(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023175363
(43)【公開日】2023-12-12
(54)【発明の名称】予約支援システム、予約支援方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/04 20230101AFI20231205BHJP
【FI】
G06Q10/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022087775
(22)【出願日】2022-05-30
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【弁理士】
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【弁理士】
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】中屋 裕登
(72)【発明者】
【氏名】吉廣 祐
(72)【発明者】
【氏名】渋川 慧
(72)【発明者】
【氏名】松本 光由
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA04
(57)【要約】
【課題】 利用者による施設の予約の容易化を図ることができる。
【解決手段】 予約支援システムは、取得部と、特定部と、出力制御部と、受付部と、を備える。取得部は、書籍についての利用者による読書の進捗状況を取得する。特定部は、進捗状況に基づいて、施設の推奨予約時間を特定する。出力制御部は、特定された推奨予約時間を利用者に提示する。受付部は、予約を受け付ける。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
書籍についての利用者による読書の進捗状況を取得する取得手段と、
前記進捗状況に基づいて、施設の推奨予約時間を特定する特定手段と、
特定された前記推奨予約時間を前記利用者に提示する出力制御手段と、
予約を受け付ける受付手段と、
を備える予約支援システム。
【請求項2】
前記特定手段は、
前記進捗状況および前記読書の速度に基づいて、前記書籍の読了時間を特定し、
前記読了時間に基づいて、前記推奨予約時間を特定する、
請求項1に記載の予約支援システム。
【請求項3】
前記特定手段は、前記読了時間が所定時間以上ある場合、推奨予約日数を特定し、
前記出力制御手段は、前記推奨予約日数を提示する、
請求項2に記載の予約支援システム。
【請求項4】
前記速度は、所定の速度、前記利用者による過去の予約時間および前記過去の予約時間における読書の進捗状況に基づいて特定された速度、および、前記書籍の種類に応じた速度のいずれかである、
請求項2または3に記載の予約支援システム。
【請求項5】
前記特定手段は、前記利用者が前記施設以外の場所において前記読書を行う時間および前記読了時間に基づいて、前記推奨予約時間を特定する、
請求項2または3に記載の予約支援システム。
【請求項6】
前記進捗状況は、前記書籍についての前記読書の残りのページ数を含む、
請求項1から3のいずれかに記載の予約支援システム。
【請求項7】
前記取得手段は、前記利用者のスケジュールを取得し、
前記特定手段は、前記スケジュールおよび前記進捗状況に基づいて、前記推奨予約時間および予約日の候補を特定し、
前記出力制御手段は、特定された前記予約日の候補および前記推奨予約時間を前記利用者に提示し、
前記受付手段は、前記予約日の候補および前記推奨予約時間に基づいて、前記予約を受け付ける、
請求項1から3のいずれかに記載の予約支援システム。
【請求項8】
前記特定手段は、前記利用者の購入履歴に基づいて、前記書籍を前記利用者が読了した後に、次の書籍を読むための予約日の候補および推奨予約時間を特定し、
前記出力制御手段は、前記次の書籍を読むための前記予約日の候補および前記推奨予約時間を提示する、
請求項7に記載の予約支援システム。
【請求項9】
前記特定手段は、前記書籍が複数の巻に含まれる場合、前記書籍の次の巻である次の書籍を読むための予約日の候補および推奨予約時間を特定し、
前記出力制御手段は、前記次の書籍を読むための前記予約日の候補および前記推奨予約時間を提示する、
請求項7に記載の予約支援システム。
【請求項10】
前記特定手段は、
前記進捗状況および前記読書の速度に基づいて、前記書籍の読了時間を特定し、
前記読了時間に基づいて、前記予約日の候補および前記推奨予約時間を特定する、
請求項7に記載の予約支援システム。
【請求項11】
書籍についての利用者による読書の進捗状況を取得し、
前記進捗状況に基づいて、施設の推奨予約時間を特定し、
特定された前記推奨予約時間を前記利用者に提示し、
予約を受け付ける
予約支援方法。
【請求項12】
コンピュータに、
書籍についての利用者による読書の進捗状況を取得し、
前記進捗状況に基づいて、施設の推奨予約時間を特定し、
特定された前記推奨予約時間を前記利用者に提示し、
予約を受け付ける、
処理を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、予約支援システムなどに関する。
【背景技術】
【0002】
利用者が、施設を予約して利用する場合がある。例えば、特許文献1には、美容サロンを予約するために、顧客の端末から予約可能時間帯の開始時間を選択することが記載されている。また、例えば、特許文献2には、対象書籍の既読範囲を決定することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第2016/098585号
【特許文献2】特開2022-041298号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、利用者が施設を予約する場合、施設の予約の空き状況によって予約を行う。しかしながら、利用者は、予約を決めるのが難しい場合がある。例えば、どの程度の時間予約すれば、書籍を読み終えることができるのか分からない場合がある。
【0005】
本開示の目的の一例は、利用者による施設の予約の容易化を図る予約支援システムなどを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様における予約支援システムは、書籍についての利用者による読書の進捗状況を取得する取得手段と、前記進捗状況に基づいて、施設の推奨予約時間を特定する特定手段と、特定された前記推奨予約時間を前記利用者に提示する出力制御手段と、予約を受け付ける受付手段と、を備える。
【0007】
本開示の一態様における予約支援方法は、書籍についての利用者による読書の進捗状況を取得し、前記進捗状況に基づいて、施設の推奨予約時間を特定し、特定された前記推奨予約時間を前記利用者に提示し、予約を受け付ける。
【0008】
本開示の一態様におけるプログラムは、コンピュータに、書籍についての利用者による読書の進捗状況を取得し、前記進捗状況に基づいて、施設の推奨予約時間を特定し、特定された前記推奨予約時間を前記利用者に提示し、予約を受け付ける、処理を実行させる。
【0009】
プログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体に記憶されていてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、顧客による施設の予約の決定の容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】実施の形態1にかかる予約支援システムの一構成例を示すブロック図である。
【
図2】実施の形態1にかかる予約支援システムの一動作例を示すフローチャートである。
【
図3】予約支援システムと他の装置との接続例を示す説明図である。
【
図4】実施の形態2にかかる予約支援システムの一構成例を示すブロック図である。
【
図5】書籍についての読書の進捗状況を受け付ける画面例を示す説明図である。
