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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023175876
(43)【公開日】2023-12-12
(54)【発明の名称】乗物用シート
(51)【国際特許分類】
   A47C 7/62 20060101AFI20231205BHJP
   B60N 2/90 20180101ALI20231205BHJP
   A61H 23/02 20060101ALI20231205BHJP
【FI】
A47C7/62 Z
B60N2/90
A61H23/02 383
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023164122
(22)【出願日】2023-09-27
(62)【分割の表示】P 2021127916の分割
【原出願日】2016-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】000220066
【氏名又は名称】テイ・エス テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100116034
【弁理士】
【氏名又は名称】小川 啓輔
(74)【代理人】
【識別番号】100144624
【弁理士】
【氏名又は名称】稲垣 達也
(74)【代理人】
【識別番号】100195224
【弁理士】
【氏名又は名称】松井 宏憲
(72)【発明者】
【氏名】望月 治希
(72)【発明者】
【氏名】杉山 慎二
(57)【要約】
【課題】振動発生ユニットで発生した振動を着座者に効率良く伝達することができる乗物用シートを提供する。
【解決手段】振動発生ユニット50を備えた乗物用シートは、サイドフレーム10と、ロアフレーム13と、サイドフレーム10の間に架け渡されたシートスプリング20と、サイドフレーム10を連結し、シートスプリング20に対し間隔をあけて配置された架橋フレームと、シートスプリング20と架橋フレームの間に架け渡された第1支持部材31と、ロアフレーム13および振動発生ユニット50に接触して設けられ、振動発生ユニット50の着座者から離れる方向への移動に抵抗を与える抵抗付与部材70とを備える。振動発生ユニット50は、振動を発生する振動発生部材50Aと、振動発生部材50Aを収容するケーシング50Bとを備える。抵抗付与部材70は、線状の部材からなり、一端と他端がそれぞれケーシング50Bに係合している。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
振動を発生する振動発生ユニットを備えた乗物用シートであって、
第1フレームと、
前記第1フレームに対し間隔をあけて対向して配置された第2フレームと、
前記第1フレームと前記第2フレームを連結する第3フレームと、
前記第1フレームと前記第2フレームの間に架け渡された掛架部材と、
前記第1フレームと前記第2フレームを連結する架橋フレームであって、前記掛架部材に対し間隔をあけて配置された架橋フレームと、
前記掛架部材と前記架橋フレームの間に架け渡された第1支持部材と、
前記第3フレームおよび前記振動発生ユニットに接触して設けられ、前記振動発生ユニットの着座者から離れる方向への移動に抵抗を与える抵抗付与部材と、を備え、
前記振動発生ユニットは、振動を発生する振動発生部材と、前記振動発生部材を収容するケーシングと、を備え、
前記ケーシングは、放熱孔を有し、
前記抵抗付与部材は、線状の部材からなり、一端と他端がそれぞれ前記ケーシングに係合しており、
前記放熱孔は、前記第1フレームと前記第2フレームが対向する方向において、前記第1支持部材と前記第2フレームの間に配置されるとともに、前記第1フレームと前記第2フレームが対向する方向において、前記抵抗付与部材の前記一端と前記他端の間に配置されることを特徴とする乗物用シート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動を発生する振動発生ユニットを備えた乗物用シートに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、シートに座っている着座者にマッサージ効果や覚醒効果などを与えるため、シートバック内に振動を発生する振動発生ユニットを設けたシートが知られている。そして、例えば、特許文献1には、このようなシートとして、加振モータやアンバランスマスが取り付けられたランバサポートプレートを、S字形のばねによって左右のシートバックフレームに取り付けたものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開昭59-079048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来技術では、振動発生ユニットで発生した振動が着座者に効率良く伝達されないという問題があった。また、振動発生ユニット内で発生した熱を外部に逃がすことができることが望ましい。
