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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023176344
(43)【公開日】2023-12-13
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
   G02F 1/1333 20060101AFI20231206BHJP
   G09F 9/00 20060101ALI20231206BHJP
【FI】
G02F1/1333
G09F9/00 336G
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022088580
(22)【出願日】2022-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】723005698
【氏名又は名称】船井電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104433
【弁理士】
【氏名又は名称】宮園 博一
(72)【発明者】
【氏名】似内 直規
【テーマコード(参考)】
2H189
5G435
【Fターム(参考)】
2H189AA53
2H189AA55
2H189AA57
2H189AA62
2H189AA70
2H189AA71
2H189AA72
2H189LA17
2H189LA19
5G435AA17
5G435BB12
5G435EE04
(57)【要約】
【課題】テレビジョンのディスプレイサイズが同じで異なる型の表示装置であっても、共通の背面部材を使用した場合において、背面部材に開ける孔の数の増大を抑制しつつ、各々のシート支持部を適切な位置に配置することが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】この表示装置100は、表示部1と、表示部1とは反対側の背面側に配置された背面部材4と、表示部1と背面部材4との間に配置される複数の光源部6と、表示部1と複数の光源部1との間に配置される拡散板10と、拡散板10を拡散板10の背面側から支持するシート支持部13と、シート支持部13を保持する複数の保持部14を含み、背面部材4に表示部側から取り付けられる台座12と、を備える。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部と、
前記表示部とは反対側の背面側に配置された背面部材と、
前記表示部と前記背面部材との間に配置される複数の光源部と、
前記表示部と前記複数の光源部との間に配置される光学シートと、
前記光学シートを前記光学シートの背面側から支持するシート支持部と、
前記シート支持部を保持する複数の保持部を含み、前記背面部材に前記表示部側から取り付けられる台座と、を備える、表示装置。
【請求項2】
前記台座は、1つまたは複数設けられ、
前記背面部材は、前記台座に対して1つ設けられ、前記背面部材に対して前記台座を取り付けるための貫通孔状の取付部を1つ含む、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記シート支持部は、前記台座の前記複数の保持部のいずれかに対して、選択的に取り付けられている、請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記台座には、前記背面部材に前記台座を取り付けるための少なくとも1つの貫通孔が設けられており、
前記台座は、前記貫通孔に挿通された締結部材により前記背面部材の前記取付部に取り付けられ、
前記台座は、前記締結部材を中心に、前記背面部材に沿って回転角度を調整可能に構成されている、請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記背面部材には、それぞれ前記複数の光源部が直線状に形成された列状に配置され、
前記台座は、互いに隣り合う列状の前記光源部と列状の前記光源部との間に設けられている、請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記複数の光源部の配列パターンは、前記列に沿って略等間隔に前記光源部が配置される第1配列パターンと、前記第1配列パターンよりも大きな間隔で、前記列に沿って略等間隔に前記光源部が配置される第2配列パターンと、に形成されており、
前記保持部は、前記第1配列パターンおよび前記第2配列パターンの両方に対応可能なように設けられている、請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
前記台座は、前記背面部材に対して、前記シート支持部が4つの前記光源部の対角線の交点上の位置に取り付けられている、請求項6に記載の表示装置。
【請求項8】
前記台座には、前記背面部材に前記台座を取り付けるための複数の貫通孔が設けられ、
前記台座は、前記複数の貫通孔のうちいずれか1つに挿通された締結部材により前記背面部材の前記取付部に取り付けられている、請求項3に記載の表示装置。
【請求項9】
前記保持部は、前記シート支持部を固定する固定機構を有し、
前記シート支持部は、前記固定機構と係合する係合部を含む平板であり、
