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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023177121
(43)【公開日】2023-12-13
(54)【発明の名称】アルミと木の複合サッシ
(51)【国際特許分類】
   E06B 3/26 20060101AFI20231206BHJP
【FI】
E06B3/26
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022089847
(22)【出願日】2022-06-01
(71)【出願人】
【識別番号】504163612
【氏名又は名称】株式会社LIXIL
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【弁理士】
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100160794
【弁理士】
【氏名又は名称】星野 寛明
(72)【発明者】
【氏名】大東 正樹
【テーマコード(参考)】
2E014
【Fターム(参考)】
2E014AA03
2E014BA00
2E014BA02
2E014BA05
2E014BA08
2E014BB00
2E014BB06
2E014BD08
(57)【要約】
【課題】木材加工を容易とし、原材の歩留り悪化を抑えることが可能なアルミと木の複合サッシを提供すること。
【解決手段】枠体2と、枠体2内に配置される障子3とを有するアルミと木の複合サッシであって、一のアルミ製の框44の見付面と見込面とが、互いに独立した木製部材442、445によりそれぞれ被覆される、アルミと木の複合サッシである。アルミと木の複合サッシは、見付面を被覆する見付面被覆部材と、見込面を被覆する見込面被覆部材とが互いに嵌合し合う嵌合部を有する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
枠体と、前記枠体内に配置される障子とを有するアルミと木の複合サッシであって、
一のアルミ製の框の見付面と見込面とが、互いに独立した木製部材によりそれぞれ被覆される、アルミと木の複合サッシ。
【請求項2】
前記見付面を被覆する見付面被覆部材と、前記見込面を被覆する見込み面被覆部材とが互いに嵌合し合う嵌合部を有する、請求項1に記載のアルミと木の複合サッシ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アルミと木の複合サッシに関する。
【背景技術】
【0002】
アルミ製の屋外側部材と、屋外側部材に組付けられる木製の室内側部材とを有する框を備えるアルミと木の複合サッシが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】トステム株式会社、サッシ総合カタログ(カタログコード00_TY3600)、2000年1月、p.80-p.81
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
屋外側部材に組付けられる屋内側部材として木製の部材を用いて、框の見込面及び見付面を被覆しようとする場合には、框の見込面及び見付面を被覆するためのL字状やコに字状に木材を加工する必要があり、木材加工が難しく、原材の歩留り悪化を招くことになる。
【0005】
本開示は、木材加工を容易とし、原材の歩留り悪化を抑えることが可能なアルミと木の複合サッシを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、枠体と、前記枠体内に配置される障子とを有するアルミと木の複合サッシであって、一のアルミ製の框の見付面と見込面とが、互いに独立した木製部材によりそれぞれ被覆される、アルミと木の複合サッシに関する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】第1実施形態の引き違い窓を室内側から見た正面図である。
図2図1中のA-A線に沿う縦断面図である。
図3図1中のB-B線に沿う横断面図である。
図4】第2実施形態の引き違い窓の縦框を示す横断面図である。
図5】第3実施形態の引き違い窓の縦框を示す横断面図である。
図6】第4実施形態の引き違い窓の縦框を示す横断面図である。
図7】第5実施形態の引き違い窓の内召し合わせ框及び外召し合わせ框を示す横断面図である。
図8】第6実施形態の引き違い窓の内召し合わせ框を示す横断面図である。
図9】第7実施形態の引き違い窓の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。一実施形態の建具を構成する引き違い窓1について説明する。本明細書において、「見付方向」とは、建物の壁に形成された開口部に納められた引き違い窓1における面材35,45の面方向を意味し、「見込方向」とは、上記面材35,45の厚さ方向(即ち、奥行き方向)を意味する。「見込方向」は室内外方向でもある。「見付面」は、引き違い窓1における室外側及び室内側に面するそれぞれの面を意味し、「見込面」は、引き違い窓1において室内外方向に延びる面を意味する。図面において、引き違い窓1の室外側を室外側X1とし、引き違い窓1の室内側を室内側X2とする。
