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特開2023-175543情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023175543
(43)【公開日】2023-12-12
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20231205BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022088035
(22)【出願日】2022-05-30
(71)【出願人】
【識別番号】000006666
【氏名又は名称】アズビル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】関根 摩耶
(72)【発明者】
【氏名】楓川 滉人
(72)【発明者】
【氏名】太田 延樹
(72)【発明者】
【氏名】今中 良行
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA20
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】有効期限が存在する換算係数の更新作業負荷を抑制しつつ、換算係数の正確性と品質を確保する。
【解決手段】情報処理装置100は、二酸化炭素の排出量の算出に用いられる換算係数に関する情報である換算係数情報を用いて、一覧データである表形式データを形成し、表形式データの差異の有無を判定し、複数の表形式データを、座標平面の所定の配置で表示し、表形式データの差異の有無に基づいて、表示部が表示する表形式データの差異がある部分を通知する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
二酸化炭素の排出量の算出に用いられる換算係数に関する情報である換算係数情報を用いて、一覧データである表形式データを形成する形成部と、
前記表形式データの差異の有無を判定する判定部と、
複数の前記表形式データを、座標平面の所定の配置で表示する表示部と、
前記表形式データの差異の有無に基づいて、前記表示部が表示する前記表形式データの差異がある部分を通知する通知部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記形成部は、指定期間で区切られた一覧データである一次表形式データを形成し、
前記換算係数情報に含まれる識別子に基づいて、複数の前記一次表形式データの間で同じ前記識別子を持つ前記換算係数に関する情報を同じ行番号の位置に並び替え、同じ前記識別子を持つ前記換算係数に関する情報が、前記複数の前記一次表形式データの間の一方の前記一次表形式データのみに存在する場合には、もう一方の前記一次表形式データの対応する行位置に空欄行を挿入することで、表形式データを形成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記表示部は、複数の前記表形式データを並び順と空欄行の行位置を保持した状態で、前記座標平面のX軸方向に水平に並べて表示する、
ことを特徴とする請求項1及び2のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記表形式データの前記換算係数に関する情報に含まれる換算係数値が、基準値を上回るもしくは下回る場合に、前記表形式データに差異が発生していると判定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記判定部は、複数の前記表形式データの間で前記換算係数に関する情報に含まれる換算係数の識別名称を比較し、前記識別名称が複数の前記表形式データの間で異なる場合には、複数の前記表形式データの間で差異が発生していると判定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記通知部は、前記差異が有ると前記判定部が判定した場合は、前記表示部が表示する前記表形式データに存在する差異部分について書式の変更又は警告の表示の両方もしくはどちらか一方を行うことにより、差異の発生を通知する、
ことを特徴とする請求項1、4及び5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【請求項7】
二酸化炭素の排出量の算出に用いられる換算係数に関する情報である換算係数情報を用いて、一覧データである表形式データを形成する手順と、
前記表形式データの差異の有無を判定する手順と、
複数の前記表形式データを、座標平面の所定の配置で表示する手順と、
前記表形式データの差異の有無に基づいて、表示部が表示する前記表形式データの差異がある部分を通知する手順と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項8】
二酸化炭素の排出量の算出に用いられる換算係数に関する情報である換算係数情報を用いて、一覧データである表形式データを形成する工程と、
前記表形式データの差異の有無を判定する工程と、
複数の前記表形式データを、座標平面の所定の配置で表示する工程と、
