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特開2023-180342画像形成装置、画像形成装置の制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023180342
(43)【公開日】2023-12-21
(54)【発明の名称】画像形成装置、画像形成装置の制御方法
(51)【国際特許分類】
   B41J 29/38 20060101AFI20231214BHJP
【FI】
B41J29/38 103
B41J29/38 401
B41J29/38 104
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022093564
(22)【出願日】2022-06-09
(71)【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126240
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 琢磨
(74)【代理人】
【識別番号】100124442
【弁理士】
【氏名又は名称】黒岩 創吾
(72)【発明者】
【氏名】五十嵐 弘也
【テーマコード(参考)】
2C061
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061AQ06
2C061CG01
2C061CG05
2C061HN05
2C061HN15
2C061HN22
2C061HP00
2C061HQ17
2C061HT07
2C061HV04
(57)【要約】
【課題】 画像形成装置の電源に連動してONとなる印刷制御装置の電源OFFを適切に制御することが困難であった。
【解決手段】 受け付け手段によってシャットダウン指示を受け付けると、第1通信手段から所定の信号を受信し且つ第2通信手段から前記リプライを受信することによって、印刷制御装置のシャットダウン処理を実行する。
【選択図】 図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置と通信可能であり、前記画像形成装置の起動に基づいて起動可能な印刷制御装置であって、
シャットダウン指示を受け付ける受け付け手段と、
前記画像形成装置から信号を受信する第1通信手段と、
前記画像形成装置にシャットダウン通知を送信し、前記画像形成装置から前記シャットダウン通知へのリプライを受信する第2通信手段と、
前記受け付け手段によってシャットダウン指示を受け付けると、前記第1通信手段から所定の信号を受信し且つ前記第2通信手段から前記リプライを受信することによって、前記印刷制御装置のシャットダウン処理を実行する電源制御手段と、を有することを特徴とする印刷制御装置。
【請求項2】
前記所定の信号は、前記画像形成装置の所定の構成を利用できないことを示す信号であることを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
【請求項3】
前記画像形成装置の起動した際に前記第1通信手段が前記画像形成装置から前記所定の信号と異なる信号を受信することによって、前記印刷制御装置が起動することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
【請求項4】
前記シャットダウン処理を実行する条件を満たすか否かを判定する判定手段を有し、
前記判定手段は、前記第1通信手段によって受信した前記所定の信号がオフを示し且つ前記第2通信手段から前記リプライを受信することによって、前記条件を満たすと判定することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
【請求項5】
前記判定手段は、前記第2通信手段が前記画像形成装置に前記シャットダウン通知を送信してから所定の時間が経過しても前記リプライを受信しない場合には、前記リプライを受信したと判断することを特徴とする請求項4に記載の印刷制御装置。
【請求項6】
前記第1通信手段によって受信した前記信号の前記電源制御手段への供給を切り替える切り替え手段を有し、
前記切り替え手段は、前記受け付け手段が前記シャットダウン指示を受け付けてから所定の時間が経過すると、前記電源制御手段に供給される前記信号を、オフを示す信号に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
【請求項7】
前記切り替え手段は、前記電源制御手段が前記シャットダウン処理を実行してから所定の時間が経過すると前記オフを示す信号に切り替える前の状態に戻ることを特徴とする請求項6に記載の印刷制御装置。
【請求項8】
前記画像形成装置と前記印刷制御装置の電力状態の連動設定を有し、
前記電源制御手段は、前記連動設定が有効である場合に、前記受け付け手段によって前記シャットダウン指示を受け付けると、前記第1通信手段から所定の信号を受信し且つ前記第2通信手段から前記リプライを受信することによって、前記印刷制御装置の前記シャットダウン処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
