(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023176172
(43)【公開日】2023-12-13
(54)【発明の名称】情報処理装置
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04845 20220101AFI20231206BHJP
G06F 3/0481 20220101ALI20231206BHJP
【FI】
G06F3/04845
G06F3/0481
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022088323
(22)【出願日】2022-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】000001993
【氏名又は名称】株式会社島津製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100141852
【弁理士】
【氏名又は名称】吉本 力
(72)【発明者】
【氏名】木本 泰裕
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 由莉
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA26
5E555AA29
5E555AA63
5E555BA02
5E555BA04
5E555BB02
5E555BB04
5E555BC04
5E555CA44
5E555CB12
5E555CB21
5E555CB45
5E555DA02
5E555DB20
5E555DB53
5E555DC13
5E555DC21
5E555DC25
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】複数のクロマトグラフ装置ごとの表示画像を共通のアスペクト比で管理画面に配列することができ、管理画面の表示態様が変更される際は、アスペクト比を保持した状態で表示画像を再配列することができる情報処理装置を提供する。
【解決手段】複数のクロマトグラフ装置40と通信可能な情報処理装置20であって、表示部30と、表示処理部76と、操作受付部32とを備える。表示処理部76は、複数のクロマトグラフ装置40における分析結果、及び、複数のクロマトグラフ装置40に対する操作の少なくとも一方に関するクロマトグラフ装置40ごとの表示画像62が、共通のアスペクト比で配列された管理画面60を表示部30に表示させる。操作受付部32は、管理画面60の表示態様を変更する変更操作を受け付ける。表示処理部76は、操作受付部32により変更操作が受け付けられたときに、アスペクト比を保持した状態で表示画像62を再配列する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のクロマトグラフ装置と通信可能な情報処理装置であって、
第1表示部と、
前記複数のクロマトグラフ装置における分析結果、及び、前記複数のクロマトグラフ装置に対する操作の少なくとも一方に関する前記クロマトグラフ装置ごとの表示画像が、共通のアスペクト比で配列された管理画面を前記第1表示部に表示させる表示処理部と、
前記管理画面の表示態様を変更する変更操作を受け付ける操作受付部とを備え、
前記表示処理部は、前記操作受付部により前記変更操作が受け付けられたときに、前記アスペクト比を保持した状態で前記表示画像が再配列された前記管理画面を前記第1表示部に表示させる、情報処理装置。
【請求項2】
前記変更操作には、前記情報処理装置を回転させる操作が含まれる、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記変更操作には、前記管理画面のサイズを変更する操作が含まれる、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記表示処理部は、前記操作受付部により前記変更操作が受け付けられたときに、前記管理画面が所定サイズ以上となる場合には、前記複数のクロマトグラフ装置に対応する前記表示画像を1つの前記管理画面に再配列して前記第1表示部に表示させる、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記表示処理部は、前記操作受付部により前記変更操作が受け付けられたときに、前記管理画面が所定サイズ未満となる場合には、前記複数のクロマトグラフ装置のうち一部のクロマトグラフ装置に対応する前記表示画像を1つの前記管理画面に再配列して前記第1表示部に表示させ、前記操作受付部で切替操作が受け付けられると、前記管理画面の表示を切り替えることにより、残りのクロマトグラフ装置に対応する前記表示画像を前記管理画面に再配列して前記第1表示部に表示させる、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記複数のクロマトグラフ装置のうち少なくとも1つのクロマトグラフ装置は、前記表示画像が表示される第2表示部を備えており、
