IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 日立マクセル株式会社の特許一覧

特開2023-176167情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置
<>
  • 特開-情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置 図1
  • 特開-情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置 図2
  • 特開-情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置 図3
  • 特開-情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置 図4
  • 特開-情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置 図5
  • 特開-情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置 図6
  • 特開-情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置 図7
  • 特開-情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置 図8
  • 特開-情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置 図9
  • 特開-情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置 図10
  • 特開-情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置 図11
  • 特開-情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置 図12
  • 特開-情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置 図13
  • 特開-情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置 図14
  • 特開-情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置 図15
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023176167
(43)【公開日】2023-12-13
(54)【発明の名称】情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/09 20060101AFI20231206BHJP
   G08G 1/16 20060101ALI20231206BHJP
   G16Y 10/40 20200101ALI20231206BHJP
   G16Y 20/20 20200101ALI20231206BHJP
   G16Y 40/10 20200101ALI20231206BHJP
【FI】
G08G1/09 F
G08G1/16 D
G16Y10/40
G16Y20/20
G16Y40/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022088311
(22)【出願日】2022-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】000005810
【氏名又は名称】マクセル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】鋪田 和夫
(72)【発明者】
【氏名】平林 智則
(72)【発明者】
【氏名】永冨 修志
【テーマコード(参考)】
5H181
【Fターム(参考)】
5H181AA22
5H181BB04
5H181BB05
5H181BB13
5H181FF04
5H181FF32
5H181LL07
5H181LL08
5H181LL15
5H181MB11
(57)【要約】
【課題】対象者に応じた通知情報を対象者に通知する情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置を提供する。
【解決手段】実施形態に係る情報提供装置は、制御部を備える。制御部は、通知の対象である対象者に注意喚起情報を通知させる。制御部は、対象者の位置情報を取得し、位置情報に紐付けられた位置関連情報のうち、対象者の位置情報に合致し、かつ、対象者の識別情報に紐付けられた位置関連情報の種類に合致する位置関連情報を、注意喚起情報として対象者に通知させる。
【選択図】 図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通知の対象である対象者に注意喚起情報を通知させる制御部を備え、
前記制御部は、
前記対象者の位置情報を取得し、
位置情報に紐付けられた位置関連情報のうち、前記対象者の位置情報に合致し、かつ、前記対象者の識別情報に紐付けられた位置関連情報の種類に合致する位置関連情報を、前記注意喚起情報として前記対象者に通知させる、情報提供装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記位置情報に紐付けられた位置関連情報のうち、前記対象者の移動方向が、位置関連情報を紐付けられた前記位置情報が示す位置に近づく方向である位置関連情報を、前記注意喚起情報として前記対象者に通知させる、請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記対象者の位置情報にかかわらず、所定の緊急通知情報を前記対象者に通知させる、請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項4】
前記位置情報に紐付けられた位置関連情報が外部装置から取得された場合、取得された前記位置情報に紐付けられた位置関連情報を記憶する記憶部
を備える、請求項1~3のいずれか1つに記載の情報提供装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記対象者に応じて、前記注意喚起情報の通知方法を変更する、請求項1~3のいずれか1つに記載の情報提供装置。
【請求項6】
前記位置情報に紐付けられた位置関連情報は、進行方向情報を含み、
前記制御部は、前記位置情報に紐付けられた位置関連情報のうち、前記対象者の移動方向が、前記進行方向情報における移動方向に合致する位置関連情報を、前記注意喚起情報として前記対象者に通知させる、請求項1~3のいずれか1つに記載の情報提供装置。
【請求項7】
前記進行方向情報は、進行方向に対して注意すべき方向に関する情報を含み、
前記制御部は、前記対象者が注意すべき方向を前記対象者に通知する、請求項6に記載の情報提供装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記対象者の移動速度に応じて、前記注意喚起情報を前記対象者に通知させるタイミングを変更する、請求項1~3のいずれか1つに記載の情報提供装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記対象者に応じて、前記注意喚起情報を前記対象者に通知させるタイミングを変更する、請求項1~3のいずれか1つに記載の情報提供装置。