【請求項9】
前記受け付け手段が、前記シャットダウン指示を受け付けると、前記第2通信手段は、前記画像形成装置にシャットダウン通知を送信することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
【請求項10】
画像形成装置と、前記画像形成装置と通信可能な印刷制御装置を有し、前記画像形成装置が起動すると前記印刷制御装置が起動する印刷制御システムであって、
前記印刷制御装置がシャットダウン指示を受け付け、前記画像形成装置にシャットダウン通知を送信し、
前記画像形成装置が、前記シャットダウン通知のリプライを前記印刷制御装置に送信し、且つ、信号を前記印刷制御装置に送信し、
前記印刷制御装置が、前記画像形成装置から所定の信号を受信し且つ前記リプライを受信することに基づいて、前記印刷制御装置のシャットダウン処理を実行することを有することを特徴とする印刷制御システム。
【請求項11】
前記画像形成装置は、前記リプライを前記印刷制御装置に送信し、且つ、前記信号を前記印刷制御装置に送信した後、前記前記画像形成装置のシャットダウンを実行せず、前記画像形成装置を利用可能な状態であることを特徴とする請求項10に記載の印刷制御システム。
【請求項12】
前記所定の信号は、前記画像形成装置の所定の構成を利用できないことを示す信号であることを特徴とする請求項11に記載の印刷制御システム。
【請求項13】
前記画像形成装置の起動した際に、前記印刷制御装置は、前記画像形成装置から前記所定の信号と異なる信号を受信することによって、前記印刷制御装置を起動することを特徴とする請求項10に記載の印刷制御システム。
【請求項14】
前記印刷制御装置は、前記所定の信号がオフを示し且つ前記リプライを受信することによって、前記シャットダウン処理を実行する条件を満たすと判定し、前記印刷制御装置のシャットダウン処理を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
【請求項15】
前記印刷制御装置は、前記第2通信手段が前記画像形成装置にシャットダウン通知を送信してから所定の時間が経過しても前記リプライを受信しない場合には、前記リプライを受信したと判断することを特徴とする請求項14に記載の印刷制御システム。
【請求項16】
前記印刷制御装置は、前記画像形成装置と前記印刷制御装置の電力状態の連動設定が有効である場合に、前記シャットダウン指示を受け付けると、前記所定の信号を受信し且つ前記リプライを受信することによって、前記印刷制御装置のシャットダウン処理を実行することを特徴とする請求項10に記載の印刷制御システム。
【請求項17】
画像形成装置と通信可能であり、前記画像形成装置の起動に基づいて起動可能な印刷制御装置の制御方法であって、
シャットダウン指示を受け付けるステップと、
前記画像形成装置から信号を受信するステップと、
前記画像形成装置にシャットダウン通知を送信し、前記画像形成装置から前記シャットダウン通知へのリプライを受信するステップと、
前記シャットダウン指示を受け付けると、所定の信号を受信し且つ前記リプライを受信することによって、前記印刷制御装置のシャットダウン処理を実行するステップと、を有することを特徴とする印刷制御装置の制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置と画像形成装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置と印刷制御装置の構成において、画像形成装置の電源をONにすると、印刷制御装置をONにすることでユーザの利便性を向上させる技術がある。これは、ネットワークケーブルとは別のビデオケーブルを用い、画像形成装置の電源ON/OFFを示す信号を印刷制御装置に伝え、印刷制御装置は受信した信号のONを受けて電源をONにすることで実現している。(例えば特許文献1)
また、ネットワークケーブルを通じて印刷制御装置の電源をOFFする技術がある。例えば、リモートから画像形成装置と印刷制御装置の電源OFFする場合などにおいて、印刷制御装置を先に電源OFFしてしまい、画像形成装置の通信相手がいなくならないことを防ぐ技術などである。(例えば特許文献2)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-200514号公報
【特許文献2】特開2019-162878号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ビデオケーブル(ビデオ信号線)の信号を用いて画像形成装置と印刷制御装置の電源を連動してONする利便性を保ちつつ、画像形成装置と印刷制御装置のそれぞれを独立してOFFにする場合には次の課題が発生する。ネットワークケーブルを通じて印刷制御装置と画像形成装置とでシャットダウンに関する通知を行っても、ビデオ信号線がONを維持していることがある。この場合、印刷制御装置の電源をOFFにした時に、ビデオ信号線がONであることから再度電源が入ってしまい、印刷制御装置が再起動したように動いてしまう場合がある。
【0005】
