(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023176209
(43)【公開日】2023-12-13
(54)【発明の名称】光モジュール作業台
(51)【国際特許分類】
G02B 6/46 20060101AFI20231206BHJP
【FI】
G02B6/46
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022088373
(22)【出願日】2022-05-31
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】000162593
【氏名又は名称】エクシオグループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100091306
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 友一
(74)【代理人】
【識別番号】100174609
【弁理士】
【氏名又は名称】関 博
(72)【発明者】
【氏名】伊ヶ崎 真一
【テーマコード(参考)】
2H038
【Fターム(参考)】
2H038CA33
2H038CA37
(57)【要約】
【課題】光モジュールを介した光ケーブル接続作業の作業性向上を図る事のできる作業台を提供する。
【解決手段】光配線盤50に収容されるモジュール40の仮置きを行う作業台10であって、基礎板12と、基礎板12の一方の面側における四方の辺に立設される支持壁14と、基礎板12の他方の面側における四方の辺のうちの隣接する2辺に面する辺を持つようにして当該他方の面の四つ角に立設されると共に前記光配線盤50の棚板52に設けられた止め板56に係合可能な切欠き24が設けられた支持脚16と、を有し、切欠き24は、光配線盤50に作業台10を設置した際、光配線盤50側に位置させる基礎板12の辺によって、光配線盤50と基礎板12との成す角が異なるように、支持脚16に対する切れ込み角度を異ならせたことを特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ケーブルを接続すると共に、その一部を収容することで前記光ケーブルの余長処理を成し、光配線盤に収容されるモジュールの仮置きを行う作業台であって、
前記モジュールの縦横サイズの最大値にプラス公差で形成される矩形の基礎板と、
前記基礎板の一方の面側における四方の辺に立設される支持壁と、
前記基礎板の他方の面側における四方の辺のうちの隣接する2辺に面する辺を持つようにして当該他方の面の四つ角に立設されると共に前記光配線盤の棚板に設けられた凸部に係合可能な切欠きが設けられた支持脚と、を有し、
前記切欠きは、前記光配線盤に前記作業台を設置した際、前記光配線盤側に位置させる前記基礎板の辺によって、前記光配線盤と前記基礎板との成す角が異なるように、支持脚に対する切れ込み角度を異ならせたことを特徴とする光モジュール作業台。
【請求項2】
前記基礎板には開口部が設けられ、前記モジュールは、開口部以外の枠部で支持可能な構成としたことを特徴とする請求項1に記載の光モジュール作業台。
【請求項3】
前記支持壁は、前記基礎板の外周を覆うように設けられ、前記モジュールから前記光ケーブルを引き出す部位に対応する位置に、前記光ケーブルの径に対応した幅の溝が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光モジュール作業台。
【請求項4】
前記支持壁または前記支持脚には、前記光配線盤と接続可能な安全索が接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光モジュール作業台。
【請求項5】
前記支持壁または前記支持脚には、前記光配線盤と接続可能な安全索が接続されていることを特徴とする請求項3に記載の光モジュール作業台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モジュールを用いた光ケーブルのコネクタ接続作業に係り、特に、接続作業を行う際にモジュールを配置する作業台に関する。
【背景技術】
【0002】
特定の建屋内における光ケーブルの利用には、屋外に敷設されている通信線路ケーブル(以下、単に線路ケーブルと称す)を建屋内(屋内)に引き込み、引き込んだ線路ケーブルと、屋内に敷設したケーブル(以下、局内ケーブルと称す)とを接続するという作業が必要となる。
【0003】
局内ケーブルの分配が多いビルなどの建屋では、線路ケーブルを引き込む部屋に、線路ケーブルと局内ケーブルとを接続する複数のモジュールを収める棚(光配線盤)が設置されている。建屋内に引き込まれた線路ケーブルは一般的に、収納箱と呼ばれる仮ケースに収納されて光配線盤に収められ、局内ケーブルと接続する際、収納箱をモジュールに交換し、このモジュール内で接続が成される。
【0004】
モジュールは特許文献1に開示されている後分岐接続箱のように、光配線盤の一部に仮置きしたり、光配線盤の一部に固定することで、接続作業の作業性の向上や安全性の確保が図られる場合もあるが、例えばFTM4版と呼ばれる光配線盤のように、線路ケーブルと局内ケーブルを接続する際に、モジュールを仮置きしたり、固定したりすることができない物も存在する。
