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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023177380
(43)【公開日】2023-12-14
(54)【発明の名称】塵埃回収装置および空気清浄装置
(51)【国際特許分類】
   F24F 8/90 20210101AFI20231207BHJP
   B01D 46/42 20060101ALI20231207BHJP
   B01D 46/48 20060101ALI20231207BHJP
   A47L 25/00 20060101ALI20231207BHJP
   A47L 9/28 20060101ALN20231207BHJP
【FI】
F24F8/90 140
B01D46/42 Z
B01D46/48
A47L25/00 Z
A47L9/28 U
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022089995
(22)【出願日】2022-06-02
(71)【出願人】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003166
【氏名又は名称】弁理士法人山王内外特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】奥田 勇
【テーマコード(参考)】
3B057
4D058
【Fターム(参考)】
3B057DE01
3B057DE06
4D058RA11
4D058UA05
4D058UA21
(57)【要約】
【課題】回収した空気清浄装置の塵埃を捨てる際のユーザの身体負荷を軽減することを可能とした塵埃回収装置を提供する。
【解決手段】本体10と、本体10の天面101に設けられている回収用排出口10aと、回収用排出口10aおよび塵埃除去部15に接続される回収用風路16と、を有する空気清浄装置1において塵埃除去部が除去した塵埃を回収する塵埃回収装置2であって、筐体20と、筐体20の内部に設けられ、塵埃を収納する集塵部21と、集塵部21に空気を吸引するファンモータ23と、筐体20を貫通して集塵部21と通じる回収用吸込口21aとを備え、空気清浄装置1の本体10の天面101に着脱可能に設置され、空気清浄装置1の本体10の天面101に設置された状態で、回収用排出口10aと回収用吸込口21aとが接続される。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、前記本体の天面に設けられている回収用排出口と、前記回収用排出口および前記本体に設けられ塵埃を除去する塵埃除去部に接続される回収用風路と、を有する空気清浄装置において前記塵埃除去部が除去した前記塵埃を回収する塵埃回収装置であって、
筐体と、
前記筐体の内部に設けられ、前記塵埃を収納する集塵部と、
前記集塵部に空気を吸引するファンモータと、
前記筐体を貫通して前記集塵部と通じる回収用吸込口とを備え、
前記空気清浄装置の前記本体の前記天面に着脱可能に設置され、前記空気清浄装置の前記本体の前記天面に設置された状態で、前記回収用排出口と前記回収用吸込口とが接続される
ことを特徴とする塵埃回収装置。
【請求項2】
前記空気清浄装置の前記本体の前記天面から取り外された状態で、前記ファンモータが居室内の前記空気を吸引し、前記居室内を清掃する掃除機として機能する
ことを特徴とする請求項1記載の塵埃回収装置。
【請求項3】
前記筐体の内部にバッテリを備え、
前記バッテリは、前記空気清浄装置の前記本体が有する前記バッテリと入れ替えて使用可能である
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の塵埃回収装置。
【請求項4】
前記筐体の内部に前記空気清浄装置に対して電源を供給するバッテリ
を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の塵埃回収装置。
【請求項5】
前記空気清浄装置に設けられているバッテリから電源を受電する受電部を備えた
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の塵埃回収装置。
【請求項6】
本体と、
前記本体の天面に設けられている回収用排出口と、
前記本体に設けられ塵埃を除去する塵埃除去部と、
前記回収用排出口および前記塵埃除去部に接続される回収用風路と、
筐体と、前記筐体の内部に設けられ前記塵埃を収納する集塵部と、前記集塵部に空気を吸引するファンモータと、前記筐体を貫通して前記集塵部と通じる回収用吸込口とを有する塵埃回収装置とを備え、
前記塵埃回収装置は前記本体の前記天面に着脱可能に設置され、前記塵埃回収装置が前記本体の前記天面に設置された状態で、前記回収用排出口と前記回収用吸込口とが接続される
ことを特徴とする空気清浄装置。
【請求項7】
