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特開2023-176051線ファスナーとスライダー付き入れ物のスライダー部分を中空にて固定するための器具あるいはその器具と線ファスナーとスライダー付き入れ物
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023176051
(43)【公開日】2023-12-13
(54)【発明の名称】線ファスナーとスライダー付き入れ物のスライダー部分を中空にて固定するための器具あるいはその器具と線ファスナーとスライダー付き入れ物
(51)【国際特許分類】
   A47G 29/00 20060101AFI20231206BHJP
【FI】
A47G29/00 C
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022088119
(22)【出願日】2022-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】518353348
【氏名又は名称】竹内 常雄
(72)【発明者】
【氏名】竹内 常雄
【テーマコード(参考)】
3K100
【Fターム(参考)】
3K100AA02
3K100AA08
3K100AE03
3K100AE05
3K100AE14
3K100AF05
3K100AF07
3K100AH05
3K100AJ03
(57)【要約】      (修正有)
【課題】線ファスナー付きの入れ物が溢れている。線ファスナーを開けるときは手で持って線ファスナーの方を上にし続けていないと、収納物がこぼれる事がある。また、線ファスナー付きの袋はそれを開け閉めする際両手を使わざるを得ない。片手で袋を持ち片手で線ファスナーを操作しなければならない。これが片手のみで操作することができるようになれば、もっと便利に使用できるはずである。
【解決手段】本願発明の線ファスナーとスライダー付き入れ物のスライダー部分を中空にて固定するための器具あるいはその器具と線ファスナーとスライダー付き入れ物は、ファスナー付き保存袋や収納具等の入れ物のスライダー部分(5)に装着して使用する。ここを固定して浮かせることにより、スライダーと入れ物が中空に固定され、収納物がこぼれることがなくなる。また、片手で保存袋や収納具を開けたり閉めたりできるようになる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
線ファスナーとそれを閉めるためのスライダーがついている袋等の入れ物(4)に使用する器具(1)であり、着脱手段(3)と固定手段(2)から構成されるが、その間を接続手段(12)にて繋げても良いものであり、着脱手段(2)は先ほどの線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)のスライダー部分(5)に取り付け、取り外しができるクリップ(7)やフック等であり、固定手段(2)は器具(1)自体と先ほどの線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を中空で固定するためのフック、リング、ピン等であり、これによりハンガーラック等に吊り下げたり、壁に突き刺して固定し、この器具(1)により線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)のスライダー部分(5)を中空に浮かせた形で保持することが目的の器具(1)であり、着脱手段(3)と固定手段(2)の間に接続手段(12)として紐や棒などを接続してもよく、着脱手段(2)を線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)のスライダー部分(5)に装着し、固定手段(2)を壁等に固定することにより、スライダー部分(5)が中空で保持され線ファスナーが常に線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)の上方を向くため、線ファスナーが開いたとき、手で持っていなくとも中身がこぼれ落ちる事がなく、スライダー部分(5)が器具(1)で固定されているため、スライダーでなく線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)の方を持って線ファスナーに沿って動かすと片手でも線ファスナーの開け閉めができる事を特徴とする器具(1)
【請求項2】
請求項1の器具(1)を複数使用し、固定手段(2)と着脱手段(3)の間の接続手段(12)の長さをそれぞれ変えることで、それぞれの器具(1)の固定手段(2)をハンガーラック等の同じ位置にぶら下げたとき、複数の線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)が横に重ならないよう、縦に連ねるように並べられるようにできる事を特徴とする器具(1)。
【請求項3】
請求項1の器具(1)の固定手段(2)に着脱手段(3)が複数ついているものであり、それをつなぐ接続手段(12)の長さをそれぞれ変えることで、その器具(1)の固定手段(2)をハンガーラック等にぶら下げて固定し、複数の線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を着脱手段(3)につないだとき、横に重ならないよう、縦に連ねるように並べられるようにできる事を特徴とする器具(1)。
【請求項4】
請求項1の器具(1)を使用してハンガーラック等にぶら下げた線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)の下からさらに紐(13)等の接続手段(12)が伸び、その先にスライダーに着脱するためのフック等の着脱手段(3)が付いているものであり、これを縦に連ねていくような形で線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を縦に多くぶら下げることができる事を特徴とする器具(1)。
