(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023174260
(43)【公開日】2023-12-07
(54)【発明の名称】廃棄物回収通知装置、廃棄物回収通知方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/26 20120101AFI20231130BHJP
G08B 25/00 20060101ALI20231130BHJP
G08B 21/24 20060101ALI20231130BHJP
H04N 7/18 20060101ALI20231130BHJP
【FI】
G06Q50/26
G08B25/00 510M
G08B21/24
H04N7/18 U
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022087014
(22)【出願日】2022-05-27
(71)【出願人】
【識別番号】308036402
【氏名又は名称】株式会社JVCケンウッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】松尾 周平
(72)【発明者】
【氏名】長堂 英吉
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 敦
(72)【発明者】
【氏名】大川原 宏治
【テーマコード(参考)】
5C054
5C086
5C087
5L049
【Fターム(参考)】
5C054CA04
5C054CC02
5C054FC12
5C054HA19
5C086CA28
5C086CB36
5C086DA33
5C086EA40
5C086EA45
5C086FA18
5C087AA02
5C087AA05
5C087AA19
5C087DD31
5C087EE14
5C087FF01
5C087FF02
5C087FF04
5C087GG02
5C087GG08
5C087GG09
5C087GG10
5C087GG70
5L049CC35
(57)【要約】
【課題】的確に廃棄物回収状況を通知することが可能な廃棄物回収通知装置、廃棄物回収通知方法、及びプログラムを提供すること。
【解決手段】本開示に係る廃棄物回収通知装置は、廃棄物集積場所の撮像データを取得する第1取得部と、撮像データに基づいて廃棄物集積場所の廃棄物回収状況を判定する判定部と、廃棄物回収状況に応じて通知情報を生成する生成部と、通知情報を通知する通知部と、を備え、生成部は、判定部が廃棄物回収後であると判定した場合に、廃棄物搬出禁止を示す第1通知情報を生成し、通知部は、第1通知情報を廃棄物集積場所に紐付けられた連携デバイスに通知する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
廃棄物集積場所の撮像データを取得する第1取得部と、
前記撮像データに基づいて前記廃棄物集積場所の廃棄物回収状況を判定する判定部と、
前記廃棄物回収状況に応じて通知情報を生成する生成部と、
前記生成部で生成された前記通知情報を通知する通知部と、
を備え、
前記生成部は、前記判定部が廃棄物回収後であると判定した場合に、廃棄物搬出禁止を示す第1通知情報を生成し、
前記通知部は、前記第1通知情報を前記廃棄物集積場所に紐付けられた連携デバイスに通知する、
廃棄物回収通知装置。
【請求項2】
他の廃棄物回収通知装置から前記通知情報を取得する第2取得部をさらに備え、
複数の廃棄物集積場所の廃棄物回収経路が予め定められている状況において、
前記生成部は、前記判定部が廃棄物回収後であると判定した場合に、廃棄物回収完了を示す第2通知情報を生成し、
前記通知部は、前記第2通知情報を他の廃棄物回収通知装置に通知し、
前記生成部は、前記判定部が廃棄物回収前であると判定し、かつ、前記通知部は前記廃棄物回収経路が自装置より前の廃棄物回収通知装置から第2通知情報を取得した場合に、廃棄物の搬出を促す第3通知情報を生成し、
前記通知部は、前記第3通知情報を前記廃棄物集積場所に紐付けられた連携デバイスに通知する、
請求項1に記載の廃棄物回収通知装置。
【請求項3】
前記廃棄物集積場所は、廃棄物の種類ごとに領域が決められており、
前記判定部は、前記廃棄物集積場所の廃棄物回収状況を廃棄物の種類ごとに判定し、
前記生成部は、廃棄物の種類ごとの前記廃棄物回収状況に応じて、前記通知情報を生成する、
請求項1又は請求項2に記載の廃棄物回収通知装置。
【請求項4】
廃棄物集積場所の撮像データを取得するステップと、
前記撮像データに基づいて前記廃棄物集積場所の廃棄物回収状況を判定するステップと、
前記廃棄物回収状況に応じて通知情報を生成するステップと、
