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特開2023-178252チャットルームで未読メッセージへの移動を提供する方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム
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  • 特開-チャットルームで未読メッセージへの移動を提供する方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023178252
(43)【公開日】2023-12-14
(54)【発明の名称】チャットルームで未読メッセージへの移動を提供する方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/04 20220101AFI20231207BHJP
   G06F 3/0485 20220101ALI20231207BHJP
【FI】
H04L51/04
G06F3/0485
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023089670
(22)【出願日】2023-05-31
(31)【優先権主張番号】10-2022-0067896
(32)【優先日】2022-06-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】パク ソン ホ
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA13
5E555AA56
5E555BA04
5E555BA05
5E555BA06
5E555BB04
5E555BB05
5E555BB06
5E555BC19
5E555BD06
5E555BE12
5E555CA11
5E555CB12
5E555CC19
5E555DA02
5E555DB41
5E555DC04
5E555DC05
5E555DC84
5E555FA00
(57)【要約】      (修正有)
【課題】チャットルームで未読メッセージへの移動を提供する方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行する少なくとも1つのプロセッサを含むコンピュータ装置で実行されるメッセージ移動方法であって、少なくとも1つのプロセッサにより、チャットルームで送受信したメッセージに基づいて判断された未読メッセージと関連する位置識別情報を記録する段階と、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記記録された未読メッセージと関連する位置識別情報を利用して、前記判断された未読メッセージの位置データへの移動を提供する段階と、を含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含むコンピュータ装置に、
チャットルームで送受信されたメッセージに基づいて判断された未読メッセージと関連する位置識別情報を記録する処理、および
前記記録された未読メッセージと関連する位置識別情報を利用して、前記未読メッセージへと表示位置を移動させる処理
を実行させる、プログラム。
【請求項2】
前記記録する処理は、
前記チャットルームで送受信されたメッセージのうちで、チャットルーム画面に表示されたかどうかの確認によって未読メッセージを判断する処理
を含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記記録する処理は、
前記判断された未読メッセージが予め設定された件数以上の場合、前記判断された未読メッセージを含むチャットルーム画面の位置データを記録する処理
を含む、請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記記録する処理は、
前記チャットルーム画面に表示された最後のメッセージの識別情報を記録する処理
を含む、請求項2に記載のプログラム。
【請求項5】
前記記録する処理は、
前記判断された未読メッセージを含むチャットルーム画面の位置データ、または前記チャットルーム画面に表示された最後のメッセージの識別情報を含む未読メッセージの位置識別情報をローカルディスクやサーバに記録する処理
を含む、請求項3に記載のプログラム。
【請求項6】
前記移動させる処理は、
前記記録された未読メッセージと関連する位置識別情報を利用して、前記判断された未読メッセージを含むチャットルーム画面の位置データまたはチャットルーム画面に表示された最後のメッセージへの移動を提供する処理
を含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項7】
前記移動させる処理は、
前記判断された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを提供し、前記提供された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを利用して、前記チャットルーム内の未読メッセージの位置データに移動する処理
を含む、請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記移動させる処理は、
前記提供された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースが選択されることにより、現在表示されたチャットルーム画面においてスクロールによってチャットルーム内の未読メッセージの位置データにチャットルーム画面を移動する処理
を含む、請求項7に記載のプログラム。
【請求項9】
前記移動させる処理は、
前記スクロールによって前記チャットルーム内の未読メッセージの位置データに移動した場合、前記提供された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを除去する処理
を含む、請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記移動させる処理は、
チャットルームの入室情報に基づいて表示されたチャットルーム画面の位置データと前記未読メッセージを含むチャットルーム画面の位置データが等しい場合、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースが表示されないようにする処理
を含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項11】
コンピュータ装置で実行されるメッセージ表示方法であって、