前記塵埃除去部は、前記塵埃を除去するフィルタと前記フィルタが除去した前記塵埃を収集するダストボックスを含み、
前記回収用風路は、前記ダストボックスと接続される
ことを特徴とする請求項6記載の空気清浄装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、空気清浄装置が除去した塵埃を回収する塵埃回収装置および空気清浄装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、空気清浄装置が除去した塵埃を人の手を介することなく回収する技術が知られている。例えば、特許文献1には、ユーザによる空気清浄機のフィルタのメンテナンス不足による空気清浄機の性能の低下を防ぐため、床面清掃部(いわゆる掃除ロボット)が空気清浄機の吸入口に乗り上げて、自動的に空気清浄機の吸入口および除去手段を清掃する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013-17499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されているような従来の空気清浄装置が除去した塵埃の回収技術では、ユーザは、床面清掃部が回収し床面清掃部に集積された塵埃を捨てるために、わざわざ屈んで床面に設置されている床面清掃部を取り上げる必要があり、ユーザに身体負荷が生じるという課題があった。
【0005】
本開示は上記のような課題を解決するためになされたもので、回収した空気清浄装置の塵埃を捨てる際のユーザの身体負荷を軽減することを可能とした塵埃回収装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る塵埃回収装置は、本体と、本体の天面に設けられている回収用排出口と、回収用排出口および前記本体に設けられ塵埃を除去する塵埃除去部に接続される回収用風路と、を有する空気清浄装置において塵埃除去部が除去した塵埃を回収する塵埃回収装置であって、筐体と、筐体の内部に設けられ、塵埃を収納する集塵部と、集塵部に空気を吸引するファンモータと、筐体を貫通して集塵部と通じる回収用吸込口とを備え、空気清浄装置の本体の天面に着脱可能に設置され、空気清浄装置の本体の天面に設置された状態で、回収用排出口と回収用吸込口とが接続されることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、塵埃回収装置は、回収した空気清浄装置の塵埃を捨てる際のユーザの身体負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態1に係る塵埃回収装置が設置される空気清浄装置の外観の斜視図である。
図2】実施の形態1に係る塵埃回収装置が設置される空気清浄装置の外観の上面図である。
図3】実施の形態1に係る空気清浄装置の本体の構成例について説明するための図である。
図4】実施の形態1に係る塵埃回収装置の内部構造例について説明するための図である。
図5図5Aは、実施の形態1において、塵埃回収装置が取り外された空気清浄装置の本体の天面の様子の一例を示す斜視図であり、図5Bは、実施の形態1において、空気清浄装置の本体の天面から取り外された塵埃回収装置を当該塵埃回収装置の底面側から見た斜視図である。
図6】実施の形態1において、塵埃回収装置が回収した塵埃が捨てられる様子の一例を説明するための図である。
図7】実施の形態1において、塵埃回収装置が掃除機として機能する場合の塵埃回収装置の使用方法について説明するための図である。
図8図8Aは、実施の形態1において、空気清浄装置に対して電源を供給するようにした塵埃回収装置が取り外された状態の、バッテリを備えない空気清浄装置の本体の天面の様子の一例を示す斜視図であり、図8Bは、実施の形態1において、空気清浄装置の本体の天面から取り外された状態の、空気清浄装置に対して電源を供給するようにした塵埃回収装置を、当該塵埃回収装置の底面側から見た斜視図である。
図9図9Aは、実施の形態1において、バッテリを備えず空気清浄装置から受電するようにした塵埃回収装置が取り外された状態の空気清浄装置の本体の天面の様子の一例を示す斜視図であり、図9Bは、実施の形態1において、空気清浄装置の本体の天面から取り外された状態の、空気清浄装置から受電する塵埃回収装置を、当該塵埃回収装置の底面側から見た斜視図である。
図10図10Aは、実施の形態1において、空気清浄装置の本体の天面から取り外された状態の、ベルトが設けられた塵埃回収装置を、当該塵埃回収装置の底面側から見た斜視図であり、図10Bは、ユーザがベルトを利用して塵埃回収装置を空気清浄装置から取り外した様子の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
実施の形態1に係る塵埃回収装置は、空気清浄装置に備えられる。
実施の形態1に係る塵埃回収装置は、空気清浄装置の天面に着脱可能に設置され、空気清浄装置の天面に設置された状態で、回収用風路によって空気清浄装置と接続されて空気清浄装置が空気中から除去し当該空気清浄装置の内部に溜まっている塵埃を回収する。