前記表形式データの差異の有無に基づいて、表示部が表示する前記表形式データの差異がある部分を通知する工程と、
を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
地球温暖化をもたらす温室効果ガス(以降「GHG:Green House Gas」)の排出抑制について世界的に関心が高まっており、例えば1992年の気候変動枠組条約や1997年の気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書等が採択されている。近年では、GHGプロトコル等のGHG排出量を算定し、報告する際の国際的な基準が設けられ、GHG排出量の計測と算出の重要性や需要がさらに高まっている。
【0003】
環境情報管理システムは、GHGの一種である二酸化炭素の排出量削減を支援するシステムであり、事業活動で使用した燃料や、熱、エネルギー等の使用量を管理し、当該使用量を二酸化炭素排出量に換算するための係数(以降「換算係数」)を用いて、二酸化炭素排出量を算出する。例えば、電気に関しては、電力会社ごとに換算係数が存在し、企業は契約している電力会社の契約メニューに紐づく換算係数を用いて二酸化炭素排出量を算出する。
【0004】
換算係数に基づいて二酸化炭素排出量を正しく算出するためには、換算係数の正確性が求められる。加えて、換算係数には有効期限が定められており、有効期限満了後は、公的機関が公開する最新の情報に更新する必要がある。換算係数は、公的機関が公開する情報をデータベース化して管理されており、当該データベースを管理する技術として、例えば、当該換算係数についてキーワードを用いて検索する技術が提案されている(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008-102877号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、有効期限が存在する換算係数の更新作業負荷を抑制しつつ、換算係数の正確性と品質を確保することが困難であった。例えば、従来の技術では、換算係数が経時的に変化することが想定されておらず、換算係数が変更となった場合は逐一データベースを操作する必要があった。そのため、作業負荷が高まり、かつ設定漏れや、登録漏れや、誤操作が発生することが懸念されていた。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決し目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、二酸化炭素の排出量の算出に用いられる換算係数に関する情報である換算係数情報を用いて、一覧データである表形式データを形成する形成部と、前記表形式データの差異の有無を判定する判定部と、複数の前記表形式データを、座標平面の所定の配置で表示する表示部と、前記表形式データの差異の有無に基づいて、前記表示部が表示する前記表形式データの差異がある部分を通知する通知部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、有効期限が存在する換算係数の更新作業負荷を抑制しつつ、換算係数の正確性と品質を確保することが可能となる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る情報処理装置の装置構成の一例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る換算係数に関する情報の構造の一例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る記憶部が保持する換算係数に関する情報の一例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係る記憶部が保持する換算係数値情報に関する情報の一例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る記憶部が保持する基準値に関する情報の一例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係る形成した一次表形式データの一例を示す図である。
図8図8は、実施形態に係る形成した表形式データの一例を示す図である。
図9図9は、実施形態に係る複数の表形式データ間の差異判定の一例を示す図である。
図10図10は、実施形態に係る複数の表形式データの表示の一例を示す図である。
図11図11は、実施形態に係る複数の表形式データにいての差異発生部位の通知の一例を示す図である。
図12図12は、実施形態に係る表形式データの形成と表示の手順についての一例を示すフローチャートである。
図13図13は、実施形態に係る複数の表形式データ間における差異通知の手順の一例を示すフローチャートである。
図14図14は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、実施の形態(以下「実施形態」)について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、各実施形態において共通する構成要素には同一の参照符号を付し、繰り返しの説明を省略する。また、この実施形態の説明は、本発明に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを限定するものではない。