【0009】
引き違い窓1は、図1図3に示すように、図示しない建物躯体の開口部に取り付けられる枠体2と、枠体2の内側に、室外側X1に配置される外障子3(障子)と、室内側X2に配置される内障子4(障子)との2枚の障子、及び外障子3の室外側X1に配置される1枚の網戸51をそれぞれ納めることによって構成される。外障子3及び内障子4は、枠体2内を見付方向の左右方向(横方向)にスライド移動可能である。
【0010】
枠体2は、上枠21、下枠22及び左右一対の縦枠23,24を矩形に枠組みすることによって構成される。図2に示すように、上枠21には、室外側レール211及び室内側レール212が設けられる。上枠21は、室外側レール211の室外側X1に、網戸レール213を有する。室外側レール211は、上枠21の室外側X1において上枠21から下方に突出して形成され、外障子3の上端部をガイドする。室内側レール212は、上枠21の室内側X2において上枠21から下方に突出して形成され、内障子4の上端部をガイドする。
【0011】
下枠22には、室外側レール221及び室内側レール222が設けられる。下枠22は、室外側レール221の室外側X1に、網戸レール223を有する。
【0012】
網戸51は、上枠21及び下枠22の網戸レール213,223に左右方向に移動可能に係合している。
【0013】
図1図3に示すように、外障子3は、上框31、下框32、戸先側に配置される縦框33及び戸尻側に配置される縦框である外召し合わせ框34を矩形に框組した框体30の内側に、2枚のガラスからなる面材35が納められることによって構成される。外障子3は、上枠21及び下枠22の室外側レール211,221に左右方向に移動可能に係合している。外障子3の下框32には、下枠22の室外側レール221上を転動する戸車36が設けられる。
【0014】
内障子4は、上框41、下框42、戸先側に配置される縦框43及び戸尻側に配置される内召し合わせ框44(縦部材)を矩形に框組した框体40の内側に、2枚のガラスからなる面材45が納められることによって構成される。内障子4は、上枠21及び下枠22の室内側レール212,222に左右方向に移動可能に係合している。内障子4の下框42には、下枠22の室内側レール222上を転動する戸車46が設けられる。
【0015】
2枚のガラスからなる面材35と面材45とは、同様の構成であるため、以下、面材35について説明し、面材45の説明を省略する。
面材35は、複層ガラスを構成するガラス351と、グレーチングチャネル352と、を有する。ガラス351は、室外側と室内側でスペーサー354を挟んで2枚配置されている。グレーチングチャネル352は、2枚のガラスを保持する断面視略コの字状のゴム製のパッキンである。グレーチングチャネル352は、框30の室外側面材保持部を構成する下側延出部3114と、後述の木材取付アタッチメント313の段部3134と、の間に挿入され、ガラス351の端面を保持する。
【0016】
外召し合わせ框34と上框31との組み合わせ、及び、外召し合わせ框34と下框32との組み合わせは、外召し合わせ框34の上端部が上框31の横方向の端部の外側に配置されると共に、外召し合わせ框34の下端部が下框32の横方向の端部の外側に配置される、いわゆる縦勝ちの構造で組み合わされる。
【0017】
外障子3において、外召し合わせ框34の上端部に上框31を組み付ける場合や外召し合わせ框34の下端部に下框32を組み付ける場合には、外召し合わせ框34の上端部又は下端部の内部に、上框31(金属框材311、木製框材312)の横方向の端部の一部又は下框32(金属框材321、木製框材322)の横方向の端部の一部を挿入して組み付ける。
【0018】
図2及び図3に示すように、外障子3の上框31、下框32、戸先側に配置される縦框33及び外召し合わせ框34(縦部材)は、屋外側部材としての金属框材311,321,331,341の室内側X2に、室内側面材保持部としての木材取付アタッチメント313、323、333,343を介して、室内側部材としての木製框材312、322、332,342を取り付けた複合構造をそれぞれ有する。内障子4の上框41、下框42、戸先側に配置される縦框43及び内召し合わせ框44は、金属框材411,421,431,441の室内側X2に、室内側面材保持部としての木材取付アタッチメント413、423、433,443を介して、室内側部材としての木製框材412,422,432,442及び445を取り付けた複合構造をそれぞれ有する。外障子3、内障子4は、アルミと木の複合サッシを構成する。
【0019】
本実施形態においては、例えば、金属框材311,321,331,341、411,421,431,441はアルミニウム材料により形成されており、外障子3の框(上框31、下框32、戸先側に配置される縦框33及び外召し合わせ框34)及び内障子4の框(上框41、下框42、戸先側に配置される縦框43及び内召し合わせ框44)は、アルミと木の複合構造で構成される。これによって、外障子3及び内障子4は、断熱性及び防露性に優れる。
【0020】
