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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023179534
(43)【公開日】2023-12-19
(54)【発明の名称】衛生的中空フレームアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   B65G 45/16 20060101AFI20231212BHJP
   B65G 21/02 20060101ALI20231212BHJP
【FI】
B65G45/16 A
B65G21/02
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023157465
(22)【出願日】2023-09-22
(62)【分割の表示】P 2020531158の分割
【原出願日】2018-12-12
(31)【優先権主張番号】62/597,991
(32)【優先日】2017-12-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】508181663
【氏名又は名称】レイトラム,エル.エル.シー.
(74)【代理人】
【識別番号】110001302
【氏名又は名称】弁理士法人北青山インターナショナル
(72)【発明者】
【氏名】デグルート,マイケル ヘンドリク
(72)【発明者】
【氏名】バチェルダー,ジェフ
(72)【発明者】
【氏名】フルショフ,ゲルコ
(72)【発明者】
【氏名】コックス,デイヴィッド エイ.
(72)【発明者】
【氏名】ハニーカット,ジェイムズ アール.ジュニア
(57)【要約】      (修正有)
【課題】簡略化されたフレーム設計を有する洗浄可能なフレーム、および洗浄可能なフレームを作製するための方法を提供する。
【解決手段】衛生的なコンベヤフレームアセンブリは、互いに接合された複数の中空管状セクションを備え、滅菌ゾーンとして排気され、封止されたコンベヤフレームの支持構造を形成する。一体型運搬経路は、支持構造上に位置する。コンベヤフレームに連結されたリフタは、洗浄のために運搬経路およびコンベヤベルトを持ち上げることができる。また、送り込み部および送り出し部アセンブリは、動作位置と洗浄位置との間で移動可能である。センサは、フレーム内部の状態を監視し、真空が維持されていることを確認し、真空封止が損なわれた場合に修正措置を開始することを確実にすることができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンベヤフレームであって、
運搬経路のための支持構造を形成するためにともに接続された複数の中空セクションであって、前記支持構造が、送り込み部端部から送り出し部端部まで長手方向に延在する、中空セクションと、
前記中空セクションの内部の状態を感知するために前記中空セクションのうちの1つに接続されたセンサと、を備える、コンベヤフレーム。
【請求項2】
前記中空セクションの内部が真空下にある、請求項1に記載のコンベヤフレーム。
【請求項3】
前記センサが、真空の破れを感知する、請求項2に記載のコンベヤフレーム。
【請求項4】
前記支持構造上に運搬経路をさらに備え、前記運搬経路が、前記送り込み部端部から前記送り出し部端部まで延在する複数の長手方向セクションを備える、請求項1に記載のコンベヤフレーム。
【請求項5】
前記長手方向セクションが、複数の横方向セクションによって接続されている、請求項4に記載のコンベヤフレーム。
【請求項6】
前記送り込み部端部における1組の送り込み部取り付けプレートと、前記送り出し部端部における1組の送り出し部取り付けプレートとをさらに含む、請求項4に記載のコンベヤフレーム。
【請求項7】
洗浄モードにおいて、前記運搬経路を前記支持構造の上方に選択的に上昇させるための、前記送り込み部取り付けプレートに取り付けられた運搬経路リフタをさらに備える、請求項6に記載のコンベヤフレーム。
【請求項8】
洗浄モードにおいて、前記運搬経路を前記支持構造の上方に選択的に上昇させ、コンベヤベルトを前記運搬経路の上方に上昇させるための、前記送り出し部取り付けプレートに取り付けられた運搬経路およびベルトリフタをさらに備える、請求項6に記載のコンベヤフレーム。
【請求項9】
前記送り出し部取り付けプレート間に取り付けられた駆動部と、前記送り出し部取り付けプレートに取り付けられた2つの接続プレート間に延在するローラおよび前記2つの接続プレートに取り付けられたスクレーパブレードを有するスクレーパアセンブリを備える位置リミッタスクレーパアセンブリと、をさらに備える、請求項6に記載のコンベヤフレーム。
【請求項10】
各接続プレートが、前記位置リミッタスクレーパアセンブリを前記送り出し部取り付けプレート上の対応する突起に枢動可能に取り付けるための上部フックを含む、請求項9に記載のコンベヤフレーム。
【請求項11】
前記位置リミッタスクレーパアセンブリを前記送り出し部取り付けプレートにラッチするためのラッチをさらに備える、請求項10に記載のコンベヤフレーム。
【請求項12】
前記ラッチが、前記ローラの端部を収容している円筒形キャップから延在する板ばねを含む、請求項11に記載のコンベヤフレーム。
【請求項13】
前記送り込み部取り付けプレートに取り付けられた送り込み部ローラをさらに備え、前記送り込み部は、第1の端部から第2の端部まで延在するシャフトを封入している起伏のあるローラ部分を備える、請求項6に記載のコンベヤフレーム。
【請求項14】
前記支持構造が、戻り経路ローラ取り付け台をさらに備え、前記コンベヤフレームが、前記戻り経路ローラ取り付け台に取り付けられた戻り経路ローラをさらに備える、請求項1に記載のコンベヤフレーム。
【請求項15】
前記戻り経路ローラが、第1の端部から第2の端部まで延在するシャフトと、前記シャフトを封入し、コンベヤベルトを誘導するための拡大部分を形成する射出成形プラスチック部分とを備える、請求項14に記載のコンベヤフレーム。
【請求項16】
中空コンベヤフレームを監視する方法であって、
前記中空コンベヤフレームの内部を真空引きすることと、
前記内部と連通しているセンサを使用して、前記内部の圧力の変化を感知することと、を含む、方法。
【請求項17】
前記内部の圧力変化が生じた場合、インジケータを作動させる工程をさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記真空引きが、細菌の増殖を阻害するのに十分なものである、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記真空引きの後、前記中空コンベヤフレームに高濃度のオゾンを挿入する工程をさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
コンベヤベルト回路を支持する中空コンベヤフレーム構造であって、
少なくとも1つの中空フレーム部材であって、前記中空フレーム部材の内部が、周囲環境の圧力よりも低い圧力を有するように排気および封止され、それによって圧力差が負になるようにされている、中空フレーム部材と、
封止された領域の圧力を測定するために前記封止された領域と連通しているセンサと、を備える、中空コンベヤフレーム構造。
【請求項21】
前記センサが、受信機と通信する、請求項20に記載の中空コンベヤフレーム構造。
【請求項22】
前記センサが、受信機と無線通信する、請求項21に記載の中空コンベヤフレーム構造。
【請求項23】
前記センサが、無線で励起電力を受け取る、請求項20に記載の中空コンベヤフレーム構造。
【請求項24】
前記負の圧力が、細菌の増殖を抑制するのに十分なものである、請求項20に記載の中空コンベヤフレーム構造。
【請求項25】
前記センサが、ある期間にわたり圧力減衰を測定する、請求項20に記載の中空コンベヤフレーム構造。
【請求項26】
