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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023176059
(43)【公開日】2023-12-13
(54)【発明の名称】帽子
(51)【国際特許分類】
   A61F 7/10 20060101AFI20231206BHJP
   A61F 7/08 20060101ALI20231206BHJP
【FI】
A61F7/10 330S
A61F7/08 361Z
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022088132
(22)【出願日】2022-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】516365275
【氏名又は名称】池野 順子
(74)【代理人】
【識別番号】100190300
【弁理士】
【氏名又は名称】濱田 修
(72)【発明者】
【氏名】池野 順子
【テーマコード(参考)】
4C099
【Fターム(参考)】
4C099AA02
4C099AA05
4C099CA03
4C099GA03
4C099GA17
4C099JA02
4C099NA09
(57)【要約】
【課題】
本発明は、大気中の温度よりも低い温度に保ったり、寒冷地においては、逆に低くなりすぎないように温めるか、一定以上の温度に保温することで、快適さを得たり、健康を維持する課題を解決し、また、取り扱いが容易で、効果的な道具として、また、日常生活において、手軽かつ美観を保ちつつ、使いやすさと快適さを両立させるような装身具を用いて熱中症の防止を行うなどの課題を解決する。
【解決手段】
本発明においては、頭部の連続しても互いに離れていてもよい1以上の部分、又は頭部全体を覆い、頭部に接する1以上の部分にアタッチメントポケットを設けた構造であることを特徴とする帽子を用いる。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
頭部の互いに連続していても離れていてもよい、1以上の部分又は頭部全体を覆って、頭部に接する側に温度が伝わりやすい素材より成る層と、頭部に接する1以上の部分にアタッチメントポケットを設けた構造であることを特徴とする帽子。
【請求項2】
前記アタッチメントポケットが、 冷却、温熱又は保温の温度調節を行う器具を収納及び/又は固定することができる部分を有する請求項1に記載の帽子 。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、頭部の温度調節を行うことができる帽子に関する。
【背景技術】
【0002】
人体において、頭部は神経が集中し敏感な部分であり、血流も集中するので、その温度を必要に応じて調節することには大きな意味がある。
できる等の効果がある。
また、頭皮に異常が発生した際、治療のために一定の温度に保つことにも需要があると考えられる。
【0003】
こうした頭部又は頭皮の温度調節のため、取り扱いが容易で、効果的な道具といえるものとして、温度調節機能を備えた帽子が考えられる。
【0004】
例えば、特許文献1には、帽子本体に取付ける帽子取付け用温度調節装置が記載され、電源並びに帽子本体の内部に配するための送風機と内装部材からなる帽子取付け用温度調節装置であって、帽子の近傍に有する電源と、帽子本体の内部に配するための前記電源により動作する送風機等を有し、前記送風機の運転を制御する制御手段とからなるものが記載されている。
しかし、送風機による冷却は、電源が続く限り冷却機能を維持し効果が持続する反面、装置が複雑になり、取り扱いも煩雑になるという問題点がある。
こうした頭部の温度調節機能を有するヘルメット等は、他の特許文献にも散見されるが、日常生活において、手軽かつ美観を保ちつつ、使いやすさと快適さを両立させるようなものは見当たらない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実用新案登録第3156862号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のような背景から、一般的に生じる多くの状況として、取り扱いが容易で、効果的な道具の潜在的需要は大きいと考えられる。
