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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023176307
(43)【公開日】2023-12-13
(54)【発明の名称】ガスメータ
(51)【国際特許分類】
   G01F 3/22 20060101AFI20231206BHJP
【FI】
G01F3/22 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022088521
(22)【出願日】2022-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】000220262
【氏名又は名称】東京瓦斯株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000000284
【氏名又は名称】大阪瓦斯株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000221834
【氏名又は名称】東邦瓦斯株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000116633
【氏名又は名称】愛知時計電機株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000150109
【氏名又は名称】株式会社竹中製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100098545
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 伸一
(74)【代理人】
【識別番号】100189717
【弁理士】
【氏名又は名称】太田 貴章
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 真一
(72)【発明者】
【氏名】金澤 一弘
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 孝憲
(72)【発明者】
【氏名】浅田 昭治
(72)【発明者】
【氏名】村中 一郎
(72)【発明者】
【氏名】西口 一弘
(72)【発明者】
【氏名】松井 彰
(72)【発明者】
【氏名】石橋 卓也
(72)【発明者】
【氏名】酒向 正義
(72)【発明者】
【氏名】各務 亮
(72)【発明者】
【氏名】浅野 博昭
(72)【発明者】
【氏名】能登 雅弘
(72)【発明者】
【氏名】飯田 雄太
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 薫
【テーマコード(参考)】
2F030
【Fターム(参考)】
2F030CA03
2F030CC13
2F030CE13
2F030CE17
2F030CF11
(57)【要約】
【課題】復帰軸保護キャップに足を乗せにくく、ガスメータ復帰軸の操作側端部の破損を防ぐことができるガスメータを提供する。
【解決手段】本発明のガスメータ1は、復帰軸保護キャップ30が、復帰軸ボックス5に取り付ける取付部を一端に形成する基台部32と、基台部32の他端に形成されて動作表示部4aを視認できる表示視認部33と、基台部32の仮想中心軸Xに平行に基台部32の外周面から立ち上げた複数のリブ34とを有し、リブ34は、表示視認部33側を低く取付部側を高くしたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガス流量計測部及びガス流路遮断機構を内部に有するガスメータ本体と、
ガス流路を遮断する遮断弁を弁閉状態から弁開状態に復帰させるガスメータ復帰軸と、
前記ガスメータ本体に取り付けられて前記ガスメータ復帰軸を移動可能に保持する復帰軸ボックスと、
前記ガスメータ本体から突出する前記ガスメータ復帰軸の操作側端部を覆う復帰軸保護キャップと
を有し、
前記復帰軸保護キャップを前記復帰軸ボックスに装着した状態で前記操作側端部の動作表示部を視認できるガスメータであって、
前記復帰軸保護キャップが、
前記復帰軸ボックスに取り付ける取付部を一端に形成する基台部と、
前記基台部の他端に形成されて前記動作表示部を視認できる表示視認部と、
前記基台部の仮想中心軸に平行に前記基台部の外周面から立ち上げた複数のリブと
を有し、
前記リブは、前記表示視認部側を低く前記取付部側を高くした
ことを特徴とするガスメータ。
【請求項2】