【
図6】推奨予約時間および予約日の候補の提示および予約日および予約時間を受け付ける例を示す説明図である。
【
図7】推奨予約時間、推奨予約日数および複数の予約日の候補の提示例を示す説明図である。
【
図8】複数の予約日の候補から選択された予約日の予約可能時間帯の提示例を示す説明図である。
【
図9】実施の形態2にかかる予約支援システムの一動作例を示すフローチャートである。
【
図10】コンピュータのハードウェア構成例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に図面を参照して、本開示にかかる予約支援システム、予約支援方法、プログラム、およびプログラムを記録する非一時的な記録媒体の実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態は、開示の技術を限定するものではない。
【0013】
(実施の形態1)
まず、実施の形態1では、予約支援システムの基本機能について説明する。
図1は、実施の形態1にかかる予約支援システム10の一構成例を示すブロック図である。予約支援システム10は、取得部101と、特定部102と、出力制御部103と、受付部104と、を備える。
【0014】
取得部101は、書籍についての利用者による読書の進捗状況を取得する。読書の進捗状況は、例えば、利用者が書籍を読む残りのページ数である。残りのページ数は、現在読んでいるページ数と書籍の全体のページ数から特定可能である。このため、進捗状況は、例えば、現在読んでいるページであってもよい。利用者の現在読んでいるページを現在のページとも呼び、現在読んでいるページ数を現在のページ数とも呼ぶ。ここでの利用者は、施設を予約して利用する人物である。ここでの施設とは、読書が可能な施設である。例えば、施設は、カフェなどの店舗であってもよいし、公共施設であってもよいし、特に限定されない。例えば、施設が店舗である場合、利用者は、顧客である。
【0015】
具体的に、例えば、取得部101は、読書の進捗状況をデータベースなどから取得してもよい。例えば、データベースは、特定された読書の進捗状況を記憶するデータベースであってもよい。読書の進捗状況は、IoT(Internet of Things)機器によって特定されてもよい。IoT機器は、しおり型のIoT機器であってもよい。例えば、IoT機器は、書籍に挟まれた際に、書籍の片側の厚さを特定し、一枚のページ数の暑さと片側の厚さとによって、利用者の現在読んでいるページ数を特定してもよい。IoT機器は、書籍のうち現在のページの画像から、現在のページ数が読書の進捗状況として特定してもよい。
【0016】
または、書籍が電子書籍である場合、取得部101は、電子書籍を管理するアプリケーションプログラムから、読書の進捗状況を取得してもよい。
【0017】
または、例えば、取得部101は、読書の進捗状況を利用者による入力を受け付けることにより取得してもよい。例えば、取得部101は、端末装置を介して、利用者の操作により、具体的な現在のページ数または残りのページ数の入力を受け付けてもよい。
【0018】
または、例えば、取得部101は、撮像装置によって撮像された現在のページの画像を取得し、現在のページの画像から現在のページ数を抽出することにより、現在のページ数を読書の進捗状況として取得してもよい。撮像装置は、利用者の端末装置に備えられていてもよいし、IoT機器によって備えられていてもよいし、特に限定されない。撮像装置は、現在のページの画像を取得する方法として、利用者の端末装置に備えられている場合、取得部101は、例えば、端末装置を介して、利用者の操作により撮像された現在のページの画像を取得してもよい。
【0019】
特定部102は、読書の進捗状況に基づいて、施設の推奨予約時間を特定する。
【0020】
施設の推奨予約時間を特定する具体的な方法として、例えば、読書の進捗状況が、残りのページ数を含む場合、特定部102は、残りのページ数に基づいて、読了時間を特定する。特定部102は、読了時間に基づいて、施設の推奨予約時間を特定してもよい。なお、読書の進捗状況として現在のページ数を含む場合、例えば、特定部102は、書籍の全体のページ数と、現在のページ数とに基づいて、残りもページ数を特定する。そして、特定部102は、特定された残りのページ数に基づいて、読了時間を特定する。
【0021】
ここで、読了時間を特定する方法として、例えば、ページ数別に読了時間が予め定められてあり、特定部102は、残りのページ数に応じた読了時間を特定してもよい。または、特定部102は、残りのページ数と読書の速度とに基づいて、読了時間を特定してもよい。読書の速度については、実施の形態2を用いて詳細に説明する。
【0022】
つぎに、読了時間に基づいて推奨予約時間を特定する具体的な方法として、例えば、特定部102は、読了時間を施設の推奨予約時間として特定してもよい。または、例えば、特定部102は、読了時間に、所定の時間を加算した時間を、施設の推奨予約時間として特定してもよい。所定の時間は、飲食の時間など、施設において読書以外にかかる時間である。
【0023】
出力制御部103は、特定された推奨予約時間を利用者に提示する。具体的に、例えば、出力制御部103は、端末装置を介して推奨予約時間を利用者に提示する。端末装置は、利用者の装置であってもよいし、施設の装置であってもよい。より具体的に、例えば、出力制御部103は、端末装置の出力装置に、推奨予約時間を出力させる。出力装置が表示装置である場合、出力制御部103は、端末装置の表示装置に、推奨予約時間を表示させる。出力装置が音声出力装置である場合、出力制御部103は、端末装置の表示装置に、推奨予約時間を音声出力させる。
【0024】
受付部104は、予約を受け付ける。ここでの予約は、例えば、少なくとも予約時間を含む。予約時間は、2時間などのような時間であってもよいし、12時00分から14時00分までのような予約時間帯であってもよい。具体的に、例えば、受付部104は、推奨予約時間を予約時間として含む予約を受け付けてもよい。または、例えば、複数の推奨予約時間が特定された場合、受付部104は、複数の推奨予約時間から、利用者により選択された推奨予約時間を予約時間として含む予約を受け付けてもよい。利用者が、推奨予約時間を確認したときに、推奨予約時間を短いと感じれば、推奨予約時間よりも長い時間を予約時間としたい場合がある。一方、利用者が、推奨予約時間を長いと感じれば、推奨予約時間よりも短い時間を予約時間としたい場合がある。そこで、例えば、受付部104は、推奨予約時間から利用者によって加減算された時間を、予約時間として含む予約を受け付けてもよい。または、例えば、受付部104は、利用者の操作により入力された予約時間を含む予約を受け付けてもよい。
【0025】
また、予約は、予約日を含んでもよい。なお、受付部104は、予約時間および予約日を同じタイミングで受け付けてもよいし、異なるタイミングで受け付けてもよい。例えば、受付部104は、推奨予約時間を提示する前に、予約日を予約時間に先立って受け付けてもよい。
【0026】
また、例えば、予約を受け付ける方法として、受付部104は、端末装置を介して予約を受け付けてもよい。端末装置を介して予約を受け付ける例として、受付部104は、端末装置に対するユーザの操作によって予約を受け付ける。ユーザは、施設の作業員であってもよいし、利用者であってもよい。施設が店舗である場合、作業員とは、例えば、店員である。
【0027】
図2は、実施の形態1にかかる予約支援システム10の一動作例を示すフローチャートである。取得部101は、読書の進捗状況を取得する(ステップS101)。特定部102は、推奨予約時間を特定する(ステップS102)。出力制御部103は、推奨予約時間を提示する(ステップS103)。受付部104は、予約を受け付ける(ステップS104)。
【0028】