前記複数の保持部と前記シート支持部とは、前記固定機構により着脱可能に構成されている、請求項1に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、表示装置に関し、特に、光学シートを背面側から支持する支持部材を備えた表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、光学シートを背面側から支持する支持部材を備えた表示装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、光学シートを背面側から支持する支持部材を備えた映像表示装置が開示されている。この映像表示装置には、支持部およびベース部を含む支持部材と下部シャーシとが設けられている。そして、支持部は、透明な材質により平板形状を有するように形成されている。また、ベース部は、支持部と同一の透明な材質により形成されているとともに、支持部と一体的に形成されている。また、ベース部は、固定突起を含み、下部シャーシに設けられた固定孔に、固定突起を挿入して固定されるように構成されている。そして、光学シートを背面側から支持するシート支持部を透明な材質により形成することによって、光源からの光が支持部材に照射されることにより生じる影が、映像表示装置上の画面で視認されるのを抑制可能に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2013-161793号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1には開示されていないが、テレビジョンのディスプレイサイズが同じでも異なる型(モデル)の表示装置では異なる背面部材が使用される。具体的には、ディスプレイサイズが同じでも異なる型の表示装置では、LEDの配列および位置が異なる。したがって、光学シートを平坦に保つためのシート支持部の適切な位置は、テレビジョンのディスプレイサイズが同じでも異なる型の表示装置ごとに異なる。このシート支持部の適切な位置とは、光の干渉が最小限化されることにより、シート支持部の影が最も写りにくい位置のことである。したがって、シート支持部を固定するための固定孔は、テレビジョンのディスプレイサイズが同じでも異なる表示装置では、光の干渉が異なるため、異なる表示装置ごとに異なる位置に設けなければならない。そのため、テレビジョンのディスプレイサイズが同じでも異なる型の表示装置を作成するたびに、シート支持部を適切な位置に設けるためには、異なる背面部材の金型を作成する必要がある。そのため、予め、シート支持部を固定するための固定孔の数を増やした上で、金型を作成すれば、上記の問題は解決できる。しかし、固定孔を増やすと、シート支持部を固定するために使用しなかった固定孔全てに対してねじにより固定する必要がある。開けた固定孔に対して、ねじにより固定されていない場合は、固定孔から光漏れが発生するためである。このような理由により、背面部材に開ける孔の数は、できる限り少なくしておく方が望ましい。したがって、テレビジョンのディスプレイサイズが同じで異なる型の表示装置であっても、共通の背面部材を使用し、背面部材に開ける孔の数の増大を抑制しつつ、各々のシート支持部を適切な位置に配置したいという課題がある。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、テレビジョンのディスプレイサイズが同じで異なる型の表示装置であっても、共通の背面部材を使用した場合において、背面部材に開ける孔の数の増大を抑制しつつ、各々のシート支持部を適切な位置に配置することが可能な表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による表示装置では、表示部と、表示部とは反対側の背面側に配置された背面部材と、表示部と背面部材との間に配置される複数の光源部と、表示部と複数の光源部との間に配置される光学シートと、光学シートを光学シートの背面側から支持するシート支持部と、シート支持部を保持する複数の保持部を含み、背面部材に表示部側から取り付けられる台座と、を備える。なお、光学シートとは、偏光フィルムなどの光学シートに限らず、拡散板などを含む、より広い概念の光学シートを表す。
【0008】
この発明の一の局面による表示装置では、上記のように、台座を、光学シートを光学シートの背面側から支持するシート支持部と、シート支持部を保持する複数の保持部を含み、背面部材に表示部側から取り付けられるように構成されている。これにより、シート支持部を保持する保持部が1つだけ設けられている場合と異なり、保持部の数だけシート支持部の場所を選択することができる。そのため、光学シートを支持するための適切な位置にある保持部を選択し、シート支持部を配置することができる。これにより、テレビジョンのディスプレイサイズが同じで異なる型の表示装置であっても、共通の背面部材を用いることができるので、同一の背面部材を使用することができる。また、台座は複数の保持部を含んでいるため、1つのシート支持部を固定するために、背面部材に対して1つの台座を固定すればよい。そのため、背面部材に開ける孔は1つのシート支持部を固定するために、1つの台座を固定するだけで済むので、複数個の孔を必要としない。したがって、テレビジョンのディスプレイサイズが同じで異なる型の表示装置であっても、共通の背面部材を使用した場合において、背面部材に開ける孔の数の増大を抑制しつつ、各々のシート支持部を適切な位置に配置することが可能な表示装置を提供できる。
【0009】
