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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023176977
(43)【公開日】2023-12-13
(54)【発明の名称】燃料電池システム
(51)【国際特許分類】
   H01M 8/04111 20160101AFI20231206BHJP
   H01M 8/04 20160101ALI20231206BHJP
   H01M 8/0606 20160101ALI20231206BHJP
【FI】
H01M8/04111
H01M8/04 J
H01M8/0606
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022089613
(22)【出願日】2022-06-01
(71)【出願人】
【識別番号】000116574
【氏名又は名称】愛三工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】鳥居 英将
【テーマコード(参考)】
5H127
【Fターム(参考)】
5H127AB28
5H127AC15
5H127BA02
5H127BA05
5H127BA13
5H127BA44
5H127BA57
5H127BB02
5H127BB12
5H127BB25
5H127BB37
(57)【要約】
【課題】燃料電池の発電効率を向上させることができる燃料電池システムを提供する。
【解決手段】本開示の一態様は、燃料電池システム1において、燃料ガス供給通路12に設けられ、燃料ガスを圧縮するアノード圧縮機19と、酸化剤ガス供給通路13に設けられ、酸化剤ガスを圧縮するカソード圧縮機20と、排気ガス通路15に設けられ、排気ガスを用いて動力を発生させる蒸気タービン21と、蒸気タービン21で発生する動力を伝達する動力伝達軸31と、を有し、アノード圧縮機19とカソード圧縮機20は、動力伝達軸31に接続している。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料ガスと酸化剤ガスとを用いて発電を行う燃料電池と、
前記燃料電池に前記燃料ガスを供給する燃料ガス供給通路と、
前記燃料電池に前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給通路と、
前記燃料電池で発生する排気ガスを流す排気ガス通路と、を有する
燃料電池システムにおいて、
前記燃料ガス供給通路に設けられ、前記燃料ガスを圧縮する第1圧縮機と、
前記酸化剤ガス供給通路に設けられ、前記酸化剤ガスを圧縮する第2圧縮機と、
前記排気ガス通路に設けられ、前記排気ガスを用いて動力を発生させるタービンと、
前記タービンで発生する動力を伝達する動力伝達部と、を有し、
前記第1圧縮機と前記第2圧縮機は、前記動力伝達部に接続していること、
を特徴とする燃料電池システム。
【請求項2】
請求項1の燃料電池システムにおいて、
前記タービンは、蒸気タービンであること、
を特徴とする燃料電池システム。
【請求項3】
請求項1または2の燃料電池システムにおいて、
前記動力伝達部に接続し、前記タービンで発生する動力を用いて発電するジェネレータを有すること、
を特徴とする燃料電池システム。
【請求項4】
請求項3の燃料電池システムにおいて、
前記ジェネレータの発電量を制御する負荷変動機構を有すること、
を特徴とする燃料電池システム。
【請求項5】
請求項1または2の燃料電池システムにおいて、
前記燃料ガス供給通路に設けられ、前記燃料ガスを生成する改質器を有し、
前記改質器は、前記第1圧縮機よりも上流側の位置に設けられること、
を特徴とする燃料電池システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、燃料電池システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、排気ガスによりタービンを回して得られる動力で圧縮機を駆動させることにより酸化剤ガスを昇圧する燃料電池システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005-43046号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
