、プッシャー部材51及び第3シリンダー50を昇降可能にしたため、プッシャー部材51が復帰される前にストッパー部材43を上流側に移動するとよい。なお、例えばプッシャー部材51が昇降しない構成にしてもよく、係る場合には、プッシャー部材51が第1搬送装置11側に復帰した後で、ストッパー部材43を上流側に移動するとよい。但し、本実施形態のようにプッシャー部材51等を昇降移動可能にすると、プッシャー部材51の復帰動作中にストッパー部材43も上流側に移動できるのでよい。
【0043】
そして、プッシャー部材51が第1搬送装置11と第2搬送装置12の間を往復動作している間、その動作している側の第1搬送装置11の製品切り出し装置30は一時停止し、製品1の送り出しを停止しており、プッシャー部材51が待機位置に復帰させると、製品1の送り出しを再開する。また、この一時停止中、反対側の第1搬送装置11側の製品切り出し装置30は動作し、製品1の送り出しを行うことで、上流側から2列で流れてくる製品1を効率よく集積し、所定数を第2搬送装置12に移し替え供給することができる。
【0044】
また、本実施形態では、厚み違いの製品1を集積供給する機能を備える。例えば、厚みt1の製品1を所定数、例えば20個を集積供給する場合と、厚みt2(t2>t1)の製品1を所定数、例えば20個を集積供給する場合に兼用する。すると、本実施形態では、上述したように、先頭の製品1の前方にストッパー部材43を配置し、製品1の移動に追従して下流側に移動するようにしたため、以下に示す課題を有する。
【0045】
例えば、図11(a)に示すように、厚みの厚い製品1を集積供給する場合、所定数をプッシャー部材51内に納めると一連の製品1の先頭がプッシャー部材51の前端と同じか少し突出するように構成すると、シリンダーロッド41並びにストッパー部材43はプッシャー部材51の外に位置するため、その状態のまま上述したように第3シリンダー50を動作させてプッシャー部材51を横移動させることで、所定数の製品1の移し替えが行える(図11(b)参照)。
【0046】
一方、図12(a)に示すように、厚みの薄い製品1を上記と同数集積供給する場合、一連の製品1の先頭がプッシャー部材51の内部に留まり、シリンダーロッド41並びにストッパー部材43はプッシャー部材51の内部に残る。よって、そのままの状態で第3シリンダー50を動作させてプッシャー部材51を横移動させると、プッシャー部材51はシリンダーロッド41やストッパー部材43と干渉してしまう。
【0047】
そこで本実施形態では、まず、図12(b)に示すようにシリンダーロッド41を復動作させて第2シリンダー40の本体内に収納させ、シリンダーロッド41及びストッパー部材43をプッシャー部材51の外側に退避させる。次いで、第3シリンダー50を動作させ、プッシャー部材51を横移動させる。これにより、プッシャー部材51は、シリンダーロッド41等に干渉することなく第2搬送装置12の搬送路45まで移動でき、内部に存在している所定数の製品1も第1搬送装置11の搬送路27から第2搬送装置12の搬送路45に移し替え供給することができる(図11(c)参照)。
【0048】
また、本実施形態では上述したようにプッシャー部材51の横移動に先立ち、第2シリンダー40を復動作させることでストッパー部材43が先頭の製品1から離反する。このようにストッパー部材43が製品1から離れた状態となるが、その状態では後続の製品1から前方に向けて押されることがないため、仮にストッパー部材43が離反していても製品1が転倒するのを可及的に抑制できる。
【0049】
[第2シリンダーに対する制御等(その1)]
次に、上述した動作を行う第2シリンダー40の制御について説明する。図13に示すように第2シリンダー40のAポートとBポートにそれぞれマニホールド60内の第1電磁弁61と第2電磁弁62を接続する。第1電磁弁61は電源OFF時には排気で第2電磁弁62は電源OFF時にはクローズとなっている。また、本実施形態では、AポートBポートに絞り弁(スピコン)63を取り付け、その絞り弁63側でも排気できるようにしている。そして図13の状態では、第1電磁弁61と第2電磁弁62の出力ポートは共に第2シリンダー40のBポートに繋がっており、その状態でエアを供給すると、Aポートから排気され、シリンダーロッド41が前方に飛び出て、先端に取付けたストッパー部材43が製品1に接触する(図14(a)参照)。このとき第1電磁弁61からBポートに至る経路にはレギュレータ65を入れ、第1電磁弁61側から供給される空気の圧力を下げている。
