IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 小西 條永の特許一覧

<>
  • 特開-走行玩具 図1
  • 特開-走行玩具 図2
  • 特開-走行玩具 図3
  • 特開-走行玩具 図4
  • 特開-走行玩具 図5
  • 特開-走行玩具 図6
  • 特開-走行玩具 図7
  • 特開-走行玩具 図8
  • 特開-走行玩具 図9
  • 特開-走行玩具 図10
  • 特開-走行玩具 図11
  • 特開-走行玩具 図12
  • 特開-走行玩具 図13
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023177361
(43)【公開日】2023-12-13
(54)【発明の名称】走行玩具
(51)【国際特許分類】
   A63H 17/00 20060101AFI20231206BHJP
   A63H 7/00 20060101ALI20231206BHJP
   A63H 11/02 20060101ALI20231206BHJP
   A63H 18/02 20060101ALI20231206BHJP
【FI】
A63H17/00 E
A63H7/00 A
A63H11/02
A63H18/02 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023150740
(22)【出願日】2023-09-19
(62)【分割の表示】P 2022089655の分割
【原出願日】2022-06-01
(71)【出願人】
【識別番号】596113650
【氏名又は名称】小西 條永
(74)【代理人】
【識別番号】110002022
【氏名又は名称】弁理士法人コスモ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小西 條永
【テーマコード(参考)】
2C150
【Fターム(参考)】
2C150AA05
2C150BB01
2C150CA08
2C150DA06
2C150EA02
2C150EB05
(57)【要約】
【課題】 トレーの上で走行させ、単純な操作であっても飽きることなく長時間楽しく遊び続けることができる走行玩具及び走行玩具用の走行路トレーを提供する。
【解決手段】 玩具本体部110の前方部分に1個又は数個の鋼球140を内蔵し、前記鋼球140は当該玩具本体部110の底部から下方に一部を突出させて当該走行玩具100を載置する走路面と接触可能とされ、且つ、回転自在に前記玩具本体部110に収納されており、前記走行玩具100は前記玩具本体部110の後方部分に1点又は2点とされる固定状態の接地部131を有して走行面とする平板面上に載置される走行玩具100、及び、トレーの左右両側に把持部を備えると共に、走行玩具100の幅よりも広い幅の走路部を備えた走行玩具用の走行路トレーとする。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗り物の形状を模して形成される玩具本体部を備える走行玩具であって、
前記玩具本体部の前方部分に回転自在に内蔵される鋼球と、
前記玩具本体部に設けられ、前記鋼球に接触可能な球体固定部と、
前記玩具本体部の底部から下方に前記鋼球の一部を突出させるよう前記鋼球よりも小径に形成される開口部と、
前記玩具本体部の後方部分に設けられ、前記走路面に接地する固定状態の接地部と、
を有し、
前記鋼球は、前記走行玩具の走路面への接地時に、前記開口部から離間しつつ前記球体固定部に接触した状態で前記開口部から下方に突出して前記走路面に接地する、走行玩具。
【請求項2】
前記走路面への接地時には、前記玩具本体部の前記底部と前記走路面とが平行な状態では前記鋼球と前記接地部のみが接地する、請求項1に記載の走行玩具。
【請求項3】
前記玩具本体部は、本体カバーと、底板と、を含み、
前記球体固定部は、前記本体カバーに設けられ、
前記開口部は、前記底板に設けられる、請求項1又は請求項2に記載の走行玩具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼球を用いた走行玩具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
今日、鋼球を用いて車輪の代用とすることにより、安定した走行であって、面白味のある走行を行わせるようにした種々の走行玩具が提案され、また、提供されている。
【0003】
例えば、走行玩具として自動車の車体形状を模した玩具であって、4輪を球体として車体の前後左右に回転自在に嵌着し、車体の下方及び側方から車輪とした鋼球の一部を突出させるもの(特許文献1)がある。
【0004】
この玩具では、自動車の4輪に相当するように回転自在に取り付けた4個の鋼球によって、玩具を押し出すことにより惰性で走行させることができ、鋼球を車体の側方に突出させているため、湾曲した案内壁等に沿って玩具の走行方向を変更させることもでき、楽しく遊ぶことができる。
