(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023179535
(43)【公開日】2023-12-19
(54)【発明の名称】交換可能なアタッチメントを備えた両頭照明付き歯科用器具
(51)【国際特許分類】
A61C 15/02 20060101AFI20231212BHJP
A61C 17/00 20060101ALI20231212BHJP
A46B 15/00 20060101ALI20231212BHJP
【FI】
A61C15/02 504
A61C17/00 T
A61C17/00 Z
A46B15/00 H
A46B15/00 K
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023158187
(22)【出願日】2023-09-22
(62)【分割の表示】P 2020552344の分割
【原出願日】2019-03-27
(31)【優先権主張番号】62/648,901
(32)【優先日】2018-03-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】518063104
【氏名又は名称】オンヴィ、インク.
【氏名又は名称原語表記】ONVI,Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100104411
【弁理士】
【氏名又は名称】矢口 太郎
(72)【発明者】
【氏名】コーラー、クレイグ
(57)【要約】 (修正有)
【課題】歯科矯正と併用する手作業でのケアを含む、口腔ケア用の装置を提供する。
【解決手段】歯科用器具10の例示的な実施形態は、第1縦方向端部141と第2縦方向端部142とを有し、第1端部と第2端部は、各々の縮径部を画成する、本体部12と、2つ以上の器具アタッチメント161、162であって、各器具アタッチメントは、作業部と、基部と、を具備し、基部は、本体部の縮径部のいずれか1つに取外し可能に連結されるように構成されて、本体部に器具アタッチメントを固定する、器具アタッチメントと、本体部内に配置された光源であって、器具アタッチメントの1つが、本体部の前記第1端部に連結され、光源が電源に電気的に結合される場合、器具アタッチメントの1つの作業部を照射するように配列される、光源と、を具備する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
歯科用器具であって、
第1縦方向端部と第2縦方向端部とを有し、前記第1端部と前記第2端部は、各々の縮径部を画成する、本体部と、
2つ以上の器具アタッチメントであって、各器具アタッチメントは、作業部および基部を具備し、前記基部は、前記本体部に前記器具アタッチメントを固定するように、前記本体部の前記縮径部のいずれか1つに取外し可能に連結されるように構成される、器具アタッチメントと、
前記本体部内に配置された光源であって、前記器具アタッチメントの1つが、前記本体部の前記第1端部に連結され、前記光源が電源に電気的に結合される場合、前記器具アタッチメントの1つの作業部を照射するように配列される、光源と、を具備する、歯科用器具。
【請求項2】
前記2つ以上の器具アタッチメントのそれぞれの各々の基部は、開口部を画成し、
前記本体部の一部分は、前記器具アタッチメントの1つが、前記本体部に連結される場合、前記器具アタッチメントのいずれか1つの開口部を貫通する、請求項1に記載の歯科用器具。
【請求項3】
前記本体部は、縦軸を画成し、
前記縦軸は、前記器具アタッチメントの1つが、前記本体部に連結される場合、前記器具アタッチメントのいずれか1つの開口部を貫通する、請求項2に記載の歯科用器具。
【請求項4】
前記光源は、前記第1端部の縮径部から光を照射する、請求項1に記載の歯科用器具。
【請求項5】
前記第1端部の前記縮径部に配置された光透過性カバーであって、前記光源と前記光透過性カバーは、前記光源が、前記光透過性カバーを通過して発光するように配置される、光透過性カバーを具備し、
前記光透過性カバーは、前記器具アタッチメントの1つが、前記本体部に連結される場合、前記器具アタッチメントのいずれか1つの基部の表面と同一平面上にある、請求項4に記載の歯科用器具。
【請求項6】
前記器具アタッチメントのいずれか1つの基部の外径は、前記器具アタッチメントの1つが、前記本体部に連結される場合、縦方向で前記基部に直近傍の前記本体部の外径に実質的に同一である、請求項1に記載の歯科用器具。
【請求項7】
前記本体部内に配置されたバッテリーと、
前記本体部上又は内に配置されたスイッチであって、前記スイッチのユーザ作動に応答して、前記バッテリーに前記光源を選択的に連結するように構成されたスイッチと、をさらに具備する、請求項1に記載の歯科用器具。
【請求項8】
前記本体部は、その縦方向長さ全体に沿って、実質的に円筒形である、請求項1に記載の歯科用器具。
【請求項9】
前記光源は、第1光源であり、
前記本体部内に配置された第2光源であって、前記器具アタッチメントの1つが、前記本体部の前記第2端部に連結され、前記第2光源が電源に電気的に結合される場合、前記器具アタッチメントの1つの前記作業部を照射するように配列される、第2光源をさらに具備する、請求項1に記載の歯科用器具。
【請求項10】
前記第1光源は、前記本体部の縦軸に対し第1角度で光を照射し、
前記第2光源は、前記縦軸に対し第2角度で光を照射し、
前記第1角度は、前記第2角度と実質的に同一の絶対値を有する、請求項9に記載の歯科用器具。
【請求項11】
前記第1光源は、第1方向に光を照射するように配列され、前記第2光源は、第2方向に光を照射するように配列され、前記第1方向は、半径方向で前記第2方向に対向する、請求項9に記載の歯科用器具。
【請求項12】
前記本体部内に配置されたバッテリーと、