以上、実施の形態1において、予約支援システム10は、読書の進捗状況に基づいて、推奨予約時間を特定して提示し、予約を受け付ける。これにより、読書の進捗状況に応じた推奨予約時間が推奨される。このため、顧客は、推奨予約時間を確認しながら、施設を予約することができる。したがって、顧客による予約の決定の容易化を図ることができる。なお、例えば、進捗状況は、読書の残りのページ数を含む。
【0029】
また、予約支援システム10は、進捗状況および読書の速度に基づいて、書籍の読了時間を特定し、読了時間に基づいて、推奨予約時間を特定する。これにより、顧客は、書籍を読み終えるのに合うような予約を行うことができる。
【0030】
(実施の形態2)
つぎに、実施の形態2について図面を参照して詳細に説明する。実施の形態2では、予定日の候補と推奨予約時間を特定する例を説明する。また、実施の形態2では、施設として店舗を例に挙げ、利用者として顧客を例に挙げて説明する。以下、本実施の形態2の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
【0031】
図3は、予約支援システムと他の装置との接続例を示す説明図である。例えば、予約支援システム20は、端末装置21などと通信ネットワークNTを介して接続される。
図3において、端末装置21の数は、特に限定されない。端末装置21の種類は、スマートフォン、タブレット型の装置、PC(Personal Computer)のように特に限定されない。
【0032】
例えば、端末装置21には、店舗の予約についての予定日および予定時間を受け付け可能なアプリケーションプログラムが予めインストールされていてもよい。
【0033】
図3において、通信ネットワークNTは、説明の容易化のために、1つを例に挙げているが、予約支援システム20は、各端末装置21別に異なる通信ネットワークNTによって接続されてもよいし、特に限定されない。
【0034】
図4は、実施の形態2にかかる予約支援システム20の一構成例を示すブロック図である。予約支援システム20は、取得部201と、特定部202と、出力制御部203と、受付部204と、予約確定部205と、更新部206と、を備える。
【0035】
実施の形態2にかかる予約支援システム20は、実施の形態1にかかる予約支援システム10に対して、予約確定部205および更新部206が追加される。取得部201は、実施の形態1にかかる取得部101の機能を基本機能として有する。特定部202は、実施の形態1にかかる特定部102の機能を基本機能として有する。出力制御部203は、実施の形態1にかかる出力制御部103の機能を基本機能として有する。受付部204は、実施の形態1にかかる受付部104の機能を基本機能として有する。
【0036】
また、予約支援システム20は、購入履歴DB2001と、予約DB2002と、顧客DB2003と、書籍DB2004と、を有する。
【0037】
購入履歴DB2001は、書籍の購入履歴を記憶する。例えば、購入履歴DB2001は、顧客別に、顧客の顧客識別情報と、顧客が購入した書籍の書籍識別情報とを対応付けて記憶する。顧客識別情報は、顧客を一意に特定可能であれば特に限定されない。書籍識別情報は、書籍を一意に特定可能であれば特に限定されない。
【0038】
予約DB2002は、店舗の各予約を記憶する。例えば、予約DB2002は、予約別に、予約日、予約時間、予約した顧客の顧客識別情報などを記憶する。なお、予約時間は、予約開始時刻および時間、または、予約開始時刻から予約終了時刻などの時間帯であってもよい。
【0039】
顧客DB2003は、顧客の情報を記憶する。顧客DB2003は、顧客別に、顧客の顧客識別情報、顧客の情報を記憶する。顧客の情報は、顧客のスケジュール、顧客による書籍別の進捗状況、店舗以外の場所における読書の時間などの情報である。書籍別の進捗状況は、例えば、書籍について読書の残りのページ数、書籍についての現在読んでいるページ数などのいずれかであってもよい。現在読んでいるページ数は、現在のページ数とも呼ぶ。書籍のページ数から現在のページ数を減算すれば、残りのページ数が取得可能である。なお、実施の形態2において、書籍のページ数は、書籍DB2004に含まれる。なお、店舗以外の場所における読書の時間は、例えば、家での読書の時間などであり、特に限定されない。例えば、この読書の時間は、週に2回、1時間などの頻度も含んでもよい。
【0040】
書籍DB2004は、書籍の情報を記憶する。購入履歴DB2001は、書籍別に、書籍識別情報と、書籍の情報とを対応付けて記憶する。書籍の情報は、書籍のタイトル、書籍のページ数、書籍の分類などであってもよい。書籍の分類は、例えば、ビジネス書籍、文芸、実用書などのような分類である。例えば、実施の形態2において、書籍の分類は、読書の速度に用いられてもよいため、読書の速度に影響するような分類であってもよい。
【0041】
つぎに、各機能部について説明する。
【0042】
取得部201は、顧客のスケジュールと、書籍についての読書の進捗状況と、を取得する。まず、読書の進捗状況を取得する例について説明する。取得部201が書籍についての読書の進捗状況を取得する具体的な方法については、実施の形態1で説明した通り、特に限定されない。例えば、実施の形態2において、取得部201は、顧客DB2003から読書の進捗状況を取得してもよい。また、例えば、取得部201は、顧客の進捗状況を受け付けてもよい。ここで、端末装置21を介して顧客の進捗状況を受け付ける例について説明する。なお、端末装置21にインストールされたアプリケーションプログラムは、顧客識別情報を予め取得していることとする。
【0043】
図5は、書籍についての読書の進捗状況を受け付ける画面例を示す説明図である。例えば、出力制御部203は、読書の進捗状況を受け付ける画面を端末装置21に表示させる。端末装置21は、読書の進捗状況を受け付ける画面を表示する。
【0044】
図5において、画面には、現在顧客が読書している書籍のタイトルが表示されている。
図5において、書籍のタイトルは、「xxx」である。また、画面には、書籍について、進捗状況として現在のページ数を入力可能な入力欄を含む。
図5において、入力欄には、現在のページ数として、「aaa」が入力されている。画面は、「入力」ボタンを含む。例えば、「入力」ボタンが押下されると、端末装置21は、入力欄に入力されたページ数を予約支援システム20へ送信する。これにより、取得部201は、入力欄に入力された現在のページ数を取得することができる。また、取得部201は、書籍DB2004に含まれる書籍のページ数から現在のページ数を減算することにより、残りのページ数を取得してもよい。そして、取得部201は、書籍につていての読書の進捗状況として、残りのページ数と現在のページ数とを顧客DB2003に登録してもよい。
【0045】
図4の説明に戻る。つぎに、特定部202は、読書の進捗状況に基づいて、店舗の推奨予約時間および予約日の候補を特定する。
【0046】
また、顧客のスケジュールが取得可能であれば、顧客のスケジュールを使って、店舗の推奨予約時間および予約日の候補が特定されてもよい。そこで、例えば、取得部201は、顧客のスケジュールを、データベースなどから取得してもよいし、顧客による入力を受け付けることにより取得してもよい。例えば、ここのデータベースは、スケジュールを管理するアプリケーションプログラムなどのデータベースに記憶されてあるものが利用されてもよい。そして、特定部202は、顧客のスケジュールおよび読書の進捗状況に基づいて、店舗の推奨予約時間および予約日の候補を特定する。例えば、顧客のスケジュールについて、取得部201が、顧客のスケジュールを取得する。
【0047】
さらに、顧客は、店舗以外の場所においても読書を行う場合がある。店舗以外の場所とは、家、電車などである。そこで、例えば、特定部202は、顧客のスケジュール、読書の進捗状況、店舗以外の場所における読書の時間に基づいて、店舗の推奨予約時間および予約日の候補を特定してもよい。
【0048】