コンベヤの送り込み部端部から送り出し部端部まで移動するコンベヤベルトを支持するための運搬経路であって、
ベルトの移動方向に延在する複数の長手方向プラスチックレールと、
少なくとも2つの長手方向プラスチックレールを接続して均質な構造を形成する、少なくとも1つのプラスチッククロス部材と、を備える、運搬経路。
【請求項27】
前記長手方向プラスチックレールおよびプラスチッククロス部材が、UHMWで形成されている、請求項26に記載の運搬経路。
【請求項28】
前記長手方向プラスチックレールの下方に延在する、支持軸に係合するためのピンをさらに備える、請求項26に記載の運搬経路。
【請求項29】
コンベヤの運搬経路を、洗浄のために前記コンベヤの支持構造の上方に選択的に持ち上げるための運搬経路リフタであって、
横方向レールと、
前記横方向レールの第1の端部から延在するハンドルと、
前記横方向レールの中央部分から上方に延在し、前記ハンドルからオフセットされたラッチングアームであって、運搬経路レールのためのオープンシートを形成する、ラッチングアームと、
運搬経路レールを持ち上げるための前記中央部分におけるリフティングアームと、を備える、運搬経路リフタ。
【請求項30】
前記コンベヤベルトを持ち上げるためのフックアームをさらに備え、前記フックアームが、前記横方向レールから鈍角で前方下向きに延在する、請求項29に記載の運搬経路リフタ。
【請求項29】
コンベヤベルトのためのスクレーパアセンブリであって、
一対の対向取り付けプレートであって、各取り付けプレートが、
スクレーパアセンブリを取り付けるための突起と、
板ばねを受け入れてロックするためのラッチと、を有する、取り付けプレートと、
前記取り付けプレート間に取り付けられたスクレーパアセンブリであって、前記スクレーパアセンブリが、
前記突起に枢動可能に取り付けられて第1の枢動点を形成する、一対の対向アームと、
前記一対の対向アーム間に延在するスクレーパ取り付けバーと、
前記スクレーパ取り付けバーに取り付けられたスクレーパブレードと、
前記取り付けバーに接続された板ばねであって、ラッチに受け入れられて、前記スクレーパブレードを付勢してコンベヤベルトと接触させる、板ばねと、を備える、スクレーパアセンブリと、を備える、スクレーパアセンブリ。
【請求項30】
前記スクレーパ取り付けバーが、第2の枢動点を介して、前記一対の対向アームに接続されている、請求項29に記載のスクレーパアセンブリ。
【請求項31】
正駆動コンベヤベルトのための駆動ヘッドであって、
一対の対向取り付けプレートと、
前記取り付けプレート間に取り付けられた駆動スプロケットと、
前記取り付けプレートに取り付けられた2つの接続プレート間に延在するローラと、前記2つの接続プレートに取り付けられたスクレーパブレードを有するスクレーパアセンブリと、を備える、位置リミッタスクレーパアセンブリと、を備える、駆動ヘッド。
【請求項32】
前記駆動スプロケットが、前記駆動スプロケットがそれを中心として回転する駆動軸を有し、前記位置リミッタスクレーパアセンブリの前記ローラが、前記ローラがそれを中心として回転するローラ軸を有し、前記位置リミッタスクレーパアセンブリが、前記取り付けプレートに取り付けられ、それによって、前記駆動軸および前記ローラが実質的に平行になり、前記駆動軸と前記ローラ軸との間の中心距離が制限され、前記スクレーパブレードが前記ローラを中心として枢動することができるようにされる、請求項31に記載の駆動ヘッド。
【請求項33】
各接続プレートが、前記位置リミッタスクレーパアセンブリを取り付けプレート上の対応する突起に枢動可能に取り付けるための上部フックを含む、請求項31に記載の駆動ヘッド。
【請求項34】
前記位置リミッタスクレーパアセンブリを前記取り付けプレートにラッチするためのラッチをさらに備える、請求項31に記載の駆動ヘッド。
【請求項35】
前記ラッチが、前記ローラの一端において円筒形のキャップハウジングから延在する板ばねを含む、請求項34に記載の駆動ヘッド。
【請求項36】
コンベヤのためのローラであって、
第1の端部から第2の端部まで延在するシャフトと、
前記シャフトを完全に封入し、コンベヤベルトと接触するための起伏のある拡大部分と、コンベヤベルトとの接触を最小限にするためのトラフ状部分とを形成するプラスチック要素と、を備える、ローラ。
【請求項37】
コンベヤであって、
フレームと、
送り込み部から送り出し部まで延在し、前記フレームによって支持される運搬経路と、
前記フレームに取り付けられ、前記運搬経路を選択的に前記フレームの上方に上昇させる運搬経路リフタと、を備える、コンベヤ。
【請求項38】
コンベヤの前記運搬経路を、洗浄のために、コンベヤのコンベヤ支持構造の上方に選択的に上昇させるための運搬経路リフタであって、持ち上げ手段を備える、運搬経路リフタ。
【請求項39】
動作位置にあるとき、前記運搬経路の長手方向および垂直方向の動き全体を防止するためのロッキングフックをさらに備える、請求項38に記載の運搬経路リフタ。
【請求項40】
前記持ち上げ手段が、1つ以上のクロス部材によって互いに接続された、ベルトの移動方向に延在する複数の長手方向レールを有する均質な運搬経路を持ち上げる、請求項38に記載の運搬経路リフタ。
【請求項41】
前記持ち上げ手段が、洗浄のために、持ち上げられた運搬経路の上方にコンベヤベルトを選択的に持ち上げる、請求項38に記載の運搬経路リフタ。
【請求項42】
フレームであって、
排気および封止された内部を有する支持構造を形成するようにともに接続された、複数の中空管状セクションと、
前記排気および封止された内部と連通し、前記内部の圧力を測定するセンサと、を備える、フレーム。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
本発明は、概して、封止された中空管で形成されたフレームに関する。本発明の用途は、動力駆動コンベヤのためのフレームであり、より具体的には、病原体を洗浄および監視することが容易であるベルトコンベヤフレームである。
【0002】
肉、家禽、果物、野菜、乳製品、およびスナック等の食品加工産業では、食品の輸送にコンベヤベルトが使用されている。ほとんどのコンベヤベルトは、運搬経路および戻り経路に沿って支持され、ひいてはコンベヤフレーム構造によって支持される。USDAの衛生要件を満たすために、ベルト、フレーム構造、および関連するコンベヤコンポーネントで構成されるコンベヤベルトシステムは、洗浄可能でなければならない。
【0003】
コンベヤベルトシステムを洗浄可能にするために、潜在的な細菌潜伏ゾーンを排除するように注意を払わなければならない。食品産業では、潜在的な細菌潜伏ゾーンは、気密封止されていない中空領域、非封止境界コンポーネント(サンドイッチとして周知である)、およびねじ山を含むことが周知である。このため、ねじ部品、サンドイッチ、および特にすべての中空コンポーネントを排除する設計に対する根強い動きが存在してきた。中空コンポーネントは、設置後に中空コンポーネントが気密封止を維持していることを検証することが可能ではなかったため、望ましくない。さらに、境界区域で容易に封止することが可能ではない異なる材料、例えば、ステンレス鋼およびUHMWPEを利用する必要がある場合、サンドイッチが生じることが多い。その結果、材料がともに挟まれることが多く、細菌に潜伏ゾーンをもたらす。
【0004】
多くのコンベヤは、レーザ切断されて成形されたステンレス鋼板金で構成されている。適切な剛性を得るために、多くの曲げおよび溶接が必要とされ、それによって、洗浄が必要とされる表面積および洗浄が生じ得る角度が増大する。そのようなコンベヤフレーム構造を構築および洗浄するコストは高い。同様に、コンベヤフレームの構造は、ステンレス鋼の中空管で作成した場合ほど剛性でないため、振動および騒音が増加する可能性がある。
【0005】
ゆえに、中空コンポーネントが潜在的な潜伏ゾーンではないという保証を確立する必要があり、機能を最適化しかつ洗浄を容易にするために非類似材料を結合させる境界面を最適化するコンベヤ設計を確立する必要がある。