【0005】
そこで、振動発生ユニット内で発生した熱を外部に逃がすことができる乗物用シートを提供することを目的とする。
また、振動発生ユニットで発生した振動を着座者に効率良く伝達することを目的とする。
また、着座フィーリングを向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記した目的を達成するための乗物用シートは、振動を発生する振動発生ユニットを備えた乗物用シートであって、前記振動発生ユニットは、振動を発生する振動発生部材と、前記振動発生部材を収容するケーシングと、を備え、前記ケーシングは、放熱孔を有することを特徴とする。
また、乗物用シートは、振動を発生する振動発生ユニットを備えた乗物用シートであって、前記振動発生ユニットに取り付けられる線状部材を備え、前記線状部材は、前記振動発生ユニットに取り付けられる第1延在部であって、左右方向に直交する第1方向に延びる第1延在部と、前記第1方向と交差する第2方向に延びる第2延在部と、前記第1延在部と前記第2延在部をつなぐ屈曲した屈曲部とを有する構成とすることができる。
また、乗物用シートは、第1フレームと、前記第1フレームに対し間隔をあけて対向して配置された第2フレームと、前記第1フレームと前記第2フレームを連結する第3フレームとを有するシートフレームと、前記第1フレームと前記第2フレームの間に架け渡された撓み変形可能な掛架部材と、前記掛架部材に取り付けられた振動を発生する振動発生ユニットと、前記第3フレームおよび前記振動発生ユニットに接触して設けられ、前記振動発生ユニットの着座者から離れる方向への移動に抵抗を与える抵抗付与部材と、を備えた構成とすることができる。
【0007】
このような構成によれば、抵抗付与部材によって振動発生ユニットが着座者から離れる方向へ移動するのを抑制することができるので、振動発生ユニットで発生した振動を着座者に効率良く伝達することができる。
【0008】
前記した乗物用シートにおいて、前記抵抗付与部材は、前記振動発生ユニットの前記第1フレームに近い方の端部を支持する第1支持部と、前記振動発生ユニットの前記第2フレームに近い方の端部を支持する第2支持部とを有する構成とすることができる。
【0009】
これによれば、抵抗付与部材によって、振動発生ユニットの第1フレームに近い方の端部と、第2フレームに近い方の端部の2箇所を支持することができるので、振動発生ユニットが着座者から離れる方向へ移動するのを良好に抑制することができる。これにより、振動発生ユニットで発生した振動を着座者により効率良く伝達することができる。
【0010】
前記した乗物用シートにおいて、前記第1支持部および前記第2支持部は、前記振動発生ユニットを着座者側とは反対側から支持している構成とすることができる。
【0011】
これによれば、2つの支持部によって着座者から離れる方向へ移動しようとする振動発生ユニットを着座者側とは反対側から効率良く支持することができるので、振動発生ユニットが着座者から離れる方向へ移動するのをより良好に抑制することができる。これにより、振動発生ユニットで発生した振動を着座者により一層効率良く伝達することができる。
【0012】
前記した乗物用シートにおいて、前記抵抗付与部材は、線状の部材からなり、前記第3フレームに取り付けられた取付部と、前記取付部の前記第1フレームに近い方の端から延出して前記第1フレームに向けて凸となるように屈曲し、前記第1支持部につながる第1屈曲部と、前記取付部の前記第2フレームに近い方の端から延出して前記第2フレームに向けて凸となるように屈曲し、前記第2支持部につながる第2屈曲部とを有する構成とすることができる。
【0013】
これによれば、線状の部材からなる抵抗付与部材が屈曲部で撓むことができるので、振動発生ユニットの着座者から離れる方向への移動を抑制しつつ、着座者のシート内への入り込み量を確保することができる。これにより、着座フィーリングを向上させることができる。
【0014】
前記した乗物用シートにおいては、前記振動発生ユニットを前記掛架部材に取り付けるための第1ブラケットを備え、前記第1ブラケットは、第1部位と、前記第1部位との間で前記掛架部材を挟む第2部位とを有する構成とすることができる。
【0015】
これによれば、第1ブラケットを介して振動発生ユニットを掛架部材に強固に取り付けることができるので、振動発生ユニットで発生した振動を着座者により効率良く伝達することができる。
【0016】
前記した乗物用シートにおいて、前記シートフレームは、前記掛架部材に対し間隔をあけて配置されて前記第1フレームと前記第2フレームを連結する第4フレームを有し、前記掛架部材と前記第4フレームの間に架け渡され、一端が第1連結部で前記掛架部材に連結され、他端が前記第4フレームに連結された第1支持部材と、前記掛架部材と前記第4フレームの間に架け渡され、一端が第2連結部で前記掛架部材に連結され、他端が前記第4フレームに連結された第2支持部材と、を備え、前記振動発生ユニットは、前記第1連結部と前記第2連結部の間に配置されている構成とすることができる。
