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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023017693
(43)【公開日】2023-02-07
(54)【発明の名称】外反母趾矯正装置
(51)【国際特許分類】
   A61F 5/10 20060101AFI20230131BHJP
   A61F 5/02 20060101ALI20230131BHJP
   A43B 7/26 20060101ALI20230131BHJP
   A43B 17/00 20060101ALI20230131BHJP
【FI】
A61F5/10
A61F5/02 N
A43B7/26
A43B17/00 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022069086
(22)【出願日】2022-04-03
(31)【優先権主張番号】P 2021140523
(32)【優先日】2021-07-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】592142164
【氏名又は名称】田上 博敏
(72)【発明者】
【氏名】田上 博敏
【テーマコード(参考)】
4C098
4F050
【Fターム(参考)】
4C098AA02
4C098BB12
4C098BC03
4C098BC13
4C098BC17
4F050EA26
(57)【要約】      (修正有)
【課題】装着性がよく、コンパクトな構造であって、頑固な親指の変形を改善することができる外反母趾矯正装置を提供する。
【解決手段】足の親指に挟むスペーサー1はV字形に曲げたゴムなどを使い、V字型の底を一直線に足裏に設けたベース部9に固定し、このベース部から左右に弾性ベルト3,5を伸ばして、第1弾性ベルト3を第3指及び第4指の間に挟み親指の第1関節と第2関節の間にまきつけ、前述のベース部9の面ファスナーに固定し、第2弾性ベルト5は親指の第1関節にまきつけ、ぐるりと足の甲から小指、第5指の第2関節近傍に巻き付けさらに親指の第2関節近傍に巻き第2弾性ベルト5上に固定する。
【選択図】図12
【特許請求の範囲】
【請求項1】
足の親指と第2指の間に自在に左右に傾倒できる袋を作り、弾性のあるゴムをV字に折り込みあるいは、シリコンチューブなどを縦方向又は横方向に置き、このスペーサーの下部にベース部を設け、このベース部に第1弾性ベルト及び第2弾性ベルトをとりつけ、第1弾性ベルトを第2指から第5指のいずれかの指に下から巻き付けた後、親指の第1関節と第2関節の間で巻き付けて前述のベース部に固定し、第2弾性ベルトは親指の第1関節と親指の先端との間から親指の甲側へぐるりと巻き付け、さらに、第5指、小指の第2関節近傍に巻きつけぐるりと足底に巻き付け、さらに親指の第2関節近傍に巻き付けて足の甲の上部の第2弾性ベルト上または第5指の下部の弾性ベルト上で固定する外反母趾矯正装置
【請求項2】
請求項1に記載の外反母趾矯正装置において、スペーサーにV字状に折り曲げられた弾性のあるゴム板を用いて、V字の縦方向あるいは指の付け根からV字に横方向に設置し、このスペーサーの下端をベース部に傾倒自在にとりつけて、V字状のスペーサーが傾倒自在となっており、親指が外側に無理なく広げてられることで、足の動きが妨げられず、足の健康増進が促進される外反母趾矯正装置に指の付け根が当たる部分で痛みを生ずることがあるので、付け根側を細く丸味を持たせる加工を施すかあるいは付け根部分にメラミンスポンジなどの緩衝材を付加した外反母趾矯正装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2の外反母趾矯正装置において、歩行時に親指の中足骨の下がり過ぎを抑えつつ、中足骨をアーチ状にもちあげるため、ベース部に、スリットを付加したシリコンのチューブをつま先側の親指から、かかと側に向かって間隔をへだてて、複数個配置し、これらの複数のスリット付きシリコンチューブはつま先側から、親指の中足骨が当たる中央部にかけて徐々に径を大きくし、中央部からかかと側にかけて、徐々に径が小さくなっている緩衝中敷き付き外反母趾矯正装置。