金属框材311と金属框材411とは、同一の構成である。金属框材321と金属框材421とは、同一の構成である。木製框材312と木製框材412とは、同一の構成である。木製框材322と木製框材422とは、同一の構成である。木材取付アタッチメント313と木材取付アタッチメント413とは、同一の構成である。木材取付アタッチメント323と木材取付アタッチメント423とは、同一の構成である。このため、以下の説明においては、金属框材311、金属框材321、木製框材312、木製框材322、木材取付アタッチメント313、木材取付アタッチメント323について説明し、金属框材411、金属框材421、木製框材412、木製框材422、木材取付アタッチメント413、木材取付アタッチメント423については、説明を省略する。
【0021】
金属框材311の室内側の上端部は、上側に向けて開口するコの字形状の係合部3111を有している。金属框材311の室内側の下端部は、下側に向けて延びる係合部3112を有している。木材取付アタッチメント313は、例えば、金属製又は樹脂製であり、金属製の場合には、例えば、アルミニウム材料により構成されるが、アルミニウム材料に限定されない。木材取付アタッチメント313が、金属製又は樹脂製であるため、ガラスからなる面材35が木製の室内側面材保持部により構成される場合と比較して、室内側面材保持部としての木材取付アタッチメント313の加工精度を高くすることができ、また、木材取付アタッチメント313の経年劣化を抑えることが可能となる。この結果、ガラスからなる面材35が上框31から抜けやすくなることを抑えることが可能となる。また、木材取付アタッチメント313が、樹脂製の場合には、木製框材312の室外側面が室外側から冷やされることを抑えることが可能となり断熱性の強化を図ることが可能となる。
【0022】
木材取付アタッチメント313の室外側の上端部は、下側に向けて延びる被係合部3131を有している。木材取付アタッチメント313の室外側の上下方向における中間部は、上側に向けて開口するコの字形状の被係合部3132を有している。
【0023】
係合部3111の開口する部分には被係合部3131が係合する。係合部3112は、被係合部3131の開口する部分に係合する。これらの係合により、木材取付アタッチメント313は、金属框材311に対して、着脱可能に係合可能である。
【0024】
木材取付アタッチメント313の室内側の上端部は、室内側へ延びた端部が下側に向けて延びるL字形状の係止部3133を有している。木材取付アタッチメント313の室内側の下端部は、室内側へ一段突出する段部3134を有している。
【0025】
木製框材312は板状の木材により構成されている。木製框材312の室外側の上端部は、係止部3133が係合可能な係止部3133と同様の形状の被係止部3121を有している。木製框材312の室内側の下端部は、段部3134が係合可能な段部3134と同様の形状の段部3122を有している。段部3122の下端部は、段部3134の下端部に一致する位置関係を有している。
【0026】
係止部3133は被係止部3121に係合する。段部3134は段部3122に係合する。これらの係合に加えて、木材取付アタッチメント313に形成された貫通孔をネジ314が貫通して木製框材312に螺合することにより、木材取付アタッチメント313は、木製框材312に固定されている。
【0027】
木材取付アタッチメント313は、金属框材311に対して、着脱可能に係合可能であるため、木材取付アタッチメント313が固定された木製框材312は、金属框材311に対して、着脱可能であり交換可能である。即ち、木製框材312が固定された木材取付アタッチメント313を、金属框材311から取り外して、他の木材取付アタッチメント313か、又は、金属框材311に係合する木材取付アタッチメント313の部分と同様の形状の部分を有し他の部分は木材取付アタッチメント313とは異なる形状を有する図示しない別の木材取付アタッチメントを、金属框材311に着脱可能に取り付けることが可能である。上述の他の木材取付アタッチメント313、別の木材取付アタッチメントには、木製框材312とは材質が異なる他の非金属材質、例えば、樹脂や石等により構成された室内側部材が固定されて予め用意される。これにより、必要に応じて、木材取付アタッチメント313を金属框材311に対して、着脱して交換することにより、木製の室内側部材を用いたり、樹脂製の室内側部材を用いたりすることが可能となる。このため、リフォーム等でも容易に室内側部材が交換可能となる。特に、前述の非金属材質により構成された室内側部材が、前述の他の木材取付アタッチメント313に固定されて用いられる場合には、木製框材312が固定されている木材取付アタッチメント313と、他の木材取付アタッチメント313とが共通しているため、製品の製造のための設備投資の増大や部品点数の増大によるコスト増大を抑えることが可能となる。
【0028】
金属框材321の室内側の上端部は、上側に向けて延びる係合部3211を有している。金属框材321の室内側の下端部は、金属框材321の室内側の下端部は、下側に向けて延びる係合部3212を有している。木材取付アタッチメント323は、例えば、金属製又は樹脂製であり、金属製の場合には、例えば、アルミニウム材料により構成されるが、アルミニウム材料に限定されない。木材取付アタッチメント323が、金属製又は樹脂製であるため、ガラスからなる面材35が木製の室内側面材保持部により構成される場合と比較して、室内側面材保持部としての木材取付アタッチメント323の加工精度を高くすることができ、また、木材取付アタッチメント323の経年劣化を抑えることが可能となる。この結果、ガラスからなる面材35が下框32から抜けやすくなることを抑えることが可能となる。また、木材取付アタッチメント323が、樹脂製の場合には、木製框材322の室外側面が室外側から冷やされることを抑えることが可能となり断熱性の強化を図ることが可能となる。