実施の形態1に係る塵埃回収装置が塵埃を回収する対象とする空気清浄装置は、例えば、一般家庭において、居室内の空気を清浄する、床面設置型の空気清浄装置を想定している。
【0010】
図1および図2は、実施の形態1に係る塵埃回収装置2が天面101(後述の図3参照)に着脱可能に設置され、塵埃回収装置2によって塵埃が回収される空気清浄装置1の一例について説明するための図である。
図1は、実施の形態1に係る塵埃回収装置2が設置される空気清浄装置1の一例の外観の斜視図である。図2は、実施の形態1に係る塵埃回収装置2が設置される空気清浄装置1の一例の外観の上面図である。
実施の形態1に係る塵埃回収装置2は、空気清浄装置1の本体10の天面101に着脱可能に設置される。
なお、図1は、塵埃回収装置2が空気清浄装置1の本体10の天面101に設置された状態の空気清浄装置1の外観の斜視図としている。また、図2は、塵埃回収装置2が空気清浄装置1の本体10の天面101に設置された状態の空気清浄装置1の外観の上面図としている。
【0011】
空気清浄装置1は、柱状の形状を有する。実施の形態1では、一例として、空気清浄装置1は、角が丸い四角柱のタワー型の形状を有するものとする。なお、これは一例に過ぎず、空気清浄装置1は、例えば、円柱または三角柱の形状を有していてもよい。
【0012】
図1に示すように、空気清浄装置1は、柱状の本体10と、設置された状態で当該本体10の下部の全周を覆うメッシュ状のカバー14と、設置された状態で当該本体10の上部の側面の全周を覆う壁状部材11を備える。なお、本体10の詳細については、図3を用いて後述する。
本体10の上部の側面と壁状部材11との間には、本体10の下部に設けられている吸気口(第1吸気口12および第2吸気口13。後述の図3参照)から吸い込まれた空気を外部に吹き出す風路31が形成される。
【0013】
風路31には本体10で清浄化された空気が流れ、当該風路31から空気清浄装置1の外部へ、清浄化された空気が吹き出される。
【0014】
実施の形態1に係る塵埃回収装置2は、図1および図2に示すように、空気清浄装置1の本体10の天面101に設置される。そして、塵埃回収装置2は、空気清浄装置1の本体10の天面101に設置された状態で、空気清浄装置1が除去した塵埃を、空気清浄装置1から回収する。
【0015】
ここで、図3は、実施の形態1に係る空気清浄装置1の本体10の構成例について説明するための図である。図3は、図2のA-A線における一部省略側面断面図である。
図4は、実施の形態1に係る塵埃回収装置2の構成例について説明するための図である。図4は、空気清浄装置1に設置された状態の塵埃回収装置2の上面図である。なお、塵埃回収装置2は筐体20を有するが、図4では、便宜上、筐体20の上面については図示を省略し、筐体20の内部がわかる上面図としている。
【0016】
空気清浄装置1において、本体10は、第1吸気口12、第2吸気口13、ダストボックス151、フィルタ152、ファン17、加湿用タンク18、および、バッテリ19を有する柱状の内部構造体である。図示しない掃除ブラシとダストボックス151とフィルタ152とで、第1吸気口12および第2吸気口13が吸い込んだ空気中の塵埃を除去し空気清浄装置1の内部に溜める塵埃除去部15を構成する。以下の実施の形態1では、塵埃除去部15のうち、掃除ブラシとダストボックス151とを掃除部ともいう。
なお、本体10は、例えば、第1吸気口12および第2吸気口13をそれぞれ開閉する第1ルーバ121および第2ルーバ131を備えてもよい。図3は、本体10が第1ルーバ121および第2ルーバ131を備えているものとしている。
カバー14は、本体10の下部において、第1吸気口12、第2吸気口13、塵埃除去部15、および、ファン17を含む本体10の側面の全周を覆う。
壁状部材11は、本体10の上部において、加湿用タンク18、バッテリ19、および、本体10の天面101に設置される塵埃回収装置2を含む本体10の側面の全周を覆う。
【0017】
図3に示すように、空気清浄装置1が設置された状態で、第1吸気口12は第2吸気口13よりも上部に位置し、塵埃除去部15は第2吸気口13よりも上部に位置し、ファン17は塵埃除去部15よりも上部に位置し、加湿用タンク18およびバッテリ19はファン17よりも上部に位置する。
【0018】
第1吸気口12は、本体10の下部の側面の全周に設けられる。第1吸気口12は、主に空気中を舞う塵埃を含む空気を吸い込む。
第2吸気口13は、本体10の下部の側面の全周に設けられる。第2吸気口13は、主に床に堆積した塵埃を含む空気を吸い込む。
なお、実施の形態1では、空気清浄装置1は第1吸気口12および第2吸気口13を備えるものとするが、これは一例に過ぎない。空気清浄装置1は、例えば、第1吸気口12のみ備えていてもよいし、第2吸気口13のみ備えていてもよい。また、空気清浄装置1が備える吸気口は、例えば、第1吸気口12と第2吸気口13とがあわさった吸気口であってもよい。
