(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023175578
(43)【公開日】2023-12-12
(54)【発明の名称】サプライズ演出装置
(51)【国際特許分類】
H04N 21/431 20110101AFI20231205BHJP
H04N 21/235 20110101ALI20231205BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20231205BHJP
【FI】
H04N21/431
H04N21/235
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022088096
(22)【出願日】2022-05-30
(71)【出願人】
【識別番号】599151259
【氏名又は名称】株式会社東具
(74)【代理人】
【識別番号】100110434
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 勝
(72)【発明者】
【氏名】垣花 創
(72)【発明者】
【氏名】垣花 巧
(72)【発明者】
【氏名】清水 貴義
(72)【発明者】
【氏名】中野 卓馬
(72)【発明者】
【氏名】高橋 伸敬
【テーマコード(参考)】
5C164
5L049
【Fターム(参考)】
5C164FA06
5C164FA22
5C164SB06P
5C164UA01S
5C164UB10S
5C164UB88P
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】 簡単かつ確実にサプライズを実現するためのサプライズ演出装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明に係るサプライズ演出装置は、サプライズ演出を受ける者が装着する仮想現実視聴用ゴーグルと、前記仮想現実視聴用ゴーグルに所定の映像を表示させるための信号を送信するサーバーと、サプライズ演出を受ける者が見ることでサプライズとなり得る物品を隠すための隠し箱と有し、前記サーバーから送信される信号には、前記隠し箱についての映像情報を含み、前記サプライズ演出を受ける者が前記仮想現実視聴用ゴーグルを装着時に前記隠し箱についての映像情報を前記仮想現実視聴用ゴーグル内に表示することを特徴とする。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サプライズ演出を受ける者が装着する仮想現実視聴用ゴーグルと、
前記仮想現実視聴用ゴーグルに所定の映像を表示させるための信号を送信するサーバーと、
サプライズ演出を受ける者が見ることでサプライズとなり得る物品を隠すための隠し箱と有し、
前記サーバーから送信される信号には、前記隠し箱についての映像情報を含み、前記サプライズ演出を受ける者が前記仮想現実視聴用ゴーグルを装着時に前記隠し箱についての映像情報を前記仮想現実視聴用ゴーグル内に表示することを特徴とするサプライズ演出装置。
【請求項2】
請求項1記載のサプライズ演出装置であって、前記仮想現実視聴用ゴーグルには携帯型電子機器が装着されることを特徴とするサプライズ演出装置。
【請求項3】
請求項1記載のサプライズ演出装置であって、さらに撮影用カードを有し、撮影用カードに印刷されたコード若しくはパターンを読み込むことで所要の記念撮影用の信号が前記サーバーから送信されることを特徴とするサプライズ演出装置。
【請求項4】
請求項1記載のサプライズ演出装置であって、前記仮想現実視聴用ゴーグルで表示される映像は、サプライズ演出をする者が選択できることを特徴とするサプライズ演出装置。
【請求項5】
請求項4記載のサプライズ演出装置であって、前記サプライズ演出をする者が選択できる映像は、予め用意されたテンプレート映像を含むことを特徴とするサプライズ演出装置。
【請求項6】
請求項4記載のサプライズ演出装置であって、前記サプライズ演出をする者が選択できる映像は、前記隠し箱の映像を含む映像であることを特徴とするサプライズ演出装置。
【請求項7】
