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  • 特開-材料移送装置及び材料供給装置 図1
  • 特開-材料移送装置及び材料供給装置 図2
  • 特開-材料移送装置及び材料供給装置 図3
  • 特開-材料移送装置及び材料供給装置 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023180508
(43)【公開日】2023-12-21
(54)【発明の名称】材料移送装置及び材料供給装置
(51)【国際特許分類】
   A23P 30/20 20160101AFI20231214BHJP
   B65G 65/46 20060101ALI20231214BHJP
   A23P 30/10 20160101ALI20231214BHJP
【FI】
A23P30/20
B65G65/46 Z
A23P30/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022093871
(22)【出願日】2022-06-09
(71)【出願人】
【識別番号】390029218
【氏名又は名称】世紀株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100123559
【弁理士】
【氏名又は名称】梶 俊和
(74)【代理人】
【識別番号】100177437
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 英子
(72)【発明者】
【氏名】戸田 寿之
【テーマコード(参考)】
3F075
4B048
【Fターム(参考)】
3F075AA10
3F075BA01
3F075BB01
3F075CA04
3F075CA06
3F075CA09
3F075CC05
3F075DA02
4B048PE03
4B048PM03
4B048PM12
4B048PS01
4B048PS18
(57)【要約】
【課題】ホッパーを小径化することができ、かつ、効率よく食品原料等の粘性材料を吐出口へと移送することのできる材料移送装置及び材料供給装置を提供すること。
【解決手段】略円筒形状のホッパー6内に貯留された食品原料2をホッパー2の下方に形成された吐出口1bへ向けて移送するために、ホッパー6内に配置されて中心軸X周りに回転する回転体3であって、上部構造8と、下部構造9とを有し、上部構造8は、ホッパー6の内壁6aと所定間隔tを維持しつつ内壁6aに沿って回転することにより食品原料2を内壁2aから掻き落とすスクレーパ部8aと、スクレーパ部8aの下方に位置し、掻き落とされた食品原料2を下部構造9に向けて移送するフィン部8bとを有し、下部構造9は、上部構造8の下方に位置し、フィン部8bによって移送された食品原料2を螺旋回転により吐出口1bへと移送するスクリュー部9aを有する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
略円筒形状のホッパー内に貯留された粘性材料を前記ホッパーの下方に形成された吐出口へ向けて移送するために、前記ホッパー内に配置されて前記ホッパーの円筒中心と略一致する中心軸周りに回転する材料移送装置であって、
上部構造と、下部構造とを有し、
前記上部構造は、
前記ホッパーの内壁と所定間隔を維持しつつ前記内壁に沿って回転することにより前記粘性材料を前記内壁から掻き落とすスクレーパ部と、
前記スクレーパ部の下方に位置し、掻き落とされた前記粘性材料を前記下部構造に向けて移送するフィン部と、を有し、
前記下部構造は、前記上部構造の下方に位置し、前記フィン部によって移送された前記粘性材料を螺旋回転により前記吐出口へと移送するスクリュー部を有する、材料移送装置。
【請求項2】
前記上部構造は、輪郭が平面視略矩形に形成され、かつその輪郭の内側に中空部が形成され、前記スクレーパ部によって掻き落とされた前記粘性材料が前記中空部を経由して前記フィン部へと落下するようになっている、請求項1に記載の材料移送装置。
【請求項3】
前記フィン部は、前記中心軸から放射状に延びて形成され、前記中心軸に対して傾斜した傾斜面を有する、請求項1に記載の材料移送装置。
【請求項4】
前記内壁と前記スクレーパ部とは、前記内壁と前記スクレーパ部とが対向する範囲の略全体において実質的に一定の所定間隔だけ離間している、請求項1に記載の材料移送装置。
【請求項5】
前記内壁と前記スクレーパ部とが対向する範囲が、前記中心軸に沿った方向における前記ホッパーの寸法の50%以上である、請求項4に記載の材料移送装置。
【請求項6】
前記所定間隔が、2mm以下である、請求項4に記載の材料移送装置。
【請求項7】
請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載の材料移送装置と、
前記ホッパーと、を備えた材料供給装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、材料移送装置及び材料供給装置に係り、特に食品原料等の流動性を有する粘性材料に用いる材料移送装置等に関する。