【請求項5】
請求項1の器具(1)の着脱手段(3)が線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)のスライダー部分(5)とくっ付いて一体となったものであり、器具(1)は固定手段(2)と線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)から構成されるようになり、固定手段(3)と線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)の間に接続手段(12)を接続してもよく、使用する際は固定手段(2)のみ固定させれば請求項1と同じように使用できることを特徴とする器具(1)
【請求項6】
請求項1の器具(1)の固定手段(2)がその固定するものであるハンガーラックや鴨居や本棚の天板、箱などとくっ付いて一体となったものであり、器具(1)はその一体となったものと着脱手段(3)から構成されるようになり、固定手段(3)と一体になったものと着脱手段(3)の間に接続手段(12)を接続してもよく、使用する際は着脱手段(3)にファスナーとスライダー付き入れ物(4)のスライダー部分(5)のみ付ければ請求項1と同じように使用できることを特徴とする器具(1)
【請求項7】
請求項1の器具(1)の着脱手段(3)が線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)のスライダー部分(5)とくっ付いて一体となったものであり、さらに固定手段(2)がその固定するものであるハンガーラックや鴨居や本棚の天板、箱などとくっ付いて一体となったものであり、器具(1)は固定手段(3)と一体になったものと線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)から構成されるようになり、固定手段(2)がその固定するものであるハンガーラックや鴨居や本棚の天板、箱などとくっ付いて一体となったものと線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)の間に接続手段(12)を接続してもよく、使用する際は請求項1と同じように使用できることを特徴とする器具(1)
【請求項8】
請求項1の器具(1)の固定手段(2)を箱(8)に装着して使用するものであり、箱(8)は向かって正面が開いており、正面から線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を入れたり出したりすることができ、正面から見て箱の上の板に正面から器具(1)の固定手段(2)であるクリップ等を装着して固定し、器具(1)にはスライダーに着脱するためのクリップ(7)等の着脱手段(3)が付いているものであり、線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)の線ファスナーを閉めた状態で、そのスライダーを手前側にした状態で線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を箱(8)に入れ、クリップ(7)等の着脱手段(3)をスライダーに付けることで、閉めているときは箱(8)に収まり、手で線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を持って箱(8)の中から手前に引き出す事で、線ファスナーが開くことになり、つまり引き出す動作と線ファスナーを開ける動作が同時にしかも片手ででき、線ファスナーが開いても、器具(1)を通してスライダーが中空に固定されているため、線ファスナーは常に上方を向き、手を離しても中身が落ちたり、こぼれたりすることがないものであり、箱(8)の中に線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を収めているときは、ものが当たったりしても箱(8)によりその線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)も守られ、箱(8)の中に複数の線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を一緒に入れることもでき、複数一緒に管理できることを特徴とする箱型の器具(1)
【請求項9】
請求項1の器具(1)の固定手段(2)を箱(8)に付け、一体化したものであり、箱(8)は向かって正面が開いており、正面から線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を入れたり出したりすることができ、正面から見て箱の上の板に正面から器具(1)を装着され固定されており、器具(1)にはスライダーに着脱するためのクリップ(7)等の着脱手段(3)が付いているものであり、線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)の線ファスナーを閉めた状態で、そのスライダーを手前側にした状態で線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を箱(8)に入れ、クリップ(7)等の着脱手段(3)をスライダーに付けることで、閉めているときは箱(8)に収まり、手で線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を持って箱(8)の中から手前に引き出す事で、線ファスナーが開くことになり、つまり引き出す動作と線ファスナーを開ける動作が同時にしかも片手ででき、線ファスナーが開いても、器具(1)を通してスライダーが中空に固定されているため、線ファスナーは常に上方を向き、手を離しても中身が落ちたり、こぼれたりすることがないものであり、箱(8)の中に線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を収めているときは、ものが当たったりしても箱(8)によりその線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)も守られ、箱(8)の中に複数の線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を一緒に入れることもでき、複数一緒に管理できることを特徴とする箱型の器具(1)