また、更に、日常生活において、手軽かつ美観を保ちつつ、使いやすさと快適さを両立させるような装身具とすることができれば、熱中症の防止などの課題が存在する。
より広くは、大気中の温度よりも低い温度に保ったり、寒冷地においては、逆に低くなりすぎないように温めるか、一定以上の温度に保温することで、快適さを得たり、健康を維持する課題が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の発明者は、鋭意開発を行う過程の中、本発明をするに至った。
本発明は、下記の構成を有し、課題を解決するが、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、以下に限定されない。
(1) 頭部の互いに連続していても離れていてもよい、1以上の部分又は頭部全体を覆って、頭部に接する側に温度が伝わりやすい素材より成る層と、頭部に接する1以上の部分にアタッチメントポケットを設けた構造であることを特徴とする帽子。
(2) 前記アタッチメントポケットが、 冷却、温熱又は保温の温度調節を行う器具を収納及び/又は固定することができる部分を有する上記(1)に記載の帽子 。
【発明の効果】
【0008】
本発明を用いることにより、快適さが維持され、又は熱射病予防などの予防用又は頭部若しくは頭皮の治療用等のために頭部を適度な温度に保つことができる。使いやすい装身具としての帽子の外観を持っており、着用して日常生活を送ってもさほど違和感がない。本発明の帽子を単体で使用しても、インナーキャップとしてその上にさらに別の帽子や被り物を装着してもよいため、頭部を適度な温度に保つ際、医療用専用に作成された温度調節手段の固定具よりも幅広く使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の帽子を正面から観た図である。四角形部分はアタッチメントポケットで、縫合等の方法により設けられている。
図2】本発明の帽子を背面から観た図である。線状部分はアタッチメントポケットの口の部分である。
図3】本発明の帽子の変形例のうちの1つを正面から観た図である。四角形部分については図1と同じくアタッチメントポケットである。
図4】本発明の帽子の変形例のうちの1つを背面から観た図である。四角形部分についてはアタッチメントポケットである。
図5】本発明の帽子の変形例のうちもう1つを正面から観た図である。四角形部分については図1と同じくアタッチメントポケットである。
図6】本発明の帽子の変形例のうちもう1つを背面から観た図である。四角形部分についてはアタッチメントポケットである。
図7】本発明の帽子の外観の例である。頭部に被る部分が本発明の防止の構造を有し、外観については多種多様なものを選択することができる。
図8】本発明の帽子を正面から観た図である。左が正面から観た図、右が背面から見た図である。この例では、背面外側にアタッチメントポケットの口の部分があるが、この実施形態が一例であり、他の位置にアタッチメントポケットの口の部分があってもよい。
図9】本発明の帽子の1例である。上図は外観、下左図は、帽子の外観をなす部分に覆われた部分を正面から観た図、下右図は、帽子の外観をなす部分に覆われた部分を背面から観た図である。この例では、正面、背面の両方に1つずつアタッチメントポケットの口の部分がある。
図10】本発明の帽子をインナーキャップとして帽子の内側に着用する場合の概念図である。形状等が適合すれば、1つの本発明の帽子をインナーキャップとして用い、外側に複数の帽子を着用することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を例示するが、本発明は、それらの実施形態に制限されるものではない。
本発明の帽子は、頭部の連続しても互いに離れていてもよい1以上の部分又は頭部全体を覆い、頭部と接する側に温度が伝わりやすい素材より成る層が設けられている。
前記温度が伝わりやすい素材より成る層は、本発明の帽子の用途により、熱伝導層である場合と、断熱層である場合、その両方がある場合とがある。