【0050】
次に、第1電磁弁61と第2電磁弁62をOFFにし、第2シリンダー40をフリー状態にする(図14(b)参照)。すると、このOFF処理に伴い、第1電磁弁61は排気に繋がり、第2電磁弁62はクローズに繋がる。よって、第2シリンダー40のAポートとBポートはともに第1電磁弁61の排気経路に繋がり、実際には、Bポート内の空気が第1電磁弁61から排気されようとする。ここで本実施形態では、製品切り出し装置30により製品1が1つずつ第1搬送装置11に供給されてくると、ストッパー部材43に対して前進方向の押し圧がかかり、ストッパー部材43ひいてはシリンダーロッド41が押し戻されそれに伴いBポートから空気が流出する。このとき、絞り弁63の排気調整を行い、排気量を抑えることでストッパー部材43が下流側に向けて付勢された際の反力が発生するようにし、製品1の押し圧に伴う慣性力でストッパー部材43が製品1から離反して下流側に移動してしまうのを抑制する。よって、製品1が前進移動するとそれに追従してストッパー部材43も下流側に移動するが、1つ分の製品1の切り出しが終わり製品1の前進が一時停止すると、ストッパー部材43も一時停止し先頭の製品1に接触した状態を保持する。
【0051】
そして、所定数の製品1を受け取ると、第1電磁弁61と第2電磁弁62を切り換え、Aポートに空気を入れる(図15(a)参照)。これにより、Aポートから第2シリンダー40内に空気が流入して圧が高くなり、これに伴いBポートから空気が排出されることで、シリンダーロッド41が戻る。
【0052】
[第2シリンダーに対する制御等(その2)]
また、製品1の前進移動に伴うストッパー部材43の下流側への後退移動の制御は、上述したように排気絞りによる調整に限ることはなく、例えば図15(b)に示すように、空気圧による調整を行うとよい。すなわち、第2電磁弁62はOFFにするが、第1電磁弁61はBポートに圧力を加えながら、Bポートから排気するように構成する。例えば第1電磁弁61からの経路には、レギュレータ65による圧力調整により減圧された例えば0.1MPaのように弱い圧力をBポートに加えることで、軽く製品1を上流に向けて押しながらストッパー部材43で受けることができる。そして、この上流に向けて押す力は、製品1による押す力よりは弱いため、最終的に第2シリンダー40は、製品1の押す力に負け、Bポートから排気しながらストッパー部材43を後退移動する。このように空気圧での制御の方か、数値による制御が行いやすいのでよい。
【0053】
また上述した実施形態では、厚さの異なる製品に対する兼用タイプへの適用を説明したが、本発明はこれに限ることはなく、例えば集積する個数を変更する場合や両者の組み合わせにも適用できる。
【0054】
また、例えば前後方向の厚さ等にばらつきのある製品の場合には、プッシャー部材の搬送方向の全長が、一括して移動する複数の製品の全体の前後長より長くしておくとよい。この場合、製品の全長の最大の長さのものであっても、プッシャー部材51を前進移動する前にストッパー部材43を退避させておく。
【0055】
以上、本発明の様々な側面を実施形態を用いて説明してきたが、これらの実施形態や説明は、本発明の範囲を制限する目的でなされたものではなく、本発明の理解に資するために提供されたものであることを付言しておく。本発明の範囲は、明細書に明示的に説明された構成や製法に限定されるものではなく、本明細書に開示される本発明の様々な側面の組み合わせをも、その範囲に含むものである。本発明のうち、特許を受けようとする構成を、添付の特許請求の範囲に特定したが、現在の処は特許請求の範囲に特定されていない構成であっても、本明細書に開示される構成を、将来的に特許請求する可能性があることを、念のために申し述べる。
【符号の説明】
【0056】
1 :製品
10 :起立集積供給装置
11 :第1搬送装置
12 :第2搬送装置
13 :移し替え装置
14 :第3搬送装置
15 :姿勢変換部
27 :搬送路
28 :第1ガイド板
29 :第2ガイド板
30 :製品切り出し装置
36 :第1シリンダー
40 :第2シリンダー
41 :シリンダーロッド
43 :ストッパー部材
45 :搬送路
50 :第3シリンダー
51 :プッシャー部材
52 :L字プレート
53 :ブロック体
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