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特開2023-179817情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023179817
(43)【公開日】2023-12-20
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04812 20220101AFI20231213BHJP
   G06Q 10/00 20230101ALI20231213BHJP
【FI】
G06F3/04812
G06Q10/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022092629
(22)【出願日】2022-06-08
(71)【出願人】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001254
【氏名又は名称】弁理士法人光陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】安倍 美枝子
【テーマコード(参考)】
5E555
5L049
【Fターム(参考)】
5E555AA05
5E555AA06
5E555AA12
5E555AA22
5E555AA25
5E555BA02
5E555BB02
5E555BC19
5E555CA02
5E555DB06
5E555DC08
5E555DC13
5E555DC35
5E555EA03
5E555FA00
5L049AA02
(57)【要約】      (修正有)
【課題】カーソルの移動先となるデータ入力項目の指定操作を簡便にする情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置のCPUは、得意先登録画面及びサポートパネルにおいて、表示部の第1領域R1に表示された複数の入力項目411のうち、カーソルが合った状態の入力領域411b(入力項目411)への情報の入力を受け付け、ユーザ操作によって情報の入力を受け付けた入力領域411b(入力項目411)に対応するスキップ先項目(被入力項目情報)511を表示部の第2領域R2に表示させ、スキップ先項目511がユーザ操作によって選択された場合に、当該スキップ先項目511に対応する入力項目411の入力領域411bをカーソルが合った状態に制御する。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部の第1領域に表示された複数の入力項目のうち、カーソルが合った状態の入力項目への情報の入力を受け付ける入力受付手段と、
ユーザ操作によって情報の入力を受け付けた前記入力項目に対応する情報である被入力項目情報を前記表示部の第2領域に表示させる表示制御手段と、
前記被入力項目情報がユーザ操作によって選択された場合に、当該被入力項目情報に対応する前記入力項目をカーソルが合った状態に制御するカーソル制御手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記表示制御手段は、前記被入力項目情報を前記第2領域に複数表示させる場合、当該複数の前記被入力項目情報のそれぞれに対応する前記入力項目への情報の入力が受け付けられたときの当該情報の入力順に従って、当該複数の前記被入力項目情報を並べて表示させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記表示制御手段は、ユーザ操作によって前記第2領域に表示されている前記被入力項目情報が削除された場合、当該被入力項目情報に対応する前記入力項目に入力された情報を削除する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記表示制御手段は、
前記入力受付手段によって情報の入力が受け付けられる前記複数の入力項目で構成された情報入力画面を前記第1領域に表示させ、
前記第2領域に前記被入力項目情報が表示されている状態において、前記第1領域に表示されている前記情報入力画面が新規の前記情報入力画面に切り替えられて表示される場合、当該第2領域に表示されている前記被入力項目情報を継続して表示させる、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記被入力項目情報を選択するための操作ボタンを備え、
前記カーソル制御手段は、前記第1領域に表示されている前記情報入力画面が新規の前記情報入力画面に切り替えられて表示された際に、前記第2領域に複数の前記被入力項目情報が継続して表示されている場合、前記操作ボタンの押下操作が行われるごとに、当該操作ボタンの押下操作により選択される前記被入力項目情報が当該複数の被入力項目情報のうちで順次切り替えられ、切り替えられた前記被入力項目情報に対応する前記入力項目をカーソルが合った状態に制御する、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記表示制御手段は、前記カーソルが合った状態に制御された前記入力項目に対応する前記被入力項目情報を識別可能な態様で表示させる、
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記表示制御手段は、前記第1領域に表示されている前記情報入力画面が新規の前記情報入力画面に切り替えられて表示された後、当該情報入力画面において、前記第2領域に表示されている前記被入力項目情報に対応する前記入力項目以外の入力項目への情報の入力が受け付けられた場合、当該入力項目に対応する前記被入力項目情報を前記第2領域に新たに表示させる、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項8】