前記本体部上又は内に配置された第1スイッチであって、前記第1スイッチのユーザ作動に応答して、前記バッテリーに前記第1光源を選択的に連結するように構成された第1スイッチと、
前記本体部上又は内に配置された第2スイッチであって、前記第2スイッチのユーザ作動に応答して、前記バッテリーに前記第2光源を選択的に連結するように構成された第2スイッチと、をさらに具備し、
前記第2スイッチは、半径方向で前記第1スイッチに対向する、請求項9に記載の歯科用器具。
【請求項13】
前記2つ以上の器具アタッチメントは、
毛ブラシ器具アタッチメント、
歯科矯正ブラシ器具アタッチメント、
スケーラー器具アタッチメント、
ミラー付きスケーラー器具アタッチメント、
スクレーパー器具アタッチメント、
ミラー付きスクレーパー器具アタッチメント、
ミラー器具アタッチメント、又は
歯間ブラシ器具アタッチメント、のうちの2つ以上を具備する、請求項1に記載の歯科用器具。
【請求項14】
前記2つ以上の器具アタッチメントは、互いに横方向に分離される2組の毛を含む、歯科矯正ブラシ器具アタッチメントを具備し、各組内部の毛は、前記歯科矯正ブラシ器具アタッチメントの外側縁部から前記歯科矯正ブラシ器具アタッチメントの内側部まで長さが増加する、請求項1に記載の歯科用器具。
【請求項15】
前記2つ以上の器具アタッチメントは、スケーラー器具アタッチメントを具備し、前記スケーラー器具アタッチメントは、前記スケーラー器具アタッチメントの首部の受容形成部に挿入可能な取外し可能な作業先端を具備し、前記取外し可能な作業先端は、横方向突出部を具備し、前記受容形成部は、前記作業先端の前記横方向突出部を受けるように構成された2つ以上の凹部を画成し、それによって、前記取外し可能な作業先端は、前記首部に対し、2つ以上の位置で連結され得る、請求項1に記載の歯科用器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2018年3月27日出願の米国出願第62/648,901に対する優先権の利益を主張するものであって、この出願のすべての内容は、本明細書に引用されることで組み込まれる。
【0002】
本開示は、歯科矯正と併用する手作業でのケアを含む、口腔ケア用の装置に関する。本開示の装置は、ユーザが歯科矯正されなくても使用される場合がある。
【背景技術】
【0003】
装具や保定装置等の歯科矯正治療具は、ユーザ(例:治療具の装着者)が清潔・手入れするのが困難であり得、ユーザが歯を清潔にしにくい場合がある。歯科矯正の適用外でも、ユーザの歯のシミを除去するための既存器具(例:歯ブラシ以外の器具)は、再利用が十分可能でなく、又はユーザのニーズを満たすのに十分な品質を持たない場合がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
歯科用器具の典型的な実施形態は、第1縦方向端部と第2縦方向端部とを有し、第1端部と第2端部は、各々の縮径部を画成する、本体部と、2つ以上の器具アタッチメントであって、各器具アタッチメントは、作業部と、基部と、を具備し、基部は、本体部の縮径部のいずれか1つに取外し可能に連結されるように構成されて、本体部に器具アタッチメントを固定する、器具アタッチメントと、本体部内に配置された光源であって、器具アタッチメントの1つが、本体部の第1端部に連結され、光源が電源に電気的に結合される場合、器具アタッチメントの1つの作業部を照射するように配列される、光源と、を具備する。
【0005】
いくつかの実施形態において、2つ以上の器具アタッチメントのそれぞれの各々の基部は、開口部を画成し、本体部の部分の縮径部の1つは、器具アタッチメントの1つが、本体部に連結される場合、器具アタッチメントのいずれか1つの開口部を通過して延伸する。
【0006】
いくつかの実施形態において、本体部は、縦軸を画成し、縦軸は、器具アタッチメントの1つが、本体部に連結される場合、器具アタッチメントのいずれか1つの開口部を通過して延伸する。
【0007】
いくつかの実施形態において、光源は、第1端部の縮径部から光を照射する。
【0008】
いくつかの実施形態において、歯科用器具は、第1端部の縮径部に配置された光透過性カバーであって、光源と光透過性カバーは、光源が、光透過性カバーを通過して発光するように配置される、光透過性カバーを具備し、光透過性カバーは、器具アタッチメントの1つが、本体部に連結される場合、器具アタッチメントのいずれか1つの基部の表面と同一平面上にある。
【0009】
いくつかの実施形態において、器具アタッチメントのいずれか1つの基部の外径は、器具アタッチメントの1つが、本体部に連結される場合、縦方向で基部に直近傍の本体部の外径に実質的に同一である。
【0010】
いくつかの実施形態において、歯科用器具は、本体部内に配置されたバッテリーと、本体部上又は内に配置されたスイッチであって、スイッチのユーザ作動に応答して、バッテリーに光源を選択的に連結するように構成されたスイッチと、をさらに具備する。
【0011】
いくつかの実施形態において、本体部は、縦方向長さ全体に沿って、実質的に円筒形である。
【0012】
いくつかの実施形態において、光源は、第1光源であって、歯科用器具は、本体部内に配置された第2光源であって、器具アタッチメントの1つが、本体部の第2端部に連結され、第2光源が電源に電気的に結合される場合、器具アタッチメントの1つの作業部を照射するように配列される、第2光源をさらに具備する。
【0013】
いくつかの実施形態において、第1光源は、本体部の縦軸に対し第1角度で光を照射し、第2光源は、縦軸に対し第2角度で光を照射し、第1角度は、第2角度と実質的に同一の絶対値を有する。
【0014】
いくつかの実施形態において、第1光源は、第1方向に光を照射するように配列され、第2光源は、第2方向に光を照射するように配列され、第1方向は、半径方向で第2方向に対向する。
【0015】