【0017】
これによれば、振動発生ユニットで発生した振動を掛架部材と第4フレームの間に架け渡された2つの支持部材に良好に伝達することができるので、振動発生ユニットで発生した振動を2つの支持部材を介して着座者により効率良く伝達することができる。
【0018】
前記した乗物用シートにおいて、前記抵抗付与部材は、前記振動発生ユニットに接触する接触部を有し、前記第3フレームに支持されており、前記第3フレームは、前記接触部よりも着座者から離れた位置に配置されている構成とすることができる。
【0019】
これによれば、着座者から離れる方向へ移動しようとする振動発生ユニットを抵抗付与部材と第3フレームで効率良く支持することができるので、振動発生ユニットが着座者から離れる方向へ移動するのを良好に抑制することができる。これにより、振動発生ユニットで発生した振動を着座者により効率良く伝達することができる。
【0020】
前記した乗物用シートにおいては、前記抵抗付与部材を前記第3フレームに取り付けるための第2ブラケットを備え、前記抵抗付与部材は、前記第3フレームと前記第2ブラケットに挟まれた状態で前記第3フレームに取り付けられた構成とすることができる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、振動発生ユニット内で発生した熱を外部に逃がすことができる。
また、振動発生ユニットで発生した振動を着座者に効率良く伝達することができる。
【0022】
また、抵抗付与部材が第1支持部と第2支持部を有する構成とすることで、振動発生ユニットで発生した振動を着座者により効率良く伝達することができる。
【0023】
また、第1支持部および第2支持部が振動発生ユニットを着座者側とは反対側から支持する構成とすることで、振動発生ユニットで発生した振動を着座者により一層効率良く伝達することができる。
【0024】
また、抵抗付与部材が第1屈曲部と第2屈曲部を有する構成とすることで、着座フィーリングを向上させることができる。
【0025】
また、振動発生ユニットを掛架部材に取り付けるための第1ブラケットを掛架部材を挟む構成とすることで、振動発生ユニットで発生した振動を着座者により効率良く伝達することができる。
【0026】
また、振動発生ユニットを、掛架部材と第1支持部材を連結する第1連結部と、掛架部材と第2支持部材を連結する第2連結部の間に配置することで、振動発生ユニットで発生した振動を2つの支持部材を介して着座者により効率良く伝達することができる。
【0027】
また、第3フレームを抵抗付与部材の接触部よりも着座者から離れた位置に配置することで、振動発生ユニットで発生した振動を着座者により効率良く伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】実施形態に係る乗物用シートとしての車両用シートの斜視図である。
図2】車両用シートの振動発生ユニット付近を後から見た斜視図である。
図3】振動発生ユニットを分解して示した斜視図である。
図4】第1ケーシングを前側から見た斜視図である。
図5】シートスプリングと第1ブラケットを拡大して示した斜視図である。
図6】車両用シートの振動発生ユニット付近を後から見た図である。
図7】車両用シートの振動発生ユニット付近の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、添付の図面を参照しながら、発明の一実施形態について説明する。
図1に示すように、実施形態に係る乗物用シートは、自動車に搭載される車両用シートSとして構成されている。車両用シートSは、シートフレームFを備えており、当該シートフレームFに、図示しないウレタンフォームなどからなるクッション材や、布地や皮革などからなる表皮材を被せることで構成されている。
【0030】
シートフレームFは、シートクッションのフレームを構成するシートクッションフレームF1と、シートバックのフレームを構成するシートバックフレームF2とを主に備え、シートクッションフレームF1の後端部にシートバックフレームF2がリクライニング機構を介して接続されている。なお、本明細書において、前後、左右、上下は、車両用シートSに座った着座者から見た、前後、左右、上下に対応している。
【0031】
シートバックフレームF2は、左右に離間して配置された一対の板状フレーム11と、一対の板状フレーム11の上部に接続されたパイプフレーム12と、板状フレーム11の下部同士を連結するロアフレーム13とを備えている。
【0032】
板状フレーム11は、金属板を板金加工することにより形成されており、前端および後端が左右内側に延出した断面形状を有している。図2に示すように、各板状フレーム11の後端の左右内側に延出した部分の下部には、前方に向けて凹むとともに、左右外側の端が左右外側に向けて開口した凹状の脆弱部11Aが形成されている。板状フレーム11は、後面衝突時に車両に後から強い衝撃が入力された場合、衝撃を吸収するため、脆弱部11Aよりも上側の部分が脆弱部11Aを起点として後方に変形できるように構成されている。ここで、後面衝突とは、車両が後から追突されたり、後退走行時に後から衝突したりすることである。