酸化剤ガスのみ昇圧して、燃料ガスは昇圧していないので、燃料電池の発電効率として十分な効率が得られないおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は上記した課題を解決するためになされたものであり、燃料電池の発電効率を向上させることができる燃料電池システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためになされた本開示の一形態は、燃料ガスと酸化剤ガスとを用いて発電を行う燃料電池と、前記燃料電池に前記燃料ガスを供給する燃料ガス供給通路と、前記燃料電池に前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給通路と、前記燃料電池で発生する排気ガスを流す排気ガス通路と、を有する燃料電池システムにおいて、前記燃料ガス供給通路に設けられ、前記燃料ガスを圧縮する第1圧縮機と、前記酸化剤ガス供給通路に設けられ、前記酸化剤ガスを圧縮する第2圧縮機と、前記排気ガス通路に設けられ、前記排気ガスを用いて動力を発生させるタービンと、前記タービンで発生する動力を伝達する動力伝達部と、を有し、前記第1圧縮機と前記第2圧縮機は、前記動力伝達部に接続していること、を特徴とする。
【0007】
この態様によれば、燃料ガスを圧縮する第1圧縮機と酸化剤ガスを圧縮する第2圧縮機とが、タービンで発生する動力が伝達されるようにして、タービンと同軸に設けられている。そのため、タービンで発生する動力を用いて酸化剤ガスだけでなく燃料ガスも昇圧させることができる。したがって、燃料ガスと酸化剤ガスが共に昇圧した状態で燃料電池に供給されるので、燃料電池の発電効率を向上させることができる。
【0008】
上記の態様においては、前記タービンは、蒸気タービンであること、が好ましい。
【0009】
この態様によれば、排気ガスのエネルギを蒸気タービンで発生する動力に変換することにより、排気ガスの圧力と温度を低下させて、排気ガスに含まれる不要な水分を効率的に除去できる。
【0010】
上記の態様においては、前記動力伝達部に接続し、前記タービンで発生する動力を用いて発電するジェネレータを有すること、が好ましい。
【0011】
この態様によれば、タービンで発生する動力のうち、第1圧縮機や第2圧縮機に必要な動力を超える余剰動力を用いて、ジェネレータにより電力として取り出すことができる。
【0012】
上記の態様においては、前記ジェネレータの発電量を制御する負荷変動機構を有すること、が好ましい。
【0013】
この態様によれば、負荷変動機構によりジェネレータの発電量を制御して、タービンから第1圧縮機や第2圧縮機に与えられる動力を制御することにより、第1圧縮機と第2圧縮機による燃料ガスと酸化剤ガスの昇圧を制御できる。このようにして、第1圧縮機と第2圧縮機の出力制御性を向上させることができる。
【0014】
上記の態様においては、前記燃料ガス供給通路に設けられ、前記燃料ガスを生成する改質器を有し、前記改質器は、前記第1圧縮機よりも上流側の位置に設けられること、
が好ましい。
【0015】
この態様によれば、改質器は、第1圧縮機よりも上流側の高圧が作用しない位置に設けられているので、改質反応の反応割合を示す転化率が下がることを防止できる。
【発明の効果】
【0016】
本開示の燃料電池システムによれば、燃料電池の発電効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】第1実施形態の燃料電池システムの構成図である。
図2】第2実施形態の燃料電池システムの構成図である。
図3】第3実施形態の燃料電池システムの構成図である。
図4】第4実施形態の燃料電池システムの構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本開示の燃料電池システムの実施形態について説明する。
【0019】
〔第1実施形態〕
まず、第1実施形態について説明する。
【0020】
(燃料電池システムの全体概要の説明)
本実施形態の燃料電池システム1は、図1に示すように、スタック11と、燃料ガス供給通路12と、酸化剤ガス供給通路13と、未使用酸化剤ガス循環通路14と、排気ガス通路15と、改質器16と、第1熱交換器17と、第2熱交換器18と、アノード圧縮機19と、カソード圧縮機20と、蒸気タービン21と、都市ガス供給機22と、水供給機23と、空気供給機24などを有する。なお、スタック11と、燃料ガス供給通路12と、酸化剤ガス供給通路13と、未使用酸化剤ガス循環通路14と、排気ガス通路15と、改質器16と、第1熱交換器17と、第2熱交換器18と、アノード圧縮機19と、カソード圧縮機20と、蒸気タービン21は、ホットモジュール10内に設けられている。また、ホットモジュール10は、高い温度に保たれる機器である。
【0021】
スタック11は、燃料ガス(例えば、水素ガス)と酸化剤ガス(例えば、空気に含まれる酸素ガス)とを用いて発電を行う燃料電池である。
【0022】
燃料ガス供給通路12は、スタック11に燃料ガスを供給する通路である。この燃料ガス供給通路12は、第1熱交換器17とスタック11とに接続している。
【0023】
酸化剤ガス供給通路13は、スタック11に酸化剤ガスを供給する通路である。この酸化剤ガス供給通路13は、第2熱交換器18とスタック11とに接続している。
【0024】
未使用酸化剤ガス循環通路14は、スタック11から排出される未使用の酸化剤ガスを循環させる通路である。この酸化剤ガス供給通路13は、スタック11と第2熱交換器18とに接続している。