つぎに、予約日の候補と、推奨予約時間と、が特定される例について詳細に説明する。予約日の候補と、推奨予約時間と、が特定される順番は特に限定されない。また、特定部202は、予約日の候補および推奨予約時間との組み合わせの最適化によって予約日の候補および推奨予約時間とを特定してもよい。
【0049】
ここで、まず、店舗の推奨予約時間が特定された後に、予約日の候補が特定される場合を例に挙げて説明する。実施の形態1で説明した通り、例えば、特定部202は、読書の進捗状況に基づいて、店舗の推奨予約時間を特定する。
【0050】
実施の形態1で説明した通り、例えば、特定部202は、残りのページ数と、読書の速度に基づいて、書籍の読了時間を特定してもよい
【0051】
ここで、残りのページ数と読書の速度とによって読了時間が特定可能であれば、読書の速度の表現形式は、特に限定されない。読書の速度は、1ページ当たりの読書の時間であってもよいし、単位時間当たりのページ数であってもよいし、1回の読書で進むページ数、1回の読書にかける時間であってもよい。例えば、読書の速度は、1ページ当たりの読書の時間を例に挙げて説明する。
【0052】
また、例えば、読書の速度は、予め決められた所定の速度であってもよい。また、例えば、読書の速度は、早い、遅い、普通のように複数の段階で速度が定義されてあってもよい。そして、例えば、早い速度、遅い速度、普通の速度のように複数の速度から、顧客によって選択された速度が、読了時間の特定に用いられてもよい。なお、顧客による速度の選択方法は、例えば端末装置21を介して行われてもよい。
【0053】
または、例えば、読書の速度は、顧客による過去の店舗の予約時間とその時間において書籍が読まれたページ数とに基づいて特定された速度であってもよい。顧客別に読書の速度が最適化され、読了時間の特定精度の向上を図ることができる。
【0054】
または、例えば、ビジネス書籍、文学などの書籍の種類によって読書の速度が異なることが想定される。そこで、読書の速度は、書籍の種類別に予め決められていてもよい。具体的に、例えば、書籍の種類別に予め読書の速度がテーブル化されていてもよい。そして、特定部202は、現在の書籍について、書籍DB2004から、現在の書籍の書籍識別情報に対応付けられた書籍の種類を特定し、特定した書籍の種類に応じた読書の速度をテーブルから特定する。そして、特定部202は、特定した読書の速度と、残りのページ数と、に基づいて、書籍の読了時間を特定する。書籍別に読書の速度が用いられるため、読了時間の特定精度の向上を図ることができる。
【0055】
また、書籍の種類別の速度、顧客別の速度、カテゴライズされた複数の速度から選ばれた速度なとは、組み合わせられてもよい。特定部202は、書籍の種類別の速度と、顧客別の速度と、に基づいて、新たな速度を特定し、新たな速度を読了時間の特定に用いてもよい。特定部202は、書籍の種類別の速度、顧客別の速度、カテゴライズされた複数の速度から選ばれた速度などから、いずれか一つの速度を選択して、選択された速度を読了時間の特定に用いてもよい。特定部202は、これらの速度から、統計的な速度を算出し、算出した速度を読了時間の特定に用いてもよい。
【0056】
推奨予約時間を特定する方法の説明に戻って、例えば、特定部202は、読了時間に基づいて、推奨予約時間を特定する。特定部202が、読了時間に基づいて、推奨予約時間を特定する例は、実施の形態1で説明した通りである。
【0057】
顧客が店舗以外の場所において読書を行う時間を用いる場合、例えば、特定部202は、顧客が店舗以外の場所において読書を行う時間および読了時間に基づいて、推奨予約時間を特定してもよい。例えば、特定部202は、読了時間から、顧客DB2003に含まれる店舗以外での読書の時間を減算した時間に基づいて、推奨予約時間を特定してもよい。例えば、予約支援システム20は、減算した時間を推奨予約時間として特定してもよい。
【0058】
ここで、店舗以外の場所における読書の時間は、詳細に定義されてもよいし、厳密でなくてもよい。このため、例えば、特定部202は、店舗以外の場所における読書の有無および読了時間に基づいて、推奨予約時間を特定してもよい。例えば、店舗以外での読書が有りの場合、店舗以外の場所における読書の時間を所定の時間とし、特定部202は、読了時間から、所定の時間を減算した時間に基づいて、推奨予約時間を特定してもよい。一方、例えば、店舗以外の場所において読書が無の場合、特定部202は、読了時間に基づいて、推奨予約時間を特定してもよい。
【0059】
また、推奨予約時間を特定する方法として、例えば、特定部202は、過去の予約時間と読了時間とに基づいて、推奨予約時間を特定してもよい。具体的に、例えば、特定部202は、過去の予約時間と読了時間とのうちの短い方の時間を推奨予約時間として特定してもよい。または、特定部202は、過去の予約時間と読了時間とのうちの長い方の時間を推奨予約時間として特定してもよい。
【0060】
そして、例えば、特定部202は、顧客のスケジュールおよび店舗の予約状況に基づいて、少なくとも推奨予約時間を予約可能な予約日の候補を特定する。なお、実施の形態2において、店舗の予約状況は、予約DB2002に含まれる。例えば、特定部202は、顧客のスケジュールのうち、推奨予約時間分の予定がない日付であって、店舗の予約状況から推奨予約時間を予約可能な日付を、予約日の候補として特定する。
【0061】
また、予約日の候補を特定する方法として、特定部202は、推奨予約時間分の予定がない日付であって、店舗の予約状況から推奨予約時間を予約可能な日付のうち、現在から最も近い日付を予約日の候補として特定してもよい。特定部202は、推奨予約時間よりも所定の時間長い時間分の予定がない日付であって、店舗の予約状況から推奨予約時間を予約可能な日付のうち、現在から最も近い日付順に、所定数の予約日の候補を特定してもよい。または、例えば、特定部202は、現在から所定日数以内の予約日の候補を特定してもよい。
【0062】
つぎに、店舗の予約日の候補が特定された後に、推奨予約時間が特定される場合を例に挙げて説明する。まず、例えば、特定部202は、顧客のスケジュールおよび店舗の予約状況に基づいて、予約日の候補を特定する。予約日の候補を特定する方法として、例えば、特定部202は、顧客のスケジュールにおいて空いている時間がある日付であって、店舗の予約状況から予約可能な日付を、予約日の候補として特定する。そして、例えば、特定部202は、顧客のスケジュールおよび読書の進捗状況に基づいて、予約日に予約可能な推奨予約時間を特定してもよい。例えば、特定部202は、読書の進捗状況である残りのページ数および読書の速度に基づいて、書籍の読了時間を特定する。なお、読了時間を特定する処理については、前述の通りである。そして、例えば、特定部202は、読了時間を推奨予約時間として特定してもよい。
【0063】
また、例えば、特定部202は、推奨予約時間とともに、店舗の予約状況に基づいて、予約日における予約可能開始時刻を特定してもよい。予約可能開始時刻とは、例えば、「13時から」などである。特定部202は、予約可能開始時刻と推奨予約時間によって、予約可能開始時刻から予約可能終了時刻までの予約可能時間帯が特定することができる。
【0064】
また、特定部202は、店舗以外の場所における読書の時間と、読了時間と、に基づいて、推奨予約時間を特定してもよい。例えば、特定部202は、顧客DB2003に含まれる店舗以外の場所における読書の時間に基づいて、現在から店舗の予約日の候補までの店舗以外の場所における読書の時間を特定する。そして、例えば、特定部202は、読了時間から、特定された読書の時間を減算した時間に基づいて、推奨予約時間を特定してもよい。例えば、特定部202は、減算した時間を推奨予約時間として特定してもよい。
【0065】
つぎに、出力制御部203は、特定された予約日の候補および推奨予約時間を顧客に提示する。予約日の候補および推奨予約時間を提示する具体的な例については、実施の形態1で説明した通りである。
【0066】