【請求項10】
請求項1の器具(1)の固定手段(2)をバー(26)付きの箱に装着して使用するものであり、バー(26)付きの箱は向かって正面が開いており、正面から線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を入れたり出したりすることができ、正面から見て箱の正面側上方にバー(26)が装着されており、そのバー(26)に器具(1)の固定手段(2)としてリング(6)等を装着して固定し、これにより器具(1)はバー(26)付きの箱の正面から見て手前や奥には動かないが、左右には自由に動くものであり、器具(1)にはスライダーに着脱するためのクリップ(7)等の着脱手段(3)が付いているものであり、線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)の線ファスナーを閉めた状態で、そのスライダーを手前側にした状態で線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)をバー(26)付きの箱に入れ、クリップ(7)等の着脱手段(3)をスライダーに付けることで、閉めているときはバー(26)付きの箱に収まり、手で線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を持ってバー(26)付きの箱の中から手前に引き出す事で、線ファスナーが開くことになり、つまり引き出す動作と線ファスナーを開ける動作が同時にしかも片手ででき、線ファスナーが開いても、器具(1)を通してスライダーが中空に固定されているため、線ファスナーは常に上方を向き、手を離しても中身が落ちたり、こぼれたりすることがないものであり、バー(26)に固定手段(2)のリング(6)等を通して使用しているため、線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)は左右に自由に動き、その内容量に応じてバー(26)付きの箱の中で左右に融通が利くようになり、そして器具(1)が箱の中で左右に動ければ良いので、バーの代わりに紐や針金や凹凸のあるカーテンレール等を使用しても良く、バー(26)付きの箱の中に線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を収めているときは、ものが当たったりしてもバー(26)付きの箱によりその線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)も守られ、バー(26)付きの箱の中に複数の線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を一緒に入れることもでき、複数一緒に管理できることを特徴とする箱型の器具(1)
【請求項11】
請求項1の器具(1)を包丁(20)入れに使用したものであり、固定手段(2)はフック等による吊り下げ等で固定され、着脱手段(3)を装着する線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)は包丁を入れて切れることがないように補強されて、サイズも包丁(20)に合わせたものが使用され、包丁(20)を入れる際はこの線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)が開いており、器具(1)に固定された状態であれば、包丁(20)をこの線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)に刃先から突っ込みスライダーが動く方向に押し続けるとスライダーが閉まり、柄を外に出した状態で包丁(20)を固定することができ、逆に出すときは柄を持ちスライダーが動く方向に引っ張ると、包丁の刃の根元が線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)に引っかかってスムーズに出すことができることを特徴とする器具(1)
【請求項12】
請求項1の器具(1)を包丁(20)入れに使用したものであり、固定手段(2)はフック等による吊り下げ等で固定され、着脱手段(3)は線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)のスライダー部分(5)にくっ付いており、そのため器具(1)の構成が固定部品(1)と線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)となり、装着する線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)は包丁を入れて切れることがないように補強されて、サイズも包丁(20)に合わせたものが使用され、包丁(20)を入れる際はこの線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)が開いており、器具(1)に固定された状態であれば、包丁(20)をこの線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)に刃先から突っ込みスライダーが動く方向に押し続けるとスライダーが閉まり、柄を外に出した状態で包丁(20)を固定することができ、逆に出すときは柄を持ちスライダーが動く方向に引っ張ると、包丁の刃の根元が線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)に引っかかってスムーズに出すことができることを特徴とする器具(1)



