IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社ジャパンディスプレイの特許一覧

<>
  • 特開-表示装置 図1
  • 特開-表示装置 図2
  • 特開-表示装置 図3
  • 特開-表示装置 図4
  • 特開-表示装置 図5
  • 特開-表示装置 図6
  • 特開-表示装置 図7
  • 特開-表示装置 図8
  • 特開-表示装置 図9
  • 特開-表示装置 図10
  • 特開-表示装置 図11
  • 特開-表示装置 図12
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023179933
(43)【公開日】2023-12-20
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
   G02F 1/13357 20060101AFI20231213BHJP
   G02F 1/133 20060101ALI20231213BHJP
   G02F 1/1334 20060101ALI20231213BHJP
   G02F 1/1335 20060101ALI20231213BHJP
【FI】
G02F1/13357
G02F1/133 535
G02F1/1334
G02F1/1335
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022092888
(22)【出願日】2022-06-08
(71)【出願人】
【識別番号】502356528
【氏名又は名称】株式会社ジャパンディスプレイ
(74)【代理人】
【識別番号】110002066
【氏名又は名称】弁理士法人筒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】野口 通一
(72)【発明者】
【氏名】津田 幹
(72)【発明者】
【氏名】市原 一輝
【テーマコード(参考)】
2H189
2H193
2H291
2H391
【Fターム(参考)】
2H189AA04
2H189LA10
2H189LA20
2H189LA22
2H189MA15
2H193ZA04
2H193ZG04
2H193ZG05
2H193ZG14
2H193ZG27
2H193ZG34
2H193ZQ13
2H193ZR20
2H291FA71X
2H291FA71Z
2H291FA85X
2H291FA85Z
2H291GA19
2H291JA02
2H291MA20
2H291NA62
2H391AA15
2H391AA23
2H391AA25
2H391AB05
2H391AB14
2H391AB24
2H391CB03
2H391FA01
2H391FA02
(57)【要約】
【課題】装置の性能を向上させる。
【解決手段】表示パネル(表示装置)の光源部50は、X方向に沿って配置される複数の発光ダイオード素子51を備える。複数の発光ダイオード素子51は、第1の色の光を出射可能な発光ダイオード素子51rと、第1の色とは異なる第2の色の光を出射可能な発光ダイオード素子51gと、第1の色および第2の色とは異なる第3の色の光を出射可能な発光ダイオード素子51bと、を含む。X方向に沿って、複数個の発光ダイオード素子51r、1個または複数個の発光ダイオード素子51g、1個または複数個の発光ダイオード素子51bが繰り返し配置されている。発光ダイオード素子51rの総数は、発光ダイオード素子51gの総数よりも多い。発光ダイオード素子51rから出射される第1の色の光の光束は、発光ダイオード素子51gから出射される第2の色の光の光束よりも低い。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1前面、および前記第1前面の反対側にある第1背面を備えている第1基板と、
前記第1基板の前記第1前面上に配置される液晶層と、
前記第1前面と対向する第1面、前記第1面の反対側にある第2面、および前記第1面および前記第2面と交差する第1側面を備えている導光板と、
前記導光板の前記第1側面と対向する位置に、第1方向に沿って配置される複数の発光ダイオード素子を備える光源部と、
を有し、
前記複数の発光ダイオード素子は、
第1の色の光を出射可能な第1発光ダイオード素子と、
前記第1の色とは異なる第2の色の光を出射可能な第2発光ダイオード素子と、
前記第1の色および前記第2の色とは異なる第3の色の光を出射可能な第3発光ダイオード素子と、
を含み、
前記第1方向に沿って、複数個の前記第1発光ダイオード素子、1個または複数個の前記第2発光ダイオード素子、および1個または複数個の前記第3発光ダイオード素子が繰り返し配置され、
前記第1発光ダイオード素子の総数は、前記第2発光ダイオード素子の総数よりも多く、
前記第1発光ダイオード素子から出射される前記第1の色の光の光束は、前記第2発光ダイオード素子から出射される前記第2の色の光の光束よりも低い、表示装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記第1発光ダイオード素子の総数は、前記第3発光ダイオード素子の総数よりも多く、