【0005】
そうした場合には、モジュールを片手で支持した状態や、他の配線の上に仮置きするといった不安定な状態での作業を余儀なくされる他、現用心線(配線)に損傷を与える恐れもある。また、モジュールの落下や、仮置きが出来そうな場所への牽引により、ケーブルが断線するといった虞もある。さらに、片手でモジュールを支持しながらの作業の場合、工具の使用や、次の作業動作に移る度にモジュールを不安定な場所に仮置きする必要が生じることとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで本発明では、光ケーブルを接続するためのモジュールを収容する光配線盤が、光ケーブル接続作業時にモジュールを仮置きあるいは固定することができない物であっても、光ケーブルを接続する際の作業性向上を図る事のできる光モジュール作業台を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための本発明に係る光モジュール作業台は、光配線盤に収容されるモジュール(光ケーブルを接続すると共に、その一部を収容することで前記光ケーブルの余長処理を成す)の仮置きを行う作業台であって、前記モジュールの縦横サイズの最大値にプラス公差で形成される矩形の基礎板と、前記基礎板の一方の面側における四方の辺に立設される支持壁と、前記基礎板の他方の面側における四方の辺のうちの隣接する2辺に面する辺を持つようにして当該他方の面の四つ角に立設されると共に前記光配線盤の棚板に設けられた凸部に係合可能な切欠きが設けられた支持脚と、を有し、前記切欠きは、前記光配線盤に前記作業台を設置した際、前記光配線盤側に位置させる前記基礎板の辺によって、前記光配線盤と前記基礎板との成す角が異なるように、支持脚に対する切れ込み角度を異ならせたことを特徴とする。
【0009】
また、上記のような特徴を有する光モジュール作業台における前記基礎板には開口部が設けられ、前記モジュールは、開口部以外の枠部で支持可能な構成とすることができる。このような特徴を有する事によれば、光配線盤に作業台を設置する際、作業台の裏側に位置する光配線盤の様子を視認する事ができる。これにより、作業台と光配線盤との間に光ケーブルを挟み込んでしまうといった事態を避けることが容易となる。また、作業台全体としての軽量化を図ることができる。
【0010】
また、上記のような特徴を有する光モジュール作業台における前記支持壁は、前記基礎板の外周を覆うように設けられ、前記モジュールから前記光ケーブルを引き出す部位に対応する位置に、前記光ケーブルの径に対応した幅の溝が形成されているようにすると良い。このような特徴を有する事によれば、モジュールと支持壁との隙間を狭めた場合であっても、光ケーブルを無理に曲げる必要が無くなる。
【0011】
さらに、上記のような特徴を有する光モジュール作業台において前記支持壁または前記支持脚には、前記光配線盤と接続可能な安全索が接続されているようにすると良い。このような特徴を有する事によれば、予期せず作業台が光配線盤から外れたとしても作業台が落下する事による事故や、光ケーブルの損傷を防ぐことができる。
【発明の効果】
【0012】
上記のような特徴を有する光モジュール作業台によれば、光ケーブルを接続するためのモジュールを収容する光配線盤にモジュールを仮置き、あるいは固定することができない場合であっても、作業台を光配線盤に設置し、この作業台にモジュールを仮置きする事が可能となる。このため、光ケーブルを接続する際の作業性向上を図る事ができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】実施形態に係る作業台の構成を示す斜視図である。
【
図2】実施形態に係る作業台の構成を示す正面図である。
【
図3】実施形態に係る作業台の構成を示す側面図である。
【
図4】モジュールを収容する光配線盤の一例を示す斜視図である。
【
図5】作業台にモジュールを配置し、光ケーブルの接続を行った様子を示す平面図である。
【
図6】光配線盤に作業台を設置した様子を示す部分拡大斜視図である。
【
図7】光配線盤に対する作業台の設置パターンを示す図である。
【
図8】本発明に含まれる作業台の変形例を示す斜視図である。
【
図9】作業台を構成する支持脚の変形例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の光モジュール作業台に係る実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態は、本発明を実施する上での好適な形態の一部であり、その効果を奏する限りにおいて、構成の一部に変更を加えたとしても、本発明の一部とみなすことができる。
【0015】
[構成:作業台]
まず、
図1から
図3を参照して、本実施形態に係る光モジュール作業台(以下、単に作業台10と称す)の構成について説明する。なお、図面において、
図1は、実施形態に係る作業台の構成を示す斜視図であり、
図2は、同正面図、