【0005】
また、回転自在な前輪と駆動輪とする後輪とを備える自動車を模した形状とし、前後左右4輪の各車輪の中央外方に回転可能に球体を取り付けることにより、駆動輪とした後輪によって走行させるに際し、片側の前輪及び後輪の周縁部と各車輪中央外方に取り付けた球体とによって反対片側の前輪及び後輪を持ち上げた片輪走行を可能とし、更に車体の後部に回転可能に球体を取り付けることにより、後輪と車体後方の球体とによって前輪を持ち上げたウィリー走行を可能とし、種々の走行状態で走行させて楽しく遊ぶことができるようにしたもの(特許文献2)もある。
【0006】
更に、磁性材料のボールベアリング1個を従動前輪とし、後輪2輪を駆動輪として3輪で走行する玩具自動車の車体底部に磁石を取り付け、この玩具自動車の走行路として、軟質合成樹脂等を用いた帯状の軌道とする走行路であって、この走行路の表面には凹溝等の中央線を形成し、この中央線に沿って玩具自動車の底部に設けた磁石を吸引する極性とした可撓性磁石を埋設した走行路とすることにより、走行路を捻る又はループ状として、玩具自動車を走行路に沿って走行させる際、玩具自動車に宙返り走行等を行わせることを可能とするもの(特許文献3)もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】実開昭57-13094号公報
【特許文献2】実開昭57-200284号公報
【特許文献3】実開昭61-196795号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
多くの走行玩具は、平坦な場所や規定されたコースの走行、又は固定された斜面を下る様に走行させて遊ぶことができるものであるも、手軽に遊ぶことのできる玩具では走行操作が単純となり、又、走行玩具の動きの変化が少なく、長く遊び続けていると遊び飽きることがあった。
【0009】
本発明は、トレーの上で走行させ、単純な操作であっても飽きることなく長時間楽しく遊び続けることができる走行玩具、及び、走行玩具用の走行路トレーを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る走行玩具は、玩具本体部の前方部分に1個又は数個の鋼球を内蔵し、前記鋼球は当該玩具本体部の底部から下方に一部を突出させて当該走行玩具を載置する走路面と接触可能とされ、且つ、回転自在に前記玩具本体部に収納されており、前記走行玩具は前記玩具本体部の後方部分に1点又は2点とされる固定状態の接地部を有して走行面とする平板面上に載置されるものである。
【0011】
そして、本発明に係る走行玩具は、前記接地部は、前記玩具本体部における後方部分の左右両端部において前記玩具本体部から下方に突出する固定部分の下端に形成されることがある。
【0012】
そして、前記玩具本体部は、四輪自動車の形状を模して形成され、前記接地部は左右の後輪部の下端に形成されることがある。
【0013】
また、前記玩具本体部は、四輪自動車の形状を模して形成され、前記接地部は前記玩具本体部における後方部分において当該玩具本体部から下方に突出する突出部の下端に1点として形成されることがある。
【0014】
更に、前記鋼球が前記玩具本体部の前方部分を支持し、後方部分の前記接地部と前記鋼球とにより当該走行玩具を走路面とされる平板面上に載置可能とすることがある。
【0015】
また、本発明に係る走行玩具は、前記鋼球を1個とし、且つ、前記接地部も1点として形成し、該接地部は左右方向に所定の幅を有する平坦部として形成されることがある。
【0016】
更に、本発明に係る走行玩具は、前記鋼球を1個とし、且つ、前記接地部も1点として形成されると共に、該接地部の左右両側に湾曲部を備えることがある。
【0017】
そして、前記玩具本体部は、二輪車の形状を模して形成され、前記鋼球は前輪部に取付けられ、前記接地部は後輪部の下端に形成されると共に、前記玩具本体部はその内部下方に重錘を備えることがある。
【0018】
更に、前記重錘は前記後輪部の内部に固定されることがある。
【0019】
また、本発明に係る走行路トレーは、円形平板状のトレーであって、当該トレーの左右両側に把持部を備えると共に、当該トレーの上面に、玩具本体部が四輪自動車の形状を模して形成された走行玩具の幅よりも広い幅の走路部を備える走行玩具用の走行路トレーとするものである。
【0020】
更に、本発明に係る走行路トレーは、平板状のトレーの左右両側に棒状に突出する把持部を備えると共に、当該トレーの上面に、玩具本体部が二輪車の形状を模して形成された走行玩具の幅よりも広い幅の走路部を備える走行玩具用の走行路トレーとするものである。
【0021】
そして、平板状のトレーの上面に走行玩具の幅よりも広い幅の走路部を備え、当該トレーの下面中央に、下面を球面形状とする支持部を有する走行玩具用の走行路トレーとすることもある。
【0022】
また、前記走路部が環状に連続した形状として形成される走行玩具用の走行路トレーとすることがある。
【発明の効果】
【0023】