前記第1発光ダイオード素子から出射される前記第1の色の光の光束は、前記第3発光ダイオード素子から出射される前記第3の色の光の光束よりも低い、表示装置。
【請求項3】
請求項2において、
前記第1方向において、隣り合う前記第1発光ダイオード素子の間には、前記第2発光ダイオード素子または前記第3発光ダイオード素子が交互に配置されている、表示装置。
【請求項4】
請求項1において、
前記第3発光ダイオード素子の総数は、前記第2発光ダイオード素子の総数よりも多く、
前記第3発光ダイオード素子から出射される前記第3の色の光の光束は、前記第2発光ダイオード素子から出射される前記第2の色の光の光束よりも低い、表示装置。
【請求項5】
請求項1~3のいずれか1項において、
前記複数の発光ダイオード素子の点灯および非点灯を制御する制御部をさらに有し、
前記制御部は、第1表示期間内に前記第1発光ダイオード素子、前記第2発光ダイオード素子、および前記第3発光ダイオード素子を、それぞれ異なるタイミングで発光させる、表示装置。
【請求項6】
第1前面、および前記第1前面の反対側にある第1背面を備えている第1基板と、
前記第1基板の前記第1前面上に配置される液晶層と、
前記第1前面と対向する第1面、前記第1面の反対側にある第2面、および前記第1面および前記第2面と交差する第1側面を備えている導光板と、
前記導光板の前記第1側面と対向する位置に、第1方向に沿って配置される複数の発光ダイオード素子を備える光源部と、
を有し、
前記複数の発光ダイオード素子は、
第1の色の光を出射可能な第1発光ダイオード素子と、
前記第1の色とは異なる第2の色の光を出射可能な第2発光ダイオード素子と、
前記第1の色および前記第2の色とは異なる第3の色の光を出射可能な第3発光ダイオード素子と、
を含み、
前記第1方向に沿って、n個の前記第1発光ダイオード素子、前記n個よりも少ないm個の前記第2発光ダイオード素子、前記m個以上の前記第3発光ダイオード素子が繰り返し配置され、
前記第1発光ダイオード素子から出射される前記第1の色の光の光束は、前記第2発光ダイオード素子から出射される前記第2の色の光の光束よりも低い、表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶層を用いた表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
表示装置として、赤、緑、および青の発光ダイオード素子が一つずつパッケージ化された発光モジュールと、発光モジュールの発光点と対向する位置に設けられた導光体と、を備えた表示装置がある(特開2021-33043号公報(特許文献1)参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-33043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者は、観察者が、表示画像と背景とを重ね合わせて認識することが可能な透明表示装置の開発を行っている。透明表示装置の場合、前面および背面のそれぞれが可視光を透過させる特性を備えている必要がある。このため、画像を表示するための光源部は、導光板の側面に配置される。光源部には、例えば赤(以下単にRと記載する場合がある)、緑(以下単にGと記載する場合がある)、および青(以下単にBと記載する場合がある)のいずれかの光を発光する発光ダイオード素子が配列される。例えば、上記した特許文献1のように、RGBのそれぞれの光を出射する発光ダイオード素子を一つのモジュールとして、複数個のモジュールを光源部に配列する方法が考えられる。ところが、3種類の発光ダイオード素子を一つのモジュールとする方法には、以下の点で課題があることが判った。
【0005】
透明表示装置のホワイトバランスの調整を行う場合、RGBの各色の単色での色度を基に、各色の発光ダイオード素子の輝度(印加される電流や点灯時間)を調整する。発光ダイオード素子から出射される光の単色での色度の違いに起因する差がある場合、各色の発光ダイオード素子を効率的に使用することが難しい。例えば、一部の発光ダイオード素子は、輝度を低下させるために定格出力よりも低い値で使用することになる。あるいは、別の一部の発光ダイオード素子は、輝度を高めるため、印加される電流や点灯時間が長くなり、発熱量が増大する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様である表示装置は、第1前面、および前記第1前面の反対側にある第1背面を備えている第1基板と、前記第1基板の前記第1前面上に配置される液晶層と、