前記生成するステップにおいて生成された前記通知情報を通知するステップと、
を含み、
前記通知情報を生成するステップにおいては、前記判定するステップにおいて廃棄物回収後であると判定した場合に、廃棄物搬出禁止を示す第1通知情報を生成し、
前記通知するステップにおいては、前記第1通知情報を前記廃棄物集積場所に紐付けられた連携デバイスに通知する、
廃棄物回収通知方法。
【請求項5】
廃棄物集積場所の撮像データを取得するステップと、
前記撮像データに基づいて前記廃棄物集積場所の廃棄物回収状況を判定するステップと、
前記廃棄物回収状況に応じて通知情報を生成するステップと、
前記生成するステップにおいて生成された前記通知情報を通知するステップと、
を含み、
前記通知情報を生成するステップにおいては、前記判定するステップにおいて廃棄物回収後であると判定した場合に、廃棄物搬出禁止を示す第1通知情報を生成し、
前記通知するステップにおいては、前記第1通知情報を前記廃棄物集積場所に紐付けられた連携デバイスに通知することを、
コンピュータに実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、廃棄物回収通知装置、廃棄物回収通知方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
廃棄物の回収を求める場合は、自治体が定める曜日に、定められた種類の廃棄物を、指定された時間までに、廃棄物集積場所に搬出することが必要である。しかしながら、廃棄物の搬出をする際に、廃棄物回収業者の回収状況を予め知ることはできなかった。そのため、廃棄物の搬出のタイミングを逃して、廃棄物回収業者が廃棄物回収を行った後に、廃棄物の搬出をしてしまうことがあった。そのため、搬出した廃棄物が回収されずに放置され、カラス等に荒らされる等の問題が生じていた。
【0003】
例えば、特許文献1には、廃棄物集積場所に不正に搬出される廃棄物を検出するための塵芥収集車における映像管理システムが開示されている。当該映像管理システムは、管理サーバと、管理サーバと接続されたクライアントコンピューターと、塵芥収集車の周囲の映像を撮影する車載撮影装置と、車載撮影装置で撮影される映像データを撮影時間と関連付けて保存するドライブレコーダーと、塵芥収集車に設置され管理サーバと通信回線を介してデータ通信を行う車載通信装置を備える旨が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術は、廃棄物回収の作業履歴を映像として残し、必要な映像のみを選別し管理するものである。そのため、廃棄物集積場所を利用する住民に的確に廃棄物回収状況を通知することはできなかった。
【0006】
本開示は上記課題を鑑み、的確に廃棄物回収状況を通知することが可能な廃棄物回収通知装置、廃棄物回収通知方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る廃棄物回収通知装置は、廃棄物集積場所の撮像データを取得する第1取得部と、前記撮像データに基づいて前記廃棄物集積場所の廃棄物回収状況を判定する判定部と、前記廃棄物回収状況に応じて通知情報を生成する生成部と、前記生成部で生成された前記通知情報を通知する通知部と、を備え、前記生成部は、前記判定部が廃棄物回収後であると判定した場合に、廃棄物搬出禁止を示す第1通知情報を生成し、前記通知部は、前記第1通知情報を前記廃棄物集積場所に紐付けられた連携デバイスに通知する。
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る廃棄物回収通知方法は、廃棄物集積場所の撮像データを取得するステップと、前記撮像データに基づいて前記廃棄物集積場所の廃棄物回収状況を判定するステップと、前記廃棄物回収状況に応じて通知情報を生成するステップと、前記生成するステップにおいて生成された前記通知情報を通知するステップと、を含み、前記通知情報を生成するステップにおいては、前記判定するステップにおいて廃棄物回収後であると判定した場合に、廃棄物搬出禁止を示す第1通知情報を生成し、前記通知するステップにおいては、前記第1通知情報を前記廃棄物集積場所に紐付けられた連携デバイスに通知する。