【0019】
塵埃除去部15において、フィルタ152は、ファン17の回転により第1吸気口12および第2吸気口13を介して吸い込まれた空気の塵埃を除去する。掃除部は、フィルタ152に付着した塵埃を掃除ブラシで掃除してダストボックス151に集める。これにより、掃除部は、フィルタ152の目づまり等を防ぐ。
塵埃除去部15は、回収用風路16と接続されている。詳細には、塵埃除去部15において、ダストボックス151が、回収用風路16と接続されている。当該回収用風路16は、塵埃除去部15と接続されているとともに、本体10の天面101に設けられている回収用排出口10aと接続されている。
【0020】
ファン17は、回転することで気流を発生させる。ファン17は、モータ(図示省略)によって回転させられる。
ファン17が気流を発生することで、第1吸気口12および第2吸気口13から吸い込まれフィルタ152を通過することで清浄化された空気が、本体10と壁状部材11との間に形成されている風路31に流される。風路31は、空気清浄装置1が設置された状態で、ファン17よりも上方に形成される。
【0021】
加湿用タンク18は、加湿フィルタ(図示省略)に供給される水を貯留する。加湿用タンク18は、例えば、本体10の天面101に設けられている加湿タンク用開閉扉181(図5A参照)を開けた状態で取出し可能に設けられており、ユーザは、本体10の天面101から加湿用タンク18を取り出して当該加湿用タンク18に給水できる。
なお、空気清浄装置1は、加湿用タンク18を備えることを必須としない。
【0022】
バッテリ19は、空気清浄装置1に電源を供給する。バッテリ19は、例えば、本体10の天面101に着脱可能に設けられている。ユーザは、本体10の天面101からバッテリ19を取り出してバッテリ19を交換することができる。
【0023】
図3および図4に示すように、塵埃回収装置2は、筐体20と、筐体20の内部に設けられる集塵部21、フィルタ22、ファンモータ23、および、バッテリ24と、筐体20を貫通して集塵部21と通じる回収用吸込口21aとを備える。
【0024】
筐体20は、集塵部21、フィルタ22、ファンモータ23、および、バッテリ24を格納する。実施の形態1では、一例として、筐体20は、角が丸い形状を有するものとしている。
【0025】
集塵部21は、塵埃を収納する。
【0026】
図3および図4に示すように、塵埃回収装置2が空気清浄装置1の本体10の天面101に設置された状態で、空気清浄装置1の本体10の天面101に設けられている回収用排出口10aと、回収用吸込口21aとが接続される。具体的には、塵埃回収装置2が空気清浄装置1の本体10の天面101に設置された状態で、回収用排出口10aと回収用吸込口21aとが重なることで、接続される。
これにより、空気清浄装置1の塵埃除去部15と塵埃回収装置2の集塵部21とが、回収用排出口10aおよび回収用吸込口21aを介して、回収用風路16で接続される。
集塵部21は、空気清浄装置1の塵埃除去部15と、回収用風路16で接続された状態で吸引されると、吸引力によって吸い上げられた、塵埃除去部15、詳細にはダストボックス151、に溜まっている塵埃を、回収用風路16を通して回収する。
【0027】
フィルタ22は、ファンモータ23の回転により集塵部21に吸い込まれた空気の塵埃を除去する。
【0028】
ファンモータ23は、回転することで気流を発生させ、集塵部21に空気を吸引する。
【0029】
バッテリ24は、塵埃回収装置2に電源を供給する。バッテリ24は、例えば、空気清浄装置1に設置された状態で筐体20の底面に着脱可能に設けられている。ユーザは、筐体20の底面からバッテリ24を取り出してバッテリ24を交換することができる。
【0030】
実施の形態1において、空気清浄装置1に電源を供給するバッテリ19と、塵埃回収装置2に電源を供給するバッテリ24とは、同一形状を有するものとする。すなわち、塵埃回収装置2が備えるバッテリ24と空気清浄装置1が備えるバッテリ19とは入れ替えて使用可能である。したがって、例えば、空気清浄装置1のバッテリ19が切れた場合、ユーザは、塵埃回収装置2のバッテリ24を空気清浄装置1にセットして空気清浄装置1を稼働させるようにできる。例えば、ユーザは、空気清浄装置1のバッテリ19が切れた場合でも、バッテリ24を用いて、空気清浄装置1の使用時間を延長できる。
【0031】
図5Aは、実施の形態1において、塵埃回収装置2が取り外された状態の空気清浄装置1の本体10の天面101の様子の一例を示す斜視図である。なお、図5Aでは、空気清浄装置1の本体10の天面101周辺のみ図示し、その他の部分については図示を省略している。
図5Bは、実施の形態1において、空気清浄装置1の本体10の天面101から取り外された塵埃回収装置2を当該塵埃回収装置2の底面側から見た斜視図である。
塵埃回収装置2が、空気清浄装置1の本体10の天面101に設置される際は、図5Aおよび図5Bに示す矢印の方向が合致するように設置される。なお、図5Bに示す塵埃回収用開閉扉211については、後述する。