前記第1前面と対向する第1面、前記第1面の反対側にある第2面、および前記第1面および前記第2面と交差する第1側面を備えている導光板と、前記導光板の前記第1側面と対向する位置に、第1方向に沿って配置される複数の発光ダイオード素子を備える光源部と、を有する。前記複数の発光ダイオード素子は、第1の色の光を出射可能な第1発光ダイオード素子と、前記第1の色とは異なる第2の色の光を出射可能な第2発光ダイオード素子と、前記第1の色および前記第2の色とは異なる第3の色の光を出射可能な第3発光ダイオード素子と、を含む。前記第1方向に沿って、複数個の前記第1発光ダイオード素子、1個または複数個の前記第2発光ダイオード素子、1個または複数個の前記第3発光ダイオード素子が繰り返し配置されている。前記第1発光ダイオード素子の総数は、前記第2発光ダイオード素子の総数よりも多い。前記第1発光ダイオード素子から出射される前記第1の色の光の光束は、前記第2発光ダイオード素子から出射される前記第2の色の光の光束よりも低い。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】透明表示パネル装置の一方の面側にいる視認者が、反対面側にある背景を、透明表示パネル装置を介して視認する場合の位置関係を示す説明図である。
図2】透明表示パネル装置を介して視認される背景の一例を示す説明図である。
図3図1に示す透明表示パネルの一例を示す斜視図である。
図4図3の表示パネルが備える回路の一例を示す回路ブロック図である。
図5図3のA-A線に沿った断面図である。
図6】検討例である透明表示装置の光源部から出射された光の経路を模式的に示す説明図である。
図7図3に示す光源部の内部に配置された複数のLED素子の配列の一例を示す平面図である。
図8図7に対する検討例を示す平面図である。
図9図7に示す3種類の発光ダイオード素子を駆動するタイミングの一例を示すチャート図である。
図10図7に示す発光ダイオード素子の配列に対する変形例を示す平面図である。
図11図7に示す発光ダイオード素子の配列に対する変形例を示す平面図である。
図12図7に示す発光ダイオード素子の配列に対する変形例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一または関連する符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
【0009】
以下の実施の形態では、ガラス板と組み合わせて利用される表示パネルの例として、液晶分子による可視光の散乱を利用して画像を表示させる液晶表示装置を取り上げて説明する。
【0010】
また、液晶表示装置は、液晶層に含まれる分子の配向を変化させることにより、表示画像を形成する装置であるが、光源を必要とする。以下で説明する実施の形態では、光源が、表示パネルとは別に設けられる。このため、以下では、表示パネルと、表示パネルに可視光を供給する光源モジュールとを区別して説明する。
【0011】
<透明表示パネル>
まず、所謂、透明表示パネルの特徴について説明する。図1は、透明表示パネルの一方の面側にいる視認者が、反対面側にある背景を、透明表示パネルを介して視認する場合の位置関係を示す説明図である。図2は、透明表示パネルを介して視認される背景の一例を示す説明図である。
【0012】
図1に示すように、観察者100が、表示パネルP1の一方から他方をみる場合、背景101が表示パネルP1を透過して視認される。図2に示すように、表示領域DAおよび表示領域DAの外側の周辺領域PFAが共に光を透過させる場合、背景101の全体を違和感なく視認することができる。一方、周辺領域PFAが光を透過させない遮光性を有している場合、表示パネルP1を介して視認される背景101の一部分が周辺領域PFAにより遮られるため、観察者100(図1参照)に違和感を与える場合がある。このように、透明表示パネルである表示パネルP1の場合、表示領域DAおよび周辺領域PFAのそれぞれが可視光透過性を備えていることが好ましい。また、背景101を違和感なく視認する観点からは、表示領域DAおよび周辺領域PFAのそれぞれの可視光透過特性が同程度であることが特に好ましい。
【0013】
図3は、図1に示す透明表示パネルの一例を示す斜視図である。図3では、表示領域DAと周辺領域PFAの境界を二点鎖線で示している。また、図3では、表示パネルP1が備える回路のうち、液晶を駆動するための信号を伝送する信号配線の一部(詳しくは、ゲート線GLおよびソース線SL)を一点鎖線で模式的に示している。図3を含む以下の図面において、表示パネルP1の厚さ方向に沿った方向をZ方向、Z方向に直交するX-Y平面において、表示パネルP1の一辺の延在方向をX方向、X方向に交差する方向をY方向として説明する。図5は、図3のA-A線に沿った断面図である。図6は、検討例である透明表示装置の光源部から出射された光の経路を模式的に示す説明図である。
【0014】
図3に示すように、本実施の形態の表示パネルP1は、基板(アレイ基板)10、基板(対向基板)20、導光板(第1導光板または第1カバーガラスともいう)30、光源部(第1光源部)50、および駆動回路70を有している。
【0015】
表示装置として構成する場合、図3に示す表示パネルP1が備える各部分の他、例えば制御回路、あるいは表示パネルP1に接続されるフレキシブル基板、あるいは筐体などが含まれる場合がある。図3では、表示パネルP1以外の部分は図示を省略している。
【0016】