【0011】
〔1.情報処理方法の概要〕
本発明における情報処理装置100は、換算係数に関する情報を一定期間で区切り、一覧表示する表形式データ13を形成し、複数の表形式データ13を座標平面の所定の配置で並べて表示する。さらに、情報処理装置100は、複数の表形式データ13の間でデータの差異がある場合には、当該表形式データ13の差異部分について、書式を変更もしくは警告の表示の両方もしくはどちらか一方を行う。以下では、二酸化炭素の排出量の算出に用いられる換算係数に関する情報を例に挙げ、説明する。
【0012】
なお、二酸化炭素の排出量の算出に用いられる換算係数に関する情報を例に説明するが、前述の情報に限定されるものではなく、本発明の情報処理装置100が扱う情報は、例えば、任意の数値、テキスト、数式等であってもよい。
【0013】
〔2.情報処理方法の一例〕
まず、図1を使って情報処理装置100が行う情報処理方法の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。図1では、受付部121が、端末装置10に入力された公的機関が公開する換算係数に関する情報11(工程S101)を、受け付ける(工程S102)。次に、格納部122は、受付部121が受け付けた公的機関が公開する換算係数に関する情報11を、換算係数情報記憶部131と、換算係数値情報記憶部132と、に格納する(工程S103)。続けて、形成部123は、換算係数情報記憶部131と、換算係数値情報記憶部132とが記憶する換算係数に関する情報に基づいて、一定期間で区切り、一覧表示する一次表形式データ12を形成する(工程S104)。さらに形成部123は、複数の一次表形式データ12を比較して、一次表形式データ12に含まれるデータを所定の条件に基づく並び替えと、空欄行挿入とを行い、表形式データ13を形成する(工程S105)。次に、表示部125が、工程S105で形成した表形式データ13を、複数表形式データ表示画面14として座標平面のX軸方向に水平に並べ、更新結果確認画面15として、端末装置10の画面上に表示する(工程S106)。続いて、通知部126が、複数の表形式データ13のデータ間の差異又は基準値からの逸脱が発生している部分について、書式の変更又は警告の表示の両方もしくはどちらか一方を行い、差異の発生を通知する(工程S107)。例えば、図1の例で、通知部126は、更新結果確認画面15の差異が発生している部分について、「前年度と名称が異なります。(P101)」と、「換算係数値が基準範囲を超えています。(P102)」と、表示する。なお、工程S107で通知部126が通知する警告は、図1に記載の書式変更又は警告表示の方式に限定されるものではなく、その他のテキストや、数値や、図表等であってよい。
【0014】
〔3.情報システムの構成〕
次に、実施形態に係る情報処理システム1の構成について、図2を用いて説明する。本実施形態で情報処理システム1は、情報処理装置100と、端末装置10と、を含み、所定の通信網(ネットワークNW)を介して、有線又は無線により相互に通信可能に接続される。なお、図2に示した情報処理システム1は、複数台の情報処理装置100又は複数台の端末装置10が含まれた構成としてよい。
【0015】
情報処理装置100は、ネットワークNWを介して、各種の装置と通信可能な情報処理装置であり、例えば、サーバ装置又はクラウドシステム等により実現される。例えば、情報処理装置100は、ネットワークNWを介して、端末装置10と双方向に通信可能に接続される。
【0016】
端末装置10は、利用者が利用する情報処理装置である。例えば、端末装置10は、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。
【0017】
〔4.情報処理装置の構成〕
次は、実施形態に係る情報処理装置100の構成について、図2を使って説明する。図2に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、制御部120と、記憶部130と、を有する。なお、図2に図示していないが、情報処理装置100は、各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、ディスプレイ等)を備えてもよい。
【0018】
(通信部110について)
通信部110は、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110と、端末装置10とは、ネットワークNWと有線又は無線で接続され、双方向に情報の送受信を行う。
【0019】
(記憶部130について)
記憶部130は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。そして、記憶部130は、図2に示すように換算係数情報記憶部131と、換算係数値情報記憶部132と、基準値記憶部133と、を有する。
【0020】