【0029】
木材取付アタッチメント323の室外側の上下方向における中間部は、下側に向けて開口するコの字形状の被係合部3231を有している。木材取付アタッチメント323の室外側の下端部は、下側に向けて開口するコの字形状の被係合部3232を有している。
【0030】
係合部3211は被係合部3231の開口する部分に係合する。係合部3212は、被係合部3231の開口する部分に係合する。これらの係合により、木材取付アタッチメント323は、金属框材321に対して、着脱可能に係合可能である。
【0031】
木材取付アタッチメント323の室内側の上端部は、室内側へ一段突出する段部3234を有している。木材取付アタッチメント323の室内側の下端部は、室内側へ延びた端部が下側の延びるL字形状の係止部3233を有している。
【0032】
木製框材322は板状の木材により構成されている。木製框材322の室外側の下端部は、係止部3233が係合可能な、係止部3233と同様の形状の被係止部3221を有している。木製框材322の室内側の上端部は、段部3234が係合可能な、段部3234と同様の形状の段部3222を有している。段部3222の上端部は、段部3234の下端部に一致する位置関係を有している。
【0033】
係止部3233は被係止部3221に係合する。段部3234は段部3222に係合する。これらの係合に加えて、木材取付アタッチメント323に形成された貫通孔をネジ324が貫通して木製框材322に螺合することにより、木材取付アタッチメント323は、木製框材322に固定されている。
【0034】
木材取付アタッチメント323は、金属框材321に対して、着脱可能に係合可能であるため、木材取付アタッチメント323が固定された木製框材322は、金属框材321に対して、着脱可能であり交換可能である。即ち、木製框材322が固定された木材取付アタッチメント323を、金属框材321から取り外して、他の木材取付アタッチメント323か、又は、金属框材321に係合する木材取付アタッチメント323の部分と同様の形状の部分を有し他の部分は木材取付アタッチメント323とは異なる形状を有する図示しない別の木材取付アタッチメントを、金属框材321に着脱可能に取り付けることが可能である。上述の他の木材取付アタッチメント323、別の木材取付アタッチメントには、木製框材322とは材質が異なる他の非金属材質、例えば、樹脂や石等により構成された室内側部材が固定されて予め用意される。これにより、必要に応じて、木材取付アタッチメント323を金属框材321に対して、着脱して交換することにより、木製の室内側部材を用いたり、樹脂製の室内側部材を用いたりすることが可能となる。このため、リフォーム等でも容易に室内側部材が交換可能となる。特に、前述の非金属材質により構成された室内側部材が、前述の他の木材取付アタッチメント323に固定されて用いられる場合には、木製框材322が固定されている木材取付アタッチメント323と、他の木材取付アタッチメント323とが共通しているため、製品の製造のための設備投資の増大や部品点数の増大によるコスト増大を抑えることが可能となる。
【0035】
内召し合わせ框44と上框41との組み合わせ、及び、内召し合わせ框44と下框42との組み合わせは、内召し合わせ框44の上端部が上框41の横方向の端部の外側に配置されると共に、内召し合わせ框44の下端部が下框42の横方向の端部の外側に配置される、いわゆる縦勝ちの構造で組み合わされる。
【0036】
内障子4において、内召し合わせ框44の上端部に上框41を組み付ける場合や内召し合わせ框44の下端部に下框42を組み付ける場合には、内召し合わせ框44の上端部又は下端部の内部に、上框41(金属框材411、木製框材412)の横方向の端部の一部又は下框42(金属框材421、木製框材422)の横方向の端部の一部を挿入して組み付ける。
【0037】
縦框33の金属框材331と、縦框43の金属框材431とは、左右対称の構成である。木製框材332と木製框材432とは、左右対称の構成である。木材取付アタッチメント333と木材取付アタッチメント433とは、左右対称の構成である。このため、以下の説明においては、金属框材331、木製框材332、木材取付アタッチメント333、について説明し、金属框材431、木製框材432、木材取付アタッチメント433、については、説明を省略する。
【0038】
図3に示すように、金属框材331の室内側の戸先側端部は、戸先側へ延びた端部が室外側に延びるL字形状の係合部3311を有している。金属框材331の室内側の戸尻側端部の近傍部は、戸尻側へ延びる係合部3312を有している。
【0039】
