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▶ パテントフレア株式会社の特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023179337
(43)【公開日】2023-12-19
(54)【発明の名称】常温超電導システム
(51)【国際特許分類】
   H01F 6/00 20060101AFI20231212BHJP
【FI】
H01F6/00 ZAA
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022112764
(22)【出願日】2022-06-07
(71)【出願人】
【識別番号】518440899
【氏名又は名称】パテントフレア株式会社
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 学
(57)【要約】      (修正有)
【課題】磁石の冷却化、保冷化など温度制御のための作業、経費の負担軽減した超電導技術及び電磁気作用の応用技術を提供する。
【解決手段】従来の超電導磁石に使われていた材料(超電導体)、ネオジム磁石などの強磁性永久磁石を、製造する際に合成材料として高伝導性の良導体(銅、炭素同位体など)を配合する。
【効果】この磁石に対して外部電源から電線などを通して、高圧大量の電流を供給することによって、磁石の磁力を増幅することができ、強い磁場を発生し、常温で超電導現象を実現することができ、強磁場発生装置を小型化できるため、これまでは装置内部に限定されていた超電導現象(強磁場圏)を外部空間へ広げることができる。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
超電動磁石に使われる材料(超電動体)、ネオジム磁石などの強磁性体(永久磁石)を、製造する際に合成材料として高伝導性の良導体(銅、炭素同位体など)を配合する。
この磁石に電線(コイルなど)を通して高圧大量の電流を供給することによって、磁石の磁力を増幅させる方法。
この方法によって、強力な磁場を発生して冷却保冷などの温度制御を必要とせず、常温で超電導現象(状態)を実現する方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法を使用した強磁場発生装置(外部電源、電導線、良導体配合強磁性体)は、医療検査機器MRIのような据え置き型の装置ではなく移動が容易な小型化が可能であるため、この装置を一定間隔3次元的(前後左右上下)に配置して、3次元空間に強い磁場圏を作る方法。(磁場発生装置を配置する間隔や空間の広さは、限定されない。)
【請求項3】
請求項1、請求項2に記載の方法を使用した装置、機器。
【請求項4】
請求項3に記載の装置、機器を使用した役務、事業。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、超電導技術と電磁気作用の応用技術に関する。
【背景技術】
【0002】
超電導技術
【0003】
電磁気作用
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
超電動現象(強い磁場によって電気抵抗がゼロになる現象)を作り出し、これを利用する超電導技術は、輸送機関のリニアモーターカー、医療用検査機器のMRIなどに使用されている。
従来の超電動技術は、超電導体という強磁性体を、液体窒素などの冷却剤を使用して絶対零度近くまで冷却し、保冷手段を講じて温度制御することで超電導現象を実現していた。
そのため、超電導磁石の冷却化、保冷化など温度制御のための作業、経費の軽減が課題となっていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
超電導磁石に使われていた材料(超電導体)、ネオジム磁石などの強磁性永久磁石を製造する際に、合成材料として高伝導性の良導体(銅、炭素同位体など)を配合する。
この磁石に対して外部電源から電線(コイル)などを通して高圧大量の電流を供給することにより、磁石の持つ磁力を増幅することができる。
この方法を用いて強い磁場を発生させて、常温で超電導現象を実現し、課題を解決する。
又、この方法では強い磁場を発生できる装置を小型化することができるため、従来は特定の装置に内蔵されていて装置の内部に限定されていた強い磁場圏を外部空間へ広げることができる。
作業員や機材の周囲空間を強磁場で囲み、放射線や宇宙線の線量が高いエリアでも活動可能となり、従来の超電導技術の課題を解決する。
【実施例0006】
宇宙服、放射線防護服、人工衛星、放射性廃棄物収納箱