表示部の第1領域に表示された複数の入力項目のうち、カーソルが合った状態の入力項目への情報の入力を受け付ける入力受付工程と、
ユーザ操作によって情報の入力を受け付けた前記入力項目に対応する情報である被入力項目情報を前記表示部の第2領域に表示させる表示制御工程と、
前記被入力項目情報がユーザ操作によって選択された場合に、当該被入力項目情報に対応する前記入力項目をカーソルが合った状態に制御するカーソル制御工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項9】
情報処理装置のコンピュータを、
表示部の第1領域に表示された複数の入力項目のうち、カーソルが合った状態の入力項目への情報の入力を受け付ける入力受付手段、
ユーザ操作によって情報の入力を受け付けた前記入力項目に対応する情報である被入力項目情報を前記表示部の第2領域に表示させる表示制御手段、
前記被入力項目情報がユーザ操作によって選択された場合に、当該被入力項目情報に対応する前記入力項目をカーソルが合った状態に制御するカーソル制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、データ入力項目欄間を移動するカーソルの移動の順序を予め指定しておき、指定された順序に関する順序情報に基づいて、カーソルの移動を制御するデータ入力装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000-56908号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に開示されているデータ入力装置では、データ入力を行うにあたって、カーソルの移動先を予め指定しておく必要があるため、当該指定に係る操作が面倒であるという問題がある。特に、カーソルの移動先が膨大である場合、上記の問題が顕著となる。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、カーソルの移動先となるデータ入力項目の指定操作を簡便にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理装置は、
表示部の第1領域に表示された複数の入力項目のうち、カーソルが合った状態の入力項目への情報の入力を受け付ける入力受付手段と、
ユーザ操作によって情報の入力を受け付けた前記入力項目に対応する情報である被入力項目情報を前記表示部の第2領域に表示させる表示制御手段と、
前記被入力項目情報がユーザ操作によって選択された場合に、当該被入力項目情報に対応する前記入力項目をカーソルが合った状態に制御するカーソル制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理方法は、
表示部の第1領域に表示された複数の入力項目のうち、カーソルが合った状態の入力項目への情報の入力を受け付ける入力受付工程と、
ユーザ操作によって情報の入力を受け付けた前記入力項目に対応する情報である被入力項目情報を前記表示部の第2領域に表示させる表示制御工程と、
前記被入力項目情報がユーザ操作によって選択された場合に、当該被入力項目情報に対応する前記入力項目をカーソルが合った状態に制御するカーソル制御工程と、
を含むことを特徴とする。
【0008】
また、上記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、
情報処理装置のコンピュータを、
表示部の第1領域に表示された複数の入力項目のうち、カーソルが合った状態の入力項目への情報の入力を受け付ける入力受付手段、
ユーザ操作によって情報の入力を受け付けた前記入力項目に対応する情報である被入力項目情報を前記表示部の第2領域に表示させる表示制御手段、
前記被入力項目情報がユーザ操作によって選択された場合に、当該被入力項目情報に対応する前記入力項目をカーソルが合った状態に制御するカーソル制御手段、
として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、カーソルの移動先となるデータ入力項目の指定操作を簡便にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。
図2】カーソル制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
図3】マスタ登録業務画面の例を示す図である。
図4】得意先登録画面及びサポートパネルの例を示す図である。
図5】得意先登録画面及びサポートパネルの例を示す図である。
図6】得意先登録画面及びサポートパネルの例を示す図である。
図7】得意先登録画面及びサポートパネルの例を示す図である。
図8】得意先登録画面及びサポートパネルの例を示す図である。
図9】得意先登録画面及びサポートパネルの例を示す図である。
図10】得意先登録画面及びサポートパネルの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0012】
<情報処理装置の構成>
まず、図1を参照して、情報処理装置1の構成を説明する。情報処理装置1は、例えば、販売管理に関する業務(マスタ情報の登録や伝票入力など)を行うための端末装置である。図1は、情報処理装置1の機能構成を示すブロック図である。
【0013】
図1に示すように、情報処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、記憶部13と、操作部14と、表示部15と、通信部16と、バス17と、を備える。情報処理装置1の各部は、バス17を介して接続されている。
【0014】
CPU(入力受付手段、表示制御手段、カーソル制御手段)11は、情報処理装置1の各部を制御するプロセッサである。CPU11は、記憶部13に記憶されているシステムプログラム及びアプリケーションプログラムのうち、指定されたプログラムを読み出してRAM12に展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行する。