前記ガス流量計測部及び前記ガス流路遮断機構と配線接続される制御基板を覆う前面カバーを有し、
前記前面カバーは前記ガスメータ本体に取り付けられ、
前記前面カバーの天面を、前記ガスメータ本体側が高い傾斜面とした
ことを特徴とする請求項1に記載のガスメータ。
【請求項3】
前記基台部が、
前記取付部側に位置する第1基台部と、
前記表示視認部側に位置する第2基台部と
を有し、
前記第2基台部の外径を、前記第1基台部の外径よりも小さくした
ことを特徴とする請求項1に記載のガスメータ。
【請求項4】
前記基台部が、
前記取付部側に位置する第1基台部と、
前記表示視認部側に位置する第2基台部と
を有し、
前記第2基台部の外径を、前記第1基台部側から前記表示視認部側に向けて小さくして傾斜面とした
ことを特徴とする請求項1に記載のガスメータ。
【請求項5】
前記リブが、
前記第1基台部に位置する第1リブと、
前記第2基台部に位置する第2リブと
を有し、
前記第1リブは同じ高さとし、
前記第2リブは前記表示視認部側を低くした
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のガスメータ。
【請求項6】
前記リブを、2本から8本までのいずれかとし、
前記リブの間に指が入る
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のガスメータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスメータ復帰軸の操作側端部を覆う復帰軸保護キャップを有するガスメータに関する。
【背景技術】
【0002】
ガスメータにはガスメータ復帰装置が設けられ、ガスメータ復帰軸はガスメータ本体から突出している(例えば特許文献1)。ガスメータ復帰軸には、復帰軸保護キャップが設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実公平6-3248号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ガスメータ本体から突出しているガスメータ復帰軸などは、ガスメータを設置する際に、施工業者が足を掛けることがある。
【0005】
そこで本発明は、復帰軸保護キャップに足を乗せにくく、ガスメータ復帰軸の操作側端部の破損を防ぐことができるガスメータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の本発明のガスメータ1は、ガス流量計測部及びガス流路遮断機構を内部に有するガスメータ本体10と、ガス流路を遮断する遮断弁を弁閉状態から弁開状態に復帰させるガスメータ復帰軸4と、前記ガスメータ本体10に取り付けられて前記ガスメータ復帰軸4を移動可能に保持する復帰軸ボックス5と、前記ガスメータ本体10から突出する前記ガスメータ復帰軸4の操作側端部を覆う復帰軸保護キャップ30とを有し、前記復帰軸保護キャップ30を前記復帰軸ボックス5に装着した状態で前記操作側端部の動作表示部4aを視認できるガスメータ1であって、前記復帰軸保護キャップ30が、前記復帰軸ボックス5に取り付ける取付部31を一端に形成する基台部32と、前記基台部32の他端に形成されて前記動作表示部4aを視認できる表示視認部33と、前記基台部32の仮想中心軸Xに平行に前記基台部32の外周面から立ち上げた複数のリブ34とを有し、前記リブ34は、前記表示視認部33側を低く前記取付部31側を高くしたことを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載のガスメータ1において、前記ガス流量計測部及び前記ガス流路遮断機構と配線接続される制御基板を覆う前面カバー20を有し、前記前面カバー20は前記ガスメータ本体10に取り付けられ、前記前面カバー20の天面22を、前記ガスメータ本体10側が高い傾斜面としたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1に記載のガスメータ1において、前記基台部32が、前記取付部31側に位置する第1基台部32aと、前記表示視認部33側に位置する第2基台部32bとを有し、前記第2基台部32bの外径を、前記第1基台部32aの外径よりも小さくしたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1に記載のガスメータ1において、前記基台部32が、前記取付部31側に位置する第1基台部32aと、前記表示視認部33側に位置する第2基台部32bとを有し、前記第2基台部32