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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023178013
(43)【公開日】2023-12-14
(54)【発明の名称】微細気泡発生ノズル
(51)【国際特許分類】
   B01F 23/23 20220101AFI20231207BHJP
   B01F 25/20 20220101ALI20231207BHJP
   B01F 25/44 20220101ALI20231207BHJP
   A47K 3/00 20060101ALI20231207BHJP
【FI】
B01F23/23
B01F25/20
B01F25/44
A47K3/00 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022091030
(22)【出願日】2022-06-03
(71)【出願人】
【識別番号】000115854
【氏名又は名称】リンナイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】岡野 雄
【テーマコード(参考)】
4G035
【Fターム(参考)】
4G035AB04
4G035AB15
4G035AC14
4G035AC26
4G035AE13
(57)【要約】
【課題】 キャビテーション音を低減させることができる技術を提供する。
【解決手段】 微細気泡発生ノズルは、ノズルユニットと、遮蔽体と、を備え、ノズルユニットは、気体が水に溶解している気体溶解加圧水が流入する流入口と、流入口から流入する気体溶解加圧水の圧力を減圧する減圧部と、減圧部よりも下流側に設けられており、減圧部から流入する気体溶解加圧水が衝突することによって気体溶解加圧水の流路の向きを変更させる第1衝突壁を有する第1衝突室と、第1衝突室よりも下流側に設けられており、第1衝突室を通過した気体溶解加圧水が衝突することによって気体溶解加圧水の流路の向きを変更させる第2衝突壁を有する第2衝突室と、第2衝突室を通過した気体溶解加圧水が流出する流出口と、を備え、遮蔽体は、ノズルユニットの外側において、流出口と対向する位置に配置されている。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
微細気泡発生ノズルであって、
ノズルユニットと、
遮蔽体と、を備え、
前記ノズルユニットは、
気体が水に溶解している気体溶解加圧水が流入する流入口と、
前記流入口から流入する気体溶解加圧水の圧力を減圧する減圧部と、
前記減圧部よりも下流側に設けられており、前記減圧部から流入する気体溶解加圧水が衝突することによって気体溶解加圧水の流路の向きを変更させる第1衝突壁を有する第1衝突室と、
前記第1衝突室よりも下流側に設けられており、前記第1衝突室を通過した気体溶解加圧水が衝突することによって気体溶解加圧水の流路の向きを変更させる第2衝突壁を有する第2衝突室と、
前記第2衝突室を通過した気体溶解加圧水が流出する流出口と、を備え、
前記遮蔽体は、前記ノズルユニットの外側において、前記流出口と対向する位置に配置されている、微細気泡発生ノズル。
【請求項2】
前記第2衝突壁と前記流出口を接続する流路の流路軸に沿った第1方向において、前記微細気泡発生ノズルを前記遮蔽体側から見た場合に、前記遮蔽体が、前記流出口を完全に覆っている、請求項1に記載の微細気泡発生ノズル。
【請求項3】
前記ノズルユニットの中心軸に沿った第2方向において、
前記第1衝突壁は、前記減圧部よりも第1の側に設けられており、
前記第2衝突壁は、前記第1衝突壁よりも前記第1の側と反対側の第2の側に設けられており、
前記流出口は、前記第1衝突壁と前記第2衝突壁との間に設けられており、
前記遮蔽体は、前記第1衝突壁と前記流出口との間に設けられている、請求項1に記載の微細気泡発生ノズル。
【請求項4】
前記遮蔽体は、弾性材料からなっている、請求項1から3のいずれか一項に記載の微細気泡発生ノズル。
【請求項5】
前記ノズルユニットは、前記遮蔽体を取付ける取付部を備えており、
前記遮蔽体が前記取付部に取付けられている状態において、前記取付部と前記遮蔽体との間には、隙間が設けられている、請求項4に記載の微細気泡発生ノズル。
【請求項6】
前記ノズルユニットの中心軸に沿った第2方向において、
前記第1衝突壁は、前記減圧部よりも第1の側に設けられており、
前記流出口は、前記第1衝突壁と前記第2衝突壁との間に設けられており、
前記第2衝突壁は、前記第1衝突壁よりも前記第1の側と反対側の第2の側に設けられており、
前記ノズルユニットは、さらに、
前記第1衝突壁の外周端から前記第2方向の前記第2の側に延び、前記第1衝突室と前記第2衝突室との間の流路を画定する周囲壁部を備え、