表示パネルP1は、外部から供給される入力信号に応じて画像が形成される表示領域DAと、表示領域DAの周囲にある周辺領域(額縁領域)PFAを有する。なお、図3に示す表示パネルP1の表示領域DAは四角形であるが、表示領域が多角形や円形など、四角形以外の形状であってもよい。表示領域DAは、表示面を視た平面視において、表示パネルP1が画像を表示する有効領域である。基板10、基板20、および導光板30のそれぞれは、平面視において表示領域DAと重なる位置にある。図1に示す例では、光源部50、および駆動回路70のそれぞれは、基板10上に搭載されているが、変形例として、基板10とは別に図示しない光源用基板が基板10の周辺領域PAに取り付けられ、光源部50が、図示しない光源用基板に搭載されている場合もある。
【0017】
まず、図3に示す表示パネルP1が備える回路の構成例について説明する。図4は、図3の表示パネルが備える回路の一例を示す回路ブロック図である。図4に示すコモン電極CEに接続される配線経路は、例えば後述する図5に示す基板20に形成されている。図4では、基板20に形成された配線を点線で図示している。図4に示す例では、光源制御部52が、駆動回路70に含まれる。変形例としては、駆動回路70とは別に光源部50および光源制御部52が設けられている場合がある。上記したように、基板10とは別に図示しない光源用基板が図3に示す基板10の周辺領域PAに取り付けられ、光源部50が、図示しない光源用基板に搭載されている場合がある。この場合、光源制御部52は、例えば図示しない光源用基板に形成されている。あるいは、光源制御部52は、図示しない光源用基板に搭載された電子部品に形成されている。
【0018】
図4に示す例では、駆動回路70は、信号処理回路71、画素制御回路72、ゲート駆動回路73、ソース駆動回路74、およびコモン電位駆動回路75を備える。また、光源部50は、例えば、発光ダイオード素子51r、発光ダイオード素子51g、および発光ダイオード素子51bを備える。なお、発光ダイオード素子51r、発光ダイオード素子51g、および発光ダイオード素子51bの組み合わせについては、後で詳細に説明する。図3に示すように、基板10は、基板20よりも面積が大きいので、駆動回路70は、基板10上に設けられている。
【0019】
信号処理回路71は、入力信号解析部(入力信号解析回路)711、記憶部(記憶回路)712、および信号調整部713を備える。表示パネルP1は、画像の表示を制御する制御回路を備える制御部90を有し、信号処理回路71の入力信号解析部711には、制御部90から図示しないフレキシブル配線板などの配線経路を介して入力信号VSが入力される。入力信号解析部711は、外部から入力された入力信号VSに基づいて解析処理を行い、入力信号VCSを生成する。入力信号VCSは、例えば、入力信号VSに基づいて、表示パネルP1(図3参照)の各画素PIX(図3参照)にどのような階調値を与えるかを定める信号である。
【0020】
信号調整部713は、入力信号解析部711から入力された入力信号VCSから入力信号VCSAを生成する。信号調整部713は、入力信号VCSAを画素制御回路72へ送出し、光源制御信号LCSAを光源制御部52へ送出する。光源制御信号LCSAは、例えば、画素PIXへの入力階調値に応じて設定される光源部50の光量の情報を含む信号である。
【0021】
画素制御回路72は、入力信号VCSAに基づいて水平駆動信号HDSと垂直駆動信号VDSとを生成する。例えば、本実施形態では、フィールドシーケンシャル方式で駆動されるので、水平駆動信号HDSと垂直駆動信号VDSとが光源部50が発光可能な色毎に生成される。ゲート駆動回路73は水平駆動信号HDSに基づいて1垂直走査期間内に表示パネルP1(図3参照)のゲート線GLを順次選択する。ゲート線GLの選択の順番は任意である。図3に示すように複数のゲート線(信号配線)GLは、X方向に延び、かつ、Y方向に沿って配列されている。
【0022】
ソース駆動回路74は垂直駆動信号VDSに基づいて1水平走査期間内に表示パネルP1(図3参照)の各ソース線SLに各画素PIX(図3参照)の出力階調値に応じた階調信号を供給する。図3に示すように複数のソース線(信号配線)SLは、Y方向に延び、かつ、X方向に沿って配列されている。ゲート線GLとソース線SLとの交差毎に、一つの画素PIXが形成される。ゲート線GLとソース線SLとが交差する部分のそれぞれには、スイッチング素子Tr(図4参照)が形成されている。図3および図4に示す複数のゲート線GLおよび複数のソース線SLは、後述する図5(および図6)に示す液晶LQを駆動する駆動信号を伝送する複数の信号配線に相当する。
【0023】