bの外径を、前記第1基台部32a側から前記表示視認部33側に向けて小さくして傾斜面としたことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項3又は請求項4に記載のガスメータ1において、前記リブ34が、前記第1基台部32aに位置する第1リブ34aと、前記第2基台部32bに位置する第2リブ34bとを有し、前記第1リブ34aは同じ高さとし、前記第2リブ34bは前記表示視認部33側を低くしたことを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のガスメータ1において、請求項1に記載のガスメータ1において、前記リブ34を、2本から8本までのいずれかとし、前記リブ34の間に指が入ることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、基台部の仮想中心軸に平行に基台部の外周面から立ち上げた複数のリブを、表示視認部側を低く取付部側を高くしたことで、復帰軸保護キャップに足を乗せにくく、ガスメータ復帰軸の操作側端部の破損を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の一実施例によるガスメータの外観斜視図
図2】同ガスメータの側面図
図3】同ガスメータの正面図
図4】本実施例によるガスメータに取り付けられる復帰軸ボックスと復帰軸保護キャップとを示す斜視図
図5】本実施例によるガスメータの復帰軸保護キャップを示す図
図6】本発明の他の実施例によるガスメータの復帰軸保護キャップを示す図
図7】本発明の更に他の実施例によるガスメータの復帰軸保護キャップを示す図
図8】本発明の更に他の実施例によるガスメータの復帰軸保護キャップを示す図
図9】本発明の更に他の実施例によるガスメータの復帰軸保護キャップを示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の第1の実施の形態によるガスメータは、復帰軸保護キャップが、復帰軸ボックスに取り付ける取付部を一端に形成する基台部と、基台部の他端に形成されて動作表示部を視認できる表示視認部と、基台部の仮想中心軸に平行に基台部の外周面から立ち上げた複数のリブとを有し、リブは、表示視認部側を低く取付部側を高くしたものである。
本実施の形態によれば、基台部の仮想中心軸に平行に基台部の外周面から立ち上げた複数のリブを、表示視認部側を低く取付部側を高くしたことで、復帰軸保護キャップに足を乗せにくく、ガスメータ復帰軸の操作側端部の破損を防ぐことができる。
【0010】
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態によるガスメータにおいて、ガス流量計測部及びガス流路遮断機構と配線接続される制御基板を覆う前面カバーを有し、前面カバーはガスメータ本体に取り付けられ、前面カバーの天面を、ガスメータ本体側が高い傾斜面としたものである。
本実施の形態によれば、復帰軸保護キャップとともに前面カバーにも足を乗せにくくすることで、ガスメータの破損を防ぐことができる。
【0011】
本発明の第3の実施の形態は、第1の実施の形態によるガスメータにおいて、基台部が、取付部側に位置する第1基台部と、表示視認部側に位置する第2基台部とを有し、第2基台部の外径を、第1基台部の外径よりも小さくしたものである。
本実施の形態によれば、第2基台部の外径を第1基台部の外径よりも小さくすることで、復帰軸保護キャップに足を乗せにくく見え、ガスメータ復帰軸の操作側端部の破損を防ぐことができる。
【0012】
本発明の第4の実施の形態は、第1の実施の形態によるガスメータにおいて、基台部が、取付部側に位置する第1基台部と、表示視認部側に位置する第2基台部とを有し、第2基台部の外径を、第1基台部側から表示視認部側に向けて小さくして傾斜面としたものである。
本実施の形態によれば、第2基台部の外径を傾斜面とすることで、復帰軸保護キャップに足を乗せにくく見え、ガスメータ復帰軸の操作側端部の破損を防ぐことができる。
【0013】
本発明の第5の実施の形態は、第3又は第4の実施の形態によるガスメータにおいて、リブが、第1基台部に位置する第1リブと、第2基台部に位置する第2リブとを有し、第1リブは同じ高さとし、第2リブは表示視認部側を低くしたものである。
本実施の形態によれば、第1リブによって復帰軸保護キャップの着脱性を高めるとともに、第2リブによって、復帰軸保護キャップに足を乗せにくく見え、ガスメータ復帰軸の操作側端部の破損を防ぐことができる。
【0014】
