(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023175158
(43)【公開日】2023-12-12
(54)【発明の名称】洗濯制御システム及び制御プログラム
(51)【国際特許分類】
D06F 33/30 20200101AFI20231205BHJP
D06F 33/44 20200101ALI20231205BHJP
D06F 34/00 20200101ALI20231205BHJP
D06F 34/04 20200101ALI20231205BHJP
D06F 34/05 20200101ALI20231205BHJP
D06F 34/06 20200101ALI20231205BHJP
D06F 34/28 20200101ALI20231205BHJP
D06F 103/00 20200101ALN20231205BHJP
D06F 105/58 20200101ALN20231205BHJP
【FI】
D06F33/30
D06F33/44
D06F34/00
D06F34/04
D06F34/05
D06F34/06
D06F34/28
D06F103:00
D06F105:58
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022087467
(22)【出願日】2022-05-30
(71)【出願人】
【識別番号】503376518
【氏名又は名称】東芝ライフスタイル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中川 達也
【テーマコード(参考)】
3B167
【Fターム(参考)】
3B167AA01
3B167AA11
3B167AE05
3B167AE11
3B167BA48
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3B167HA07
3B167HA08
3B167HA11
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3B167HA53
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3B167JA03
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3B167JC23
3B167KA51
3B167KB01
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3B167LA38
3B167LB05
3B167LC25
3B167LG02
3B167LG11
3B167MA01
3B167MA02
3B167MA03
3B167MA13
(57)【要約】
【課題】洗濯処理のリモート操作設定を失念することなく実行させることができる洗濯制御システムを提供する。
【解決手段】洗濯制御システムは、例えば、受付判定部と、情報取得部と、報知制御部と、を備える。受付判定部は、洗濯対象物が洗濯槽に投入された状態の洗濯機の洗濯処理の設定操作を遠隔地から可能にするリモート操作設定の受付の有無を判定する。情報取得部は、予め定められた前記リモート操作設定の設定パターンを取得する。報知制御部は、前記設定パターンに対応する前記リモート操作設定を受けていない場合に新規の前記リモート操作設定の完了を促す報知を所定の出力装置で実行させる。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗濯対象物が洗濯槽に投入された状態の洗濯機の洗濯処理の設定操作を遠隔地から可能にするリモート操作設定の受付の有無を判定する受付判定部と、
予め定められた前記リモート操作設定の設定パターンを取得する情報取得部と、
前記設定パターンに対応する前記リモート操作設定を受けていない場合に新規の前記リモート操作設定の完了を促す報知を所定の出力装置で実行させる報知制御部と、
を備える、洗濯制御システム。
【請求項2】
前記設定パターンは、前記リモート操作設定が完了済みであることを確認する、曜日ごとの確認時刻情報を含む、請求項1に記載の洗濯制御システム。
【請求項3】
前記報知制御部は、利用者の外出行動を示す外出行動予測情報を取得し、前記外出行動を検出した場合に前記報知を前記出力装置で実行させる、請求項1または請求項2に記載の洗濯制御システム。
【請求項4】
前記報知制御部は、前記洗濯槽の開閉カバーの閉動作ごとに前記洗濯対象物の有無確認を実行し、前記洗濯槽に前記洗濯対象物が存在する場合、前記報知を前記出力装置で実行させる、請求項1に記載の洗濯制御システム。
【請求項5】
前記報知制御部は、前記洗濯槽の前記洗濯対象物の容量変化が検出され、前記洗濯対象物の容量が予め設定した閾値以上になった場合、前記報知を前記出力装置で実行させる、請求項4に記載の洗濯制御システム。
【請求項6】
前記報知制御部は、前記報知を実行するタイミングを変更する報知タイミング変更部を含む、請求項1または請求項4または請求項5に記載の洗濯制御システム。