【請求項10】
前記位置情報に紐付けられた位置関連情報は、通知期間情報を含み、
前記制御部は、前記位置情報に紐付けられた位置関連情報のうち、前記対象者の通過時間が前記通知期間情報に関する期間に含まれる位置関連情報を、前記注意喚起情報として前記対象者に通知させる、請求項1~3のいずれか1つに記載の情報提供装置。
【請求項11】
前記位置情報に紐付けられた位置関連情報は、危険発生情報、犯罪発生情報、および、事故発生情報の少なくとも1つを含む、請求項1~3のいずれか1つに記載の情報提供装置。
【請求項12】
通知の対象である対象者の位置情報を取得する工程と、
位置情報に紐付けられた位置関連情報のうち、前記対象者の位置情報に合致し、かつ、前記対象者の識別情報に紐付けられた位置関連情報の種類に合致する位置関連情報を、注意喚起情報として前記対象者に通知させる工程と
を有する、情報提供方法。
【請求項13】
通知の対象である対象者への注意喚起情報を受信する受信部と、
受信された前記注意喚起情報を通知する通知部と
を備え、
前記注意喚起情報は、位置情報に紐付けられた位置関連情報のうち、前記対象者の位置情報に合致し、かつ、前記対象者の識別情報に紐付けられた位置関連情報の種類に合致する位置関連情報である、注意喚起装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、生徒の通学路に関係する危険情報を知らせる危険情報通知システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008-3828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記技術では、通知の対象となる対象者に対して、通知される通知情報が決まっており、対象者に必要な通知情報を提供する点において、改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、通知の対象者に応じた通知情報を通知可能な情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の一態様に係る情報提供装置は、制御部を備える。制御部は、通知の対象である対象者に注意喚起情報を通知させる。制御部は、対象者の位置情報を取得し、位置情報に紐付けられた位置関連情報のうち、対象者の位置情報に合致し、かつ、対象者の識別情報に紐付けられた位置関連情報の種類に合致する位置関連情報を、注意喚起情報として対象者に通知させる。
【0007】
これにより、情報提供装置は、通知の対象者に応じた注意喚起情報を通知することができる。情報提供装置は、対象者への通知が所望される注意喚起情報を対象者に通知することができる。情報提供装置は、対象者の位置情報に応じて、対象者に好適な注意喚起情報を通知することができる。
【0008】
実施形態の一態様に係る情報提供装置において、制御部は、位置情報に紐付けられた位置関連情報のうち、対象者の移動方向が、位置関連情報を紐付けられた位置情報が示す位置に近づく方向である位置関連情報を、注意喚起情報として対象者に通知させる。
【0009】
これにより、情報提供装置は、対象者への通知が必要な位置関連情報を対象者に通知することができる。たとえば、情報提供装置は、対象者の移動方向が、位置関連情報を紐付けられた位置情報が示す位置から遠ざかる方向である位置関連情報を、注意喚起情報として対象者に通知しない。そのため、情報提供装置は、対象者に好適な注意喚起情報のみを通知することができる。
【0010】
実施形態の一態様に係る情報提供装置において、制御部は、対象者の位置情報にかかわらず、所定の緊急通知情報を対象者に通知させる。
【0011】
これにより、情報提供装置は、緊急性を要する緊急通知情報を対象者に通知することができる。
【0012】
実施形態の一態様に係る情報提供装置は、記憶部を備える。記憶部は、位置情報に紐付けられた位置関連情報が外部装置から取得された場合、取得された位置情報に紐付けられた位置関連情報を記憶する。
【0013】
これにより、情報提供装置は、新たな位置関連情報を外部装置から取得することができ、記憶部に記憶する位置関連情報を増やすことができる。そのため、情報提供装置は、対象者に好適な注意喚起情報をさらに通知することができる。
【0014】
実施形態の一態様に係る情報提供装置において、制御部は、対象者に応じて、注意喚起情報の通知方法を変更する。
【0015】
これにより、情報提供装置は、対象者に好適な方法によって注意喚起情報を通知することができる。そのため、情報提供装置は、注意喚起情報に対する注意喚起を対象者に生じさせることができ、対象者の安全性の向上に貢献できる。
【0016】
実施形態の一態様に係る情報提供装置において、位置情報に紐付けられた位置関連情報は、進行方向情報を含む。制御部は、位置情報に紐付けられた位置関連情報のうち、対象者の移動方向が、進行方向情報における移動方向に合致する位置関連情報を、注意喚起情報として対象者に通知させる。
【0017】
これにより、情報提供装置は、対象者への通知が必要な位置関連情報を対象者に通知することができる。たとえば、情報提供装置は、対象者の移動方向が、進行方向情報における移動方向に合致しない位置関連情報を、注意喚起情報として対象者に通知しない。そのため、情報提供装置は、対象者に好適な注意喚起情報のみを通知することができる。
【0018】
実施形態の一態様に係る情報提供装置において、進行方向情報は、進行方向に対して注意すべき方向に関する情報を含む。制御部は、対象者が注意すべき方向を対象者に通知する。
【0019】
これにより、情報提供装置は、注意喚起する方向を対象者に通知することによって、対象者の安全性の向上にさらに貢献できる。
【0020】
実施形態の一態様に係る情報提供装置において、制御部は、対象者の移動速度に応じて、注意喚起情報を対象者に通知させるタイミングを変更する。
【0021】
これにより、情報提供装置は、対象者の移動速度に応じて、好適なタイミングで注意喚起情報を通知することができる。そのため、情報提供装置は、対象者の安全性の向上にさらに貢献できる。
【0022】
実施形態の一態様に係る情報提供装置において、対象者に応じて、注意喚起情報を対象者に通知させるタイミングを変更する。
【0023】
これにより、情報提供装置は、注意喚起情報に対する対象者の注意喚起を向上させることができる。
【0024】
実施形態の一態様に係る情報提供装置において、位置情報に紐付けられた位置関連情報は、通知期間情報を含む。制御部は、位置情報に紐付けられた位置関連情報のうち、対象者の通過時間が通知期間情報に関する期間に含まれる位置関連情報を、注意喚起情報として対象者に通知させる。
【0025】
これにより、情報提供装置は、対象者への通知が必要な位置関連情報を対象者に通知することができる。たとえば、情報提供装置は、対象者の通過時間が、通知期間情報に関する期間外の位置関連情報を、注意喚起情報として対象者に通知しない。そのため、情報提供装置は、対象者に好適な注意喚起情報のみを通知することができる。
【0026】
実施形態の一態様に係る情報提供装置において、位置情報に紐付けられた位置関連情報は、危険発生情報、犯罪発生情報、および、事故発生情報の少なくとも1つを含む。
【0027】
これにより、情報提供装置は、危険発生情報、犯罪発生情報、および、事故発生情報の少なくとも1つに対して、対象者に注意喚起を生じさせることができる。そのため、情報提供装置は、対象者の安全性の向上にさらに貢献できる。
【発明の効果】
