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特開2023-175918ノンパブリックネットワークにおいてセル(再)選択を実行するための方法及び装置
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  • 特開-ノンパブリックネットワークにおいてセル(再)選択を実行するための方法及び装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023175918
(43)【公開日】2023-12-12
(54)【発明の名称】ノンパブリックネットワークにおいてセル(再)選択を実行するための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/18 20090101AFI20231205BHJP
   H04W 48/16 20090101ALI20231205BHJP
   H04W 16/32 20090101ALI20231205BHJP
【FI】
H04W48/18 115
H04W48/16 134
H04W16/32
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023172735
(22)【出願日】2023-10-04
(62)【分割の表示】P 2022514815の分割
【原出願日】2020-09-25
(31)【優先権主張番号】62/906,219
(32)【優先日】2019-09-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
2.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】518446879
【氏名又は名称】鴻穎創新有限公司
【氏名又は名称原語表記】FG INNOVATION COMPANY LIMITED
【住所又は居所原語表記】Flat 2623,26/F Tuen Mun Central Square,22 Hoi Wing Road,Tuen Mun,New Territories,The Hong Kong Special Administrative Region of the People’s Republic of China
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】シー,メイジュウ
(72)【発明者】
【氏名】チェン,フンチェン
(72)【発明者】
【氏名】チョウ,チェミン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ノンパブリックネットワークにおいてセル(再)選択を実行する方法及び装置を提供する。
【解決手段】方法は、セル(再)選択のためにユーザ機器(UE)が、セルアクセスグループ(CAG)識別(ID)リストの形式である、又はスタンドアロンノンパブリックネットワーク(SNPN)IDリストの形式であり、許可されたノンパブリックネットワーク(NPN)情報を格納し、セルによってブロードキャストされたシステム情報ブロックタイプ1(SIB1)を介し、NPN情報及びNPN情報に関連付けられたエリア情報を受信し、NPN情報がNPN IDリストを含み、許可されたNPN情報がCAG IDリストの形式であるとき、許可されたNPN情報に従って第1の手順を実行し、許可されたNPN情報がSNPN IDリストの形式であるとき、許可されたNPN情報に従って第2の手順を実行する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セル選択又は再選択のためにユーザ機器(UE:User Equipment)によって実行される
方法であって、前記方法は、
セルアクセスグループ(CAG:Cell Access Group)識別子(ID:Identity)リス
トの形式、又はスタンドアロンノンパブリックネットワーク(SNPN:Stand-alone Non-Public Network)IDリストの形式である許可されたノンパブリックネットワーク(NPN:Non-Public Network)情報を格納すること、
セルによってブロードキャストされるシステム情報ブロック(SIB:System Information Block)タイプ1(SIB1)を介して、NPN IDリストを含むNPN情報及び前記NPN情報に関連付けられたエリア情報を受信すること、
前記許可されたNPN情報がCAG IDリストの形式であるとき、前記許可されたNPN情報に従って第1の手順を実行すること、及び
前記許可されたNPN情報がSNPN IDリストの形式であるとき、前記許可されたNPN情報に従って第2の手順を実行すること、
を含み、
前記第1の手順は、
選択されるPLMNはUEのユニバーサル加入者識別モジュール(USIM:Universal Subscriber Identity Module)におけるPLMN関連情報と一致するというPLMN選択基準に基づいて、登録する公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN:Public Land Mobile Network)を選択すること、及び
NPN IDリスト内の第1のNPN IDが第1のPLMN ID及びCAG IDを含むと決定した後、キャンプオンするセルを選択することを含み、ここで前記第1のPLMN IDは前記PLMNを識別し、前記CAG IDは前記CAG IDリストに属し、CAGに関連付けられた前記CAG IDは前記PLMNに属しており、
前記第2の手順は、
前記NPN IDリスト内の第2のNPN IDが第2のPLMN ID及びネットワークID(NID:Network ID)を含むと決定した後、キャンプオンするセルを選択することを含み、ここで前記第2のPLMN ID及び前記NIDが前記SNPN IDリストに属する、
方法。
【請求項2】
前記エリア情報は、トラッキングエリアコード(TAC:Tracking Area Code)、セルID、及び無線アクセスネットワークエリアコード(RANAC:Radio Access Network Area Code)の内の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記NPN IDリスト内のNPN IDの最大数は、12である、として前記セルによって設定される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のNPN IDは、前記PLMNをサポートして展開された公衆ネットワーク統合NPN(PNI-NPN:Public Network Integrated NPN)を示す、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第2のNPN IDは、SNPNを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の手順は、
前記NPN IDリストから前記第1のPLMN IDを含まない全てのNPN IDをフィルタリングして除外すること、及び
前記第1のNPN IDとして、前記NPN IDリストの残りの部分から前記CAG IDリストに属する前記CAG IDを含む、NPN IDを選択すること、
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記SNPN IDリスト内の各SNPN IDは、PLMN ID部分及びNID部分を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第2のNPN ID内の前記第2のPLMN IDは、前記SNPN IDリスト内のSNPN IDの前記PLMN ID部分と一致し、及び
前記第2のNPN ID内の前記NIDは、前記SNPN IDリスト内の前記SNPN IDの前記NID部分と一致する、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記エリア情報は、第1のエリア情報及び第2のエリア情報を含み、前記第1のエリア情報は、前記第1のNPN IDに関連付けられ、及び前記第2のエリア情報は、前記第2のNPN IDに関連付けられる、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第2の手順は、
前記NPN IDリストから前記第2のPLMN ID及び前記NIDを含まない、全てのNPN IDをフィルタリングして除外すること、及び
前記NPN IDリストの残りの部分から前記第2のPLMN ID及び前記NIDを含む、NPN IDを前記第2のNPN IDとして選択すること、
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
メモリ、及び
前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、
セルアクセスグループ(CAG:Cell Access Group)識別子(ID:Identity)リストの形式、又はスタンドアロンノンパブリックネットワーク(SNPN:Stand-alone Non-Public Network)IDリストの形式である許可されたノンパブリックネットワーク(NPN:Non-Public Network)情報を格納し、
セルによってブロードキャストされるシステム情報ブロック(SIB:System Information Block)タイプ1(SIB1)を介して、NPN IDリストを含むNPN情報及び前記NPN情報に関連付けられたエリア情報を受信し、
前記許可されたNPN情報が前記CAG IDリストの前記形式である場合、許可されたNPN情報に従って第1の手順を実行し、
前記許可されたNPN情報が前記SNPN IDリストの前記形式である場合、許可されたNPN情報に従って第2の手順を実行し、
前記第1の手順は、
選択されるPLMNはUEのユニバーサル加入者識別モジュール(USIM:Universal Subscriber Identity Module)におけるPLMN関連情報と一致するというPLMN選択基準に基づいて、登録する公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN:Public Land Mobile Network)
を選択すること、及び
前CAGに関連付けられた前記CAG IDが前記PLMNに属する、NPN IDリスト内の第1のNPN IDが第1のPLMN ID及びCAG IDを含むと決定した後、キャンプオンするセルを選択することすることを含み、ここで前記第1のPLMN IDは前記PLMNを識別し、前記CAG IDは前記CAG IDリストに属し、CAGに関連付けられた前記CAG IDは前記PLMNに属しており、
前記第2の手順は、
前記NPN IDリスト内の第2のNPN IDが第2のPLMN ID及びネットワークID(NID:Network ID)を含むことを決定した後、キャンプオンするセルを選択することを含み、ここで前記第2のPLMN ID及び前記NIDが前記SNPN IDリストに属する、
ように構成される、ユーザ機器(UE:User Equipment)。
【請求項12】
前記エリア情報は、トラッキングエリアコード(TAC:Tracking Area Code)、セルID、及び無線アクセスネットワークエリアコード(RANAC:Radio Access Network Area Code)の内の少なくとも1つを含む、請求項11に記載のUE。
【請求項13】
前記NPN IDリスト内のNPN IDの最大数は、12である、として前記セルによって設定される、請求項11に記載のUE。
【請求項14】
前記第1のNPN IDは、前記PLMNをサポートして展開された公衆ネットワーク統合NPN(PNI-NPN:Public Network Integrated NPN)を示す、請求項11に記載のUE。
【請求項15】
前記第2のNPN IDは、SNPNを示す、請求項11に記載のUE。
【請求項16】
前記第1の手順は、
前記NPN IDリストから前記第1のPLMN IDを含まない全てのNPN IDをフィルタリングして除外すること、及び
前記第1のNPN IDとして、前記NPN IDリストの残りの部分から前記CAG IDリストに属する前記CAG IDを含む、NPN IDを選択すること、
を更に含む、請求項11に記載のUE。
【請求項17】
前記SNPN IDリスト内の各SNPN IDは、PLMN ID部分及びNID部分を含む、請求項11に記載のUE。
【請求項18】
前記第2のNPN ID内の前記第2のPLMN IDは、前記SNPN IDリスト内のSNPN IDの前記PLMN ID部分と一致し、及び
前記第2のNPN ID内の前記NIDは、前記SNPN IDリスト内の前記SNPN IDの前記NID部分と一致する、
請求項17に記載のUE。
【請求項19】
前記エリア情報は、第1のエリア情報及び第2のエリア情報を含み、前記第1のエリア情報は、前記第1のNPN IDに関連付けられ、及び前記第2のエリア情報は、前記第2のNPN IDに関連付けられる、請求項11に記載のUE。
【請求項20】
前記第2の手順は、
前記NPN IDリストから前記第2のPLMN ID及び前記NIDを含まない、全てのNPN IDをフィルタリングして除外すること、及び
前記NPN IDリストの残りの部分から前記第2のPLMN ID及び前記NIDを含む、NPN IDを前記第2のNPN IDとして選択すること、
を更に含む、請求項11に記載のUE。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願の相互参照〕
本開示は、2019年9月26日に出願された、“Method and Apparatus for Cell (Re)selection using White List in Non-Public Network.”と題する、米国仮特許出願第62/906,219号(「’219仮出願」)の利益及び優先権を主張し、’219仮出願の内容は、全ての目的のために参照により本明細書に完全に組み込まれる。
【0002】
本開示は一般に、無線通信に関し、より詳細には、ノンパブリックネットワーク(NPN:Non-Public Network)におけるセル(再)選択のための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
接続されたデバイスの数の大幅な増加及びユーザ/ネットワークトラフィック量の急速な増加に伴って、データ速度、遅延性、信頼性、及びモビリティを改善することによって、第5世代(5G:fifth generation)ニューラジオ(NR:New Radio)などの次世代無線通信システムのための無線通信の様々な側面を改善するために、様々な努力がなされてきた。
【0004】
5G NRシステムは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB:enhanced Mobile Broadband)、大規模マシンタイプ通信(mMTC:massive Machine-Type Communication)、及び高信頼低遅延通信(URLLC:Ultra-Reliable and Low-Latency Communication)などの様々な使用ケースに適応させて、ネットワークサービス及びタイプを最適化するための柔軟性及び構成可能性を提供するように設計される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、無線アクセスの需要が増加し続けるにつれて、次世代無線通信システムのための無線通信の更なる改善が必要とされている。
【0006】
本開示は、NPNにおいてセル(再)選択を実行するための方法及び装置を対象とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様によれば、セル選択又は再選択のためにユーザ機器(UE:User Equipment)によって実行される方法が提供される。本方法は、UEが、セルアクセスグループ(CAG:Cell Access Group)識別子(ID:Identity)リストの形式、又はスタンドアロンノンパブリックネットワーク(SNPN:Stand-alone Non-Public Network)IDリストの形式である許可されたノンパブリックネットワーク(NPN:Non-Public Network)情報を格納すること、セルによってブロードキャストされるシステム情報ブロック(SIB:System Information Block)タイプ1(SIB1)を介して、NPN IDリストを含むNPN情報及びNPN情報に関連付けられたエリア情報を受信すること、許可されたNPN情報がCAG IDリストの形式であるとき、許可されたNPN情報に従って第1の手順を実行すること、及び許可されたNPN情報がSNPN IDリストの形式であるとき、許可されたNPN情報に従って第2の手順を実行することを含む。第1の手順は、登録する公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN:Public Land Mobile Network)を選択すること、及びIDがPLMNに属する、NPN IDリスト内の第1のNPN IDが第1のPLMN ID及びCAG IDを含むと決定した後、キャンプオンするセルを選択することを含む。ここで、第1のPLMN IDはPLMNを識別し、CAG IDはCAG IDリストに属し、CAGに関連付けられたCAG IDはPLMNに属する。前記第2の手順は、前記NPN IDリスト内の第2のNPN IDが第2のPLMN ID及びネットワークID(NID:Network ID)を含むと判定した後、キャンプオンするセルを選択すること、を含む。ここで、第2のPLMN ID及びNIDはSNPN IDリストに属する。
【0008】
本開示の別の態様によれば、UEは、提供される。UEは、メモリ、及びメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを含む。少なくとも1つのプロセッサは、CAG IDリストの形式、又はSNPN IDリストの形式である許可されたノンパブリックネットワーク(NPN)情報を格納し、セルによってブロードキャストされるSIB1を介して、NPN IDリストを含むNPN情報及びNPN情報に関連付けられたエリア情報を受信すること、許可されたNPN情報がCAG IDリストの形式である場合、許可されたNPN情報に従って第1の手順を実行し、許可されたNPN情報がSNPN IDリストの形式である場合、許可されたNPN情報に従って第2の手順を実行するように提供される。第1の手順は、登録するPLMNを選択すること、及びNPN IDリスト内の第1のNPN IDが第1のPLMN ID及びCAG IDを含むと判定した後、キャンプオンするセルを選択することを含む。ここで、第1のPLMN IDはPLMNを識別し、CAG IDはCAG IDリストに属し、CAGに関連付けられたCAG IDはPLMNに属する。第2の手順は、NPN IDリスト内の第2のNPN IDが第2のPLMN ID及びNIDを含むことを判定した後、キャンプオンするセルを選択すること、を含む。ここで、第2のPLMN ID及びNIDはSNPN IDリストに属する。
【0009】
本開示の態様は、添付の図面と共に読まれるとき、以下の詳細な説明から最も良く理解される。様々な特徴は、一定の縮尺で描かれていない。様々な特徴の寸法は、議論を明確にするために任意に増減されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本開示の実装形態に従った、セル(再)選択のための方法のフローチャートを示す。
図2図2は、本開示の実装形態に従った、第1の手順のフローチャートを示す。
図3図3は、本開示の実装形態に従った、CAG IDリストの形式である許可されたNPN情報に基づいてNPN IDリストからNPN IDを選択するプロセスを示す概略図である。
図4図4は、本開示の実装形態に従った、第2の手順のフローチャートを示す。
図5図5は、本開示の実装形態に従った、SNPN IDリストの形式である許可されたNPN情報に基づいてNPN IDリストからNPN IDを選択するプロセスを示す概略図である。
図6図6は、本開示の様々な態様による、無線通信のためのノードのブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下の説明は、本開示における一例としての実装形態に関連する特定の情報を含む。本開示における図面及びそれらの添付の詳細な説明は、単に例としての実装形態を対象としている。しかし、本開示は、これらの例としての実装形態のみに限定されるものではない。本開示の他の変形例及び実装形態は、当業者には想起されるであろう。特に断らない限り、複数の図中の同様の又は対応する要素は、同様の又は対応する参照番号によって示され得る。更に、本開示における図面及び図示は、ほとんどの場合、一定の縮尺ではなく、実際の相対的な寸法に対応することを意図していない。
【0012】
一貫性の目的及び理解を容易にするために、同様の特徴は、例としての図において数字によって識別される(ただし、いくつかの例において、図示されていない)。しかしながら、異なる実装形態における特徴は、他の点で異なっていてもよく、従って、図面に示されるものに狭く限定されるものではない。
【0013】
「1つの実装形態」、「一実装形態」、「例としての実装形態」、「様々な実装形態」、「いくつかの実装形態」、「本開示のいくつかの実装形態」などへの言及は、そのように記載された本開示の実装形態が特定の特徴、構造、又は特性を含み得ることを示し得るが、本開示の全ての可能な実装形態が特定の特徴、構造、又は特性を必ずしも含むわけではない。更に、語句「1つの実装形態において」、「一例としての実装形態において」、又は「一実装形態」の繰り返しの使用は、必ずしも同じ実装形態を指すわけではないが、同じ実装形態を指す場合もある。更に、「本開示」に接続する「実装形態」のような語句の任意の使用は、本開示の全ての実装形態が特定の特徴、構造、又は特性を含んでいなければならないことを特徴とすることを意味せず、代わりに、「本開示の少なくともいくつかの実装形態」が、特定の特徴、構造又は特性を含むことを意味することを理解されたい。用語「結合した(coupled)」は、介在する構成要素を介して直接的又は間接的であるかにかかわらず、接続されることと定義されるが、物理的な接続に必ずしも限定されない。用語「備える(comprise)」は、使用される場合、「含む(include)、が限定するわけではない、」を意味するが、このように記載された組合せ、群、系列及び均等物におけるオープンエンド包括又はメンバーシップを具体的に示す。更に、本開示における「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用され得る。
【0014】
本明細書中の用語「及び/又は」は、関連付けられたオブジェクトを記述するための関係のみであり、3つの関係が存在し得ることを表し、例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在すること、AおよびBが同時に存在すること、およびBが単独で存在することを表すことができる。「A及び/又はB及び/又はC」は、A、B及びCの内の少なくとも1つが存在することを表す。更に、本明細書中で使用される文字「/」は、前者及び後者が「又は」関係にあることを一般的に表す。
【0015】
更に、非限定の目的のために、機能エンティティ、技法、プロトコル、規格などの具体的な詳細が、説明される技術の理解を実現するために記載される。他の例において、不必要な詳細で説明を不明瞭にしないように、周知の方法、技術、システム、アーキテクチャなどの詳細な説明は、省略される。
【0016】