【発明の概要】
【0006】
この必要性および他の必要性は、本発明の特徴を具現化するコンベヤシステムによって対処される。衛生的なコンベヤフレームアセンブリは、排気され、封止されたコンベヤフレームの支持構造を形成するために互いに接合された複数の中空管状セクションを備える。一体型運搬経路は、支持構造上に位置する。コンベヤフレームに連結されたリフタは、洗浄のために運搬経路とコンベヤベルトの両方を持ち上げることができる。また、送り込み部および送り出し部アセンブリは、動作位置と洗浄位置との間で移動可能である。センサは、各中空セクションまたはコンポーネントの内部状態を監視し、真空が維持されていることを確認し、真空封止が損なわれた場合に修正措置を開始することを確実にすることができる。さらに、センサは、各中空コンポーネントの内部状態を監視して、その状態が細菌にとって適切な生存条件ではないことを確認することができる。
【0007】
一態様によれば、コンベヤフレームは、運搬経路のための支持構造を形成するためにともに接続された複数の中空セクションであって、支持構造が、送り込み部端部から送り出し部端部まで長手方向に延在する、中空セクションと、中空セクションの内部の状態を感知するために中空セクションのうちの1つに接続されたセンサと、を備える。
【0008】
別の態様によれば、中空コンベヤフレームを監視する方法は、中空コンベヤフレームの内部を真空引きすることと、内部と連通しているセンサを使用して、内部の圧力の変化を感知することと、を含む。
【0009】
別の態様によれば、コンベヤベルト回路を支持する中空コンベヤフレーム構造は、少なくとも1つの中空フレーム部材であって、中空フレーム部材の内部が、周囲環境の圧力よりも低い圧力を有するように排気および封止され、それによって圧力差が負になるようにされる、中空フレーム部材と、封止された領域の圧力を測定するために封止された領域と連通しているセンサと、を備える。
【0010】
別の態様によれば、コンベヤの送り込み部端部から送り出し部端部まで移動するコンベヤベルトを支持する運搬経路は、ベルトの移動方向に延在する複数の長手方向プラスチックレールと、少なくとも2つの長手方向プラスチックレールを接続して均質な構造を形成する、少なくとも1つのプラスチッククロス部材と、を備える。
【0011】
別の態様では、コンベヤの運搬経路を、洗浄のためにコンベヤの支持構造の上方に選択的に持ち上げるための運搬経路リフタは、横方向レールと、横方向レールの第1の端部から延在するハンドルと、横方向レールの中央部分から上方に延在し、ハンドルからオフセットされたラッチングアームであって、運搬経路レールのためのオープンシートを形成する、ラッチングアームと、運搬経路レールを持ち上げるための中央部分におけるリフティングアームと、を備える。
【0012】
別の態様によれば、コンベヤベルトのためのスクレーパアセンブリは、一対の対向取り付けプレートを備える。各取り付けプレートは、スクレーパアセンブリを取り付けるための突起と、板ばねを受け入れてロックするためのラッチと、を有する。スクレーパアセンブリは、取り付けプレートの間に取り付けられ、突起に枢動可能に取り付けられて第1の枢動点を形成する、一対の対向アームと、一対の対向アーム間に延在するスクレーパ取り付けバーと、スクレーパ取り付けバーに取り付けられたスクレーパブレードと、取り付けバーに接続された板ばねであって、ラッチに受け入れられて、スクレーパブレードを付勢してコンベヤベルトと接触させる、板ばねと、を備える。
【0013】
別の態様によれば、正駆動コンベヤベルトのための駆動ヘッドは、一対の対向取り付けプレートと、取り付けプレート間に取り付けられた駆動スプロケットと、位置リミッタスクレーパアセンブリと、を備える。位置リミッタスクレーパアセンブリは、取り付けプレートに取り付けられた2つの接続プレート間に延在するローラと、2つの接続プレートに取り付けられたスクレーパブレードを有するスクレーパアセンブリと、を備える。
【0014】
別の態様によれば、コンベヤのためのローラは、第1の端部から第2の端部まで延在するシャフトと、シャフトを完全に封入し、コンベヤベルトと接触するための起伏のある拡大部分と、コンベヤベルトとの接触を最小限にするためのトラフ状部分とを形成するプラスチック要素と、を備える。
【0015】
別の態様によれば、コンベヤは、フレームと、送り込み部から送り出し部まで延在し、フレームによって支持される運搬経路と、フレームに取り付けられ、運搬経路を選択的にフレームの上方に上昇させる運搬経路リフタとを備える。
【0016】
別の態様によれば、フレームは、排気および封止された内部を有する支持構造を形成するようにともに接続された、複数の中空の管状部分と、排気および封止された内部と連通し、内部の圧力を測定するセンサと、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本発明のこれらの態様および特徴は、以下の説明、添付の特許請求の範囲、および添付図面において詳細に説明される。
【0018】
図1図1は、本発明の一実施形態による衛生的コンベヤフレームの等角側面図である。
図2図2は、図1の衛生的コンベヤフレームの等角上面図である。
図3図3は、図1の衛生的コンベヤフレームの分解図である。
図4図4は、図1の衛生的なコンベヤフレームの側面図であり、コンベヤベルトが送り込み部端部および送り出し部端部の周りを移動し、コンベヤベルトおよび運搬経路が洗浄モードで持ち上げられている。
図5図5は、図1の衛生的なコンベヤフレームを示しており、運搬経路が洗浄モードで持ち上げられている。
図6図6は、本発明の一実施形態による均質な運搬経路の等角図である。
図7図7は、図6の均質な運搬経路の底面図である。
図8図8は、図7の運搬経路底部のピンの詳細図である。
図9図9は、本発明の一実施形態による送り出し部運搬経路およびベルトリフタの等角側面図である。
図10図10は、本発明の一実施形態による送り出し部運搬経路およびベルトリフタの等角正面図である。
図11図11は、本発明の一実施形態による送り出し部運搬経路およびベルトリフタの等角背面図である。
図12図12は、本発明の一実施形態による送り込み部運搬経路リフタの等角側面図である。
図13図13は、本発明の一実施形態による送り込み部運搬経路リフタの等角正面図である。
図14図14は、本発明の一実施形態による送り込み部運搬経路リフタの等角背面図である。
図15図15は、下降した作動位置にある送り出し部リフタを示す詳細拡大図である。
図16A図16Aは、上昇した洗浄位置にある図12図14の送り込み部リフタを示す詳細拡大図である。
図16B図16Bは、上昇した洗浄位置にある図9図11の送り出し部リフタを示す詳細拡大図である。
図17図17は、図1のコンベヤフレームおよび運搬経路の側断面図であり、リフタが下降して動作位置にある。
図18図18は、図17の実施形態の送り込み部の詳細図である。
図19図19は、図17の実施形態の中央領域の詳細図である。
図20図20は、図17の実施形態の送り出し部の詳細図である。
図21図21は、洗浄位置にある図1のコンベヤフレームおよび運搬経路の側断面図であり、リフタが上昇している。
図22図22は、図21の実施形態の送り込み部の詳細図である。
図23図23は、図21の実施形態の中央領域の詳細図である。
図24図24は、図210の実施形態の送り出し部の詳細図である。
図25図25は、図1のコンベヤフレームの分解図である。
図26図26は、図1のコンベヤフレームの別の図である。
図27図27は、図26のコンベヤフレームの送り出し部の詳細図である。
図28図28は、本発明の一実施形態によるコンベヤフレーム用の位置リミッタスクレーパアセンブリの等角図である。
図29図29は、図28の位置リミッタスクレーパアセンブリの分解図である。
図30図30は、動作位置からラッチ解除した後の、図27の位置リミッタスクレーパアセンブリの等角図である。