【0028】
実施形態の一態様によれば、対象者に応じた通知情報を対象者に通知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1図1は、第1実施形態に係る注意喚起システムの概略の一例を示すブロック図である。
図2図2は、第1実施形態に係る注意喚起装置の構成の一例を示すブロック図である。
図3図3は、第1実施形態に係る注意喚起装置において、ユーザ情報が入力される画面の一例を示す図である。
図4図4は、第1実施形態に係る情報提供装置の構成の一例を示すブロック図である。
図5図5は、第1実施形態に係る登録情報DBの一例を示す図である。
図6図6は、第1実施形態に係る位置関連情報DBの一例を示す図である。
図7図7は、第1実施形態に係る注意喚起の一例を示す図である。
図8図8は、第1実施形態に係る注意喚起情報の設定処理を説明するフローチャートである。
図9図9は、第2実施形態に係る情報提供装置の構成の一例を示すブロック図である。
図10図10は、第2実施形態に係る注意喚起情報の設定処理を説明するフローチャートである。
図11図11は、第3実施形態に係る位置関連情報DBの一例を示す図である。
図12図12は、第3実施形態に係る注意喚起の一例を示す図である。
図13図13は、第3実施形態に係る注意喚起情報の設定処理を説明するフローチャートである。
図14図14は、第4実施形態の変形例に係る注意喚起装置において、ユーザ情報が入力される画面の一例を示す図である。
図15図15は、第4実施形態の変形例に係る登録情報DBの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下に、本願に係る情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置を実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報提供装置、情報提供方法、および注意喚起装置が限定されるものではない。
【0031】
(第1実施形態)
第1実施形態に係る注意喚起システム100について図1を参照し説明する。図1は、第1実施形態に係る注意喚起システム100の概略の一例を示すブロック図である。
【0032】
注意喚起システム100は、注意喚起装置1と、情報提供装置2とを備える。注意喚起装置1と、情報提供装置2とは、インターネットなどのネットワークNを介して無線、または有線によって通信可能に接続される。注意喚起システム100は、複数の注意喚起装置1を含む。注意喚起システム100は、複数の情報提供装置2を含んでもよい。
【0033】
注意喚起装置1について図2を参照し説明する。図2は、第1実施形態に係る注意喚起装置1の構成の一例を示すブロック図である。注意喚起装置1は、情報提供装置2から受信される注意喚起情報を通知する装置である。
【0034】
注意喚起情報は、注意喚起装置1を有するユーザに注意喚起させる情報である。注意喚起装置1を有するユーザは、注意喚起情報の通知を受ける対象者である。注意喚起装置1を有するユーザは、以下、「ユーザ」と称される。注意喚起情報は、危険発生情報、犯罪発生情報、および、事故発生情報の少なくとも1つを含む。危険発生情報は、たとえば、不審者の目撃情報を含む。危険発生情報は、事故が発生していないが、発生するおそれがあった状況に関する情報、すなわち、ヒヤリハットの発生情報を含んでもよい。犯罪発生情報は、たとえば、ひったくりの発生情報を含む。事故発生情報は、たとえば、交通事故の発生情報を含む。
【0035】
注意喚起装置1は、たとえば、端末装置である。端末装置は、たとえば、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスである。注意喚起装置1は、スピーカや、ランプなどによって、ユーザに注意喚起情報を通知する。
【0036】
注意喚起装置1は、測位装置10と、入力部11と、通知部12と、通信部(受信部)13と、記憶部14と、制御部15とを備える。なお、測位装置10、および、入力部11の少なくとも1つは、注意喚起装置1とは異なる装置に設けられてもよい。
【0037】
測位装置10は、注意喚起装置1の位置情報(たとえば、緯度、および、経度などのGPS情報)、すなわちユーザの位置情報を例えば所定の周期で取得し、取得される位置情報に基づいて注意喚起装置1の位置を判定する。測位装置10は、たとえば、GNSS(Global Navigation Satellite System)であり、上空を周回している航法衛星からの電波を受信して測位および計時することができる。なお、位置情報には、位置情報が取得された時刻の情報が含まれる。
【0038】
入力部11は、ユーザ情報の入力を受け付ける。ユーザ情報は、ユーザ、および、ユーザの保護者などが入力部11を操作することによって入力・登録される。ユーザ情報は、たとえば、図3に示すように、注意喚起装置1の表示部に表示される画面に基づいて入力される。図3は、第1実施形態に係る注意喚起装置1において、ユーザ情報が入力される画面の一例を示す図である。ユーザ情報は、たとえば、ユーザの年齢、ユーザの性別、および、情報提供装置2からの通知を希望する注意喚起情報等を含む。また、ここでは、注意喚起装置1での情報入力を例示したが、本明細書におけるユーザ情報やその他登録情報の入力は、必ずしも注意喚起装置1に備わる入力部11経由である必要はなく、結果的に記憶部14や記憶部31(後述)への登録が必要な情報の入力を注意喚起装置1以外の機器における操作入力によって実現してもよい。
【0039】
図2に戻り、通知部12は、情報提供装置2から受信される注意喚起情報を、注意喚起装置1を有するユーザに通知する。通知部12は、スピーカ、および、ランプなどを含む。通知部12は、たとえば、音声によって、ユーザに注意喚起情報を通知する。通知部12は、たとえば、ランプを点灯、または、点滅させることによって、ユーザに注意喚起情報を通知する。なお、通知部12の構成は上記に限られるものではなく、バイブレータを備え、当該バイブレータを用いた振動による注意喚起を行うこともできるし、ディスプレイを備え、当該ディスプレイ用いた画面への情報表示による注意喚起などを行うこともできる。また、ここでは、ユーザへの注意喚起を行うための音声出力機能等が注意喚起装置1に備わっている構成を例示したが、例えば、ユーザがアラームやライトなどの通知機能を有する注意喚起装置1と通信可能な機器を、注意喚起装置1とは別体で保持しているような場合には、通知部12は、これら他の機器での通知機能の発動を命令するような構成(つまり、通知部12が注意喚起装置1以外の機器に備わっている構成)とすることもできる。
【0040】
通信部13は、たとえば、NIC等によって実現される。通信部13は、ネットワークNを介して有線、無線、またはこれらの組み合わせによって、情報提供装置2と通信可能に接続される。
【0041】
通信部13は、注意喚起装置1の位置情報、すなわち、ユーザの位置情報を、情報提供装置2に送信する。通信部13は、ユーザ情報を情報提供装置2に送信する。通信部13は、情報提供装置2から、注意喚起情報を受信する。なお、ここで通信部13によって情報提供装置2に送信されるユーザの位置情報は、取得されるGPS情報等の位置情報に基づいて測位装置10において判定される情報であってもよいし、測位装置10にて取得されるGPS情報等そのままであってもよい。
【0042】