【請求項7】
洗濯対象物が洗濯槽に投入された状態の洗濯機の洗濯処理の設定操作を遠隔地から可能にするリモート操作設定の受付の有無を判定する受付判定処理と、
予め定められた前記リモート操作設定の設定パターンを取得する情報取得処理と、
前記設定パターンに対応する前記リモート操作設定を受けていない場合に新規の前記リモート操作設定の完了を促す報知を所定の出力装置で実行させる通知制御処理と、
を、洗濯制御システムに実行させる、制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、洗濯制御システム及び制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、洗濯機には、洗濯槽に選択対象物(洗濯物)を投入した後、洗剤や柔軟剤等を投入して、直ちに洗濯処理(洗い、すすぎ、脱水、選択により乾燥)を行う通常洗濯モードと、設定した時刻に洗濯処理が完了するような予約洗濯モードを備えるものがある。また、予約洗濯モードが設定されている場合に、宅外から携帯電話を用いて予約洗濯モードから通常洗濯モードに切り替える等、洗濯処理の実施状況を変更する技術の提案が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術の場合、そもそも、予約洗濯モードの設定変更を宅外から可能にする、リモート操作設定が行われていない場合、モード変更等を行うことができないという問題がある。また、リモート操作設定がされていない場合、宅外から通常洗濯の開始や予約洗濯の設定等を可能にしてしまうと、洗濯対象物が洗濯槽に入っていない場合や、洗濯対象物以外の物が誤って洗濯槽内に入っていた場合等、不適切な状況で洗濯処理が開始されてしまう虞があるという問題があった。
【0005】
本発明が解決する課題の一例は、洗濯槽に洗濯対象物(洗濯物)が投入されていることや洗濯を開始してよい状況であることを利用者が確認した上でリモート操作設定を失念することなく実行させることができる洗濯制御システム及びそのような洗濯性制御を実行させることができる制御プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一つの実施形態に係る洗濯制御システムは、例えば、受付判定部と、情報取得部と、報知制御部と、を備える。受付判定部は、洗濯対象物が洗濯槽に投入された状態の洗濯機の洗濯処理の設定操作を遠隔地から可能にするリモート操作設定の受付の有無を判定する。情報取得部は、予め定められた前記リモート操作設定の設定パターンを取得する。報知制御部は、前記設定パターンに対応する前記リモート操作設定を受けていない場合に新規の前記リモート操作設定の完了を促す報知を所定の出力装置で実行させる。
【0007】
また、前記設定パターンは、例えば、前記リモート操作設定が完了済みであることを確認する、曜日ごとの確認時刻情報を含んでもよい。
【0008】
また、前記報知制御部は、例えば、利用者の外出行動を示す外出行動予測情報を取得し、前記外出行動を検出した場合に前記報知を前記出力装置で実行させるようにしてもよい。
【0009】
また、前記報知制御部は、例えば、前記洗濯槽の開閉カバーの閉動作ごとに前記洗濯対象物の有無確認を実行し、前記洗濯槽に前記洗濯対象物が存在する場合、前記報知を前記出力装置で実行させるようにしてもよい。
【0010】
また、前記報知制御部は、例えば、前記洗濯槽の前記洗濯対象物の容量変化が検出され、前記洗濯対象物の容量が予め設定した閾値以上になった場合、前記報知を前記出力装置で実行させるよいにしてもよい。
【0011】
また、前記報知制御部は、例えば、前記報知を実行するタイミングを変更する報知タイミング変更部を含んでもよい。
【0012】
本発明の一つの実施形態に係る制御プログラムは、例えば、洗濯対象物が洗濯槽に投入された状態の洗濯機の洗濯処理の設定操作を遠隔地から可能にするリモート操作設定の受付の有無を判定する受付判定処理と、予め定められた前記リモート操作設定の設定パターンを取得する情報取得処理と、前記設定パターンに対応する前記リモート操作設定を受けていない場合に新規の前記リモート操作設定の完了を促す報知を所定の出力装置で実行させる通知制御処理と、を、洗濯制御システムに実行させる。
【0013】
以上の洗濯機制御システム及び制御プログラムによれば、リモート操作設定の設定を失念することなく実行させることが容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】
図1は、実施形態に係る洗濯制御システムを実現するシステムを示す例示的かつ模式的なシステム構成図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る洗濯制御システムに含まれる洗濯機の機能を説明する例示的かつ模式的なブロック図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係る洗濯性制御システムにおいて、報知処理を実現するサービスサーバを示す例示的かつ模式的なブロック図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係る洗濯制御システムで利用される設定パターンを示す例示的かつ模式的な説明図である。