本発明に係る走行玩具は、玩具本体部の前方部分に1個又は数個の鋼球を内蔵し、当該鋼球は玩具本体部の下面から一部を下方に突出させて回転自在とされるものであって、玩具本体部の後方部分を支持する接地部は固定状態であるから、傾斜した板面上に走行玩具を載置したとき、鋼球も板面上に載置され、鋼球が傾斜面に沿って容易に下方へ転動することによって移動しようとし、走行玩具の前方を傾斜面の下方へ移動させて固定状態の接地部を引きずるように前進移動することを可能とし、板面の傾斜方向を変化させたとき、常に玩具の前方を傾斜面の下方へ向けるようにして前方へ移動させることができ、板面の傾斜を操作することにより走行玩具の走行方向等を制御し、トレー等の平板状体に乗せて楽しく遊ぶことのできる走行玩具とすることができる。
【0024】
そして、この走行玩具として、玩具本体部における後方の左右両端に接地部を形成するように設ける場合、後方左右の接地部により、走行玩具を安定させた状態で傾斜させた板面上を走行させるようにして遊ぶことができる。
【0025】
そして、玩具本体部が四輪自動車の形状を模して形成され、車の車輪の形状とされた後輪の下端に接地部が形成される場合、自動車を板面上で走行させるようにして楽しく遊ぶことができる。
【0026】
また、走行玩具の後方部分を支持する接地部を1点とする場合、鋼球により前方部分を傾斜面の下方に向ける際、1点とされた接地部を回頭中心とするようにして素早く前方を傾斜方向に合わせるように回頭し、走行玩具の方向変換を確実に行わせることができる。
【0027】
更に、走行玩具の前方部分に収納する鋼球により走行玩具の前方部分を支持するようにすれば、鋼球の傾斜方向に沿った転動により走行玩具の前方部分を移動させ、走行玩具の方向変換を確実として回頭性をより高めることができる。
【0028】
また、玩具本体部の前方部分を支持する鋼球を1個とし、後方部分を支持する接地部を1点とする場合であっても、該接地部を左右方向に所定の幅を有する平坦部として形成することにより、当該接地部が左右方向に所定の幅を有する平坦部である為、走行玩具を板面上に安定させて載置することができる。
【0029】
更に、本発明に係る走行玩具が、前方部分を支持する鋼球を1個とし、且つ、後方部分を支持する接地部を1点として形成すると共に、該接地部の左右両側に湾曲部を設けた場合、湾曲部の曲率中心を走行玩具の重心よりも高い位置とすることにより、湾曲面が走行面と接するときに重心を高い位置に移動させることとなり、走行玩具が傾いたとき、所定の接地部を接地させるようにする復元力が生じ、走行玩具を板面上で所定の姿勢とさせるように安定させて載置することができる。
【0030】
そして、玩具本体部を二輪車の形状を模して形成し、鋼球は前輪部に取付けられ、後輪部の下端を接地部とし、玩具本体部の内部下方に重錘を設ける場合、重錘により重心を低くして走行玩具を安定させることができ、二輪車を板面上で走行させるようにして楽しく遊ぶことができる。
【0031】
更に、重錘を後輪部の内部に固定する場合は、接地部の直近上方に重錘を位置させることにより、走行玩具の重心位置を低い位置に位置させて走行玩具をより安定させることができる。
【0032】
また、本発明に係る走行路トレーとして、円形平板状のトレーであって、当該トレーの左右両側に把持部を備えると共に、当該トレーの上面に、玩具本体部が四輪自動車の形状を模して形成された走行玩具の幅よりも広い幅の走路部を備える走行玩具用の走行路トレーとすることにより、走路部に沿って走行玩具を走行させて楽しく遊ぶことができると共に、トレーの傾斜操作を自動車のハンドルを握っている感覚を連想して楽しく遊ぶことができる。
【0033】
更に、本発明に係る走行路トレーとして、平板状のトレーの左右両側に棒状に突出する把持部を備えると共に、当該トレーの上面に、玩具本体部が二輪車の形状を模して形成された走行玩具の幅よりも広い幅の走路部を備える走行玩具用の走行路トレーとすることにより、走路部に沿って走行玩具を走行させて楽しく遊ぶことができると共に、トレーの傾斜操作を二輪車のハンドルを握っている感覚を連想して楽しく遊ぶことができる。
【0034】
そして、平板状のトレーの上面に、走行玩具の幅よりも広い幅の走路部を備え、当該トレーの下面中央に下面を球面形状とする支持部を有するトレーは、支持部により当該トレーを支持するとき、支持部の下面が球面形状である為、当該トレーを容易に揺らすことができ、トレーの上面を前後左右に容易に傾斜させることができる。
【0035】
また、前記走路部が環状に連続した形状として形成された走行玩具用の走行路トレーとする場合、走路部に沿って走行玩具を移動させつつ、走行玩具をコースに沿って周回させるようにして、連続して長時間楽しく遊ぶことができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
図1】本発明に係る走行玩具の実施形態の一例における外観を示す前方上方から見た斜視図。
図2】本発明に係る走行玩具の実施形態の一例における外観を示す前方下方から見た斜視図。