前記表示処理部は、前記少なくとも1つのクロマトグラフ装置から入力される情報を用いて、前記管理画面を前記第1表示部に表示させる、請求項1に記載の情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のクロマトグラフ装置と通信可能な情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、下記特許文献1で開示されるようなグラフ表示処理装置では、ユーザからの操作により、表示画面上に表示される複数のウィンドウのそれぞれの大まかな整列位置が指定された後、各ウィンドウを整列することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このようなグラフ表示処理装置では、各ウィンドウについては、整列に伴ってアスペクト比が変化する。そのため、たとえば、ウィンドウのアスペクト比の変化に伴って、分析結果のグラフにおける勾配及びピーク同士の間隔等が変化すると、ユーザが分析結果を誤視認する虞がある。つまり、各ウィンドウについては、アスペクト比が変化すると利便性が低下する。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、複数のクロマトグラフ装置ごとの表示画像を共通のアスペクト比で管理画面に配列することができ、管理画面の表示態様が変更される際は、アスペクト比を保持した状態で表示画像を再配列することができる情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様は、複数のクロマトグラフ装置と通信可能な情報処理装置であって、第1表示部と、表示処理部と、操作受付部とを備える。前記表示処理部は、前記複数のクロマトグラフ装置における分析結果、及び、前記複数のクロマトグラフ装置に対する操作の少なくとも一方に関する前記クロマトグラフ装置ごとの表示画像が、共通のアスペクト比で配列された管理画面を前記第1表示部に表示させる。前記操作受付部は、前記管理画面の表示態様を変更する変更操作を受け付ける。前記表示処理部は、前記操作受付部により前記変更操作が受け付けられたときに、前記アスペクト比を保持した状態で前記表示画像が再配列された前記管理画面を前記第1表示部に表示させる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、複数のクロマトグラフ装置ごとの表示画像を共通のアスペクト比で管理画面に配列することができ、管理画面の表示態様が変更される際は、アスペクト比を保持した状態で表示画像を再配列することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本実施形態の管理システムの一例を示すブロック図である。
【
図2】本実施形態の管理画面の表示態様の一例を示す図である。
【
図3】本実施形態の表示画像の再配列について説明するための図である。
【
図4】本実施形態の表示画像の再配列の第1実施例を示す図である。
【
図5】本実施形態の表示画像の再配列の第2実施例を示す図である。
【
図6】本実施形態の表示画像の再配列の第3実施例を示す図である。
【
図7】本実施形態の情報処理装置の電気的構成の具体例を示す機能ブロック図である。
【
図8】本実施形態の情報処理装置の画面表示処理の一例を示すフロー図である。
【
図9】本実施形態の情報処理装置の表示切替処理の一例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1.管理システム
図1は、本実施形態の管理システム10の一例を示すブロック図である。また、
図1は、本実施形態の情報処理装置20の電気的構成の一例を示すブロック図でもある。
【0010】
管理システム10は、情報処理装置20を含む。情報処理装置20は、制御部22、表示部30、操作受付部32及び通信部34等を備え、これらは、バス等の回路36を介して、互いに電気的に接続される。
【0011】
制御部22は、情報処理装置20の全体的な制御を担う。制御部22は、CPU(Central Processing Unit)24を備える。また、制御部22は、CPU24が直接的にアクセス可能なRAM(Random Access Memory)26及び記憶部28を備える。
【0012】
RAM26は、CPU24のワーク領域及びバッファ領域として用いられる。記憶部28としては、HDD(Hard Disc Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の不揮発性メモリが用いられる。
【0013】
記憶部28には、情報処理装置20の動作を制御するためのプログラム(制御プログラム)及び制御プログラムの実行に必要とされるデータ(実行用データ)等が記憶される。なお、記憶部28がRAM26を含むように構成されてもよい。
【0014】
表示部30は、画面を表示するための装置である。表示部30としては、LCD(Liquid Crystal Display)ディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の汎用のディスプレイを用いることができる。また、表示部30としては、プロジェクタのような物体に画像及び画面等を投影する装置が用いられもよい。