【
図5】
図5は、実施形態に係る洗濯制御システムにおける報知処理の流れを示す例示的なフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら、本開示に係る洗濯制御システムの実施形態について説明する。本明細書において、実施形態に係る構成要素及び当該要素の説明が、複数の表現で記載されることがある。構成要素及びその説明は、一例であり、本明細書の表現によって限定されない。構成要素は、本明細書におけるものとは異なる名称でも特定され得る。また、構成要素は、本明細書の表現とは異なる表現によっても説明され得る。
【0016】
洗濯制御システム10は、洗濯機12、サービスサーバ14、携帯端末装置16、ホーム管理装置18等で構成され、各構成要素は、例えばインターネット等のネットワークNを介して相互に通信可能に接続されている。
【0017】
洗濯機12は、利用者の自宅等に設置された、洗濯処理機能を備える家電機器である。洗濯機12は、一般的な洗濯機と同様に、通常洗濯モードと予約洗濯モードを備える。通常洗濯モードは、洗濯機12の前面壁等に設けられた開閉カバー12a(開閉扉、ドア等と称する場合もある)の開動作により開口した洗濯槽12bに洗濯対象物(以下、洗濯物という)を投入可能であるとともに、洗剤や柔軟剤等を投入した後、操作部20(スイッチパネルや液晶操作パネル等)の洗濯スタートスイッチを操作することで、直ちに洗濯処理(洗い、すすぎ、脱水、選択により乾燥)を行う洗濯モードである。予約洗濯モードは、通常洗濯モードと同様に、洗濯物や洗剤、柔軟剤等の投入を完了させた後、洗濯処理完了時刻や洗濯処理完了までの時間、洗濯処理スタートまでの時間等の設定を行い、洗濯スタートスイッチを操作することで開閉カバー12aの施錠が行われ、所望の時間(設定した時刻)に洗濯処理を完了させるモードである。
【0018】
洗濯機12における洗濯処理は洗濯機12に内蔵される洗濯機制御部22によって実行される。洗濯機制御部22の詳細は後述する。なお、
図1は、洗濯機12として、いわゆる「ドラム型」の洗濯機を示しているが、いわゆる「たて型」の洗濯機でもよく、以下に示す効果を得ることができる。
【0019】
本実施形態の洗濯制御システム10に含まれる洗濯機12は、予約洗濯モードが設定されている場合に、その設定変更を宅外(外出先等)から受け付ける機能を備える。そして、洗濯制御システム10は、宅外からの予約洗濯モードの設定変更の前提となる洗濯機12におけるリモート操作設定が可能で、かつ、リモート操作設定のし忘れを防止するための報知機能を備える。報知は、洗濯機12の利用者が、通常の生活パターンの中でリモート操作設定が実行しているはずであるにも関わらず、失念等により設定が行われていなかった場合に、リモート操作設定を促すような報知であったり、リモート操作設定がされていないことの確認を行うような報知であったりすることができる。
【0020】
サービスサーバ14は、上述したリモート操作設定のし忘れを防止するための報知機能を実現する。
【0021】
サービスサーバ14は、洗濯制御サポートを行う企業等に設置された、PC(Personal Computer)などといった一般的な情報処理装置と同様のコンピュータ資源で実現され得る。サービスサーバ14は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記憶部と、通信インターフェースと、入出力インターフェース等で構成されている。サービスサーバ14の詳細は後述する。
【0022】
サービスサーバ14は、ネットワークNを経由して、洗濯機12の他、利用者が所有する携帯端末装置16や利用者の自宅に設定されたホーム管理装置18等と接続されている。
【0023】
携帯端末装置16は、利用者が携帯可能なデバイスであり、例えば、スマートフォン等であり、洗濯機12のリモート操作設定のし忘れに対する報知内容を出力可能な機器である。携帯端末装置16は、スマートフォン以外に、スマートウォッチ等のウェアラブルデバイス、携帯電話等でもよい。携帯端末装置16に出力される報知の形態は、例えば、音声報知や表示画面に表示可能な文章やキャラクタ、アイコン等によるメッセージ報知、振動等の刺激を用いた体感報知等でもよい。
【0024】
ホーム管理装置18は、洗濯機12が設置されている利用者の自宅の照明機器や空気調和装置等の家電製品の制御管理や電源管理、窓や玄関ドア等の施錠管理等を統括的に行う装置である。ホーム管理装置18は、制御対象の機器の管理状態に基づき、利用者の外出行動を示す外出行動予測情報をサービスサーバ14に提供可能である。なお、ホーム管理装置18に代えて、特定の機器の情報、例えば、玄関ドアの施錠情報のみや、照明機器の電源が一斉にオフされたことを示す情報のみ等をサービスサーバ14に提供する簡易的な管理装置であってもよい。
【0025】
続いて、洗濯機12の構成について説明する。
