(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023174243
(43)【公開日】2023-12-07
(54)【発明の名称】貯湯式給湯システム接続用配管及び貯湯式給湯システムの配管接続方法
(51)【国際特許分類】
F24H 1/18 20220101AFI20231130BHJP
F24H 9/13 20220101ALI20231130BHJP
F16L 1/00 20060101ALI20231130BHJP
【FI】
F24H1/18 H
F24H9/13 Z
F16L1/00 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022086987
(22)【出願日】2022-05-27
(71)【出願人】
【識別番号】513026399
【氏名又は名称】三菱ケミカルインフラテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100086911
【弁理士】
【氏名又は名称】重野 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100144967
【弁理士】
【氏名又は名称】重野 隆之
(72)【発明者】
【氏名】横山 康晴
(72)【発明者】
【氏名】久家 毅
【テーマコード(参考)】
3L037
3L122
【Fターム(参考)】
3L037DA01
3L037DB02
3L037DB08
3L122AA02
3L122AA23
3L122AB22
(57)【要約】
【課題】現場での樹脂配管の納まりが良好となる貯湯式給湯システム接続用配管及び貯湯式給湯システムの配管接続方法を提供する。
【解決手段】熱源機20と貯湯タンク10とが配管で接続されており、該配管は樹脂製の複数の曲成配管80、90を有する。複数の曲成配管80、90は少なくとも1ヶ所において湾曲しており、湾曲部83、93及び湾曲部に連なる直管部81、82、91、92が同一平面上に位置しており、曲成配管80、90同士が異なる平面に位置するように連結されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
貯湯式給湯システムの熱源機と貯湯タンクとを接続する配管であって、該配管は樹脂製の複数の曲成配管を有し、
前記複数の曲成配管は、それぞれ、少なくとも1ヶ所において湾曲しており、湾曲部及び該湾曲部に連なる複数の直管部が同一平面上に位置しており、
曲成配管同士が異なる平面に位置するように連結されている貯湯式給湯システム接続用配管。
【請求項2】
前記曲成配管同士は継手により連結されており、
前記継手が接続された前記曲成配管の端部の内径は、該端部以外の内径よりも大きく、
前記継手の内径と、前記曲成配管の前記端部以外の内径とが略同一である、請求項1に記載の貯湯式給湯システム接続用配管。
【請求項3】
前記曲成配管は架橋ポリエチレン管である請求項1又は2に記載の貯湯式給湯システム接続用配管。
【請求項4】
貯湯式給湯システムの熱源機と貯湯タンクとを現場にて配管接続する方法であって、
予め曲げ加工され、それぞれ湾曲部及び該湾曲部に連なる複数の直管部が同一平面上に位置した複数の曲成配管を現場に搬入し、曲成配管同士が異なる平面に位置するように連結する工程を有する貯湯式給湯システムの配管接続方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、貯湯タンク及び熱源機を有する貯湯式給湯システムの接続用配管及び配管接続方法に関する。
【背景技術】
【0002】
貯湯式給湯システムにあっては、貯湯タンク内に熱源機で加温された湯を貯え、該貯湯タンクから湯の需要箇所、例えば浴室、キッチン、床暖房装置等に給湯が行われる(特許文献1)。
【0003】
貯湯タンクと熱源機との間には、湯が循環するように配管が設けられており、貯湯タンク内の湯の温度が所定の温度に維持される。熱源機としては、ヒートポンプ、ボイラなどが用いられる。
【0004】
上記の配管としては、金属配管のほか、架橋ポリエチレン管などの樹脂配管も用いられている(特許文献2,3)。
【0005】
曲げ加工された架橋ポリエチレン管を製作する方法として、未架橋パイプを加熱して曲げ加工した後、架橋する方法が特許文献4に記載されている。
【0006】
樹脂配管接続用の継手として、挿抜可能な雌カプラ及び雄カプラと、両カプラを挿入(結合)状態に保持するための保持部材とを備えたワンタッチ継手がある(特許文献5及び前記特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2021-162163号公報
【特許文献2】特開2010-156361号公報
【特許文献3】特開2010-144866号公報
【特許文献4】特開2017-87623号公報
【特許文献5】特許第4973860号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