【背景技術】
【0002】
従前より、食品製造において例えば、あん、クリーム、洋菓子生地等の流動性を有する食品原料(粘性材料)を供給するのに材料供給装置が用いられている。材料供給装置は、大略ホッパーとスクリューを有して構成される。
【0003】
食品原料を投入する容器としてのホッパー内にスクリューが配置され、スクリューがモーター等の駆動源によって回転駆動されることにより、ホッパー内の食品原料が徐々にホッパーの出口としての吐出口へと移送されて押し出され、吐出口から食品原料が吐出されて次工程へと供給されるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001-095510号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
より多くの食品原料を投入可能とすべく、一般にホッパーとしては大径のものが用いられる。また、ホッパー内壁に付着した食品原料がスクリューと連れ回りしてしまうのを防止し、食品原料をスクリュー回転により効率よく吐出口へと移送するためにもホッパーは大径であることが好ましい。そのため、一般的なホッパーとしては、上部側が大径で、下方に進むに従い小径となるいわゆる漏斗状の形状をしたものがよく用いられる。
【0006】
しかしながら、材料供給装置を複数並べて配置しようとする場合に、ホッパーが大径だとスペース上の困難を生じる場合がある。また、従来のスクリューの構造のままホッパーを小径化すると、スクリューの軸とスクリューの羽根との間に食品原料が滞留する事象が生じやすくなり、スクリュー回転と共に食品原料が連れ回ってしまって、食品原料の吐出口への移送が困難となる場合がある。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、ホッパーを小径化することができ、かつ、効率よく食品原料等の粘性材料を吐出口へと移送することのできる材料移送装置及び材料供給装置を提供することを例示的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の例示的側面としての材料移送装置は、略円筒形状のホッパー内に貯留された粘性材料を前記ホッパーの下方に形成された吐出口へ向けて移送するために、前記ホッパー内に配置されて前記ホッパーの円筒中心と略一致する中心軸周りに回転する材料移送装置であって、上部構造と、下部構造とを有し、前記上部構造は、前記ホッパーの内壁と所定間隔を維持しつつ前記内壁に沿って回転することにより前記粘性材料を前記内壁から掻き落とすスクレーパ部と、前記スクレーパ部の下方に位置し、掻き落とされた前記粘性材料を前記下部構造に向けて移送するフィン部と、を有し、前記下部構造は、前記上部構造の下方に位置し、前記フィン部によって移送された前記粘性材料を螺旋回転により前記吐出口へと移送するスクリュー部を有する。
【0009】
本発明の他の例示的側面としての材料供給装置は、上記の材料移送装置と、前記ホッパーと、を備えている。
【0010】
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ホッパーを小径化することができ、かつ、効率よく食品原料等の粘性材料を吐出口へと移送することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施形態に係るティスペンサーの概略構成図である。
図2図1のディスペンサーの縦方向断面図である。
図3図1の回転体の全体構成の概略を示す外観図である。
図4図3の回転体の側方図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
[実施形態]
<ディスペンサー1>
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は、実施形態に係るディスペンサー(材料供給装置)1の概略構成図である。図1において、上方向と下方向とを矢印によって示している。ディスペンサー1は、その投入口1aから投入された流動性を有する食品原料(粘性材料)2を貯留し、その吐出口1bから食品原料2を吐出して次工程へと供給するものである。
【0014】
ディスペンサー1は、その下流側に食品加工装置やベルトコンベア装置等(いずれも不図示)が配置された場合には、それら装置に食品原料2を供給する。ディスペンサー1による食品原料2の供給は、回転体(材料移送装置)3を回転駆動するモーター(駆動源)4の動作をコントローラー(制御装置)5により制御することにより調整されるが詳細は説明を省略する。
【0015】
また、ディスペンサー1は、例えば食品用3Dプリンターの一部として構成されてもよい。ディスペンサー1の下流側に、例えばXYZの3軸方向に制御可能な制御テーブルが配置され、又は、半径方向位置(r)及び回転角度位置(θ)が制御可能な回転テーブルが配置されることで、食品原料2を用いた3次元形状の造形物を形成することもできる。
【0016】
食品原料2としては、例えば、あん、クリーム、餅、洋菓子や和菓子用の生地等、流動性を有する種々の粘性材料を想定することができる。もちろん食品原料に限らず、このディスペンサー1を樹脂材料、粘土、ゴム等の粘性材料に適用することも可能である。
