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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023175186
(43)【公開日】2023-12-12
(54)【発明の名称】プログラム、方法及び情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20231205BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022087509
(22)【出願日】2022-05-30
(71)【出願人】
【識別番号】513056101
【氏名又は名称】フリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002815
【氏名又は名称】IPTech弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】孝橋 麻衣
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ユーザが選択する自己の業種や会社規模に応じて提供するサービス内容を変更し、サービス開始後のユーザの状況に応じてサービス内容を変更、案内可能なプログラム、方法及び情報処理装置を提供する。
【解決手段】サービス提供システムで実行されるプログラムは、ユーザからユーザが勤務又は経営する企業に関する情報を受け付け、受け付けたユーザの属性に基づいて、ユーザが勤務又は経営する企業に提供可能な1又は複数の第1サービスの候補を抽出し、第1サービスの候補をユーザに提供し、ユーザの第1サービスの利用に伴う利用状況を取得し、利用状況に基づいて、ユーザが勤務又は経営する企業に提供可能な1又は複数の第2サービスの候補を抽出し、第1サービスと第2サービスとで、含まれるサービスの候補に相違がある場合に、第2サービスの候補をユーザに提示し、ユーザが勤務または経営する企業が利用するサービスの内容を変更する。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備えるコンピュータによって実行されるプログラムであって、前記プログラムは、前記プロセッサに、
ユーザからユーザが勤務または経営する企業に関する情報を受け付けるステップと、
前記受け付けたユーザが勤務または経営する企業に関する情報に基づいて、前記ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第1サービスの候補を抽出するステップと、
前記抽出した1または複数の第1サービスの候補を前記ユーザに提供するステップと、
前記ユーザの、前記1または複数の第1サービスの利用に伴う利用状況を取得するステップと、
前記利用状況に基づいて、前記ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第2サービスの候補を抽出するステップと、
前記1または複数の第1サービスと前記1または複数の第2サービスとで、含まれるサービスの候補に相違がある場合に、前記1または複数の第2サービスの候補を前記ユーザに提示し、前記ユーザが勤務または経営する企業が利用するサービスの内容を変更するステップと、を実行させる、プログラム。
【請求項2】
前記ユーザが勤務または経営する企業に関する情報は、業種、会社規模、個人・法人の別、株式上場の有無、従業員数、資本金からなる群のいずれか1つである、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
プロセッサを備えるコンピュータによって実行される方法であって、前記方法は、前記プロセッサが、
ユーザからユーザが勤務または経営する企業に関する情報を受け付けるステップと、
前記受け付けたユーザが勤務または経営する企業に関する情報に基づいて、前記ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第1サービスの候補を抽出するステップと、
前記抽出した1または複数の第1サービスの候補を前記ユーザに提供するステップと、
前記ユーザの、前記1または複数の第1サービスの利用に伴う利用状況を取得するステップと、
前記利用状況に基づいて、前記ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第2サービスの候補を抽出するステップと、
前記1または複数の第1サービスと前記1または複数の第2サービスとで、含まれるサービスの候補に相違がある場合に、前記1または複数の第2サービスの候補を前記ユーザに提示し、前記ユーザが勤務または経営する企業が利用するサービスの内容を変更するステップと、を実行する、方法。
【請求項4】
制御部を備える情報処理装置であって、前記制御部が、
ユーザからユーザが勤務または経営する企業に関する情報を受け付けるステップと、
前記受け付けたユーザが勤務または経営する企業に関する情報に基づいて、前記ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第1サービスの候補を抽出するステップと、
前記抽出した1または複数の第1サービスの候補を前記ユーザに提供するステップと、
前記ユーザの、前記1または複数の第1サービスの利用に伴う利用状況を取得するステップと、
前記利用状況に基づいて、前記ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第2サービスの候補を抽出するステップと、
