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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023174250
(43)【公開日】2023-12-07
(54)【発明の名称】電動機
(51)【国際特許分類】
   H02K 5/24 20060101AFI20231130BHJP
【FI】
H02K5/24 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022086997
(22)【出願日】2022-05-27
(71)【出願人】
【識別番号】000006208
【氏名又は名称】三菱重工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小野里 直樹
【テーマコード(参考)】
5H605
【Fターム(参考)】
5H605AA04
5H605BB05
5H605CC01
(57)【要約】
【課題】電動機において、振動の発生を抑制する。
【解決手段】中空形状をなすケーシングと、ケーシングの内部に回転自在に支持される回転軸と、ケーシングの内周部に固定される固定子と、固定子と径方向に対向するように回転軸の外周部に固定される回転子と、ケーシング側に設けられる摩擦力を可変可能な摩擦減衰装置と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
中空形状をなすケーシングと、
前記ケーシングの内部に回転自在に支持される回転軸と、
前記ケーシングの内周部に固定される固定子と、
前記固定子と径方向に対向するように前記回転軸の外周部に固定される回転子と、
前記ケーシング側に設けられる摩擦力を可変可能な摩擦減衰装置と、
を備える電動機。
【請求項2】
前記摩擦減衰装置は、前記ケーシングに摺動自在に支持されるダンパ部材と、前記ケーシングと前記ダンパ部材との摺動抵抗を変更するアクチュエータとを有する、
請求項1に記載の電動機。
【請求項3】
前記ケーシングに貫通孔を有する複数の支持部材が固定され、前記ダンパ部材は、ロッド形状をなし、前記複数の支持部材の前記貫通孔に挿通されると共に摺動自在に支持され、前記アクチュエータは、前記ダンパ部材を屈曲することで前記ダンパ部材と前記貫通孔との摺動抵抗を変更する、
請求項2に記載の電動機。
【請求項4】
前記ダンパ部材は、長手方向の端部同士が前記アクチュエータにより連結されることで、前記ダンパ部材と前記アクチュエータで無端のリング形状をなし、前記アクチュエータによりダンパ部材の締付力を変更することで、前記ダンパ部材と前記貫通孔との摺動抵抗を変更する、
請求項3に記載の電動機。
【請求項5】
前記摩擦減衰装置は、前記ケーシングの内周部で前記固定子より軸方向の一方側に配置される、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電動機。
【請求項6】
前記回転軸の回転数に応じて前記アクチュエータを駆動制御する制御部を有する、
請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の電動機。
【請求項7】
前記制御部は、前記回転軸の回転数に応じて作動量が設定されたマップに基づいて前記アクチュエータを駆動制御する、
請求項6に記載の電動機。
【請求項8】
前記回転軸の回転数を検出する回転数検出器を有し、前記制御部は、前記回転数検出器が検出した前記回転軸の回転数に基づいて前記アクチュエータを駆動制御する、
請求項6に記載の電動機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電動機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
回転機械などに使用される電動機は、ケーシングに回転軸が回転自在に支持され、ケーシングに固定子が固定される一方、回転軸に回転子が固定されて構成される。そして、固定子のステータコイルに電流を流すと、発生する磁力の吸引力および反発力により回転子が回転し、回転軸が回転力を出力する。このような電動機として、例えば、下記特許文献に記載されたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005-94949号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電動機を小型化すると共に軽量化したいという要望がある。一方で、電動機を高出力化したいという要望がある。電動機を小型化および軽量化した上で高出力化すると、剛性が低下することから共振による振動の発生が課題となる。
【0005】