金属配管は、曲げ加工が容易である。そのため、熱源機と貯湯タンクとの連結に金属配管を使用する場合、設置現場の状況に合わせて曲げ加工することで、収まりよく配管を配設することができる。しかし、事前に工場で金属配管の曲げ加工を行う場合、取付位置が僅かにずれるだけでも設置できなくなり、施工性に問題があった。
【0009】
樹脂配管(特に架橋ポリエチレン管)は柔軟であり、施工性は良いが、収まり良く配設することが困難である。設置現場で作業者が曲げ加工することも可能であるが、作業者の力量に依存し、無理に曲げ加工すると、架橋ポリエチレン管が座屈するおそれがある。また、現場の状況によっては、3軸方向に配管を配置することが望まれるが、複数箇所に曲げ加工を施し、3軸方向に延びる直管部を有する3次元立体的な形状の樹脂配管を作製することは困難であった。
【0010】
本発明は、現場での樹脂配管の収まりが良好となる貯湯式給湯システム接続用配管及び貯湯式給湯システムの配管接続方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一態様の貯湯式給湯システム接続用配管は、貯湯式給湯システムの熱源機と貯湯タンクとを接続する配管であって、該配管は樹脂製の複数の曲成配管を有し、前記複数の曲成配管は、それぞれ、少なくとも1ヶ所において湾曲しており、湾曲部及び該湾曲部に連なる複数の直管部が同一平面上に位置しており、曲成配管同士が異なる平面に位置するように連結されている。
【0012】
本発明の第一態様では、前記曲成配管同士は継手により連結されており、前記継手が接続された前記曲成配管の端部の内径は、該端部以外の内径よりも大きく、前記継手の内径と、前記曲成配管の前記端部以外の内径とが略同一である(第二態様)。
【0013】
本発明の第一又は第二態様では、前記曲成配管は架橋ポリエチレン管である(第三態様)。
【0014】
本発明の第一ないし第三態様の貯湯式給湯システムの配管接続方法は、貯湯式給湯システムの熱源機と貯湯タンクとを現場にて配管接続する方法であって、予め曲げ加工され、それぞれ湾曲部及び該湾曲部に連なる複数の直管部が同一平面上に位置した複数の曲成配管を現場に搬入し、曲成配管同士が異なる平面に位置するように連結する工程を有する。
【発明の効果】
【0015】
本発明にあっては、予め工場等にて曲げ加工した曲成配管を現場に搬入するので、現場では樹脂配管の曲げ加工を行わない。従って、現場での作業が簡易迅速化される。また、曲成配管は、湾曲部が座屈変形など無理に曲げ加工したものとなることがなく、耐久性が良好となる。曲げ加工した曲成配管同士を接続することで、任意の立体的な形状を実現でき、樹脂配管を収まり良く設置できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】実施の形態に係る貯湯式給湯システムの概略図である。
【
図3】実施の形態に係る貯湯式給湯システムの一部を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
【0018】
図1は、実施の形態に係る貯湯式給湯システムの概略図である。この貯湯式給湯システムは、貯湯タンク10と、熱源機(この実施の形態ではヒートポンプ装置)20とを備えている。貯湯タンク10は、熱源機20からの湯の受入口11と、熱源機への湯の送出口12とを有する。
【0019】
受入口11及び送出口12には、それぞれ所定形状に曲げ加工された曲成配管13,14の一端が接続されている。曲成配管13,14は、樹脂配管、好ましくは架橋ポリエチレン管よりなる。
【0020】
曲成配管13,14の他端には、ワンタッチ継手の一半側を構成する雌型カプラ15,16が設けられている。
【0021】
熱源機20は、貯湯タンク10からの湯の受入口21と、貯湯タンクへの湯の送出口22とを有する。
【0022】
受入口21及び送出口22には、それぞれ所定形状に曲げ加工された曲成配管13,14の一端が接続されている。曲成配管23,24は、樹脂配管、好ましくは架橋ポリエチレン管よりなる。
【0023】
曲成配管23,24の他端には、ワンタッチ継手の一半側を構成する雌型カプラ25,26が設けられている。
【0024】
なお、曲成配管13,14,23,24の前記一端側は、ユニオンナット付き接続継手等の継手30を介して、受入口11,21又は送出口12,22に接続されている。
【0025】
曲成配管13,14,23,24は、予め工場にて所定形状に曲げ加工されている。この曲げ加工方法は、前記特許文献4に記載の方法が好適である。
【0026】
曲成配管13,14は、受入口11,21から下方に向い、次いで水平方向に向い、その後、上方に向い、さらにその後、水平方向に向かうように3ヶ所の湾曲箇所を有している。曲成配管23,24も同様に3ヶ所の湾曲箇所を有している。ただし、曲成配管13,14,23,24の形状は、現場の状況に応じて適宜決定される。
【0027】