【0015】
操作受付部32は、任意の操作を受け付ける。操作受付部32としては、ポインティングデバイス、キーボード、タッチパネル又はハードウェア式ボタン等の入力装置を用いることができる。また、操作受付部32としては、センサを用いることができ、たとえば、加速度センサ又はジャイロセンサ等の慣性センサを用いてもよい。なお、慣性センサによれば、情報処理装置20自体の回転及び傾き等の変位を検出することができる。
【0016】
また、操作受付部32としてタッチパネルが用いられ、表示部30としてディスプレイが用いられる場合、タッチパネルは、ディスプレイの表示面上に設けられる。また、このような場合、ディスプレイ及びタッチパネルが一体的に形成されたタッチパネルディスプレイが用いられてもよい。
【0017】
通信部34は、通信モジュール又は通信回路等を含み、制御部22からの指示により、外部と通信を行う。
【0018】
本実施形態では、情報処理装置20として、デスクトップPC(Personal Computer)、ノート(ラップトップ)PC、スマートフォン、タブレット端末又はタブレットPC等を用いることができる。
【0019】
管理システム10は、情報処理装置20以外に、複数のクロマトグラフ装置40を含む。クロマトグラフ装置40は、試料に含まれる成分を成分別に分離し、必要に応じて、各種成分を検出する装置である。クロマトグラフ装置40としては、液体クロマトグラフ装置又はガスクロマトグラフ装置等を用いることができる。
【0020】
クロマトグラフ装置40は、通信部34と同様の通信部42を備え、外部と通信可能に構成されてもよい。また、クロマトグラフ装置40は、表示部30と同様の表示部44を備えてもよい。さらに、クロマトグラフ装置40は、操作受付部32と同様の操作受付部46を備えても良い。
【0021】
本実施形態の管理システム10において、情報処理装置20は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット又は移動体通信網等のネットワーク50を介して、複数のクロマトグラフ装置40に通信可能に接続される。
【0022】
なお、情報処理装置20は、有線又は無線で複数のクロマトグラフ装置40に直接接続されてもよい。そのため、情報処理装置20は、赤外線又はBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信で複数のクロマトグラフ装置40に直接接続されてもよい。また、クロマトグラフ装置40ごとの通信方式は、同一でなくてもよい。
【0023】
このような、管理システム10によれば、情報処理装置20は、複数のクロマトグラフ装置40と通信可能とされ、複数のクロマトグラフ装置40をまとめて管理することができる。
【0024】
2.管理画面
図2は、本実施形態の管理画面60の表示態様の一例を説明するための図である。なお、
図2に示す例では、情報処理装置20は、タブレット端末等の持ち運びが容易な装置である。
【0025】
本実施形態では、各クロマトグラフ装置40において、表示画像62が生成される。また、クロマトグラフ装置40ごとの表示画像62は、アスペクト比が共通する。さらに、クロマトグラフ装置40ごとの表示画像62は、サイズが同様である。なお、クロマトグラフ装置40ごとの表示画像62については、サイズが一致する方が好ましい。
【0026】
表示画像62は、クロマトグラフ装置40における分析結果、及び、クロマトグラフ装置40に対する操作の少なくとも一方に関する画像である。クロマトグラフ装置40における分析結果に関する画像には、たとえば、クロマトグラム等が含まれる。クロマトグラフ装置40に対する操作に関する画像には、たとえば、クロマトグラフ装置40の動作を開始又は停止させる際に操作されるキー、あるいは、クロマトグラフ装置40の動作条件を設定する際に操作されるキー等が含まれる。なお、表示画像62は、これらのような画像以外の画像を含んでいてもよい。
【0027】
クロマトグラフ装置40で生成される表示画像62は、情報処理装置20に入力される。表示画像62の生成は、情報処理装置20側で行われても良い。この場合、クロマトグラフ装置40から情報処理装置20に対し、表示画像62の生成に必要な情報が入力される。
【0028】
情報処理装置20において、所定のアプリケーションが実行されると、管理画面60が表示部30に表示される。なお、管理画面60の表示部30への表示方法は、特に限定されない。たとえば、情報処理装置20が少なくとも1つ以上のクロマトグラフ装置40と通信可能となったタイミングで管理画面60が表示部30に表示されてもよい。
【0029】
本実施形態では、管理画面60には、クロマトグラフ装置40ごとの表示画像62が共通のアスペクト比で配列される。
【0030】
したがって、本実施形態では、
図2に示すように、複数のクロマトグラフ装置40における分析結果、及び、複数のクロマトグラフ装置40に対する操作の少なくとも一方に関するクロマトグラフ装置40ごとの表示画像62(表示画像62A~62D)が、共通のアスペクト比で管理画面60上に配列され、その管理画面60が表示部30に表示される。