まず、記憶部130が記憶する情報の構造の一例を、図3を用いて説明する。図3では、活動種別情報200として、ABC電力が提供する電気を使った活動200aを例に説明する。記憶部130が記憶する情報は、事業者が行う事業活動で使用した燃料、熱、エネルギー等の種別に関する情報である活動種別情報200と、それぞれ二酸化炭素排出量を算出するための換算係数に関する情報である換算係数情報210及び換算係数値情報220と、が含まれる。なお、換算係数情報210及び換算係数値情報220の詳細な説明は、後述の図4及び図5で説明する。
【0021】
例えば、活動種別情報200には、「ABC電力が提供する電気を使った活動200a」が含まれる。そして、「ABC電力が提供する電気を使った活動200a」には、「換算係数コード:AA101にて識別される情報210a」と「換算係数コード:AA105にて識別される情報211a」が紐づく。「換算係数コード:AA101にて識別される情報210a」には、「換算係数値コード:BB11001にて識別される情報220a」と、「換算係数値コード:BB11002にて識別される情報220b」とが紐づく。また、「換算係数コード:AA105にて識別される情報211a」には、「換算係数値コード:BB15001にて識別される情報221a」が紐づく。なお、前述の記載は一例であり、活動種別情報200と、換算係数情報210と、換算係数値情報220は、複数あってよい。また、活動種別情報200に紐づく換算係数情報210と、換算係数情報210に紐づく換算係数値情報220とは、複数の組合せがあってよい。
【0022】
(換算係数情報記憶部131について)
換算係数情報記憶部131は、二酸化炭素排出量を算出するための換算係数に関する情報である、換算係数情報210を記憶する。換算係数情報記憶部131に含まれる情報の一例を、図4を用いて説明する。図4の例では、換算係数情報記憶部131は、換算係数コード「AA001」により識別された換算係数名が「AAA」で、換算係数使用開始年月が「2016/4」で、換算係数使用終了年月が「Null」で、換算係数更新日が「2016/5/1」で、と記憶している。なお、換算係数情報記憶部131は、入力情報が無い場合は「Null」を記憶する。ただし、入力情報が無い場合の入力は、「Null」に限定されず、その他の文字列や未入力であってよい。また、換算係数情報記憶部131に含まれる情報は、「換算係数コード」と、「換算係数名」と、「換算係数使用開始年月」と、「換算係数使用終了年月」と、「換算係数更新日」との項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意の換算係数に関係する情報が含まれていてよい。また、図4における各項目の情報は、あくまで例示であり、入力される情報に限定されるものではない。
【0023】
(換算係数値情報記憶部132について)
換算係数値情報記憶部132は、二酸化炭素排出量を算出するための換算係数値に関する情報である、換算係数値情報220を記憶する。換算係数値情報記憶部132に含まれる情報の一例を、図5を用いて説明する。図5の例では、換算係数値情報記憶部132は、換算係数値コード「BB11001」により識別された基準値コードが「A001」で、換算係数値が「0.000411」で、対象年度が「20XX年度」で、換算係数値使用開始年月が「2019/4」で、換算係数値使用終了年月が「2020/3」で、換算係数値更新日が「2020/5/1」で、と記憶している。なお、換算係数値情報記憶部132は、入力情報が無い場合は「Null」を記憶する。ただし、入力情報が無い場合の入力は、「Null」に限定されず、その他の文字列や未入力であってよい。また、換算係数値情報記憶部132に含まれる情報は、「換算係数値コード」と、「基準値コード」と、「換算係数値」と、「対象年度」と、「換算係数値使用開始年月」と、「換算係数値使用終了年月」と、「換算係数値更新日」との項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意の換算係数に関係する情報が含まれていてよい。また、図5における各項目の情報は、あくまで例示であり、入力される情報に限定されるものではない。
【0024】
(基準値記憶部133について)
基準値記憶部133は、複数の表形式データ13の間の差異の有無を判定するための基準値に関する情報である、基準値情報230を記憶する。基準値記憶部133に含まれる情報の一例を、図6を用いて説明する。図6の例では、基準値記憶部133は、基準値コードが「A001」により識別された上限換算係数値が「0.000432」で、下限換算係数値が「0.000390」で、基準値更新日が「2020/5/1」で、と記憶している。なお、基準値記憶部133に含まれる情報は、「基準値コード」と、「上限換算係数値」と、「下限換算係数値」と、「基準値更新日」との項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意の換算係数に関係する情報が含まれていてよい。また、図6における各項目の情報はあくまで例示であり、入力される情報に限定されるものではない。
【0025】
(制御部120について)