当業者は、本開示に記載されている任意のネットワーク機能(複数種類可)又はアルゴリズム(複数種類可)が、ハードウェア、ソフトウェア、又はソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって実装されてもよいことを直ちに理解するだろう。説明される機能は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせであり得るモジュールに対応し得る。ソフトウェアの実装形態は、メモリ又は他の種類の記憶装置などのコンピュータ読み取り可能媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令を備えてもよい。例えば、通信処理能力を有する一つ以上のマイクロプロセッサ又は汎用コンピュータを、対応する実行可能命令を用いてプログラムし、開示されたネットワーク機能(複数種類可)又はアルゴリズム(複数種類可)を実行することができる。マイクロプロセッサ又は汎用コンピュータは、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブルロジックアレイ、及び/又は一つ又は複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)を使用して形成することができる。本明細書に記載されている例としての実装形態のいくつかは、コンピュータハードウェア上にインストールされ実行されるソフトウェアを指向しているが、それにもかかわらず、ファームウェアとして、又はハードウェアとして、又はハードウェアとソフトウェアの組合せとして実装される代替の例としての実装形態は、本開示の範囲内にある。
【0017】
コンピュータ読み取り可能媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、読み取り専用メモリ(ROM:Read Only Memory)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable Programmable Read-Only Memory)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM:Compact Disc Read-Only Memory)、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置、又はコンピュータ読み取り可能命令を記憶可能な他の任意の同等の媒体を含むが、これらに限定されない。
【0018】
無線通信ネットワークアーキテクチャ(例えばロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システム、LTE-Advanced(LTE-A)システム、又はLTE-Advanced Proシステム)は、通常、少なくとも一つの基地局(BS:Base Station)、少なくとも一つのUE、及びネットワークへの接続を提供する一つ又は複数のオプションのネットワーク要素を含む。UEは、BSによって確立された無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)を介して、ネットワーク(例えばコアネットワーク(CN)、エボルブドパケットコア(EPC:Evolved Packet Core)ネットワーク、エボルブドユニバーサルテレストリアル無線アクセスネットワーク(E-UTRAN:Evolved Universal Terrestrial Radio Access network)、次世代コア(NGC:Next-Generation Core)、又はインターネット)と通信する。
【0019】
なお、本開示において、UEとしては移動局、携帯端末又は携帯装置、ユーザ通信無線端末が挙げられるが、これらに限定されない。例えばUEは、携帯無線機器であってもよく、携帯電話、タブレット、ウェアラブルデバイス、センサ、又は無線通信能力を有する携帯情報端末(PDA)を含むが、これらに限定されない。UEは、RANにおける一つ以上のセルに、エアーインターフェース上で、信号を送受信するよう構成されている。
【0020】
BSは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)におけるノードB(NB:Node B)、LTE-Aにおける進化型ノードB(eNB:evolved Node B)、UMTSにおける無線ネットワークコントローラ(RNC:Radio Network Controller)、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM:Global System for Mobile communications)/GSMエボリューションのためのGSM拡張データ速度(EDGE:Enhanced Data Rates for GSM Evolution)無線アクセスネットワーク(GERAN:GSM EDGE Radio Access Network)における基地局コントローラ(BSC:Base Station Controller)、5GCに関連する次世代ユニバーサル地上無線アクセス(E-UTRA:Evolved Universal Terrestrial Radio Access)BSにおける次世代(ng:next-generation)-eNB、5Gアクセスネットワーク(5G-AN:5G Access Network)における次世代ノードB(gNB:generation Node B)、及びセル内の無線通信を制御し、無線リソースを管理することができる任意の他の装置を含むことができるが、これらに限定されない。BSは、ネットワークへの無線インターフェースによって、一つ又は複数のUEにサービスを提供するように接続し得る。
【0021】
BSは、以下の無線アクセス技術(RATs:Radio Access Technologies)の内の少なくとも一つに従った通信サービスを提供するように構成されてよい。マイクロ波アクセスのためのワールドワイド相互運用(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)、GSM(しばしば2Gとして呼ばれる)、GERAN、汎用パケット無線サービス(GRPS:General Packet Radio Service)、基本広帯域コード分割多元アクセス(W-CDMA:Wideband-Code Division Multiple Access)に基づいたUMTS(しばしば3Gとして呼ばれる)、高速パケットアクセス(HSPA:High-Speed Packet Access)、LTE、LTE-A、eLTE(eLTE:enhanced LTE)、NR(しばしば5Gとして呼ばれる)、及びLTE-A Pro。しかしながら本出願の範囲は、上記のプロトコルに限定されるべきではない。
【0022】
BSは、RANに含まれる複数のセルを使用して、特定の地理的エリアに無線カバレッジを提供するように動作可能であってよい。BSは、セルのオペレーションをサポートする。各セルは、その無線カバレッジ内の少なくとも1つのUEにサービスを提供するように動作可能である。より具体的には、各セル(しばしばサービングセルと称される)は、その無線カバレッジ内の1つ又は複数のUEにサービスを提供しうる(例えば、各セルは、下りリンク(DL:Downlink)及び随意的な上りリンク(UL:uplink)リソースを、下りリンク及び随意的なULパケット送信のために、その無線カバレッジ内の少なくとも1つのUEにスケジュールする)。BSは、複数のセルを介して無線通信システム内の1つ又は複数のUEと通信しうる。セルは、近接サービス(ProSe:Proximity Service)、LTE SLサービス、及び/又はLTE/NRヴィークルトゥーエブリシング(V2X)をサポートするために、サイドリンク(SL:Sidelink)リソースを割り当てることができる。各セルは、他のセルとオーバーラップしたカバレッジエリアを有しうる。マルチRATデュアルコネクティビティ(MR-DC:Multi-RAT Dual Connectivity)の場合、マスターセルグループ(MCG:Master Cell Group)の、又はセカンダリセルグループ(SCG:Secondary Cell Group)のプライマリセルは、スペシャルセル(SpCell:Special Cell)と呼ばれることがある。プライマリセル(PCell:Primary Cell)は、MCGのSpCellを指してよい。プライマリSCGセル(PSCell:Primary SCG Cell)は、SCGのSpCellを指してもよい。MCGは、SpCellと、任意で一つ又は複数のセカンダリセル(SCells:Secondary Cells)を含む、マスターノード(MN:Master Node)に関連付けられたサービングセルのグループを意味する。SCGは、SpCell及び任意で一つ又は複数のSCellsを含んでいる、セカンダリノード(SN:Secondary Node)と関連付けられたサービングセルのグループを意味する。
【0023】
上述したように、NRのためのフレーム構造は、高信頼性、高データ速度、及び低遅延性の要件を満たしながら、eMBB、mMTC、及びURLLCといった様々な次世代(例えば5G)通信要件に対応するための柔軟な構成をサポートすることである。第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:3rd Generation Partnership Project)において合意された直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency-Division Multiplexing)技術は、NR波形のための基準として機能してもよい。適応サブキャリア間隔、チャネル帯域幅、及びサイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)といったスケーラブルなOFDMニューメロロジーも、使用されてもよい。更に、NRでは(1)低密度パリティ検査(LDPC:Low-Density Parity-Check)符号及び(2)ポーラ符号の2つの符号化方法が検討されている。符号化スキームの適用は、チャネル条件及び/又はサービスアプリケーションに基づいて構成されてもよい。
【0024】
更に、単一のNRフレームの送信時間間隔において、DL送信データ、ガード期間、及びUL送信データは、少なくとも含まれるべきであると考えられ、DL送信データ、ガード期間、及びUL送信データのそれぞれの部分は、例えばNRのネットワークダイナミクスに基づいて設定可能であるべきである。更に、SLリソースは、ProSeサービスをサポートするために、NRフレーム内に提供されてもよい。
【0025】
免許不要のスペクトル上で展開されるRATの場合、任意の装置(例えば、UE、BS、及びアクセスポイント(AP:Access Point)の場合)は、チャネルにアクセスする前に、リッスンビフォートーク(LBT:Listen Before Talk)メカニズムに従うべきである。装置は、免許不要のチャネル上で送信する前に、クリアチャネルアセスメント(CCA:Clear Channel Assessment)を実行することができる。LBTが失敗した場合、装置は、決定された時間にチャネルにアクセスすることができない。
【0026】
NRベースの免許不要のアクセス(NR-U)設計も、LBTメカニズムを考慮する必要がある。NR-Uの展開するシナリオは、以下を含むことができる:
・ライセンス帯域NR(PCell)とNR-U(SCell)との間のキャリアアグリゲーション、
- NR-U SCellは、DLとULの両方、又はDLのみを有することができる;
・ライセンス帯域LTE(PCell)とNR-U(PSCell)間のデュアル接続;
・スタンドアロンNR-U;
・免許不要の帯域内にDLを有し、ライセンス帯域内にULを有するNRセル、及び
・ライセンス帯域NR(PCell)とNR-U(PSCell)との間のデュアル接続。
【0027】
次世代セルラーネットワークにおいて、1つの周波数上で動作する複数のPLMN及び/又はNPNが存在し得ることは、想定される。更に、免許不要のRAT(例えば、スタンドアロンNR-U)が導入され、これは、複数PLMN及び/又はNPNがそれらのセルを同じ免許不要のスペクトル上で動作させることができることを意味する。従って、免許不要のスペクトル上のセル(再)選択は、特にチャネルロードと複数のPLMN及び/又はNPN間のチャネル共有の不確実性を考慮して、更に検討されるべきである。
【0028】
UEは、ベストセルが登録されたPLMN(R-PLMN)(又は同等のPLMN(E-PLMN))に属さない場合、免許不要のキャリア上のノンベストセルにキャンプオンすることが可能にされてもよく、この場合、ノンベストセルは依然としてR-PLMNのベストセルであってもよい。しかしながら、どのようにして達成され、何らかの追加条件が必要かどうかは、更なる検討を必要とする。
【0029】
UEがRAN共有シナリオ及び/又はNPNシナリオのために、免許不要のスペクトル上のレガシーPLMN選択及びセル(再)選択メカニズムに従う場合、UEは、免許不要のキャリア上のベストセルが選択された(又は同等の)PLMN及び/又はNPNに属していないことがあるため、時間を浪費し、(例えば、検出及び計測のために)余分な電力を消費することがある。この観点から、ホワイトリストに基づいて実行されるセル(再)選択手順は、提供される。
【0030】
複数のPLMN/NPNは、免許不要のスペクトル上で動作し得る。複数のPLMN/NPNは、同じ免許不要のキャリアを共有することができる。PLMNは、パブリックであってもプライベートであってもよい。パブリックPLMNは、パブリック加入者に無線サービスを提供するオペレータ又は仮想オペレータによって提供されてもよい(ただし、これらに限定されない)。パブリックPLMNはライセンススペクトルを所有し、ライセンススペクトル上でRATをサポートすることもできる。プライベートPLMNは、(例えば、従業員、又は機械のために)彼らのプライベートユーザに無線サービスを提供する小規模事業者、工場、又は企業によって提供されてもよい(ただし、これらに限定されない)。一実装形態において、パブリックPLMNは、より多くの展開シナリオ(例えば、(PCellとしての)ライセンス帯域NRと(SCellとしての)NR-Uとの間のキャリアアグリゲーション、(PCellとしての)ライセンス帯域LTEと(PSCellとしての)NR-Uとの間のデュアル接続、(PSCellとしての)スタンドアロンNR-U、ライセンス帯域におけるDL及びライセンス帯域におけるULを有するNRセル、(PCellとしての)ライセンス帯域NRと(PSCellとしての)NR-Uとの間のデュアル接続)をサポートすることができる。一実装形態において、プライベートPLMNは、スタンドアロンの免許不要のRAT(例えば、スタンドアロンNR-U)を主にサポートすることができる(ただし、これに限定されない)。NPNは、SNPN、PNI-NPNであってもよく、又はプライベートスライスを有するPLMNによって実装されてもよい。SNPNは、NPNオペレータによって操作されてもよく、PLMNによって提供されるネットワーク機能に依存しなくてもよい。PNI-NPNは、PLMNのサポートによって展開されてもよい。NPNは、ライセンス帯域又は免許不要の帯域上に展開されてもよい。NPNは(例えば、(PCellとしての)ライセンス帯域NRと(SCellとしての)NR-Uとの間のキャリアアグリゲーション、(PCellとしての)ライセンス帯域LTEと(PSCellとしての)NR-Uとの間のデュアル接続、(PSCellとしての)スタンドアロンNR-U、免許不要の帯域におけるDL及びライセンス帯域におけるULを有するNRセル、(PCellとしての)ライセンス帯域NRと(PSCellとしての)NR-Uとの間のデュアル接続)様々な展開シナリオをサポートすることができる。
【0031】
〔NR-Uセル(再)選択〕
免許不要の帯域において、複数のPLMN/NPNは、いかなる調整もなしに、同じキャリアを使用することができる。したがって、ある周波数上でUEによって見つけられたベストセルは、R-PLMNに属さないことがある。この場合において、ベストセルがR-PLMN(又はE-PLMN)に属さない場合、UEは、キャリア上のノンベストセルにキャンプオンする必要があり得、この場合、ノンベストセルが依然としてR-PLMNのベストセルであり得る。
【0032】
無線リソース制御(RRC)_IDLE UE(例えば、RRC_IDLE状態で動作するUE)、又はRRC_INACTIVE UE(例えば、RRC_INACTIVE状態で動作するUE)は、受信信号強度インジケーター(RSSI:Received Signal Strength Indicator)測定を実行してもしなくてもよい。RRC_IDLE又はRRC_INACTIVE UEは、チャネル占有(CO:Channel Occupancy)測定を実行しても、しなくてもよい。RRC_IDLE又はRRC_INACTIVE UEは、RSSI及び/又はCO測定結果に基づいてセル(再)選択を実行することができる。
【0033】
関連付けられたPLMN IDがR-PLMN(又はE-PLMN)に属さないため、最高ランク又はベストセルが免許不要の周波数において適切でない場合、(単に)最高ランク又はベストセルは、300秒以上のセル再選択のための非候補セルと見なされ得る。免許不要の前記周波数内の他のセルは、依然として、セル再選択のための候補セルと見なされ得る。
【0034】
NR-U周波数において、R-PLMNと同等であると示されていないPLMNに属するために、最高ランクセル又はベストセルが適切でない場合、UEは、セル再選択のために最大300秒間、このセルを考慮しないことがある。更に、UEは、他のセルを、同じ周波数上でのセル再選択のための候補セルと見なすことができる。UEは、NR-U周波数上の少なくともある状態(例えばN個のセル)がR-PLMNと同等であると示されていないPLMNに属するために適していないことが発見された後、前記NR-U周波数を300秒間のセル再選択のための最低のプライオリティ周波数であると見なすことができる。
【0035】
〔セル(再)選択のためのホワイトリストの利用〕
ホワイトリストの概念は、RRC_IDLE又はRRC_INACTIVE UEがセル(再)選択を実行するために使用されることがある。セルは、システム情報又は専用シグナリングを介して、ホワイトリストをUEに送信することができる。セルは、ホワイトリストに修正されるか、追加されるか、又はホワイトリストから削除される情報をUEに示すことができる。本情報は、セル情報、エリア情報、PLMN情報、NPN情報、及び周波数情報の内の少なくとも一つを含むことができる。一実装形態において、セルがホワイトリストの有効性をUEに示すことができる(例えば、ホワイトリストは、セルがいかなる有効性のインディケーションも提供しない場合、デフォルトで有効であってもよい)。UEは(例えば、ホワイトリストが有効である間に)ホワイトリストに含まれた情報に基づいて(隣接する)セルに対して測定を遂行することができる。例えば、ホワイトリストによって示されるセルがUEの許可されたPLMNに属する場合、ホワイトリストは、UEの許可されたPLMNに属するセルの評価を制限する際に、RRC_IDLE又はRRC_INACTIVE UEを支援することができる。複数のオペレータ(又はPLMN)が免許不要の周波数を操作するNR-Uシナリオであるとき、ホワイトリストは、RRC_IDLE又はRRC_INACTIVE UEがUEの許可されたPLMNに属さないセルを(再)選択することを妨げてもよい。一実装形態において、UEのノンアクセスストラタム(NAS:Non-Access Stratum)が許可されたPLMNの情報(又は「許可されたPLMN情報」)をアクセスストラタム(AS:Access Stratum)に提供してもよい。UE(のAS)は、許可されたPLMNの情報に基づいてセルを評価してもよい。
【0036】
〔ホワイトリストのエリア情報〕
一実装形態において、ホワイトリストは、エリア情報を含むことができる。エリア情報は、物理セル識別子(ID)のリスト(PCI)、セルIDのリスト、RANエリアIDのリスト、RANエリアコード(RANAC)のリスト、及びトラッキングエリアコード(TAC)のリストの内、少なくとも1つを含むことができる。
【0037】
-〔ホワイトリストのPCI〕
一実装形態において、ホワイトリストは、PCIのリストを含むことができる。PCIのリストによって識別されるセルは、エリアを構成することができ、UEは、エリア内のセルを測定/評価することができる。UEは、セルの同期信号ブロック(SSB:Synchronization Signal Block)で同期信号(例えば、プライマリ同期信号(PSS:Primary Synchronization Signal)及びセカンダリ同期信号(SSS:Secondary Synchronization Signal))をデコードすると、セルのPCIを導出することができる。SSBは、PSS、SSS、及び物理ブロードキャストチャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)を含むことができる。UEはセルの信号品質を決定するために、SSBの信号品質を測定することができる。UEは、セルのPCIを決定するためにSSBを受信し、デコードすることができる。UEがPBCHをデコードする場合、UEは、マスタ情報ブロック(MIB:Master Information Block)で情報を更に取得することができる。SIBタイプ1(SIB1)の物理的下りリンク制御チャネル(PDCCH)パラメータ(例えば、PDCCH-ConfigSIB1と表示される情報要素(IE:Information Element)がMIBに存在する場合、UEは、SIB1のPDCCHパラメータに基づいて、共通制御リソースセット(CORESET:Control Resource Set)、共通検索空間、及び必要なPDCCHパラメータを決定することができる。例えば、SIB1のPDCCHパラメータ(例えば、PDCCH-ConfigSIB1 IE)を使用して、CORESET#0と検索空間#0を構成できる。CORESET#0及び/又は検索空間#0は、SIB1受信のためのリソースをUEに更に示すことができる。
【0038】
UEがPCIのリストを含むホワイトリストと共に提供される場合、UEは、セルのSSBを測定し、及び/又はPSS/SSSをデコードすることができる。UEが、セルのPCIがホワイトリスト内のPCIの内の1つと判定した場合、UEは、セルを評価することができる(例えば、UEは、そのようなセルのSIB1を読み取り、獲得することができる)。UEがセルのPCIがホワイトリスト内のPCIの内の1つでないと判定した場合、UEは、セルを更に評価しなくてもよい。UEが評価するセルは、候補セルであってよい。UEは、少なくとも、セル(再)選択手順のためのPCI及び/又はセル(再)選択基準に基づいて、候補セルの内の1つを(再)選択することができる。選択された候補セルは、セル(再)選択手順の結果として、キャンプオンするのに適したセル又は許容可能なセルと見なすことができる。
【0039】
一実装形態において、PCIのリストがN_PCIエントリのサイズをもつSEQUENCE形式を有してよく、ここで、N_PCIは、測定されるべきPCIによって識別されるセルの最大数を表す。SEQUENCE形式は、アブストラクトシンタックス表記法1(ASN.1:Abstract Syntax Notation One)の中で明記されるデータ構造であり、そして一つ又は複数のタイプ/要素/項目の収集を表現するために使用されることがある。SEQUENCEの中の各エントリは、PCIであってよい。N_PCIは、正の整数であってよく、例えば、N_PCIは(限定されないが)16又は32であってもよい。UEのキャンプ/サービングセルは、セル(再)選択手順のために評価されることが許されるPCIのほとんどのN_PCIタイプのUEを構成することができる。いくつかの実装形態において、キャンプセルは、(RRC_IDLE状態又はRRC_INACTIVE状態の)UEがキャンプするセルを参照してよい。いくつかの実装形態において、サービングセルは、UEが(RRC_CONNECTED状態で)通信する、又はUEがRRC接続を維持するセルを参照してよい。
【0040】