本発明の帽子の、頭部に接する1以上の部分にアタッチメントポケットが設けられている。前記アタッチメントポケットは、前記熱伝導層又は断熱層に重ねて内側の頭部が存在する空洞側、すなわち、頭部に接する面に近い側に設けられる。
図1は、本発明の帽子の典型的な例を示す図である。
【0011】
本発明の帽子に係るアタッチメントポケットには、頭部を冷却する、あるいは、保温及び/又は温熱するための器具を収納及び/又は固定することができる。
例えば、本発明の帽子が冷却用に製作され、熱伝導層が設けられ、前記アタッチメントポケットに、保冷剤を収納する場合、保冷剤は、アタッチメントポケットの内部から、アタッチメントポケットの素材を通じて適度な冷たさを頭部に伝え、帽子内部を快適な温度にする。
【0012】
[帽子]
本発明の帽子は、別の帽子を外側に着用しなくても、単体として使用できる。本発明の帽子は、インナーキャップとしての使用に適した形状であることが望ましい。本発明の帽子の外側に、各種帽子だけでなく、ウィッグ、特にフルウィッグ又は全頭かつらを着用することができるものであってもよい。本発明の帽子の素材には、帽子の素材として機能し得るものであれば特に制限はない。本発明の帽子の外観乃至外形は、美観、ファッション性を有しているものでもよく、さらに上に別の防止等を被るインナーキャップとしての使用のためなどに、取り付け、係留機能などの機能性を有してもよい。
【0013】
[熱伝導層]
本発明の帽子は、頭部のとして製作される場合、帽子が頭部を覆う内側前面に、温度が伝わりやすい素材によりなる層として、熱伝導層を有する。
[温度が伝わりやすい素材]
熱伝導層に用いる温度が伝わりやすい素材として、導電糸が挙げられる。熱伝導性が適度であるという点において、本発明の帽子に適している。但し、本発明の効果を得るために、導電糸の電気伝導性は関係がないため、導電糸と同程度以上の熱伝導性、柔軟性、通気性、手入れのしやすさといった性質を有する素材であれば、本発明の帽子に係る、温度が伝わりやすい素材により成る層として利用できる。
[導電糸]
本発明の帽子に係る熱伝導層に用いる導電糸については、具体例として、次の商品が挙げられる。但し、同程度以上の熱伝導性、柔軟性、通気性、手入れのしやすさといった性質を有する素材であれば、利用できる。
本発明の帽子に係る熱伝導層に用いる導電糸の例:商品名「AGposs 70d/24f」
上記商品名の導電糸、銀めっき繊維AGpossは、従来の銀練り込み繊維やフィルム状の銀糸とは異なり、銀量が圧倒的に多いため導電性に優れ、電磁波シールド、抗菌、防臭、保温、断熱、制電効果に優れている。
上記商品名の導電糸は、導電性繊維の中では最も優れた電気抵抗特性を持ちながら繊維としての風合いを保ち、洗濯耐久性のある糸である。また、上記商品名の導電糸は、抗菌材などにも使用でき、また100回以上の家庭洗濯での耐久性と人体への安全性も実証されている。
【0014】
[熱遮断層]
一方、本発明の変形例として、本発明の帽子が、頭部の保温用、温熱用として製作された場合、熱遮断層を、冷却用に製作される場合に設ける熱伝導層の代わりに設ける。熱遮断層は、熱を逃がさず温度を保つほか、通気性、蒸気の透過性を有することで、快適さ、清潔性を両立する。
熱遮断層の素材としては、厚手の布地でも一定の効果があると考えられるが、これに、炭、鉱物、樹脂等のうち比熱が大きく温度を保持する効果がある物質を練り込む、又は含浸させるなどして固定し、保温効果を高めてもよい。
【0015】
[アタッチメントポケット]
本発明の帽子には、1以上のアタッチメントポケットが設けられている。
本発明の帽子に係るアタッチメントポケットは、布や柔軟性のある樹脂シート等の素材で形成され、温度調節用の部材を収納・固定することができる。
本発明の帽子に係るアタッチメントポケットは、直接頭部に接触するため、一定の柔軟性を有し、頭皮や毛髪を傷つけない素材が用いられる。
本発明の帽子に係るアタッチメントポケットの素材として、炭糸を用いることができる。但し、頭部に接触してもよい程度の柔軟性と、摩擦などに対する耐久性を有していれば、前記アタッチメントポケットの素材としてそれ以外の素材を用いることもできる。
【0016】
[炭糸]
例えば、具体的商品として、SUMISEN(登録商標)の糸は、年間の収穫高が少ない貴重な超長綿を高温で炭素化させたものと、通常の糸で撚り合わせて1本の糸である。
