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特開2023-179174制御装置、ステアリングホイール、車両、制御方法、及び制御プログラム
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  • 特開-制御装置、ステアリングホイール、車両、制御方法、及び制御プログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023179174
(43)【公開日】2023-12-19
(54)【発明の名称】制御装置、ステアリングホイール、車両、制御方法、及び制御プログラム
(51)【国際特許分類】
   B62D 1/04 20060101AFI20231212BHJP
【FI】
B62D1/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022092314
(22)【出願日】2022-06-07
(71)【出願人】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】服部 勉
(72)【発明者】
【氏名】高田 新
【テーマコード(参考)】
3D030
【Fターム(参考)】
3D030DB16
(57)【要約】
【課題】本開示は、手動運転への移行に必要な操作を示すスムーズな誘導を行うことができる制御装置、ステアリングホイール、車両、制御方法、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】制御装置は、車両の走行予定経路を取得する取得部と、自動運転から手動運転への移行時に、ユーザが把持すべきステアリングホイールの把持位置を表示可能な表示部を、取得した前記走行予定経路に基づいて制御する制御部と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の走行予定経路を取得する取得部と、
自動運転から手動運転への移行時に、ユーザが把持すべきステアリングホイールの把持位置を表示可能な表示部を、取得した前記走行予定経路に基づいて制御する制御部と、
を備える制御装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記走行予定経路から算出される前記ステアリングホイールの操舵角に関する情報及び車速に基づいて前記把持位置を決定する請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、操舵の所定時間先の操作位置を前記表示部に表示させる請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記把持位置から前記所定時間先の操作位置へ向かう点滅表示を前記表示部に表示させる請求項3に記載の制御装置。
【請求項5】
前記点滅表示は、前記走行予定経路における所定時間先の前記ステアリングホイールの操作速度に基づいて点滅速度を決定する請求項4に記載の制御装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記点滅表示を表示させる制御の後に、操舵中の操舵角と、更新された前記走行予定経路の操舵角とが異なる場合に、更新された所定時間先の前記操作速度に基づいて前記点滅表示の点滅速度を再計算し、点滅速度を切り替える請求項5に記載の制御装置。
【請求項7】
前記表示部は、自動運転及び手動運転の状態遷移を識別するための遷移通知表示部分を有し、
前記制御部は、表示させた前記把持位置とは異なる位置をユーザが把持して手動運転に状態遷移した場合に、前記遷移通知表示部分をユーザが把持した位置に応じた位置に調整する請求項1に記載の制御装置。
【請求項8】
ユーザの把持が一方の手による把持であった場合に、他方の手で把持した場合の位置を推定し、前記遷移通知表示部分を推定したユーザが把持した位置に応じた位置に調整する請求項7に記載の制御装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記ステアリングホイールの周方向に沿って設けられた前記表示部を制御する請求項1に記載の制御装置。
【請求項10】
前記車両に搭載された前記ステアリングホイールであって、
請求項1に記載の制御装置を備えるステアリングホイール。
【請求項11】
請求項10に記載のステアリングホイールを備える車両。
【請求項12】
車両の走行予定経路を取得し、
自動運転から手動運転への移行時に、ユーザが把持すべきステアリングホイールの把持位置を表示可能な表示部を、取得した前記走行予定経路に基づいて制御する、
処理をコンピュータが実行する制御方法。
【請求項13】
車両の走行予定経路を取得し、
自動運転から手動運転への移行時に、ユーザが把持すべきステアリングホイールの把持位置を表示可能な表示部を、取得した前記走行予定経路に基づいて制御する、