図2は、洗濯制御システム10に含まれる洗濯機12の機能を説明する例示的かつ模式的なブロック図である。
【0026】
洗濯機12は、洗濯機制御部22による制御により、モータ24、水栓バルブ26、ヒータ28、扉ロック機構30等の制御を実行する。モータ24、水栓バルブ26、ヒータ28、扉ロック機構30等は、洗濯機12の各所に設置されたセンサ32の検出結果と、操作部20から入力される各種指示コマンドに従い適切に制御される。
【0027】
モータ24は、洗濯処理の過程に応じて、洗濯槽12bを適切な速度と方向に回転させて、洗い処理、すすぎ処理、脱水処理、乾燥処理等を実行する。水栓バルブ26は、洗い処理及びすすぎ処理において、洗濯槽12bに水道水や風呂の残り水等の洗濯に利用可能な水を適切なタイミングと量で供給するために開閉制御される。ヒータ28は、乾燥処理において、洗濯槽12bに対して温風を供給して、脱水された洗濯物の乾燥を行う。扉ロック機構30は、洗濯処理の実行中に、誤って開閉カバー12aが開放されることを防止する。例えば、洗濯スタートスイッチが操作されると同時に、開閉カバー12aの施錠を行い、脱水処理または乾燥処理が完了したときに開錠が行われる。
【0028】
センサ32は、モータ24、水栓バルブ26、ヒータ28、扉ロック機構30等ごとに対応して設けられ、各構成に対応する検出機能を備える。例えば、モータ24には、回転速度や回転方向を検出するセンサが配置される。水栓バルブ26には、バルブ開度を検出するセンサが配置される。ヒータ28には、ヒータ温度や温風を送り出すファンの風量を測定するセンサが配置される。扉ロック機構30には、開閉カバー12aの施錠状態を検出するセンサが配置される。
【0029】
操作部20は、例えば、「おまかせ洗濯」、「念入洗濯」、「どろんこ洗濯」、「おしゃれぎ洗濯」等の洗濯コースを選択するスイッチ、「洗い処理」、「すすぎ処理」、「脱水処理」、「乾燥処理」等を個別に実施するための個別実施スイッチ、各処理の処理時間を設定する時間設定スイッチ等が配置されている。また、これらのスイッチによる各設定を行った後に直ちに洗濯を開始する通常洗濯モードの実行スイッチや希望する時間(時刻)に洗濯処理を完了(または開始)する予約設定モードを設定する設定スイッチ等が配置されている。なお、これらのスイッチは一例であり、適宜増減することができる。操作部20は、物理スイッチで構成されてもよいし、タッチパネルで構成されてもよい。また、操作部20は、LCD(liquid crystal display)等の表示装置上に設けられた透明のタッチパネル等で構成されてもよい。
【0030】
洗濯機制御部22は、「洗い処理」、「すすぎ処理」、「脱水処理」、「乾燥処理」等を実現するために、操作受付部22a、モータ制御部22b、コース制御部22c,水栓制御部22d,ヒータ制御部22e、扉制御部22f、予約制御部22g等の詳細モジュールを備える。これらのモジュールは、洗濯機制御部22を構成するCPUが、ROM等の記憶装置にインストールされ記憶されたプログラムを読み出し、それを実行することで実現されてもよいし、各モジュールまたはその一部がハードウェアで構成されてもよい。
【0031】
操作受付部22aは、操作部20を介して入力された洗濯コースの選択や洗濯処理時間の設定、予約洗濯を実行する場合の予約時間等の操作内容を受け付ける。モータ制御部22bは、モータ24の制御を実行する。モータ制御部22bは、操作部20で選択された洗濯コースに従い、洗濯槽12bの回転状態の制御を実行する。コース制御部22cは、操作部20で選択された洗濯コースに対応するモータ24、水栓バルブ26、ヒータ28、扉ロック機構30等の制御内容を図示を省略した記憶部(ROM等)から読み出し、モータ制御部22b、水栓制御部22d、ヒータ制御部22e、扉制御部22f等に制御内容を提供する。コース制御部22cは、例えば、洗濯コースごとのモータ24の回転速度や回転方向、回転方向の逆転のタイミング等の制御プロファイルをモータ制御部22bに提供する。同様に、コース制御部22cは、洗濯コースごとの水栓バルブ26の開閉のタイミングやバルブ開度等の制御プロファイルを水栓制御部22dに提供する。また、コース制御部22cは、洗濯物の重量等に応じて、乾燥処理を行う場合のヒータ28の温度や温風を送るためのファンの強さ、乾燥時間等の制御プロファイルをヒータ制御部22eに提供する。また、コース制御部22cは、洗濯コースごとの扉ロック機構30による施錠、開錠のタイミングの制御プロファイルを扉制御部22fに提供する。
【0032】
なお、上述した実施形態において、洗濯槽12bに洗濯物が存在するか否かは洗濯槽12bに配置されて重量センサや洗濯槽12bに洗濯物を投入した状態で洗濯槽12bを回転させるモータ24の負荷状態の変化で検出することができる。また、開閉カバー12aを二重構造として、開閉カバー12a内部にカメラ等を配置し画像情報に基づき、洗濯槽12b内部における洗濯物の検出を行うようにしておよい。
【0033】