本開示は、上述した課題を解決するものであり、振動の発生を抑制する電動機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための本開示の電動機は、中空形状をなすケーシングと、前記ケーシングの内部に回転自在に支持される回転軸と、前記ケーシングの内周部に固定される固定子と、前記固定子と径方向に対向するように前記回転軸の外周部に固定される回転子と、前記ケーシング側に設けられる摩擦力を可変可能な摩擦減衰装置と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示の電動機によれば、振動の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、本実施形態の電動機を表す断面図である。
図2図2は、図1のII-II断面図である。
図3図3は、電動機の制御系統を表すブロック図である。
図4図4は、電動機における回転数に対する締付力と応力を表すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。また、実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
【0010】
<電動機の構成>
図1は、本実施形態の電動機を表す断面図、図2は、図1のII-II断面図である。
【0011】
図1および図2に示すように、電動機10は、ケーシング11と、回転軸12と、固定子13と、回転子14と、摩擦減衰装置15とを備える。
【0012】
ケーシング11は、中空の円筒形状をなす。ケーシング11は、本体部21と、第1支持部22と、第2支持部23とを有する。本体部21に対して、第1支持部22および第2支持部23は、外径(内径)が小さい。第1支持部22は、本体部21における軸方向の一端部に一体に設けられ、第2支持部23は、本体部21における軸方向の他端部に一体に設けられる。
【0013】
回転軸12は、ケーシング11の内部に配置される。回転軸12は、軸方向の一端部12aが第1軸受24によりケーシング11の第1支持部22に回転自在に支持される。回転軸12は、軸方向の他端部12bが第2軸受25によりケーシング11の第2支持部23に回転自在に支持される。
【0014】
固定子13は、円筒形状をなす。固定子13は、ケーシング11の本体部21の内周部に固定される。固定子13は、ステータ鉄芯と、ステータコイルとを有する。ステータ鉄芯は、円筒形状をなし、外周面がケーシング11の内周面に密着するように固定される。ステータコイルは、ステータ鉄芯に巻き付けられる。
【0015】
回転子14は、円筒形状をなす。回転子14は、回転軸12における軸方向の中間位置に固定される。回転子14は、ロータ鉄芯(永久磁石)を有する。ロータ鉄芯は、円筒形状をなし、回転軸12の外周面に固定される。回転軸12は、軸心Oに沿って配置され、ケーシング11と回転軸12と固定子13と回転子14は、軸心Oを中心とした同心状に配置される。
【0016】
固定子13と回転子14は、内周面と外周面が径方向に対向する。固定子13と回転子14は、内周面と外周面との間に隙間が設けられる。そのため、固定子13のステータコイルに電流が流れると、発生する磁力の吸引力および反発力により回転子14が回転し、回転軸12が回転力を出力する。
【0017】
摩擦減衰装置15は、ケーシング11の内周部に設けられ、摩擦力を可変可能である。摩擦減衰装置15は、ケーシング11の内周部で、固定子13より軸方向の一方側(図1にて、右側)に配置される。但し、摩擦減衰装置15は、ケーシング11の内周部で、固定子13より軸方向の他方側(図1にて、左側)に配置されていてもよい。摩擦減衰装置15は、ダンパ部材31と、アクチュエータ32とを有する。
【0018】
ケーシング11は、内周面に周方向に所定間隔を空けて複数(本実施形態では、4個だが、数は限定されない。)の支持部材33が固定される。支持部材33は、ケーシング11の周方向に沿って貫通孔34が形成される。
【0019】
ダンパ部材31は、ロッド形状であるが、本実施形態では、ロッドが湾曲したリング形状をなす。ダンパ部材31は、複数の支持部材33の各貫通孔34に挿通される。アクチュエータ32は、リング形状をなすダンパ部材31の途中部に設けられる。すなわち、ロッド形状をなすダンパ部材31が複数の支持部材33の各貫通孔34に挿通された後、端部同士がアクチュエータ32により連結される。そのため、ダンパ部材31とアクチュエータ32により、無端のリング形状をなす。
【0020】
ダンパ部材31は、円形断面形状をなし、貫通孔34も、円形状をなす。ダンパ部材31の外径は、貫通孔34の内径と同径または若干小さい。このため、ダンパ部材31は、ケーシング11に固定された支持部材33の貫通孔34に摺動自在に支持されることとなる。なお、ダンパ部材31と貫通孔34は、このような形状に限定されるものではない。ダンパ部材31と貫通孔34は、例えば、ケーシング11の径方向の薄く、軸方向の厚い矩形断面形状などであってもよく、両者の間で摺動抵抗が発生する形状であればよい。
【0021】