【0017】
ディスペンサー1は、ホッパー6と回転体3とを有して大略構成される。本実施形態では、ディスペンサー1は、更にモーター4、コントローラー5を有している。ホッパー6内に投入された食品原料2は、回転体3の回転により吐出口1bから吐出される。回転体3は、モーター4により中心軸X周りに回転可能であり、その回転制御は、コントローラー5によるモーター4の駆動制御により実行される。
【0018】
モーター4としては、例えば、ステッピングモーター、ACサーボモーター、DCモーター等の公知の駆動源が適用可能である。コントローラー5としては、プログラマブルシーケンサ、リレースイッチ、プログラム実行可能なコンピュータ等、公知の制御装置が適用可能である。
【0019】
<ホッパー6>
図2は、ディスペンサー1の縦方向断面図である。図2において、上方向と下方向とを矢印によって示している。ホッパー6は、投入された食品原料2を内部に貯留することができる容器であり、略円筒形状を呈している。ホッパー6の上部には投入口1aが開口形成されており、この投入口1aからホッパー6内部に食品原料2を投入することができるようになっている。また、ホッパー6の下部には吐出口1bが開口形成されており、ホッパー6内部の食品原料2が、この吐出口1bからホッパー6外へと吐出されるようになっている。
【0020】
ホッパー6は、例えば、ステンレスやアルミニウム等の金属材料で形成されてもよいが、樹脂材料により形成されてもよい。ホッパー6は、上下方向に延びるように設置される。ここで、上下方向を縦方向ともいう。また、上下方向に直交する左右方向を横方向ともいう。ホッパー6の横方向円断面の中心位置、すなわちホッパー6の円筒中心には、上下方向に延びる中心軸Xが仮想的に想定される。
ホッパー6は縦方向、すなわち中心軸Xの延長方向に沿って延びる円筒形状であるので、その内壁6aも縦方向に沿って延びる形状である。ホッパー6の内壁6aの形状は、横方向断面において円形であり、縦方向断面において直線状である。その内壁6aの少なくとも一部、好ましくは大部分が、後述する回転体3のスクレーパ部8aと対向するようになっている。
【0021】
<回転体3>
回転体3は、ホッパー6内の食品原料2を吐出口1bへ向けて移送するためのものである。回転体3は、ホッパー6の内壁6aに付着した食品原料2を掻き落とす機能と、掻き落とされた食品原料2を吐出口1bへ向けて移動させる機能とを有する。
【0022】
図3は、回転体3の全体構成の概略を示す外観図である。回転体3は、ホッパー6内に配置され、中心軸X周りに回転可能とされている。回転体3は、モーター4に接続され、モーター4はコントローラー5に接続されている。コントローラー5からの制御信号に基づきモーター4が動作することにより、回転体3の中心軸X周りの回転が駆動制御される。
【0023】
回転体3は、上部構造8と下部構造9とを有して大略構成される。なお、主として上部構造8が掻き落とし機能を発揮し、下部構造9が移動機能を発揮する。上部構造8の一部は、移動機能も有する。
【0024】
<上部構造8>
上部構造8は、スクレーパ部8aとフィン部8bとを有する。上部構造8は図2及び図3に示すように、平板状部材によって構成され、全体としてその輪郭が平面視略矩形に形成されている。輪郭の内側には中空部8cが形成される。
【0025】
<スクレーパ部8a>
平面視略矩形状の上部構造8において、その縦方向に延長する辺に相当する部分がスクレーパ部8aを構成する。スクレーパ部8aは、ホッパー6の内壁6aと所定間隔tを維持しつつ内壁6aに沿って回転することにより、内壁6aに付着した食品原料2を掻き落とす。所定間隔は、2mm以下であることが好ましく、1mm以下であることがより好ましい。
【0026】
スクレーパ部8aは、内壁6aとスクレーパ部8aとが対向する範囲Dの略全体において実質的に上記の所定間隔だけ離間していることが好ましい。それにより、内壁6aに付着する食品原料2の大部分をきれいに掻き落とすことができる。ここで、範囲Dは、中心軸Xに沿った方向におけるホッパー6の寸法Hの50%以上であることが好ましく、70%以上であることがより好ましい。また、中心軸Xに沿った方向におけるホッパー6の寸法Hのうち、横断面の円形状が同一半径を呈する円筒形状部分の寸法をH2としたとき、範囲Dは、寸法H2の70%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。
【0027】
なお、本実施形態では、ホッパー6が略円筒形状をしており、内壁6aもスクレーパ部8aも縦方向に略直線状に延びているが、ホッパー6の形状は必ずしも略円筒形状に限定されない。例えば、ホッパー6の側面が曲面であり、その横方向断面における円半径が徐々に変化するものであってもよい。この場合においては、上部構造8の輪郭が平面視略矩形状でなく、スクレーパ部8aが内壁6aに沿うような曲線形状を呈してもよい。内壁6aとスクレーパ部8aとの間隔が、その対向する範囲Dにおいて上記の所定間隔であれば、本実施形態と同様に、内壁6aに付着する大部分の食品原料2を掻き落とすことができる。なお、上部構造8に中空部8cが形成されているので、掻き落とされた食品原料2は、中空部8cを経由してフィン部8bへと落下することができる。