また、出力制御部203は、予約可能時間帯を提示してもよい。なお、出力制御部203は、予約可能時間帯を表示させる場合、推奨予約時間と、予約可能時間帯との両方を提示してもよい。また、顧客は、予約可能時間帯が提示されれば、推奨予約時間を推定できるため、出力制御部203は、予約可能時間帯を推奨予約時間として提示してもよい。
【0067】
受付部204は、予約日および予約時間の指定を受け付ける。具体的な受付方法は、実施の形態1で説明した通りである。具体的に、受付部204は、予約日の候補および推奨予約時間から、予約日および予約時間の指定を受け付ける。より具体的に、例えば、受付部204は、予約日の候補から、予約日を選択してもよい。また、例えば、受付部204は、推奨予約時間を、予約時間として受け付けてもよい。
【0068】
ここでは、端末装置21を介して、予約日の候補、推奨予約時間、予約可能時間帯を提示し、予約日および予約時間を受け付ける例について説明する。
【0069】
図6は、推奨予約時間および予約日の候補の提示および予約日および予約時間を受け付ける例を示す説明図である。出力制御部203は、端末装置21に、書籍のタイトル、残りのページ数、推奨予約時間、予約日の候補、予約可能時間帯を含む画面であって、予約を受け付け可能な画面を表示させる。
図6において、例えば、予約時間は、予約可能時間帯から選択可能である。
【0070】
図6において、画面は、例えば、「予約」ボタンを含む。「予約」ボタンが押下されると、受付部204は、予約日の候補を予約日として受け付け、かつ予約可能時間帯から選択された時間帯を予約時間として受け付ける。
【0071】
図6において、理解の容易化のために、画面には、予約日の候補を「予約日の候補」と明示し、「予約」ボタンが押下されると、受付部204は、予約日の候補を予約日として受け付ける例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、画面には、予約日を選択可能であり、予約日として予約日の候補が選択された状態で表示されていてもよい。このような場合、例えば、受付部204は、顧客の操作によって予約日が変更されなければ、予約日の候補を予約日として受け付ける。このような場合に、例えば、画面は、カレンダー上で予約日を選択可能であり、カレンダー上で予約日の候補が選択された状態で表示されていてもよい。
【0072】
また、予約日の候補と異なる予約日が選択された場合、特定部202は、推奨予約時間と、選択された予約日の予約状況と、に基づいて、予約可能時間帯を特定する。そして、出力制御部203は、予約可能時間帯を再表示する。そして、受付部204は、予約可能時間帯から選択された時間帯を予約時間として受け付けてもよい。
【0073】
図4の説明に戻る。ここで、例えば、読了時間が長い場合、残りのページを複数日に分けて読書する場合がある。特定部202は、読了時間が長い場合に、推奨予約日数を特定してもよい。具体的に、例えば、特定部202は、読了時間が所定時間以上である場合、推奨予約日数を特定してもよい。または、例えば、特定部202は、読了時間が過去の予約時間よりも所定時間以上長い場合に、推奨予約日数を特定してもよい。推奨予約日数を特定する方法として、特定部202は、例えば、読了時間を特定の時間で割ることで得られる解の数に基づいて、推奨予約日数を特定してもよい。例えば、特定部202は、読了時間を特定の時間で割り算して得られる解の数を、推奨予約日数として特定してもよい。特定部202は、読了時間を特定の時間で割り算した場合に余りがある場合、解の数に1を足した数を推奨予約日数として特定してもよい。特定の時間は、特に限定されないが、例えば、顧客による過去の予約時間によって決められてもよい。具体的に、例えば、特定の時間は、過去の予約時間の統計値であってもよい。または、例えば、特定の時間は、読了時間が長いかの判定に用いた所定時間であってもよい。例えば、特定部202は、読了時間が所定時間以上である場合、読了時間を所定時間で割った数を、推奨予約日数として特定してもよい。
【0074】
そして、出力制御部203は、推奨予約日数を提示する。
【0075】
また、特定部202は、顧客のスケジュール、推奨予約日数、および店舗の予約状況に基づいて、複数の予約日の候補を特定する。例えば、特定部202は、少なくとも推奨予約日数分の予約日の候補を特定してもよい。具体例を挙げると、例えば、所定時間が1.5時間であり、読了時間が4.5時間である場合、特定部202は、推奨予約日数として3を特定する。そして、特定部202は、顧客のスケジュール、推奨予約日数、店舗の予約状況に基づいて、少なくとも推奨予約日数分の予約日の候補を特定してもよい。
【0076】
また、特定部202は、推奨予約日数に基づいて、推奨予約時間を特定する。例えば、読了時間が長いかの判定に用いた所定時間が1.5時間であり、読了時間が4.5時間である場合、特定部202は、推奨予約日数として3を特定する。そして、特定部202は、推奨予約時間を1.5時間として特定してもよい。例えば、所定時間が1.5時間であり、読了時間が5時間である場合、特定部202は、推奨予約日数として4を特定する。そして、特定部202は、推奨予約日数のうちの3日分の推奨予約時間を1.5時間として特定し、1日分の推奨予約時間を0.5時間として特定してもよい。または、特定部202は、読了時間を、推奨予約日数で割って得られる時間を、各推奨予約時間として特定し、1日分の推奨予約時間を0.5時間として特定してもよい。
【0077】
複数の予約日の候補と、それぞれの候補の推奨予約時間と、を両方特定する場合、特定の順番は、前述の通り、特に限定されない。例えば、推奨予約時間を特定した後に、予約日の候補を特定する場合、特定部202は、顧客のスケジュール、店舗の予約状況に基づいて、各推奨予約時間を予約可能な予約日を特定すればよい。また、特定部202は、予約日の候補別に、推奨予約時間に基づいて、予約可能時間帯を特定してもよい。予約可能時間帯の特定方法は、前述の通りである。
【0078】
そして、出力制御部203は、特定された複数の予約日の候補および推奨予約時間を提示する。
【0079】
ここで、推奨予約時間、推奨予約日数および複数の予約日の候補の提示例を
図7および
図8を用いて説明する。
【0080】
図7は、推奨予約時間、推奨予約日数および複数の予約日の候補の提示例を示す説明図である。出力制御部203は、端末装置21に、書籍のタイトル、残りのページ数、推奨予約時間および推奨予約日数、複数の予約日の候補、予約可能時間帯を含む画面であって、予約を受け付け可能な画面を表示させる。また、
図7において、画面は、例えば、「予約」ボタンを含む。
【0081】
例えば、
図7において、画面では、複数の予約日の候補から予約日を選択可能である。例えば、出力制御部203は、複数の予約日の候補から予約日が選択されると、予約における予約可能時間帯を表示させる。
図7において、予約日「2022年3月20日」が選択されている。
【0082】
図8は、複数の予約日の候補から選択された予約日の予約可能時間帯の提示例を示す説明図である。
図8における画面の構成は、
図7における画面の構成と同じである。
図8において、画面には、選択された予約日「2022年3月20日」についての予約可能時間帯が表示されている。
図8において、例えば、予約時間は、予約可能時間帯から選択可能である。
【0083】
図8において、画面は、例えば、「予約」ボタンを含む。「予約」ボタンが押下されると、受付部204は、選択された予約日と、予約可能時間帯から選択された時間帯を予約時間として受け付ける。
【0084】
また、受付部204は、複数の推奨予約日数分の予約を、同時に受け付けてもよいし、異なるタイミングで受け付けてもよい。
【0085】