前記取付部は、前記周囲壁部から外側に突出し、
前記遮蔽体が前記取付部に取り付けられている状態において、前記遮蔽体の前記第1の側の端部は、前記第1衝突壁よりも前記第2の側に位置している、請求項5に記載の微細気泡発生ノズル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、微細気泡発生ノズルに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ノズルユニットを備える微細気泡発生ノズルが開示されている。ノズルユニットは、気体が水に溶解している気体溶解加圧水が流入する流入口と、流入口から流入する気体溶解加圧水の圧力を減圧する減圧部と、減圧部よりも下流側に設けられており、減圧部から流入する気体溶解加圧水が衝突することによって気体溶解加圧水の流路の向きを変更させる第1衝突壁を有する第1衝突室と、第1衝突室よりも下流側に設けられており、第1衝突室を通過した気体溶解加圧水が衝突することによって気体溶解加圧水の流路の向きを変更させる第2衝突壁を有する第2衝突室と、第2衝突室を通過した気体溶解加圧水が流出する流出口と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-54987号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の微細気泡発生ノズルにおいて、気体溶解加圧水は、減圧部を通過することによって、大気圧よりも低い圧力に減圧される。気体溶解加圧水が減圧される過程において、水に溶解されている気体が析出し、気体溶解加圧水内に気泡が発生する。そして、気体溶解加圧水が、第1衝突室、及び、第2衝突室を通過することによって、気体溶解加圧水内の圧力が徐々に増圧される。気体溶解加圧水の圧力が増圧されることによって、気体溶解加圧水内の気泡の一部が、分裂して微細気泡になる。そして、気体溶解加圧水が流出口から流出すると、気体溶解加圧水の圧力が大気圧まで増圧され、気体溶解加圧水内に残存している気泡の一部が、分裂して微細気泡になる。上記の微細気泡発生ノズルのノズルユニットでは、減圧部よりも下流側の流路において、局所的に負圧が大きい箇所が存在する場合がある。局所的に負圧が大きい箇所が存在する場合において、気体溶解加圧水が減圧される過程において発生した気泡がはじけることがある。気泡がはじけることによって、キャビテーション音が発生する。
【0005】
本明細書では、キャビテーション音を低減させることができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術の第1の態様では、微細気泡発生ノズルは、ノズルユニットと、遮蔽体と、を備え、前記ノズルユニットは、気体が水に溶解している気体溶解加圧水が流入する流入口と、前記流入口から流入する気体溶解加圧水の圧力を減圧する減圧部と、前記減圧部よりも下流側に設けられており、前記減圧部から流入する気体溶解加圧水が衝突することによって気体溶解加圧水の流路の向きを変更させる第1衝突壁を有する第1衝突室と、前記第1衝突室よりも下流側に設けられており、前記第1衝突室を通過した気体溶解加圧水が衝突することによって気体溶解加圧水の流路の向きを変更させる第2衝突壁を有する第2衝突室と、前記第2衝突室を通過した気体溶解加圧水が流出する流出口と、を備え、前記遮蔽体は、前記ノズルユニットの外側において、前記流出口と対向する位置に配置されている。
【0007】
上記の構成によると、ノズルユニットの流出口から流出する気体溶解加圧水が、遮蔽体に衝突する。気体溶解加圧水が遮蔽体に衝突するために、微細気泡発生ノズル全体の圧力損失が大きくなる。この場合、ノズルユニットの流出口から流出する気体溶解加圧水が遮蔽体に衝突しない構成と比較して、ノズルユニット内の圧力を高めることができる。このため、ノズルユニット内における局所的に負圧が大きい箇所の負圧を小さくすることができる。これにより、ノズルユニット内において気泡がはじけることを抑制することができる。従って、キャビテーション音を低減させることができる。なお、負圧が大きいとは、大気圧との差圧が大きいことを意味し、負圧が小さいとは、大気圧との差圧が小さいことを意味する。
【0008】
第2の態様では、上記第1の態様において、前記第2衝突壁と前記流出口を接続する流路の流路軸に沿った第1方向において、前記微細気泡発生ノズルを前記遮蔽体側から見た場合に、前記遮蔽体が、前記流出口を完全に覆っていてもよい。
【0009】
上記の構成によると、流出口から流出する気体溶解加圧水の多くを遮蔽体に衝突させることができる。この場合、微細気泡発生ノズル全体の圧力損失がより大きくなり、ノズルユニット内の圧力をより高めることができる。このため、ノズルユニット内における局所的に負圧が大きい箇所の負圧をより小さくすることができる。従って、ノズルユニット内において気泡がはじけることをより抑制することができ、キャビテーション音をより低減させることができる。