【0009】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係るプログラムは、廃棄物集積場所の撮像データを取得するステップと、前記撮像データに基づいて前記廃棄物集積場所の廃棄物回収状況を判定するステップと、前記廃棄物回収状況に応じて通知情報を生成するステップと、前記生成するステップにおいて生成された前記通知情報を通知するステップと、を含み、前記通知情報を生成するステップにおいては、前記判定するステップにおいて廃棄物回収後であると判定した場合に、廃棄物搬出禁止を示す第1通知情報を生成し、前記通知するステップにおいては、前記第1通知情報を前記廃棄物集積場所に紐付けられた連携デバイスに通知することを、コンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、的確に廃棄物回収状況を通知することが可能な廃棄物回収通知装置、廃棄物回収通知方法、及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は、本開示に係る廃棄物回収通知システムの構成例を模式的に示す図である。
【
図2】
図2は、本開示に係る廃棄物回収通知装置の構成例を模式的に示す図である。
【
図3】
図3は、本開示に係る廃棄物回収通知方法の第1実施形態のフローを示すフローチャートである。
【
図4】
図4は、本開示に係る廃棄物回収通知方法の第2実施形態のフローを示すフローチャートである。
【
図5】
図5は、本開示に係る廃棄物回収通知方法の第3実施形態のフローを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本開示の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態により本開示が限定されるものではない。
【0013】
(廃棄物回収通知システムについて)
図1は、本開示に係る廃棄物回収通知システムの構成例を模式的に示す図である。
図1に示すように、本開示に係る廃棄物回収通知システム1は、廃棄物回収通知装置10A、10Bと、利用者Uの所有する連携デバイスDと、ネットワークNによって構成される。
【0014】
図1に示すように、廃棄物回収通知装置10A、10Bは、それぞれ廃棄物集積場所SA、SBに設けられ、廃棄物集積場所SA、SBに搬出された廃棄物の回収状況を監視する。例えば、
図1には、廃棄物Gが廃棄物集積場所SAに搬出された様子が描かれている。廃棄物回収通知装置10Aは、廃棄物Gのように廃棄物集積場所SAに搬出された廃棄物の回収状況を監視する。
【0015】
廃棄物回収通知装置10に紐付けられた連携デバイスDは、廃棄物回収通知装置10が設けられる廃棄物集積場所S(SA、SB)を利用する利用者Uが所有するデバイスである。利用者Uは、自身の利用する廃棄物集積場所S(SA、SB)を監視する廃棄物回収通知装置10から情報を受信する。
【0016】
本実施形態では、利用者Uは、自宅又は事業所等の住所に応じて指定された、自宅又は事業所等の近くの廃棄物集積場所Sに、廃棄物回収業者に回収してもらう廃棄物Gを搬出する。1つの廃棄物集積場所Sは、1以上の利用者Uが利用する。廃棄物Gは、例えば、可燃ごみ、不燃ごみ、リサイクルごみのように、自宅又は事業所等の近くの廃棄物集積場所Sで回収されるゴミである。
【0017】
(第1実施形態)
(廃棄物回収通知装置について)
図2に示すように、本開示に係る廃棄物回収通知装置10(10A,10B)は、撮像部11と、記憶部12と、通信部13と、制御部20と、を備える。
【0018】
撮像部11は、廃棄物集積場所Sを撮像する撮像装置である。すなわち、撮像部11は、廃棄物回収通知装置10が設けられる廃棄物集積場所S(SA、SB)を撮像して撮像データを得る。撮像データは、動画像データ、例えばH.264/MPEG-4 AVC,H.265/MPEG-H HEVC等の規格に基づいて圧縮された動画像データであってよい。また、撮像部11が撮像した撮像データは、後述して説明する記憶部12に記憶されてもよいし、その他の外部記憶装置に記憶されてもよい。
【0019】
撮像部11は、例えば監視カメラ等のカメラであってよい。カメラは、光学素子と撮像素子と画像処理回路と圧縮回路とを含む。光学素子は、例えばレンズ、ミラー、プリズム、フィルタなどの光学系を構成する素子である。撮像素子は、光学素子を通して入射した光を電気信号である画像信号に変換する素子である。撮像素子は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどである。
【0020】
画像処理回路は、撮像素子が生成した画像信号から、1フレーム毎の画像データを生成する。画像データは、例えば1つのフレームにおける各画素の輝度や色の情報を含むデータであり、画素毎の階調が割り当てられるデータであってもよい。圧縮回路は、画像データを圧縮する回路である。圧縮回路は、エンコーダとデコーダとを備える。エンコーダは、画像データを例えばH.264の規格に基づく圧縮方式を用いて圧縮して圧縮画像データを生成する。デコーダは、圧縮画像データを復号する。デコーダは、例えばH.264の規格に基づく圧縮方式で圧縮された圧縮画像データを復号して画像データを生成する。