処理をコンピュータに実行させる制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、車内に設けられた表示部の制御を行う制御装置、ステアリングホイール、車両、制御方法、及び制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、運転者に与える違和感を抑制してステアリングホイールの回転角を認識させる技術が開示されている。この技術では、変化制御部は、舵角制御部による制御が第2の制御から第1の制御へ切り替えられる場合において切り替えが実行される前に、外観変化部の動作を制御する。これにより、変化制御部は、ステアリングホイールの外観を、切れ角に応じて予め定められた外観に変化させるようにしている。
【0003】
特許文献2には、ステアリング操舵によるホイール角の変化量を認識できるようにして、駐車時の運転支援を行うことができるステアリングハンドルに関する技術が開示されている。この技術では、駐車位置への移動時には、車両に設けられたカメラによる画像の画像処理により駐車位置へ導く目標車輪操舵角を算出し、算出した目標車輪操舵角の方向を表示装置に表示している。
【0004】
特許文献3には、自動運転から手動運転への運転引継ぎに際して、運転者にステアリングホイールの把持位置を適正に指示しながら把持の誤検出を防止する技術が開示されている。この技術の自動運転システムは、走行環境の認識結果(自車両の進行方向の道路形状)と運転者の状態の検出結果(運転者の手の状態、及び運転者の顔の向きの検出結果)とに基づいてステアリングホイールの把持位置を決定する把持位置決定部を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2017-094964号公報
【特許文献2】特開2017-065276号公報
【特許文献3】特開2021-049894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
先行技術には、自動運転から手動運転への運転の移行に際して、道路形状及び運転者の状態をもとに決定した把持位置を表示して誘導することが記載されている。しかし、先行技術では、周辺環境を考慮した把持位置とはなっていない。また、先行技術では、把持した後の操作量や操作速度の加減をどのようにして操作するかについては考慮されていない。
【0007】
本開示は、手動運転への移行に必要な操作を示すスムーズな誘導を行うことができる制御装置、ステアリングホイール、車両、制御方法、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の制御装置は、車両の走行予定経路を取得する取得部と、自動運転から手動運転への移行時に、ユーザが把持すべきステアリングホイールの把持位置を表示可能な表示部を、取得した前記走行予定経路に基づいて制御する制御部と、を備える。
【0009】
請求項1に記載の制御装置は、走行予定経路に基づいて把持位置を決定している。これにより、手動運転への移行に必要な操作を示すスムーズな誘導を行うことができる。
【0010】
請求項2に記載の制御装置は、請求項1に記載の制御装置において、前記制御部は、前記走行予定経路から算出される前記ステアリングホイールの操舵角に関する情報及び車速に基づいて前記把持位置を決定する。
【0011】
請求項2に記載の制御装置によれば、走行予定経路からの操舵角に関する情報及び車速を用いて把持位置を決定している。これにより周辺環境も含めた走行予定経路や車両の状況を考慮して把持位置を決定できる。
【0012】
請求項3に記載の制御装置は、請求項1に記載の制御装置において、前記制御部は、操舵の所定時間先の操作位置を前記表示部に表示させる。
【0013】
請求項3に記載の制御装置によれば、所定時間先の操作位置を表示し、ステアリング操作を誘導できる。
【0014】
請求項4に記載の制御装置は、請求項3に記載の制御装置において、前記制御部は、前記把持位置から前記所定時間先の操作位置へ向かう点滅表示を前記表示部に表示させる。
【0015】
請求項4に記載の制御装置によれば、点滅表示によりステアリング操作を誘導できる。
【0016】
請求項5に記載の制御装置は、請求項4に記載の制御装置において、前記点滅表示は、前記走行予定経路における所定時間先の前記ステアリングホイールの操作速度に基づいて点滅速度を決定する。
【0017】
請求項5に記載の制御装置によれば、操舵角の時間推移に応じて点滅速度を決定するため、より直感的な操作の誘導ができる。
【0018】
請求項6に記載の制御装置は、請求項5に記載の制御装置において、前記制御部は、前記点滅表示を表示させる制御の後に、操舵中の操舵角と、更新された前記走行予定経路の操舵角とが異なる場合に、更新された所定時間先の前記操作速度に基づいて前記点滅表示の点滅速度を再計算し、点滅速度を切り替える。
