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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023178647
(43)【公開日】2023-12-18
(54)【発明の名称】包装箱
(51)【国際特許分類】
   B65D 5/44 20060101AFI20231211BHJP
   B65D 5/10 20060101ALI20231211BHJP
【FI】
B65D5/44 H
B65D5/10 J
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022091448
(22)【出願日】2022-06-06
(71)【出願人】
【識別番号】000122298
【氏名又は名称】王子ホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】弁理士法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】中村 圭太
(72)【発明者】
【氏名】岩本 祥
【テーマコード(参考)】
3E060
【Fターム(参考)】
3E060AA03
3E060AB05
3E060BA03
3E060BA05
3E060BA08
3E060BB03
3E060BC02
3E060DA11
3E060DA13
3E060DA25
3E060EA06
(57)【要約】
【課題】蓋部を組み立てるときの箱体の損傷を防ぐことができる包装箱を提供する。
【解決手段】包装箱1であって、端壁11および側壁12を有する胴部10と、下蓋部30と、を備えている。下蓋部30は、端部フラップ31と、左右の側部フラップ32,32と、を備え、端部フラップ31は両側部フラップ32,32の外面に重ねられている。両側部フラップ32,32には、連結孔60がそれぞれ形成され、端部フラップ31の先端部には、左右の差込片71,71と、両差込片71,71の間に配置された突出片72と、が形成されている。差込片71は連結孔60に差し込まれるとともに、突出片72は両側部フラップ32,32の外面に重ねられている。端壁11と端部フラップ31との折り曲げ部の左右の端部に孔部80が形成されている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
前後の端壁および左右の側壁を有する筒状の胴部と、
前記胴部の上下方向の開口部に設けられた蓋部と、を有する箱体を備え、
前記蓋部は、
前記端壁に連設された端部フラップと、
前記両側壁にそれぞれ連設された左右の側部フラップと、を備え、
前記端部フラップは、前記両側部フラップの外面に重ねられており、
前記両側部フラップには、連結孔がそれぞれ形成され、
前記端部フラップの先端部には、左右の差込片と、前記両差込片の間に配置された突出片と、が形成されており、
前記両差込片は、前記両連結孔にそれぞれ差し込まれるとともに、
前記突出片は、前記両側部フラップの外面に重ねられており、
前記端壁と前記端部フラップとの折り曲げ部の左右方向の端部に孔部が形成されていることを特徴とする包装箱。
【請求項2】
請求項1に記載の包装箱であって、
前記蓋部は、前記箱体の下側の開口部に設けられていることを特徴とする包装箱。
【請求項3】
請求項1に記載の包装箱であって、
前記端部フラップの内面には、左右方向に延びている折れ線が形成されていることを特徴とする包装箱。
【請求項4】
請求項1に記載の包装箱であって、
隣り合う前記端壁と前記側壁との間に、傾斜壁が形成されていることを特徴とする包装箱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装箱に関する。
【背景技術】
【0002】
段ボール製の包装箱としては、前後の端部フラップの差込片を、左右の側部フラップの連結孔に外面側から差し込んで、端部フラップと側部フラップとを連結することで、蓋部を形成しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004-345658号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記した従来の包装箱の蓋部を組み立てるときには、端部フラップの差込片が側部フラップの連結孔よりも端部フラップの基端側に配置されるように、端部フラップを折り曲げた後に、端部フラップを平坦に伸ばしながら差込片を連結孔に差し込んでいく。端部フラップを折り曲げるときに、端部フラップに大きな負荷が生じると、箱体の角部が大きく変形して、箱体が角部から裂けてしまう場合がある。
【0005】
本発明は、前記した問題を解決し、蓋部を組み立てるときに、箱体の角部の損傷を防ぐことができる包装箱を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明は、包装箱であって、前後の端壁および左右の側壁を有する筒状の胴部と、前記胴部の上下方向の開口部に設けられた蓋部と、を有する箱体を備えている。前記蓋部は、前記端壁に連設された端部フラップと、前記両側壁にそれぞれ連設された左右の側部フラップと、を備え、前記端部フラップは、前記両側部フラップの外面に重ねられている。前記両側部フラップには、連結孔がそれぞれ形成され、前記端部フラップの先端部には、左右の差込片と、前記両差込片の間に配置された突出片と、が形成されている。前記両差込片は、前記両連結孔にそれぞれ差し込まれるとともに、前記突出片は、前記両側部フラップの外面に重ねられている。前記端壁と前記端部フラップとの折り曲げ部の左右方向の端部に孔部が形成されている。