図4に示すスイッチング素子Trとして例えば、薄膜トランジスタが用いられる。薄膜トランジスタの種類は特に限定されず、例えば、以下のようなものを例示できる。ゲートの位置で分類すると、ボトムゲート型トランジスタ又はトップゲート型トランジスタを挙げることができる。また、ゲートの数で分類すると、シングルゲート薄膜トランジスタと、ダブルゲート薄膜トランジスタとを挙げられる。スイッチング素子Trのソース電極及びドレイン電極のうち一方はソース線SLに接続され、ゲート電極はゲート線GLに接続され、ソース電極及びドレイン電極のうち他方は、高分子分散型液晶LC(図5および図6に示す液晶LQ)の容量の一端に接続されている。高分子分散型液晶LCの容量は、一端がスイッチング素子Trに画素電極PEを介して接続され、他端がコモン電極CEを介してコモン電位配線CMLに接続されている。また、画素電極PEと、コモン電位配線CMLに電気的に接続されている保持容量電極との間には、保持容量HCが生じる。なお、コモン電位配線CMLは、コモン電位駆動回路75より供給される。
【0024】
次に、図3に示す表示パネルP1において、光源部50から出射された光の光路について説明する。判り易さのため、図6に示すように単純化された構造の表示パネルP2を用いて説明する。なお、図6に示す表示パネルP2は、導光板30を有していない点を除き、図5に示す表示パネルP1と同様である。表示パネルP2の場合、基板20を導光板として用いている。したがって、表示パネルP2についての以下の説明は、図5に示す表示パネルP1にも適用できる。
【0025】
図6に示すように、表示パネルP2は、液晶層LQLを介して対向するように貼り合せられた基板10および基板20を有している。基板10と基板20とは、表示パネルP2の厚さ方向であるZ方向に配列される。言い換えれば、基板10と基板20とは、表示パネルP2の厚さ方向(Z方向)において互いに対向する。基板10は、液晶層LQL(および基板20)と対向する前面(主面、面)10fを有する。また基板20は、基板10の前面10f(および液晶層LQL)と対向する背面(主面、面)20bを有する。基板10は、スイッチング素子(能動素子)Tr(図4参照)としての複数のトランジスタ(トランジスタ素子)がアレイ状に配置されたアレイ基板である。また、基板20は、表示面側に設けられた基板である。基板20は、アレイ基板に対向配置された基板という意味で、対向基板と言い換えることができる。
【0026】
液晶LQを含む液晶層LQLは、基板10の前面10fと基板20の背面20bとの間にある。液晶層LQLは、光学変調素子である。表示パネルP2は、上記したスイッチング素子を介して液晶層LQLの周辺に形成される電界の状態を制御することにより、そこを通過する光を変調する機能を備えている。基板10および基板20にある表示領域DAは、図6に示すように液晶層LQLと重畳する。
【0027】
また、基板10と基板20とは、シール部(シール材)SLMを介して接着される。図3および図6に示すように、シール部SLM(図6参照)は、表示領域DAの周囲を囲むように、周辺領域PFAに配置される。シール部SLMの内側には、図6に示すように液晶層LQLがある。シール部SLMは、基板10と基板20との間に液晶を封入するシールとしての役割を果たす。また、シール部SLMは、基板10と基板20とを接着する、接着材としての役割を果たす。
【0028】
光源部50は、基板20の側面20s1と対向する位置に配置される。図6に二点鎖線で模式的に示すように、光源部50から出射された光源光L1は、基板10の背面10bおよび基板20の前面20fで反射しながら、側面20s1から遠ざかる方向に伝搬する。光源光L1の伝搬経路において、基板10の背面10bおよび基板20の前面20fは、屈折率の大きな媒質と、屈折率の小さな媒質との界面である。このため、光源光L1が前面20fおよび背面10bに入射する入射角が臨界角よりも大きい場合、光源光L1は、前面20fおよび背面10bにおいて全反射する。
【0029】
液晶LQは高分子分散型液晶LC(図4参照)であり、液晶性ポリマーと液晶分子を含んでいる。液晶性ポリマーは、筋状に形成され、液晶分子は、液晶性ポリマーの隙間に分散される。液晶性ポリマー及び液晶分子の各々は、光学異方性あるいは屈折率異方性を有している。液晶性ポリマーの電界に対する応答性は、液晶分子の電界に対する応答性より低い。液晶性ポリマーの配向方向は、電界の有無にかかわらずほとんど変化しない。一方、液晶分子の配向方向は、液晶LQにしきい値以上の高い電圧が印加された状態では、電界に応じて変化する。液晶LQに電圧が印加されていない状態では、液晶性ポリマー及び液晶分子のそれぞれの光軸は互いに平行であり、液晶層LQLに入射した光源光L1は、液晶層LQL内でほとんど散乱されることなく透過する(透明状態)。液晶LQに電圧が印加された状態では、液晶性ポリマー及び液晶分子のそれぞれの光軸は互いに交差し、液晶LQに入射した光源光L1は、液晶層LQL内で散乱される(散乱状態)。表示パネルP2は、光源光L1の伝搬経路における液晶LQの配向を制御することにより、透明状態と散乱状態とを制御する。散乱状態において光源光L1は液晶LQにより放出光L2として前面20f側から表示パネルP2の外部に出射される。また、背面10b側から入射した背景光L3は、基板10、液晶層LQL、および基板20を透過して、前面20fから外部に出射される。放出光L2および背景光L3は、前面20f側にいる観察者に視認される。観察者は、放出光L2と、背景光L3とを組み合わせて認識することができる。このように観察者が、表示画像と背景とを重ね合わせて認識することが可能な表示パネルを透明表示パネルと呼ぶ。