図2における各表示画像62A~62Dは、それぞれ異なるクロマトグラフ装置40から情報処理装置20に入力された表示画像62であり、共通のアスペクト比を有している。
【0031】
各表示画像62A~62Dは、各クロマトグラフ装置40のインターフェースとして機能する。したがって、各表示画像62A~62Dについては、各表示画像62A~62Dに対応する各クロマトグラフ装置40における分析結果、及び、各クロマトグラフ装置40に対する操作の少なくとも一方に関する画面とも言える。たとえば、任意の表示画像62に対して操作が行われると、その表示画像62に対応するクロマトグラフ装置40では、各種処理が実行される。
【0032】
3.管理画面の表示態様の変更
本実施形態の情報処理装置20には、管理画面60の表示態様を変更する操作(変更操作)が操作受付部32で受け付けられる場合に、表示画像62のアスペクト比が変更されてしまうのを防止する機能が備えられている。
【0033】
たとえば、情報処理装置20として、タブレット端末等の装置自体の回転を検出する機能を備える装置が用いられる場合、情報処理装置20自体を回転させる操作(回転操作)が操作受付部32で受け付けられる。
【0034】
このような場合、表示画像62が傾いた状態で表示されるのを防止するため、管理画面60は、情報処理装置20の回転方向とは逆方向に回転する。これにより、管理画面60は、その上下方向が鉛直方向と一致するように表示態様が変更される。したがって、回転操作は、変更操作に含まれる。
【0035】
管理画面60が回転されると、その管理画面60のサイズは、表示部30に沿ったサイズに変更されることがある。このような場合、従来の情報処理装置では、管理画面60のサイズの変更に伴い、管理画面60のアスペクト比が変更される。
【0036】
従来の情報処理装置において、表示画像62は、管理画面60上において、なるべく大きく表示される。そのため、管理画面60のアスペクト比が変更されると、表示画像62のアスペクト比も併せて変更されてしまうという問題があった。
【0037】
また、たとえば、情報処理装置20として、デスクトップPC等の管理画面60のサイズを任意に調整する機能を備える装置が用いられる場合、管理画面60のサイズを変更する操作(サイズ変更操作)が、操作受付部32で受け付けられる。なお、サイズ変更操作は、管理画面60の縦幅及び横幅の少なくとも一方を変更する操作を意味しており、管理画面60の縦幅又は横幅の一方を変更する操作であってもよいし、管理画面60の縦幅及び横幅を同時に変更する操作であってもよい。
【0038】
サイズ変更操作は、タブレット端末及びデスクトップPC等において、従来から行われている画面のサイズを変更する操作である。管理画面60のサイズを変更する操作が行われると、管理画面60の縦幅及び横幅の少なくとも一方が変更されることにより、管理画面60の表示態様が変更される。したがって、サイズ変更操作は、変更操作に含まれる。
【0039】
サイズ変更操作は、たとえば、管理画面60のサイズを直接的に変更する操作である。管理画面60のサイズを直接的に変更する操作には、管理画面60の枠に対するドラッグ操作、管理画面60に対するピンチイン操作及び管理画面60に対するピンチアウト操作等が含まれる。
【0040】
なお、回転操作は、間接的に管理画面60のサイズを変更する操作である。そのため、回転操作は、サイズ変更操作に含まれるとも言える。
【0041】
従来の情報処理装置において、サイズ変更操作が行われる場合、管理画面60のサイズの変更に伴い、その管理画面60のアスペクト比が変更されることがある。管理画面60のアスペクト比が変更されるのであれば、上述したように表示画像62のアスペクト比も併せて変更されてしまうという問題があった。
【0042】
このように、変更操作(回転操作又はサイズ変更操作)が行われるたびに、表示画像62のアスペクト比が変更されると、複数のクロマトグラフ装置40を管理するうえで不便である。
【0043】
たとえば、分析結果に対応する表示画像62に関し、アスペクト比が変更されると、グラフにおける勾配、ピーク同士の間隔が変化し、ユーザが分析結果を誤認識する可能性がある。
【0044】
また、たとえば、表示画像62のアスペクト比が変更されると、その表示画像62に対する操作感も変更されてしまう。
【0045】
そこで、本実施形態では、操作受付部32により変更操作が受け付けられたとき、アスペクト比を保持した状態で表示画像62が再配列された管理画面60を表示部30に表示させる。
【0046】
図3は、本実施形態の表示画像62の再配列について説明するための図である。なお、
図3における情報処理装置20は、回転操作の受け付けが可能な装置である。また、
図3では、表示画像62の図示を適宜省略する。
【0047】
本実施形態では、操作受付部32で変更操作(回転操作)が受け付けられ、管理画面60のサイズが変更されると、再配列処理が実行される。再配列処理は、アスペクト比を保持した状態で、なるべく大きく表示される表示画像62を再配列する処理であってもよい。
【0048】
再配列処理が実行されると、管理画面60の表示領域64は、表示画像62と同じ数となるように均等に分割される。
図3(a)に示す例では、表示画像62が4つ存在するため、