【0021】
記憶部12は、各種の情報を記憶する記憶装置である。例えば、記憶部12は、制御部20が実行するプログラム、あるいは、制御部20が処理するデータを記憶する。具体的な例を挙げると、記憶部12は、廃棄物回収通知装置10に紐付けられた連携デバイスDに情報を通知するための宛先情報を記憶する。また、記憶部12は撮像部11が撮像した撮像データを記憶してもよい。
【0022】
記憶部12は、主記憶装置と補助記憶装置とを備える。主記憶装置は、例えばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等のような半導体メモリ素子によって実現されてよい。また、補助記憶装置は、例えばハードディスクやSSD(Solid State Drive)、光ディスク等によって実現されてよい。
【0023】
通信部13は、廃棄物回収通知装置10の内部と外部を相互に通信可能に接続し、内部と外部との間で相互に情報を送受信する。通信部13は、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線LAN(Local Area Network)カード、アンテナ等によって実現されてよい。そして、通信部13は、後述して説明するネットワークNと有線または無線で接続され、他の廃棄物回収通知装置10や、後述して説明する連携デバイスDとの間で相互に情報の送受信を行う。
【0024】
制御部20は、廃棄物回収通知装置10を司り、制御するコントローラ(controller)である。制御部20は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、記憶部12に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部20は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。
【0025】
制御部20は、第1取得部21と、第2取得部22と、検出部23と、判定部24と、生成部25と、通知部26と、を備える。なお、
図2には第2取得部22を図示しているが、第2取得部22は第2実施形態に係る廃棄物回収通知装置10の構成であることから、第2実施形態に係る廃棄物回収通知装置10の説明の際に説明する。
【0026】
制御部20は、記憶部12からプログラム(ソフトウェア)を読み出して実行することで、第1取得部21と、第2取得部22と、検出部23と、判定部24と、生成部25と、通知部26と、を実現して、これらの処理を実行する。なお、制御部20は、1つのCPUによってこれらの処理を実行してもよいし、複数のCPUを備えて、複数のCPUで、これらの処理を実行してもよい。
【0027】
第1取得部21は、廃棄物集積場所Sの撮像データを取得する。例えば、第1取得部21は、記憶部12から撮像部11が撮像した廃棄物集積場所Sの撮像データを読み出すことにより、当該撮像データを取得してよい。また、第1取得部21は、廃棄物回収通知装置10が備える記憶部12から撮像データを取得することに限られず、その他の外部記憶装置から廃棄物集積場所Sの撮像データを取得してもよい。例えば、第1取得部21は多くの廃棄物集積場所Sの撮像データを集約したサーバ装置に取得要求を送信して、その取得要求を受け付けたサーバ装置から廃棄物集積場所Sの撮像データを取得してもよい。
【0028】
検出部23は、撮像データから廃棄物を検出する。すなわち、検出部23は、撮像データからオブジェクトを検出し、検出したオブジェクトを分類する処理を行って撮像データから廃棄物を検出する処理を実行する。検出部23は、例えば撮像データの画素を物体クラスに分類する手法であるセマンティック・セグメンテーション(Semantic Segmentation)等の画像認識技術を用いることにより実現されてよい。
【0029】
判定部24は、撮像データに基づいて廃棄物集積場所Sの廃棄物回収状況を判定する。すなわち、判定部24は、検出部23が撮像データから検出した廃棄物の様子、もしくは検出部23により廃棄物が検出されなかった事実に基づいて、廃棄物回収状況を判定する。判定部24は、撮像データと廃棄物回収状況を示す分類(例えば、クラスA「廃棄物回収前」、クラスB「廃棄物回収中」、クラスC「廃棄物回収後」)との関係を学習した学習済みモデルを用いて、撮像データから廃棄物回収状況を判定してよい。学習済みモデルは、例えば、ディープニューラルネットワーク(Deep Neural Network)を用いて、撮像データと廃棄物回収状況を示す分類との関係を学習したモデルを用いて実現されてよい。
【0030】