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、台座は、1つまたは複数設けられ、背面部材は、台座に対して1つ設けられ、背面部材に対して台座を取り付けるための貫通孔状の取付部を1つ含む。このように構成すれば、1つのシート支持部を設けるために、背面部材に対して、1つの貫通孔を設けることにより台座を取り付けることができる。また、1つの背面部材の取付部に対して、台座を1つ設けることができるため、背面部材に複数の孔を設ける必要がない。したがって、背面部材に対して不要な孔を開ける必要がなくなり、最小限の孔を設けるだけで台座を固定することができる。
【0010】
この場合において、好ましくは、シート支持部は、台座の複数の保持部のいずれかに対して、選択的に取り付けられている。このように構成すれば、光源部の位置に対して、台座の複数の保持部のいずれかを選択することができるので、シート支持部を容易に適切な位置に配置することができる。
【0011】
上記シート支持部が台座の複数の保持部のいずれかに対して選択的に取り付けられている構成において、好ましくは、台座には、背面部材に台座を取り付けるための少なくとも1つの貫通孔が設けられており、台座は、貫通孔に挿通された締結部材により背面部材の取付部に取り付けられる。また、台座は締結部材を中心に、背面部材に沿って回転角度を調整可能に構成されている。このように構成すれば、光源部の位置に対して、台座が決まった角度にしか固定できない場合とは異なり、締結部材を中心に台座の向きを自由に設定することができる。そのため、台座の向きを調整することによって、台座に取り付けられているシート支持部の位置を微調整することができる。
【0012】
上記台座が締結部材を中心に背面部材に沿って回転角度を調整可能に構成において、好ましくは、背面部材には、それぞれ複数の光源部が直線状に形成された列状に配置され、台座は、互いに隣り合う列状の光源部と列状の光源部との間に設けられている。このように構成すれば、光源部の位置がランダムに配置されている場合と異なり、複数の光源部が直線状に形成された列と列との間に、台座を配置することができる。したがって、光源部の位置に干渉せずに、台座を配置することができる。また、光源部の列と列との間が十分に広ければ、台座を回転させることができるので、台座の向きの調整によるシート支持部の位置の微調整も容易に行うことができる。
【0013】
上記台座が光源部と光源部との間に設けられている構成において、好ましくは、複数の光源部の配列パターンは、列に沿って略等間隔に光源部が配置される第1配列パターンと、第1配列パターンよりも大きな間隔で、列に沿って略等間隔に光源部が配置される第2配列パターンと、に形成されており、保持部は、第1配列パターンおよび第2配列パターンの両方に対応可能なように設けられている。このように構成すれば、光源部間の間隔の大きい第2配列パターンの光源部を使用することにより、光源部の数量を減らすことができる。また、光源の配列パターンが異なる場合であっても、シート支持部の位置を選択することができる。すなわち、配列パターンにおける列間隔に応じて、光源部とシート支持部との適切な距離が異なるが、上記構成により、いずれの配列パターンであっても適切な位置にシート支持部を配置できる。そして、光源の配列パターンが異なる型の製品について、配列パターンごとの孔を形成することなく同一の背面部材を使用することができる。
【0014】
上記第2配列パターンにおけるシート支持部を保持する保持部と光源部との距離は第1配列パターンにおけるシート支持部を保持する保持部と光源部との距離よりも大きい構成において、好ましくは、台座は、背面部材に対して、シート支持部が4つの光源部の対角線の交点上の位置に取り付けられている。このように構成すれば、シート支持部が4つの光源部の対角線の交点上からずれて配置された場合に比べて、光の干渉が効果的に抑制されるので、光源部からシート支持部に照射される光により生じる影が、光学シート側に生じにくい。その結果、表示部上で、シート支持部に光が照射されることに起因する影が視認されるのを抑制することができる。
【0015】
上記シート支持部が台座の複数の保持部のいずれかに対して選択的に取り付けられている構成において、好ましくは、台座には、背面部材に台座を取り付けるための複数の貫通孔が設けられ、台座は、複数の貫通孔のうちいずれか1つに挿通された締結部材により背面部材の取付部に取り付けられている。このように構成すれば、台座の貫通孔が1つしか設けられていない場合と異なり、背面部材に開けられた取付部に対して、台座をどの位置(どの貫通孔)で固定するかを自由に選択できる。その結果、台座の固定位置の選択に応じて、シート支持部の位置をより自由に選択することができる。
【0016】