木材取付アタッチメント333は、例えば、金属製又は樹脂製であり、金属製の場合には、例えば、アルミニウム材料により構成されるが、アルミニウム材料に限定されない。木材取付アタッチメント333が、金属製又は樹脂製であるため、ガラスからなる面材35が木製の室内側面材保持部により構成される場合と比較して、室内側面材保持部としての木材取付アタッチメント333の加工精度を高くすることができ、また、木材取付アタッチメント333の経年劣化を抑えることが可能となる。この結果、ガラスからなる面材35が、縦框33から抜けやすくなることを抑えることが可能となる。また、木材取付アタッチメント333が、樹脂製の場合には、木製框材332の室外側面が室外側から冷やされることを抑えることが可能となり断熱性の強化を図ることが可能となる。
【0040】
木材取付アタッチメント333の室外側の戸先側端部は、戸尻側へ延びた端部が室内側に延びるL字形状の被係合部3331を有している。木材取付アタッチメント333の室外側の、戸先側端部と戸尻側端部との中間の部分には、室外側へ延びた端部が戸先側に延びるL字形状の被係合部3332を有している。
【0041】
係合部3311は被係合部3331に係合する。係合部3312は、被係合部3332に係合する。これらの係合により、木材取付アタッチメント333は、金属框材331に対して、着脱可能に係合可能である。
【0042】
木材取付アタッチメント333の室内側の戸先側端部は、室内側へ延びた端部が戸尻側に延びるL字形状の係止部3333を有している。木材取付アタッチメント333の室内側の戸尻側端部は、室内側へ一段突出する段部3334を有している。
【0043】
木製框材332は板状の木材により構成されている。木製框材332の室外側の戸先側端部は、係止部3333が係止可能な、係止部3333と同様の形状の被係止部3321を有している。木製框材332の室内側の戸尻側端部は、段部3334が係止可能な、段部3334と同様の形状の段部3322を有している。段部3322の戸尻側端部は、段部3334の戸尻側端部よりも障子3の戸尻側に位置して、グレーチングチャネル352の戸尻側の端部と一致する位置関係を有している。
【0044】
係止部3333は被係止部3321に係止する。段部3334は段部3322に係止する。これらの係止に加えて、木材取付アタッチメント333に形成された貫通孔をネジ334が貫通して木製框材332に螺合することにより、木材取付アタッチメント333は、木製框材332に固定されている。
【0045】
木材取付アタッチメント333は、金属框材331に対して、着脱可能に係合可能であるため、木材取付アタッチメント333が固定された木製框材332は、金属框材331に対して、着脱可能であり交換可能である。即ち、木製框材332が固定された木材取付アタッチメント333を、金属框材331から取り外して、他の木材取付アタッチメント333か、又は、金属框材331に係合する木材取付アタッチメント333の部分と同様の形状の部分を有し他の部分は木材取付アタッチメント333とは異なる形状を有する図示しない別の木材取付アタッチメントを、金属框材331に着脱可能に取り付けることが可能である。上述の他の木材取付アタッチメント333、別の木材取付アタッチメントには、木製框材332とは材質が異なる他の非金属材質、例えば、樹脂や石等により構成された室内側部材が固定されて予め用意される。これにより、必要に応じて、木材取付アタッチメント333を金属框材331に対して、着脱して交換することにより、木製の室内側部材を用いたり、樹脂製の室内側部材を用いたりすることが可能となる。このため、リフォーム等でも容易に室内側部材が交換可能となる。特に、前述の非金属材質により構成された室内側部材が、前述の他の木材取付アタッチメント333に固定されて用いられる場合には、木製框材332が固定されている木材取付アタッチメント333と、他の木材取付アタッチメント333とが共通しているため、製品の製造のための設備投資の増大や部品点数の増大によるコスト増大を抑えることが可能となる。
【0046】
図3に示すように、外召し合わせ框34の金属框材341の室内側の端部は、障子3の戸先側に向けて開口するコの字状の係合部3411を有している。係合部3411の開口の両端部は、溝状に形成されている。
【0047】
木材取付アタッチメント343は、例えば、金属製又は樹脂製であり、金属製の場合には、例えば、アルミニウム材料により構成されるが、アルミニウム材料に限定されない。木材取付アタッチメント343が、金属製又は樹脂製であるため、ガラスからなる面材35が木製の室内側面材保持部により構成される場合と比較して、室内側面材保持部としての木材取付アタッチメント343の加工精度を高くすることができ、また、木材取付アタッチメント343の経年劣化を抑えることが可能となる。この結果、ガラスからなる面材35が、外召し合わせ框34から抜けやすくなることを抑えることが可能となる。また、木材取付アタッチメント343が、樹脂製の場合には、木製框材342の室外側面が室外側から冷やされることを抑えることが可能となり断熱性の強化を図ることが可能となる。
【0048】
木材取付アタッチメント343は、図3に示すように戸尻側部3431と面材保持部3435とを有している。見込方向における戸尻側部3431の両端は、それぞれ室内側、室外側の延びており、この部分は、金属框材341の係合部3411の開口の両端部の溝状の部分に係合する。この係合により、木材取付アタッチメント343は、金属框材341に対して、着脱可能に係合可能である。また、戸尻側部3431に形成された貫通孔にネジ344が貫通して木製框材342に螺合することにより、木材取付アタッチメント343は、木製框材342に固定されている。木製框材342は板状の木材により構成されている。