いくつかの実施形態において、歯科用器具は、本体部内に配置されたバッテリーと、本体部上又は内に配置された第1スイッチであって、第1スイッチのユーザ作動に応答して、バッテリーに第1光源を選択的に連結するように構成された第1スイッチと、本体部上又は内に配置された第2スイッチであって、第2スイッチのユーザ作動に応答して、バッテリーに第2光源を選択的に連結するように構成された第2スイッチと、をさらに具備して、第2スイッチは、半径方向で第1スイッチに対向する。
【0016】
いくつかの実施形態において、2つ以上の器具アタッチメントは、毛ブラシ器具アタッチメントと、歯科矯正ブラシ器具アタッチメントと、スケーラー器具アタッチメントと、ミラー付きスケーラー器具アタッチメントと、スクレーパー器具アタッチメントと、ミラー付きスクレーパー器具アタッチメントと、ミラー器具アタッチメントと、又は歯間ブラシ器具アタッチメントと、の2つ以上を具備する。
【0017】
いくつかの実施形態において、2つ以上の器具アタッチメントは、互いに横方向に分離される2組の毛を含む、歯科矯正ブラシ器具アタッチメントを具備し、各組内部の毛は、歯科矯正ブラシ器具アタッチメントの外側縁部から歯科矯正ブラシ器具アタッチメントの内側部まで長さが増加する。
【0018】
いくつかの実施形態において、2つ以上の器具アタッチメントは、スケーラー器具アタッチメントを具備し、スケーラー器具アタッチメントは、スケーラー器具アタッチメントの首部の受容形成部に挿入可能な取外し可能な作業先端を具備し、取外し可能な作業先端は、横方向突出部を具備し、受容形成部は、作業先端の横方向突出部を受けるように構成された2つ以上の凹部を画成し、それによって、取外し可能な作業先端は、首部に対し、2つ以上の位置で連結され得る。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】
図1は、取付け器具を備えた両頭歯科用器具の典型的な実施形態の斜視図である。
【
図2】
図2及び
図3は、取付け器具のない、
図1の典型的な両頭歯科用器具の、それぞれ正面図及び側面図である。
【
図4】
図4は、取付け器具のない、
図1の典型的な両頭歯科用器具の部分分解図である。
【
図5】
図5は、取付け器具のない、
図1の典型的な両頭歯科用器具の断面図である。
【
図6A】
図6A及び
図6Bは、本開示に係る両頭歯科用器具で使用され得る毛ブラシ器具アタッチメントの典型的な実施形態の、それぞれ正面図及び斜視図である。
【
図7A】
図7A及び
図7Bは、本開示に係る両頭歯科用器具で使用され得る歯科矯正ブラシ器具アタッチメントの典型的な実施形態の、それぞれ正面図及び斜視図である。
【
図8A】
図8A及び
図8Bは、本開示に係る両頭歯科用器具で使用され得るスケーラー器具アタッチメントの典型的な実施形態の、それぞれ正面図及び斜視図である。
【
図9A】
図9A及び
図9Bは、本開示に係る両頭歯科用器具で使用され得るミラー付きスケーラー器具アタッチメントの典型的な実施形態の、それぞれ正面図及び斜視図である。
【
図10A】
図10A及び
図10Bは、本開示に係る両頭歯科用器具で使用され得るスクレーパー器具アタッチメントの典型的な実施形態の、それぞれ正面図及び斜視図である。
【
図11A】
図11A及び
図11Bは、本開示に係る両頭歯科用器具で使用され得るミラー付きスクレーパー器具アタッチメントの典型的な実施形態の、それぞれ正面図及び斜視図である。
【
図12A】
図12A及び
図12Bは、本開示に係る両頭歯科用器具で使用され得るミラー器具アタッチメントの典型的な実施形態の、それぞれ正面図及び斜視図である。
【
図16A】
図16A及び
図16Bは、本開示に係る両頭歯科用器具で使用され得るスクレーパー器具アタッチメントの典型的な実施形態の斜視図である。
【
図19A】
図19A及び
図19Bは、本開示に係る両頭歯科用器具で使用され得る歯間ブラシ器具アタッチメントの典型的な実施形態の、それぞれ正面図及び斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本開示は、ユーザの歯や歯科矯正治療具を清潔にするためを含む、口腔ケア用の両頭歯科用器具を提供する。器具は、対向端部を具備し、端部の1つ又は両方は、取外し可能で交換可能な器具アタッチメントを有し、1つ以上のスクレーパー、ミラー、スケーラー、ブラシ等を含む。器具アタッチメントは、交換可能であり得、ユーザは、ユーザが好むアタッチメント構成を配列可能である(例:スクレーパーとスケーラー、又はスケーラーとミラー、又はミラーとブラシ等)。器具アタッチメントは耐久性もあり、各アタッチメントは、交換を要するまで、ユーザは何度でも使用が可能である。さらに、器具は、取付け器具を照射するための1つ又は両方の端部で光源を具備し得る。
【0021】
図1~5は、両頭歯科用器具10の典型的な実施形態のそれぞれ異なる図である。
図1及び
図5は、アタッチメントを備えた両頭歯科用器具10を示す。対照的に、
図2、
図3及び
図4は、アタッチメントのない両頭歯科用器具10を示す。両頭歯科用器具10は、本体部12と、第1縦方向端部14
1と、第1縦方向端部14
2と、を具備し得る。第1アタッチメント16
1は、第1端部14
1で本体12に取外し可能に連結され得、第2アタッチメント16
2は、第2端部14
2に取外し可能に連結され得る。第1器具16
1又はその部分は、取り付け状態では、本体部12からある角度で延伸し得、第2器具16
2は、対頂角で延伸する場合がある。
【0022】
本体部12は、外部円筒部18と、外部円筒部18の内部に半径方向に配置される内部円筒部20(
図4及び
図5に示す)と、を具備し得る。外部円筒部は、中心縦軸A(
図2及び
図3に示す)を画成する場合がある。本開示における縦方向又は半径方向の関係は、軸Aが規定する方向に関連して言及する。本体部12は、本体部12の縦方向長さ全体に沿って実質的に円筒形である外形を有し得る。本体部12は、本体部12の半径方向対向側と本体部12の縦方向対向端部14