【0007】
本発明の包装箱では、端壁と端部フラップとの折り曲げ部の端部に孔部が形成されているため、端部フラップの差込片を側部フラップの連結孔に差し込むときに、端部フラップに大きな負荷が生じても、箱体の角部の変形を抑えることができる。これにより、本発明の包装箱では、蓋部を組み立てるときに、箱体の角部の損傷を防ぐことができる。
【0008】
なお、差込片を連結孔に大きく差し込んで、端部フラップと側部フラップとの連結力を大きくする場合には、差込片を連結孔に差し込むときに、端部フラップに大きな負荷が生じる。このような場合でも、本発明の包装箱では、差込片を連結孔に差し込むときに、箱体の角部の変形を抑えることができるため、箱体の損傷を防ぎつつ、蓋部の強度を高めることができる。
【0009】
また、前記蓋部を前記箱体の下側の開口部に設けた場合には、箱体内に収容した食料品や保冷剤から生じた水を、箱体の下部の孔部を通じて外部に排水できる。
【0010】
前記した包装箱において、前記端部フラップの内面には、左右方向に延びている折れ線を形成することが好ましい。
このようにすると、端部フラップの差込片を側部フラップの連結穴に差し込むときに、端部フラップを折れ線において山折りに折り曲げることで、差込片を連結穴よりも基端側に配置できる。そして、端部フラップを平坦に伸ばしながら、差込片を連結穴に容易に差し込むことができる。
【0011】
前記した包装箱において、隣り合う前記端壁と前記側壁との間に、傾斜壁を形成することで、胴部を五角形、六角形または八角形などの多角形の筒状に形成してもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明の包装箱では、端壁と端部フラップとの折り曲げ部の端部に孔部が形成されているため、端部フラップの差込片を、側部フラップの連結孔に外側から差し込んで蓋部を組み立てるときに、箱体の損傷を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の本実施形態に係る包装箱を前方右上から見た斜視図である。
図2】本発明の本実施形態に係る包装箱のブランクシートを示した図である。
図3】本発明の本実施形態に係る包装箱を上下逆さにした状態の斜視図である。
図4】本発明の本実施形態に係る包装箱の差込片と連結孔との連結状態を示した底面図である。
図5】本発明の本実施形態に係る包装箱の底部を組み立てる段階を示した斜視図である。
図6】本発明の他の実施形態に係る包装箱を示した図で、胴部が八角形の構成のブランクシートである。
図7】本発明の他の実施形態に係る包装箱を示した図で、端部フラップの側縁部に窪み部を形成した構成のブランクシートである。
図8】本発明の他の実施形態に係る包装箱を示した図で、端部フラップの側縁部にスリットを形成した構成のブランクシートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、前後左右方向とは、本実施形態の包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、包装箱の構成や使用状態を限定するものではない。
【0015】
本実施形態の包装箱1は、図1に示すように、筒状に形成された胴部10と、胴部10の上側の開口部に設けられた上蓋部20と、胴部10の下側の開口部に設けられた下蓋部30と、を有する箱体50を備えている。
【0016】
本実施形態の包装箱1は、段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートS(図2参照)を各折れ線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図2に示すブランクシートSは内面側が見えるように配置されている。
ブランクシートSの折れ線は、ブランクシートSの表面を線状に押し込んで形成された罫線(押罫)である。なお、罫線に断続的な切れ込みを形成してもよい。このようにすると、折れ線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
また、シートの表面のみを切断したハーフカットの切れ込みやシートを貫通した切れ込みを断続させて線状に形成することで折れ線を構成してもよい。
【0017】
胴部10は、図1に示すように、前後一対の端壁11,11と、左右一対の側壁12,12と、を備えている。端壁11および側壁12は四角形に形成されている。端壁11と側壁12とは折れ線を介して連設されている。本実施形態では、右側の側壁12の後縁部に連設された接合片13を、後側の端壁11の内面に貼り付けることで、筒状の胴部10が形成されている。胴部10の上面および下面には、四角形の開口部が形成されている。
【0018】
