(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023176083
(43)【公開日】2023-12-13
(54)【発明の名称】防塵フード、インナーキャップ及び頭巾
(51)【国際特許分類】
A42B 1/0186 20210101AFI20231206BHJP
A42B 1/012 20210101ALI20231206BHJP
A42B 1/04 20210101ALI20231206BHJP
A42B 1/041 20210101ALI20231206BHJP
【FI】
A42B1/0186
A42B1/012
A42B1/04 A
A42B1/041
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022088173
(22)【出願日】2022-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】501419565
【氏名又は名称】国立株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100062373
【弁理士】
【氏名又は名称】稲木 次之
(74)【代理人】
【識別番号】100110906
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】木村 雄一
(72)【発明者】
【氏名】丹野 優希
(57)【要約】
【課題】 食品工場や医療機器製品、化粧品等の製造工場で用いる防塵フード用のインナーキャップ及び頭巾(アウターキャップ)であって、誰でも失敗なく適正な位置に着用でき、髪の毛等の落下を減らすことのできるものを提供する。
【解決手段】 インナーキャップ又は頭巾の眉間、後頭部、アゴ下、スカート下端に正しい装着位置やテンションを加える箇所の目安となる目印を設ける。インナーキャップの側頭部にあたる位置に装着時の水平方向を示す確認ラインを設ける。さらに頭巾の裏側に、インナーキャップ表側の目印に対応する目印を設ける。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
着用者の眉間にあたる位置に装着位置の目安となる目印を付けたことを特徴とする防塵フード、防塵フード用のインナーキャップ、または頭巾。
【請求項2】
着用者の側頭部にあたる位置に着用時の水平方向を示す水平確認ラインを付けたことを特徴とする防塵フード用のインナーキャップ。
【請求項3】
インナーキャップの外側からさらに頭巾を被る防塵フードであって、インナーキャップの表側で着用者の眉間にあたる位置と、頭巾の裏側の対応する位置にそれぞれ装着位置の案内となる目印を付けたことを特徴とする防塵フード。
【請求項4】
前記眉間部の位置の目印に加えて、さらに着用者の後頭部にあたる位置にテンションを加える箇所の目安となる目印を付けたことを特徴とする請求項1記載の防塵フード、防塵フード用のインナーキャップ又は頭巾。
【請求項5】
前記眉間部の位置の目印に加えて、さらに着用者のアゴ下にあたる位置にテンションを加える箇所の目安となる目印を付けたことを特徴とする請求項1記載の防塵フード用のインナーキャップ。
【請求項6】
着用者の左右の側頭部にあたる位置にそれぞれテンションを加える箇所の目安となる目印を付けたことを特徴とする防塵フード用のハーフ型のインナーキャップ。
【請求項7】
前開きのスカート部とアゴ下調整具を有する防塵フード用の頭巾であって、スカート部の左右の裾でアゴ下調整具の下側の位置にそれぞれテンションを加える箇所の目安となる目印を付けたことを特徴とする頭巾。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、食品工場や医療機器製品、化粧品などの製造工場、その他作業中に毛髪や異物が落ちるのを防止する必要がある場所で用いる作業用防塵フード、そのインナーキャップ及び頭巾に関する。
【背景技術】
【0002】
食品、化粧品、医薬品、半導体などのクリーンルームで働く作業者は、自らの身体より頭髪、塵埃などが落下して製品等を汚染しないように頭部を覆う防塵フードを着用する。防塵フードは、単一の頭巾からなるものもあるが、毛髪を固定して毛髪落下を防ぐインナーキャップと頭巾(アウターキャップ)からなり、インナーキャップの上に頭巾を被るものが知られている。
【0003】
防塵フードを構成するインナーキャップはフルフェイス型とハーフ型がある。フルフェイス型は、例えば着用者の頭部からアゴとノドの間の部分までを覆う袋状のキャップ本体と、首の周囲を覆う首部とが一体に縫着されてなり、キャップ本体は顔を露出させるための開放部を有する。またハーフ型は、着用者の頭部の耳から上側を覆う袋状のキャップからなる。フルフェイスの場合、個人差のない均一な装着を実現するため、アゴ下の調整具を用いず全体を伸縮性の布材で構成して上から被るようにして装着するものが用いられている。
