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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023176562
(43)【公開日】2023-12-13
(54)【発明の名称】扁平形状ボトル
(51)【国際特許分類】
   B65D 1/02 20060101AFI20231206BHJP
【FI】
B65D1/02 221
B65D1/02 250
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022088905
(22)【出願日】2022-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】000006909
【氏名又は名称】株式会社吉野工業所
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100154003
【弁理士】
【氏名又は名称】片岡 憲一郎
(72)【発明者】
【氏名】津田 直毅
【テーマコード(参考)】
3E033
【Fターム(参考)】
3E033AA01
3E033BA15
3E033BA16
3E033BA18
3E033BA21
3E033DA04
3E033DC10
3E033FA03
3E033GA02
(57)【要約】
【課題】胴部の片引きを抑制することが可能な扁平形状ボトルを提供することである。
【解決手段】胴部20の長辺壁部21にパネル部23が設けられ、パネル部23が設けられた部分における胴部20の横断面形状が、短辺壁部22の側から延びる短辺側湾曲部50と、パネル部23の側から延びるパネル側湾曲部51と、短辺側湾曲部51とパネル側湾曲部51とを連結する直線状または径方向内側に向けて凸の連結部52とを有し、短辺側湾曲部50と連結部52との接続部分が稜線部53となっており、パネル側湾曲部51と連結部52との接続部分が上端及び下端において稜線部53に接続されるとともに上下方向中央部に向かうに従い徐々に稜線部53から離れるように湾曲するパネル屈曲部54となるとともに、パネル部23の横断面における半径が胴部20のパネル部23との連接箇所における軸線Oに垂直な横断面における半径よりも大きい扁平形状ボトル1。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
口部と、軸線を挟んで対向する一対の長辺壁部と一対の前記長辺壁部の両側部に連なる一対の短辺壁部とを備えた扁平形状の胴部と、前記胴部の下端を閉塞する底部とを備え、前記長辺壁部に径方向内側に向けて凹むとともに前記軸線に垂直な横断面形状が径方向外側に向けて凸の円弧形状となるパネル部が設けられた合成樹脂製の扁平形状ボトルであって、
前記パネル部が設けられた部分における前記胴部の前記軸線に垂直な横断面形状が、
前記短辺壁部の側から延びる、径方向外側に向けて凸の短辺側湾曲部と、
前記パネル部の側から延びる、径方向外側に向けて凸のパネル側湾曲部と、
前記短辺側湾曲部と前記パネル側湾曲部とを連結する、直線状または径方向内側に向けて凸の連結部とを有し、
前記短辺側湾曲部と前記連結部との接続部分が、前記軸線の方向に延びる稜線部となり、
前記パネル側湾曲部と前記連結部との接続部分が、上端及び下端において前記稜線部に接続されるとともに上下方向中央部に向かうに従い徐々に前記稜線部から離れるように湾曲するパネル屈曲部となるとともに、
前記パネル部の前記軸線に垂直な横断面における半径が、前記胴部の前記パネル部との連接箇所における前記軸線に垂直な横断面における半径よりも大きいことを特徴とする扁平形状ボトル。
【請求項2】
前記パネル部の、上下方向中央部における幅に対する径方向外側に向けた突出量の比が0.15以下である、請求項1に記載の扁平形状ボトル。
【請求項3】
前記長辺壁部が、上端と上下方向中央部との間の部分及び下端と上下方向中央部との間の部分が、それぞれ上下方向中央部が上端ないし下端よりも径方向内側に位置するように傾斜した形状となっている、請求項1または2に記載の扁平形状ボトル。
【請求項4】
前記パネル部が設けられた部分における前記胴部の前記軸線に垂直な横断面形状が、一対の前記短辺壁部の側の両端部に先端屈曲部を有している、請求項1に記載の扁平形状ボトル。
【請求項5】
前記稜線部は、前記軸線に平行な直線状、または径方向内側に向けて凸の曲線状である、請求項1に記載の扁平形状ボトル。
【請求項6】
前記胴部が、前記パネル部よりも上側に周方向に延びる凹リブを備え、
前記胴部の前記凹リブよりも上側部分が、