生成部25は、廃棄物回収状況に応じて通知情報を生成する。生成部25は、判定部24が判定した廃棄物回収状況が廃棄物回収後を示した場合に、連携デバイスDに廃棄物搬出禁止を通知する第1通知情報を生成する。また、生成部25は、判定部24が判定した廃棄物回収状況が廃棄物回収後を示した場合に、他の廃棄物回収通知装置10に廃棄物回収完了を通知する第2通知情報を生成する。
【0031】
例えば、生成部25は、判定部24が判定した廃棄物回収状況がクラスC「廃棄物回収後」を示した場合に、連携デバイスDを所有する利用者Uに向けて廃棄物搬出禁止を通知する第1通知情報として「廃棄物の回収が完了しました。次回の廃棄物回収日に廃棄物の搬出をお願いします。」というメッセージを生成してよい。また、例えば、生成部25は、判定部24が判定した廃棄物回収状況がクラスC「廃棄物回収後」を示した場合に、他の廃棄物回収通知装置10に廃棄物回収完了を通知する第2通知情報として、当該の廃棄物回収通知装置10の識別番号と、当該の廃棄物回収通知装置10における廃棄物回収完了を示す情報とを含む情報を生成してよい。
【0032】
通知部26は、通知情報を廃棄物集積場所Sに紐付けられた連携デバイスD又は他の廃棄物回収通知装置10に通知する。例えば、通知部26は、判定部24が判定した廃棄物回収状況がクラスC「廃棄物回収後」を示した場合に、生成部25が生成した連携デバイスDを所有する利用者Uに向けて廃棄物搬出禁止を通知する第1通知情報として「廃棄物の回収が完了しました。次回の廃棄物回収日に廃棄物の搬出をお願いします。」というメッセージを、通信部13に接続されたネットワークNを介して、連携デバイスDに通知する。
【0033】
また、例えば、通知部26は、判定部24が判定した廃棄物回収状況がクラスC「廃棄物回収後」を示した場合に、生成部25が生成した他の廃棄物回収通知装置10に廃棄物回収完了を通知する第2通知情報を、通信部13に接続されたネットワークNを介して、他の廃棄物回収通知装置10に通知する。
【0034】
(ネットワークNについて)
ネットワークNは、有線又は無線により情報の送受信を担う通信網である。有線の場合は、IEEE802.3に規定されるイーサネット(登録商標)(Ethernet(登録商標))であってよい。無線の場合は、IEEE802.11に規定される無線LAN、Bluetooth(登録商標)、第4世代移動通信システム(4G)や第5世代移動通信システム(5G)を用いて実現されてよい。
【0035】
(連携デバイスについて)
連携デバイスDは、ネットワークNを介して廃棄物回収通知装置10と通信可能に接続する情報処理装置である。連携デバイスDは、利用者Uが利用する情報処理装置であり、利用者Uは連携デバイスDを操作することで各種の情報を得ることができる。連携デバイスDは、例えば、PC(Personal Computer)、WS(Work Station)、サーバの機能を備えるコンピュータ、スマートフォン、タブレット型端末、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理装置であってよい。
【0036】
連携デバイスDは、ネットワークNを介して廃棄物回収通知装置10から通知された通知情報を表示する。例えば、連携デバイスDの所有者である利用者Uは、連携デバイスDに表示された通知情報を確認することで、廃棄物回収通知装置10が監視する廃棄物集積場所Sにおける廃棄物回収状況を把握することができる。
【0037】
(第2実施形態)
(廃棄物回収通知装置について)
次に、第2実施形態に係る廃棄物回収通知装置10について説明する。第2実施形態に係る廃棄物回収通知装置10は、第1実施形態に係る廃棄物回収通知装置10に対して、第2取得部22が付け加えられ、生成部25の処理が異なる以外は、第1実施形態に係る廃棄物回収通知装置10と構成が同じである。そのため、第2実施形態の構成のうち、第1実施形態に係る廃棄物回収通知装置10と同じ構成については説明を省略し、第1実施形態に係る廃棄物回収通知装置10とは異なる構成である第2取得部22と、生成部25の処理について説明する。
【0038】
第2取得部22は、廃棄物回収業者の回収経路が予め定められている状況において、他の廃棄物回収通知装置10から廃棄物回収完了を示す第2通知情報を取得する。廃棄物回収業者は、予め決められた経路に沿って廃棄物回収を実施していることが多い。この場合、廃棄物回収を求める利用者Uは、周辺の廃棄物集積場所Sにおいて廃棄物回収が完了したタイミングで、廃棄物の搬出を促すメッセージを受け取ることができれば、廃棄物回収前に廃棄物搬出を終えることが可能となる。そのため、廃棄物回収が完了した後に、廃棄物搬出を行うことにより、廃棄物が長期間にわたって放置されカラス等に荒らされることを防ぐことができる。なお、廃棄物回収経路が自装置より前とは、予め定められた廃棄物回収経路における1つ前の廃棄物集積場所Sを意味してもよいし、数か所前の廃棄物集積場所Sを意味してもよい。