【0010】
第3の態様では、上記第1又は第2の態様において、前記ノズルユニットの中心軸に沿った第2方向において、前記第1衝突壁は、前記減圧部よりも第1の側に設けられており、前記第2衝突壁は、前記第1衝突壁よりも前記第1の側と反対側の第2の側に設けられており、前記流出口は、前記第1衝突壁と前記第2衝突壁との間に設けられており、前記遮蔽体は、前記第1衝突壁と前記流出口との間に設けられていてもよい。
【0011】
流出口と遮蔽体との間の距離が大きい場合、ノズルユニットの流出口から流出する気体溶解加圧水が遮蔽体に衝突しても、微細気泡発生ノズル全体の圧力損失が大きくならない。上記の構成によると、流出口と遮蔽体との間の距離を短くすることができ、微細気泡発生ノズル全体の圧力損失を確実に大きくすることができ、ノズルユニット内の圧力を確実に高めることができる。即ち、ノズルユニット内における局所的に負圧が大きい箇所の負圧を確実に小さくすることができる。従って、キャビテーション音を確実に低減させることができる。
【0012】
第4の態様では、上記第1から第3の態様のいずれか1つにおいて、前記遮蔽体は、弾性材料からなっていてもよい。
【0013】
上記の構成によると、ノズルユニット内において気泡がはじけた場合でも、気泡がはじけることで生じる衝撃が遮蔽体に吸収される。従って、キャビテーション音をより低減させることができる。
【0014】
第5の態様では、上記第1から第4の態様のいずれか1つにおいて、ノズルユニットは、前記遮蔽体を取付ける取付部を備えてもよい。前記遮蔽体が前記取付部に取付けられている状態において、前記取付部と前記遮蔽体との間には、隙間が設けられていてもよい。
【0015】
上記の構成によると、遮蔽体が前記取付部に取付けられている状態において、遮蔽体は、取付部と遮蔽体との間の隙間の分だけ、取付部に対して移動することができる。遮蔽体が取付部に対して移動することによって、気泡がはじけることで生じる衝撃が吸収される。このため、取付部と遮蔽体との間に隙間が設けられていない構成と比較して、遮蔽体によって、気泡がはじけることで生じる衝撃をより吸収することができる。従って、キャビテーション音をより低減させることができる。
【0016】
第6の態様では、上記第1から第5の態様のいずれか1つにおいて、前記ノズルユニットの中心軸に沿った第2方向において、前記第1衝突壁は、前記減圧部よりも第1の側に設けられており、前記流出口は、前記第1衝突壁と前記第2衝突壁との間に設けられており、前記第2衝突壁は、前記第1衝突壁よりも前記第1の側と反対側の第2の側に設けられていてもよい。前記ノズルユニットは、さらに、前記第1衝突壁の外周端から前記第2方向の前記第2の側に延び、前記第1衝突室と前記第2衝突室との間の流路を画定する周囲壁部を備えてもよい。前記取付部は、前記周囲壁部から外側に突出し、前記遮蔽体が前記取付部に取り付けられている状態において、前記遮蔽体の前記第1の側の端部は、前記第1衝突壁よりも前記第2の側に位置していてもよい。
【0017】
上記の構成によると、遮蔽体の前記第1の側の端部が前記第1衝突壁よりも第1の側に位置している構成と比較して、微細気泡発生ノズルの前後方向の長さを短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】第1実施例に係る微細気泡発生ノズル10を前方左方上方から見た斜視図である。
図2】第1実施例に係る微細気泡発生ノズル10を後方左方上方から見た斜視図である。
図3】第1実施例に係るノズル本体20を前方左方上方から見た斜視図である。
図4】第1実施例に係る微細気泡発生ノズル10を上方から見た断面図である。
図5】第1実施例に係るホルダ部22を後方左方上方から見た斜視図である。
図6】第1実施例に係る微細気泡発生ノズル10を左方から見た断面図である。
図7】第1実施例に係る遮蔽体14を後方左方上方から見た斜視図である。
図8】第1実施例に係る微細気泡発生ノズル10の前面図である。
図9】第2実施例に係る微細気泡発生ノズル210を前方左方上方から見た斜視図である。
図10】第2実施例に係る微細気泡発生ノズル210を上方から見た断面図である。
図11】第2実施例に係る微細気泡発生ノズル210を左方から見た断面図である。
図12】第2実施例に係る微細気泡発生ノズル210の前面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
(微細気泡発生ノズル10の構成)