【0015】
RAM12は、例えば、揮発性のメモリであり、CPU11により読み出された各種のプログラムやデータを一時的に格納するワークエリアを有する。
【0016】
記憶部13は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)といった、データの書き込み及び読み出しが可能な記憶装置を備え、各種のプログラムやデータ等を記憶する。記憶部13に記憶されるプログラムとしては、販売管理に関する業務を行うための販売管理業務アプリ131などがある。記憶部13に記憶されるデータとしては、販売管理業務アプリ131上で使用するマスタデータやトランザクションデータなどを格納するデータベース132などがある。
【0017】
操作部14は、キーボード等のキー入力部と、マウス等のポインティングデバイスとを有し、ユーザからのキー操作入力及び位置操作入力を受け付け、その操作情報を、CPU11に出力する。CPU11は、操作部14から送信された情報に基づいて、ユーザの入力操作を受け付ける。
【0018】
表示部15は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等で構成され、CPU11から指示された表示情報に従い各種表示を行う。
【0019】
通信部16は、各種無線通信方式のアンテナ、変復調回路、信号処理回路などを有し、通信先と無線通信を行う少なくとも一つの無線通信部である。通信部16の無線通信方式は、Wi-Fi(登録商標)などの無線LAN、ワイヤレスWAN(Wide Area Network)、Bluetooth(登録商標)などである。例えば、CPU11は、通信部16を介して、Wi-Fi通信により、アクセスポイントとの無線送受信を行い、当該アクセスポイントにネットワーク接続された通信先の機器(例えば、印刷装置(図示省略))と情報の送受信を行う。
【0020】
<情報処理装置の動作>
次に、図2を参照して、情報処理装置1の動作について説明する。図2は、情報処理装置1により実行されるカーソル制御処理の制御手順を示すフローチャートである。カーソル制御処理は、情報処理装置1の表示部15の第1領域R1に表示されたマスタ登録業務画面31(図3参照)上において、登録項目が多い得意先マスタ登録や商品マスタ登録などを開始するためのボタン(得意先登録ボタン311や商品登録ボタン312など)を選択する操作が行われたことを契機として実行されるようになっている。図2では、得意先登録ボタン311を選択する操作が行われたことを契機として実行されるカーソル制御処理を例に挙げて説明する。
【0021】
図2に示すように、カーソル制御処理が開始されると、情報処理装置1のCPU11は、得意先登録画面41(1件目の得意先登録画面41)を表示部15の第1領域R1に表示させる(ステップS1)。ここで、表示部15の第1領域R1の右隣には、第2領域R2が設けられている。第2領域R2には、販売管理に関する業務をサポートするためのサポートパネル51が表示されるようになっている。
【0022】
図4は、得意先登録画面41の例を示す図である。
図4に示すように、得意先登録画面41は、大別すると、基本情報領域R11と、タブ領域R12と、で構成されている。基本情報領域R11には、「得意先コード」や「得意先名」などの得意先に関する基本情報を入力するための入力項目411が複数設けられている。同様に、タブ領域R12には、「請求書」や「分類・略号」などの得意先に関する詳細情報を入力するための入力項目411が複数設けられている。また、タブ領域R12には、上記の「請求書」や「分類・略号」などに対応するタブボタン417がそれぞれ設けられている。例えば、「請求書」に対応するタブボタン417の押下操作がなされると、図4に示すように、タブ領域R12には、請求書に関する情報を入力するための入力項目411が表示されるようになっている。なお、図中では、「請求書」に対応するタブボタンを代表して、当該タブボタンに符号417を付している。
【0023】
基本情報領域R11及びタブ領域R12に設けられている各入力項目411は、入力項目名が表示されている部分411aと、当該入力項目名に対応する入力領域411bと、で構成されている。
【0024】
この入力領域411bについては、マウス等のポインティングデバイス(操作部14)の操作により、ポインタを移動させて、所望の入力領域411bが選択(指定)された場合に、当該入力領域411bにカーソルが表示されるようになっている。また、この入力領域411bについては、一の入力領域411bにカーソルが表示されているときは、所定キー(例えば、エンターキー等)の操作が繰り返されるごとに、当該入力領域411bと同一の領域(基本情報領R11又はタブ領域R12)内の各入力領域411bにカーソルが順次移動して表示されるようになっている。一方で、例えば、基本情報領R11の一の入力領域411bにカーソルが表示されている場合、当該カーソルをタブ領域R12の所望の入力領域411bに移動させるためには、ポインティングデバイスの操作により、ポインタを移動させて、当該タブ領域R12の所望の入力領域411bを選択する必要がある。更に、タブ領域R12に所望の入力領域411bが表示されていない場合には、当該所望の入力領域411bを表示させるために、該当するタブボタン417を押下操作する必要がある。そこで、本実施形態では、第2領域R2のサポートパネル51上にスキップ先項目511(後述)を設けることにより、基本情報領R11とタブ領域R12との間におけるカーソルの移動操作を簡便にしている。
【0025】