前記1または複数の第1サービスと前記1または複数の第2サービスとで、含まれるサービスの候補に相違がある場合に、前記1または複数の第2サービスの候補を前記ユーザに提示し、前記ユーザが勤務または経営する企業が利用するサービスの内容を変更するステップと、を実行する、情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、方法、及び情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザの事業内容、業種等の情報に基づいて、ユーザに提供するサービスの内容を変更し提案する技術が知られている。
【0003】
特許文献1には、企業内におけるイントラネットのポータルサイトにおいて、企業内の職位・職種等に応じた業務サービスのカスタマイズを行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004-258824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の技術では、ユーザの企業内の職位等に基づいて、ユーザが所属する企業において使用しているサービスにおいて、ユーザに提示する内容(例えば、上長承認の要否等)を変更し提示することが記載されている。しかし、特許文献1では、あくまでユーザが使用しているサービス内において、ユーザの職位等に基づいてカスタマイズを行う技術であり、ユーザが利用可能な他のサービスの提案等はせず、ユーザはクローズドな環境で業務を進めてしまい、業務の効率が損なわれてしまうおそれがある。
【0006】
そこで、本開示では、ユーザが選択する自己の業種や会社規模に応じて提供するサービス内容を変更し、サービス開始後のユーザの状況に応じて提供するサービス内容を変更、案内することが可能なシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施形態によると、プロセッサを備えるコンピュータによって実行されるプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、ユーザからユーザが勤務または経営する企業に関する情報を受け付けるステップと、受け付けたユーザのユーザが勤務または経営する企業に関する情報に基づいて、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第1サービスの候補を抽出するステップと、抽出した1または複数の第1サービスの候補をユーザに提供するステップと、ユーザの、1または複数の第1サービスの利用に伴う利用状況を取得するステップと、利用状況に基づいて、ユーザ勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第2サービスの候補を抽出するステップと、1または複数の第1サービスと1または複数の第2サービスとで、含まれるサービスの候補に相違がある場合に、1または複数の第2サービスの候補をユーザに提示し、ユーザが勤務または経営する企業が利用するサービスの内容を変更するステップと、を実行させる、プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、ユーザが勤務または経営する企業に関する情報を定期的に取得し、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能なサービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施の形態1のサービス提供システム1の全体の構成を示す図である。
図2】実施の形態1のサービス提供システム1を構成する端末装置10の機能的な構成を示すブロック図である。
図3】実施の形態1のサービス提供システム1を構成するサーバ20の機能的な構成を示す図である。
図4】実施の形態1のサービス提供システム1を構成するサーバ20が記憶するサービス情報データベース2021の例を示す図である。
図5】実施の形態1のサービス提供システム1による一連の動作例を示すフローチャートである。
図6図6は、サービス提供システム1においてユーザから取得した情報に基づいて、提供可能なサービスの候補をユーザに提供する際の画面例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0011】
<概要>
以下、本開示に係るサービス提供システムについて説明する。このサービス提供システムは、法人において、例えば会計サービス等を利用するユーザに対して、ユーザが勤務または経営する企業に関する情報を定期的に取得し、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能なサービスを提供するためのシステムである。昨今、ユーザが勤務または経営する企業が利用可能なサービス(会計サービス・人事労務サービス等)は多岐に渡っているものの、その利用選択についてはユーザの判断にゆだねられており、効率的なサービスの利用をすることが困難であった。そのため、ユーザが勤務または経営する企業の情報に基づいて、利用可能なサービスを適切に提案するシステムが求められている。そこで、本開示では、ユーザが選択する自己の業種や会社規模に応じて提供するサービス内容を変更し、サービス開始後のユーザの状況に応じて提供するサービス内容を変更、案内可能なサービスを提供する技術を提供する。
【0012】