図31図31は、動作位置から洗浄位置への移行中の図30の位置リミッタスクレーパアセンブリの等角図である。
図32図32は、洗浄位置にある図30の位置リミッタスクレーパアセンブリの等角図である。
図33図33は、図27の位置リミッタスクレーパアセンブリのコンベヤフレームからの取り外しを示す。
図34図34は、本発明の一実施形態の起伏のある送り込み部ローラの等角図である。
図35図35は、図34の起伏のある送りローラの正面図である。
図36図36は、図34のローラをコンベヤフレームに取り付けるための送り込み部ローラ取り付けプレートの等角図である。
図37図37は、図34の起伏のある送り込み部ローラが上昇位置にあるときのコンベヤの送り込み部の詳細図である。
図38図38は、図34の起伏のある送り込み部ローラを含むコンベヤフレームの正面図である。
図39図39は、図38の起伏のある送り込み部ローラの断面図である。
図40図40は、本発明の一実施形態による起伏のある戻り経路ローラを含むコンベヤフレームの底面等角図である。
図41図41は、本発明の別の実施形態による、コンベヤフレームの中空内部を監視するために使用されるコンベヤフレーム内のセンサを示す。
図42図42は、本発明の一実施形態による、コンベヤフレームの中空内部を監視するのに適したセンサの側面図である。
図43図43は、図42のセンサの上面図である。
図44図44は、図43のセンサの断面図である。
図45図45は、図42のセンサの等角図である。
図46図46は、本発明の一実施形態による、センサをカンドに挿入するプロセス中の真空ツールおよびセンサの正面図であり、中空部のポートにセンサを挿入するプロセスを示す。
図47図47は、中空部の排気中の図46の真空ツールおよびセンサの正面図である。
図48図48は、図46の真空ツールおよびセンサの正面図であり、真空ツールは中空部をセンサで封止している。
図49図49は、本発明の一実施形態による、真空ツールを解放した後、中空部を監視するためにセンサを残した、図46の真空ツールおよびセンサの正面図である。
図50図50は、本発明の別の実施形態による、コンベヤフレームの中空内部を監視するのに適したセンサの等角図である。
図51図51は、図50のセンサの別の図である。
図52図52は、図50のセンサの上面図である。
図53図53は、図50のセンサの側面図である。
図54図54は、図50のセンサの断面図である。
図55図55は、図50のセンサの底面図である。
図56図56は、本発明の別の実施形態による、コンベヤフレームの中空内部を監視するのに適したセンサの上面図である。
図57図57は、図56のセンサの側面図である。
図58図58は、図56のセンサの断面図である。
図59図59は、図56のセンサの等角図である。
図60図60は、図56のセンサの別の図である。
図61図61は、本発明の別の実施形態による、コンベヤフレームの中空内部を監視するのに適したセンサの上面図である。
図62図62は、図61のセンサの断面図である。
図63図63は、図61のセンサの等角図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の特徴を具現化しているコンベヤフレームが、図1図5に示されている。例示的なコンベヤフレーム10は、フレームの第1の端部である送り込み部11とフレームの第2の端部である送り出し部12との間を移動するコンベヤベルト40(図4に示す)を支持する。コンベヤベルトは、運搬経路に沿って第1の端部11から第2の端部12まで製品を搬送する。コンベヤベルト40は、運搬経路の各端部で反転要素の周りを移動し、運搬経路の下方の戻り経路42に沿って戻され得る。フレーム10は、簡易化および統合化によりコンポーネントを最小限にし、十分な強度を確保しながら洗浄性を高める。
【0020】
例示的なフレーム10は、運搬経路のための支持構造20を形成する複数の中空管状セクションを備える。運搬経路30は、支持構造に取り付けられ、コンベヤベルトを送り込み部11から送り出し部12に誘導する。送り込み部11は、必要に応じて、送り込み部ガイドローラ114および他の送り込み部コンポーネントを取り付けるように構成された対向取り付けプレート110を備える。送り出し部12は、コンベヤベルトおよび他の送り出し部コンポーネントのための駆動部124を取り付けるように構成された対向取り付けプレート120を備える。フレームはまた、運搬経路30の下方の戻り経路取り付け台72に取り付けられた戻り経路ローラ70を含む。
【0021】
例示的な支持構造20は、運搬経路30に支持を提供するように接合された複数の円形の中空ステンレス鋼セクションを含む。円形レールは、頑丈でありながら軽量であり、かつ中実のステンレス鋼よりも安価である。支持構造20の中空内部は排気され、内部のあらゆる生物の成長を阻害し、内部のほとんどの生物を死滅させ、汚染を防ぐために封止される。センサ210は、封止を監視し、封止が損なわれた場合、警報を提供するか、または他の修正措置を開始するために設けられ得る。
【0022】
本発明は、そのようには限定されないが、支持構造20は、運搬経路の長さ全体にわたる上部長手方向レール21と、下部長手方向スパイン22と、送り込み部端部および送り出し部端部における横方向支持レール23と、上部長手方向レール21の送り込み部端部および送り出し部端部における横方向上部レール24と、脚29と、脚間に延在する追加の横方向および長手方向支持レール25、26とを備える。2つの端部ローラを備えた中間支持軸27は、上部長手方向スパイン21の上方に横方向に延在している。車輪28は、脚29の下に延在し得る。本発明は、例示的な構成に限定されず、複数の円形の中空管を、任意の適切な構成で接合して、運搬経路に対する支持を提供し得る。
【0023】
図6図8に示される例示的な運搬経路30は、UHMW等の低摩擦材料で形成された単一の均質な構造である。運搬経路は、横方向レール32、33、34によって接続されたコンベヤベルトを支持するための複数の長手方向レール31を備える。この特定の実施形態では、長手方向レール31は、支持構造20上に挿入されると、送り込み部11から送り出し部12まで延在する。運搬経路30はさらに、中央支持軸27に係合するために底部から延在するピン36を含む。図8に示すように、ピン36は、中央横方向レール33の各側の長手方向レール31のうちの2つの底部から延在する。単一の運搬経路30は、図1図2、および図5に示され、以下に詳細に説明されるように、支持構造20上に位置する。
【0024】
コンベヤフレーム10は、動作中に運搬経路の位置をロックし、運搬経路およびコンベヤベルトを選択的に持ち上げて、洗浄または他のアクセスを可能にするために、送り込み部リフタ50および送り出し部リフタ60として示される、少なくとも1つのベルトおよび運搬経路リフタをさらに含む。図1および図2は、運搬経路30が支持構造20の上方に平らに置かれている下方動作位置にあるリフタ50、60を示す。図4および図5は、持ち上げ位置にあるリフタ50、60を示し、運搬経路30は、支持構造20の上方で角度をもって上昇させられ、コンベヤベルト40は、洗浄およびアクセスのために運搬経路30の上に持ち上げられる。
【0025】