記憶部14は、たとえば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部14は、注意喚起装置1の識別情報を記憶する。注意喚起装置1の識別情報は、注意喚起装置1を識別する情報である。注意喚起装置1の識別情報は、注意喚起装置1毎に設定される。記憶部14は、ユーザ情報を記憶する。
【0043】
制御部15は、たとえば、CPU、ROM、RAM、および、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。制御部15は、CPUがROMに記憶された各種プログラムを、RAMを作業領域として使用して実行することにより機能する取得部20、および、生成部21を備える。
【0044】
なお、制御部15が備える取得部20、および、生成部21は、それぞれ一部または全部がASICやFPGA等のハードウェアで構成されてもよい。また、取得部20、および、生成部21は、複数に分割されて構成されてもよい。取得部20、および、生成部21は、統合されて構成されてもよい。
【0045】
取得部20は、通信部13を介して測位装置10からユーザの位置情報を取得する。取得部20は、取得したユーザの位置情報を、通信部13を介して情報提供装置2に送信する。取得部20は、ユーザの位置情報を、注意喚起装置1の識別情報に紐付けて情報提供装置2に送信する。
【0046】
取得部20は、入力部11からユーザ情報を取得する。取得部20は、取得したユーザ情報を、注意喚起装置1の識別情報に紐付けて情報提供装置2に送信する。取得部20は、通信部13を介して、情報提供装置2から注意喚起情報を取得する。ここでの取得部20によるユーザ情報の取得は、例えば注意喚起装置1が通常同じユーザにより使用される前提のものであるような場合には、入力部11から入力されるユーザ情報を記憶部14に記憶しておき、次回からの取得部20によるユーザ情報の取得は入力部11経由ではなく記憶部14からの情報読み出しにより行われるようにしてもよい。
【0047】
生成部21は、取得された注意喚起情報に基づいて通知部12によってユーザに注意喚起を行うための制御信号を生成する。生成部21は、通知部12による通知方法に応じた制御信号を生成する。生成された制御信号は、通知部12に送信される。
【0048】
生成部21によって生成された制御信号が通知部12に送信されることによって、通知部12から、ユーザに対して注意喚起が行われる。
【0049】
次に、情報提供装置2について図4を参照し説明する。図4は、第1実施形態に係る情報提供装置2の構成の一例を示すブロック図である。情報提供装置2は、たとえば、サーバ装置、または、ワークステーションである。なお、情報提供装置2は、クラウドコンピューティングによって実現されてもよい。情報提供装置2は、通信部30と、記憶部31と、制御部32とを備える。また、情報提供装置2に備わる通信部30と、記憶部31と、制御部32は、必ずしも単一の装置に備わっている必要はなく、必須の各構成要素が互いに必要な通信を行える状況であれば、互いに別々の機器に備わっていてもよい。
【0050】
通信部30は、たとえば、NIC等によって実現される。通信部30は、ネットワークNを介して有線または無線によって、注意喚起装置1と通信可能に接続される。
【0051】
通信部30は、注意喚起装置1からユーザ情報を受信する。通信部30は、注意喚起装置1からユーザの位置情報を受信する。通信部30は、注意喚起装置1に注意喚起情報を送信する。
【0052】
記憶部31は、たとえば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部31は、登録情報DB(Database)40と、位置関連情報DB41とを備える。
【0053】
登録情報DB40は、たとえば、図5に示すように、ユーザID(Identifier)と、ユーザ情報と、注意喚起装置1の識別情報とが紐付けられたデータを記憶する。ユーザIDは、各ユーザを識別するユーザ識別情報である。図5は、第1実施形態に係る登録情報DB40の一例を示す図である。ユーザ情報のうち、通知を希望する注意喚起情報は、通知希望情報種別として、ユーザIDに紐付けられて記憶される。
【0054】
位置関連情報DB41は、たとえば、図6に示すように、発生位置情報と、位置関連情報と、発生件数とを紐付けて記憶する。図6は、第1実施形態に係る位置関連情報DB41の一例を示す図である。
【0055】
発生位置情報は、事故などが発生した場所を示す情報である。発生位置情報は、たとえば、事故などが発生した場所の緯度、および、経度に関する情報を含む。発生位置情報は、事故などが発生した場所を含む地域名(町名)などを含んでもよい。発生位置情情報は、事故などが発生した場所を特定可能な名称(たとえば、交差点名)などを含んでもよい。事故などが発生した場所を含む地域名、および、事故などが発生した場所を特定可能な名称は、複数の緯度、および、複数の経度に関する情報を含んでもよい。また、ビルなどの多層階の建物の内部や複数階層の道路等の情報である場合には、何階に関する情報であるかも紐づけることができる。
【0056】
位置関連情報は、事故などの内容を示す情報である。位置関連情報は、危険発生情報、犯罪発生情報、および、事故発生情報の少なくとも1つを含む。発生件数は、事故などの発生件数である。なお、位置関連情報は、たとえば、交差点の見通し具合の情報、および、混雑情報などを含んでもよい。発生件数は、所定期間、たとえば、1年などの期間で区切られてもよい。
【0057】
図4に戻り、制御部32は、たとえば、CPU、ROM、RAM、および、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。制御部32は、CPUがROMに記憶された各種プログラムを、RAMを作業領域として使用して実行することにより機能する取得部50、判定部51、および、設定部52を備える。
【0058】
なお、制御部32が備える取得部50、判定部51、および、設定部52は、それぞれ一部または全部がASICやFPGA等のハードウェアで構成されてもよい。また、取得部50、判定部51、および、設定部52は、複数に分割されて構成されてもよい。取得部50、判定部51、および、設定部52は、統合されて構成されてもよい。
【0059】
取得部50は、通信部30を介して、ユーザ情報を取得する。取得部50は、新たなユーザについてユーザ情報が取得された場合、ユーザにユーザIDを付与する。取得部50は、ユーザIDと、ユーザ情報とを紐付けて、登録情報DB40に記憶させる。取得部50は、通信部30を介して、ユーザの位置情報を取得する。
【0060】
判定部51は、取得されたユーザの位置情報に合致する発生位置情報が位置関連情報DB41に記憶されているか否かを判定する。すなわち、判定部51は、ユーザの位置情報に合致する発生位置情報があるか否かを判定する。たとえば、ユーザの位置と、位置関連情報DB41に記憶された発生位置情報における位置との距離が第1所定距離以下である場合、判定部51は、ユーザの位置情報と、位置関連情報DB41に記憶された発生位置情報とが合致すると判定する。第1所定距離は、予め設定された値である。第1所定距離は、発生位置情報に応じて、発生位置情報毎に設定されてもよい。第1所定距離は、複数の距離を含んでもよい。また、ここでは、ユーザの位置と発生位置情報が示す位置との距離に基づいた判定処理を例示しているが、これに限られるものではない。例えば、ユーザの位置情報に基づいて算出される平均移動速度と、ユーザの位置と発生位置情報が示す位置との距離とに基づいて移動時間を算出し、当該移動時間に基づいてユーザの現在位置から所定の範囲にあるかどうかの判定を行うようにしてもよい。
【0061】