また、ビデオ信号線の信号のON/OFFだけを元に電源状態を判断することは、ケーブル抜けやノイズなどによる信号のHigh/Lowが一時的に切り替わった場合などに意図しないシャットダウンをしてしまう可能性がある。
【0006】
本発明の目的は、画像形成装置の電源に連動してONとなる印刷制御装置の電源OFFを適切に制御することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、画像形成装置と通信可能であり、前記画像形成装置の起動に基づいて起動可能な印刷制御装置であって、シャットダウン指示を受け付ける受け付け手段と、前記画像形成装置から信号を受信する第1通信手段と、前記画像形成装置にシャットダウン通知を送信し、前記画像形成装置から前記シャットダウン通知へのリプライを受信する第2通信手段と、前記受け付け手段によってシャットダウン指示を受け付けると、前記第1通信手段から所定の信号を受信し且つ前記第2通信手段から前記リプライを受信することによって、前記印刷制御装置のシャットダウン処理を実行する電源制御手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、画像形成装置の電源に連動してONとなる印刷制御装置の電源OFFを適切に制御することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】印刷制御システム構成図
図2】画像形成装置および印刷制御装置のハードウェアブロック図
図3】ビデオケーブルによる画像形成装置と印刷制御装置の間の通信を示す概念図
図4】印刷制御装置のシャットダウンに関するフローチャート
図5】画像形成装置および印刷制御装置のハードウェアブロック図
図6】印刷制御装置のシャットダウンに関するフローチャート
図7】印刷制御装置のシャットダウンに関するフローチャート
図8】印刷制御装置の設定画面例
図9】印刷制御装置の電源OFF指示画面の例
図10】印刷制御装置のシャットダウンに関するフローチャート
図11】画像形成装置および印刷制御装置の起動に関するフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0010】
添付図面を参照して本発明の各実施例を詳しく説明する。なお、以下の実施例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また各実施例で説明されている特徴の組み合わせのすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。本実施形態では、情報処理装置の一例として画像処理装置を用いて説明するがこれに限らない。
【0011】
(実施例1)
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る印刷制御システムの構成の一例を示す図である。印刷制御システム100は、画像形成装置101と印刷制御装置102を備える。画像形成装置101と印刷制御装置102は、内部LAN105とビデオケーブル106を介して通信可能に接続されている。内部LAN105は具体的にはイーサネットケーブルなどのLANケーブルで接続される。ビデオケーブル106は印刷データの送信や画像形成装置101の電源状態を示す信号を送るためのケーブルであり、ケーブル内の詳細については後述する。また、印刷制御装置102は、外部LAN104を介してPC103と通信可能に接続されている。
【0012】
PC103には、印刷処理の対象となる画像データを印刷制御装置102で処理可能なページ記述言語(PDL)に変換する機能を有するプリンタドライバがインストールされている。印刷を行いたいユーザは、各種アプリケーションからプリンタドライバを介して印刷指示を行うことができる。
【0013】
次に画像形成装置101について説明する。画像形成装置101は、印刷モジュール107、スタッカ108、フィニッシャ109を備える。以下、各モジュールについて説明する。
【0014】
図2は、画像形成装置101と印刷制御装置102の構成を示すハードウェアブロック図である。
【0015】
≪画像形成装置の内部構成≫
まず画像形成装置101の印刷モジュール107の内部構成について説明する。印刷モジュール107は、主に制御に関わる構成要素として、通信I/F201、LANI/F203、ビデオI/F202、HDD204、CPU205、メモリ206、操作部207、ディスプレイ208を有する。さらに、印刷モジュール107は、主に画像形成に関わる構成要素として、原稿読取部209、レーザ露光部210、作像部211、定着部212、給紙部213を有する。それぞれの構成要素はシステムバス214を介して接続されている。通信I/F201は、通信ケーブル251を介して、スタッカ108、及びフィニッシャ109と接続され、それぞれの装置を制御するための通信が行われる。
【0016】
LANI/F203は、内部LAN105を介して印刷制御装置102と接続され、印刷データなどの通信が行われる。ビデオI/F202は、ビデオケーブル106を介して印刷制御装置102と接続され、画像データなどの通信、画像形成装置101の電力状態に対応する信号、印刷制御装置102の電力状態に対応する信号の通信を行う。詳細は後述する。
【0017】