図3】本発明に係る走行玩具の実施形態の一例における垂直断面側面図であって、鋼球が上方に上がっている状態を示す図。
図4】本発明に係る走行玩具の実施形態の一例における垂直断面側面図であって、鋼球が下方に下がっている状態を示す図。
図5】本発明に係る走行玩具の第2の実施形態における後方下方から見た外観斜視図。
図6】本発明に係る走行玩具の第3の実施形態における外観を示す側面図。
図7】本発明に係る走行玩具の第4の実施形態における本体カバー部を取り外した状態を示す前方上方から見た斜視図。
図8】本発明に係る走行玩具の第5の実施形態における外観を示す前方上方から見た斜視図。
図9】本発明に係る走行玩具の第5の実施形態における外観を示す下方から見た斜視図。
図10】本発明に係る走行玩具の第5の実施形態における外観を示す後方図。
図11】本発明に係る走行玩具の第5の実施形態における垂直断面側面図。
図12】本発明に係る走行玩具用走行路トレーの一例を示す上面斜視図。
図13】本発明に係る走行玩具用走行路トレーの他の例を示す上面斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0037】
本発明に係る走行玩具の第1の実施の形態は、図1に示す様に、玩具本体部110を四輪自動車の形状に形成した合成樹脂製の走行玩具100とするものである。
【0038】
尚、この走行玩具100における4個の車輪は、自動車の車輪の如く回転するものとはせず、車輪の形状を単純に模しているものであり、走行玩具100としては、幅3cm、長さ5cm程度の大きさとしている。
【0039】
また、自動車を模した走行玩具100において、一般的な自動車の前方を走行玩具100の前方、一般的な自動車の後方を走行玩具100の後方とし、前方を向いて右側を右、左側を左として説明する。
【0040】
そして、図2に示す様に、この走行玩具100の下面前方中央には、直径8mm乃至15mm程度のスチール製の球体である鋼球140を備えるものであり、平板状の底板113の周囲に立ち上げられた周壁115を備える本体基部111を有し、図2及び図3に示す様に、本体基部111に自動車の外観を模した本体カバー部127を取り付けているものであって、底板113の前方部中央に鋼球140の直径よりも小さな直径とした円形の開口部117を設け、鋼球140の一部が底板113の下方に突出するようにしているものである。
【0041】
そして本体カバー部127の前方であるボンネット部分の内側には球体固定部145を形成し、鋼球140が開口部117から外れないようにするものとし、図4に示す様に、鋼球140を開口部117に落し込んだとき、鋼球140の下端が前輪部121の下端よりも下方に位置させることにより、当該走行玩具100を平板状体の上に載置したとき、鋼球140が開口部117内に位置しつつ鋼球140自体も平板状体の上に載置することができるようにしているものである。
【0042】
尚、前輪部121は、本体基部111と一体成型により製造する場合や、前輪部121として形成した部材を本体基部111に固定するように取り付ける場合がある。
【0043】
更に、後輪部123は、本体基部111の後方左右両端に本体基部111と一体に成形する、又は本体基部111に固定するように取り付けるものであり、後輪部123も本体基部111の下面よりも下方に後輪部123の下端を突出させて回転することなく後輪部123の下端部分を接地部131としているものである。
【0044】
従って、この走行玩具100を平坦面に載置したとき、前方部分に内蔵する鋼球140を平坦面の上に載置した状態で、本体基部111に固定している左右の前輪部121と後輪部123の4点で走行玩具100を平坦面上に安定的に載置することができる。
【0045】
この様に、本実施の形態とした走行玩具100は、回転しない後輪部123の下端を接地部131として2個の接地部131を有し、玩具本体部110の前方部分に収納した鋼球140を走行玩具100の載置面に乗せて鋼球140を回転自在として収納しているものである。
【0046】
従って、走行玩具100の玩具本体部110における前方部分に鋼球140を回転自在に収納しているため、当該走行玩具100をトレー170等の平板状体の上に載置し、平板状体であるトレー170を傾けると、鋼球140は傾斜面上を転動して下方へ移動しようとし、玩具本体部110の前方を傾斜した板状体の上面上で傾斜下方へ移動させる動きをさせることができるものである。
【0047】
即ち、走行玩具100の玩具本体部110は樹脂等により成形されており、走行玩具100の前方部分に収納した樹脂よりも比重が極めて大きなスチール製の鋼球140が傾斜面を下る様に転動し、後輪部123の下端に形成される固定状態とされた接地部131をトレー170等の上面に接触させている為、鋼球140の移動抵抗に比較して接地部131等は接触抵抗が大きく、走行玩具100は前方を傾斜面の傾斜下方に移動させるものである。
【0048】