本発明の第6の実施の形態は、第1から第4のいずれかの実施の形態によるガスメータにおいて、リブを、2本から8本までのいずれかとし、リブの間に指が入るものである。
本実施の形態によれば、復帰軸保護キャップの着脱性を高めることができる。
【実施例0015】
以下本発明の一実施例によるガスメータについて説明する。
図1は本実施例によるガスメータの外観斜視図、図2は同ガスメータの側面図、図3は同ガスメータの正面図である。
【0016】
ガスメータ1は、ガス流量計測部及びガス流路遮断機構を内部に有し、ガスメータ本体10にはガス流入口2及びガス流出口3を形成している。ガス流入口2からガス流出口3までのガス流路(図示せず)には遮断弁(図示せず)を設けている。遮断弁は、ガスメータ本体10内に形成されるガス流路を遮断する。ガスメータ1には、遮断弁を弁閉状態から弁開状態に復帰させるガスメータ復帰軸4を備えている。
【0017】
ガスメータ本体10は鉄材で形成され、ガスメータ本体10の前面には、ガスメータ復帰軸4を取り付ける復帰ボタン用開口11と、前面カバー20で覆われる制御基板用開口12とを有している。
復帰ボタン用開口11には、復帰軸ボックス5が取り付けられる。復帰軸ボックス5は、ガスメータ本体10に取り付けられてガスメータ復帰軸4を移動可能に保持する。
復帰軸保護キャップ30は、ガスメータ本体10から突出するガスメータ復帰軸4の操作側端部を覆う。
制御基板用開口12には、ガス流量計測部及びガス流路遮断機構と配線接続される制御基板(図示せず)が配置され、制御基板は前面カバー20で覆われる。前面カバー20は、ガスメータ本体10に取り付けられる。
制御基板には表示部23を有し、前面カバー20には、表示部23を視認可能にする可視部21を設けている。
前面カバー20の天面22は、ガスメータ本体10側が高い傾斜面としている。前面カバー20の天面22を傾斜面とすることで、前面カバー20に足を乗せにくくして、ガスメータ1の破損を防いでいる。
【0018】
図4は本実施例によるガスメータに取り付けられる復帰軸ボックスと復帰軸保護キャップとを示す斜視図であり、図4(a)は復帰軸」保護キャップを復帰軸ボックスから取り外した状態を示し、図4(b)は復帰軸保護キャップを復帰軸ボックスに装着した状態を示している。
【0019】
復帰軸保護キャップ30には、復帰軸ボックス5に取り付ける取付部31を有し、復帰軸ボックス5には、取付部31に対応する係止部5aを有している。例えば係止部5aはおねじで形成され、取付部31はめねじで形成される。
復帰軸保護キャップ30と復帰軸ボックス5とは脱落防止具6によって接続されている。
脱落防止具6は可撓性部材で形成され、脱落防止具6の一端にはキャップ用リング部6aを有し、脱落防止具6の他端にはボックス用リング部6bを有している。
【0020】
図5は本実施例によるガスメータの復帰軸保護キャップを示す図であり、図5(a)は復帰軸ボックスに取り付けた状態を示す側面図、図5(b)は同復帰軸保護キャップの断面図、図5(c)は同復帰軸保護キャップの外観斜視図である。
【0021】
図5(a)に示すように、復帰軸ボックス5はガスメータ復帰軸4を移動可能に保持し、ガスメータ復帰軸4の操作側端部には動作表示部4aを設けている。動作表示部4aは、ガスメータ復帰軸4の移動に伴って遮断弁の開閉状態を表示する(例えば実公平6-3248号公報)。
復帰軸保護キャップ30を復帰軸ボックス5に装着した状態では、操作側端部の動作表示部4aを視認できる。
【0022】
図5(b)及び図5(c)に示すように、復帰軸保護キャップ30は、復帰軸ボックス5に取り付ける取付部31を一端に形成する基台部32と、基台部32の他端に形成されて動作表示部4aを視認できる表示視認部33と、基台部32の仮想中心軸32Xに平行に基台部32の外周面から立ち上げた複数のリブ34とを有している。
復帰軸保護キャップ30は樹脂材で形成され、少なくとも表示視認部33は視認性を有する。
リブ34は、表示視認部33側を低く、取付部31側を高くしている。
基台部32は、取付部31側に位置する第1基台部32aと、表示視認部33側に位置する第2基台部32bとを有し、第2基台部32bの外径を、第1基台部32aの外径よりも小さくしている。
リブ34は、第1基台部32aに位置する第1リブ34aと、第2基台部32bに位置する第2リブ34bとを有し、第1リブ34aは同じ高さとし、第2リブ34bは取付部31側を第1リブ34aと同じ高さとし、表示視認部33側を第2基台部32bの外径と同じになるように低くしている。
