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  • 特開-α波発振ネックレス 図1
  • 特開-α波発振ネックレス 図2
  • 特開-α波発振ネックレス 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023179611
(43)【公開日】2023-12-19
(54)【発明の名称】α波発振ネックレス
(51)【国際特許分類】
   A61N 1/36 20060101AFI20231212BHJP
   A44C 25/00 20060101ALI20231212BHJP
   A61N 1/04 20060101ALI20231212BHJP
【FI】
A61N1/36
A44C25/00 A
A61N1/04
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023172394
(22)【出願日】2023-10-03
(62)【分割の表示】P 2020079935の分割
【原出願日】2016-10-31
(71)【出願人】
【識別番号】519215692
【氏名又は名称】グロスウェイブ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115510
【弁理士】
【氏名又は名称】手島 勝
(72)【発明者】
【氏名】堀内 雅哉
(57)【要約】
【課題】身体、皮膚に負担を負うこと無く容易に装着できるとともに、α波の周波数を電気刺激として神経に伝達することができるネックレスを提供する。
【解決手段】ネックレスは、環状体を備える。ネックレスは、環状体に設けられた本体に含まれる蓄電池をエネルギー源とし、電気パルスを発振することにより、8ヘルツから13ヘルツのα波の周波数を有する電気信号を生成する。環状体は、シリコーンゴムチューブ11にて被覆されたネックレスチェーン部3である。ネックレスは、生成された電気信号を、頸部裏の後頭部頭蓋骨すぐ下に4cmから6cmの間隔で配置されるように、環状体のうちの本体から最も遠い部分に設けられた一対の電極4を介して出力することにより、頸部より神経へ電気刺激を伝達する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
環状体を備えるネックレスであって、
前記環状体に設けられた本体に含まれる蓄電池をエネルギー源とし、前記前記本体は、電気パルスを発振することにより、8ヘルツから13ヘルツのα波の周波数を有する電気信号を生成し、
前記環状体は、シリコーンゴムチューブにて被覆されたネックレスチェーン部であり、
前記本体は、前記ネックレスチェーン部を通じて、前記生成された電気信号を、頸部裏の後頭部頭蓋骨すぐ下に4cmから6cmの間隔で配置されるように、前記環状体のうちの前記本体から最も遠い部分に設けられた一対の電極を介して出力することにより、前記頸部より神経へ電気刺激を伝達するものである、ネックレス。
【請求項2】
前記本体は、LEDが配置されたチップオンボード内蔵本体である、請求項1に記載のネックレス。
【請求項3】
前記本体は、ブルートゥース発信器が配置されたチップオンボード内蔵本体であり、
前記本体は、ブルートゥースで繋がれたモバイルのアプリケーションによりチューニングされて、前記8ヘルツから13ヘルツのα波の周波数を30マイクロボルトから120マイクロボルトで出力する、請求項1または2に記載のネックレス。
【請求項4】
環状体を備えるネックレスの使用方法であって、
前記環状体は、シリコーンゴムチューブにて被覆されたネックレスチェーン部であり、
前記環状体に設けられた本体は、電気パルスを発振することにより、8ヘルツから13ヘルツのα波の周波数を有する電気信号を生成するものであり、
前記環状体のうち、前記本体から最も遠い部分には一対の電極が設けられており、
前記本体は、ブルートゥース発信器が配置されたチップオンボード内蔵本体であり、
前記環状体を頸部に装着する工程と、
前記本体から8ヘルツから13ヘルツのα波の周波数を有する電気信号を出力する工程と
を含み、
前記電気信号を出力する工程においては、
前記本体は、前記ネックレスチェーン部を通じて、前記生成された電気信号を、頸部裏の後頭部頭蓋骨すぐ下に4cmから6cmの間隔で配置されるように、前記環状体のうちの前記本体から最も遠い部分に設けられた前記一対の電極を介して出力し、かつ、
ブルートゥースで繋がれたモバイルのアプリケーションによりチューニングされて、前記8ヘルツから13ヘルツのα波の周波数を30マイクロボルトから120マイクロボルトで出力する、ネックレスの使用方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、健康若年期の平均α波の電気刺激を発するネックレスに関するものである。