【0025】
排気ガス通路15は、スタック11で発生する排気ガスを流す通路である。この排気ガス通路15は、スタック11と第1熱交換器17とに接続している。
【0026】
改質器16は、燃料ガス供給通路12に設けられ、第1熱交換器17から燃料ガス供給通路12を流れる都市ガスを改質して、燃料ガス(例えば、水素ガス)を生成する機器である。
【0027】
第1熱交換器17は、都市ガス供給機22から供給される都市ガスと、水供給機23から供給される水と、排気ガス通路15から供給される排気ガスとの間で熱交換を行う機器である。
【0028】
第2熱交換器18は、空気供給機24から供給される新規の空気(酸化剤ガスを含む)と、スタック11から排出される酸化剤ガスとの間で熱交換を行う機器である。
【0029】
アノード圧縮機19は、燃料ガス供給通路12における改質器16とスタック11との間の位置に設けられ、改質器16から供給される燃料ガスを圧縮して昇圧させる機器である。なお、アノード圧縮機19は、本開示の「第1圧縮機」の一例である。
【0030】
カソード圧縮機20は、酸化剤ガス供給通路13に設けられ、第2熱交換器18から供給される酸化剤ガスを圧縮して昇圧させる機器である。なお、カソード圧縮機20は、本開示の「第2圧縮機」の一例である。
【0031】
蒸気タービン21は、排気ガス通路15に設けられ、排気ガスを用いて回転することにより動力を発生する。
【0032】
都市ガス供給機22は、都市ガスを第1熱交換器17に供給する機器である。水供給機23は、水を第1熱交換器17に供給する機器である。空気供給機24は、空気を第2熱交換器18に供給する機器である。
【0033】
(システム効率の向上に関して)
本実施形態では、図1に示すように、蒸気タービン21と同軸に、アノード圧縮機19とカソード圧縮機20が設けられている。具体的には、燃料電池システム1は、蒸気タービン21で発生する動力を伝達する動力伝達軸31を有し、アノード圧縮機19とカソード圧縮機20は、動力伝達軸31に接続している。なお、動力伝達軸31は、本開示の「動力伝達部」の一例である。
【0034】
そして、排気ガスのエネルギを蒸気タービン21で発生する動力に変換し、この蒸気タービン21で発生する動力をアノード圧縮機19とカソード圧縮機20の動力に変換する。すなわち、まず、排気ガスにより蒸気タービン21を回して動力を発生させる。そして、このようにして蒸気タービン21で発生する動力を、動力伝達軸31を介して、アノード圧縮機19とカソード圧縮機20に伝達する。そして、このようにしてアノード圧縮機19とカソード圧縮機20を駆動させることにより、燃料ガスはアノード圧縮機19により昇圧され、酸化剤ガスはカソード圧縮機20により昇圧される。そして、燃料ガスと酸化剤ガスは、昇圧した状態で、スタック11へ供給される。
【0035】
このようにして、スタック11に供給される燃料ガスと酸化剤ガスの圧力を高くするので、スタック11の発電効率が向上して、取り出せる電力が上昇して、燃料電池システム1のシステム効率が向上する。
【0036】
また、蒸気タービン21が所定の回転数で回っているときのアノード圧縮機19とカソード圧縮機20の出力特性は、燃料ガスと酸化剤ガスの昇圧の効果を最大限に得るため、最大出力を加味して決定する。そして、出力特性の調整方法は、変速機等を用いた制御により実現する。すなわち、蒸気タービン21の回転数に応じてアノード圧縮機19とカソード圧縮機20で最大出力(すなわち、最大の昇圧の効果)が得られるように、蒸気タービン21とアノード圧縮機19との間の動力伝達軸31の第1部位31aや、蒸気タービン21とカソード圧縮機20との間の動力伝達軸31の第2部位31bに設けた変速機(不図示)などで、アノード圧縮機19とカソード圧縮機20の駆動を制御してもよい。
【0037】
また、蒸気タービン21とアノード圧縮機19との間や、アノード圧縮機19とカソード圧縮機20との間にシール構造36を設けることで、燃料ガスや酸化剤ガスのリーク(漏れ)を抑制できる。
【0038】
また、蒸気タービン21とアノード圧縮機19とカソード圧縮機20は、金属材料で構成されているので、ホットモジュール10内の高温(例えば、約700℃)の環境下に設けることができる。
【0039】
(本実施形態の作用効果)
本実施形態によれば、燃料電池システム1は、蒸気タービン21で発生する動力を伝達する動力伝達軸31を有し、アノード圧縮機19とカソード圧縮機20は、動力伝達軸31に接続している。
【0040】
このようにして燃料ガスを圧縮するアノード圧縮機19と酸化剤ガスを圧縮するカソード圧縮機20とが、蒸気タービン21で発生する動力が伝達されるようにして、蒸気タービン21と同軸に設けられている。そのため、蒸気タービン21で発生する動力を用いて酸化剤ガスだけでなく燃料ガスも昇圧させることができる。したがって、燃料ガスと酸化剤ガスが共に昇圧した状態でスタック11に供給されるので、スタック11の発電効率を向上させることができる。
【0041】