一実装形態において、PCIのリストは、2つのエントリをもつSEQUENCE形式であってよい:一つは、開始値としてのPCIであり、もう一つは、範囲値としての正/負の整数である。例えば、範囲値が正である場合、開始値は、範囲内の最低PCIを示し、範囲値が負である場合、範囲内の最高PCIを示すことができる。範囲値の絶対値は、範囲内のPCIの数を示すことができる。例えば、範囲値が4であり、開始値がPCI_0の場合、ホワイトリストはPCI_0、PCI_0+1、PCI_0+2、及びPCI_0+3を含むことができる。例えば、範囲値が-4であり、開始値がPCI_0の場合、ホワイトリストは、PCI_0、PCI_0-1、PCI_0-2、及びPCI_0-3を含むことができる。範囲値が存在せず、開始値がPCI_0の場合、ホワイトリストは、PCI_0(のみ)を含むことができる。一実装形態において、範囲値は、定義された正/負の値のセットのENUMERATED形式によって示すことができる。一実装形態において、範囲値は、PCI範囲インデックス(例えば、PCI-RangeIndex)によって示されてもよく、これは1からPCI範囲の最大数までの正の整数であってよい。
【0041】
一実装形態において、ホワイトリストは、PCIのセットを含んでよい。例えば、ホワイトリストは、複数のPCIリストを含んでよい。PCIの各リストは、任意の提案されたPCIリストの形式(例えば、SEQUENCE、ENUMERATED、開始値、範囲値、又はPCI範囲インデックス)であり得る。UEは、セル(再)選択のために、ホワイトリスト内のPCIによって識別されたセルを測定/評価することができる。
【0042】
-〔ホワイトリストのセルID〕
一実装形態において、ホワイトリストは、セルIDのリストを含んでよい。セルIDのリストによって識別されるセルは、エリアを構成することができ、UEは、エリア内のセルを測定/評価することができる。セルIDは、PLMN内のセルを明確に識別するために使用されてよい。UEは、セルのSIB1内の情報を取得することによって、セルのセルIDを取得することができる。セルのSIB1は、セルアクセスに関連する情報(例えば、CellAccessRelatedInfo IE)を含むことができる。セルアクセスに関連する情報は、PLMN固有の情報のリスト(例えばPLMN-IdentityInfo IEのリスト)を含むことができる。PLMN固有情報のリストのサイズは、1からN_PLMNまでの範囲であってよく、ここで、N_PLMNは、PLMNグループの数を示す正の整数であってよい。PLMNグループは、少なくとも1つのPLMNを含むことができる。PLMN固有情報は、PLMN IDのリスト、少なくとも1つのTAC、少なくとも1つのRANAC、及び/又はPLMN IDのリストによって識別されるPLMN(例えばPLMNグループ)のセットのための少なくとも1つのセルIDを含むことができる。
【0043】
UEがセルIDのリストを含むホワイトリストで構成される場合、UEは、信号品質を決定するためにセルのSSBを測定し、少なくともセルIDについてセルのSIB1内の情報を取得することができる。セルのセルIDがホワイトリスト内のセルIDの内の1つであると、UEが判定した場合(例えば、SIB1を取得し、読み取ることによって)、UEは、(例えば、そのようなセルのSIB1内のセル(再)選択関連パラメータ(例えば、cellSelectionInfoIE)を読み取ることによって)そのようなセルの評価を継続することができる。セルのセルIDがホワイトリスト内のセルIDの内の1つでないと、UEが判定した場合、UEは、セルを更に評価しなくてもよい。UEが評価するセルは、候補セルであってよい。UEは、セル(再)選択手順の結果として、セル(再)選択手順及び/又はセル(再)選択基準のためのセルIDに基づいて候補セルのうちの1つを(再)選択することができる。
【0044】
一実装形態において、ホワイトリスト内のセルIDのリストは、N_CIDのサイズのSEQUENCE形式(例えば、測定されるセルIDのエントリによって識別されるセルの最大数)のエントリの中にあってよい。N_CIDは、正の整数である。N_CIDは、(これに限定されないが)32であってよい。各エントリは、セルIDであってよい。セルIDは、サイズがN_Cのビットストリングであってよい。N_Cは、(これに限定されないが)36とすることができる。UEは、セル(再)選択のために、ホワイトリスト内のセルIDによって識別されたセルを測定/評価することができる。
【0045】
-〔ホワイトリスト内のRANAC〕
一実装形態において、ホワイトリストは、RANACのリストを含むことができる(例えば、RANAreaCodeIE)。RANACは、トラッキングエリア(TA:Tracking Area)の範囲内でRANエリアを識別するために使用され得る。UEは、セルのSIB1における情報を取得することによって、セルのRANACを取得することができる。RANACのリストによって識別されるセルは、エリアを構成することができ、UEは、エリア内のセルを測定/評価することができる。
【0046】
UEがRANACのリストを含むホワイトリストで構成される場合、UEは、信号品質を決定するためにセルのSSBを測定し、RANACのためのセルのSIB1内の情報を取得することができる。セルのRANACがホワイトリスト内のRANACの内の1つである、とUEが判定した場合(例えば、SIB1を取得し、読み取ることによって)、UEは、(例えば、そのようなセルのSIB1内のセル(再)選択関連パラメータ(例えば、cellSelectionInfo IE)を読み取ることによって)そのようなセルの評価を継続することができる。セルのRANACがホワイトリスト内のRANACの内の1つでない、とUEが判定した場合、UEは、セルを更に評価しなくてよい。UEが評価するセルは、候補セルであってよい。UEは、セル(再)選択手順の結果として、セル(再)選択手順のためのRANAC及び/又はセル(再)選択基準に少なくとも基づいて候補セルの内の1つを(再)選択することができる。
【0047】
一実装形態において、ホワイトリスト内のRANACのリストは、N_RANACのサイズ(ホワイトリスト内のRANACの最大数)のエントリを有するSEQUENCE形式であってよい。N_RANACは、正の整数であってよい。N_RANACは、(限定されないが)32であってよい。各エントリは、RANACであってよい。RANACは、0からRANAC_maxまでの範囲の整数であってよい。RANAC_maxは、正の整数であってよい。RANAC_maxは255であってよい(ただし、これに限定されない)。UEは、セル(再)選択のために、ホワイトリスト内のRANACによって識別されたセルを測定/評価することができる。
【0048】
-〔ホワイトリストのRANエリアID〕
一実装形態において、ホワイトリストは、RANエリアIDのリストを含んでよい(例えば、RAN-AreaConfig IE)。RANエリアIDは、RANエリアを識別するために使用されてよい。RANエリアIDは、TAC及び任意選択でRANACを含むことができる。UEは、セルのSIB1内の情報を取得することによって、セルのRANエリアIDを取得することができる。RANエリアIDのリストによって識別されるセルは、エリアを構成することができ、UEは、エリア内のセルを測定/評価することができる。
【0049】
UEがRANエリアIDのリストを含むホワイトリストで構成される場合、UEは、信号品質を決定するためにセルのSSBを測定し、少なくともRANエリアIDについてセルのSIB1内の情報を取得することができる。セルのRANエリアIDがホワイトリスト内のRANエリアIDの内の1つである、とUEが判定した場合(例えば、SIB1を取得し、読み取ることによって)、UEは、(例えば、そのようなセルのSIB1内のセル(再)選択関連パラメータ(例えば、cellSelectionInfo IE)を読み取ることによって)そのようなセルの評価を継続することができる。セルのRANエリアIDがホワイトリスト内のRANエリアIDの内の一つでない、とUEが判定した場合、UEは、セルを更に評価しなくてよい。UEが評価するセルは、候補セルであってよい。UEは、セル(再)選択手順の結果として、セル(再)選択手順のためのRANエリアID及び/又はセル(再)選択基準に基づいて候補セルのうちの1つを(再)選択することができる。
【0050】
一実装形態において、ホワイトリストのRANエリアIDのリストがN_RANAreaIDのサイズのSEQUENCE形式(例えば、ホワイトリストのRANエリアIDの最大数)であってよい。N_RANAreaIDは、正の整数であってよい。N_RANAreaIDは、(限定されないが)16又は32であってよい。各エントリは、RANエリアIDであってよい。RANエリアIDは、0からRANAreaID_maxの範囲の整数であってよい。RANAreaID_maxは、正の整数であってよい。UEは、セル(再)選択のために、ホワイトリスト内のRANエリアIDによって識別されたセルを測定/評価することができる。
【0051】
一実装形態において、ホワイトリストのRANエリアIDのリストは、RANエリア構成を含むことができ、このRANエリア構成が2つのエントリを含むSEQUENCE形式の中であってよく、1つはTACであり、もう1つはSEQUENCE形式で表されるRANACのリストであり、サイズはN_RANACtoTAC(例えば、同じTACに関連付けられたRANACの数)である。N_RANACtoTACは、正の整数であってよい。N_RANACtoTACは、(これに限定されないが)32であってよい。ホワイトリスト内のRANエリアIDのリストは、いくつかのRANエリア構成を含むことができ、各RANエリア構成は、TAC及びRANACの対応するリストを含むことができる。一実装形態において、ホワイトリスト内のRANエリアIDのリストは、多くても(ただし、これに限定されないが)16のRAN面積構成を含むことができる。UEは、セル(再)選択のために、ホワイトリスト中のTAC及びRANACによって識別されたセルを測定/評価し得る。
【0052】
-〔ホワイトリストのエリアコードの追跡〕
一実装形態において、ホワイトリストは、TACのリストを含むことができる。TACは、PLMNの範囲内でTAを識別するために使用され得る。UEは、セルのSIB1における情報を取得することによって、セルのTACを取得することができる。TACのリストによって識別されるセルは、エリアを構成することができ、UEは、エリア内のセルを測定/評価することができる。
【0053】
UEがTACのリストを含むホワイトリストで構成される場合、UEは、信号品質を決定するためにセルのSSBを測定し、少なくともTACのためにセルのSIB1内の情報を取得することができる。(例えば、SIB1を取得し、読み取ることによって)セルのTACがホワイトリスト内のTACの内の1つである、とUEが判定した場合、UEは、(例えば、そのようなセルのSIB1内のセル(再)選択に関連したパラメータ(例えば、cellSelectionInfoIE)を読み取ることによって)そのようなセルの評価を継続することができる。セルのTACがホワイトリスト内のTACの内の1つでないと、UEが判定した場合、UEは、セルを更に評価しなくてもよい。UEが評価するセルは、候補セルであってよい。UEは、セル(再)選択手順の結果として、セル(再)選択手順のためのTAC及び/又はセル(再)選択基準に少なくとも基づいて候補セルのうちの1つを(再)選択することができる。
【0054】
一実装形態において、ホワイトリストの中のTACのリストがN_TACのサイズ(例えば、TACの最大数)のSEQUENCE形式であってよい。N_TACは、正の整数であってよい。N_TACは、(これに限定されないが)16であってよい。各エントリは、TACであってよい。TACは、サイズTAC_maxのビットストリングとして表現できる。TAC_maxは、正の整数であってよい。TAC_maxは、(これに限定されないが)24であってよい。UEは、セル(再)選択のために、ホワイトリスト中のTACによって識別されたセルを測定/評価することができる。
【0055】
〔ホワイトリスト内の(又はホワイトリストに関連付けられた)PLMN情報〕
一実装形態において、ホワイトリストは、PLMN情報を含むことができる。ホワイトリストは、PLMN情報及びPLMN情報に関連付けられたエリア情報(例えばPCIのリスト、セルIDのリスト、RANACのリスト、RANエリアIDのリスト、及び/又はTACのリスト)を含む。一実装形態において、セルは、システム情報又は専用シグナリングを介して、PLMN情報及びUEへのPLMN情報に関連付けられたエリア情報を含むホワイトリストを構成することができる。PLMN情報に関連付けられたエリア情報(例えば、PLMN ID(又はPLMNインデックス))、PLMN ID(又はPLMNインデックス)のリスト)は、PCIのリスト、セルIDのリスト、RANACのリスト、RANエリアIDのリスト、及び/又はTACのリストを含むことができる。一実装形態において、エリア情報及び関連付けられたPLMN情報は、(同じ又は異なる)ホワイトリスト内にあってよい。一実装形態において、エリア情報は、ホワイトリスト内にあってよく、一方で、関連付けられたPLMN情報は、ホワイトリスト内になくてよい。
【0056】
例えば、セルが(例えば、RAN共用ケースにおいて)少なくとも2つのPLMNによって動作される場合、セルは、SIB1において少なくとも2つのPLMN IDをブロードキャストすることができる。セルはまた、1つのPLMNのためのホワイトリスト及び別のPLMNのための他のホワイトリストを提供してもよい。セルは、セルにキャンプオンするか、又はセルによってサーブされるUEにホワイトリストを示すことができる。しかしながら、セルにキャンプオンするか、又はセルによってサーブされるUEは、異なるPLMNを登録又は選択することができるが、これらのPLMN又は、これらのPLMNのE-PLMNは(同じ)セルを動作させることができる。
【0057】
一実装形態において、セルがシステム情報を介してUEにホワイトリストを示す場合、UEは、PLMN情報を含むホワイトリストを受信することができ、PLMN情報は、セルを動作させる対応するPLMNを示す。代替として、UEは、PLMN情報及びPLMN情報に関連付けられたホワイトリストを受信することができる。しかしながら、UEは、ホワイトリストを、その許可されたPLMNに関連付けられたPLMN情報と共に(又はPLMN情報を含めて)格納及び/又は適用することができる。UEは、その許可されたPLMNに関連付けられていないPLMN情報を有する(又は含む)ホワイトリストを無視及び/又は除去及び/又は廃棄することができる。
【0058】
一実装形態において、セルが専用信号を介してUEにホワイトリストを示す場合、UEは、その許可された(又は選択された)PLMNに関連付けられたPLMN情報を伴う(又は含む)ホワイトリスト(のみ)を受信することができる。UEは、その許可されたPLMNに関連付けられたPLMN情報及びPLMN情報に関連付けられたホワイトリストを受信することができる。一実装形態において、セルが専用信号を介してUEにホワイトリストを示す場合、UEは、その許可されたPLMN及び/又は禁止されたPLMNに関連付けられたPLMN情報に関連付けられた(又はそれを含む)ホワイトリストを受信することができる。UEは、セルから、同じRRCメッセージ又は異なるRRCメッセージにおいて、それぞれ、ホワイトリスト及びその許可されたPLMN及び/又は他の禁止されたPLMNに関連付けられたPLMN情報を受信することができる。UEは、その許可されたPLMNに関連付けられたPLMN情報とともに、ホワイトリストを格納及び/又は適用することができる。UEは、その許可されたPLMNに関連付けられたPLMN情報及びその許可されたPLMNに関連付けられたPLMN情報を有するホワイトリストを格納及び/又は適用することができる。UEは、その許可されたPLMNに関連付けられていないホワイトリストを除去及び/又は廃棄及び/又は無視することができる。UEは、その許可されたPLMNに関連付けられていないPLMN情報を除去及び/又は廃棄及び/又は無視することができる。一実装形態において、UEは、その許可されたPLMNを、(例えばネットワーク(NW:network)要求によって(すなわちUEが報告する前に、NWからRRCメッセージ、NASメッセージ、下りリンク制御情報(DCI)又は媒体アクセス制御情報(MAC)制御要素(CE)を受信することができる)、又はNW要求なしに(すなわち、UEが報告する前に、UEがNWからRRCメッセージ、NASメッセージ、DCI又はMAC CEを受信することができない)専用信号を介して報告することができる。UEの許可されたPLMNの情報に基づいて、NWは、必要に応じて、どのホワイトリストをUEに提供するかを決定することができる。
【0059】
一実装形態において、セルがPLMNによって動作される場合、セルがUEに示すホワイトリストは、PLMN情報を含まなくてもよく、又はPLMN情報に関連付けられなくてもよい。UEがホワイトリスト内にPLMN情報なしでホワイトリストを受信する場合、又はホワイトリストに関連付けられたPLMN情報なしでホワイトリストを受信する場合(すなわち、UEが受信するホワイトリストは、PLMN情報を含まないか、又はPLMN情報に関連付けられていない)、UEは、セルが1つのPLMNによって動作されているとみなすことができる。UEは、ホワイトリスト内の情報がセルのPLMNに関連付けられているとみなすことができ、セルのPLMNのIDは、SIB1内のセルによってブロードキャストされることができる。一実装形態において、UE(のみ)がセルのSIB1内の1つのPLMN ID/インデックスを読み取る場合(例えば、セルは1つのPLMNによって動作される)、UEは、ホワイトリスト内のPLMN情報なしで、又はホワイトリストに関連付けられたPLMN情報なしで、ホワイトリストを受信することができる。UEがセル(再)選択手順中にホワイトリストに基づいてセルを測定/評価するとき、UEは、評価されたセルによってブロードキャストされたPLMN IDがUEにホワイトリストを示すセルによってブロードキャストされたPLMN IDと同じであるかどうかを検査することができる。すなわち、ホワイトリストがPLMN情報を含まない場合であっても、UEは、SIB1において評価されたセルによってブロードキャストされたPLMN情報を取得して、評価されたセルが許可されたPLMNによって動作されているかどうかを検査することができる。一実装形態において、UEがホワイトリスト内にPLMN情報なしでホワイトリストを受信する場合、又はホワイトリストに関連付けられたPLMN情報なしでホワイトリストを受信する場合、UEは、セル(再)選択手順中にホワイトリストに基づいてセルを測定/評価するとき、評価されたセルによってブロードキャストされたPLMN IDがUEにホワイトリストを示すセルによってブロードキャストされたPLMN IDと同じであるかどうかを検査しなくてもよい。一実装形態において、UEがホワイトリスト内のPLMN情報なしで、又はホワイトリストに関連付けられたPLMN情報なしでホワイトリストを受信する場合、UEは、ホワイトリストにリストされたセル(エリア情報によって示される)が適切なセルとしての候補(すなわち、候補セル)であると仮定することができる。適切なセルは、(1)選択されたPLMN又はR-PLMN又はE-PLMNリストのPLMNのいずれかの一部であるセル、(2)禁止されていないセル、及び/又は(3)上述したケース(1)を満たすPLMNに属する「禁止TA」のリストの一部ではない少なくとも1つのTAの一部であるセルであってよい。UEが候補セルに対して測定を実行し、候補セルのセル選択基準及び/又はセル再選択基準が満たされると、UEは、セル選択基準及び/又はセル再選択基準をパスする候補セルを候補セルとみなし、その中でUEは、セルをセル選択(再)手順の結果として(再)選択することができる。
【0060】
-〔PLMN ID/PLMNインデックス〕
一実装形態において、ホワイトリスト内のPLMN情報は、PLMN IDによって表現されることがある。PLMN IDは、モバイル国コード(MCC:Mobile Country Code)及びモバイルネットワークコード(MNC:Mobile Network Code)を含むことができ、MCCは、任意選択で存在することができる。MCCは、3桁の値とすることができる。MNCは、2桁又は3桁の値とすることができる。
【0061】
一実装形態において、ホワイトリスト内のPLMN情報は、ホワイトリストをUEに構成するセルによってSIB1ブロードキャスト内のPLMN IDリスト(例えばPLMN-IdentityList IE)のインデックスに対応することができるPLMNインデックスによって表されてもよい。PLMNインデックスは、ゼロ又は正の整数であってよい。
【0062】
一実装形態において、PLMN ID(又はPLMNインデックス)は、エリア情報(例えば、PCIのリスト、セルIDのリスト、RANACのリスト、RANエリアIDのリスト、TACのリスト)に関連付けることができる。PLMN ID(又はPLMN インデックス)とそれに関連するエリア情報は、ホワイトリストのPLMN固有構成に含まれてよい。一実装形態において、PLMN ID(又はPLMNインデックス)及びエリア情報を含む関連付けられたホワイトリストは、PLMN固有構成の中に含まれてよい。PLMN ID(又はPLMNインデックス)は、関連付けられたホワイトリストに含まれてもよい(又は含まれなくてもよい)。
【0063】
一実装形態において、PLMN IDのリスト(又はPLMNインデックスのリスト)は、関連するエリア情報に関連付けられてよい。PLMN IDのリスト(又はPLMNインデックスのリスト)は、1からN_PLMN(例えば、セルを処理するPLMNの最大数)のSEQUENCE形式で表されてよい。N_PLMNは、正の整数であってよい。N_PLMNは、(これに限定されないが)12であってよい。PLMN IDのリスト(又はPLMN インデックスのリスト)と関連するエリア情報は、ホワイトリストのPLMN固有構成に含めることができる。一実装形態において、PLMN IDのリスト(又はPLMNインデックスのリスト)及びエリア情報を含む関連するホワイトリストは、PLMN固有構成の中に含まれることがある。PLMN IDのリスト(又はPLMNインデックスのリスト)は、関連付けられたホワイトリストに含まれてもよい(又は含まれなくてもよい)。
【0064】
-〔セル(再)選択中のUEの振舞い〕
一実装形態において、UEがホワイトリスト内のPLMN情報、又はホワイトリストに関連付けられたPLMN情報で構成される場合、UEは、セルのSSBを測定して、セルの信号品質を決定することができる。セルは、ホワイトリスト内のPLMN情報によって、又はホワイトリストに関連付けられたPLMN情報によって示すことができる。UEは、少なくともPLMN ID/インデックスについて、セルのSIB1内の情報を取得することができる。UEは、少なくとも、PLMN情報に関連付けられたセルID、RANAC、RANエリアID、及び/又はTACについて、セルのSIB1内の情報を取得することができる。UEがセルのPLMN情報がホワイトリストに示されているか、又はホワイトリストに関連付けられた示されたPLMN情報と同じであると判定した場合、UEは、セルの評価を継続することができる。UEがセルのセルID、RANAC、RANエリアID、及び/又はTACがPLMN情報に関連付けられていると(例えば、SIB1を取得し、読み取ることによって)判定した場合、UEは、(例えば、そのようなセルのSIB1内のセル(再)選択に関連したパラメータ(例えば、cellSelectionInfo IE)を読み取ることによって)そのようなセルの評価を継続することができる。UEがセルのPLMN情報がホワイトリストに示されていないか、又はホワイトリストに関連付けられた示されたPLMN情報と異なると判定した場合、UEは、そのようなセルを更に評価しなくてもよい。UEがセルのセルID、RANAC、RANエリアID、及び/又はTACがPLMN情報に関連付けられていないと判定した場合、UEは、セルを更に評価しなくてもよい。UEが評価するセルは、候補セルであってよい。UEは、セル(再)選択手順の結果として、セル(再)選択手順のためのPLMN情報及び/又はセル(再)選択基準に少なくとも基づいて候補セルのうちの1つを(再)選択することができる。
【0065】
〔ホワイトリスト内の(又は関連付けられた)NPN情報〕