また、得意先登録画面41には、処理区分変更ボタン412、中止ボタン413、確定ボタン414、終了ボタン415、追加ボタン416などが設けられている。処理区分変更ボタン412は、得意先登録の処理区分を変更(例えば「追加」から「訂正」又は「複写」に変更)するためのボタンである。中止ボタン413は、入力項目411への情報の入力を中止するためのボタンである。確定ボタン414は、入力項目411へ入力された情報を確定させるためのボタンである。終了ボタン415は、得意先登録を終了するためのボタンである。追加ボタン416は、新規の得意先登録画面41を第1領域R1に表示するためのボタンである。
【0026】
図2のカーソル制御処理の説明に戻り、CPU11は、1件目の得意先登録画面41、又は、後述するステップS15の処理で新規に表示された得意先登録画面41(2件目以降の得意先登録画面41)の所定の入力項目411にカーソルを合わせる(ステップS2)。具体的には、「得意先コード」に係る入力項目411の入力領域411bに得意先コードが自動的に割り当てられる設定が予めなされている場合、例えば、1件目の得意先登録画面41が第1領域R1に表示されたときに、「得意先コード」に係る入力項目411の入力領域411bに得意先コード(例えば、“000017”;図4参照)が自動的に割り当てられるため、CPU11は、「得意先コード」に係る入力項目411の下の「得意先名」に係る入力項目411の入力領域411bにカーソルを合わせる。なお、得意先コードを手動で割り当てる設定が予めなされている場合は、「得意先コード」に係る入力項目411の入力領域411bにカーソルが合わせられるようになっている。
【0027】
次いで、CPU11は、終了ボタン415の操作がなされたか否かを判定する(ステップS3)。
【0028】
ステップS3において、終了ボタン415の操作がなされたと判定された場合(ステップS3;YES)、CPU11は、カーソル制御処理を終了する。このとき、第1領域R1の表示は、得意先登録画面41からマスタ登録業務画面31(図3参照)に切り替えられるようになっている。また、終了ボタン415の操作がなされた際に、例えば、図6に示すように、第2領域R2のサポートパネル51に後述するスキップ先項目511が表示されている場合は、当該スキップ先項目511が削除されるようになっている。
【0029】
また、ステップS3において、終了ボタン415の操作がなされていないと判定された場合(ステップS3;NO)、CPU11は、いずれかの入力項目411の入力領域411bを直接選択する操作がなされたか否かを判定する(ステップS4)。ここで、入力項目411の入力領域411bを直接選択する操作としては、マウス等のポインティングデバイス(操作部14)による操作などが挙げられる。
【0030】
ステップS4において、いずれかの入力項目411の入力領域411bを直接選択する操作がなされたと判定された場合(ステップS4;YES)、CPU11は、直接選択された入力項目411の入力領域411bにカーソルを合わせる(ステップS5)。例えば、「担当者」に係る入力項目411の入力領域411bを直接選択する操作がなされた場合、「担当者」に係る入力項目411の入力領域411bにカーソルが合わせられることとなる。そして、CPU11は、処理をステップS6に進める。
【0031】
また、ステップS4において、いずれかの入力項目411の入力領域411bを直接選択する操作がなされていないと判定された場合(ステップS4;NO)、CPU11は、ステップS5をスキップして、処理をステップS6に進める。
【0032】
次いで、CPU11は、カーソルが合った状態の入力領域411bへ情報の入力が受け付けられたか否かを判定する(ステップS6)。
【0033】
ステップS6において、カーソルが合った状態の入力領域411bへ情報の入力が受け付けられたと判定された場合(ステップS6;YES)、CPU11は、当該入力が受け付けられた入力領域411b(入力項目411)に対応するスキップ先項目511がサポートパネル51にあるか否かを判定する(ステップS7)。ここで、スキップ先項目(被入力項目情報)511とは、ユーザ操作により選択可能なボタンであって、当該スキップ先項目511を選択する操作がなされると、当該スキップ先項目511に対応する入力項目411の入力領域411bにカーソルを合わせることが可能なボタンである。
【0034】
ステップS7において、入力が受け付けられた入力領域411b(入力項目411)に対応するスキップ先項目511がサポートパネル51にはないと判定された場合(ステップS7;NO)、CPU11は、入力が受け付けられた入力領域411b(入力項目411)に対応するスキップ先項目511をサポートパネル51に表示する(ステップS8)。ここで、入力が受け付けられた入力領域411bの情報(入力内容)がユーザによって削除された場合、当該入力領域411b(入力項目411)に対応するスキップ先項目511がサポートパネル51から削除されるようになっている。そして、CPU11は、処理をステップS9に進める。
【0035】
例えば、図4に示されている得意先登録画面41において、基本情報領域R11の「得意先名」に係る入力項目411の入力領域411bへ“ABC商事”が入力された場合、このとき、サポートパネル51には「得意先名」に係る入力項目411に対応するスキップ先項目511がないため、図5に示すように、サポートパネル51に「得意先名」に係るスキップ先項目511が表示されるようになっている。更に、図6に示すように、得意先登録画面41において、基本情報領域R11の「得意先名フリガナ」に係る入力項目411の入力領域411bへ“エービーシーショウジ”が入力され、当該入力後、基本情報領域R11の「電話番号」に係る入力項目411へ“03-1234-5678”が入力され、当該入力後、タブ領域R12の「分類・略号」の項目の「得意先分類」に係る入力項目411の入力領域411bへ“1”が入力され、当該入力後、タブ領域R12の「分類・略号」の項目の「得意先名略号」に係る入力項目411の入力領域411bへ“エービーシーショ”が入力された場合、サポートパネル51には、上記の入力順で入力された「得意先名フリガナ」、「電話番号」、「得意先分類」、及び、「得意先名略号」に係る各スキップ先項目511が「得意先名」に係るスキップ先項目511に続けてサポートパネル51に表示されるようになっている。