上蓋部20は、前後の端壁11,11にそれぞれ連設された前後一対の第一フラップ21,21と、左右一対の側壁12,12にそれぞれ連設された左右の第二フラップ22,22と、を有している。
本実施形態の上蓋部20では、第一フラップ21の一端は、第二フラップ22の上面に重ねられ、第一フラップ21の他端は、第二フラップ22の下面に重ねられている。また、上蓋部20では、第二フラップ22の一端は、第一フラップ21の上面に重ねられ、第二フラップ22の他端は、第一フラップ21の下面に重ねられている。
このように、本実施形態の上蓋部20の両第一フラップ21,21および両第二フラップ22,22は、風車組みに組み付けられており、上蓋部20の中央部に開口部が形成されている。
【0019】
下蓋部30は、図3に示すように、前後の端壁11,11の下縁部にそれぞれ連設された前後一対の端部フラップ31,31と、左右の側壁12,12の下縁部にそれぞれ連設された左右一対の側部フラップ32,32と、を備えている。
【0020】
左側の側部フラップ32は、折れ線を介して左側の側壁12の下縁部に連設され、右側の側部フラップ32は、折れ線を介して右側の側壁12の下縁部に連設されている。
左側の側部フラップ32は、胴部10の下側の開口部の左半分を塞いでおり、右側の側部フラップ32は、胴部10の下側の開口部の右半分を塞いでいる。左右の側部フラップ32,32は、胴部10の左右方向の中央部において突き合わされている。
【0021】
左側の側部フラップ32には、図5に示すように、前後二つの連結孔60,60と、連結孔60を閉塞している蓋板65と、が形成されている。
【0022】
左側の側部フラップ32の前部に形成された左前の連結孔60は、左側の側壁12の下縁部から右方に向けて延びているとともに、左右方向の内側(下蓋部30の中央側)の端部から後方に向けて延びている。
左前の連結孔60の縁部において、左右方向の内側の縁部の前部は、後方に向かうに連れて左右方向の内側に傾斜している(図4参照)。
【0023】
左前の連結孔60は、蓋板65によって閉塞されている。蓋板65の縁部の一部は、左前の連結孔60の縁部において、左右方向の内側の縁部の前部に折れ線L1を介して連設されている。また、蓋板65の縁部の他の部位は、スリットを介して連結孔60の縁部に連設されている。
【0024】
左側の側部フラップ32の後部に形成された左後の連結孔60および蓋板65は、左前の連結孔60および蓋板65に対して前後対称に形成されている(図4参照)。
右側の側部フラップ32と左側の側部フラップ32とは、左右対称に形成されている(図4参照)。また、右側の側部フラップ32にも連結孔60および蓋板65が形成されている。
【0025】
前側の端部フラップ31は、図3に示すように、折れ線を介して前側の端壁11の下縁部に連設されている。前側の端部フラップ31は、左右の側部フラップ32,32の前部の外面(下面)に重ねられている。
【0026】
端部フラップ31の先端部には、左右二つの差込片71,71と、両差込片71,71の間に配置された突出片72と、が形成されている。突出片72は、図4に示すように、端部フラップ31の先端縁部に形成された左右二つの凹部73,73の間に形成されている(図2参照)。
【0027】
両差込片71,71の先端縁部および突出片72の先端縁部は、端壁11の下縁部に平行している。両差込片71,71の先端縁部と突出片72の先端縁部とは、左右方向の直線状に揃っている(図2参照)。
【0028】
両差込片71,71は、図3に示すように、両側部フラップ32,32の両連結孔60,60にそれぞれ差し込まれている。蓋板65は、差込片71によって内側に押し込まれており、折れ線L1において側部フラップ32に対して内側に向けて傾斜している。
突出片72は、左右の側部フラップ32,32の外面(下面)に重ねられている。具体的には、突出片72は、両側部フラップ32,32の突き合わせ部を跨いで、両側部フラップ32,32の外面に重ねられている。
【0029】
図2に示すように、端部フラップ31の内面において、前後方向の中間部には、左右方向に延びている折れ線L10が形成されている(図4参照)。折れ線L10は、端部フラップ31の基端縁部(端壁11の下縁部)に平行している。
【0030】
図3に示すように、本実施形態の箱体50の下側の四つの角部51には、孔部80が形成されている。角部51は、端壁11、側壁12、端部フラップ31および側部フラップ32によって形成されている。孔部80は、箱体50の角部51を貫通している。
【0031】
孔部80は、図2に示すブランクシートSにおいて、端壁11と側壁12との間の折れ線と、端壁11と端部フラップ31との間の折れ線と、側壁12と側部フラップ32との折れ線との交点となる位置に形成されている。
【0032】
孔部80は、ブランクシートSの状態では、略円形に形成されている。本実施形態の孔部80は、端壁11、側壁12、端部フラップ31および側部フラップ32に分割して形成されている。つまり、端壁11、側壁12、端部フラップ31および側部フラップ32に、孔部80の縁部の略1/4の領域がそれぞれ形成されている。