1、14
2で、スイッチ部22
1、22
2をさらに具備する場合がある。スイッチ部22は、各々のボタン24
1、24
2と、スイッチ面26
1、26
2と、を具備し得る。各ボタン24は、各々の光源を(下記記載の通りに)操作し得る。
【0023】
スイッチ部22はボタン24を具備するように本明細書で図示・記載される一方で、他の型のスイッチが器具10で使用される場合がある。例えば、スライドスイッチ、ツイスト型スイッチ、又は他のいかなる適切な型のスイッチは、ユーザが器具10の光源を操作するために作動する器具10に具備し得る。
【0024】
本体部12の各端部14
1、14
2は、各々の縮径部28
1、28
2を具備する場合がある。ある実施形態において、縮径部は、
図1~5に示す通り、外部円筒部18の部分である。
【0025】
アタッチメント16は、縮径部28に連結して、アタッチメントを本体部12に連結し得る。ある実施形態において、各縮径部281、282は、アタッチメント16上に相手形成部と噛合し得る噛合形成部301、302(下記記載の通りに)を具備する場合がある。ある実施形態において、各噛合形成部30は、縮径部28上の突出部である場合がある。
【0026】
双頭器具10は、アタッチメント16
1、16
2を選択的に照射するための1つ以上の光源32
1、32
2(
図4及び
図5に示す)を具備し得る。光源32
1、32
2は、第1端部14
1と第2端部14
2にそれぞれ配置可能である。光源32は、本体部12内に配置され得る。光源32は、ある実施形態において、発光ダイオード(LEDs)である又はそれを具備する場合がある。他の実施形態において、光源32は、ハロゲン、蛍光灯等の代替型の光源、又は別の型の光源である又はそれを具備する場合がある。いくつかの実施形態において、光源の1つ又は両方は、電源に連結する場合、可視スペクトルで発光し得る。ある実施形態において、光源32の1つ又は両方は、電源に連結する場合、紫外線を発し得る。光源32は、器具アタッチメントが、本体部12に連結され、光源が、電源に電気的に結合される場合、器具アタッチメントの作業部を照射するように配列され得る。
【0027】
光源32
1、32
2は、ボタン24
1、24
2と物理的に接触し得、電源に電気的に結合され、ユーザが、ボタン24を作動する場合、電気スイッチ34は、各々の光源32を電源(例:1つ以上のプリント基板(PCBs)、電気接点、及び/又は他の適切な電気的結合装置により)に連結、又は光源を電源から切り離すように、さらに電源に電気的に結合され得る、各々の電気スイッチ34
1、34
2に電気的に結合される。電源は、いくつかの実施形態において、バッテリー36(
図5に示す)であり得る。
図4及び
図5の実施例において、第1ボタン24
1は、第1電気スイッチ34
1を作動する。第1電気スイッチ34
1は、作動する場合、第1光源32
1をバッテリー36に連結、又は第1光源32
1をバッテリー36から切り離す。同様に、第2ボタン24
2は、第2電気スイッチ34
2を作動する。第2電気スイッチ34
2は、作動する場合、第2光源32
2をバッテリー36に連結、又は第2光源32
2をバッテリー36から切り離す。
【0028】
両頭器具10は、各光源321、322に関連する各々の光ハウジング381、382をさらに具備する場合がある。各光ハウジング38は、その各々の光源32の周りで半径方向に配置され得る。各光ハウジング38は、外部本体部18から半径方向内向きに、本体部12内に配置される場合がある。光ハウジング38は、本体部12内に適切に配置される場合、防水性であり得る。したがって、各光ハウジング38は、光ハウジング38の辺縁の周りでガスケット又は他の封止装置に連結可能なため、本体部12に流体が入るのを防ぐ。本体部12は、実施形態においては流体封止の場合があり、本体部12内の電気部品が液体に暴露されるのを防ぐ。流体封止構造は、本明細書記載の1つ以上のガスケット又は他の封止装置によるのと同様に、本体部の円筒部18、20、バッテリーハウジング、及び光カバー(下記記載)間の嵌め合いのきつさ等により与えられる場合がある。
【0029】
各光ハウジング38
1、38
2は、各々の光源32から光を透過する各々の光透過性カバー40
1、40
2を具備する場合があるため、光源32は、アタッチメント16を照射するため光透過性カバー40を通過して発光する。光透過性カバーは、実施形態において、アクリル樹脂材料等を含む場合がある。各光透過性カバー40は、本体部12の縦方向端部で配置可能であることで、光源32が電源に連結される場合、本体部12の縦方向端部から光が照射される。さらに、各光透過性カバー40は、本体部12の縮径部28内に提供され得るため、光源32が、本体部12の縮径部から光を照射する。各光透過性カバー40
1、40
2と光源32
1、32
2は、アタッチメントが、光源32により照射されるように配向され得る。例えば、光カバー40は、いくつかの実施形態において、縦軸Aに対して30~60度の間の角度で配置され得る。光カバー40は、いくつかの実施形態において、縦軸Aに対して35~55度の間の角度で配置され得る。光カバー40は、いくつかの実施形態において、縦軸Aに対して40~50度の間の角度で配置され得る。光カバー40は、いくつかの実施形態において、縦軸Aに対して約45度の角度で配置され得る。光カバー40
1、40
2は、いくつかの実施形態において、
図1~5に示す通り、同じ絶対値の角度で、軸Aから反対方向の角度で配置され得る。言い換えれば、光カバー40は、
図1~5に示す通り、実施形態において、本体部12の半径方向に対向する側にある角度で配置され得る。ある実施形態において、光源32は、軸Aと光源32に関連する光カバー40との間の角度と同一である、縦軸Aに対する角度で光を照射し得る。
【0030】
