(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023177715
(43)【公開日】2023-12-14
(54)【発明の名称】骨格振動器具および施術方法
(51)【国際特許分類】
A61H 23/06 20060101AFI20231207BHJP
【FI】
A61H23/06
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022090544
(22)【出願日】2022-06-02
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-10-26
(71)【出願人】
【識別番号】519358405
【氏名又は名称】清水 修一
(74)【代理人】
【識別番号】100211513
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 恵
(72)【発明者】
【氏名】清水 修一
【テーマコード(参考)】
4C074
【Fターム(参考)】
4C074BB05
4C074CC01
4C074DD06
4C074FF05
4C074GG01
(57)【要約】
【課題】使用者に痛みや恐怖感を与えることなく、なおかつ、利便性が高い骨格振動器具を提供することを目的とする。
【解決手段】杭3の一端を患部に当て、杭3の他端を木槌5で打つことにより患部を治療する骨格振動器具1であって、杭3と、杭3の一端に取り付けが可能なハーブ収容体2と、杭3の一端をハーブ収容体2で包含した状態で、ハーブ収容体2と杭3とを固定する固定部材4とから構成され、ハーブ収容体2は開口部23を有する1以上のポケットを備え、開口部23からハーブ6を出し入れすることを特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
杭の一端を患部に当て、当該杭の他端を木槌で打つことにより患部を治療する骨格振動器具であって、
杭と、
前記杭の一端に取り付けが可能なハーブ収容体と、
前記杭の一端を前記ハーブ収容体で包含した状態で、前記ハーブ収容体と前記杭とを固定する固定部材とから構成され、
前記ハーブ収容体は開口部を有する1以上のポケットを備え、当該開口部からハーブを出し入れする
ことを特徴とする骨格振動器具。
【請求項2】
前記開口部は、当該ハーブ収容体が前記杭に固定されている状態において、ハーブの出し入れが可能な位置に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の骨格振動器具。
【請求項3】
前記杭の両端部は形状が異なり、それぞれの形状の相違により前記患部に当たる面積が異なる
ことを特徴とする請求項2に記載の骨格振動器具。
【請求項4】
骨格振動器具を用いた施術方法であって、
前記骨格振動器具は、
杭と、前記杭の一端に固定部材を用いて取り付けた内部にハーブを収容しているハーブ収容体とから構成され、前記ハーブ収容体は開口部を有する二重構造であり、
前記施術方法は、
前記開口部が患部側となるように前記ハーブ収容体を前記杭の一端に取り付け、ハーブ収容体が取り付けられた前記杭の一端を患部に当て、当該杭の他端を木槌で打つことにより患部を叩打する
ことを特徴とする施術方法。
【請求項5】
骨格振動器具を用いた施術方法であって、
前記骨格振動器具は、
杭と、前記杭の一端に固定部材を用いて取り付けた内部にハーブを収容しているハーブ収容体とから構成され、前記ハーブ収容体は開口部を有する二重構造であり、
前記施術方法は、
前記開口部が杭側となるように前記ハーブ収容体を前記杭の一端に取り付け、ハーブ収容体が取り付けられた前記杭の一端を患部に当て、当該杭の他端を木槌で打つことにより患部を叩打する
ことを特徴とする施術方法。
【請求項6】
前記ハーブ収容体と前記杭との間に更にハーブを追加して前記固定部材で固定する
ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の施術方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、骨格振動器具に関し、特に、タイ古式マッサージにて使用する骨格振動器具に関する。
【背景技術】
【0002】
タイ古式マッサージの施術の一つに骨格振動器具を用いるものがある。骨格振動器具は、杭と木槌とから成り、杭の一端を患部にあて、杭の他端を木槌で叩打することにより、骨を覆う筋肉や皮膚越しに杭を木槌で叩打することで骨格に振動を与える。これより、筋肉のコリをほぐしたり、血行やリンパの流れを促進するなど各種の効能を引き出している。