【0039】
第2取得部22は、このような要求に応えるために他の廃棄物回収通知装置10から廃棄物回収完了を示す第2通知情報を取得する。例えば、第2取得部22は、通信部13を介して、廃棄物回収経路が自装置より前の廃棄物回収通知装置10に、廃棄物回収状況に関する情報の取得要求を送信して、その取得要求を受け付けた周辺廃棄物回収経路が自装置より前の廃棄物回収通知装置10から廃棄物回収完了を示す第2通知情報を取得してよい。また、第2取得部22は、周辺廃棄物回収経路が自装置より前の廃棄物回収通知装置10から送信される廃棄物回収完了を示す第2通知情報を受け取ることにより、廃棄物回収完了を示す第2通知情報を取得してもよい。
【0040】
生成部25は、自身の廃棄物回収状況が廃棄物回収前を示し、かつ、周辺廃棄物回収経路が自装置より前の廃棄物回収通知装置10から第2通知情報を取得していた場合に、連携デバイスDに廃棄物の搬出を促す第3通知情報を生成する。例えば、生成部25は、第2取得部22が、廃棄物回収業者の回収経路上における周辺自装置より前の廃棄物回収通知装置10から廃棄物回収完了を示す第2通知情報を取得していた場合に、廃棄物集積場所Sに紐づけられた連携デバイスDに廃棄物搬出を促す第3通知情報として、「廃棄物回収業者が近付いてきています。廃棄物搬出がお済ではない場合は、廃棄物搬出をすることを推奨いたします。」というメッセージを生成してよい。
【0041】
これにより、利用者Uは廃棄物回収経路が自装置より前の廃棄物集積場所Sにおいて廃棄物回収が完了したタイミングで、廃棄物搬出を促すメッセージを受け取ることができる。そのため、利用者Uは廃棄物回収前に廃棄物搬出を終えることが可能となる。そのため、廃棄物回収経路が自装置より前の廃棄物集積場所Sの廃棄物回収が完了した後に、利用者Uが廃棄物搬出を行うことにより、廃棄物が長期間にわたって放置されカラス等に荒らされることを防ぐことができる。
【0042】
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る廃棄物回収通知装置10について説明する。第3実施形態に係る廃棄物回収通知装置10は、第1実施形態に係る廃棄物回収通知装置10に対して、第2取得部22が付け加えられ、検出部23と、判定部24と、生成部25の処理が異なる以外は、第1実施形態に係る廃棄物回収通知装置10と構成が同じである。なお、第2取得部22は、第2実施形態に係る廃棄物回収通知装置10の第2取得部22と同じであり、第3実施形態に係る廃棄物回収通知装置10に必須の構成ではない。
【0043】
そのため、第3実施形態の構成のうち、第1実施形態に係る廃棄物回収通知装置10と同じ構成については説明を省略し、第1実施形態に係る廃棄物回収通知装置10とは異なる検出部23と判定部24と生成部25の処理について説明する。
【0044】
検出部23は、撮像データから廃棄物の種類ごとに廃棄物を検出する。例えば、可燃ごみと不燃ごみを入れる袋が色分けされている場合は、検出部23は袋の色に応じて廃棄物の種類を検出する。また、例えば検出部23は、廃棄物を袋に入れない場合であって、箱にペットボトルや空き缶等のリサイクルごみを入れる場合は、撮像データに撮像された廃棄物の形状に応じて廃棄物の種類を検出する。なお、廃棄物集積場所Sが、廃棄物の種類に応じて複数の領域に分かれている場合には、検出部23は、廃棄物集積場所Sの廃棄物の置き場所の違いにより、廃棄物の種類を検出してもよい。
【0045】
検出部23は、例えば、袋の色と廃棄物種類との関係を学習させた学習済みモデルを用いて撮像データから廃棄物の種類ごとに廃棄物を検出してよい。また、廃棄物の形状と廃棄物の種類との関係を学習させた学習済みモデルを用いて、撮像データから廃棄物の種類ごとに廃棄物を検出してよい。また、廃棄物集積場所Sが、廃棄物の種類に応じて複数の領域に分かれている場合には、検出部23は、廃棄物集積場所Sの領域と、廃棄物の種類との関係を学習させた学習済みモデルを用いて、撮像データから廃棄物の種類ごとに廃棄物を検出してよい。
【0046】
判定部24は、廃棄物集積場所Sの廃棄物回収状況を廃棄物の種類ごとに判定する。すなわち、判定部24は検出部23が撮像データから廃棄物の種類ごとに検出した廃棄物の様子に基づいて、廃棄物の種類ごとに廃棄物回収状況を判定する。例えば、判定部24は、撮像データに可燃ごみを入れる袋を示す水色の袋が撮像されている場合、可燃ごみはクラスA「廃棄物回収前」と判定する。また、判定部24は、撮像データに不燃ごみを入れる袋を示す緑色の袋が撮像された様子から、不燃ごみを入れる袋が撮像されていない様子に変わった場合は、不燃ごみをクラスC「廃棄物回収後」と判定する。このように、判定部24は、廃棄物の種類ごとに、廃棄物集積場所Sにおける廃棄物回収状況を判定する。