それぞれ径方向外側に向けて凸の湾曲形状を有して前記軸線を挟んで互いに対向するとともに前記短辺壁部の側の両端部において互いの下端部分が連結する一対の押潰し壁部と、
それぞれ前記軸線を挟んで互いに対向するとともに一対の前記押潰し壁部の間に配置された一対の連結側壁部とを有し、
一方の前記押潰し壁部と一対の前記連結側壁部との間及び他方の前記押潰し壁部と一対の前記連結側壁部との間に、それぞれ前記押潰し壁部の前記短辺壁部の側の両端部の下端部分から延びるとともに前記軸線を挟んだ互いの間隔が上方から下方に向かって漸次短くなる上側屈曲部が設けられている、請求項1に記載の扁平形状ボトル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、合成樹脂製の扁平形状ボトルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、飲料、調味料やジャム、油脂類などの食品等を内容物として収納する容器として、口部と、軸線を挟んで対向する一対の長辺壁部と一対の長辺壁部の両側部に連なる一対の短辺壁部とを備えた扁平形状の胴部と、胴部の下端を閉塞する底部とを備えた合成樹脂製の扁平形状ボトルが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-160758号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記扁平形状ボトルにおいて、長辺壁部に径方向内側に向けて凹むパネル部を設けた構成とすることが検討されている。当該構成の扁平形状ボトルによれば、内容物を熱充填し、口部をシール材やキャップ等により閉塞した後、冷却されることで内部が減圧状態になったときに、当該減圧をパネル部の変形により吸収して減圧状態を緩和することができる。
【0005】
しかし、パネル部を設けた扁平形状ボトルでは、内部が減圧状態となったときに、胴部のパネル部が設けられた長辺壁部の一方の短辺壁部の側が他方の短辺壁部の側よりも先に変形が進行し、長辺壁部の他方の短辺壁部の側が変形を開始ないし進行する前に減圧状態が解消されることで、胴部の長辺壁部の一方の短辺壁部の側のみが大きく変形する、所謂片引きが発生してしまうという問題点があった。
【0006】
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、胴部の片引きを抑制することが可能な扁平形状ボトルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の扁平形状ボトルは、口部と、軸線を挟んで対向する一対の長辺壁部と一対の前記長辺壁部の両側部に連なる一対の短辺壁部とを備えた扁平形状の胴部と、前記胴部の下端を閉塞する底部とを備え、前記長辺壁部に径方向内側に向けて凹むとともに前記軸線に垂直な横断面形状が径方向外側に向けて凸の円弧形状となるパネル部が設けられた合成樹脂製の扁平形状ボトルであって、前記パネル部が設けられた部分における前記胴部の前記軸線に垂直な横断面形状が、前記短辺壁部の側から延びる、径方向外側に向けて凸の短辺側湾曲部と、前記パネル部の側から延びる、径方向外側に向けて凸のパネル側湾曲部と、前記短辺側湾曲部と前記パネル側湾曲部とを連結する、直線状または径方向内側に向けて凸の連結部とを有し、前記短辺側湾曲部と前記連結部との接続部分が、前記軸線の方向に延びる稜線部となり、前記パネル側湾曲部と前記連結部との接続部分が、上端及び下端において前記稜線部に接続されるとともに上下方向中央部に向かうに従い徐々に前記稜線部から離れるように湾曲するパネル屈曲部となるとともに、前記パネル部の前記軸線に垂直な横断面における半径が、前記胴部の前記パネル部との連接箇所における前記軸線に垂直な横断面における半径よりも大きいことを特徴とする。
【0008】
本発明の扁平形状ボトルは、上記構成において、前記パネル部の、上下方向中央部における幅に対する径方向外側に向けた突出量の比が0.15以下であるのが好ましい。
【0009】
本発明の扁平形状ボトルは、上記構成において、前記長辺壁部が、上端と上下方向中央部との間の部分及び下端と上下方向中央部との間の部分が、それぞれ上下方向中央部が上端ないし下端よりも径方向内側に位置するように傾斜した形状となっているのが好ましい。
【0010】
本発明の扁平形状ボトルは、上記構成において、前記パネル部が設けられた部分における前記胴部の前記軸線に垂直な横断面形状が、一対の前記短辺壁部の側の両端部に先端屈曲部を有しているのが好ましい。
【0011】
本発明の扁平形状ボトルは、上記構成において、前記稜線部は、前記軸線に平行な直線状、または径方向内側に向けて凸の曲線状であるのが好ましい。
【0012】