そこで、本開示に係るサービス提供システムにおけるプログラムは、プロセッサを備えるコンピュータによって実行されるプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、ユーザからユーザが勤務または経営する企業に関する情報を受け付けるステップと、受け付けたユーザの属性に基づいて、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第1サービスの候補を抽出するステップと、抽出した1または複数の第1サービスの候補をユーザに提供するステップと、ユーザの、1または複数の第1サービスの利用に伴う利用状況を取得するステップと、利用状況に基づいて、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第2サービスの候補を抽出するステップと、1または複数の第1サービスと1または複数の第2サービスとで、含まれるサービスの候補に相違がある場合に、1または複数の第2サービスの候補をユーザに提示し、ユーザが勤務または経営する企業が利用するサービスの内容を変更するステップと、を実行させる。
【0013】
<第1の実施の形態>
以下、第1の実施の形態のサービス提供システム1について説明する。以下の説明では、例えば、端末装置10がサーバ20へアクセスすることにより、サーバ20が、端末装置10で画面を生成するための情報を応答する。端末装置10は、サーバ20から受信した情報に基づいて画面を生成し表示する。
【0014】
<1 サービス提供システム1の全体構成>
図1は、第1の実施の形態のサービス提供システム1の全体の構成を示す図である。図1に示すように、サービス提供システム1は、複数の端末装置(図1では、端末装置10A及び端末装置10Bを示している。以下、総称して「端末装置10」ということもある)と、サーバ20とを含む。端末装置10とサーバ20とは、ネットワーク80を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク80は、有線または無線ネットワークにより構成される。
【0015】
端末装置10は、各ユーザが操作する装置である。ここで、ユーザとは、端末装置10を使用してサービス提供システム1の機能である、自身が勤務または経営する企業等の情報を入力し、利用可能なサービスの提案などを受ける者であり、例えば法人(企業)の経営者等をいう。端末装置10は、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPC等により実現される。この他、端末装置10は、例えば移動体通信システムに対応したタブレットや、スマートフォン等の携帯端末であるとしてもよい。
【0016】
端末装置10は、ネットワーク80を介してサーバ20と通信可能に接続される。端末装置10は、4G、5G、LTE(Long Term Evolution)等の通信規格に対応した無線基地局81、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11等の無線LAN(Local Area Network)規格に対応した無線LANルータ82等の通信機器と通信することにより、ネットワーク80に接続される。図1に端末装置10Bとして示すように、端末装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、記憶部16と、プロセッサ19とを備える。
【0017】
通信IF12は、端末装置10がサーバ20などの外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置(例えば、キーボードや、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス等)である。出力装置14は、ユーザに対し情報を提示するための出力装置(ディスプレイ、スピーカ等)である。メモリ15は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。記憶部16は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
【0018】
サーバ20は、サービス提供システムに係る一連の処理を管理する装置である。サーバ20は、記憶部にユーザに提供するサービスの情報等を登録させており、記憶部に登録されている各種情報から、必要な情報を取得する。サーバ20は、取得した情報に基づいて、サービス提供に係る一連の処理を行う。
【0019】
サーバ20は、ネットワーク80に接続されたコンピュータである。サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
【0020】
通信IF22は、サーバ20が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための図示しない入力装置、及び、ユーザに対し情報を提示するための図示しない出力装置とのインタフェースとして機能する。メモリ25は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。ストレージ26は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
【0021】
<1.1 端末装置10の構成>
図2は、第1の実施の形態のサービス提供システム1を構成する端末装置10の機能的な構成を示すブロック図である。図2に示すように、端末装置10は、複数のアンテナ(アンテナ111、アンテナ112)と、各アンテナに対応する無線通信部(第1無線通信部121、第2無線通信部122)と、操作受付部130(キーボード1301及びマウス1302を含む)と、ディスプレイ150と、記憶部170と、制御部180とを含む。端末装置10は、図2では特に図示していない機能及び構成(例えば、電力を保持するためのバッテリー、バッテリーから各回路への電力の供給を制御する電力供給回路等)も有している。図2に示すように、端末装置10に含まれる各ブロックは、バス等により電気的に接続される。
【0022】
アンテナ111は、端末装置10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ111は、空間から電波を受信して受信信号を第1無線通信部121へ与える。