図9図11は、例示的な送り出し部リフタ60を示す。送り出し部ベルトリフタ60は、運搬経路の幅全体にわたる横方向レール61を含む。横方向レール61は、送り出し部取り付けプレートの開口部121、122に受け入れられる(図3および図25を参照)。一方の開口部121は、閉鎖された孔であり得、他方122は、狭い口を備えた開放されたスロットであり得る。横方向レール61は、開放されたスロット122への挿入を容易にするための切り欠きまたは他の狭窄部を有し得る。ハンドル62は、横方向レールの第1の端部から前方方向に延在する。例示的なハンドル62は、横方向レール61に対して垂直であるが、本発明はそれに限定されず、動作位置では水平である。送り出し部リフタ60は、横方向レールから上方に延在し、ハンドルから90°オフセットされたラッチングアーム63を含む。ラッチングアーム63は、ハンドル62が延在するのと同じ方向に面する、運搬経路の横方向レール32のためのオープンシートを形成する。コンベヤベルト40を持ち上げるためのフックアーム64は、横方向レールから鈍角をもって前方かつ下方に延在し、フックは下に向けられる。L字型アーム65は、フックアーム64間に配置され、フックアーム64よりも小さい角度で横方向レールからわずかに前方および下方に延在するステム部分と、2つの運搬経路長手方向レール31の底部に接触して運搬経路を持ち上げるための、横方向レール61に平行な垂直支持部分とを含む。垂直ピン66は、ラッチングアーム63の外側に位置し、横方向レール61から上下に延在し、運搬経路30が動作位置にあるときにサイドガード170、171を適所にしっかりとロックする。ストッパー68は、L字形アームを含み、リフタの回転を制限するように、ハンドル62とピン66との間の横方向レール61から上方かつわずかに後方に延在する。
【0026】
例示的な実施形態では、横方向レールの外縁の周囲のリフタの要素の配置は、動作中に運搬経路をロックし、洗浄中に運搬経路およびコンベヤベルトを持ち上げることを容易にする。
【0027】
図12図14は、例示的な送り込み部リフタ50を示し、これは送り出し部リフタと同様であるが、フックアーム64がない。送り込み部リフタ50のコンポーネントは、送り出し部リフタ60のコンポーネントに対して基本的に鏡像であるが、フックアーム64がない。送り込み部ベルトリフタ50は、運搬経路の幅全体にわたる横方向レール51を含む。横方向レール51は、送り込み部取り付けプレートの開口部111、112に受け入れられる。一方の開口部111は、閉鎖された孔であり得、他方112は、狭い口を備えた開放されたスロットであり得る。横方向レール51は、開放されたスロット112Aへの挿入を容易にするための切り欠きまたは他の狭窄部を有し得る。ハンドル52は、横方向レール51の第1の端部から延在する。送り込み部リフタ50は、横方向レール51から上方に延在し、運搬経路の横方向レール34のためのオープンシートを形成するラッチングアーム53を含む。L字型アーム55は、ラッチングアーム54間に配置され、横方向レール51から延在するステム部分と、2つの運搬経路長手方向レール31の底部に接触して運搬経路を持ち上げるための、横方向レール51に平行な垂直支持部分とを含む。L字型アーム55は、L字型アーム65よりもステム部分が短いので、送り込み部リフタ50は、送り出し部リフタ60よりも運搬経路を持ち上げない。垂直ピン56は、ラッチングアーム53の外側に位置し、横方向レール51から上下に延在し、運搬経路30が動作位置にあるときにサイドガード170、171を適所にしっかりとロックする。ストッパー58は、L字形アームを含み、リフタの回転を制限するように、ハンドル52とピン56との間のラッチングアームの上方かつわずかに反対側に延在する。
【0028】
図15は、引き下げられた動作位置における送り出し部リフタ60を示す詳細拡大図である。送り出し部リフタ60は、送り出し部プレート120に回転可能に取り付けられている。この位置では、ラッチングアーム63は、運搬経路の長手方向の動きを防ぐために運搬経路の横方向レール32と係合する。ピン66は、運搬経路がその洗浄位置で持ち上げられたとき、運搬経路30の横方向の動きを防止する。フックアーム64は、運搬経路の下に引き下げられてベルトから離れ、L字型アーム65も同様に引き下げられて運搬経路レール31と非接触となる。
【0029】
図16Aは、上昇した洗浄位置にある送り込み部リフタ50を示す詳細拡大図である。ハンドル52は、アーム58がサイドプレート112の横アーム24のストッパー241に当接するまで上に回転される。ハンドルがレール51を中心に回転すると、ラッチングアーム53が運搬経路横方向レール34との係合から外れ、L字形アーム55が上に移動し、運搬経路レール31を押し上げる。
【0030】
図16Bは、上昇した洗浄位置にある送り出し部リフタ60を示す詳細拡大図である。ハンドル62は、アーム68がサイドプレート121のストッパー242に当接するまで上方に回転する。ハンドルをレール61を中心として回転させると、ラッチングアームが運搬経路横方向レール32との係合から外れ、L字形アーム65が上に移動し、運搬経路レール31を押し上げる。フックアーム64は、運搬経路レールの上に上昇し、コンベヤベルトを運搬経路の上方に押す。L字型アーム65は、L字型アーム55よりも高いため、運搬経路31の送り出し部は送り込み部よりも高く上昇する。
【0031】
図17は、リフタ50および60が、下降した動作位置にあるコンベヤフレームの上部の側断面図である。図18は、図17の送り込み部の詳細図である。図19は、図17の中央部分の詳細図であり、図20は、図17の送り出し部の詳細図である。動作位置では、ハンドル52、62は水平であり、コンベヤの長手方向中央に向かって延在している。ラッチングアーム53、63は、運搬経路30の横方向レール34、32と係合し、ピン36は、フレームの中間軸27とクリアランスをもって係合し、運搬経路30が上昇したときに長手方向の移動を防ぎ、横方向レール34、32が下がったときにラッチングアーム53、63が確実に再係合できるようにする。運搬経路30は、動作中、リフタ横方向アーム51、61に載置される。
【0032】
図21は、洗浄位置におけるコンベヤフレームの側断面図であり、リフタ50および60は上昇している。図22は、図21の送り込み部の詳細図である。図23は、図21の中央部分の詳細図であり、図24は、図21の送り出し部の詳細図である。運搬経路およびベルトを持ち上げるために、ハンドル52、62は、図21に示される上昇位置まで回転する。ハンド52、62の回転により、接続された横方向レール51、62が回転し、ラッチングアーム53、63が横方向運搬経路レール34、32から脱係合し、L字形アーム55、65を上昇位置まで押す。L字型アームは、運搬経路レール31を上昇させる。L字形アーム65は、より高く上昇し、そのため上昇した運搬経路は、送り出し部端部でより高くなる。フックアーム64も上昇し、存在する場合、コンベヤベルトを押し上げる。ピン36は、中間軸27と係合し続け、運搬経路の長手方向位置を維持する。
【0033】
また、例示的な衛生的コンベヤは、洗浄が簡単である駆動および送り込み部ベルトガイドを含む。図25図27を参照すると、送り出し部12は、運搬経路の送り出し部端部において、対向取り付けプレート120を備える。送り込み部11は、運搬経路の送り込み部端部において、レール118によって接続された対向ローラ取り付けプレート117と、コンベヤベルトを戻り経路から運搬経路に誘導するためにローラ取り付けプレート117に取り付けられた成形送り込み部ローラ114とを備えるローラ取り付けアセンブリ116を取り付けるための、対向送り込み部プレート110を備える。
【0034】
例示的な送り出し部取り付けプレート120は各々、電動スプロケット124として示されるコンベヤベルト駆動の駆動軸を取り付けるための、一体型内部ベアリングを備えたスロット123として示される前部開口部を備える。スロットの上方において、取り付けプレート120は、位置リミッタスクレーパアセンブリ140のためのピボット取り付け台を形成する突起126を含む。取り付けプレート120は、送り出し部ベルトリフタ60を取り付けるための後部開口部121、122をさらに含む。例示的な実施形態では、開口部121は閉鎖された孔であり、開口部122は、ベルトリフタ60の取り付けを容易にするために対応する取り付けプレートの後縁に開いているスロットである。ラッチ142は、以下に説明するように、取り付けプレート120の底部から延在し、位置リミッタスクレーパアセンブリ140上の板ばねまたは他の保持器をラッチする。
【0035】
図25図27に示されている例示的な衛生コンベヤは、運搬経路上のコンベヤベルト40を収容するためにフレームに取り付けられたサイドガード170、171をさらに含む。一実施形態では、リフタ50、60の一方または両方を使用して、サイドガード170、171を所定の位置にロックすることができる。