【0004】
防塵フードを構成する頭巾は、例えば、着用者の頭部からアゴの部分までを覆う袋状キャップ本体と、首から肩の周囲までを覆うスカート部(ケープ)とが一体に縫着されてなる。キャップ本体は顔を露出させるための開放部を有し、作業の特性や好みに応じて、開放部の上側につば部が設けられることもある。顔の周囲に密着させるためにアゴ下にボタン等の調整具を設け、また後頭部に顔の側部の布材を後方へ引っ張るための調整バンドを取り付けたものが用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【0006】
顔の周囲からの毛髪や塵の落下を防ぐため、頭巾の開放部の周囲にゴムや伸縮性のある帯状布片を使用して顔の周囲への密着性を高めることが知られている。特許文献1では、装着時に不快感の原因となるゴムひもを用いずに異なる顔の大きさに対応させるため、顔の露出する開放部の周辺に伸縮性のある布地を細く折り返して縫着し、かつ額部のみに横方向に伸縮する布材を用いて、顔の大きさが異なる場合でも快適に着用できるようにしたものを開示している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来の防塵フードのインナーキャップ及び頭巾は、伸縮性のある素材を用いていることも一因となって、適正な位置からずれて装着されることがあり、ずれていても気づかないことがあった。
【0008】
例えばインナーキャップ上部が後方に偏っていると、せり上がった開放部の上縁から額が見えて毛髪がはみ出し、作業中に落下する恐れがある。他方、キャップ上部が前方に偏っていると、ずり下がった開放部の上縁によって視界が遮られ、作業の妨げとなる恐れがある。またインナーキャップや頭巾の開放部が左右に偏っていると、顔の周囲に弛みを生じ、毛髪や塵埃などを外部に漏出するおそれがある。
【0009】
さらに、インナーキャップの上に頭巾を被る場合、不完全な装着方法やインナーキャップと頭巾の間の材質の違いなどにより、インナーキャップと頭巾の位置関係にズレを生じることがある。ズレが生じた場合、インナーキャップと頭巾の間に弛みを生じ、塵埃の発生原因となったり、毛髪や塵埃などを外部に漏出するおそれがある。
【0010】
上に頭巾をかぶった後では中のキャップや髪の毛が見えず、インナーキャップをあとから調整することが難しいので、着用の各段階において、装着物が正しい位置や向きにあるかどうかを逐次確認することが重要である。
【0011】
本発明は、誰でも失敗なく適正な位置に着用できる防塵フード、防塵フード用のインナーキャップ及び頭巾を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本出願の各請求項に係る発明は、防塵フードの所定の箇所に装着の助けとなる目印を付することにより、柔軟性のあるフードを誰でも失敗なく着用できるようにするものであり、共通した技術上の意義を有するものである。
【0013】
本出願の請求項1記載の発明は、防塵フード、防塵フード用のインナーキャップ又は頭巾の眉間の位置に装着位置の目安となる目印を付けることを特徴とする。例えば、インナーキャップの表側に位置を知らせるための目印を付け、着用者は鏡を見ながらその目印が眉間の上の所定位置(例えば眉間の中央より2cm上)にくるように被ることにより、インナーキャップの装着位置がずれるのを防ぐことができる。目印は印刷でもよいし着用者が手で触知できるよう凹凸をつけることもできる。
【0014】
本出願の請求項2記載の発明は、防塵フード用のインナーキャップにおいて、インナーキャップの側頭部の位置に、着用時の水平方向を示す水平確認ラインを付けることを特徴とする。例えば、インナーキャップの側部で耳の付近の位置に、前後に延びる水平確認ラインを、異なる縫製糸を使用して表示し、作業者はインナーキャップをかぶった後でこの確認ラインが水平になっているかどうかを鏡に写して確認したり、複数の作業者間で確認し合うことにより、インナーキャップの頂部が前方や後方にずれることを防ぐことができる。
【0015】
本出願の請求項3記載の発明は、インナーキャップの外側から頭巾を被る防塵フードにおいて、インナーキャップの表側の眉間にあたる位置と、対応する頭巾の裏側の位置にそれぞれ装着位置の案内となる目印を付けることを特徴とする。着用者は、まずインナーキャップを着用した後、インナーキャップと頭巾の目印を合わせるように当ててから頭巾を被ることにより、インナーキャップと頭巾を正しく対応させて着用することができる。
【0016】