このとき、タブ領域R12の「分類・略号」の項目の「得意先名略号」に係る入力項目411の入力領域411bにカーソルが合った状態となっているため、サポートパネル51に表示されている「得意先名略号」に係るスキップ先項目511が他のスキップ先項目511の色(例えば、青色)とは異なる色(例えば、黄色)で表示されるようになっている。これにより、スキップ先項目511をユーザが一見するだけで入力中の入力領域411b(カーソルが合った状態の入力領域411b)を把握することが可能となっている。
【0036】
また、ステップS6において、カーソルが合った状態の入力領域411bへ情報の入力が受け付けられていないと判定された場合(ステップS6;NO)、又は、ステップS7において、入力が受け付けられた入力領域411b(入力項目411)に対応するスキップ先項目511がサポートパネル51にあると判定された場合(ステップS7;YES)、CPU11は、ステップS8をスキップして、処理をステップS9に進める。
【0037】
次いで、CPU11は、スキップ先項目511を選択する操作がなされたか否かを判定する(ステップS9)。
【0038】
ステップS9において、スキップ先項目511を選択する操作がなされたと判定された場合(ステップS9;YES)、CPU11は、選択されたスキップ先項目511に対応する入力項目411の入力領域411bにカーソルを合わせる(ステップS10)。そして、CPU11は、処理をステップS11に進める。
【0039】
例えば、図6に示すように、1件目の得意先登録画面41で得意先に係る情報の入力を受付可能な状態のときのサポートパネル51において、「電話番号」に係るスキップ先項目511を選択する操作がなされると、図7に示すように、選択された「電話番号」に係るスキップ先項目511に対応する入力項目411の入力領域411b、すなわち「電話番号」に係る入力項目411の入力領域411bにカーソルが合わせられる。上記の「電話番号」に係るスキップ先項目511を選択する操作は、マウス等のポインティングデバイス(操作部14)により行われるようになっている。
【0040】
一方、図8に示すように、後述する2件目の得意先登録画面41で得意先に係る情報の入力を受付可能な状態のときのサポートパネル51では、例えば、エンターキーや矢印キー(操作部14)の操作が行われるごとに、当該エンターキーや矢印キーの操作により選択されるスキップ先項目511が、「得意先名」、「得意先名フリガナ」、「電話番号」、「得意先分類」、及び、「得意先名略号」の5つのスキップ先項目511のうちで順次切り替えられ、切り替えられたスキップ先項目511に対応する入力項目411の入力領域411bにカーソルが合わせられるようになっている。例えば、図8に示すように、2件目の得意先登録画面41で「得意先名」に係る入力項目411の入力領域411bにカーソルが合った状態、つまり、サポートパネル51で「得意先名」に係るスキップ先項目511が選択された状態において、エンターキー(操作部14)の操作が行われると、図9に示すように、当該エンターキーの操作により選択されるスキップ先項目511が、「得意先名」から「得意先名フリガナ」に切り替えられ、「得意先名フリガナ」に係る入力項目411の入力領域411bにカーソルが合わせられるようになっている。これにより、2件目の得意先登録画面41において、1件目の得意先登録画面41で情報の入力が受け付けられた入力項目411と同じ入力項目411の入力領域411bにのみ情報の入力を行う場合、上述したエンターキーの操作を行うことによって、1件目の得意先登録画面41で情報の入力が受け付けられた各入力項目411の入力領域411bへカーソルを効率良く合わせることができるので、得意先に係る情報の入力を簡便にすることができる。なお、2件目の得意先登録画面41において、1件目の得意先登録画面41で情報の入力が受け付けられた入力項目411以外の入力項目411の入力領域411bへ情報の入力を行う場合は、マウス等のポインティングデバイス(操作部14)により当該入力領域411bを直接選択し、当該入力領域411bにカーソルを合わせた状態で情報の入力を行う。このとき、サポートパネル51には、情報の入力が受け付けられた入力項目411に対応するスキップ先項目511が追加表示されるようになっている。
【0041】
また、ステップS9において、スキップ先項目511を選択する操作がなされていないと判定された場合(ステップS9;NO)、CPU11は、ステップS10をスキップして、処理をステップS11に進める。
【0042】
次いで、CPU11は、追加ボタン416の操作がなされたか否かを判定する(ステップS11)。
【0043】
ステップS11において、追加ボタン416の操作がなされたと判定された場合(ステップS11;YES)、CPU11は、サポートパネル51にスキップ先項目511があるか否かを判定する(ステップS12)。また、CPU11は、このとき、第1領域R1に表示されている得意先登録画面41の入力項目411の入力領域411bにおいて入力が受け付けられた情報を、記憶部13のデータベース132に記憶する。
【0044】
ステップS12において、サポートパネル51にスキップ先項目511があると判定された場合(ステップS12;YES)、CPU11は、サポートパネル51のスキップ先項目511の表示を継続した状態で得意先登録画面41(2件目以降の得意先登録画面41)を第1領域R1に新規に表示する(ステップS13)。
【0045】