【0030】
図5に示す表示パネルP1の場合、基板20上に、導光板30が配置され、光源部50から出射された光源光L50は、導光板30を介して液晶層LQLに入射する点で図6に示す表示パネルP2と相違する。表示パネル(表示装置)P1は、前面10f、および前面10fの反対側にある背面10bを備えている基板10と、前面10fと対向する背面20b、および背面20bの反対側にある前面20fを備えている基板20と、基板10の前面10fと基板20の背面20bとの間に配置される液晶層LQLと、を有している。この点は、図6に示す表示パネルP2と同様である。表示パネルP1は、上記に加え、基板10の背面10b上に接着層31を介して接着固定された導光板30と、複数の発光ダイオード素子51(図4参照)を備え、基板10の前面10f上に配置され、導光板30の側面30s1と対向する位置に配置された光源部50と、を有している。
【0031】
導光板30は、基板20の前面20fと対向する背面30bおよび背面30bの反対側の前面30fを備えている。また、導光板30は、光源部50と対向する側面30s1、および側面30s1の反対側に位置する側面30s2を備えている。導光板30は、接着層31を介して基板20に接着固定されている。少なくとも表示領域DAでは、導光板30と基板20との間の隙間は、接着層31により埋められている。図5に示す例では、導光板30の前面30fの全体に接着層31が接着している。光源部50から出射される光源光L50は、側面30s1から導光板30に入射し、反射しながら側面30s2に向かって進む。
【0032】
接着層31は、可視光を透過させることのできる透明な樹脂材料からなる。可視光透過性の接着層31の例として、シート状に形成されたOCA(Optical Clear Adhesive)と呼ばれる透明接着シートや、液体状の透明接着剤を硬化させて用いるOCR(Optical Clear Resin)などを例示できる。基板10、基板20、および導光板30の屈折率には種々の変形例があるが、これらの屈折率は、例えば1.5程度である。接着層31の屈折率は、導光板30の屈折率に近く、例えば1.37~1.5程度である。
【0033】
上記の条件下では、光源光L50の一部は接着層31との界面で反射せず、基板20内に侵入する。基板20に侵入した光は、図6に示す光源光L1と同様に、液晶層LQLに向かって進み、液晶層LQLに侵入する。液晶層LQLで散乱された光は、放出光L2として前面20f側から表示パネルP1の外部に出射される。一方、液晶層LQLで散乱されなかった光は、基板10の背面10bおよび基板20の前面20f(または導光板30の前面30f)で反射して、光源部50から遠ざかる方向に伝搬する。
【0034】
<光源装置の構造>
次に光源部の構造について説明する。図7は、図3に示す光源部の内部に配置された複数のLED素子の配列の一例を示す平面図である。図7に示す平面は、図3に示すX方向およびZ方向を含むX-Z平面であって、光源部50を導光板30の方向に向かって視た平面である。図8は、図7に対する検討例を示す平面図である。図7および図8は、平面図であるが、発光ダイオード素子51の種類の識別を容易にするため、ハッチングを付している。図9は、図7に示す3種類の発光ダイオード素子を駆動するタイミングの一例を示すチャート図である。
【0035】
図7に示すように、光源部50は、複数の発光ダイオード素子51と、レンズ53とを備えている。レンズ53は、図3に示す導光板30と図7に示す複数の発光ダイオード素子51との間に配置されている。複数の発光ダイオード素子51は、第1の色(例えば赤色)の光を出射可能な発光ダイオード素子51rと、第1の色とは異なる第2の色(例えば緑色)の光を出射可能な発光ダイオード素子51gと、第1の色および第2の色とは異なる第3の色(例えば青色)の光を出射可能な発光ダイオード素子51bと、を含んでいる。複数の発光ダイオード素子51は、導光板30の側面30s1に沿うようにX方向に沿って配列されている。図8に示す光源部50Aは、複数の発光ダイオード素子51の配列が図7に示す光源部50と異なっているが、他の構造は同様である。
【0036】
カラー表示を行う表示装置の場合、図4を用いて説明したように、複数の発光ダイオード素子51の点灯および非点灯を制御する制御部(光源制御部52)を有している。光源制御部52は、図9に例示するように、一つの表示期間DF1において、発光ダイオード素子51r、発光ダイオード素子51g、および発光ダイオード素子51bを、それぞれ異なるタイミングで発光させる。詳しくは、光源制御部52は、発光ダイオード素子51rの点灯及び非点灯を制御する信号SGrを発光ダイオード素子51rに出力し、発光ダイオード素子51gの点灯及び非点灯を制御する信号SGgを発光ダイオード素子51gに出力し、発光ダイオード素子51bの点灯及び非点灯を制御する信号SGbを発光ダイオード素子51bに出力する。図9に示す例では、信号SGr、信号SGg、および信号SGbのそれぞれはパルス信号である。
【0037】