【0032】
図5Aに示すように、空気清浄装置1の本体10の天面101は、塵埃回収装置2の高さと同じ高さだけ窪んだ凹形状を有しており、天面101の窪んだ部分に塵埃回収装置2が設置される。
なお、実施の形態1において、高さが同じであるとは厳密に同じであることに限られず、略同じであることを含む。
【0033】
図6は、実施の形態1において、塵埃回収装置2が回収した塵埃が捨てられる様子の一例を説明するための図である。
塵埃回収装置2において集塵部21が回収した塵埃は、筐体20に設けられている塵埃回収用開閉扉211から筐体20の外部に捨てられる。集塵部21は、当該塵埃回収用開閉扉211で開閉可能となっている。
図6に示すように、例えば、ユーザが、塵埃回収用開閉扉211を開けて集塵部21が回収した塵埃を捨てる。なお、図6において、塵埃はDで示されている。また、便宜上、図6において、バッテリ24の図示は省略している。
【0034】
このように、実施の形態1に係る塵埃回収装置2は、筐体20と、筐体20の内部に設けられ塵埃を収納する集塵部21と、集塵部21に空気を吸引するファンモータ23と、筐体20を貫通して集塵部21と通じる回収用吸込口21aとを備え、空気清浄装置1の本体10の天面101に着脱可能に設置され、空気清浄装置1の本体10の天面101に設置された状態で、空気清浄装置1の本体10の天面101に設けられている回収用排出口10aと回収用吸込口21aとが接続される。
【0035】
これにより、空気清浄装置1の塵埃除去部15と塵埃回収装置2の集塵部21とが、回収用排出口10aおよび回収用吸込口21aを介して、回収用風路16で接続され、集塵部21は、回収用風路16によって空気清浄装置1の塵埃除去部15と接続された状態で吸引されると、吸引力によって吸い上げられた、塵埃除去部15、詳細にはダストボックス151、に溜まっている塵埃を、回収用風路16を通して回収する。このように、塵埃回収装置2は、空気清浄装置1が除去し、空気清浄装置1に溜まっていた塵埃を、回収することができる。
【0036】
上述のとおり、実施の形態1に係る塵埃回収装置2は、空気清浄装置1の本体10の天面101に設置される。よって、ユーザは、塵埃回収装置2が回収した塵埃を捨てる際、空気清浄装置1の本体10の天面101から塵埃回収装置2を取り外せばよいので、わざわざ屈んで床面から塵埃回収装置2を取り上げる必要がない。このように、塵埃回収装置2は、回収した空気清浄装置1の塵埃を捨てる際のユーザの身体負荷を軽減することができる。
特に、実施の形態1において、空気清浄装置1は、図3を用いて説明したとおり、空気清浄装置1が設置された状態で、第1吸気口12は第2吸気口13よりも上部に位置し、塵埃除去部15は第2吸気口13よりも上部に位置し、ファン17は塵埃除去部15よりも上部に位置し、加湿用タンク18およびバッテリ19はファン17よりも上部に位置するよう、各構成部が組み上げられたタワー型の空気清浄装置1としている。タワー型の空気清浄装置1の本体10の天面101に塵埃回収装置2が設置されることで、当該塵埃回収装置2が空気清浄装置1に設置された場合の当該塵埃回収装置2の高さは、高くなる。空気清浄装置1に設置された場合の塵埃回収装置2の高さが高くなることで、ユーザは、当該塵埃回収装置2が回収した塵埃を捨てる際、屈む等する必要なく、楽な姿勢で、当該塵埃回収装置2を空気清浄装置1から取り外すことができる。
【0037】
なお、以上の実施の形態1では、塵埃回収装置2は、図1に示すような外観の空気清浄装置1の天面101に着脱可能に設置されるようにしたが、これは一例に過ぎない。
塵埃回収装置2が設置される空気清浄装置1の形状は図1に示すような形状に限らず、塵埃回収装置2が空気清浄装置の本体の天面に着脱可能に設置されるようになっていればよい。ただし、空気清浄装置は、設置された状態で、ユーザが塵埃回収装置2を着脱する際に腰を大きく屈める必要がある等の無理な体勢を強いられない程度の高さを有するものとする。
また、塵埃回収装置2の形状も、実施の形態1で説明したような形状に限られない。塵埃回収装置は、本体の天面に設けられている回収用排出口と回収用排出口および本体に設けられ塵埃を除去する塵埃除去部に接続される回収用風路とを有する空気清浄装置の本体の天面に着脱可能に設置され、空気清浄装置の本体の天面に設置された状態で、回収用排出口と前記回収用吸込口とが接続されるようになっていればよい。
【0038】
また、以上の実施の形態1において、塵埃回収装置2は、空気清浄装置1の本体10の天面101から取り外された状態で、ファンモータ23が居室内の空気を吸引し、居室内を清掃する掃除機として機能することもできる。
【0039】
図7は、実施の形態1において、塵埃回収装置2が掃除機として機能する場合の塵埃回収装置2の使用方法について説明するための図である。
実施の形態1において、塵埃回収装置2が掃除機として機能するとき、当該掃除機は、ハンディタイプの電気掃除機であることを想定する。