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、保持部は、シート支持部を固定する固定機構を有し、シート支持部は、固定機構と係合する係合部を含む平板であり、複数の保持部とシート支持部とは、固定機構により着脱可能に構成されている。このように構成すれば、テレビジョンのディスプレイサイズが同じで異なる型の表示装置を作成するときに、シート支持部の係合部の形状が同じであれば、保持部の固定機構の形状を維持することができる。したがって、シート支持部を変更することにより、各々の製品に対して、保持部の固定機構を変更することなく、最適なシート支持部を選択することができる。また、シート支持部は、板状のものであるため、テレビジョンのディスプレイサイズが同じで異なる型の表示装置に対応するシート支持部を容易に設計、製造できる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、上記のように、テレビジョンのディスプレイサイズが同じで異なる型の表示装置であっても、共通の背面部材を使用した場合において、背面部材に開ける孔の数の増大を抑制しつつ、各々のシート支持部を適切な位置に配置することが可能な表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の第1実施形態による液晶テレビジョン装置の全体構成を示した斜視図である。
図2】本発明の第1実施形態による液晶テレビジョン装置の全体の構成を示した背面図である。
図3】本発明の第1実施形態による液晶テレビジョン装置の分解斜視図である。
図4】本発明の第1実施形態による台座とシート支持部の斜視図である。
図5】本発明の第1実施形態による台座とシート支持部をY1方向側から見た図である。
図6】本発明の第1実施形態による保持部の拡大図である。
図7】本発明の第1実施形態による保持部にシート支持部が係合された状態を示した拡大図である。
図8】本発明の第1実施形態における断面図の一部である。
図9】本発明の第1実施形態による光源用基板(TEタイプ)が設置されたリアフレームを矢印Y1方向側から見た図である。
図10】本発明の第1実施形態による光源用基板(SEタイプ)が設置されたリアフレームを矢印Y1方向側から見た図である。
図11図9の部分拡大図である。
図12図10の部分拡大図である。
図13】本発明の第2実施形態による台座をY1方向側から見た図である。
図14】台座の変形例の1つであり、保持機構にシート支持部を保持する用の保持部用貫通孔が設けられている台座をY1方向側から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
(第1実施形態)
図1図12を参照して、本発明の第1実施形態による液晶テレビジョン装置100の構成について説明する。なお、液晶テレビジョン装置100は、本発明の「表示装置」の一例である。
【0021】
本発明の第1実施形態による液晶テレビジョン装置100には、図1に示すように、表示部1が設けられている。表示部1は、液晶セルからなり映像が表示可能に構成されている。なお、以下の説明において、液晶テレビジョン装置100の表示部1に対向する位置から見て、左方向を矢印X1方向、右方向を矢印X2方向、正面方向(手前方向)を矢印Y1方向、背面方向を矢印Y2方向、上方向を矢印Z1方向、下方向を矢印Z2方向として説明する。
【0022】
また、液晶テレビジョン装置100には、前部筐体2が設けられている。前部筐体2は、樹脂により形成されている。そして、前部筐体2は、表示部1を矢印Y1方向側から支持するように構成されている。また、前部筐体2の中央部には、表示部1を矢印Y1方向側に露出させるための矩形状の開口部2aが設けられている。
【0023】
また、液晶テレビジョン装置100には、スタンド部材3が設けられている。そして、スタンド部材3は、液晶テレビジョン装置100全体を矢印Z2方向側から支持するように構成されている。また、液晶テレビジョン装置100には、表示部1とは反対側の背面側に配置されるリアフレーム4が設けられている。なお、リアフレーム4は、本発明の「背面部材」の一例である。
【0024】
また、図2に示すように、液晶テレビジョン装置100には、背面部が露出されたリアフレーム4が設けられている。リアフレーム4は、金属により形成されており、矢印Y2方向に窪む凹形状に形成されている。そして、リアフレーム4は、前部筐体2と矢印Y2方向側から組み合わされるように構成されている。そして、リアフレーム4は、ネジ部材(図示せず)によって前部筐体2に固定されている。リアフレーム4は、台座12に対して1つ設けられ、リアフレーム4に対して台座12を取り付けるための貫通孔状の取付部4a(図3参照)を1つ含む。
【0025】
また、液晶テレビジョン装置100には、カバー部材5が設けられている。カバー部材5は、樹脂により形成されており、リアフレーム4よりも小さい大きさにより形成されている。そして、カバー部材5は、リアフレーム4の矢印Y2方向側に配置されている。また、カバー部材5は、リアフレーム4の背面(矢印Y2方向側の面)に配置される電源基板や信号処理基板などの種々の基板(図示せず)を覆うように設けられている。また、カバー部材5は、ネジ部材(図示せず)によってリアフレーム4に固定されている。
【0026】
また、図3に示すように、液晶テレビジョン装置100には、表示部1とリアフレーム4との間に配置される複数のLED(Light Emitting Diode)6が設けられている。LED6は、表示部1側(矢印Y1方向側)に光を照射可能に構成されている。なお、LED6は、本発明の「光源部」の一例である。
【0027】
また、液晶テレビジョン装置100には、光源用基板7が設けられている。光源用基板7は、12本設けられており、リアフレーム4の矢印Y1方向側に、X方向に間隔を隔てて並列して配置されている。そして、光源用基板7の表面には、それぞれ、LED6が7個ずつ光源用基板7の延びる方向(Z方向)に沿って、互いに間隔を隔てて実装されている。また、光源用基板7は、レンズ8と、LED6と、PCB(ポリ塩化ビフェニル)製の基板7aと、により形成されている。レンズ8は、求められる仕様、性能、筐体の制約により、様々なタイプのレンズ8を使い分けることが可能である。