取得されたユーザの位置情報に合致する発生位置情報が位置関連情報DB41に記憶されている場合、判定部51は、取得されたユーザの位置情報と紐付けられた注意喚起装置1の識別情報に合致するユーザIDを読み出す。判定部51は、読み出したユーザIDに紐付けられた通知希望情報種別を読み出す。判定部51は、読み出した通知希望情報種別と、発生位置情報の位置関連情報とが合致するか否かを判定する。すなわち、判定部51は、ユーザへの通知が希望される位置関連情報の種類と、発生位置情報の位置関連情報の種類とが合致するか否かを判定する。
【0062】
設定部52は、取得されたユーザの位置情報に基づいて、ユーザに通知する注意喚起情報を設定する。
【0063】
設定部52は、ユーザの位置情報に合致する発生位置情報の位置関連情報のうち、ユーザの通知希望情報種別に合致する位置関連情報を、注意喚起情報として設定する。設定部52は、位置情報に紐付けられた位置関連情報のうち、ユーザの位置情報に合致し、かつ、注意喚起装置1の識別情報に紐付けられた通知希望情報種別に合致する位置関連情報を、注意喚起情報として設定する。
【0064】
判定部51によって、読み出されたユーザの通知希望情報種別と、発生位置情報の位置関連情報とが合致すると判定された場合、設定部52は、読み出されたユーザの通知希望情報種別に合致する位置関連情報を、注意喚起情報として設定する。設定部52は、設定した注意喚起情報を、通信部30を介して注意喚起装置1に送信する。
【0065】
たとえば、取得されたユーザの位置情報が「xxx、yyy1」であり、かつ、位置情報に紐付けられた注意喚起装置1の識別情報が「abcde」である場合、制御部32は、図6に示す位置関連情報DB41から、ユーザの位置情報「xxx、yyy1」に合致する発生位置情報を読み出す。制御部32は、ユーザの位置情報「xxx、yyy1」に合致する発生位置情報に対する位置関連情報として、「歩行者交通事故」、「通学児童交通事故」、および、「不審者通報」を読み出す。
【0066】
また、制御部32は、図5に示す登録情報DB40から、注意喚起装置1の識別情報が「abcde」のユーザID「0001」を読み出す。制御部32は、ユーザID「0001」に紐付けられて記憶された通知希望情報種別として、「通学児童交通事故情報」、および、「不審者情報」を読み出す。この場合、読み出されたユーザIDの通知希望情報種別は、「通学児童交通事故情報」、および、「不審者情報」であり、ユーザの位置情報「xxx、yyy1」に合致する位置関連情報は、「歩行者交通事故」、「通学児童交通事故」、および、「不審者通報」である。そのため、制御部32は、「通学児童交通事故」、および、「不審者通報」の位置関連情報を、注意喚起情報として設定する。
【0067】
たとえば、「通学児童交通事故」の位置関連情報が、注意喚起情報として設定された場合、注意喚起情報が送信された注意喚起装置1では、図7に示すように、注意喚起が行われる。図7は、第1実施形態に係る注意喚起の一例を示す図である。たとえば、注意喚起装置1は、音声による注意喚起を行う。たとえば、注意喚起装置1は、「事故が多いから車や自転車が来ていないか、ちゃんと確認してね。」と音声によってユーザに注意喚起を行う。
【0068】
なお、注意喚起情報に基づいてユーザに注意喚起が行われた場合、所定の経過時間が過ぎるまで、同じ発生位置情報に基づいた注意喚起が行われなくてもよい。また、注意喚起は、複数回、繰り返し行われてもよい。
【0069】
次に、第1実施形態に係る注意喚起情報の設定処理について、図8を参照し説明する。図8は、第1実施形態に係る注意喚起情報の設定処理を説明するフローチャートである。
【0070】
制御部32は、ステップS100において、注意喚起装置1から、ユーザの位置情報を取得する。制御部32は、ステップS100において、ユーザの位置情報を取得した後、ステップS101に移行する。
【0071】
制御部32は、ステップS101において、ユーザの位置情報に合致する発生位置情報があるか否かを判定する。ユーザの位置情報に合致する発生位置情報がない場合、制御部32は、今回の処理を終了する。ユーザの位置情報に合致する発生位置情報がある場合、制御部32は、ステップS102に移行する。
【0072】
制御部32は、ステップS102において、注意喚起装置1に対応するユーザIDの通知希望情報種別を読み出す。制御部32は、注意喚起装置1の識別情報に基づいてユーザIDを読み出し、読み出したユーザIDの通知希望情報種別を読み出す。制御部32は、ステップS102において、通知希望情報種別を読み出した後、ステップS103に移行する。
【0073】
制御部32は、ステップS103において、発生位置情報の位置関連情報に合致する通知希望情報種別があるか否かを判定する。発生位置情報の位置関連情報に合致する通知希望情報種別がない場合、制御部32は、今回の処理を終了する。発生位置情報の位置関連情報に合致する通知希望情報種別がある場合、制御部32は、ステップS104に移行する。
【0074】
制御部32は、ステップS104において、通知希望情報種別に合致する位置関連情報を、注意喚起情報として設定する。制御部32は、ステップS104において、注意喚起情報を設定した後、ステップS105に移行する。
【0075】
制御部32は、ステップS105において、注意喚起情報を注意喚起装置1に送信する。
【0076】
情報提供装置2は、制御部32を備える。制御部32は、通知の対象であるユーザに注意喚起情報を通知させる。制御部32は、ユーザの位置情報を取得し、発生位置情報に紐付けられた位置関連情報のうち、ユーザの位置情報に合致し、かつ、ユーザの識別情報に紐付けられた通知希望情報種別に合致する位置関連情報を、注意喚起情報としてユーザに通知させる。
【0077】
これにより、情報提供装置2は、ユーザに応じた注意喚起情報を通知することができる。情報提供装置2は、ユーザへの通知が所望される注意喚起情報をユーザに通知することができる。情報提供装置2は、ユーザの位置情報に応じて、ユーザに好適な注意喚起情報を通知することができる。
【0078】
発生位置情報に紐付けられた位置関連情報は、危険発生情報、犯罪発生情報、および、事故発生情報の少なくとも1つを含む。
【0079】
これにより、情報提供装置2は、危険発生情報、犯罪発生情報、および、事故発生情報の少なくとも1つに対して、ユーザに注意喚起を生じさせることができる。そのため、情報提供装置2は、ユーザの安全性の向上にさらに貢献できる。
【0080】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る注意喚起システム100について説明する。ここでは、第1実施形態に係る注意喚起システム100とは異なる箇所について説明する。第1実施形態に係る注意喚起システム100と同様の構成、および、処理についての説明は省略される。
【0081】
情報提供装置2の制御部32は、図9に示すように、取得部50と、検出部53と、判定部51と、設定部52とを備える。図9は、第2実施形態に係る情報提供装置2の構成の一例を示すブロック図である。
【0082】
検出部53は、取得されたユーザの位置情報に基づいて、注意喚起装置1の移動方向、すなわち、ユーザの移動方向を検出する。
【0083】
判定部51は、ユーザの移動方向が、発生位置情報が示す位置に近づく方向であるか否かを判定する。ユーザの位置情報に合致する発生位置情報が位置関連情報DB41に記憶されている場合、判定部51は、ユーザの移動方向が、発生位置情報が示す位置に近づく方向であるか否かを判定する。ユーザの移動方向が、発生位置情報が示す位置に近づく方向である場合、判定部51は、ユーザIDに紐付けられた通知希望情報種別を読み出す。判定部51は、読み出した通知希望情報種別と、発生位置情報の位置関連情報とが合致するか否かを判定する。