この様に、トレー170等の平坦面に当該走行玩具100を載置して平坦面を僅かに傾けると、走行玩具100は前輪部121を平坦面上でずらすようにしてその前方を傾斜面の下方方向に移動させるように回頭するように向きを変え、走行玩具100の前方を傾斜面の下方に向けるようにしながら、後方部分に形成された接地部131の下端を引きずるようにして走行玩具100が傾斜面の下方に向かう様に移動させ、走行玩具100を傾斜面の下方に向けて前進させるように移動させることができるものである。
【0049】
そして、傾斜方向を変化させたとき、走行玩具100は、走行玩具100の前方を傾斜面の下方に向けるように方向を変化させつつ傾斜面を下るように前進移動をする走行を行うこととなり、単純な操作であっても走行玩具100を思った方向に移動させ、飽きることなく遊ぶことができることになる。
【0050】
尚、トレー170等の平坦面を水平に戻したときは、後方部分に設けた接地部131及び前輪部121の下端等の抵抗により、走行玩具100を停止させ、停止状態を維持させることができる。
【0051】
従って、トレー170等の平板状体の上に当該走行玩具100を載置し、トレー170等を僅かに傾けることにより、走行玩具100を常に前進させるようにして傾斜面に沿って傾斜面の下方に走行させることができ、トレー170の傾斜を操作することにより、単純な操作であってもトレー170上で走行玩具100を任意の方向に走行させ、長く楽しく遊ぶことができるものである。
【0052】
そして、走行玩具100を幅3cm、長さ5cm程度の大きさとしている為、種々の四輪自動車の形状を模したミニチュアカーとして形成することができ、縦横数十cm程度の両手で保持して容易に傾斜操作が可能な平板状のトレー170等に載せて種々の方向に走行させるようにして、手軽に遊ぶことができるものである。
【0053】
尚、走行玩具100は、全体を樹脂により製造する場合に限ることなく、木材又はプレス加工した板金等の金属などを用いて形成製造することもある。
【0054】
更に、四輪自動車の形状を模した走行玩具100であっても、図5に示す様に、左右の前輪部121の中間に鋼球140を配置すると共に、左右の後輪部123の中間に柱状の突出部135を本体基部111の下面から下方へ突設して接地部131を1点として形成することもある。
【0055】
この実施の形態では、柱状体である突出部135の下端を後輪部123の下端よりも僅かに下方に位置させて柱状の突出部135により車体の後方を支えるものである。
【0056】
この様に、固定部分としての突出部135を柱状とし、左右に所要の幅を有する接地部131を形成することにより、突出部135と左右の前輪部121とにより安定した支持を行うことができ、後方部分を1点の接地部131で支持することにより、走行玩具100を載置する板状体の傾斜方向を変えたとき、1点の接地部131を旋回中心とするようにして前輪部121を走行面上でずらし、走行玩具100の前方を容易に且つ確実に傾斜下方に向けることができる。
【0057】
そして、突出部135下端の接地部131が1点である為に走行玩具100の安定性が不安定になることがあっても、突出部135の左右に配置された後輪部123の下端が接地部131よりも僅かに高い位置に配置されているため、走行玩具100が右又は左に傾いたとき、右又は左の後輪部123が走行面に接して走行玩具100が転倒することを防止することができ、左右の後輪部123を補助転倒防止部として、走行玩具100を転倒させることなく走行玩具100に走行を行わせて楽しく遊ぶことができる。
【0058】
尚、車両重量が軽く、鋼球140の転動による牽引力に対して接地部131や前輪部121の摩擦抵抗による走行玩具100の移動抵抗が小さく、走行玩具100の走行制御が困難となるとき、玩具本体部110とした車体の内部に重錘を組み込み、接地部131等に加わる荷重を増加させて走行玩具100の移動に制動を加え、走行玩具100に重厚な動きをさせるようにすることもある。
【0059】
更に、四輪自動車の形状を模した走行玩具100の前方部分に鋼球140を収納するに際し、前述の様に該鋼球140の下端を左右の前輪部121の下端よりも上方や下方に移動可能として回転自在に収納することにより、鋼球140を走路面に載置可能とする場合に限ることなく、鋼球140の上端等を球体固定部145に接触させた状態で、図6に示す様に、鋼球140の下端を左右の前輪部121の下端よりも常に下方に突出させて回転自在に収納することもある。
【0060】
この場合は、走行玩具100を走路面に載置したとき、前輪部121を走行面から僅かに浮かせて鋼球140により走行玩具100の前方部分を支持することになる。この様に、走行玩具100の前輪部121を浮かせることにより、走行玩具100の回頭性をより高めることができる。そして、前輪部121の下端が鋼球140の下端よりも僅かに高い位置とされているため、前輪部121を補助転倒防止部として、走行玩具100を転倒させることなく走行玩具100に走行させることができるものである。
【0061】