【0023】
アンテナ112は、端末装置10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ112は、空間から電波を受信して受信信号を第2無線通信部122へ与える。
【0024】
第1無線通信部121は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ111を介して信号を送受信するための変復調処理等を行う。第2無線通信部122は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ112を介して信号を送受信するための変復調処理等を行う。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、チューナー、RSSI(Received Signal Strength Indicator)算出回路、CRC(Cyclic Redundancy Check)算出回路、高周波回路等を含む通信モジュールである。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、端末装置10が送受信する無線信号の変復調や周波数変換を行い、受信信号を制御部180へ与える。
【0025】
操作受付部130は、ユーザの入力操作を受け付けるための機構を有する。具体的には、操作受付部130は、キーボード1301と、マウス1302とを含む。
【0026】
キーボード1301は、端末装置10のユーザの入力操作を受け付ける。キーボード1301は、文字入力を行う装置であり、入力された文字情報を入力信号として制御部180へ出力する。
【0027】
マウス1302は、端末装置10のユーザの入力操作を受け付ける。マウス1302は、ディスプレイ150に表示されている表示物を選択等するためのポインティングデバイスであり、画面上で選択された位置情報と、ボタン押下されていることを示す情報とを入力信号として制御部180へ出力する。
【0028】
ディスプレイ150は、制御部180の制御に応じて、画像、動画、テキストなどのデータを表示する。ディスプレイ150は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、または有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイによって実現される。なお、ディスプレイ150は、例えば静電容量方式のタッチパネルを用いることによって、タッチパネルに対するユーザの接触位置を検出する、タッチスクリーンであり、上述のキーボード等の機能を含むものとして構成してもよい。
【0029】
記憶部170は、例えばフラッシュメモリ等のメモリ15、記憶部16により構成され、端末装置10が使用するデータ及びプログラムを記憶する。ある局面において、記憶部170は、ユーザ情報1701を記憶する。
【0030】
制御部180は、例えばプロセッサ19により構成され、記憶部170に記憶されるプログラムを読み込んで、プログラムに含まれる命令を実行することにより、端末装置10の動作を制御する。制御部180は、例えば予め端末装置10にインストールされている(記憶部170に格納されている)アプリケーションであるプログラムに従って動作することにより、入力操作受付部1801と、送受信部1802と、データ処理部1803と、報知制御部1804としての機能を発揮する。
【0031】
入力操作受付部1801は、キーボード1301等の入力装置に対するユーザの入力操作を受け付ける処理を行う。
【0032】
送受信部1802は、端末装置10が、サーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。
【0033】
データ処理部1803は、端末装置10が入力を受け付けたデータに対し、プログラムに従って演算を行い、演算結果をメモリ等に出力する処理を行う。
【0034】
報知制御部1804は、ユーザに対し情報を提示する処理を行う。報知制御部1804は、表示画像をディスプレイ150に表示させる処理、音声をスピーカ(図示せず)に出力させる処理等を行う。
【0035】
<1.2 サーバ20の機能的な構成>
図3は、第1の実施の形態のサービス提供システム1を構成するサーバ20の機能的な構成を示す図である。図3に示すように、サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
【0036】
通信部201は、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
【0037】
記憶部202は、例えばメモリ25、ストレージ26により構成され、サーバ20が使用するデータ及びプログラムを記憶する。記憶部202は、サービス情報データベース2021等を記憶する。
【0038】
サービス情報データベース2021は、サービス提供システム1において、ユーザに対し、当該ユーザが勤務している企業などに提供可能な各種サービスの情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0039】
制御部203は、例えばプロセッサ29により構成され、このプロセッサ29がプログラムに従って処理を行うことにより、各種モジュールとして受信制御モジュール2031、送信制御モジュール2032、ユーザ情報取得モジュール2033、サービス抽出モジュール2034、サービス提示モジュール2035、利用状況取得モジュール2036、サービス変更モジュール2037に示す機能を発揮する。
【0040】
受信制御モジュール2031は、サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