図3(b)のように変更操作(回転操作)が行われると、表示領域64が4つに均等に分割される。表示領域64を複数の分割領域66に分割するパターンとしては、以下の第一分割パターン(
図3(c))、第二分割パターン(
図3(d))及び第三分割パターン(
図3(e))が考えられる。
【0049】
第一分割パターンでは、一方向に沿って表示領域64が分割される。
図3(c)に示す例では、複数の分割領域66が管理画面60の短手方向に並ぶように表示領域64が分割される。
【0050】
第二分割パターンでは、第一分割パターンと異なる一方向に沿って表示領域64が分割される。
図3(d)に示す例では、複数の分割領域66が管理画面60の長手方向に並ぶように表示領域64が分割される。
【0051】
第三分割パターンでは、二方向に沿って表示領域64が分割される。
図3(e)に示す例では、複数の分割領域66が管理画面60の長手方向及び短手方向にマトリクス状に並ぶように表示領域64が分割される。
【0052】
表示領域64のアスペクト比を保持した状態で、なるべく大きく表示するのであれば、分割後の表示領域64である分割領域66のアスペクト比が、表示画像62のアスペクト比に近い方が好ましい。そのため、分割領域66のアスペクト比は、表示画像62のアスペクト比と同一なのが最も好ましい。
【0053】
図3に示す例では、表示領域64が第三分割パターン(
図3(e))に沿って分割されると、アスペクト比を保持された状態の表示画像62を大きく表示することができる。そのため、本実施形態では、再配列処理が実行されると、
図3(e)に示すように表示画像62がマトリクス状に再配列される。
【0054】
なお、表示画像62の数が奇数の場合、第三分割パターンに関しては、表示画像62の数がさらに1つ多いものとして扱われる。
【0055】
図4は、本実施形態の表示画像62の再配列の第1実施例を示す図である。なお、
図4における情報処理装置20は、回転操作の受け付けが可能な装置である。
図4に示す例では、表示画像62(表示画像62A~62D)の配列が直線状(
図4(a))とマトリクス状(
図4(b))とに切り替わるが、表示画像62のサイズについては変更されない。ただし、表示画像62のサイズが変更されてもよい。
【0056】
図5は、本実施形態の表示画像62の再配列の第2実施例を示す図である。なお、
図5における情報処理装置20は、サイズ変更操作の受け付けが可能な装置である。
図5に示す例では、表示画像62(表示画像62A~62D)の配列がマトリクス状(
図5(a))と直線状(
図5(b))とに切り替わり、それに併せて、表示画像62のサイズが変更される。ただし、表示画像62のサイズが変更されなくてもよい。
【0057】
従来の情報処理装置では、管理画面60のサイズが変更されることで、表示画像62のサイズが所定のサイズ未満となる場合、複数のクロマトグラフ装置40を管理するうえで不便が生じる可能性がある。
【0058】
具体的に、表示画像62のサイズが所定のサイズよりも小さくなるように表示されると、表示画像62の視認及び表示画像62に対する操作が困難になる可能性がある。
【0059】
そこで、本実施形態では、表示画像62のサイズが所定のサイズ未満となるのを防止する。以下、その方法について、
図6を参照して説明する。
【0060】
図6は、本実施形態の表示画像62の再配列の第3実施例を示す図である。なお、
図6における情報処理装置20は、サイズ変更操作の受け付けが可能な装置である。
図6に示す例では、表示画像62(表示画像62A~62D)の全てが表示される状態(
図6(a))と表示画像62の一部が表示される状態(
図6(b)又は(c))とに切り替わるが、表示画像62のサイズについては変更されない。ただし、表示画像62のサイズが変更されてもよい。
【0061】
本実施形態では、
図6(a)の状態で操作受付部32で変更操作が受け付けられたときに、管理画面60のサイズが所定サイズ未満となる場合、複数のクロマトグラフ装置40のうち一部のクロマトグラフ装置40に対応する表示画像62を1つの管理画面60に再配列して表示部30に表示させる(
図6(b)又は(c))。「管理画面60のサイズが所定サイズ未満となる場合」とは、管理画面60の縦幅及び横幅の少なくとも一方が閾値未満となる場合であってもよいし、表示画像62のサイズに対する管理画面60のサイズの比(縦幅の比及び横幅の比の少なくとも一方)が閾値未満となる場合であってもよい。
【0062】
図6(b)に示す例では、管理画面60のサイズの変更に伴って、表示画像62のサイズが所定のサイズ未満となるため、表示画像62A及び62Bが管理画面60に再配列される。なお、このような場合、
図6(b)に示すように、表示画像62A及び62Bの代わりに、表示画像62C及び62Dが管理画面60に再配列されてもよい。
【0063】
また、本実施形態では、このように、一部の表示画像62が管理画面60に表示された状態では、操作受付部32で管理画面60の表示を切り替えるための操作(切替操作)が受け付けられる。
【0064】
切替操作は、タブレット端末及びデスクトップPC等において、従来から行われている画面の表示を切り替える操作である。切替操作は、たとえば、管理画面60の表示を直接的に切り替える操作である。管理画面60の表示を直接的に切り替える操作には、管理画面60に対するスワイプ操作等が含まれる。