セル(再)選択のためのホワイトリストは、NPNシナリオにおいて適用され得る。NPNシナリオは、NPNオペレータによって操作され、PLMNによって提供されるネットワーク機能に依存しないSNPNであってよい。NPNシナリオは、PLMNのサポートと共に実装され得るPNI-NPNであり得る。SNPNは、SNPNをサポートするセルのSIB1におけるPLMN ID及び/又はNIDブロードキャストによって識別され得る。PNI-NPNは、PNI-NPNをサポートするセルのSIB1においてブロードキャストされるPLMN ID及び/又はCAG IDによって識別され得る。いくつかの実装形態において、NPNシナリオは、セルを動作させるSNPN及びPNI-NPNの内の少なくとも1つを含むことができる。言い換えれば、セルは、SNPN及びPNI-NPNの内の少なくとも1つによって動作(又は共用)され得る。いくつかの実装形態において、UEが(例えば、UEのASによって、UEのNASによって)許可されたNPN情報で(事前に)構成されているとき、NPN情報を含む(又はそれに関連付けられた)ホワイトリスト及び/又はNPN情報を含む(又はそれに関連付けられた)ホワイトリストに含まれる(又はそれに関連付けられた)NPN情報を、UEは、適用することができる。UEが選択されたNPNを選択するとき、及び/又はUEが登録されたNPNを登録するとき、NPN情報を含む(又は関連付けられた)ホワイトリスト及び/又はホワイトリストに含まれる(又は関連付けられた)NPN情報を、UEは、適用することができる。
【0066】
一実装形態において、ホワイトリストは、NPN情報を含むことができる。ホワイトリストは、NPN情報及びNPN情報に関連付けられたエリア情報(例えば、PCIのリスト、セルIDのリスト、RANACのリスト、RANエリアIDのリスト、及び/又はTACのリスト)を含むことができる。一実装形態において、セルは、システム情報又は専用信号を介して、UEへのNPN情報に関連付けられたエリア情報を含むNPN情報及びホワイトリストを構成することができる。NPN情報に関連付けられたエリア情報は、PCIのリスト、セルIDのリスト、RANACのリスト、RANエリアIDのリスト、及び/又はTACのリストを含むことができる。一実装形態において、NPN情報は、(1)1つのPLMN ID(又はPLMNインデックス)及び/又は1つのNID/CAG ID、(2)1つのPLMN ID(又はPLMNインデックス)及び/又はNID/CAG IDのリスト、(3)PLMN ID(又はPLMNインデックス)及び/又は1つのNID/CAG IDのリスト、及び/又は(4)PLMN ID(又はPLMNインデックス)のリスト及び/又はNID/CAG IDのリストによって表すことができる。
【0067】
一実装形態において、エリア情報及び関連付けられたNPN情報は、共にホワイトリスト内にあってよい。セルは、システム情報又は専用信号を介して、NPN情報及びUEへのNPN情報に関連付けられたエリア情報を含むホワイトリストを構成することができる。一実装形態において、エリア情報は、ホワイトリスト内にあってもよく、一方で、関連付けられたNPN情報は、ホワイトリスト内になくてもよい。セルは、システム情報又は専用信号を介して、UEへのエリア情報を含むNPN情報及び関連付けられたホワイトリストを構成することができる。RRCメッセージは、NPN情報を含み、RRCメッセージは、関連付けられたホワイトリストを含み、同じであっても異なっていてもよい。
【0068】
一実装形態において、セルは、少なくとも2つのタイプのホワイトリスト(例えば、SNPN固有ホワイトリスト、PNI-NPN固有ホワイトリスト、通常ホワイトリスト)、及び/又は対応するホワイトリストに関連付けられたNPN情報/PLMN情報を、システム情報又は専用信号を介してUEに提供することができる。SNPN固有のホワイトリストは、(例えば、(1)1つのPLMN ID(又はPLMNインデックス)及び/又は1つのNID、(2)1つのPLMN ID(又はPLMNインデックス)及び/又はNIDのリスト、(3)PLMN ID(又はPLMNインデックス)及び/又は1つのNIDのリスト、及び/又は(4)PLMN ID(又はPLMNインデックス)のリスト、及び/又はNIDのリストを含む)SNPN情報に関連付けられたエリア情報を含むことができ、関連付けられたSNPN情報は、SNPN固有のホワイトリスト内になくてもよい。PNI-NPN固有ホワイトリストは、PNI-NPN情報に関連付けられたエリア情報(例えば、(1)1つのPLMN ID(又はPLMNインデックス)及び/又は1つのCAG ID、(2)1つのPLMN ID(又はPLMNインデックス)及び/又はCAG IDのリスト、(3)PLMN ID(又はPLMNインデックス)及び/又は1つのCAG IDのリスト、及び/又は(4)PLMN ID(又はPLMNインデックス)のリスト及び/又はNIDのリストを含む)を含むことができ、関連付けられたPNI-NPN情報は、PNI-NPN固有ホワイトリスト内になくてもよい。通常ホワイトリストは、NPN情報に関連付けられていない(又はNPN情報を含まない)ホワイトリストを参照することができる。一実装形態において、セルは、ブロードキャスト及び/又はユニキャストを介して、様々なSIB(例えば、他のシステム情報(他のSI)において、SNPN固有ホワイトリスト、PNI-NPN固有ホワイトリスト、及び通常ホワイトリストをUEにシグナリングすることができる。一実装形態において、NPN情報及び対応するホワイトリストは、同じSIB内にあってもよい。PLMN情報及び対応するホワイトリストは、別のSIB内にあってもよい。一実装形態において、NPN情報及びPLMN情報は、同じSIB(例えば、SIB1)内にあってもよく、一方で、対応するNPN固有ホワイトリスト(例えば、SNPN固有ホワイトリスト、別のSIB内のPNI-NPN固有ホワイトリスト、及び対応する通常ホワイトリスト)は、更に別のSIBであってよい。UEは、(オンデマンド)ブロードキャストを介して、又は(オンデマンド)ユニキャストを介して、セルからSIBを受信することができる。一実装形態において、NPN情報及びPLMN情報は、同じSIB(例えば、SIB1)内にあってもよく、一方で、対応するSNPN固有ホワイトリスト、PNI-NPN固有ホワイトリスト、及び通常ホワイトリストは、他の様々なSIB内にある。UEは、(オンデマンド)ブロードキャストを介して、又は(オンデマンド)ユニキャストを介して、セルからSIBを受信することができる。一実装形態において、NPN情報及びPLMN情報は、同じSIB(例えばSIB1)内にあってもよく、一方で、1つのSIB及び対応する通常ホワイトリスト内の対応するNPN固有のホワイトリスト(例えばSNPN固有ホワイトリスト、PNI-NPN固有ホワイトリスト)は、更に別のSIBである。UEは、(オンデマンド)ブロードキャストを介して、又は(オンデマンド)ユニキャストを介して、セルからSIBを受信することができる。一実装形態において、セルは、UEへの専用信号を介して、異なるIEにおいて、SNPN固有ホワイトリスト、PNI-NPN固有ホワイトリスト、及び通常ホワイトリストにシグナリングすることができる。UEは、(オンデマンド)ブロードキャストを介して、又は(オンデマンド)ユニキャストを介して、セルからIEを受信することができる。例えば、NPN情報及び関連するホワイトリストは、一つのIEに存在することができる。PLMN情報及び対応するホワイトリストは、別のIEに存在してもよい。別の例において、1つのIEにおけるSNPN情報及び対応するSNPN固有ホワイトリスト、別のIEにおけるPNI-NPN情報及び対応するPNI-NPN固有ホワイトリスト、並びに他のIEにおけるPLMN情報及び対応する通常ホワイトリストである。別の例において、1つのIE(又は1つのSIB)内のNPN情報及びPLMN情報である。別のIEにおける対応するNPN固有のホワイトリスト、及び他のIEにおける対応する通常のPLMN情報である。別の例において、1つのIE(又は1つのSIB)内のNPN情報及びPLMN情報である。別のIEにおける対応するSNPN固有ホワイトリスト、及び更に別のIEにおける対応するNPI-NPN固有ホワイトリスト、及び他のIEにおける対応する通常PLMN情報である。別の例において、1つのIE(又は1つのSIB)内のNPN情報及び別のIE(又は別のSIB)内のPLMN情報である。更に別のIEにおける対応するNPN固有ホワイトリスト、及び他のIEにおける対応する通常PLMN情報である。別の例において、1つのIE(又は1つのSIB)内のNPN情報及び別のIE(又は別のSIB)内のPLMN情報である。更に別のIEにおける対応するSNPN固有ホワイトリスト、及び更に別のIEにおける対応するNPI-NPN固有ホワイトリスト、及び他のIEにおける対応する通常PLMN情報である。
【0069】
一実装形態において、セルは、少なくとも2つのタイプのホワイトリスト(例えば、SNPN固有ホワイトリスト、PNI-NPN固有ホワイトリスト、及び通常ホワイトリスト)を、システム情報又は専用信号を介してUEに提供することができる。SNPN固有ホワイトリストは、(例えば、(1)1つのPLMN ID(又はPLMNインデックス)及び/又は1つのNID、(2)1つのPLMN ID(又はPLMNインデックス)及び/又はNIDのリスト、(3)PLMN ID(又はPLMNインデックス)及び/又は1つのNIDのリスト、及び/又は(4)PLMN ID(又はPLMNインデックス)のリスト及び/又はNIDのリスト、並びにSNPN情報に関連付けられたエリア情報を含む)SNPN情報を含むことができる。PNI-NPN固有ホワイトリストは、(例えば、(1)1つのPLMN ID(又はPLMNインデックス)及び/又は1つのCAG ID、(2)1つのPLMN ID(又はPLMNインデックス)及び/又はCAG IDのリスト、(3)PLMN ID(又はPLMNインデックス)及び/又は1つのCAG IDのリスト、及び/又は(4)PLMN ID(又はPLMNインデックス)のリスト及び/又はCAG IDのリスト、並びにPNI-NPN情報に関連するエリア情報を含む)PNI-NPN情報を含むことができる。通常のホワイトリストは、NPN情報に関連付けられていない(又は含まれていない)ホワイトリストを参照することができる。一実装形態において、セルは、(オンデマンド)ブロードキャストを介して、又は(オンデマンド)ユニキャストを介して、UEに、システム情報内の様々なSIB(例えば、他のSI)内のSNPN固有ホワイトリスト、PNI-NPN固有ホワイトリスト、及び通常ホワイトリストをシグナリングすることができる。別の例において、SNPN固有ホワイトリスト及びPNI-NPN固有ホワイトリストは、1つのSIB内にあり、一方で、通常ホワイトリストは、別のSIB内にある。一実装形態において、セルがシステム情報を介して、及び/又は専用シグナリングを介して、異なるIE内のSNPN固有ホワイトリスト、PNI-NPN固有ホワイトリスト、及び通常ホワイトリストをUEにシグナリングすることができる。別の例において、SNPN固有ホワイトリスト及びPNI-NPN固有ホワイトリストは、1つのIE内にあり、一方で、通常ホワイトリストは、別のIE内にある。
【0070】
一実装形態において、セルは、(システム情報又は専用シグナリングのいずれかを介して)SNPN固有ホワイトリストを提供することができ、ホワイトリストは、セル及び/又はNIDに対応するセルを識別するアイデンティティを(単に)含むことができる。別のホワイトリスト(例えば、PNI-NPN固有ホワイトリスト又は「通常」ホワイトリスト)は、セルによってSNPN固有ホワイトリストとは独立してシグナリングされてもよい。より具体的には、これらの2つのタイプのホワイトリストは、システム情報内の異なるSIBにおいて(オンデマンド)ブロードキャストされ得るか、又は異なるIEを介してシグナリングされ得る。異なるIEは、異なる専用信号、異なるRRCメッセージ、異なるSIB、同じRRCメッセージ、又は同じSIBに含まれ得る。
【0071】
例えば、セルが少なくとも2つのNPN(例えば、RAN共用ケース)によって動作される場合、セルは、SIB1において、PLMN ID及び/又はNID/CAG IDの少なくとも2つの組合せをブロードキャストすることができる。セルはまた、1つのNPNのためのホワイトリスト及び別のNPNのための他のホワイトリストを提供してもよい。セルは、セルにキャンプオンする、又はセルによってサーブされるUEにホワイトリストを示すことができる。しかしながら、セルにキャンプオンする、又はセルによってサーブされるUEは、異なるNPNを登録又は選択することができるが、これらのNPN、又はこれらのNPNの同等のNPNは、セルを動作させることができる。
【0072】
一実装形態において、セルがシステム情報を介してUEにホワイトリストを示す場合、UEは、NPN情報を含むホワイトリストを受信することができ、対応するNPNはセルを動作させる。UEは、NPN情報及びNPN情報に関連付けられたホワイトリストを受信することができる。しかしながら、UEは、その許可されたNPNに関連付けられたNPN情報を有する(又は含む)ホワイトリストを格納及び/又は適用することができる。UEは、その許可されたNPNに関連付けられていないNPN情報を有する(又は含む)ホワイトリストを無視及び/又は除去及び/又は廃棄することができる。
【0073】
一実装形態において、セルが専用信号を介してUEにホワイトリストを示す場合、UEは、その許可されたNPNに関連付けられたNPN情報を有するホワイトリストを(単に)受信することができる。UEは、その許可されたNPNに関連付けられたNPN情報、及びNPN情報に関連付けられたホワイトリストを受信することができる。セルが専用信号を介してUEにホワイトリストを示す場合、UEは、その許可されたNPN及び/又は他の禁止されたNPNに関連付けられたNPN情報を有するホワイトリストを受信することができる。UEは、その許可されたNPN及び/又は他の禁止されたNPNに関連付けられたホワイトリスト及びNPN情報を受信することができる。UEは、その許可されたPLMNに関連付けられたNPN情報を有するホワイトリストを格納する、及び/又は適用することができる。UEは、その許可されたNPNに関連付けられたNPN情報及びその許可されたNPNに関連付けられたNPN情報を有するホワイトリストを格納する、及び/又は適用することができる。UEは、その許可されたNPNに関連付けられていないホワイトリストを除去及び/又は廃棄及び/又は無視することができる。UEは、その許可されたNPNに関連付けられていないNPN情報を除去及び/又は廃棄及び/又は無視することができる。
【0074】
一実装形態において、セルが1つのNPNによって動作される場合、セルがUEに示すホワイトリストは、NPN情報を含まなくてもよく、又はNPN情報に関連付けられなくてもよい。UEがSIB1を読み取るとき、UEは、セルが1つのNPNによって動作されることを知ることができる。UEがホワイトリスト内のNPN情報なしで、又はホワイトリストに関連付けられたNPN情報なしでホワイトリストを受信する場合、UEは、セルが1つのNPNによって動作されているとみなすことができる。UEは、ホワイトリスト内の情報がセルのNPNに関連付けられているとみなすことができ、セルのNPNのIDは、SIB1内のセルによってブロードキャストされることができる。一実装形態において、UEがホワイトリスト内のNPN情報なしで、又はホワイトリストに関連するNPN情報なしでホワイトリストを受信する場合、UEは、例えばUEの許可された(又は選択された)PLMN、SIB1内のセルによってPLMN IDがブロードキャストされるPLMNといった、パブリックネットワークが関連付けられたホワイトリスト内のエリア情報とみなすことができる。関連付けられたパブリックネットワークのIDがUEの許可された(又は選択された)PLMNのIDと一致する場合、UEは、ホワイトリストに基づいて測定及び/又は評価を更に実行することができる。あるいは、UEは、関連付けられたパブリックネットワークのIDがUEの許可された(又は選択された)PLMNのIDと一致するかどうかを検査しない場合がある。UEは、ホワイトリストをUEの許された(又は選択された)PLMNに暗黙的に関連付けられていると見なすことがある。UEは、ホワイトリストに基づいて測定及び/又は評価を更に実行することができる。UEがセル(再)選択手順中にホワイトリストに基づいてセルを測定/評価するとき、UEは、評価されたセルによってブロードキャストされたPLMN ID及び/又はNID/CAG IDがホワイトリストをUEに示すセルによって(例えば、ブロードキャストを介して、専用信号を介して)提供されたPLMN ID及び/又はNID/CAG IDと同じであるかどうかを検査することができる。すなわち、ホワイトリストがNPN情報を含まない場合であっても、UEは、評価されたセルが許可されたNPNによって動作されているかどうかを検査するために、SIB1内の評価されたセルによってブロードキャストされたNPN情報を取得することができる。一実装形態において、UEがホワイトリスト内にNPN情報なしで、又はホワイトリストに関連付けられたNPN情報なしでホワイトリストを受信した場合、UEは、セル(再)選択手順中にホワイトリストに基づいてセルを測定/評価するとき、評価されたセルによって(例えば、ブロードキャストを介して、専用信号を介して)提供されたPLMN ID及び/又はNID/CAG IDがホワイトリストを示すセルによってUEに放送されたPLMN ID及び/又はNID/CAG IDと同じであるかどうかを検査することができる。
【0075】
-〔PLMN ID/PLMNインデックス及び/又はNID/CAG ID〕
一実装形態において、ホワイトリスト内のNPN情報は、PLMN情報及び/又はNID/CAG IDによって表すことができる。PLMN情報及び/又はNIDを含むNPN情報は、セルを動作させるSNPNを示すことができる。PLMN情報及び/又はCAG IDを含むNPN情報は、セルを動作させるPNI-NPNを示すことができる。PLMN情報は、PLMN ID、PLMNインデックス、PLMN IDのリスト、及びPLMNインデックスのリストであってよい(ただしこれに限定されない)。
【0076】
一実装形態において、ホワイトリスト内のPLMN情報は、セルによってブロードキャストされたSIB1内のPLMN IDリストのインデックス(例えば、PLMN-IdentityList IE)に対応する場合があるPLMNインデックスによって表され得、これはホワイトリストをUEに構成する。PLMNのインデックスは、UEにホワイトリストを構成するセルによってブロードキャストされるSIB1におけるNPN識別のために使用されるPLMN IDリストのインデックスに対応し得る。PLMNインデックスは、ゼロ又は正の整数であってよい。
【0077】
一実装形態において、PLMN ID(又はPLMNインデックス)とNID/CAG ID、又はNID/CAG IDの組合せは、関連するエリア情報(例えば、PCIのリスト、セルIDのリスト、RANACのリスト、RANエリアIDのリスト、及び/又はTACのリスト)に関連付けることができる。一実装形態において、PLMN ID(又はPLMNインデックス)及びNID/CAG IDの組み合わせ、及びその関連するエリア情報は、ホワイトリスト内のNPN固有構成に含めることができる。一実装形態において、NID/CAG ID及びその関連するエリア情報は、ホワイトリスト内のNPN固有構成に含めることができる。一実装形態において、(1)PLMN ID(又はPLMNインデックス)及びNID/CAG ID、並びに(2)エリア情報を含む関連付けられたホワイトリストの組合せを、NPN固有構成に含めることができる。一実装形態において、NID/CAG ID、及びエリア情報を含む関連付けられたホワイトリストは、NPN固有構成に含めることができる。
【0078】
一実装形態において、PLMN ID(又はPLMNインデックス)とNID/CAG IDの組み合わせのリストは、関連するエリア情報に関連付けられてもよい。一実装形態において、NID/CAG IDのリストは、関連するエリア情報に関連付けられてもよい。PLMN ID(又はPLMNインデックス)及びNID/CAG IDの組み合わせのリストは、1からN_NPN(例えば、セルを動作させるNPNの最大数)の間のサイズを有するSEQUENCE形式によって表され得る。N_NPNは、正の整数であってよい。N_NPNは、(これに限定されないが)12であってよい。一実装形態において、PLMN ID(又はPLMNインデックス)及びNID/CAG IDの組み合わせのリスト、並びに関連するエリア情報は、ホワイトリスト内のNPN固有構成に含めることができる。一実装形態において、NID/CAG IDのリスト、及び関連するエリア情報は、ホワイトリスト内のNPN固有の構成に含めることができる。一実装形態において、(1)PLMN ID(又はPLMNインデックス)及びNID/CAG IDの組み合わせのリスト、及び(2)エリア情報を含む関連付けられたホワイトリストは、NPN固有の構成に含めることができる。一実装形態において、NID/CAG IDのリスト、及びエリア情報を含む関連付けられたホワイトリストは、NPN固有の構成に含めることができる。
【0079】
-〔セル(再)選択中のUEの振舞い〕
UEがホワイトリスト内のNPN情報、又はホワイトリストに関連付けられたNPN情報を用いて構成される場合、UEは、セルのSSBを測定して、信号品質を決定することができる。UEは、少なくともPLMN ID/インデックス及び/又はNID/CAG IDについて、セルのSIB1内の情報を取得することができる。UEは、少なくとも、NPN情報に関連付けられたセルID、RANAC、RANエリアID、及び/又はTACについて、セルのSIB1内の情報を取得することができる。UEがセルのNPN情報がホワイトリストに示されている、又はホワイトリストに関連付けられて示されているNPN情報と同じであると判定した場合、UEは、そのようなセルを評価することができる(例えば、UEはそのようなセルのSIB1を読み取り、取得することができる)。UEがセルのセルID、RANAC、RANエリアID、及び/又はTACがNPN情報に関連付けられていると、(例えば、SIB1を取得し、読み取ることによって)判定した場合、UEは、(例えば、そのようなセルのSIB1内のセル(再)選択に関連したパラメータ(例えば、cellSelectionInfo IE)を読み取ることによって)そのようなセルの評価を継続することができる。セルのNPN情報がホワイトリストに示されていない、又はホワイトリストに関連付けられた示されたNPN情報と異なると、UEが判定した場合、UEは、そのようなセルを更に評価しなくてもよい。UEがセルのセルID、RANAC、RANエリアID、及び/又はTACがNPN情報に関連付けられていないと判定した場合、UEは、セルを更に評価しなくてもよい。UEが評価するセルは、候補セルであってもよい。UEは、セル(再)選択手順の結果として、セル(再)選択手順のためのNPN情報に基づいて候補セルのうちの1つを(再)選択することができる。
【0080】
〔ホワイトリストの周波数情報〕
一実装形態において、ホワイトリストは、周波数情報を含むことができる。ホワイトリストは、周波数情報及び周波数情報に関連付けられたエリア情報(例えば、PCIのリスト、セルIDのリスト、RANACのリスト、RANエリアIDのリスト、及び/又はTACのリスト)を含むことができる。一実装形態において、セルは、システム情報又は専用信号を介して、UEへの周波数情報に関連付けられたエリア情報を含む周波数情報及びホワイトリストを構成することができる。周波数情報(例えば、絶対比周波数チャネル番号(ARFCN:Absolute Ratio Frequency Channel Number)値、周波数帯域リスト、ライセンスされた/免許不要のインジケータ)に関連付けられたエリア情報は、PCIのリスト、セルIDのリスト、RANACのリスト、RANエリアIDのリスト、及び/又はTACのリストを含むことができる。一実装形態において、エリア情報及び関連付けられた周波数情報の両方をホワイトリストに含めることができる。一実装形態において、エリア情報は、ホワイトリストに含まれてもよく、一方で、関連付けられた周波数情報は、含まれなくてもよい。
【0081】