【0033】
図1に戻って、パイプフレーム12は、金属製のパイプ材を略U字形状に屈曲させることにより形成されており、アッパーサイドフレーム12Aと、アッパーフレーム12Bとを有している。
【0034】
アッパーサイドフレーム12Aは、下側部分が略上下にまっすぐ延びるとともに、上側部分が下側部分の上端から左右内側に屈曲して斜め上に延びるように形成されている。左右のアッパーサイドフレーム12Aは、その下部が板状フレーム11の上部に溶接などにより接続されていることで、左右の板状フレーム11とともに一対のサイドフレーム10を構成している。本実施形態では、左のサイドフレーム10が「第1フレーム」の一例であり、右のサイドフレーム10が第1フレームに対し間隔をあけて対向して配置された「第2フレーム」の一例である。
【0035】
アッパーフレーム12Bは、左右のアッパーサイドフレーム12Aの上端同士、言い換えれば、左右のサイドフレーム10の上端同士を連結している。
【0036】
ロアフレーム13は、左右のサイドフレーム10の下部同士を連結する第3フレームの一例であり、金属板を板金加工することにより形成されている。ロアフレーム13は、上端および下端が前方に延出した断面形状を有している。図3に示すように、ロアフレーム13の中央には、左右に間隔をあけて配置された2つの取付孔13Aが形成されている。また、ロアフレーム13には、補強のため、取付孔13Aの左右両側に、前方に向けて突出する(後側から見て凹状の)左右に長いビード13Bが形成されている。ロアフレーム13は、左右の端部が板状フレーム11の後端の左右内側に延出した部分に溶接などにより接続されている。
【0037】
また、ロアフレーム13の中央部には、衝撃吸収部材15が溶接などにより固定されている。衝撃吸収部材15は、金属板を板金加工することにより形成されており、図7に示すように、ロアフレーム13に固定される後壁部15Aと、後壁部15Aの上端から前方に延びる上壁部15Bと、上壁部15Bの前端から下方に延びて下側部分が後方に向けて屈曲する前壁部15Cとを主に有している。ロアフレーム13と前壁部15Cとの間には隙間が形成されており、後面衝突時に車両に強い衝撃が入力された場合、前壁部15Cがロアフレーム13に近づくように変形することで、衝撃を吸収できるようになっている。
【0038】
図1に示すように、シートバックフレームF2は、さらに、後述するシートスプリング20に対し上方に間隔をあけて配置された第4フレームの一例としての架橋フレーム14を備えている。
架橋フレーム14は、金属板を板金加工することにより形成されており、下端に前方に延出した下側延出部14Aを有している。下側延出部14Aの左右の端部には、上下に貫通する支持孔14Bが形成されている。架橋フレーム14は、左右の端部がアッパーサイドフレーム12Aの上部に溶接などにより接続されていることで、左右のサイドフレーム10の上部同士を連結している。
【0039】
シートバックフレームF2の内側には、掛架部材の一例としてのシートスプリング20と、金属製のワイヤ材から形成された支持部材30と、振動を発生する振動発生ユニット50が配置されている。
シートスプリング20は、金属製のワイヤ材を上下に蛇行するようにジグザグに屈曲させることにより形成されており、ロアフレーム13よりも上の位置で、左右のサイドフレーム10の下部同士の間に架け渡された状態で設けられている。シートスプリング20は、前後に撓み変形可能である。シートスプリング20は、左右の端部を、左右の板状フレーム11の下部であって脆弱部11A(図2参照)の上側に固定された係合片11Bに上から差し込むことで、左右のサイドフレーム10に連結されている。
【0040】
支持部材30は、左右に離間して配置された上下に延びる第1支持部材31および第2支持部材32と、第1支持部材31と第2支持部材32の間に架け渡された左右に延びる第3支持部材33とを主に備えている。
【0041】
第1支持部材31および第2支持部材32は、シートスプリング20と架橋フレーム14の間に架け渡された状態で設けられている。詳しくは、第1支持部材31は、一端としての下端が第1連結部31Aでシートスプリング20の左端部に連結され、他端としての上端が架橋フレーム14の左端部に連結されている。また、第2支持部材32は、一端としての下端が第2連結部32Aでシートスプリング20の右端部に連結され、他端としての上端が架橋フレーム14の右端部に連結されている。具体的には、第1連結部31Aおよび第2連結部32Aは、金属板を、第1支持部材31や第2支持部材32の下端とシートスプリング20に巻き付けるようにかしめることで形成されている。また、第1支持部材31および第2支持部材32の上端と架橋フレーム14は、第1支持部材31および第2支持部材32の上端が、架橋フレーム14の下側延出部14Aに形成された支持孔14Bに下から挿入されて係合することで連結されている。
【0042】