請求項6記載のサプライズ演出装置であって、前記隠し箱の映像は所定の携帯端末のカメラで写した若しくはアップロードした画像若しくは映像を用いることを特徴とするサプライズ演出装置。
【請求項8】
請求項1記載のサプライズ演出装置であって、前記隠し箱は宝箱を模した外形を有することを特徴とするサプライズ演出装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、誕生日会やお祝い事などのイベントに際してサプライズな演出をするためのサプライズ演出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
誕生日やその他のお祝い事に際しては、本人に事前のお知らせなどがない状態でプレゼントなどを突然受け取るような演出がなされることがあり、このような事前の知らせのない突然の演出は、一般にサプライズ若しくはサプライズ演出と呼ばれている。例えば、本人が以前から欲しかった物品などを事前に知らせることなく、大きな箱や袋などに隠しておき、贈り物の授与のタイミングで隠しておいた物品を本人に示し、その突然の幸福感をゲストと共有するといった演出がなされる場合である。
【0003】
このようなサプライズ演出をする場合に、必要なことはプレゼントなどを本人に知られずに準備し、そして突然のタイミングでそのプレゼントを表示したり引き渡ししたりすることである。特に、その場の雰囲気を盛り上げる演出に適した贈り物の隠し方も重要であり、このような技術を開示する例も知られる(特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】登録実用新案公報第3232622号
【特許文献2】登録実用新案公報第3177370号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、贈り物の隠し方もサプライズ演出として重要であるものの、従前のサプライズ手法としては、サプライズ演出を受ける本人が移動したり、大きめの箱や袋、あるいは目隠しとなるような衝立などを駆使して、突然の演出に持ち込むものが殆どであり、必ずしも目的として演出が得られないことも場合があった。
【0006】
そこで、本発明は、簡単かつ確実にサプライズの演出を実現するためのサプライズ演出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るサプライズ演出装置は、サプライズ演出を受ける者が装着する仮想現実視聴用ゴーグルと、前記仮想現実視聴用ゴーグルに所定の映像を表示させるための信号を送信するサーバーと、サプライズ演出を受ける者が見ることでサプライズとなり得る物品を隠すための隠し箱と有し、前記サーバーから送信される信号には、前記隠し箱についての映像情報を含み、前記サプライズ演出を受ける者が前記仮想現実視聴用ゴーグルを装着時に前記隠し箱についての映像情報を前記仮想現実視聴用ゴーグル内に表示することを特徴とする。
【0008】
本発明に係るサプライズ演出装置の一例によれば、前記仮想現実視聴用ゴーグルには携帯型電子機器が装着される構成にすることができる。また、本発明に係るサプライズ演出装置は、さらに撮影用カードを有し、撮影用カードに印刷されたコード若しくはパターンを読み込むことで所要の記念撮影用の信号が前記サーバーから送信される構成にすることができる。
【0009】
さらに、本発明に係るサプライズ演出装置では、仮想現実視聴用ゴーグルで表示される映像についてサプライズ演出をする者が選択できるように構成することもでき、隠し箱は宝箱を模した外形を有するように構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明にかかるサプライズ演出装置の一例を説明するための全体図である。
【
図2】
図1に示した例の動作とサプライズ演出の流れを説明するためのフローチャートである。
【
図3】本発明にかかるサプライズ演出装置の一例における仮想現実の動画を選択するための管理者画面を示す図である。
【
図4】本発明にかかるサプライズ演出装置の一例における隠し箱を選択するための管理者画面を示す図である。
【