前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記メッセージ表示方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、チャットルームで送受信されたメッセージに基づいて判断された未読メッセージと関連する位置識別情報を記録する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記記録された未読メッセージと関連する位置識別情報を利用して、前記未読メッセージへと表示位置を移動させる段階
を含む、メッセージ表示方法。
【請求項12】
請求項1~10のうちのいずれか一項に記載のプログラムが記録されている、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項13】
コンピュータ装置であって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
チャットルームで送受信されたメッセージに基づいて判断された未読メッセージと関連する位置識別情報を記録し、
前記記録された未読メッセージと関連する位置識別情報を利用して、前記未読メッセージへと表示位置を移動させる
ことを特徴とする、コンピュータ装置。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記チャットルームで送受信されたメッセージのうちで、チャットルーム画面に表示されたかどうかの確認によって未読メッセージを判断し、前記判断された未読メッセージが予め設定された件数以上の場合、前記判断された未読メッセージを含むチャットルーム画面の位置データをローカルディスクやサーバに記録する
ことを特徴とする、請求項13に記載のコンピュータ装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記チャットルームで送受信されたメッセージのうちで、チャットルーム画面に表示されたかどうかの確認によって未読メッセージを判断し、前記チャットルーム画面に表示された最後のメッセージの識別情報をローカルディスクやサーバに記録する
ことを特徴とする、請求項13に記載のコンピュータ装置。
【請求項16】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記記録された未読メッセージと関連する位置識別情報を利用して、前記判断された未読メッセージを含むチャットルーム画面の位置データまたはチャットルーム画面に表示された最後のメッセージへの移動を提供する
ことを特徴とする、請求項13に記載のコンピュータ装置。
【請求項17】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記判断された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを提供し、前記提供された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを利用して、前記チャットルーム内の未読メッセージの位置データに移動する
ことを特徴とする、請求項16に記載のコンピュータ装置。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記提供された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースが選択されることにより、現在表示されたチャットルーム画面においてスクロールによってチャットルーム内の未読メッセージの位置データにチャットルーム画面を移動する
ことを特徴とする、請求項17に記載のコンピュータ装置。
【請求項19】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記スクロールによって前記チャットルーム内の未読メッセージの位置データに移動した場合、前記提供された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを除去する
ことを特徴とする、請求項18に記載のコンピュータ装置。
【請求項20】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
チャットルームの入室情報に基づいて表示されたチャットルーム画面の位置データと前記未読メッセージを含むチャットルーム画面の位置データが等しい場合、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースが表示されないようにする
ことを特徴とする、請求項13に記載のコンピュータ装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、メッセージの移動を提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なコミュニケーションツールであるインスタントメッセンジャー(instant messenger)は、メッセージやデータをリアルタイムで送受信するためのソフトウェアであって、ユーザがメッセンジャー上にトークの相手を登録し、トークリストに登録された相手とリアルタイムでメッセージをやり取りすることができる。
【0003】
このようなメッセンジャー機能の使用は、PCはもちろん、移動通信端末のモバイル環境でも普遍化している。
【0004】
例えば、特許文献1(公開日2002年9月30日)には、携帯端末機にインストールされたモバイルメッセンジャー間にメッセンジャーサービスを提供することができる、無線通信網を利用した携帯端末機のモバイルメッセンジャーサービスシステムおよび方法が開示されている。
【0005】
現在のメッセンジャーサービスの殆どは、メッセージの既読処理が各メッセージでなされず、未読メッセージが存在するチャットルームにユーザが入室することによってすべてのメッセージが既読処理される。例えば、チャットルームに100件の未読メッセージが存在すると仮定する。ユーザが10件のメッセージを確認して残りの90件のメッセージは未確認の状態でチャットルームを出てから、残りの90件のメッセージを確認するために再びチャットルームに入室した場合、1~100件のメッセージはすべて既読処理が施されるため、未確認メッセージではなく最新メッセージを確認するようになる。メッセンジャーサービスは、ネットワークトラフィックを理由にしてチャットルームのメッセージ別に既読処理を行っていないことから、このような問題が発生するようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国公開特許第10-2002-0074304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