【0019】
請求項6に記載の制御装置によれば、走行予定経路の更新にも対応して、点滅速度を切り替えられる。
【0020】
請求項7に記載の制御装置は、請求項1に記載の制御装置において、前記表示部は、自動運転及び手動運転の状態遷移を識別するための遷移通知表示部分を有し、前記制御部は、表示させた前記把持位置とは異なる位置をユーザが把持して手動運転に状態遷移した場合に、前記遷移通知表示部分をユーザが把持した位置に応じた位置に調整する。
【0021】
請求項7に記載の制御装置によれば、誘導とは異なる位置を把持した場合でも、把持した位置に応じて遷移通知表示部分を調整し、スムーズに誘導できる。
【0022】
請求項8に記載の制御装置は、請求項7に記載の制御装置において、ユーザの把持が一方の手による把持であった場合に、他方の手で把持した場合の位置を推定し、前記遷移通知表示部分を推定したユーザが把持した位置に応じた位置に調整する。
【0023】
請求項8に記載の制御装置によれば、誘導とは異なる位置を片手で把持した場合でも、把持した位置に応じて遷移通知表示部分を調整し、スムーズに誘導できる。
【0024】
請求項9に記載の制御装置は、請求項1に記載の制御装置において、前記制御部は、前記ステアリングホイールの周方向に沿って設けられた前記表示部を制御する。
【0025】
請求項9に記載の制御装置によれば、ステアリングホイールの表示によりユーザの誘導を行える。
【0026】
請求項10に記載のステアリングホイールは、前記車両に搭載された前記ステアリングホイールであって、請求項1に記載の制御装置を備える。
【0027】
請求項10に記載のステアリングホイールによれば、手動運転への移行に必要な操作を示すスムーズな誘導を行うことができる。
【0028】
請求項11に記載の車両は、請求項10に記載のステアリングホイールを備える。
【0029】
請求項11に記載の車両によれば、手動運転への移行に必要な操作を示すスムーズな誘導を行うことができる。
【0030】
請求項12に記載の制御方法は、車両の走行予定経路を取得し、自動運転から手動運転への移行時に、ユーザが把持すべきステアリングホイールの把持位置を表示可能な表示部を、取得した前記走行予定経路に基づいて制御する、処理をコンピュータが実行する。
【0031】
請求項12に記載の制御方法によれば、手動運転への移行に必要な操作を示すスムーズな誘導を行うことができる。
【0032】
請求項13に記載の制御プログラムは、車両の走行予定経路を取得し、自動運転から手動運転への移行時に、ユーザが把持すべきステアリングホイールの把持位置を表示可能な表示部を、取得した前記走行予定経路に基づいて制御する、処理をコンピュータに実行させる。
【0033】
請求項13に記載の制御プログラムによれば、手動運転への移行に必要な操作を示すスムーズな誘導を行うことができる。
【発明の効果】
【0034】
本開示の技術によれば、手動運転への移行に必要な操作を示すスムーズな誘導を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
図1】実施形態に係る制御システムの概略構成を示す図である。
図2】実施形態の車両のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3A】実施形態の統合ECUのROMの構成を示すブロック図である。
図3B】実施形態の統合ECUの機能構成を示すブロック図である。
図4A】実施形態の発光制御ECUのROMの構成を示すブロック図である。
図4B】実施形態の発光制御ECUの機能構成を示すブロック図である。
図5】引継ぎ要求があった場合の発光ステアリングホイールの発光態様であり、運転者が把持する前の誘導する場合の一例である。
図6】第1実施形態の制御システムで実行される制御処理の流れを示すフローチャートである。
図7】走行予定経路がカーブである場合の発光ステアリングホイール14の発光態様のイメージを示す図である。
図8】引継ぎ要求があった場合の発光ステアリングホイール14の発光態様であり、運転者が把持した後に誘導する場合の一例である。
図9】第1実施形態の変形例の制御システムで実行される制御処理の流れを示すフローチャートである。
図10】第2実施形態の制御システムで実行される更新制御処理の流れを示すフローチャートである。
図11】第3実施形態の制御システムで実行される遷移通知制御処理の流れを示すフローチャートである。
図12】誘導した把持位置とは異なる位置を両手で把持した場合のイメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