【0041】
送信制御モジュール2032は、サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。これら受信制御モジュール2031及び送信制御モジュール2032は、ネットワーク80を介してアクセスしてきた端末装置10を含む外部機器に対して、サーバ20がWebサーバとして動作する機能をもたらす。
【0042】
ユーザ情報取得モジュール2033は、サービス提供システム1を使用するユーザから、ユーザが勤務または経営する企業に関する情報を受け付ける処理を制御する。ユーザが勤務または経営する企業に関する各種情報とは、ユーザがサービス提供システム1を使用する際に必要な情報であり、例えば、業種、会社規模、個人・法人の別、株式上場の有無、従業員数、資本金からなる群のいずれか1つの情報を含む。例えば、ユーザ情報取得モジュール2033は、ユーザが利用する端末装置10のユーザ情報1701から、ユーザに関する各種情報を取得し、当該情報を、後述するサービス抽出モジュール2034に送信する処理等を実行する。
ある局面において、ユーザ情報取得モジュール2033は、上記に例示した態様とは異なる態様でユーザが勤務または経営する企業に関する各種情報を取得してもよい。
例えば、ユーザ情報取得モジュール2033は、下記に含む態様でユーザが勤務または経営する企業に関する各種情報を取得してもよい。
・インターネット、Webサイト等をクローリングして当該情報を自動収集する態様
・ユーザから各種情報の入力を受け付けることで当該情報を取得する態様
【0043】
サービス抽出モジュール2034は、サービス提供システム1において、ユーザ情報取得モジュール2033が受け付けたユーザが勤務または経営する企業に関する情報に基づいて、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第1サービスの候補を抽出する処理を制御する。具体的には、例えば、サービス抽出モジュール2034は、後述するサービス情報データベース2021を参照し、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第1サービスの候補として、各種会計サービス、人事労務サービス等のサービスを抽出する。このとき、サービス抽出モジュール2034は、例えば、下記のサービスを抽出してもよい。
・ユーザが勤務する企業の売上高に応じた会計サービス
・ユーザが勤務する企業に赤字、残高不足が発生した時に利用する会計サービス
・補助金申請のための人事・労務サービス
・健保・年金支出のための人事・労務サービス
他にも、サービス抽出モジュール2034は、下記のようなサービスを抽出してもよい。
・売上高が一定を超え、かつ白色申告のユーザに対する開業支援サービス
・小規模法人で、決算期が近づきかつ税理士登録がないユーザに対する、自己申告支援サービス
【0044】
サービス提示モジュール2035は、サービス提供システム1において、抽出した1または複数の第1サービスの候補をユーザに提供する処理を制御する。具体的には、サービス提示モジュール2035は、サービス抽出モジュール2034が抽出した、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な各種サービスの情報をユーザに提示する。例えば、サービス提示モジュール2035は、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な各種サービスの情報を、ユーザが利用する端末装置10のディスプレイ150に表示する等により、ユーザに提示してもよい。このとき、表示の態様としては限定されず、あらゆる態様であってよい。
サービス提示モジュール2035は、提示したサービスに対するユーザからの選択を受け付けると、当該選択されたサービスをユーザが利用開始するための所定の画面(利用者登録、ガイダンス)等を表示してもよい。
【0045】
利用状況取得モジュール2036は、ユーザの、1または複数の第1サービスの利用に伴う利用状況を取得する処理を制御する。具体的には、利用状況取得モジュール2036は、ユーザが1または複数の第1サービスの利用を開始後、所定の期間(例えば、半年に1回等)ごとに定期的に、当該ユーザのサービスの利用状況と当該ユーザが勤務する企業に関する情報を取得する。ここで、サービスの利用状況は、例えば、サービスの利用頻度、特に利用しているサービス、問い合わせフォーム等で問い合わせられた質問内容等の各種情報であってよい。サーバ20の制御部203は、利用状況取得モジュール2036により取得されたサービスの利用状況を記憶部202に格納する。このとき、格納された情報は、過去の情報に上書きされて格納されてもよいし、格納した日付の情報と共に時系列で格納されてもよい。利用状況取得モジュール2036は、当該取得したユーザのサービスの利用状況と、ユーザが勤務する企業に関する情報を、サービス抽出モジュール2034に送信する。
上記処理は、ユーザからデータ更新のための入力操作を受け付けることにより実行されてもよいし、所定の期間経過ごとに自動的に実行されてもよい。また、利用状況取得モジュール2036は、ユーザ情報1701の格納情報に変更がある場合には、その情報を取得してもよい。
その後、サービス抽出モジュール2034は、利用状況に基づいて、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第2サービスの候補を抽出する。例えば、サービス抽出モジュール2034は、サービス情報データベース2021を参照し、利用状況取得モジュール2036により取得したサービスの利用状況、サービスの利用により取得される売上高等の情報が所定の条件を満たした場合等に、ユーザに提供可能なサービスの情報を抽出してもよい。