チャットルームで未読メッセージの位置を自動で記憶して当該メッセージに移動する方法および装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
コンピュータ装置で実行されるメッセージ移動方法であって、前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記メッセージ移動方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、チャットルームで送受信されたメッセージに基づいて判断された未読メッセージと関連する位置識別情報を記録する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記記録された未読メッセージと関連する位置識別情報を利用して、前記判断された未読メッセージの位置データへの移動を提供する段階を含んでよい。
【0009】
前記記録する段階は、前記チャットルームで送受信されたメッセージのうちで、チャットルーム画面に表示されたかどうかの確認によって未読メッセージを判断する段階を含んでよい。
【0010】
前記記録する段階は、前記判断された未読メッセージが予め設定された件数以上の場合、前記判断された未読メッセージを含むチャットルーム画面の位置データを記録する段階を含んでよい。
【0011】
前記記録する段階は、前記チャットルーム画面に表示された最後のメッセージの識別情報を記録する段階を含んでよい。
【0012】
前記記録する段階は、前記判断された未読メッセージを含むチャットルーム画面の位置データ、または前記チャットルーム画面に表示された最後のメッセージの識別情報を含む未読メッセージの位置識別情報をローカルディスクやサーバに記録する段階を含んでよい。
【0013】
前記提供する段階は、前記記録された未読メッセージと関連する位置識別情報を利用して、前記判断された未読メッセージを含むチャットルーム画面の位置データまたはチャットルーム画面に表示された最後のメッセージへの移動を提供する段階を含んでよい。
【0014】
前記提供する段階は、前記判断された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを提供し、前記提供された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを利用して前記チャットルーム内の未読メッセージの位置データに移動する段階を含んでよい。
【0015】
前記提供する段階は、前記提供された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースが選択されることによって、現在表示されたチャットルーム画面を基準にスクロールによってチャットルーム内の未読メッセージの位置データにチャットルーム画面を移動させる段階を含んでよい。
【0016】
前記提供する段階は、前記スクロールによって前記チャットルーム内の未読メッセージの位置データに移動した場合、前記提供された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを除去する段階を含んでよい。
【0017】
前記提供する段階は、チャットルームの入室情報に基づいて表示されたチャットルーム画面の位置データと前記未読メッセージを含むチャットルーム画面の位置データが等しい場合、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースが表示されないようにする段階を含んでよい。
【0018】
メッセージ移動方法を前記コンピュータ装置に実行させるために非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される、コンピュータプログラムを含んでよい。
【0019】
メッセージ移動方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録されている、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。
【0020】
コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、チャットルームで送受信されたメッセージに基づいて判断された未読メッセージと関連する位置識別情報を記録し、前記記録された未読メッセージと関連する位置識別情報を利用して、前記判断された未読メッセージの位置データへの移動を提供してよい。
【0021】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記チャットルームで送受信されたメッセージのうちで、チャットルーム画面に表示されたかどうかの確認によって未読メッセージを判断し、前記判断された未読メッセージが予め設定された件数以上の場合、前記判断された未読メッセージを含むチャットルーム画面の位置データをローカルディスクやサーバに記録してよい。
【0022】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記チャットルームで送受信されたメッセージのうちで、チャットルーム画面に表示されたかどうかの確認によって未読メッセージを判断し、前記チャットルーム画面に表示された最後のメッセージの識別情報をローカルディスクやサーバに記録してよい。
【0023】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記記録された未読メッセージと関連する位置識別情報を利用して、前記判断された未読メッセージを含むチャットルーム画面の位置データ、またはチャットルーム画面に表示された最後のメッセージへの移動を提供してよい。
【0024】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記判断された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを提供し、前記提供された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを利用して前記チャットルーム内の未読メッセージの位置データに移動してよい。
【0025】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記提供された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースが選択されることによって、現在表示されたチャットルーム画面でスクロールによってチャットルーム内の未読メッセージの位置データにチャットルーム画面を移動させてよい。