曲成配管13,24同士及び曲成配管14,23同士が、曲げ加工されていない樹脂配管40によって接続されている。樹脂配管40は、好ましくは架橋ポリエチレン管よりなる。
【0028】
樹脂配管40の長さは、貯湯タンク10と熱源機20との距離に合わせて決定される。この距離が小さいときには、
図2(a)のように直管形状の荷姿にて現場に搬入される。距離が大きいときには、長尺の直管状のものが
図2(b)のように1重又は2重以上に巻かれた荷姿にて現場に搬入される。
【0029】
樹脂配管40の両端には、それぞれワンタッチ継手の他半側を構成する雄型カプラ41,42が取り付けられている。雄型カプラ41を雌型カプラ15又は16に差し込み、雄型カプラ42を雌型カプラ26又は25に差し込み、抜け防止用クリップ(図示略)等で雄型カプラと雌型カプラ同士を係合することにより、樹脂配管13、曲成配管24同士、及び樹脂配管14、曲成配管23同士が接続される。
【0030】
貯湯タンク10内の湯の温度が低下したときには、送出口12、曲成配管14、樹脂配管40(往側)、曲成配管23、受入口21、熱源機20、送出口22、曲成配管24、樹脂配管40(戻側)及び曲成配管13を介して貯湯タンク10、熱源機20間を湯が循環する。
【0031】
貯湯タンク10内の湯が浴槽等の湯の需要箇所に供給される。貯湯タンク10内の水位が低下したときには、水道水等が給水ライン(図示略)を介して供給される。
【0032】
水道水等の導入によって、湯の温度が低下した場合、上記のように熱源機20によって加温が行われる。
【0033】
図1では、曲成配管13,14,23,24は3ヶ所で曲げ加工されているが、1ヶ所、2ヶ所又は4ヶ所以上で曲げ加工されてもよい。
図3は1ヶ所で曲げ加工された曲成配管50の配置例を示している。この曲成配管50の一端は、接続継手51によって熱源機20の受入口21又は送出口22に接続されている。曲成配管50の他端には、雌型カプラ52が取り付けられている。この雌型カプラ52はフランジ部52fを備えている。
【0034】
曲成配管50の湾曲部50Rよりも接続継手51側は熱源機20に沿って略水平に後方へ向って延在している。曲成配管50の湾曲部50Rよりも雌型カプラ52側は、建物の壁Wに沿って略水平に延在している。
【0035】
上記実施の形態では、樹脂配管40に雄型カプラ41,42が設けられ、曲成配管13,14,23,24に雌型カプラ15,16,25,26が設けられているが、樹脂配管40に雌型カプラを設け、曲成配管13,14,23,24に雄型カプラを設けてもよい。
【0036】
樹脂配管40の一端側に雄型カプラ、他端側に雌型カプラを設け、曲成配管13,14に雌型カプラを設け、曲成配管23,24に雄型カプラを設けてもよい。曲成配管13,14に雄型カプラを設け、曲成配管23,24に雌型カプラを設けてもよい。
【0037】
雄型カプラ及び雌型カプラよりなる着脱(挿抜)可能なワンタッチ継手としては、各種のものを用いることができる。雄型カプラの一例を
図4に示す。
【0038】
この雄型カプラ60は、先端側が雌型カプラへの挿入部61となっており、該挿入部61の外周面にOリング62,63が設けられている。
【0039】
挿入部61に続いて、第1フランジ64、円筒部65、第2フランジ66、円筒部67、第3フランジ68が設けられている。第3フランジ68よりも後端側が樹脂配管40又は50が嵌め込まれるノズル部69となっている。ノズル部69の外周面はタケノコ状の段差部が設けられており、樹脂配管40又は50を嵌め込み易く、且つ樹脂配管40又は50が抜け出しにくいものとなっている。
【0040】
第2フランジ64からは先端側に向ってラッチ片70が延設されている。ラッチ片70は、第2フランジ64の周方向2ヶ所から挿入部61の軸心線と平行方向に延設されている。ラッチ片70の先端に爪部70aが設けられているが3ヶ所以上に設けられてもよい。
【0041】
挿入部61を雌型カプラ52に挿入すると、ラッチ片70の先端側が雌型カプラ52のフランジ部52fを乗り越え、爪部70aがフランジ部52fの外周縁に係合する。これにより、雄型カプラ60と雌型カプラ52とが不抜状態に保持される。
【0042】
雄型カプラ60を雌型カプラ52から外すときには、ラッチ片70aを起こすように変形させ、爪部70aをフランジ部52fから離脱させ、雄型カプラ60を雌型カプラ52から抜き出す。
【0043】
ワンタッチ継手としても上記以外のものを用いることができる。例えば、特許文献3の
図4に示されるクリップ金具を用いてもよい。継手の種類は限定されず、スライディングスリーブ式継手等の別の継手を使用してもよい。
【0044】
樹脂配管の端部に継手を接続した際に圧損が生じることを防止するために、樹脂配管の端部を拡径し、端部の内径を端部以外の内径よりも大きくし、端部に接続した継手の内径と、樹脂配管の端部以外の内径とを同一(略同一)となるようにすることが好ましい。樹脂配管の端部を加温してから治具を圧入することで拡径できる。
【0045】