一実装形態において、UEが周波数情報及び周波数情報に関連付けられたエリア情報を受信する場合、UEは、周波数情報によって示された周波数上の信号を測定し、周波数情報に関連付けられたエリア情報によって示されたセルを検索することができる。UEは、良好な信号品質を有し、周波数情報に関連付けられたエリア情報によって示されるセルを候補セルとして決定することができる。UEは、(例えば、S基準及び/又はR基準)少なくとも周波数情報及び/又はセル(再)選択基準に基づいて、セル(再)選択手順の結果として、候補セルからセルを(再)選択することができる。良好な信号品質は、セルの測定信号が信号品質/強度閾値以上であること、及び/又はセルがS基準を満たすこと(ただし、これらに限定されない)を指すことができる。
【0082】
一実装形態において、ホワイトリストは、周波数情報及び周波数情報に関連付けられたPLMN/NPN情報(例えば、PLMN IDのリスト、PLMNインデックスのリスト、PLMN ID及び/又はNIDのリスト、PLMN ID及び/又はCAG IDのリスト)を含むことができる。一実装形態において、セルは、システム情報又は専用信号を介して、UEへの周波数情報に関連付けられたPLMN/NPN情報を含む周波数情報及びホワイトリストを構成することができる。一実装形態において、セルは、システム情報又は専用信号を介して、周波数情報、周波数情報に関連付けられたPLMN/NPN情報、及びUEへの周波数情報に関連付けられたホワイトリストを構成することができる。周波数情報(例えば、ARFCN値、周波数帯域リスト、ライセンスされた/免許不要のインジケータ)に関連付けられたPLMN情報は、PLMN ID(のリスト)及び/又はPLMNインデックス(のリスト)を含むことができる。周波数情報に関連付けられたNPN情報は、SNPN固有情報及び/又はPNI-NPN固有情報(例えば、1つのPLMN ID(又はPLMNインデックス)及び/又は1つのNID/CAG ID、1つのPLMN ID(又はPLMNインデックス)及び/又はNID/CAG IDのリスト、PLMN ID(又はPLMNインデックス)及び/又は1つのNID/CAG IDのリスト、PLMN ID(又はPLMNインデックス)のリスト、及び/又はNID/CAG IDのリストを含むことができる。一実装形態において、PLMN/NPN情報及び関連付けられた周波数情報は、共にホワイトリスト内にあってもよい。一実装形態において、PLMN/NPN情報がホワイトリスト内にあってもよく、一方で、関連付けられた周波数情報は、ホワイトリスト内になくてもよい。
【0083】
一実装形態において、UEが周波数情報及び周波数情報に関連付けられたPLMN/NPN情報を受信する場合、UEは、周波数情報によって示される周波数上の信号を測定し、周波数情報に関連付けられたPLMN/NPN情報によって示されるセルを検索することができる。UEは、周波数情報に関連付けられたPLMN/NPN情報によって示されるセルの内の1つのセルである良好な信号品質を有するセルを候補セルとみなすことができる。UEは、セル(再)選択手順の結果として、少なくとも周波数情報及び/又はセル(再)選択基準に基づいて、候補セルからセルを(再)選択することができる。
【0084】
一実装形態において、UEが周波数情報を受信するとき、UEは、UEがサポートする周波数帯域を示す周波数情報、及びセル(再)選択手順のための関連付けられたPLMN/NPN情報及び/又は関連付けられたエリア情報を格納及び/又は適用することができる。UEが周波数情報を受信するとき、UEは、UEがサポートしない周波数帯域を示す周波数情報、及び関連付けられたPLMN/NPN情報及び/又は関連付けられたエリア情報を除去及び/又は廃棄することができる。
【0085】
一実装形態において、周波数情報は、周波数情報内の周波数関連パラメータに関連付けられた共通セル(再)選択パラメータ(例えば、Pcompensation、PEMAX及びPEMAX, 2、additionalSpectrumEmissionの計算に使用されるadditionalPmax、)を含んでもよい。
【0086】
-〔ARFCN値〕
エリア情報(及び/又はPLMN/NPN情報)に関連付けられた周波数情報は、RFチャネル、SSB、及び他の要素の位置を識別するために使用される無線周波数(RF:Radio Frequency)参照周波数であってよい。エリア情報(及び/又はPLMN/NPN情報)に関連付けられた周波数情報は、ARFCN値として示されてよい。周波数情報の値は、0から最大のARFCN値までの範囲のゼロ又は正の整数であってもよい。例えば、NRキャリア周波数のARFCNの最大値は、3279165である。UEは、参照信号(例えば、SSB、チャネル状態情報参照信号(CSI-RS)、トラッキング参照信号(TRS))を、周波数情報によって示される周波数で測定することができる。ARFCN値によって示される周波数は、ライセンスされた周波数であっても、免許不要の周波数であってもよい。
【0087】
-〔周波数帯域番号〕
エリア情報(及び/又はPLMN/NPN情報)に関連付けられた周波数情報は、周波数帯域番号であってよい。周波数帯域番号は、参照信号(例えば、SSB、CSI-RS、TRS)が配置されている周波数帯域を示すことができる。周波数帯域番号は、RAT固有であってもよい。例えば、NR周波数帯域番号とLTE周波数帯域番号の周波数帯域番号定義が異なっている場合がある。NR周波数帯域番号及びLTE周波数帯域番号の開始値及び終了値は、異なっていてもよい。NR周波数帯とLTE周波数帯の同じ値は、異なる周波数帯に対応していることがある。UEは、周波数帯域番号によって示される周波数帯域上の参照信号に対して測定を実行してもよい。周波数情報の値は、0から最大周波数帯域数値までの範囲のゼロ又は正の整数であってもよい。例えば、NRキャリア周波数の最大周波数帯域番号は、1024である。UEは、周波数情報が示す周波数帯域上の参照信号(例えば、SSB、CSI-RS、TRSの場合)を測定することができる。周波数帯域番号が示す周波数は、ライセンスされた周波数であってもよいし、免許不要の周波数であってもよい。
【0088】
-〔免許不要の/ライセンスされたインジケータ〕
エリア情報(及び/又はPLMN/NPN情報)に関連付けられた周波数情報は、免許不要の/ライセンスされたインジケータを含むことができる。免許不要の/ライセンスされたインジケータは、エリア情報(及び/又はPLMN/NPN情報)に関連付けられた周波数がライセンスされている、又は免許不要であるかどうかを示すことができる。免許不要の/ライセンスされたインジケータは、ブール値であってもよく、例えば、「1」は、「ライセンスされた」を意味し、「0」は、「免許不要」を意味し、及びその逆もまた真である。一実装形態において、免許不要の/ライセンスされたインジケータは、ASN.1で使用されるENUMERATED形式を有することができる。ENUMERATED形式は、(例えば「免許不要の」及び「ライセンスされた」)可能な値の限定されたセット内の選択肢のために使用されてもよい。例えば、構成がENUMERATED(ライセンスされた)である場合、ENUMERATED(ライセンスされた)又は「ライセンスされた」は、周波数がライセンスされていることを意味することがあり、構成に欠けている値は、周波数が免許不要であることを意味してよい。別の例において、構成がENUMERATED(免許不要)である場合、ENUMERATED(免許不要)、又は「免許不要」である場合、周波数が免許不要であることを意味してよく、構成に欠けている値は、周波数がライセンスされていることであってよい。別の例において、構成がENUMERATED(ライセンスされた、免許不要)、ENUMERATED(ライセンスされた)、又は「ライセンスされた」は、周波数がライセンスされていることを意味することができ、ENUMERATED(免許不要)、又は「免許不要」は、周波数が免許不要であることを意味することができる。一実装形態において、免許不要の/ライセンスされたインジケータがないことは、周波数が免許不要であることを意味し得る。あるいは、免許不要の/ライセンスされたインジケータがないことは、周波数がライセンスされたことを意味し得る。UEは、免許不要の/ライセンスされたインジケータに基づいて、サポートされたライセンスされた(又は免許不要の)周波数で参照シグナル(例えば、SSB、CSI-RS、TRS)を測定することができる。
【0089】
-〔周波数インジケータのリスト〕
一実装形態において、エリア情報(及び/又はPLMN情報)に関連付けられた周波数情報は、周波数インジケータのリストを含むことができる。周波数インジケータは、ARFCN値、周波数帯域値、及び免許不要の/ライセンスされたインジケータの形式であってもよい(ただし、これらに限定されない)。各周波数インジケータは、周波数インジケータの周波数関連パラメータに関連付けられた共通セル(再)選択パラメータ(例えば、Pcompensation、PEMAX及びPEMAX, 2、additionalSpectrumEmissionの計算に使用されるadditionalPmax、)を含む。周波数情報は、周波数インジケータのリストによって示される周波数に関連付けられた共通セル(再)選択パラメータを含むことができる。周波数インジケータのリストのサイズは1から、周波数インジケータのリストを送信し得る、セルによってサポートされる周波数帯域の最大数までの範囲であり得る。周波数インジケータのリストのサイズは1から、周波数インジケータのリストを受信し得るUEによってサポートされる周波数帯域の最大数までの範囲であり得る。UEは、専用信号(例えば、RRCメッセージ、UE能力メッセージ)を介して、そのサポートされる周波数帯域の最大数及び/又は対応する周波数帯域情報をセルに送信することができる。
【0090】
一実装形態において、UEが周波数インジケータのリストを受信するとき、UEは、UEがサポートする周波数帯域を示す周波数インジケータ及びセル(再)選択手順のための関連付けられたPLMN/NPN情報及び/又は関連付けられたエリア情報を格納すること、及び/又は適用することができる。UEが周波数インジケータのリストを受信するとき、UEは、UEがサポートしない周波数帯域を示す周波数インジケータ、及び関連付けられたPLMN/NPN情報及び/又は関連付けられたエリア情報を除去及び/又は廃棄することができる。
【0091】
一実装形態において、UEは、周波数インジケータのリストに基づいて、及び/又はサポートする周波数帯域のUEの能力に基づいて、示された周波数に基づいて、参照信号(例えば、SSB、CSI-RS、TRS)を測定することができる。UEは、良好な信号品質を有する(示された周波数上の)セルを考慮し、関連付けられたエリア情報(及び/又はPLMN情報)を候補セルとして一致させ得る。UEは、セル(再)選択手順の結果として、候補セルからセルを(再)選択することができる。良好な信号品質は、セルの測定信号が信号品質/強度閾値以上であること、及び/又はセルがS基準を満たすこと(ただし、これらに限定されない)を指すことができる。
【0092】
〔RAT間ホワイトリスト〕
一実装形態において、ホワイトリストは、少なくとも2つのIEを含むことができる。例えば、1つのIEは、1つのRAT上のセル(再)選択のために必要とされる情報を含むことができる(例えば、NR)。他のIEは、(例えば、E-UTRA、NR-U、NPNのための)別のRAT上でのセル(再)選択のために必要な情報を含むことができる。要求される情報は、PLMN情報、エリア情報、NPN情報、NAS情報、セル情報、及び/又は周波数情報を参照することができる(ただし、これらに限定されない)。
【0093】
〔セルからUEへのホワイトリストの送信〕
セルは、SIB1、SIB3、SIB4、SIB5、及び/又は他のSIB中のホワイトリスト(例えば、エリア情報及び/又はPLMN情報及び/又はNPN情報及び/又は周波数情報を含む)をUEにブロードキャストすることができる。セルは、SIB1、SIB3、SIB4、SIB5、及び/又は他のSIBにおけるホワイトリストに関連付けられたPLMN情報をUEにブロードキャストすることができる。セルは、SIB1、SIB3、SIB4、SIB5、及び/又は他のSIBにおけるホワイトリストに関連付けられたNPN情報をUEにブロードキャストすることができる。セルは、SIB1、SIB3、SIB4、SIB5、及び/又はSIB内のホワイトリストに関連付けられた周波数情報をUEにブロードキャストすることができる。
【0094】
UEは、セルから、SIB1、SIB3、SIB4、SIB5、及び/又は他のSIBのホワイトリスト(例えば、エリア情報及び/又はPLMN情報及び/又はNPN情報及び/又は周波数情報を含む)を受信することができる。UEは、セルから、SIB1、SIB3、SIB4、SIB5、及び/又は他のSIBにおけるホワイトリストに関連付けられたPLMN情報を受信することができる。UEは、セルから、SIB1、SIB3、SIB4、SIB5、及び/又は他のSIBにおけるホワイトリストに関連付けられたNPN情報を受信することができる。UEは、セルから、SIB1、SIB3、SIB4、SIB5、及び/又は他のSIBにおけるホワイトリストに関連付けられた周波数情報を受信することができる。一実装形態において、UEは、他のSI(例えば、SIB3、SIB4、SIB5、及び/又は他のSIB)の状態を検査して、他のSIがSIB1内のインジケータによってブロードキャストされているかどうかを識別することができる。他のSIがブロードキャストされている場合、UEは、他のSIのブロードキャストを受信することがある。他のSIがブロードキャストされない場合、UEは、SI要求手順を実行し、他のSIに対する要求を行うことができる。
【0095】
-〔SIB3〕
一実装形態において、周波数情報によって(明示的又は暗黙的に)示される周波数がUEがキャンプ又は動作する周波数に対応するイントラ周波数である場合、UEは、セルから、ホワイトリスト及び/又はホワイトリストに関連付けられたPLMN情報、及び/又はホワイトリストに関連付けられたNPN情報、及び/又はホワイトリストに関連付けられた周波数情報を受信し得る。いくつかの実装形態において、周波数のイントラ周波数は、周波数と同じであってもよく、又は周波数と(部分的に)重複してもよい。
【0096】
一実装形態において、SIB3内のホワイトリストに関連付けられた周波数情報が存在しない、又は周波数情報がSIB3内のホワイトリストに関連付けられた場合、UEは、UEがキャンプする又は動作する周波数に対応するイントラ周波数に関連付けられたホワイトリストを考慮することができる。
【0097】
UEは、セルからSIB3において受信されたホワイトリストに基づいて、周波数内セル(再)選択を実行することができる。UEは、セルから、PLMN情報、NPN情報、及び/又はSIB1、SIB3、及び/又は他のSI内のホワイトリストに関連付けられた周波数情報を受信することができる。UEは、受信したPLMN情報、NPN情報、及び/又はホワイトリストに関連する周波数情報に基づいてイントラ周波数セル(再)選択を実行することができ、UEは、SIB3においてホワイトリストを受信する。
【0098】
-〔SIB4〕
一実装形態において、周波数情報によって(明示的又は暗黙的に)示される周波数がUEがキャンプする又は動作する周波数に対応するインター周波数であるとき、UEは、ホワイトリスト、及び/又はホワイトリストに関連付けられたPLMN情報、及び/又はホワイトリストに関連付けられたNPN情報、及び/又はホワイトリストに関連付けられた周波数情報を、セルからSIB4で受信することができる。いくつかの実装形態において、周波数のインター周波数が周波数と異なってもよく、周波数と(部分的に)重複してもよく、又は周波数と重複しなくてもよい。
【0099】
一実装形態において、SIB4内のホワイトリストに関連付けられた周波数情報が存在しない、又は周波数情報がSIB4内のホワイトリストに関連付けられていない場合、UEは、UEがキャンプする又は動作する周波数と比較して、(又は任意の)インター周波数に関連付けられたSIB4内のホワイトリストを考慮することができる。UEは、UEがキャンプする又は動作する周波数以外の、UEがサポートする周波数帯域を、SIB4内のホワイトリストに関連する周波数帯域とみなすことができる。
【0100】
UEは、セルからSIB4において受信されたホワイトリストに基づいて、インター周波数セル(再)選択を実行することができる。UEは、セルから、SIB1、SIB4、及び/又は他のSI内のホワイトリストに関連付けられたPLMN情報及び/又はNPN情報及び/又は周波数情報を受信することができる。UEは、受信されたPLMN情報及び/又はNPN情報及び/又はホワイトリストに関連付けられた周波数情報に基づいてインター周波数セル(再)選択を実行することができ、UEは、SIB4においてホワイトリストを受信する。
【0101】
-〔SIB5〕
一実装形態において、周波数情報によって示される(明示的又は暗黙的に)周波数がUEがキャンプする又は動作する周波数に対応するインターRAT周波数であるとき、UEは、ホワイトリスト、及び/又はホワイトリストに関連付けられたPLMN情報、及び/又はホワイトリストに関連付けられたNPN情報、及び/又はホワイトリストに関連付けられた周波数情報を、SIB5においてセルから受信することができる。インターRAT周波数は、UEがキャンプする又は動作する周波数と比較して、イントラ周波数又はインター周波数であってもよい。いくつかの実装形態では、周波数のインターRAT周波数上で動作するラットが周波数上で動作するRATとは異なり得る。
【0102】
一実装形態において、SIB5内のホワイトリストに関連付けられた周波数情報が存在しない、又は周波数情報がSIB5内のホワイトリストに関連付けられない場合、UEはUEがキャンプ又は動作する周波数と比較して、イントラ周波数に関連付けられたSIB5内のホワイトリストを考慮することができる。UEは、セルからSIB5において受信されたホワイトリストに基づいて、イントラ周波数インターRATセル(再)選択を実行することができる。
【0103】
一実装形態において、SIB5内のホワイトリストに関連付けられた周波数情報が存在しない、又は周波数情報がSIB5内のホワイトリストに関連付けられない場合、UEは、UEがキャンプする又は動作する周波数と比較して、インター周波数に関連付けられたSIB5内のホワイトリストを考慮することができる。UEは、UEがキャンプする又は動作する周波数以外の、UEがサポートする周波数帯域を、SIB5内のホワイトリストに関連付けられた周波数帯域とみなすことができる。UEは、セルからSIB5において受信されたホワイトリストに基づいて、インター周波数インターRATセル(再)選択を実行することができる。
【0104】
UEは、セルからSIB5において受信されたホワイトリストに基づいて、インターRATセル(再)選択を実行することができる。UEはセルから、SIB1、SIB5、及び/又は他のSI内のホワイトリストに関連付けられたPLMN情報及び/又はNPN情報及び/又は周波数情報を受信することができる。UEは、受信したPLMN情報及び/又はNPN情報、及び/又はホワイトリストに関連付けられた周波数情報に基づいて、インターRATセル(再)選択を実行することができ、UEは、SIB5においてホワイトリストを受信する。
【0105】
-〔SIB1〕
一実装形態において、周波数情報によって(明示的に又は暗黙的に)示される周波数がUEがキャンプする又は動作する周波数に対応するイントラ周波数(又はインター周波数、又はインターRATイントラ周波数、又はインターRATインター周波数)であるとき、セルから、ホワイトリスト、及び/又はホワイトリストに関連付けられたPLMN情報、及び/又はホワイトリストに関連付けられたNPN情報、及び/又はホワイトリストに関連付けられた周波数情報を、UEは、受信することができる。
【0106】
一実装形態において、SIB1内のホワイトリストに関連付けられた周波数情報が存在しないか、又は周波数情報がSIB1内のホワイトリストに関連付けられていない場合、UEは、UEがキャンプする又は動作する周波数と比較して、イントラ周波数(又はインター周波数、又はインターRATイントラ周波数、又はインターRATインター周波数)に関連付けられたSIB1内のホワイトリストとみなし得る。関連性がインター周波数又はインターラットインター周波数である場合、UEは、UEがキャンプする又は動作する周波数以外の、UEがサポートする周波数帯域を、SIB1内のホワイトリストに関連付けられた周波数帯域とみなすことができる。
【0107】
UEは、セルからSIB1において受信されたホワイトリストに基づいて、イントラ周波数(又はインター周波数、又はインターRATイントラ周波数、又はインターラットインター周波数)セル(再)選択を実行することができる。UEは、セルから、SIB1内のホワイトリスト及び/又は他のSIに関連付けられたPLMN情報及び/又はNPN情報及び/又は周波数情報を受信し得る。UEは、受信されたPLMN情報及び/又はNPN情報及び/又はホワイトリストに関連付けられた周波数情報に基づいて、イントラ周波数(又はインター周波数、又はインターRATイントラ周波数、又はインターRATインター周波数)セル(再)選択を実行することができ、UEは、SIB1においてホワイトリストを受信する。
【0108】
一実装形態において、UEは、SIB1におけるイントラ周波数セル(再)選択手順のために使用されるホワイトリストを受信することができる。一実装形態において、UEは、SIB3におけるイントラ周波数セル(再)選択手順のために使用されるホワイトリストを受信することができる。一実装形態において、UEは、SIB1におけるイントラ周波数セル(再)選択手順のために使用される1つのホワイトリスト、及びSIB3におけるイントラ周波数セル(再)選択手順のために使用される別のホワイトリストを受信することができる。SIB1において受信されるホワイトリストによって示されるセル又はエリアは、SIB3において受信されるホワイトリストによって示されるセル又はエリアのサブセットである可能性がある。SIB1において受信されたホワイトリストによって示されるセル又はエリアは、SIB3において受信されたホワイトリストによって示されるセル又はエリアと同じである可能性がある。一実装形態において、UEがSIB3においてホワイトリストを正常に受信した場合、UEは、イントラ周波数セル(再)選択のために、SIB1から受信したホワイトリストではなく、SIB3から受信したホワイトリストを(格納し、)適用することができる。一実装形態において、UEがSIB3においてホワイトリストを正常に受信した場合、UEは、イントラ周波数セル(再)選択のためにSIB3から受信したホワイトリストを(格納し、)適用し、その後SIB1から受信したホワイトリストを無視(又は除去)することができる。
【0109】
一実装形態において、UEがSIB1内のホワイトリストを正常に受信すると、UEは、イントラ周波数セル(再)選択のために、SIB1から受信されたホワイトリストを(格納し、)適用することができる。UEがSIB3内のホワイトリストを正常に受信すると、UEは、イントラ周波数セル(再)選択のためにSIB3から受信したホワイトリストを(格納し、)適用することができる。すなわち、UEは、イントラ周波数セル(再)選択のために、以前に受信された(又は以前に格納された)ホワイトリストを置き換えるために、任意のSIB(例えば、SIB1、SIB3)から受信されたホワイトリストを(格納し、)適用することができる。代替的には、UEは、(例えば、SIB1、SIB3のために)任意のSIBから受信されたホワイトリストを(格納し、)適用し、周波数内セル(再)選択のために、以前に受信された(又は以前に格納された)ホワイトリストを削除(又は無視)してもよい。
【0110】