【0026】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記スクロールによって前記チャットルーム内の未読メッセージの位置データに移動した場合、前記提供された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを除去してよい。
【0027】
前記少なくとも1つのプロセッサは、チャットルームの入室情報に基づいて表示されたチャットルーム画面の位置データと前記未読メッセージを含むチャットルーム画面の位置データが等しい場合、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースが表示されないようにしてよい。
【発明の効果】
【0028】
チャットルーム内に記録された未読メッセージの位置識別情報に基づいてチャットルーム内の未読メッセージに移動する手段を提供することにより、メッセージを簡単に確認することができるようにする。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図2】一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。
図3】一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる方法の一例を示したフローチャートである。
図4】一実施形態における、メッセンジャーで未読メッセージに移動する方法を説明するためのフローチャートである。
図5】一実施形態における、チャットルーム内の未読メッセージを説明するための例示図である。
図6】一実施形態における、未読メッセージと関連する位置識別情報を記録する動作を説明するための例示図である。
図7】一実施形態における、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを提供する動作を説明するための例示図である。
図8】一実施形態における、チャットルーム内の未読メッセージの移動を提供する動作を説明するための例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0031】
実施形態では、未読メッセージへの移動を提供する技術について説明する。
【0032】
本明細書で具体的に開示される事項を含む実施形態は、チャットルームで送受信されたメッセージに基づいて未読メッセージを判断し、判断された未読メッセージと関連して記録された位置識別情報を利用して未読メッセージの位置データへの移動を提供する。
【0033】
本発明の実施形態に係るメッセージ移動システムは、少なくとも1つのコンピュータ装置によって実現されてよく、本発明の実施形態に係るメッセージ移動方法は、移動システムに含まれる少なくとも1つのコンピュータ装置によって実行されてよい。このとき、コンピュータ装置においては、一実施形態に係るコンピュータプログラムがインストールされて実行されてよく、コンピュータ装置は、実行されたコンピュータプログラムの制御にしたがって実施形態に係るメッセージ移動方法を実行してよい。上述したコンピュータプログラムは、コンピュータ装置と結合してメッセージ移動方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0034】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が図1のように限定されることはない。また、図1のネットワーク環境は、本実施形態に適用可能な環境のうちの一例を説明したものに過ぎず、本実施形態に適用可能な環境が図1のネットワーク環境に限定されることはない。
【0035】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットなどがある。一例として、図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの1つを意味してよい。
【0036】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0037】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140にサービス(一例として、メッセージ移動サービスなど)を提供するシステムであってよい。
【0038】
図2は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。上述した複数の電子機器110、120、130、140それぞれやサーバ150、160それぞれは、図2に示したコンピュータ装置200によって実現されてよい。
【0039】
このようなコンピュータ装置200は、図2に示すように、メモリ210、プロセッサ220、通信インタフェース230、および入力/出力インタフェース240を含んでよい。メモリ210は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ210とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータ装置200に含まれてもよい。また、メモリ210には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコードが記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ210とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリ210にロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信インタフェース230を通じてメモリ210にロードされてもよい。例えば、ソフトウェア構成要素は、ネットワーク170を介して受信されるファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいてコンピュータ装置200のメモリ210にロードされてよい。
【0040】
プロセッサ220は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ210または通信インタフェース230によって、プロセッサ220に提供されてよい。例えば、プロセッサ220は、メモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0041】