【0047】
生成部25は、廃棄物の種類ごとの廃棄物回収状況に応じて、通知情報を生成する。例えば、生成部25は、判定部24が、可燃ごみに係る廃棄物回収状況を、クラスC「廃棄物回収後」と判定していた場合、利用者Uに可燃ごみの搬出禁止を通知する通知情報を生成する。また、例えば、生成部25は、判定部24が、不燃ごみに係る廃棄物回収状況を、クラスA「廃棄物回収前」と判定しており、かつ、第2取得部22が不燃ごみに係る廃棄物回収完了を示す第2通知情報を取得していた場合、利用者Uに不燃ごみの搬出を促す通知情報を生成する。
【0048】
これにより、利用者Uは廃棄物の種類ごとに廃棄物の搬出を促す通知情報を受け取ることができる。そのため、利用者Uが誤って回収対象ではない廃棄物を搬出してしまうことを防ぐことができる。
【0049】
(廃棄物回収通知方法、及びプログラムについて)
次に、本実施形態に係る廃棄物回収通知方法、及びプログラムの第1実施形態、第2実施形態、及び第3実施形態について、それぞれ
図3、
図4、及び
図5を用いて順番に説明する。
【0050】
(第1実施形態)
図3は、本開示に係る廃棄物回収通知方法の第1実施形態のフローを示すフローチャートである。
図3を用いて、本開示に係る廃棄物回収通知方法の第1実施形態についてステップごとに説明する。
【0051】
まず、廃棄物回収通知装置10は、廃棄物集積場所Sの撮像データを取得する(ステップS1)。次に、廃棄物回収通知装置10は、撮影データに基づいて廃棄物回収状況を判定する(ステップS2)。次に、廃棄物回収通知装置10は、利用者U又は他の廃棄物回収通知装置10に対して廃棄物回収状況を通知する通知情報を生成する(ステップS3)。次に、廃棄物回収通知装置10は、生成した通知情報を廃棄物回収通知装置10に紐付けられた連携デバイスDに通知する(ステップS4)。
【0052】
これにより、連携デバイスDを所有する利用者Uは、廃棄物回収通知装置10から通知された廃棄物回収状況を確認することで、廃棄物集積場所Sにおける廃棄物回収状況を的確に把握することができる。
【0053】
(第2実施形態)
図4は、本開示に係る廃棄物回収通知方法の第2実施形態のフローを示すフローチャートである。
図4を用いて、本開示に係る廃棄物回収通知方法の第2実施形態についてステップごとに説明する。
【0054】
まず、廃棄物回収通知装置10は、廃棄物集積場所Sの撮像データを取得する(ステップS10)。次に、廃棄物回収通知装置10は、撮影データに基づいて廃棄物回収状況を判定し、廃棄物回収前の場合は次のステップに進む(ステップS20)。次に、廃棄物回収通知装置10は、廃棄物回収経路が自装置より前の廃棄物回収通知装置10から通知があったか否かを判定する(ステップS30)。廃棄物回収経路が自装置より前の廃棄物回収通知装置10から通知があった場合(ステップS30:Yes)、ステップS40に進む。廃棄物回収経路が自装置より前の廃棄物回収通知装置10から通知がない場合(ステップS30:No)、ステップS10に戻る。廃棄物回収通知装置10は、廃棄物搬出を促す通知情報を生成する(ステップS40)。次に、廃棄物回収通知装置10は、生成した通知情報を当該の廃棄物回収通知装置10に紐付けられた連携デバイスDに通知する(ステップS50)。
【0055】
これにより、廃棄物回収経路が自装置より前の廃棄物回収通知装置10が監視する廃棄物集積場所Sにおける廃棄物回収状況を鑑みて、利用者Uに廃棄物搬出を促す通知情報を通知することができる。そのため、利用者Uは自身の廃棄物集積場所Sから廃棄物が回収される前に、適切なタイミングで廃棄物搬出を行うことができる。
【0056】
(第3実施形態)
図5は、本開示に係る廃棄物回収通知方法の第3実施形態のフローを示すフローチャートである。
図5を用いて、本開示に係る廃棄物回収通知方法の第3実施形態についてステップごとに説明する。
【0057】
まず、廃棄物回収通知装置10は、廃棄物集積場所Sの撮像データを取得する(ステップS100)。次に、廃棄物回収通知装置10は、撮影データに基づいて廃棄物の種類ごとに、廃棄物回収状況を判定する(ステップS200)。次に、廃棄物回収通知装置10は、廃棄物の種類ごとに、廃棄物回収状況を通知する通知情報を生成する(ステップS300)。次に、廃棄物回収通知装置10は、生成した通知情報を、当該の廃棄物回収通知装置10に紐付けられた連携デバイスDに通知する(ステップS400)。
【0058】
これにより、廃棄物の種類ごとに的確に廃棄物回収状況を通知することができる。そのため、利用者Uは廃棄物の種類ごとに自身の廃棄物集積場所Sから廃棄物が回収される前に、適切なタイミングで廃棄物を搬出することができる。