【0028】
また、液晶テレビジョン装置100には、レンズ8が設けられている。レンズ8は、光源用基板7に配置されているLED6を覆うように、LED6に対してそれぞれ配置されている。そして、レンズ8は、アクリルなどの樹脂により構成されており、LED6からの出射光の出射角度を広げるように構成されている。また、レンズ8は、光源用基板7の表面に接着されることにより、光源用基板7に固定されている。なお、レンズ8は、本発明の「光源部」の一例である。
【0029】
また、図3に示すように、液晶テレビジョン装置100には、表示部1と複数のLED6との間に配置される反射シート9が設けられている。反射シート9は、リアフレーム4と後述する拡散板10との間に設けられており(図8参照)、LED6からの光を反射することが可能に構成されている。具体的には、反射シート9は、樹脂(たとえば、PET(Polyethyleneterephtalate)など)により形成されている。そして、反射シート9は、光源用基板7の表面上に配置された状態で、リアフレーム4に沿った形状(矢印Y2方向側に窪む凹形状)を有するように構成されている。具体的には、反射シート9は、X方向に延びる長方形状を有する反射シート底面部9aと、反射シート底面部9aの4辺を取り囲むように配置される4つの反射シート斜面部9bとを含む。なお、拡散板10は、本発明の「光学シート」の一例である。
【0030】
また、反射シート底面部9aは、後述する拡散板10および偏光フィルム11に対して平行に延びるように形成されている(図8参照)。また、反射シート斜面部9bは、反射シート底面部9aの端部からリアフレーム4の縁部に向かって傾斜して延びるように形成されている(図3参照)。なお、偏光フィルム11は、本発明の「光学シート」の一例である。
【0031】
そして、図3に示すように、反射シート9の反射シート底面部9aには、84個(7個×12列)のLED6のそれぞれの配置位置に対応する位置に光源用開口部9cが設けられている。また、反射シート底面部9aには、台座用開口部9dが、設けられている。台座用開口部9dは、ネジ18(図8参照)を通過させることが可能に形成されている。なお、ネジ18は、本発明の「締結部材」の一例である。
【0032】
また、図3に示すように、液晶テレビジョン装置100には、拡散板10が設けられている。拡散板10は、樹脂等により形成されており、Z方向およびX方向に延びる平板形状に形成されている。また、拡散板10は、表示部1とLED6との間に配置されており、LED6からの光を拡散するように構成されている(図8参照)。
【0033】
また、図3に示すように、液晶テレビジョン装置100には、偏光フィルム11が設けられている。偏光フィルム11は、拡散板10と同様の平板形状を有し、Z方向およびX方向に延びるように形成されている。そして、偏光フィルム11は、拡散板10と表示部1との間に配置されており、拡散板10を透過した光の偏光方向を揃えて表示部1へ出射するように構成されている。また、表示部1は、偏光フィルム11から出射された偏光方向を揃えられた光に対して、表示部1に含まれる液晶の透過率を変化させることなどにより、画像の表示が行われるように構成されている。
【0034】
液晶テレビジョン装置100には、台座12が設けられる。そして、図4に示すように、台座12は、拡散板10を拡散板10の矢印Y2方向側から支持するシート支持部13を含む。また、台座12は、リアフレーム4に表示部1側から取り付けられる。台座12は、シート支持部13を保持する複数の保持部14を含む。また、図5に示すように、台座12は、貫通孔16に挿通されたネジ18によりリアフレーム4の取付部4aに取り付けられる。台座12は、ネジ18を中心に、リアフレーム4に沿って回転角度を調整可能に構成されている。
【0035】
また、図5に示すように、台座12には、リアフレーム4に台座12を取り付けるための少なくとも1つの貫通孔16が設けられている。また、図8に示すように、台座12は、台座12とリアフレーム4とによって、反射シート9を挟むように構成されている。具体的には、ネジ18は、上記した反射シート9の台座用開口部9dを貫通するとともに、取付部4aに締結されるように構成されている。そして、台座12は、反射シート9を挟みながらリアフレーム4に固定されるように構成されている。
【0036】
シート支持部13は、台座12の複数の保持部14のいずれかに対して、選択的に取り付けられている。また、シート支持部13は、LED6からの光を透過可能な樹脂材料により形成されている。そして、図4に示すように、シート支持部13は、保持部14のフック機構19と係合する係合部15を含む平板である。係合部15は、シート支持部13のリアフレーム4側(矢印Y2方向)に設けられており、保持部14のフック機構19に係合するように切り欠け状に形成されている(図6参照)。そして、シート支持部13は、保持部14によってリアフレーム4に対して垂直方向(矢印Y1方向)に向かって直立するように構成されている(図7参照)。なお、フック機構19は、本発明の「固定機構」の一例である。
【0037】
そして、図4に示すように、シート支持部13には、接触部13aが設けられている。接触部13aは、シート支持部13の拡散板10側(矢印Y1方向)の先端部に設けられている。シート支持部13は、拡散板10を拡散板10の背面側から支持する。詳細には、シート支持部13は、拡散板10の矢印Y2方向側から拡散板10に接触部13aを点接触させることにより、拡散板10を支持するように構成されている。