通信インタフェース230は、ネットワーク170を介してコンピュータ装置200が他の装置(一例として、上述した記録装置)と互いに通信するための機能を提供してよい。一例として、コンピュータ装置200のプロセッサ220がメモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求や命令、データ、ファイルなどが、通信インタフェース230の制御にしたがってネットワーク170を介して他の装置に伝達されてよい。これとは逆に、他の装置からの信号や命令、データ、ファイルなどが、ネットワーク170を経てコンピュータ装置200の通信インタフェース230を通じてコンピュータ装置200に受信されてよい。通信インタフェース230を通じて受信された信号や命令、データなどは、プロセッサ220やメモリ210に伝達されてよく、ファイルなどは、コンピュータ装置200がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0042】
入力/出力インタフェース240は、入力/出力装置250とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、マイク、キーボード、またはマウスなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース240は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置250は、コンピュータ装置200と1つの装置で構成されてもよい。
【0043】
また、他の実施形態において、コンピュータ装置200は、図2の構成要素よりも少ないか多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンピュータ装置200は、上述した入力/出力装置250のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0044】
以下では、メッセージ移動方法および装置の具体的な実施形態について説明する。
【0045】
実施形態に係るコンピュータ装置200は、クライアント(client)を対象に、クライアント上にインストールされた専用アプリケーションやコンピュータ装置200と関連するウェブ/モバイルサイトへの接続によってメッセージングサービスを提供してよい。コンピュータ装置200には、コンピュータで実現されたメッセージ移動システムが構成されてよい。一例として、メッセージ移動システムは、独立的に動作するプログラム形態で実現されてもよいし、特定のアプリケーションのイン-アプリ(in-app)形態で構成されて前記特定のアプリケーション上で動作が可能となるように実現されてもよい。
【0046】
コンピュータ装置200のプロセッサ220は、以下のメッセージ移動方法を実行するための構成要素で実現されてよい。実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、選択的にプロセッサ220に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、プロセッサ220の機能の表現のために分離されても併合されてもよい。
【0047】
このようなプロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、以下のメッセージ移動方法に含まれる段階を実行するようにコンピュータ装置200を制御してよい。例えば、プロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、メモリ210が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令(instruction)を実行するように実現されてよい。
【0048】
ここで、プロセッサ220の構成要素は、コンピュータ装置200に記録されたプログラムコードが提供する命令にしたがってプロセッサ220によって実行される、互いに異なる機能(different functions)の表現であってよい。
【0049】
プロセッサ220は、コンピュータ装置200の制御と関連する命令がロードされたメモリ210から必要な命令を読み取ってよい。この場合、前記読み取られた命令は、プロセッサ220が以下で説明する段階を実行するように制御するための命令を含んでよい。
【0050】
以下で説明するメッセージ移動方法に含まれる段階は、図に示したものとは異なる順序で実行されてもよいし、段階のうちの一部が省略されたり追加の過程がさらに含まれたりしてもよい。
【0051】
図3は、一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる方法の一例を示したフローチャートである。
【0052】
段階310で、プロセッサ220は、チャットルームで送受信されたメッセージに基づいて判断された未読メッセージ関連する位置識別情報を記録してよい。プロセッサ220は、チャットルームで送受信されたメッセージのうちで、チャットルーム画面に表示されたかどうかの確認によって未読メッセージを判断してよい。プロセッサ220は、チャットルームには存在するがユーザによって確認されていない、すなわち、チャットルーム画面に表示されていない未読メッセージを判断してよい。このとき、プロセッサ220は、ユーザがチャットルームから出る場合、チャットルーム画面に表示されなかった未読メッセージを判断してよい。例えば、プロセッサ220は、チャットルームのメンバーとして構成されたユーザがチャットルームを出る場合、ユーザに対する未読メッセージを判断してよい。プロセッサ220は、チャットルーム画面に表示された最後のメッセージの識別情報、または判断された未読メッセージを含むチャットルーム画面の位置データを含む位置識別情報を記録してよい。プロセッサ220は、未読メッセージが複数ある場合、最初の未読メッセージの位置識別情報、またはチャットルーム画面に表示された最後のメッセージの位置識別情報を記録してよい。ここで、位置識別情報とは、未読メッセージを記憶するための情報であって、メッセージID、メッセージの位置データ、チャットルーム画面の位置データなどを含んでよい。プロセッサ220は、未読メッセージの位置識別情報を記録してよい。
【0053】