例えば、図6図7に示されている得意先登録画面41(1件目の得意先登録画面41)において、追加ボタン416の操作がなされた場合、図8に示すように、サポートパネル51の「得意先名」、「得意先名フリガナ」、「電話番号」、「得意先分類」、及び、「得意先名略号」に係る各スキップ先項目511の表示が継続された状態で2件目の得意先登録画面41が第1領域R1に新規に表示される。
【0046】
次いで、CPU11は、サポートパネル51に最初(先頭)に表示されたスキップ先項目511に対応する入力項目411の入力領域411bにカーソルを合わせる(ステップS14)。そして、CPU11は、処理をステップS3に戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
【0047】
例えば、図8に示されているサポートパネル51では、「得意先名」に係るスキップ先項目511が最初(先頭)に表示されているため、「得意先名」に係るスキップ先項目511に対応する入力項目411の入力領域411b、すなわち「得意先名」に係る入力項目411の入力領域411bにカーソルが合わせられる。したがって、このとき、サポートパネル51では、「得意先名」に係るスキップ先項目511が選択された状態となり、「得意先名」に係るスキップ先項目511が他のスキップ先項目511の色(例えば、青色)とは異なる色(例えば、黄色)で表示されるようになっている。
【0048】
また、ステップS12において、サポートパネル51にスキップ先項目511がないと判定された場合(ステップS12;NO)、CPU11は、得意先登録画面41(2件目以降の得意先登録画面41)を第1領域R1に新規に表示する(ステップS15)。そして、CPU11は、処理をステップS2に戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
【0049】
例えば、図4に示されている得意先登録画面41(1件目の得意先登録画面41)において、追加ボタン416の操作がなされた場合、図10に示すように、サポートパネル51ではスキップ先項目511の表示がなされない状態で2件目の得意先登録画面41が第1領域R1に新規に表示される。
【0050】
以上説明したように、情報処理装置1のCPU11は、表示部15の第1領域R1に表示された複数の入力項目411のうち、カーソルが合った状態の入力領域411b(入力項目411)への情報の入力を受け付け、ユーザ操作によって情報の入力を受け付けた入力領域411b(入力項目411)に対応するスキップ先項目(被入力項目情報)511を表示部15の第2領域R2に表示させ、スキップ先項目511がユーザ操作によって選択された場合に、当該スキップ先項目511に対応する入力項目411の入力領域411bをカーソルが合った状態に制御する。
したがって、情報処理装置1によれば、カーソルの移動先となる入力領域411b(入力項目411)の選択操作(指定操作)を、複数の入力項目411の入力領域411bへの情報の入力に伴って自動的に行うことができるので、当該入力項目411の入力領域411bの選択操作を簡便にすることができる。また、情報処理装置1によれば、カーソルの移動先となる入力領域411b(入力項目411)に対応するスキップ先項目511を表示部15の第2領域R2に表示させるので、当該スキップ先項目511の表示によって、情報を入力する必要のある入力項目411をユーザに把握させ易くすることができ、特に、スクロール操作やタブの切り替え操作などを要する位置に情報を入力する必要のある入力項目411が存する場合に効果的である。また、情報処理装置1によれば、スキップ先項目511がユーザ操作によって選択された場合に、当該スキップ先項目511に対応する入力項目411の入力領域411bをカーソルが合った状態に制御するので、例えば、スクロール操作やタブの切り替え操作などを要する位置にカーソルを合わせたい入力領域411bが存する場合であっても、当該入力領域411b(入力項目411)に対応するスキップ先項目511を選択操作するだけで当該入力領域411bに瞬時にカーソルを合わせることができる。
【0051】
また、情報処理装置1のCPU11は、スキップ先項目511を第2領域R2に複数表示させる場合、当該複数のスキップ先項目511のそれぞれに対応する入力項目411の入力領域411bへの情報の入力が受け付けられたときの当該情報の入力順に従って、当該複数のスキップ先項目511を並べて表示させる。
したがって、情報処理装置1によれば、カーソルの移動順序の指定操作についても、複数の入力項目411の入力領域411bへの情報の入力に伴って自動的に行うことができるので、当該指定操作を簡便にすることができる。また、情報処理装置1によれば、複数の入力項目411の入力領域411bへの情報の入力が受け付けられたときの当該情報の入力順に従って、当該入力項目411に対応するスキップ先項目511を表示部15の第2領域R2に表示させるので、当該スキップ先項目511の表示によって、情報を入力する必要のある入力項目411への当該情報の入力順をユーザに把握させ易くすることができる。
【0052】
また、情報処理装置1のCPU11は、複数の入力項目411で構成された得意先登録画面(情報入力画面)41を第1領域R1に表示させ、第2領域R2にスキップ先項目511が表示されている状態において、第1領域R1に表示されている得意先登録画面41が新規の得意先登録画面41(2件目以降の得意先登録画面41)に切り替えられて表示される場合、第2領域R2に表示されているスキップ先項目511を継続して表示させる。
したがって、情報処理装置1によれば、2件目以降の得意先登録画面41において、1件目の得意先登録画面41で情報の入力が受け付けられた入力項目411と同じ入力項目411の入力領域411bにのみ情報の入力を行う場合、第2領域R2に表示されているスキップ先項目511に基づいて、1件目の得意先登録画面41で情報の入力が受け付けられた各入力項目411の入力領域411bへカーソルを効率良く合わせることができるので、得意先に係る情報の入力を簡便にすることができる。