本実施例では、6本のリブ34を備えており、リブ34の間には指を入れることができる。
【0023】
本実施例によれば、基台部32の仮想中心軸32Xに平行に基台部32の外周面から立ち上げた複数のリブ34を、表示視認部33側を低く取付部31側を高くしたことで、復帰軸保護キャップ30に足を乗せにくく、ガスメータ復帰軸4の操作側端部の破損を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、第2基台部32bの外径を第1基台部32aの外径よりも小さくすることで、復帰軸保護キャップ30に足を乗せにくく見え、ガスメータ復帰軸4の操作側端部の破損を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、第1リブ34aによって復帰軸保護キャップ30の着脱性を高めるとともに、第2リブ34bによって、復帰軸保護キャップ30に足を乗せにくく見え、ガスメータ復帰軸4の操作側端部の破損を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、6本のリブ34を備え、リブ34の間には指を入れることができるため、復帰軸保護キャップ30の着脱性を高めることができる。
【0024】
図6は本発明の他の実施例によるガスメータの復帰軸保護キャップを示す図であり、図6(a)は復帰軸ボックスに取り付けた状態を示す側面図、図6(b)は同復帰軸保護キャップの断面図、図6(c)は同復帰軸保護キャップの外観斜視図である。
【0025】
図6(a)に示すように、復帰軸ボックス5はガスメータ復帰軸4を移動可能に保持し、ガスメータ復帰軸4の操作側端部には動作表示部4aを設けている。動作表示部4aは、ガスメータ復帰軸4の移動に伴って遮断弁の開閉状態を表示する(例えば実公平6-3248号公報)。
復帰軸保護キャップ30を復帰軸ボックス5に装着した状態では、操作側端部の動作表示部4aを視認できる。
【0026】
図6(b)及び図6(c)に示すように、復帰軸保護キャップ30は、復帰軸ボックス5に取り付ける取付部31を一端に形成する基台部32と、基台部32の他端に形成されて動作表示部4aを視認できる表示視認部33と、基台部32の仮想中心軸32Xに平行に基台部32の外周面から立ち上げた複数のリブ34とを有している。
復帰軸保護キャップ30は樹脂材で形成され、少なくとも表示視認部33は視認性を有する。
リブ34は、表示視認部33側を低く、取付部31側を高くしている。
基台部32は、表示視認部33と同じか若干大きな外径で形成している。
リブ34は、取付部31側に位置する第1リブ34aと、表示視認部33側に位置する第2リブ34bとを有し、第1リブ34aは同じ高さとし、第2リブ34bは取付部31側を第1リブ34aと同じ高さとし、表示視認部33側を基台部32の外径と同じになるように低くしている。
本実施例では、6本のリブ34を備えており、リブ34の間には指を入れることができる。
【0027】
本実施例によれば、基台部32の仮想中心軸32Xに平行に基台部32の外周面から立ち上げた複数のリブ34を、表示視認部33側を低く取付部31側を高くしたことで、復帰軸保護キャップ30に足を乗せにくく、ガスメータ復帰軸4の操作側端部の破損を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、第1リブ34aによって復帰軸保護キャップ30の着脱性を高めるとともに、第2リブ34bによって、復帰軸保護キャップ30に足を乗せにくく見え、ガスメータ復帰軸4の操作側端部の破損を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、6本のリブ34を備え、リブ34の間には指を入れることができるため、復帰軸保護キャップ30の着脱性を高めることができる。
【0028】
図7は本発明の更に他の実施例によるガスメータの復帰軸保護キャップを示す図であり、図7(a)は復帰軸ボックスに取り付けた状態を示す側面図、図7(b)は同復帰軸保護キャップの断面図、図7(c)は同復帰軸保護キャップの外観斜視図である。
【0029】
図7(a)に示すように、復帰軸ボックス5はガスメータ復帰軸4を移動可能に保持し、ガスメータ復帰軸4の操作側端部には動作表示部4aを設けている。動作表示部4aは、ガスメータ復帰軸4の移動に伴って遮断弁の開閉状態を表示する(例えば実公平6-3248号公報)。
復帰軸保護キャップ30を復帰軸ボックス5に装着した状態では、操作側端部の動作表示部4aを視認できる。
【0030】
