(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023178153
(43)【公開日】2023-12-14
(54)【発明の名称】数字入力用押釦を配置した機器
(51)【国際特許分類】
G06F 3/023 20060101AFI20231207BHJP
【FI】
G06F3/023 420
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022099217
(22)【出願日】2022-06-02
(71)【出願人】
【識別番号】514222879
【氏名又は名称】神村 秋吉
(72)【発明者】
【氏名】神村 秋吉
【テーマコード(参考)】
5B020
【Fターム(参考)】
5B020AA01
5B020FF14
(57)【要約】 (修正有)
【課題】アラビア数字の10種類の入力する押釦の配置面積の制限を受けない数字入力用押釦を配置した機器を提供する。
【解決手段】数字押釦を5個配置とし、押釦への個別表示数字を0と1から4ではなく1と2と3と4と5を特定使用し、2桁目に1の使用と1桁目に1から5の使用で入力数字1から5では1桁目の数字を入力数字とする操作手順11を入力1、12を2、13を3、14を4、15を5とする理解と記憶は容易。入力数字6から9と0では2桁目に5の使用と1桁目に1から5の使用で2桁の各数字を数値と見なして合算値を入力数字とする操作手順51を入力6、52を7、53を8、54を9、55を0とする。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アラビア数字を表示の押釦を5個配置して押釦に1と2と3と4と5の数字を個別表示し、入力数字に対し押釦を2度押す操作手順において入力数字1の操作手順を11、入力数字2の操作手順をを12、入力数字3の操作手順を13、入力数字4の操作手順を14、入力数字5の操作手順を15、入力数字6の操作手順をを51、入力数字7の操作手順を52、入力数字8の操作手順を53、入力数字9の操作手順を54、入力数字0の操作手順を55としてなる数字入力用押釦を配置した機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はアラビア数字(以下「アラビア」の記載を省略)入力用押釦を配置した機器の数字入力に必要な押釦の総数を削減し、1入力を複数度の押す操作において操作度数の最少と入力数字と操作数字を関連付けることにより操作者の操作手順の記憶を容易にする数字押釦の配置数と各押釦への個別表示数字と入力数字に対応する操作手順数字の技術に係るものである。
【背景技術】
【0002】
従来技術は操作部の数字入力用押釦の配置には数字の0と1から9迄の10種類を個別表示の10個が必要で1度の押す操作で1入力であるが人の指で押す入力操作では機器の小型化に対して押釦の1個あたりの押す必要面積の確保で数字表示個数の削減で配置面積を少なくする技術が必要となる。しかしながら押釦の削減は1入力操作に複数度の押す操作を必要とするため操作手順の数字が入力数字との関連付けで操作者の記憶を容易にする技術が同時に求められる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
押釦の削減には9個以下の配置で複数度の押す操作の順列組合わせで10種類以上が得られる押釦の個数と押す度数の最少の関係は2個で4度、3個で3度、4個から9個では2度で可能は容易に思い付くが操作者が入力数字と操作手順数字との関連表を見ながら入力では操作効率が悪く、操作手順数字と入力数字との関連付けで操作者の記憶を容易にする技術が必要となる。
このため配置個数と押釦に個別表示する数字と入力数字に対応する操作の押す順番との関連付けを特定する技術で操作者の操作手順の記憶を容易にする数字入力押釦を配置した機器を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
押釦の削減において操作手順を容易にできる10種類以上の組合わせが得られる操作度数の最少は2度で必要配置数の最少は4個は容易に思い付く。しかしながら配置数の多い方が組合わせの種類は多くなり操作手順数字と入力数字との関連を容易にできる組合わせ種類が得られるが配置面積では不利となる。
配置数4個と5個の比較において4個の2桁の順列組合わせでは2桁目に少なくとも3種類の数字を使用しないと10種類の組合わせが得られないが5個では2桁目に2種類の数字の使用で可となり入力数字との関連の記憶を優位に出来る効果がある。6個以上では押釦数の削減効果が劣るため押釦は5個に特定し入力数字と操作手順の関連の記憶を容易にする技術を述べる。