各光ハウジング38は、縦方向端部で、外部円筒部18の縮径部から半径方向に分離する縮径部を具備し得るため、それらの間で環状空間を画成する。下記に記載の通り、アタッチメント16は、光ハウジング38の縮径部と外部円筒部18の縮径部28との間の環状空間に作用する場合があるため、アタッチメント16を本体部12に固定する。
【0031】
外部円筒部18は、いくつかの実施形態においてのみ、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン等の熱可塑性ポリマーを含む場合がある。他の実施形態において、外部円筒部18は、金属又は別の剛性材料を含み得る。
【0032】
スイッチ部22は、熱可塑性エラストマー、熱可塑性ポリウレタン及び/又は他の材料を含む場合がある。スイッチ部22は、いくつかの実施形態において、外部円筒部18を含む材料よりも軟質及び/又は粘着性な材料を含む場合がある。
【0033】
図6A~12A及び
図6B~12Bは、本体部12とともに使用される場合がある、それぞれ異なるアタッチメントを示す。
【0034】
図6A及び
図6Bは、本開示に係る両頭歯科用器具で使用され得る毛ブラシ器具アタッチメント60の典型的な実施形態の、それぞれ正面図及び斜視図である。毛ブラシ器具アタッチメント60は、複数の毛を含む場合がある。毛は、いくつかの実施形態において、略同一長さであり得る。他の実施形態において、毛は、異なる長さであり得、毛の端部が、特定の外形又は角度を有する。例えば、毛は、異なる長さであり得、近位端から遠位端まで角度をつけて配置され(「近位」は、器具10を使用する場合、ユーザの手に向かう部分又はその方向を指し、「遠位」は、器具10を使用する場合、ユーザの口腔に向かう部分又はその方向を指す)、遠位毛は近位毛よりも長い等がある。
【0035】
図7A及び
図7Bは、本開示に係る両頭歯科用器具で使用され得る歯科矯正ブラシ器具アタッチメント62の典型的な実施形態の、それぞれ正面図及び斜視図である。
図14は、典型的な歯科矯正ブラシ器具アタッチメント62の上面図である。歯科矯正ブラシ器具アタッチメント62の作業部76は、ある実施形態において、2組の毛63
1、63
2を具備する場合がある。2組の毛63
1、63
2は、互いから横方向に分離され得るため、2組の毛63
1、63
2が、例えば、歯科矯正部の別個の部分を同時に清潔にすることが可能である。各組の毛63
1、63
2は、
図14に示す通り、外部側方部から内部側方部まで長さが増加し得る。すなわち、内部に向けて配置される毛は、いくつかの実施形態において、より外部に向けて配置される毛よりも長い場合がある。結果として、各組の毛63
1、63
2は、楔形を実質的に形成する場合があり、楔のより厚い部分は、楔のより薄い部分の内側にある。さらに、
図7Bに示す通り、各組の毛63
1、63
2は、最近位部から縦方向中点まで長さが増加し、その後縦方向中点から最遠位部まで長さが減少する場合がある。
【0036】
図8A及び
図8Bは、本開示に係る両頭歯科用器具で使用され得るスケーラー器具アタッチメント64の典型的な実施形態の、それぞれ正面図及び斜視図である。
図15は、典型的なスケーラー器具アタッチメント64の断面図である。スケーラー器具アタッチメント64は、高分子材料又は適切な材料を含むスケーラー先端を具備する場合がある。スケーラー先端は、ある実施形態において、尖端を具備し得る。スケーラー先端は、ある実施形態において、尖端下に凹型内部分と、先端下に2つの減肉外部分と、をさらに具備する。したがって、スケーラー先端は、ある実施形態において、尖端に向かって厚さが徐々に減少する場合がある。
【0037】
図9A及び
図9Bは、本開示に係る両頭歯科用器具で使用され得るミラー付きスケーラー器具アタッチメント66の典型的な実施形態の、それぞれ正面図及び斜視図である。ミラー付きスケーラー器具アタッチメント66は、
図1及び
図5に示すアタッチメント16
2と実質的に同一であり得る。ミラー付きスケーラー器具アタッチメント66は、ある実施形態において、2.5Xと5Xの倍率を有するミラーを具備し得る。ミラー付きスケーラー器具アタッチメント66は、高分子材料又は適切な材料を含むスケーラー先端をさらに具備する場合がある。スケーラー先端は、ある実施形態において、尖端を具備し得る。スケーラー先端は、ある実施形態において、尖端下に凹型内部分と、先端下に2つの減肉外部分と、をさらに具備する。したがって、スケーラー先端は、ある実施形態において、尖端に向かって厚さが徐々に減少し得る。
【0038】
図10A及び
図10Bは、本開示に係る両頭歯科用器具で使用され得るスクレーパー器具アタッチメント68の典型的な実施形態の、それぞれ正面図及び斜視図である。スクレーパー器具アタッチメント68は、高分子材料又は適切な材料を含む場合がある。スクレーパーは、遠位端上の平坦にされた薄い縁部を含む場合がある。平坦にされた縁部は、ある実施形態において、ユーザの歯を磨くために構成される場合がある。スクレーパーは、ある実施形態において、平坦にされた縁部に通じる湾曲部を具備し得る。スクレーパーは、いくつかの実施形態において、近位端から遠位端まで厚さが徐々に減少する場合がある。
【0039】
図11A及び
図11Bは、本開示に係る両頭歯科用器具で使用され得るミラー付きスクレーパー器具アタッチメント70の典型的な実施形態の、それぞれ正面図及び斜視図である。ミラー付きスクレーパー器具アタッチメント70のスクレーパーとミラーの特徴は、本開示に他の方法で記載されるスクレーパーとミラーの特徴に実質的に類似し得る。
【0040】
図12A、
図12B及び
図13は、本開示に係る両頭歯科用器具で使用され得るミラー器具アタッチメント72の典型的な実施形態の、それぞれ正面図及び斜視図である。ミラー器具アタッチメント72のミラーの特徴は、本開示に他の方法で記載されるミラーの特徴に実質的に類似し得る。
【0041】