特許文献1には、叩打の施術により患者が感じる痛みや恐怖感を軽減するために、杭の一端にハーブなどを収容しているハーブボールを備えた骨格振動器具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の技術によれば、杭が直接患者に触れることなく、ハーブを内包したハーブボールを介して触れることになるため、痛みはもちろん視覚的な恐怖感を軽減することが可能となる。
しかしながら、ここに開示されている骨格振動器具は、熟練の施術者が用いることを想定して精密な構造を有しており、例えば杭からハーブボールを取り外してハーブを入れ替えたいという要望があった場合にも入れ替えは困難である。骨格振動器具は、熟練の施術者のみが使用するものではなく、家庭内において個人で使用する場合もある。このような家庭内において個人で使用する場合に、ハーブの入れ替えなどが出来ない器具は使用者にとって利便性が悪いという問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みなされたものであって、使用者にとって利便性が高い骨格振動器具および当該骨格振動器具を用いた施術方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためのものであって、杭の一端を患部に当て、当該杭の他端を木槌で打つことにより患部を治療する骨格振動器具であって、杭と、前記杭の一端に取り付けが可能なハーブ収容体と、前記杭の一端を前記ハーブ収容体で包含した状態で、前記ハーブ収容体と前記杭とを固定する固定部材とから構成され、前記ハーブ収容体は開口部を有する二重構造であり、当該開口部からハーブを出し入れすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の骨格振動器具は、ハーブ収容体に開口部を設けハーブを入れ替えることが可能となる。また、従来の骨格振動器具は、杭とハーブボールとを固定するためにカップ部材が必要であったが、本発明の骨格振動器具は、カップ部材を使用しないため、杭の形状やサイズを選ばずに用途に応じた様々な形状の杭を使用することが可能となる。
以上のことから、家庭内において個人で使用する場合において特に利便性が高い骨格振動器具を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図4】骨格振動器具1の使用例1を示す概略図である。
【
図5】骨格振動器具1の使用例2を示す概略図である。
【
図6】骨格振動器具1の使用例3を示す概略図である。
【
図7】変形例に係るハーブ収容体200の構造を示す図である。
【
図8】変形例に係るハーブ収容体210の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<概要>
本実施形態の一態様である骨格振動器具は、杭の一端を患部に当て、当 該杭の他端を木槌で打つことにより患部を治療する骨格振動器具であって、杭と、前記杭の一端に取り付けが可能なハーブ収容体と、前記杭の一端を前記ハーブ収容体で包含した状態で、前記ハーブ収容体と前記杭とを固定する固定部材とから構成され、前記ハーブ収容体は開口部を有する1以上のポケット備え、当該開口部からハーブを出し入れすることを特徴とする。
本実施形態の一態様である骨格振動器具は、杭の一端を患部に当て、当 該杭の他端を木槌で打つことにより患部を治療する骨格振動器具であって、杭と、前記杭の一端に取り付けが可能なハーブ収容体と、前記杭の一端を前記ハーブ収容体で包含した状態で、前記ハーブ収容体と前記杭とを固定する固定部材とから構成され、前記ハーブ収容体は開口部を有する二重構造であり、当該開口部からハーブを出し入れすることを特徴とする。
本実施形態の別態様である骨格振動器具において、前記開口部は、当該ハーブ収容体が前記杭に固定されている状態において、ハーブの出し入れが可能な位置に形成されていることを特徴とする。
本実施形態の別態様である骨格振動器具において、杭の両端部は形状が異なり、それぞれの形状の相違により前記患部に当たる面積が異なることを特徴とする。
【0009】
本実施形態の一態様である骨格振動器具を用いた施術方法において、前記骨格振動器具は、杭と、前記杭の一端に固定部材を用いて取り付けた内部にハーブを収容しているハーブ収容体とから構成され、前記ハーブ収容体は開口部を有する二重構造であり、前記施術方法は、前記開口部が患部側となるように前記ハーブ収容体を前記杭の一端に取り付け、ハーブ収容体が取り付けられた前記杭の一端を患部に当て、当該杭の他端を木槌で打つことにより患部を叩打することを特徴とする。