一実装形態において、UEは、SIB1におけるインター周波数セル(再)選択手順のために使用されるホワイトリストを受信することができる。一実装形態において、UEは、SIB4におけるインター周波数セル(再)選択手順のために使用されるホワイトリストを受信することができる。一実装形態において、UEは、SIB1におけるインター周波数セル(再)選択手順のために使用される1つのホワイトリスト、及びSIB4におけるインター周波数セル(再)選択手順のために使用される別のホワイトリストを受信することができる。SIB1において受信されるホワイトリストによって示されるセル又はエリアは、SIB4において受信されるホワイトリストによって示されるセル又はエリアのサブセットである可能性がある。SIB1において受信されるホワイトリストによって示されるセル又はエリアは、SIB4において受信されるホワイトリストによって示されるセル又はエリアと同じである可能性がある。一実装形態において、UEがSIB4においてホワイトリストを正常に受信した場合、UEは、インター周波数セル(再)選択のために、SIB1から受信されたホワイトリストではなく、SIB4から受信されたホワイトリストを(格納し、)適用することができる。一実装形態において、UEがSIB4においてホワイトリストを正常に受信した場合、UEは、インター周波数セル(再)選択のためにSIB4から受信したホワイトリストを(格納し、)適用し、その後、SIB1から受信したホワイトリストを無視(又は除去)することができる。
【0111】
一実装形態において、UEがSIB1内のホワイトリストを正常に受信すると、UEは、インター周波数セル(再)選択のために、SIB1から受信されたホワイトリストを(格納し、)適用することができる。一実装形態において、UEがSIB4内のホワイトリストを正常に受信すると、UEは、インター周波数セル(再)選択のために、SIB4から受信されたホワイトリストを(格納し、)適用することができる。すなわち、UEは、インター周波数セル(再)選択のために、以前に受信された(又は以前に格納された)ホワイトリストを置き換えるために、任意のSIB(例えば、SIB1、SIB4)から受信されたホワイトリストを(格納し、)適用することができる。代替的には、UEが(例えば、SIB1、SIB4のために)任意のSIBから受信されたホワイトリストを(格納し、)適用し、インター周波数セル(再)選択のために、以前に受信された(又は以前に保存された)ホワイトリストを削除(又は無視)してもよい。
【0112】
一実装形態において、UEは、SIB1におけるインターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)セル(再)選択手順のために使用されるホワイトリストを受信することができる。一実装形態において、UEは、SIB5におけるインターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)セル(再)選択手順のために使用されるホワイトリストを受信することができる。一実装形態において、UEは、SIB1におけるインターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)セル(再)選択手順のために使用される1つのホワイトリスト、及びSIB5におけるインターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)セル(再)選択手順のために使用される別のホワイトリストを受信することができる。SIB1において受信されるホワイトリストによって示されるセル又はエリアは、SIB5において受信されるホワイトリストによって示されるセル又はエリアのサブセットであることが可能である。SIB1において受信されるホワイトリストによって示されるセル又はエリアは、SIB5において受信されるホワイトリストによって示されるセル又はエリアと同じであることが可能である。一実装形態において、UEがSIB5においてホワイトリストを正常に受信した場合、UEは、インターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)セル(再)選択のために、SIB1から受信されたホワイトリストではなく、SIB5から受信されたホワイトリストを(格納し、)適用することができる。一実装形態において、UEがSIB5においてホワイトリストを正常に受信した場合、UEは、インターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)セル(再)選択のためにSIB5から受信したホワイトリストを(格納し、)適用し、その後SIB1から受信したホワイトリストを無視(又は除去)することができる。
【0113】
一実装形態において、UEがSIB1内のホワイトリストを正常に受信すると、UEは、インターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)セル(再)選択のために、SIB1から受信されたホワイトリストを(格納し、)適用することができる。一実装形態において、UEがSIB5内のホワイトリストを正常に受信すると、UEは、インターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)セル(再)選択のために、SIB5から受信されたホワイトリストを(格納し、)適用することができる。すなわち、UEは、インターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)セル(再)選択のために、以前に受信された(又は以前に格納された)ホワイトリストを置き換えるために、任意のSIB(例えば、SIB1、SIB5)から受信されたホワイトリストを(格納し、)適用することができる。代替的には、UEは、任意のSIB(例えば、SIB1、SIB5)から受信されたホワイトリストを(格納し、)適用し、インターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)セル(再)選択のために、以前に受信された(又は以前に格納された)ホワイトリストを削除(又は無視)してもよい。
【0114】
提案される実装形態はまた、UEが他のSI(例えば、SIB3、SIB4、SIB5、他のSIB)からホワイトリスト及び/又は他のSIからホワイトリストを受信することができるときにも適用可能であり、ホワイトリストは、同じ目的(例えば、イントラ周波数セル(再)選択、インター周波数セル(再)選択、インターRATイントラ周波数セル(再)選択、インターRATイントラ周波数セル(再)選択、インターRATインター周波数セル(再)選択)に使用される。
【0115】
-〔専用シグナリング〕
一実装形態において、周波数情報によって示される周波数が、UEがキャンプする又は動作する周波数に対応するイントラ周波数、インター周波数、インターRATイントラ周波数、及び/又はインターRATインター周波数であるとき、UEは、ホワイトリスト、及び/又はホワイトリストに関連付けられたPLMN情報、及び/又はホワイトリストに関連付けられたNPN情報、及び/又はホワイトリストに関連付けられた周波数情報を、セルからの専用シグナリングを介して、受信することができる。インターRAT周波数は、UEがキャンプする又は動作する周波数と比較して、イントラ周波数又はインター周波数であってもよい。UEがセルから専用シグナリングを介して受信するホワイトリスト(及び/又はホワイトリストに関連付けられたPLMN情報)、及び/又はホワイトリストに関連するNPN情報、及び/又はホワイトリストに関連付けられた周波数情報は、「UE固有」ホワイトリスト、及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」PLMN情報、及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」NPN情報、及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」周波数情報と呼ばれてもよい。
【0116】
一実装形態において、UEは、セルからの専用シグナリングを介して「UE固有」ホワイトリストを受信することができ、一方で、UEは、システム情報(例えば、SIB1、SIB3、SIB4、SIB5、他のSIB)を介して、「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「セル固有」PLMN情報、及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「セル固有」NPN情報、及び/又は「セル固有」ホワイトリストに関連付けられた「セル固有の」周波数情報を受信することができる。
【0117】
一実装形態において、RRC_CONNECTED UE(すなわち、RRC_CONNECTED状態のUE)は、RRCメッセージ(例えば、RRC(接続)再構成メッセージ)を介して、「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」ホワイトリスト、及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」PLMN情報、及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」NPN情報、及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」周波数情報を受信することができる。
【0118】
一実装形態において、RRC_CONNECTED UEは、RRCメッセージ(例えば、RRC(接続)リリースメッセージ)を介して、「UE固有」ホワイトリスト、及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」PLMN情報、及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」NPN情報、及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」周波数情報を受信し、RRC_IDLE状態に入るための状態遷移を実行することができる。
【0119】
一実装形態において、RRC_CONNECTED UEは、RRCメッセージ(例えば、一時停止構成メッセージを用いるRRC(接続)リリース内の一時停止構成内)を介して、「UE固有」ホワイトリスト、及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」PLMN情報、及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」NPN情報、及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」周波数情報を受信し、RRC_INACTIVE状態に入るために状態遷移を実行することができる。
【0120】
一実装形態において、RRC_INACTIVE UE(すなわち、RRC_INACITVE状態のUE)は、RRCメッセージ(例えばRRC(接続)リリースメッセージ)を介して、「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」ホワイトリスト、及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」PLMN情報、及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」NPN情報、及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」周波数情報を受信し、RRC(接続)リリースメッセージを介して、RRC_IDLE状態に入るための状態遷移を行うことができる。
【0121】
一実装形態において、RRC_INACTIVE UEは、「UE固有」ホワイトリスト、及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」PLMN情報、及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」NPN情報、及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」周波数情報を、RRCメッセージ(例えば、RRC(接続)拒否メッセージ)を介して受信することができ、RRCメッセージ(例えば、RRC(接続)拒否メッセージ)は、UEによってセルに送信された別のRRCメッセージ(例えば、RRC(接続)再開要求メッセージ、RRC(接続)再開要求1メッセージ)に応じている。
【0122】
一実装形態において、RRC_IDLE UE(すなわち、RRC_IDLE状態のUE)は、「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」ホワイトリスト及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」PLMN情報、及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」NPN情報、及び/又は「UE固有」ホワイトリストに関連付けられた「UE固有」周波数情報を、RRCメッセージ(例えば、RRC(接続)拒否メッセージ)を介して受信することができ、RRCメッセージ(例えば、RRC(接続)拒否メッセージ)は、UEによってセルに送信された別のRRCメッセージ(例えば、RRC(接続)セットアップ要求メッセージ)に応じている。
【0123】
一実装形態において、UEは、システム情報を介して、イントラ周波数、インター周波数、及び/又はインターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)セル(再)選択手順のために使用される「セル固有」ホワイトリストを受信すること(のみ)ができる。一実装形態において、UEは、専用信号を介して、イントラ周波数、インター周波数、及び/又はインターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)セル(再)選択手順のために使用される「UE固有」ホワイトリストを受信すること(のみ)ができる。一実装形態において、UEは、システム情報を介して、イントラ周波数、インター周波数、及び/又はインターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)セル(再)選択手順に使用される「セル固有」ホワイトリスト、及び専用信号を介した、インター周波数、イントラ周波数、及び/又はインターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)セル(再)選択手順に使用される他の「UE固有」ホワイトリストを受信することができる。システム情報を介して受信される「セル固有」ホワイトリストによって示されるセル又はエリアは、専用信号を介して受信される「UE固有」ホワイトリストによって示されるセル又はエリアのサブセットであり得る。システム情報を介して受信される「セル固有」ホワイトリストによって示されるセル又はエリアは、専用信号を介して受信される「UE固有」ホワイトリストによって示されるセル又はエリアと同じであることが可能である。システム情報を介して受信される「セル固有」ホワイトリストによって示されるセル又はエリアのいくつかは、専用信号を介して受信される「UE固有」ホワイトリストによって示されるセル又はエリアのいくつかと同じであることが可能である。一実装形態において、UEが専用信号を介して「UE固有」ホワイトリストを正常に受信した場合、UEは、システム情報を介して受信された「セル固有」ホワイトリストではなく、専用信号を介して受信された「UE固有」ホワイトリストを、イントラ周波数、インター周波数、及び/又はインターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)セル(再)選択手順のために、(格納し、)適用することができる。一実装形態において、UEが専用信号を介して「UE固有」ホワイトリストを正常に受信した場合、UEは、イントラ周波数、インター周波数、及び/又はインターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)セル(再)選択手順のために、専用信号を介して受信された「UE固有」ホワイトリストを(格納し、)適用し、後にシステム情報を介して受信された「セル固有」ホワイトリストを無視(又は除去)することができる。
【0124】
一実装形態において、UEがシステム情報を介して「セル固有」ホワイトリストを正常に受信すると、UEは、システム情報を介して受信された「セル固有」ホワイトリストを、イントラ周波数、インター周波数、及び/又はインターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)セル(再)選択手順のために(格納し、)適用することができる。一実装形態において、UEが専用信号を介して「UE固有」ホワイトリストを正常に受信すると、UEは、イントラ周波数、インター周波数、及び/又はインターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)セル(再)選択手順のために、専用信号を介して受信された「UE固有」ホワイトリストを(格納し、)適用することができる。すなわち、UEは、以前に受信された(又は以前に格納された)ホワイトリストを、イントラ周波数、インター周波数、及び/又はインターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)セル(再)選択手順のために置き換えるために、任意の制御信号(例えば、システム情報、専用信号)から受信されたホワイトリストを適用することができる。一実装形態において、UEが専用信号を介して「UE固有」ホワイトリストを正常に受信すると、UEは、「セル固有」ホワイトリストを適用するのではなく、専用信号を介して受信された「UE固有」ホワイトリストを、UEが構成されたエリア(例えば、ホワイトリストに関連付けられたエリア情報によって示されるエリア)から移動するまで(格納し、)適用することができる。UEは、UEが新たに構成されたエリアに移動する間、「UE固有」ホワイトリストではなく、「セル固有」ホワイトリストを適用することができる。構成されるエリアは、トラッキングエリア、RANエリア、又はシステム情報エリア(例えば、システム情報エリアコード、systemInformationAreaIDで定義される)である。一実装形態において、ホワイトリストが専用信号を介して提供される場合、UEは、システム情報中に提供される全てのホワイトリストを無視(又は除去)することができる。一実装形態において、UEが任意のセル状態にキャンプオンしている場合、UEは、現在のセルからのシステム情報によって提供されるホワイトリストを適用すること(のみ)ができる。一実装形態において、UEが異なるRRC状態に入ったとき、又はホワイトリストの関連付けられた有効なタイマが満了したとき、又はUEのNASによる要求に応じてPLMN選択が実行されたとき、UEは、専用信号を介して提供されたホワイトリストを削除(又は除去)してもよい。
【0125】
〔UEがホワイトリストによって示されるセルを見つけることができない場合に対処するためのアプローチ〕
いくつかのシナリオにおいて、セル(再)選択手順の間、UEは、良好な信号品質を有し、キャンプされた/サービングセルによってUEに構成されたホワイトリストによって示されるセル(又はセルエリア)の内の1つに属するセルを見つけることができない。UEは、セル(再)選択手順中にホワイトリストに基づいて候補セルを見つけることができない。良好な信号品質は、セルの測定信号が信号品質/強度閾値以上であること、及び/又はセルがS基準を満たすこと(ただし、これらに限定されない)を指すことができる。
【0126】
一実装形態において、タイマー(T_White)が満了した場合、UEは、セル(再)選択手順の間、ホワイトリストに基づいて候補セルを見つけることができないと判定することができる。T_whiteの値は、事前構成する又は指定することができる。T_whiteの値は、システム情報又は専用信号を介してUEに構成されてもよい。T_Whiteの値は、UEが関連付けられたホワイトリストを受信したとき、共にUEに構成されることがある。UEは、関連付けられたホワイトリストを受信したとき、タイマー(T_White)を(再)開始することがある。UEは、UEがセル(再)選択手順を実行し始めると、タイマー(T_white)を(再)開始することができる。UEがタイマー(T_white)を(再)開始すると、UEは、タイマー値をUEに事前構成(又は指定、構成)されたT_whiteの値にセットすることができる。
【0127】
一実装形態において、UEがホワイトリストによって示されるセルを見つけることができない場合、UEは、設定/格納されたホワイトリストを除去及び/又は破棄することができる。UEが、設定/格納されたホワイトリストを除去及び/又は破棄し得る追加の条件が考慮され得る。例えば:
1)UEがしばらく静止している場合、
a、例えば、ネットワーク/セルは、移動状態関連パラメータ(例えば、高移動状態関連パラメータ、中移動状態関連パラメータ、低移動状態関連パラメータ)をUEに設定することができる。UEが自身がモビリティ状態(例えば、低移動状態)であることを検出した場合、又はUEが自身のスピードが移動状態関連パラメータよりも低いことを検出した場合、UEは、自身が静止しているとみなすことができる。
b、例えば、ネットワーク/セルは、UEがしばらくの間静止していたかどうかを判定するために、タイマーを用いてUEを構成することができる。UEがそれ自体が静止していることを検出した場合、UEは、タイマーを開始することができる。UEは、UEがそれ自体が静止していないことを検出した場合、タイマーを停止することができる。タイマーが満了した場合、UEは、設定/保存されたホワイトリストを除去及び/又は破棄することができる。
2)特定のサービス(例えば、UEのNASによってトリガーされる)が必要な場合
3)設定されたタイマーが満了した場合。
【0128】
一実装形態において、UEは、(1)タイマ(T_White)が満了した場合、及び(2)登録された(又は許可された)PLMN(又はNPN)と同等であると示されていないPLMN(又はNPN)に属するために適していないことが分かったため、候補セルがセル(再)選択手順中にホワイトリストに基づいて、その周波数上で見つかった場合、現在の周波数(例えば、NR-U周波数)を、300秒間の再選択のための最低優先度の周波数と見なすことができる。
【0129】
シナリオを扱う可能性のある(ただしこれに限定されない)実装形態は、提供される。
【0130】
-〔他のSI〕
一実装形態において、UEがセル(再)選択手順中にホワイトリストに基づいて候補セルを見つけることができない場合、UEは、一定期間(T)にわたってホワイトリストに基づいてセル(再)選択の実行を停止することができる。例えば、Tは、事前設定又は指定できる。Tは、300秒であってよい。例えば、UEは、UEがホワイトリストを受信したとき、ホワイトリストに関連付けられたT値を共に受信することがある。UEは、システム情報又は専用シグナリングを介してT値を受信することができる。一定期間(T)の後(例えば、T値を有するタイマーが満了すると)、UEは、UEがその一定期間内に他のホワイトリストと共に設定/受信されない場合、又はUEがその一定期間内に他のセル(再)選択基準で設定されない場合、又はUEがその期間内に適切な(又は許容可能である)セルを見つけない(又はキャンプオンしない)場合に、(格納された)ホワイトリストに基づいてセル(再)選択を実行することができる。
【0131】
一実装形態において、UEがホワイトリストに基づいて候補セルを見つけることができない場合、UEは、ホワイトリストに示されていないセルを依然として(再)選択し、キャンプオンすることができる。UEは、(更新された)ホワイトリストを要求するために、キャンプされた/サービングセルにSI要求手順を実行することができる。
【0132】
一実装形態において、UEがSI要求メッセージ又はプリアンブルをキャンプ/サービングセルに送信する前に、(イントラ周波数、インター周波数、インターRATイントラ周波数、又はインターラットインター周波数)ホワイトリストを搬送するシステム情報メッセージかどうかを判定するために、SIB1内のキャンプ/サービングセルによってブロードキャストされたインジケータ(例えば、si-BroadcastStatus IE)を受信することができる。ホワイトリストを搬送するシステム情報メッセージがブロードキャストであるとUEが判定した場合、UEは、システム情報メッセージを受信することができる。UEがホワイトリストを搬送するシステム情報がブロードキャストされていないと判定した場合、UEは、(例えば、MSG3ベースのSI要求を介して)SI要求メッセージ又は(例えば、MSG1ベースのSI要求を介して)プリアンブルを、キャンプされた/サービングセルに送信することができる。