図3に示すように、第3支持部材33は、第1支持部材31と第2支持部材32の間で上下に並んで複数設けられている。各第3支持部材33は、左右の端部が、第1支持部材31または第2支持部材32に巻き付くように係合していることで、第1支持部材31および第2支持部材32に連結されている。
【0043】
振動発生ユニット50は、振動発生部材50Aと、振動発生部材50Aを収容する樹脂製のケーシング50Bとを主に備えて構成されており、第1ブラケット60を介してシートスプリング20に取り付けられている。
振動発生部材50Aは、モータ51と、アンバランスマス52とを主に備え、モータ51の駆動によってモータ51の回転軸51Aが回転することでアンバランスマス52が回転し、これによって振動を発生するように構成されている。アンバランスマス52は、モータ51の回転軸51Aに固定されており、左右方向から見て、モータ51の回転軸51Aを中心とする略半円形状に形成されている。
【0044】
ケーシング50Bは、第1ケーシング53と、第2ケーシング54とを主に備えて構成されている。
図4に示すように、第1ケーシング53は、振動発生部材50Aが収容される、前側に向けた開口した凹状の収容部53Aを有している。収容部53Aの下側の壁には、左右一対の係合穴53Bと、係合穴53Bの左右両側に配置された一対のブラケット係合穴53Dが形成されている。また、収容部53Aの上側には、前後に貫通した略筒状の係合部53Cと、収容部53Aの上側の壁の前端から上方に延びる固定壁53Eが形成されている。そして、固定壁53Eには、前後に貫通する貫通孔53Fが形成されている。また、収容部53Aの後側の壁には、前後に貫通する複数の放熱孔53Gが形成されており、モータ51で発生した熱を外部に逃がすことができるようになっている。また、係合部53Cと固定壁53Eの間には、コネクタ55(図3参照)が係合するコネクタ係合部53Hが形成されている。コネクタ55には、モータ51に電力を供給するための図示しないケーブルが接続される。
【0045】
また、第1ケーシング53は、第1被支持部50Lおよび第2被支持部50Rを有している。第1被支持部50Lは、収容部53Aの左側の壁から左に突出するように形成されており、第2被支持部50Rは、収容部53Aの右側の壁から右に突出するように形成されている。本実施形態では、第1被支持部50Lが振動発生ユニット50の左のサイドフレーム10に近い方の端部(左端部)に相当し、第2被支持部50Rが振動発生ユニット50の右のサイドフレーム10に近い方の端部(右端部)に相当する。第1被支持部50Lおよび第2被支持部50Rの後側の面には、図3に示すように、前方に向けて凹む形状の有底の被支持穴50Hがそれぞれ形成されている。
【0046】
第2ケーシング54は、第1ケーシング53に収容された振動発生部材50Aを前側から覆う本体部54Aと、本体部54Aの下端から後方に突出して下方に延びる左右の下側係合爪54Bと、本体部54Aの上部から後方に向けて延びる上側係合爪54Cとを有している。本体部54Aは、上部の左側部分が切り欠かれたような略L字形状をなしており、第1ケーシング53と第2ケーシング54を組み付けた際に、第1ケーシング53の貫通孔53Fを前側から臨めるようになっている。
【0047】
振動発生ユニット50は、振動発生部材50Aを第1ケーシング53の収容部53Aに収容し、第2ケーシング54の下側係合爪54Bを第1ケーシング53の係合穴53B(図4参照)に係合し、第2ケーシング54の上側係合爪54Cを第1ケーシング53の係合部53C(図4参照)に係合させることで組み立てられている。
【0048】
第1ブラケット60は、振動発生ユニット50をシートスプリング20に取り付けるための部材であり、金属板を板金加工することにより形成されている。図5に示すように、第1ブラケット60は、第1部位61と、第2部位62と、第1部位61と第2部位62を接続する第3部位63とを一体に有している。
【0049】
第1部位61は、第1部位本体61Aと、固定部61Bと、係合爪61C,61Dと、係止部61E,61Fとを主に有している。固定部61Bは、第1部位本体61Aの上部の左端から後方に延出し左右外側に屈曲して延びるように形成されている。そして、固定部61Bには、前後に貫通する取付孔61Hが形成されている。また、係合爪61C,61Dは、第1部位本体61Aの下部の左右の端から後方に延びて先端が下方に屈曲した略鉤状に形成されている。また、係止部61Eは、第1部位本体61Aの上端から上方に延出し後方に屈曲して延びるように形成され、係止部61Fは、第1部位本体61Aの下部から下方に延出し後方に屈曲して延びるように形成されている。
第2部位62は、略L字形状をなしており、第1部位本体61Aと間隔をあけて第1部位本体61Aの後方に配置されている。
第3部位63は、第1部位61および第2部位62の右端同士を接続している。
【0050】
第1ブラケット60は、第1部位61の第1部位本体61Aと第2部位62との間でシートスプリング20を前後から挟んだ状態でシートスプリング20に取り付けられている。第1ブラケット60は、係止部61E,61Fがシートスプリング20に引っ掛かることで、シートスプリング20から脱落しないようになっている。