【0036】
位置リミッタスクレーパアセンブリ140は、その実施形態が図28および図29に示され、第1の端部から第2の端部まで延在するローラと、ローラの各端部から延在する軸143とを備えるローラリミッタ141を備える。コンベヤベルトの動作中、ローラリミッタは、コンベヤベルトの駆動要素と駆動部124の駆動構造との間の適切な係合を保証するように設計されている。
【0037】
対向リミッタ接続プレート150は、ローラリミッタ141をコンベヤフレームに接続する。各リミッタ接続プレート150は、突起126を介して送り出し部取り付けプレート120にプレートを取り付けるための上部フック151を含む。湾曲ネック部分152は、駆動部124の突出軸に対する凹部を形成する。上部フック151の下方において、細長開口部153は、ローラリミッタ軸143を回転可能に取り付けるためのベアリング161を収容する円筒形キャップ160を受け入れる。細長開口部153に隣接して、外向きの開口部155は、開口部155への狭窄した口を形成する上部および底部突起158、156を含み、ローラリミッタ軸143の固定点を中心としたスクレーパ軸171の枢動を可能にする。
【0038】
リミッタ接続プレート150はまた、動作中にコンベヤベルトの外面に接触して汚れおよびデブリを取り除くスクレーパアセンブリを取り付ける。スクレーパ取り付けバー171は、2つのリミッタ接続プレート間に延在する。スクレーパ取り付けバー171は、開口部155の狭窄した口を通って延在する。動作中、スクレーパ取り付けバー171は、リミッタ接続プレート150が円筒形キャップ160の軸を中心に張力を受けて枢動するときに、リミッタ接続プレート150の上部突起158と下部突起156との間を移動することができる。スクレーパブレード174が十分に摩耗すると、スクレーパ取り付けバー171は、最終的に上部突起158と接触して、ベルトへの圧力の印加を停止し、それによって、スクレーパブレード174の交換が必要となる。大きな障害物がベルト40とスクレーパブレード174との間を通過する場合、スクレーパバー171は下向きに枢動して、下部突起156と接触し、これによりスクレーパブレード174がベルト40から離れて移動することができる移動量が制限される。アーム172は、スクレーパ取り付けバー171の各端部を円筒形キャップ160に接続する。スクレーパブレード174は、スクレーパ取り付けバー171から延在するスクレーパ取り付けタップ176に取り付けられている。
【0039】
板ばね145として示される張力およびロック機構は、円筒形キャップ160から後方に延在し、位置リミッタアセンブリ140を動作位置にロックして圧力を加え、スクレーパをコンベヤベルトに対してスクレーピング位置まで付勢する。板ばね145は、送り出し部取り付けプレート130のラッチ142と係合するための開口部147を備えた拡大された中央部分146を備える。例示的な板ばね145は、316タイプのステンレス鋼を利用し、これは、冷間圧延されて硬化され、ばねとしての使用に適するようにされるが、本発明はこれに限定されない。スクレーパに張力をかけるための任意の適切な手段を使用することができる。
【0040】
図26および図27に示す動作モードでは、板ばね145または他の保持器がロックされ、リミッタ接続プレート150が取り付けプレート130に対して位置決めされて、送り出し部コンポーネントを動作位置に位置させる。ローラリミッタ141は、コンベヤベルト40に対して、ベルトが駆動部124と適切に係合することを確実にするように配設される。円筒形キャップ160は、開口部153の底部に設置される。スクレーパブレード174は、デブリを除去するためにコンベヤベルトの外面と接触するように付勢される。スクレーパ取り付けバー171は、位置リミッタ接続プレート150の口の下部突起156と上部突起158との間で動作する。送り込み部ローラ114は、ローラ取り付けアセンブリによって、コンベヤベルトを戻り経路から運搬経路に誘導するように位置付けられる。
【0041】
位置リミッタアセンブリ140を洗浄位置に移動させるために、図30に示されるように、板ばね145がラッチ142からラッチ解除され、位置リミッタアセンブリ140は、図31に示されるように、枢動点126を中心として上方かつ所定位置から外れて回転する。位置リミッタアセンブリ140は、コンベヤベルトの駆動部分が露出するまで、図32に示される洗浄位置まで回転し続けることができ、洗浄、修理、または別の目的のためのアクセスを可能にする。洗浄位置では、円筒形キャップ160は、開口部153の反対側の端部の中に嵌まり、開口部153のアクセスおよび洗浄を可能にする。スクレーパ取り付けバー171は、上部突起158の上に落下し、洗浄のためのアクセスを可能にする。
【0042】
次いで、位置リミッタアセンブリ140は、容易に回転して動作位置に戻り、所定の位置にラッチされることができる。
【0043】
代替的には、上部フック151が開いているため、図33に示すように、ラッチを解除した後、位置リミッタアセンブリ140を持ち上げて、枢動点126と脱係合させることによって、アセンブリをコンベヤフレームから完全に取り外すことができる。
【0044】
図34図39を参照すると、送り込み部ガイドローラ114およびローラ取り付けアセンブリ116は、洗浄を容易にするために、所定の位置から外れて回転させることもできる。ローラ取り付けプレート117は、送り込み部ガイドローラ114に軸を取り付けるために外側に向けられたオープンシート119を含む。オープンシート113は、各ローラ取り付けプレート117を、対応する送り込み部プレート110に取り付け、運搬経路の送り込み部端部に取り付けられた取り付けプレート110を中心としたアセンブリ116の枢動を可能にする。
【0045】
以下に説明する例示的なガイドローラ114は、山1141および谷1142を形成する一連の凸状および凹状曲線を有する起伏形状のローラを含む。ガイドローラは、完全に封入された中央シャフト1143を含み、これは、強度を提供するためにステンレス鋼であってもよく、また、中央シャフトを封入して、起伏のある本体を形成する成形プラスチックであってもよい。端部ディスク1145は、ローラ114の一体化された本体の一部として形成されてもよく、コンベヤベルトを収容するためにガイドローラ114の各端部に配置されてもよい。図39に示されるように、シャフト1143は、ローラの本体および端部ディスク1145を形成するプラスチック1146内に完全に封入されてもよく、プラスチックはUHMWであってもよい。ローラ114の立体的デザインは、コンベヤベルトとのローラの接触を最小限にし、製品の拡散を低減させると同時に、ベルトが動的に洗浄されることを可能にする。
【0046】
図40に示されるように、戻り経路ローラ70はまた、円形の幅広部分174と狭窄部分175とを有する成形ローラ本体を備えてもよい。例示的なローラはまた、UHMW等のプラスチックに封入された、ステンレス鋼等の中心シャフトも備える。戻り経路ローラ70は、戻り経路ローラ取り付け台72に設置され、これは、下部スパイン22から上方に延在し、戻り経路ローラの封入された端部を受け入れるオープンシートで終端するレールを備える。
【0047】
前述のように、例示的な衛生的コンベヤフレーム10は、多数の中空の円形レールを備え、これは、強度を提供すると同時にコストを削減する。円形レールは、水または製品が溜まる平坦部がないため、清潔さが促進される。一実施形態では、レールの中空内部が真空引きされ、真空が封止される。真空は、フレームの中空内部のすべての病原菌および他の生命の成長を抑制し、内部のほとんどの生物を死滅させる。図41に示されるように、センサ210は、中空内部を監視し、そして中空が損なわれた場合、警告または処方された是正処置を開始する。センサ210は、コンベヤフレームのポート202に結合され、フレーム支持構造20の中空内部と連通している。