アクチュエータ32は、例えば、圧電素子である。圧電素子は、電圧を印加すると、逆圧電効果により変形して長さが短く(または、長く)なる。そのため、アクチュエータ32を構成する圧電素子に電圧を印加すると、その長さが短くなる。すると、ダンパ部材31は、アクチュエータ32に連結された側の端部が牽引され、ダンパ部材31とアクチュエータ32からなるリング形状をなす部材の周方向の長さが短くなる。ダンパ部材31は、各貫通孔34に挿通されていることから、貫通孔34を介して各支持部材33を締め付ける締付力が高くなる。その結果、ダンパ部材31とケーシング11に固定された各支持部材33の貫通孔34との摺動抵抗が大きくなるように変更される。
【0022】
すなわち、ダンパ部材31は、端部同士がアクチュエータ32により連結されたリング形状をなし、ケーシング11に固定された各支持部材33の各貫通孔34に挿通される。アクチュエータ32が作動すると、アクチュエータ32とダンパ部材31で構成されるリング形状をなす部材の周方向の長さが短く変更される。すると、ダンパ部材31は、曲率が変わるように屈曲し、ダンパ部材31の外面が貫通孔34の内面を押圧する押圧力が大きくなるように変動する。その結果、ダンパ部材31と各貫通孔34との摺動抵抗が大きくなるように変更される。
【0023】
本実施形態にて、アクチュエータ32は、ダンパ部材31に連結され、ケーシング11の内周面に対して離間しているが、アクチュエータ32は、ケーシング11の内周部に支持されていてもよい。
【0024】
<電動機の制御系統>
図3は、電動機の制御系統を表すブロック図である。
【0025】
図3に示すように、電動機10は、ダンパ部材31およびアクチュエータ32から構成される摩擦減衰装置15が設けられる。電動機10は、回転数検出器41が設けられる。回転数検出器41は、回転軸12(図1参照)の回転数を検出する。制御部42は、回転数検出器41が接続され、検出した回転軸12の回転数が入力する。制御部42は、記憶部43が接続される。記憶部43は、アクチュエータ32を作動するためのマップが格納される。制御部42は、回転軸12の回転数とマップに基づいてアクチュエータ32を駆動制御する。
【0026】
電動機10は、一般的に、特定の回転数領域で振動が大きくなる共振現象を発生する。電動機10は、共振が発生すると振動し、騒音が大きくなる。本実施形態では、摩擦減衰装置15により電動機10が共振を発生する回転数領域を変えることで、共振の発生による振動を低減し、騒音の増大を抑制するものである。
【0027】
なお、制御部42は、制御装置であり、制御装置は、コントローラであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などにより、記憶部に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。
【0028】
<摩擦減衰装置の制御方法>
図4は、電動機における回転数に対する締付力と応力を表すグラフである。
【0029】
図3および図4に示すように、電動機10は、例えば、回転数N1の領域で共振して振動S1が最大になる。そのため、制御部42は、回転数N1を含む領域でアクチュエータ32を駆動制御し、ダンパ部材31による締付力をF1とする。すると、ダンパ部材31が各支持部材33を押圧する押圧力が変化し、ケーシング11側の剛性が変化する。すなわち、電動機10は、共振する回転数が変化し、例えば、回転数N3の領域で共振して振動S2が最大になるものとなる。そのため、電動機10は、回転数が上昇して回転数N1に到達したとき、振動S1から振動S1aに低減される。
【0030】
電動機10は、回転数N3で振動S2が最大になることから、制御部42は、回転数が回転数N2より低い回転数N3に到達したとき、回転数N2を含む領域でアクチュエータ32を駆動制御し、ダンパ部材31による締付力をF2と低下させる。すると、ダンパ部材31が各支持部材33を押圧する押圧力が変化し、ケーシング11側の剛性が変化する。すなわち、電動機10は、共振する回転数が変化し、例えば、回転数N1の領域で共振して振動S1が最大になるものとなる。そのため、電動機10は、回転数が上昇して回転数N2に到達したとき、振動S2から振動S2aに低減される。
【0031】
制御部42は、アクチュエータ32を駆動制御するとき、回転数検出器41から回転軸12の回転数を取得し、記憶部43に格納されたマップに基づいてアクチュエータ32を駆動制御する。電動機10の共振特性は、予め実験やシミュレーションなどにより確認しておき、マップは、回転数に応じたダンパ部材31の締付力、つまり、アクチュエータ32を構成する圧電素子への電圧をマッピングしたものである。
【0032】
なお、制御部42は、回転軸12の回転数とマップに基づいてアクチュエータ32を駆動制御するように構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、電動機10の振動を検出する振動センサ(例えば、加速度センサなど)を設け、制御部42は、振動センサが検出した振動が予め設定された判定値より大きくなったとき、アクチュエータ32を駆動制御するように構成してもよい。