本実施形態の一態様である骨格振動器具を用いた施術方法において、前記骨格振動器具は、杭と、前記杭の一端に固定部材を用いて取り付けた内部にハーブを収容しているハーブ収容体とから構成され、前記ハーブ収容体は開口部を有する二重構造であり、前記施術方法は、前記開口部が杭側となるように前記ハーブ収容体を前記杭の一端に取り付け、ハーブ収容体が取り付けられた前記杭の一端を患部に当て、当該杭の他端を木槌で打つことにより患部を叩打することを特徴とする。
本実施形態の別態様である施術方法において、前記ハーブ収容体と前記杭との間に更にハーブを追加して前記固定部材で固定することを特徴とする。
【0010】
<実施形態>
以下では、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1(a)は、骨格振動器具1の外観図であり、
図1(b)は、骨格振動器具1の断面図である。同図に示すように、骨格振動器具1は、ハーブ収容体2と杭3と固定具4とから構成され、ハーブ収容体2の内部にはハーブ6が収容される。ハーブ収容体2は、杭3の一端に固定具4で固定されており、ハーブ収容体2を患者の体に当接した状態で、施術者は杭3の他端を木槌(ハンマー)5で叩打することにより、患者の治療を行う。
図2は杭3から取り外したハーブ収容体2を平置きした状態を示している。
図2(a)は平面図であり、
図2(b)は底面図である。
図2(c)は、(a)の平面図におけるAA´矢視断面図である。本実施形態のハーブ収容体2は、円形状の底布21に2枚の半円形状の蓋布片22a、22bが連結されて構成される。より詳しくは、蓋布片22a、22bの外周円弧部が底布21と連結しており、蓋布片22a、22bの外周直線部は、互いに連結しておらず、また底布21とも連結していない。蓋布片22a、22bの外周直線部はいずれも開口端となっている。
【0011】
すなわち、ハーブ収容体2は、底布21と蓋布片22aおよび蓋布片22bとが重なる部分が二重構造となっており、ここがポケットとなりハーブ6を収容することが出来る。更にハーブ収容体2は中心部に開口部23を有しており、開口部23からハーブ6の出し入れが可能となっている。なお、
図2(c)に示すように、開口部23を形成する蓋布片22aと蓋布片22bとは若干の重なり部分があり、これにより収容しているハーブ6が外部へ飛び出すのを抑制する。
底布21と蓋布片21a、21bとは同素材の布で形成されてもよいし、患者の体に接触する蓋布片21a、21bは、底布21と比して厚みのある素材(キルティング素材等)を用いてよい。また、底布21としてポリウレタンやスポンジ、クッション材などを用いることにより緩衝材としての機能を持たせてもよい。これにより施術に伴う痛みや恐怖心を軽減することが可能となる。
なお、底布21と蓋布片21a、21bとは縫製により連結してもよいし、接着剤やテープ等を用いて連結してもよい。
【0012】
ハーブ6は布や不織布等で形成された内袋に入れた状態で、ハーブ収容体2に収容してもよい。これによりハーブの出し入れや取り替えが容易となる。
続いて、杭3の形状について説明する。
図3(a)は、本実施形態で用いる杭3の外観図である。同図に示すように、杭3の端部31a、31bは、互いに形状が異なり、患部に当接した際の接触面積が異なる。端部31aは、患部に当接する先端が半球状であり、接触面積が狭く患者のツボを取る施術に適している。端部31bは、患部に当接する先端が平坦状であり、接触面積が広く患部の押圧に適している。骨格振動器具1では、端部31a、31bのどちら側をハーブ収容体2で内包しても良い。それぞれの患者の状態や施術箇所に合わせて使用方法を変更することが可能である。
また、杭3の形状は、これに限定されず、例えば、
図3(b)に示す杭3aや
図3(c)に示す杭3b等を用いてもよい。杭3bの両端部は同一形状である。
【0013】
固定具4は、布製の紐、革製の紐、ビニール製の紐、ゴムバンド、針金等を用いることができる。固定具4は、杭3をハーブ収容体2で内包した状態でハーブ収容体2と杭3とを固定できるものであれば足りる。本実施形態の骨格振動器具1は、固定具4を用いることにより従来のカップ部材が不要となる。カップ部材は杭に合わせた形状、寸法が必要であるため施術者が自ら作成するのは困難であり、カップ部材が杭から外れた場合には取り換えが容易ではない。これに対して本実施形態の骨格振動器具1はハーブ収容体2と杭3との固定が容易であることから、家庭内で使用する場合などに好適である。また、紐状の固定具4を用いることにより杭の形状を選ばず、どのような形状の杭も固定することが可能となる。