図1に示されるように、本開示の実施形態の制御システム10は、車両12に対して設けられている。この制御システム10は、少なくとも、発光ステアリングホイール14、統合ECU(Electronic Control Unit)21、外部認識センサ30及び乗員監視センサ32を含んで構成されている。発光ステアリングホイール14は、制御装置としての発光制御ECU22と、ステアリングセンサ24と、表示部40とを含む。表示部40は本実施形態では発光ステアリングホイール14のリム部分である。発光制御ECU22は、統合ECU21の一部としてもよい。なお、表示部40を発光ステアリングホイール14の周方向に沿って設けられたリム部分とする場合を例に説明するが、これに限定されるものではなく、メータ、フロントウィンドウ、センタコンソール等に設けたディスプレイを表示部40としてもよい。発光ステアリングホイール14が本開示のステアリングホイールの一例である。
【0037】
図1に示されるように、本実施形態に係る制御システム10は、複数のECU20を含む。このECU20は、上述した統合ECU21と、発光制御ECU22とを少なくとも含む。
【0038】
図2に示されるように、ECU20は、CPU(Central Processing Unit)20A、ROM(Read Only Memory)20B、RAM(Random Access Memory)20C、入出力I/F(Interface)20D及び車内通信I/F20Eを含んで構成されている。CPU20A、ROM20B、RAM20C、入出力I/F20D及び車内通信I/F20Eは、内部バス20Gを介して相互に通信可能に接続されている。
【0039】
プロセッサであるCPU20Aは、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU20Aは、ROM20Bからプログラムを読み出し、RAM20Cを作業領域としてプログラムを実行する。
【0040】
ROM20Bは、各種プログラム及び各種データを記憶している。なお、ECU20は、ROM20Bに代えて、又はROM20Bに加えて、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成されるストレージを備えていてもよい。RAM20Cは、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。
【0041】
入出力I/F20Dは、車両12に搭載されたセンサ類、例えば、外部認識センサ30及び乗員監視センサ32と接続するためのインタフェースである。
【0042】
車内通信I/F20Eは、各ECU20と接続するためのインタフェースである。当該インタフェースでは、CAN(Controller Area Network)プロトコルやイーサネット(登録商標)による通信が行われている。車内通信I/F20Eは、外部バス20H(図1参照)に対して接続されている。
【0043】
図1に示されるように、外部認識センサ30は、車両12周辺の物体の検出に用いられるセンサ群とされている。この外部認識センサ30には、例えば、車両12の周囲を撮像するカメラ、探査波を送信し反射波を受信するミリ波レーダ、及び車両12の前方をスキャンするライダ(Laser Imaging Detection and Ranging)等が含まれる。
【0044】
乗員監視センサ32は、乗員の状態を監視する装置である。この乗員監視センサ32は、ステアリングコラム(図示省略)に設けられた運転者を撮像するカメラを少なくとも含んでいる。
【0045】
[第1実施形態]
(ECU)
統合ECU21は、自動運転システムによる自動運転機能、外部認識センサ30から取得した情報を基に車両12の周辺環境を認識する機能、及び車両12が走行する走行路の走行予定経路を推定する機能を有している。また、統合ECU21は、乗員監視センサ32から取得した運転者の撮像画像を基に、運転者の視線の動きを推定する機能を有している。
【0046】
発光制御ECU22は、発光ステアリングホイール14を構成する表示部40の発光を制御する機能を有している。
【0047】
図3Aに示されるように、統合ECU21のROM20Bには、処理プログラム100が格納されている。処理プログラム100は、統合ECU21を制御するためのプログラムである。
【0048】
図3Bに示されるように、本実施形態の統合ECU21では、CPU20Aが、処理プログラム100を実行することで、環境認識部200、走行状態判定部210、ドライバ操作検出部220、ドライバ状態検出部230及び運転交代判定部240として機能する。
【0049】
環境認識部200は、外部認識センサ30の検出に基づいて周辺環境を認識する。周辺環境には走行経路上の物体、カーブの形状、及び天候などが含まれる。
【0050】
走行状態判定部210は、車両12の車両情報を判定する。車両情報は、例えば、車速、加速度、ヨーレート、車輪のホイール角、アクセル開度、ブレーキペダル踏力及び走行に係る情報を含む。走行状態判定部210は、環境認識部200が認識した周辺環境及び車両情報に基づいて、走行予定経路を推定する。走行予定経路は、例えば、YOLO等の認識手法を用いて道路形状を検出し、道路形状と地図上の現在位置の経路とを照合することにより推定することができる。