【0038】
保持部14は、LED6からの光が透過するのを抑制する(透過率が低い)有色材料(たとえば、白色)により形成されている。保持部14は、シート支持部13を固定するフック機構19を有する。また、複数の保持部14とシート支持部13とは、フック機構19(図6および図7参照)により着脱可能に構成されている。
【0039】
<LEDの配列パターン>
リアフレーム4には、それぞれ複数のLED6が直線状に形成された列状に配置され、台座12は、互いに隣り合う列状のLED6と列状のLED6との間に設けられている。
【0040】
また、図9に示す例では、リアフレーム4には、20本の光源用基板7が第1配列パターンP1でL1の距離で略等間隔に設けられている。この光源用基板7には、LED6の光源に対して、トップエミットタイプ(以降、TEタイプ)のレンズ8aが使用されている。また、20本の光源用基板7には、それぞれ10個のLED6が設けられている。そして、TEタイプのレンズ8aは、LED6からの光を主として上方向(Y1方向)に向けて放射するように配置されている。
【0041】
また、図10に示す例では、リアフレーム4には、12本の光源用基板7が第2配列パターンP2でL2の距離で略等間隔に設けられている。この光源用基板7には、LED6の光源に対して、サイドエミットタイプ(以降、SEタイプ)のレンズ8bが使用されている。また、12本の光源用基板7には、それぞれ7個のLED6が設けられている。そして、SEタイプのレンズ8bは、LED6からの光を主として横方向に向けて放射するように配置されている。
【0042】
上記したように、複数のLED6の配列パターンは、列に沿って略等間隔に配置される第1配列パターンP1と、第1配列パターンP1よりも大きな間隔(D2>D1)(図11および図12参照)で、列に沿って略等間隔に配置される第2配列パターンP2と、に形成されている。なぜならば、TEタイプのレンズ8aと、SEタイプのレンズ8bとでは、光の拡散方向が異なるためである。したがって、使用するLED6の数量およびLED6同士の間隔が異なる(図9および図10参照)。SEタイプのレンズ8bは、横方向に光が拡散されるため、TEタイプのレンズ8aを使用する場合と比較して大きな間隔(D2>D1)(図11および図12参照)を取ることができる。そのため、SEタイプのレンズ8bを使用することで、LED6の数量を減らすことができる。
【0043】
また、図9および図10に示すように、第1配列パターンP1と第2配列パターンP2とでLED6同士の間隔が異なるため、シート支持部13の適切な配置位置が異なる。そのため、シート支持部13の場所をそれぞれの配列パターンで適切に決める必要がある。したがって、保持部14は、第1配列パターンP1および第2配列パターンP2の両方に対応可能なように設けられている。また、図11および図12に示すように、第2配列パターンP2におけるシート支持部13を保持する保持部14とLED6との距離d2は、第1配列パターンP1におけるシート支持部13を保持する保持部14とLED6との距離d1よりも大きくなる(d2>d1)ように設けられている。
【0044】
また、図11および図12に示すように、台座12は、リアフレーム4に対して、シート支持部13が4つのLED6の対角線の交点17a上または交点17b上の位置に取り付けられている。上記の位置に設置することにより、光源から照射された光により生じるシート支持部13の影の影響が、表示部1に対して最も小さくなる。
【0045】
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
【0046】
第1実施形態では、上記のように、表示部1と、表示部1とは反対側の背面側に配置されたリアフレーム4と、表示部1とリアフレーム4との間に配置される複数のLED6と、表示部1と複数のLED6との間に配置される拡散板10と、拡散板10を拡散板10の背面側から支持するシート支持部13と、シート支持部13を保持する複数の保持部14を含み、リアフレーム4に表示部1側から取り付けられる台座12と、を備えるように構成される。そのため、拡散板10を支持するための適切な位置にある保持部14を選択し、シート支持部13を配置することができる。これにより、シート支持部13を保持する保持部14が1つだけ設けられている場合と異なり、保持部14の数だけシート支持部13の場所を選択することができる。これにより、製品のラインアップが異なる場合でも、共通のリアフレーム4を用いることができるので、同一のリアフレーム4を使用することができる。また、台座12は複数の保持部14を含んでいるため、1つのシート支持部13を固定するために、リアフレーム4に対して1つの台座12を固定すればよい。そのため、リアフレーム4に開ける孔は1つのシート支持部13を固定するために、1つの台座12を固定するだけで済むので、複数個の孔を必要としない。したがって、背面の大部分が外観であり、異なる光源用基板7レイアウト設計が必要な共通のリアフレーム4を使用した場合において、リアフレーム4に開ける孔の数の増大を抑制しつつ、各々のシート支持部13を適切な位置に配置することが可能な表示装置を提供できる。
【0047】