【0049】
木材取付アタッチメント343は、金属框材341に対して、着脱可能に係合可能であるため、木材取付アタッチメント343が固定された木製框材342は、金属框材341に対して、着脱可能であり交換可能である。即ち、木製框材342が固定された木材取付アタッチメント343を、金属框材341から取り外して、他の木材取付アタッチメント343か、又は、金属框材341に係合する木材取付アタッチメント343の部分と同様の形状の部分を有し他の部分は木材取付アタッチメント343とは異なる形状を有する図示しない別の木材取付アタッチメントを、金属框材341に着脱可能に取り付けることが可能である。上述の他の木材取付アタッチメント343、別の木材取付アタッチメントには、木製框材342とは材質が異なる他の非金属材質、例えば、樹脂や石等により構成された室内側部材が固定されて予め用意される。これにより、必要に応じて、木材取付アタッチメント343を金属框材341に対して、着脱して交換することにより、木製の室内側部材を用いたり、樹脂製の室内側部材を用いたりすることが可能となる。このため、リフォーム等でも容易に室内側部材が交換可能となる。特に、前述の非金属材質により構成された室内側部材が、前述の他の木材取付アタッチメント343に固定されて用いられる場合には、木製框材342が固定されている木材取付アタッチメント343と、他の木材取付アタッチメント343とが共通しているため、製品の製造のための設備投資の増大や部品点数の増大によるコスト増大を抑えることが可能となる。
【0050】
図3に示すように、内召し合わせ框44の金属框材441の室外側の戸尻側端部は、室外側且つ障子4の戸先側に向けて延びる係合部4411を有している。内召し合わせ框44の金属框材441の室内側の戸尻側端部は、障子4の戸先側に向けて開口するコの字状の係合部4412を有している。
【0051】
木材取付アタッチメント443は、例えば、金属製又は樹脂製であり、金属製の場合には、例えば、アルミニウム材料により構成されるが、アルミニウム材料に限定されない。木材取付アタッチメント443が、金属製又は樹脂製であるため、ガラスからなる面材45が木製の室内側面材保持部により構成される場合と比較して、室内側面材保持部としての木材取付アタッチメント443の加工精度を高くすることができ、また、木材取付アタッチメント443の経年劣化を抑えることが可能となる。この結果、ガラスからなる面材45が、内召し合わせ框44から抜けやすくなることを抑えることが可能となる。また、木材取付アタッチメント443が、樹脂製の場合には、木製框材442の室外側面が室外側から冷やされることを抑えることが可能となり断熱性の強化を図ることが可能となる。
【0052】
木材取付アタッチメント443は、図3に示すように被係合部4431と、面材保持部4432と、被係合部4433と、段部4434と、係止部4435と、係止部4436と、を有している。
【0053】
被係合部4431は、障子4の戸先側へ延びた端部が室内側に延び、更に戸尻側へ延びるコ字形状に形成されており、係合部4411に係合する。面材保持部4432は、木材取付アタッチメント443の室内側端部において障子4の戸先側へ延びて金属框材441とともに面材45を保持する。被係合部4433は、面材保持部4432と段部4434との境界部に位置し、障子4の戸先側へ向けて開口するコの字状に形成されており、係合部4412に係合する。段部4434は、室内側へ一段突出する。係止部4435は、木材取付アタッチメント443の室外側の、障子4の戸尻側端部から更に戸尻側へ延びた端部が室内側へ延びて形成されている。係止部4436は、木材取付アタッチメント443の室内側の、障子4の戸尻側端部から更に戸尻側へ延びた端部が室外側へ延びて形成されている。
【0054】
木製框材442は、板状の木材により構成されている。木製框材442の室外側の端部は段部4434が係合可能な、段部4434と同様の形状の段部4421を有している。段部4434の貫通孔を貫通したネジ444が段部4421に螺合することにより、木製框材442は、木材取付アタッチメント443の室内側の見付面(面材保持部4432、段部4434)に固定され当該見付面を被覆する。
【0055】
木製框材445は板状の木材により構成されている。木製框材445の室外側の、障子4の戸尻側端部は、係止部4435が係止可能な、係止部4435と同様の形状の被係止部4451を有している。木製框材445の室内側の、障子4の戸尻側端部は、係止部4436が係止可能な、係止部4436と同様の形状の被係止部4452を有している。被係止部4451が係止部4435に係止され、被係止部4452が係止部4436に係止されることにより、木製框材445は、木材取付アタッチメント443の見込面に固定され当該見込面を被覆する。
【0056】
