(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023176887
(43)【公開日】2023-12-13
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0238 20230101AFI20231206BHJP
【FI】
G06Q30/02 376
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022089444
(22)【出願日】2022-06-01
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-04-25
(71)【出願人】
【識別番号】515029558
【氏名又は名称】セーフィー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】木場 要子
(72)【発明者】
【氏名】平田 牧子
(72)【発明者】
【氏名】今田 大聖
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB72
(57)【要約】 (修正有)
【課題】レジスタにおける返金処理が行われたタイミングにおいて撮像画像が所定の条件を満たす場合、タイムラインに関連付けて返金不正に関するオブジェクトが表示される、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理システムにおける情報処理であって、撮像画像をサーバー装置100に送信し、受信した撮像画像を記憶部等の所定の記憶領域に一時的に記憶させ、撮像画像の所定の領域内の人の数をカウントし、レジスステムよりキャッシュレジスターにおいて返金処理がなされたことを示す返金情報を受信し、返金処理された日時に関する撮像画像等に基づき判定を行い、判定に基づき、撮像画像に関するタイムラインにおいて、返金不正が行った可能性を示すフラグを表示する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理システムであって、
レジスタに関する撮像画像を画面に表示し、
前記画面には、前記撮像画像に関するタイムラインが含まれ、
前記レジスタにおける返金処理が行われたタイミングにおいて前記撮像画像が所定の条件を満たす場合、前記タイムラインに関連付けて返金不正に関するオブジェクトが表示される、
情報処理システム。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記オブジェクトは、前記レジスタにおける返金処理が行われたタイミングを示す態様で前記タイムラインに関連付けて表示される、
情報処理システム。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記レジスタにおける返金処理が行われたタイミングにおいて前記撮像画像に含まれる前記レジスタに関する所定領域内の人数が所定の条件を満たす場合、前記タイムラインに前記オブジェクトが表示される、
情報処理システム。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理システムにおいて、
前記所定領域は、前記レジスタに関する顧客領域である、
情報処理システム。
【請求項5】
請求項3に記載の情報処理システムにおいて、
前記所定の条件とは、前記所定領域内の人数がゼロの場合である、
情報処理システム。
【請求項6】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記レジスタにおける返金処理が行われたタイミングにおいて前記撮像画像に含まれる前記レジスタに関する第1の所定領域内の人数が所定の第1の条件を満たし、前記レジスタに関する第2の所定領域内の人数が所定の第2の条件を満たす場合、前記タイムラインに前記オブジェクトが表示される、
情報処理システム。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理システムにおいて、
前記第1の所定領域は、前記レジスタに関する顧客領域であり
前記第2の所定領域は、前記レジスタに関する作業領域である、
情報処理システム。
【請求項8】
請求項6に記載の情報処理システムにおいて、
前記所定の第1の条件とは、前記第1の所定領域内の人数がゼロであり、
前記所定の第2の条件とは、前記第2の所定領域内の人数が一人以下である、
情報処理システム。
【請求項9】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記返金処理は、現金による返金処理である、
情報処理システム。
【請求項10】
情報処理システムが実行する情報処理方法であって、
レジスタに関する撮像画像を画面に表示し、
前記画面には、前記撮像画像に関するタイムラインが含まれ、
前記レジスタにおける返金処理が行われたタイミングにおいて前記撮像画像が所定の条件を満たす場合、前記タイムラインに関連付けて返金不正に関するオブジェクトが表示される、
情報処理方法。
【請求項11】
プログラムであって、