続いて、制御部120は、図2に示すように受付部121と、格納部122と、形成部123と、判定部124と、表示部125と、通知部126と、を有する。なお、制御部120は、プロセッサ(Processor)や、MPU(Micro Processing Unit)や、CPU(Central Processing Unit)等が、情報処理装置100の記憶装置に記憶されている各種プログラムについて、RAMを作業領域として実行することにより、実現される。また、制御部120は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のIC(Integrated Circuit)により実現される。
【0026】
(受付部121について)
受付部121は、公的機関が公開する換算係数に関する情報11と、表形式データ13における換算係数値の基準値からの逸脱の発生有無を判定部124が判定するために用いられる基準値情報230と、を受け付ける。なお、受付部121が受け付ける情報は、前述の換算係数に関する情報及び基準値に関する情報に限定されるものではなく、その他の情報を受け付けても良い。
【0027】
(格納部122について)
格納部122は、受付部121が受け付けた公的機関が公開する換算係数に関する情報11と、基準値情報230とを、記憶部130の換算係数情報記憶部131と、換算係数値情報記憶部132と、基準値記憶部133と、に格納する。なお、格納部122が、格納する情報は前述の換算係数に関する情報及び基準値に関する情報に限定されず、その他の情報を格納してもよい。
【0028】
(形成部123について)
形成部123は、二酸化炭素の排出量の算出に用いられる換算係数に関する情報である換算係数情報を用いて、指定期間で区切られた一覧データである一次表形式データ12と、一覧データである表形式データ13を形成する。また、形成部123は、換算係数情報に含まれる識別子である換算係数コードに基づいて、複数の一次表形式データ12の間で同じ識別子である換算係数コードを持つ換算係数に関する情報を同じ行番号の位置に並び替え、同じ識別子である換算係数コードを持つ換算係数に関する情報が、複数の一次表形式データ12の間の一方の一次表形式データ12のみに存在する場合には、もう一方の一次表形式データ12の対応する行位置に空欄行を挿入することで、表形式データ13を形成する。
【0029】
前述した形成部123の機能について、図7図8を用いて詳細に説明する。まず、図7は、形成部123が、換算係数情報記憶部131に保持される換算係数情報210と、換算係数値情報記憶部132に保持される換算係数値情報220と、に基づいて形成する、一定期間で区切り、一覧表示する一次表形式データ12の一例を示す。例えば、図7において、形成部123は、20XX年度の一次表形式データ12aと、20YY年度の一次表形式データ12bの2年度分の一次表形式データ12を形成する。
【0030】
例えば、図7の20XX年度の一次表形式データ12aでは、換算係数コード「AA101」により識別される換算係数名「AAA」で、換算係数使用開始年月が「2016/4」で、換算係数使用終了年月が「Null」で、換算係数更新日が「2016/5/1」で、換算係数値コード「BB11001」で、基準値コードが「A001」で、換算係数値が「0.000411」で、対象年度が「20XX年度」で、換算係数値使用開始年月が「2019/4」で、換算係数値使用終了年月が「2020/3」で、換算係数値更新日が「2020/5/1」である。なお、形成部123は、各項目について入力情報が無い場合は「Null」を入力する。なお、入力情報が無い場合の入力は、「Null」に限定されず、その他の文字列や未入力であってよい。
【0031】
次に、図8は、前述の20XX年度の一次表形式データ12aと、20YY年度の一次表形式データ12bと、を用いて、形成部123がデータの並び順の並び替え及び空欄行の挿入を行う場合の一例を示す。
【0032】
形成部123は、20XX年度の一次表形式データ12aと、20YY年度の一次表形式データ12bと、を用いて、20XX年度の表形式データ13a及び20YY年度の表形式データ13bを、形成する。まず、形成部123は、20XX年度の表形式データ13a及び20YY年度の表形式データ13bの間で、同じ換算係数コードを持つデータ(D101及びD104と、D102及びD105と、D103及びD106)を、同じ行番号位置に並び替える。例えば、形成部123は、D101及びD104が同じ換算係数コード「AA101」であるため、20XX年度の表形式データ13aと20YY年度の表形式データ13bの第1行目に並び替えを行う。
【0033】
次に、形成部123は、20XX年度の表形式データ13aと20YY年度の表形式データ13bの間で、同じ換算係数コードを持つデータが存在しない場合(D107及びD108)、同じ換算係数コードを持つデータが存在しない、もう一方の表形式データの対応する位置に空欄行を挿入する。例えば、形成部123は、20XX年度の表形式データ13aに換算係数コード「AA105」が含まれるデータが存在しないため、20XX年度の表形式データ13aの第5行目に空欄行として各項目に「Null」を保持する行を挿入する(D107)。また、形成部123は、20YY年度の表形式データ13bに換算係数コード「AA104」が含まれるデータが存在しないため、20XX年度の表形式データ13aの換算係数コード「AA104」が存在する行番号位置に対応する20YY年度の表形式データ13bの第4行目に、空欄行として各項目に「Null」を保持する行を挿入する(D108)。