【0084】
設定部52は、ユーザの移動方向が、発生位置情報が示す位置に近づく方向である位置関連情報を、注意喚起情報として設定する。設定部52は、ユーザの位置情報に合致する発生位置情報の位置関連情報のうち、ユーザの通知希望情報種別に合致する位置関連情報を、注意喚起情報として設定する。
【0085】
なお、設定部52は、ユーザの移動方向が、発生位置情報が示す位置から遠ざかる方向である位置関連情報を、注意喚起情報として設定しない。
【0086】
次に、第2実施形態に係る注意喚起情報の設定処理について、図10を参照し説明する。図10は、第2実施形態に係る注意喚起情報の設定処理を説明するフローチャートである。
【0087】
ステップS100、および、ステップS101における処理は、図8に示すステップS100、および、ステップS101における処理と同じである。なお、制御部32は、ステップS101において、ユーザの位置情報に合致する発生位置情報があると判定した場合、ステップS200に移行する。
【0088】
制御部32は、ステップS200において、ユーザの移動方向が、発生位置情報が示す位置に近づく方向であるか否かを判定する。ユーザの移動方向が、発生位置情報が示す位置に近づく方向ではない場合、制御部32は、今回の処理を終了する。ユーザの移動方向が、発生位置情報が示す位置に近づく方向である場合、制御部32は、ステップS102に移行する。
【0089】
ステップS102~ステップS105における処理は、図8に示すステップS102~ステップS105における処理と同じである。
【0090】
情報提供装置2において、制御部32は、発生位置情報に紐付けられた位置関連情報のうち、ユーザの移動方向が、発生位置情報が示す位置に近づく方向である位置関連情報を、注意喚起情報としてユーザに通知させる。
【0091】
これにより、情報提供装置2は、ユーザへの通知が必要な位置関連情報をユーザに通知することができる。たとえば、情報提供装置2は、ユーザの移動方向が、発生位置情報が示す位置から遠ざかる方向である位置関連情報を、注意喚起情報としてユーザに通知しない。そのため、情報提供装置2は、ユーザに好適な注意喚起情報のみを通知することができる。
【0092】
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る注意喚起システム100について説明する。ここでは、第1実施形態に係る注意喚起システム100とは異なる箇所について説明する。第1実施形態に係る注意喚起システム100と同様の構成、および、処理についての説明は省略される。第3実施形態に係る情報提供装置2は、図9に示す第2実施形態に係る情報提供装置2と同様に、取得部50と、検出部53と、判定部51と、設定部52とを備える。
【0093】
情報提供装置2の記憶部31の位置関連情報DB41は、発生位置情報が示す位置に対する進行方向情報を、発生位置情報に紐付けて記憶してもよい。進行方向情報は、進行方向に対して注意すべき方向に関する情報を含む。進行方向情報は、たとえば、一部の発生位置情報に対して設けられる。
【0094】
位置関連情報DB41には、図11に示すように、発生位置情報の一部に、進行方向情報が設けられる。図11は、第3実施形態に係る位置関連情報DB41の一例を示す図である。たとえば、発生位置情報「渋谷3丁目交差点」に「南北方向からの進入時に東側からの見通しが悪い。」とする進行方向情報が紐付けられて、位置関連情報DB41に記憶される。
【0095】
検出部53は、取得されたユーザの位置情報に基づいて、注意喚起装置1の移動方向、すなわち、ユーザの移動方向を検出する。検出部53は、ユーザの位置情報の変化に基づいて、ユーザの移動方向を検出する。
【0096】
判定部51は、ユーザの移動方向が、進行方向情報における移動方向に合致するか否かを判定する。ユーザの位置情報に合致する発生位置情報が位置関連情報DB41に記憶されている場合、判定部51は、発生位置情報に進行方向情報が紐付けられているか否かを判定する。発生位置情報に進行方向情報が紐付けられている場合、判定部51は、ユーザの移動方向が、発生位置情報に紐付けられた進行方向情報における移動方向に合致するか否かを判定する。
【0097】
発生位置情報に進行方向情報が紐付けられていない場合、設定部52は、読み出された通知希望情報種別に合致する位置関連情報を、注意喚起情報として設定する。
【0098】
発生位置情報に進行方向情報が紐付けられており、かつ、ユーザの移動方向が、進行方向情報における移動方向に合致する場合、設定部52は、読み出された通知希望情報種別に合致し、かつ、移動方向が合致する位置関連情報を、注意喚起情報として設定する。
【0099】
発生位置情報に進行方向情報が紐付けられており、かつ、ユーザの移動方向が、進行方向情報における移動方向に合致しない場合、設定部52は、移動方向が合致しない位置関連情報を、注意喚起情報として設定しない。
【0100】
たとえば、ユーザの位置情報が「渋谷3丁目交差点」であり、かつ、注意喚起装置1の識別情報が「xyzAab」である場合、制御部32は、図11に示す位置情報DBから、位置情報「渋谷3丁目交差点」に合致する発生位置情報を読み出す。ユーザの移動方向が「南北方向」から当該交差点に進入する方向である場合、発生位置情報「渋谷3丁目交差点」の進行方向情報の移動方向である「南北方向からの進入」に合致する。そのため、制御部32は、ユーザ位置情報「渋谷3丁目交差点」に合致する発生位置情報に対する位置関連情報として、「交通事故」、「歩行者交通事故」、「高齢者歩行時交通事故」、「通学児童交通事故」、および、「自転車交通事故」を読み出す。
【0101】
また、制御部32は、図5に示す登録情報DB40から、注意喚起装置1の識別情報が「xyzAab」であるユーザID「0003」を読み出す。制御部32は、ユーザID「0003」に紐付けられて記憶された通知希望情報種別として、「高齢者歩行時交通事故」を読み出す。この場合、ユーザIDに紐付けられた通知希望情報種別は、「高齢者歩行時交通事故」であり、ユーザの位置情報「渋谷3丁目交差点」に合致する発生位置情報は、「高齢者歩行時交通事故」を含む。また、ユーザの移動方向は「南北方向」から当該交差点に進入する方向であり、発生位置情報「渋谷3丁目交差点」の進行方向情報の移動方向である「南北方向からの進入」に合致する。そのため、制御部32は、「高齢者歩行時交通事故」の位置関連情報を、注意喚起情報として設定する。
【0102】
たとえば、上記するように、ユーザの位置情報が「渋谷3丁目交差点」であり、かつ、ユーザの移動方向が「南北方向からの進入」であり、「高齢者歩行時交通事故」の位置関連情報が、注意喚起情報として設定された場合、注意喚起装置1は、図12に示すように、注意喚起を行う。図12は、第3実施形態に係る注意喚起の一例を示す図である。たとえば、注意喚起装置1は、音声による注意喚起を行う。たとえば、注意喚起装置1は、「事故が多いので、右側から車や自転車が来ていないか、確認してください。」と音声によってユーザに注意喚起を行う。
【0103】
次に、第3実施形態に係る注意喚起情報の設定処理について、図13を参照し説明する。図13は、第3実施形態に係る注意喚起情報の設定処理を説明するフローチャートである。
【0104】
ステップS100、および、ステップS101における処理は、図8に示すステップS100、および、ステップS101における処理と同じである。なお、制御部32は、ステップS101において、ユーザの位置情報に合致する発生位置情報があると判定した場合、ステップS300に移行する。