【0033】
[本実施形態の作用効果]
第1の態様に係る電動機は、中空形状をなすケーシング11と、ケーシング11の内部に回転自在に支持される回転軸12と、ケーシング11の内周部に固定される固定子13と、固定子13と径方向に対向するように回転軸12の外周部に固定される回転子14と、ケーシング11側に設けられる摩擦力を可変可能な摩擦減衰装置15とを備える。
【0034】
第1の態様に係る電動機によれば、摩擦減衰装置15を作動させると、ケーシング側の剛性が変化し、電動機10における共振回転数が変化する。そのため、電動機10の回転数に応じて摩擦減衰装置15を作動して共振回転数を変化させることで、電動機10の共振における振動の発生を抑制することができる。
【0035】
第2の態様に係る電動機は、第1の態様に係る電動機であって、さらに、摩擦減衰装置15として、ケーシング11に摺動自在に支持されるダンパ部材31と、ケーシング11とダンパ部材31との摺動抵抗を変更するアクチュエータ32とを設ける。これにより、簡単な構成で摺動抵抗を変更することができる。
【0036】
第3の態様に係る電動機は、第2の態様に係る電動機であって、さらに、ケーシング11に貫通孔34を有する複数の支持部材33を固定し、ダンパ部材31をロッド形状とし、複数の支持部材33の貫通孔34に挿通すると共に摺動自在に支持し、アクチュエータ32がダンパ部材31を屈曲することでダンパ部材31と貫通孔34との摺動抵抗を変更する。これにより、装置の簡素化を図ることができる。
【0037】
第4の態様に係る電動機は、第3の態様に係る電動機であって、さらに、ダンパ部材31は、長手方向の端部同士がアクチュエータ32により連結されることで、ダンパ部材31とアクチュエータ32とで無端のリング形状をなし、アクチュエータ32によりダンパ部材31の締付力を変更することで、ダンパ部材31と貫通孔34との摺動抵抗を変更する。これにより、装置の簡素化を図ることができる。
【0038】
第5の態様に係る電動機は、第1の態様から第4の態様に係る電動機であって、さらに、摩擦減衰装置15がケーシング11の内周部で固定子13より軸方向の一方側に配置される。これにより、電動機10の大型化を抑制することができる。
【0039】
第6の態様に係る電動機は、第2の態様から第4の態様に係る電動機であって、さらに、回転軸12の回転数に応じてアクチュエータ32を駆動制御する制御部42を有する。これにより、容易に電動機10の共振回転数を変更し、共振による振動の発生を抑制することができる。
【0040】
第7の態様に係る電動機は、第6の態様に係る電動機であって、さらに、制御部42は、回転軸12の回転数に応じて作動量が設定されたマップに基づいてアクチュエータ32を駆動制御する。これにより、制御部42による制御の簡素化を図ることができる。
【0041】
第8の態様に係る電動機は、第6の態様に係る電動機であって、さらに、回転軸12の回転数を検出する回転数検出器41を有し、制御部42は、回転数検出器41が検出した回転軸12の回転数に基づいてアクチュエータ32を駆動制御する。これにより、制御部42による制御の高精度化を図ることができる。
【0042】
なお、上述した実施形態では、ダンパ部材31の端部同士をアクチュエータ32により連結することでリング形状としたが、この形状に限定されるものではない。例えば、ダンパ部材31を2個のロッド部材とし、各ロッド部材をケーシングに固定された各支持部材の貫通孔に挿通し、各ロッド部材の一端部をケーシングに固定し、他端部同士をアクチュエータ32により連結する形状としてもよい。
【0043】
また、上述した実施形態では、ダンパ部材31をケーシング11の内周部に周方向に沿って配置したが、この配置に限定されるものではない。例えば、ダンパ部材をケーシングの外周部に周方向に沿って配置したり、ダンパ部材をケーシングの軸方向に沿って配置したり、周方向と軸方向に交差する方向に沿って配置したりしてもよい。
【0044】
また、上述した実施形態では、アクチュエータ32を圧電素子としたが、この構成に限定されるものではない。例えば、アクチュエータを流体圧シリンダや小型モータなどとしてもよい。
【0045】
また、上述した実施形態では、ダンパ部材31をケーシング11に固定された支持部材33に支持したが、この構成に限定されるものではない。例えば、ダンパ部材をケーシングに直接支持してもよく、ダンパ部材は、ケーシングや固定子などを含む静止体側に支持されていればよい。
【符号の説明】
【0046】
10 電動機
11 ケーシング
12 回転軸
13 固定子
14 回転子
15 摩擦減衰装置
21 本体部
22 第1支持部
23 第2支持部
24 第1軸受
25 第2軸受
31 ダンパ部材
32 アクチュエータ
33 支持部材
34 貫通孔
41 回転数検出器
42 制御部
43 記憶部
O 軸心
図1
図2
図3
図4