【0034】
さらに、形成部123は、D107とD108に空欄行を挿入した場合でも、空欄行を挿入していない行位置(D101~D106と、D109以降と、D110以降)については並び順を保持する。なお、入力情報が無い場合の入力は、「Null」に限定されず、その他の文字列や未入力であってよい。
【0035】
(判定部124について)
判定部124は、表形式データ13の差異の有無を判定する。例えば、判定部124は、表形式データ13の換算係数に関する情報に含まれる換算係数値が、基準値を上回るもしくは下回る場合に、表形式データ13に差異が発生していると判定する。また、判定部124は、複数の表形式データ13の間で換算係数に関する情報に含まれる換算係数の識別名称である換算係数名を比較し、識別名称である換算係数名が複数の表形式データ13の間で異なる場合には、複数の表形式データ13の間で差異が発生していると判定する。
【0036】
図9は、形成部123が形成する20XX年度の表形式データ13aと20YY年度の表形式データ13bと、に基づいて、差異が発生している部分を判定する、一例である。例えば、図9では、判定部124は、20YY年度の表形式データ13bに含まれる換算係数コード「AA102」が識別する換算係数名「ZZZ」は、20XX年度の表形式データ13aに含まれる換算係数コード「AA102」が識別する換算係数名「BBB」と異なるため、差異有りと判定する(S201)。また、判定部124は、20YY年度の表形式データ13bに含まれる換算係数コード「AA103」が識別する換算係数値「0.00432」は、図6が示す基準値情報230に含まれる基準値コード「C001」が識別する、上限換算係数値「0.000453」から下限換算係数値「0.000409」の範囲外の数値であるため、差異有りと判定する(S202)。
【0037】
なお、判定する項目は前述した項目に限定されるものではなく、その他の項目についても差異の判定を行ってよい。
【0038】
(表示部125について)
表示部125は、形成部123が形成した複数の表形式データ13を、座標平面の所定の配置で表示する。例えば、表示部125は、複数の表形式データ13を並び順と空欄行の行位置を保持した状態で、座標平面のX軸方向に水平に並べて表示する。
【0039】
例えば、図10では、表示部125は、20XX年度の表形式データ13a及び20YY年度の表形式データ13bについて、データの並び順と空欄行の行番号位置を維持した状態で、複数表形式データ表示画面14として、座標平面のX軸方向に水平に表示する。なお、図10の例示において、表示部125は、20XX年度の表形式データ13a及び20YY年度の表形式データ13bの2年度分を表示しているが、表示数が限定されるものではなく、2つ以上の表形式データ13を表示しても良い。
【0040】
(通知部126について)
通知部126は、表形式データ13の差異の有無に基づいて、表示部125が表示する表形式データ13の差異がある部分を通知する。例えば、通知部126は、差異が有ると判定部124が判定した場合は、表示部125が表示する表形式データ13に存在する差異部分について書式の変更又は警告の表示の両方もしくはどちらか一方を行うことにより、差異の発生を通知する。
【0041】
図10では、通知部126は、端末装置10に表示される更新結果確認画面15に表示される複数表形式データ表示画面14の差異が発生している部分について、「前年度と名称が異なります。(P101)」と、「換算係数値が基準範囲を超えています。(P102)」と表示する。なお、通知の形式については前述した内容に限定されるものではなく、例えば、通知部126は、差異発生部分のフォントの色を変更したり、背景色を変更したりすることにより、通知をしてよい。
【0042】
なお、図11は、図10に例示される複数表形式データ表示画面14について、更に拡大して表示している一例を示す。例えば、図10に示される複数表形式データ表示画面14において、通知部126は、20YY年度の表形式データ13bに含まれる換算係数コード「AA102」が識別する換算係数名「ZZZ」は、20XX年度の表形式データ13aに含まれる換算係数コード「AA102」が識別する換算係数名「BBB」と異なるため、「前年度と名称が異なります。(P101)」という通知をする。また、通知部126は、20YY年度の表形式データ13bに含まれる換算係数コード「AA103」が識別する換算係数値「0.00432」は、図6が示す基準値情報230に含まれる基準値コード「C001」が識別する、上限換算係数値「0.000453」から下限換算係数値「0.000409」の範囲外の数値であるため、「換算係数値が基準範囲を超えています。(P102)」と通知する。
【0043】
〔5.処理手順〕
次に、図12図13を用いて、実施形態に係る情報処理装置100による情報処理の手順について説明する。
【0044】