図1に示すように、微細気泡発生ノズル10は、ノズルユニット12と、遮蔽体14と、を備える。微細気泡発生ノズル10は、浴槽(図示省略)等に微細気泡を発生させるためのノズルである。以下では、微細気泡発生ノズル10の中心軸C1に平行な方向を前後方向といい、中心軸C1に対して、後述するノズルユニット12の連結部44が設けられている方向を左右方向といい、前後方向及び左右方向に直交する方向を上下方向という。
【0020】
(ノズルユニット12の構成)
図2に示すように、ノズルユニット12は、ノズル本体20と、ホルダ部22と、を備える。ノズル本体20、及び、ホルダ部22は、樹脂からなる。ノズル本体20は、ホルダ部22に取付けられている。ノズル本体20は、2個の減圧部30と、第1本体側円筒部32と、本体側円板部34と、第2本体側円筒部36(図3参照)と、を備える。2個の減圧部30は、左右方向に並んで配置されている。図4に示すように、減圧部30は、流入口30aと、縮径流路30bと、縮径流路30bの後端に接続される拡径流路30cと、噴出口30dと、を備える。流入口30aには、空気が水に溶解している空気溶解加圧水を微細気泡発生ノズル10に供給するための給水管(図示省略)が接続される。縮径流路30bは、後方から前方に向かうにつれて、流路径が段階的に小さくなっている。拡径流路30cは、後方から前方に向かうにつれて、流路径が徐々に大きくなっている。本実施例では、拡径流路30cを通過した後の空気溶解加圧水の圧力が、大気圧よりも低い圧力になるように、拡径流路30cの流路径が設定されている。減圧部30の中心軸C2は、中心軸C1に対して平行である。本体側円板部34は、第1本体側円筒部32と第2本体側円筒部36との間に設けられている。本体側円板部34の外径は、第1本体側円筒部32の外径、及び、第2本体側円筒部36の外径よりも大きい。図2に示すように、本体側円板部34には、本体側円板部34の外周面から外側に突出する2個の突出部34aが接続されている。2個の突出部34aは、本体側円板部34の上部、及び、下部に接続されている。図4に示すように、第2本体側円筒部36の外径は、第1本体側円筒部32よりも小さい。
【0021】
図1に示すように、ホルダ部22は、第1ホルダ側円筒部40と、第2ホルダ側円筒部42(図4参照)と、2個の連結部44と、取付部46(図4参照)と、ホルダ側円板部48と、を備える。
【0022】
2個の連結部44は、第1ホルダ側円筒部40の左右両側の端部から外側に突出している。連結部44には、ネジ穴Bが設けられている。連結部44のネジ穴Bは、ホルダ部22を浴槽接続具(図示省略)に取付けるためのネジ穴である。浴槽接続具は、微細気泡発生ノズル10を浴槽に取付けるための器具である。
【0023】
図2に示すように、第1ホルダ側円筒部40の後部には、2個の切欠部50が設けられている。2個の切欠部50は、第1ホルダ側円筒部40の上部、及び、下部に設けられている。切欠部50は、ノズル本体20の突出部34aに対応する形状を有している。
【0024】
図5に示すように、第2ホルダ側円筒部42の後端部は、4個の接続部52を介して、第1ホルダ側円筒部40に接続されている。第2ホルダ側円筒部42の外径は、第1ホルダ側円筒部40の内径よりも小さい。第1ホルダ側円筒部40、第2ホルダ側円筒部42、及び、4個の接続部52によって、4個の流出口54が形成される。図4に示すように、第2ホルダ側円筒部42の内径は、ノズル本体20の第2本体側円筒部36の外径よりも大きい。即ち、第2ホルダ側円筒部42と第2本体側円筒部36との間には、隙間が設けられている。ホルダ側円板部48は、第2ホルダ側円筒部42の前端に接続されている。ホルダ側円板部48の外径は、第2ホルダ側円筒部42の外径と同じである。即ち、第2ホルダ側円筒部42は、ホルダ側円板部48の外周端から後方に延びている。ホルダ側円板部48の中央部には、後方に突出する突出部49が設けられている。突出部49の突出端(後側の端)は、減圧部30の噴出口30dと、第2本体側円筒部36の前端36aと、の間に位置している。
【0025】
ノズル本体20がホルダ部22に取付けられている状態において、ホルダ部22内には、第1衝突室60と、第1水路62と、第2衝突室64と、第2水路66(図6参照)と、が形成される。第1衝突室60は、ホルダ側円板部48の後面48aと第2本体側円筒部36の前端36aとの間の領域である。第1衝突室60は、第2ホルダ側円筒部42、ホルダ側円板部48、及び、突出部49によって画定される。
【0026】
第1水路62は、第1衝突室60と第2衝突室64とを接続する水路である。第1水路62は、第2本体側円筒部36と第2ホルダ側円筒部42とによって画定される。
【0027】
第2衝突室64は、第2ホルダ側円筒部42の後端42aと本体側円板部34の前面34bとの間の領域である。第2衝突室64は、第1ホルダ側円筒部40、本体側円板部34、及び、第2本体側円筒部36によって画定される。本実施例では、第2衝突室64の容積は、第1衝突室60の容積よりも大きい。