図5】本発明にかかるサプライズ演出装置の一例における画像作成工程を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態にかかるサプライズ演出装置について、図面を参照しながら説明する。
【0012】
図1は本発明の実施形態の一例を模式的に示す図であり、後述するようなサプライズ演出に関するデータを記憶し、必要に応じてデータを出力するサーバー12を有し、このサーバー12はスマートフォンなどの携帯端末10にインターネットなどの通信回線14を介して接続されている。本実施形態では、サプライズ演出をする者とサプライズ演出をされる者がいることが前提となっており、サプライズ演出をする者がその演出をするために購入などにより入手する物品がサプライズ演出セットであり、そのサプライズ演出セットには、仮想現実視聴用ゴーグル16が含まれており、追加選択できるものとして隠し箱として機能する宝箱18を含めることができる。
【0013】
仮想現実視聴用ゴーグル16は、サプライズ演出セットに含まれてサプライズ演出をする者に届けられるものであり、典型的には組み立て式で、例えば段ボールや厚紙、プラスチックなどの素材を用いて枠体を構成し、映像自体は所定距離だけ離間して目の前に位置するような携帯端末10を枠体に装着することで映像を見ることができる。枠体自体は、折り畳み式とすることができ、例えば平たく畳んだ状態で郵便やその手段で運ぶことができる。枠体の右側部と左側部の間にはゴーグル支持帯が設けられ、演出をする際には仮想現実を視聴する者の頭に回して、仮想現実を視聴する者の頭と枠体に装着した携帯端末10を離さないように密着して保持することができる。携帯端末10の枠体への装着は容易であり、例えば枠体の一部に開口部を設けて画面が内側となるように携帯端末10を挿入したり、枠体を箱形状としその底面に携帯端末10の画面側を上向きで装着するようなものであっても良い。この仮想現実視聴用ゴーグル16を頭に取り付けた仮想現実を視聴する者は、その視界が現実のものとは遮断され、装着された携帯端末10に表示される映像を専ら見ることになり、同時に携帯端末10に送られた音声データを専ら聞くことになる。
【0014】
携帯端末10は、一般的に普及されているスマートフォンなどの携帯電子機器を使用することができ、仮想現実の映像を視聴するために、例えばアプリケーションのダウンロードを行って、サプライズ演出用のデータをサーバー12との間で通信回線14を介して送受信可能とする。携帯端末10は、仮想現実の映像を視聴するために使用される装置であるが、その準備のための設定作業もすることができる。また、演出の準備のための設定作業は、インターネットに接続された他の携帯端末やデスクトップPCなどを利用することもでき、仮想現実の視聴についてだけ携帯端末10を用いることも可能である。携帯端末10との関係はIDをキーとして管理される。
【0015】
サーバー12は、所定のURLを指定することでインターネットに接続可能な装置であり、通常のウエブサーバーと同様に所要のデータを入力、記憶、出力する作業が可能であり、ここでは携帯端末10であるクライアント側の要望に応じた仮想現実映像を含むデータを出力し、それを携帯端末10側で表示させる機能を有する。
【0016】
さらに本実施形態のサプライズ演出装置では、隠し箱として機能する宝箱18も準備される。宝箱18自体は通信回線14に接続させるものであっても良く、或いは通信回線14には接続されないものであっても良い。宝箱18は、少なくとも開閉可能な蓋部を有し、その箱内部に贈り物20を入れる構造を有する。前述のサプライズ演出セットに追加で選択した物品として宝箱18が含まれる場合には、後述するようにサプライズ演出時の隠し箱の選択枝として設定画面で宝箱18が表示され、それを選ぶことで宝箱18を用いた演出が行われる。隠し箱とは、特に本明細書では広い意味で使用されるものであり、実際に箱でなくとも袋などの贈り物20を収納できる物品であれば良い。また、本実施形態のサプライズ演出装置では、自前の隠し箱を利用することもでき、自作のデコレーションした箱や、扉や引き出しなど贈り物20を一時的に隠しておける物を事前に撮影してサプライズ演出に利用することも可能である。さらに、本実施形態のサプライズ演出装置では、中身が少しだけ見えるような袋や箱を使用することもでき、或いはリボンや矢印などを贈り物20に付したりして、必ずしも完全に中身の贈り物20を隠すことを必須とするものではない。