【0005】
入力数字との関連の記憶を容易にする2桁の操作手順数字は配置押釦の個別表示の数字に関係する。入力数字と押釦の数字表示の2桁との順列組み合わせの対応において押釦の個別表示に0と1から4の使用の入力数字と操作手順数字との関連を表1に示す。2桁目に0の使用は入力数字0の操作手順を00、1を01、2を02、3を03、4を04とすることは容易に思い付くが入力数字の5から9で操作者の記憶を容易に出来る入力数字と操作手順数字との関連付けは困難となる。2桁目に1を使用し1桁目に0と1から4を順番に使用の操作手順は容易に思い付くが入力数字との関連付けは困難で更に操作手順の10が入力数字の1の操作手順と類似となり混乱を招き易く、それを避けると入力数字9が2桁目の順番から外れる欠点が生じる。2桁目に他の数字を使用しても同様。
【0006】
【0007】
本発明は表2に示すように個別押釦の表示に1と2と3と4と5を用い1から5までの入力の操作手順は2桁目に1を用い1桁目に1から5を順に使用で1桁目の数字が入力数字は操作者の操作手順の記憶は容易である。入力数字6以上は2桁目に2を用い1桁目に1から5を順に適用で6から9と0の入力の適用は容易に思い付くが操作者の記憶を容易にできる効果では本発明の特定技術の方が優位となる。
本発明は入力数字の6から9と0の入力を操作手順との関連で2桁目に5を用い1桁目に1から5を順の使用において2桁の各数字を数値と見なして合算値を入力数字とした特定技術にあり操作者の記憶効果が大きい。入力数字0は操作手順の55の合算値の10から入力数字0との関連の理解は容易である。
【0008】
【発明の効果】
【0009】
数字入力の押釦の総数を削減すれば入力操作部の押釦の設置面積の縮小化の効果は明白である。特に機器の小型化に伴う入力操作部の押釦の配置面積の縮小を必要とする腕時計型の携帯電話への応用には適した技術である。
更に押釦4個では2桁数字は16種類で数字使用以外の残は6種類に対し、本発明の5個では残は15種類となり、それに#や*や電話実行や前後左右のカ-ソル移動や追加や削除などの機能の付加も可能となり機能別単独押釦を減じることができ押釦配置面積の削減効果は大きい。
【0010】
押釦の総数が5個では押釦を単独または複数を他の押釦と分離して自由な場所に配置しても操作者が場所を認識するのに困難は生じない効果がある。例では表示画面の上部に1から2、下部に3から5の配置や表示画面の周囲に離して配置も可能となり、更に押釦の機能を表示画面内に感圧式では数字表示がなくても12時の位置を1、3時の位置を2、6時の位置を3、9時の位置を4、中央の位置を5に設定しても操作者が場所を認識するのに困難は生じない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】従来の技術による機器の構成例を示す平面図である。
【
図2】本発明による機器の構成例を示す平面図である。
【
図3】本発明による腕時計型携帯電話の構成例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の実施の形態について説明する。従来の技術と本発明の技術を比較するために従来の技術による機器の構成例を示す平面図を
図1に示す。数字押釦は4行3列の升目の12個の内の10個に配置。本発明の技術による機器の構成例を示す平面図を
図2に示す。数字押釦は2行3列の升目の6個の内の5個に配置。
図1との比較で機器の小型化は明白である。
図3の形態は段落0010に記載。図は本発明の説明に関係しない機器詳細部の表示を省略している。
【符号の説明】
【0013】
1 従来の技術による機器の構成例の本体部
2 表示画面
3 従来の技術による4行3列に配置の10個の数字押釦
1a 本発明による機器の構成例の本体部
3a 本発明による2行3列に配置の5個の数字押釦
1b 本発明による腕時計型携帯電話の構成例の本体部
2b 本発明による腕時計型携帯電話の構成例の表示画面
3b 本発明による腕時計型携帯電話の構成例の表示画面内の5個の数字押釦
【手続補正書】
【提出日】2023-03-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アラビア数字を表示の押釦を5個配置して押釦に1と2と3と4と5の数字を個別表示し、入力数字に対し押釦を2度押す操作手順において入力数字1の操作手順を11、入力数字2の操作手順を12、入力数字3の操作手順を13、入力数字4の操作手順を14、入力数字5の操作手順を15、入力数字6の操作手順を51、入力数字7の操作手順を52、入力数字8の操作手順を53、入力数字9の操作手順を54、入力数字0の操作手順を55としてなる数字入力用押釦を配置した機器。