【0051】
図3に示すように、振動発生ユニット50は、組み立てられた状態で、第1ブラケット60の係合爪61C,61Dを左右のブラケット係合穴53D(図4参照)に係合し、固定壁53Eの貫通孔53Fを通してネジ56を第1ブラケット60の取付孔61Hに締結することで、第1ブラケット60に取り付けられている。図6に示すように、第1ブラケット60に取り付けられた振動発生ユニット50は、第1連結部31Aと第2連結部32Aの間に配置されている。また、振動発生ユニット50は、左右の板状フレーム11に形成された左右の脆弱部11Aの間に配置されている。
【0052】
図2に示すように、シートバックフレームF2の内側には、さらに、抵抗付与部材70が配置されている。
抵抗付与部材70は、振動発生ユニット50の着座者から離れる方向、つまり、振動発生ユニット50の後方への移動に抵抗を与える部材であり、ロアフレーム13および振動発生ユニット50の両方に接触して設けられている。抵抗付与部材70は、線状の部材、具体的には、金属製のワイヤ材からなり、第1支持部71と、第2支持部72と、第2ブラケット80を介してロアフレーム13に取り付けられる取付部73と、第1支持部71と取付部73をつなぐ第1屈曲部74と、第2支持部72と取付部73をつなぐ第2屈曲部75とを有している。
【0053】
第1支持部71は、振動発生ユニット50の第1被支持部50Lを支持する部分であり、略前から後に向けてまっすぐ延びて後端部が下方に屈曲している。また、第2支持部72は、振動発生ユニット50の第2被支持部50R(図6参照)を支持する部分であり、第1支持部71と同様に、略前から後に向けてまっすぐ延びて後端部が下方に屈曲している。第1支持部71および第2支持部72は、先端部が振動発生ユニット50の被支持部50L,50Rに形成された有底の被支持穴50Hに後側からある程度のフリクションを有した状態で係合している。これにより、第1支持部71および第2支持部72は、振動発生ユニット50を、着座者側とは反対側である後側から支持している。第1支持部71および第2支持部72の先端部は、被支持穴50Hに係合することで被支持穴50Hの内周面および底面に接触している。つまり、第1支持部71および第2支持部72の先端部は、振動発生ユニット50に接触する接触部76(図7参照)となっている。
【0054】
図6に示すように、第1屈曲部74は、左右に延びる取付部73の左端(左のサイドフレーム10に近い方の端)73Lから延出して左のサイドフレーム10に向けて凸となるような略U字形状に屈曲し、第1支持部71の後端部の下端につながるように形成されている。また、第2屈曲部75は、取付部73の右端(右のサイドフレーム10に近い方の端)73Rから延出して右のサイドフレーム10に向けて凸となるような略U字形状に屈曲し、第2支持部72の後端部の下端につながるように形成されている。
【0055】
第2ブラケット80は、抵抗付与部材70をロアフレーム13に取り付けるための部材であり、金属板を板金加工することにより形成されている。第2ブラケット80には、ロアフレーム13の取付孔13Aに対応して、2つの貫通孔81(図3参照)が左右に間隔をあけて形成されている。第2ブラケット80は、貫通孔81を通したネジ82をロアフレーム13の取付孔13A(図3参照)に締結することで、ロアフレーム13に固定されている。第2ブラケット80は、ロアフレーム13の2つのビード13Bの間に配置されている。
【0056】
図7に示すように、抵抗付与部材70は、取付部73が、衝撃吸収部材15の後壁部15Aを介してロアフレーム13と、ロアフレーム13に固定された第2ブラケット80とに挟まれた状態でロアフレーム13に取り付けられており、これによって、ロアフレーム13に支持されている。取付部73は、ロアフレーム13や第2ブラケット80に対して回動できる程度のフリクションを有した状態でロアフレーム13と第2ブラケット80とによって挟まれている。取付部73のロアフレーム13と第2ブラケット80によって挟まれる部分には、表面にナイロンなどの樹脂がコーティングされている。これにより、抵抗付与部材70が第2ブラケット80などに対して回動したときに発生する音を低減することができる。
【0057】
ロアフレーム13は、左右方向から見て、抵抗付与部材70の接触部76よりも着座者Pから離れた位置に配置されている。詳しくは、ロアフレーム13は、左右の接触部76(支持部71,72の前側部分)が延びる方向に直交する平面であって左右の接触部76の前後方向中央と交差する平面PL2を基準として、着座者Pが平面PL2の前側に位置し、ロアフレーム13が平面PL2の後側に位置するように配置されている。さらに説明すると、ロアフレーム13は、支持部71,72の前側部分が延びる方向(支持部71,72が振動発生ユニット50を支持する方向)において、接触部76よりも着座者Pから遠い位置に配置されている。
【0058】