【0051】
ドライバ操作検出部220は、ステアリングセンサ24の検出に基づいて運転者の発光ステアリングホイール14のステアリング操作を検出する。ステアリング操作として、操舵方向、操舵角及び操作量が検出される。
【0052】
ドライバ状態検出部230は、乗員監視センサ32から取得した運転者の撮像画像に基づいて、運転者の視線の動きや発光ステアリングホイール14の把持の状態を検出する。把持の状態は、ステアリングセンサ24の検出に基づいて検出してもよい。把持の状態には、運転者が把持した把持位置を含む。
【0053】
運転交代判定部240は、自動運転システムから運転者へのステア操作の引継ぎが必要であるか否かを判定する。引継ぎが必要である場合とは、自動運転から手動運転への移行時である。引継ぎが必要と判定した場合には、発光ステアリングホイール14の発光制御ECU22に引継ぎ要求を出力する。
【0054】
図4Aに示されるように、発光制御ECU22のROM20Bには、発光制御プログラムとしての制御プログラム150が格納されている。制御プログラム150は、表示部40の発光を制御するためのプログラムである。制御プログラム150に、発光ステアリングホイール14の表示部40を発光させる際の発光パターン、発光色等の発光に関するパターンが定義されている。発光パターンとしては、少なくとも、把持位置を示す表示の発光、及び把持位置から操舵方向に対して周方向に点滅表示する発光についての態様が定義されている。点滅表示であればイルミネーションのパターンが定義される。
【0055】
図4Bに示されるように、本実施形態の発光制御ECU21では、CPU20Bが、制御プログラム150を実行することで、取得部300、及び制御部310として機能する。
【0056】
取得部300は、運転交代判定部240から引継ぎ要求を受け付ける。取得部300は、走行状態判定部210から走行予定経路を取得する。
【0057】
制御部310は、走行予定経路に基づいて、発光ステアリングホイール14の操舵角に関する情報を推定し、操舵角に関する情報及び車速に基づいて、表示部40の把持位置40Aを決定する。これにより、制御部310は、走行予定経路に基づいて表示部40を制御し、把持位置40を発光させる。把持位置40Aは、運転者が把持すべき発光ステアリングホイール14の位置であり、把持位置として誘導するように発光させる位置である。また、制御部310は、把持位置40Aからの所定時間先の操作位置へ向かう点滅表示40Bを制御する。これにより、制御部310は、点滅表示40Bにより所定時間先の操作位置を表示させる。よって、所定時間先の操作位置とは、表示部40上の把持位置40Aから切り回した点滅表示40Bの端部までの位置である。操舵角に関する情報は、手動運転に切り替えた場合に係るアラインメントトルクに抗する操舵把持トルク、及び走行予定経路の追従に必要な所定時間先の操舵角の時間推移に応じた操舵角速度である。所定時間先とは10秒~60秒先など制御システム10で推定可能な任意の秒数である。操舵角速度は、操舵角を時間微分することにより得られる。また、制御部310は、運転者の把持を検出した場合に、表示部40の遷移通知表示部分40CのOFFからONの表示色に切り替える。遷移通知表示部分40Cは、自動運転及び手動運転の状態遷移を識別するための表示部分である。なお、表示部40の表示態様は少なくとも把持位置40Aを表示し、点滅表示40B及び遷移通知表示部分40Cについては適宜選択して実施できる。このように表示部40は運転者が把持すべき発光ステアリングホイール14の把持位置40Aを表示可能である。
【0058】
制御部310は、点滅表示40Bについて、伝搬量は操舵把持トルクに基づいて決定し、伝搬方向は操舵角に基づいて決定する。点滅表示における点滅速度は、操舵角速度に基づいて決定する。このようにイルミネーションの発光態様として表示部40に表示させる点滅表示を決定する。これにより、発光ステアリングホイール14のどこを把持してどこまで操舵すべきかを運転者に直感的に把握させることができ、適切な力加減とハンドリングを提示することで、スムーズな操作を誘導できる。なお、運転者が把持していない状態(自動運転がステア制御している状態)をハンズOFFと表し、運転者が把持した状態をハンズONと表すこととする。ハンズONの状態は、自動運転から手動運転に移行するための状態であり、ハンズONの状態で、誘導で示されるステア操作が行われることで手動運転への切り替えが完了する。操舵角速度が本開示のステアリングホイールの操作速度の一例である。
【0059】