本出願の請求項4記載の発明は、防塵フード用のインナーキャップ又は頭巾において、請求項1記載の着用者の眉間の位置の目印に加えて、着用者の後頭部にあたる位置にさらにテンションを加える箇所の目安となる目印を付けることを特徴とする。着用者は、インナーキャップ又は頭巾の額の位置の目印を一方の手で押さえながら、他方の手で後頭部の目印をつまんで下に引っ張ることにより頭にフィットさせ、頭とインナーキャップや頭巾の間の弛みを防ぐことができる。
【0017】
本出願の請求項5記載の発明は、防塵フード用のフルフェイス型のインナーキャップにおいて、請求項1記載の着用者の眉間の位置の目印に加えて、さらにアゴ下の位置に装着位置の案内となる目印を付けることを特徴とする。特にアゴ下調整具を用いないインナーキャップにおいて、額の位置の目印を一方の手で押さえながら、他方の手でアゴ下の目印をつまんで引っ張ることにより、顔の左右のテンションを揃え、顔の周囲にあたる部分の撓みを防ぐことができる。
【0018】
本出願の請求項6記載の発明は、防塵フード用のハーフ型のインナーキャップにおいて、着用者の側頭部にあたる位置にテンションを加える箇所の目安となる目印を付けることを特徴とする。着用者は、左右の手でそれぞれの目印を押さえて下向きのテンションをかけることにより、頭の周囲の弛みや隙間を除くことができる。
【0019】
本出願の請求項7記載の発明は、前開きのスカート部とアゴ下調整具を有する防塵フード用の頭巾において、スカート部の左右の裾でアゴ下調整具の下側の位置にそれぞれテンションを加える箇所の目安となる目印を付けることを特徴とする。着用者は、スカート部を閉じるアゴ下のボタン等をとめる前に、左右の手でそれぞれの目印を押さえて下向きのテンションをかけることにより、頭の周囲の弛みや隙間を除き、かつ左右のバランスの取れた着用とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】着用者がフルフェイス型のインナーキャップのみを装着した状態を示す正面図である。
【
図2】フルフェイス型のインナーキャップのみを装着した場合において、インナーキャップの上部が適正な位置にある状態と、前側および後ろ側にずれた状態の側面視を示す説明図である。
【
図3】ハーフ型のインナーキャップのみを装着した状態を示す側面図である。
【
図4】インナーキャップを装着し、さらにその上から頭巾を着用した状態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明に係る防塵フード、インナーキャップ、及び頭巾の実施態様を、図面を参照しつつ以下に説明する。
【0022】
図1から
図2に示されるフルフェイス型のインナーキャップ1は、着用者の頭部からアゴとノドの間の部分までを覆う袋状のキャップ本体2と、首の周囲を覆う首部3とが一体に縫着されてなる。キャップ本体2は顔を露出させるための開放部4を有する。また左右側部にはメガネのツルを通すためのメガネスロット5がそれぞれ設けられている。
【0023】
インナーキャップ1の全体は伸縮性のある素材、例えばポリエステルを主としたストレッチ素材で構成されている。開放部4の周縁は伸縮性を有する布地を折り返して縫着し、顔の周囲に沿うように立体的に縫製している。毛髪の突き出しを防ぐため、全体に高密度ニット・メッシュの生地を用い、また塵埃の発生の少ない静電効果を備えた素材を用いることが望ましい。
【0024】
インナーキャップ1の眉間の位置には装着位置の案内となる目印Aが付けられており、それとは別に、頭巾の目印E’との相対位置の調整に用いる目印Eが目印Aの上側に付けられている。また後頭部およびアゴ下の位置にはテンションを加える箇所の目安となる目印B、Cがそれぞれ付けられている。さらに左右の側部においてメガネスロット5の下端付近の位置より後ろ側に向かって、着用時の水平方向を示す水平確認ラインDが他と異なる色の縫製糸を用いることにより表示されている。
【0025】
図3に示されるハーフ型のインナーキャップ1’はインナーキャップの別の実施態様であって、着用者の頭部の耳から上側を覆う袋状をなし、左右側部にはメガネのツルを通すためのメガネスロット5がそれぞれ設けられている。インナーキャップ1’の上部14は通気性が良く熱気を外へ逃がす機能のあるローン(薄い平織生地)で構成され、下部15は柔らかく伸びるニット(編物生地)で構成されて後頭部にまとめた毛髪を押さえることができる。下部15の下側の縁部16はストレッチ素材を折り返して縫着してある。
【0026】
インナーキャップ1’の眉間の位置には装着位置の案内となる目印Aが付けられており、頭巾との位置調整に用いる目印Eを兼ねる。後頭部には目印Bが、左右側頭部の耳の下側に当たる位置にはそれぞれ目印H、Hが付けられ、テンションを加える箇所の目安となる。さらに左右の側部においてメガネスロット5の上端付近の位置より後ろ側に向かって、着用時の水平方向を示す水平確認ラインDが他と異なる色の縫製糸を用いることにより表示されている。水平確認ラインDは、異なる色の布片を縫い付けることにより表示することもできる。