次に、サービス提示モジュール2035は、1または複数の第1サービスと1または複数の第2サービスとで、含まれるサービスの候補に相違がある場合に、1または複数の第2サービスの候補をユーザに提示する。
【0046】
ある局面において、利用状況取得モジュール2036は、ユーザのサービスの利用状況として、売上高の情報、ユーザのITリテラシーに関する情報、ユーザの会計に関する知識に関する情報、ユーザの労務に関する知識に関する情報からなる群の少なくともいずれかを取得してもよい。具体的には、例えば、利用状況取得モジュール2036は、定期的にユーザにIT、労務、会計等に関するアンケートを提示し、ユーザからの回答を受け付けることで、当該情報を取得することとしてもよい。
この時、利用状況取得モジュール2036は、アンケートを選択式等の形式で提示し、ユーザから受け付けた選択をカウントすることで、ユーザの知識レベルを判定してもよい。
利用状況取得モジュール2036は、判定した知識レベルの情報をサービス抽出モジュール2034に送信する。
その後、サービス抽出モジュール2034は、利用状況取得モジュール2036から取得したユーザの知識レベルの情報に基づいて、サービス情報データベース2021を参照し、ユーザが利用可能なサービスの候補を抽出してもよい。
これにより、ユーザの知識レベルにあったサービスを適切に提供することができる。
【0047】
サービス変更モジュール2037は、ユーザが勤務または経営する企業が利用するサービスの内容を変更する処理を制御する。具体的には、例えば、サービス変更モジュール2037は、サービス提示モジュール2035により提示されたサービスの候補について、ユーザからの選択を受け付けると、当該選択に基づいて、ユーザが利用するサービスの内容を変更する。
【0048】
これにより、ユーザは、自身の勤務する企業、経営する企業の状況に応じ、利用が推奨されるサービスを適切に利用することができる。
【0049】
<2 データ構造>
図4は、サーバ20が記憶するサービス情報データベース2021のデータ構造の例を示す図である。
【0050】
図4に示すように、サービス情報データベース2021のレコードのそれぞれは、項目「サービスID」と、項目「名称」と、項目「ジャンル」と、項目「対象」と、項目「条件」と、項目「費用」と、項目「備考」等を含む。
【0051】
項目「サービスID」は、サービス提供システム1にて管理するサービスそれぞれを識別する情報である。
【0052】
項目「名称」は、サービス提供システム1にて管理するサービスそれぞれの名称を示す情報である。
【0053】
項目「ジャンル」は、サービス提供システム1にて管理するサービスそれぞれのジャンルを示す情報である。具体的には、例えば、ジャンルは、下記を含む。
・人事・労務サービス
・会計サービス
【0054】
項目「対象」は、サービス提供システム1にて管理するサービスそれぞれが対象とするユーザを示す情報である。具体的には、例えば、対象は、下記を含む。
・個人事業主のユーザ
・法人設立後間もないユーザ
・法人設立後、所定の期間経過したユーザ
【0055】
項目「条件」は、サービス提供システム1にて管理するサービスそれぞれをユーザに提供する際に必要な条件を示す。具体的には、例えば、条件は、下記を含む。
・売上高が一定を超えかつ白色申告のユーザ
・小規模法人であり、決算期が近づきかつ会計システム上での税理士登録がないユーザ
他にも、サービス情報データベース2021は、条件として、ユーザの知識レベル等の情報を格納してもよい。
【0056】
項目「費用」は、サービス提供システム1にて管理するサービスそれぞれ利用するための費用を示す情報である。
【0057】
項目「備考」は、サービス提供システム1にて管理するサービスに関して、特記事項などがある場合に保持される情報である。
【0058】
<3 動作>
以下、図5を参照しながら、第1の実施の形態におけるサービス提供システム1による一連の処理について説明する。
【0059】
図5は、実施の形態1のサービス提供システム1による処理の一例を示すフローチャートである。
【0060】
ステップS501において、サーバ20の制御部203は、ユーザからユーザが勤務または経営する企業に関する情報を受け付ける。
具体的には、例えば、サーバ20の制御部203は、ユーザが勤務または経営する企業に関する各種情報として、ユーザがサービス提供システム1を使用する際に必要な情報である、業種、会社規模、個人・法人の別、株式上場の有無、従業員数、資本金からなる群のいずれか1つの情報を含む情報を受け付ける。
上記処理は、ユーザが利用する端末装置10から各種情報を取得することにより処理されてよいが、サーバ20の記憶部202に同様の情報を保持しておき、記憶部202からその情報を取得することとしてもよい。
【0061】
ステップS502において、サーバ20の制御部203は、受け付けたユーザが勤務または経営する企業に関する情報に基づいて、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第1サービスの候補を抽出する。具体的には、制御部203を構成するサービス抽出モジュール2034は、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第1サービスの候補として、各種会計サービス、人事労務サービス等のサービスを抽出する。このとき、サービス抽出モジュール2034は、例えば、下記のサービスを抽出してもよい。
・ユーザが勤務する企業の売上高に応じた会計サービス
・ユーザが勤務する企業に赤字、残高不足が発生した時に利用する会計サービス
・補助金申請のための人事・労務サービス
・健保・年金支出のための人事・労務サービス