表示部40に係る発光態様の表示について例示する。図5は、引継ぎ要求があった場合の発光ステアリングホイール14の発光態様であり、運転者が把持する前の誘導する場合の一例である。発光ステアリングホイール14の発光態様は(a-1)~(a-3)のように推移する。(a-1)はハンズOFFの状態であり、表示部40は発光していない状態であり、遷移通知表示部分40CがハンズOFFの表示色の状態である。(a-2)は、引継ぎ要求があり、表示部40に把持位置40Aの発光、点滅表示40Bのイルミネーションによる発光を表示させた状態を示している。把持位置40A及び点滅表示40Bの発光により、運転者の操作誘導及び視線誘導を図ることができる。(a-3)は、把持位置40Aを運転者がハンドGで把持した状態であり、遷移通知表示部分40CがハンズONの表示色に切り替わる。なお、発光ステアリングホイール14の外側の周方向の矢印は、点滅表示40Bによって誘導したい切り回しの方向を示しており、点滅表示40Bは、例えば、矢印の方向に流れるようなイルミネーションの表示とする。このように点滅表示40Bをイルミネーションとすることで、所定時間先の操作位置へ向かうような表示をさせる。把持位置40Aを発光させることにより運転者に当該位置を把持させるように誘導する。決定した伝搬方向及び伝搬量で点滅表示40Bを発光させることで、把持位置40Aの把持後のステア操作の切り回し方向及び力加減を誘導する。運転者は点滅表示40Bの伝搬方向及び伝搬量に沿ってステア操作を行う。
【0060】
(制御の流れ)
本実施形態の制御システム10で実行される制御処理の流れについて、図6のフローチャートを用いて説明する。発光制御ECU22による制御処理は、CPU30Aが取得部300及び制御部310の各部として機能することにより実行され、定期的に実行される。
【0061】
ステップ100において、CPU30Aは、ハンズOFFの状態で自動運転によりステア制御を実施中であるか否かを判定する。自動運転でステア制御を実施中と判定した場合にはステップS102へ移行する。自動運転でステア制御を実施中でないと判定した場合には制御処理を終了(Return)する。Return後は、次の実行タイミングで制御処理を実行する。
【0062】
ステップ102において、CPU30Aは、引継ぎ要求を受け付けたか否かを判定する。引継ぎ要求を受け付けたと判定した場合にはステップS104へ移行し、引継ぎ要求を受け付けていないと判定した場合には制御処理を終了する。
【0063】
ステップ104において、CPU30Aは、操舵角に関する情報として操舵把持トルクを推定する。操舵把持トルクは、走行予定経路及び車両情報から、手動運転に切り替えた場合に係るアラインメントトルクを算出して推定する。
【0064】
ステップ106において、CPU30Aは、操舵角に関する情報として操舵角速度を推定する。操舵角速度は、走行予定経路の追従に必要な所定時間先の操舵角の時間推移に応じた速度である。
【0065】
ステップ108において、CPU30Aは、操舵角に関する情報及び現在の車速に基づいて、表示部40の把持位置40Aを決定する。
【0066】
ステップ110において、CPU30Aは、把持位置から所定時間先の操作位置へ向かう点滅表示40Bについて周方向の伝搬方向及び伝搬量を決定する。伝搬量は操舵把持トルクに基づいて決定し、伝搬方向は操舵角に基づいて決定する。
【0067】
ステップ112において、CPU30Aは、操舵角速度に基づいて点滅表示の点滅速度を決定する。
【0068】
ステップ114において、CPU30Aは、決定した把持位置及び点滅表示で発光させるように表示部40の発光態様を制御する。
【0069】
ステップ116において、CPU30Aは、運転者が発光ステアリングホイール14を把持したか否かを判定する。把持したと判定した場合には制御処理を終了する。また、把持したと判定した場合に遷移通知表示部分40CをハンズONの表示色に切り替える。把持していないと判定した場合にはステップS114に戻って発光態様の制御を繰り返す。
【0070】
図7に、走行予定経路がカーブである場合の発光ステアリングホイール14の発光態様のイメージを示す。図7では、左曲がりのカーブに沿って点滅表示40Bが左回り方向に伝搬することが示されている。
【0071】
[変形例]
表示部40に係る発光態様の表示の変形例について例示する。図8は、引継ぎ要求があった場合の発光ステアリングホイール14の発光態様であり、運転者が把持した後に誘導する場合の一例である。発光ステアリングホイール14の発光態様は(b-1)~(b-3)のように推移する。(b-1)はハンズOFFの状態であり、表示部40は発光していない状態であり、遷移通知表示部分40CがハンズOFFの表示色の状態である。(b-2)は、引継ぎ要求があり、表示部40に把持位置40Aの発光を表示させた状態を示している。(b-3)は、運転者の把持後に、点滅表示40Bのイルミネーションによる発光を表示させた状態を示している。これにより、運転者の把持後にスムーズに、点滅表示40Bの発光により、運転者の操作誘導及び視線誘導を図ることができる。(b-4)は、把持位置40Aを運転者が把持した状態であり、遷移通知表示部分40CがハンズONの表示色に切り替わる。把持位置40Aを発光させることにより運転者に当該位置を把持させるように誘導する。また、把持させた後に、決定した伝搬方向及び伝搬量で点滅表示40Bを発光させることで、把持位置40Aの把持後のステア操作の切り回し方向及び力加減を誘導する。運転者は点滅表示40Bの伝搬方向及び伝搬量に沿ってステア操作を行う。点滅表示40Bを、把持後にすることで、運転者は操作を段階的に提示されるため、操作を認識しやすくなる。