コンピュータを、
請求項1から請求項9までの何れか1項に記載の情報処理システムとして機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1にはPOSターミナルから取得可能な情報と、カメラによる撮影画像を利用して、適正な会計処理が行われることを確保するためのシステムを提供することを目的とする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
企業内における不正として実際に商品が返品されていなくても、顧客が商品を返品したかのようにレジスタにおいて処理する不正がある。このような不正がなされると、従業員に虚偽の返品に相当する額の現金等が詐取される。また、在庫システム等に商品が返品されたことが記録されるが、実際は返品されないため在庫が適切に管理できない。
特許文献1の技術では、このような不正がなされていないか確認するためには、検索画面において、取引日時、定員を識別する定員No、等の検索条件を入力する必要がある。しかし、店舗によっては多くの返品処理がなされるため、返品処理が行われた日時、定員No等を調べ、一々検索条件を入力し、目視で不正が行われていないか確認することは現実的ではない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムは、レジスタに関する撮像画像を画面に表示する。画面には、撮像画像に関するタイムラインが含まれる。レジスタにおける返金処理が行われたタイミングにおいて撮像画像が所定の条件を満たす場合、タイムラインに関連付けて返金不正に関するオブジェクトが表示される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1は、情報処理システム1000のシステム構成の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、サーバー装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、クライアント装置110のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、情報処理システム1000における情報処理の一例を示すシーケンス図である。
【
図6】
図6は、判定処理の一例を示すフローチャートである。
【
図7】
図7は、クライアント装置110の出力部340に表示される画面の一例を示す図である。
【
図8】
図8は、変形例1の情報処理システム1000のシステム構成の一例を示す図である。
【
図9】
図9は、変形例1の判定処理の一例を示すフローチャートである。
【
図10】
図10は、クライアント装置110の出力部340に表示される画面の一例を示す図(その2)である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0008】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。特に、本明細書において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、0又は1で構成される2進数のビット集合体として信号値の高低によって表されるか、信号値の物理的な数値によって表されるか、又は量子的な重ね合わせによって表されるかによらず、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0009】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0010】
また、実施形態中に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、サーバーからダウンロード可能な態様で実施してもよいし、クラウドコンピュータ上でプログラムの実行がなされてもよいし、不揮発性又は揮発性の非一時的な記憶媒体に記憶させて頒布されてもよい。
【0011】
1.システム構成
図1は、情報処理システム1000のシステム構成の一例を示す図である。
図1に示されるように、情報処理システム1000は、システム構成として、サーバー装置100と、クライアント装置110と、キャッシュレジスター120と、撮像装置130と、を含む。サーバー装置100と、クライアント装置110と、キャッシュレジスター120と、撮像装置130と、はネットワーク190を介して通信可能に接続されている。
【0012】