また、第1実施形態では、上記のように、台座12は、1つまたは複数設けられ、リアフレーム4は、台座12に対して1つ設けられ、リアフレーム4に対して台座12を取り付けるための貫通孔状の取付部4a1つを含む。これにより、1つのシート支持部13を設けるために、リアフレーム4に対して、1つの貫通孔16を設けることにより台座12を取り付けることができる。また、リアフレーム4の1つの取付部4aに対して、台座12を1つ設けることができるため、リアフレーム4に複数の孔を設ける必要がない。したがって、リアフレーム4に対して不要な孔を開ける必要がなくなり、最小限の孔を設けるだけで台座12を固定することができる。
【0048】
また、第1実施形態では、上記のように、シート支持部13は、台座12の複数の保持部14のいずれかに対して、選択的に取り付けられている。これにより、LED6の位置に対して、台座12の複数の保持部14のいずれかを選択することができるので、シート支持部13を容易に適切な位置に配置することができる。
【0049】
また、第1実施形態では、上記のように、台座12には、リアフレーム4に台座12を取り付けるための少なくとも1つの貫通孔16が設けられており、台座12は、貫通孔16に挿通された締結部材によりリアフレーム4の取付部4aに取り付けられ、台座12は、締結部材を中心に、リアフレーム4に沿って回転角度を調整可能に構成されている。これにより、LED6の位置に対して、台座12が決まった角度にしか固定できない場合とは異なり、ネジ18を中心に台座12の向きを自由に設定することができる。そのため、台座12の向きを調整することによって、台座12に取り付けられているシート支持部13の位置を微調整することができる。
【0050】
また、第1実施形態では、上記のように、リアフレーム4には、それぞれ複数のLED6が直線状に形成された列状に配置され、台座12は、互いに隣り合う列状のLED6と列状のLED6との間に設けられている。これにより、LED6の位置がランダムに配置されている場合と異なり、複数のLED6が直線状に形成された列と列との間に、台座12を配置することができる。したがって、LED6の位置に干渉せずに、台座12を配置することができる。また、LED6の列と列との間が十分に広ければ、台座12を回転させることができるので、台座12の向きの調整によるシート支持部13の位置の微調整も容易に行うことができる。
【0051】
また、第1実施形態では、上記のように、複数のLED6の配列パターンは、列に沿って略等間隔にLED6が配置される第1配列パターンP1と、第1配列パターンP1よりも大きな間隔で、列に沿って略等間隔にLED6が配置される第2配列パターンP2と、に形成されており、保持部14は、第1配列パターンP1および第2配列パターンP2の両方に対応可能なように設けられている。これにより、光源部間の間隔の大きい第2配列パターンP2のLED6を使用することにより、LED6の数量を減らすことができる。また、光源の配列パターンが異なる場合であっても、シート支持部13の位置を選択することができる。すなわち、配列パターンにおける列間隔に応じて、LED6とシート支持部13との適切な距離が異なるが、上記構成により、いずれのパターンであっても適切な位置にシート支持部13を配置できる。そして、光源の配列パターンが異なる型の製品について、配列パターンごとの孔を形成することなく、同一のリアフレーム4を使用することができる。
【0052】
また、第1実施形態では、上記のように、台座12は、リアフレーム4に対して、シート支持部13が4つのLED6の対角線の交点上の位置に取り付けられている。これにより、シート支持部13が4つのLED6の対角線の交点上からずれて配置された場合に比べて、光の干渉が効果的に抑制されるので、LED6からシート支持部13に照射される光により生じる影が、偏光フィルム11側に生じにくい。その結果、表示部1上で、シート支持部13に光が照射されることに起因する影が視認されるのを抑制することができる。
【0053】
保持部14は、シート支持部13を固定するフック機構19を有し、シート支持部13は、フック機構19と係合する係合部15を含む平板であり、複数の保持部14とシート支持部13とは、フック機構19により着脱可能に構成されている。これにより、テレビジョンのディスプレイサイズが同じで異なる型の液晶テレビジョン装置100を作成するときに、シート支持部13の係合部15の形状が同じであれば、保持部14の固定機構の形状を維持することができる。したがって、シート支持部13を変更することにより、各々の製品に対して、保持部14のフック機構19を変更することなく、最適なシート支持部13を選択することができる。また、シート支持部13は、板状のものであるため、テレビジョンのディスプレイサイズが同じで異なる型の液晶テレビジョン装置100に対応するシート支持部13を容易に設計、製造できる。
【0054】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態による、液晶テレビジョン装置200の構成について、説明する。第2実施形態では、第1実施形態による液晶テレビジョンの構成の中において、台座12が変更されている。なお、上記第1実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、説明を省略する。
【0055】