図4の説明に戻る。今の書籍が読み終わった後に、次の書籍を読むことが想定される。そこで、特定部202は、顧客の購入履歴に基づいて、書籍を顧客が読了した後に、次の書籍を読むための予約日の候補および推奨予約時間を特定する。具体的に、特定部202は、購入履歴DB2001および顧客DB2003に基づいて、顧客が購入した書籍のうち未読である書籍を次の書籍として特定する。取得部201は、次の書籍のページ数を書籍DB2004などから取得する。そして、特定部202は、次の書籍のページ数に基づいて、次の書籍の読了時間を特定する。特定部202は、次の書籍の読了時間および顧客のスケジュールに基づいて、次の書籍を読むための予約日の候補および推奨予約時間を特定する。そして、出力制御部203は、予約日の候補および推奨予約時間を提示するなお、前述の通り、予約日の候補は、複数であってもよい。
【0086】
または、特定部202は、書籍が、複数の巻に含まれる場合、書籍の次の巻である次の書籍を読むための予約日の候補および推奨予約時間を特定する。具体的に、例えば、特定部202は、書籍DB2004に基づいて、書籍が複数の巻に含まれかを特定し、複数の巻に含まれる場合、書籍の次の巻を次の書籍として特定する。そして、取得部201は、次の書籍のページ数を書籍DB2004などから取得する。そして、特定部202は、次の書籍のページ数に基づいて、次の書籍を読むための予約日の候補および推奨予約時間を特定する。出力制御部203は、次の書籍を読むための予約日の候補および推奨予約時間を提示する。
【0087】
ここで、特定部202は、次の書籍の読了時間と、現在の書籍の読了時間とを合計し、合計した読了時間に基づいて、推奨予約時間を特定してもよい。また、例えば、特定部202は、次の書籍と現在の書籍とを合わせて、予約日の候補を特定してもよい。
【0088】
また、例えば、特定部202は、次の書籍と現在の書籍とのそれぞれについて、推奨予約時間を特定してもよい。また、例えば、特定部202は、次の書籍と現在の書籍とのそれぞれについて、予約日の候補を特定してもよい。
【0089】
予約確定部205は、受け付けた予約を確定する。予約を確定する処理として、予約確定部205は、例えば、予約DB2002に登録する。
【0090】
そして、出力制御部203は、予約が確定すると、顧客に確定した予約を通知する。また、出力制御部203は、今回確定した予約と共に、以前に確定した予約を合わせて通知してもよい。通知方法として、出力制御部203は、電子メール、および電子メッセージなどの少なくともいずれかを介した通知であってもよい。または、通知方法として、出力制御部203は、予約を管理するアプリケーションプログラムを介した端末装置21への出力であってもよい。出力方法については、表示装置への表示、音声出力装置への音声出力など特に限定されない。
【0091】
また、更新部206は、予約が確定されると、各種DB、所定時間などの各種閾値を更新してもよい。
【0092】
また、更新部206は、予約が履行されると、各種DB、所定時間などの各種閾値を更新してもよい。予約が履行されるとは、顧客が予約通りに店舗に来店し、読書したことを示す。例えば、顧客別の読書の速度が読了時間の特定に用いられる場合、更新部206は、実際の店舗の利用時間と、読書の進捗状況とに基づいて、顧客別の読書の速度を更新してもよい。
【0093】
(フローチャート)
図9は、実施の形態2にかかる予約支援システム20の一動作例を示すフローチャートである。取得部201は、読書の進捗状況および顧客のスケジュールを取得する(ステップS201)。特定部202は、読書の進捗状況に基づいて、読了時間を特定する(ステップS202)。つぎに、特定部202は、読了時間および顧客のスケジュールに基づいて、予約日の候補および推奨予約時間を特定する(ステップS203)。
【0094】
出力制御部203は、予約日の候補および推奨予約時間を提示する(ステップS204)。受付部204は、予約を受け付けたかを判定する(ステップS205)。予約を受け付けた場合(ステップS205:Yes)、予約確定部205は、予約を確定する(ステップS206)。そして、出力制御部203は、確定された予約を顧客に通知し(ステップS207)、予約支援システム20は、処理を終了する。また、予約を受け付けていない場合(ステップS205:No)、予約支援システム20は、処理を終了する。
【0095】
以上、実施の形態2において、予約支援システム20は、読了時間が所定時間以上ある場合、推奨予約日数を特定し、推奨予約日数を提示する。これにより、顧客は、店舗において読書を読み終えるために必要な予約の日数を確認することができる。したがって、予約の決定の容易化をより図ることができる。
【0096】
また、例えば、読書の速度は、所定の速度、顧客による過去の予約時間および過去の予約時間における読書の進捗状況に基づいて特定された速度、書籍の種類に応じた速度の少なくともいずれかであってもよい。これにより、読了時間の特定をより精度よく図ることができる。または、読書の速度は、所定の速度、顧客による過去の予約時間および過去の予約時間における読書の進捗状況に基づいて特定された速度、および、書籍の種類に応じた速度の少なくともいずれかによって特定される速度であってもよい。
【0097】
また、例えば、予約支援システム20は、顧客が店舗以外の場所において読書を行う時間および読了時間に基づいて、推奨予約時間を特定する。これにより、推奨予約時間の特定の高精度化を図ることができる。
【0098】
また、予約支援システム20は、顧客のスケジュールを取得し、スケジュールおよび進捗状況に基づいて、推奨予約時間および予約日の候補を特定し、特定された予約日の候補および推奨予約時間を顧客に提示する。予約支援システム20は、予約日の候補および推奨予約時間に基づいて、予約を受け付ける。これにより、予約日の候補および推奨予約時間をより精度よく特定することができる。
【0099】
また、予約支援システム20は、顧客の購入履歴に基づいて、書籍を顧客が読了した後に、次の書籍を読むための予約日の候補および推奨予約時間を特定する。予約支援システム20は、次の書籍を読むための予約日の候補および推奨予約時間を提示する。これにより、新たに顧客が読むと推測される書籍に対する読書の予約の容易化を図ることができる。したがって、店舗の利用を促進することができる。
【0100】
また、書籍が複数の巻に含まれる場合、予約支援システム20は、書籍の次の巻である次の書籍を読むための予約日の候補および推奨予約時間を特定する。予約支援システム20は、次の書籍を読むための予約日の候補および推奨予約時間を提示する。これにより、新たに顧客が読むと推測される書籍に対する読書の予約の容易化を図ることができる。したがって、店舗の利用を促進することができる。
【0101】
また、予約支援システム20は、推奨予約日数が特定された場合、顧客のスケジュールを取得し、スケジュール、進捗状況、推奨予約日数に基づいて、複数の予約日の候補および複数の予約日の候補のそれぞれの推奨予約時間を特定する。そして、予約支援システム20は、特定された複数の予約日の候補および推奨予約時間を提示する。これにより、顧客は、店舗において読書を読み終えるために必要な予約日の候補およびそれぞれの推奨予約時間数を確認することができる。したがって、予約の決定をより容易化することを可能とする。
【0102】
例えば、実施の形態2において、出力制御部203は、推奨予約時間と予約日の候補との少なくともいずれかを提示してもよい。ただし、顧客が予約日を決めていない場合、出力制御部203は、予約日の候補と推奨予約時間との両方を提示すると、顧客は、両方を確認できる。このため、予約の決定をより容易化することを可能とする
【0103】
以上、各実施の形態の説明を終了する。各実施の形態は、変形して用いられてもよい。
【0104】
<変形例>
各実施の形態において、例えば出力制御部203は、推奨予約時間、予約日の候補などを提示する例を挙げているが、読了時間を提示してもよい。顧客は、どの程度の時間で、書籍を読み終えることができるのか分からない場合がある。そこで、取得部201は、書籍についての読書の進捗状況を取得する。特定部202は、書籍についての読書の進捗状況に基づいて、書籍の読了時間を特定する。そして、出力制御部203は、書籍の読了時間を提示する。これにより、顧客は、現在読んでいる書籍を読むために必要な時間を把握することができる。このように、書籍の読了を支援することができる。書籍を読了させることのモチベーションの向上を図ることができる。このように、各実施の形態における各機能部は、取得部201と特定部202と出力制御部203とを備える読書支援システムとして構成されてもよい。