段階320で、プロセッサ220は、記録された未読メッセージと関連する位置識別情報を利用して、判断された未読メッセージの位置データへの移動を提供してよい。プロセッサ220は、判断された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを提供し、提供された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを利用してチャットルーム内の未読メッセージの位置データに移動してよい。または、プロセッサ220は、判断された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを提供し、提供された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを利用してチャットルーム画面に表示された最後のメッセージの位置データに移動してよい。プロセッサ220は、提供された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースが選択されることによって、現在表示されているチャットルーム画面を基準に、スクロールによってチャットルーム内の未読メッセージの位置データまたはチャットルーム画面に表示された最後のメッセージに移動してよい。プロセッサ220は、複数の未読メッセージのうちの最初の未読メッセージに移動するようにしてよい。プロセッサ220は、チャットルーム画面に表示された最後のメッセージと、最後のメッセージの次に含まれる複数の未読メッセージが表示されるようにしてよい。
【0054】
図4は、一実施形態における、メッセンジャーで未読メッセージに移動する方法を説明するためのフローチャートである。
【0055】
実施形態では、メッセージングサービスを提供するメッセンジャーのチャットルームで送受信されたメッセージのうちから判断された未読メッセージへの移動動作について説明する。
【0056】
プロセッサ220は、チャットルームでユーザのメッセージ未確認情報を受信してよい(S410)。ここで、ユーザのメッセージ未確認情報とは、チャットルームで送受信されたメッセージのうちで、ユーザがチャットルーム画面に表示/未表示のメッセージを確認していないことを意味する。例えば、チャットルームに少なくとも1人のユーザが入室したとする。このとき、チャットルームは、1:1、1:N、オープンチャットルームなどの多様な形態の空間を通じてユーザが自由に出入りできるように構成されたものであってよい。このようなチャットルームにおいて、ユーザは、テキスト、オーディオ、映像、絵文字などの多様な形態でメッセージを送受信するようになる。プロセッサ220は、チャットルームのメンバーとして構成されたユーザの情報を含むチャットルーム情報を記録してよい。例えば、プロセッサ220は、チャットルームのメンバーとして構成されたユーザの情報、チャットルーム名、チャットルームのタイプ、ユーザが最後に読んだメッセージの情報、ユーザが読んでいない未読メッセージの情報、ユーザが退室するときに判断された未読メッセージの位置識別データなどを記録してよい。
【0057】
プロセッサ220は、チャットルーム内に未読メッセージが存在するかどうかを判断してよい(S420)。例えば、プロセッサ220は、チャットルームメンバーとして構成されたユーザがチャットルームに(再)入室するときのユーザに対して、チャットルーム内に未読メッセージが存在するかどうかを判断してよい。このとき、プロセッサ220は、チャットルームメンバーとして構成されたユーザではなく新規ユーザがチャットルームに入室する場合には、未読メッセージが存在するかどうかは判断しない。
【0058】
プロセッサ220は、チャットルーム内に未読メッセージが存在すると判断されることにより、未読メッセージに移動するためのユーザインタフェースを表示してよい(S430)。例えば、未読メッセージに移動するためのユーザインタフェースはボタン形態で構成され、ユーザが選択を入力できるようにしてよい。プロセッサ220は、表示されたユーザインタフェースを利用したユーザの選択にしたがって未読メッセージに移動し、ユーザが未読メッセージを確認できるようにしてよい。また、プロセッサ220は、チャットルーム内に未読メッセージが存在しないと判断する場合もある。このとき、未読メッセージが存在しないということは、ユーザが未読メッセージを確認したか、未読メッセージは初めから存在しなかったということを意味する。
【0059】
プロセッサ220は、チャットルームでユーザのメッセージ未確認情報を受信してよい(S440)。ここで、ユーザのメッセージ未確認情報とは、チャットルームで送受信されたメッセージのうちで、ユーザがチャットルーム画面に表示/未表示されたメッセージを確認しなかったことを意味する。例えば、チャットルームから少なくとも1人のユーザが退室したとする。プロセッサ220は、チャットルームを退室したときのユーザに対して、チャットルーム内に未読メッセージが存在するかどうかを判断してよい(S450)。プロセッサ220は、未読メッセージが存在すると判断されることにより、ローカルやサーバに未読メッセージのチャットルーム画面の位置データやメッセージIDを記録してよい(S460)。例えば、メッセージングサービスを提供するメッセンジャーがマルチデバイスを支援することがある。このような場合、ユーザは、第1電子機器からメッセンジャーに接続してチャットルームにメッセージを送受信した後、第2電子機器からメッセンジャーに接続して同一のチャットルームで送受信されたメッセージに続いて新規メッセージを送受信することも考えられるが、これにより、同一のチャットルームには、第1電子機器および第2電子機器から送受信されたメッセージが連動されて蓄積されるようになる。プロセッサ220は、マルチデバイスの支援のために、サーバにチャットルーム画面位置データやメッセージIDを記録してよい。プロセッサ220は、未読メッセージが存在しないと判断されれば、プロセッサを終了してよい。
【0060】
図5は、一実施形態における、チャットルーム内の未読メッセージを説明するための例示図である。
【0061】
プロセッサ220は、チャットルーム画面500に、チャットルームで送受信されたメッセージを表示してよい。このとき、チャットルーム内で送受信されたメッセージのうちで、ユーザのチャットルーム画面500に表示されなかった未読メッセージ510が存在することがある。未読メッセージ510とは、チャットルームで送受信されたメッセージのうちでチャットルーム画面500に表示されなかったメッセージであって、ユーザによって照会されなかったメッセージ、すなわち、ユーザが読んでいないメッセージを意味する。未読メッセージ510は、チャットルームで送受信されたメッセージのうちで、スクロールされずにチャットルーム画面500上の見えない領域に存在する。ユーザが未読メッセージ510を読まずにチャットルームを退室した後、再びチャットルームに戻ってきたとする。プロセッサ220は、ユーザがチャットルーム内のすべてのメッセージを読まずに退室したと判断した場合、ユーザがチャットルームに再入室するときにチャットルーム内の以前の位置(例えば、未読メッセージの位置データ)に移動するための手段を提供してよい。
【0062】