また、鋼球140の下端と前輪部121の下端とを略同一の高さとし、走行玩具100の前方部分を鋼球140で支持しつつ、前輪部121の下端を走行面に接触させ、走行玩具100の前方部分に走行玩具100の走行移動に対する僅かな制動を加えることもある。
【0062】
そして、前方部分に収納する鋼球140は1個に限ることなく、図7に示す様に、開口部117を長円形として2個の鋼球140を開口部117に配置することもあり、鋼球140を2個とすることにより、直径の小さな鋼球140を使用することによってボンネットを低くした四輪自動車の形状とすることができる。
【0063】
また、球体固定部145も、本体カバー部127の内側に形成する場合に限ることなく、図7に示した様に、本体基部111にビス146等により取り付けて鋼球140が開口部117の位置から外れないようにすることもある。
【0064】
更に、開口部117を1個の円形又は長円形として1個又は2個の鋼球140を走行玩具100の前方部分に収納する場合に限ることなく、本体基部111の前方に円形の開口部117を2個乃至4個程度設け、各開口部117に各々1個の鋼球140を挿入することにより、2個乃至4個とする複数個の鋼球140を走行玩具100の前方部分に内蔵させることもある。
【0065】
また、走行玩具100としては、四輪自動車の形状を模した走行玩具100とする場合に限ることなく、図8に示す様に、二輪車であるバイク形状とすることもある。
【0066】
この場合、回転しない前輪部121と後輪部123及び車体を模して形成した車体部151とライダーを模した人形部155とを樹脂等により成形し、人形部155の手部156は車体部151のハンドル部分に位置させ、人形部155の腹部158を車体部151の上面に合わせるようにしているものである。
【0067】
更に、図9に示す様に、車体部151前方の前輪部121の下端に直径5mm乃至10mm程度とする鋼球140の1個を回転自在に収納するものであり、この鋼球140は、開口部117の内部で上下移動可能とされて走路面に鋼球140が載置可能とされる場合や、常に鋼球140の下端を開口部117のから突出させて鋼球140により前輪部121即ち車体部151の前方部分を支持して走行玩具100を走路面に載置するようにするものである。
【0068】
そして、車体部151後方の後輪部123は、車輪の形状を模して形成しつつ平坦な平面とする接地部131を形成し、図10に示す様に、接地部131の左右両側に湾曲部133を設ける形状とし、図11に示す様に、後輪部123の内部下方に重錘153を内装しているものである。
【0069】
また、この走行玩具100では、図11に示した様に、後輪部123の内部のみでなく、車体部151の内部下方にも重錘153を内装させており、これらの重錘153は、鉄や鉛の板状体や塊状体、鋼球又は鉄や鉛の球体等を用いて走行玩具100の重心を低くしているものであり、玩具本体部110の車体部151内にも重錘153を内装することにより、後輪部123の下端である接地部131よりも、走行玩具100の重心を前方に位置させているものである。
【0070】
この様に、接地部131として左右に所定幅を有する平坦な平面を有する平坦部を形成しており、平坦部の平面を延長した平面が鋼球140の下端に接する接面、又は前輪部121の下端に設ける開口部117の面と同一平面とする接面、を形成するようにすることにより、接地部131を1点とする場合でも、鋼球140の下端又は開口部117の平面による前方支持と後輪部123の平坦部とした接地部131とにより、当該走行玩具100を板面上に安定した状態として載置することができる。
【0071】
そして、重錘153を車体部151に内蔵することにより、走行玩具100の重心を低くし、二輪形状とした走行玩具100を、前輪部121の鋼球140又は開口部117と後輪部123の接地部131との2点で支持する場合であっても、より安定した状態で平坦面に載置することができるようにしているものである。
【0072】
尚、重錘153は、後輪部123の内部と車体部151の内部とに設ける場合に限ることなく、後輪部123の内部のみとする場合、車体部151の内部のみとする場合、車体部151の内部に複数個設ける場合、等がある。
【0073】
尤も、後輪部123の内部に重錘153を設ける場合、平坦部により形成した接地部131の直上近くに重心を寄せて走行玩具100の安定性を高めることができ、車体部151の胴体下方等に重錘153を設ける場合は、重心を接地部131よりも確実に前方に位置させ、鋼球140の下端を開口部117よりも下方へ常に突出させる走行玩具100では、回頭性を高めることができるものである。
【0074】
そして、後輪部123の接地部131の両側に湾曲部133を設け、湾曲部133の曲率中心よりも走行玩具100の重心を低くすることにより、走行玩具100を載置する平面に対して走行玩具100が傾いた場合、接地部131の側方に設けた湾曲部133を載置平面と接触させることによって走行玩具100の傾斜角が大きくなると重心位置が高くなるために復元力を生じさせると共に、走行玩具100の重心が平坦な接地部131の上方から外れても、載置平面と湾曲部133との接触部分から重心が外れて転倒する可能性を低くし、走行玩具100を載置した平面を傾斜させた場合等の安定性を高くして、走行玩具100の前方を傾斜した方向に向けるように移動させることができる。