【0028】
図6に示すように、第2水路66は、第2衝突室64と流出口54とを接続する水路である。第2水路66は、第1ホルダ側円筒部40と第2ホルダ側円筒部42との間の隙間によって画定される。
【0029】
取付部46は、第2ホルダ側円筒部42の外面から外側に突出している。取付部46は、前後方向において、第1衝突室60と第2衝突室64との間に設けられている。
【0030】
(遮蔽体14の構成)
図7の遮蔽体14は、ゴム等の弾性材料からなる。遮蔽体14は、第1遮蔽体側円筒部70と、第2遮蔽体側円筒部72と、第3遮蔽体側円筒部74と、を備える。図6に示すように、第1遮蔽体側円筒部70の内径は、取付部46の外径よりもわずかに大きい。第2遮蔽体側円筒部72は、第1遮蔽体側円筒部70の前端部から前方に延びている。遮蔽体14が取付部46に取付けられている状態において、第2遮蔽体側円筒部72の前端72aは、ホルダ側円板部48の前面48bよりもわずかに後方に位置する。第2遮蔽体側円筒部72の内径は、第1遮蔽体側円筒部70の内径よりも小さく、第2ホルダ側円筒部42の外径よりもわずかに大きい。第3遮蔽体側円筒部74は、第1遮蔽体側円筒部70の後端部から後方に延びている。第3遮蔽体側円筒部74の後端74aは、第1衝突室60と流出口54との間に配置されている。第3遮蔽体側円筒部74の後端74aと流出口54との間の距離L1は、1mmである。なお、距離L1は、0.5mm~2mmの範囲にあるとよい。第3遮蔽体側円筒部74の内径は、第1遮蔽体側円筒部70の内径よりも小さく、第2ホルダ側円筒部42の外径よりもわずかに大きく、第2遮蔽体側円筒部72の内径よりもわずかに大きい。第1遮蔽体側円筒部70の内周面、第2遮蔽体側円筒部72の後面、及び、第3遮蔽体側円筒部74の前面によって、径方向外側に陥凹する凹部76が画定される。凹部76の前後方向の幅は、取付部46の前後方向の幅と同じである。遮蔽体14がノズルユニット12の取付部46に取り付けられている状態において、前後方向において、遮蔽体14がノズルユニット12の取付部46に当接し、径方向において、遮蔽体14と取付部46との間、及び、遮蔽体14と第2ホルダ側円筒部42との間には隙間が設けられている。また、図8に示すように、微細気泡発生ノズル10を前側から見た場合に、4個の流出口54(図5参照)が、遮蔽体14によって完全に覆われている。
【0031】
続いて、図6を参照して、微細気泡発生ノズル10によって生成される微細気泡について説明する。なお、図6において、実線矢印は水の流路を示す。
【0032】
まず、減圧部30の流入口30aを介して、空気溶解加圧水が微細気泡発生ノズル10に流入する。この時点における空気溶解加圧水の圧力は、大気圧よりも大きい。空気溶解加圧水が減圧部30の縮径流路30bを通過することによって、空気溶解加圧水の流速が速くなり、この結果、空気溶解加圧水の圧力が大気圧よりも低い圧力まで減圧される。この時点において、空気溶解加圧水内に気泡が生成される。そして、減圧部30の縮径流路30bを通過した空気溶解加圧水が拡径流路30cを流れる間に、空気溶解加圧水の流速が低下する。流速が低下する結果、空気溶解加圧水が増圧される。空気溶解加圧水の圧力が増圧されることによって、空気溶解加圧水内の気泡が収縮する。この結果、空気溶解加圧水に含まれる気泡の一部が分裂して微細気泡になる。
【0033】
次いで、空気溶解加圧水は、減圧部30の噴出口30dを介して、ホルダ部22の第1衝突室60内に噴出される。空気溶解加圧水が第1衝突室60に噴出されることによって、空気溶解加圧水の流速が遅くなる。これにより、空気溶解加圧水の圧力がさらに増圧され、空気溶解加圧水内の気泡の一部がさらに分裂して微細気泡になる。次いで、ホルダ側円板部48に衝突した空気溶解加圧水は、第1水路62を通って、第2衝突室64に流入する。上述のように、第2衝突室64の容積は、第1衝突室60の容積よりも大きい。このため、第2衝突室64に流入した空気溶解加圧水の流速がさらに遅くなる。これにより、空気溶解加圧水の圧力がさらに増圧され、空気溶解加圧水内の気泡の一部がさらに分裂して微細気泡になる。
【0034】
次いで、本体側円板部34に衝突した空気溶解加圧水は、第2水路66及びホルダ部22の流出口54を通って、ノズルユニット12の流出口54から流出する。流出口54から流出した空気溶解加圧水は、遮蔽体14の第3遮蔽体側円筒部74に衝突する。また、一部の空気加圧溶解水は、遮蔽体14の第1遮蔽体側円筒部70に衝突する。その後、空気溶解加圧水は、浴槽等の流出箇所に流出する。空気溶解加圧水の圧力は、流出箇所において、大気圧まで増圧される。これにより、第2衝突室64を通過した空気溶解加圧水内に残存している気泡が収縮し、気泡の一部がさらに分裂して微細気泡になる。なお、流出箇所に流出する空気溶解加圧水には、第1衝突室60及び第2衝突室64で生成された微細気泡も含まれる。これにより、流出箇所に大量の微細気泡が発生する。