ユーザは、塵埃回収装置2を空気清浄装置1から取り外し、回収用吸込口21aを吸込口とする掃除機として塵埃回収装置2を手に持って使用し、居室内を掃除する。
【0040】
ユーザが塵埃回収装置2を掃除機として使用し、居室内を掃除した際に塵埃回収装置2が吸い込んだ居室内の塵埃は、集塵部21に収納される。
つまり、塵埃回収装置2が空気清浄装置1の本体10の天面101に設置された状態で回収した、空気清浄装置1において塵埃除去部15が収集した塵埃(以下「空気清浄時塵埃」という。)も、塵埃回収装置2が掃除機として使用されている状態で回収した、居室内の塵埃も、集塵部21に格納される。
【0041】
例えば、ユーザは、塵埃回収装置2を掃除機として使用した後、掃除によって塵埃回収装置2、より詳細には、塵埃回収装置2の集塵部21に吸い上げられた塵埃を捨てる際、それ以前に塵埃回収装置2が回収し集塵部21に格納されている空気清浄時塵埃を、あわせて捨てることができる。
ユーザは、わざわざ、空気清浄時塵埃を捨てるための行為を行っているという意識をすることなく、掃除という行為に含まれる一連の動作の流れの中で、空気清浄時塵埃を捨てることができる。つまり、塵埃回収装置2は、掃除機として機能することで、ユーザに対して、空気清浄時塵埃を捨てるための労力または時間を低減させることができる。ユーザは、掃除の際に、その流れで空気清浄時塵埃を捨てればよいので、塵埃を捨てる動作を効率的に行うことができる。
【0042】
また、上述のとおり、以上の実施の形態1において、空気清浄装置1に電源を供給するバッテリ19と、塵埃回収装置2に電源を供給するバッテリ24とは、同一形状を有し、塵埃回収装置2が備えるバッテリ24と空気清浄装置1が備えるバッテリ19とは入れ替えて使用可能である。
したがって、例えば、ユーザは、塵埃回収装置2を掃除機として使用する場合に、塵埃回収装置2のバッテリ24が切れたとしても、空気清浄装置1のバッテリ19を塵埃回収装置2にセットして掃除することができる。ユーザは、塵埃回収装置2のバッテリ24が充電されるまで掃除を開始するのを待つ等する必要がない。また、ユーザが塵埃回収装置2を掃除機として使用中にバッテリ24が切れた場合でも、ユーザは、バッテリ19を用いて、掃除を継続できる。
【0043】
また、以上の実施の形態1では、空気清浄装置1および塵埃回収装置2は、それぞれ、バッテリ(バッテリ19およびバッテリ24)を備えていた。しかし、これは一例に過ぎない。
例えば、塵埃回収装置2のみがバッテリ24を備え、空気清浄装置1はバッテリを備えない構成としてもよい。この場合、例えば、塵埃回収装置2が空気清浄装置1に対して電源を供給する。
【0044】
ここで、図8Aおよび図8Bは、塵埃回収装置2が空気清浄装置1に対して電源を供給する仕組みについて説明するための図である。
図8Aは、実施の形態1において、空気清浄装置1に対して電源を供給するようにした塵埃回収装置2が取り外された状態の、バッテリを備えない空気清浄装置1の本体10の天面101の様子の一例を示す斜視図である。なお、図8Aでは、空気清浄装置1の本体10の天面101周辺のみ図示し、その他の部分については図示を省略している。
図8Bは、実施の形態1において、空気清浄装置1の本体10の天面101から取り外された状態の、空気清浄装置1に対して電源を供給するようにした塵埃回収装置2を、当該塵埃回収装置2の底面側から見た斜視図である。
例えば、接続部としてのコネクタ102,201によって、塵埃回収装置2と空気清浄装置1とが電気的に接続され、塵埃回収装置2から空気清浄装置1に電源が供給される。
塵埃回収装置2のコネクタ201は筐体20の一部に設けられ、空気清浄装置1のコネクタ102は本体10の天面101の一部に設けられて、塵埃回収装置2が空気清浄装置1の本体10の天面101に設置された状態で、コネクタ102,201同士が接続される。
【0045】
このように、塵埃回収装置2のみがバッテリ24を備え、空気清浄装置1はバッテリを備えない構成とし、塵埃回収装置2が空気清浄装置1に対して電源を供給することで、塵埃回収装置2は、空気清浄装置1のバッテリの搭載量を減らすことができる。
【0046】
また、例えば、以上の実施の形態1において、空気清浄装置1のみがバッテリ19を備え、塵埃回収装置2はバッテリを備えない構成としてもよい。この場合、塵埃回収装置2は、空気清浄装置1に設けられているバッテリ19から受電する。
【0047】
ここで、図9Aおよび図9Bは、塵埃回収装置2が空気清浄装置1から受電する仕組みについて説明するための図である。
図9Aは、実施の形態1において、バッテリを備えず空気清浄装置1から受電するようにした塵埃回収装置2が取り外された状態の空気清浄装置1の本体10の天面101の様子の一例を示す斜視図である。なお、図9Aでは、空気清浄装置1の本体10の天面101周辺のみ図示し、その他の部分については図示を省略している。