【0075】
尚、接地部131の両側に湾曲部133を設けることなく、接地部131の左右方向幅を多少広くして安定性を高めることもある。
【0076】
更に、鋼球140を1個とし、接地部131を1点とする場合、接地部131として平坦部を形成することにより左右に所定幅を有する接地部131とする場合に限ることなく、後方支持部135の下端を左右対称とした湾曲形状のみにより形成し、湾曲部分の一部を接地部131として左右の幅を殆ど有しない接地部131を形成することもある。
【0077】
この場合は、湾曲部133の曲率中心よりも走行玩具100の重心を低くすることにより、走行玩具100が傾いたとき、復元力により重心が最も低くなる位置をトレー170の上面に接触させるように湾曲形状とした部分の内の一部である接地部131を常にトレー170の上面に接触させるようにし、当該接地部131の左右に形成された湾曲部133がトレー170の上面に接触するときには、復元力によって左右に幅を有しない接地部131をトレー170の上面に接触させる状態を基本姿勢として、走行玩具100を左右に揺らしながら走行させることができるものである。
【0078】
そして、人形部155におけるライダーの足部157の下端を、鋼球140又は開口部117の下端や後輪部123の下端近くの高さとして、補助転倒防止部として利用することもある。
【0079】
尚、走行玩具100に組み込む重錘153は、接地部131が1点の走行玩具100の後部下方に設けて走行玩具100を安定させる場合のみでなく、接地部131を走行玩具100の後方左右両側に各々1点として形成する場合においても、玩具本体部110内に重錘153を設け、走行玩具100の重心を接地部131よりも確実に前方として、トレー170を傾斜させたとき、接地部131を引きずりつつ前方部分を傾斜面の下方へ向けるように回頭させ、走行玩具100の前端前方が素早く傾斜面の下方へ移動して走行玩具100の向きを円滑に変えるようにすることもある。
【0080】
そして、このような走行玩具100を走行させるトレー170としては、図12図13に示す様に、直径又は左右の横幅が30cm乃至40cm程度の円形や方形の板状体としてその上面に走路部179を設けると共に、トレー170の左右両側に把持部175を形成し、両手でトレー170を持つことによりトレー170の水平操作を行えるようにするものである。
【0081】
この走路部179は、厚紙や布によりサーキットコースを模して切り抜いた形状の走行路部材を板状本体部171の上面に張付けて走路部179を形成する場合(図12図13参照)や、トレー170の板状本体部171の上面にサーキットコースの模様を描くことにより形成した走路部179とする場合、溝を板状本体部171の上面に形成することにより板状本体部171の表面よりも僅かに低くして形成した走路部179とする場合、走路部179とする部分の両側において板状本体部171の上面よりも僅かに高くする線状のガード部を形成して走路部179を形成する場合、等がある。
【0082】
そして、走路部179は、サーキットコースを模して形成する場合に限ることなく、スタート地点とゴール地点とを結ぶ曲線コースとすることもある。尤も、走路部179をサーキットコースの様に屈曲させつつ環状として連続した形状に形成することによって、走行玩具100を走路部179に沿って周回させる様に連続走行をさせて長時間連続して遊ぶことができる。
【0083】
また、図12に示した円形のトレー170は、少なくとも左右両側において、トレー170の周縁に沿った長穴形状の透孔173を設けることにより、透孔173に指を挿入してトレー170の端部を握ることができるようにした把持部175を形成して、自動車のハンドルを連想させるようにしているものである。
【0084】
尚、トレー170の周縁に沿った長穴形状の透孔173は、トレー170の左右両側や周縁下方等に手の平を挿入できる程度の幅として板状本体部171の周囲に複数個形成する場合に限るものでなく、板状本体部171の周囲の殆どの部分を透孔173として、板状本体部171の周囲と板状本体部171の中央部分とを複数個所で接続した構造とし、中央部分に走路部179を設けるようにして、トレー170の略全周に把持部175を形成することもある。
【0085】
この様に、円形のトレー170において、四輪自動車を模した走行玩具100の幅よりも広い幅の走路部179を設けると共に、少なくとも左右両側に把持部175を形成したトレー170は、自動車を模した走行玩具100をトレー170の上で走行させることにより、自動車を運転しているような気分で楽しく遊ぶことができる。
【0086】
そして、図13に示した方形のトレー170は、左右両側から棒状に突出する把持部175を形成するものであり、二輪車のハンドルを握る感覚でトレー170の傾斜操作を行えるようにしているものである。