サーバー装置100は、撮像装置130で撮像された撮像画像を記憶し、撮像画像を解析し、解析結果をクライアント装置110等に送信する。なお、サーバー装置100の所有者は、情報処理システム1000を提供する企業、店舗を運営する企業、その他の第三者たるクラウドサービス提供業者等の何れでも構わない。クライアント装置110は、サーバー装置100から受け取った撮像画像を表示したり、サーバー装置100から受け取った解析結果を表示したりする。キャッシュレジスター120は、店舗等に設置され、商品の販売額を計算、記録する機器である。キャッシュレジスター120は、店舗に複数設置されてもよいが、説明の簡略化のため1台として説明を行う。撮像装置130は、キャッシュレジスター120と同じ店舗に設置されているカメラである。撮像装置130は、キャッシュレジスター120の周辺を撮像し、撮像画像をサーバー装置100に送信する。ここで、撮像装置130は、キャッシュレジスター120に関する顧客領域140を含むようキャッシュレジスター120の周辺を撮像し、サーバー装置100に送信する。顧客領域140は、クライアント装置110等を介して設定される。なお、顧客領域140は、キャッシュレジスター120に並ぶ顧客が含まれるよう設定される。店舗にキャッシュレジスター120が複数存在する場合等、店舗に複数の撮像装置130が設置されてもよいが、説明の簡略化のため1台として説明を行う。
【0013】
なお、
図1では、説明の簡略化のため、情報処理システム1000において、クライアント装置110は1台しか図示していないが、情報処理システム1000には複数のクライアント装置110が含まれていてもよい。同様に、
図1では、説明の簡略化のため、情報処理システム1000において、各種構成が限定的な数しか図示されていないが、情報処理システム1000には、
図1に示されていない各種構成が含まれていてもよい。また、
図1では、クライアント装置110の例としてPCを示しているが、PCに限定されるものではなく、タブレット型コンピュータ等、後述する
図7に示されるような画面を表示できるものであればどのようなものであってもよい。
ここで、特許請求の範囲に記載の情報処理システムは、複数の装置で構成されてもよいし、一つの装置で構成されてもよい。特許請求の範囲に記載の情報処理システムが一つの装置で構成され場合、その装置の一例はクライアント装置110である。特許請求の範囲に記載の情報処理システムが複数の装置で構成される場合、複数の装置の例は、サーバー装置100及びクライアント装置110である。
【0014】
2.ハードウェア構成
(サーバー装置100のハードウェア構成)
図2は、サーバー装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。サーバー装置100は、ハードウェア構成として、制御部210と、記憶部220と、通信部230と、を含む。
【0015】
制御部210は、CPU(Central Processing Unit)等であって、サーバー装置100の全体を制御する。制御部210は、記憶部220に記憶されているプログラムに基づき、処理を実行することによって、サーバー装置100の機能等が実現される。
記憶部220は、HDD(Hard Disk Drive)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、SSD(Solid State Drive)の何れか、又はこれらの任意の組み合わせであって、プログラム及び制御部210がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ等を記憶する。
通信部230は、NIC(Network Interface Card)等であって、サーバー装置100をネットワーク190に接続し、他の装置との通信を司る。
【0016】
(クライアント装置110のハードウェア構成)
図3は、クライアント装置110のハードウェア構成の一例を示す図である。クライアント装置110は、ハードウェア構成として、制御部310と、記憶部320と、入力部330と、出力部340と、通信部350と、を含む。
【0017】
制御部310は、CPU等であって、クライアント装置110の全体を制御する。
記憶部320は、HDD、ROM、RAM、SSDの何れか、又はこれらの任意の組み合わせであって、プログラム、制御部310がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ等を記憶させる。制御部310が、記憶部320に記憶されているプログラムに基づき、処理を実行することによって、後述する
図4に示すようなクライアント装置110の機能が実現される。
入力部330は、キーボード及び/又はマウス等であって、ユーザー操作に基づいて情報をクライアント装置110に入力する。出力部340は、ディスプレイ等であって、制御部310の制御に基づいて、画面等を表示する。通信部350は、NIC等であって、クライアント装置110をネットワーク190に接続し、他の装置との通信を司る。
【0018】
2.情報処理
以下、本実施形態に係る情報処理を説明する。
制御部310は、後述する
図7に示されるような画面を出力部340に表示する。すなわち、後述するように、制御部310は、キャッシュレジスター120に関する撮像画像を画面に表示する。画面には、撮像画像に関するタイムラインが含まれる。キャッシュレジスター120における返金処理が行われたタイミングにおいて撮像画像が所定の条件を満たす場合、タイムラインに関連付けて返金不正に関するフラグが表示される。ここで、返金不正に関するフラグは、返金不正に関するオブジェクトの一例である。
図4は、情報処理システム1000における情報処理の一例を示すシーケンス図である。