【0053】
また、情報処理装置1のCPU11は、第1領域R1に表示されている得意先登録画面41が新規の得意先登録画面41(2件目以降の得意先登録画面41)に切り替えられて表示された際に、第2領域R1に複数のスキップ先項目511が継続して表示されている場合、例えば、エンターキー(操作ボタン(操作部14))の押下操作が行われるごとに、当該エンターキーの押下操作により選択されるスキップ先項目511が当該複数のスキップ先項目511のうちで順次切り替えられ、切り替えられたスキップ先項目511に対応する入力項目411の入力領域411bをカーソルが合った状態に制御する。
したがって、情報処理装置1によれば、2件目以降の得意先登録画面41において、1件目の得意先登録画面41で情報の入力が受け付けられた入力項目411と同じ入力項目411の入力領域411bにのみ情報の入力を行う場合、エンターキーの押下操作によって、情報の入力が不要な入力項目411の入力領域411bへカーソルを移動させず、1件目の得意先登録画面41で情報の入力が受け付けられた各入力項目411の入力領域411bへカーソルを効率良く合わせることができるので、得意先に係る情報の入力をより簡便にすることができる。
【0054】
また、情報処理装置1のCPU11は、カーソルが合った状態の入力項目411に対応するスキップ先項目511を他のスキップ先項目511の色とは異なる色(例えば、黄色)で表示させる。
したがって、情報処理装置1によれば、サポートパネル51に表示されるスキップ先項目511に基づいて、カーソルが合った状態の入力項目411をユーザに把握させ易くすることができる。
【0055】
また、情報処理装置1のCPU11は、第1領域R1に表示されている得意先登録画面41が新規の得意先登録画面41(2件目以降の得意先登録画面41)に切り替えられて表示された後、当該得意先登録画面41において、第2領域R2に表示されているスキップ先項目511に対応する入力項目411以外の入力項目411に情報が入力された場合、当該入力項目411に対応するスキップ先項目511を第2領域R2に新たに表示させる。
したがって、情報処理装置1によれば、第1領域R1に表示されている得意先登録画面41が新規の得意先登録画面41に切り替えられて表示された後も、情報の入力がなされた入力項目411に対応するスキップ先項目511をサポートパネル51上に表示させることができるので、所望の入力項目411への情報の入力におけるユーザビリティを向上させることができる。
【0056】
以上、本発明を実施形態に基づいて具体的に説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、得意先登録画面41において終了ボタン415の操作がなされた際に、図6に示すように、第2領域R2のサポートパネル51にスキップ先項目511が表示されている場合は、当該スキップ先項目511が削除されるようにしているが、サポートパネル51に表示されていたスキップ先項目511に係る情報を記憶部13に記憶しておき、表示部15の第1領域R1に表示されたマスタ登録業務画面31(図3参照)上において、得意先登録ボタン311を選択する操作が行われたことを契機として、当該第1領域R1に得意先登録画面41が再び表示されたとき、記憶部13に記憶された上記スキップ先項目511に係る情報に基づいて、第2領域R2のサポートパネル51にスキップ先項目511を表示させるようにしてもよい。
【0057】
また、上記実施形態では、いずれかの入力項目411の入力領域411bに入力されている情報がユーザによって削除された場合、サポートパネル51に表示された当該入力項目411に対応するスキップ先項目511も削除されるようになっているが、サポートパネル51に表示されているスキップ先項目511がユーザによって削除された場合、当該スキップ先項目511に対応する入力項目411の入力領域411bに入力された情報を削除するようにしてもよい。
【0058】
また、上記実施形態では、カーソル制御処理(図2参照)の実行時に、得意先登録画面41において処理区分変更ボタン412の操作がなされ、処理区分が「追加」から「訂正」又は「複写」に変更された場合であって、サポートパネル51にスキップ先項目511がある場合は、サポートパネル51のスキップ先項目511の表示を継続した状態で、訂正用の得意先登録画面(図示省略)又は複写用の得意先登録画面(図示省略)を第1領域R1に表示するようにしてもよい。
【0059】
また、上記実施形態では、情報の入力がなされた入力項目411に対応するスキップ先項目511がサポートパネル51に表示されるようになっているが、図8に示すように、得意先登録画面41において、タブ領域R12の「請求書」の項目の入力項目411(例えば、「請求項形態区分」や「売上請求区分」等に係る入力項目411)が表示されている状態では、サポートパネル51に表示されている「得意先分類」に係るスキップ先項目511や、「得意先名略号」に係るスキップ先項目511を見ただけでは、これらのスキップ先項目511に対応する入力項目411が得意先登録画面41のどこに配されているかをユーザが把握することができない。
そこで、かかる場合には、「得意先分類」に係るスキップ先項目511や、「得意先名略号」に係るスキップ先項目511に対応する入力項目411が得意先登録画面41のどこに配されているかを把握可能な情報(例えば、“分類・略号”の文字情報)を、上記のスキップ先項目511と対応付けて表示するようにしてもよい。また、例えば、得意先登録画面41がスクロール操作によりその全体を見渡せることができる構成になっている場合であって、第1領域R1の表示外にある入力項目411に対応するスキップ先項目511がサポートパネル51に表示されている場合、当該スキップ先項目511に対応する入力項目411が得意先登録画面41のどこに配されているかを把握可能な情報を、当該スキップ先項目511と対応付けて表示するようにしてもよい。