図16A~18は、本開示に係る両頭歯科用器具10で使用され得るスクレーパー器具アタッチメント84の典型的な実施形態の部分を示す。スクレーパー器具アタッチメント84は、作業要素、すなわち掻取先端を選択的に回転可能に構成されて、多種類の用途(例:ユーザの口腔の異なる部分を快適な位置にあるスクレーパーの作業先端で到達する)を可能にする。本明細書で異なる記載がある場合を除き、スクレーパー器具アタッチメント84は、スクレーパー器具アタッチメント68の特徴を具備し得る。
【0042】
スクレーパー器具アタッチメント84は、横方向突出部88を含む取外し可能な作業先端86を具備する場合がある。
図16A、
図16B及び
図18は、作業先端86を示し、
図17は、他の特徴を明確に図示するために、作業先端86の図示を省略する。取外し可能な作業先端86は、首部90に挿入可能である(このため、機械的に結合される)場合がある。
図17に示す通り、首部90は、作業先端86を受容するための受容形成部92を画成し得る。受容形成部92は、作業先端86の横方向突出部88を受容するように構成された1つ以上の凹部94を具備する場合がある。そのような3つの凹部94
1、94
2、94
3は、
図16A~18の実施形態に図示する。凹部は、
図17に示す通り、ある実施形態において、互いに対してオフセットを90度として配置され得る。
図16A及び
図18において、作業先端86は、横方向突出部88が凹部94
2に配置されるように挿入される。
図16Bにおいて、作業先端86は、横方向突出部88が凹部94
3に配置されるように挿入される。結果として、作業先端86は、
図16A及び
図18に対して、
図16Bでは90度回転した状態である。
【0043】
図19A及び
図19Bは、本開示に係る両頭歯科用器具で使用され得る歯間ブラシ器具アタッチメント90の典型的な実施形態の、それぞれ正面図及び斜視図である。歯間ブラシ器具アタッチメント90は、すべての横方向で中心部から縁部までテーパー状の1組の毛を具備し得る。したがって、1組の毛の中心部は、最長の毛を含み、1組の毛の縁部は、最短の毛を含む。歯間ブラシ器具アタッチメント90は、歯肉と歯が接する空間におけるユーザの歯間を清潔にするために特に適切である場合がある。
【0044】
アタッチメント60、62、64、66、68、70、72、84、90又は他の適当なアタッチメントは、本体部12とともに、アタッチメント141、142として使用される場合がある。アタッチメント60、62、64、66、68、70、72、84、90は、実施形態において、本体部12の141、142のいずれか1つの端部で交換可能に使用される場合がある。
【0045】
各アタッチメント60、62、64、66、68、70、72、84、90は、基部74と、作業部76と、基部74から作業部76まで延伸する首部78と、を具備する場合がある。それぞれのアタッチメント60、62、64、66、68、70、72、84、90の各々の作業部76は、ユーザの口腔を観察又は治療するための1つ以上の構成要素を具備する場合がある。例えば、毛ブラシ器具アタッチメント60の作業部76は、ブラシ用の複数の軟質毛を具備し、歯科矯正ブラシ器具アタッチメント62の作業部76は、歯科矯正部を清潔にするように分離・形成された2組の剛毛を具備し、スケーラー器具アタッチメント64の作業部76は、歯と歯肉の境界面で歯間を清潔にするための堅い尖端状の作業先端等を含む。
【0046】
基部74は、縦方向開口部80を画成し得る。
図5、
図13及び
図15に示す通り、基部74の内面は、受容形成部82又は突出部30等の本体部12上の噛合体に補足的な他の噛合構造体を具備し得る。
図5に示す通り、基部74、それゆえ、アタッチメント60、62、64、66、68、70、72、84、90は、本体部12の縦方向端部上に基部74を挿入することにより本体部12に連結可能であることで、本体部12の縮径部28の少なくとも部分(例:光ハウジング38)が、基部74の縦方向開口部80に又は少なくとも部分的に通過して延伸する。基部74は、基部74と外部円筒部18との間、及び基部74と光ハウジング38との間の接触の摩擦によるのと同様に、突出部30(例:スナップフィット)で受容形成部82を連結することで本体部に固定され得る。上記記載の通り、外部円筒部18と光ハウジング38は、環状空間を画成するように互いに間隔をあけて配置可能で、基部74は、環状空間に挿入されて、外部円筒部18と光ハウジング38の両方との摩擦により保持され得る。アタッチメント60、62、64、66、68、70、72、84、90が本体部12に連結される場合、縦軸Aは、開口部80を通過して延伸する場合がある。
【0047】
結合手段と、光源32がアタッチメント60、62、64、66、68、70、72、84、90の作業部76に光を照射する手段に加えて、開口部80は、安全対策として追加で作用する場合がある。アタッチメント60、62、64、66、68、70、72、84、90がユーザの不注意で本体部12からずれて移動し、一部が喉に入る非常にまれなケースを想定して、アタッチメント60、62、64、66、68、70、72、84、90は、アタッチメント60、62、64、66、68、70、72、84、90と本体部との間の接続を確実にするための基礎的特徴を含むものの、開口部80により空気が通過できて、ユーザの喉の詰まりを防止する。
【0048】
アタッチメント60、62、64、66、68、70、72、84、90が本体部12に連結される場合、アタッチメント60、62、64、66、68、70、72、84、90は、いくつかの実施形態において、本体部12と実質的に半径方向に同一平面上にある場合がある。すなわち、基部74の外径は、アタッチメント60、62、64、66、68、70、72、84、90の基部74が、
図1及び
図5に示す通り、本体部12の外形を維持するように、縦方向で基部74に直近傍の本体部の外径に実質的に同一である場合がある。