【0105】
以上、変形例の説明を終了する。各実施の形態および各変形例は、適宜組み合わせて用いられてもよい。また、各実施の形態において、予約支援システムは、各機能部および情報の一部が含まれる構成であってもよいし、図示しない他の機能部が含まれる構成であってもよい。
【0106】
また、各実施の形および各変形例については、上述した例に限られず、種々変更可能である。また、各実施の形態における予約支援システムの構成は特に限定されない。例えば、予約支援システムは、一台の端末装置、一台のサーバなどの一台の装置によって実現されてもよい。予約支援システムの各機能部を一台の装置によって実現される場合、例えば、一台の装置は、例えば予約支援装置、情報処理装置などと呼ばれてもよいし、特に限定されない。または、各実施の形態における予約支援システムは、機能またはデータ別に異なる装置によって実現されてもよい。例えば、予約支援システムの各機能部は、複数のサーバで構成され、予約支援システムとして実現されてもよい。例えば、予約支援システムは、各DBを含むデータベースサーバと、各機能部を有するサーバと、によって実現されてもよい。
【0107】
各実施の形態において、各情報や各DBは、前述の情報の一部を含んでもよい。また、各情報や各DBは、前述の情報以外の情報を含んでもよい。各情報や各DBが、より詳細に、複数のDBや複数の情報に分けられてもよい。また、複数のDBや複数の情報が、一つのDBや一つの情報によって実現されてもよい。このように、各情報や各DBの実現方法は、特に限定されない。
【0108】
また、各画面は、一例であり、特に限定されない。各画面において、図示しないボタン、リスト、チェックボックス、情報表示欄、入力欄などが追加されてもよい。また、画面の背景色などが、変更されてもよい。
【0109】
また、例えば、各実施の形態において、端末装置21に表示させる画面の情報等を生成する処理は、予約支援システム10,20の出力制御部103,203によって行われてもよい。また、例えば、この処理は、端末装置21によって行われてもよい。
【0110】
(コンピュータのハードウェア構成例)
つぎに、各実施の形態において説明した予約支援システム10,20、端末装置21などの各装置をコンピュータで実現した場合のハードウェア構成例について説明する。
図10は、コンピュータのハードウェア構成例を示す説明図である。例えば、各装置の一部又は全部は、例えば
図10に示すようなコンピュータ80とプログラムとの任意の組み合わせを用いて実現することも可能である。
【0111】
コンピュータ80は、例えば、プロセッサ801と、ROM(Read Only Memory)802と、RAM(Random Access Memory)803と、記憶装置804と、を有する。また、コンピュータ80は、通信インタフェース805と、入出力インタフェース806と、を有する。各構成部は、例えば、バス807を介してそれぞれ接続される。なお、各構成部の数は、特に限定されず、各構成部は1または複数である。
【0112】
プロセッサ801は、コンピュータ80の全体を制御する。プロセッサ801は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)などが挙げられる。コンピュータ80は、記憶部として、ROM802、RAM803および記憶装置804などを有する。記憶装置804は、例えば、フラッシュメモリなどの半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などが挙げられる。例えば、記憶装置804は、OS(Operating System)のプログラム、アプリケーションプログラム、各実施の形態にかかるプログラムなどを記憶する。または、ROM802は、アプリケーションプログラム、各実施の形態にかかるプログラムなどを記憶する。そして、RAM803は、プロセッサ801のワークエリアとして使用される。
【0113】
また、プロセッサ801は、記憶装置804、ROM802などに記憶されたプログラムをロードする。そして、プロセッサ801は、プログラムにコーディングされている各処理を実行する。また、プロセッサ801は、通信ネットワークNTを介して各種プログラムをダウンロードしてもよい。また、プロセッサ801は、コンピュータ80の一部または全部として機能する。そして、プロセッサ801は、プログラムに基づいて図示したフローチャートにおける処理または命令を実行してもよい。
【0114】
通信インタフェース805は、無線または有線の通信回線を通じて、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などの通信ネットワークNTに接続される。なお、通信ネットワークNTは複数の通信ネットワークNTによって構成されてもよい。これにより、コンピュータ80は、通信ネットワークNTを介して外部の装置や外部のコンピュータ80に接続される。通信インタフェース805は、通信ネットワークNTとコンピュータ80の内部とのインタフェースを司る。そして、通信インタフェース805は、外部の装置や外部のコンピュータ80からのデータの入出力を制御する。
【0115】
また、入出力インタフェース806は、入力装置、出力装置、および入出力装置の少なくともいずれかに接続される。接続方法は、無線であってもよいし、有線であってもよい。入力装置は、例えば、キーボード、マウス、マイクなどが挙げられる。出力装置は、例えば、表示装置、点灯装置、音声を出力する音声出力装置などが挙げられる。また、入出力装置は、タッチパネルディスプレイなどが挙げられる。なお、入力装置、出力装置、および入出力装置などは、コンピュータ80に内蔵されていてもよいし、外付けであってもよい。
【0116】
コンピュータ80のハードウェア構成は一例である。コンピュータ80は、
図10に示す一部の構成要素を有していてもよい。コンピュータ80は、
図10に示す以外の構成要素を有していてもよい。例えば、コンピュータ80は、ドライブ装置などを有してもよい。そして、プロセッサ801は、ドライブ装置などに装着された記録媒体に記憶されたプログラムやデータをRAM803に読み出してもよい。非一時的な有形な記録媒体としては、光ディスク、フレキシブルディスク、磁気光ディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリなどが挙げられる。また、前述の通り、例えば、コンピュータ80は、キーボードやマウスなどの入力装置を有してもよい。コンピュータ80は、ディスプレイなどの出力装置を有していてもよい。また、コンピュータ80は、入力装置および出力装置と、入出力装置とをそれぞれ有してもよい。
【0117】
また、コンピュータ80は、図示しない各種センサを有してもよい。センサの種類は特に限定されない。また、コンピュータ80は、画像や映像を撮像可能な撮像装置を備えていてもよい。
【0118】
以上で、各装置のハードウェア構成の説明を終了する。また、各装置の実現方法には、様々な変形例がある。例えば、各装置は、構成要素ごとにそれぞれ異なるコンピュータとプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。また、各装置が備える複数の構成要素が、一つのコンピュータとプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。
【0119】