【0133】
一実装形態において、UEは、SIB1でブロードキャストされたインジケータに基づいて、キャンプされた/サービングセルにSI要求メッセージ又はプリアンブルを送信するかどうかを決定しなくてよい。言い換えると、UEは(イントラ周波数、インター周波数、インターRATイントラ周波数、又はインターRATインター周波数)ホワイトリストを搬送するシステム情報メッセージの要求のために、(例えば、MSG3ベースのSI要求を介して)SI要求メッセージ及び/又は(例えば、MSG1ベースのSI要求を介して)プリアンブルをキャンプされた/サービングセルに直接的に送信することができる。
【0134】
一実装形態において、UEがキャンプ/サービングセルに送信するSI要求(例えば、RRCシステム情報要求メッセージ)がホワイトリストのバージョン番号又はホワイトリストを搬送するシステム情報メッセージのバージョン番号を含むことができる。ホワイトリストのバージョン番号又はホワイトリストを搬送するシステム情報メッセージのバージョン番号は、インジケータ(例えば、値タグ)に対応することがあり、示されたバージョン番号を有するホワイトリスト及び/又はホワイトリストを搬送するシステム情報メッセージに基づいて、UEが候補セルを見つけられないことを示す。SI要求及び/又はプリアンブルに応答して、キャンプ/サービングセルは、更新されたホワイトリストでUEに応答することができる。
【0135】
一実装形態において、UEがセルによってSIB1内でブロードキャストされたシステム情報エリアコードが格納されたものと異なることを識別すると、UEは、ホワイトリストの新しいバージョンを取得するためにSI要求手順を開始することができる。
【0136】
-〔他のセルへのフォールバック(再)選択手順〕
一実装形態において、UEがイントラ周波数ホワイトリストによって示される候補セルを見つけることができない場合、UEは、インター周波数ホワイトリストに基づいてインター周波数セル(再)選択を実行することができ、UEは、インター周波数ホワイトリストで構成されていることができる。
【0137】
一実装形態において、UEがイントラ周波数ホワイトリストによって示される候補セルを見つけることができない場合、UEは、インター周波数ホワイトリストを要求することができる。UEがインター周波数ホワイトリストを受信した後、UEは、インター周波数ホワイトリストに基づいてセル(再)選択を実行することができる。
【0138】
一実装形態において、UEがイントラ周波数ホワイトリストによって示される候補セルを見つけることができない場合、UEは、UEがインター周波数ホワイトリストで構成されているかどうかにかかわらず、インター周波数セル(再)選択を実行することができる。
【0139】
一実装形態において、UEがイントラ周波数ホワイトリストによって示される候補セルを見つけることができない場合、又はインター周波数ホワイトリストによって示される候補セルをUEが見つけることができない場合、又はイントラ周波数セル(再)選択中にUEがセルを見つけることができない場合、又はインター周波数セル(再)選択中にUEがセルを見つけることができない場合、UEは、インターRATセル(再)選択手順を実行することができ、UEは、インターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)ホワイトリストを用いて構成されてもよい。
【0140】
一実装形態において、UEがイントラ周波数ホワイトリストによって示される候補セルを見つけることができない場合、又はUEがインター周波数ホワイトリストによって示される候補セルを見つけることができない場合、又はUEがイントラ周波数セル(再)選択中にいずれかのセルを見つけることができない場合、又はUEがインター周波数セル(再)選択中にいずれかのセルを見つけることができない場合、UEは、インターRAT(イントラ周波数又はインター周波数)ホワイトリストを要求することができる。UEがインターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)ホワイトリストを受信した後、UEは、RAT間(インター周波数又はイントラ周波数)ホワイトリストに基づいてセル(再)選択を実行することができる。
【0141】
一実装形態において、UEがイントラ周波数ホワイトリストによって示される候補セルを見つけることができない場合、又はUEがインター周波数ホワイトリストによって示される候補セルを見つけることができない場合、又はUEがイントラ周波数セル(再)選択中にセルを見つけることができない場合、又はUEがインター周波数セル(再)選択中にセルを見つけることができない場合、UEがインターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)ホワイトリストで構成されているかどうかにかかわらず、UEは、インターRAT(インター周波数又はイントラ周波数)セル(再)選択を実行することができる。
【0142】
一実装形態において、UEがイントラ周波数ホワイトリストによって示される候補セルを見つけることができない場合、又はUEがインター周波数ホワイトリストによって示される候補セルを見つけることができない場合、又はUEがイントラ周波数セル(再)選択中にセルを見つけることができない場合、又はUEがインター周波数セル(再)選択中にセルを見つけることができない場合、UEは、UEが候補セルを見つけることができない周波数の優先度を下げることができる。UEは、一定期間(T1)の間、周波数の優先度を下げることができる。T1の値は、予め設定されていてもよいし、指定されていてもよい。T1の値は、システム情報又は専用信号を介してUEに設定され得る。T1の値は、ホワイトリストと共にUEに設定することができる。一実装形態において、UEが一定期間(T1)に、周波数の優先度を最低優先度に下げることができる。UEは、周波数の優先度を、設定された(又は定義された)値に下げることができる。設定された値は、専用信号又はシステム情報を介してUEに設定され得る。設定された値は、ホワイトリストを搬送する同じ情報でUEに設定されることがある。設定された値は、ホワイトリストと共にUEに設定することができる。一定期間(T1)の後、UEが周波数の優先度を下げる前に、UEは、周波数の優先度を優先度の値に回復することができる。一定期間(T1)の後、UEは、セルから受信された設定に基づいて、周波数の優先度を優先度値に回復することができる。
【0143】
一実装形態において、UEが免許不要の周波数上のイントラ周波数ホワイトリストによって示される候補セルを見つけることができない場合、又はUEが免許不要の周波数上のインター周波数ホワイトリストによって示される候補セルを見つけることができない場合、又はUEが免許不要の周波数上のイントラ周波数セル(再)選択中にいずれかのセルを見つけることができない場合、又はUEがインター周波数セル(再)選択中にいずれかのセルを見つけることができない場合、UEはライセンスされた周波数上でセル(再)選択を実行することができる。
【0144】
-〔セルバーリング〕
一実装形態において、UEがイントラ周波数ホワイトリストによって示される候補セルを見つけることができない場合、又はインター周波数ホワイトリストによって示される候補セルをUEが見つけることができない場合、又はUEがイントラ周波数セル(再)選択中にいずれかのセルを見つけることができない場合、又はUEがインター周波数セル(再)選択中にいずれかのセルを見つけることができない場合、UEは、イントラ周波数ホワイトリスト、インター周波数ホワイトリスト、又はインターRAT(イントラ周波数又はインター周波数)ホワイトリストに示されるセルをバーリングすることができる。UEは、一定期間(T2)の間、これらのセルをバー(bar)(又は(イントラ周波数、インター周波数、インターRAT(イントラ周波数又はインター周波数))ホワイトリスト設定を無視(又は中断又は除去))してもよい。T2の値は、予め設定されていてもよいし、指定されていてもよい。T2の値は、システム情報又は専用シグナリングを介してUEに設定され得る。T2の値は、バーされたセルを示すホワイトリストと共にUEに設定されてもよい。T2の値は、ホワイトリストを搬送する同じ情報の中のUEに設定されることがある。セルがバーされている場合、UEは、バーされているセルを(再)選択することができない。UEが(イントラ周波数、インター周波数、インターRAT(イントラ周波数又はインター周波数))ホワイトリスト設定を無視(又は中断又は除去)する場合、UEは、ホワイトリスト設定に基づいてセル(再)選択を実行しないことができる。一定期間(T2)の後、UEは、セルをバーしなくてもよい。一定期間(T2)の後、UEは、セル(再)選択のための(イントラ周波数、インター周波数、インターRAT(イントラ周波数又はインター周波数))ホワイトリスト設定を格納し、適用することができる。したがって、UEは、セルを(再)選択することができる。
【0145】
-〔トップN-最強Cell〕
一実装形態において、UEがイントラ周波数ホワイトリストによって示される候補セルを見つけることができない場合、又はUEがインター周波数ホワイトリストによって示される候補セルを見つけることができない場合、又はUEがイントラ周波数セル(再)選択中にセルを見つけることができない場合、又はUEがインター周波数セル(再)選択中にセルを見つけることができない場合、UEは、対応する(イントラ、インター、ライセンスされた、又は免許不要の)周波数上のトップN個の最強セルに基づいてセル(再)選択を実行することができる。UEは、対応する(イントラ、インター、ライセンスされた、又は免許不要の)周波数上でセルの参照シグナル(例えば、SSB、CSI-RS、TRS)を測定することができる。UEは、トップN個の最強セルのSIB1を更に読み取り、トップN個の最強セルを動作させるPLMN(又はNPN)が、UEの許可されたPLMN(又はNPN)に属するかどうかを判定することができる。UE(のみ)がMがN未満でトップM個の最強セルを見つけた場合、UEは、トップM個の最強セルを動作させるPLMN(又はNPN)がUEの許可されたPLMN(又はNPN)に属するかどうかを判定するために、トップM個の最強セルのSIB1を更に読み取ることができる。UEは、そのPLMN(又はNPN)がUEの許可されたPLMN(又はNPN)に属するセルを(再)選択することができ、(再)選択されたセルは、トップN(又はトップM)個の最強セルの内の1つである。UEは、そのPLMN(又はNPN)がUEの許可されたPLMN(又はNPN)に属するセルを(再)選択することができ、その(再)選択されたセルは、そのPLMN(又はNPN)がUEの許可されたPLMN(又はNPN)に属するトップN(又はトップM)個の最強セルの中で最強の信号強度(例えば、参照信号受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)、参照信号受信品質(RSRQ:Reference Signal Received Quality))を有する。Nの値は予め設定されていてもよいし、指定されていてもよい。UEは、システム情報又は専用シグナリングを介してNの値を受信することができる。UEは、ホワイトリストと共にNの値を受信することができる。UEは、UEがホワイトリストを受信するのと同じ情報においてNの値を受信することができる。
【0146】
-〔任意のセル選択サブ状態に入る〕
一実装形態において、RRC_INACTIVE UEがイントラ周波数ホワイトリストによって示される候補セルを見つけることができない場合、又はRRC_INACTIVE UEがインター周波数ホワイトリストによって示される候補セルを見つけることができない場合、又はRRC_INACTIVE UEがイントラ周波数セル(再)選択中にセルを見つけることができない場合、又はRRC_INACTIVE UEがインター周波数セル(再)選択中にセルを見つけることができない場合、RRC_INACTIVE UEは、RRC_INACTIVE状態の「任意のセル選択サブ状態」に入ることができる。
【0147】
一実装形態において、RRC_IDLE UEがイントラ周波数ホワイトリストによって示される候補セルを見つけることができない場合、又はRRC_IDLE UEがインター周波数ホワイトリストによって示される候補セルを見つけることができない場合、又はRRC_IDLE UEがイントラ周波数セル(再)選択中にセルを見つけることができない場合、又はRRC_IDLE UEがインター周波数セル(再)選択中にセルを見つけることができない場合、RRC_IDLE UEは、RRC_IDLE状態の「任意のセル選択サブ状態」に入ることができる。「任意のセル選択サブ状態」において、UEは、ホワイトリストを考慮せずにセル(再)選択手順を実行することができる。
【0148】
「任意のセル選択サブ状態」において、UEは、ホワイトリストを考慮せずにセル(再)選択手順を実行することができる。一実装形態において、「任意のセル選択サブ状態」において、UEは、ホワイトリストに基づいてセル(再)選択手順を実行することができる。
【0149】
一実装形態において、非アクティブ状態固有ホワイトリストを提供することができ、非アクティブ状態固有ホワイトリストは、アイドル状態固有ホワイトリストとは異なることができる。UEは、RRCメッセージ(例えば、一時停止設定のRRC再構成メッセージ、RRC再構成メッセージの一時停止設定の中で)又はサービングセルからのシステム情報を介して、インアクティブ状態固有のホワイトリストを受信することができる。UEは、RRCメッセージ(例えば、RRC解放メッセージ)又はシステム情報を介して、アイドル状態固有のホワイトリストを受信することができる。RRC_Inactive UEは、セル(再)選択を実行するために非アクティブ状態固有ホワイトリストを(格納し、)適用することができ、RRC_Idle UEは、セル(再)選択を実行するためにアイドル状態固有ホワイトリストを(格納し、)適用することができる。RRC_Inactive UEがRRC_IDLEに遷移した場合、UEは、非アクティブ状態固有のホワイトリストを削除及び/又は無視することができる。RRC_INACTIVE UEがRRC_Idleに遷移するとき、UEは、専用シグナリング又はシステム情報を介してアイドル状態固有ホワイトリストで設定される場合がある。RRC_INACTIVE UEは、システム情報を介してアイドル状態固有ホワイトリストを受信(し、格納)できる。RRC_Inactive UEは、Inactive-state-specificホワイトリストが設定されている場合、Inactive-state-specificホワイトリストに基づいてセル(再)選択を実行することができる。Inactive-state-specificホワイトリストが設定されていない場合、RRC_Inactive UEはIdle-state-specificホワイトリストに基づいてセルの(再)選択を行うことができる。
【0150】
-〔ドライブテスト(MDT)報告の最小化〕
一実装形態において、UEがイントラ周波数ホワイトリストによって示される候補セルを見つけることができない場合、又はインター周波数セル(再)選択中にUEがセルを見つけることができない場合、又はイントラ周波数セル(再)選択中にUEがセルを見つけることができない場合、又はインター周波数セル(再)選択中にUEがセルを見つけることができない場合、UEは、UEがキャンプオンするか又はキャンプ/サービングセルに接続するとき、ホワイトリスト及び/又はホワイトリストを提供するセルのIDを、専用シグナリングを介してキャンプする/サービングセルに報告することができる。キャンプされた/サービングセルは、ホワイトリストをUEに提供するセルと同じであってもよい(同じでなくてもよい)。キャンプされた/サービングセルがホワイトリストをUEに提供するセルと同じである場合、UEは、ホワイトリストをキャンプされた/サービングセルに報告することができる。キャンプされた/サービングセルがホワイトリストをUEに提供するセルと同じである場合、UEは、ホワイトリストに対応するインジケータをキャンプされた/サービングセルに報告することができる。キャンプされた/サービングセルがホワイトリストをUEに提供するセルと異なる場合、UEは、ホワイトリスト及びホワイトリストを提供するセルのIDの両方を、キャンプされた/サービングセルに報告することができる。
【0151】
〔ホワイトリストを使用するかどうかを示すインジケータ〕
一実装形態において、UEがセル(再)選択のために、UEがホワイトリストを(格納し、)適用することができるかどうかを示すインジケータを用いて設定されてもよい。インジケータが「真」に設定されている場合、UEは、ホワイトリストを満たすセル(のみ)を、セル(再)選択のための候補セルと見なすことができる。インジケータが「真」に設定されている場合、UEは、ホワイトリストに含まれるセルのみがセル(再)選択に適用可能であると見なすことができる。インジケータが「偽」に設定されている場合、UEは、ホワイトリストを考慮せずにセル(再)選択を実行してもよい。セルがインジケータを提供しない場合、UEは、ホワイトリストを考慮してセル(再)選択を実行してもよい。すなわち、セルがインジケータを提供しない場合、デフォルトでホワイトリストが有効になってもよい。
【0152】
UEは、ホワイトリストを提供するセルから、システム情報又は専用シグナリングを介してインジケータを受信することができる。ホワイトリストは、ホワイトリストに関連付けられたインジケータを含むことができる。ホワイトリストを含む設定は、ホワイトリストに関連付けられたインジケータを設定に含むことができる。UEは、ホワイトリストの受信と共にインジケータを受信することができる。
【0153】
〔セル選択のためのホワイトリスト〕
一実装形態において、免許不要の周波数について、セル選択は、2つのカテゴリ、すなわち、最初のセル選択(どのRFチャネルが免許不要の周波数(例えば、NR-U周波数)であるかの事前知識がない)、格納された情報を活用することによるセル選択を含むことができる。
【0154】
最初のセル選択のために、UEは、UEの能力に従って、免許不要の周波数帯域(例えば、NR-U帯域)内のすべてのRFチャネルを走査して、適切なセルを見つけることができる。各周波数において、UEは、最強セル(のみ)を検索することができない。UEは、トップN個の最強セルを検索することができる。UEは、対応する周波数でセルの参照信号(例えば、SSB)を測定してもよい。UEは、セルが適切であるかどうかを判定するために、トップN個の最強セルのSIB1を更に読み取ってもよい。UEが、MがN未満であるトップM個の最強セル(のみ)を見つけた場合、UEは、セルが適切であるかどうかを判定するために、トップM個の最強セルのSIB1を更に読み取ることができる。UEは、適切なセルを選択することができ、選択されたセルは、トップN(又はトップM)個の最強セルの内の1つである。UEは、適切なセルを選択することができ、選択されたセルは、適切なセルであるトップN(又はトップM)個の最強セルの中で最強のシグナル強度(例えば、RSRP、RSRQ)を有する。Nの値は、事前設定又は指定できる。Nsの値は、無限であってよい。UEは、システム情報又は専用シグナリングを介してNの値を受信することができる。UEは、ホワイトリストと共にNの値を受信することができる。UEは、UEがホワイトリストを受信する同じ情報内のNの値を受信することができる。一実装形態において、UEがSIB1内のセルによってブロードキャストされたPLMNのID(又はNPNのID)がUEの許可されたPLMN(又はNPN)に属さず、且つ、セルがPLMN(又はNPN)に関連付けられたホワイトリストをブロードキャストすることを発見した場合、UEは、そのPLMN(又はNPN)がUEの許可されたPLMN(又はNPN)に属さないセルによってブロードキャストされたホワイトリストによって示されたセルのSIB1の読み取りをスキップしてもよい。
【0155】
格納された情報を活用することによるセル選択では、(免許不要の)周波数の格納された情報、及び任意選択で、以前に受信された測定制御IEから、又は以前に検出されたセルからのセルパラメータに関する情報も要求してもよい。格納された情報は、(限定されないが)ホワイトリストを含むことができる。UEが適切なセルを見つけると、UEはそれを選択することができる。一実装形態において、格納された情報を活用することによるセル選択中に、UEがUEの許可されたPLMN(又はNPN)に属さないSIB1内のセルによってブロードキャストされるPLMN(又はNPN)を発見し、セルがPLMN(又はNPN)に関連付けられたホワイトリスト(又はNPN)をブロードキャストする場合、UEは、そのPLMN(又はNPN)がUEの許可されたPLMN(又はNPN)に属さないセルによってブロードキャストされるホワイトリスト(又はNPN)によって示されるセルのSIB1の読み取りをスキップすることができる。適切なセルが見つからない場合、UEは、初期のセル選択手順を実行してもよい。
【0156】
用語「NW」、「ネットワーク」、「セル」、「BS」、「gNB」、「eNB」、及び「ng-eNB」は、本開示において交換可能に利用され得る。
【0157】
システム情報は、MIB、SIB1、又は他のSIを指すことができる。最小SIは、MIB及びSIB1を含むことができる。他のSIは、SIB3、SIB4、SIB5、及び他のSIBを指してもよい。UEは、セルからブロードキャストを介してシステム情報を受信することができる。セルは、システム情報を定期的にブロードキャストしてもよい。セルは、UEからのSI要求によってシステム情報をブロードキャストしてもよい。UEは、セルからの専用シグナリングを介してRRCメッセージでシステム情報を受信してもよい。セルは、UEからのSI要求によって、RRCメッセージでシステム情報を送信してもよい。
【0158】
専用シグナリングは、(限定されないが)RRCメッセージを指すことができる。例えば、RRC(接続)セットアップ要求メッセージ、RRC(接続)セットアップメッセージ、RRC(接続)セットアップ完了メッセージ、RRC(接続)再設定メッセージ、RRC(接続)再設定完了メッセージ、RRC(接続)レジューム要求メッセージ、RRC(接続)レジュームメッセージ、RRC(接続)レジューム完了メッセージ、RRC(接続)再確立メッセージ要求、RRC(接続)再確立メッセージ、RRC(接続)再開完了メッセージ、RRC(接続)拒否メッセージ、RRC(接続)リリースメッセージ、RRCシステム情報要求メッセージ、UEアシスト情報メッセージ、UE能力の問い合わせメッセージ、及びUE能力情報メッセージである。
【0159】
UEのための許可されたPLMNは、(限定されないが)UEのR-PLMN、選択されたPLMN、又はE-PLMNであり得る。
【0160】
UEのために許可されるNPNは、UEの登録されたNPN(R-NPN)、選択されたNPN、又は同等のNPN(E-NPN)(ただし、これらに限定されない)であり得る。NPNは、SNPN又はNPI-NPNであってもよい。
【0161】
一実装形態においては、登録されたNPNは、R-PLMNのPLMN IDをブロードキャストしてもよい。選択されたNPNは、選択されたPLMNのPLMN IDをブロードキャストしてもよい。同等のNPNは、E-PLMNのPLMN IDをブロードキャストしてもよい。
【0162】
UEは、RSRP、RSRQ、及びRSSIに関して、セルの信号強度を測定することができる。セルが良好な信号品質を有する場合、UEは、セルの測定された信号強度が閾値よりも大きい(又は等しい)と判定することができる。例えば、セルの測定されたRSRPは、RSRP閾値よりも大きい(又は等しい)。例えば、セルの測定されたRSRQは、RSRQ閾値を上回る(又は等しい)。例えば、セルの測定されたRSSIは、RSSI閾値を上回る(又は等しい)。セルがS基準を満たす場合、セルの測定された信号強度は、RSRP及び/又はRSRQに関して閾値よりも大きい(又は等しい)。セル再選択基準のために(例えば、R基準のために)、UEは、サービング/キャンプされたセル及び隣接セルの測定された信号強度を適用し、各セルの測定された信号強度に基づいて各セルのランクを決定することができる。UEは、ランク及びランクに従ったいくつかのルールに基づいて、セルを選択するかどうかを決定することができる。
【0163】