【0065】
また、
図6(b)及び(c)に示すように、管理画面60の表示を切り替える機能が割り当てられる切替キー68がその管理画面60に表示されるのであれば、切替キー68を選択する操作は、切替操作に含まれる。なお、切替キー68は、ソフトウェアで再現されたボタンである。
【0066】
本実施形態では、
図6(b)及び(c)に示すように、操作受付部32で切替操作が受け付けられると、管理画面60の表示を切り替えることにより、残りのクロマトグラフ装置40に対応する表示画像62を管理画面60に再配列して表示部30に表示させる。したがって、本実施形態では、操作受付部32で切替操作が受け付けられるときも再配列処理が実行される。
【0067】
図6に示す例では、表示画像62A及び62Bが管理画面60に配列されている状態(
図6(b))で切替キー68が操作されると、管理画面60の表示が切り替わり、表示画像62C及び62Dが管理画面60に再配列される(
図6(c))。また、表示画像62C及び62Dが管理画面60に配列されている状態(
図6(c))で切替キー68が操作されると、管理画面60の表示が切り替わり、表示画像62A及び62Bが管理画面60に再配列される(
図6(b))。
【0068】
なお、本実施形態では、操作受付部32で変更操作が受け付けられたときに、管理画面60のサイズが所定サイズ未満となる場合、表示画像62を予め管理画面60の複数ページに跨いで再配列し、操作受付部32で切替操作が受け付けられるたびに、表示するページを切り替えるようにしてもよい。この場合、予めページ別に再配列処理が実行される。
【0069】
また、本実施形態では、
図6(b)又は(c)の状態で管理画面60のサイズが変更されることにより、管理画面60のサイズが所定サイズ以上となる場合、全ての表示画像62を管理画面60に表示させることが可能となり、管理画面60の表示を切り替えるのがかえって手間になる可能性がある。この場合、
図6(a)に示すように表示画像62を一群として管理画面60に表示することで、管理画面60の表示を切り替える手間を省略しつつ、全ての表示画像62(表示画像62A~62D)を視認可能に表示してもよい。
【0070】
このように、本実施形態では、操作受付部32で変更操作が受け付けられ、管理画面60のサイズが所定サイズ以上になる場合、複数のクロマトグラフ装置40に対応する表示画像62を1つの管理画面60に再配列して表示部30に表示させる。「管理画面60のサイズが所定サイズ以上となる場合」とは、管理画面60の縦幅及び横幅の少なくとも一方が閾値以上となる場合であってもよいし、表示画像62のサイズに対する管理画面60のサイズの比(縦幅の比及び横幅の比の少なくとも一方)が閾値以上となる場合であってもよい。また、管理画面60が「所定サイズ未満」になるか否かの判定と、管理画面60が「所定サイズ以上」になるか否かの判定とは、同じ閾値を用いて判断されてもよいし、それぞれ異なる閾値を用いて判断されてもよい。
【0071】
さらに、本実施形態では、クロマトグラフ装置40が表示部44を備える場合、そのクロマトグラフ装置40に対応する表示画像62は、表示部44又は管理画面60に適宜に表示される。
【0072】
そのため、表示部44又は管理画面60に適宜に表示可能な表示画像62に関しては、表示部44に表示される場合と、管理画面60上に表示される場合とで、アスペクト比が異なると、互いに異なる画像と視認される可能性がある。また、このような場合、クロマトグラフ装置40を直接操作する場合と、情報処理装置20を介して操作する場合とで、操作感が変化してしまう。
【0073】
これらのことから、本実施形態では、複数のクロマトグラフ装置40のうちの少なくとも1つのクロマトグラフ装置40が表示部44を備えるのであれば、その少なくとも1つのクロマトグラフ装置40から情報処理装置20に入力される表示画像62を管理画面60に表示する。
【0074】
たとえば、全てのクロマトグラフ装置40が表示部44を備えるのであれば、各表示画像62は、クロマトグラフ装置40で表示される場合と、情報処理装置20で表示される場合とで、アスペクト比が同一とされる。
【0075】
なお、表示部44を備えないクロマトグラフ装置40が存在する場合、アスペクト比に関する情報(アスペクト比情報)を共有することで、表示部44を備えないクロマトグラフ装置40で生成される表示画像62のアスペクト比が、表示部44を備えるクロマトグラフ装置40で生成される表示画像62のアスペクト比と同一にされてもよい。
【0076】
複数のクロマトグラフ装置40においてアスペクト比情報を共有する場合、たとえば、表示部44を備えるクロマトグラフ装置40から情報処理装置20にアスペクト比情報が入力され、そのアスペクト比情報が情報処理装置20から表示部44を備えないクロマトグラフ装置40に出力されてもよい。
【0077】
4.情報処理装置の電気的構成の具体例
図7は、本実施形態の情報処理装置20の電気的構成の具体例を示す機能ブロック図である。なお、
図7では、RAM26等の図示は省略する。
【0078】