また、排気ガスのエネルギを蒸気タービン21で発生する動力に変換することにより、排気ガスの圧力と温度を低下させて、排気ガスに含まれる不要な水分を効率的に除去できる。
【0042】
また、改質器16は、高圧が作用すると転化率が下がるおそれがある。そこで、本実施形態では、改質器16は、燃料ガス供給通路12における燃料ガスの流れ方向について、アノード圧縮機19よりも上流側の位置に設けられている。すなわち、燃料ガス供給通路12における改質器16とスタック11との間の位置に、アノード圧縮機19が設けられている。
【0043】
このようにして、改質器16は、アノード圧縮機19よりも下流側の高圧が作用する位置ではなく、アノード圧縮機19よりも上流側の高圧が作用しない位置に設けられているので、改質反応の反応割合を示す転化率が下がることを防止できる。
【0044】
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態について説明するが、主に第1実施形態と異なる点について説明し、第1実施形態と共通する点の説明は省略する。
【0045】
本実施形態では、燃料電池システム1は、図2に示すように、空気供給機24を有しておらず、カソード圧縮機20が外気から空気を取り込むようにしている。すなわち、蒸気タービン21で発生する動力を用いてカソード圧縮機20が外気から空気を取り込むようにすることで、空気供給機24を廃止している。
【0046】
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態について説明するが、主に第1,2実施形態と異なる点について説明し、第1,2実施形態と共通する点の説明は省略する。
【0047】
本実施形態では、燃料電池システム1は、図3に示すように、ジェネレータ32を有する。そして、このジェネレータ32は、動力伝達軸31の第3部位31cに接続し、蒸気タービン21で発生する動力を用いて発電する。このようにして、蒸気タービン21とアノード圧縮機19とカソード圧縮機20と同軸に、蒸気タービン21で発生する動力が伝達されるようにして、ジェネレータ32が設けられている。
【0048】
このようにして、蒸気タービン21で発生する動力のうち、アノード圧縮機19やカソード圧縮機20に必要な動力を超える余剰動力を用いて、ジェネレータ32により電力として取り出すことができる。
【0049】
また、ジェネレータ32を、ホットモジュール10の外部に設けることにより、ジェネレータ32を形成する材料の選定の自由度が向上する。
【0050】
また、燃料電池システム1は、ジェネレータ32の発電量を制御する負荷変動機構33を有する。
【0051】
これにより、負荷変動機構33によりジェネレータ32の発電量を制御して、蒸気タービン21からアノード圧縮機19やカソード圧縮機20に与えられる動力を制御することにより、アノード圧縮機19とカソード圧縮機20による燃料ガスと酸化剤ガスの昇圧を制御できる。このようにして、アノード圧縮機19とカソード圧縮機20の出力制御性を向上させることができる。
【0052】
〔第4実施形態〕
次に、第4実施形態について説明するが、主に第1~3実施形態と異なる点について説明し、第1~3実施形態と共通する点の説明は省略する。
【0053】
本実施形態では、燃料電池システム1は、図4に示すように、蒸気タービン21の代わりに設けられるガスタービン34と、排気ガス通路15におけるスタック11とガスタービン34との間の位置に設けられる燃焼器35と、を有する。そして、ガスタービン34は、燃焼器35にて排気ガスに含まれる残渣ガスや残空気または新気を用いて燃焼させて得られた高温高圧ガスを動力源として駆動することにより、動力を発生する。
【0054】
そして、本実施形態においても、アノード圧縮機19とカソード圧縮機20は、ガスタービン34で発生する動力を伝達する動力伝達軸31に接続している。そして、このようにして、アノード圧縮機19とカソード圧縮機20を駆動させるための動力を、ガスタービン34から得ている。
【0055】
また、第3実施形態と同様に、燃料電池システム1は、動力伝達軸31に接続し、ガスタービン34で発生する動力を用いて発電するジェネレータ32や、ジェネレータ32の発電量を制御する負荷変動機構33を有していても、または、有していなくてもよい。さらに、第2実施形態と同様に空気供給機24を廃止してもよい。
【0056】
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本開示を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。
【符号の説明】
【0057】
1 燃料電池システム
11 スタック
12 燃料ガス供給通路
13 酸化剤ガス供給通路
15 排気ガス通路
16 改質器
19 アノード圧縮機
20 カソード圧縮機
21 蒸気タービン
31 動力伝達軸
32 ジェネレータ
33 負荷変動機構
34 ガスタービン
図1
図2
図3
図4