シーケンスSQ501において、撮像装置130は、設定された領域(例えば、顧客領域140)を含むキャッシュレジスター120周辺を撮像し、撮像画像をサーバー装置100に送信する。なお、撮像画像には、属性情報として、撮像日時の情報、撮像装置130を識別する識別情報等が含まれる。
シーケンスSQ502において、サーバー装置100の制御部210は、撮像装置130から撮像画像を受信すると、受信した撮像画像を記憶部220等の所定の記憶領域に一時的に記憶する。
【0019】
シーケンスSQ503において、制御部210は、所定の記憶領域に一時的に記憶された撮像画像の所定の領域内の人の数をカウントする。例えば、制御部210は、撮像画像の顧客領域140に含まれる人の数をカウントする。制御部210は、どの領域内の人数をカウントしたかの情報と、カウントした人数の情報とを、撮像画像に関連付けて記憶部220等の所定の記憶領域に記憶する。
【0020】
シーケンスSQ504において、制御部210は、レジスステムよりキャッシュレジスター120において返金処理がなされたことを示す返金情報を受信する。レジスステムは1以上のキャッシュレジスターを管理するシステムである。なお、シーケンスSQ504ではレジシステムからサーバー装置100に返金情報を送信しているが、この返金情報はレジシステムからPC110にダウンロードされた後にPC110からサーバー装置100へ送信してもよい。また、返金情報の取得は、撮像装置130の撮像画像をサーバー装置100にて解析することにより生成したり、撮像装置130の撮像画像を撮像装置130にて解析することにより生成した後にサーバー装置100に送信したりしてもよい。
【0021】
図5は、返金情報の一例を示す図である。返金情報には、店舗IDと、レジIDと、従業員IDと、日時情報と、種別と、が含まれる。店舗IDには、返金処理がなされたキャッシュレジスター120が置かれた店舗を識別する識別情報が含まれる。レジIDには、返金処理がなされたキャッシュレジスター120を識別する識別情報が含まれる。従業員IDには、返金処理を行った従業員を識別する識別情報が含まれる。日時情報には、返金処理がなされた日時情報が含まれる。種別には、返金処理に関する決済の種別が含まれる。より具体的には、返金処理において現金で返金されたか、返金処理においてクレジットカードを通じて返金されたか、返金処理において二次元コード決済を通じて返金されたか等の情報が含まれる。
例えば、制御部210は、12時と18時と21時等、予め決められた時間において、レジスステムより返金情報を受信する。
図5の例では、返金情報として、レコード610、レコード620、レコード630と3つのレコードが含まれている。なお、レコードが3つなのは説明の簡略化のためであり、実際の返金情報には1つの返金情報に数十件から数百件のレコードが含まれる。
【0022】
シーケンスSQ505において、制御部210は、返金処理された日時に関する撮像画像等に基づき後述する
図8に示す所定のフラグを立てる状況が発生しているか否か判定を行う。
図6は、判定処理の一例を示すフローチャートである。制御部210は、返金情報を受信する度に、
図6に示す判定処理を実行する。
ステップS701において、制御部210は、処理対象のレコード、例えばレコード610、の種別が現金か否かを判定する。制御部210は、処理対象の種別が現金の場合、ステップS702に処理を進める。制御部210は、処理対象の種別が現金でない場合、ステップS704に処理を進める。
【0023】
ステップS702において、制御部210は、処理対象のレコードに含まれる日時情報に対応する撮像画像の顧客領域140に含まれる人の数がゼロか否かを判定する。顧客領域140に含まれる人の数がゼロか否かを判定するのは、顧客に対して返金処理を行っているのに、顧客がいるべき領域に顧客がいないことは不正が行われている可能性を示唆するからである。
制御部210は、処理対象のレコードに含まれる日時情報に対応する撮像画像の顧客領域140に含まれる人の数がゼロであった場合、ステップS703に処理を進める。制御部210は、処理対象のレコードに含まれる日時情報に対応する撮像画像の顧客領域140に含まれる人の数がゼロでなかった場合、ステップS704に処理を進める。
【0024】
ステップS703において、制御部210は、処理対象のレコードの不図示のフラグに1をセットする。なお、フラグの初期値はゼロであるものとする。
ステップS704において、制御部210は、返金情報に含まれる全てのレコードに対して
図6に示す処理を実行したか否かを判定する。制御部210は、返金情報に含まれる全てのレコードに対して処理を実行したと判定すると、
図6に示す処理を終了する。制御部210は、返金情報に含まれる全てのレコードに対して処理を実行していないと判定すると、ステップS701に処理を戻す。
【0025】
図5のシーケンスSQ506において、制御部210は、クライアント装置110からの要求等に応じて、フラグ情報をクライアント装置110に送信する。フラグ情報には、例えば、1がセットされたレコードの日時情報、レジID等が含まれる。
シーケンスSQ507において、クライアント装置110の制御部310は、