また、図6に示すように、抵抗付与部材70は、取付部73の左右方向中央が、シートフレームFの左右方向中央を通る平面PL1と略一致する位置に配置されている。一方、振動発生ユニット50は、シートフレームFの左右方向中央付近に配置されているが、その左右方向中央は、平面PL1に対して左側にずれた位置に配置されている。このため、抵抗付与部材70は、後側から見て、第2被支持部50Rを支持する第2支持部72が平面PL1に近い位置であって取付部73の右端73Rの略真上の位置に配置されている一方で、第1被支持部50Lを支持する第1支持部71が平面PL1から遠い位置であって取付部73の左端73Lよりも左にずれた位置に配置されている。これにより、第1支持部71と取付部73をつなぐ第1屈曲部74の形状と、第2支持部72と取付部73をつなぐ第2屈曲部75の形状とは互いに異なっている。具体的には、後側から見て、第2屈曲部75は、略U字形状をなしている一方で、第1屈曲部74は、略J字形状をなしている。また、左右方向における、取付部73の左端73Lから第1屈曲部74の左右外側の端までの長さL4は、取付部73の右端73Rから第2屈曲部75の左右外側の端までの長さL5よりも大きくなっている。
【0059】
抵抗付与部材70は、車両用シートSに人が座っていない状態では、振動発生ユニット50に力を及ぼさないように設けられている。このため、車両用シートSに人が座っていない状態では、振動発生ユニット50に対し、抵抗付与部材70から前に押しつけるような力や、後に引っ張るような力は作用していない。
【0060】
以上説明した本実施形態によれば、図7に示すように、前側からの力や振動の発生によって振動発生ユニット50が後方へ逃げるように移動しようとした場合には、ロアフレーム13に取り付けられた抵抗付与部材70が振動発生ユニット50を支えるため、振動発生ユニット50が後方へ移動するのを抑制することができる。そして、このように抵抗付与部材70によって振動発生ユニット50が後方へ移動するのを抑制できることで、振動発生ユニット50で発生した振動を着座者Pに効率良く伝達することができる。これにより、振動発生ユニット50で発生した振動によるマッサージ効果や覚醒効果、警告効果などを着座者Pに効果的に与えることが可能となる。
【0061】
また、抵抗付与部材70が第1支持部71と第2支持部72とを有するので、抵抗付与部材70によって、振動発生ユニット50の第1被支持部50Lと第2被支持部50Rの2箇所を支持することができる。これにより、例えば、1箇所だけを支持する構成と比較して、振動発生ユニット50を安定して支持できるので、振動発生ユニット50が後方へ移動するのを良好に抑制でき、振動発生ユニット50で発生した振動を着座者Pにより効率良く伝達することができる。
【0062】
また、第1支持部71および第2支持部72が振動発生ユニット50を後側から支持しているので、2つの支持部71,72によって後方へ移動しようとする振動発生ユニット50を効率良く支持することができる。これにより、振動発生ユニット50が後方へ移動するのをより良好に抑制できるので、振動発生ユニット50で発生した振動を着座者Pにより一層効率良く伝達することができる。
【0063】
また、線状の部材からなる抵抗付与部材70が第1屈曲部74と第2屈曲部75を有するので、屈曲部74,75で撓むことができる。これにより、振動発生ユニット50の後方への移動を抑制しつつ、シートバックフレームF2の内側に振動発生ユニット50を有する構成においても着座者Pのシートバック内への入り込み量を確保することができる。その結果、車両用シートSの着座フィーリングを向上させることができる。
【0064】
また、振動発生ユニット50をシートスプリング20に取り付けるための第1ブラケット60が第1部位61の第1部位本体61Aと第2部位62との間でシートスプリング20を挟んでいるので、第1ブラケット60を介して振動発生ユニット50をシートスプリング20に強固に取り付けることができる。これにより、振動発生ユニット50で発生した振動を着座者Pにより効率良く伝達することができる。
【0065】
また、シートバックフレームF2がシートスプリング20と架橋フレーム14の間に架け渡された第1支持部材31と第2支持部材32を有する構成で、振動発生ユニット50が第1連結部31Aと第2連結部32Aの間に配置されているので、振動発生ユニット50で発生した振動を第1支持部材31および第2支持部材32に良好に伝達することができる。これにより、振動発生ユニット50で発生した振動を第1支持部材31や第2支持部材32、第3支持部材33を介して着座者Pにより効率良く伝達することができる。
【0066】
また、抵抗付与部材70が接触部76を有し、ロアフレーム13に支持されている構成で、ロアフレーム13が接触部76よりも着座者Pから離れた位置に配置されているので、後方へ移動しようとする振動発生ユニット50を抵抗付与部材70とロアフレーム13で効率良く支持することができる。これにより、振動発生ユニット50が後方へ移動するのを良好に抑制できるので、振動発生ユニット50で発生した振動を着座者Pにより効率良く伝達することができる。