糸自体が高温で炭素化され「炭糸」が織り込みや編み込まれた素材を使用。
(一般的な炭の効果を謳う素材は「炭の粒子や薬品の練りこみ」なので、経年で効果が減少するものの、この素材は糸そのものが「炭」なので半永久的に炭の効果が持続する。
炭の消臭効果でニオイの付着を抑止することができる。また、炭の調湿効果、吸水速乾効果で梅雨の時期でもカビが付かない。
【0017】
[温度調節]
本発明の帽子は、用途として、冷却用、保温用、及び温熱用に用いることができる。
上述の通り、本発明の帽子が冷却用に製作される場合、帽子の内側に熱伝導層が設けられる。一方、本発明の帽子が保温用及び/又は温熱用に製作される場合、帽子の内側に熱遮断層が設けられる。
【0018】
本発明の帽子が冷却用に製作される場合、想定される帽子と頭部との接点の温度は、高温となった外部の気温よりも低い温度で、頭部表面に接触して快適な温度、又は、医療用に冷却するために必要な温度となる。このためには、頭部表面の体温よりも著しく低い温度では、冷たすぎて被ることができないという結果となることが容易に予見される。
従って、本発明の帽子が冷却用に製作される場合、想定される帽子と頭部との接点の温度は、傷のアイシングのような医療用の用途を考慮したとしても、0℃~30℃程度が適度な温度である。快適性のためにより着用する場合には、10℃~28℃、好ましくは、15℃~25℃に調整すると、快適性が得られやすいと考えられる。
【0019】
本発明の帽子が保温及び/又は温熱用に製作される場合、大気の温度が低い状況で着用し頭部を温める、又は、一定以下の温度にしないという目的で使用される。
想定される帽子と頭部との接点の温度は、低温となった外部の気温よりも高い温度で体温の放出を防ぐいつ用がある。また、頭部表面に接触して快適な温度、又は、医療用に温熱又は保温の温度調節をするために必要な温度となる。このためには、頭部表面の体温よりも著しく高い温度では、熱過ぎて被ることができない、又は、かぶることが一時的にできたとしても暑くて不快であるという結果となることが容易に予見される。
従って、本発明の帽子が温熱及び/又は保温用に製作される場合、想定される帽子と頭部との接点の温度は、温熱治療のような医療用の用途を考慮したとしても、10℃~50℃程度が適度な温度である。快適性のためにより着用する場合には、10℃~37℃程度に調整すると、快適性が得られやすいと考えられる。
【0020】
[冷却]
本発明の帽子に係るアタッチメントポケットに収納及び/又は固定される冷却用の器具として、保冷剤、氷のう、冷却用電気素子(ペルチェ素子)、等が挙げられる。
冷却用電気素子(ペルチェ素子)を用いる場合の電源は、帽子に取り付けても、帽子から電源コードをつなぎ、帽子とは別に身体に着けるか、又は、広い範囲を移動しない場合には、電源装置を身体から離れた位置に設置してもよい。
冷却用電気素子(ペルチェ素子)は、例えば、市販されているもののうち温度が本発明の目的に適した温度に調整しやすく、小型であるものを用いることができる。
【0021】
但し、電源装置を身体から離れた位置に設置する場合には、電源コードがつながっていることを忘れて移動してしまい電顕コードが望まない形で切断され、又は電源が倒れるなどの自己を防ぐため、例えば、一定の力で引っ張られた際には電源コードが所定の位置で外れる安全装置又は手段を同時に使用することが望ましい。
安全装置の例として適度な強度で磁石により電源コードの通電部分が連結され、一定以上の力がかかると、所定の位置で外れ事故を防ぐ安全装置が挙げられる。
【0022】
[保温]
本発明の帽子により頭部を保温する状況は、大気中の温度が体温より低く、放置すると頭部の温度が大きく下がってしまうような状況である。
このため、一般的には、帽子により頭部付近の体温を保温するだけでなく、本発明の帽子に設けられたアタッチメントポケットに収納及び/又は固定される器具により熱を伝え、積極的に温めることが必要になる場合が多い。
従って、本発明の帽子により頭部を保温する状況においては、本発明の帽子により頭部を温熱により温めるのと同じく体温よりも高い温度の器具をアタッチメントポケットに収納及び/又は固定することになる。この点、本発明の帽子により頭部を保温する状況は、本発明の帽子により頭部を保温及び/又は温熱する状況である場合が多く、頭部を、放置した場合よりも高い温度に保つことが目的である場合には、特に区別する必要はない。