図3は、同側面図である。
【0016】
本実施形態に係る作業台10は、基礎板12を中心として構成され、この基礎板12の一方の面側に設けられた支持壁14(14a,14b)と、他方の面側に設けられた支持脚16とを基本として構成されている。基礎板12は、詳細を後述するケース(モジュール40:光ケーブル42を接続し、その一部を収容するためのもの)を支持するための要素であり、矩形に形成された平板により構成されている。基礎板12の縦横サイズは、平面視においてモジュール40が収まる程度、すなわちモジュール40の縦横サイズの最大値に対してプラス公差となるサイズ以上のサイズであれば良い(例えば
図5参照)。なお、必要以上に基礎板12のサイズを大きくした場合、携帯性が悪くなると共に、重量の増加に伴い、設置にも不具合が生じやすくなると考えられるため、公差は5mmから10mm程度とすることが望ましい。
【0017】
また、本実施形態では、基礎板12の中央に貫通孔18を設け、枠状に形成される板面によりモジュール40を支持する構成としている。このような構成とすることで、貫通孔18が覗き窓の役割を果たし、光配線盤50に作業台10を設置する際、作業台10の裏側の状況を把握しやすくなる。これにより、視認性の悪さに起因して、光ケーブル42を光配線盤50と作業台10の間に挟み込み、損傷を与えてしまうといった事態を避けることができるようになる。また、貫通孔18を設ける事で、板面の肉抜きを成す事ができるため、作業台10全体としての軽量化を図ることもできる。また、作業台10の重量低減は、携帯性の向上にも寄与することとなる。
【0018】
支持壁14は、基礎板12に配置したモジュール40がズレ落ちることを防止する役割を担う要素である。
図1から
図3に示す形態では、基礎板12の四方の辺を覆うように、基礎板12の一方の面側に立設されている。本実施形態では、基礎板12の短辺に設けた支持壁14bに、溝20を設けるようにしている。溝20は、モジュール40から引き出された光ケーブル42が作業台10と干渉すること(作業台10の支持壁14bとモジュール40の間に挟まれること)を避けるためのものであり、その幅は、少なくとも光ケーブル42の径より大きくなるように構成されている。また、本実施形態に係る作業台10は、光配線盤50に対する配置方向を変える事を可能としている。このため、支持壁14bには、作業台10の配置位置を変えた場合に光ケーブル42の引き出し位置となる箇所にそれぞれ、溝20を設けるようにしている。
【0019】
また、本実施形態に係る作業台10は、安全索30を接続可能な構成としている。なお、確実な接続が可能であれば、安全索30の接続形式は問わない。
図1から
図3に示す形態では、基礎板12の長辺に沿って配置した支持壁14aと、短辺に沿って配置した支持壁14bのそれぞれに、接続用貫通孔22を設け、この接続用貫通孔22に安全索30を接続する構成としている。
【0020】
安全索30は、ワイヤや、紐等で、絶縁保護が施されたものが良い。作業台10と安全索30を接続する際の一例としては、安全索30の一方の端部に輪32aを形成し、形成した輪32aと支持壁14(
図1に示す形態では支持壁14a)に設けた接続用貫通孔22とをカラビナ等の接続具34により係合すると良い。また、安全索30の他方の端部は、光配線盤50の棚板52等に係合すると良い。光配線盤50への係合は、安全索30の一方の端部と同様に、他方の端部に輪32bを形成し、接続具34を介して行えば良い。
【0021】
支持脚16は、作業台10を光配線盤50に設置する際の係合部となる要素である。本実施形態に係る支持脚16は、基礎板12の他方の面側(基礎板12の一方の面側には、前述した支持壁14が立設されている)に立設されている。また、基礎板12の他方の面側における支持脚16の立設位置は、矩形板面の四つ角、あるいは四つ角に隣接する位置としている。各支持脚16は、基礎板12を構成する辺のうち、隣接する2辺に沿う2辺を持つように構成されている。支持脚16の各辺には、支持脚16の先端側から基端側に向けて切欠き24(24a,24b)が設けられている。切欠き24は、基礎板12に対する垂直位置を基準として角度を持つように形成されている。このような構成とすることで、作業台10を光配線盤50に設置した際、基礎板12の板面、すなわちモジュール40の設置状態に傾斜を付けることが可能となり、作業性の向上を図ることができる。
【0022】
切欠き24は、対を成す基礎板12の辺に沿った辺毎に異なる角度となるようにしている。
図1から
図3に示す形態では、切欠き24aと切欠き24bの2種類の傾斜角度を持つ切欠き24を設けており、切欠き24aの傾斜角度は、切欠き24bの傾斜角度よりも大きくなるようにしている。このような構成とすることで
図7(A)、(B)に示すように、作業台10の向き(設置方向)により、設置時における基礎板12(作業台10)の傾斜角度を変えることが可能となる。
【0023】
なお、このような構成の作業台10を構成する素材は、構造上、モジュール40を支持可能な強度を有するものであれば限定するものでは無い。具体的には、アルミやスチールなどの金属、あるいはこれらの金属を主体とした合金であっても、アクリルなどの樹脂であっても良い。また、全体同一素材により構成する必要も無く、強度や重量を考慮して、種々の素材を組み合わせるようにしても良い。