【0017】
本実施形態においては、贈り物20は、サプライズ演出をする者が事前に準備するものであり、演出の際には宝箱18の蓋を開けて、サプライズ演出をされる者に引き渡される物品である。成功する演出の場合、サプライズ演出をされる者がもらって嬉しい物が事前に準備される。贈り物20は、サプライズ演出を行う前に宝箱18などの隠し箱内に載置され、サプライズ演出時に、サプライズ演出をされる者に提供される。
【0018】
次に、本実施形態によるサプライズ演出の一例を
図2のフローチャートに従って説明する。本実施形態によるサプライズ演出を実施する際には、最初に、サプライズ演出をする者は、サプライズ演出セットを入手する(手順S20)。ここでのサプライズ演出セットは、インターネットを利用して入手可能なものであり、当該セットには仮想現実視聴用ゴーグル16と宝箱18が含まれる。これら仮想現実視聴用ゴーグル16と宝箱18を含んだサプライズ演出セットは、注文後は配達などでサプライズ演出をする者に届けられる。このサプライズ演出セットには、ID番号とパスワードが同封されており、次の事前設定の際のログインに使用される。
【0019】
続いて、サプライズ演出をする前に、その演出についての詳細な設定を行う。ここでの事前設定は大きくは2つあり、1つは仮想現実視聴用ゴーグル16で視聴する仮想現実映像の選択であり、もう1つは隠し箱として機能する物品の選択である。この事前設定は、演出時に使用する携帯端末10を用いてログインすることでも進めることができ、デスクトップPCを用いてログインすることも可能である。
【0020】
最初の設定である仮想現実映像の選択は、
図3のような画面に選択可能な仮想現実映像のいくつかが表示され、その中でサプライズ演出をする者が今回使用される仮想現実映像を選択する。
図3においては、選べる映像の例として、例えば花火映像の選択ボタン32、海映像の選択ボタン34、宇宙映像の選択ボタン36、花映像の選択ボタン38でそれぞれ選択できる予め用意された複数のテンプレート映像があり、それらのモチーフに従った各映像を試しに視聴でき、どれにするかを選択できる。一旦選んだあとでも事前に何度でも再設定可能であり、設定された場合には、選択された仮想現実映像についての再生開始用のURL付電子メールが所定のアドレスに送信される。各仮想現実映像は例えば20秒、30秒、あるいは1分などの長さの動画であり、サプライズ演出をされる者が仮想現実視聴用ゴーグル16を使用して選択された映像を見ている間に、サプライズ演出をする者がサプライズ演出をする場所に隠し箱を運び入れたりする時間を稼ぐことができる。また、ゴーグルをかけるまでの時間が人によって異なるものと推測されるため、映像スタートボタンを押した後に、選択した仮想現実映像が始まるまでの間、カウントダウンの映像を流すこともできる。
【0021】
もう1つの事前設定は、隠し箱の設定であり、前述の仮想現実映像の最後に表示される画像となる。例えば、選んだ仮想現実映像を20秒や30秒なり視聴すると、その最後に表示されるのが選んだ隠し箱となるように、サーバー12からデータがストリーム形式で送られる。
図4の例では、宝箱と、六角ボックス、紙バックをラジオボタンで選択できるような画面が表示される。ID内の1桁をサプライズ演出セットでの追加選択のビットとすることもでき、そのビットを参照することで隠し箱の種類をデフォルトで選択するようにすることもできる。すなわち、サプライズ演出セットで宝箱18を選択していれば、
図4の箱選択画面では宝箱が初期選択として自動的に選択されるようにすることができる。
【0022】
また、
図4の中のカメラアイコン40をクリックすることで、カメラの映像を取り込むことができ、自前の隠し箱を撮影して、仮想現実映像の最後に表示することもできる。例えば、贈り物が食べ物で冷蔵庫にあるときは、冷蔵庫の扉を撮影することも可能である。また、そのカメラアイコン40の横のアップロードアイコンをクリックして既に当該機器内に保存してある画像や映像をアップロードすることもできる。
【0023】