【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
キッチンでは便利で衛生的に使える入れ物、線ファスナー付きプラスチックバックが多く使われている。このような線ファスナーのついた入れ物はキッチンのみでなく、書類を入れたり電子機器を安全に保管したりと、様々な場所で使われている。線ファスナーの付いた入れ物のスライダー部に中空に安定的にそれを固定する固定部品を装着し、それによりスライダーを持たずとも袋の方を持って線ファスナーに沿って動かすことで、両手を使わず片手で簡単に中身を取り出したりしまったりすることが出来る入れ物。固定部品は突っ張り棒やハンガーラック、壁等に繋がって中空に入れ物を固定する。または、箱や棚の内部にこれを設置することもできる。キッチンでは、入れ物に砂糖や塩を入れておけば、片手で袋を開けることができるし、手で持っていなくとも中身がこぼれる事がないため特に便利である。
【背景技術】
【0002】
線ファスナー付きの入れ物が溢れている。これらは簡単に開け締めできて、締めた時はしっかりと締まる為に多くの場所で使用されている。キッチンでは合成樹脂製のファスナー付きプラスチックバッグが食品保存等の目的で多く使われており、事務用品では書類や電子機器を中に入れる目的で使用されたりしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実全昭60-176671
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
キッチンにて使用する調味料や、漬物を入れる容器も衛生的に使用できるものが求められている。特許文献1のような容器も広く用いられているが、容器が汚れたら取り替え可能であって使いやすい容器があれば最適である。線ファスナー付きの入れ物が溢れているのでこれらで代用できないか。これらは便利で安価なので多くの場所で使用されている。キッチンではファスナー付きプラスチックバッグとして材料や調味料の保存、事務用品としては透明な書類入れや、クッション性のある素材で中に電子機器を入れられるものもある。しかしながら、線ファスナーは袋の端に付いていることが多く、線ファスナーを開けるときは手で持って線ファスナーの方を上にし続けていないと、収納物がこぼれる事がある。また、線ファスナー付きの袋はそれを開け閉めする際両手を使わざるを得ない。片手で袋を持ち片手で線ファスナーを操作しなければならない。特許文献1のように片手で使用できないが、これが片手のみで操作することができるようになれば、もっと便利になるはずである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明の線ファスナーとスライダー付き入れ物のスライダー部分を中空にて固定するための器具あるいはその器具と線ファスナーとスライダー付き入れ物は、ファスナー付き保存袋や収納具等の入れ物のスライダー部分(5)に装着して使用する。ここを固定して浮かせることにより、スライダーと入れ物が中空に固定され、使用者は袋を持たなくとも線ファスナーの付いている部分は常に上方を向くこととなり、収納物がこぼれることがなくなる。また、使用者は片手で本体を持って、線ファスナーに沿って動かすとスライダーが動くので、片手で保存袋や収納具を開けたり閉めたりできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】基本的な構成の本願発明の器具
図2】本願発明の器具を箱に使用した例
図3】線ファスナーとスライダー付き入れ物のスライダー部分と器具の着脱手段を一体とした例
図4】器具をバー付きの箱に使用し、バーにより線ファスナーとスライダー付き入れ物を左右に動くようにした例
図5】固定手段にフックを使用して、器具をハンガーラックに使用した例
図6】長さの違う器具を2つ用いて線ファスナーとスライダー付き入れ物を縦に並べて空間を有効活用した例
図7】1つの固定手段に2つの接続手段や着脱手段を装着し、そこにつながる線ファスナーとスライダー付き入れ物を縦に並べ、空間を有効活用した例
図8図5の例の線ファスナーとスライダー付き入れ物にさらに接続手段、着脱手段を装着し、その先に線ファスナーとスライダー付き入れ物を付けて縦に並べ、空間を有効活用した例
図9】本願発明の器具を本棚に使用した例
図10】本願発明の器具を鴨居に使用した例
図11】本願発明の器具を包丁入れとして使用した例
【発明を実施するための形態】
【0007】
本願発明の器具(1)は、固定手段(2)と着脱手段(3)からなる。固定手段(2)はハンガーラック等他の設備や道具やものに器具(1)を固定するために使用するものであり、器具(1)を固定できるのならば、リングでもフック(10)でもクリップ、磁石でも何でも良い。着脱手段(3)は線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)のスライダー部分(5)に着脱できるものであり、スライダー部分(5)に着脱できるものであれば、クリップ(7)でもリングでも紐、針金等何でも良い。
【0008】
図1は基本的な構成の器具(1)である。ここでは固定手段(2)は可動式のリング(6)であり、着脱手段(3)はクリップ(7)である。図1はリング(6)を箱(8)に付け、クリップ(7)をプラスチックバック(9)のスライダー部分(5)に付けた例である。これにより、使用者はスライダー部分(5)を持つ事なく、片手で線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を持って線ファスナーに沿って動かすとスライダーはその場に留まったままなので、線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を開けたり閉じたりできるようになる。
【0009】