予約制御部22gは、操作受付部22aを介して予約洗濯コースが選択された場合、洗濯槽12b内に洗濯物が存在するかの確認や予約洗濯で実行される洗濯コースの確認、予約時間の確認、開閉カバー12aの施錠の確認等を実行する。そして、予約制御部22gは、予約時間に洗濯処理を正常に実行することができる条件(洗濯物の投入や洗濯コースの選択操作等)が満たされている場合、予約された洗濯コースに応じた制御プロファイルを、モータ24、水栓バルブ26、ヒータ28、扉ロック機構30等に供給する制御をコース制御部22cが実行するように制御信号をコース制御部22cに提供する。
【0034】
続いて、サービスサーバ14の構成を説明する。前述したように、サービスサーバ14は、洗濯制御サポートを行う企業等に設置された、PCなどといった一般的な情報処理装置と同様のコンピュータ資源で実現され得る。サービスサーバ14には、洗濯物が洗濯槽12bに投入された状態の洗濯機12の洗濯処理の設定操作を遠隔地から可能にするリモート操作設定の設定パターンや洗濯機12の動作状態等を記憶する記憶部34が接続されている。
【0035】
また、サービスサーバ14は、CPUが、ROM等の記憶装置から読み出す制御プログラムを実行することによって、洗濯制御システム10において報知処理を実行するための各種モジュールを実現する。サービスサーバ14は、例えば、情報処理部36、受付判定部38、報知制御部40等のモジュールを有する。また。情報処理部36は、情報管理部36a、情報取得部36b、洗濯機状態取得部36c等の詳細モジュールを有する。また、報知制御部40は報知処理部40a、タイミング変更部40b等の詳細モジュールを有る。なお、各モジュール及び詳細モジュールは、適宜統合されてもよいし、分割されてもよい。また、各モジュール及び詳細モジュールは、一部または全てがハードウェアで構成されてもよい。
【0036】
情報処理部36は、利用者に対する報知処理を実行する場合に必要となる各種情報の取得を行う。
【0037】
情報管理部36aは、洗濯機12の過去の操作履歴や設定履歴、現在の洗濯機12の操作状態や設定状態等の情報を、ネットワークNを介して逐次、または定期的に取得し、記憶部34に記憶し管理する。例えば、何曜日の何時にリモート操作設定を行ったかとか、その際の洗濯物の重量、洗濯コース、洗濯予約時間等の情報を取得して、記憶部34において設定パターンの構築に利用する。
【0038】
情報取得部36bは、リモート操作設定の設定パターンを取得する。設定パターンは、例えば、利用者が特定のパターンとして設定したものを取得してもよい。例えば、「毎日、午前7時30分までにリモート操作設定を完了する」という設定パターンを、例えば、携帯端末装置16にインストールされた専用のアプリケーションを実行することで設定し、これを情報取得部36bで取得するようにしてもよい。この場合、設定パターンは、リモート操作設定が完了済みであることを確認する、曜日ごとの確認時刻情報を含む。したがって、利用者の意図するタイミングでリモート操作設定の有無確認を確実に行うことができる。取得された設定パターンは、報知制御部40においてリモート操作設定が未設定である場合に、リモート操作設定の設定を促す報知を実行するか否かの判定に利用することができる。
【0039】
また、別の実施形態は、記憶部34に蓄積られている、洗濯機12の過去の操作履歴や設定履歴に基づいて生成された設定パターンを情報取得部36bで取得してもよいし、情報管理部36aにおいて逐次取得される情報に基づき、最新の状況を反映させて生成された設定パターンを取得するようにしてもよい。
【0040】
図4には、記憶部34に記憶されている履歴情報に基づき生成された、洗濯制御システム10用される設定パターン42の例示的かつ模式的な説明図である。設定パターン42には、例えば、曜日ごとリモート操作設定の実行時刻、洗濯物重量、リモート操作設定チェック時刻等の過去数週間や数か月等の平均値が記載されている。例えば、履歴No1は、毎週月曜日のリモート操作設定の実行時刻の平均値が、午前7時25分であり、月曜日の洗濯物の平均重量が2Kgであることが示されている。リモート操作設定チェック時刻は、外出準備時間を考慮して例えば、午前7時30分であることが示されている。したがって、月曜日は、通常であれば、午前7時25分までにはリモート操作設定が実施されているはずであり、午前7時30分には、リモート操作設定の有無のチェックが行われる。リモート操作設定が失念されている場合には、午前7時30分にリモート操作設定を促す報知が実行される。また、例えば、履歴No4は、休日である毎週日曜日のリモート操作設定の実行時刻の平均値が、午前9時00分であり、日曜日の洗濯物の平均重量が6.5Kgであることが示されている。リモート操作設定チェック時刻は、外出準備時間を考慮して例えば、午前9時05分であることが示されている。したがって、日曜日は、通常であれば、午前9時00分までにはリモート操作設定が実施されているはずであり、午前9時05分には、リモート操作設定の有無のチェックが行われる。リモート操作設定が失念されている場合には、午前9時05分にリモート操作設定を促す報知が実行される。
【0041】