【請求項4】
メラミンスポンジを土踏まずの形状に加工したものを請求項1のベース部に差し込み、指の裏側の痛み防止に、このメラミンスポンジをベース部の指の下側に付加して、痛みや、足の疲れを軽減できる構造を付加した中敷き付きサポーター。
【請求項5】
内反小指用として▲1▼請求項1及び請求項2の親指矯正スペーサーと同じ構造を小型したものを小指矯正スペーサーとし、ベース部に取り付け、この小指矯正スペーサーの親指側に第3弾性ベルトをつけ、第2指及び第3指の間から取り出して、小指の真横に巻き付け、▲2▼ベース部の面ファスナーで止める構造とし、請求項1の第2弾性ベルトを単独の装置とするときは取り付けた内反小指の矯正装置で、親指矯正装置を併用するときは第2弾性ベルト共用する外反母趾、内反小指矯正装置
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
靴と本発明は足のフィット性からくるトラブルを解決する外反母趾矯正装置に関する。
【背景技術】
【0002】
いろいろな外反母趾矯正装置は市販されているし、発明などの発案があるが(特許文献1-7)、いずれも、親指と第2子の間にスペーサーを単品で入れて矯正する方法(特許文献5,6)や、親指を開かせるゴムなどを入れて開かせた状態でぐるりと足の周りを巻き付けてゴムなどで固定する装置(特許文献4,7)が概ね主流である。使用者は矯正装置が大き過ぎて、あるいは使用時に靴で左右から押し付けられて痛みを感じたりし、使用を途中で止めたり、装置を靴に入れてみるとかさばり過ぎて靴履けなくなり、家で使用している人が多くみられ、実際に使用しても、なかなか改善しないという不満が多く聞かれる。また指の間に入れて開かせるものは単に親指だけに、圧力がかかるのではなく、第2指までも変形してくる可能性がある。
また足の指は内側が平坦ではなく、どちらかというと丸い半円に近いので、歩く動作の蹴り出す瞬間があり、この時両指は寄り添って、触れ合う状態になる。これを基本機能であるのに、広げる弾性ゴムでは弾性ゴムの収縮幅が20%前後のものが多く、逆に柔らかいスポンジでは収縮は申し分ないが、押し広げる力は弱すぎて機能しにくく、人間工学から見れば、力強く収縮と開放がスムーズに行える弾性ゴムがない限り、思考中心の発案類であって、永く続く使用するには問題がある。
前述の人間工学的動きに対応しないアイディア発案のきらいが下記参照に多く見られた。この問題を解決するにはためにはスペーサーをがっちりと固定せずに親指を押し出すが他の指に無駄な力が及ぶことを最小にし、親指を外に開かせる力を失わない構造で、指が寄り添うとき閉まる構造のものがないといけないという発想に至った。これが実現すれば快適に走行しながら、親指の外反母趾を矯正できるようになる
【先行技術文献】
【特許文献】
【特許文献1】
【特許文献2】
【特許文献3】
【特許文献4】
【特許文献5】
【特許文献6】
【特許文献7】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
0002記載の弾性ゴムが開閉自在のもので、押し開く機能を失わず、力強く指の押し広げるものは現存しないのが問題であることを述べたが、親指と駝2指の間に挟む弾性ゴムの特性にはいろいろな弾性ゴムがあるが、この部位も、前進するときに、親指と第2指が蹴り出すとき瞬間は寄り添って間を細くし、それ以外では指の間隔は広がるのが自然な動きであるのでこの要求を満たすことが人間工学的観点から求められる。
しかしこの機能を100%近く満たすものは現在の発明品に見られず、弾性のある押し広げる機能を押し出した弾性ゴムをそのまま使用したものが多く、靴を履かない状態では問題なく履けるが、実際に靴の着用時には、人間工学的見地の十分な収縮幅、開放幅がなければ、収縮時に痛みを感じ使用を中止しなければならない。
この問題を解決するにはスペーサーをがっちりと固定するとスペーサーのゴムなどの厚みで常に押し広げるのでこの状態では走行中に問題を起こすので、このスペーサーを必要な時は押し広げ、指が寄り合うときはピタッと閉じるが親指を押し広げる機能を失わない構造にしなければならない。開閉方式では縮小率は2倍以上になるに対し、弾性ゴムでは通常20%-30%である。スポンジによっては収縮90%以上があるが押し広げる力不足である。