図7に示されるように、フラグ情報に基づき、撮像画像に関するタイムラインにおいて、キャッシュレジスター120における返金処理が行われたタイミングにおいて、返金不正が行った可能性を示すフラグを表示する。
【0026】
図7は、クライアント装置110の出力部340に表示される画面の一例を示す図である。
図7に示されるように、画面には、表示領域910が含まれる。表示領域910には、撮像装置130で撮像された撮像画像(動画)が表示される。また、画面には、タイムライン920が含まれる。タイムライン920は、表示領域910に表示されている撮像画像の時間を示すものである。再生位置表示オブジェクト930は、表示領域910に表示される撮像画像の撮像日時を示すオブジェクトである。再生位置表示オブジェクト930がタイムライン920の一番左にあるときは撮像画像の再生の開始位置であり、タイムライン920の一番右にあるときは撮像画像の再生の終了位置となる。また、ユーザーは、再生位置表示オブジェクト930を操作して、表示領域910に表示させる撮像画像の撮像日時を指定することもできる。フラグ940は、タイムライン920に表示される、返金不正が起こった可能性を示すフラグである。日時情報950は、表示領域910に表示されている撮像画像の撮像日時である。
【0027】
図7に示されるように、フラグ940は、キャッシュレジスター120における返金不正の可能性がある返金処理が行われたタイミングを示す態様でタイムライン上に表示される。すなわち、フラグ940は、キャッシュレジスター120において返金不正が起こったタイミングが何時なのか分かる態様で表示される。なお、
図7に示されるように、フラグ940がタイムライン上に表示されるのは一例であり、キャッシュレジスター120における返金不正の可能性がある返金処理が行われた日時が分かり、その日時の撮像画像をすぐに確認することが可能であればどのような表示態様であってもよい。
図7の例では、ユーザーが、フラグ940を選択し、所定の操作を行う(例えばダブルクリックする)、又は再生位置表示オブジェクト930をフラグ940の位置に移動させることによって、フラグ940に対応する時間における撮像画像が表示領域910に表示される。ユーザーは、表示領域910に表示される、フラグ940に対応する時間におけるキャッシュレジスター120周辺の撮像画像を目視で確認することによって、不正な返金処理が行われていないか映像で確かめることができる。
【0028】
本実施形態によれば、返金処理が行われたキャッシュレジスター120における返金処理が行われたタイミングにおいて撮像画像に含まれる顧客領域140の人数がゼロだった等、所定の条件を満たす場合、タイムラインに関連付けて返金不正に関するフラグが表示される。したがって、ユーザーは、すべての返金処理それぞれについて日時を確認しつつ、その日時の映像を確認するような処理を行う必要なく、画面を操作してフラグに関する日時の撮像画像のみを確認することで、不正な返金処理が行われているか否かをすぐに確かめることができる。また、本実施形態に示されるような仕組みを構築することによって、不正な返金処理を抑止することができる。
【0029】
(変形例1)
実施形態1の変形例1を説明する。
図7は、変形例1の情報処理システム1000のシステム構成の一例を示す図である。
変形例1の撮像装置130は、キャッシュレジスター120に関する顧客領域140及びキャッシュレジスター120に関する作業領域150を含むようキャッシュレジスター120の周辺を撮像し、サーバー装置100に送信する。顧客領域140と同様、作業領域150もクライアント装置110等を介して設定される。なお、作業領域150は、キャッシュレジスター120を操作する店員が含まれるよう設定される。
【0030】
変形例1の制御部310は、キャッシュレジスター120に関する撮像画像を画面に表示する。画面には、撮像画像に関するタイムラインが含まれる。レジスタにおける返金処理が行われたタイミングにおいて撮像画像に含まれるレジスタに関する顧客領域140内の人数がゼロであり、レジスタに関する作業領域150内の人数が一人以下の場合、タイムラインに返金不正に関するフラグが表示される。ここで、顧客領域140は、第1の所定領域の一例である。作業領域150は、第2の所定領域の一例である。また、人数がゼロは、所定の第1の条件の一例である。人数が一人以下は、所定の第2の条件の一例である。
【0031】
変形例1の情報処理システム1000における情報処理等を、
図4を用いて説明する。実施形態1と異なる点を主に説明する。
シーケンスSQ501において、撮像装置130は、設定された領域(例えば、顧客領域140及び作業領域150)を含むキャッシュレジスター120周辺を撮像し、撮像画像をサーバー装置100に送信する。
シーケンスSQ503において、変形例1の制御部210は、撮像画像の顧客領域140に含まれる人の数と、作業領域150に含まれる人の数と、をカウントする。制御部210は、どの領域内の人数をカウントしたかの情報と、カウントした人数の情報とを、撮像画像に関連付けて記憶部220等の所定の記憶領域に記憶する。
【0032】
変形例1の判定処理を、