図2は本願発明の器具(1)を箱(8)に使用している。箱(8)は写真のように正面が開いており、正面からものを出し入れできるようになっている。まず箱(8)の正面から見て箱(8)の上の板に正面から器具(1)の固定手段(2)であるリング(6)を装着して固定する。それにより着脱手段(3)であるクリップ(7)は固定手段(2)により箱(8)の正面上側からぶら下がる形で装着される。図2のようにファスナー付きプラスチックバッグ(9)のスライダーを閉めた状態で、スライダー部分(5)を手前方向にしたまま箱(8)の中に入れ、着脱手段(3)であるクリップ(7)をスライダー部分(5)に装着する。その状態で片手を使いファスナー付きプラスチックバッグ(9)を持ち、スライダー部分(5)は持たない状態で手前に引っ張ると、スライダー部分(5)はクリップ(7)とリング(6)により箱(8)に固定されているのでファスナー付きプラスチックバッグ(9)のみ動く。そのため図2のように中身が開く。ファスナー付きプラスチックバッグ(9)を手前に引っ張った時に、箱(8)自体がそれに引っ張られて前に倒れる事のないよう箱(8)自体に十分な重さがある方が好ましい。箱(8)の中に複数のファスナー付きプラスチックバッグ(9)を固定し別々の調味料や漬物を入れておくと、片手で操作できるので調理中便利であり、ファスナー付きプラスチックバッグ(9)が汚れたら交換すれば良いので衛生的である。
【0010】
箱(8)にファスナー付きプラスチックバッグ(9)を入れる利点としては、まずはファスナー付きプラスチックバッグ(9)をまとめて管理できるという点がある。塩、砂糖などの調味料、漬物類等まとめて管理できる。当然冷蔵庫の中からキッチンに持ってくる時に1つずつ持つのではなく、いっぺんに全部持ってくることが出来る。そして、ファスナー付きプラスチックバッグ(9)が箱(8)の中に入っているため、ファスナー付きプラスチックバッグ(9)が傷つき難い。これも利点である。また、ファスナー付きプラスチックバッグ(9)を開けるときはファスナー付きプラスチックバッグ(9)を持って箱(8)の中から手前に引き出す。スライダー部分(5)は箱(8)に固定されているので、ファスナー付きプラスチックバッグ(9)が開き、中身を取り出すことが出来る。簡単である。通常、ファスナー付きプラスチックバッグ(9)を開けるには、片手でファスナー付きプラスチックバッグ(9)を持ち、片手でスライダー部分(5)を持ってスライドさせる必要があるが、そのスライダー部分(5)が箱(8)に固定されているため、片手でも開くことが出来る。閉じる時も同様である。これも利点である。そして、このような構造になっているため、ファスナー付きプラスチックバッグ(9)が箱(8)の中に入っていれば、ファスナー付きプラスチックバッグ(9)が閉まっていると瞬時に判断することが出来る。通常、ファスナー付きプラスチックバッグ(9)をそのまま使用していると、そのスライダー部分(5)がその真ん中くらいの位置にあれば、中途半端に開いていることが分かるが、全開または全閉の状態であれば、ファスナー付きプラスチックバッグ(9)においてスライダー部分(5)はどちらの場合においても端っこの位置にあるので、見ただけでは判断し難い。触ってみる必要がある。このように瞬時にファスナー付きプラスチックバッグ(9)が開いているか閉まっているか判断できる点もまた利点である。そのため、ファスナー付きプラスチックバッグ(9)を開けているときは、箱(8)から外に出ているときなので一目でわかり、ファスナー付きプラスチックバッグ(9)の閉め忘れがなくなり、箱(8)の中にファスナー付きプラスチックバッグ(9)が入っている状態であれば、ひっくり返してもファスナー付きプラスチックバッグ(9)の中身が外に出ないという安心感ができる。そして、箱(8)とファスナー付きプラスチックバッグ(9)は固定手段(2)と着脱手段(3)により繋がっているため、付け外しができる。ファスナー付きプラスチックバッグ(9)が汚れたら簡単に変えることができる。これも利点である。
【0011】
図3は本願発明の器具(1)の着脱手段(2)が線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)のスライダー部分(5)にくっ付いて一体となっている。そして、固定手段(2)であるリング(6)で箱(8)にくっ付いている。先ほどの例だと線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)のスライダー部分(5)に着脱手段(2)を装着するのであるが、着脱する必要がなければ一体の状態として使用しても、先ほどの図2のような例と同じように使用できる。この場合は線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)も本願発明の器具(1)に含まれる。
【0012】
それとは逆に本願発明の器具(1)の固定手段(2)が箱(8)にくっ付いて一体となっていても良い。この場合は箱(8)自体が線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)の固定手段(2)と言える。
【0013】
本願発明の器具(1)の着脱手段(2)がスライダー部分(5)にくっ付いて一体となり、加えて固定手段(2)が箱(8)にくっ付いて一体となっていても良い。この場合は、線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)と箱(8)も本願発明の器具(1)に含まれる。
【0014】