HDD204は、プログラムやデータが保存された記憶装置である。CPU205は、HDD204に保存されたプログラム等に基づいて、印刷モジュール107を統括的に制御する。メモリ206は、CPU205が各種処理を行う際に必要となるプログラムや、画像データが記憶され、ワークエリアとして動作する。操作部207は、ユーザからの各種設定の入力や操作の指示を受け付ける。ディスプレイ208は、印刷処理に関わる各種設定情報や印刷ジョブの処理状況などを表示する。原稿読取部209は、コピー機能やスキャン機能を使用する際に原稿を光学的に読み取るスキャナ装置である。
【0018】
ユーザが載置したシートに対して露光ランプを照らしながらCCDカメラで画像を撮影することで原稿上の画像を光学的に読み取って画像データを生成する。レーザ露光部210は、レーザ光を照射するための一次帯電やレーザ露光を行う装置である。レーザ露光部210は、まず感光ドラム表面を均一なマイナス電位に帯電させる一次帯電を行う。次にレーザードライバーによってレーザ光を、ポリゴンミラーで反射角度を調節しながら感光ドラムに照射する。
【0019】
これにより照射した部分のマイナス電荷が中和され、静電潜像が形成される。作像部211は、シートに対してトナーを転写するための装置である。作像部211は、不図示の現像ユニット、転写ユニット、トナー補給ユニット等により構成され、感光ドラム上のトナーをシートに転写する。現像ユニットは、現像シリンダーからマイナスに帯電したトナーを感光ドラム表面の静電潜像に付着させ、可視像化する。転写ユニットは、一次転写ローラーにプラス電位を印可し感光ドラム表面のトナーを転写ベルトに転写する一次転写、二次転写外ローラーにプラス電位を印可し転写ベルト上のトナーをシートに転写する二次転写を行う。定着部212は、シート上のトナーを熱と圧力でシートに溶解固着するための装置であり、不図示の加熱ヒーター、定着ベルト、加圧ベルト等で構成される。給紙部213は、印刷処理に供されるシートを給紙するための装置である。給紙部213は、不図示のローラーや各種センサーにより、シートの給紙動作、搬送動作を行う。
【0020】
次に画像形成装置101のスタッカ108の内部構成について説明する。スタッカ108は、通信I/F261、CPU262、メモリ263、排紙制御部264で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス260を介して接続される。通信I/F261は、通信ケーブル251を介して印刷モジュール107と接続され、シートの集積・排紙制御に必要な通信を行う。CPU262は、メモリ263に格納された制御プログラムに応じて、スタッカ108全体を制御する。メモリ263は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排紙制御部264は、CPU262からの指示に基づき、搬送されてきたシートを、スタックトレイ、エスケープトレイ、または後続のフィニッシャ109に搬送するための制御を行う。
【0021】
次に画像形成装置101のフィニッシャ109の内部構成について説明する。フィニッシャ109は、通信I/F271、CPU272、メモリ273、排紙制御部274、フィニッシング処理部275で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス270を介して接続される。
【0022】
通信I/F271は、通信ケーブル251を介して印刷モジュール107と接続され、フィニッシング処理の制御に必要な通信を行う。CPU272は、メモリ273に格納された制御プログラムに応じて、フィニッシャ109全体を制御する。メモリ273は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排紙制御部274は、CPU272からの指示に基づき、シートの搬送や排紙を制御する。フィニッシング処理部275は、CPU272からの指示に基づき、ステイプルやパンチ、中綴じ製本等の処理を実行する。
【0023】
次に印刷制御装置102の内部構成について説明する。印刷制御装置102は電源に関する電源スイッチ部240、電源リレー部241、AC/DC電源部242を有している。印刷制御装置102の内部モジュール230は、CPU231、メモリ232、HDD233、I/O装置234、ディスプレイ235、外部I/F部236、LANI/F部237、LANI/F部238、電源制御部239を有している。それぞれの構成要素はシステムバス220を介して接続されている。電源スイッチ部240は、交流(AC)電源からの電力供給のON/OFFを指示するための電源スイッチを有している。この電源スイッチは、例えばソレノイドスイッチである。
【0024】
また、電源スイッチ部240は電源スイッチのON/OFFの状態を電源制御部239に通知する機能を有している。電源リレー部241は、電源制御部239からの信号に基づいて、電源スイッチがOFFの状態であっても、外部からの交流電源をAC/DC電源部242に供給できる。AC/DC電源部242は、装置外部から供給される交流電源を直流電源に変換して、内部モジュール230に供給する。CPU231は、HDD233に保存されたプログラムやデータに基づいて、PC103からのPDLデータの受信、RIP処理、画像形成装置101への印刷ジョブの送信などの処理を実行する。