図9を用いて説明する。
図9は、変形例1の判定処理の一例を示すフローチャートである。制御部210は、返金情報を受信する度に、
図9に示す判定処理を実行する。
ステップS1001において、201は、処理対象のレコード、例えばレコード610、の種別が現金か否かを判定する。制御部210は、処理対象の種別が現金の場合、ステップS1002に処理を進める。制御部210は、処理対象の種別が現金でない場合、ステップS1005に処理を進める。
【0033】
ステップS1002において、制御部210は、処理対象のレコードに含まれる日時情報に対応する撮像画像の顧客領域140に含まれる人の数がゼロか否かを判定する。顧客領域140に含まれる人の数がゼロか否かを判定するのは、顧客に対して返金処理を行っているのに、顧客がいるべき領域に顧客がいないことは不正が行われている可能性を示唆するからである。
制御部210は、処理対象のレコードに含まれる日時情報に対応する撮像画像の顧客領域140に含まれる人の数がゼロであった場合、ステップS1003に処理を進める。制御部210は、処理対象のレコードに含まれる日時情報に対応する撮像画像の顧客領域140に含まれる人の数がゼロでなかった場合、ステップS1005に処理を進める。
【0034】
ステップS1003において、制御部210は、処理対象のレコードに含まれる日時情報に対応する撮像画像の作業領域150に含まれる人の数が一人以下か否かを判定する。作業領域150に含まれる人の数が一人以下か否かを判定するのは、一人で返金処理を行っている場合の方が、複数で返金処理を行っている場合の方より、不正が行われる可能性が高いからである。
制御部210は、処理対象のレコードに含まれる日時情報に対応する撮像画像の作業領域150に含まれる人の数が一人以下であった場合、ステップS1004に処理を進める。制御部210は、処理対象のレコードに含まれる日時情報に対応する撮像画像の作業領域150に含まれる人の数が一人以下でなかった場合、ステップS1005に処理を進める。
【0035】
ステップS1004において、制御部210は、処理対象のレコードの不図示のフラグに1をセットする。なお、フラグの初期値はゼロであるものとする。
ステップS1005において、制御部210は、返金情報に含まれる全てのレコードに対して
図9に示す処理を実行したか否かを判定する。制御部210は、返金情報に含まれる全てのレコードに対して
図9に示す処理を実行したと判定すると、
図9に示す処理を終了する。制御部210は、返金情報に含まれる全てのレコードに対して処理を実行していないと判定すると、ステップS1001に処理を戻す。
【0036】
変形例1によれば、撮像画像に含まれる顧客領域140の人数がゼロで、作業領域150の人数が一人以下の場合、タイムラインに関連付けて返金不正に関するフラグが表示される。
【0037】
(その他の変形例)
上述した実施形態等では、制御部210は、レジシステムよりキャッシュレジスター120において返金処理がなされたことを示す
図5に示されるような返金情報を受信するよう説明を行った。しかし、例えば、制御部210は、キャッシュレジスター120を撮像する撮像装置より取得した撮像画像を解析し、
図5に示すような返金情報を取得するようにしてもよい。このような構成とすることにより、レジシステムより情報を取得すること無く、上述した実施形態等で示した処理を行うことができる。
【0038】
また、制御部210は、返金情報と返金情報に含まれる各レコードに対応するフラグ情報(0又は1)とをクライアント装置110に送信するようにしてもよい。このような情報を受信したクライアント装置110の制御部310は、値として0がセットされたフラグ情報等に基づいて、返金処理が行われたタイミングを示す態様でタイムラインに返金処理がなされたことを示すフラグ(
図11のフラグ960、フラグ970に対応し、以下「返金処理フラグ」と呼ぶ)を表示する。
図11は、クライアント装置110の出力部340に表示される画面の一例を示す図(その2)である。また、このような情報を受信した制御部310は、値として1がセットされたフラグ情報等に基づいて、返金不正に関する処理が行われたタイミングを示す態様でタイムラインに返金不正がなされた可能性を示唆するフラグ(
図11のフラグ940に対応し、以下「返金不正フラグ」と呼ぶ)を表示する。また、制御部310は、返金処理がなされたことを示すフラグと、返金不正がなされた可能性を示唆するフラグとを、異なる態様でタイムラインに表示することができる。ここで、
図11の例では、フラグの色を異なるようにして表示しているが、これに限定されるものではない。制御部310は、フラグの形を変更することによって異なる態様で表示するようにしてもよい。また、返金処理フラグについては、更に返金処理の種類でそれぞれ識別可能に表示してもよい。また、返金不正フラグについては、更に条件「顧客領域の人数がゼロ」「作業領域の人数が一人以下」の所望の組み合わせ(両方の条件を満たす場合、何れか一方の条件を満たす場合、前者の条件のみを満たす場合、後者の条件のみを満たす場合)でそれぞれ識別可能に表示してもよい。なお、これらを実現するため、S1001~S1003の各ステップにてYESとなる場合には、それぞれ必要なフラグをセットするものとする。また、返金処理フラグと返金不正フラグが同じタイミングに対して付される場合には、それらの何れか一方(多くのケースでは返金処理フラグが望ましい)のみを表示してもよいし、両方を並べて表示(更に必要に応じてグループ化も可能)してもよい。また、制御部310は、設定により、又は画面を介した操作に応じて、