【0072】
変形例に係る制御システム10で実行される制御処理の流れについて、図9のフローチャートを用いて説明する。変形例については第1実施形態の図6のフローチャートとの差分について説明する。変形例ではステップS112の後、ステップS200を実行する。
【0073】
ステップ200において、CPU30Aは、決定した把持位置で発光させるように表示部40の発光態様を制御する。
【0074】
ステップ202において、CPU30Aは、運転者が発光ステアリングホイール14を把持したか否かを判定する。把持したと判定した場合には制御処理を終了する。また、把持したと判定した場合に遷移通知表示部分40CをハンズONの表示色に切り替える。把持していないと判定した場合にはステップS200に戻って発光態様の制御を繰り返す。
【0075】
ステップ204において、CPU30Aは、決定した点滅表示で発光させるように表示部40の発光態様を制御する。
【0076】
以上、本実施形態の制御システム10は、走行予定経路から決定した把持位置及び点滅表示を発光ステアリングホイール14の表示部40に表示させる。このようにして、手動運転への移行に必要な操作を示すスムーズな誘導を行うことができる。
【0077】
[第2実施形態]
第2実施形態は、把持後に点滅表示を切り替える態様である。カーブの手前などで手動運転への切り替えが発生した場合には、把持後にさらにステアリング操作が必要となる。そこで、操舵中の操舵角が、更新された現在の走行予定経路の車両の操舵角と異なる場合に、更新後の操舵角速度を推定し、点滅速度を再計算し、点滅速度を切り替える。操舵中の操舵角とは、運転者によって発光ステアリングホイール14が把持され、走行中の経路に沿って操舵されている操舵角である。これにより、カーブなどに差し掛かった場合にも移行操作をスムーズに完了できる。
【0078】
第2実施形態の制御システム10で実行される更新制御処理の流れについて、図10のフローチャートを用いて説明する。図6のステップS116のY、又は図9のステップS204の運転者が把持した後の状態から遷移する。また、走行予定経路は更新されているとする。
【0079】
ステップ300において、CPU30Aは、発光ステアリングホイール14の操舵中の操舵角と、更新された走行予定経路の操舵角とが異なるか否かを判定する。異なると判定した場合にはステップS302へ移行する。異ならないと判定した場合は更新制御処理を終了する。
【0080】
ステップ302において、CPU30Aは、更新された走行予定経路に基づいて、更新後の操舵角速度を推定する。更新された走行予定経路の追従に必要な所定時間先の操舵角の時間推移に応じた速度である。
【0081】
ステップ304において、CPU30Aは、更新後の操舵角速度に基づいて点滅表示の点滅速度を再計算する。
【0082】
ステップ306において、CPU30Aは、再計算した点滅速度に切り替えるように発光態様を制御する。
【0083】
以上、本実施形態の制御システム10は、走行予定経路から決定した把持位置及び点滅表示を発光ステアリングホイール14の表示部40に表示させ、更新された走行予定経路に応じて点滅速度を切り替える。このようにして、走行予定経路の道路形状に変化がある場合についても、手動運転への移行に必要な操作を示すスムーズな誘導を行うことができる。
【0084】
[第3実施形態]
第3実施形態は、表示した把持位置に対して運転者が把持した位置が異なった場合に遷移通知表示部分40Cの表示位置を切り替える態様である。遷移通知表示部分40Cは、運転者が両手で把持した位置に対して中心となるような上側中央位置に表示させることで、状態遷移を通知すると共にユーザの中央視座を誘導する示す役割を持つ。そのため、誘導した把持位置と異なった位置を運転者が把持してしまった場合には、実際に把持した位置に合わせて表示位置を調整して通知し、誘導を図る。
【0085】
第3実施形態の制御システム10で実行される遷移通知制御処理の流れについて、図11のフローチャートを用いて説明する。図6のステップS116のY、又は図9のステップS204の運転者が把持した後の状態から遷移することとし、遷移通知表示部分40CをハンズOFFからハンズONの表示色の切り替えを行っていない状態とする。また、運転者の把持した位置を含む把持状態はステアリングセンサ24から検出する。把持状態には、両手による把持、片手による把持、及び左右何れの手による把持であるか等の状態を含む。