【0035】
上述のように、図1に示すように、微細気泡発生ノズル10は、ノズルユニット12と、遮蔽体14と、を備える。ノズルユニット12は、空気(「気体」の一例)が水に溶解している空気溶解加圧水が流入する流入口30aと、流入口30aから流入する空気溶解加圧水の圧力を減圧する減圧部30と、減圧部30よりも下流側に設けられており、減圧部30から流入する空気溶解加圧水が衝突することによって空気溶解加圧水の流路の向きを変更させるホルダ側円板部48(「第1衝突壁」の一例)を有する第1衝突室60と、第1衝突室60よりも下流側に設けられており、第1衝突室60を通過した空気溶解加圧水が衝突することによって空気溶解加圧水の流路の向きを変更させる本体側円板部34(「第2衝突壁」の一例)を有する第2衝突室64と、第2衝突室64を通過した水が流出する流出口54と、を備える。図6に示すように、遮蔽体14は、ノズルユニット12の外側において、流出口54と対向する位置に配置されている。上記の構成によると、ノズルユニット12の流出口54から流出する空気溶解加圧水が、遮蔽体14に衝突する。空気溶解加圧水が遮蔽体14に衝突するために、微細気泡発生ノズル10全体の圧力損失が大きくなる。この場合、ノズルユニット12の流出口54から流出する空気溶解加圧水が遮蔽体14に衝突しない構成と比較して、ノズルユニット12内の圧力を高めることができる。このため、ノズルユニット12内における局所的に負圧が大きい箇所の負圧を小さくすることができる。これにより、ノズルユニット12内において気泡がはじけることを抑制することができる。従って、キャビテーション音を低減させることができる。
【0036】
また、図8に示すように、本体側円板部34と流出口54を接続する流路の流路軸に沿った前後方向(「第1方向」の一例)において、微細気泡発生ノズル10を遮蔽体14側から見た場合に、遮蔽体14が、流出口54を完全に覆っている。上記の構成によると、流出口54から流出する空気溶解加圧水の多くが、遮蔽体14に衝突するようになる。この場合、微細気泡発生ノズル10全体の圧力損失がより大きくなり、ノズルユニット12内の圧力をより高めることができる。このため、ノズルユニット12内における局所的に負圧が大きい箇所の負圧をより小さくすることができる。従って、ノズルユニット12内において気泡がはじけることをより抑制することができ、キャビテーション音をより低減させることができる。
【0037】
また、図6に示すように、ノズルユニット12の中心軸C1に沿った前後方向(「第2方向」の一例)において、ホルダ側円板部48は、減圧部30よりも前側(「第1の側」の一例)に設けられており、本体側円板部34は、ホルダ側円板部48よりも後側(「第2の側」の一例)に設けられており、流出口54は、第1衝突室60と第2衝突室64との間に設けられており、遮蔽体14は、第1衝突室60と流出口54との間に設けられている。流出口54と遮蔽体14との間の距離が大きい場合、ノズルユニット12の流出口54から流出する空気溶解加圧水が遮蔽体14に衝突しても、微細気泡発生ノズル10全体の圧力損失が大きくならない。上記の構成によると、流出口54と遮蔽体14との間の距離を短くすることができ、微細気泡発生ノズル10全体の圧力損失を確実に大きくすることができ、ノズルユニット12内の圧力を確実に高めることができる。即ち、ノズルユニット12内における局所的に負圧が大きい箇所の負圧を確実に小さくすることができる。従って、キャビテーション音を確実に低減させることができる。
【0038】
また、遮蔽体14は、弾性材料からなっている。上記の構成によると、ノズルユニット12内において気泡がはじけた場合でも、気泡がはじけることで生じる衝撃が遮蔽体14に吸収される。従って、キャビテーション音をより低減させることができる。
【0039】
また、図4に示すように、ノズルユニット12は、遮蔽体14を取付ける取付部46を備える。遮蔽体14が取付部46に取付けられている状態において、取付部46と遮蔽体14との間には、隙間が設けられている。上記の構成によると、遮蔽体14が取付部46に取付けられている状態において、遮蔽体14は、取付部46と遮蔽体14との間の隙間の分だけ、取付部46に対して移動することができる。換言すれば、遮蔽体14が振動することができる。遮蔽体14が振動することによって、気泡がはじけることで生じる衝撃が吸収される。このため、取付部46と遮蔽体14との間に隙間が設けられていない構成と比較して、遮蔽体14によって、気泡がはじけることで生じる衝撃をより吸収することができる。従って、キャビテーション音をより低減させることができる。特に、本実施例では、径方向において、ノズルユニット12(詳細には、取付部46及び第2ホルダ側円筒部42)と遮蔽体14との間に隙間が設けられているが、中心軸C1方向(前後方向)において、ノズルユニット12(詳細には、取付部46)と遮蔽体14との間には隙間が設けられていない。このため、遮蔽体14は、径方向に振動することができるが、中心軸C1方向には振動することができない。遮蔽体14が中心軸C1方向に振動できないことによって、流出口54と遮蔽体14との間の距離が一定に維持され、ノズルユニット12内の圧力を安定させることができる。