【0004】
上記0004の解決策として、V字形に折り曲げた弾性ゴム板などを袋にいれて
親指と第2指との間に挟んでみたが走行中に上に浮き上がってしまって始末に置けないので、袋の下部をベースに矩形の袋として固定してみると、V字のゴム板が走行中に泳いで指の裏側へ動いたりして具合が悪い。そこで、袋の下部をベース部に取り付けるが、このスペーサー部を完全に固定せずに、V字のゴム板にV字の谷にあたる部位を面としてとらえず、原則一直線になるように袋の下部を固定するが、指の付け根から指先に向かって、男子ゴムをV字に開くように縦あるいは横方向に取り付け、このゴムを布に固定せずに、この本発明のスペーサーが歩行中に、指の左右に傾倒しながら動く時、V字のゴムが開閉してくれて、スペーサーが、指が寄り添うときは閉じ、指が開く時は開いてくれるようになる構造となる。
【0005】
前項の機能を保持しても親指の固まった外反母趾を改善する次の手として、親指の中足骨を押し上げる方法が具備される必要がある。中足骨を押し上げる必要性は殆どの外反母趾の人は健康な足の人違って、中足骨が下がり過ぎていて、歩くと痛みを感ずる人が多くみられる。この部位の動きをよくして、痛みを除いてやると親指の動きがよくなる傾向があるそこで単純に常にゴムなどで中央部を膨らまして対処する中敷きにしてみると、使用始め痛く無く良いと感じるが、弾性の復帰力に自由度が少なく、ただ押し上げるだけと感じてしまう。この問題を解決するには、親指の中足骨の動きを促すには足の基本的な動きに逆らわない機能を持たせる必要がある。人間工学的には踏みつけるとペシャンコになり、そうであないときは急速に押し上げてくれる自由度のある素材で構成する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
足の親指と第2指の間に自在に傾斜できる弾性のあるスペーサーを挟み、このスペーサーの下部にベース部を設け、このベース部に第1弾性ベルト及び第2弾性ベルトを取り付け、第1弾性ベルトを第2子から第5指のいずれかの指に下から巻きつた後、親指の第1関節と第2関節の間で巻き付けて前述のベース部に固定し、第2弾性ベルトは親指の第1関節と親指の先端との間から親指の甲側へぐるりと巻き付け、さらに第5指の第2関節近傍に巻き付けぐるりと足底に巻き付け、さらに親指の第2関節近傍に巻き付けて足の甲の上部の第2弾性ベルト上または第5指の下部の弾性ベルト上で固定する外反母趾矯正装置にする必要がある。
【0007】
請求項1に記載の外反母趾矯正装置において、スペーサーにV字状に折り曲げた弾性ゴム板を用いて、このスペーサーの下部をまるで扇型の要にあたる部位の長い要をベース部に取り付けて、V字状のスペーサーが傾倒自在となり、あるいはこのスペーサーのゴムを、指の付け根から指先に向けてV字に開くように入れて、底が固定されないので、親指が外側に無理なく広げられることで、足の指の動きが妨げられず、足の健康増進が促進されるスペーサーとなる。
【0008】
前述のV字形を装着すると弾性ゴムの性質によって、指の付け根が当たる部分で痛みを生ずることがあるので、付け根側を細く丸味を持たせる加工を施して問題が解決するか、あるいは付け根部分にメラミンスポンジなどの緩衝材を細くカットして付加して痛みの問題が解決する外反母趾矯正装置にすべきである。
【0009】
請求項1又は請求項2の外反母趾矯正装置において、歩行時に親指の中足骨の下がり過ぎを抑えつつ中足骨をアーチ状に持ち上げるため、にベース部取り付けられた間隔を設けたブイに蹴り出しの時にペシャンコにするための敢えてスリット入れたシリコンのチューブをつま先側からみて、親指の中足骨が当たる中央部にかけて徐々に径を大きくし、中央部からかかとにかけて、徐々に径が小さくしたことで、緩衝を最大限和らげ、かつ人間工学見地を満足する中敷き構造を中敷き付き外反母趾矯正装置とした。
【0010】
請求項1の親指矯正スペーサーの小型のものをV字型方向あるいは指の付け根から指先に向けてV字に開くようにするか、あるいはV字に指の付け根から、指先に向かって、V字に開くように置いて、請求項1のベース部に付加し、小指の外側に第1弾性ベルトを、親指側に第2男子ベルトを付加して、親指、小指側に巻き付けて使用でき構造を持ったサポーターとした。