図11のような画面を表示するか、
図7のような画面を表示するか切り替えるようにしてもよい。すなわち、制御部310は、設定により、又は画面を介した操作に応じて、返金処理がなされたことを示すフラグを表示にするか、非表示にするかを切り替えるようにしてもよい。
【0039】
さらに、次に記載の各態様で提供されてもよい。
【0040】
(1)情報処理システムであって、レジスタに関する撮像画像を画面に表示し、前記画面には、前記撮像画像に関するタイムラインが含まれ、前記レジスタにおける返金処理が行われたタイミングにおいて前記撮像画像が所定の条件を満たす場合、前記タイムラインに関連付けて返金不正に関するオブジェクトが表示される、情報処理システム。
【0041】
(2)上記(1)に記載の情報処理システムにおいて、前記オブジェクトは、前記レジスタにおける返金処理が行われたタイミングを示す態様で前記タイムラインに関連付けて表示される、情報処理システム。
【0042】
(3)上記(1)又は(2)に記載の情報処理システムにおいて、前記レジスタにおける返金処理が行われたタイミングにおいて前記撮像画像に含まれる前記レジスタに関する所定領域内の人数が所定の条件を満たす場合、前記タイムラインに前記オブジェクトが表示される、情報処理システム。
【0043】
(4)上記(3)に記載の情報処理システムにおいて、前記所定領域は、前記レジスタに関する顧客領域である、情報処理システム。
【0044】
(5)上記(3)又は(4)に記載の情報処理システムにおいて、前記所定の条件とは、前記所定領域内の人数がゼロの場合である、情報処理システム。
【0045】
(6)上記(1)又は(2)に記載の情報処理システムにおいて、前記レジスタにおける返金処理が行われたタイミングにおいて前記撮像画像に含まれる前記レジスタに関する第1の所定領域内の人数が所定の第1の条件を満たし、前記レジスタに関する第2の所定領域内の人数が所定の第2の条件を満たす場合、前記タイムラインに前記オブジェクトが表示される、情報処理システム。
【0046】
(7)上記(6)に記載の情報処理システムにおいて、前記第1の所定領域は、前記レジスタに関する顧客領域であり前記第2の所定領域は、前記レジスタに関する作業領域である、情報処理システム。
【0047】
(8)上記(6)又は(7)に記載の情報処理システムにおいて、前記所定の第1の条件とは、前記第1の所定領域内の人数がゼロであり、前記所定の第2の条件とは、前記第2の所定領域内の人数が一人以下である、情報処理システム。
【0048】
(9)上記(1)から(8)までの何れか1項に記載の情報処理システムにおいて、前記返金処理は、現金による返金処理である、情報処理システム。
【0049】
(10)情報処理システムが実行する情報処理方法であって、レジスタに関する撮像画像を画面に表示し、前記画面には、前記撮像画像に関するタイムラインが含まれ、前記レジスタにおける返金処理が行われたタイミングにおいて前記撮像画像が所定の条件を満たす場合、前記タイムラインに関連付けて返金不正に関するオブジェクトが表示される、情報処理方法。
【0050】
(11)プログラムであって、コンピュータを、上記(1)から(9)までの何れか1項に記載の情報処理システムとして機能させるためのプログラム。
もちろん、この限りではない。
例えば、上述したサーバー装置100の処理の一部、又は全てをクライアント装置110で実行するようにしてもよい。
【0051】
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0052】
100 :サーバー装置
110 :クライアント装置
120 :キャッシュレジスター
130 :撮像装置
140 :顧客領域
150 :作業領域
190 :ネットワーク
210 :制御部
220 :記憶部
230 :通信部
310 :制御部
320 :記憶部
330 :入力部
340 :出力部
350 :通信部
610 :レコード
620 :レコード
630 :レコード
910 :表示領域
920 :タイムライン
930 :再生位置表示オブジェクト
940 :フラグ
950 :日時情報
960 :フラグ
970 :フラグ
1000 :情報処理システム
【手続補正書】
【提出日】2022-10-03
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理システムであって、
レジスタに関する撮像画像を画面に表示し、
前記画面には、前記撮像画像に関するタイムラインが含まれ、
前記レジスタにおける返金処理が行われたタイミングにおいて前記撮像画像に含まれる前記レジスタに関する所定領域内の人数がゼロの場合、前記タイムラインに関連付けて返金不正に関するオブジェクトが表示される、