【0028】
<フィン部8b>
平面視略矩形状の上部構造8において、その横方向、すなわち中心軸Xから放射状に延びる下辺に相当する部分がフィン部8bを構成する。フィン部8bは、スクレーパ部8aによって掻き落とされた食品原料2を下部構造9へ向けて移送するものである。フィン部8bは、図2及び図3に示すように、傾斜面8dを有している。傾斜面8dは、中心軸Xに対して所定角度α傾斜した面である(図4も参照)。回転体3が回転すると、フィン部8cの傾斜面8dによって食品原料2に下向きの加圧力が加えられ、食品原料2が下部構造9側へと移送されることとなる。
【0029】
なお、所定角度αは、本実施形態では45°に設定されているが、これに限られない。所定角度αは、食品原料2の粘性、時間あたりの移送量、回転体3の回転速度等の種々ファクターに基づいて、適宜設定される。上部構造8の下辺がフィン部8bとして利用されているので、省スペースでありながら、効率のよい食品原料の下方への移送が実現されている。
【0030】
<下部構造9>
下部構造9は、上部構造8の下方に位置し、フィン部8bによって移送された食品原料2を螺旋回転により吐出口1bへと移送するものである。下部構造9は、スクリュー部9aを有する。スクリュー部9aは、螺旋状に形成されており、回転体3が中心軸X周りに回転すると、スクリュー部9aによって食品原料2の吐出口1bへの移送が実現される。
【0031】
スクリュー部9aは、ホッパー6の筒状内部における下方部分に対応する位置に配置される。本実施形態では、ホッパー6の下方部分は、徐々に絞った形状(横方向断面の円形状の半径が小さくされた形状)を呈しており、スクリュー部9aの外形形状もそれに応じた形状とされている。具体的には、ホッパー6の内径が最小である部分において、当該内径とスクリュー部9aの外径とが略同一径とされ、双方の隙間が極めて小さい状態とされる。これにより、ホッパー6の吐出口1bからの食品原料2の吐出において、吐出圧を充分に確保することができ、結果的に正確な吐出量の制御が可能となる。
【0032】
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。例えば、スクレーパ部8aにおいて、内壁6aと対向する対向面8e(図3参照)は、本実施形態のように、横方向断面において中心軸Xからの半径方向に直交する面であってもよい。更に、対向面8eの近傍に面取り部10が形成されていてもよい。また、対向面8e自体が、中心軸Xからの半径方向に対して90°でなく一定の角度を有するように構成され、回転体3の回転方向に対して対向面8eが鋭角又は鈍角を構成してもよい。
【0033】
なお、本発明は以下の趣旨を含むものとする。
【0034】
(趣旨1)
略円筒形状のホッパー内に貯留された粘性材料を前記ホッパーの下方に形成された吐出口へ向けて移送するために、前記ホッパー内に配置されて前記ホッパーの円筒中心と略一致する中心軸周りに回転する材料移送装置であって、
上部構造と、下部構造とを有し、
前記上部構造は、
前記ホッパーの内壁と所定間隔を維持しつつ前記内壁に沿って回転することにより前記粘性材料を前記内壁から掻き落とすスクレーパ部と、
前記スクレーパ部の下方に位置し、掻き落とされた前記粘性材料を前記下部構造に向けて移送するフィン部と、を有し、
前記下部構造は、前記上部構造の下方に位置し、前記フィン部によって移送された前記粘性材料を螺旋回転により前記吐出口へと移送するスクリュー部を有する、材料移送装置。
【0035】
(趣旨2)
前記上部構造は、輪郭が平面視略矩形に形成され、かつその輪郭の内側に中空部が形成され、前記スクレーパ部によって掻き落とされた前記粘性材料が前記中空部を経由して前記フィン部へと落下するようになっていてもよい。
【0036】
(趣旨3)
前記フィン部は、前記中心軸から放射状に延びて形成され、前記中心軸に対して傾斜した傾斜面を有してもよい。
【0037】
(趣旨4)
前記内壁と前記スクレーパ部とは、前記内壁と前記スクレーパ部とが対向する範囲の略全体において実質的に一定の所定間隔だけ離間していてもよい。
【0038】
(趣旨5)
前記内壁と前記スクレーパ部とが対向する範囲が、前記ホッパーの前記中心軸に沿った方向における寸法の50%以上であってもよい。
【0039】
(趣旨6)
前記所定間隔が、2mm以下であってもよい。
【0040】
(趣旨7)
上記の材料移送装置と、前記ホッパーと、を備えた材料供給装置。
【符号の説明】
【0041】
α:所定角度
D:範囲
H、H2:寸法
t:所定間隔
X:中心軸
1:ディスペンサー(材料供給装置)
1a:投入口
1b:吐出口
2:食品原料(粘性材料)
3:回転体(材料移送装置)
4:モーター(駆動源)
5:コントローラー(制御装置)
6:ホッパー
6a:内壁
8:上部構造
8a:スクレーパ部
8b:フィン部
8c:中空部
8d:傾斜面
8e:対向面
9:下部構造
9a:スクリュー部
10:面取り部




図1
図2
図3
図4