他にも、サービス抽出モジュール2034は、下記のようなサービスを抽出してもよい。
・売上高が一定を超え、かつ白色申告のユーザに対する開業支援サービス
・小規模法人で、決算期が近づきかつ税理士登録がないユーザに対する、自己申告支援サービス
サーバ20の制御部203は、抽出したサービスの情報を、サービス提示モジュール2035に送信する。
【0062】
ステップS503において、サーバ20の制御部203は、抽出した1または複数の第1サービスの候補をユーザに提供する。具体的には、制御部203を構成するサービス提示モジュール2035は、サービス抽出モジュール2034が抽出した、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な各種サービスの情報をユーザに提示する。例えば、サービス提示モジュール2035は、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な各種サービスの情報を、ユーザが利用する端末装置10のディスプレイ150に表示する等により、ユーザに提示してもよい。このとき、表示の態様としては限定されず、あらゆる態様であってよい。
サービス提示モジュール2035は、提示したサービスに対するユーザからの選択を受け付けると、当該選択されたサービスをユーザが利用開始するための所定の画面(利用者登録、ガイダンス)等を表示してもよい。
【0063】
ステップS504において、サーバ20の制御部203は、ユーザの、1または複数の第1サービスの利用に伴う利用状況を取得する。具体的には、利用状況取得モジュール2036は、ユーザが1または複数の第1サービスの利用を開始後、所定の期間(例えば、半年に1回等)ごとに定期的に、当該ユーザのサービスの利用状況と当該ユーザが勤務する企業に関する情報を取得する。ここで、サービスの利用状況は、例えば、サービスの利用頻度、特に利用しているサービス、問い合わせフォーム等で問い合わせられた質問内容等の各種情報であってよい。利用状況取得モジュール2036は、当該取得したユーザのサービスの利用状況と、ユーザが勤務する企業に関する情報を、サービス抽出モジュール2034に送信する。
【0064】
ステップS505において、サーバ20の制御部203は、利用状況に基づいて、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第2サービスの候補を抽出する。具体的には、サービス抽出モジュール2034は、利用状況に基づいて、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第2サービスの候補を抽出する。例えば、サービス抽出モジュール2034は、利用状況取得モジュール2036により取得したサービスの利用状況、サービスの利用により取得される売上高等の情報が所定の条件を満たした場合等に、ユーザに提供可能なサービスの情報を抽出してもよい。
【0065】
ステップS506において、サーバ20の制御部203は、1または複数の第1サービスと1または複数の第2サービスとで、含まれるサービスの候補に相違がある場合に、1または複数の第2サービスの候補をユーザに提示する。
【0066】
ステップS507において、サーバ20の制御部203は、ユーザが勤務または経営する企業が利用するサービスの内容を変更する。
これにより、ユーザは、自身の勤務する企業、経営する企業の状況に応じ、利用が推奨されるサービスを適切に利用することができる。
【0067】
ある局面において、サーバ20の制御部203は、ユーザのサービスの利用状況として、売上高の情報、ユーザのITリテラシーに関する情報、ユーザの会計に関する知識に関する情報、ユーザの労務に関する知識に関する情報からなる群の少なくともいずれかを取得してもよい。制御部203は、上記の情報を取得する際、ユーザにIT、労務、会計等に関するアンケートを提示し、ユーザからの回答を受け付けることで、当該情報を取得することとしてもよい。この時、アンケートは、選択式等の形式で提示することで、ユーザから受け付けた選択をカウントすることで、ユーザの知識レベルを判定し、適切なサービスを抽出してもよい。
【0068】
<4 画面例>
以下、図6を参照しながら、サービス提供システム1の画面例について説明する。
【0069】
図6は、サービス提供システム1において、ユーザから取得した情報に基づいて、提供可能なサービスの候補をユーザに提供する際の画面例を示す図である。
【0070】
図6に示すように、端末装置10のディスプレイ150には、詳細画面601が表示されている。
詳細画面601において、端末装置10の制御部180は、例えば、下記の情報を表示する。
・ユーザ氏名
・ユーザが勤務または経営する企業の名称
・ユーザが勤務または経営する企業に提供可能なサービスの一覧
ある局面において、端末装置10の制御部180は、
・現在ユーザが利用しているサービスの一覧
・ユーザの情報により変更が可能なサービスの一覧
を比較して表示してもよい。また、この際、変更可能なサービスを、異なる色の態様で表示してもよい。
加えて、制御部180は、サービスの変更に伴い生じるメリット。・デメリットなどを同時にユーザに表示してもよい。
これにより、ユーザは、サービスの変更のメリット等を把握したうえで変更ができる。
【0071】
<小括>