図7(b)及び図7(c)に示すように、復帰軸保護キャップ30は、復帰軸ボックス5に取り付ける取付部31を一端に形成する基台部32と、基台部32の他端に形成されて動作表示部4aを視認できる表示視認部33と、基台部32の仮想中心軸32Xに平行に基台部32の外周面から立ち上げた複数のリブ34とを有している。
復帰軸保護キャップ30は樹脂材で形成され、少なくとも表示視認部33は視認性を有する。
リブ34は、表示視認部33側を低く、取付部31側を高くしている。
基台部32は、取付部31側に位置する第1基台部32aと、表示視認部33側に位置する第2基台部32bとを有し、第2基台部32bの外径を、第1基台部32a側から表示視認部33側に向けて小さくして傾斜面としている。
リブ34は、第1基台部32aに位置する第1リブ34aと、第2基台部32bに位置する第2リブ34bとを有し、第1リブ34aは同じ高さとし、第2リブ34bは取付部31側を第1リブ34aと同じ高さとし、表示視認部33側を第2基台部32bの外径と同じになるように低くしている。
本実施例では、4本のリブ34を備えており、リブ34の間には指を入れることができる。
【0031】
本実施例によれば、基台部32の仮想中心軸32Xに平行に基台部32の外周面から立ち上げた複数のリブ34を、表示視認部33側を低く取付部31側を高くしたことで、復帰軸保護キャップ30に足を乗せにくく、ガスメータ復帰軸4の操作側端部の破損を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、第2基台部32bの外径を傾斜面とすることで、復帰軸保護キャップ30に足を乗せにくく見え、ガスメータ復帰軸4の操作側端部の破損を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、第1リブ34aによって復帰軸保護キャップ30の着脱性を高めるとともに、第2リブ34bによって、復帰軸保護キャップ30に足を乗せにくく見え、ガスメータ復帰軸4の操作側端部の破損を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、6本のリブ34を備え、リブ34の間には指を入れることができるため、復帰軸保護キャップ30の着脱性を高めることができる。
【0032】
図8は本発明の更に他の実施例によるガスメータの復帰軸保護キャップを示す図であり、図8(a)は復帰軸ボックスに取り付けた状態を示す側面図、図8(b)は同復帰軸保護キャップの断面図、図8(c)は同復帰軸保護キャップの外観斜視図である。
【0033】
図8(a)に示すように、復帰軸ボックス5はガスメータ復帰軸4を移動可能に保持し、ガスメータ復帰軸4の操作側端部には動作表示部4aを設けている。動作表示部4aは、ガスメータ復帰軸4の移動に伴って遮断弁の開閉状態を表示する(例えば実公平6-3248号公報)。
復帰軸保護キャップ30を復帰軸ボックス5に装着した状態では、操作側端部の動作表示部4aを視認できる。
【0034】
図8(b)及び図8(c)に示すように、復帰軸保護キャップ30は、復帰軸ボックス5に取り付ける取付部31を一端に形成する基台部32と、基台部32の他端に形成されて動作表示部4aを視認できる表示視認部33と、基台部32の仮想中心軸32Xに平行に基台部32の外周面から立ち上げた複数のリブ34とを有している。
復帰軸保護キャップ30は樹脂材で形成され、少なくとも表示視認部33は視認性を有する。
リブ34は、表示視認部33側を低く、取付部31側を高くしている。
基台部32は、取付部31側に位置する第1基台部32aと、表示視認部33側に位置する第2基台部32bとを有し、第2基台部32bの外径を、第1基台部32a側から表示視認部33側に向けて小さくして傾斜面としている。
リブ34は、第1基台部32aに位置する第1リブ34aと、第2基台部32bに位置する第2リブ34bとを有し、第1リブ34aは同じ高さとし、第2リブ34bは取付部31側を第1リブ34aと同じ高さとし、表示視認部33側を第2基台部32bの外径と同じになるように低くしている。
本実施例では、多数のリブ34を備えている。
【0035】
本実施例によれば、基台部32の仮想中心軸32Xに平行に基台部32の外周面から立ち上げた複数のリブ34を、表示視認部33側を低く取付部31側を高くしたことで、復帰軸保護キャップ30に足を乗せにくく、ガスメータ復帰軸4の操作側端部の破損を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、第2基台部32bの外径を傾斜面とすることで、復帰軸保護キャップ30に足を乗せにくく見え、ガスメータ復帰軸4の操作側端部の破損を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、第1リブ34aによって復帰軸保護キャップ30の着脱性を高めるとともに、第2リブ34bによって、復帰軸保護キャップ30に足を乗せにくく見え、ガスメータ復帰軸4の操作側端部の破損を防ぐことができる。