図12は、実施形態に係る表形式データの形成と表示の手順の一例を示すフローチャートである。まず、受付部121は、公的機関が公開する換算係数に関する情報11を受け付ける(工程S301)。次に、格納部122は、受付部121が受け付けた公的機関が公開する換算係数に関する情報11を、記憶部130に格納する(工程S302)。その後、形成部123が、記憶部130に記憶されている、換算係数情報210と換算係数値情報220を用いて、一定期間で区切り、一覧表示する一次表形式データ12を形成する(工程S303)。
【0045】
次に、形成部123は、複数の表形式データ13の間で、換算係数情報を識別する識別子である換算係数コードを比較する(工程S304)。続いて、形成部123は、複数の表形式データ13の間で、同じ換算係数コードを持つデータを、同じ行番号位置に整列する(工程S305)。続いて、形成部123は、比較する表形式データ13の間で同じ換算係数コードを持つデータが存在しない場合に、データの並び順は保持した状態で、もう一方の表形式データ13の対応する位置に空欄行を挿入する(工程S306のYes及び工程S307)。他方、形成部123は、比較する表形式データ13の間で同じ換算係数コードを持つデータが存在する場合に、データの並び順を保持する(工程S306のNo)。次に、表示部125は、形成部123が形成した複数の表形式データ13を、画面上の座標平面のX軸方向に水平に並列して表示する(工程S308)。
【0046】
また、図13は、実施形態に係る複数の表形式データ間における差異通知の手順の一例を示すフローチャートである。まず、判定部124は、形成部123が形成した複数の表形式データ13に含まれる換算係数値について、基準値記憶部133が記憶する上限換算係数値及び下限換算係数値と、比較を行う(工程S401)。なお、判定部124は、換算係数値が上限換算係数値を上回るもしくは下限換算係数値を下回る場合には、基準値を超えると判定する(工程S402のYes)。続いて、通知部126は、判定部124が基準値を超えると判定した場合には、表形式データ13の該当部分の書式を変更又は警告の表示の両方もしくはどちらか一方を行うことにより、差異の発生を通知する(工程S403)。他方、判定部124は、換算係数値が上限換算係数値及び下限換算係数値を超えない場合には、基準値を超えていない、と判定する(工程S402のNo)。
【0047】
次に、判定部124は、形成部123が形成した複数の表形式データ13の間で同じ換算係数コードを持つデータについて、換算係数の識別名称である換算係数名の比較を行う(工程S404)。判定部124は、換算係数名が複数の表形式データ13の間で異なる場合には、差異が発生していると判定する(工程S405のYes)。続いて、通知部126は、判定部124により差異が発生していると判定された場合には、表形式データ13の該当部分の書式を変更又は警告の表示の両方もしくはどちらか一方を行うことにより、差異の発生を通知する(工程S406)。他方、判定部124は、換算係数の識別名称である換算係数名が複数の表形式データ13の間で同一の場合には、差異が発生していないと判定する(工程S405のNo)。
【0048】
〔6.効果〕
前述してきたように、情報処理装置100は、活動種別情報200と、換算係数情報210と、換算係数値情報220と、を用いて、換算係数コードに基づいた並べ替えと空欄行の挿入を行った表形式データ13を形成し、複数の表形式データ13を座標平面のX軸方向に並べて表示する。また、情報処理装置100は、表示した表形式データ13について、基準値の範囲外の換算係数値を持つ部分や複数の表形式データ13の間で換算係数名が異なる場合等に差異が発生していると判定し、差異発生部分について書式を変更又は警告を表示することにより、有効期限が存在する換算係数の更新作業負荷を抑制しつつ、換算係数の正確性と品質を確保することが可能となる、という効果を提供する。
【0049】
以下に、二酸化炭素の排出量の算出に用いられる換算係数の更新作業において、前年度及び当年度の2年度分の比較作業を行う場合の効果を例示する。なお、本発明の情報処理装置100が提供する効果は、以下の効果に限定されるものではない。
【0050】
〔6-1.当年度以降も継続使用される情報の更新及び登録漏れ確認〕
例えば、情報処理装置100は、複数の表形式データ13を座標平面のX軸方向に並べて表示することにより、前年度情報と当年度情報の比較を容易し、前年度情報の換算係数値の有効期限の終了日が設定されていない、といった更新漏れや、当年度の新しい換算係数値が登録されていない、といった登録漏れ等を目視確認しやすくする効果を、提供する。
【0051】
〔6-2.前年度で使用を終了する情報の更新の確認〕
例えば、情報処理装置100は、該当するデータが存在しない当年度の当該行位置に空欄行を挿入した表形式データ13を、座標平面のX軸方向に並べて表示することにより、前年度で使用が終了した換算係数に関する情報を目視確認しやすくする効果を提供する。
【0052】
〔6-3.当年度に追加された情報の確認〕
例えば、情報処理装置100は、該当するデータが存在しない前年度の当該行位置に空欄行を挿入した表形式データ13を、座標平面のX軸方向に並べて表示することにより、当年度から新しく使用が開始する換算係数に関する情報が登録されたことを、目視確認しやすくする効果を提供する。