以上のように、本実施形態によると、サーバ20は、ユーザからユーザが勤務または経営する企業に関する情報を受け付ける。その後、サーバ20は、受け付けたユーザのユーザが勤務または経営する企業に関する情報に基づいて、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第1サービスの候補を抽出する。次に、サーバ20は、抽出した1または複数の第1サービスの候補をユーザに提供し、ユーザの、1または複数の第1サービスの利用に伴う利用状況を取得する。サーバ20は、利用状況に基づいて、ユーザ勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第2サービスの候補を抽出し、1または複数の第1サービスと1または複数の第2サービスとで、含まれるサービスの候補に相違がある場合に、1または複数の第2サービスの候補をユーザに提示し、ユーザが勤務または経営する企業が利用するサービスの内容を変更する。
これにより、ユーザが選択する自己の業種や会社規模に応じて提供するサービス内容を変更し、サービス開始後のユーザの状況に応じて提供するサービス内容を変更、案内することが可能なサービスを提供することができる。
【0072】
以上、開示に係る実施形態について説明したが、これらはその他の様々な形態で実施することが可能であり、種々の省略、置換及び変更を行なって実施することができる。これらの実施形態及び変形例ならびに省略、置換及び変更を行なったものは、特許請求の範囲の技術的範囲とその均等の範囲に含まれる。
【0073】
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を、以下に付記する。
【0074】
(付記1)
プロセッサ29を備えるコンピュータ20によって実行されるプログラムであって、プログラムは、プロセッサ29に、ユーザからユーザが勤務または経営する企業に関する情報を受け付けるステップ(S501)と、受け付けたユーザが勤務または経営する企業に関する情報に基づいて、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第1サービスの候補を抽出するステップ(S502)と、抽出した1または複数の第1サービスの候補をユーザに提供するステップ(S503)と、ユーザの、1または複数の第1サービスの利用に伴う利用状況を取得するステップ(S504)と、利用状況に基づいて、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第2サービスの候補を抽出するステップ(S505)と、1または複数の第1サービスと1または複数の第2サービスとで、含まれるサービスの候補に相違がある場合に、1または複数の第2サービスの候補をユーザに提示し、ユーザが勤務または経営する企業が利用するサービスの内容を変更するステップ(S506、S507)と、を実行させる、プログラム。
【0075】
(付記2)
ユーザが勤務または経営する企業に関する情報は、業種、会社規模、個人・法人の別、株式上場の有無、従業員数、資本金からなる群のいずれか1つである、付記1に記載のプログラム。
【0076】
(付記3)
プロセッサ29を備えるコンピュータ20によって実行される方法であって、方法は、プロセッサ29が、ユーザからユーザが勤務または経営する企業に関する情報を受け付けるステップ(S501)と、受け付けたユーザが勤務または経営する企業に関する情報に基づいて、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第1サービスの候補を抽出するステップ(S502)と、抽出した1または複数の第1サービスの候補をユーザに提供するステップ(S503)と、ユーザの、1または複数の第1サービスの利用に伴う利用状況を取得するステップ(S504)と、利用状況に基づいて、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第2サービスの候補を抽出するステップ(S505)と、1または複数の第1サービスと1または複数の第2サービスとで、含まれるサービスの候補に相違がある場合に、1または複数の第2サービスの候補をユーザに提示し、ユーザが勤務または経営する企業が利用するサービスの内容を変更するステップ(S506、S507)と、を実行する、方法。
【0077】
(付記4)
制御部203を備える情報処理装置20であって、制御部203が、ユーザからユーザが勤務または経営する企業に関する情報を受け付けるステップ(S501)と、受け付けたユーザが勤務または経営する企業に関する情報に基づいて、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第1サービスの候補を抽出するステップ(S502)と、抽出した1または複数の第1サービスの候補をユーザに提供するステップ(S503)と、ユーザの、1または複数の第1サービスの利用に伴う利用状況を取得するステップ(S504)と、利用状況に基づいて、ユーザが勤務または経営する企業に提供可能な1または複数の第2サービスの候補を抽出するステップ(S505)と、1または複数の第1サービスと1または複数の第2サービスとで、含まれるサービスの候補に相違がある場合に、1または複数の第2サービスの候補をユーザに提示し、ユーザが勤務または経営する企業が利用するサービスの内容を変更するステップ(S506、S507)と、を実行する、情報処理装置20。
【符号の説明】
【0078】
10 端末装置、20 サーバ、80 ネットワーク、130 操作受付部、150 ディスプレイ、170 記憶部、1701 ユーザ情報、180 制御部、1801 入力操作受付部、1802 送受信部、1803 データ処理部、1804 報知制御部、22 通信IF、23 入出力IF、25 メモリ、26 ストレージ、29 プロセッサ、201 通信部、202 記憶部、2021 サービス情報データベース、203 制御部、2031 受信制御モジュール、2032 送信制御モジュール、2033 ユーザ情報取得モジュール、2034 サービス抽出取得モジュール、2035 サービス提示モジュール、2036 利用状況取得モジュール、2037 サービス変更モジュール。
図1
図2
図3
図4
図5
図6