【0040】
また、図4に示すように、ノズルユニット12の中心軸C1に沿った前後方向において、ホルダ側円板部48は、減圧部30よりも前側に設けられており、流出口54は、ホルダ側円板部48と本体側円板部34との間に設けられており、本体側円板部34は、ホルダ側円板部48よりも後側に設けられている。ノズルユニット12は、さらに、ホルダ側円板部48の外周端から前後方向の後側(「第2の側」の一例)に延び、第1衝突室60と第2衝突室64との間の第1流路(「流路」の一例)を画定する第2ホルダ側円筒部42(「周囲壁部」の一例)を備える。取付部46は、第2ホルダ側円筒部42から外側に突出している。遮蔽体14が取付部46に取り付けられている状態において、遮蔽体14の前側の端部は、ホルダ側円板部48よりも後側に位置している。上記の構成によると、遮蔽体14の前側の端部がホルダ側円板部48よりも前側に位置している構成と比較して、微細気泡発生ノズル10の前後方向の長さを短くすることができる。
【0041】
(第2実施例)
図9図12を参照して、第2実施例の微細気泡発生ノズル210について説明する。本実施例では、ホルダ部222の構成が、第1実施例のホルダ部22の構成と異なる。なお、以下では、実施例間で共通する構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
【0042】
図9に示すように、微細気泡発生ノズル210は、ノズルユニット212を備える。ノズルユニット212は、ノズル本体20と、ホルダ部222と、を備える。ホルダ部222は、樹脂からなる。ホルダ部222は、第1ホルダ側円筒部240と、第2ホルダ側円筒部242(図10参照)と、2個の連結部244と、ホルダ側円板部248と、を備える。第1ホルダ側円筒部240、第2ホルダ側円筒部242(図10参照)、連結部244は、前後方向の長さが異なる点を除いて、それぞれ、第1実施例の第1ホルダ側円筒部40(図4参照)、第2ホルダ側円筒部42(図4参照)、連結部44(図4参照)と略同じ構成を有する。
【0043】
図11に示すように、ホルダ側円板部248の中央部分には、後方に突出する突出部249が設けられている。突出部249の突出端(後側の端)は、減圧部30の噴出口30dと、第2本体側円筒部36の前端36aとの間に位置している。本実施例の第1衝突室260は、ホルダ側円板部248の後面248aと第2本体側円筒部36の前端36aとの間の領域である。第1衝突室260は、第2ホルダ側円筒部242、ホルダ側円板部248、及び、突出部249によって画定される。第2衝突室264は、第2ホルダ側円筒部242の後端242aと本体側円板部34の前面34bとの間の領域である。第2衝突室264は、第1ホルダ側円筒部240、本体側円板部34、及び、第2本体側円筒部36によって画定される。微細気泡発生ノズル210は、さらに、遮蔽体250を備える。遮蔽体250は、ホルダ側円板部248の外周面から径方向外側に延びている。遮蔽体250は、ホルダ側円板部248と一体的に形成されており、樹脂からなっている。遮蔽体250は、前後方向において、流出口54に対向する位置に設けられている。遮蔽体250の外径は、第1ホルダ側円筒部240の外径と同じである。遮蔽体250の後面250aと流出口54との間の距離L2は、1mmである。なお、距離L2は、0.5mm~2mmの範囲にあるとよい。図12に示すように、遮蔽体250において、左右両側には、切欠部250bが形成されている。微細気泡発生ノズル210を前側から見た場合に、4個の流出口54の略全体は、遮蔽体250によって覆われている。なお、変形例では、微細気泡発生ノズル210を前側から見た場合に、4個の流出口54が、遮蔽体250によって完全に覆われていてもよい。
【0044】