このように、履歴情報を用いる場合、使用者の生活パターンに対応するタイミングでリモート操作設定の有無確認を確実に行うことができる。例えば、出勤直前のタイミングでリモート操作設定の有無確認を実行したい場合、季節によって出勤時間が変更になっても、自動的に出勤時間の変更を反映させた設定パターンが生成され、最適なタイミングでリモート操作設定の有無確認を確実に行うことができる。
【0042】
洗濯機状態取得部36cは、洗濯機12に備えられた各種センサ32の検出結果に基づき、洗濯機12の現在の状態を取得する。例えば、洗濯槽12b内の洗濯物の重量や、開閉カバー12aの開閉状態及び施錠状態、洗濯処理の進行状態等の情報を取得し、リモート操作設定の設定を促す報知を実行するか否かの判定に利用する。
【0043】
受付判定部38もまた、ネットワークNを介して洗濯機12と通信を行う。受付判定部38は、リモート操作設定の受付が行われたか否か(設定の有無)を判定する。受付判定部38は、情報取得部36bが取得したリモート操作設定の設定パターンに従うタイミングで、リモート操作設定の有無を判定することができる。
【0044】
報知制御部40は、リモート操作設定に関する報知の出力内容や出力タイミング、及び出力タイミングの変更等に関する制御を実行する。
【0045】
報知処理部40aは、報知の出力内容や出力タイミングの制御を行う。報知処理部40aは、設定パターンに対応するリモート操作設定を受付判定部38が受けていない場合に、新規のリモート操作設定の完了を促す報知を所定の出力装置である例えば携帯端末装置16で実行させる。例えば、報知処理部40aは、「毎日、午前7時30分までにリモート操作設定を完了する」という、設定パターンが採用されている場合、午前7時30分または、その後、所定期間内にリモート操作設定の完了が確認できない場合に報知を実行する。この場合、報知制御部40は、リモート操作設定の設定を促す報知、またはリモート操作設定の必要性を確認する報知を実行する。例えば、「洗濯処理を外出先から可能にするため、洗濯機の準備をしてリモート操作設定を実行してください」や「いつも実行している洗濯機のリモート操作設定が行われていません。必要ありませんか」等の音声メッセージを携帯端末装置16で出力させる。その結果、利用者は、洗濯機12のリモート操作設定を失念して、外出先(宅外)から洗濯機12の予約変更を含む洗濯機12の操作ができないという、不都合を回避することができる。例えば、利用者が帰宅の時刻に合わせて、脱水処理が終了するように予約設定を行っていた場合で、帰宅時間が変更になった場合には、脱水処理の終了時間を変更になった帰宅時間に対応して変更することができる。また、帰宅時間に合わせて脱水処理を完了させ、屋外に干そうと考えて予約設定を行っていたが、天候の悪化(例えば雨天)が予想される場合、乾燥処理まで実行するように予約内容を変更することができる。なお、乾燥処理を追加する場合、洗濯処理が完了するまでの時刻が遅延するため、その旨を利用者に報知した上で変更を受け付けるようにしてもよい。
【0046】
別の実施形態として、報知処理部40aは、利用者の外出行動を示す外出行動予測情報を取得し、外出行動を検出した場合に、リモート操作設定の設定を促す報知、またはリモート操作設定の必要性を確認する報知を実行して、携帯端末装置16で出力するようにしてもよい。報知処理部40aは、外出行動予測情報を例えば、ホーム管理装置18から取得することができる。前述したように、ホーム管理装置18は、洗濯機12が設置されている利用者の自宅の照明機器や空気調和装置等の家電製品の制御管理や電源管理、窓や玄関ドア等の施錠管理等を統括的に行う装置である。例えば、利用者が外出する際、一般には部屋の照明を消灯する。また、空気調和装置が運転されていた場合には、照明の消灯とほぼ同じタイミングで運転を停止させる。つまり、家電製品の電源がOFFされたか否かを監視することにより、利用者が外出行動を示しているか否かを推定することができる。また、窓や玄関ドア等の施錠が行われたか否かを確認することにより、利用者が外出行動を示しているか否かを推定することができる。
【0047】
つまり、外出行動を検出することにより、報知処理部40aは、利用者が外出するタイミングで、リモート操作設定の設定を促す報知、またはリモート操作設定の必要性を確認する報知を実行することができる。この場合、突発的に設定パターンと異なるタイミングで利用者が外出するような場合でも、確実にリモート操作設定を確認するための報知を行うことができる。なお、外出行動予測情報に基づくタイミングで報知を行う場合、利用者は玄関から外に出ている場合があるが、直ちにかつ容易に洗濯機12の設置位置に戻ることが可能である。したがって、利用者は、洗濯機12における洗濯の準備及びリモート操作設定を容易に行うことできる。
【0048】