【0025】
メモリ232は、CPU231が各種処理を行う際に必要なプログラムやデータを記憶し、ワークエリアとして動作する。HDD233は、PDL解析やRIP処理などの動作に必要なプログラムやデータを記憶する。I/O装置234は、印刷制御装置102に対してユーザが各種操作・指示を入力するための入力デバイスであり、例えば、マウスやキーボードである。ディスプレイ235には、印刷制御装置102が実行中のアプリケーションなどの情報が静止画や動画で表示される。外部I/F部236は、ビデオケーブル106を介して画像形成装置101と接続され、前述したように画像データの送受信を行う。また、前述した画像形成装置101と印刷制御装置102電源状態を示す信号線がある。
【0026】
LANI/F部237は画像形成装置101のLANI/F203と内部LAN105によって接続されており、印刷ジョブの送信や各種状態通知などが行われる。内部LAN105では、画像形成装置101から印刷制御装置102にマジックパケットを送信することで印刷制御装置102の電源を入れるWakeOnLanと呼ばれる機能を持つ。また、画像形成装置101から印刷制御装置102の電源をOFFすることを可能としても良い。電源ON/OFFに関して特にプロトコルを制限するものではない。また、印刷制御装置102を単独で電源OFFする場合に関しては後述する。LANI/F部238は外部LAN104を介してPC103と通信が可能となっている。
【0027】
図3はビデオケーブル106による画像形成装置101と印刷制御装置102の間の通信を示す概念図である。外部I/F部236の側には送信側(TX)の出力ポートとなる外部I/Fコネクタ301を有し、ビデオI/F202の側には受信側(RX)の入力ポートとなるビデオI/Fコネクタ302を有する。
【0028】
DATABUS(データバス)303は、外部I/Fコネクタ301から、DATABUS303を通じてビデオI/Fコネクタ302へCMYKの各画像データ(画像情報)が送信される。また外部I/Fコネクタ301から、DATABUS303を通じてビデオI/Fコネクタ302へ、ビデオ同期クロックであるCLK信号304が送信される。
【0029】
また、外部I/Fコネクタ301からビデオI/Fコネクタ302へ印刷制御装置102の電力状態に対応する信号であるCREADY信号305が送信される。ビデオI/Fコネクタ302から外部I/Fコネクタ301へ画像形成装置101の電力状態に対応する信号であるPREADY信号306が送信される。
【0030】
画像形成装置101は電源投入時にPREADY信号306のレベルをHigh(PREADY ON)に設定し、画像形成装置101の電源がOFFになるときにPREADY信号306のレベルをLow(PREADY OFF)に設定する。これにより画像形成装置101の電源が入っているときはHigh、電源が入っていない時はLowとなる。ただし、画像形成装置101が印刷制御装置102からシャットダウン通知を受け付けた場合(印刷制御装置102の電源がOFFになる場合)に、PREADY信号は、OFFになる。より詳細には、PREADY信号は、少なくとも所定の構成の機能を利用できるかできないかを示している。具体的には、例えばビデオI/F202を介してデータの送受信が可能か否かである。
【0031】
印刷制御装置102は電源投入時にCREADY信号305のレベルをHigh(CREADY ON)に設定し、印刷制御装置102の電源がOFFになる時にするCREADY信号305のレベルをLOWにする。画像形成装置101はCREADY信号305をポーリングし、CREADY信号305のレベルがHigh/Lowのいずれであるかを確認することで印刷制御装置102の電源状態を検知する。
【0032】
印刷制御装置102はPREADY信号306をポーリングし、PREADY信号306のレベルがHigh/Lowのいずれであるかを確認することで画像形成装置101の電源状態を検知する。
【0033】
PREADY信号306は外部I/F部236を介し、電源制御部239まで信号を伝えることが可能となっている。電源制御部239はPREADY信号306のHighを受け、印刷制御装置102の電源をONにすることが可能である。すなわち、画像形成装置101の電源を入れることで印刷制御装置102の電源も連動してONとなることで、電源を入れる際のユーザの操作の手間を減らしている。
【0034】
PREADY信号306が印刷制御装置102の電源に関わるのは、PREADY ONに応じて電源をONするだけであり、PREADY信号306がOFFを検知しただけでは、印刷制御装置102が電源OFFすることはない。
【0035】
図11は、本実施例1における画像形成装置101および印刷制御装置の起動に関するフローチャートである。
【0036】
図11(a)は、画像形成装置101の起動に関するフローチャートである。HDD204に格納されたプログラムをCPU205が実行することによって図11(a)のフローチャートの処理が実行される。なお、図11(a)は、画像形成装置101がユーザから起動指示を受け付けると開始する。