表示装置のホワイトバランスの調整を行う場合、RGBの各色の単色での色度を基に、各色の発光ダイオード素子の輝度を調整する。詳しくは、ホワイトバランスの調整では、表示期間DF1におけるRGBの各色の輝度のバラつきが少なくなるように、発光ダイオード素子51r,51g,51bのそれぞれに入力される電流や点灯時間が調整される。
【0038】
ここで、図8に示す光源部50Aの場合、X方向に沿って1個の発光ダイオード素子51r、1個の発光ダイオード素子51g、および1個の発光ダイオード素子51bが、繰り返し配列さている。このため、光源部50Aが備える発光ダイオード素子51rの総数、発光ダイオード素子51gの総数、および発光ダイオード素子51bの総数は、それぞれ等しい。ところが、発光ダイオード素子51r、発光ダイオード素子51g、および発光ダイオード素子51bから出力される光の光束は必ずしも一致しない。光の光束は、発光ダイオード素子51の仕様により異なるが、以下では、発光ダイオード素子51rから出射される赤色の光束が、発光ダイオード素子51gから出射され緑色の光束よりも低い場合について、例示的に説明する。
【0039】
発光ダイオード素子51rから出射される赤色の光束が、発光ダイオード素子51gから出射され緑色の光束よりも低い場合、発光ダイオード素子51rおよび発光ダイオード素子51gに同じ電流を供給し、点灯時間も同じとすると、赤色の輝度が不足する。このため、ホワイトバランスを調整するには、以下の2つの対策のうち、少なくとも一方または両方を実施する必要がある。一つ目の対策は、表示期間DF1内において、発光ダイオード素子51rに供給される電流が発光ダイオード素子51gに供給される電流よりも多くなるように調整することである。二つ目の対策は、表示期間DF1における発光ダイオード素子51rの点灯時間(言い換えれば信号SGrのパルス数)発光ダイオード素子51gの点灯時間(言い換えれば信号SGgのパルス数)よりも多くなるように調整することである。発光ダイオード素子51rから出射される赤色の光束と、発光ダイオード素子51gから出射され緑色の光束との差が大きい場合、発光ダイオード素子51rは定格出力の100%に近い値で使用され、発光ダイオード素子51gは、定格出力よりも大幅に低い値で使用される。このような使用方法は、効率的とは言えない。
【0040】
そこで、本願発明者は、発光ダイオード素子51の色による光束の違いが大きい場合に着目し、相対的に色度の低い色(言い換えれば光束が低い色)の発光ダイオード素子51の総数が、色度の高い色(言い換えれば光束が高い色)の発光ダイオード素子51の総数よりも多くなるように配列する方法について検討した。
【0041】
図7に示すように、光源部50の場合、X方向に沿って、複数個(図7では2個)の発光ダイオード素子51r、1個または複数個(図7では1個)の発光ダイオード素子51g、および1個または複数個(図7では1個)の発光ダイオード素子51bが繰り返し配置されている。詳しくは、光源部50の場合、2個の発光ダイオード素子51r、1個の発光ダイオード素子51g、および1個の発光ダイオード素子51bを一つの配列セットとし、この配列セットが繰り返し配置されている。発光ダイオード素子51rの総数は、発光ダイオード素子51gの総数よりも多い。また、発光ダイオード素子51rから出射される赤色の光の光束(赤色の光の色度)は、発光ダイオード素子51から出射される緑色の光の光束(緑色の光の色の色度)よりも低い。
【0042】
光源部50の場合、相対的に色度が低い光を出射する発光ダイオード素子51rの総数を発光ダイオード素子51gの総数よりも多くすることにより、発光ダイオード素子51gの出力を大幅に低下させることなくホワイトバランスの調整を行うことができる。言い換えれば、本実施の形態によれば、複数の発光ダイオード素子51のそれぞれを、効率的に使用することができる。
【0043】
また、図7に示す例の場合、発光ダイオード素子51rから出射される赤色の光の光束は、発光ダイオード素子51bから出射される青色の光の光束よりも低い。また、発光ダイオード素子51rの総数は、発光ダイオード素子51gの総数よりも多い。この場合、発光ダイオード素子51bの出力を大幅に低下させることなくホワイトバランスの調整を行うことができる。
【0044】
ところで、複数の発光ダイオード素子51は、X方向に沿って配列されるので、同色の光が出射される発光ダイオード素子51が連続して配置されている場合、特定の色の光線の幅(例えば赤色の光線の幅)が太くなる。これを回避する観点からは、複数の発光ダイオード素子51が以下のように配列されていることが特に好ましい。すなわち、図7に示すように、X方向において、隣り合う発光ダイオード素子51rの間には、発光ダイオード素子51gまたは発光ダイオード素子51bが交互に配置されている。この場合、赤色の光線の幅が緑色の光線の幅および青色の光線の幅と比較して太くなることを防止できる。
【0045】
<変形例>
次に、図7に示す発光ダイオード素子51の配列に対する変形例について説明する。図10図12のそれぞれは、図7に示す発光ダイオード素子の配列に対する変形例を示す平面図である。