本発明の扁平形状ボトルは、上記構成において、前記胴部が、前記パネル部よりも上側に周方向に延びる凹リブを備え、前記胴部の前記凹リブよりも上側部分が、それぞれ径方向外側に向けて凸の湾曲形状を有して前記軸線を挟んで互いに対向するとともに前記短辺壁部の側の両端部において互いの下端部分が連結する一対の押潰し壁部と、それぞれ前記軸線を挟んで互いに対向するとともに一対の前記押潰し壁部の間に配置された一対の連結側壁部とを有し、一方の前記押潰し壁部と一対の前記連結側壁部との間及び他方の前記押潰し壁部と一対の前記連結側壁部との間に、それぞれ前記押潰し壁部の前記短辺壁部の側の両端部の下端部分から延びるとともに前記軸線を挟んだ互いの間隔が上方から下方に向かって漸次短くなる上側屈曲部が設けられているのが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、胴部の片引きを抑制することが可能な扁平形状ボトルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の一実施の形態である扁平形状ボトルの正面図である。
図2図1に示す扁平形状ボトルの側面図である。
図3図1に示す扁平形状ボトルの底面図である。
図4図1におけるA-A線に沿う断面図である。
図5図1におけるB-B線に沿う断面図である。
図6図1におけるC-C線に沿う断面図である。
図7図6の範囲Dを拡大して示す拡大断面図である。
図8図7に示す連結部の変形例の拡大断面図である。
図9図1におけるE-E線に沿う断面図である。
図10図1におけるF-F線に沿う断面図である。
図11図1に示す扁平形状ボトルの、口部にキャップを打栓により装着した状態の一部切り欠き正面図である。
図12】変形例に係る扁平形状ボトルの正面図である。
図13】変形例に係る扁平形状ボトルの側面図である。
図14図12におけるG-G線に沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照しつつ本発明の一実施の形態である扁平形状ボトル1をより具体的に例示説明する。
【0016】
なお、本明細書及び特許請求の範囲においては、上下方向は、図1に示すように扁平形状ボトル1を正立姿勢とした状態における上方、下方を意味するものとする。また、径方向外側とは、図1における扁平形状ボトル1の軸線Oを通り軸線Oに垂直な直線に沿って外側に向かう方向を意味するものとし、径方向内側は、その反対方向を意味するものとする。さらに、周方向は軸線Oを中心とした周方向を意味するものとする。
【0017】
図1図2図3に示すように、本発明の一実施の形態である扁平形状ボトル1は、飲料、調味料やジャム、油脂類などの食品等を内容物として収納する用途に用いることができるものである。なお、扁平形状ボトル1は、上記以外の内容物を収納する用途に用いることもできる。
【0018】
扁平形状ボトル1は、押出成形により形成された筒状のパリソンをブロー成形すること(押出しブロー成形)により形成された合成樹脂製のブロー成形品となっている。なお、扁平形状ボトル1は、押出しブロー成形に限らず、射出成形等により形成されたプリフォームを、二軸延伸ブロー成形することにより形成されたものとすることもできる。扁平形状ボトル1は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート樹脂)、PP(ポリプロピレン樹脂)、PE(ポリエチレン樹脂)、ナイロン(ポリアミド樹脂)及びEVOH(エチレン-ビニルアルコール共重合体樹脂)等の合成樹脂製とすることができる。
【0019】
扁平形状ボトル1は、口部10、胴部20及び底部40を備えたボトル形状である。
【0020】
口部10は、扁平形状ボトル1の軸線Oを中心とした円筒状に形成されており、その先端は内容物の注出口となっている。口部10の外周面には環状突起11が一体に設けられており、この環状突起11にキャップC(図11参照)を打栓によりアンダーカット係合させて固定することで、口部10をキャップCにより閉塞することができるようになっている。また、口部10の環状突起11の下方側には、周方向に間欠状に延びるネックリング12が一体に設けられている。
【0021】
なお、口部10の外周面に、環状突起11に替えて雄ねじを設けて、キャップを雄ねじにねじ結合により固定する構成とすることもできる。また、ネックリング12は周方向全周に連続して延びる環状であってもよく、設けられていなくてもよい。
【0022】