【0011】
請求項1から請求項2の親指矯正スペーサーあるいは、および請求項5の小指の矯正スペーサーヲ付加した外反拇指、内反小指矯正装置に請求項3シリコンチューブ及び請求項4のメラミンスポンジを付加した中敷を付加した外反母趾、内反小指矯正装置
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、V字のスペーサーによって、親指や第2指にも優しく当たる構造で、装着性もよく、コンパクトさを持った構造で、頑固な親指の変形が短期間に改善され、多くの外反母趾で苦しむ人を救える。
図10に示すように、ベース部に設けた中足骨を上げる構造の中敷き▲9▼に、踏み込み時はペシャンコになり、そうでないときは常に押し上げ続けるためにスリットなしのシリコンチューブよりもスリット付きシリコンチューブ▲10▼にすることによって、さらに可変域を増大させ、大きさも、指先よりは径を小さく、中足骨近傍は径を大きくし、足の中央部に向かって径を小さくしたものを中敷きに挿入して、走行中快適で、下がった中足骨を短期間に正常な方向に改善してくれる自由度が向上した優れもので、装着が楽で、効果が抜群の機能を発揮して、外反母趾の改善を促してくれようになる。
【0013】
上記ベース部を伸ばして、土踏まずの形状に添うように、メラミンスポンジにて、アーチの下がり過ぎを防ぐ機能を加味し、両側に設けた弾性ベルトを加味することで、一面から押し続ける従来のものと違って、いろいろな角度から親指や、中足骨に力がかかり、指の関節が緩くなり、変形を修復されて、正常に近づくようになる。
【0014】
請求項3シリコンチューブ及び請求項4のメラミンスポンジを付加した中敷が加味され、さらに左右の動きに、上下からの作用が働き、さらに矯正力が増した矯正装置となった。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の実施形態に係る外反母趾矯正装置の説明図
図2】外反母趾矯正装置の第1弾性ベルトをあしの第3指▲12▼と第4指▲13▼の間に通した説明図
図3】第1弾性ベルトをさらに巻き付つけて親指の第1関節と親指の第2関節の間まで伸ばした図
図4】第1弾性ベルトをベース部に固定した図
図5】第2弾性ベルトを親指の第1関節近傍に巻き、さらに第5指の第2関節近傍に巻き付つけようとする図
図6】第2弾性ベルトを足裏に巻き付けて、親指の第2関節近傍にさらに巻き、第2弾性ベルトの上部に固定した図
図6-2】図6のベルトをのばして足裏で固定あるいはさらに足の甲まで伸ばした図
図6-3】図6-2をさらに第2弾性ベルト上の面ファスナーで固定した図
図7】親指へ本発明の矯正装置の力がどのように及ぶかを示す図
図8図7の指が床についた状態を側面(矢印VIII)から見た図であり、ベース部にV字状に折曲がったゴムの形に沿って扇型に少し開いたスペーサーが点で固定された直線部が、てこの原理の支点、Xで,このベースの下側に盛り上がった丘状になった中足骨を押し上げる中敷がみられ説明図。この原理が働くことは装着時この親指、小指の矯正スペーサーが理論通りに外側に押し広げ、足が上がった状態では閉じるので証明される。
図9図6図7図8においてベルトが伸びないと仮定してみると、Q1,Q2,Q3,R1,R2,Rの力が土曜に指に絡んで、巻き付けられて、このちからがスペーサーに伝達されて均衡を保っているかを示した模式図。
図10】ベース部に取り付けたスリット付きシリコンチューブで、下方に湾曲した親指の中足骨を上下方向に押し上げたり、下げたりする説明図
図11】長い方の弾性ベルトさらに巻き付け、土踏まずの形状に加工したメラミンスポンジのような弾性のある素材で加工した偏平足サポーター付加したサポーター部分に設置した面ファスナーで固定できるようにしたサポーターの図で土踏まずの骨の自由度を造出してくれて、装着感と、疲れを感じ難くしてくれるようになる効果。
図12】請求項1の親指矯正スペーサーの小型のものを小指矯正スペーサーを▲2▼ベース部つけ、この親指スペーサーの親指側に第3弾性ベルトを付加し、第2指と第3指の間から取り出して小指の横に巻き付けて、親指矯正ベース部の面ファスナーで止め、小指の外側に第1弾性ベルトを巻き付けて使用できる構造を持ったサポーターの親指矯正ト小指矯正機能をもったサポーターを示す図