記憶部28には、操作データ72及び表示画像データ74等が記憶される。操作データ72は、操作受付部32により受け付けられた操作の内容を表すデータである。表示画像データ74は、表示画像62に対応するデータである。
【0079】
なお、操作データ72及び表示画像データ74のそれぞれは、記憶部28に複数記憶されることがある。また、図示は省略するが、上述したように、記憶部28には、制御プログラム及び実行用データ等も併せて記憶される。
【0080】
制御部70は、CPU24(
図1参照)が制御プログラムを実行することにより、表示処理部76として機能する。
【0081】
表示処理部76は、操作受付部32により変更操作が受け付けられたときに、つまり、変更操作に対応する操作データ72が存在するときに、表示画像データ74を用いることで、アスペクト比を保持した状態で表示画像62が再配列された管理画面60を表示部30に表示する(
図4~
図6参照)。
【0082】
また、表示処理部76は、操作受付部32により変更操作が受け付けられたときに、管理画面60が所定サイズ未満となる場合には、複数のクロマトグラフ装置40のうち一部のクロマトグラフ装置40に対応する表示画像62を1つの管理画面60に再配列して表示部30に表示させ、操作受付部32で切替操作が受け付けられると、管理画面60の表示を切り替えることにより、残りのクロマトグラフ装置40に対応する表示画像62を管理画面60に再配列して表示部30に表示させる(
図6(b)及び(c)参照)。
【0083】
さらに、表示処理部76は、操作受付部32により変更操作が受け付けられたときに、管理画面60が所定サイズ以上となる場合には、複数のクロマトグラフ装置40に対応する表示画像62を1つの管理画面60に再配列して表示部30に表示させる(
図6(a)参照)。
【0084】
さらにまた、表示処理部76は、複数のクロマトグラフ装置40のうち少なくとも1つのクロマトグラフ装置40が、表示画像62が表示される表示部44を備えているのであれば、表示部44を備えるクロマトグラフ装置40から入力される表示画像62を用いて、管理画面60を表示部30に表示させる。ただし、クロマトグラフ装置40と情報処理装置20との間の通信は、「画像データ」そのものを送受信するものでなくても、同じ画像を再構築できるような情報の送受信であれば良い。たとえば、圧縮されたデータや、画面上に表示するパラメータの情報などが送受信されてもよい。
【0085】
5.フロー
図8は、本実施形態の情報処理装置20の画面表示処理の一例を示すフロー図である。画面表示処理は、たとえば、所定のアプリケーションが実行されると開始される。
【0086】
ステップS1では、管理画面60の表示部30への表示を開始する。管理画面60には、複数のクロマトグラフ装置40ごとの表示画像が配列される。ステップS2では、変更操作を受け付けたかどうかを判断する。
【0087】
ステップS2で“NO”であれば、つまり、変更操作を受け付けていないのであれば、ステップS4に進む。一方で、ステップS2で“YES”であれば、つまり、変更操作を受け付けたのであれば、ステップS3に進む。
【0088】
ステップS3では、管理画面60の表示態様を変更する。ステップS3では、具体的に、アスペクト比を保持した状態で管理画面60における表示画像62を再配列する。
【0089】
ステップS4では、管理画面60の表示を終了するかどうかを判断する。ステップS4で“NO”であれば、つまり、管理画面60の表示を終了しないのであれば、ステップS2に戻る。一方、ステップS4で“YES”であれば、つまり、管理画面60の表示を終了するのであれば、ステップS5で管理画面60の表示を終了し、画面表示処理を終了する。管理画面60の表示を終了するか否かの判断(ステップS4)は、アプリケーションを終了する操作の有無に基づいて行われてもよい。
【0090】
図9は、本実施形態の情報処理装置20の表示切替処理の一例を示すフロー図である。
図6(b)及び(c)に示すような表示切替処理は、たとえば、一部の表示画像62を1つの管理画面60に再配列して表示部30に表示されると開始される。
【0091】
ステップS6では、切替操作を受け付けたかどうかを判断する。ステップS6で“NO”であれば、つまり、切替操作を受け付けていないのであれば、ステップS8に進む。一方で、ステップS6で“YES”であれば、つまり、切替操作を受け付けたのであれば、ステップS7に進む。
【0092】
ステップS7では、管理画面60の表示を切り替える。ステップS7では、具体的に、残りのクロマトグラフ装置40に対応する表示画像62、つまり、管理画面60に配列されていない表示画像62を管理画面60に再配列して表示部30に表示させる。
【0093】
ステップS8では、管理画面60のサイズの変更に伴って全ての表示画像62が再配列されるかどうかを判断する。ステップS8で“NO”であれば、つまり、全ての表示画像62が再配列されないのであれば、ステップS6に戻る。一方、ステップS6で“YES”であれば、つまり、管理画面60のサイズの変更に伴って全ての表示画像62が再配列されるのであれば、表示切替処理を終了する。
【0094】
なお、本実施形態で挙げた具体的な構成は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。さらに、本実施形態で示したフロー図の各ステップは、同じ結果が得られるのであれば、処理される順番は適宜変更することが可能である。