胴部20は、扁平形状ボトル1の軸線Oを挟んで対向する一対の長辺壁部21と、一対の長辺壁部21の両側部に連なる一対の短辺壁部22とを備えた扁平形状となっている。すなわち、長辺壁部21の幅(図1に示す左右方向の幅)は短辺壁部22の幅(図2に示す左右方向の幅)よりも大きくなっており、図3に示すように、軸線Oの方向から見て一対の長辺壁部21の間隔が一対の短辺壁部22の間隔よりも狭い扁平形状となっている。胴部20の内部は収納空間となっており、収納空間に上記した内容物を収納することができる。
【0023】
それぞれの長辺壁部21にはパネル部23が設けられている。パネル部23は、上辺23a、下辺23b及び一対の側辺23cを有する正面視で略矩形形状であり、長辺壁部21の外表面に対して径方向内側に向けて凹んでいる。
【0024】
本実施形態では、胴部20は、パネル部23よりも上側に周方向に延びる一対の上側の凹リブ24を備えるとともに、パネル部23よりも下側に周方向に延びる一対の下側の凹リブ25を備えている。一方の上側の凹リブ24は、一方の長辺壁部21のパネル部23の上方に設けられており、他方の上側の凹リブ24は、他方の長辺壁部21のパネル部23の上方に設けられている。また、一方の下側の凹リブ25は、一方の長辺壁部21のパネル部23の下方に設けられており、他方の下側の凹リブ25は、他方の長辺壁部21のパネル部23の下方に設けられている。一対の凹リブ24及び一対の凹リブ25の周方向長さは、それぞれパネル部23の周方向長さよりも長くなっている。図4に示すように、一対の凹リブ24は、それぞれ長辺壁部21の表面から径方向内側に向けて凹む、深さが略一定の溝状となっており、図5に示すように、一対の凹リブ25は、それぞれ長辺壁部21の表面から径方向内側に向けて凹む、深さが略一定の溝状となっている。
【0025】
図1に示すように、短辺壁部22の上側の凹リブ24と下側の凹リブ25との間の部分は、上下方向中央部分が最も径方向内側に位置するように括れた形状となっている。また、図2に示すように、長辺壁部21は、上端と上下方向中央部との間の部分及び下端と上下方向中央部との間の部分が、それぞれ上下方向中央部が上端ないし下端よりも径方向内側に位置するように傾斜した形状となっている。
【0026】
胴部20の上側の凹リブ24よりも上側部分は、一対の上側の押潰し壁部26、一対の上側の連結側壁部27及び一対の上側屈曲部28を有する構成となっている。一対の上側の押潰し壁部26は、それぞれ径方向外側に向けて凸の湾曲形状を有するとともに正面視ないし背面視で上方に向けて凸の台形状の形状を有している。一対の上側の押潰し壁部26は軸線Oを挟んで互いに対向しており、短辺壁部22の側の両端部において互いの下端部分が連結している。一対の上側の連結側壁部27は、それぞれ平面視で略三角形状となっており、軸線Oを挟んで互いに対向して一対の上側の押潰し壁部26の間に配置されている。一対の上側屈曲部28は、一方の上側の押潰し壁部26と一対の上側の連結側壁部27との間及び他方の上側の押潰し壁部26と一対の上側の連結側壁部27との間に設けられ、それぞれ上側の押潰し壁部26の短辺壁部22の側の両端部の下端部分から延びるとともに軸線Oを挟んだ互いの間隔が上方から下方に向かって漸次短くなるように延びている。図4に示すように、一対の上側の押潰し壁部26の下端部分の連結点P1は尖った形状(一対の上側の押潰し壁部26よりも十分に半径が小さい円弧状の形状)を有し、一対の上側の押潰し壁部26の下端縁における胴部20の軸線Oに垂直な横断面形状は、所謂猫目形状となっている。
【0027】
同様に、胴部20の下側の凹リブ25よりも下側部分は、一対の下側の押潰し壁部29、一対の下側の連結側壁部30及び一対の下側屈曲部31を有する構成となっている。一対の下側の押潰し壁部29は、それぞれ径方向外側に向けて凸の湾曲形状を有するとともに正面視ないし背面視で下方に向けて凸の台形状の形状を有している。一対の下側の押潰し壁部29は軸線Oを挟んで互いに対向しており、短辺壁部22の側の両端部において互いの上端部分が連結している。一対の下側の連結側壁部30は、それぞれ平面視で略三角形状となっており、軸線Oを挟んで互いに対向して一対の下側の押潰し壁部29の間に配置されている。一対の下側屈曲部31は、一方の下側の押潰し壁部29と一対の下側の連結側壁部30との間及び他方の下側の押潰し壁部29と一対の下側の連結側壁部30との間に設けられ、それぞれ下側の押潰し壁部29の短辺壁部22の側の両端部の上端部分から延びるとともに軸線Oを挟んだ互いの間隔が下方から上方に向かって漸次短くなるように延びている。図3図5に示すように、一対の下側の押潰し壁部29の下端部分の連結点P2は尖った形状(一対の下側の押潰し壁部29よりも十分に半径が小さい円弧状の形状)を有し、一対の下側の押潰し壁部29の下端縁における胴部20の軸線Oに垂直な横断面形状は、所謂猫目形状となっている。
【0028】