図13】請求項3シリコンチューブ及び請求項4のメラミンスポンジを付加した中敷きの図
【発明を実施するための形態】
【実施例0016】
図1記載されたものが本発明の一実施形態に係る外反母趾装置(実施例1)である。
本発明の詳細は下記の通りである。
足の親指と第2指間に入れた左右に自在に動くブイのようにフローティングして傾斜できるスペーサー▲1▼、側面から見るとV字形、の下部の括れた部位が扇型の分厚くて長い要となるようにこの部位にあたる部位、X,がベース部▲9▼に縫製あるいは溶着などして固定し、上部はV字形折り曲げられたゴムが入った袋となりこの下部が一直線とし、この直線を構成する部位を支点して力を受ける方向に自在に傾斜してバランス取りながらふらふらとまるで海上に浮かぶブイの構造を保持する部位として、この部位を支点として支点から伸びる仮定すると左右の天秤棒がベース部▲9▼から左右に設けた弾性ベルト▲3▼,▲5▼という長く伸びるもので接続され、第2指から第5指のいずれか指の間を通して、親指の第1関節の下側に巻き、▲2▼ベース部の裏側の面ファスナーで止め、もう一方の第1弾性ベルト▲3▼を親指の第1関節状に巻き、さらに小指の下部に巻き、親指の第2関節付近に巻き付け、さらに1周させ、第1弾性ベルト上部の面ファスナーで止める構造の外反母趾矯正装置とした。
この構造によって、左右の弾性ベルト▲3▼,▲5▼からまきつけられた親指の異なる部位を位置側に引っ張るように働く、作用点がV字形のスペーサー▲1▼はふらふらと動くので第2弾性ベルト▲5▼の指側から親指側に働く力点の力を受けて親指を常に外側に押し続ける力が前述のV字形スペーサー▲1▼に伝達され、作用点3か所以上の親指を内側に引っ張り続ける力と均衡をとるため力点の力がV字形のスペーサー▲1▼に伝わり、親指を押し広げる力数倍近い力として働くので、くの字の親指がこの作用で真っ直ぐになろうとする以外の力が及ばなくなり、親指が矯正される、外反母趾矯正装置となる。グルリと回して親指の第2関節付近まで引っ張った図
【0017】
第2図から図6は使用時の工程別を記載したもの
図2は第1弾性ベルト▲3▼を第3指▲12▼と第4指▲13▼の間を通した図
図3は第1弾性ベルト▲3▼グルリと回して親指の第2関節付近まで引っ張った図
図4は第1弾性ベルト▲3▼を親指下のベース部の面ファスナーに合体した図
図5は 第2弾性ベルト▲5▼を親指の第1関節付近に巻き付けた状態を示す図
図6は第2弾性ベルト▲5▼を第5指の第2関節近傍に巻き付けて、足裏をぐるりと巻きつけてさらに第2弾性ベルト▲5▼を親指第2関節近傍に巻き付けて、第2弾性ベルト上の面ファスナー▲7▼で固定した図
図7
図7から図10で示したのは
実施例1を見ると弾性ベルト▲3▼,▲5▼がベース部▲9▼に左右に取り付けられ、V字形に折り曲げたゴム板を袋に詰めて、V字の底部を平面状にベース部に固定しないで、折りたためる分厚い扇子の分厚い要にあたる部位Xを天の連続すなわち一直線状にベース部▲9▼に固定して、左右に自在に傾斜できる構造としこの部分が支点となり、左右に第1弾性ベルトと第2弾性ベルトを取り付けた実施例1のこの状態であれば、てこの原理が理解しやす
【符号の説明】
▲1▼親指補正スペーサー ▲2▼ベース部 ▲3▼第1弾性ベルト ▲4▼面ファスナー ▲4▼‘ 面ファスナー ▲5▼第2弾性ベルト ▲6▼面ファスナー ▲7▼面ファスナー ▲8▼面ファスナー ▲9▼中足骨押し上げ中敷き ▲10▼シリコンチューブ ▲11▼第2指 ▲12▼第3市 ▲13▼第4指 ▲14▼第5指 ▲15▼メラミンスポンジ痛み止め ▲16▼だい3弾性ベルト
X てこの原理で示す支点をなす部位
Y スペーサーから親指に向って力点が始動する位置
Q作用点全体
Q1 第1弾性ベルトが親指の第1関節と第2関節の間巻き付かれて、足裏に設けたベース部に固定されると親指の骨を内側に押す力が生まれる作用点1
Q2 第二弾性ベルトが最初に親指に巻かれて、この部位が親指を内側に向けようと引っ張る力を作用点と呼び
Q3 上記弾性ベルトが小指側すなわち第5指側に巻かれて、さらに足裏を回って親指の第2関節上あるいは下部に巻かれて第二弾性ベルトに固定されたものでこの親指に巻き付かれた位置から親指を内側に押す力が作用点3として働く