【0037】
S1101において、画像形成装置101は、起動処理を開始する。ここでは、例えば、CPU205やHDD204の起動や、表示部の点灯、定着部などの印刷に関わる部材の準備開始等である。起動処理を開始すると、PREADY信号がONになる。S1101の処理が完了すると、画像形成装置101の起動が完了する。
【0038】
次に図11(b)において、印刷制御装置102の起動に関するフローチャートを説明する。S1102において、印刷制御装置102の電源制御部239は、PREADY信号ONを検知するとCPU231を起動する。そして、S1103において、印刷制御装置102は、起動処理を実行する。なお、起動処理は、HDD233に記憶されたプログラムをCPU231が実行することで実行される。
【0039】
本実施例では、図11に示すように、画像形成装置101と印刷制御装置102が電源連動する。
【0040】
図4は本実施例1における印刷制御装置のシャットダウンに関するフローチャートを示す。
【0041】
図4(a)は印刷制御装置102のフローチャートの処理である。HDD233に格納されたプログラムをCPU231が実行することで図4(a)のフローチャートの処理が実行される。
【0042】
印刷制御装置102のフローチャートは、ユーザがI/O装置234などを用いて指示した印刷制御装置102にシャットダウン指示を受けることで開始される。なお、シャットダウン指示は、電源スイッチ部240がユーザによって押下されることによる指示でもよいし、外部LAN104を介してPC103から受け付けてもよい。
【0043】
ステップS401において、印刷制御装置102は、印刷制御装置102から画像形成装置101へLANI/F部237、内部LAN105、LANI/F203を介しCPU205にシャットダウン通知を通知する。ステップS401を終えると、S402とS403に進む。ステップS402とステップS403は、CPU231の異なるスレッドで並列に実行される。並列処理は一例であり、限定されるものではない。ステップS402において、印刷制御装置102は、画像形成装置101からステップS401の通知のリプライが返ってきたかを判断する。なお、リプライは内部LAN105を介して受け取る。
【0044】
ステップS403において、印刷制御装置102は、PREADY信号がLow(PREADY信号がOFF)になったかを判断する。ステップS404において、印刷制御装置102は、ステップS402でリプライを受け、ステップS403でPREADY 信号がLow(PREADY OFF)の両方を受けたかを判定する。ステップS404において、印刷制御装置102は、S404の条件を満たすとステップS405に進み、印刷制御装置102はシャットダウン処理を行う。なお、印刷制御装置102は、シャットダウン後も電源制御部239と外部I/F部236に通電が行われる。そのため、図10で説明したように、PREADY信号がONになることで印刷制御装置102が起動可能となる。
【0045】
本実施例のS404では、S402、S403それぞれのスレッドがS402、S403の処理を抜けると終了するスレッドを用い、両スレッドが終了したか否かで判定する。これは一例であり、S402、S403を両方満たすことが判断可能であれば他の方法でも構わない。例えばS402、S403それぞれの条件を満たすとフラグを立て、両フラグが経ったかを判定するような形態でも良い。
【0046】
次に図4(b)は画像形成装置101のフローチャートの処理である。HDD204に格納されたプログラムをCPU205が実行することによって図4(b)のフローチャートの処理が開始する。
【0047】
ステップS411において、画像形成装置101は、ステップS401のシャットダウン通知を受信し、ステップS412へ進む。ステップS412において、画像形成装置101は、PREADY信号をLow(PREADY OFF)にする。ステップS413において、画像形成装置101は、印刷制御装置102に対して印刷制御装置102がシャットダウンしてよい旨を通知するシャットダウンのリプライ通知を送信する。画像形成装置101は、S413を終えるとフローチャートを終了する。なお、画像形成装置101は、シャットダウンせずに利用可能である。なお、画像形成装置101をシャットダウンするためには、画像形成装置のシャットダウン処理を行う必要がある。
【0048】
以上、PREADY信号がOFFとなってから印刷制御装置102がシャットダウンすることで、印刷制御装置102がシャットダウンした後にPREADY信号のONを受けて再起動してしまうことを防ぐことが可能である。さらに、ビデオ信号線の信号が、ケーブル抜けやノイズなどによる信号のHigh/Lowが一時的に切り替わることによる意図しないシャットダウンを抑制することが可能である。つまり、画像形成装置の電源に連動してONとなる印刷制御装置の電源OFFを適切に制御することが可能である。
【0049】
(実施例2)
次に、本発明の実施例2について説明する。実施例2で説明する構成は、印刷制御装置102を一定時間内に確実にシャットダウンを開始させることを目的とする構成である。図5は実施例2における画像形成装置101と印刷制御装置102の構成を示すハードウェアブロック図である。ここでは、図2と異なる構成について説明する。