胴部20は、上側の凹リブ24よりも上側部分及び下側の凹リブ25よりも下側部分を上記構成としたことにより、一対の上側の押潰し壁部26を径方向内側に向けて押し込んで上側屈曲部28を起点として容器内方に向けて凸となるように反転させるとともに、一対の下側の押潰し壁部29を径方向内側に向けて押し込んで下側屈曲部31を起点として容器内方に向けて凸となるように反転させることで、一対の長辺壁部21を互いに重なるように押し潰すことができる。このように、内容物を注出した後の胴部20を、容易に押し潰して薄い形状に変形させることができる。
【0029】
底部40は、胴部20の下端に一体に連なり、胴部20の下端を閉塞する閉塞部として機能する。図3に示すように、底部40の中央側の部分は上方に向けてドーム状に凹む凹部41となっており、当該凹部41には下方に突出する底落ち防止突出部42が設けられている。
【0030】
図6に示すように、パネル部23は、軸線Oに垂直な横断面形状が、径方向外側に向けて凸となる円弧形状となっている。そして、パネル部23が設けられた部分における胴部20の軸線Oに垂直な横断面形状は、短辺壁部22の側から延びる、径方向外側に向けて凸の短辺側湾曲部50と、パネル部23の側から延びる、径方向外側に向けて凸のパネル側湾曲部51と、短辺側湾曲部50とパネル側湾曲部51とを連結する、直線状または径方向内側に向けて凸の連結部52とを有している。なお、短辺側湾曲部50は短辺壁部22の一部であり、パネル側湾曲部51はパネル部23の一部である。
【0031】
図6において二点鎖線で囲った範囲Dを図7に拡大して示すように、本実施形態では、軸線Oに垂直な横断面において、連結部52は直線状となっている。短辺側湾曲部50は、短辺側湾曲部50ないしパネル側湾曲部51よりも十分に半径が小さい円弧状の接続部分を介して連結部52に滑らかに一体に接続されており、当該接続部分は稜線部53となっている。一方、パネル側湾曲部51は、短辺側湾曲部50ないしパネル側湾曲部51よりも十分に半径が小さい円弧状の接続部分を介して連結部52に滑らかに一体に接続されており、当該接続部分はパネル屈曲部54となっている。
【0032】
なお、連結部52は直線状に限らず、図8に示すように、径方向内側に向けて凸の湾曲状であってもよい。
【0033】
図1に示すように、稜線部53は、胴部20において軸線Oの方向すなわち上下方向に延びてパネル部23の側辺23cを構成している。より具体的には、稜線部53は、軸線Oに平行な直線状となって上下方向に延びてパネル部23の側辺23cを構成している。稜線部53は、軸線Oに垂直な横断面形状が、短辺側湾曲部50ないしパネル側湾曲部51よりも十分に半径が小さい円弧状となっているので、パネル部23の稜線部53となる側辺23cにおける軸線Oに垂直な方向への屈曲に対する剛性(上下方向荷重に対する座屈強度)は、パネル部23の他の部分の剛性よりも高くなっている。なお、稜線部53は、図2に示す側面視において、長辺壁部21の軸線Oから最も離れた部分と軸線Oとの中央位置よりも軸線Oから離れた部分に設けられるのが好ましい。
【0034】
なお、稜線部53は、軸線Oに平行な直線状となって上下方向に延びる形状に限らず、径方向内側に向けて凸の曲線状であってもよい。
【0035】
図1に示すように、パネル屈曲部54は、それぞれ上下方向中央部に向かうに従い徐々に稜線部53から離れるように湾曲する形状となっている。すなわち、稜線部53の上下方向中央部における稜線部53とパネル屈曲部54との間隔(連結部52の幅)は、稜線部53の上下方向の上端側における稜線部53とパネル屈曲部54との間隔(連結部52の幅)及び稜線部53の上下方向の下端側における稜線部53とパネル屈曲部54との間隔(連結部52の幅)よりも大きくなっている。
【0036】
本実施形態では、稜線部53の上端にパネル屈曲部54の上端が接続されるとともに稜線部53の下端にパネル屈曲部54の下端が接続されている。これにより、パネル屈曲部54は、正面視において、上端と下端との間で弓状に湾曲する上下対称の形状となっている。パネル屈曲部54は、連結部52よりも半径が小さく、径方向内側に向けて凸の湾曲形状となっており、パネル側湾曲部51と連結部52とが成す角度を狭める方向に稜線部53よりも容易に屈曲することができる。
【0037】