R R!+R2の力点からの合力がスペーサーに伝達される力点の及ぶ力
R1 ベース部から伸びた弾性ベルト1が第2指から第5指の間で挟んで親指に巻き付けてベース部で固定すると指を正常な位置に戻そうとする力が働き、このちからはV字ゴムを入れた袋、スペーサー、に伝わり親指を外側に押し広げると力なる。これを力点1とした。
R2 第2弾性ベルトから第5指の第2関節近傍から親指側に発する力
S 親指の第1関節 SK 第5指の第1関節
T 親指の第2関節 TK 第5指の第2関節
V 親指の中足骨 V2 外反母趾の中足骨(正常より下に下がりかつ横へ変形
V3 正常化した中足骨
W V字形に曲げたスペーサー
A 土踏まずスポンジあるいはゴム、
C 小指の矯正スペーサー
D 請求項3及び4を搭載した中敷き
いと思われるが、実情はこれらの弾性ベルトが足にぐるりと巻き付けられると、理解し難くなるかと思う。
そこで図8の意味は第1弾性ベルト▲3▼と第2弾性ベルト▲5▼の動きを親指の第1関節と第2関節に巻き付くが親指の骨格図を見れば、Q1,Q2,Q3が親指を内側に引っ張ると、唯一親指を外側に押す力は第1弾性ベルト▲3▼でこの力がふらふらとして安定しないスペーサー▲1▼が均衡を取れる方向に動くので結果として大きな力が親指を外側に押し出す方向に働くことを図7は足を上から見た図で、分かりやすくするために図8図7を指先の側面(矢印VIII)から見た図で、ず8からスペーサー▲1▼のV字型のゴムが入った扇型の要に相当する部分でベース部に固定されているX.この点にみえる直線が、てこの原理の支点となり第1第2弾性ベルト▲3▼,▲5▼から受ける力がスペーサー▲1▼に伝えられた力を受けた通りに親指に伝わる構造の外反母趾矯正装置となった。
【0018】
図7から図8は親指が弾性ベルト▲3▼,▲5▼2本から受ける作用点からの力を示し、スペーサー▲1▼にどのように力点に伝え、大きな力が強力となって、親指を広げに行くかを示すために、てこの原理でいう均衡を保つかを示すために三次元の図を第2次元化するのに、図9を活用した。
【0019】
図11に示すように、この構造では快適さを追求するのではなく、機能を改善するサポーターであるが、常時使用する目的では土踏まずを押し上げるメラミンスポンジを付加すると気持ち良さが増すので、このスポンジ構造のクッションを付加しあるいは長い平ゴムをもう1周巻いて足の裏あるいはこの弾性ベルトの甲側の面ファスナーで止める構造を付加した。
【0020】
内反小指の対策として、図12に示した、V字のゴムを指の付け根から指先の向かって開くようにあるいは上に向かってV字に開くように入れて、▲1▼親指矯正スペーサーと同じ構造の小型したものを小指矯正スペーサーとし、この小指矯正スペーサーの親指側に第3弾性ベルトをつけ、第2指及び第3指の間から取り出して、小指の真横に巻き付け、▲2▼ベース部の面ファスナーで止める構造とし内反小指の矯正装置
【産業上の利用可能性】
【0021】
外反母趾の悩みが多くに人を困らせてきた。従来品は弾性ゴムを親指の間に挟む構造で、押し広げる機能を発揮できても、可変構造でないので、この弾性ゴムの分が足幅を広げて、靴を履くには広がりすぎて、実際に外出時ははずさないと靴に入らないほどかさばり、かつ機能面でも親指にスペーサーを入れ、親指を一面から押すという構造で、押し付けられて痛みを感じ、部屋での使用に限定されること多かったが、この発明によって、簡単に装着でき、幅をとらない最小形状で、外出時に使用できるようになった。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図6-2】
図6-3】
図7
図8
図9
図10
【図
図12
【手続補正書】
【提出日】2022-06-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正の内容】
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図6-2】
図6-3】
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13