図6は、一実施形態における、未読メッセージと関連する位置識別情報を記録する動作を説明するための例示図である。
【0063】
プロセッサ220は、チャットルームで送受信されたメッセージに基づいて判断された未読メッセージ510と関連する位置識別情報を記録してよい。例えば、プロセッサ220は、チャットルームにおけるユーザのメッセージ未確認情報に基づいて、未読メッセージ510と関連する位置識別情報を記録してよい。このとき、ユーザのメッセージ未確認情報とは、ユーザがチャットルームに存在していたとしても、他のメッセージの確認中であったり、ユーザがチャットルームから退室したり、メッセージングサービスでメッセージングサービスと連結する他のサービスに移転したり、メッセージングサービスの思いがけない中断などにより、チャットルーム内のメッセージが確認されないことを意味する。
【0064】
プロセッサ220は、チャットルームで送受信されたメッセージのうちで、チャットルーム画面500に表示されたかどうかの確認によって未読メッセージ510を判断してよい。一例として、プロセッサ220は、判断された未読メッセージが予め設定された件数(例えば、10件)以上の場合、判断された未読メッセージ510を含むチャットルーム画面の位置データを記録してよい。このとき、未読メッセージを判断するための基準値は事前に設定されてよい。プロセッサ220は、判断された未読メッセージが予め設定された件数以下の場合、判断された未読メッセージを含むチャットルーム画面の位置データを記録しない。他の例として、プロセッサ220は、チャットルーム画面500に表示された最後のメッセージ520の識別情報(例えば、メッセージID)610を記録してよい。このとき、プロセッサ220は、判断された未読メッセージを含むチャットルーム画面の位置データ、またはチャットルーム画面に表示された最後のメッセージ520の識別情報をローカルディスクやサーバに記録してよい。
【0065】
図7は、一実施形態における、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを提供する動作を説明するための例示図である。
【0066】
プロセッサ220は、チャットルームでユーザのメッセージ未確認情報を受信することにより、チャットルーム内のユーザに対する未読メッセージを判断してよい。
【0067】
プロセッサ220は、判断された未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェース710を提供してよい。プロセッサ220は、チャットルーム画面500において、チャットルーム内の未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェース710を表示してよい。ユーザインタフェース710は、未読メッセージへの移動のためにチャットルーム画面500に表示されるものであって、チャットルームの予め設定された位置(上、下、左、右)に位置するようにしてよい。例えば、ユーザインタフェース710は、チャットルームの右下端に位置するように設定されてよい。または、ユーザによってユーザインタフェース710の位置が設定されてもよい。
【0068】
また、プロセッサ220は、最新メッセージへの移動のためのユーザインタフェースをともに提供してよい。例えば、プロセッサ220は、チャットルーム画面500において、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェース710と、最新メッセージへの移動のためのユーザインタフェースをともに表示してよい。プロセッサ220は、ユーザによって未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェース710が選択されることにより、未読メッセージに移動してよい。ユーザが未読メッセージ部分を読んだ後、プロセッサ220は、ユーザによって最新メッセージへの移動のためのユーザインタフェースが選択されることにより、最新メッセージに移動してよい。
【0069】
一例として、プロセッサ220は、ユーザがチャットルームに入室することによって、チャットルーム画面500に、ユーザが入室してからチャットルームで送受信された最新のメッセージを表示してよい。プロセッサ220は、チャットルーム画面500に、ユーザの入室後にチャットルームで送受信された最新のメッセージと、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェース710を表示してよい。プロセッサ220は、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェース710によって、チャットルーム内の未読メッセージの位置への移動を提供してよい。例えば、チャットルーム画面500に表示されたユーザインタフェース710が選択されることにより、未読メッセージを表示するチャットルーム画面500に移動するようにしてよい。
【0070】
他の例として、プロセッサ220は、ユーザがチャットルームに入室することによって、チャットルーム画面500に、ユーザの未読メッセージを含む、チャットルーム内で送受信されたメッセージを表示してよい。例えば、プロセッサ220は、チャットルーム画面500に、ユーザがチャットルームに入室してから現在まで送受信された最新のメッセージを表示するのではなく、チャットルームを退室する前の最後のメッセージを表示してよい。プロセッサ220は、チャットルームを退室する前の最後のメッセージが表示されたチャットルーム画面500に、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェース710を表示してよい。このとき、プロセッサ220は、チャットルーム画面500に、ユーザの入室後にチャットルームで送受信された最新のメッセージと、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェース710をともに表示してよい。例えば、チャットルーム画面500に表示されたユーザインタフェース710が選択されることにより、未読メッセージを表示するチャットルーム画面500に移動するようにしてよい。
【0071】
または、プロセッサ220は、チャットルームにユーザが入室することによって、チャットルーム画面500にユーザの未読メッセージを表示してよい。プロセッサ220は、未読メッセージが表示されたチャットルーム画面500に、最新メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを提供してよい。プロセッサ220は、ユーザによって未読メッセージが確認された後、最新メッセージへの移動のためのユーザインタフェースによって最新メッセージに移動するようにしてよい。