【0067】
以上、実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、下記のように発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、抵抗付与部材70がロアフレーム13と第2ブラケット80に挟まれた状態でロアフレーム13に取り付けられていたが、これに限定されず、例えば、抵抗付与部材は、ネジ止めや溶接などによりロアフレームに取り付けられていてもよい。
【0068】
また、前記実施形態で説明した抵抗付与部材70の構成は一例であり、本発明はこれに限定されない。例えば、前記実施形態では、抵抗付与部材70が第1支持部71と第2支持部72を有し、振動発生ユニット50の2箇所を支持する構成であったが、3箇所以上を支持する構成であってもよいし、1箇所だけを支持する構成であってもよい。また、例えば、振動発生ユニットの後方に壁などを設け、当該壁と振動発生ユニットとの間に配置したコイルバネなどのバネを抵抗付与部材としてもよい。この場合、抵抗付与部材としてバネは、振動発生ユニットが後方に移動しようとしたときだけ振動発生ユニットの後方への移動に抵抗を与えるように設けられていてもよいし、振動発生ユニットを常時前方に向けて付勢するように設けられていてもよい。また、抵抗付与部材は、振動発生ユニットの後側に設けた壁などであってもよい。なお、前記実施形態の抵抗付与部材70や上記した抵抗付与部材としてバネのように、抵抗付与部材がバネ性を有することで、車両用シートSに座った着座者が振動発生ユニットの当たり感を感じにくくなるので、着座フィーリングを向上させることができる。
【0069】
また、前記実施形態で説明した振動発生ユニット50の構成は一例であり、本発明はこれに限定されない。例えば、前記実施形態では、振動発生ユニット50が振動発生部材50Aと樹脂製のケーシング50Bを備え、振動発生部材50Aがケーシング50Bに収容された状態で第1ブラケット60に取り付けられていたが、ケーシング50Bを備えずに、振動発生部材50Aが直接第1ブラケットに取り付けられていてもよい。また、前記実施形態では、振動発生ユニット50が第1ブラケット60を介してシートスプリング20に取り付けられる構成であったが、これに限定されず、例えば、振動発生ユニットは、第1ブラケットを介さないで、直接シートスプリングに取り付けられる構成であってもよい。
【0070】
また、前記実施形態では、シートスプリング20がシートバックフレームF2の内側に1つだけ配置されていたが、これに限定されず、例えば、シートスプリングは、シートバックフレームの内側に複数配置されていてもよい。この場合、振動発生ユニットは、任意のシートスプリングに取り付けることができる。また、振動発生ユニットを複数設けてもよい。また、前記実施形態では、掛架部材としてシートスプリング20(いわゆるSバネ)を例示したが、これに限定されず、例えば、掛架部材は、ジグザグに屈曲はさせていないが、撓み変形可能に構成されたワイヤ材などであってもよい。
【0071】
また、前記実施形態では、第1フレームおよび第2フレームとしてシートバックフレームF2の左右のサイドフレーム10を例示したが、これに限定されない。例えば、第1フレームおよび第2フレームは、シートバックフレームの上下のフレームであってもよい。また、第1フレームおよび第2フレームは、シートクッションフレームの左右のフレームであってもよいし、シートクッションフレームの前後のフレームであってもよい。なお、第1フレームおよび第2フレームが、シートクッションフレームの一部である場合には、振動発生ユニットは、シートクッション内に設けられることとなる。また、前記実施形態では、第3フレームとしてロアフレーム13を例示したが、これに限定されず、例えば、第3フレームは、前記実施形態のアッパーフレーム12Bや架橋フレーム14などであってもよい。また、前記実施形態では、第4フレームとして架橋フレーム14を例示したが、これに限定されず、例えば、第4フレームは、前記実施形態のアッパーフレーム12Bなどであってもよい。
【0072】
また、前記実施形態では、乗物用シートとして自動車に搭載される車両用シートSを例示したが、これに限定されず、自動車以外の乗物、例えば、鉄道車両や船舶、航空機などに搭載される乗物用シートであってもよい。
【符号の説明】
【0073】
10 サイドフレーム
13 ロアフレーム
14 架橋フレーム
20 シートスプリング
31 第1支持部材
31A 第1連結部
32 第2支持部材
32A 第2連結部
50 振動発生ユニット
50L 第1被支持部
50R 第2被支持部
60 第1ブラケット
61 第1部位
62 第2部位
70 抵抗付与部材
71 第1支持部
72 第2支持部
73 取付部
73L 左端
73R 右端
74 第1屈曲部
75 第2屈曲部
76 接触部
80 第2ブラケット
F シートフレーム
S 車両用シート
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7