木製框材442が、木材取付アタッチメント443の室内側の見付面を被覆することにより内召し合わせ框44の見付面を被覆し、木製框材445が、木材取付アタッチメント443の見込面を被覆することにより内召し合わせ框44の見込面を被覆するため、木製框材442と木製框材445とを互いに独立した部材により構成することができる。このため、木製框材442、木製框材445を製造するための木材加工を容易とすることが可能となり、原材歩の留りを向上させることが可能となる。
【0057】
次に、本開示の第2実施形態について説明する。第2実施形態においては、縦框33A、縦框43Aの木製框材332A、木製框材432Aの構成が第1実施形態における木製框材332、木製框材432の構成とは異なる。これ以外の構成については、第1実施形態と同様のため、同一の部材については同一の符号を付して説明を省略する。
【0058】
木製框材332Aは、ネジ334Aのみにより木材取付アタッチメント333Aに固定されている。このため、木製框材332Aは、第1実施形態における木製框材332の被係止部3321を有していない。また、木材取付アタッチメント333Aは、第1実施形態における木材取付アタッチメント333の係止部3333を有していない。同様に、木製框材432Aは、ネジ434Aのみにより木材取付アタッチメント433Aに固定されている。見付方向左方向(図4における左方向)における木製框材432Aの端部は、同方向における木材取付アタッチメント433Aの端部に一致する位置関係を有している。
【0059】
次に、本開示の第3実施形態について説明する。第3実施形態においては、縦框33B、縦框43Bの木製框材332B、木製框材432Bの構成が第1実施形態における木製框材332、木製框材432の構成とは異なる。これ以外の構成については、第1実施形態又は第2実施形態と同様のため、同一の部材については同一の符号を付して説明を省略する。
【0060】
木製框材332Bは、ネジ334Bのみにより、木材取付アタッチメントを介さずに、直接金属框材331Bから室内側に突出して設けられたジョイント金具3311Bに固定されている。ジョイント金具3311Bは、金属框材331Bと一体成形されて設けられている。なお、ジョイント金具3311Bは、金属框材331Bと一体成形されて設けられていなくてもよく、この場合には、ジョイント金具と金属框材とは別体で構成されればよい。木製框材432Bは、図示しないネジのみにより木材取付アタッチメント433Aに固定されている。見付方向左方向(図5における左方向)における木製框材432Bの端部は、同方向におけるグレーチングチャネル452の端部に一致する位置関係を有している。
【0061】
次に、本開示の第4実施形態について説明する。第4実施形態においては、縦框33C、縦框43Cの木製框材332C、木製框材432Cの構成が第1実施形態における木製框材332、木製框材432の構成とは異なる。これ以外の構成については、第1実施形態~第3実施形態と同様のため、同一の部材については同一の符号を付して説明を省略する。
【0062】
木製框材332Cは、ネジ334Cのみにより、木材取付アタッチメントを介さずに、直接金属框材331Bから室内側に突出して設けられたジョイント金具3311Bに固定されている。木製框材332Cの室内側の端面には凹部3365Cが形成されており、凹部3365Cには、掘り込み部品336Cが固定されて設けられている。
【0063】
木製框材432Cは、図示しないネジのみにより木材取付アタッチメント433Aに固定されている。木製框材432Cの室内側の端面には凹部4325Cが形成されており、凹部4325Cには、掘り込み部品436Cが固定されて設けられている。見付方向左方向(図6における左方向)における木製框材432Cの端部は、同方向における木材取付アタッチメント433Aの端部に一致する位置関係を有している。
【0064】
次に、本開示の第5実施形態について説明する。第5実施形態においては、内召し合わせ框44Dの構成が第1実施形態における内召し合わせ框44の構成とは異なる。これ以外の構成については、第1実施形態~第3実施形態と同様のため、同一の部材については?同一の符号を付して説明を省略する。
【0065】
内召し合わせ框44Dは、木製框材442Dと、木製框材445Dと、木製框材446Dと、を有している。木製框材442Dは、木材取付アタッチメント447Dを介して金属框材4441Dに固定されている。木製框材445Dは、木材取付アタッチメント443Dを介して金属框材4441Dに固定されている。木製框材446Dは、木材取付アタッチメント448Dを介して金属框材4441Dに固定されている。これにより、内召し合わせ框44Dの室内側の見付面は、木製框材442Dにより被覆されている。内召し合わせ框44Dの見込面は、木製框材445D及び木製框材446Dにより被覆されている。
【0066】
木製框材442Dの見付方向左右方向の両端は、それぞれ室外側へ突出する凸部4421D、凸部4422Dを有している。木製框材445Dの見込方向室内側の端部は、凸部4451Dを有している。凸部4451Dは凸部4421Dと嵌合する。また、木製框材446Dの見込方向室内側の端部は、凸部4461Dを有している。凸部4461Dは、凸部4422Dと嵌合する。このように凸部4451Dと凸部4421Dとが嵌合し、凸部4461Dと凸部4422Dとが嵌合するため、木製框材442D、木製框材445D、木製框材446Dの寸法に、多少のバラツキが発生しても、これらの部材同士の隙間を露出しにくくすることが可能となる。また、障子開閉時に内召し合わせ框44Dを掴んで操作した場合に、木製框材442Dの見付方向左右方向へのズレの発生を防止することが可能となる。