また、情報取得部36bが取得する設定パターンとして、洗濯槽12bの開閉カバー12aが開放されたタイミング、すなわち、洗濯槽12bに洗濯物を投入すると見なせるタイミングを、リモート操作設定が完了しているか否かを確認するタイミングとしてもよい。この場合、例えば、洗濯物は、外出先から帰宅したときや入浴後等に発生することがある。その場合、洗濯物の発生の都度、または就寝前に洗濯物を洗濯槽12bに投入する場合がある。この場合、報知処理部40aは、洗濯機状態取得部36cを介して洗濯機12の開閉カバー12aの開閉動作や洗濯槽12b内の洗濯物の重量等の情報を取得することができる。そして、報知処理部40aは、洗濯槽12bの開閉カバー12aの閉動作ごとに洗濯物の有無確認を実行し、洗濯槽12bに洗濯物が存在する場合、リモート操作設定を確認するための報知を実行してもよい。この場合、洗濯物の投入のたびに、リモート操作設定を確認することが可能になり、リモート操作設定を失念することが防止し易くなる。
【0049】
また、別の実施形態において、情報取得部36bが取得する設定パターンとして、洗濯槽12bの洗濯物の容量変化が検出され、洗濯物の容量が予め設定した閾値以上になったタイミング、すなわち、洗濯槽12bに洗濯物が一定量投入されたと見なせるタイミングを、リモート操作設定が完了しているか否かを確認するタイミングとしてもよい。例えば、単身者等、一日の洗濯物の発生量が少なく、洗濯槽12bに洗濯物を投入するものの、数日分をまとめて洗濯する場合がある。すなわち、数日間隔で洗濯処理を実行する場合ある。この場合、報知処理部40aは、洗濯槽12bに洗濯物が一定量溜まった場合、リモート操作設定が完了しているか否かを確認する報知を携帯端末装置16で実行させる。その結果、何日か洗濯物を溜めてから洗濯処理を実行するような洗濯パターンの利用者に対しても、過剰な報知による煩わしさを回避しつつ、最適なタイミングで、リモート操作設定を確認することが可能になり、リモート操作設定の失念を防止し易くなる。
【0050】
ところで、上述したように、開閉カバー12aが閉動作されるたびに、リモート操作設定が完了しているか否かを確認する報知が実行されると、利用者に煩わしさ感を与えてしまう場合がある。例えば、もう少し洗濯物を投入してからリモート操作設定を行おうと思っていた利用者にとっては、報知が煩わしく感じる場合がある。また、上述のように洗濯物の重量が閾値を超えた場合に報知が行われる場合も、今回に限りあと何日分か洗濯物を溜めてから洗濯したいと考える場合がある。そのような場合に、洗濯物の重量がいつもの閾値以上で重量が変化(増加)するたびに、リモート操作設定を促す報知が行われることになる。その結果、数日後にリモート操作設定を行おうと思っていた利用者にとっては、報知が煩わしく感じる場合がある。
【0051】
そこで、タイミング変更部40bは報知のタイミングを一時的に変更することができる。例えば、開閉カバー12aが閉動作されるたびに報知が実行される場合、所定回数、例えば、3回まで報知が行われたことを条件に、次回の報知のタイミングを変更することができる。例えば、翌朝の午前8時10分に報知を行うように変更することができる。この場合、以降、翌朝の午前8時10分までは、開閉カバー12aの開閉(閉動作)が行われた場合でも、報知は実施されず、頻繁な報知に起因する煩わしさを回避することができる。なお、この場合、利用者は、報知のタイミングの変更を意識的に行っているため、洗濯開始準備が整った時点でリモート操作設定を実施することを認識しているものと見なすことができる。したがって、翌朝の午前8時10分までには、リモート操作設定が完了しているはずである。なお、報知のタイミングの変更を実施した場合でも、通常の設定パターンに基づく報知は実行されるようにしてもよい。この場合、仮に報知のタイミングの変更をしたにも関わらず、その後のリモート操作設定を失念したいた場合でも、通常通りの報知が実施され、リモート操作設定を失念したまま外出し、宅外から洗濯機12の遠隔操作(予約時間や洗濯コース等の変更)ができない等の不都合が発生することを回避することができる。なお、報知タイミングの変更が可能となる条件として、所定回数(例えば3回)の報知が実行されたこととする例を示した。別の実施形態では、所定回数が1回、すなわち、報知が行われた後、直ちに報知タイミングの変更を可能としてもよい。
【0052】
同様に、洗濯物の重量が閾値を超えた場合に報知が行われる場合も、タイミング変更部40bは、次回の報知の日時を指定して報知タイミングの変更を行うことが可能で、同様の効果を得ることができる。
【0053】
以上のように構成される洗濯制御システム10における報知処理の流れを
図5に示す例示的なフローチャートを用いて説明する。なお、
図5に示す処理において、設定パターンの構築または、利用者により設定パターンの設定(リモート操作設定のチェック時刻の設定)は、既に完了しているものとする。
【0054】
まず、情報取得部36bは、記憶部34からリモート操作設定の設定パターン42を取得する(S100)。報知処理部40aは、現在の時刻がリモート操作設定のチェックタイミングか否かを確認する(S102)。現在の時刻がリモート操作設定のチェックタイミングの場合(S102のYes)、報知処理部40aは、受付判定部38によりリモート操作設定の受付が済んでいるか否か確認する(S104)。報知処理部40aは、受付判定部38によりリモート操作設定の受付が済んでいない場合(S104のNo)、すなわち、利用者がリモート操作設定を失念している可能性がある場合である。この場合、報知処理部40aは、タイミング変更部40bにより報知タイミングの変更が行われているか確認する(S106)。報知タイミングの変更が行われている場合(S106のYes)、報知タイミングを利用者により指定されたタイミングに設定変更する(S108)。S106の処理で、報知タイミングの変更が行われていない場合(S106のNo)、S108の処理をスキップする。