パネル部23は、軸線Oに垂直な横断面における半径が、胴部20のパネル部23との連接箇所における軸線Oに垂直な横断面における半径よりも大きい形状となっている。より具体的には、図6に示すパネル部23の軸線Oに垂直な横断面における半径R1は、その上下方向の何れの位置においても、図9に示す胴部20のパネル部23の上端との連接箇所における軸線Oに垂直な横断面における半径R2及び図10に示す胴部20のパネル部23の下端との連接箇所における軸線Oに垂直な横断面における半径R3よりも大きくなっている。本実施形態では、パネル部23は、軸線Oに垂直な横断面における半径が、上辺23aから上下方向中央部に向けて徐々に大きくなるとともに下辺23bから上下方向中央部に向けて徐々に大きくなる形状となっている。なお、パネル部23は、軸線Oに垂直な横断面における半径が、上下方向中央部以外の部分において最も大きくなる形状であってもよい。
【0038】
パネル部23は、上端と下端との間で弓状に湾曲する形状のパネル屈曲部54の内側に連なるとともに軸線Oに垂直な横断面における半径が上端及び下端から上下方向中央部に向かうに従い徐々に大きくなる形状となっているので、図2に示すように、側面視において、上下方向中央部が上辺23a及び下辺23bに対して径方向内側に位置するように滑らかに湾曲した形状となっている。
【0039】
パネル部23の上下方向中央部における幅Wに対する径方向外側に向けた突出量P(両側辺23cを結ぶ直線から幅方向中央部までの径方向への突出量)の比P/Wは、0.15以下であるのが好ましく、0.10以下であるのがより好ましい。なお、パネル部23は、軸線Oに垂直な横断面形状が直線ではなく径方向外側に向けて凸となる円弧形状となっているので、P/Wは0より大きい値となる。
【0040】
図6図9図10に示すように、パネル部23が設けられた部分における胴部20の軸線Oに垂直な横断面形状は、一対の短辺壁部22の側の両端部に先端屈曲部55を有している。先端屈曲部55は、短辺側湾曲部50よりも十分に半径が小さい円弧状の尖った形状となっており、短辺壁部22は先端屈曲部55に沿って容易に折れ曲がることができるようになっている。
【0041】
なお、先端屈曲部55は、扁平形状ボトル1を分割式の金型を用いてブロー成形する際に生じるパーティングラインに沿って設けられている。
【0042】
上記構成を有する本実施形態の扁平形状ボトル1では、胴部20のそれぞれの長辺壁部21にパネル部23が設けられているので、扁平形状ボトル1の内部に内容物を所定の温度にまで加熱した状態として熱充填し、口部10をキャップにより閉塞した後、冷却されることで、扁平形状ボトル1の内部が減圧状態になったときに、当該減圧をパネル部23の変形により吸収して減圧状態を緩和することができる。
【0043】
このとき、上記構成を有する本実施形態の扁平形状ボトル1では、胴部20のそれぞれの長辺壁部21に設けられる一対のパネル部23の両側の側辺23cは、それぞれ稜線部53として構成されて剛性が高められているので、減圧によって胴部20が径方向内側に向けて変形することをそれぞれの稜線部53により防止しつつパネル部23のみを優先的に径方向内側に変形させることができる。これにより、パネル部23によって減圧を十分に吸収することができるので、扁平形状ボトル1の内部が減圧状態となったときに、胴部20の長辺壁部21の一方の短辺壁部22の側が他方の短辺壁部22の側よりも大きく変形する所謂片引きが発生することを防止することができる。
【0044】
また、本実施形態の扁平形状ボトル1では、パネル側湾曲部51と連結部52との接続部分がパネル屈曲部54となっているので、減圧時にパネル屈曲部54が屈曲して、稜線部53とパネル屈曲部54とにより囲まれた連結部52の全体が容器内方に倒れるように変形するようにして、パネル部23の一方の側辺23cの側が変形した後、パネル部23の他方の側辺23cの側が変形するまでの差を小さくすることができる。これにより、パネル部23によって減圧を十分に吸収することができるとともに、扁平形状ボトル1の内部が減圧状態となったときに、胴部20の長辺壁部21の一方の短辺壁部22の側が他方の短辺壁部22の側よりも大きく変形する所謂片引きが発生することをより効果的に防止することができる。さらに、連結部52が一定以上容器内方に倒れるように変形すると、パネル屈曲部54が梁のように作用するので、連結部52のそれ以上の変形を抑制することもできる。
【0045】
さらに、本実施形態の扁平形状ボトル1では、稜線部53の上端にパネル屈曲部54の上端が接続されるとともに稜線部53の下端にパネル屈曲部54の下端が接続される構成としたので、減圧時にパネル屈曲部54の屈曲により、稜線部53とパネル屈曲部54とにより囲まれた連結部52の全体がより容易に容器内方に倒れるように変形するようにして、所謂片引きが発生することをより効果的に防止することができる。なお、稜線部53の上端及び下端において、稜線部53とパネル屈曲部54とを接続することなく、これらの間に連結部52が設けられた構成とすることもできる。
【0046】