図9Bは、実施の形態1において、空気清浄装置1の本体10の天面101から取り外された状態の、空気清浄装置1から受電する塵埃回収装置2を、当該塵埃回収装置2の底面側から見た斜視図である。
例えば、接続部としてのコネクタ102,201によって、塵埃回収装置2と空気清浄装置1とが電気的に接続され、塵埃回収装置2が空気清浄装置1から受電する。すなわち、塵埃回収装置2のコネクタ201は受電部として機能する。
塵埃回収装置2のコネクタ201は筐体20の一部に設けられ、空気清浄装置1のコネクタ102は本体10の天面101の一部に設けられて、塵埃回収装置2が空気清浄装置1の本体10の天面101に設置された状態で、コネクタ102,201同士が接続される。
なお、この場合、例えば、塵埃回収装置2が掃除機として使用される際は、塵埃回収装置2は電源コードから供給された電源によって稼働する。
【0048】
このように、空気清浄装置1のみがバッテリ19を備え、塵埃回収装置2はバッテリを備えない構成とし、塵埃回収装置2は、空気清浄装置1に設けられているバッテリ19から受電することで、空気清浄装置1全体としてのバッテリの搭載量を減らすことができる。また、塵埃回収装置2はバッテリレスとなり、軽量化できる。
【0049】
また、以上の実施の形態1において、塵埃回収装置2の筐体20には、ユーザが手を通すことが可能な輪状のベルト3(後述の図10参照)が設けられていてもよい。
ここで、図10Aおよび図10Bは、実施の形態1において、ベルト3が設けられているようにした塵埃回収装置2の構成例について説明するための図である。
図10Aは、実施の形態1において、空気清浄装置1の本体10の天面101から取り外された状態の、ベルト3が設けられた塵埃回収装置2を、当該塵埃回収装置2の底面側から見た斜視図である。
図10Bは、ユーザがベルト3を利用して塵埃回収装置2を空気清浄装置1から取り外した様子の一例を説明するための図である。
塵埃回収装置2の筐体20にベルト3が設けられていることで、塵埃回収装置2は、ユーザに対して、塵埃回収装置2を空気清浄装置1の本体10の天面101から取り外しやすくできる。
また、塵埃回収装置2が掃除機としての機能を有する場合、ユーザがベルト3に手を通して塵埃回収装置2を使用可能とでき、塵埃回収装置2は、ユーザが塵埃回収装置2を手から落とす等することを防げる。塵埃回収装置2は、当該塵埃回収装置2の使い勝手を向上させることができる。
【0050】
また、以上の実施の形態1では、空気清浄装置1において、掃除部(すなわち掃除ブラシとダストボックス151)とフィルタ152とで塵埃除去部15を構成していたが、これは一例に過ぎない。例えば、塵埃除去部15は、掃除部を備えない構成としてもよい。この場合、回収用風路16は、空気清浄装置1の塵埃除去部15において、フィルタ152が備えられている空間に接続される。
【0051】
以上のように、実施の形態1によれば、塵埃回収装置2は、本体10と当該本体10の天面101に設けられている回収用排出口10aと回収用排出口10aおよび塵埃除去部15に接続される回収用風路16とを有する空気清浄装置1において塵埃除去部15が除去した塵埃を回収する塵埃回収装置2であって、筐体20と、筐体20の内部に設けられ、塵埃を収納する集塵部21と、集塵部21に空気を吸引するファンモータ23と、筐体20を貫通して集塵部21と通じる回収用吸込口21aとを備え、空気清浄装置1の本体10の天面101に着脱可能に設置され、空気清浄装置1の本体10の天面101に設置された状態で、回収用排出口10aと回収用吸込口21aとが接続される。
これにより、空気清浄装置1の塵埃除去部15と塵埃回収装置2の集塵部21とが、回収用排出口10aおよび回収用吸込口21aを介して、回収用風路16で接続され、集塵部21は、回収用風路16によって空気清浄装置1の塵埃除去部15と接続された状態で吸引されると、吸引力によって吸い上げられた、塵埃除去部15に溜まっている塵埃を、回収用風路16を通して回収する。
ユーザは、塵埃回収装置2が回収した塵埃を捨てる際、空気清浄装置1の本体10の天面から塵埃回収装置2を取り外せばよいので、わざわざ屈んで床面から塵埃回収装置2を取り上げる必要がない。このように、塵埃回収装置2は、回収した空気清浄装置1の塵埃を捨てる際のユーザの身体負荷を軽減することができる。
また、ユーザは、空気清浄装置1のフィルタ152をメンテナンスレスで使用できる。
【0052】
また、実施の形態1において、塵埃回収装置2は、空気清浄装置1の本体10の天面101から取り外された状態で、ファンモータ23が居室内の空気を吸引し、居室内を清掃する掃除機として機能してもよい。
そのため、ユーザは、わざわざ、空気清浄時塵埃を捨てるための行為を行っているという意識をすることなく、掃除という行為に含まれる一連の動作の流れの中で、空気清浄時塵埃を捨てることができる。つまり、塵埃回収装置2は、掃除機として機能することで、ユーザに対して、空気清浄時塵埃を捨てるための労力または時間を低減させることができる。ユーザは、掃除の際に、その流れで空気清浄時塵埃を捨てればよいので、塵埃を捨てる動作を効率的に行うことができる。