【0050】
実施例1と異なるのは外部I/F部236と電源制御部239の間に連動リレー部501をはさむことである。電源制御部239が連動リレー部501のON/OFFを切り替えることでビデオI/F202からのPREADY信号を電源制御部239に伝えるか否かを切り替える。これにより、PREADY信号を印刷制御装置102の電源ONに用いるかどうかを切り替えることが可能となる。
【0051】
図6は実施例2における印刷制御装置102のシャットダウンに関するフローチャートである。実施例1と同様にCPU231によって実行される。画像形成装置101のフローチャートは実施例1と同様のため省略する。
【0052】
ステップS601はステップS401と同様のため省略する。ステップS602乃至ステップS603とステップS604乃至ステップS606はCPU231の別のスレッドで並列に実行される。
【0053】
ステップS602において印刷制御装置102は、ステップS402と同様に内部LAN105を介してシャットダウン通知のリプライの受信を待つ。ステップS602において印刷制御装置102は、Noの場合にステップS603に進み、ステップS601から一定時間が経過したかを判断する。この時間は、HDD233に格納されているプログラムにおいて予め決められた時間(例えば1分など)とする。一定時間経過していなければステップS602に戻りシャットダウン通知のリプライ受信を待つ。ステップS603において印刷制御装置102は、一定時間経過したと判断した場合に、スレッドを終了しステップS607に進む。なお、この場合には、後述のS607において、リプライを受信していなくてもリプライ受信したものと判断する。
【0054】
ステップS604において印刷制御装置102は、ステップS403と同様にPREADY OFFを検知する。検知できなかった場合、テップS605に進む。ステップS605において印刷制御装置102は、ステップS601から一定時間経過したかどうかを判断する。この時間は、HDD233に格納されているプログラムにおいて予め決められた時間(例えば1分など)とする。ステップS605で一定時間経過していない場合はステップS604に戻り、PREADY OFFの検知を判断する。ステップS605で一定時間経過した場合はステップS606に進む。
【0055】
ステップS606において印刷制御装置102は、電源制御部239に連動リレー部501をオフするように指示する。電源制御部239は連動リレー部501内に含まれるリレースイッチをオフにする。これにより印刷制御装置102としては、PREADY信号をOFFとして扱うことになる。具体的には、電源制御部239に入力される信号がLOWに対応する信号になるため、LOWとして判断される。そのためS604において、PREADY信号がOFFであることを検知しなくても、S605において一定時間たつとステップS604のYesと同等の状態になり、スレッドを終了しステップS607に進むことになる。
【0056】
ステップS607において印刷制御装置102は、ステップS602乃至ステップS603とステップS604乃至ステップS606の両スレッドが終了したかを判定する。両スレッドが終了するとステップS608に進む。ステップS608において印刷制御装置102はシャットダウンする。また、実施例1と同様にスレッドを用いた処理は一例であり限定されるものではなく、フラグを用いて判定を行う方法などでもよい。
【0057】
以上述べたように画像形成装置101のシャットダウン処理が正常に行われなかった場合でも一定時間で印刷制御装置102をシャットダウン可能となる。つまり、画像形成装置の電源に連動してONとなる印刷制御装置の電源OFFを適切に制御することが可能である。
【0058】
(実施例3)
次に、本発明の実施例3について説明する。
【0059】
実施例2では印刷制御装置102がPREADY信号を判断しないようにしてシャットダウンを実行したが、この場合例えば次に画像形成装置101の電源をONにした時に連動して印刷制御装置102の電源をONにすることができなくなってしまう。
【0060】
実施例3では、一定時間たつとPREADY信号の状態を電源制御部239が判断に使えるようにすることを目的とする。
【0061】
図7は実施例3における印刷制御装置のシャットダウンに関するフローチャートである。画像形成装置101のフローチャートは実施例1と同様のため省略する。
【0062】
ステップS701乃至ステップS708は実施例1と同様にCPU231で実行される。ステップS709乃至ステップS710は、シャットダウン後も電源制御部239が常時電源を取ることでCPU231を介さず、電源制御部239にて実行される。
【0063】
ステップS701乃至ステップS708はステップS601乃至ステップS608と同様のため省略する。ステップS709において、印刷制御装置102は、印刷制御装置102がシャットダウンから一定時間経過したかを判断する。一定時間は予め決められた時間でもよいし、変更可能としてもよい。ステップS709において、印刷制御装置102は、一定時間経過するとステップS710に進む。ステップS710において印刷制御装置102は、連動リレー部501をONにする。なお、連動リレー部501をタイマ機能付きのものとし、一定時間でONに戻すようにしてもよい。