さらに、本実施形態の扁平形状ボトル1では、連結部52を直線状としたので、減圧時にパネル屈曲部54の屈曲により、稜線部53とパネル屈曲部54とにより囲まれた連結部52の全体がより容易に容器内方に倒れるように変形するようにして、所謂片引きが発生することをさらに効果的に防止することができる。
【0047】
さらに、本実施形態の扁平形状ボトル1では、パネル部23の軸線Oに垂直な横断面における半径を、胴部20のパネル部23との連接箇所における軸線Oに垂直な横断面における半径よりも大きい構成としたので、扁平形状ボトル1の内部が減圧状態となったときに、胴部20の長辺壁部21の一方の短辺壁部22の側が他方の短辺壁部22の側よりも大きく変形する所謂片引きが発生することをさらに効果的に防止することができる。
【0048】
ここで、本実施形態の扁平形状ボトル1に対し、パネル部23の軸線Oに垂直な横断面における半径を、胴部20のパネル部23との連接箇所における軸線Oに垂直な横断面における半径よりも大きい構成を有していない比較例の扁平形状ボトルでは、口部10をアルミシールないしネジキャップにより閉塞する構成とした場合には、内部が減圧状態となったときに所謂片引きが発生することを防止することができた。しかし、比較例の扁平形状ボトルを、図11に示すように、口部10を密封する中栓60を備えたキャップCが口部10に打栓によって装着される構成とした場合には、打栓の際に中栓60が口部10の内部に密封状態で挿入されることで容器内圧が上昇し、当該圧力によって長辺壁部21が径方向外側に突出するように変形し、冷却後には、外側に突出して横断面における半径が小さくなることで減圧に対する耐性が高まることで、一方の長辺壁部21のみが凹んだ状態となって所謂片引きが発生してしまうという問題を生じるおそれがあった。
【0049】
これに対し、本実施形態の扁平形状ボトル1では、上記の通り、パネル部23の軸線Oに垂直な横断面における半径を、胴部20のパネル部23との連接箇所における軸線Oに垂直な横断面における半径よりも大きい構成としたので、打栓による圧力によって長辺壁部21が径方向外側に突出するように変形しても、当該長辺壁部21の横断面における半径が、長辺壁部21の元の形状への復元を阻害する程度に小さくなることを防止して、減圧時に両方の長辺壁部21が凹んだ状態に戻ることができるようにして、所謂片引きが発生することを効果的に防止することができる。
【0050】
また、本実施形態の扁平形状ボトル1では、パネル部23の上下方向中央部における幅Wに対する径方向外側に向けた突出量Pの比P/Wを、0.15以下とするようにしたので、打栓による圧力によって長辺壁部21が外側に突出するように変形したときに、当該長辺壁部21の横断面における半径が、長辺壁部21を元の形状へ容易に復元可能な程度の半径となるようにして、所謂片引きが発生することをより効果的に防止することができる。パネル部23の上下方向中央部における幅Wに対する径方向外側に向けた突出量Pの比P/Wを、0.10以下とすることにより、所謂片引きが発生することをさらに効果的に防止することができる。
【0051】
さらに、本実施形態の扁平形状ボトル1では、長辺壁部21を、上端と上下方向中央部との間の部分及び下端と上下方向中央部との間の部分が、それぞれ上下方向中央部が上端ないし下端よりも径方向内側に位置するように傾斜した形状としたので、打栓による圧力によって長辺壁部21が外側に突出するように変形したときに、長辺壁部21の上記傾斜が解消して長辺壁部21の全体が軸線Oに平行な平面状となり、これにより長辺壁部21の全体が梁として機能してパネル部23の径方向外側への突出が抑制されるようにして、所謂片引きが発生することをより効果的に防止することができる。
【0052】
さらに、本実施形態の扁平形状ボトル1では、パネル部23が設けられた部分における胴部20の軸線Oに垂直な横断面形状を、一対の短辺壁部22の側の両端部に先端屈曲部55を有する形状としたので、先端屈曲部55の屈曲によって胴部20が一対の長辺壁部21の間隔を増減させる方向に変形し易くすることができる。これにより、パネル部23の径方向外側への突出が抑制されるようにして、所謂片引きが発生することをより効果的に防止することができる。
【0053】
さらに、本実施形態の扁平形状ボトル1では、上記の通り、パネル部23によって減圧を十分に吸収することができるので、従来のものに比べて、扁平形状ボトル1の肉厚を薄くして、使用する合成樹脂材料を低減することも可能になる。
【0054】
さらに、本実施形態の扁平形状ボトル1では、稜線部53を軸線Oに平行な直線状としたので、稜線部53をより剛性の高い構成として、扁平形状ボトル1の内部が減圧状態となったときに、胴部20の長辺壁部21の一方の短辺壁部22の側が他方の短辺壁部22の側よりも大きく変形する所謂片引きが発生することをより確実に防止することができる。