【0048】
センサは、任意の適切なサイズ、形状、場所、構成、または動作手段を有することができる。図42図45を参照すると、センサ210の一実施形態は、圧力を測定するように配線されたプリント回路基板212を備える。プリント回路基板212は、封止が損なわれたとき、または別の状態が感知されたときに点灯する、発光ダイオード等のインジケータを含むことができる。他の適切なインジケータを使用することができる。プリント回路基板212は、ハウジング214に収容されている。電子機器は、修理または交換のために取り外し可能にすることができる。ハウジング214は、コンベヤフレームの内部ねじ山を有する対応するポートに接続するためのねじ付きネック216と、センサ212のための内部開口部と、フレームのポートにネックを挿入すると、センサ212をコンベヤフレーム中空部と連通させるための口217への開放経路219とを有する下部215を備える。ポートとセンサとの間に封止された接続を作り出すための任意の適切な手段を使用することができ、本発明は、ねじ接続に限定されない。例示的な下部215は、ステンレス鋼で形成される。センサハウジング214はまた、センサを封止するために下部215に結合された上部218を備える。例示的な実施形態では、上部および下部215は、ねじ接続を介して嵌合するが、本発明はそれに限定されない。例示的な実施形態では、上部218はプラスチックで形成される。Oリング220等の封止は、上部ハウジング部分と下部ハウジング部分の間の境界面を封止する。Oリング222として示される別の封止は、ねじ付きネック216を取り囲み、フレームポートとセンサ210との間の界面を封止する。
【0049】
図46図49は、センサ210を挿入し、コンベヤフレームの中空を真空引きし、コンベヤフレームの中空の監視を開始して封止が維持されることを確実にするプロセスを示す。真空ツール350を使用して、センサ210を挿入し、接続されたコンベヤフレームの中空を十分に真空引きさせ、コンベヤフレーム内部全体にわたり死滅ゾーンをもたらす。
【0050】
対象となる病原体が真空によって十分に死滅しない場合、対象となる病原体が死滅するまで、濃縮された量のオゾンを、排気された中空のコンベヤフレームに挿入することができる。そのような時点において、圧力モニタセンサが今後の破れを検出するために、中空のコンベヤフレームを適切なレベルに再排気させることができる。
【0051】
真空ツール350は、真空を作り出す空気ホースに接続された真空ポート354を有するハウジングを備える。ハウジングは、センサ210の上に嵌合することができる一端において開放チャンバ356を有する。Oリング358等の封止は、チャンバ356の開口部を封止する。真空ツール350はさらに、開放チャンバ356に移動し、開放チャンバ356内で回転して、センサ210をコンベヤフレームポート202にねじ込むことができるレンチ360を含む。
【0052】
図46に示される第1の工程において、センサ210は、コンベヤフレームを封止することなく、コンベヤフレーム10のポート202に部分的にねじ込まれる。センサ口および開放経路は、コンベヤフレームの中空内部206と連通して位置させる。図47に示される第2の工程において、真空ツール350は、センサ210を覆って取り付けられ、封止を作り出す。次に、フレーム内部206、センサ210および真空ツール350から、真空ポート354を介して空気が排出され、フレーム内部206内の病原体およびすべての生物の成長を阻害し、内部内のほとんどの生物を死滅させる真空を作り出す。次に、図48に示すように、レンチ360または他の適切なツールが、センサハウジング214に係合し、真空を維持しながらポート202をセンサ210とともに封止する。例示的なレンチ360をチャンバ356内で回転させて、センサをねじ込むが、ポートをセンサで封止するために任意の適切な手段が使用されてもよい。次に、図49に示すように、真空を解除し、真空ツール350を取り外すことができる。センサ210は、ポート202を封止して、フレームの中空内部206内の真空を維持し、また、中空内部の状態を監視して、真空のあらゆる破れを検出する。
【0053】
一実施形態では、センサ上のインジケータを使用して、コンベヤフレーム内部の状態を示すことができる。例えば、真空による死滅サイクルの起動中、インジケータは黄色光を発することができる。死滅が完了すると、センサは緑色光を示すことができ、排気された内部が封止される。赤色光は、内部が危険に曝されていることを示すことができる。
【0054】
センサ210は、真空が損なわれた場合に検出し、警報を起動させるための任意の適切な手段を利用することができる。例えば、センサはアクティブな短距離センサであることができ、Blue Toothデバイス等の近くのデバイスで読み取られることができる信号を発信する。センサは、アクティブな長距離センサでることができ、1つ以上のコンベヤが監視されているプラントの制御室で読み取られることができる信号を発信する。センサは、無線周波数識別(RFID)またはアクティブリーダによって読み取られることができる他の手段を使用して、受動的にすることができる。
【0055】
図50図55は、封止するために使用され、コンベヤフレームの中空内部を監視することができるセンサ310の別の実施形態を示す。センサ310は、開口口317を有するネック316を有するハウジング314と、圧力等の状態を感知するための電子機器312を受け入れるための内部とを備える。電子基板プレート322もまた、ハウジング314に収容される。例示的なハウジング314はプラスチックであるが、本発明はこれに限定されない。ハウジング314は、中空フレーム内部と連通するコンベヤフレームポートにセンサ310を取り付けるための留め具を受け入れるための開口部324を有するフランジ323を形成する。下部Oリング325または他の適切な封止は、ポートとハウジング314との間の境界面を封止する。蓋315は、ハウジング314に結合され、電子機器をハウジング314の内部に封止する。蓋315は、プラスチックまたは他の材料であってもよく、ハウジング314に溶接されるか別の方法で封止され得る。蓋は、真空を付与するための傘形逆止弁326を含む。取り外し可能なプラグ318が蓋に結合され、センサ310を封止する。プラグ318を取り外して、センサおよび接続された中空フレーム内部を排気するために真空を付与することができる。
【0056】
図56図60は、コンベヤフレームの中空内部を封止および監視するために使用できるセンサ410の別の実施形態を示している。センサ410は、圧力を測定するための電子機器412が取り付けられたねじ付きネック416を有する下部ハウジング414を備える。蓋415は、下部ハウジング414に結合され、真空の付与を可能にする逆止弁422を含む。Oリング425は、センサと、フレームの中空内部に接続する関連するポートとの間の境界面を封止し、外側キャップ417は、センサ410の上部コンポーネントを封入する。センサ410は、センサ410を受け入れるように設計されたコンベヤフレームのねじ付きポートにねじ込まれることができる。
【0057】
コンベヤフレームの中空内部を監視するために使用されることができるセンサの別の実施形態が、図61図63に示される。センサ510は、排気された中空内部506に対するコンベヤフレームレール514の開口部513に埋め込まれたRFIDタグ512を備える。RFIDタグ512は、排気された中空内部に対して開放され、アンテナは反対側に向けられる。ポッティング516は、RFIDタグ512を覆って、センサを環境から封止する。RFIDタグを読み取って、コンベヤの内部の圧力を判定し、真空封止が損なわれていないことを確認することができる。
【0058】
真空封止コンベヤフレーム内部の圧力を監視するためのセンサは、任意の適切な構成、通信手段、感知手段、取り付け手段を備えることができ、例示の実施形態に限定されない、コンベヤフレームの任意の適切なポートに挿入できる。