上述のように、図11に示すように、微細気泡発生ノズル210は、ノズルユニット212と、遮蔽体250と、を備え、ノズルユニット212は、空気が水に溶解している空気溶解加圧水が流入する流入口30aと、流入口30aから流入する空気溶解加圧水の圧力を減圧する減圧部30と、減圧部30よりも下流側に設けられており、減圧部30から流入する空気溶解加圧水が衝突することによって空気溶解加圧水の流路の向きを変更させるホルダ側円板部248(「第1衝突壁」の一例)を有する第1衝突室260と、ホルダ側円板部248よりも下流側に設けられており、第1衝突室260を通過した空気溶解加圧水が衝突することによって空気溶解加圧水の流路の向きを変更させる本体側円板部34を有する第2衝突室264と、第2衝突室264を通過した水が流出する流出口54と、を備える。遮蔽体250は、ノズルユニット212の外側において、流出口54と対向する位置に配置されている。上記の構成によると、ノズルユニット212の流出口54から流出する空気溶解加圧水が、遮蔽体250に衝突する。空気溶解加圧水が遮蔽体250に衝突するために、微細気泡発生ノズル210全体の圧力損失が大きくなる。この場合、ノズルユニット212の流出口54から流出する空気溶解加圧水が遮蔽体250に衝突しない構成と比較して、ノズルユニット212内の圧力を高めることができる。このため、ノズルユニット12内における局所的に負圧が大きい箇所の負圧を小さくすることができる。これにより、ノズルユニット212内において気泡がはじけることを抑制することができる。従って、キャビテーション音を低減させることができる。
【0045】
以上、各実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
【0046】
(第1変形例)上記の実施例では、微細気泡発生ノズル10に、空気溶解加圧水が流入する。変形例では、空気溶解加圧水に代えて、気体が溶解している気体溶解加圧水が微細気泡発生ノズル10に流入してもよい。このような構成によると、気体溶解加圧水が微細気泡発生ノズル10を通過することによって、流出箇所で発生する微細気泡の量を多くすることができる。気体は、例えば、炭酸ガス、酸素、水素等である。
【0047】
(第2変形例)ノズル本体20に設けられる減圧部30の数は、2個に限定されず、1個でもよいし、3個以上でもよい。
【0048】
(第3実施例)第1実施例において、微細気泡発生ノズル10を前側から見た場合に、流出口54が、遮蔽体14によって完全に覆われていなくてもよい。即ち、微細気泡発生ノズル10を前側から見た場合に、流出口54の一部が、遮蔽体14によって覆われていてもよい。
【0049】
(第4変形例)第1実施例において、遮蔽体14は、第1衝突室60よりも前側に設けられていてもよい。
【0050】
(第5変形例)第1実施例において、遮蔽体14は、弾性材料ではなく、樹脂から成っていてもよい。
【0051】
(第6変形例)第1実施例において、遮蔽体14と取付部46との間、及び、遮蔽体14と第2ホルダ側円筒部42との間に隙間が設けられていなくてもよい。
【0052】
(第7変形例)第1実施例において、遮蔽体14は、接着剤などによって、第2ホルダ側円筒部42の外面に取付けられていてもよい。本変形例では、「取付部」を省略可能である。
【0053】
(第8変形例)第1実施例において、取付部46が、ホルダ側円板部48の外面から外側、又は、前側に突出していてもよい。本変形例では、取付部46の前端が、ホルダ側円板部48よりも前方に位置する。
【0054】
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【符号の説明】
【0055】
10 :微細気泡発生ノズル
12 :ノズルユニット
14 :遮蔽体
20 :ノズル本体
22 :ホルダ部
30 :減圧部
30a :流入口
30b :縮径流路
30c :拡径流路
30d :噴出口
32 :第1本体側円筒部
34 :本体側円板部
34a :突出部
34b :前面
36 :第2本体側円筒部
36a :前端
40 :第1ホルダ側円筒部
42 :第2ホルダ側円筒部
42a :前端
44 :連結部
46 :取付部
48 :ホルダ側円板部
48a :後面
48b :前面
49 :突出部
50 :切欠部
52 :接続部
54 :流出口
60 :第1衝突室
62 :第1水路
64 :第2衝突室
66 :第2水路
70 :第1遮蔽体側円筒部
72 :第2遮蔽体側円筒部
72a :前端
74 :第3遮蔽体側円筒部
74a :後端
76 :凹部
210 :微細気泡発生ノズル
212 :ノズルユニット
222 :ホルダ部
240 :第1ホルダ側円筒部
242 :第2ホルダ側円筒部
242a :前端
244 :連結部
248 :ホルダ側円板部
248a :後面
249 :突出部
250 :遮蔽体
250a :後面
250b :切欠部
260 :第1衝突室
264 :第2衝突室
B :ネジ穴
C1 :中心軸
C2 :中心軸
L1 :距離
L2 :距離
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12