次に、骨格振動器具1の使用例、すなわち骨格振動器具1を用いた施術方法について説明する。
【0014】
図4は、骨格振動器具1の使用例1を示す概略図である。ここでは視覚的な理解を容易にするために、ハーブ収容体2を透過した状態を示している。同図に示すように、使用例1では、ハーブ収容体2の開口部23が患部に当接するようにハーブ収容体2と杭3とが固定されている。この場合、ハーブ収容体2と杭3とを固定した状態でも開口部23からハーブ6を出し入れすることが可能となる。
施術で使用するハーブ6の種類は限定されず、いわゆる薬草に加えて、緑茶などの茶葉を用いてもよい。乾燥ハーブでもよいしフレッシュハーブでもよい。ハーブ6は施術前に温めておくことが好ましい。これにより患部を温め、患部の血行を促進させる。このようにハーブ収容体2および温めたハーブ6を介して、杭3の端部を木槌により叩打して施術する。
先に述べたようにハーブ収容体2は布製または不織布製であって目の細かい穴が無数に空いている。施術者が木槌5で杭3の一端を叩打することにより、ハーブ収容体2の内部において杭3の他端によってハーブ6が粉砕される。粉砕されたハーブ6はハーブ収容体2の布目から漏れ出す。これにより、患者は施術中ハーブの香りによるリラックス効果やリフレッシュ効果を得ることができる。
【0015】
図5は、骨格振動器具1の使用例2を示す概略図である。
図4と同様に、視覚的な理解を容易にするために、ハーブ収容体2を透過した状態を示している。同図に示すように、使用例2では、ハーブ収容体2の開口部23が杭3側にある。このように開口部23が内側となるようにハーブ収容体2と杭3とを固定してもよい。この場合、固定した状態でのハーブ6の出し入れは出来ないが、開口部23が患者に当接しないことから、ハーブ6の漏れ出しが緩やかとなる。
図6は、骨格振動器具1の使用例3を示す概略図である。
図4と同様に、視覚的な理解を容易にするために、ハーブ収容体2を透過した状態を示している。同図に示すように、使用例3は使用例2の状態にハーブ7を追加している。ハーブ収容体2と杭3との間に更にハーブ7を追加して固定具4で固定する。このように、ハーブ収容体2と杭3との間に不織布などの内袋に入れて温めたハーブ7を追加して施術することも可能である。ハーブを増量することにより温度が長時間持続し、血行促進やリラックス効果が高まる。また、ハーブ6とハーブ7とにおいて使用するハーブの種類を変えることにより、複数種類のハーブの効能を得ることができる。
【0016】
<変形例>
本発明を上記の実施形態に基づき説明してきたが、本発明に係る骨格振動器具は、上記の実施形態で説明した骨格振動器具1に限定されず、以下のような場合も本発明に含まれる。また、上記の実施形態で説明した骨格振動器具1と、以下の各変形例とを適宜組み合あせたものも本発明に含まれる。
(1)ハーブ収容体2の形状は、
図2に示したように円形状でなくてもよい。例えば、四角形などの多角形形状でもよい。ハーブ収容体2は少なくとも杭3の一端を内包し固定した状態で開口部からハーブを出し入れ可能な形状のものであれば良い。
(2)ハーブ収容体2に設けられた開口部23は、
図2に示したような形状、位置に限定されない。ハーブ収容体2は、少なくとも二重構造部分を含み、当該二重構造部分にハーブを出し入れ可能な開口を有していれば良い。
【0017】
(3)ハーブ収容体2の更なる変形例を
図7および
図8に示す。
図7は、変形例に係るハーブ収容体200を平置きした状態を示している。
図7(a)は平面図であり、
図7(b)は底面図である。
図7(c)は、(a)の平面図におけるAA´矢視断面図である。ハーブ収容体200は、円形状の底布201にハーブを収容するための2つのポケットを備えている。すなわち、底布201に連結された2枚の蓋布片202aにより、開口部203aを備えたポケットが形成され、ここにハーブ8を収容することが可能である。また、底布201に連結された2枚の蓋布片202bにより、開口部203bを備えたポケットが形成され、ここにハーブ9を収容することが可能である。ハーブ収容体200は、表側のポケットの開口部203aと裏側のポケットの開口部213bとが同じ位置に設けられている。
【0018】
図8は、変形例に係るハーブ収容体210を平置きした状態を示している。
図8(a)は平面図であり、
図8(b)は底面図である。
図8(c)は、(a)の平面図におけるAA´矢視断面図である。ハーブ収容体210も、