図4は本願発明の器具(1)を箱(8)に使用している。今までの例とは異なり、固定手段(2)のリング(6)を箱(8)の中のバー(26)に装着している。そのため、器具(1)は左右に動くことができる。しかしながら、ファスナー付きプラスチックバッグ(9)を開けたり閉めたりするためには、その開けたり閉めたりする方向に固定されていれば良いのだから、左右に動くとしても問題はない。このように、線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を開けたり閉めたりする方向以外においては動いても問題ない。こうすることで、このバー(26)に器具(1)を複数固定する際にファスナー付きプラスチックバッグ(9)の中身に応じて左右に動き横位置を調整できるため使用し易くなる。なお、例はバー(26)だが、左右に位置を調整できるならば、紐を張ったものでも針金を張ったものでも、カーテンレールのような凹凸構造になっているものでもなんでも良い。
【0015】
図5は固定手段(2)の役割のフック(10)と着脱手段(3)の役割のリング(11)であり、その間を接続手段(12)である紐(13)で繋げている。接続手段(12)は紐(13)でも棒でも固定手段(2)と着脱手段(3)を繋げられればどのようなものでも良い。図5はフック(10)をハンガーラック(14)に掛け、リング(11)を線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)のスライダー部分(5)に引っ掛けた例である。これにより、使用者はスライダー部分(5)を持つ事なく、片手で線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を持って線ファスナーに沿って動かすとスライダーはその場に留まったままなので、線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を開けたり閉じたりできるようになる。
【0016】
図5は線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)として、タブレット等を入れる事ができる厚手の頑丈な袋を用いている。このように吊り下げたまま片手でタブレットを出し入れでき、開けた時に線ファスナーが上方を向いているのでタブレットが落ちることがないというのが利点である。また、スライダーについた着脱手段(3)であるリング(11)を外すと、入れ物ごとカバン等に入れて持ち運べるのも利点である。
【0017】
図6は2つの器具(1)を用い、それぞれの紐(13)の長さを変えて、この器具(1)を縦に2つ並ぶように多重にしたものである。こうすることで、狭い空間により多くの線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を吊るすことができる。紐(13)の長さを変えた器具(1)を追加すれば、同じ空間により多く吊るすことが出る。
【0018】
図7図5の固定手段(2)の役割のフック(10)からさらに2つ目の着脱手段(3)であるリング(11)をくっ付けて、それぞれ線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)に繋げ、図6の例のように縦に重ねるよう多重にしたものである。さらに多重にするには、この固定手段(2)の役割のフック(10)にさらに接続手段(12)や着脱手段(3)をくっ付けて、接続手段(12)の長さを調整する。このように固定手段(2)から複数の着脱手段(3)や接続手段(12)を出して多重にしても良い。
【0019】
図8図5で使用した線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)からさらに接続手段(12)である紐(13)と着脱手段(3)であるリング(11)を出して、他の線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)に繋げ縦に重ねるよう多重にしたものである。さらに多重にするには、追加した線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)にさらに接続手段(12)である紐(13)と着脱手段(3)であるリング(11)を出すようにする。
【0020】
図9はカラーボックスや本棚等の棚のある収納器具(15)の棚板や天板(16)に装着するための固定手段(2)としてのクリップ(17)、スライダー部分(5)への着脱手段(3)としてリング(11)を装備した器具(1)である。線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)に付けて使用した例である。固定手段(2)はこの例では棚板や天板(16)に挟み込むようなクリップ(17)となっているが、フックやクランプ等、器具(1)を固定できるならば何でもよく、着脱手段(3)はスライダーに着脱できるならば、リング(11)に限らずともフック、紐(13)、針金などどのようなものでも良い。これに線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)として書類を入れるのによく使用される透明なバッグを装着する。図9のように器具(1)のクリップ(17)を棚板(16)正面にはめ、バッグのスライダー部分(5)を閉めた状態で、透明なバッグが本棚の中に収まる方向にクリップ(17)を装着する。片手でバッグを持ち、手前方向に引っ張ると中身が開くため、引っ張り出すと同時に書類が確認できる。これにより、書類等を横に積み上げるのではなく縦にバッグごとに整理して綺麗に並べる事ができるという利点がある。このように収納器具(15)に使用すれば、その中に入っているものの仕切りにもなるのも利点である。棚のある収納器具(15)の中の空間の有効活用ができる。
【0021】
図10は固定手段(2)の役割のフック(19)と着脱手段(3)の役割のリング(11)であり、その間を接続手段(12)である紐(13)で繋げた器具(1)である。線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)に付けて使用した例である。これは鴨居(18)にかけて使用する。手軽な小物入れとして使用でき、スライダー部分(5)が上を向くように固定されているので、開け閉めしても中のものが落ちないという安心感がある。