【0046】
図10に示す光源部50Bの場合、2個の発光ダイオード素子51rが隣り合って配列されている点で図7に示す光源部50と相違する。発光ダイオード素子51rの総数、発光ダイオード素子51gの総数、および発光ダイオード素子51bの総数は、図7に示す例と同じである。光源部50Bの場合、赤色の発光ダイオード素子51rが隣り合って配置されているので、赤色の光線の幅が緑色の光線の幅および青色の光線の幅より太い。ただし、光源部50Bの場合でも、相対的に色度が低い赤色の発光ダイオード素子51rの総数を発光ダイオード素子51gの総数および発光ダイオード素子51bの総数よりも多くすることで、複数の発光ダイオード素子51を効率的に使用することができる。
【0047】
図11に示す光源部50Cの場合、以下の点で、図7に示す光源部50と相違する。すなわち、発光ダイオード素子51bから出射される青色の光の光束は、発光ダイオード素子51gから出射される緑色の光の光束よりも低い。このため、光源部50Cの場合、発光ダイオード素子51bの総数は、発光ダイオード素子51gの総数よりも多い。
【0048】
さらに、図12に示す光源部50Dのように、例えば3個の発光ダイオード素子51r、1個の発光ダイオード素子51g、および2個の発光ダイオード素子51bが繰り返し配列されている場合もある。この場合、一つの配列セットに含まれる発光ダイオード素子51の数が多い(例えば6個)ので、図7図10に示す例(一つの配列セットに含まれる発光ダイオード素子51の数が4個)と比較すると、画素サイズが大きくなる。ただし、発光ダイオード素子51rから出射される光の色度、発光ダイオード素子51gから出射される光の色度、および発光ダイオード素子51bから出射される光の色度に応じて、一つの配列セットに含まれる各色の発光ダイオード素子51の個数を調整することにより、複数の発光ダイオード素子51を全体として効率的に使用することができる。
【0049】
図10図12に示す発光ダイオード素子51の配列を一般化すると、以下のように表現することができる。すなわち、X方向に沿って、n個の発光ダイオード素子51r、n個よりも少ないm個の発光ダイオード素子51g、m個以上の発光ダイオード素子51bが繰り返し配置されている。この時、発光ダイオード素子51rから出射される赤色の光の光束は、発光ダイオード素子51gから出射される緑色の光の光束よりも低い。
【0050】
また、図示は総略するが、上記したように、各色の光の光束は、発光ダイオード素子51の仕様により異なる。したがって、上記では、赤色の光の色度が緑色の光の色度よりも低い場合について説明したが、発光ダイオード素子51の仕様によっては、緑色の光の色度が赤色の光の色度よりも低い場合がある。この場合には、例えば図7を用いて説明した発光ダイオード素子51rの総数と、発光ダイオード素子51gの総数の関係を入れ替えて適用することにより、複数の発光ダイオード素子51を全体として効率的に使用することができる。
【0051】
以上、実施の形態および代表的な変形例について説明したが、上記した技術は、例示した変形例以外の種々の変形例に適用可能である。例えば、上記した変形例同士を組み合わせてもよい。
【0052】
本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。例えば、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、または、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本発明は、表示装置や表示装置が組み込まれた電子機器に利用可能である。
【符号の説明】
【0054】
10,20 基板
10b,20b,30b 背面(主面、面)
10f,20f,30f 前面(主面、面)
10s1,10s2,20s1,20s2,30s1,30s2 側面
30 導光板
31 接着層
50,50A,50B,50C,50D 光源部
51,51b,51g,51r 発光ダイオード素子
52 光源制御部
53 レンズ
70 駆動回路
71 信号処理回路
72 画素制御回路
73 ゲート駆動回路
74 ソース駆動回路
75 コモン電位駆動回路
80 反射膜
90 制御部
100 観察者
101 背景
711 入力信号解析部(入力信号解析回路)
712 記憶部(記憶回路)
713 信号調整部
CE コモン電極
CMF1,CMF2 給電部
CML コモン電位配線
DA 表示領域
P1,P2,P3,P4,P5 表示パネル(表示装置)
GL ゲート線(信号配線)
HC 保持容量
HDS 水平駆動信号
L1,L50 光源光
L2 放出光
L3 背景光
LCSA 光源制御信号
LQ 液晶
LQL 液晶層
PE 画素電極
PFA 周辺領域(額縁領域)
PIX 画素
RF 光反射膜
SL ソース線(信号配線)
SLM シール部
Tr スイッチング素子
VCS,VCSA,VS 入力信号
VDS 垂直駆動信号
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12