本発明の帽子に係るアタッチメントポケットに収納及び/又は固定される保温用の器具としては、例えば、蓄熱材、携帯懐炉、電熱器、等が挙げられる。
【0023】
[温熱]
本発明の帽子により頭部を温熱する場合、寒さを和らげるために温める場合と、温熱治療などで一定時間だけ体温よりも高い温度で温める場合がある。
本発明の帽子により頭部を温熱する状況においては、体温よりも高い温度の器具をアタッチメントポケットに収納及び/又は固定することになる。
本発明の帽子に係るアタッチメントポケットに収納及び/又は固定される保温用の器具としては、例えば、小豆を包んだ布袋、蓄熱材、携帯懐炉、電熱器、等が挙げられる。
これらのうち、小豆を包んだ布袋は、自然素材で、香りなどを楽しめるなどの効果があるため、特にリラックス効果が高い。
【0024】
[本発明の帽子に関する変形例]
本発明の帽子には、既に述べたとおり、用途に応じて、熱伝導層、及び/又は、断熱層が設けられるが、それらの素材や取り付け方に特に制限はなく、熱伝導層と断熱層を交換可能に製作してもよい。
帽子の内側の冷たさ、又は温かさ等の温度調節を維持するために、熱伝導層と断熱層の両方を重ねて設けてもよい。この場合、頭部に近い側を熱伝導層とし、熱伝導層と帽子の外側部分であって頭部と反対側の大気と直接接する側との間に、熱遮断層を設けると、頭部の表面部分のが効率よく温度調節でき、かつ、その温度調節された状態が本発明の帽子の着用中外に放出されにくくなる。
本発明の帽子は、使用用途によりアタッチメントポケットの位置及び形状を変化させて作成し、用いることができる。
本発明の帽子に係るアタッチメントポケットの位置は、目的に応じて変化し得る。前記位置は、後頭部の血流の多い部分に設けて頭部を冷却する他、温熱治療のために特定の患部に対応する位置に設けて温熱効果を与えることなどが可能である。
【符号の説明】
【0025】
1 帽子
11 アタッチメントポケット
12 アタッチメントポケットの口の部分
20 温度が伝わりやすい素材によりなる層(熱伝導層、熱遮断層、又は熱伝導層と熱遮断層が重ねられた層)
【産業上の利用可能性】
【0026】
本発明は、医療用具、また、日常に用いる装身具として用いることができ、これらの産業において利用できる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2022-09-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
いに連続していても離れていてもよい、頭部の1以上の部分又は頭部全体を覆って、頭部に接する側に、銀めっき繊維と同程度以上の熱伝導性及び通気性を有する温度が伝わりやすい素材より成る層と、頭部に接する1以上の部分にアタッチメントポケットを設け、前記アタッチメントポケットが、冷却、温熱又は保温の温度調節を行う器具を収納及び/又は固定することができる部分を有する構造であることを特徴とする帽子。
【請求項2】
アタッチメントポケットよりも帽子外面に近い側に断熱層を有する請求項1に記載の帽子。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
[温度調節]
本発明の帽子は、用途として、冷却用、保温用、及び温熱用に用いることができる。
上述の通り、本発明の帽子が冷却用に製作される場合、帽子の内側に熱伝導層が設けられる。また、本発明の帽子が保温用及び/又は温熱用に製作される場合、帽子の内側に熱遮断層が設けられてもよい
【手続補正書】
【提出日】2023-02-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに連続していても離れていてもよい、頭部の1以上の部分を覆って、頭部に接する側に、銀めっき繊維と同程度以上の熱伝導性及び通気性を有する温度が伝わりやすい素材より成る層と、頭部に接する1以上の部分にアタッチメントポケットを設け、前記アタッチメントポケットが、冷却、温熱又は保温の温度調節を行う器具を収納及び/又は固定することができる部分を有することを特徴とする帽子。
【請求項2】
アタッチメントポケットよりも帽子外面に近い側に断熱層を有する請求項1に記載の帽子。