【0022】
固定手段(2)として室内の壁にさすことが出来るピン、着脱手段(3)の役割のリング(11)を使用し、その間を接続手段(12)である紐(13)で繋げる器具(1)を線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)に付けて使用すれば、壁に直接ピンを刺してスライダー部分(5)を固定できるので、先ほどの鴨居(18)にかける器具(1)と同様な感覚で使用できる。
【0023】
図11は包丁(20)入れである。固定手段(2)の役割のフック(19)と着脱手段(3)の役割のリング(11)と、その間を接続手段(12)である紐(13)で繋げている器具(1)である。これまでの例と同様に線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)に付けて使用するのだが、今回は、この線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)の形を包丁(20)に合わせている。包丁(20)を入れた時に力が入り易いように包丁(20)の先が入る部分を細くしており、また、刃物が入るので丈夫な素材のものとなった包丁入れ(25)である。特に包丁(20)の刃先を突き刺すように入れるので、包丁(20)の刃先が入る部分が破れ難くなるよう補強されている。今までの例との違いとして、使用方法がある。今までは線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を持って動かしてスライダー部分(5)を動作させ、開け閉めしていたが、この例では包丁(20)を持って包丁入れ(25)にスライダーが動く向きに押し込むことによってスライダー部分(5)を閉じ、包丁(20)を持ってスライダーが動く向きに引っ張ることによって包丁入れ(25)から出すようになっている。この器具(1)はキッチンの収納の扉(21)にかけて使用することを想定している。使用方法としては、包丁(20)を入れるときは、図11の一番下から2番目の図のように、包丁入れ(25)の中に上から押し込むように入れると、器具(1)によりスライダー部分(5)は動かないので閉じる。包丁の柄(22)は包丁入れ(25)の外に出たままであるので、スライダーも全部は閉まらない。しかしながら、包丁(20)の刃の部分が包丁入れ(25)に全て入っていれば安定するので問題はない。包丁(20)を出すときは図11の一番下の図のように、その包丁入れ(25)から出ている包丁の柄(22)を持ち引っ張ると刃の根元部分(23)が包丁入れ(25)の内側(24)に引っかかるので、スムーズに出すことができる。
【0024】
包丁(20)の収納用具といえば、包丁立てが代表的なものであるが、この器具(1)を使うことによって、包丁(20)を吊り下げて収納することができるという利点がある。また、図2のように、箱(8)の中に入れて、数本を1つの箱(8)で管理することもできるというのも利点である。そして、包丁(20)をこれに収納しているときは、その刃が包丁入れ(25)の中に入っているので安全性が高い。包丁立ては、すぐに包丁(20)を取り出せるが、この器具(1)と包丁入れ(25)を使用すれば、引っ張ってスライダーを開けるという行動が必要となるので、さらに安全性が高いという特徴がある。また包丁入れ(25)をメッシュにしておけば、通気性も高くすぐに乾くという利点もある。そして、違う大きさや用途の包丁(20)を数本使用している場合かつ、包丁の柄(22)でどのタイプの包丁(20)か判別し難いとき、普通の包丁立てに入れておいたのでは、包丁の柄(22)しか見えないので判別し難いが、この包丁入れ(25)をメッシュにしておけば刃の形がわかるので判別し易いという利点もある。
【0025】
なお、本願発明の線ファスナーとスライダー付き入れ物のスライダー部分を中空にて固定するための器具あるいはその器具と線ファスナーとスライダー付き入れ物は上記実施例に限定されるものではなく、本願発明の線ファスナーとスライダー付き入れ物のスライダー部分を中空にて固定するための器具あるいはその器具と線ファスナーとスライダー付き入れ物の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本願発明の線ファスナーとスライダー付き入れ物のスライダー部分を中空にて固定するための器具あるいはその器具と線ファスナーとスライダー付き入れ物の範囲から排除するものではない。
【符号の説明】
【0026】
1…本願発明の器具
2…固定手段
3…着脱手段
4…線ファスナーとスライダー付き入れ物
5…線ファスナーとスライダー付き入れ物のスライダー部分
6…リング
7…クリップ
8…箱
9…ファスナー付きプラスチックバッグ
10…フック
11…リング
12…接続手段
13…紐
14…ハンガーラック
15…収納器具
16…棚板や天板
17…クリップ
18…鴨居
19…フック
20…包丁
21…収納の扉
22…包丁の柄
23…刃の根元部分
24…包丁入れの内側部分
25…線ファスナーとスライダー付き包丁入れ
26…バー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2023-08-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バー(26)付きの箱の中に、1つまたは複数の線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を吊り下げて安全に保護する器具であり、バー(26)付きの箱、固定手段(2)、接続手段(12)、着脱手段(3)、線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)で構成され、バー(26)付きの箱は向かって正面が開口部となるよう置かれ、正面から見て箱の正面側上方にバー(26)が装着されており、バー(26)自体はその名のとおり棒状のもの、