台座12には、リアフレーム4に台座12を取り付けるための複数の貫通孔16が設けられ、台座12は、複数の貫通孔16のうちいずれか1つに挿通されたネジ18(図8参照)によりリアフレーム4の取付部4aに取り付けられている。第2実施形態では、図13に示すように、台座12には、保持部14近傍に24個の貫通孔16が設けられている。また、第2実施形態による液晶テレビジョン装置200のその他の構成は、第1実施形態における液晶テレビジョン装置100と同様である。
【0056】
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
【0057】
第2実施形態では、上記のように、表示部1と、表示部1とは反対側の背面側に配置されたリアフレーム4と、表示部1とリアフレーム4との間に配置される複数のLED6と、表示部1と複数のLED6との間に配置される拡散板10と、拡散板10を拡散板10の背面側から支持するシート支持部13と、シート支持部13を保持する複数の保持部14を含み、リアフレーム4に表示部1側から取り付けられる台座12と、を備えるように構成される。これにより、シート支持部13を保持する保持部14が1つだけ設けられている場合と異なり、保持部14の数だけシート支持部13の場所を選択することができる。これにより、テレビジョンのディスプレイサイズが同じで異なる型の表示装置であっても、共通のリアフレーム4を用いることができるので、同一のリアフレーム4を使用することができる。したがって、背面の大部分が外観であり、異なる光源用基板7レイアウト設計が必要な共通のリアフレーム4を使用した場合において、リアフレーム4に開ける孔の数の増大を抑制しつつ、各々の適切な位置に配置することが可能な表示装置を提供できる。
【0058】
第2実施形態では、上記のように、第1実施形態による液晶テレビジョン装置100の構成に加えて、台座12には、リアフレーム4に台座12を取り付けるための複数の貫通孔16が設けられ、台座12は、複数の貫通孔16のうちいずれか1つに挿通された締結部材によりリアフレーム4の取付部4aに取り付けられている。これにより、台座12の貫通孔16が1つしか設けられていない場合と異なり、リアフレーム4に開けられた取付部4aに対して、台座12をどの位置(どの貫通孔16)で台座12を固定するかを自由に選択できる。その結果、台座12の固定位置の選択に応じて、シート支持部13の位置をより自由に選択することができる。その結果、表示部1上で、シート支持部13に光が照射されることに起因する影が視認されるのを抑制することができる。
【0059】
(変形例)
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
【0060】
たとえば、上記第1および第2実施形態では、本発明の表示装置として、液晶テレビジョン装置100を用いる例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、表示装置として液晶テレビジョン装置以外を用いてもよい。たとえば、PC(Personal Computer)用の表示装置などの一般的な表示装置に用いてもよい。
【0061】
また、上記第1および第2実施形態では、台座12には、シート支持部13を保持するための保持部14が設けられている例を示したが、本発明はこれに限らない。図14に示すように、シート支持部13を保持するための複数の保持部用貫通孔14aが設けられていてもよい。シート支持部13の保持は、ネジ18などで固定または、シート支持部13にフック機構19などを設けて、保持部用貫通孔14aに固定してもよい。このように構成すれば、シート支持部13は円錐形状または円柱形状なども使用することができる。
【0062】
また、上記第1および第2実施形態では、台座12には、シート支持部13を保持するための複数の保持部14が設けられている例を示したが、本発明はこれに限らない。シート支持部13が設けられる複数の保持部14に、リアフレーム4に平行な方向に沿って、嵌合させる保持部14で構成されていてもよい。このように構成すれば、シート支持部13の固定をより安定させることができる。
【0063】
また、上記第1および第2実施形態では、台座12は、ネジ18によりリアフレーム4に取り付けられる例を示したが、本発明はこれに限らない。台座12の貫通孔16に、リアフレーム4に取り付けるためのフック機構19などを設けてもよい。
【0064】
また、上記第1および第2実施形態では、台座12は、1つの台座12に対して複数の保持部14を有している例を示したが、本発明はこれに限らない。台座12は、1つに対して複数の保持部14を有しており、保持部14の周囲にミシン目などをつけておいてもよい。このように構成すれば、必要なテレビジョンのディスプレイサイズの保持部14だけを切り離して使用することができる。
【符号の説明】
【0065】
1 表示部
4 リアフレーム(背面部材)
4a 取付部
6 LED(光源部)
7 光源用基板
7a 基板
8 レンズ(光源部)
9 反射シート
10 拡散板(光学シート)
11 偏光フィルム(光学シート)
12 台座
13 シート支持部
14 保持部
15 係合部
16 貫通孔
17a、17b 交点
18 ネジ(締結部材)
19 フック機構(固定機構)
100、200 液晶テレビジョン装置(表示装置)
L1 (第1配列パターンにおけるLED間の)距離
L2 (第2配列パターンにおけるLED間の)距離
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14