また、各装置の各構成要素の一部または全部は、特定用途向けの回路で実現されてもよい。また、各装置の各構成要素の一部または全部は、FPGA(Field Programmable Gate Array)のようなプロセッサなどを含む汎用の回路によって実現されてもよい。また、各装置の各構成要素の一部または全部は、特定用途向けの回路や汎用の回路などの組み合わせによって実現されてもよい。また、これらの回路は、単一の集積回路であってもよい。または、これらの回路は、複数の集積回路に分割されてもよい。そして、複数の集積回路は、バスなどを介して接続されることにより構成されてもよい。
【0120】
また、各装置の各構成要素の一部または全部が複数のコンピュータや回路などにより実現される場合、複数のコンピュータや回路などは、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。
【0121】
各実施の形態で説明した予約支援方法は、予約支援システムが実行することにより実現される。また、例えば、予約支援方法は、予め用意されたプログラムをサーバや端末装置などのコンピュータが実行することにより実現される。各実施の形態で説明したプログラムは、HDD、SSD、フレキシブルディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、磁気光ディスク、USBメモリなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録される。そして、プログラムは、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、プログラムは、通信ネットワークNTを介して配布されてもよい。
【0122】
以上説明した、各実施の形態における予約支援システムの各構成要素は、コンピュータのように、その機能を専用のハードウェアで実現されてもよい。または、各構成要素は、ソフトウェアによって実現されてもよい。または、各構成要素は、ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせによって実現されてもよい。
【0123】
以上、各実施の形態を参照して本開示を説明したが、本開示は上記実施の形態に限定されるものではない。各本開示の構成や詳細には、本開示のスコープ内で当業者が把握し得る様々な変更を適用した実施の形態を含み得る。本開示は、本明細書に記載された事項を必要に応じて適宜に組み合わせ、または置換した実施の形態を含み得る。例えば、特定の実施の形態を用いて説明された事項は、矛盾を生じない範囲において、他の実施の形態に対しても適用され得る。例えば、複数の動作をフローチャートの形式で順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の動作を実行する順番を限定するものではない。このため、各実施の形態を実施するときには、その複数の動作の順番を内容的に支障しない範囲で変更することができる。
【0124】
上記の実施の形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されることができる。ただし、上記の実施の形態の一部または全部は、以下に限られない。
【0125】
(付記1)
書籍についての利用者による読書の進捗状況を取得する取得手段と、
前記進捗状況に基づいて、施設の推奨予約時間を特定する特定手段と、
特定された前記推奨予約時間を前記利用者に提示する出力制御手段と、
予約を受け付ける受付手段と、
を備える予約支援システム。
(付記2)
前記特定手段は、
前記進捗状況および前記読書の速度に基づいて、前記書籍の読了時間を特定し、
前記読了時間に基づいて、前記推奨予約時間を特定する、
付記1に記載の予約支援システム。
(付記3)
前記特定手段は、前記読了時間が所定時間以上ある場合、推奨予約日数を特定し、
前記出力制御手段は、前記推奨予約日数を提示する、
付記2に記載の予約支援システム。
(付記4)
前記速度は、所定の速度、前記利用者による過去の予約時間および前記過去の予約時間における読書の進捗状況に基づいて特定された速度、および、前記書籍の種類に応じた速度のいずれかである、
付記2または3に記載の予約支援システム。
(付記5)
前記特定手段は、前記利用者が前記施設以外の場所において前記読書を行う時間および前記読了時間に基づいて、前記推奨予約時間を特定する、
付記2から4のいずれかに記載の予約支援システム。
(付記6)
前記進捗状況は、前記書籍についての前記読書の残りのページ数を含む、
付記1から4のいずれかに記載の予約支援システム。
(付記7)
前記取得手段は、前記利用者のスケジュールを取得し、
前記特定手段は、前記スケジュールおよび前記進捗状況に基づいて、前記推奨予約時間および予約日の候補を特定し、
前記出力制御手段は、特定された前記予約日の候補および前記推奨予約時間を前記利用者に提示し、
前記受付手段は、前記予約日の候補および前記推奨予約時間に基づいて、前記予約を受け付ける、
付記1から6のいずれかに記載の予約支援システム。
(付記8)
前記特定手段は、前記利用者の購入履歴に基づいて、前記書籍を前記利用者が読了した後に、次の書籍を読むための予約日の候補および推奨予約時間を特定し、
前記出力制御手段は、前記次の書籍を読むための前記予約日の候補および前記推奨予約時間を提示する、
付記7に記載の予約支援システム。
(付記9)
前記特定手段は、前記書籍が複数の巻に含まれる場合、前記書籍の次の巻である次の書籍を読むための予約日の候補および推奨予約時間を特定し、
前記出力制御手段は、前記次の書籍を読むための前記予約日の候補および前記推奨予約時間を提示する、
付記7に記載の予約支援システム。
(付記10)
前記特定手段は、
前記進捗状況および前記読書の速度に基づいて、前記書籍の読了時間を特定し、
前記読了時間に基づいて、前記予約日の候補および前記推奨予約時間を特定する、
付記7から9のいずれかに記載の予約支援システム。
(付記11)
前記特定手段は、前記利用者が前記施設以外の場所において前記読書を行う時間および前記読了時間に基づいて、前記予約日の候補および前記推奨予約時間を特定する、
付記10に記載の予約支援システム。
(付記12)
前記受付手段は、前記推奨予約時間を予約時間として含む予約を受け付ける、
付記1から付記11のいずれかに記載の予約支援システム。
(付記13)
前記受付手段は、前記推奨予約時間から選択された推奨予約時間を予約時間として含む予約を受け付ける、
付記1から付記11のいずれかに記載の予約支援システム。
(付記14)
前記受付手段は、入力された予約時間を含む予約を受け付ける、
付記1から付記11のいずれかに記載の予約支援システム。
(付記15)
書籍についての利用者による読書の進捗状況を取得し、
前記進捗状況に基づいて、施設の推奨予約時間を特定し、
特定された前記推奨予約時間を前記利用者に提示し、
予約を受け付ける
予約支援方法。
(付記16)
コンピュータに、
書籍についての利用者による読書の進捗状況を取得し、
前記進捗状況に基づいて、施設の推奨予約時間を特定し、
特定された前記推奨予約時間を前記利用者に提示し、
予約を受け付ける、
処理を実行させるプログラム。
(付記17)
コンピュータに、
書籍についての利用者による読書の進捗状況を取得し、
前記進捗状況に基づいて、施設の推奨予約時間を特定し、
特定された前記推奨予約時間を前記利用者に提示し、
予約を受け付ける、
処理を実行させるプログラムを記録する、前記コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体。
【符号の説明】
【0126】
10,20 予約支援システム
21 端末装置
101,201 取得部
102,202 特定部
103,203 出力制御部
104,204 受付部
205 予約確定部
206 更新部
2001 購入履歴DB
2003 顧客DB
2004 書籍DB
2002 予約DB
80 コンピュータ
801 プロセッサ
802 ROM
803 RAM
804 記憶装置
805 通信インタフェース
806 入出力インタフェース
807 バス
NT 通信ネットワーク