紐を張ったもの、針金を張ったもの、またはカーテンレールで構成され、固定手段(2)は箱のバー(26)に固定できるリング、フック(10)、クリップまたは磁石により着脱可能な形で接続され、またバー(26)により左右移動可能な形となり、これにより箱のバー(26)と固定手段(2)は着脱可能であり、また固定手段(2)はバー(26)付きの箱の正面から見て手前や奥には動かないが、バー(26)により左右には自由に動くものであり、着脱手段(3)は線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)のスライダー部分(5)に着脱可能なクリップ(7)、リング、紐または針金であり、接続手段(12)は紐(13)または棒であり、これにより固定手段(2)と着脱手段(3)間を接続し、スライダー部分(5)が中空に吊り下がるように調整され、スライダー部分(5)を固定して線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を吊り下げるため、線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)の入口である線ファスナーは常に上方を向くため、中身がこぼれたり落ちたりすることがなく、固定手段(2)は着脱可能なので、固定手段(2)に吊り下がっている固定手段(2)、接続手段(12)、着脱手段(3)および線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)をセットとして別のセットと交換したり、そのセットを取り出して別の場所にかけて使用することもでき、使用後はそれらを箱(8)の中に戻すことができ、また着脱手段(3)が線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)に対して着脱可能となっているため、線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)の交換が簡単にできることを特徴とする箱型の器具(1)。
【請求項2】
請求項1の器具から、箱のバー(26)を除いた構成であり、箱(8)の中に、1つまたは複数の線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を吊り下げて安全に保護する器具であり、箱(8)、固定手段(2)、接続手段(12)、着脱手段(3)、線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)で構成され、箱(8)は向かって正面が開口部となるよう置かれ、正面から見て箱(8)の上の板に正面から固定手段(2)を装着するが、固定手段(2)は箱(8)の上の板に固定できるリング、フック(10)、クリップまたは磁石であり、これにより、箱(8)と固定手段(2)は着脱可能に固定でき、着脱手段(3)は線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)のスライダー部分(5)に着脱可能なクリップ(7)、リング、紐または針金であり、接続手段(12)は紐(13)および棒があり、これにより固定手段(2)と着脱手段(3)間を接続し、スライダー部分(5)が中空に吊り下がるように調整され、スライダー部分(5)を固定して線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を吊り下げるため、線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)の入口である線ファスナーは常に上方を向くため、中身がこぼれたり落ちたりすることがなく、固定手段(2)は着脱可能なので、固定手段(2)に吊り下がっている固定手段(2)、接続手段(12)、着脱手段(3)および線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)をセットとして別のセットと交換したり、そのセットを取り出して別の場所にかけて使用することもでき、使用後はそれらを箱(8)の中に戻すことができ、また着脱手段(3)が線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)に対して着脱可能となっているため、線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)の交換が簡単にできることを特徴とする箱型の器具(1)。
【請求項3】
請求項2の箱(8)としてカラーボックスや本棚といった棚があり、開口部が使用者の正面を向く収納器具(15)を使用したものであり、固定手段(2)は収納器具(15)の棚板や天板(16)に装着して使用することを特徴とする器具(1)。
【請求項4】
請求項2の線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)を包丁(20)入れとして使用したものであり、線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)は包丁を入れても切れることがないように補強され、サイズも包丁(20)に合わせたものが使用され、包丁(20)を入れる際はこの線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)のスライダー部分(5)が開いている状態で、包丁(20)をこの線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)の中に刃先から突っ込み、押し続けるとスライダーが閉まっていき、閉まりきった状態では、柄を外に出した状態で包丁(20)を固定することができ、逆に出すときは柄を持ちスライダーが動く方向に引っ張ると、包丁の刃の根元(23)が線ファスナーとスライダー付き入れ物(4)に引っかかって、それにより線ファスナーが開き、スムーズに出すことができることを特徴とする器具(1)。