RRC_IDLE/RRC_INACTIVE UEは、セルにキャンプオンすることができる。RRC_CONNECTED UEは、(サービング)セルによってサービングされることができる。提案される設計は、RRC_IDLE/RRC_INACTIVE/RRC_CONNECTED UEに適用可能であり得る。
【0164】
ホワイトリストは、イントラ周波数ホワイトリスト、インター周波数ホワイトリスト、インターRATイントラ周波数ホワイトリスト、及びインターRATインター周波数ホワイトリストであってもよい。
【0165】
インターRATセル(再)選択は、インターRATイントラ周波数セル(再)選択及びインターRATインター周波数セル(再)選択であってもよい。
【0166】
RATは、(限定はしないが)NR、LTE、5GCに接続されたE-UTRA、5GCに接続されたLTE、EPCに接続されたE-UTRA、及びEPCに接続されたLTEであってもよい。
【0167】
適切なセルは、UEがキャンプすることができるセルである。(例えば、とりわけSNPNアクセスモードではない)UEは、(1)セルがE-PLMNリストの選択されたPLMN又はR-PLMN又はPLMNのいずれかの一部であること、及び(2)セルのセル選択基準(例えば、S基準)が満たされることの状態が満たされる場合、セルを適切であると見なすことができる。更に、UEのNASによって提供される最新の情報によれば、適切なセルは、バーリングされない。適切なセルは、条件(1)を満たすPLMNに属する「禁止追跡エリア」のリストの一部ではない少なくとも1つのTAの一部である。(例えば、とりわけSNPNアクセスモードにおいて、とりわけNPNを登録/選択する)UEは、(1)セルが選択されたNPN(例えば、SNPN)又は登録されたNPN(例えば、SNPN)又はNPN(例えば、SNPN)、E-NPN(例えば、同等のSNPN)リストのいずれかの一部である場合、及び(2)セルのセル選択基準(例えば、S基準)が満たされる場合、セルを適切なセルと見なすことができる。更に、UEのNASによって提供される最新の情報によれば、適切なセルは、バーリングされない。適切なセルは、状態(1)を満たすNPN(例えば、SNPN)に属する「禁止追跡エリア」のリストの一部ではない少なくとも1つのTAの一部である。
【0168】
提案された機構は、ライセンスされた周波数及び/又は免許不要の周波数のために使用されてもよい。
【0169】
UEは、例えば、サービングセルによってサービスを提供されることができる。サービングセルは、(限定されないが)RRC_CONNECTED UEにサービスすることができる。サービングセルは、(限定されないが)適切なセルであってもよい。
【0170】
UEは、セル、例えばキャンプされたセル、にキャンプすることができる。キャンプされたセルは、適切なセルであってもよいし、許容可能なセルであってもよい。
【0171】
許容可能なセルは、限られたサービスを得るためにUEがキャンプすることができるセルである(例えば、緊急事態コールを発信し、地震及び津波警報システム(ETWS:Earthquake and Tsunami Warning System)及び商用モバイルアラートシステム(CMAS:Commercial Mobile Alert System)通知を受信する)。そのようなセルは(1)セルがバーリングされていない、及び/又は(2)セル選択基準が満たされている、という、緊急コールを開始し、NRネットワークにおいてETWS及びCMAS通知を受信するための最小セットの要件を満たすことができる。
【0172】
ホワイトリストによって提供されるセル(例えば、PLMN情報、エリア情報、NPN情報、及び/又は周波数情報によって示される)は、ホワイトリストを受信するUEのための隣接セルであってもよい。
【0173】
UEが専用シグナリングを介して受信するホワイトリストは、「UE固有」ホワイトリストを指すことができる。UEがシステム情報を介して受信するホワイトリストは、「セル固有」ホワイトリストを指すことができる。RRC_Inactive UEに設定されたホワイトリストは、Inactive-state-specificホワイトリストを指すことがある。Inactive-state-specificホワイトリストは、一種の「UE固有」ホワイトリスト、又は一種の「セル固有」ホワイトリストであってよい。RRC_Idle UEに設定されたホワイトリストは、アイドル状態固有ホワイトリストを指すことがある。アイドル状態固有ホワイトリストは、一種の「UE固有」ホワイトリスト、又は一種の「セル固有」ホワイトリストであってよい。
【0174】
図1は、本開示の実装形態による、セル(再)選択のための方法のフローチャートを示す。アクション102、104、106、108、及び110は、図1において独立したブロックとして表されている別々のアクションとして示されているが、これらの別々に描写されたアクションは必ずしも順序に依存するものとして解釈されるべきではないことに留意されたい。図1において動作が実行される順番は、限定として解釈されることを意図しておらず、開示されたブロックの任意の数は、方法又は代替の方法を実装するために任意の順番で組み合わされてもよい。更に、アクション102、104、106、108、及び110の内の1つ又は複数は、本実装形態のいくつかにおいて省略されてもよい。
【0175】
アクション102において、UEは、CAG IDリストの形式であるか、又はSNPN IDリストの形式である許可されたNPN情報を格納することができる。許可されたNPN情報は、UEがネットワークに接続する前に、UEによってネットワークから受信されてもよいし、すでにUEに格納されていてもよいし、(例えば、UEのNASによって)UEに事前設定されてもよい。一実装形態において、許可されたNPN情報は、本開示の様々な実装形態におけるホワイトリストであってもよい(又はホワイトリストに含まれてもよく、又はホワイトリストに関連付けられてもよい)。用語「許可されたNPN情報」及び「ホワイトリスト」は、本開示のいくつかの実装形態において、互換的に利用され得る。
【0176】
アクション104において、UEは、セルによってブロードキャストされたSIB1を介して、NPN情報及びNPN情報に関連付けられたエリア情報を受信することができる。NPN情報は、NPN IDリストを含むことができる。エリア情報は、TAC、セルID、RANエリアID、及びRANACの内の少なくとも一つを含むことができる。例えば、NPN IDリストは、NPN#1(PNI-NPN又はSNPN)を示すNPN ID#1、及びNPN#2(PNI-NPN又はSNPN)を示すNPN ID#2を含むことができる。この場合において、エリア情報は、NPN#1のTAC、セルID、RANエリアID及び/又はRANAC、NPN#2のTAC、セルID、RANエリアID及び/又はRANACを含むことができる。
【0177】
一実装形態において、NPN IDリスト内のNPN IDの最大数は、セルによって12として設定され得る。
【0178】
アクション106において、UEは、許可されたNPN情報がCAG IDリストの形式であると決定することができる。
【0179】
アクション108において、許可されたNPN情報がCAG IDリストの形式である場合、UEは、許可されたNPN情報に従って第1の手順を実行することができる。
【0180】
アクション110において、許可されたNPN情報がSNPN IDリストの形式である場合、UEは、許可されたNPN情報に従って第2の手順を実行することができる。
【0181】
第1の手順及び第2の手順の例は、図2~5に参照して記載される。
【0182】
アクション106は、本開示のいくつかの実装形態では省略され得ることに留意されたい。UEは、許可されたNPN情報がその現在の動作モードに従ってCAG IDリスト又はSNPN IDリストの形式であることを本質的に知ることができ、動作モードは、UEのNASによって決定されることができる。許可されたNPN情報のどの形式が存在するかに応じて、UEは、それに応じてアクション108又は110を実行することができる。
【0183】
図2は、本開示の実行による第1の手順のフローチャートを示す。
【0184】
図2に示すように、アクション202において、UEは、登録するPLMNを選択することができる。
【0185】
アクション204において、セルによって提供されるNPN IDリスト内の第1のNPN IDが第1のPLMN ID及びCAG IDを含むと判定した後、UEは、キャンプオンする(及び/又はセルをセル(再)選択手順の候補セルとみなす)セル(例えば、図1のアクション104で説明したように、NPN情報をブロードキャストするセル)を選択することができる。第1のPLMN IDは、登録するために選択されたPLMN を識別できる。CAG IDは、CAG IDリストに属していてもよい。CAG IDは、PLMNに属するCAGに関連付けられてもよい。全体として、第1のNPN IDは、(UEが登録することを選択する)PLMNのサポートによって展開されたPNI-NPNを示す)。
【0186】
図3は、本開示の一実装形態による、CAG IDリストの形式である許可されたNPN情報に基づいてNPN IDリストからNPN IDを選択するプロセスを示す概略図である。
【0187】
UEは、特定のPLMN選択基準に基づいて、どのPLMNを登録するかを決定するためにPLMN選択を実行することができる。例えば、PLMN#2 304(例えば、PLMN ID#2によって示される)を選択するのではなく、UEは、PLMN#1 302(例えば、PLMN ID#1によって示される)を選択して登録することができる。PLMN#1 302は、UEのユニバーサル加入者識別モジュール(USIM:Universal Subscriber Identity Module)におけるPLMN関連情報と一致する、及び/又はUEのNASの要件を満たすPLMNであり、PLMN#2 304は、そうでないからである。更に、PLMNは、1つ又は複数のCAGを有することができる。図3に示すように、PLMN#1 302は、CAG#1 322及びCAG#2 324を含むことができ、PLMN#2 304は、CAG#3 326、CAG#4 328、及びCAG#5 330を含むことができる。
【0188】
図3に示す実装形態において、UEに既に格納されている許可されたNPN情報は、CAG ID(例えば、CAG ID#1、CAG ID#3、CAG ID#4、及びCAG ID#5)のセットを含むCAG IDリスト(例えば、CAG IDリスト306)であってよい。各CAG IDは、CAGを識別することができる。例えば、CAG ID#1はCAG#1 322を識別し、CAG ID#2は、CAG#2 324を識別し、CAG ID#3は、CAG#3 326を識別し、CAG ID#4は、CAG#4 328を識別し、CAG ID#5は、CAG#5 330を識別する。
【0189】
図3に示される実装形態において、複数のCAG ID及びNPN IDがそれぞれCAG IDリスト及びNPN IDリストに含まれる場合であっても、本開示のいくつかの他の実装形態において、CAG IDリストは、1つ又は複数のCAG IDを含むことができ、NPN IDリストは、1つ又は複数のNPN IDを含むことができることに留意されたい。
【0190】
UEは、SIB1を介してセルからNPN情報を受信することができる。NPN情報は、NPN IDのセットを含むNPN IDリスト(例えば、NPN IDリスト308)(図3に示すように、NPN ID#1、NPN ID#2、NPN ID#3、NPN ID#4、及びNPN ID#5)を含むことができる。本実装形態において、NPN IDリスト内の各NPN IDは、PNI-NPNを識別するPNI-NPN IDであってよい。PNI-NPN IDは、PLMN ID部分及びCAG ID部分を含むことができる。PLMN ID部分は、PLMN IDを含むことができる。CAG ID部分は、CAG IDを含むことができる。図3に示すように、NPN ID#1は、PLNM ID#1及びCAG ID#1を含み、NPN ID#2は、PLNM ID#1及びCAG ID#2を含み、NPN ID#3は、PLNM ID#2及びCAG ID#3を含み、NPN ID#4は、PLNM ID#2及びCAG ID#4を含み、NPN ID#5は、PLNM ID#2及びCAG ID#5を含む。
【0191】
UEは、許可されたNPN情報とNPN情報とを比較することによって、NPN情報を送信するセルがキャンプオンする(及び/又はセルをセル(再)選択手順の候補セルとみなす)のに適しているかどうかを決定することができる。例えば、PLMN#1 302を登録するために選択した後、UEは、NPN IDリスト308からPLMN ID#1(PLMN#1 302を識別する)を含まない全てのNPN ID(例えば、NPN ID#3、NPN ID#4、及びNPN ID#5について)をフィルタして除去し、NPN IDリスト308の残りの部分からCAG IDリスト306に属するCAG ID(例えば、CAG ID#1)を含むNPN ID(例えば、フィルタ処理後にNPN IDリスト308に残っているNPN ID#1及びNPN ID#2)を選択することができる。選択されたNPN IDは、図2のアクション204に記載された第1のNPN IDと見なすことができる。
【0192】
図4は、本開示の一実装形態による第2の手順のフローチャートを示す。
【0193】
図4に示すように、アクション402において、UEは、セルによって提供されるNPN IDリスト内の第2のNPN IDが第2のPLMN ID及びNIDを含むと判定した後、キャンプオンする(及び/又はセル(再)選択手順の候補セルとみなす)セル(例えば、図1のアクション104で説明したように、NPN情報をブロードキャストするセル)を選択することができる。第2のPLMN IDは、SNPN IDリストに属してもよい。NIDは、SNPN IDリストに属してもよい。第2のNPN ID(例えば、SNPN ID)は、SNPNを示すことができる。
【0194】
SNPN IDリスト内の各SNPN IDは、PLMN ID部分及びNID部分を含むことができる。第2のNPN ID内の第2のPLMN IDがSNPN IDリスト内のSNPN IDのPLMN ID部分と一致し、第2のNPN ID内のNIDがSNPN IDリスト内のSNPN IDのNID部分と一致する場合、第2のNPN IDは第2のPLMN ID及びNIDを含むと見なされ得る。
【0195】
図5は、本開示の一実装形態による、SNPN IDリストの形式である許可されたNPN情報に基づいてNPN IDリストからNPN IDを選択するプロセスを示す概略図である。
【0196】
図5に示す実装形態において、UEに既に格納されている許可されたNPN情報は、SNPN IDのセット(例えば、SNPN ID#1及びSNPN ID#2)を含むSNPN IDリスト(例えば、SNPN IDリスト502)であってよい。上述したように、SNPN IDリスト内の各SNPN IDは、PLMN ID部分及びNID部分を含むことができる。例えば、SNPN IDリスト502において、SNPN ID#1は、PLMN ID#1及びNID#1を含み、SNPN ID#2は、PLMN ID#1及びNID#2を含む。
【0197】
UEは、SIB1を介してセルからNPN情報を受信することができる。NPNは、NPN IDのセット(例えば、NPN ID#1、NPN ID#2、及びNPN ID#3)を含むNPN IDリスト(例えば、NPN IDリスト504)を含むことができる。本実装形態において、NPN IDリスト内の各NPN IDは、SNPN IDであってよい。図5に示すように、NPN IDリスト504において、NPN ID#1は、PLMN ID#1及びNID#1を含み、NPN ID#2は、PLMN ID#1及びNID#2を含み、NPN ID#3は、PLMN ID#2及びNID#1を含む。
【0198】
図5に示される実装形態においては、複数のSNPN ID及びNPN IDがそれぞれSNPN IDリスト及びNPN IDリストに含まれるが、本開示のいくつかの他の実装形態においては、SNPN IDリストは、1つ又は複数のSNPN IDを含むことができ、NPN IDリストは、1つ又は複数のNPN IDを含むことができることに留意されたい。
【0199】
UEは、許可されたNPN情報とNPN情報とを比較することによって、NPN情報を送信するセルがキャンプオンする(及び/又はセル(再)選択手順の候補セルとみなす)のに適しているかどうかを決定することができる。許可されたNPN情報に含まれるSNPN IDの内の1つが、セルからのNPN IDリストに含まれるNPN ID(又はSNPN ID)と一致する場合、UEは、キャンプオンするセルを選択する(及び/又はそのセルを(再)選択手順の候補セルと見なす)ことができる。そうでなければ、UEは、セルがキャンプオンするのに適していない(及び/又はそのセルを(再)選択手順の候補セルとみなす)とみなすことができる。一実装形態において、UEは、第2のPLMN ID及びSNPN IDリストに含まれるNIDを含まない全てのNPN ID(例えば、NPN IDリスト504内のNPN ID#1及びNPN ID#3)(例えば、SNPN IDリスト502内のPLMN ID#1及びNID#2を含むSNPN ID#2)をNPN IDリスト(例えば、NPN IDリスト504)からフィルタして除外し、第2のPLMN ID及びNIDを含むNPN ID(例えば、NPN ID#2)をNPN IDリストの残りの部分から選択することができる。選択されたNPN IDは、図4のアクション402に記載された第2のNPN IDとみなされ得る。
【0200】
一実装形態において、セルからのNPN情報に関連付けられたエリア情報は、第1のエリア情報及び第2のエリア情報を含むことができる。第1のエリア情報は、第1のNPN IDに関連付けられてもよい。第2のエリア情報は、第2のNPN IDに関連付けられてもよい。例えば、第1のエリア情報は、第1のNPN IDによって示されるPNI-NPNのTAC、セルID、RANエリアID及び/又はRANACを含むことができ、第2のエリア情報は、第2のNPN IDによって示されるSNPNのTAC、セルID、RANエリアID及び/又はRANACを含むことができる。
【0201】
図6は、本開示の様々な態様による、無線通信のためのノード600を示すブロック図である。図6に示すように、ノード600は、トランシーバ606と、プロセッサ608と、メモリ602と、一つ以上のプレゼンテーション部品604と、少なくとも一つのアンテナ610とを含むことができる。ノード600はまた、RFスペクトル帯域モジュールと、BS通信モジュールと、ネットワーク通信モジュールと、システム通信管理モジュールと、入出力(I/O)ポートと、I/O部品と、電源(図6には明示的に示されていない)とを含むことができる。これらの部品の各々は、一つ以上のバス624を介して、直接的又は間接的に互いに通信することができる。一実装形態において、ノード600が例えば、図1から図5を参照して本明細書で説明される様々な機能を実行するUE又はBSであり得る。
【0202】
送信機616(例えば送信/送信回路)及び受信機618(例えば受信/受信回路)を有するトランシーバ606は、時間及び/又は周波数リソース分割情報を送信及び/又は受信するように構成され得る。一実装形態において、トランシーバ606が使用可能、使用不可能又は柔軟に使用可能なサブフレーム及びスロットフォーマットを含むが、これらに限定されない、異なる種類のサブフレーム及びスロットで送信するように構成してもよい。トランシーバ606は、データ及び制御チャンネルを受信するように構成され得る。
【0203】
ノード600は、様々なコンピュータ読み取り可能媒体を含んでもよい。コンピュータ読み取り可能媒体は、ノード600によってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得、揮発性(及び不揮発性)媒体、リムーバブル(及び非リムーバブル)媒体の両方を含む。限定ではなく、例として、コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含み得る。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータなどの情報を記憶するための任意の方法又は技術で実装される、揮発性(及び/又は不揮発性)、リムーバブル(及び/又は非リムーバブル)媒体の両方を含む。
【0204】
コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ(又は他のメモリ技術)、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)(又は他の光ディスク記憶装置)、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置(又は他の磁気記憶装置)などを含む。コンピュータ記憶媒体は、伝播データ信号を含まない。通信媒体は、典型的にはコンピュータ読み取り可能命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータを、搬送波又は他のトランスポート機構などの変調データ信号で具現化し、任意の情報配信媒体を含む。用語「変調されたデータ信号」は、その特性のうちの一つ以上が信号内に符号化されるように設定又は変更された信号を意味する。限定ではなく、例として、通信媒体は、有線ネットワーク又は直接有線接続などの有線媒体と、音響、RF、赤外線、及び他の無線媒体などの無線媒体と、を含む。上記のいずれかの組合せも、コンピュータ読み取り可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0205】
メモリ602は、揮発性及び/又は不揮発性メモリの形態のコンピュータ記憶媒体を含んでもよい。メモリ602は、取り外し可能、取り外し不能、又はそれらの組み合わせであってもよい。例えば、メモリ602は、ソリッドステートメモリ、ハードドライブ、光ディスクドライブなどを含んでよい。図6に示すように、メモリ602は、実行されるとき、プロセッサ608に、例えば図1から図5を参照して、本明細書に記載する様々な機能を実行させるように構成された、コンピュータ読み取り可能なコンピュータ実行可能命令614(例えば、ソフトウェアコード)を記憶することができる。あるいは、命令614は、プロセッサ608によって直接的に実行可能ではなく、本明細書に記載する様々な機能をノード600に(例えばコンパイルされ実行されるとき)実行させてもよい。
【0206】
プロセッサ608(例えば処理回路を有する)は、インテリジェントハードウェアデバイス、例えば中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含んでもよい。プロセッサ608は、メモリを含んでもよい。プロセッサ608は、メモリ602から受信したデータ612及び命令614、並びにトランシーバ606、ベースバンド通信モジュール、及び/又はネットワーク通信モジュールを介した情報を処理することができる。プロセッサ608はまた、CNへの送信のために、アンテナ610を介してネットワーク通信モジュールに送信するためにトランシーバ606に送信される情報を処理することができる。
【0207】
一つ以上のプレゼンテーション部品604は、人又は他のデバイスにデータインディケーションを提示する。プレゼンテーション部品604の例は、表示デバイス、スピーカー、印刷部品、振動部品などを含んでもよい。
【0208】
本開示から、様々な技術が、これらの概念の範囲から逸脱することなく、本出願で説明される概念を実行するために使用され得ることが明らかである。さらに、概念は、特定の実装形態を特に参照して説明されてきたが、当業者はそれらの概念の範囲から逸脱することなく、形態及び詳細において変更を行うことができることを認識するであろう。したがって、説明された実装形態は、すべての点において、例示的なものであり、限定的なものではないと考えられるべきである。また、本開示は、上述の特定の実装形態に限定されるものではないことを理解されたい。本開示の範囲から逸脱することなく、多くの再構成、修正、及び置換が可能である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6