【0053】
〔6-4.換算係数値の入力数値の確認〕
例えば、通知部126が換算係数値の入力値が基準値を逸脱する部分についての書式の変更又は警告の表示を行うことにより、情報処理装置100は、誤入力により差異が発生している部分の視認性を向上させ、目視確認しやすくする効果を提供する。
【0054】
〔6-5.換算係数名の登録情報の確認〕
例えば、通知部126が前年度と当年度のそれぞれの表形式データ13の間で、同じ換算係数コードを持ちかつ換算係数名が異なる部分について書式の変更又は警告の表示を行うことにより、情報処理装置100は、誤入力により差異が発生している部分の視認性を向上させ、目視確認しやすくする効果を提供する。
【0055】
〔7.ハードウェア構成〕
前述した、実施形態に係る情報処理装置100は、例えば、図14に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図14は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、補助記憶装置1400、通信I/F(インタフェース)1500、入出力I/F(インタフェース)1600が、バス1800により接続された形態を有する。
【0056】
CPU1100は、ROM1300又は補助記憶装置1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0057】
補助記憶装置1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、係るプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信I/F1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。CPU1100は、入出力I/F1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入出力装置1700を制御する。CPU1100は、入出力I/F1600を介して、入出力装置1700からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータについて入出力I/F1600を介して入出力装置1700へ出力する。
【0058】
例えば、コンピュータ1000が本実施形態に係る情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部120の機能を実現する。
【0059】
〔8.その他〕
前述の実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0060】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の通り構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
【0061】
前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0062】
また、前述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」等に読み替えることができる。例えば、制御部は、制御手段や制御回路に読み替えることができる。
【0063】
以上、本発明の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【符号の説明】
【0064】
1 情報処理システム
NW ネットワーク
10 端末装置
11 公的機関が公開する換算係数に関する情報
12 一次表形式データ
12a 20XX年度の一次表形式データ
12b 20YY年度の一次表形式データ
13 表形式データ
13a 20XX年度の表形式データ
13b 20YY年度の表形式データ
14 複数表形式データ表示画面
15 更新結果確認画面
100 情報処理装置
110 通信部
120 制御部
121 受付部
122 格納部
123 形成部
124 判定部
125 表示部
126 通知部
130 記憶部
131 換算係数情報記憶部
132 換算係数値情報記憶部
133 基準値記憶部
200 活動種別情報
200a ABC電力が提供する電気を使った活動
210 換算係数情報
210a 換算係数コード:AA101にて識別される情報
211a 換算係数コード:AA105にて識別される情報
220 換算係数値情報
220a 換算係数値コード:BB11001にて識別される情報
220b 換算係数値コード:BB11002にて識別される情報
221a 換算係数値コード:BB15001にて識別される情報
1000 コンピュータ
1100 CPU
1200 RAM
1300 ROM
1400 補助記憶装置
1500 通信I/F
1600 入出力I/F
1700 入出力装置
1800 バス
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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図14