このように事前設定された映像は、この設定作業中に再生可能であり、何度でも再設定が可能である。最終的に納得できる映像となったところで、図示しない設定ボタンを押して、サーバー12から入力していた携帯端末10で受信される電子メールにサプライズ演出の開始用URLをハイパーリンク形式で付して送信し、仮想現実映像関連の事前設定を終える。
【0024】
この仮想現実映像関連の事前設定と共に、現実の事前設定も行う。これは本実施形態のサプライズ演出でなくとも行われているものであり、サプライズ演出のために、事前に贈り物20を用意し、隠し箱として設定された現実の宝箱18に忍ばせておく(手順S22)。
【0025】
以上のような事前設定や事前準備が整ったところで、サプライズ演出を受ける者である主ゲストを呼び、仮想現実視聴用ゴーグル16を頭に装着する前の段階から、仮想現実視聴用ゴーグル16にセットした携帯端末10のメーラーからブラウザーを立ち上げて、ブラウザーが立ち上がったところで、所定のIDにより選択された仮想現実映像の再生前のポーズ状態となる。そこでサプライズ演出を受ける者が仮想現実視聴用ゴーグル16を装着すると、携帯端末10がその装着状態を検知して仮想現実視聴用ゴーグル16と携帯端末10の組み合わせによる仮想現実映像の再生が行われ、サプライズ演出を受ける者の仮想現実映像の視聴が行われる(手順S24)。
【0026】
設定された映像の再生が行われ、その最後には隠し箱につながる動画若しくは静止画が再生され、サプライズ演出を受ける者がその隠し箱を認識して、例えば本実施形態では宝箱18を認識したところで、仮想現実視聴用ゴーグル16による視聴が終了する(手順S26)。理想的には、仮想現実視聴用ゴーグル16による視聴が終了前に、現実の宝箱18を仮想現実視聴用ゴーグル16が目隠しとなっているサプライズ演出を受ける者の目の前に運び、仮想現実視聴用ゴーグル16による視聴が終了した時点で仮想現実視聴用ゴーグル16を外してもらえば、目の前に宝箱18が現れることになる(手順S28)。
【0027】
仮想現実視聴用ゴーグル16による視聴が導入部となって、仮想現実から現実への変化が現実の宝箱18の出現を強調するものとなり、サプライズ演出を受ける者のサプライズ感も増強される。そして、当該サプライズ演出を伴って宝箱18の蓋を開けて贈り物20を引き渡すという流れとなる(手順S30)。
【0028】
このようなサプライズ演出を行った後、
図5に示すような写真セッションを設けることができる(手順S32)。ここで説明する写真セッションは、サプライズ演出を受ける者が仮想現実視聴用ゴーグル16で見た映像の一部や所定のテンプレート画像の中から1つの画像を背景として記念撮影ができるものである。サプライズ演出セットに同封されているカード48を利用し、そのカード48に印刷されたQRコード(登録商標)などの2次元コード44を利用して、IDを特定し、サーバー12内に蓄積された選択された選択された仮想現実映像、あるいは予め用意されたテンプレート画像を使用し、再び携帯端末10にそれらの画像を所要の記念撮影用の信号として送信して背景画像として利用する。サプライズ演出を受ける者46の現実の背景は消されて、サーバー12から送信された画像が背景画像となり、サプライズ演出のプラスアルファの演出も得られることになる。
【0029】
以上のように、本実施形態のサプライズ演出装置では、サプライズ演出を受ける者が仮想現実視聴用ゴーグルで仮想現実の映像を見てその最後に登場する隠し箱を脳裏に残像させた上で、サプライズ演出に臨むものであり、通常のサプライズ演出に比べて格段に優れたサプライズ演出効果を得ることもできる。また、本実施形態のサプライズ演出装置では、サプライズ演出セットに含まれない自前の箱や袋なども仮想現実の映像に含めることができ、非常にサプライズ演出に際しての使い勝手に優れることになる。
【符号の説明】
【0030】
10 携帯端末
12 サーバー
14 通信回線
16 仮想現実視聴用ゴーグル
18 宝箱
20 贈り物
32 花火動画の選択ボタン
34 海映像の選択ボタン
36 宇宙映像の選択ボタン
38 花映像の選択ボタン
40 カメラアイコン
42 アップロードアイコン
44 2次元コード
46 サプライズ演出を受ける者
48 カード