【0049】
アタッチメント60、62、64、66、68、70、72、84、90が本体部12に連結される場合、基部74の遠位面は、いくつかの実施形態において、光透過性カバー40と実質的に同一平面上にある場合がある。すなわち、基部74と光透過性カバー40は、
図1及び
図5に示す通り、実質的に平坦な面を一体で画成するように見える場合がある。
【0050】
基部74と、首部78と、作業部76の1つ以上の部分は、実施形態において、一体型の材料を含み得る。材料は、例えば、ポリウレタン材料や他の高分子であり得る。
【0051】
器具10とアタッチメント60、62、64、66、68、70、72、84、90は、多くの機能上の利点を提供し得る。第1に、各アタッチメント60、62、64、66、68、70、72、84、90は、ユーザの歯、その部分、又は歯科矯正治療具を効果的に清潔にして、及び/又はユーザが口腔を観察可能にさせる場合がある。第2に、アタッチメント60、62、64、66、68、70、72、84、90は、本体部12に選択的に連結可能で、このため、ユーザは、個人用器具10をカスタマイズし、単一の本体部12とともに多くの異なるアタッチメントを使用可能である。第3に、実施形態において、多種類のアタッチメントを利用可能で、器具10のカスタマイズ性をさらに向上させる。第4に、スケーラー10に利用可能な器具は、十分な耐久性があるため、ユーザは、各器具を交換が必要になるまで何度でも使用が可能である。第5に、本体部の端部は、反対方向に曲線状に加工し得るため、器具は、本体部から反対方向に延伸し、それによって、ユーザは、手でスケーラーを素早く簡単にひっくり返して、スケーラー10の対向端部(対向端部上の器具)を使用できる。
【0052】
本明細書記載の本実施形態に様々な変更を行うことは、当業者には自明であることを理解されたい。そのような変更は、本発明の意図及び範囲を逸脱することなく、かつ関連する利点を損なうことなく実施可能である。さらに、「本発明」は、本明細書全体を通して非限定的に言及されるものであって、本明細書記載の請求項の限定は、本発明を全体として記載する意図はないことに留意されたい。さらに、本明細書で図示により開示される本発明は、本明細書で特定して開示されないいかなる要素も存在しない状態で、適切に実施可能である。
【0053】
本開示は特定の実施形態を記載したものの、請求項は、請求項で明示的に記載がない限りは、これらの実施形態に限定される意図を有しないことを理解されたい。その反対に、本開示は、本開示の意図及び範囲内に包含され得る、変形例、変更例及び均等物を網羅するように意図される。さらに、本開示の詳細な説明において、多くの具体的な詳細は、開示された実施形態を完全に理解させるために記載される。しかしながら、当業者にとって、本開示に一貫したシステム及び方法は、これらの具体的な詳細がなくても実施可能であることは明らかであろう。他の例においては、公知の方法、手順、構成要素及び回路を詳細に記載しておらず、本開示の様々な側面を不必要にあいまいな記述としていない。
【手続補正書】
【提出日】2023-10-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
歯科用器具であって、
第1縦方向端部と第2縦方向端部とを有し、前記第1縦方向端部と前記第2縦方向端部は各々の縮径部を画成し、前記本体部は縦軸を画成する、本体部と、
2つ以上の器具アタッチメントであって、各器具アタッチメントは作業部および基部を具備し、前記基部は、前記本体部に前記器具アタッチメントを固定するように、前記本体部の前記縮径部のいずれか1つに取外し可能に連結されるように構成される、器具アタッチメントと、
前記本体部内に配置された第1光源であって、前記器具アタッチメントの1つが前記本体部の前記第1縦方向端部に連結され、前記第1光源が電源に電気的に結合される場合、前記器具アタッチメントの1つの作業部を照明するように配置される、第1光源と、
前記本体部内に配置された第2光源であって、前記器具アタッチメントの1つが前記本体部の前記第2縦方向端部に連結され、前記第2光源が電源に電気的に結合される場合、前記器具アタッチメントの1つの作業部を照明するように配置される、第2光源と
を具備し、
前記第1光源は第1方向に光を照射するように配置され、前記第2光源は第2方向に光を照射するように配置され、前記第1方向は半径方向で前記第2方向に対向する、
歯科用器具。
【請求項2】
前記2つ以上の器具アタッチメントのそれぞれの各々の基部は開口部を画成し、
前記本体部の一部分は、前記2つ以上の器具アタッチメントのうちのいずれか1つが前記本体部に連結される場合、当該2つ以上の器具アタッチメントのうちの1つの開口部を貫通する、請求項1に記載の歯科用器具。
【請求項3】
前記縦軸は、前記2つ以上の器具アタッチメントのうちのいずれか1つが前記本体部に連結される場合、当該2つ以上の器具アタッチメントのうちの1つの開口部を貫通する、請求項2に記載の歯科用器具。
【請求項4】
前記第1光源は前記第1縦方向端部の前記縮径部から光を照射する、請求項1に記載の歯科用器具。
【請求項5】
前記第1縦方向端部の前記縮径部に配置された光透過性カバーであって、前記第1光源と前記光透過性カバーは、前記第1光源が前記光透過性カバーを通過して発光するように配置される、光透過性カバーをさらに具備し、
前記光透過性カバーは、前記2つ以上の器具アタッチメントのうちのいずれか1つが前記本体部に連結される場合、当該2つ以上の器具アタッチメントのうちの1つの基部の表面と同一平面上にある、請求項4に記載の歯科用器具。
【請求項6】
前記2つ以上の器具アタッチメントのうちのいずれか1つが前記本体部に連結される場合、当該2つ以上の器具アタッチメントのうちの1つの基部の外径は、縦方向で前記基部に直近傍の前記本体部の外径に実質的に同一である、請求項1に記載の歯科用器具。
【請求項7】