【0087】
従って、方形のトレー170では、走路部179の幅として二輪車を模した走行玩具100の幅よりも広い幅の走路部179とすると共に、トレー170の左右両側に棒状の把持部175設けることにより、バイクのハンドルを握る感覚でトレー170の傾斜操作を行い、バイクを模した走行玩具100をトレー170の上で走行させることにより、バイクを運転しているような気分で楽しく遊ぶことができる。
【0088】
尚、棒状に左右へ突出する把持部175を設けるトレー170は、方形に限ることなく、円形や楕円形とすることもあり、更に、このような走行玩具用のトレー170としては、左右両側に特に把持部175を形成したトレー170に限ることなく、平板状であれば、走行玩具100を載置して遊ぶことができるものである。
【0089】
更に、走行玩具100を幅10cm、長さ17cm程度の大きさとし、トレー170としては縦横2m乃至3m程度の大きさとし、該トレー170の上面にスタート地点とゴール地点とを結ぶ曲線コース又はサーキットコース模した環状のコースとする走路部179を設けた大型のトレー170とすることもある。
【0090】
この場合は、当該トレー170の周囲を手で持ち上げるようにして複数の人数で支持し、複数人で協力して当該トレー170を傾斜させ、又は水平に維持し、走行玩具100を走路部179に沿って走行させたり停止させたりするものである。
【0091】
また、トレー170としては縦横1m乃至2m程度の大きさとし、該トレー170の上面にスタート地点とゴール地点とを結ぶ曲線コース又はサーキットコース模した環状のコースとする走路部179を設け、該トレー170の下面中央には、下面を球面形状とする支持部を設けることもある。
【0092】
この場合は、下面を球面形状とした支持部により大型のトレー170を床面等に載置することができる為、当該大型のトレー170を床などに載置して容易に揺らすことができ、1人又は数人でトレー170の周辺を把持してトレー170を揺らせることによりトレー170の上面を前後左右に傾斜させ、又は水平に維持し、走行玩具100を走路部179に沿って走行させ又は停止させて楽しく遊ぶことができる。
【0093】
そして、図面に示した走行玩具100の外観は、四輪自動車又は二輪車の形状としているも、バイクや四輪自動車の形状に限るものでなく、他の乗り物の形状を模して成形製造することもあり、動物の外観を模して成形製造することもある。
【0094】
そして、各種の乗り物の形状を模して形成する走行玩具100とする場合、車輪を側方に有するものでは胴体の左右に車輪を形成し、鋼球140を走行玩具100の前方部分に組み込み、回転しない車輪であって胴体等の後方に設ける車輪の下端を接地部131とし、又は後方の車輪等を補助転倒防止部として車体後方中央において下方へ突出する突出部135を形成するものであり、車輪を有しない形状とする場合、鋼球140を前方部分に組み込み、胴部の後方下面に突出部135を突出させて1点又は2点の接地部131を形成するものである。
【0095】
尚、鋼球140の一部を走行玩具100の胴体下面よりも下方に常に突出させて鋼球140により走行玩具100の前方部分を支持する場合は、鋼球140により走行玩具100の前方部分を持ち上げた状態としているものであるから、走行玩具100の胴部下面後端を、左右に所定の幅を備えた1点の接地部131として利用することもある。
【0096】
また、動物の形状を模して形成した走行玩具100とする場合も、鋼球140を前方部分に組み込み、胴部の下面後方に1点又は2点の接地部131を形成する場合、及び、後足を後方支持部135又は補助転倒防止部とするようにして1点又は2点の接地部131を胴部下面後方に形成することもある。
【産業上の利用可能性】
【0097】
上述の様に、本発明に係る走行玩具100は、回転自在な鋼球140を走路面と接触可能として玩具本体部110の前方部分に収納し、玩具本体部110の後方部分に固定状態の接地部131を形成するものであるから、傾斜したトレー170に載置することにより、回転自在な鋼球140を傾斜面の下方へ移動させ、固定状態の接地部131を引きずりながら斜面を下る様に前進させることができるものであり、トレー170の傾斜を操作することにより、走行玩具100をトレー170上の種々の方向へ前進走行させて楽しく遊ぶことができるものである。
【符号の説明】
【0098】
100 走行玩具
110 玩具本体部 111 本体基部
113 底板 115 周壁
117 開口部 121 前輪部
123 後輪部 127 本体カバー部
131 接地部 133 湾曲部
135 突出部 140 鋼球
145 球体固定部 146 ビス
151 車体部 153 重錘
155 人形部 156 手部
157 足部 158 腹部
170 トレー
171 板状本体部 173 透孔
175 把持部 179 走路部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13