【0105】
制御部32は、ステップS300において、発生位置情報に進行方向情報があるか否かを判定する。制御部32は、発生位置情報に進行方向情報が紐付けられているか否かを判定する。発生位置情報に進行方向情報がある場合、制御部32は、ステップS301に移行する。発生位置情報に進行方向情報がある場合、制御部32は、ステップS102に移行する。
【0106】
制御部32は、ステップS301において、発生位置情報の進行方向情報における移動方向と、ユーザの移動方向とが合致するか否かを判定する。発生位置情報の進行方向情報における移動方向と、ユーザの移動方向とが合致しない場合、制御部32は、今回の処理を終了する。発生位置情報の進行方向情報における移動方向と、ユーザの移動方向とが合致する場合、制御部32は、ステップS102に移行する。
【0107】
ステップS102~ステップS105における処理は、図8に示すステップS102~ステップS105における処理と同じである。
【0108】
情報提供装置2において、発生位置関連情報は、進行方向情報を含む。制御部32は、発生位置情報に紐付けられた位置関連情報のうち、ユーザの移動方向が、進行方向情報における移動方向に合致する位置関連情報を、注意喚起情報としてユーザに通知させる。
【0109】
これにより、情報提供装置2は、ユーザへの通知が必要な位置関連情報をユーザに通知することができる。たとえば、情報提供装置2は、ユーザの移動方向が、進行方向情報における移動方向に合致しない位置関連情報を、注意喚起情報としてユーザに通知しない。そのため、情報提供装置2は、ユーザに好適な注意喚起情報のみを通知することができる。
【0110】
進行方向情報は、進行方向に対して注意すべき方向に関する情報を含む。制御部32は、ユーザが注意すべき方向をユーザに通知する。
【0111】
これにより、情報提供装置2は、注意喚起する方向をユーザに通知することによって、ユーザの安全性の向上にさらに貢献できる。
【0112】
(第4実施形態)
次に、第4実施形態に係る注意喚起システム100について説明する。ここでは、第1実施形態に係る注意喚起システム100とは異なる箇所について説明する。第1実施形態に係る注意喚起システム100と同様の構成、および、処理についての説明は省略される。
【0113】
第4実施形態に係る情報提供装置2は、図9に示す第2実施形態に係る情報提供装置2と同様に、取得部50と、検出部53と、判定部51と、設定部52とを備える。
【0114】
検出部53は、ユーザの位置情報に基づいて、ユーザの移動速度を検出する。
【0115】
判定部51は、ユーザの移動速度に基づいて、第1所定距離を設定する。すなわち、判定部51は、ユーザの移動速度に応じて、ユーザに危険喚起情報を通知するタイミングを変更する。たとえば、判定部51は、ユーザの移動速度が大きいほど、第1所定距離を長くする。すなわち、判定部51は、ユーザの移動速度が大きいほど、危険喚起情報を通知するタイミングを早くする。
【0116】
これにより、情報提供装置2は、ユーザの移動速度に応じて、ユーザに好適なタイミングで注意喚起情報を通知することができる。そのため、情報提供装置2は、ユーザの安全性の向上にさらに貢献できる。
【0117】
なお、第4実施形態に係る情報提供装置2は、以下の方法によって、通知タイミングを変更してもよい。
【0118】
検出部53は、ユーザの移動方向を検出し、ユーザの移動方向と、ユーザの移動速度とに基づいて、所定予測時間後のユーザの位置を予測する。所定予測時間は、予め設定された時間である。
【0119】
判定部51は、所定予測時間後のユーザの位置に合致する発生位置情報が位置関連情報DB41に記憶されているか否かを判定する。すなわち、判定部51は、所定予測時間後のユーザの位置に合致する発生位置情報があるか否かを判定する。たとえば、判定部51は、所定予測時間後のユーザの位置と、発生位置情報における位置との距離が第2所定距離以下である場合に、所定予測時間後のユーザの位置と、発生位置情報における位置とが合致すると判定する。第2所定距離は、予め設定された距離である。第2所定距離は、第1所定距離よりも短い。
【0120】
所定予測時間後のユーザの位置に合致する発生位置情報が位置関連情報DB41に記憶されている場合、判定部51は、注意喚起装置1の識別情報に合致するユーザIDを読み出す。判定部51は、読み出したユーザIDに紐付けられた通知希望情報種別を読み出す。
【0121】
設定部52は、ユーザが発生位置情報の位置に到達するよりも所定予測時間前に、注意喚起装置1に注意喚起情報を送信する。
【0122】
すなわち、注意喚起装置1は、ユーザが発生位置情報の位置に到達するよりも所定予測時間前に、所定予測時間に基づいた通知タイミングでユーザに注意喚起情報を通知する。通知タイミングは、ユーザに応じて設定されてもよい。たとえば、ユーザが若者(たとえば、21~30歳など)である場合、ユーザが高齢者(たとえば、61歳以上)よりも所定予測時間を長く、すなわち、通知タイミングを早くする。
【0123】
この方法によっても、情報提供装置2は、ユーザの移動速度に応じて、ユーザに好適なタイミングで注意喚起情報を通知することができる。
【0124】
なお、通知タイミング、すなわち、所定予測時間は、ユーザなどによって設定可能であってもよい。通知タイミングは、たとえば、注意喚起装置1によって設定可能である。たとえば、注意喚起装置1によって入力されるユーザ情報は、通知タイミングに関する情報を含む。通知タイミングは、たとえば、図14に示すように、注意喚起装置1の表示部に表示される画面に基づいて入力される。図14は、第4実施形態の変形例に係る注意喚起装置1において、ユーザ情報が入力される画面の一例を示す図である。注意喚起装置1は、通知タイミングを含むユーザ情報を情報提供装置2に送信する。情報提供装置2の登録情報DB40には、図15に示すように、ユーザID毎に通知タイミングが記憶される。図15は、第4実施形態の変形例に係る登録情報DB40の一例を示す図である。
【0125】
変形例に係る情報提供装置2は、位置関連情報のうち、発生件数が所定件数以上の位置関連情報を、注意喚起情報の対象としてもよい。所定件数は、予め設定される件数である。
【0126】
変形例に係る情報提供装置2は、位置関連情報を、外部装置から取得してもよい。外部装置は、ドライブレコーダ、および、事故などを管理する装置などを含む。情報提供装置2の位置関連情報DB41は、位置情報に紐付けられた位置関連情報が外部装置から取得された場合、位置情報(発生位置情報)に紐付けて、取得された位置関連情報を記憶する。
【0127】
これにより、情報提供装置2は、新たな位置関連情報を外部装置から取得することができ、ユーザに通知できる位置関連情報を増やすことができる。そのため、情報提供装置2は、ユーザに好適な注意喚起情報をさらに通知することができる。
【0128】
変形例に係る情報提供装置2は、所定の緊急通知情報を注意喚起装置1によってユーザに通知させてもよい。所定の緊急通知情報は、たとえば、犯罪者が逃亡した情報や、動物が逃げ出した情報などを含む。情報提供装置2は、ユーザの位置情報にかかわらず、所定の緊急通知情報を注意喚起装置1によってユーザに通知させる。
【0129】
これにより、変形例に係る情報提供装置2は、ユーザに所定の緊急通知情報を通知することができる。
【0130】