【0059】
本発明は特定のタイプを参照して説明されてきたが、他のタイプが可能である。本発明の範囲は、詳細に説明された例示的なタイプに限定されることは意図されていない。
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【手続補正書】
【提出日】2023-10-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンベヤベルト用のスクレーパアセンブリにおいて、
前記コンベヤベルトの送り出し部端部において、前記スクレーパアセンブリを取り付けプレートに枢動可能に取り付けるための1対の対向する接続プレートと、
前記一対の対向する接続プレートの間に延在するスクレーパ取り付けバーと、
前記スクレーパ取り付けバーに取り付けられたスクレーパブレードと、
前記スクレーパ取り付けバーに接続されて当該スクレーパ取り付けバーから後方に延在する板ばねであって、前記スクレーパブレードを付勢して前記コンベヤベルトに接触させるように構成された板ばねと、を備えることを特徴とするスクレーパアセンブリ。
【請求項2】
請求項1に記載のスクレーパアセンブリが、さらに、
前記一対の対向する接続プレートの間に延在するローラリミッタを備え、前記ローラリミッタが、当該ローラリミッタの第1の端部から延在する第1の軸と、前記ローラリミッタの第2の端部から延在する第2の軸とを含むことを特徴とするスクレーパアセンブリ。
【請求項3】
請求項2に記載のスクレーパアセンブリにおいて、
対向する前記接続プレートのそれぞれが、取り付けプレート上の突起に接続するための上部フックと、湾曲ネック部分と、円筒形キャップを受け入れるための細長開口部と、を備え、
前記円筒形キャップのそれぞれが、ローラリミッタ軸を回転可能に収容するためのベアリングを収容することを特徴とするスクレーパアセンブリ。
【請求項4】
請求項3に記載のスクレーパアセンブリにおいて、
対向する接続プレートのそれぞれが、さらに、上部突起および底部突起を含む外向きの開口部を備え、前記上部突起および底部突起が、前記スクレーパ取り付けバーを取り付けるための狭窄した開口を形成することを特徴とするスクレーパアセンブリ。
【請求項5】
請求項3に記載のスクレーパアセンブリが、さらに、
前記スクレーパ取り付けバーの各端部を円筒形キャップに接続するための接続アームを備えることを特徴とするスクレーパアセンブリ。
【請求項6】
請求項1に記載のスクレーパアセンブリにおいて、
前記スクレーパブレードが、前記スクレーパ取り付けバーから延在しているスクレーパ取り付けタップに取り付けられていることを特徴とするスクレーパアセンブリ。
【請求項7】
請求項1に記載のスクレーパアセンブリにおいて、
前記板ばねが、取り付けプレートのラッチと係合するための開口部を有する拡大された中央部分を含むことを特徴とするスクレーパアセンブリ。
【請求項8】
正駆動コンベヤベルトのための駆動ヘッドであって、
一対の対向する取り付けプレートと、
前記取り付けプレート間に取り付けられた駆動スプロケットと、
前記取り付けプレートに取り付けられた2つの接続プレートの間に延在するローラと、前記2つの接続プレートの間に延在する取り付けバーに取り付けられたスクレーパブレードを有するスクレーパアセンブリと、前記取り付けバーから後方に延在する板ばねであって、前記スクレーパブレードを付勢してコンベヤベルトに接触させる板ばねと、を有する位置リミッタスクレーパアセンブリと、を備えることを特徴とする駆動ヘッド。
【請求項9】
請求項8に記載の駆動ヘッドにおいて、
前記駆動スプロケットは、当該駆動スプロケットが中心として回転する駆動軸を有し、前記位置リミッタスクレーパアセンブリの前記ローラは、当該ローラが中心として回転するローラ軸を有し、前記位置リミッタスクレーパアセンブリが前記取り付けプレートに取り付けられて、前記駆動軸および前記ローラが実質的に平行であり、前記スクレーパブレードが前記ローラを中心として枢動することができるようになっていることを特徴とする駆動ヘッド。
【請求項10】
請求項8に記載の駆動ヘッドにおいて、
各取り付けプレートが取り付け突起を含み、
各接続プレートが、前記位置リミッタスクレーパアセンブリを対応する取り付け突起に枢動可能に取り付けるための上部フックを含むことを特徴とする駆動ヘッド。
【請求項11】
請求項10に記載の駆動ヘッドにおいて、
前記ローラが、第1の端部から延在する第1の軸と、第2の端部から延在する第2の軸とを有することを特徴とする駆動ヘッド。
【請求項12】
請求項11に記載の駆動ヘッドにおいて、
接続プレートのそれぞれが、さらに、前記駆動スプロケットの突出軸に対する凹部を形成する湾曲ネック部分と、円筒形キャップを受け入れるための細長開口部と、を備え、
前記円筒形キャップのそれぞれが、ローラ軸を回転可能に収容するためのベアリングを収容することを特徴とする駆動ヘッド。
【請求項13】
請求項12に記載の駆動ヘッドにおいて、
各接続プレートが、さらに、上部突起および底部突起を含む外向きの開口部を備え、前記上部突起および底部突起が、前記取り付けバーを取り付けるための狭窄した開口を形成することを特徴とする駆動ヘッド。
【請求項14】
請求項8に記載の駆動ヘッドにおいて、
第1の取り付けプレートが、さらに、前記板ばねを係合位置にラッチするためのラッチを含むことを特徴とする駆動ヘッド。
【請求項15】
コンベヤフレームにおいて、
運搬経路のため支持構造であって、送り込み部端部から送り出し部端部まで長手方向に延在する支持構造と、
前記支持構造上の運搬経路であって、前記送り込み部端部から前記送り出し部端部まで延在する複数の長手方向セクションを備える運搬経路と、
前記送り込み部端部における1組の送り込み部取り付けプレートと、
前記送り出し部端部における1組の送り出し部取り付けプレートと、
前記送り出し部取り付けプレートの間に取り付けられた駆動部と、
前記送り出し部取り付けプレートに取り付けられた2つの接続プレートの間に延在するローラ、前記2つの接続プレートの間に延在する取り付けバーに取り付けられたスクレーパブレード、および前記取り付けバーから後方に延在する板ばねであって、前記スクレーパブレードを付勢してコンベヤベルトに接触させる板ばね、を備える位置リミッタスクレーパアセンブリと、を備えることを特徴とするコンベヤフレーム。
【請求項16】
請求項15に記載のコンベヤフレームにおいて、
各接続プレートが、前記位置リミッタスクレーパアセンブリを対応する送り出し部取り付けプレート上の対応する突起に枢動可能に取り付けるための上部フックと、前記駆動部の突出軸に対する凹部を形成する湾曲ネック部分と、円筒形キャップを受け入れるための細長開口部と、を備え、
前記円筒形キャップのそれぞれが、前記ローラの端部から延びる軸を回転可能に収容するためのベアリングを収容することを特徴とするコンベヤフレーム。
【請求項17】
請求項16に記載のコンベヤフレームにおいて、
各接続プレートが、さらに、上部突起および底部突起を含む外向きの開口部を備え、前記上部突起および底部突起が、前記取り付けバーを取り付けるための狭窄した開口を形成することを特徴とするコンベヤフレーム。
【請求項18】
請求項15に記載のコンベヤフレームにおいて、
第1の取り付けプレートが、さらに、前記板ばねを係合位置にラッチするためのラッチを含むことを特徴とするコンベヤフレーム。
【請求項19】
請求項15に記載のコンベヤフレームにおいて、さらに、
前記送り出し部取り付けプレートに取り付けられた運搬経路およびベルトリフタを備え、洗浄モードにおいて、選択的に、前記運搬経路を前記支持構造の上方に上昇させ、コンベヤベルトを前記運搬経路の上方に上昇させることを特徴とするコンベヤフレーム。
【請求項20】
請求項19に記載のコンベヤフレームにおいて、
前記送り出し部取り付けプレートのそれぞれが、前記搬送路およびベルトリフタの鉾方向レールを受け入れるための開口を有することを特徴とするコンベヤフレーム。
【外国語明細書】