【0086】
ステップ400において、CPU30Aは、発光態様で表示させた把持位置と、運転者が実際に把持した位置とが異なるか否かを判定する。異なると判定した場合にはステップS402へ移行する。異ならないと判定した場合には遷移通知制御処理を終了する。
【0087】
ステップ402において、CPU30Aは、運転者の把持が両手による把持であるか否かを判定する。両手による把持であると判定した場合にはステップS404へ移行する。両手による把持でないと判定した場合(すなわち片手による把持であると判定した場合)には、ステップS406へ移行する。
【0088】
ステップ404において、CPU30Aは、運転者が両手で把持した位置に応じた上側中央位置に遷移通知表示部分40Cの位置を調整すると共に、ハンズOFFからハンズONの表示色に切り替える。調整は、遷移通知表示部分40Cの元の位置から、ユーザが把持した位置に応じて両手の中心にくるような上側中央位置に移動させることである。
【0089】
ステップ406において、CPU30Aは、ステアリングセンサ24から検出した把持状態から、運転者が何れの手により把持しているかを判定する。
【0090】
ステップ408において、CPU30Aは、判定した一方の把持中の手の把持位置から、他方の手で把持した場合の位置を推定する。
【0091】
ステップ410において、CPU30Aは、両手で把持した場合を想定した上側中央位置に遷移通知表示部分40Cの位置を調整すると共に、ハンズOFFからハンズONの表示色に切り替える。
【0092】
図12は誘導した把持位置とは異なる位置を両手で把持した場合のイメージ図である。図12に示すように、(c-1)では誘導した把持位置40Aとは異なる位置を両手で把持しており、上側中央位置CL1に遷移通知表示部分40Cが表示されている。(c-2)では、両手で把持した位置に応じてCL1からCL2に移動させた上側中央位置に遷移通知表示部分40Cの位置を調整し、ハンズOFFからハンズONの表示色に切り替えている。把持位置40Aとは異なる位置で把持したとしても、通知表示部分40Cの表示色がハンズONの表示色に切り替わることにより、運転者は手動運転へ移行できる状態に切り替わったことを認識し、点滅表示40Bの伝搬方向及び伝搬量に沿ってステア操作を行うことができる。
【0093】
なお、上側中央位置を調整して遷移通知表示部分40Cの表示位置を切り替える場合を例に説明したが、把持位置40A及び点滅表示40Bの表示位置も、運転者に把持された位置に応じて調整して表示するように制御してもよい。
【0094】
以上、本実施形態の制御システム10は、走行予定経路から決定した把持位置及び点滅表示を発光ステアリングホイール14の表示部40に表示させ、誘導とは異なる運転者の把持した位置に応じた上側中央位置に遷移通知表示部分40Cを表示させる。このようにして、運転者が誘導とは異なる位置を把持してしまった場合でも、手動運転への移行に必要な操作を示すスムーズな誘導を行うことができる。
【0095】
上述した各実施形態の制御システム10の発光態様は、発光ステアリングホイール14の表示部40に限らず、他のディスプレイに表示してもよい。
【0096】
なお、上記各実施形態でCPU20Aがソフトウェア(プログラム)を読み込んで実行した各種処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、上述した各処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
【0097】
また、上記各実施形態において、各プログラムはコンピュータが読み取り可能な非一時的記録媒体に予め記憶(インストール)されている態様で説明した。例えば、統合ECU21における処理プログラム100は統合ECU21のROM20Bに予め記憶され、発光制御ECU22における制御プログラム150は発光制御ECU22のROM20Bに予め記憶されている。しかしこれに限らず、各プログラムは、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の非一時的記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、プログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
【0098】
上記各実施形態で説明した処理の流れは、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
【符号の説明】
【0099】
22 発光制御ECU(制御装置)
300 取得部
310 制御部
図1
図2
図3A
図3B
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12