【0064】
以上述べたように一定時間で印刷制御装置102がPREADY信号のONを検知可能とすることが可能となる。これにより、例えば終業時など使用を終えた時に印刷制御装置102を確実に電源OFFし、翌日に画像形成装置101の電源を入れた場合に画像形成装置101の起動に連動して印刷制御装置102の電源をONにすることが可能となる。
【0065】
(実施例4)
実施例4では実施例1において、ユーザによって画像形成装置101と印刷制御装置102の電源連動を切り替えられるようにすることを目的とする。
【0066】
図8は印刷制御装置102で設定可能な、電源連動に関する設定画面の例である。HDD233内のプログラムに従いCPU231によってディスプレイ235に表示される。I/O装置234からの入力に応じて設定の有効、無効が可能となっている。設定値はHDD233内に保存される。
【0067】
電源連動設定801のチェックをONにした場合、連動リレー部501は、ONになる。そのため、図11で説明したように、印刷制御装置102は、画像形成装置101の起動に連動して起動する。そして、図4で説明したように、印刷制御装置102は、シャットダウン指示を受け付けると、画像形成装置101をシャットダウンせずに印刷制御装置102をシャットダウンさせる。一方、電源連動設定801のチェックをOFFにした場合、連動リレー部501は常にOFFにする。
【0068】
しかしながら、これによりPREADY信号は常にOFFとして印刷制御装置102に伝わる。そのため、印刷制御装置102は、画像形成装置101の起動に連動して起動しなくなる。ただし、印刷制御装置102がシャットダウン指示を受け付けた場合については、電源連動設定801のチェックの有無に関わらず、画像形成装置101をシャットダウンせずに印刷制御装置102をシャットダウンさせる。なお、図8の構成は、実施例2に対しても適用可能である。
【0069】
以上述べたように画像形成装置101と印刷制御装置102の電源連動を切り替えられるようになる。
【0070】
(実施例5)
実施例4では常に印刷制御装置102が画像形成装置101に連動してONするかを切り替える設定について述べたが、ユーザがシャットダウン時に判断する実施例について述べる。
【0071】
図9は印刷制御装置102のシャットダウン画面の例である。HDD233内のプログラムに従いCPU231によってディスプレイ235に表示される。I/O装置234からの入力に応じて選択可能となっている。
【0072】
スリープボタン901は印刷制御装置102をスリープ状態にするボタンである。シャットダウンボタン902は印刷制御装置102を電源OFFしたあと、印刷制御装置102を画像形成装置101の電源ONに連動して電源ONとなるようにするシャットダウン用のボタンである。シャットダウンボタン903は電源OFFしたあと、印刷制御装置102を画像形成装置101の電源ONに連動して電源ONとならないようにするシャットダウン用のボタンである。
【0073】
実施例5における印刷制御装置102のブロック図は図5と同様である。図10は実施例5における印刷制御装置102のシャットダウンに関するフローチャートである。HDD233に格納されたプログラムをCPU231が実行することで、印刷制御装置102のフローチャートの処理が実行される。画像形成装置101のフローチャートは実施例1と同様のため省略する。
【0074】
ステップS1001において、印刷制御装置102は、次回起動は電源連動するかどうかを判断する。具体的にはシャットダウンボタン902が押下されたと判断された場合は、ステップS1002に進む。シャットダウンボタン903が押下された場合はステップS1003に進む。ステップS1002では電源制御部239を経由して連動リレー部501をオンにする。ステップS1003では電源制御部239を経由して連動リレー部501をオフにする。ステップS1004乃至S1008はステップS401乃至S405と同様のため省略する。なお、S1006において、連動リレー部501がオフであることから、PREADY信号は常にOFFとなる。
【0075】
以上述べたようにシャットダウン時に電源連動するか否かを判断することで、ユーザがシャットダウン時に画像形成装置101の電源ONに連動して印刷制御装置102の電源をONすることをシャットダウン時に都度判断可能となる。
【0076】
(その他の実施形態)
以上、本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるものではない。
【0077】
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
【符号の説明】
【0078】
101 画像形成装置
102 印刷制御装置
105 内部LAN
106 ビデオケーブル
231 CPU
239 電源制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図11