【0055】
そして、報知処理部40aは、現在の時刻が報知タイミングである場合(S110のYes)、リモート操作設定を促す報知、またはリモート操作設定を実行するか否かを確認する報知を携帯端末装置16に出力させる(S112)。なお、報知のタイミングは、前述したように、リモート操作設定のチェック時刻、外出行動予測時刻、報知タイミングの変更が行われている場合は変更された時刻、報知タイミングの変更が行われていない場合は開閉カバー12aの閉動作タイミング、洗濯槽12b内の洗濯物の重量が閾値と比較される場合は閾値を超えたタイミング等である。
【0056】
報知処理部40aにより報知処理が実行された場合、受付判定部38が新規のリモート操作設定を受け付けたと判定した場合、または利用者によるリモート操作設定の未設定が了承された場合(S114のYes)、このフローを一旦終了する。つまり、外出先から洗濯機12の遠隔操作が可能な状態とする設定が完了する。または、利用者の了承のもと、洗濯機12の遠隔操作が不要であることが確認された状態となり、洗濯制御システム10の処理が終了する。
【0057】
S114の処理において、報知が行われたにも関わらず、受付判定部38が新規のリモート操作設定を受け付けていないと判定した場合、または利用者によるリモート操作設定の未設定が了承されていない場合(S114のNo)、S100の処理に戻り、S100以降処理を継続する。また、S110の処理において、報知タイミングでない場合(S110のNo)、S112の処理をスキップして、S114の処理に移行する。また、S104において、既にリモート操作設定が済んでいる場合(S104のYes)、S102の処理において、現在の時刻がリモート操作設定のチェックタイミングではない場合(S102のNo)、S114の処理に移行し以降の処理を継続する。
【0058】
このように、本実施形態の洗濯制御システム10によれば、適切なタイミングでリモート操作設定を促す(確認する)報知が実行されるので、リモート操作設定の失念を容易に回避させることが実現できる。その結果、宅外から洗濯機12の選択処理の予約内容の変更や選択処理の開始や終了時刻の変更を確実に行うことができる。
【0059】
本実施形態の洗濯制御システム10におけるサービスサーバ14は、ネットワークNに接続可能な状態で、単独で存在する場合を示したが、サービスサーバ14の機能は、例えば、洗濯機12の洗濯機制御部22に備えられてもよく、同様の効果を得ることができる。また、サービスサーバ14の機能は、携帯端末装置16上で専用のアプリケーションを実行することにより実現されてもよく、同様の効果を得ることができる。また、同様にホーム管理装置18で実現されてもよく、同様の効果を得ることができる。
【0060】
また、本実施形態の洗濯制御システム10のサービスサーバ14を構成する各モジュールを実現し、報知処理を実行するための洗濯制御システム10の制御プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のスマートフォンやタブレット端末、コンピュータ等の端末装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
【0061】
さらに、洗濯制御システム10の制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたスマートフォンやタブレット端末、コンピュータ等の端末装置上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態で実行される制御プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
【0062】
本発明の実施形態及び変形例を説明したが、これらの実施形態及び変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0063】
10…洗濯制御システム、12…洗濯機、12a…開閉カバー、12b…洗濯槽、14…サービスサーバ、16…携帯端末装置、18…ホーム管理装置、20…操作部、22…洗濯機制御部、22a…操作受付部、22b…モータ制御部、22c…コース制御部、22d…水栓制御部、22e…ヒータ制御部、22f…扉制御部、22g…予約制御部、24…モータ、26…水栓バルブ、28…ヒータ、30…扉ロック機構、32…センサ、34…記憶部、36…情報処理部、36a…情報管理部、36b…情報取得部、36c…洗濯機状態取得部、38…受付判定部、40…報知制御部、40a…報知処理部、40b…タイミング変更部、42…設定パターン。