変形例に係る情報提供装置2は、ユーザに応じて、注意喚起情報の通知方法を変更してもよい。たとえば、ユーザが高齢者である場合、変形例に係る情報提供装置2は、注意喚起情報を通知する際の音量を大きくする。たとえば、ユーザが高齢者である場合、変形例に係る情報提供装置2は、注意喚起情報の通知を複数回行ってもよい。たとえば、ユーザが児童である場合、変形例に係る情報提供装置2は、注意喚起情報を通知する際の音声を平易な表現とする。なお、注意喚起情報の通知方法の変更は、注意喚起装置1によって行われてもよい。
【0131】
これにより変形例に係る情報提供装置2は、注意喚起情報に対するユーザの注意喚起を向上させることができる。
【0132】
変形例に係る情報提供装置2において、位置関連情報は、事故などの発生時間帯の情報を含んでもよい。変形例に係る情報提供装置2は、ユーザが通過する時間が、事故などの発生時間帯に含まれる場合、注意喚起情報を注意喚起装置1に送信してもよい。すなわち、位置関連情報DB41に記憶される位置関連情報は、通知期間情報を含む。通知期間情報は、事故などの発生時間帯の情報である。情報提供装置2は、位置関連情報のうち、ユーザの通過時間が、通知期間情報に関する期間である発生時間帯に含まれる位置関連情報を、注意喚起情報として注意喚起装置1に送信し、ユーザに通知させる。
【0133】
これにより、変形例に係る情報提供装置2は、ユーザへの通知が必要な位置関連情報をユーザに通知することができる。たとえば、情報提供装置2は、ユーザの通過時間が、通知期間情報に関する期間外の位置関連情報を、注意喚起情報としてユーザに通知しない。そのため、情報提供装置2は、ユーザに好適な注意喚起情報のみを通知することができる。
【0134】
変形例に係る注意喚起装置1は、ユーザの周囲に(例えば、当該ユーザの周囲にいる第三者へ向けて)注意喚起を促す通知を行ってもよい。たとえば、注意喚起装置1は、音声によってユーザの周囲に注意喚起を促す通知を行ってもよい。注意喚起装置1は、照明装置を点灯、または、点滅させることによって、ユーザの周囲に注意喚起を促す通知を行ってもよい。
【0135】
これにより、変形例に係る注意喚起装置1は、ユーザの安全性を向上させることができる。
【0136】
変形例に係る情報提供装置2は、時間帯、および、周囲の明るさなどに応じて注意喚起情報の通知方法を変更してもよい。たとえば、ユーザの周囲が暗い場合には、情報提供装置2は、照明装置を点灯させる注意喚起情報を注意喚起装置1に送信する。たとえば、ユーザの周囲が明るい場合には、情報提供装置2は、音声による注意喚起を行う注意喚起情報を注意喚起装置1に送信する。これにより、変形例に係る情報提供装置2は、ユーザの安全性を向上させることができる。なお、通知方法は、注意喚起装置1によって変更されてもよい。
【0137】
変形例に係る情報提供装置2は、発生位置情報における位置を迂回する迂回路の情報を注意喚起装置1に送信してもよい。情報提供装置2は、ユーザ情報に基づいて、迂回路の情報を注意喚起装置1に送信してもよい。たとえば、情報提供装置2は、ユーザの年齢や、性別に基づいて、迂回路の情報を注意喚起装置1に送信する。情報提供装置2は、ユーザの年齢や、性別に基づいて、迂回路を変更してもよい。迂回路からユーザが外れた場合、情報提供装置2は、迂回路から外れたことを音声、ランプの明滅、振動、画像表示などにより、ユーザに警告してもよい。
【0138】
また、注意喚起装置1、および、情報提供装置2は、上記する処理を実現するためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。CPUは、記録媒体に記録されたプログラムを読み出すことで、上記する処理を実行することができる。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記したROMなどの半導体メモリや、磁気ディスクや、光磁気ディスクなどである。
【0139】
なお、上記各実施形態によれば、たとえば、以下のような注意喚起システムを提供することができる。
(1)注意喚起情報を通知する通知部と、
通知の対象である対象者に前記注意喚起情報を通知させる制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記対象者の位置情報を取得し、
位置情報に紐付けられた位置関連情報のうち、前記対象者の位置情報に合致し、かつ、前記対象者の識別情報に紐付けられた位置関連情報の種類に合致する位置関連情報を、前記注意喚起情報として前記対象者に通知させる、注意喚起システム。
(2)前記制御部は、前記位置情報に紐付けられた位置関連情報のうち、前記対象者の移動方向が、位置関連情報を紐付けられた前記位置情報が示す位置に近づく方向である位置関連情報を、前記注意喚起情報として前記対象者に通知させる、(1)に記載の注意喚起システム。
(3)前記制御部は、前記対象者の位置情報にかかわらず、所定の緊急通知情報を前記対象者に通知させる、(1)に記載の注意喚起システム。

(4)前記位置情報に紐付けられた位置関連情報が外部装置から取得された場合、取得された前記位置情報に紐付けられた位置関連情報を記憶する記憶部
を備える、(1)~(3)のいずれか1つに記載の注意喚起システム。
(5)前記制御部は、前記対象者に応じて、前記注意喚起情報の通知方法を変更する、(1)~(3)のいずれか1つに記載の注意喚起システム。
(6)前記位置情報に紐付けられた位置関連情報は、進行方向情報を含み、
前記制御部は、前記位置情報に紐付けられた位置関連情報のうち、前記対象者の移動方向が、前記進行方向情報における移動方向に合致する位置関連情報を、前記注意喚起情報として前記対象者に通知させる、(1)~(3)のいずれか1つに記載の注意喚起システム。
(7)前記進行方向情報は、進行方向に対して注意すべき方向に関する情報を含み、
前記制御部は、前記対象者が注意すべき方向を前記対象者に通知する、(6)に記載の注意喚起システム。
(8)前記制御部は、前記対象者の移動速度に応じて、前記注意喚起情報を前記対象者に通知させるタイミングを変更する、(1)~(3)のいずれか1つに記載の注意喚起システム。
(9)前記制御部は、前記対象者に応じて、前記注意喚起情報を前記対象者に通知させるタイミングを変更する、(1)~(3)のいずれか1つに記載の注意喚起システム。
(10)前記位置情報に紐付けられた位置関連情報は、通知期間情報を含み、
前記制御部は、前記位置情報に紐付けられた位置関連情報のうち、前記対象者の通過時間が前記通知期間情報に関する期間に含まれる位置関連情報を、前記注意喚起情報として前記対象者に通知させる、(1)~(3)のいずれか1つに記載の注意喚起システム。
【0140】
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。従って、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
【0141】
本発明に係る情報提供装置2、情報提供方法、および注意喚起装置1は、国連の推奨する持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の目標3(全ての人に健康と福祉を)に貢献することができる。
【符号の説明】
【0142】
1 注意喚起装置
2 情報提供装置
10 測位装置
11 入力部
12 通知部
13 通信部(受信部)
15 制御部
20 取得部
21 生成部
30 通信部
32 制御部
40 登録情報DB
41 位置関連情報DB
50 取得部
51 判定部
52 設定部
100 注意喚起システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15