【0053】
また、実施の形態1によれば、塵埃回収装置2は、筐体20の内部にバッテリ24を備え、バッテリ24は、空気清浄装置1の本体10が有するバッテリ19と入れ替えて使用可能である。
そのため、例えば、空気清浄装置1のバッテリ19が切れた場合、ユーザは、塵埃回収装置2のバッテリ24を空気清浄装置1にセットして空気清浄装置1を稼働させるようにできる。また、例えば、ユーザは、塵埃回収装置2を掃除機として使用する場合に、塵埃回収装置2のバッテリ24が切れたとしても、空気清浄装置1のバッテリ19を塵埃回収装置2にセットして掃除することができる。ユーザは、塵埃回収装置2のバッテリ24が充電されるまで掃除を開始するのを待つ等する必要がない。また、ユーザが塵埃回収装置2を掃除機として使用中にバッテリ24が切れた場合でも、ユーザは、バッテリ19を用いて、掃除を継続できる。
【0054】
また、実施の形態1において、塵埃回収装置2は、筐体20の内部に空気清浄装置1に対して電源を供給するバッテリ24を備えてもよい。
これにより、塵埃回収装置2は、空気清浄装置1のバッテリの搭載量を減らすことができる。
【0055】
また、実施の形態1において、塵埃回収装置2は、空気清浄装置1に設けられているバッテリ19から電源を受電する受電部を備えてもよい。
これにより、塵埃回収装置2は、空気清浄装置1全体としてのバッテリの搭載量を減らすことができる。また、塵埃回収装置2はバッテリレスとなり、軽量化できる。
【0056】
また、実施の形態1によれば、空気清浄装置1は、本体10と、本体10の天面101に設けられている回収用排出口10aと、本体10に設けられ塵埃を除去する塵埃除去部15と、回収用排出口10aおよび塵埃除去部15に接続される回収用風路16と、筐体20と当該筐体20の内部に設けられ塵埃を収納する集塵部21と集塵部21に空気を吸引するファンモータ23と筐体20を貫通して集塵部21と通じる回収用吸込口21aとを有する塵埃回収装置2とを備え、塵埃回収装置2は本体10の天面101に着脱可能に設置され、塵埃回収装置2が本体10の天面101に設置された状態で、回収用排出口10aと回収用吸込口21aとが接続されるように構成した。
これにより、空気清浄装置1の塵埃除去部15と塵埃回収装置2の集塵部21とが、回収用排出口10aおよび回収用吸込口21aを介して、回収用風路16で接続され、集塵部21は、回収用風路16によって空気清浄装置1の塵埃除去部15と接続された状態で吸引されると、吸引力によって吸い上げられた、塵埃除去部15に溜まっている塵埃を、回収用風路16を通して回収する。
ユーザは、塵埃回収装置2が回収した塵埃を捨てる際、空気清浄装置1の本体10の天面から塵埃回収装置2を取り外せばよいので、わざわざ屈んで床面から塵埃回収装置2を取り上げる必要がない。このように、塵埃回収装置2は、回収した空気清浄装置1の塵埃を捨てる際のユーザの身体負荷を軽減することができる。
また、ユーザは、空気清浄装置1のフィルタ152をメンテナンスレスで使用できる。
【0057】
また、実施の形態1において、空気清浄装置1の塵埃除去部15は、塵埃を除去するフィルタ152とフィルタ152が除去した塵埃を収集するダストボックス151を含み、回収用風路16は、ダストボックス151と接続されるように構成できる。
これにより、空気清浄装置1のダストボックス151と塵埃回収装置2の集塵部21とが、回収用排出口10aおよび回収用吸込口21aを介して、回収用風路16で接続され、集塵部21は、回収用風路16によって空気清浄装置1のダストボックス151と接続された状態で吸引されると、吸引力によって吸い上げられた、ダストボックス151に溜まっている塵埃を、回収用風路16を通して回収する。
ユーザは、塵埃回収装置2が回収した塵埃を捨てる際、空気清浄装置1の本体10の天面から塵埃回収装置2を取り外せばよいので、わざわざ屈んで床面から塵埃回収装置2を取り上げる必要がない。このように、塵埃回収装置2は、回収した空気清浄装置1の塵埃を捨てる際のユーザの身体負荷を軽減することができる。
また、ユーザは、空気清浄装置1のフィルタ152をメンテナンスレスで使用できる。
【0058】
なお、本開示は、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
【符号の説明】
【0059】
1 空気清浄装置、10 本体、10a 回収用排出口、11 壁状部材、12 第1吸気口、121 第1ルーバ、13 第2吸気口、131 第2ルーバ、14 カバー、15 塵埃除去部、151 ダストボックス、152 フィルタ、16 回収用風路、17 ファン、18 加湿用タンク、19 バッテリ、2 塵埃回収装置、20 筐体、21 集塵部、21a 回収用吸込口、211 塵埃回収用開閉扉、22 フィルタ、23 ファンモータ、24 バッテリ、102,201 コネクタ、3 ベルト。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10