【0095】
6.態様
上述した例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
【0096】
(第1項)一態様に係る情報処理装置は、
複数のクロマトグラフ装置と通信可能な情報処理装置であって、
第1表示部と、
前記複数のクロマトグラフ装置における分析結果、及び、前記複数のクロマトグラフ装置に対する操作の少なくとも一方に関する前記クロマトグラフ装置ごとの表示画像が、共通のアスペクト比で配列された管理画面を前記第1表示部に表示させる表示処理部と、
前記管理画面の表示態様を変更する変更操作を受け付ける操作受付部とを備え、
前記表示処理部は、前記操作受付部により前記変更操作が受け付けられたときに、前記アスペクト比を保持した状態で前記表示画像が再配列された前記管理画面を前記第1表示部に表示させてもよい。
【0097】
第1項に記載の情報処理装置によれば、複数のクロマトグラフ装置ごとの表示画像を共通のアスペクト比で管理画面上に表示し、管理画面の表示態様が変更されたとしても、表示画像をアスペクト比を保持した状態で再配列することができる。また、このような場合、管理画面の表示態様の変更に伴って、表示画像に対する操作感の変化又は表示画像の誤視認等が防止されるため、複数のクロマトグラフ装置を管理するうえで、利便性が低下するのを防止することができる。
【0098】
(第2項)第1項に記載の情報処理装置において、
前記変更操作には、前記情報処理装置を回転させる操作が含まれてもよい。
【0099】
第2項に記載の情報処理装置によれば、情報処理装置の回転に伴い管理画面の表示態様が変更される際にも、表示画像をアスペクト比を保持した状態で再配列することができる。また、このような場合、情報処理装置の回転に伴って、複数のクロマトグラフ装置を管理する際の利便性が低下するのを防止することができる。
【0100】
(第3項)第1項に記載の情報処理装置において、
前記変更操作には、前記管理画面のサイズを変更する操作が含まれてもよい。
【0101】
第3項に記載の情報処理装置によれば、管理画面のサイズの変更に伴いその管理画面の表示態様が変更される際にも、表示画像をアスペクト比を保持した状態で再配列することができる。また、このような場合、管理画面のサイズの変更に伴って、複数のクロマトグラフ装置を管理する際の利便性が低下するのを防止することができる。
【0102】
(第4項)第3項に記載の情報処理装置において、
前記表示処理部は、前記操作受付部により前記変更操作が受け付けられたときに、前記管理画面が所定サイズ以上となる場合には、前記複数のクロマトグラフ装置に対応する前記表示画像を1つの前記管理画面に再配列して前記第1表示部に表示させてもよい。
【0103】
第4項に記載の情報処理装置によれば、管理画面のサイズが所定サイズ以上となる場合、表示画像を管理画面に再配列することができる。また、このような場合、全ての表示画像の視認が可能な管理画面を第1表示部に表示することができる。
【0104】
(第5項)第3項に記載の情報処理装置において、
前記表示処理部は、前記操作受付部により前記変更操作が受け付けられたときに、前記管理画面が所定サイズ未満となる場合には、前記複数のクロマトグラフ装置のうち一部のクロマトグラフ装置に対応する前記表示画像を1つの前記管理画面に再配列して前記第1表示部に表示させ、前記操作受付部で切替操作が受け付けられると、前記管理画面の表示を切り替えることにより、残りのクロマトグラフ装置に対応する前記表示画像を前記管理画面に再配列して前記第1表示部に表示させてもよい。
【0105】
第5項に記載の情報処理装置によれば、表示画像のサイズが所定のサイズよりも小さくなることで、表示画像の視認及び表示画像に対する操作が困難になるのを防止することができる。
【0106】
(第6項)第1項に記載の情報処理装置において、
前記複数のクロマトグラフ装置のうち少なくとも1つのクロマトグラフ装置は、前記表示画像が表示される第2表示部を備えており、
前記表示処理部は、前記少なくとも1つのクロマトグラフ装置から入力される情報を用いて、前記管理画面を前記第1表示部に表示させてもよい。
【0107】
第6項に記載の情報処理装置によれば、表示画像がクロマトグラフ装置の第2表示部に表示される場合と、情報処理装置の第1表示部に表示される場合とで、表示画像のアスペクト比を共通にすることができる。また、このような場合、表示画像がクロマトグラフ装置の第2表示部に表示される場合と、情報処理装置の第1表示部に表示される場合とで、互いに異なる画像と視認されることを防止することができる。さらに、このような場合、クロマトグラフ装置40を直接操作する場合と、情報処理装置20を介して操作する場合とで操作感が変化してしまうのを防止することができる。
【符号の説明】
【0108】
10 管理システム
20 情報処理装置
30 表示部
32 操作受付部
34 通信部
40 クロマトグラフ装置
42 通信部
44 表示部
46 操作受付部
60 管理画面
62 表示画像
72 操作データ
74 表示画像データ
76 表示処理部