【0072】
図8は、一実施形態における、チャットルーム内の未読メッセージへの移動を提供する動作を説明するための例示図である。
【0073】
プロセッサ220は、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを利用して、チャットルーム内の未読メッセージの位置データに移動するようにしてよい。プロセッサ220は、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースが選択されることによって、現在表示されているチャットルーム画面に、スクロール820によってチャットルーム内の未読メッセージの位置データにチャットルーム画面500を移動させてよい。例えば、ユーザがチャットルームで継続して送受信されているメッセージを確認している状況であることがある。このような状況において未読メッセージが確認されなかった場合、現在表示されているチャットルーム画面の特定の位置(例えば、下端)に、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを表示してよい。これにより、プロセッサ220は、現在表示されているチャットルーム画面において未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースが選択されることにより、スクロール820によってチャットルーム内の未読メッセージの位置データにチャットルーム画面500を移動させてよい。スクロール820は、ユーザの入力、すなわち、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースの選択にしたがい、チャットルーム画面500の上下または左右の動きによって未読メッセージへの移動を提供する。プロセッサ220は、スクロール820によって移動したチャットルーム画面500に、チャットルームへのユーザの入室情報に基づいて、未読メッセージ510またはチャットルーム画面500に表示された最後のメッセージを含む未読メッセージ510を表示してよい。または、プロセッサ220は、既読メッセージと関連する位置情報を含むメッセージ810を表示してよい。例えば、プロセッサ220は、「ここまでが既読メッセージです」というメッセージ810を表示してよい。プロセッサ220は、既読メッセージと関連する位置情報を含むメッセージ810の後方に未読メッセージ510を表示してよい。
【0074】
プロセッサ220は、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースが選択されることにより、スクロール820によって未読メッセージに移動するようにしてよい。プロセッサ220は、移動した位置に対応する未読メッセージが確認されることにより、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを除去してよい。このとき、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースが選択されずにユーザによって上/下へのスクロールが始まる場合、プロセッサ220は、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを削除してよい。
【0075】
また、プロセッサ220は、チャットルームにユーザが入室または再入室するときに、チャットルームに未読メッセージが存在しないと判断されることにより、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースが表示されないようにしてよい。これと同様に、プロセッサ220は、チャットルームにユーザが入室または再入室するときに、現在のチャットルーム画面の位置データと記録された未読メッセージを含むチャットルーム画面の位置データが等しい場合、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースが表示されないようにしてよい。
【0076】
さらに、プロセッサ220は、未読メッセージが確認された後、新規未読メッセージが存在するかどうかを判断してよい。例えば、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを表示した後にチャットルームで送受信された新規メッセージが、チャットルーム画面には表示されていないが存在することがある。プロセッサ220は、新規未読メッセージが存在すると判断される場合、新規未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを提供してよい。また、プロセッサ220は、ユーザが未読メッセージを確認せずにチャットルームを退室した場合、未読メッセージへの移動のためのユーザインタフェースを維持してよい。
【0077】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者であれば、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0078】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、仮想装置(virtual equipmet)、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0079】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。前記コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでよい。前記媒体に記録されるプログラム命令は、実施形態のために特別に設計されたものであってもよいし、コンピュータソフトウエアの当業者に公知された使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を記録して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0080】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0081】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付の特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0082】
110、120、130、140:電子機器
150、160:サーバ
170:ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【外国語明細書】