【0067】
次に、本開示の第6実施形態について説明する。第6実施形態においては、内召し合わせ框44Eの構成が第5実施形態における内召し合わせ框44Dの構成とは異なる。これ以外の構成については、第5実施形態と同様のため、同一の部材については同一の符号を付して説明を省略する。
【0068】
木製框材442Eの見付方向左右方向の両端の、室外側の端面は、それぞれ平坦面4421E、平坦面4422Eにより構成されている。木製框材445Eの見込方向室内側の端面は、平坦面4451Eにより構成されている。平坦面4451Eは、平坦面4421Eに面で当接する。木製框材446Eの見込方向室内側の端面は、平坦面4461Eにより構成されている。平坦面4461Eは、平坦面4422Eに面で当接する。このような面で当接するように、木製框材442E、木製框材445E、木製框材446Eの端面を平坦にすることで、これらの木部材の加工を容易とすることができる。
【0069】
次に、本開示の第7施形態について説明する。第7実施形態においては、上框31F、41Fの木製框材312F、412F、下框32F、42Fの木製框材322F、422Fの構成が、第1実施形態における上框31、41の木製框材312、412、下框32、42の木製框材322、422の構成とは異なる。これ以外の構成については、第1実施形態と同様のため、同一の部材については同一の符号を付して説明を省略する。
【0070】
上框31Fと上框41Fとは同一の構成である。このため、上框31Fについて説明し、上框41Fについては説明を省略する。また、下框32Fと下框42Fとは、同一の構成である。このため、下框32Fについて説明し、下框42Fについては説明を省略する。
【0071】
木製框材312Fは、ネジ314Fのみにより木材取付アタッチメント313Fに固定されている。このため、木製框材312Fは、第1実施形態における木製框材312の被係止部3121を有していない。また、木材取付アタッチメント313Fは、第1実施形態における木材取付アタッチメント313の係止部3133を有していない。上下方向における木製框材312Fの下端部は、面材35の上端部に配置されたグレーチングチャネル352の下端部に一致する位置関係を有している。これにより、グレーチングチャネル352を木製框材312Fが覆うことで、意匠性を高めることが可能となる。
【0072】
同様に、木製框材322Fは、ネジ324Fのみにより木材取付アタッチメント323Fに固定されている。このため、木製框材322Fは、第1実施形態における木製框材322の被係止部3221を有していない。また、木材取付アタッチメント323Fは、第1実施形態における木材取付アタッチメント323の係止部3233を有していない。上下方向における木製框材322Fの上端部は、面材35の下端部に配置されたグレーチングチャネル352の上端部に一致する位置関係を有している。これにより、グレーチングチャネル352を木製框材322Fが覆うことで、意匠性を高めることが可能となる。
【0073】
以上、本開示の好ましい一実施形態について説明したが、本開示は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、室外側部材は、金属框材311,321,331,341、411,421,431,441により構成され、室内側部材は、木製框材312、322、332,342、412,422,432,442、445により構成されたが、この構成に限定されない。例えば、障子に代えて枠が、室外側部材と、室内側部材と、室外側部材に係合するアタッチメントとにより構成されていてもよい。この場合、室外側部材を金属製とし、室内側部材を非金属材質製とし、アタッチメントを金属製又は樹脂製とすればよい。
また、木製框材の木材取付アタッチメントへの固定は、両面テープや接着剤を用いて行ってもよい。
また、室内側部材が樹脂により構成される場合には、木材取付アタッチメントを樹脂製として、室内側部材と一体成形して構成してもよい。
【符号の説明】
【0074】
1 引き違い窓(建具)、2 枠体、3 外障子(障子)、4 内障子(障子)、35、45 面材、44 内召し合わせ框(縦部材)、311,321,331,341 金属框材(外側部材)、312、322、332,342 木製框材(室内部材、一の室内部材)、313、323、333,343 木材取付アタッチメント(室内側面材保持部)、442、442D、443、445D、445E、446D、446E 木製框材(室内部材、一の室内部材)、3111、3112 係合部、3114 下側延出部(室外側面材保持部)、4421D、4422D、4451D、4461D 凸部
図1
図2
図3
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図5
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図7
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図9