【0036】
図9は本発明の更に他の実施例によるガスメータの復帰軸保護キャップを示す図であり、図9(a)は復帰軸ボックスに取り付けた状態を示す側面図、図9(b)は同復帰軸保護キャップの断面図、図9(c)は同復帰軸保護キャップの外観斜視図である。
【0037】
図9(a)に示すように、復帰軸ボックス5はガスメータ復帰軸4を移動可能に保持し、ガスメータ復帰軸4の操作側端部には動作表示部4aを設けている。動作表示部4aは、ガスメータ復帰軸4の移動に伴って遮断弁の開閉状態を表示する(例えば実公平6-3248号公報)。
復帰軸保護キャップ30を復帰軸ボックス5に装着した状態では、操作側端部の動作表示部4aを視認できる。
【0038】
図9(b)及び図9(c)に示すように、復帰軸保護キャップ30は、復帰軸ボックス5に取り付ける取付部31を一端に形成する基台部32と、基台部32の他端に形成されて動作表示部4aを視認できる表示視認部33と、基台部32の仮想中心軸32Xに平行に基台部32の外周面から立ち上げた複数のリブ34とを有している。
復帰軸保護キャップ30は樹脂材で形成され、少なくとも表示視認部33は視認性を有する。
リブ34は、表示視認部33側を低く、取付部31側を高くしている。
基台部32は、取付部31側に位置する第1基台部32aと、表示視認部33側に位置する第2基台部32bとを有し、第2基台部32bの外径を、第1基台部32aの外径よりも小さくしている。
リブ34は、第1基台部32aに位置する第1リブ34aと、第2基台部32bに位置する第2リブ34bとを有し、第1リブ34aは同じ高さとし、第2リブ34bは取付部31側を第1リブ34aと同じ高さとし、表示視認部33側を第2基台部32bの外径と同じになるように低くしている。
本実施例では、8本のリブ34を備えており、リブ34の間には指を入れることができる。
【0039】
本実施例によれば、基台部32の仮想中心軸32Xに平行に基台部32の外周面から立ち上げた複数のリブ34を、表示視認部33側を低く取付部31側を高くしたことで、復帰軸保護キャップ30に足を乗せにくく、ガスメータ復帰軸4の操作側端部の破損を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、第2基台部32bの外径を第1基台部32aの外径よりも小さくすることで、復帰軸保護キャップ30に足を乗せにくく見え、ガスメータ復帰軸4の操作側端部の破損を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、第1リブ34aによって復帰軸保護キャップ30の着脱性を高めるとともに、第2リブ34bによって、復帰軸保護キャップ30に足を乗せにくく見え、ガスメータ復帰軸4の操作側端部の破損を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、8本のリブ34を備え、リブ34の間には指を入れることができるため、復帰軸保護キャップ30の着脱性を高めることができる。
なお、本実施例では、リブ34として4本、6本、及び8本を示したが、復帰軸保護キャップ30の一般的な大きさであれば、2本以上で8本以下であればリブ34の間に指を入れることができ、単なるすべり止めとしてのリブと比較して復帰軸保護キャップ30の着脱性を高めることができる。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は、特に業務用の超音波式のガスメータに適している。
【符号の説明】
【0041】
1 ガスメータ
2 ガス流入口
3 ガス流出口
4 ガスメータ復帰軸
4a 動作表示部
5 復帰軸ボックス
5a 係止部
6 脱落防止具
6a キャップ用リング部
6b ボックス用リング部
10 ガスメータ本体
11 復帰ボタン用開口
12 制御基板用開口
20 前面カバー
21 可視部
22 天面
23 表示部
30 復帰軸保護キャップ
31 取付部
32 基台部
32a 第1基台部
32b 第2基台部
32X 仮想中心軸
33 表示視認部
34 リブ
34a 第1リブ
34b 第2リブ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9