情報処理システム。
【請求項2】
情報処理システムであって、
レジスタに関する撮像画像を画面に表示し、
前記画面には、前記撮像画像に関するタイムラインが含まれ、
前記レジスタにおける返金処理が行われたタイミングにおいて前記撮像画像に含まれる前記レジスタに関する第1の所定領域内の人数がゼロであり、前記レジスタに関する第2の所定領域内の人数が一人以下の場合、前記タイムラインに関連付けて返金不正に関するオブジェクトが表示される、
情報処理システム。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
前記オブジェクトは、前記レジスタにおける返金処理が行われたタイミングを示す態様で前記タイムラインに関連付けて表示される、
情報処理システム。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記所定領域は、前記レジスタに関する顧客領域である、
情報処理システム。
【請求項5】
請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
前記第1の所定領域は、前記レジスタに関する顧客領域であり
前記第2の所定領域は、前記レジスタに関する作業領域である、
情報処理システム。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
前記返金処理は、現金による返金処理である、
情報処理システム。
【請求項7】
情報処理システムが実行する情報処理方法であって、
レジスタに関する撮像画像を画面に表示し、
前記画面には、前記撮像画像に関するタイムラインが含まれ、
前記レジスタにおける返金処理が行われたタイミングにおいて前記撮像画像に含まれる前記レジスタに関する所定領域内の人数がゼロの場合、前記タイムラインに関連付けて返金不正に関するオブジェクトが表示される、
情報処理方法。
【請求項8】
情報処理システムが実行する情報処理方法であって、
レジスタに関する撮像画像を画面に表示し、
前記画面には、前記撮像画像に関するタイムラインが含まれ、
前記レジスタにおける返金処理が行われたタイミングにおいて前記撮像画像に含まれる前記レジスタに関する第1の所定領域内の人数がゼロであり、前記レジスタに関する第2の所定領域内の人数が一人以下の場合、前記タイムラインに関連付けて返金不正に関するオブジェクトが表示される、
情報処理方法。
【請求項9】
プログラムであって、
コンピュータを、
請求項1又は請求項2に記載の情報処理システムとして機能させるためのプログラム。
【手続補正書】
【提出日】2023-01-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理システムであって、
レジスタに関する撮像画像を画面に表示し、
前記画面には、前記撮像画像に関するタイムラインが含まれ、
前記レジスタにおける返金処理が行われたタイミングにおいて前記撮像画像に含まれる前記レジスタに関する顧客領域内の人数がゼロの場合、前記タイムラインに関連付けて返金不正に関するオブジェクトが表示される、
情報処理システム。
【請求項2】
情報処理システムであって、
レジスタに関する撮像画像を画面に表示し、
前記画面には、前記撮像画像に関するタイムラインが含まれ、
前記レジスタにおける返金処理が行われたタイミングにおいて前記撮像画像に含まれる前記レジスタに関する顧客領域内の人数がゼロであり、前記レジスタに関する作業領域内の人数が一人以下の場合、前記タイムラインに関連付けて返金不正に関するオブジェクトが表示される、
情報処理システム。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
前記オブジェクトは、前記レジスタにおける返金処理が行われたタイミングを示す態様で前記タイムラインに関連付けて表示される、
情報処理システム。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
前記返金処理は、現金による返金処理である、
情報処理システム。
【請求項5】
情報処理システムが実行する情報処理方法であって、
レジスタに関する撮像画像を画面に表示し、
前記画面には、前記撮像画像に関するタイムラインが含まれ、
前記レジスタにおける返金処理が行われたタイミングにおいて前記撮像画像に含まれる前記レジスタに関する顧客領域内の人数がゼロの場合、前記タイムラインに関連付けて返金不正に関するオブジェクトが表示される、
情報処理方法。
【請求項6】
情報処理システムが実行する情報処理方法であって、
レジスタに関する撮像画像を画面に表示し、
前記画面には、前記撮像画像に関するタイムラインが含まれ、
前記レジスタにおける返金処理が行われたタイミングにおいて前記撮像画像に含まれる前記レジスタに関する顧客領域内の人数がゼロであり、前記レジスタに関する作業領域内の人数が一人以下の場合、前記タイムラインに関連付けて返金不正に関するオブジェクトが表示される、
情報処理方法。
【請求項7】
プログラムであって、
コンピュータを、
請求項1又は請求項2に記載の情報処理システムとして機能させるためのプログラム。