例えば、
図5に示すように、樹脂配管100の拡径した端部に継手102が内嵌されている。継手102は、円筒状のインコア部102aと、インコア部102aの先端側から拡径方向に突設されたフランジ部102bとを備えている。
【0046】
インコア部102aの外周面には、樹脂配管100の抜け止め用の楔形断面形状の突条102cが周回して設けられている。
【0047】
樹脂配管100に外側金具103が外嵌されて、インコア部102aと外側金具103との間で樹脂配管100が挟圧され、樹脂配管100が継手102から抜けないようになっている。
【0048】
外側金具103は、筒状部103aと、筒状部103aの後端から拡径方向に突設されたフランジ部103bとを有する。筒状部103aの先端面と、継手102のフランジ部102bとの間にOリング104が装着されている。フランジ部102bの外径及び筒状部103aの外径は、Oリング104の外径よりも小さい。
【0049】
樹脂配管100の端部以外の部分における内径R1と、継手102の内径R2とが同一(略同一)である。そのため、樹脂配管100の端部以外の部分の内周面と、継手102の内周面とが面一となり、圧損が生じることを防止できる。
【0050】
上記実施形態において、それぞれ1ヶ所以上を曲げ加工して同一平面内に位置する第1曲成配管及び第2曲成配管を準備し、第1曲成配管と第2曲成配管とが異なる平面に位置するように端部同士を継手で接続することで、配管を3次元立体的に配設することができる。
【0051】
例えば、
図6に示すように、2本のL字型の曲成配管80、90を連結する。曲成配管80は直管部81、82と湾曲部83とを有し、直管部81、82の一端側が湾曲部83に連なっている。湾曲部83は、樹脂配管の曲げ加工により形成され、90°の角度で湾曲する。直管部81の他端側には雌型カプラ84が設けられている。直管部82の他端側には雄型カプラ85が設けられている。
【0052】
同様に、曲成配管90は直管部91、92と湾曲部93とを有し、直管部91、92の一端側同士が湾曲部93により接続されている。湾曲部93は、樹脂配管の曲げ加工により形成され、90°の角度で湾曲する。直管部91の他端側には雌型カプラ94が設けられている。直管部92の他端側には雄型カプラ95が設けられている。
【0053】
図6に示すように、曲成配管80がxy平面に位置し、曲成配管90がxz平面に位置するように、雄型カプラ85を雌型カプラ94に差し込んで曲成配管80と曲成配管90とを接続する。接続後は、曲成配管80の直管部81がy軸方向に延在し、曲成配管80の直管部82及び曲成配管90の直管部91がx軸方向に延在し、曲成配管90の直管部92がz軸方向に延在する。
【0054】
配管が同一平面上に位置する2次元的な曲げ加工は容易である。それぞれ同一平面上に位置する複数の曲成配管同士を、互いに異なる平面上に位置するように接続することで、3軸方向など3次元立体的に配管を配設できる。このような3次元立体的な配管接続体の一端を受入口11,21や送出口12,22に接続することで、貯湯タンク10や熱源機20の近傍において、周辺状況にあわせて配管を収まり良く配置できる。
【0055】
図6に示す例では、1ヶ所で曲げ加工された曲成配管を用いていたが、直管部が同一平面上にある、複数ヶ所で曲げ加工された曲成配管を用いてもよい。曲成配管同士の接続には、エルボタイプの管継手を用いてもよい。湾曲部の角度は90°に限定されない。
【0056】
曲成配管の外径は特に限定されないが、35mm以下が好ましい。曲成配管の肉厚は特に限定されないが、10mm以下が好ましい。
【0057】
この貯湯式給湯システムを構築するには、上記の通り予め工場にて曲げ加工した曲成配管を現場に搬入するので、現場では樹脂配管の曲げ加工を行わない。従って、現場での作業が簡易迅速化される。また、曲成配管は、湾曲部が座屈変形など無理に曲げ加工したものとなることがなく、耐久性が良好となる。また、それぞれ同一平面上に位置する複数の曲成配管同士を、互いに異なる平面上に位置するように接続することで、任意の立体的な形状を実現でき、樹脂配管を収まり良く設置できる。
【0058】
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記以外の形態とされてもよい。例えば、熱源機はボイラであってもよい。また、曲成配管と受入口又は送出口との接続は、特許文献3などのように挿し込み式としてもよい。樹脂配管や継手部に断熱材が装着されていてもよい。
【0059】
曲げ加工されていない樹脂配管40を省略し、貯湯タンク10と熱源機20との間を、曲げ加工された複数の曲成配管のみで接続してもよい。
【符号の説明】
【0060】
10 貯湯タンク
20 熱源機
11,21 受入口
12,22 送出口
15,16,25,26 雌型カプラ
30 接続継手
40,50 樹脂配管
41,42 雄型カプラ
60 雄型カプラ
61 挿入部
62,63 Oリング
70 ラッチ片
70a 爪部