図7に示したハーブ収容体200と同様に、円形状の底布211にハーブを収容するための2つのポケットを備えている。すなわち、底布211に連結された2枚の蓋布片212aにより、開口部213aを有するポケットが形成され、ここにハーブ8を収容することが可能である。また、底布211に連結された2枚の蓋布片212bにより、開口部213bを有するポケットが形成され、ここにハーブ9を収容することが可能である。ハーブ収容体210がハーブ収容体200と異なる点は、表側の開口部213aの位置と裏側の開口部213bの位置とが90度ずれている点である。
このように、骨格振動器具で用いるハーブ収容体がハーブを収容するための複数のポケットを備える場合も本発明に含まれる。
(4)杭3の形状も
図3に示したものに限定されず、施術内容などに合わせて適宜選択することが可能である。
【符号の説明】
【0019】
1 骨格振動器具
2、200、210 ハーブ収容体
3、3a、3b 杭
4 固定具(固定部材)
5 木槌(ハンマー)
6、7、8、9 ハーブ
21 底布
22a、22b、202a、202b、212a、212b 蓋布片
23、203a、203b、213a、213b 開口部
31a、31b 端部
【手続補正書】
【提出日】2023-01-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
杭の一端を患部に当て、当該杭の他端を木槌で打つことにより患部を治療する骨格振動器具であって、
杭と、
前記杭の一端に取り付けが可能なハーブ収容体と、
前記杭の一端を前記ハーブ収容体で包含した状態で、前記ハーブ収容体と前記杭とを固定する固定部材とから構成され、
前記ハーブ収容体は開口部を有する1以上のポケットを備え、当該開口部からハーブを出し入れする
ことを特徴とする骨格振動器具。
【請求項2】
前記開口部は、当該ハーブ収容体が前記杭に固定されている状態において、ハーブの出し入れが可能な位置に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の骨格振動器具。
【請求項3】
前記杭の両端部は形状が異なり、それぞれの形状の相違により前記患部に当たる面積が異なる
ことを特徴とする請求項2に記載の骨格振動器具。
【請求項4】
骨格振動器具を用いた施術方法であって、
前記骨格振動器具は、
杭と、前記杭の一端に固定部材を用いて取り付けた内部にハーブを収容しているハーブ収容体とから構成され、前記ハーブ収容体は開口部を有する二重構造であり、
前記施術方法は、
前記開口部が患部側となるように前記ハーブ収容体を前記杭の一端に取り付け、ハーブ収容体が取り付けられた前記杭の一端を患部に当て、当該杭の他端を木槌で打つことにより患部を叩打する
ことを特徴とする施術方法。
【請求項5】
骨格振動器具を用いた施術方法であって、
前記骨格振動器具は、
杭と、前記杭の一端に固定部材を用いて取り付けた内部にハーブを収容しているハーブ収容体とから構成され、前記ハーブ収容体は開口部を有する二重構造であり、
前記施術方法は、
前記開口部が杭側となるように前記ハーブ収容体を前記杭の一端に取り付け、ハーブ収容体が取り付けられた前記杭の一端を患部に当て、当該杭の他端を木槌で打つことにより患部を叩打する
ことを特徴とする施術方法。
【請求項6】
前記ハーブ収容体と前記杭との間に更にハーブを追加して前記固定部材で固定する
ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の施術方法。
【請求項7】
ハーブ収容体に収容した一端側を患部に当接し、他端側を木槌で打つことにより患部を治療する杭であって、
前記杭の両端部は形状が異なり、前記患部の形状、面積および構造の少なくとも一つに応じて選択した一端を前記患部に当接する
ことを特徴とする杭。
【手続補正書】
【提出日】2023-08-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
杭の一端を患部に当て、当該杭の他端を木槌で打つことにより患部を治療する骨格振動器具であって、
杭と、
前記杭の一端に取り付けが可能なハーブ収容体と、
前記杭の一端を前記ハーブ収容体で包含した状態で、前記ハーブ収容体と前記杭とを固定する固定部材とから構成され、
前記ハーブ収容体は開口部を有する1以上のポケットを備え、当該開口部からハーブを出し入れする
ことを特徴とする骨格振動器具。
【請求項2】
前記開口部は、当該ハーブ収容体が前記杭に固定されている状態において、ハーブの出し入れが可能な位置に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の骨格振動器具。
【請求項3】
前記杭の両端部は形状が異なり、それぞれの形状の相違により前記患部に当たる面積が異なる
ことを特徴とする請求項2に記載の骨格振動器具。