【0060】
また、上記実施形態では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体として記憶部13のHDD、SSDを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを、通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
【0061】
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
表示部の第1領域に表示された複数の入力項目のうち、カーソルが合った状態の入力項目への情報の入力を受け付ける入力受付手段と、
ユーザ操作によって情報の入力を受け付けた前記入力項目に対応する情報である被入力項目情報を前記表示部の第2領域に表示させる表示制御手段と、
前記被入力項目情報がユーザ操作によって選択された場合に、当該被入力項目情報に対応する前記入力項目をカーソルが合った状態に制御するカーソル制御手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
<請求項2>
前記表示制御手段は、前記被入力項目情報を前記第2領域に複数表示させる場合、当該複数の前記被入力項目情報のそれぞれに対応する前記入力項目への情報の入力が受け付けられたときの当該情報の入力順に従って、当該複数の前記被入力項目情報を並べて表示させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
<請求項3>
前記表示制御手段は、ユーザ操作によって前記第2領域に表示されている前記被入力項目情報が削除された場合、当該被入力項目情報に対応する前記入力項目に入力された情報を削除する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
<請求項4>
前記表示制御手段は、
前記入力受付手段によって情報の入力が受け付けられる前記複数の入力項目で構成された情報入力画面を前記第1領域に表示させ、
前記第2領域に前記被入力項目情報が表示されている状態において、前記第1領域に表示されている前記情報入力画面が新規の前記情報入力画面に切り替えられて表示される場合、当該第2領域に表示されている前記被入力項目情報を継続して表示させる、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項5>
前記被入力項目情報を選択するための操作ボタンを備え、
前記カーソル制御手段は、前記第1領域に表示されている前記情報入力画面が新規の前記情報入力画面に切り替えられて表示された際に、前記第2領域に複数の前記被入力項目情報が継続して表示されている場合、前記操作ボタンの押下操作が行われるごとに、当該操作ボタンの押下操作により選択される前記被入力項目情報が当該複数の被入力項目情報のうちで順次切り替えられ、切り替えられた前記被入力項目情報に対応する前記入力項目をカーソルが合った状態に制御する、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
<請求項6>
前記表示制御手段は、前記カーソルが合った状態に制御された前記入力項目に対応する前記被入力項目情報を識別可能な態様で表示させる、
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
<請求項7>
前記表示制御手段は、前記第1領域に表示されている前記情報入力画面が新規の前記情報入力画面に切り替えられて表示された後、当該情報入力画面において、前記第2領域に表示されている前記被入力項目情報に対応する前記入力項目以外の入力項目への情報の入力が受け付けられた場合、当該入力項目に対応する前記被入力項目情報を前記第2領域に新たに表示させる、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
<請求項8>
表示部の第1領域に表示された複数の入力項目のうち、カーソルが合った状態の入力項目への情報の入力を受け付ける入力受付工程と、
ユーザ操作によって情報の入力を受け付けた前記入力項目に対応する情報である被入力項目情報を前記表示部の第2領域に表示させる表示制御工程と、
前記被入力項目情報がユーザ操作によって選択された場合に、当該被入力項目情報に対応する前記入力項目をカーソルが合った状態に制御するカーソル制御工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
<請求項9>
情報処理装置のコンピュータを、
表示部の第1領域に表示された複数の入力項目のうち、カーソルが合った状態の入力項目への情報の入力を受け付ける入力受付手段、
ユーザ操作によって情報の入力を受け付けた前記入力項目に対応する情報である被入力項目情報を前記表示部の第2領域に表示させる表示制御手段、
前記被入力項目情報がユーザ操作によって選択された場合に、当該被入力項目情報に対応する前記入力項目をカーソルが合った状態に制御するカーソル制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
【符号の説明】
【0062】
1 情報処理装置
11 CPU
12 RAM
13 記憶部
131 販売管理業務アプリ
132 データベース
14 操作部
15 表示部
16 通信部
図1
図2
図3
図4
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図7
図8
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図10