前記本体部内に配置されたバッテリーと、
前記本体部上又は内に配置されたスイッチであって、前記スイッチのユーザ作動に応答して、前記バッテリーに前記第1光源および前記第2光源の少なくとも1つを選択的に連結するように構成されたスイッチと、をさらに具備する、請求項1に記載の歯科用器具。
【請求項8】
前記本体部は、その縦方向長さ全体に沿って実質的に円筒形である、請求項1に記載の歯科用器具。
【請求項9】
前記第1光源は、前記本体部の前記縦軸に対し第1角度で光を照射し、
前記第2光源は、前記縦軸に対し第2角度で光を照射し、
前記第1角度は、前記第2角度と実質的に同一の絶対値を有する、請求項1に記載の歯科用器具。
【請求項10】
前記本体部内に配置されたバッテリーと、
前記本体部上又は内に配置された第1スイッチであって、前記第1スイッチのユーザ作動に応答して、前記バッテリーに前記第1光源を選択的に連結するように構成された第1スイッチと、
前記本体部上又は内に配置された第2スイッチであって、前記第2スイッチのユーザ作動に応答して、前記バッテリーに前記第2光源を選択的に連結するように構成された第2スイッチと、をさらに具備し、
前記第2スイッチは、半径方向で前記第1スイッチに対向する、請求項1に記載の歯科用器具。
【請求項11】
前記2つ以上の器具アタッチメントは、
毛ブラシ器具アタッチメント、
歯科矯正ブラシ器具アタッチメント、
スケーラー器具アタッチメント、
ミラー付きスケーラー器具アタッチメント、
スクレーパー器具アタッチメント、
ミラー付きスクレーパー器具アタッチメント、
ミラー器具アタッチメント、又は
歯間ブラシ器具アタッチメント、のうちの2つ以上を具備する、請求項1に記載の歯科用器具。
【請求項12】
前記2つ以上の器具アタッチメントは、互いに横方向に分離される2組の毛を含む、歯科矯正ブラシ器具アタッチメントを具備し、各組内部の毛は、前記歯科矯正ブラシ器具アタッチメントの外側縁部から前記歯科矯正ブラシ器具アタッチメントの内側部まで長さが増加する、請求項1に記載の歯科用器具。
【請求項13】
前記2つ以上の器具アタッチメントのうちの少なくとも1つは、当該少なくとも1つの器具アタッチメントの首部の受容形成部に挿入可能な取外し可能な作業先端を具備し、前記取外し可能な作業先端は、横方向突出部を具備し、前記受容形成部は、前記作業先端の前記横方向突出部を受けるように構成された2つ以上の凹部を画成し、それによって、前記取外し可能な作業先端は、前記首部に対し、2つ以上の位置で連結され得る、請求項1に記載の歯科用器具。
【請求項14】
歯科用器具であって、
第1縦方向端部と第2縦方向端部とを有し、前記第1縦方向端部と前記第2縦方向端部は各々の縮径部を画成し、前記本体部は縦軸を画成する、本体部と、
2つ以上の器具アタッチメントであって、各器具アタッチメントは作業部および基部を具備し、前記基部は、前記本体部に前記器具アタッチメントを固定するように、前記本体部の前記縮径部のいずれか1つに取外し可能に連結されるように構成される、器具アタッチメントと、
前記本体部内に配置されたバッテリーと、
前記本体部内に配置された第1光源であって、前記器具アタッチメントの1つが前記本体部の前記第1縦方向端部に連結され、前記第1光源が前記バッテリーに電気的に結合される場合、前記器具アタッチメントの1つの作業部を照明するように配置される、第1光源と、
前記本体部内に配置された第2光源であって、前記器具アタッチメントの1つが前記本体部の前記第2縦方向端部に連結され、前記第2光源が前記バッテリーに電気的に結合される場合、前記器具アタッチメントの1つの作業部を照明するように配置される、第2光源と
前記本体部上又は内に配置された第1スイッチであって、前記第1スイッチのユーザ作動に応答して、前記バッテリーに前記第1光源を選択的に連結するように構成された第1スイッチと、
前記本体部上又は内に配置された第2スイッチであって、前記第2スイッチのユーザ作動に応答して、前記バッテリーに前記第2光源を選択的に連結するように構成された第2スイッチと、
を具備し、
前記第2スイッチは、半径方向で前記第1スイッチに対向する
歯科用器具。
【請求項15】
前記2つ以上の器具アタッチメントのそれぞれの各々の基部は開口部を画成し、
前記本体部の一部分は、前記2つ以上の器具アタッチメントのうちのいずれか1つが前記本体部に連結される場合、当該2つ以上の器具アタッチメントのうちの1つの開口部を貫通する、請求項14に記載の歯科用器具。
【請求項16】
前記縦軸は、前記2つ以上の器具アタッチメントのうちのいずれか1つが前記本体部に連結される場合、当該2つ以上の器具アタッチメントのうちの1つの開口部を貫通する、請求項15に記載の歯科用器具。
【請求項17】
前記第1光源は前記第1縦方向端部の前記縮径部から光を照射する、請求項14に記載の歯科用器具。
【請求項18】
前記第1縦方向端部の前記縮径部に配置された光透過性カバーであって、前記第1光源と前記光透過性カバーは、前記第1光源が前記光透過性カバーを通過して発光するように配置される、光透過性カバーをさらに具備し、
前記光透過性カバーは、前記2つ以上の器具アタッチメントのうちのいずれか1つが前記本体部に連結される場合、当該2つ以上の器具アタッチメントのうちの1つの基部の表面と同一平面上にある、請求項14に記載の歯科用器具。
【請求項19】
前記2つ以上の器具アタッチメントは、
毛ブラシ器具アタッチメント、
歯科矯正ブラシ器具アタッチメント、
スケーラー器具アタッチメント、
ミラー付きスケーラー器具アタッチメント、
スクレーパー器具アタッチメント、
ミラー付きスクレーパー器具アタッチメント、
ミラー器具アタッチメント、又は
歯間ブラシ器具アタッチメント、のうちの2つ以上を具備する、請求項14に記載の歯科用器具。
【請求項20】
前記本体部は、その縦方向長さ全体に沿って実質的に円筒形である、請求項14に記載の歯科用器具。
【外国語明細書】