【0059】
(構成と効果)
本開示に係る廃棄物回収通知装置10は、廃棄物集積場所Sの撮像データを取得する第1取得部21と、撮像データに基づいて廃棄物集積場所Sの廃棄物回収状況を判定する判定部24と、廃棄物回収状況に応じて通知情報を生成する生成部25と、通知情報を廃棄物集積場所Sに紐付けられた連携デバイスDに通知する通知部26と、を備え、生成部25は、廃棄物回収状況が廃棄物回収を示した場合に、廃棄物搬出禁止を通知する第1通知情報を生成し、通知部26は、第1通知情報を廃棄物集積場所Sに紐付けられた連携デバイスDに通知する。
【0060】
この構成によれば、的確に廃棄物回収状況を通知することが可能な廃棄物回収通知装置10を提供することができる。そのため、連携デバイスDを所有する利用者Uは、廃棄物回収通知装置10から通知された廃棄物回収状況を確認することで、廃棄物集積場所Sにおける廃棄物回収状況を的確に把握することができる。
【0061】
本開示に係る廃棄物回収通知装置10は、廃棄物回収の経路が予め定められている状況において、他の廃棄物回収通知装置10から廃棄物回収完了を示す第2通知情報を取得する第2取得部22をさらに備え、生成部25は、廃棄物回収状況が廃棄物回収前を示し、かつ、廃棄物回収経路が自装置より前の廃棄物回収通知装置10から第2通知情報を取得していた場合に、廃棄物の搬出を促す第3通知情報を生成する。
【0062】
この構成によれば、廃棄物回収経路が自装置より前の廃棄物回収通知装置10から当該廃棄物回収通知装置10が監視する廃棄物集積場所Sにおける廃棄物回収状況が通知されることから、利用者Uは自身の廃棄物集積場所Sから廃棄物が回収される前に、適切なタイミングで廃棄物を搬出することができる。
【0063】
本開示に係る廃棄物回収通知装置10の判定部24は、廃棄物集積場所Sの廃棄物回収状況を廃棄物の種類ごとに判定し、生成部25は、廃棄物の種類ごとの廃棄物回収状況に応じて、通知情報を生成する。
【0064】
この構成によれば、廃棄物の種類ごとに的確に廃棄物回収状況を通知することが可能な廃棄物回収通知装置10を提供することができる。そのため、利用者Uは廃棄物の種類ごとに自身の廃棄物集積場所Sから廃棄物が回収される前に、適切なタイミングで廃棄物を搬出することができる。
【0065】
本開示に係る廃棄物回収通知方法は、廃棄物集積場所Sの撮像データを取得するステップと、撮像データに基づいて廃棄物集積場所Sの廃棄物回収状況を判定するステップと、廃棄物回収状況に応じて通知情報を生成するステップと、通知情報を通知するステップと、を含み、通知情報を生成するステップにおいては、廃棄物回収状況が廃棄物回収後を示した場合に、廃棄物搬出禁止を通知する第1通知情報を生成し、通知するステップにおいては、第1通知情報を廃棄物集積場所Sに紐付けられた連携デバイスDに通知する。
【0066】
この構成によれば、的確に廃棄物回収状況を通知することが可能な廃棄物回収通知方法を提供することができる。そのため、連携デバイスDを所有する利用者Uは、廃棄物回収通知装置10から通知された廃棄物回収状況を確認することで、廃棄物集積場所Sにおける廃棄物回収状況を的確に把握することができる。
【0067】
本開示に係るプログラムは、廃棄物集積場所Sの撮像データを取得するステップと、撮像データに基づいて廃棄物集積場所Sの廃棄物回収状況を判定するステップと、廃棄物回収状況に応じて通知情報を生成するステップと、通知情報を通知するステップと、を含み、通知情報を生成するステップにおいては、廃棄物回収状況が廃棄物回収後を示した場合に、廃棄物搬出禁止を通知する第1通知情報を生成し、通知するステップにおいては、第1通知情報を廃棄物集積場所Sに紐付けられた連携デバイスDに通知することを、コンピュータに実行させる。
【0068】
この構成によれば、的確に廃棄物回収状況を通知することが可能なプログラムを提供することができる。そのため、連携デバイスDを所有する利用者Uは、廃棄物回収通知装置10から通知された廃棄物回収状況を確認することで、廃棄物集積場所Sにおける廃棄物回収状況を的確に把握することができる。
【0069】
以上、本開示の実施形態を説明したが、この実施形態の内容により実施形態が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
【符号の説明】
【0070】
1 廃棄物回収通知システム
10 廃棄物回収通知装置
11 撮像部
12 記憶部
13 通信部
20 制御部
21 第1取得部
22 第2取得部
23 検出部
24 判定部
25 生成部
26 通知部
N ネットワーク
S 廃棄物集積場所
G 廃棄物
D 連携デバイス