【0027】
図4、5に示される頭巾6は、着用者の頭部からアゴ下の部分までを覆う袋状のキャップ本体7と、首から肩の周囲までを覆うスカート部8とが一体に縫着されてなる。キャップ本体は顔を露出させるための開放部9を有し、開放部の上側につば部10が設けられている。スカート部8は前開きであり、左右上部にはアゴ下調整具11が設けられている。アゴ下調整具11はボタン及びボタン穴でもよいし、スナップボタンや面ファスナーとすることもできる。またキャップ本体7の後頭部には布材を後方へ引っ張るための後頭部調整バンド12が、左右の側部にはマスクの着脱を容易にするための丸型マスク留め13がそれぞれ設けられている。
【0028】
頭巾6の開放部9の周囲は伸縮性のある素材、例えばポリエステルを主としたストレッチ素材を折り返して縫着してある。
【0029】
頭巾6の裏側で着用者の眉間にあたる位置(インナーキャップの目印Eに一致する箇所)にはインナーキャップと装着位置を合わせるための目印E’が付けられている。後頭部の位置にはテンションを加える箇所の目安となる目印Fが、また、スカート部8の左右の裾でアゴ下調整具11の下側の位置にはそれぞれテンションを加える箇所の目安となる目印G、Gが付けられている。
【0030】
(装着方法)
フルフェイス型のインナーキャップ1を装着するには、内部の異物のチェックをした後、全体を頭から被り、開放部から顔を出し、鏡を見ながら、目印Aが眉間中央の2cm上に来るように、上下及び左右の位置を調整する。次に、片手で目印Aを押さえながら他方の手で後頭部の目印Bをつまんで引っ張ることにより、インナーキャップの前側の位置を保持しつつ頭頂部の弛みを除き、左右の側頭部のテンションを揃える。同様に片手で目印Aを押さえながら他方の手でアゴ下の目印Cをつまんで引っ張ることにより、インナーキャップの前側の位置を保持しつつ目印Aの左右のテンションを揃える。
【0031】
インナーキャップを装着した際、水平確認ラインDが水平になっていることを確認する。装着時には
図2(a)のように水平確認ラインDが水平な位置にあるのが正しい。(b)のように水平確認ラインDが右下がりの位置にあるときは、キャップ上部が後方に偏っているので、額が見えて毛髪がはみ出し、落下する恐れがあり、(c)のように水平確認ラインDが右上がりの位置にあるときは、キャップ上部が前方に偏っており、視界が遮られて作業の妨げとなる恐れがあるので、目印A及びBを利用して水平確認ラインDが水平となるよう修正する。
【0032】
ハーフ型のインナーキャップ1’を装着するには、内部の異物のチェックをした後、キャップを頭から被り、髪の毛をキャップの中に入れ、鏡を見ながら、目印Aが眉間中央の2cm上に来るように、上下及び左右の位置を調整する。次に、片手で目印Aを押さえながら他方の手で後頭部の目印Bをつまんで引っ張ることにより、インナーキャップの前側の位置を保持しつつ前後の位置を調整する。また両側の側頭部の目印H、Hを左右の手で下方に引き左右の位置を調整する。
【0033】
インナーキャップ1の上から頭巾6を装着するには、アゴ下調整具のボタン等が開いた状態で、内部の異物のチェックをした後、頭巾の内側の目印E’をインナーキャップの外側の目印Eに合わせ、インナーをずらさないようにして頭巾を被る。次に、額の部分を片手で押さえながら、鏡を見ながら頭巾後部の目印Fを下方に引き、頭巾を頭にフィットさせる。さらにスカート部の左右の目印G、Gを左右の手で下方に引き、左右側面の上下のテンションが等しくなるようにした後、アゴ下調整具のボタン等を留める。最後に、図示しない面ファスナー等により後頭部調整バンドを締めて装着を完了する。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明は、食品工場や医療機器製品、化粧品などの製造工場、その他作業中に毛髪や異物が落ちるのを防止する必要がある場所で用いる作業用防塵フードを、誰でも失敗なく適正な位置に着用できるようにする画期的な技術である。
【符号の説明】
【0035】
1、1’ インナーキャップ
2 キャップ本体
3 首部
4 開放部
5 メガネスロット
6 頭巾
7 キャップ本体
8 スカート部
9 開放部
10 つば部
11 アゴ下調整具
12 後頭部調整バンド
13 マスク留め
14 ハーフ型インナーキャップの上部
15 下部
16 縁部
A インナーキャップの眉間目印
B 同 後頭部目印
C 同 アゴ下目印
D 同 水平確認ライン
E、E’ インナーキャップと頭巾の位置調整に用いる目印
F 同 頭巾の後部目印
G 同 スカート下端目印
H ハーフ型インナーキャップの側頭部目印