【0055】
さらに、本実施形態の扁平形状ボトル1では、胴部20を、パネル部23よりも上側に周方向に延びる凹リブ24を備え、胴部20の凹リブ24よりも上側部分を、それぞれ径方向外側に向けて凸の湾曲形状を有して軸線Oを挟んで互いに対向するとともに短辺壁部22の側の両端部において互いの下端部分が連結する一対の上側の押潰し壁部26と、それぞれ軸線Oを挟んで互いに対向するとともに一対の上側の押潰し壁部26の間に配置された一対の上側の連結側壁部27とを有し、一方の上側の押潰し壁部26と一対の上側の連結側壁部27との間及び他方の上側の押潰し壁部26と一対の上側の連結側壁部27との間に、それぞれ上側の押潰し壁部26の短辺壁部22の側の両端部の下端部分から延びるとともに軸線Oを挟んだ互いの間隔が上方から下方に向かって漸次短くなる上側屈曲部28を設けた平面視で所謂猫目形状としたので、内容物を注出した後の胴部20を、容易に押し潰して薄い形状に変形させることができる。また、胴部20を平面視で所謂猫目形状とした場合には、扁平形状ボトル1の内部が減圧状態となったときに、胴部20の長辺壁部21の一方の短辺壁部22の側が他方の短辺壁部22の側よりも大きく変形する所謂片引きが発生し易くなるが、上記の通り、減圧によって胴部20が径方向内側に向けて変形することをそれぞれの稜線部53により防止することができるので、胴部20を平面視で所謂猫目形状とした場合であっても、扁平形状ボトル1の内部が減圧状態となったときに、胴部20の長辺壁部21の一方の短辺壁部22の側が他方の短辺壁部22の側よりも大きく変形する所謂片引きが発生することを確実に防止することができる。
【0056】
図12図13図14に変形例として示すように、本実施形態の扁平形状ボトル1は、パネル部23が設けられた部分における胴部20の軸線Oに垂直な横断面形状が、一対の短辺壁部22の側の両端部に先端屈曲部55を有していない構成とすることもできる。なお、図12図14に示す変形例の扁平形状ボトル1は、先端屈曲部55を有していない以外は、図1に示す扁平形状ボトル1と基本的に同一の構成を有しているので、当該同一の構成の詳細な説明は省略する。
【0057】
図14に示すように、変形例に係る扁平形状ボトル1では、パネル部23が設けられた部分における胴部20の軸線Oに垂直な横断面形状は、一対の短辺側湾曲部50の間において短辺壁部22が半径一定の円弧状となる形状となっている。また、一対の短辺側湾曲部50と、短辺壁部22の一対の短辺側湾曲部50の間の部分との連結部分は、短辺側湾曲部50よりも半径が小さい円弧状の連結屈曲部70となっている。一方の短辺壁部22の側に設けられた一対の連結屈曲部70は、連結点P1及び連結点P2において互いに接続されるとともに上下方向中央部において互いの間隔が最も広くなる側面視で縦型の所謂猫目形状となっている。
【0058】
このような変形例に係る扁平形状ボトル1においても、図1に示す扁平形状ボトル1が有する先端屈曲部55による効果以外の全ての効果を生じることができる。
【0059】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0060】
例えば、前記実施の形態では、長辺壁部21を、上端と上下方向中央部との間の部分及び下端と上下方向中央部との間の部分が、それぞれ上下方向中央部が上端ないし下端よりも径方向内側に位置するように傾斜した形状としているが、当該傾斜を有さず、軸線Oに平行な構成とすることもできる。
【0061】
また、前記実施の形態では、口部10に打栓によりキャップCが装着される構成としているが、口部10にねじ結合によりキャップを装着する構成としてもよく、口部10をアルミシールで閉塞する構成としてもよい。
【符号の説明】
【0062】
1 扁平形状ボトル
10 口部
11 環状突起
12 ネックリング
20 胴部
21 長辺壁部
22 短辺壁部
23 パネル部
23a 上辺
23b 下辺
23c 側辺
24 凹リブ
25 凹リブ
26 上側の押潰し壁部
27 上側の連結側壁部
28 上側屈曲部
29 下側の押潰し壁部
30 下側の連結側壁部
31 下側屈曲部
40 底部
41 凹部
42 底落ち防止突出部
50 短辺側湾曲部
51 パネル側湾曲部
52 連結部
53 稜線部
54 パネル屈曲部
55 先端屈曲部
60 中栓
70 連結屈曲部
O 軸線
C キャップ
P1 連結点
P2 連結点
D 範囲
R1 半径
R2 半径
R3 半径
W 幅
P 突出量
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14