【背景技術】
【0002】
人間の脳はα波の出現と共にβ-エンドルフィンというホルモンが分泌される、β-エンドルフィンは老化を防止し自然治癒力を高める、すぐれた薬効効果があり、ガンをたたくことで有名なナチュラルキラー細胞がβ-エンドルフィンに触れると幼若化現象、若返りが発生することが顕微鏡でも確認された。
対峙するノルアドレナリンというホルモンは強い毒を持ち老化を促進し病気を誘発するホルモンであるが、β-エンドルフィンの分泌と共に止まる特性がある。
β-エンドルフィンは別名、脳内モルヒネと称されるくらい分泌時には多幸感と沈痛作用、鎮静作用をもたらす。
α波を発生させるには、リラックスするということ、自傷事、きれいと思うものを見聞きする等があるが、個人差があり逆効果を生む場合もある。
経年によりα波の周波数が少なくなり、出現率が減少するという臨床結果もある。
【0003】
脳波をコントロールするには、DBS脳深部刺激療法という神経系の疾病の治療法、頭蓋骨に穴を開け電極を脳深部に埋め込み電気信号を共鳴させる治療法がある、脳は電気刺激に共鳴することを裏付けされたものであるが、未病の人にはリスクが大きすぎる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表2013-500050 電気刺激のための医療用具
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】春山茂樹著「脳内革命」サンマーク出版 1995年
【非特許文献2】春山茂樹著「脳内革命2」サンマーク出版 1996年
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
解決する問題点は、不要事に容易に取り外しができることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、蓄電池を用いコードレスにすることによりネックレスタイプにすることができ、取り付け取り外しが容易にできることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上述したようにα波、β-エンドルフィンを分泌するためには、リラックスする、自傷事、きれいなものを見聞きする等、個人差の発生する方法しかありませんでしたが、本発
明の装身具は的確にα波の周波数を電気刺激として神経に伝達することができ、しかも、身体、皮膚に負担を負うこと無く容易に装着できる。
【0009】
本発明の効果を確認するために、10代から80代、健常者から持病がある方までランダムに選んだ10人を被験者とし、無音の暗室にて30分間、本発明による刺激のみ受ける状態で本発明品ネックレスを装着した後、体感、体調を聞き取り調査した。
【0010】
結果、被験者の約9割の方が、身体が軽くなった、と語った。下記表1に示すように、本発明品の装身具ネックレスタイプを装着することによりα波と共に分泌されるβ-エンドルフィンが顕著に分泌されていることが確認できた。
【表1】
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】ネックレス全体の正面図である。
図2】本体裏面の図である。
図3】本体内部の図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
蓄電池をエネルギー源とし水晶発振器にて電気パルスを発振してボリュームにて電圧を制御し電極にて頸部後ろ側に電気刺激を与える。この電極は、頸部裏の後頭部頭蓋骨すぐ下に4cmから6cmの間隔で配置される。
ブルートゥース(登録商標)で繋がったモバイルのアプリケーションでチューニングし、本体正面のLEDにて動作確認する、以上の蓄電池、水晶発振器、ボリューム、LEDを基盤に配置して、COBチップオンボード化して小型軽量にしてネックレスタイプにする。
【0013】
全長は45cmから70cmでネックレスチェーン部はシリコーンゴムチューブにて被覆する。
【0014】
出力はα波の範囲の8ヘルツから13ヘルツを、人間の脳が常時出している30マイクロボルトから120マイクロボルトで、ブルートゥースで繋がれたモバイルのアプリケーションによりチューニングして出力する。
【実施例0015】
本体の電源を入れ、出力、LEDの点灯オンオフ、LEDの点灯パターンをチューニングして首から下げる。
【産業上の利用可能性】
【0016】
軽量でネックレスタイプなので、入浴時以外は年齢性別問わず装着適用できる。
【符号の説明】
【0017】
1 チップオンボード内蔵本体 6 水晶発振器
2 バックル 7 ボリューム
3 リード線内蔵ネックレス 8 LED
4 電極 9 充電用差込口
5 蓄電池 10 ブルートゥース発信機
11 シリコンチューブ被覆
図1
図2
図3