【0024】
[構成:光配線盤]
次に、本実施形態に係る作業台10を設置する光配線盤50について、
図4に一例を示しつつ説明する。光配線盤50は、棚板52を介して複数段(
図4に示す例では5段)の収容部に分けられ、各段に複数のモジュール40を収容可能な構成とされている。
図4に示す例では、各段に設けられた係合部54の下部にモジュール40を吊るすように収容している。また、複数のモジュール40が吊下されている部位の下部であって、棚板52の上面には、図示しない光ケーブル42の余長分が配置されることとなる。
【0025】
図4に示す光配線盤50では、棚板52の前方端部に凸部を構成するように、傾斜を持った止め板56が配置されている。このような構成とすることで、棚板52に配置された光ケーブル42の余長分が前方に流れ落ちる事を防ぐことができる。止め板56には
図6に詳細を示すように、長手方向に沿って複数の貫通孔56aが設けられ、光ケーブル42の余長分を固定可能な構成としている。
【0026】
[作用・効果]
上記のような構成の作業台10は
図6に示すように、光配線盤50の棚板52を構成する止め板56を支持脚16の切欠き24(
図6に示す形態では切欠き24b)に嵌め込むことで設置する。作業台10を光配線盤50に設置した後、安全索30を介して作業台10と光配線盤50を接続することで、予期せず作業台10が光配線盤50から落下する事による事故を防止する事ができる。また、作業台10の落下に伴い、光ケーブル42が無理に引っ張られる事による損傷なども防止することができる。
【0027】
光配線盤50に作業台10を設置し、安全索30を接続した後、作業台10にモジュール40を配置し、接続対象となる光ケーブル42である線路ケーブルと局内ケーブルの接続作業を行う。光ケーブル42の接続作業は、モジュール40に取付けられたカバー(不図示)を取り外し、収納箱から取り出した線路ケーブルと、接続対象とする局内ケーブルとをコネクタ(例えばMT(Mechanically Transferable)コネクタ)42aにより接続するというものである。なお、接続したコネクタは、止め金具等の係合補助部材(不図示)を取り付けることで、接続状態が外れる事を防ぐことができる。光ケーブル42の接続作業が完了し、モジュール40に収めた後は、取り外したカバーを元に戻し、モジュールを光配線盤50に収める。
【0028】
光配線盤50に設置した作業台10は、その向きにより基礎板12の傾斜角度に変化をつけることができる。このため、作業者の体格や作業位置の高さに関わらず、作業性を向上させることのできる角度を選択して設置することが可能となる。作業台10に配置したモジュール40は、基礎板12に傾斜がある場合であっても、支持壁14の作用により基礎板12からズレ落ちる事を防ぐことができる。
【0029】
また、実施形態に係る作業台10は、
図7(C)に示すように、基礎板12の短辺と長辺とを入れ替えて設置することもできる。このため、基礎板12の長辺側で設置するには狭い場所であっても、作業台10を設置して光ケーブルの接続作業を行う事ができる。
【0030】
[変形例]
上記実施形態では、貫通孔18は基礎板12の中央に、ほぼ矩形状のものを1つ設けるようにしている。しかしながら、モジュール40を安定支持することができ、覗き窓としての機能を果たす事ができるものであれば、貫通孔18の数や形態を限定する必要はない。例えば
図8に示すように、貫通孔18を楕円とし、複数(
図8に示す形態では3つ)設けても良いし、貫通孔18の形態を円や矩形以外の多角形としても良い。
【0031】
また、作業台10を構成する支持壁14は、必ずしも基礎板12の辺全周を覆う必要は無い。基礎板12に配置したモジュール40の脱落を防ぐことができれば良いからである。このため、例えば
図8に示すように、基礎板12の長辺、短辺それぞれの中心付近に、各辺よりも短い支持壁14a,14bを設けるようにしても良い。また、本発明の支持壁14には、板状の壁以外にも突起を含むものとする。
【0032】
また、支持脚16は、その機能を果たす事ができれば、板部材により構成する必要は無い。例えば
図9に示すように、ブロック状の部材に溝を形成し、これを切欠き24(
図9に示す形態では切欠き24a)としても良い。なお、安全索30は、支持壁14に接続用貫通孔22を設けることで係合するように記載した。しかしながら、安全索30の接続箇所は限定されるものではなく、支持脚16や、基礎板12の余剰部位などに係合させるようにしても良い。
【符号の説明】
【0033】
10………作業台、12………基礎板、14(14a,14b)………支持壁、16………支持脚、18………貫通孔、20………溝、22………接続用貫通孔、24(24a,24b)………切欠き、30………安全索、32a,32b………輪、34………接続具、40………モジュール、42………光ケーブル、42a………コネクタ、50………光配線盤、52………棚板、54………係合部、56………止め板、56a………貫通孔。