そして、図3に示すように、箱体50を組み立てたときに、端壁11、側壁12、端部フラップ31および側部フラップ32の孔部80の縁部が連結することで、箱体50の角部51に孔部80が形成される。
【0033】
本実施形態の包装箱1の下蓋部30を組み立てるときには、まず、図5に示すように、左右の側部フラップ32,32を閉じる。
続いて、端部フラップ31を外側から見て山折りとなるように、折れ線L10において折り曲げる。このようにして、端部フラップ31の左右の差込片71,71を、左右の側部フラップ32,32の左右の連結孔60,60よりも、端部フラップ31の基端側に配置する。
【0034】
そして、図3に示すように、端部フラップ31を平坦に伸ばしながら、左右の差込片71,71を、左右の連結孔60,60に差し込む。また、突出片72は、左右の側部フラップ32,32の突き合わせ部を跨いで、両側部フラップ32,32の外面に重ねる。
このようにして、左右の側部フラップ32,32に前後の端部フラップ31,31を組み付けて下蓋部30を形成する。
【0035】
以上のような包装箱1では、図4に示すように、端部フラップ31の差込片71を側部フラップ32の連結孔60に大きく差し込むように構成されている。このようにすると、差込片71を連結孔60に差し込むときに、端部フラップ31を大きく変形させることになり、端部フラップ31に大きな負荷が生じることになる。
本実施形態の包装箱1では、端壁11と端部フラップ31との折り曲げ部の左右の両端部にそれぞれ孔部80,80が形成されている。これにより、差込片71を連結孔60に差し込むときに、端部フラップ31に大きな負荷が生じても、箱体50の角部51の変形を抑えることができる。
したがって、本実施形態の包装箱1では、下蓋部30を組み立てるときの箱体50の損傷を防ぎつつ、差込片71を連結孔60に大きく差し込んで、端部フラップ31と側部フラップ32との連結力を大きくすることで、下蓋部30の強度を高めることができる。
【0036】
本実施形態の包装箱1では、図5に示すように、端部フラップ31の差込片71を側部フラップ32の連結孔60に差し込むときに、端部フラップ31を折れ線L10において山折りに折り曲げることで、差込片71を連結孔60よりも基端側に配置できる。そして、端部フラップ31を平坦に伸ばしながら、差込片71を連結孔60に容易に差し込むことができる。
【0037】
本実施形態の包装箱1では、図1に示す箱体50内に収容した食料品や保冷剤から生じた水を、箱体50の下部に形成された各孔部80を通じて外部に排水できる。
【0038】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
本実施形態の包装箱1では、図3に示すように、下蓋部30に本発明の蓋部の構成を適用しているが、上蓋部20に本発明の蓋部の構成を適用してもよい。この場合には、箱体50の上側の角部51に孔部80を形成する。更には、上蓋部20および下蓋部30の両方に本発明の蓋部の構成を適用してもよい。
【0039】
本実施形態の包装箱1では、図1に示すように、胴部10が四角形の筒状に形成されているが、隣り合う端壁11と側壁12との間に傾斜壁を形成して、胴部10を五角形、六角形または八角形の筒状に形成してもよい。図6に示すブランクシートS1には、四つの傾斜壁15を形成されており、このブランクシートS1からは八角形の筒状の胴部を有する包装箱を形成できる。
【0040】
また、差込片71および連結孔60の形状や大きさは限定されるものではなく、差込片71と連結孔60との組み付け易さや抜け難さを考慮して適宜に形成される。
例えば、図7に示すブランクシートS2のように、端部フラップ31の差込片71の側縁部に窪み部75を形成し、差込片71を連結孔60に差し込んだときに、窪み部75が連結孔60の縁部に引っ掛かるように構成してもよい。
また、図8に示すブランクシートS3のように、端部フラップ31の差込片71の側縁部にスリット76を形成し、差込片71を連結孔60に差し込んだときに、スリット76が連結孔60の縁部に引っ掛かるように構成してもよい。
【0041】
本実施形態の包装箱1では、図1に示すように、第一フラップ21および第二フラップが交互に重ねられているが、上蓋部20の構成は限定されるものではない。例えば、一対のフラップを突き合わせて閉じることで、箱体50の上側の開口部を上蓋部20によって閉塞してもよい。更には、箱体50に上蓋部20を設けることなく、箱体50の上面が開口しているトレイ形状に形成してもよい。
【0042】
本実施形態の包装箱1は段ボール製であるが、各種公知の板紙によって本発明の包装箱を形成できる。
【符号の説明】
【0043】
1 包装箱
10 胴部
11 端壁
12 側壁
13 接合片
15 傾斜壁
20 上蓋部
21 第一フラップ
22 第二フラップ
30 下蓋部
31 端部フラップ
32 側部フラップ
50 箱体
51 角部
60 連結孔
65 蓋板
71 差込片
72 突出片
73 凹部
75 窪み部
76 スリット
80 孔部
L10 折れ線
S ブランクシート
S1 ブランクシート(他の実施形態)
S2 ブランクシート(他の実施形態)
S3 ブランクシート(他の実施形態)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8